2002年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメ一覧 41

あにこれの全ユーザーが2002年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月24日の時点で一番の2002年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

73.8 1 2002年夏(7月~9月)アニメランキング1位
最終兵器彼女(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (761)
4695人が棚に入れました
北海道の田舎町で暮らすシュウジとちせ。
ちせは以前から興味を持っていたシュウジに度胸試しとして告白、そのぎこちない交際は交換日記から始まった。
そんなある日、謎の敵に札幌市が空襲される。攻撃から逃げるシュウジが見た物、それは腕を巨大な武器に変え、背から鋼鉄の羽根を生やした兵器と化して敵と戦うちせの姿であった。
国籍不明の軍隊との戦争が激化していくにつれちせは兵器としての性能が向上していくが、故障をきっかけに肉体も精神も人間とは程遠いものとなってしまった。
二人のクラスメイトのアツシは、以前から想いを寄せていたアケミを守る為に自衛隊に入隊。戦場へ赴いていた。
TVアニメオリジナルエピソードで、ちせの親友四人組の一人のゆかりは自警団の白人兵狩りに参加。銃を持ってタケの仇を討つ為、山狩りへ向かう。
そんな中、アケミは大地震に巻き込まれて大怪我をし、シュウジの目の前で死んでしまう。歪んでいく日常。シュウジは再度姿を見せたちせを連れて町を出るが…。

声優・キャラクター
石母田史朗、折笠富美子、三木眞一郎、伊藤美紀

阿紫カービィ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

何もかもが曖昧でも 何もかも 正しい

鬱アニメとして
必ずあがるこの作品。


はるか前に、漫画で読んだのですが、

その頃の私は…心が爛れていたのでしょうか?(笑)
特に何も感じなかった…ので

ずっとスルーしてました。


縁あって視聴。

…びっくりしました。


ファンタジー(AI)、戦争、高校生の恋愛、生死観。


異なる要素が
巧く絡み合って、もうひとつの『現実』を見た気がします。

(某、東京大震災のアニメがありますが、この作品の方がよっぽどリアルだと感じました。)



どんどん兵器化していく、ちせちゃん。

その姿に
恐怖を感じてゆく、シュウジ。

その恐怖から逃れたいためか、他の女性に安息を求め、余計に罪悪を感じる、

誰にでもある、現実からの逃避、負の連鎖。



自分に
何ができるのか、何をしたら良いのか、解らず苦悩するシュウジ。


一方、親友のアツシは、『好きな人を護るため』軍に入ることを志願します。


その時
シュウジがアツシに言った言葉は、とても重く、心に残りました。

戦争は
死にに行くのではない、人を殺しにいく事だ…



恥ずかしながら私にはない考えだったので。



戦争で、震災で、最期をむかえる人達
無念を残して 涙を流しながら…



どうも、ひっかかったのは
ちせちゃんの親友の アケミの行動。

彼女はズルい と思う私は、間違ってるのかな?


私は
拗れた(?)女性の気持ちに鈍感なんですよ…



ラストに向かっての流れはとても好きでした。

最愛の人と
二人だけの生活。。憧れます。

ちせちゃんとシュウジの蜜月は
とても短く…切なくて切なくて。




観て本当に良かった。
一人でも多くの方に観て頂きたい作品です。

きっと何かを得られるはずです





観るきっかけをくれた、貴方に、感謝とお礼を。



ありがとう。



後日

原作読み直しました。
素晴らしい、の一言に尽きる!

ぜひ、原作も読んでください。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 48
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

世界スケールの「主観体験」

原作既読。

バトル……ではなく、恋愛ものです。
世界観は地球規模と、とてつもなく大きいです。

それだけスケールの大きな話なのに、わかるのは、自分の恋人のことだけ。
それも断片的なものです。

何か大変なことが起こっているのはわかる。
いつの間にか、どこか遠く、見えないところで変わっていく恋人。
しかし主人公にできるのは、そんな彼女を見守り、声をかけ続けることだけ。

つまり、主人公が見えている世界≒視聴者が見えている世界、主人公ができること≒視聴者ができること、というわけです。

そういう「主観体験」ができるお話です。
そこが最終兵器彼女の最大の魅力だと思っています。


その魅力を引き出す替わりに捨てたのが、世界観の説明や事件の解決。
よく「セカイ系」とカテゴライズされますが、誰にもどうしようもない、ほとんど選択肢のない状況であるため、主人公や身の回りの人間の行動が世界の運命を左右する「セカイ系」とは少し違う気がします。

残された少ない時間の中で、少しずつはぐくんでいく、「純愛ストーリー」として捉えるのがいいのではないでしょうか。

したがって、大きくストーリーを追ったり謎を解明しようとするのではなく、シュウジ≒自分と、ヒロインちせ、サブキャラクターの感情変化に注目して視聴すると楽しめると思います。

正直、サブキャラクターも出さなくてよかった気がするんですが……そこは、視聴者の分身の一部だと考えましょう。

{netabare}
気になる結末。
最終的にどうなったのか、それは視聴者の想像におまかせといったところ……{netabare}と言いたいのですが、実は世界は滅びていないんです。
生き残った人々の話を描いた「スター★チャイルド」という読み切りの漫画が存在します。
「地球はもうだめ」と言い切ったちせは、最後の最後まで、「かわいいけど……ノロい」だったんですね。{/netabare}
{/netabare}

……あ、実写映画版は正直全然違う話なので、原作やアニメと切り離して考えてください。

趣旨をはき違えている気がします。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 59

blackwolf さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

タイトルなし

作画に少々不満点がありましたが、
見ているうちに気にならなくなりました。
ストーリーは非常に現実離れしていて主題はいまいちよくわかりませんが、内容自体は非常に面白かったです。
特に作品後半、脇役が次から次へと死んでいく描写は非常に写実的で心に響きました。
また、全般的に涙を誘う部分が多くありましたが、そこまで感動した部分はありませんでした。

因みにこの作品は実写映画化されています。
しかし作品が作品なので明らかにアニメより描写力が落ちています。
また、かなり内容が変わってしまっていて最後の大切なクライマックスの部分が大きく変更されていました。
少し残念です。
実写版はおすすめできません。

人の心の温かさ戦争の残酷さと同時に映画にはないアニメの描写力に気付いた作品でした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

73.5 2 2002年夏(7月~9月)アニメランキング2位
プリンセスチュチュ(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (197)
1051人が棚に入れました
金冠町という町の金冠学園バレエ科の落ちこぼれ生徒・あひるは、憧れのみゅうと先輩といっしょにパ・ド・ドゥ(男女がペアを組んで踊ること)を踊るのが夢。
人の心を持たず、いつもさみしげなみゅうとの役に立てればと願うあひるに、謎の老人ドロッセルマイヤーが力を授け、あひるはプリンセスチュチュに変身して、みゅうとに失った心のかけらを返してあげることができるようになった。

声優・キャラクター
加藤奈々絵、矢薙直樹、櫻井孝宏、水樹奈々、松本さち、白鳥由里、松本保典、岸田今日子

魔女旅に出る さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

大人も子供も楽しめるファンタジーな物語

バレエ学校に通う少女が魔法少女になってバレエダンスを踊り人々を助ける物語です。一見、子供向けに見えますが蓋を開ければ謎が謎を呼ぶダークストーリーでもあります。実は彼女の正体は・・・本編を観てからのお楽しみです。第一は内容がぶっ飛んでいますが徐々になれてきますので、足切りせずに3話までは見てくださ。徐々にプリンセスチュチュの世界にハマっていくと思います。個人的にまどマギを視聴した方に全力で進めたい作品です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 63

マジ天使 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

芸術作品のようなアニメ

物語と現実が入り混じった街の、不思議でせつない童謡のような話。
バレエを軸に面白い話が作れるのかと不安でした。また、1話目ではなんの説明もなく話の中に放り込まれたような感じになり不安な印章を与えてくれましたが、視聴し終わってみると「なるほど」と言ったところ。
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心をなくした王子様。結ばれないと結末を知りながらも錯誤するプリンセス。王子を守りたいゆえに物語が進むことを恐れる騎士。王子を愛する我ゆえ悪役になりきれないカラス。
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この4人の役柄がメインなのですが、もとは「チャイコフスキー」の「白鳥の湖」を元に作られています。
オデット(白鳥)オディール(黒鳥)の使い方や、劇中に使われるクラシック音楽など綿密に理解して作られているスタッフの「こだわり」が見える作品でした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 15
ネタバレ

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

面白い、のだが、、でも面白い。

さっと視聴しきって感想書く予定が途中で何度かだれて、最初の方の印象忘れてきたので、とりあえず、書けるうちに途中までの印象を書きます。(~20話まで)

【対象年齢】
他の方も書いているが、児童向けアニメと侮って見ると面食らう。確かにこれは子供を対象にしたアニメだ。毎話"お話の好きな子供はよっといでー"と明言されているし。しかし、子供心に帰った大人たちこそ、この"子供"の指す1番の対象ではないか。

ただ、、ジブリのような全年齢に適性があるアニメではない。「これは子供向けではないだろう」、と感じるこだわった演出、脚本を随所に垣間見る一方で、あまり内容のない(自分にとっては)平凡なつまらないエピソードも少くない。その曖昧な立ち位置ゆえに、誰に見せようと作品を作っているのか、対象を見失っている時があるように思った。


つまらない話が続くと、(特にこの作品はわりと1話完結型ではないので)本当に視聴意欲が失せる。それがず随分とだらだら見ている原因だ。

ちなみに子供向けではないという発言で誤解をまねきかねないが、躍動的で壮大な物語があるというわけではない。ストーリーの大枠はむしろ伝統的なのであり、そこが問題なのだ。



【物語という"形式"への愛】
この作品は、物語の内容のみでなく、物語の"形式"の伝統への深い愛情を感じる。ここで、内容というのはストーリーのリアリティとか構成とか、臨場感とか、感動的かとか、そういうことで、形式というのは、それを生み出すための技術である。
 例えばこの物語のテーマは"バレエ"で、これこそ伝統的な物語の形式の一種である。劇中では、各話必ず一切のリアリティを度外視して、物語の舞台がバレエに置き換えられる(実際に見れば何を私が言っているか得心がいくはず)。バレエの諸要素はリアリティよりも感情を視聴者に伝えることに重点をおいている。そしてさらにこの作品ではバレエを、心情を伝える技術として使っている、というよりもバレエの形式への愛着ゆえに使っているのである。
 他にもリアリティより文脈、物語の"お約束"というものを重視した演出、ギミック、キャラクタは多く登場する。ストーリー自体、実に"お約束"を意識したものである。
 さらには、物語の外側と内側の曖昧な位置に視点をおいた人物(ドロッセルマイヤーなど)を配置し物語自身について語らせていたり、各話はじめにその話の内容と関係あるような架空の童話を紹介したり...
 結局のところこのアニメは物語に捧げられた物語であるのだと思う。


【クラシック音楽】
 自分は少しクラシック畑の人間なのでクラシックが流れるだけで嬉しい。この作品はなんといってもクラシック音楽が目白押しなので、嬉しかった。特にもともとバレエ音楽や小説を表題とした音楽を流用しており、ストーリーの起伏にうまく添っているように思った。他のアニメでももっと使ってくれえ。


【お約束の繰り返し】
物語の形式を重視していると書いたが、作品内でも、数々の"お約束"を実際生み出している。一話完結なため、なんとなく各話のストーリー展開の骨子はわかりきっているし、繰り返されるギミックが多い。くどい繰り返しには若干、飽きを感じる時もあるが、徐々に変化を加え、それを抑えている。


【総評】
こだわりを持って作られたことのわかる素晴らしい作品。ただそのこだわりがどこかに消えてしまったような内容のない話も少なくない。
それがこの作品を手放しに褒めることを邪魔している。

...でもやっぱり面白い素敵な作品であると思います。


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【追記21~26話について】
21~24話にかけての盛り上がりは素晴らしいと思った、ただ一方で、25,26話の終わり方は賛否両論なのも頷けるかな、と感じた。
卵の章の終わりは、童話的なスタイル、バレエ、などが話とうまく溶け合ってよかったですが、雛の章では、それがうまくいっていないように感じた。
高められてきた筈の緊迫感と、物語の動き、童話的演出がかみ合っていないせい?単純にシナリオが中途半端?
いくつか良い部分もあったものの、全体として陳腐な印象を受けた。
{netabare}最終盤はシナリオから解かれて真の感情、真の情熱を取りもどす話であった筈なのにむしろ、登場人物たちは物語に囚われ生気を失ったような気がした。{/netabare}

物語としては卵の章の方が全体的に好きかな。よくまとまっている。雛の章は悪くない部分もあるけど玉石混淆に感じた。特に最終盤に不満があるのは物語として致命的。
ただそんな欠点を知った上でもこの個性的な作品は一見の価値ある作品だと思う。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7

73.3 3 2002年夏(7月~9月)アニメランキング3位
猫の恩返し(アニメ映画)

2002年7月20日
★★★★☆ 3.7 (725)
5340人が棚に入れました
何となく日常を過ごす、ごく普通の女子高生・吉岡ハルは、ある日、車に轢かれそうになった猫を助ける。助けられた後、その猫は日本語で礼を述べ、二足歩行で歩き去る。実は、彼は猫の国の王子・ルーンだった。

次の日、猫の国から、王子の命を救ったお礼の品が届けられるが、猫じゃらし、マタタビ、ネズミといった、猫しか喜びそうのない代物ばかり。文句を言うハルに、それならば猫の国へご招待致しますと使者は答え、突然現れた猫の集団に、ハルは連れ去られてしまう…。

声優・キャラクター
池脇千鶴、袴田吉彦、渡辺哲、斎藤洋介、山田孝之、前田亜季、佐戸井けん太、濱田マリ、岡江久美子、佐藤仁美、丹波哲郎

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「みんな大切な自分の時間だったんだ。」

ジブリ作品「耳をすませば」の主人公・雫が書いた物語という設定で、猫の男爵・バロンが登場します。

バロンが猫でよかった。

かっこよすぎて、キザで、あれが人間だったら惚れるを通り越してあきれてしまっていたわ(笑)

1時間半ほどの作品でした。


●ストーリー
女子高生・吉岡ハルは、ある日車にひかれそうになった猫を助ける。

猫を助けた恩返しに…と、猫の国へ招待されることになる。

猫の国へ行きたくないハルは、謎の声が教えてくれた猫の事務所を訪ね、助けを求める。


ストーリーはよくできていて、飽きることなく最後まで楽しく見ることができました。

バロンがかっこよすぎね!

スーツに帽子、ステッキという紳士な身なり。
どんなときも冷静。
ダンス完璧。
剣の腕前は一流。

あんな猫と一緒だったら、どんな出来事に遭遇しても、そりゃわくわくどきどきするだろうなあ。笑


●キャラクター
主人公・ハル。

さっぱりした素直な性格で、私は好きでした。

あまり物事を深く考えないので、見ているこちらも気楽な気持ちで見守ることができました(笑)

猫たちも個性豊か。ナトル(王様の第2秘書)かわいいよ。

しかしハルよ、優しい子なのはわかったけど、

小学校からの帰り道にビスケット食べているのはおかしいぞww


●まとめ
1日だけの、ひそかな冒険。

そんな不思議な世界を1時間半、ゆったりと楽しむことができました。

ちょっと現実逃避したいときにおすすめかな^^

投稿 : 2024/12/21
♥ : 20
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

晴れた休日の、午後3時頃に観たい映画

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
ジブリ作品の中では異色とされる本作品。監督は森田宏幸さん。一応、同じくジブリで映画化された「耳をすませば」の月島雫が書いた物語という設定はあるものの、ストーリー的にはほとんど関係ないので、「耳をすませば」を観ていなくても全く問題ないです。

レビュータイトルですが、これ多分、音楽が大きいです。ウクレレの爽やかな音色と透明感ある力の抜けた歌声が魅力の、つじあやのさんの「風になる」は本当に名曲。自分の中では、(曲調は全然違いますが)ゆずの「夏色」と重なっていて、どこまでも突き抜けた青空と白い雲をイメージさせます。

春か、夏。晴れた休日の午後3時。午前中に掃除を終え、軽めのお昼御飯を食べ、フッと一息つきたい時。麦茶でも飲みながら観るのに適したジブリ映画だと、超超個人的には思ってます(笑)

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
感想としては、「映画ドラえもん」っぽいな~という感じ。

ジブリの、というか宮崎駿さんのファンタジーの特色のひとつに、「様々な伝記や原作をモチーフにしなかがらも、世界観ごとまるごと作っている感」があると思っています。それが、今作にはあまり見られません(なんかこう、アリモンの概念をいくつか組み合わせた感じというか)。

料理でいうと、宮崎駿さんのは創作料理って感じがするけど、この作品は、タコライスとかオムソバとか、そういう感じです(だから悪いってわけじゃなく)。

「映画ドラえもん」っぽいというのは、主人公がひょんなきっかけから不思議の世界に迷いこみ、そこで大冒険をするってのが、近いかなと。バロンも、ドラえもんっぽいっちゃぽい(笑)

この作品、確か高校生の時にリアルタイムで映画館で観た気がします(ちなみに、ウチの地元はド田舎なので、常設の映画館はなく、年に数回、公民館などに映画館が来るシステムでしたw いや、高校は少し都会だったから、映画館ありましたけどw)。観終わった後は、なんかスッキリした爽やかな印象でした。逆に、同時期の「千と千尋の神隠し」や、少し前の「もののけ姫」などのような、視聴後も胸に「ず~ん」と何かが残っている感はなかったですね。

良い意味でも悪い意味でも、子供向けでシンプルで分かりやすい! それが本作の特徴かと。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 24
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ハル。ねこに逢う。

お寝坊でドジな性格をした華の女子高校生ハル。
ある日友達のひろみと下校していると一匹の猫を見かける。
その子は細身の身体をしていて全身が紺色。
すらっと背筋がよく、まるで水面の上を歩いているかのように上品に、また堂々と街中を進んでいった。
まるでその町の住人のようにごく当たり前に。彼自身異邦人(猫)であることの自覚もないだろう。
その猫は赤いリボンにくるまれた小さな箱を咥えて歩を進めていった。。
ハルたちがそんな不思議な光景についつい目を奪われていると猫の方に動きがあった。
猫が道路を渡ろうとしていた。器用に左右を確認し足を踏み出す。
だが、車道の途中で運んでいたものを落としてしまった。それも何度咥えなおそうとしても上手く拾えない。
そんなこととは無関係にトラックがやってくる。(そういうときに限ってやってくる。それが不条理だ。)
最初はその子ならまた拾って華麗に去っていくと無根拠な信用を押し付け見ていたが、第六感の存在を示唆するかのように悪い予感はハルの肩をたたく。
そこからハルは夢中だった。
握っていたクロスを持ち替え、車に脇目も振らず車道へ飛び込み
猫をクロスの網の部分でキャッチし、その勢いのまま植え込みへダイブ!
なんとか猫を助けたもののクロスは折れてしまい、明日からの部活どうしようなどと慌てふためいていると猫が立っていた。
そう、人間と同じよう二本の脚で立っていた。そんでもってお辞儀されて、お礼の言葉まで話された。
ハルは「急いで」「お礼」「後で」など途切れ途切れに単語を拾いながらも理解に努めていたが
意識のほぼすべては現前の視界に映る「直立して話す猫」に吸い込まれていた。
そして猫は去って行った。

その出逢いが運命の歯車を動かす。

猫のお礼はあまりに過度なものだった。
それもそのはず。助けた猫は猫の国の王子様だったのだ。それもしまいには王の独断でハルを嫁に迎えるというのだ。
断ることができずにうろたえるハルの耳にひとつの声が届く。
「『猫の事務所』へ行って。商店街にムタという白い大きな猫がいるから彼が案内してくれるわ。」
その声はとても弱々しく今にも消え入りそうな声だった。案の定、すぐに消えてしまった。
誰にも頼ることのできなかったハルはせめてこの際稿でもと商店街へ向かう。
その猫はとても大きな肉まんのように白く、巨大だった。
目つきが悪く、無愛想で、非協力的で、人が初対面に感じる嫌な空気をその体に押し込めたような奴だった。
何も言わずその猫は「猫の事務所」まで先導してくれた。
しかし、彼が進む先にコンクリートで舗装された道はなかった。
家々の隙間や、屋根をつたって向かうべきところへ向かう。
まるでみんなが知っている街の、誰もが知らない秘密の場所を駆けているようだった。
事実そうだった。ハルは必死に彼を追いかけた。導かれるままに向かったさきには彼がいた。
そうバロンだ。彼ならなんとかしてくれるはずだと期待を胸に。


ひょんなことから不思議な猫たちによってファンタジーに引き込まれてしまう少女ハルのお話。
内容はちょっぴり退屈しちゃうくらいの単純なものでした。
「冒険」に差し掛かる前のドキドキ感はたくさんありました。声を聞いたり、屋根をつたって走ったり、連れ去られたり。
その中でも僕はムタを追いかけていくシーンはとても好きです。
すごくドキドキします。「どこへ行くんだろう。この先に何があるんだろう!」って。
でもそこまででした。「向こう」に行ってからは気を引くようなものはありませんでした。
特別に細かく描かれることもともなく、大雑把な展開で煽って終わりました。
一言で言うならば未熟です。(すみません。偉そうに。)目的ばかりに目が行っていてちゃんと描けていない。
だから一辺倒で味気ないのです。違う角度から見ようにも平面であってはそいつはちと厳しい。

でもハルにはとても好感が持てました。
素直で良い子です。なんとなくですが、堅実な幸せを掴みそうな子ですね。
{netabare} 小学校の頃に観た、バロンがお姫様抱っこでハルを抱えていく途中に、赤くなる彼女の顔が妙に残っています。
どうしてだろう。おそらくは当時の僕にとってこういう恋の仕方が新鮮だったのかもしれません。
ここのシーンが好きで何度も観ていました。今でもそうかな。{/netabare}

好きなシーンと言えば、
ハルが猫の事務所の前に立ったときにカメラがぐるーっとハルの周りを回るシーンです。
広場を囲む周りの建物の窓に夕日が反射してとっても綺麗です。

他にも作画のタッチって言うのかな。あんまりジブリの踏襲を受けなかったところに意気込みみたいなものを感じます。
この映画はストーリーに未熟な点もありますが良いところはとても印象に残る作品でした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 16

72.0 4 2002年夏(7月~9月)アニメランキング4位
千年女優(アニメ映画)

2002年9月14日
★★★★☆ 3.9 (447)
2165人が棚に入れました
芸能界を引退して久しい伝説の大女優・藤原千代子は、自分の所属していた映画会社「銀映」の古い撮影所が老朽化によって取り壊されることについてのインタビューの依頼を承諾し、それまで一切受けなかった取材に30年ぶりに応じた。千代子のファンだった立花源也は、カメラマンの井田恭二と共にインタビュアーとして千代子の家を訪れるが、立花はインタビューの前に千代子に小さな箱を渡す。その中に入っていたのは、古めかしい鍵だった。そして鍵を手に取った千代子は、鍵を見つめながら小声で呟いた。「一番大切なものを開ける鍵…」
少しずつ自分の過去を語りだす千代子。しかし千代子の話が進むにつれて、彼女の半生の記憶と映画の世界が段々と混じりあっていく…。

声優・キャラクター
荘司美代子、小山茉美、折笠富美子、飯塚昭三、津田匠子、鈴置洋孝、京田尚子、徳丸完、片岡富枝、石森達幸、佐藤政道、小野坂昌也、小形満、麻生智久、遊佐浩二、肥後誠、坂口候一、志村知幸、木村亜希子、サエキトモ、野島裕史、浅野るり、大中寛子、園部好德、大黒優美子、山寺宏一、津嘉山正種

shisune さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

だって私…

主人公の藤原千代子の半生をインタビューを通して思い返していく、というお話。
場面の移り変わりがおもしろいんですが、若干混乱しました(最初だけ)。
千代子の一途な恋心がなんとも言えません。

物語のラスト、おもいっきり、監督に突き飛ばされましたね~。
五キロくらい吹っ飛ばされた気がしました。
まさに衝撃のラストです。
最後のシーン、思わず声に出してしまいました(笑。
ものすごい裏切りです。

なんといっても今敏監督。万人におすすめできる良質のアニメーションです。
ほんとに、もっともっと監督のアニメを見たかったです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

千年を納得させる女優の回廊

今敏監督作。

本作は大女優千代子に、取材を行い談笑しながら物語が進まれる。名女優ゆえ、めったに取材に応じないが、何かを開ける鍵を渡すため訪れた取材陣。ただ話はソファーに座りながら、その一女優の出演作を時代と合わせ、女優の年齢の順に流されていく。

本作の面白い所は、何の前触れもなくその映画の世界に入り込ませ、そんな中、取材者2人も同じ世界に入り込み取材を行うという疑似パラレルな展開。それを現代の取材時間(ソファーでの取材)と、疑似パラレルの取材時間(映画の中)を唐突に移り変えて、時間の感覚をずらしてきやがる所。

最初の出演作で女優になる決意をした彼女と同じように、見てる側にも映画(本作)を見る価値ある、風な演出ほどこし、彼女は恋人を探して疑似パラレルの幾つもの世界を渡り歩くことになる。

出てくる疑似パラレルは、関東大震災、満州、戦時中の投獄等々。時代劇からSF風までの彷徨う時の回廊。ここが社会派アニメ的にも魅せられ、深みみたいなものを感じるし、勘ぐって社会派としても見ちゃった回廊。

疑似パラレルの変化を通して様々な役をこなしながら幾つもの物語を魅せてくるし、取材野郎も役者としても噛んでいたりして、一癖あるドキュメンタリーなのか、ロマンティックな恋なのか、社会派アニメなのか、鍵という伏線によるサスペンスなのか、と、いうフェイクらしいものを入れてくる。

「現在の取材による時間」「様々な疑似パラレルによる時間」
「疑似パラレルの中で経過する役と年齢」「演出のフェイクによる感情変化」
そんな側面を持ちながら、一つ芯を通した鍵と恋。だがその芯にも癖演出。

千年を感じさせる為に用意された幾つもの疑似パラレルやメッセージ的フェイクは、重みと不思議な軽さを伴った、心が安堵したような悲しい心地よさに包まれた。私ごときが、ことの顛末まで書くのは野暮ですなこりゃw視聴して頂きたい一作。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 37

もちすい さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

淡くて激しくてしたたかな

とある大女優が自分の人生を“恋心”という部分に焦点を当てて振り返る、という物語。

終始インタビュアー&カメラマンの二人組みとの会話~回想シーンという映像が続くのですが、女優ということで、回想を映画の演技シーンになぞらえて、さらには回想にも二人組が入り込んでくる、という、実験的で、かなり奇抜な映像表現がこの作品の特徴です。

これ、本当に面白い表現だと思うし、この題材とこの表現を組み合わせることを前提にした脚本は完璧すぎるぐらいうまいんですけど、回想と演技のシーンを重ねるということは、どうしても視聴者にとっては感情移入の妨げになると思われます。
回想に入り込んでくる二人組も、説明役、場面転換のアクセント、と効果的な働きもしているのですが、やっぱりこれも感情移入したい人にとってはノイズになってしまいます。

ということで、映像表現としてはとても面白いのですが、同時にあまりの奇抜さに面食らってしまって、全く作品に入り込めない、ということになる可能性もあります。
私の場合は初見がそうで、2回目に観たときにやっと落ち着いて観れました。

あとは感情移入を求める人も注意が必要です。
感情移入できないこともないですが、かなり女性向け、しかも対象年齢高め、と、ものすごく観る人を選ぶ作品です。

とはいえ、今敏さんの作品は、アニメーションという媒体に対してのアプローチがあまりにも個性的で、多くのアニメ作品とは全く違ったベクトルを持っているので、合う合わないは別として、「こういうアニメもあるんだ」と、観ておいて損はないと思いますよー。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 13

68.7 5 2002年夏(7月~9月)アニメランキング5位
劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス(アニメ映画)

2002年7月13日
★★★★☆ 3.9 (187)
1295人が棚に入れました
「こころのしずく」が伝説のポケモンを呼びさます…。
世界で一番美しく歴史のある水の都 <アルトマーレ>。そこでサトシたちは、ポケモン水上レースに参加する。レースの最中にサトシに興味をもって近づく「ラティアス」。「カノン」に変身したラティアスに導かれ、サトシたちは秘密の庭へ。「ラティオス」や「ボンゴレ」、本物のカノンと出会い、この庭と秘宝こころのしずくの話を聞かされる。この秘宝を狙うおしゃれな怪盗「ザンナー」と「リオン」。怪盗姉妹はラティオスをとらえ、こころのしずくを奪ってしまう。アルトマーレに隠された封印は解かれ、町は封鎖され、水路は枯れはて、やがて大津波が押し寄せてくる。サトシとピカチュウは、ラティアスとラティオスは、この危機をどう乗り越えるのか!?

声優・キャラクター
松本梨香、大谷育江、飯塚雅弓、うえだゆうじ、こおろぎさとみ、折笠富美子、江原正士、林原めぐみ、三木眞一郎、犬山イヌコ、山寺宏一、石塚運昇、広川太一郎、神田うの、釈由美子、グッチ裕三

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ラティアスなのかカノンなのか・・・そこが重要だ

無印シリーズの映画としては5作目にしてラスト

以降はAG~ダイパ~BWと続くわけですが、
今作で初めて海外の街並みをモチーフにする試みがされた作品でもある

湯山監督が海外に行きたいという理由だけでロケハンをしている気もするが(爆)
そのモチーフとは水の都ベネチア

劇中で水路を所狭しと駆け抜けるシーンは圧巻
音楽は東欧音楽を意識してかアコーディオニストのcobaさんが参加するなど過去作とは一線を画する雰囲気作りへの徹底振り

ゲストの一人、神田うのが何気に上手いw

そしてなによりラストシーンであるw
どう考えてもラティアスなのだがw
カノンちゃんであってほしいと願うオイラなのだったw

投稿 : 2024/12/21
♥ : 7

前原由羽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ラティアスがかわいい!!

16日に地上波で放送されるみたいですね!!今見たときに、昔見ていた時のイメージとどのくらい違っているのか楽しみ♪

10年以上も前にみたにも関わらず、テレビとかで放映されるポケモンの映画を見るたびにラティアスの映画の方が良かったと思うことが多いような...
記憶(?)を頼りに思い出してみると...
・ラティアスの擬人化したのがとにかくキュートだった。
(私が小学生だった当時は、一番に付き合いたい子だと思ってました。)
・映像が(その当時では)きれいで、カメラワークも迫力感があり、臨場感が凄かった。
(最初の方でリオンとザンナーのポケモンに追っかけられてた時に、サトシがラティアスに連れられて逃げ回っていたのですが、あまりにむちゃくちゃに走り回ってて、一体どうなるんだろうってドキワクしながら見てたことを覚えてます。)
・ラティアス(擬人化もポケモンの時もそう)がテレパシーなしでサトシたちと交流していた。
(ピカチュウに水をかけてあげたこと、サトシを観察したり、手に取って突然走り出したり、ブランコに乗ったり、悲しさを表現するために抱き付いたり、何でかキスしたり。。。ポケモンが何をしたがってるんだろうってサトシと一緒に考えてるのが楽しくて楽しくて☆)

他にもあったかもしれないですが、パッと出てきたのがこの3つ、というか何でこんなに覚えてるんだろう(笑)
ラティアスがとってもかわいくて、遊んでてとても楽しいんだけど、少しか弱いから護ってあげたい少女だと思ってたんでしょうね...当時は

話を戻して、何で他の映画よりもラティアスが面白いと思っちゃうのか...
さっき挙げた印象に残った3つが三位一体となってる!!他の映画ではそんなに感じなかったからだと思います。
ドキワク感っていうのはケルディオ以外はほぼ感じてたと思いますが、3つ目のテレパシーなしというのが、ここ最近はずっとないですね。考えは人によると思いますが、少なくとも私はサトシを含めたいろんな登場人物と一緒にそのポケモンが何を伝えたいのかを考えるというのがお互いに臨場感を味わううえではいいんじゃないのでは(!)と思ってます!!後は、ラティアスのかわいさ、要は主人公以外の登場キャラの中で何かしらの魅力があってどうしても惹かれてしまうというのになかなか遭遇できない...ダークライでのアリスやゾロアークでのセレビィ位かな。ラティアスの映画では、ラティアスに惹かれて映画の中に入り込み、サトシたちと一緒にドキワクな体験を楽しんだかのように感じました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5
ネタバレ

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ポケモンも水も侮れない。

ポケットモンスター略してポケモン。私、これでもポケモンマスターを目指しておりまして、(過去形)それはそれは熱い情熱を注いでいる時期がございました。通信対戦で数々の強敵手と対戦する数云百回。対戦レートは1900超えて、ポケモン大好き倶楽部主催の大会にも出場、正直サトシなんて1ターンで倒せる自信ありw

え、そんなの黒歴史?すみませんwつい夢中だった気持ちが。

とまぁ、そんなわけでポケモンにはそれなりの思い入れがあります。本作『劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス』はポケモン映画5作目。自分の中では、本作、「ミュウツーの逆襲」「劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 ENTEI」が三種の神器だと勝手に思っております。


{netabare} ~舞台は水の都アルトマーレ。水の町のモチーフはお馴染みヴェネツィア。ARIAでも有名な景観。本作もポケモン風に彩られております。そこに登場するのが、ラティ兄妹。ドラゴンポケモンの中でもガブリアスを抜く素早さと、技のポテンシャルは凄まじく、ポケモン第6世代では、多くの人愛用。かくゆう私も結構使っていました。

このラティ兄妹は町を護る神のような存在であり、「こころのしずく」という秘宝を代々守ってもいた。そんな所にお決まりロケット団?みたいな奴らが盗もうとする流れ。本作で特筆すべきは、①景観を使った作画演出と、②ラストシーン。

①景観を使ったシーンにおいては
元々水上スキー大会に出場していたサトシ達が、追い詰めるシーンでもその活躍っぷりを披露すると共に、ラティ兄妹もサトシに協力するんだけど、その協力に至るまでの過程が丁寧で、ラティは人の姿にもなれる「ゆめうつし」という技を使います。その技で日常シーンにおいて、外から来たサトシ一向を信用に値する人物か、見極める。その時のラティアス(妹、人間の姿)が可愛いw

ラティ兄妹の「ゆめうつし」によって、水の都の内部をサトシ達に魅せてくれる。この「ゆめうつし」はラティ達が観てるものを、誰かに写し魅せることも出来る。その写しによる作画演出は正直、感服。劇中「こころのしずく」が盗まれ、さらに色々あって犠牲になるラティオス。

で、このしずくを悪しき者が使うと、大津波が起こり町が水没してしまうのですが、ここからが圧巻。3Dによる津波の演出は大迫力。なお、この大津波が街を襲うというシーンだが、やはり震災を連想させる可能性があるため、今作は地上波ではしばらく視聴できそうにない。ファンの間でも人気が高く、あの震災直後に勇気を与えた「絆」が描かれている今作が、またテレビで見られる日を望みたい。

②ラストシーンにおいては、
大津波に命を懸けて突っ込むラティオス。そのおかげで水の町は救われ、ラティオスが亡くなった事により、「こころのしずく」が頭上から降ってくるんだけど…このラストにおける特筆すべきは、「こころのしずく」の在り方。

悪しき者が使うと、というくだりもありますが、元々この水の町自体が、エネルギーとして利用していたりする。この点悪しき者を成敗するといった勧善懲悪を示すものでもないので、町も悪しき者であるのかもと言った含みが残された点が、深いい。

ラティ兄妹はポケモン図鑑で無限ポケモンという部類で、そういった押井作みたいな永遠性というテーマが根底にあるのも侮れないし、最後に人間の女の子がサトシにキスをしてくれる。これがラティアスだったのかは観る人の「ゆめうつし」(想像力)次第ですかね。最後にラティオスが亡くなった風ではあるが、これまた含みがある描写で、いつまでも水の護身である夢が写される、複数に至る余韻のあるラストはウツクスィ{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 22

66.7 6 2002年夏(7月~9月)アニメランキング6位
ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト(OVA)

2002年7月26日
★★★★☆ 3.8 (103)
612人が棚に入れました
「今、初めて明かされるルパンと次元の出会い!?」 ある夜、次元は女性記者のエリナにルパン三世との出会い、いわゆる「ファーストコンタクト」を語り始めた。 ルパンとその仲間達の出会いが初めてあかされる。次々と起こる事件の中、出会うルパンと次元。その中で友情、裏切りが描かれる。そこにルパンと不二子の初めての出会いも織りまぜ、話は二転三転する。また、犯人捜査のため、警視庁からニューヨーク市警を訪れた銭形もはじめてルパンと遭遇する。そして、斬鉄剣を求めて五ェ門も登場する。今回のお宝「クラム・オブ・ヘルメス」を追う中で、錯綜する人間関係。おなじみのメンバーである次元、不二子、五ェ門、銭形警部は一体どのようにして出会ったのか。そして、ルパンと次元はそれぞれ相手の腕前をどう思っているのか、また五ェ門の持っている斬鉄剣の秘密など、ルパンと仲間達の過去が今明らかになる。

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

エンターテイメントとして十分満足の行く作品。ルパン好きは必見?

ルパン三世の映画の中で一番私が好きな作品でもあり、私のアニメライフに大きな影響を与えた作品でもあります。
勿論他のルパンシリーズも好きです。
しかし、もともと父の影響を受けジャズを中学生時代から聞き入っていた私にとって、こういった雰囲気を持つ作品は私にとって受け入れ易い物がありまして。
特に今作品、ファーストコンタクトはジャズィー(←こんな言葉あるのかな?英語ではjazzy)な雰囲気を醸し出している様な気がしました。

さて、今作品で一番面白いのはタイトル通り設定です。まだいつもの四人組が出会う前の話ということで、各キャラからの視点からも楽しめますし、グループとしても楽しめます。

いつも新しいキャラクターが登場して、そのキャラ達と色々な冒険、事件に巻き込まれるというパターン化した設定を持っているのがルパン三世です。しかし今作品の新しい登場人物は主人公本人達。一番アップで描かれるのは彼らです。
そして、そこが面白い。お馴染みのキャラ達がどう話を展開させていくのか。

注目すべきは戦闘シーンでしょうね。いつもかっこいい、迫力のある戦闘を繰り広げてくれるルパン達ですが、今作品は特にかっこいい!ルパンと次元、次元と五右衛門、五右衛門とルパンなど聞くだけでワクワクするようなシチュを見せてくれる。
さらに、わざと静止画像を投入することで、キャラのクールな姿を鮮明に描き出しています。
こういった内容はルパン好きにはたまらないと思います。

さて次に音楽。これは先程述べましたが、ジャズっぽい良い雰囲気のBGMになっています。
人に好き嫌いあれど、この雰囲気を嫌う人はなかなかいないのではないでしょうか。

作画も満足行くデキで声優はいつもの充実したメンツ。

決して見て損は無いと思います。しかし、これはあくまでもエンターテイメントですねw
時間がある時に、何か面白いもの、刺激的な物を手軽に見たいな〜という人にお勧めです^^

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11

お寿司ちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ルパンファミリーの出会い

ルパンファミリーの出会いのエピソードを描いた話。
テレビシリーズ第1のストーリー設定に若干アレンジして作っているのが面白い。
ただ、他のTVスペシャルと比べ、作画やストーリー展開は若干弱いように思う。

音楽は、過去のTVシリーズにアレンジが加えたものを使っていて、大野雄二作のあのテーマ曲の素晴らしさにいつも以上に圧倒された。
個人的には、サンドラ・ホーンでなくソニア・ローザのヴォーカルバージョンのラブ・スコールが最高過ぎる。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

Moji さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

TVスペシャル第14弾(2002)

原作・第1期で語られた次元・五エ門・不二子・銭形との出会いとはまた違う出会いの昔話。
「錬金術書」を巡ってマフィアと激突。次元・五エ門・不二子・銭形が絡んできて、物語は一気に面白くなる。
いつもとかわらないルパンだが、今回は何故かカッコイイ。
絶体絶命の緊迫感の中、マフィアのボスがルパンのP38の引き金を引いたシーンは、思わず噴出してしまった。
「ルパン三世のテーマ」が流れる中、最後の最後にお宝を盗むシーンはチョット感動した。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

66.5 7 2002年夏(7月~9月)アニメランキング7位
OVERMAN キングゲイナー(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (205)
1186人が棚に入れました
時代は地球環境が悪化した未来。
かつて人間が暮らしていた豊かな土地は食用地として保全され、 人々は凍えるツンドラ地帯や灼熱の砂漠地帯のドームポリスに押し込められ、中央政府や食料を運んで来る鉄道公社には逆らえなかった。
そんな生活が何代も続いたとある時代に、ふと疑問を抱く人々が現れ始める。『自分達の先祖が生活していた土地への帰還』=エクソダス。
そんな中、シベリアのドームポリス『ウルグスク』に住む少年、ゲイナー・サンガは、シベリア鉄道警備隊に逮捕されてしまう。容疑はドームポリスから脱出する『エクソダス』だった。
ゲイナーは留置場で出会ったゲイン・ビジョウという男と共に脱走するが…。

声優・キャラクター
野島裕史、かわのをとや、小林愛、鬼頭典子、子安武人、水城レナ
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

(ガンダム+ギアス+エウレカ)÷3=微妙。

こちらは『∀ガンダム』(1999年)の次に制作された富野監督作品ですが、パッと見の印象として、

『ガンダム』の富野由悠紀監督
『ギアス』の大河内一楼氏のシリーズ構成
『エウレカ』の吉田健一氏のキャラクター・デザイン

・・・の3要素の混合具合がちょっと面白いかも?と思ってしまいました。

厳密にいうと、本作の製作時点では『コードギアス』や『エウレカセブン』はまだ制作されていないので、大河内氏や吉田氏にとっては、本作はよい踏み台になったのかも知れません。

一応、完走後の感想として、

(1) 2002年制作の作品としては作画・演出は非常に高レベルで、制作会社(サンライズ)としても力が入っていたものと推測します(※同時期に同社が制作・放送していた『機動戦士ガンダムSEED』よりも本作の方が作画・演出は上です←但し音楽・シナリオは『SEED』の方がずっと良い)。
(2) 本作自体のシナリオは残念ながらかなり微妙ですが、最後まで見れないほどではありません(※但し頑張って見終わっても、特に感動・感銘などは得られませんでした)。

《まとめ》
上記のとおり、シナリオ面では『ギアス』の大河内氏らしさ、キャラデザ面では『エウレカ』の吉田健一氏らしさが随所に見られるので、それらの作品のファンの方は、“ついで”に視聴すると良いかも知れません。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1話視聴終了時点
いきなり意味不明の展開で???。これ、本当に面白くなるのだろうか?
・第8話視聴終了時点
ここまで見て、シナリオを丁寧に追う気が無くなってしまう。
以降は、適当に流し見のため、各話の内容書き込みはほぼ省略。
{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作・総監督     富野由悠季
監督         森邦宏
シリーズ構成     大河内一楼
脚本         大河内一楼、高山治郎、浅川美也、高橋哲子、野村祐一
キャラクターデザイン 中村嘉宏、西村キヌ、吉田健一
メカニックデザイン  安田朗、山根公利、吉田健一
音楽         田中公平
アニメーション制作  サンライズ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== OVERMANキングゲイナー (2002年9月-2003年3月) =========
{netabare}
第1話 ゲインとゲイナー ☆ ゲイナー(ゲームチャンプ)&ゲイン(エクソダス請負人)の出遭い、OVERMAN機動・命名(キングゲイナー)、アナ姫(メダイユ侯爵娘)誘拐、冬至の祭(エクソダス開始)
第2話 借りは返す ☆ 五賢人とドームポリス「ウルグスク」ごとエクソダス、シベリア鉄道警備隊所属OVERMANラッシュロッド(ヤッサバ搭乗)撃退
第3話 炸裂!オーバースキル ★ アデット潜入・アナ姫奪取失敗、ラッシュロッドの時間停止オーバースキル(OS)、ゲイナー激白・辛勝
第4話 勝利の味はキスの味 ★ エクソダスから1週間(気晴らしボクシング)、OVERMAN同士の決闘、時間停止OSの逆利用、サラのご褒美
第5話 シベリアに光る目 ★ 嫌われ者ヤッサバ脱走・透明OVERMANブラックメール奪取・辻占い少女とのエクソダス、セントレーガン(SR)のOVERMANゴレーム出現
第6話 セント・レーガンの刺客 ☆ ロンドンIMA直轄特務隊SRのゲイン引き渡し要求、アスハム・ブーンSR隊長とゲインの因縁(ゲインの娘カリン)
第7話 鉄道王キッズ・ムント ☆ シベリア鉄道総裁登場、ブラックメールのコート着用キングゲイナーの装甲車両スバルビッチ攻撃・撃退、ミイヤの合流
第8話 地獄のエキデン ☆ ※ここでシナリオを丁寧に追っていくのが虚しくなる(まあ、面白いけど・・・)
第9話 奮闘!アデット先生 ☆ 
第10話 アスハムの執念 ☆
第11話 涙は盗めない ☆
第12話 巨大列石の攻防 ☆
第13話 ブリュンヒルデの涙 ☆
第14話 変化(へんげ)ドミネーター ☆
第15話 ダイヤとマグマの間 ☆
第16話 奮戦、アデット隊 ☆
第17話 ウソのない世界 ☆
第18話 刃の脆さ ☆
第19話 リオンネッターの悪夢 ☆ ゲインの旧友
第20話 カテズで勝てず ☆ ゲーム仲間シンシア、ドミネーター、ゲイナー負傷とシンシアの動揺
第21話 オーバーマンの闇 ☆ キングゲイナーの謎の力  
第22話 アガトの結晶 ☆ オーバーデビル争奪戦
第23話 復活のオーバーデビル ☆ 
第24話 オーバーマックス ☆
第25話 氷の中で ☆
第26話 ゲイン オーバー ☆{/netabare} 
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)3、☆(並回)23、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.5

OP 「キングゲイナー・オーバー!」
ED 「Can you feel my soul」

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

深いことを考えてはいけない。

FFのごとく厨二的専門用語が多発。
いつものことだが、だいたいはあとでわかったり説明的な台詞で補足してるれるのが毎度のことだが、今回は一切ない。
ただ話の流れでああ。。なるほど。。。となる。
ここいらは禿げ御大の天才たる所以。
近年のFFノムリッシュには到底及ぶことはデキない。

まじめにみようとするとかなりの気合がいる。
ニュアンス、フィジカルで感じればいい。
一番問題なのは『あきまん』デザインのぬいぐるみ型ロボットを受け入れられるかにある。ガチコはマジでかっこいい。であきまんは2chで管巻いてるオッサンらに人気がでてしまったのがムカつくらしい・・相変わらずかわいいな。
あきまん、キヌ先生(キャラデザの一人)と似た絵で有名な吉田さんのキャラ、作画はあいかわらずすばらしい。吉田神と呼称されているのであのタッチの元祖は彼ということなのか・・。
富野監督自身はキヌ先生派のキヌシタン・・。とか・・じゃないとか・・。おらはストZEROあきまんが一番すきだなぁ。


終盤があまりにぶっとびすぎててついていけない。
いや話はわかるんだが、なぜそうなった!的な・・・。

ちなみによく聞かれるので 主題歌のシャウトは『メタルフルコート』っていってる。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12

ちゃば さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

富野監督らしい作品

久々の富野監督のオリジナル作品で、舞台がロシアみたいな所で生活に苦しむ住民が集団でヤーパンと言う気候が穏やかで豊かな多分日本みたいな所を目指すという、世界観が独特でオリジナリティーがある作品、ただこの監督の特徴でもありますが、相変わらずそこら辺の説明や動機付けが弱いので話しが分かり難いのが難点です。ただ富野監督が好きな人はそこら辺は織り込み済みだと思いますし、台詞のユニークさは健在です。オープニング「キングゲイナー・オーバー!」とエンディング「Can you feel my soul」はアニソン屈指の熱い曲ですのでお勧めです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

66.1 8 2002年夏(7月~9月)アニメランキング8位
Witch Hunter ROBIN-ウィッチハンター・ロビン(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (206)
1311人が棚に入れました
数千年もの間、ソロモンと呼ばれる組織が「ウィッチ」たち("witch"とは本来魔女のことだが、本作品では反社会的な超常能力者を指す)から人々を守ってきた。近年、日本でも能力を使って犯罪を行うウィッチが増加、これに対しソロモンの日本支部であるSTNJは、「オルボ」と呼ばれる薬剤を用いてウィッチを無力化・捕獲する戦術で、彼らと拮抗した戦いを演じていたが、主力メンバーの一人が謎の死を遂げ、戦力不足に陥る。代替要員としてソロモンから送られてきたのは、発火能力を持ったクラフト使いである、15歳の少女ロビン。彼女はチームの一員としてウィッチ狩りに力を発揮し始めるが……。
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

原罪の「種」

村瀬修功監督作品、サンライズ制作。

当時のサンライズはガンダムSEEDの話題ばかり、
私は地味ながらもこちらが好きでした。

魔女狩りをモチーフにした世界観と、
ゴシック調の衣服、美術、黒魔術、
ケルト文字やルーン文字など、
魔女(ウィッチ)の犯罪に立ち向かう、
ハンター達の活躍を描くサイキック推理活劇。

古来より反社会的な超常能力を持つウィッチ、
そして世界を影ながら守ってきたソロモン。
日本支部(STNJ)に15歳の少女ロビンが、
派遣されてくる所から物語は始まる。
{netabare}ロビンは発火能力を持つクラフト使いで、
前半はSTNJの活躍、中盤以降はソロモンの謎と、
ロビンの出生の秘密が語られます。{/netabare}

ウィッチ、異能、覚醒した力、
力に溺れる心を見逃すことは出来ない、
その血脈が人類の原罪となるか希望となるか、
正義の所在が問われるのだろう。

魔女×サイコパス、ぜひ楽しんで頂きたい。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 34

にゃにょ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

魔女狩り

哀愁を帯びた大人向けのお話でした。
ウイッチと呼ばれる能力者。それを狩る者と狩られる者。
組織の言うがままに狩り続けてきた新米ハンターである主人公の心に忍び込む疑問。
悩み苦しみ、やがて狩る者であるはずの自分が…。
彼女の何が変わったのか?ウイッチとハンターとの違いとは何なのか?
それぞれの背景や心情が切なく迫ってきます。
ラストちょっと駆け足だったような気もしますが、謎もちゃんと回収されていて満足しました。
主人公の少女、憂いを帯びた雰囲気がとてもイイです。
そしてアモン、暗くてクール渋めのいい男でした~。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

color さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ほっとくと埋もれちゃう

作品全体に漂う淡々とした雰囲気が心地いいんですが、そこを好きになれるか退屈と思うかで評価はそれぞれ分かれそうです。

前半は1話完結のエピソードで超能力(クラフト)を悪用するウィッチと主人公ロビンが派遣された組織STN(ウィッチハンター)の任務についてを描き、後半からはロビンの出自やウィッチハンターの存在理由などがメインテーマとして提示され「ウィッチとは?」という核心に迫っていきます。

あくまでストーリー展開で魅せてくれますが、しかしそれよりも落ち着いた雰囲気に本作の特徴があって、クラフトのバトルといってもド派手な演出はされず、ロビンの発火能力(パイロキネシス)はズゴォォオン!というよりキュインッって感じでとても地味。絶叫するキャラクターもいないので必然的に静かな戦いになりますが、そこに妙なリアリティがあり独特の緊迫感を生み出しています。

なんとなく洋画のような感覚で、アニメっぽくないアニメだと思います。今の時代こういうアニメはもう作られないかも知れないし、放映時期に関わらず一定のひとしか喜ばない作風かも知れません。ちなみに私は大好きなので、もっと増えてもいいじゃないかと思ったりしますけど。

万人ウケはしないかもです。でも好きなひとはすごく好きなはず!そんなアニメです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 26

63.3 9 2002年夏(7月~9月)アニメランキング9位
アイス・エイジ-Ice Age(アニメ映画)

2002年8月3日
★★★★☆ 3.5 (36)
272人が棚に入れました
2万年前の氷河期、動物たちは一斉に南へ移動し始めるが、孤独なマンモスのマンフレッド(レイ・ロマノ)だけは北を目指そうとする。お調子者でうそつきな地上性ナマケモノのシド(ジョン・レグイザモ)はマンフレッドに助けられたことから、共に北へ旅立つ。道中、川上から流されてきた人間のナディアが赤ん坊のロシャン(タラ・ストロング)を二頭に託し、二頭はロシャンを人間の元へ返しに行こうとする。が、人間への復讐に燃えるサーベルタイガーの群から遣わされたディエゴ(デニス・リアリー)は、ロシャンを手に入れようと旅に加わる。ディエゴは溶岩の谷へ落下寸前にマンフレッドに助けられ、自分の使命とロシャンへの愛や友情との間で葛藤、マンフレッドたちに計略を告白する。一行は襲い掛かってきたサーベルタイガーたちから逃げようとするが、追い詰められたマンフレッドをディエゴは身を呈してかばう。ディエゴを失った悲しみにくれながらも、二頭は人間たちにロシャンを無事引き渡す。と、後ろからディエゴがやってくる。三頭は再会を喜び、旅をするのであった。
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アニメが本来、子供のためのコンテンツであったことを忘れてた(苦笑)

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
THE アメリカのアニメって感じですね。分かりやすいアニメです。ハンバーガーにポテトにコーラって感じですね(意味不明)。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
預かった親戚の子(9歳)をあやすため、我が家のなんちゃってホームシアターで一緒に見たアニメ(笑)

基本的に、私はあまりディズニー(やピクサーやらアメリカの)アニメは好きでないです。色んな意味で「押し付けがましさ」を感じてしまうからです。

「ハイ、ここ笑いドコロだよ~」「ハイ、ここ感動してね~」「ハイ、ここには風刺的なメッセージが込められてるよ~」てな感じで。

良くも悪くも、NHKの子供番組見せられてるような気分になる作品が多いです。

これは文化の違いで、優劣はつけられませんね。

日本人はどうしても、アニメの中に「リアル(現実)」をみようとしてると思います。少なくとも私はそうです。それが、細かな心理描写だったり、ストーリーの良さだったり、美しい風景だったり、整合性だったり。日本のアニメの良さに繋がっている気がします。

一方で欧米では、アニメはアニメ「フィクション(空想)」と割りきっている節があります。そもそもとして子供向けに作られてますし、「映画(実写)で実現できないことをアニメでやろう」という感じかな?ディフォルメされ過ぎたキャラが多いのも、それが理由でしょう。細かな心理描写などは、ハリウッド俳優の仕事です。以前、アメリカ人の知人がそんなことを言っていました(アメリカの娯楽の王様は、完全に実写映画ですし)。

これは、日本人と欧米人の手品(マジック)の楽しみ方に似ていますね。日本人は「タネを見破ろう」「どうなってるんだ?」という視点で手品を見ますが、欧米人は、「ウァオ! 不思議だねぇ~! ハッハッハッハッ♪」てな感じで、単純にエンターテイメントとして楽しむらしいです。むしろ、タネを推測するような会話は「不粋」なんだって。

さて、この「アイスエイジ」でも、それは顕著でした。物語の冒頭、なんの説明もなしに、なんかリス的な生き物がドタバタコメディを繰り広げます。しかも無声で。それは完全にドリフのコント的で、ミスタービーン的で、氷でスベってドーーン! てな感じです。私はクスリとも笑えませんでしたが、親戚の子(9歳)は爆笑。彼はその後も、サーベルタイガーとの決闘で息をのみ、ラストシーンでは若干の涙を浮かべていました。子供なりに、感じる部分は大きかったのでしょう。

一方私は、終始(-_-)な顔、つまりは無感動、無表情でしたねw

まあでも、喜ぶ子供の顔をみると、「アニメってこれでも良いんだな~」と、なんか「初心忘るべからず」的な気分になりました。そういえば子供の頃、トムとジェリーとか大好きだったし、9歳に「攻殻機動隊」見せてもダメだろうしw

海外のアニメならではの良さを再確認したアニメでした♪ まあ、プライベートでは絶対に観ませんがw
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 13

63.3 9 2002年夏(7月~9月)アニメランキング9位
ハングリーハート WILD STRIKER(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (34)
177人が棚に入れました
主人公・恭介はサッカーが好きでストライカーとしての天分を持っているのに、敬愛する天才MFの兄・成介が実の兄ではないと知ったショックと、にも関わらず常に兄と比較され貶められるのは自分だというコンプレックスから、サッカーから逃げ荒れた生活を送っていた。
が、女子サッカー部の美紀や、男子部マネージャー・森など、サッカーが好きでたまらない人達と出会いを契機にサッカーへの情熱を取り戻す。兄・成介とその恋人・香織、村上監督や養父母らに見守られ、サッカー部の仲間とぶつかり合ったり、美紀と互いに不器用な想いを寄せ合ったりしながら成長していく。

声優・キャラクター
鳥海浩輔、加藤夏希、日比野朱里、石塚堅、高塚正也、松山鷹志、荒木香恵、井関佳子、森訓久、永野善一

uppo さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

とにかく熱いサッカーアニメ

キャプテン翼の作者の高橋陽一さんが描いたサッカー漫画をアニメ化。
4クール。
確か当時アニマックスでしか放送されてなかったため、知名度が低いと思われる。
漫画の「俺たちのフィールド」が好きな人にはオススメしたい。
得点力不足、ストライカーがいないとか言われてた当時の日本代表だったが高橋さんは主人公をFWにしてそのポジションの重要性を訴え、将来日本人ストライカーが現れたらと思って描いたとか。
主人公の兄の叶成介はACミランの10番で司令塔。
今のセリエAは、ブンデス、プレミア、リーガエスパニョーラに負けてるかもしれないが、この当時は世界1,2を争うリーグだったと思う。
実際にその名門チームで10番を背負う日本人が誕生するなんてこの頃は誰も予想してなかったと思う。
主人公の叶恭介はそんな優秀過ぎる兄がコンプレックスで一時期サッカーから離れるが、とある理由で復帰。
茜が丘高校サッカー部に入部して全国No.1を目指していく。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

ぼちお さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

王道のスポ根

久々に全話観た。子供のころに観たの覚えてて見直したけど、意外におもろい。てかまじ根性論半端ない。笑

突っ張って、粋がって、最後は皆がまとまって、家庭や友人、皆が支えて事が成り立つ。そんな当たり前が描かれてるアニメだともいえるかも。

少し生き過ぎてる所は、御愛嬌ってことにしてくれれば面白いサッカーアニメだと思う。特にOPは好きだ。あのBGMがアニメ進行中に聞こえてきたら、それは最大の見せ場であり、チャンス。久々に昔を思い出したな。

キャプテン翼書いてた人が、書いたアニメらしいけど、キャプテン翼よりは控えめのサッカーかな??主人公無双は半端ないけど…笑

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

「キャプ翼」よりも人間の内面にスポットを当てている

キャプテン翼の原作者が書いたサッカー漫画のアニメ化。「キャプ翼」と違って原作を見てなくて、アニマックスで放送していたので何気に見ていた。兄がACミランの10番で、主人公は高校生ストライカー。同じチームにブラジル人のゲームメーカーとイングランドに留学していたGKがいたのは個性を出す為の演出か? ただ、それら全ての設定自体が無駄になるほど、現代の日本サッカーが進化しているのは、とても面白い。ちなみに内容は?というと取り立てて特出する点はない。「キャプ翼」よりも人間の内面にスポットを当てている。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

62.6 11 2002年夏(7月~9月)アニメランキング11位
ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルて(OVA)

2002年8月3日
★★★★☆ 3.5 (89)
345人が棚に入れました
『The Soul Taker ~魂狩~』からのスピンオフ作品であり、DVD版映像特典として作られた短編連作「こむぎ大作戦」を原型としている。内容はいわゆる魔女っ子アニメのパロディ。
地球とは別次元にあるわくちん界で破壊ウイルスあんぐら~が脱走、次元を越えて地球へとやってきた。
それを追ってやってきたムギまるに地球の未来を託されたコスプレアイドル小麦ちゃん。アイドル生活と学校生活だけでも忙しいのに、それに加えて魔法少女としての活動もやらねばならず大変なことに…。

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

レッツビギンでございます!

ソウルテイカーのスピンオフ作品だぞぃ!ムギムギ♪
いやぁあの頃ですよ、懐かしいなぁ
後にドクロちゃん大魔法峠と続いていった邪道魔法少女筆頭
2chネタやセルフパロで人気を博した、ナンセンスギャグアニメです


通称小麦ちゃん騒動、スタッフもよくやりましたね
1話にしてモナーやらが出てきた時はそりゃまぁ吃驚でした
2chをネタにしたと言えばのま猫騒動ですが、今作はバッシング対象というわけではなく、むしろそれで評価された点が印象強いです
さて物語でございますが、イントロでミソとなる設定を雑駁に紹介してから後、暴れて走って明後日の方向へ邁進しております
魔法少女らしきご活躍も少々あったりなかったり、まぁ9割はネタで構成されてます

タツノコプロ制作です、どうしてこうなった・・・
至る所でパロディが出て来ます、初見じゃ追いつけないかも
当初は全2巻で終わるつもりが、好評を受けてシリーズ化
監督他スタッフは各話ごとに変わり、「京アニ版フルメタ」や「らきすた」の武本康弘氏や「笑うせぇるすまん」や「ガイガイガー」の米たにヨシトモ氏などが監督参加してます
駆け出しの頃の京アニ作画がもれなく見れるあたり貴重な作品だと思います

中の人などいない!、、、とは言わず。。。
桃井はるこさんのデビュー作ですね、言わずもがな小麦ちゃん役ス
切っても切り離せない、必要十分的関係で結ばれてます小麦ちゃんとモモーイ
モモーイ熱真っ盛りの頃合いです
こよりちゃんの大谷育江さんは付き纏うピッピカチュウのイメージさえ超えれば、かなり萌えれると思います
ムギまるのうえだゆうじさんはバッチグーですねw

始まりからしてフィーバー!フィーバー!の予感なんです、モモーイによるOP「愛のメディスン」
このアニサマverのを前やってた”帰ってきたアニソン三昧”で自演乙がリクエストしてましたね
マジカルマジカルナース♪鼓動はドキドキ♪
また2巻マジカルてZのOP「しゅーてぃんすたー☆」も良いですね
サビが予想以上にかっこよくて、かなり好きなアニソンです

ぽよよんろっく絵は萌えエロっすなぁ・・・
どのキャラも何かしら持ち味があってよいのですが
まぁ断然こよりちゃんでしょう、いやぁ良い
~でございます口調も好きですし、お色気シーンも目を引きます
実は名前繋がりということもあって、国分寺市の広報ポスターに採用されてたりします


1巻6話、2巻2話の全8話
メガスピードギャグアニメ、何も考えず笑えます
まぁ多少上級者向けではありますが

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

なない さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

パラソルピカルクロホルム

見たくて見たくて仕方なかったアニメでございます。
やっと見れました。OVA作品6話+続編『Z』2話。

邪道魔法少女作品として知られている今作。
とにかく主人公である小麦ちゃん…もといスタッフのやりたい放題さが際立ちます(笑)映像特典とか見ると、楽しんでアニメ作ってるのが伝わってくる気がしますね~。

タツノコ作品パロやアニメ、ドラマなど、パロディネタがふんだんに使われてて、楽しめる人はすごく楽しめると思います。少なくとも私は最初から最後まで楽しめました。

本編の他のお気に入りといったら主題歌や挿入歌ですね。小麦ちゃん役のモモーイがたくさんの曲を歌っていて、ファンには堪りません。OP映像もちょこちょこ動いて、可愛いですね。

私がモモーイファンと小麦ちゃんが可愛かったので少し★評価は高めですが、とても楽しい作品でした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

パロディ全開

ファンタジックな世界観、それっぽいコスチューム、駆け出しアイドルという設定、ヘンな生き物のマスコット。
コテコテですが、いかにもな魔法少女。
ですが、本作には純真さも夢もありません。
何せ『邪道魔法少女シリーズ』の第一弾ですから。
萌えアニメに非ず、ギャグアニメです。


魔法という都合のいい何でもアリなものを使ってメチャクチャやりたい・・・そのための魔法少女。
事実、魔法で体現させているものといったら、往年のタツノコアニメ、2ちゃんねる、コミケなどオタク向けパロディ全開です。
キャラクターも基本的に腹黒いので悪どい事もやります。


総括すれば、お遊びが過ぎる悪ノリ作品です。
ただ、その悪ノリが全力なので面白い。
当然、万人には薦められません。
こういうノリが好きな人にはたまらないでしょうが、反面、全然受け付けない人も多いでしょう。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

62.4 12 2002年夏(7月~9月)アニメランキング12位
デジモンフロンティア 古代デジモン復活!!(アニメ映画)

2002年7月7日
★★★★☆ 3.6 (23)
207人が棚に入れました
拓也達はデジタルワールドの「さまよえる島」でヒューマンデジモンとビーストデジモンの争いに巻き込まれてしまう。拓也達はその戦いを止めようとするが、実はその戦いの裏には秘密が隠されていた。

声優・キャラクター
竹内順子、神谷浩史、石毛佐和、四反田マイケル、渡辺久美子、杉山佳寿子、菊池正美、川田妙子、岡村明美、うえだゆうじ、永野善一、小栗雄介、石塚堅、埴岡由紀子、松本美和、三宅健太、伊藤栄次、西松和彦、金光宣明、村岡雪枝、緑川光、山口健、上原多香子

62.3 13 2002年夏(7月~9月)アニメランキング13位
円盤皇女ワるきゅーレ[ワルキューレ](TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (111)
819人が棚に入れました
この地球で宇宙人の存在が珍しくなくなって、数年が経っていた。
ある日、時の湯の清掃をしていた高校生の時野和人はUFO墜落事故に遭遇する。時の湯を直撃したのはヴァルハラ星からやってきた高貴なプリンセス、ワルキューレのUFOだった。ワルキューレは墜落に巻き込まれた和人を救うため自らの魂を分け与えたために幼児化してしまう。
幼児化したワルキューレ(わるきゅーれ)に、幼馴染の七村秋菜、侍女長の真田さんや同じくヴァルハラ星プリンセスのハイドラも加わってのドタバタコメディ。
4度にわたってアニメ化されており、アニメでは原作から離れての独自のストーリー展開を見せている。

メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

Agape がすべて。名曲Agape に出会えただけで幸せです。(^O^)

最大で完全無欠の要素は、Agapeという楽曲。有名すぎるこの楽曲がこの作品のすべて。といえば、過言だろう。それなりに面白いのはたしかだ。

(石を投げないで聞いてください。)円盤皇女ワるきゅーレ、はどうでもいいはなし。もちろんそれをぜんぶみてしまった自分がいうのもおかしな話なのだけれども。(^0^;)

設定の舞台:スターウォーズの酒場のように、多様な星の人々がなんら違和感もなく共存している時代。それもいい。そういう銭湯があってもいい。このつかみは気に入った。

▲宇宙からなぜか宇宙船/UFOで銭湯に落ちてきたお嬢さん(当然異星のプリンセスでないと話にならないしその通り)
▲あるきっかけで、幼女と大人の女性を行き来し、力を発揮する
▲皇女様は銭湯の若き主人、高校生の時野和人に、惚れているらしい。その純愛はいかに?! 幼女の反応はあてにならない。
▲皇女様の姉妹もストーリーに乱入、もともとの幼なじみの七村秋菜も加えたややこしい関係ができあがる。
▲いくつか隠された謎などがちりばめられてはいる。

なぜか変身シーンがあって意外に時間が長い。尺を稼いでいるのかは知らないが慣れてくると早送りしたくなる。

と、そんなことはどうでもよくて。

本作品用に作られたのかどうかは知らないのだけれども、挿入歌、Agape に出会えただけで幸せです。完全無欠の本作のアドバンテージです。別の作品でもいいので、オープニングレベルで使ってほしいな、と。(^0^;)

鑑賞推奨するかですか? 特に積極的な理由は見つかりません。それでも、4度アニメ化されているという事実から推察すると相性がよい人にはなかなかの作品なのかもしれませんね。
キャラ萌えカテゴリーなのかしらん。

と、いいながら、うるうるしたのは秘密。(^0^;)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 19

マジ天使 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

よくてキャラ萌え

■シナリオ
重要なシナリオが少ないため見ててもやもやします。
ギャグアニメとも言い切れず微妙な感じです

■声優
緒方恵美/田中理恵/鈴村健一/飯塚雅弓など今でも有名な方ばかり

■音楽
メロキュア楽曲がOPと挿入歌で2曲(愛しいかけら/Agape)
曲だけなら…と聞いたことがある人が多いのではないでしょうか

■総評
ギャグアニメ&ネタアニメとしては面白かった。
ワルキューレは4作計32話近くありますが、最終回らしいものをを迎えていないため
見るのがしんどかったら今作で切っても問題ないと思われます。
今から他人にお勧めはできませんが、過去の作品としてみるには面白かったといった感じでしょうか

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

どこにいても二人は魂でつながれているから離れることはない。魂で愛し合っているのだ。

ストーリー

地球で宇宙人と普通に生活している地球で、ある日高校生の時野和人が経営する「時の湯」と呼ばれる銭湯に突然UFOが墜落し、和人はその事件に巻き込まれて死亡してしまいました。けれど、UFOの持ち主のワルキューレは自らの魂を使い和人を行き返しましたが、ワルキューレは魂が不安定になってしまい、幼児体系のワるきゅーレとなってしまいました。これは、魂で繋がりあっている二人の物語。

私の感想。

古さが結構感じられる作品でしたが、逆にこの古さがこの作品をもっとよくしてくれました。この作品には今のグラフィックではあまり楽しめないような良い所があるのです。たとえば戦闘のシーンや変身のシーンです。戦闘のシーンはどれも同じ動きをしていて、今のグラフィックでは飽きてしまいますがこの作品のように古いですと逆に何度も見れてしまうのです。けれど、どんなに字で説明しても想像ができないと思うので是非見てみる事をお勧めします。

そして、この作品は古い作品にしてはかなり萌える作品だと主しました。今まで見てきた22002年の作品はどれも10年から今に至る画質の萌えキャラに負けてしまってまったく萌えないのが事実だったのですが、この作品には結構萌えさせてもらいました。特にキャラクターの表情の表現方法は非常によかったです。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品の代入曲である「Agape」は非常に魅力的で私が超大好きなタイプな曲です。この曲は本当に聞いている私たちまdみみが よくあるような曲でそして、この作品に非常に合っているのです。私的に何故この曲はエンディングにならなかったのかが不思議でしょうがないです。

オープニング

「愛しいかけら」
このオープニングはキャラクターの説明結構良かったですし、結構良いオープニングでした。

エンディング

「セーブ♥」
このエンディングは正直この作品になっていると思えませんでした。この作品の萌えとキャラクターのよさが出ていないのです。このエンディングはなんだか謎の生物が左下で踊っているだけのなんdか謎のエンディングです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10

60.7 14 2002年夏(7月~9月)アニメランキング14位
G-onらいだーす(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (18)
98人が棚に入れました
宇宙からの侵略を受けている地球。そんな時代のある日、聖星川学園へと転校してきた少女・倉間ユウキと、突如現れた侵略者によるファンシー獣。学園生徒の少女・セーラとヤヨイの活躍により撃退されるが、現場をかき回したユウキもまたその力を見込まれ、彼女らに続いて第三のG-onライダースに任命、宇宙人に立ち向かう学生生活が始まる。

声優・キャラクター
島涼香、南央美、倉田雅世、久川綾

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

キムシン監督のメガネっ娘好きは有名ですが

キムシン監督のメガネっ娘好きは有名ですが、登場する女性がほとんどメガネっ娘って(爆笑)

あ〜こんなにメガネっ娘がいると、1人だけなんて選べぬ〜!
全員かわいい(〃ω〃)

女性にしてるが、これ特撮のサンバルカンのパロディだろ?!
その他随所に80年代のパロディてんこ盛り!!
本当ならパロディって好みではないのだが、世代的にドンピシャで懐かしくて良かった。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

60.7 14 2002年夏(7月~9月)アニメランキング14位
ギブリーズ episode 2(アニメ映画)

2002年7月20日
★★★★☆ 3.4 (15)
48人が棚に入れました
スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが周囲の人々を描いた似顔絵を基に、とあるアニメスタジオ“ギブリ"に集う人々の面白可笑しい日常を綴ったオムニバス・アニメ。かつて、「もののけ姫」の特別番組内で1作目がテレビ放映された。4つのショートストーリーと2つの中編からなる6エピソードを豪華声優陣で描く。同時上映は「猫の恩返し」。 スタジオギブリ著作権管理課長を務める野中くんは38歳の独身男。周囲からは妙にのんびりしたマイペースに見られがちな小心者。しかし、意外にもプログレ、ハードロックをこよなく愛する一面も。ギブリの出版部を仕切るのはバリバリのキャリアウーマン、ゆかりおねーさま。美人で負けず嫌い、ちょっと粗暴な振る舞いで周囲を恐怖に陥れたりする。ギブリ制作部部長の奥ちゃんは、とにかく大食漢。中でもラーメンにはひとかたならぬ思い入れを持つ。こうした個性豊かな面々がスタジオギブリを舞台に繰り広げる笑いあり、涙ありのオムニバス・ストーリー。

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ジブリの人たちをモデルにしたと思われる日常を描いた短編。

猫の恩返しのDVDに特典入っていたので続けて視聴。
ギブリーズの1作目は見ていなかったですが、何となくタイトルからジブリの人たちをモデルにしているのかな?と思える作品です。
24分くらいだったかな。
色々とキャラの濃い人達。
その中でも眼鏡の野中君、OLのゆかりさん、太った奥ちゃんは存在感でした。
6本の短いオムニバス形式のアニメでした。
大人になった自分が見たらあるあると共感してしまいそうなエピソード、昔を思い出して懐かしくなってしまうようなエピソードもあり楽しめました。
CGと手描きのような独特のアニメーションが味がありましたね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

60.5 16 2002年夏(7月~9月)アニメランキング16位
サムライディーパーキョウ(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (59)
401人が棚に入れました
関ヶ原の合戦から4年が過ぎた。
しかし、太平の世は訪れず、世界に落下した巨大隕石の影響で「剣妖」と呼ばれる怪物達が暴れ回っていた。剣妖との戦いに巻き込まれた記憶喪失の薬売り・壬生狂四郎は、そのショックで自分の中に封印されていた凶暴な侍・鬼眼の狂を目覚めさせてしまう。そして、日本の歴史を影から操ってきた壬生一族と戦いを繰り広げていく…。

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

マガジンがジャンプ化しだした片翼?

ワンピもどきのアレからはじまり・・。いやいいと思う。ヤンキー雑誌としてのマガジンは時代に乗り遅れ、スクランのような漫画がヒットして、純愛でなくGTOが売れた時点で既存のマガジンはおしまい。一歩だけはジャスティス!!。

当作品、もちろんるろ剣を意識した完全パクリ作品。
しかしその厨二心くすぐる絶妙な雰囲気がコアなお友達の心をつかんだ印象。個人的には・・・・。

アニメは原作未完のためオリジナル、ギャグもエロもない。
こちらがいいという人もいるかもしれない。
予算がないのか作品的にはけっこうおそまつ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

koaki さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

怪奇時代劇・・・

舞台は関ヶ原の戦いから4年後の日本。
関ヶ原の戦い時に巨大隕石が落下した影響で、
剣妖という化け物が跋扈する世界。

千人斬りの鬼と呼ばれた鬼眼の狂(おにめのきょう)が、
日本の歴史を影から操ってきた壬生一族と戦いを繰り広げていく。

原作未読
原作ファンの人には辛口のレビューが多いようですが
原作知らないので、結構楽しめました。
っていうか好きです。

生や力への執着とか、平和を望みながらも
どこかでもっと戦っていたいと思っている自分とか
仲間とか裏切りとか野望とか・・・
色んな事がテンコ盛りで楽しめました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

白影 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

なんでこうなった?

原作ファンとしてちょっと気になって視聴したものの、内容がかなりガッカリしたものでなんかなぁ~っていう感想しかありません。

作画も不安定なのは兎も角、OP,EDや音楽は悪くはない。いい感じなのにテンポの悪い流れ、展開。そして脚本。

何がしたかったのかと、キャラの使い方も原作と違いすぎて訳がわからない。


そして豪華な声優の無駄遣い。それに尽きます。


色んな意味でアレな出来だったので見るだけ無駄でした。以上

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

60.3 17 2002年夏(7月~9月)アニメランキング17位
ドラゴンドライブ(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (35)
388人が棚に入れました
何をやっても長続きしない中途半端な中学生、大空レイジ。
彼はある日幼なじみの雪野麻衣子に連れられて、駄菓子屋「竜宮城」へとやってくる。そこで出会ったヴァーチャルゲーム「ドラゴンドライブ」。自分のパートナーとして与えられたキャラクター「チビドラゴン」との出会いがレイジを成長させていく。
また、ドラゴンドライブは単なるヴァーチャルゲームではなくレイジ達の進む先には驚くべき運命が待ち受けているのだった…。

声優・キャラクター
朴璐美、笹本優子、四反田マイケル、西村ちなみ、杉田智和、ゆかな、鈴村健一、宮崎一成、篠原恵美、黒田崇矢、大原さやか、吉沢希梨

59.6 18 2002年夏(7月~9月)アニメランキング18位
劇場版ポケットモンスター/ピカ★ピカ星空キャンプ(アニメ映画)

2002年7月13日
★★★★☆ 3.3 (15)
97人が棚に入れました
世界中で愛されるキャラクターへと成長した“ポケモン"の劇場版シリーズ第5弾「水の都の護神 ラティアスとラティオス」の同時上映作品。おつかい帰りに森に迷ってしまったピチュー兄弟と、森で出会うさまざまなポケモンたちとの交流を描くミュージック・ファンタジー。タレントの優香がナレーションに初挑戦。 大事なおつかいの帰り道、ふとした不注意で乗っている機関車から落ちてしまったピチュー兄弟。森の中で迷子になってしまったが、そこで兄弟はピカチュウたちと偶然出会う。兄弟はみんなと一緒に森で一夜を過ごすことになり、さっそく楽しいキャンプがはじまるのだった。ところが、そこに再び思いもよらぬ事態が発生してしまう。たび重なるハプニングの連続に遭遇してしまうピチュー兄弟たち。果たして彼らはみんな無事に家に帰れるのか? 愉快な新ポケモン“ソーナノ"もスクリーン・デビューする短編作品。

56.3 19 2002年夏(7月~9月)アニメランキング19位
陸上防衛隊まおちゃん(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (47)
204人が棚に入れました
『陸上防衛隊まおちゃん』(りくじょうぼうえいたいまおちゃん)は、赤松健原作のアニメ作品
【ストーリー】まおちゃんこと鬼瓦まお(8歳)たちが、小中高一貫教育の女子校の「聖14学園」で学校生活を送りながら「かわいいエイリアン」と闘う物語。まおちゃんのおじいちゃん(鬼瓦陸士郎)は陸の防衛隊幕僚長である。日本は可愛い宇宙人の侵略に悩まされていたが、まともに闘うのは残酷だから(=世論の支持を失う)とまおちゃんに防衛を担当させた。
当初は陸しかなかったが、かわいい宇宙人が海に落ちるなど陸だけでは対処できず、空の防衛隊・築島みそら、海の防衛隊・丸山シルヴィアと共に総合防衛隊を結成し、3人で防衛結界を作って宇宙人と闘う事になる。空の防衛幕僚長、海の防衛幕僚長の陸の防衛幕僚長への対抗心もあり誕生することとなった。


声優・キャラクター
こやまきみこ、吉川由弥、堀江由衣、長沢美樹、満仲由紀子、井浦愛、野島昭生、鈴木清信、谷口節

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

まもりたい!まもりたい!みんなのえがおをまもりたーい!! 【ねこ's満足度:60pts】

日本を襲う謎の生命体……その名は”かわいいエイリアン”。
そんな宇宙人の侵略から地球を守る、可愛い女の子たちの姿を描いた物語です。

”かわいい”に対抗できるのは”かわいい”だけ。
孫馬鹿な防衛隊幕僚長たちは、我が孫を対宇宙人用の防衛担当にしたてあげます。
普通ならそんなこと国民が黙っていません。普通なら。しかしこの世界ではアリなのです。
なぜなら、防衛隊員である、まおちゃん・みそら・シルビーの3人があまりにも”かわいい”から。

つまづいては泣き、うまくいかなくて泣き、エイリアンの迫力に押されてはまた泣く。
そんなまおちゃんたちの可愛らしい姿が、異常なほど日本国民の支持を得るのです。
結果、内閣支持率は高値安定。莫大な防衛予算も楽々通過。そう、すべては国家萌えなのです。

カオス満載な展開は、上級者向けどころかもはや”超”上級者向けといった感じ。
それでも2クールも観てると最後はほんのり感動しちゃったり。もうなんだか洗脳の域です(笑)。

見どころは、ほっちゃんのロリ関西弁となにげに名曲なOP曲(映像は詐欺w)。
とにかくゆるすぎるくらいゆるゆるな、頭のてっぺんからつま先までほぐれちゃう癒し系(?)アニメです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 23

マジ天使 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

至高のアニメ

通称「陸まお」小学生4年生の女の子が可愛いエイリアンと戦うお話。
赤松健さん原作の幼女アニメ。

内容はゆるゆるで心して視る必要があります。
26話各15分なのですが、精神と時の部屋のような時間をすごしました。
かなりの上級者向けアニメだと思います。

普通なら「このアニメに悪い評価をつけている人は正しい」と思います。
けれど、私はこのアニメの短所をすべて長所に変えて見ることに成功したので評価は良いです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

赤松さんを神と崇める者でも、、、キツい(苦笑)

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
小2の幼女が、可愛いエイリアンと、戦車で戦う話です。

もし、お好きならば(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、私は大の赤松健ファンです。AI止ま、ラブひな、ネギま、UQ……全巻持ってますし、超お気に入りです。特にラブひなは、思春期どハマりだったな~。

で、まおちゃんですが、これはアニメというより、漫画もイマイチで、赤松さんの作品群で、唯一楽しめなかった。なんか、赤松さんの心の闇を詰め込んだような(笑)

敵が普通の異星人なら、もうちょい万人受けしたかも?

さすがにこれを観てると、恥ずかしくなります。鉄の心をもつ人向けですね(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10

54.2 20 2002年夏(7月~9月)アニメランキング20位
朝霧の巫女(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (51)
287人が棚に入れました
『朝霧の巫女』(あさぎりのみこ)は、宇河弘樹の漫画作品。「ヤングキングアワーズ」(少年画報社)に2000-2007年まで連載。
【ストーリー】主人公の天津忠尋は、母親の置き手紙によって広島県三次市に引っ越して来る。
そこは従妹である稗田三姉妹が住んでいる所であり、そこに訪れたその時、正体不明の怪奇に襲われるが、迎えに来ていた稗田三姉妹によって窮地を救われる。それから毎日、忠尋は怪奇に襲われる日々を過ごす事になる。

声優・キャラクター
水島大宙、清水愛、茂呂田かおる、加藤奈々絵、神田理江、大原さやか、梅津秀行、長谷川静香、林原めぐみ、置鮎龍太郎、堀江由衣

セメント さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

巫女委員会

巫女服新鮮~


原作レ〇プアニメと言われれば確実に挙がるのがこの「朝霧の巫女」
原作レ〇プに留まらず、その影響が原作者の漫画家生命にまで飛び火してしまったという点では、過去に類を見ない最悪ともとれる問題作でしょう
原作ガン無視のオリジナルストーリー展開、15分アニメで2クールという謎構成、全くやる気の感じられない手抜き作画、本格妖怪漫画を単なる巫女萌えアニメにすり替えるなど傍若無人な振る舞いの数々、喝ッ!!!!
そのおまけ、このアニメ版の出来の悪さと制作スタッフの投げやりな態度が原作者の心を病ませ、斯々然々(ry
2007年に連載は完結したにも関わらず、未だに単行本の執筆が続いているという奇怪な状況もその煽りを受けたものです
と言っても、体調を崩した結果下描き状態で掲載していた連載版に大幅な描き直しが加えられ、その姿勢はファンにも受け入れられている訳でありますが

原作ありのアニメはそこら辺が難しいですよねぇ
これについては「迷い猫」の原作者・松智洋氏も言及している通り、”アニメの出来=原作の出来と取られてしまう風潮〟、”アニメ化後の創作活動の停滞が起こりやすいという風潮〟が、往々にしてある訳で
今作の場合は、原作もののデメリットが悉く押し寄せてしまった悪例であると言えましょう
アニメスタッフとしては、アニメは好きにやってくださいってスタンスの原作者が好まれるそうですが
原作者にしてみたら、自分の作ったものを恣意に改変されるのは苦々しい事態と考えるのが普通
原作者とアニメスタッフの関係、これはアニメ制作の永遠の課題でしょうね

声優は良い感じですね
長女に林原めぐみさん、次女に清水愛さん、三女に長谷川静香さん
長谷川さんとか当時13歳ですか、いやいやすごいですね
巫女委員会勢の声優には加藤奈々絵さんや大原さやかさんも入ってますね
それから置鮎さんもいい味出してますねぇ、”憎めない敵”役と言ったらやはりこの人です

OP「faint love/林原めぐみ」は良い感じですねぇ
最初の方に出てくるこまさんが遠くから見ると虫にしか見えないのが難点ですが、歌は好きです
EDはちょっと・・・

巫女さんですねぇ、好きですよ、巫女さん
清楚な感じで、ねぇ、いいじゃないすか
ううん、えー、ヒロインの一人称が「ウチ」な訳ですが
環瀬戸内文化圏で、この一人称はよく使われますよね
パッと思いつくのは、今作の柚子とハヤテの咲夜とかですかね、この辺は方言が関係してるんでしょうが
あるいはそれ以外でも、若い女性が使ってるのをよく聞きますね
アニメでいえば、バカテスの島田さんなんかはまさにその”今時の女子高生”なイメージです
後者はジェンダー論に絡めて語られる材料として使われてるのをたまに見ますが、私の趣味としては一人称に拘りはないので如何せん


原作は天皇家とか出てきますから、菊タブーって奴ですか
改変に関しては止むを得なかった事情もありますが
こればっかりは、原作を勧める他ないですねぇ

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

Oedeb17120 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

原作者が表立ってアニメを批判した例として有名

原作は少年画報のコミックで、雑誌連載終了が2007年なのに単行本完結が2013年(その間に単行本を5冊刊行)という謎進行を魅せたことでも有名。重ねて断っておくが、原作は間違いなく名作である。

さて、それで問題のアニメは・・・なんでこんな事になったんだろうね。原作の良さを欠片も残さず見事に消し去ったアニメスタッフの心意気には感服する。ここまでの原作レイプも珍しい。
また、いくら原作と別物になっていようが、アニメとしての出来が良ければ救われるものの、構成・作画・アニメーション共に並以下の出来とあっては、残念ながら擁護のしようがない。

原作者が表立ってアニメ(というかアニメスタッフ?)を批判したことは記憶に新しく、後にも先にもあまり例を見ない気がする。一説では、原作者の遅筆はアニメの一件でメンタルブレイクしたからだとかなんだとか...真相は藪の中。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

とってなむ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

戦う巫女さん

1話、約12分の全26話


巫女さんが化け物たちと戦うおはなしです
物語自体は壮大なのに中身が空っぽな印象を受けました

敵が弱すぎぃぃ
最強そうにみえて、自転車に轢かれて退散…とか
ギャグアニメとしてなら楽しめるのかもですが、
中盤くらいから敵は強くなり、少しシリアスに

最初の頃は何だったのか
終盤に至ってはやりたいことが何なのか、
分かるような分からないような感じでした
バトルもイマイチ盛り上がりに欠けていました

このような点から、アニメ化失敗の代表作とも言われています
原作はそれなりに面白いらしいです


ストーリーは微妙でしたが、
声優&キャラはけっこう良かったと思います

巫女委員会の連中はなかなか面白いです
特に、百合草千佳はクセがあって好きですね

ちなみにこの巫女委員会というのは、
戦うために結成された5人の少女から成る組織です
一人を除いてあとは最初はただの学生ですが、
壮絶な修行を乗り越え、戦える巫女になっていきます
このあたりまでは物語的には面白かったですね


OP「faint love」 歌ー林原めぐみ
ED「KOIBUMI」 歌ー林原めぐみ

ED曲は凄いですw
おそらくカラオケで歌えないアニソンベスト10に入るのでは
歌詞がヤバイとかではなく、音程をとるのがキツそうです


あまりおすすめ出来る内容ではないですが、
1話、12分程なので気楽に観たいときにならいいかもしれません

個人的には巫女委員会での日常だけでよかったです


最後に。。
必殺技のネーミングは面白かったかも

リリカルフラッシュ特盛バージョン!!とか
乙女豪快一本槍!!とか
タキオンプラズマ返し!!とか

カムロビの火矢、風神の舞、雷神の舞
には潜在的な中二心をくすぐられました

投稿 : 2024/12/21
♥ : 30

計測不能 21 2002年夏(7月~9月)アニメランキング21位
ふぉうちゅんドッグす(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (7)
38人が棚に入れました
フレンチ・ブルドッグのアレックスは、人間の女の子アイちゃんと仲良く暮らしていた。しかし、ある日誤ってバスに乗ってしまい、アイちゃんから遠く引き離されてしまう。途方に暮れるアレックスだったが、気を取り直し、アイちゃんの住む町を目指して旅に出る決心をする。

一見すると子供向けの毒気の無いアニメに見えたが、生きていく事の辛さや、生と死を描く本格的なエピソードも多かった。また、物語後半はさらに作風が一変し、怒涛の展開で視聴者に強い印象を残した。

声優・キャラクター
小林由美子、水島裕、仲野裕、たかはし智秋

ace さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

飼い主と愛犬の絆、心の交流を徹底的に描いたアニメ

「すべての犬にやすらぎをもたらすフォーチュンドッグ」、
絵本に登場する伝説の犬、フレディが街から街を旅をし、
そこで出会う様々な犬や人間たちとの心の交流を描くハートフルストーリーです
基本的に「犬と、その犬の飼い主」の話が多い

だが後半はファンタジー世界に突入し、人類を救う旅に出るwwwww

人間並みの知能を持つ犬たちの物語
人間並みの知能・・・・ワンサや3丁目のタマ、バウなど人間以外を主役にしたアニメに共通するとこですね
フランダースの犬のパトラッシュはそうでもなかったけど

このアニメの犬たちは微妙に人間の言葉を理解しているような・・していないような・・・
五分五分ってとこ

日本ではない英語圏が舞台
名前からして恐らくアメリカだと思う
登場人物の人間は全員白人で、黒人は一人たりとも登場しない
今放送すると炎上しそうwww

い き な り フ ァ ン タ ジ ー 世 界 に 突 入 す る

◯よい

・切っても切れない愛する飼い主との絆
本当に心を通わせている飼い主と犬は、離れ離れになっていても心が通じている
メルヘンなこと言ってますが、そういうエピソードは感動するね
このアニメではそういうエピソードは何度もあります
というかそれがこのアニメの主軸
忠犬ハチ公の話もある・・・涙・・・

・考えさせられる「現実」がある・・・
病気で安楽死させられる犬・・・その最後の瞬間にガチ涙しそうになった
現実を見せつけられるね
犬アニメはイヤでも、この話だけ見てもいい
この回は非常に考えさせられる

・マックスの存在
旅のおとものボクサー犬
主人公より主人公している熱い男!
こいつを主人公にしても良かったと思う
強いやつは優しい、の典型
こいつのエピソードはすべて素晴らしい

・ドッチの存在
本人曰く「自分は誇り高い野良犬、人間に飼われるなんて俺には耐えられない」と嘯(うそぶ)く・・・
飼い犬を散々馬鹿にすることを言うドッチだが
その実、
忠犬ハチ公やフランダースの犬にも通じる強い飼い主への忠誠心を持っていると感じた
どういうことかは、見てのお楽しみ!

ちなみに俺はこいつの名前はずっと「ドッジ」だと思っていた
アニメをすべて見終わって、このレビューを書くための情報をwikiで集めていたときに
はじめて「ドッチ」だと知った・・・
マジで

・犬と飼い主の物語
ファンタジー世界は蛇足だが
そのファンタジー世界も「犬と飼い主の物語」のためにあったわけだし
上にも書いたドッチも、結局は素晴らしい飼い主に巡り合った
そのエピソードもとても良かったし
いろいろあっても、最後には「犬と飼い主の物語」に帰結する

◯わるい

・犬の作画が酷いことが多い
気合い入れて描いてほしいと思った
OPアニメからして手抜き
ときたま喋っている犬の口が動いてないことすらある・・・
声優はがんばってるのに作画はひどいので、やっぱアニメーターが底辺職といわれる理由がわかるなぁと・・・

・ぜんぜんわからない
フレディは旅に出る前にペットショップにいたんですが
そのペットショップにいたころの友達たちと旅の途中に出会うことがあります
フレディは「なつかしいー」とかいって大盛りあがりになっている
だがこっちからしたら「こいつ誰?いたっけ?」となる
ペットショップにいたときとは姿が全然違っていたり
そもそもペットショップ時代はわらわらいろんな犬がいていちいち1匹1匹覚えてない
だからこいつらが再会して喜んでても俺からしたらなんのこっちゃ・・・としか
こいつって誰やっけ・・・となる
うーん、よくない

・ファンタジー世界に突入
何度か書いているが突如、ファンタジー世界に突入し、人類を救うために犬たちは奮闘するwww
はっきりいって蛇足もいいとこ
これのせいでだいぶマイナスとなった
お約束の「人間は森を焼き払い、住処を追われた、そんな人間たちは我々に銃を向けた・・・」
きたきたwww

しかし、フレディは
「人間を信じる!だって愛ちゃんの手は温かいから!」と謎理論で殴りつけ
「俺もお前を信じる!さぁ、行け!伝説の犬!」と謎に納得するしょーもない寸劇を見せられる・・・
正直フレディは飼い主の愛ちゃん以外の人間などどうでもいい
ように見えるんですが・・・

・見てられなかった・・・
ゴミみたいな作画としょーもない寸劇のせいで
せっかくのハートフルアニメが台無しに・・・
それまで俺は真剣にこのアニメは、最高クラスの冒険活劇アニメである「みなしごハッチ」や
「ペペロ」、「宝島」に匹敵する傑作級とみなしていたが・・

◯VERDICT

「別れるんじゃない
別の道を行くだけさ
きっとまた会える」

このアニメは「ファンタジー前」と「ファンタジー後」に分けられる

↓ファンタジー前

9/10

↓ファンタジー後

7/10


・作画があまりにも厳しい
作画が白黒アニメ以下の出来
だがそれを補填してあまりあるほど中身がよかったということ、「ファンタジー編」まではね
基本的に作画はアニメーターが無能なせいであって、アニメのせいではないのでね
作画に関しては良いときも悪いときも、俺の評価にはそれほど影響しません
度を超えると別
このアニメは・・・度を超えています
なのでさすがの俺もマイナスにさせてもらう
なので10点満点といかず、9点だ

以上のように、作画に関しては俺は独特の考えを持っているので
作画にうるさい人はかなりのマイナスになるかと・・・そこは注意です

・ファンタジーの蛇足
いらない・・・マジでこれはひどいです
なんですか?これは
なぜこれでOKを出したんだ?

・めちゃくちゃになった
ファンタジーに突入してからがあまりにもひどい展開で
それまでは、作画はしょーもないけど、話はよく出来ていて非常に好印象だったのに
評価だだ下がりです
ここまで評価が急激に下がるのは稀

まったく意味がない
意味不明な魔法や魔法の森も出てくる
お約束の「人間なんか信じない」「いや、人間を信じてみよう」の言い合いがはじまる

・最後に
とても評価が難しいアニメとなった
さんっざん書いているが、ファンタジー編は本当にいらない
それ以前と以後で完全に評価が分かれる
だがファンタジーまでは素晴らしいアニメで、大好きです、なので嫌いになるのが難しい・・・
低い評価は出したくないのだが・・・仕方ないね
お気に入りのアニメなので正直だいぶ甘めの評価である

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

計測不能 21 2002年夏(7月~9月)アニメランキング21位
パワーパフ ガールズ ムービー(アニメ映画)

2002年8月3日
★★★★★ 4.4 (3)
35人が棚に入れました
アメリカのアニメ専門チャンネル“カートゥーン・ネットワーク"から火が点き、その後、日本をはじめ世界各国で放映されている人気TVアニメの劇場版。幼稚園に通いながら地球の平和を守るキュートでスーパーパワーを持った“パワーパフ ガールズ"の活躍とその誕生の秘密に迫るキッズ・アニメーション。 タウンズビルという街に住む天才科学者・ユートニウム博士の研究室では、完璧な女の子を造る実験が行われていた。だがある日、順調に進んでいた実験中に助手のジョジョが謎の化学物質“ケミカルX"を誤って調合してしまう。そして3人ものスーパーパワーを持ったカワイイ女の子たちが誕生した。ある時、鬼ごっこをしていた“パワーパフ ガールズ"の3人娘、ブロッサム、バブルス、バターカップはパワーが有り余りすぎてあらゆる物を壊してしまい、住人の非難を浴びる。そこへ、いつもと様子が違うジョジョが現われ、3人を慰めて自分の提案に協力させようとする。

計測不能 21 2002年夏(7月~9月)アニメランキング21位
シックス・エンジェルズ(アニメ映画)

2002年7月6日
★★★★☆ 3.2 (9)
34人が棚に入れました
21世紀初頭、先進国は国際化する犯罪に対処するべく世界警察を設置、ネバダ州の地下核実験場跡地に兇悪犯罪者を収容する「ネオ・パガトリィ」(Neopurgatory:新しい煉獄)という巨大地下刑務所を作った。
西暦2026年、民間警備会社「ガード・オブ・ローズ」の少女たちが乗ったヘリコプターは、突然アメリカ軍の攻撃を受けてネオ・パガトリィ内に不時着してしまう。ネオ・パガトリィを支配するドン・キャニオンを名乗る男の陰謀に巻き込まれた少女たちは命がけの脱出を開始した。

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

「企画・原案・製作総指揮:秋元康」ってあんた何してんの?

民間警備会社の女性達が刑務所に不時着し、そこから脱出をはかる美少女SFバトル・アクション。
2002年製作の4:3の画面比のくせに(失礼)やたら作画がキレイ。
ただ、製作当時の解像度の低さからギザが気になる箇所も見受けられる。
大まかなストーリーや地球の核汚染のテーマはいいのだけど、細部がまとまり切れていないため、取って付けたようになってしまっている。
約95分なのに登場人物が多すぎて、どれも個性が発揮しきれないのは「秋元流」か。
歌詞付きの曲はなく、秋元氏は本分を忘れている。駄作ではないが、オシアニではない。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ジェンダーと核そして善悪。見た目に反して重い話です。

 2002年の映画で今はほとんど名前も残っていない感じの作品です。秋元康氏が企画・原案・製作総指揮したのが有名なくらいでしょうか。

 一見通常の女子だけの戦闘部隊がエロい恰好をして大暴れに見えなくはないですが、結構真面目な話になっています。

 みないろいろ抱えた女子たちという部分で今でいえば「目覚めた」設定ですが、2002年ですからね。ポリコレ臭はしません。途中で女であることを揶揄されるようなシーンで胸を見せつけたりしていますが、アニメのサービス的な部分とジェンダー的な部分を上手く融合させて、そう見えない感じに仕上げているのは上手いです。

 黒人の2人の子持ちのママが一番魅力的というのもなかなか見せ方を工夫しましたね。この部隊の設定は新谷かおる氏の「砂の薔薇」をちょっと思い出す感じで、女性がいろいろあって行き着いた先のような雰囲気があります。会社の名前が「ガードオブローズ」なので、意識している気がします。

 クリスマスに起こった「天使」にまつわる事件。善悪の相対化は確かに神の予定説を想起させます。ただ、生きることを選択することを希望と呼び、その意思で人類は何とか存続するという話です。悪役の相対化も行われるので、その辺の話の作り方は上手かったと思います。

 核問題が中心にあり、原子力発電と核兵器についての危険性と人類のエゴが語られます。

 面白いか面白くないか、と問われるとちょっと考えてしまいます。ありきたりと言えばありきたり、説教臭いといえば説教臭い。感情移入も視点がバラバラなのでしずらい。演出がゴチャゴチャしていて面白さが拾いにくい。
 せっかく女子部隊だし、エロもないことはないのに、思い設定とかいろいろあって、萌えやエロを感じづらい、などです。

 兵器やシーンが過去の映画のオマージュ的なものが多く、映像的な新味はあまりない気がします。
 話はよくできているしストーリーは面白いけど、作品としてエンタメ性が不十分だったかな、と言うといいでしょうか。

 内容的に女性問題も核の問題も入っているので2020年代なら評価されるかもしれません。作画が古臭いので、リメイクする意味がある作品ですが、原発の件があるのでスポンサーは付きづらいかな。

 評価はストーリーは4はあると思います。キャラが…うーん、頭で考えると評価して4.5くらいつけたいですが、感情=エンタメとして評価すると3.5かなあ…間をとって4…うーん、オール4でいいですかね。テーマ性も含めて。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

計測不能 21 2002年夏(7月~9月)アニメランキング21位
ぼのぼの クモモの木のこと(アニメ映画)

2002年8月10日
★★★★★ 4.1 (5)
31人が棚に入れました
1986年の連載開始以来、多くの人々に愛されてきた<元祖癒し系>キャラクター“ぼのぼの"が、ふわふわ、フカフカのフルCGアニメで復活。原作者自ら脚本・絵コンテを手掛け、ゴンチチ・サウンドとのコラボレートによるヒーリング・ファンタジーが展開する。また、森本レオ、立川談志が声の出演に名を連ねる。 大切に飼っていたコゲトリ虫に逃げられたぼのぼの。森の中を探したけれど結局見つけることはできなかった。ぼのぼのは悲しみを癒すためクモモの丘へと向かった。その丘にあるクモモの木には不思議な力があり、その葉のにおいをかぐと悲しい気持ちや苦しい気持ちが消えていくのだった。クモモの木の下でぼのぼのはフェレットの子どもポポと出会った。やがて仲良くなる二人。そんなある日、“クモモの木の枝を折って盗んでいく者がいる"との噂が流れる。犯人はポポだった。大怪我をして病床についてる父親の痛みを和らげようとしていたのだった……。

声優・キャラクター
上村祐翔、吉田小南美、山口勝平、小桜エツコ、菅原正志、島本須美、道平陽子、チョー、森本レオ

計測不能 21 2002年夏(7月~9月)アニメランキング21位
爆転シュート ベイブレード THE MOVIE 激闘!!タカオVS大地(アニメ映画)

2002年8月17日
★★★★★ 4.3 (3)
30人が棚に入れました
お父さん世代が子どもの頃に熱中した遊び<ベーゴマ>がより複雑に進化し、エンタテインメント性とバトル性をアップさせた新世代ベーゴマ<ベイブレード>をフィーチャーした人気TVアニメ「爆転シュート ベイブレード」の劇場版。ベイブレード日本一に輝いたタカオの前に新たなチャレンジャーが出現、壮絶なバトルが展開する。 ベイブレード日本選手権大会に参加したタカオとドラグーンは仲間たちの声援を受け、激闘の末見事日本一に輝いた。しかし、喜びの表彰式の最中に新たなチャレンジャーが現われタカオに挑戦を申し込む。チャレンジャーの名は皇大地(すめらぎだいち)。彼は“ガイアドラグーン"を手に日本一の座を賭けタカオに挑む。ドラグーンvsガイアドラグーン。2つのベイがスタジアムで激しく火花を散らし、ぶつかり合う。だが、その戦いが、遠い昔に封印された闇の力を古代遺跡から呼び覚す引き金となってしまう。平和な街に悪夢の力が襲い掛かる……。
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