1995年夏(7月~9月)に放送されたアニメ映画一覧 15

あにこれの全ユーザーが1995年夏(7月~9月)に放送されたアニメ映画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月22日の時点で一番の1995年夏(7月~9月)に放送されたアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

87.6 1 1995年夏(7月~9月)アニメランキング1位
耳をすませば(アニメ映画)

1995年7月15日
★★★★☆ 4.0 (1449)
9854人が棚に入れました
読書好きの中学3年の月島雫は、父の勤める図書館へよく通うが、自分の読む本を全て先に借りて読んでいる「天沢聖司」の名前に気がつく。その天沢聖司が同級生だと知るのに時間はかからなかったが、天沢聖司のことが何かと気になる雫。
ある日、図書館への道で変な猫を見つけ、その猫を追いかける。猫は小さなアンティークショップ「地球屋」へ入っていき、雫は店で老人・西司朗と出会う。西老人は聖司の祖父で、彼は地下の工房でヴァイオリンを作っていた。聖司はヴァイオリン職人になるためにイタリアへ留学したいという夢を持っていた。確固たる目標を持っている聖司に比べて、何をするべきかが分からない雫。雫は自分の夢を求め、物語を書き始める。

声優・キャラクター
本名陽子、高橋一生、立花隆、室井滋、露口茂、小林桂樹
ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

懐かしかったり、心が痛くなったり

2017年の金曜ロードショー冬のジブリ三作品もこれで終わりです。
{netabare}
この作品は三回ほどしかみたことのないのですが、
そのときは、「よく分からない」というのが、正直な感想でした。
もしくは、恋愛の部分や綺麗なシーンだけを楽しんでいたのか…


では、少し大人になって、この作品をみたわけですが、
主人公雫の中学生時代の青春が描かれていて、
意味がわからなかったことも、少し理解できたように思えます。

カントリーロードの歌を聞くと、どこかノスタルジックで、暖かく、
帰りたいような気持ちになります。
そして、バイオリンを弾く聖司と雫が一緒に歌うシーンが楽しげで、
大人になってもこの思い出を雫はずっと覚えているのだろうなと、
それほど、大切な時間のように感じました。

何故天沢聖司を雫が好きになるのかわからなかったのですが、
素敵な人という想像から、実は意地悪な同級生で、
目標が決まっている少し大人びた感じの印象にかわっていきます。
貸し出しカードの中の理想の憧れから嫌悪の対象、
そして現実的な憧れに雫の中で聖司の立ち位置が変わっていくのがわかりました。

雫が小説を書く理由についても、憧れの人に少しでも近づきたいという気持ち、
自分になにかないかという悩みのなかにある不安定な状態、
小説という自分の好きな事に関わりたいという願望…色んな思いか重なって、
夢中で書いていたのですね。

そして、現実を差し置いて自分がなりたいものになろうとする雫を少しだけ家族が諌めて、
止めはしないという優しさ。
「人と違う生き方はしんどいぞ」と父親は雫を止めはしないけど、
雫のやりたい事へ覚悟をしなさいというその言葉、
普通のお父さん像を持ちつつ理想的な父親を示したように見えます。

そして、今回こういうことだったのかと感動したのは、
雫が小説を辛い状態で書ききったこと。父親の言った通り、しんどい事になった。
好きな人は側にいない、今まで一緒だった姉はいない、
自分の能力の限界を感じながらも、迫る締め切り。
少し広くなった部屋で寝転がりぼーっとするその姿には、
ぎりぎりで保っている感情を感じました。
それでもやめることは自分の才能を諦めてしまうから、やめたくない。
時間がない中で書ききった小説は支離滅裂だと自覚するような作品。

雫作品を映像化したシーンでは、雫の心の浮き沈みがはっきりと現れています。
最初はバロンが「行こう!~してしまう前に!」と、
せかすように作品世界に飛び込んでいく主人公は、
まさに小説書きに夢中になっている雫の心を表しています。
また、主人公が見つけたと思ったその宝石がネズミだったのは、
自分の才能を無我夢中で探していた雫が、
自分の中にある「自分は才能がないんじゃないか」という恐怖の現れではないでしょうか。

不安をずっと抱きながら書ききった物は、支離滅裂、絶対駄目だと思ってい0たのに、
古道具屋の西さんは「よく頑張りましたね、あなたは素敵です。」といってくれた。
自分がもう書くことを続けられない、才能がないという恐怖からやっと解放されて、号泣。
ようやく雫が泣いた理由がわかった気がします。

そして、才能に向き合うその姿に、自分の中学生時代を思い出して心がいたくなりました。
雫ほどちゃんと向き合っている人はそうはいないでしょう。
自分の限界を知って、次になにをすべきかわかった雫はとても大きな成長をしていますね。

{/netabare}

総評
何になりたかったわからなかった雫が、熱中するものを見つけて、
大きな成長を遂げるその姿に、同じく何になりたかったのかわからなかった時期を重ねて、
心が痛くなったり、少し甘くて青い恋愛劇に恥ずかしさを感じながらも、
楽しくみれる作品でした。

そして、カントリーロードに感じる、ノスタルジックな雰囲気が、
心を穏やかにしてくれて、青春時代の思い出のような作品だと感じました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 60

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

リア充ww爆発しろwww

なーんちゃってwごめんなぁ。現場いって彼女と真似したわ・・・
甘酸っぱい。甘酸っぱすぎる・・・・

最初ははずかしくって見ていられなかった。でも歳をとったら泣きながらみるようになった。
なんででしょう・・・。


もっと大人になって金曜ロードショーで見直したら、説教くささが見え隠れ、ほとんど駿監督が改変してしまった作品だというが・・。コクリコと同じでなんか細い演出やセリフでイラッとするのです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

りんご さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

お前を乗せてこの坂上るって決めたんだ!

高校時代、好きな人が自転車で私を後ろに乗せて上り坂を立ちこぎした時、これを真似て言われた時はときめいた。

人生の分岐点を迎える前に、この作品をきちんと理解していれば良かった。
考える時に考えないと、後戻りできない。
やりたいことを見つけたら、夢見るだけじゃなくて、どうしたら実現できるのか、それは現実的なのか、ちゃんと考えなきゃダメだった。

ただの恋物語じゃない。
自分の生き方をこの歳で考えられるってすごく大人だと思う。

あ、そうそう。鍋焼きうどんがおいしそうだよね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10

68.9 2 1995年夏(7月~9月)アニメランキング2位
On Your Mark(アニメ映画)

1995年7月15日
★★★★☆ 3.7 (190)
995人が棚に入れました
劇場版アニメ『耳をすませば』と同時上映で公開された短編アニメで、同映画の制作スタッフだった宮崎駿が監督を務めた。内容は、人気アーティストであるCHAGE and ASUKAの、アニメ映像を用いたプロモーションフィルムである。 汚染が進み、地表に人間が住むことは叶わなくなった未来の地球。カルト教団を殲滅するべくその本拠地に突入した武装警官隊は、施設の奥深くに翼の生えた少女を発見した。その姿から何かを感じた警官二名は、彼女を空へと返すために行動を開始する……。 企画自体はアーティスト側からスタジオジブリに持ち込まれており、本来はコンサートツアーのオープニングフィルムとして制作されたものだった。その完成度の高さから、万人の目に触れるようにと発表されることになったのだ。

ふもふも さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ジブリの力がいかんなく発揮された短編

チャゲアスとジブリのコラボで作られた短編。というかPVかな?これちょっとマイナーなのかな?


 短い時間の中にジブリがギュッとつまっています。とても短いのに広い世界観を感じることができる。世界をついつい想像してしまう。それにチャゲアスの歌が、またカッコいいんですよこれが。


ちなみに主人公二人、じつはチャゲとアスカがモチーフなんすですよ。


宮崎×チャゲアスの世界、ジブリ好きは必見です。必見です(大事なので2回言いましたw)。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

宮崎駿演出珠玉の7分

1995年「耳をすませば」同時上映の作品、
とりあえず心真っ白にして観られる事をお勧めしたいです、
未来少年コナンやラピュタ、ナウシカも、
詰まってる感じします、
宮崎駿氏らしい演出も嬉しい、
{netabare}
翼の少女を空に帰す、
{/netabare}
ラストも気持ちいいです、

でも、、、、

7分ものですし何度か見返すうち、

いろんなものが観えてくるかも知れません、
{netabare}
田園風景にそぐわない建物は何だろう?
核施設マーク付いたジャイロヘリや施設、
堕ちてゆく三人、
失敗?
フラッシュバック?
EXTREME DANGER?最終警告?
立ち並ぶ核炉、放射能汚染地域?
{/netabare}
これって単純なハッピーエンドなのかな?
それとも、
過酷な現実と夢?
現代社会風刺?アンチテーゼ?
予言?ロマン?

受け手の自由もジブリらしいですが、
この作品ジブリの隠れた名作として、
大作化望む人も多かったとか、
実際作られてたら、、、、、

面白かったと想うな~。


1995年スタジオジブリ制作の短編アニメーション、
(チャゲ&飛鳥の楽曲のプロモーションフィルム)
監督 宮崎駿氏

投稿 : 2024/12/21
♥ : 26

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

くじけない強さと、守るやさしさ

宮崎駿 監督の6分少しの短編アニメ作品。
原発メルトダウン後の世界を描いたものだそうだ。
摩天楼がそびえ立つ近未来都市が舞台。
美しい夜景をかき消すような、いきなりの戦闘シーン。
倒れているのは、天使のような翼の生えた女の子。
警官は彼女を助け出したが、というお話。

天使と警官、近未来都市と緑広がる草原など対比させつつ、
セリフはなく、ひたすらMPVのごとく
CHAGE&ASUKAの「On Your Mark」が流れており
映像は同じシーンが繰り返され、最初「あれっ?」と思うのだけど、
歌詞を聞いてるとなるほど、これはあえてなのだなと気づく。

On Your Markとは、陸上競技などで使う場合
「位置について」という意味だが、この作品では少々違うかも。

幾たび、悲惨なことがあっても 何度だってスタートしよう。
人間のあらゆる問題など、地球規模からすれば流行の風邪のようなもの、
くじけなければきっと道は開けるから。
と、自分はそんな感じで解釈してみた。

説明的な言葉は一切ないので、イメージやメッセージは
視聴者それぞれの答えで良いのだと思う。
ジブリとしては実験的要素の強い短編作品だったらしいのだが、
ジブリのエッセンスが凝縮されているように思えて興味深かった。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 31

67.7 3 1995年夏(7月~9月)アニメランキング3位
SLAM DUNK 吠えろバスケットマン魂!!花道と流川の熱き夏(アニメ映画)

1995年7月15日
★★★★☆ 3.8 (32)
182人が棚に入れました
「東映アニメフェア」で上映されたTVアニメ『スラムダンク』の劇場版第四作。 流川の後輩である中学生・イチローは不運にも膝の難病に罹り、バスケットを続けることが不可能となった。成功率が低いといわれる手術を受ける前に、せめて憧れの流川と組んで試合をさせてあげたいと中学の同級生だった晴子に願い出るイチローの姉。その甲斐あって特別に湘北の紅白練習試合へ参加を許可されたイチローだったが、そんな彼を流川は冷たく突き放す。花道と組み流川とは敵同士となったイチローはそれでも健闘するが、やがて襲いくる膝の激痛でプレーの続行が危ぶまれる。そんな彼に流川が告げた一言とは……。 これまではあくまで試合の勝敗に焦点を当てていた劇場版の諸作だが、本作は少々方向性を変えスポーツマンシップのなんたるかを描く感動作となった。

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

劇場版4作の中ではこれが一番面白かった

時期的には全国の前かな? 流川の後輩の水沢君のお話。足の故障でバスケがあと1度きりと言われ、最後に崇拝する流川先輩と試合をしたいと。それで紅白戦します。流川・花道ともに厨房呼ばわりしてます。試合は同点ですが、もう悔いはない感じ。最後は彩子がマネージャーとしてスカウトする(晴子ちゃんの存在が・・・)。厨房くんの姉がちょっと弟思い過ぎな感じありました。あとお兄ちゃん大好きと晴子に抱きつかれて照れるゴリもなんかやだ・・・。

あと流川はぶっきらぼうで不器用だけど、互いに本気でぶつかるためにあえて憎まれ口を叩く姿は好きです(笑)
プレイヤーとしてではなく、マネージャーとして全国制覇の夢を掲げるというラストも、安易ではありますが、清々しい終わりで良かったと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

67.3 4 1995年夏(7月~9月)アニメランキング4位
ポカホンタス(アニメ映画)

1995年7月1日
★★★★☆ 3.8 (15)
111人が棚に入れました
1607年、英国から黄金を求めてラトクリフ総督率いる開拓隊を乗せたスーザン・コンスタント号が新大陸へと出港した。一行の中には仲間のためには危険をも顧みない勇敢なキャプテン・ジョン・スミス(声:ギブソン)もいた。目的地のヴァージニア植民地には、先住民のパウアタン族が平和に暮らしていた。首長の娘、活発なポカホンタス(声:ベダード)は最近立て続けに見る回る矢の夢が、新しい運命が待つという予言のような気がしていた。森の精霊、グランドマザー・ウイロー(声:ハント)に相談した彼女は、風が教えてくれるという言葉に促されてウイローの梢に登り、折しも入港せんとする船を見る。一番乗りで上陸したジョンの跡をつけたポカホンタスだが、気付かれ消えられてしまう。彼を捜すポカホンタスの前に、銃を構えたジョンが現れる。駆け出すポカホンタスだが“逃げないで"というジョンの言葉に敵意は感じられず、彼の差し出す手に触れる。通じるはずのない言葉を心で理解し名乗り合う。運命の出逢いに一瞬にして恋に落ちる二人だったが、互いが敵同士となる戦いがに迫っていた。大感動のディズニーの長編アニメ第33作。史実に基づいた、米国では有名な建国神話で、ヴァージニア州では平和の象徴として彼女の銅像がある。91年の「美女と野獣」から使われ出したCGが今回も効果的に用いられている。例によってメンケンの感動的なスコアはお見事。特に劇中とエンドクレジットで流れる“Colors of the Wind"は、自然の素晴らしさと大切さを歌い上げるエコロジカルなナンバー(スティーヴン・シュワルツ作詞)で心に残る。ギブソンの声は彼でしかない(つくってない)ので顔が浮かぶが、キャラクターが演じてきた役に近いので気にならない。残念ながら日本では、華やかさに欠ける事や、あまり響きの良くないタイトルがマイナスに働いたと言えよう。

声優・キャラクター
アイリーン・ベダード、ジュディ・キューン、メル・ギブソン、リンダ・ハント、デイヴィッド・オグデン・ステイアーズ、クリスチャン・ベイル、ラッセル・ミーンズ
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

隠れたディズニープリンセス

実話をもとにしたフィクションで、歴史の事実とは異なる。
ディズニーには珍しい
{netabare} ハッピーエンド・・ではない{/netabare}作品
一部では批判もされているけど、
異人種間の恋愛を扱っていて
自然あふれる映像と美しい音楽とストーリーがたまらない

~あらすじ~
旺盛な好奇心と豊かな知性に恵まれ、自然を愛し
大自然の中を自由に駆け回って暮らしていた。

親からも結婚を勧められるが、自由なポカホンタスは、
縛られることが予想される結婚自体気が進まなかった。
ある日遠くから見たこともない大きな船がやってきて
その船には植民地化をしようとイギリス人がたくさん乗っていた。
そして、その中のジョンスミスという一人の男性と出会い
交流し・・恋に落ちるストーリー

再度見直したら、感情移入ししまい、
ラストのシーンで涙が出た・・。

作画は口の動き、髪の靡かせ方
大自然の美しさがとても良く出ている。さすがディズニー
音楽面ではColours Of The Windと
If I Never Knew You が特にオススメ。

2つめのIf I Never Knew You は
ポカホンタスで未公開シーンとなってしまった。
理由は「物語をスムーズに進めるため」と
「小さい子供がプレミア中寝てしまったため」
カットされました。泣(寝るなよ・・いいシーンなんだぜ)
・・・寝た子ども出てこい!!おこだよ!
おかげでカットされちまったじゃないか(´・ω・`)

幻の「If I Never Knew You」
二人のデュエットのハーモニーがとても良いです。
歌詞一部↓
{netabare}If I never knew you
If I never felt this love
I would have no inkling of
How precious life can be
もし君と 出会えなかったら
愛を知ること なく生きるだろう
もし君を 抱きしめなかったら
大事なことに 気付けなかっただろう {/netabare}

胸キュンポイント ネタバレ有り
{netabare}考えのすれ違いで誤ってポカホンタスの許嫁を殺してしまい
明日処刑されてしまうのを待つジョンがポカホンタスに囁いた言葉。

「明日殺される方がマシだ
君を知らずに100年生きるよりも」

この言葉にジョンのポカホンタスへの想いすべてが
詰まっていると思います。
このシーンでこんなこと言われたら泣いちゃうよ・・。{/netabare}

ジョンスミスが殆ど不在でストーリーが進む
衝撃的な続編ポカホンタス2はなかったことにしよう・・(笑)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 33

66.1 5 1995年夏(7月~9月)アニメランキング5位
ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる(アニメ映画)

1995年7月15日
★★★★☆ 3.6 (103)
600人が棚に入れました
魔人ブウの脅威が去り、グレートサイヤマンの活躍などもあって地球はしばし平和な日々が続いていた。ある日、悟飯とビーデルはいつものようにグレートサイヤマンとしての任務をこなしている最中にホイという老人からオルゴールに封じられた勇者を復活させてほしいと頼まれる。オルゴールを鳴らすことができれば勇者は復活するというが、悟空でさえオルゴールの取っ手を回すことはできず、ならばドラゴンボールに頼んでみようということで神龍を呼び出す。神龍によって封印を解かれたオルゴールは美しい音色と共に壊れ、そこからオカリナを吹きながら一人の青年が現れた。彼こそホイの言っていた伝説の勇者・タピオンであった。タピオンのその雰囲気にトランクスは興味津々でついてまわるが、そこでホイの不審な動きも目撃する。その後打ち解けたトランクスとタピオンはカプセルコーポレーションで一緒に兄弟のように住み始めるが、実はタピオンには恐ろしい秘密が隠されていた。

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

今作はオープニングがなく、クレジットは作中に表記されていた。

魔導師・ホイの持つオルゴールの中に勇者タピオンが封じ込められていると聞き、悟空たちは神龍を呼び出しタピオンを復活させる。トランクスや悟天は勇者に会えて大喜び。しかし、タピオンは怒りをあらわにする。なぜならタピオンの体の中には幻魔人・ヒルデガーンの上半身が封印されていたからだ。同じ頃、下半身が実態で上半身は幽霊という奇妙のモンスターが出現。そして上半身と下半身が合体しヒルデガーンが復活する!悟空たちは立ち向うが、防御時は幽霊になるので攻撃が決まらない。そこでタピオンがとった行動とは?!

1995年7月15日に公開された「ドラゴンボール」シリーズの劇場公開作第16弾。

大全集には「物語中では、悟空やベジータが肉体を持っており、地球に平和が戻っている。このことから、ブウとの闘いが終了したのちの物語であることは、ほぼ間違いないだろう」と書かれていた。今作はオープニングがなく、クレジットは作中に表記されていた。

エンディングテーマ - 「俺がやらなきゃ誰がやる」
挿入歌 - 「勇者の笛 ~タピオンのテーマ~」
本編ではメロディーのみ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

66.0 6 1995年夏(7月~9月)アニメランキング6位
スレイヤーズ (劇場版)(アニメ映画)

1995年8月5日
★★★★☆ 3.7 (41)
245人が棚に入れました
今日も悪党ぶちのめし、わが道を行く我等が「ドラまた」リナ・インバース。そこへいつもの金魚のうんち、白蛇のナーガが現れたかと思いきや、リナを強引につれて、「約束の島」と呼ばれるミプロス島への旅に出ることになる。時を同じくして、リナは不思議な夢を見るようになる。

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

最強コンビが楽しませてくれます

劇場版第1作目。
本編が始まる少し前の時の話で、本編を見ていなくても十分楽しめますが、本編の主要キャラの先祖と思える人物が出てくるので、本編を見ておいた方がより楽しめます。
リナ以外に本編のキャラは一切登場しなく、リナの昔のパートナーが登場。
楽しい仲間達の存在が「スレイヤーズ」の魅力の一つですが、この昔のパートナーは本編の仲間達を全員合わせてもそれ以上のインパクトを感じるキャラで、リナとの絶妙なコンビぶりで笑わせてくれます。
劇中語られませんがこのパートナー、実は本編のあの人の姉という裏設定が・・・。
声優陣にゲストとして高山みなみがいるのは嬉しいところ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

arts さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ギャグとシリアスのバランスがとてもいい作品

劇場版の1作目。
本作はギャグとシリアスのバランスがとてもよく、退屈せず見ることができた。
魔法による戦闘シーンも多くあり作画もいいので、とても見ごたえがあった。
キャラクターが活き活きしているおかげで、物語全体が明るくテンポよく進んでいくが、それでいてしっかりまとまっていた。

スレイヤーズシリーズを名前だけ知っているけど見たことはないという人は、最初に本作を見てみるのもいいかもしれない。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

25M自由形 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

今でも覚えてるからな~

小学生の頃観た記憶があって思わず棚入れ&評価です。笑
スレイヤーズ本編(アニメ)を見ていなかったにも関わらず何度も観ては楽しんでいたのを覚えています。

ナーガとリナのキャラが強くて誰にでもわかりやすい劇場版でした。幼いながらも感動して涙してしまいました....
あとは魔法呪文?が印象的で真似して遊びました。笑



古い作品ですがこれを機にアニメも観たいと思います(^^)
個人的にこの劇場版が一番好きです!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

65.9 7 1995年夏(7月~9月)アニメランキング7位
シティーハンター ベイシティウォーズ(アニメ映画)

1995年8月25日
★★★★☆ 3.7 (22)
132人が棚に入れました
北条司原作の人気コミックが、TVアニメ版の人気を受けて二度目の劇場映画化。なお併映は『シティーハンター 百万ドルの陰謀』。東京湾上に新設された未来型都市・東京ベイシティが、南米コステロ共和国の元独裁者・ギリアム将軍一派によって乗っ取られてしまう。その目的は、都市中央のホテルに設置されたスーパーコンピューターを直接ハッキングし、アメリカを核攻撃すること。そこへ乗り込んだリョウと海坊主は、将軍配下の武装集団を相手に大立ち回り! TVシリーズ『3』終了から約半年を経て発表された作品。尺としては正味45分の中編ながら、全編にアクション満載の一本だ。リョウや香だけでなく、普段は脇を固める役回りの海坊主と美樹の活躍も存分に楽しめる。

声優・キャラクター
神谷明、伊倉一恵、一龍斎春水、玄田哲章、伊藤美紀、小林優子、阪脩、渡部猛、岸野一彦、原田一夫

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

コマンドーやダイハード等が好きな人にはオススメの一作

全編45分と短めゆえに他の方がおっしゃってるように気がついたらあっという間に終わってしまうそんな感じ。

それも大半がジェットコースターなアクションシーンという事もあり、最初から最後まで飽きさせない作りになっているのが大きいでしょうね。

主人公の遼でしたが今回は前半からコメディー担当でアクション面はむしろ海坊主が担っていた印象だったかな。そのせいか、80年代のアメリカのアクション映画っぽい豪快かつ大味な内容。

それゆえに何も考えずに楽しめる作品に仕上がっていたと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

計測不能 8 1995年夏(7月~9月)アニメランキング8位
はじまりの冒険者たち レジェンド・オブ・クリスタニア(アニメ映画)

1995年7月29日
★★★☆☆ 2.9 (7)
26人が棚に入れました
作家・水野良とグループSNEが構築した異世界フォーセリアの物語の内、大陸クリスタニアを舞台とした英雄譚が独立して劇場版アニメになったもの。 神獣たちが住まう外界から隔絶された大地・クリスタニア。謎の声に導かれるがままその地へと向かう青年・レードンの胸中に渦巻くのは、両親を暗殺した宰相たちへの復讐心だ。力を得るための旅を続ける彼はやがて、クリスタニアへと誘う声の主が邪神バルバスであることを知った。大切な仲間を連れ去っていった邪神を相手に初心を貫き屈するか、それとも抗うか……。決断を迫られたレードンの進むべき道とは。 剣と魔法の世界で獣人や妖精が躍動する、まさに王道のファンタジー映画。邪道(?)な『スレイヤーズ』との併映も相乗効果を上げていた。

声優・キャラクター
緑川光、弥生みつき、玉川砂記子、小林清志

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

迫力が無い映画。

アニメーション制作:トライアングルスタッフ
1995年7月に公開されたアニメ映画。

【RPG】

日本でRPGといえば、
かつては、ひとりでプレイして仲間を集めて魔王を倒すコンピューターRPG。
今ではサーバーに接続してネット上でプレイヤー同士でPT組んだりギルドを作ったりするMMOが主流でしょうか。

【テーブルトークRPG】

本来のRPGとはオフラインで同好の士が6~7人集まって同じテーブルの上でシートとダイスと筆記用具を使って遊ぶ、
あるときは屈強の戦士に、あるときはあらゆる呪文を使いこなす魔法使いに、
あるときは敬虔な僧侶に、あるときは抜け目の無い盗賊に、
各々の職業に好みの性別と年齢を設定して演じる、なりきりごっこだったらしいです。

【グループSNE】

今では、モンスター・コレクションのほうが有名ですが元々は、
トンネルズ&トロールズ、ダンジョンズ&ドラゴンズなどの本場アメリカのTRPGを翻訳して、
日本で布教してた会社みたいです。

【フォーセリア】

グループSNEが創作してメディア展開した共通の架空ファンタジーRPG世界。
六大神が信仰の対象になっています。

グループSNEの作品である『ロードス島戦記』『ソード・ワールド』『クリスタニア』は、
フォーセリアという共通世界上のそれぞれにつながりがある物語みたいです。

【この映画の概要】

ロードス島戦記で行われた英雄戦争、そして邪神戦争終結の300年以上後の時代の物語。
呪われた島・ロードスより遥か南に位置する大陸クリスタニア。

クリスタニアの神獣の民は六大神とは別の異教の神“神獣”を信仰していて、
神獣の力で、人間→獣人→動物 と姿を変えて戦うことが可能。

クリスタニア大陸 =アメリカ大陸
新しき民・暗黒の民 =ヨーロッパからの入植者
神獣の民・古の民 =ネイティブアメリカン

でイメージするとわかりやすいですね。

今まで閉ざされていたクリスタニア大陸を舞台に、
異なる種族が接触して起こる新しい時代の幕開けというストーリーらしいです。

【感想】

・全体的にTRPGのリプレイっぽい展開ですね。
・出会い、王族の暗殺などの陰謀、戦い、死別など様々な展開があるのですが、なんの感慨も湧いてこない。
・ロードス島戦記にも登場していたアシュラムとピテロース以外の名前を覚えられ無かったのが、
 登場人物に本当に興味が持てなかったということ。
・作画が超地味なうえに線が弱々しくてしょぼい!TVシリーズでならともかく映画のレベルではない。
 予算も人手も足りなかった?ストーリーが特に目を引かない上に作画もこれでは魅力がない。
・アニメではキャラの容姿って大事。アシュラムなんか本当にロードス島とは別物のしょぼいデザインですし。
 登場した時にはアシュラムのトレードマークである漆黒の鎧シャドウウィルダーを着てなかったですしw
・出渕裕・挿絵と結城信輝・デザインによるロードス島戦記OVAと比較すると、
 作画にロマンもハッタリも全然効いてないですね。
・OP主題歌のメロディは典型的な菅野よう子の曲ですが良かったです。しかし、EDの歌は超イマイチ。


このアニメは、フォーセリア入門としてグループSNEのTRPGをこれからやりたいって人向けビデオでしかないですね。
淡々としすぎて、感想も特に何も無い本当にどうでもいい映画でした。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 18

計測不能 8 1995年夏(7月~9月)アニメランキング8位
NINKU-忍空-<劇場版>(アニメ映画)

1995年7月15日
★★★★☆ 3.7 (5)
26人が棚に入れました
「週刊少年ジャンプ」の人気連載作品がTVアニメ化を経て、「東映アニメフェア」の一環として劇場アニメに。 風助たち一行は、用心棒を募集している村に自分たちを売り込みに行くが、そこにはなんと自分たちのニセモノがすでに名乗りを挙げており、悲しいかな彼らの世話係としてこき使われるハメに。結局彼らはただのサーカス団くずれだったのだが、そこへ拳法の使い手である盗賊の三兄弟が現れる。忍空使いを標的とする彼らを相手にニセモノたちは為す術もないが……。 本作封切り後、間もなく逝去してしまった人気声優・富山敬が演じるニセ風助の演技が味わい深い一作。

計測不能 8 1995年夏(7月~9月)アニメランキング8位
トムとジェリーの大冒険(アニメ映画)

1995年8月19日
★★★★☆ 3.7 (4)
25人が棚に入れました
分譲豪華マンションが当り、引っ越す事になったご主人様に付き合い、家を出る事になったトムとジェリーはその最中いつものようにケンカに夢中になる余り、ご主人様とはぐれてしまう。やむなく家に戻った二人だが、翌朝家が取り壊されてしまい立ち退かざる得なくなる。ホームレスとなった二人はやがて家出娘のロビン・スターリングと知り合う事になるのだが……。 御存知、トムとジェリーの最新劇場用映画。制作にあたってかなりオリジナルのシリーズを意識した様子が伺え、キャラクターのデザインや動きなど、数多くある新作の中でも一番原典に近いムードを持っている。人間側の主人公ロビンに現代っ子的な役割を担わせるなど、配慮の行き届いた工夫が楽しく、その意味でもかなり成功した新作と言えるのではないだろうか。

計測不能 8 1995年夏(7月~9月)アニメランキング8位
それいけ!アンパンマン ゆうれい船をやっつけろ!!(アニメ映画)

1995年7月29日
★★★★☆ 4.0 (5)
24人が棚に入れました
劇場版「アンパンマン」シリーズの第7弾。臨海学校で小さな白馬と仲良くなったメロンパンナ。しかし、ドキンちゃんにねだられて、ばいきんまんは白馬をガイコツ島へとさらってしまう。ところが白馬は、メロンパンナの姉、ロールパンナにしかなつかない。そこでばいきんまんはドクター・ヒヤリと組んで、ロールパンナの良い心をなくし、悪のかたまりに改造してしまう。メロンパンナとアンパンマンたちは白馬を探しにやってくるが、悪い心に支配されたロールパンナと幽霊軍団が彼らの前に立ちはだかる。

計測不能 8 1995年夏(7月~9月)アニメランキング8位
ミッキーのアルバイトは危機一髪(アニメ映画)

1995年8月11日
★★★★★ 4.4 (5)
16人が棚に入れました
1995年に公開されたミッキーマウス・シリーズ
の第124作目にあたる作品。英語版では長年ミッキーマウス
の声を演じたウェイン・オルウィンが出演した
最後の短編映画作品となった。
テレビゲームに夢中なミッキーマウスは
ミニーマウスとのデートの約束を忘れてしまう。
デートの埋め合わせとして海外旅行を提案したが
後に大金が必要であると分かり、途方に暮れてしまう。
大金を得るために怪しげなアルバイトに挑むのだが…。

計測不能 8 1995年夏(7月~9月)アニメランキング8位
それいけ!アンパンマン アンパンマンとハッピーおたんじょう日(アニメ映画)

1995年7月29日
★★★★★ 5.0 (1)
16人が棚に入れました
95年に劇場公開されたアンパンマン映画「ゆうれい船をやっつけろ!!」の同時上映作品で、アンパンマンたちが誕生したいきさつなどを知ることができる。声の出演は戸田恵子、中尾隆聖、富永みーな、他。ある日、アンパンマンたちは誕生日を迎えたくものモクちゃんのために、みんなで楽しいバースディ・パーティを開く。そこではアンパンマンとばいきんまんが歌とおゆうぎを披露したり、アンパンマンたちが生まれたころの話が繰り広げられる。

計測不能 8 1995年夏(7月~9月)アニメランキング8位
KAZU&YASU ヒーロー誕生(アニメ映画)

1995年7月22日
★★★★★ 4.2 (2)
9人が棚に入れました
Jリーグの創世期、サッカーブームの火付け役となった三浦泰年と知良兄弟の少年から青年時代を描いた伝記アニメーション作品。物語は、静岡に引っ越してきたことをきっかけに、三浦兄弟が地元のサッカーチームに入ったところから始まる。そして、兄弟はサッカーの才能を伸ばしていき、兄の泰年は高校サッカーで活躍、弟の知良は中学を卒業すると単身でブラジルへと留学する。そして、共にサッカー選手として成長した二人は、プロのプレイヤーとして出会うことになった。 本作は、二人の母親である三浦由子の原作を映像化したアニメで、『劇場版 エスカフローネ』の赤根和樹が監督し、『メイプルタウン物語』の朝倉千筆が脚本を担当している。

計測不能 8 1995年夏(7月~9月)アニメランキング8位
親指トムの奇妙な冒険(アニメ映画)

1995年8月1日
★★★★★ 5.0 (1)
7人が棚に入れました
イギリスの監督デイヴ・ボースウィックが撮った人形アニメーション。ダーク・シティで暮らす巨人=人間たち。親指ほどの大きさの息子トムが、突然ある夫婦の間に生まれた。二人の温かい愛情がトムを包む。しかしトムは、彼の誕生を知った何者かの手により、無理矢理バイオ実験室に連れ去られてしまう。そこは人為的に奇形化させられた動物たち、肉体を分断されながら生存装置によって生きる奇怪な人間が集められ、実験が繰り返されている場所だった……。人形アニメーションと言えば、チェコが生んだ天才、ヤン・シュヴァンクマイエルや「ストリート・オブ・クロコダイル」のクエイ兄弟が有名だが、本作は彼らが持つ幻想的な雰囲気や奇怪なイメージは共通しているものの、童話的要素が強く、彼らの作品及び人形アニメーション作品に不可欠な哲学的、形而上学的な“香り"が背景に漂ってないのが残念。しかしながら、人形と生身の人間とが同じ画面内で共演しているのは興味深い。
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