saitama さんの感想・評価
3.8
たまたまポイントがあったのでECサイトでポチってしまった。
少年サンデーの連載、めっちゃ面白かった。
その雰囲気そのままに出たOVA。
うん、中身は正直無い。それが、あ〜るワールドなので、それが面白い。そもそも、あ〜るの設定がある意味実話ベースでゆるゆるだし…。
そして、このOVAは完全にファン向けだったので、本編となる漫画を読まないと設定からして理解できない。
ただ、この時代のアニメーターって本当に画の才能あったんだなぁと、今更ながらに思う。
さらに思うのは、おまけにもなっている特典映像にイベントの模様や若きアイドル時代のような富永みーな達がバンバン出てくるところ。うん、バブル時代って本当にこんな感じで緩かったし、末端にまで金が回ったし、みんなが上を向いていた。ある意味で牧歌的で平和だったのがバブル。いまの時代は中抜きすることが正義かのようなゼロサムゲームが当たり前。景気は良くても本当に景気が良いわけじゃない。
その点において、この作品はOVA映像ではなく、DVDパッケージ全部で評価されるべき作品。
このOVAだけなら、この評価点だけど、DVDパッケージ全部だと、満足度4.7~4.8くらいあってもいい。
平和ボケと言われようとも、景気が良くてみんなにある程度金が回って平和なのが一番良いなと心底思える作品です。
woa さんの感想・評価
2.0
妹の肉体に死んだ兄の精神が同居するというコンセプト自体は面白いし、展開もとある組織間の内紛という形で一つの肉体を二つの精神で共有する主人公の葛藤を如実に反映しているようなので説得力もある。ただ残念なのは全4話の中で話がまとめられているとはとても言えず、事の発端やキャラの個別紹介を説明するだけで3話費やされ残り1話で大団円を迎えてしまうのである。精神や見せ場を兄に乗っ取られつつある妹の内面だとか、各キャラの関係性だとかはもっと丁寧に3話くらい使ってやっていれば深く掘り下げることもできたと思う。
じぇりー さんの感想・評価
1.7
第1巻「氷城炎獄篇」のレビューと併せてこちらに書くことにする。
随分前に原作コミックを読んだことがある私だが、ストーリー・設定等様々な面で衝撃的過ぎて、当時軽くトラウマを残した作品。
原作コミック10巻分のボリュームを、40分そこそこのOVA2本では描ききれないのは分かり切った話なので、原作未読者には全く意味不明な内容となっている。
1巻と2巻はリンクしておらず、それぞれ独立したエピソードとなっている。
原作を読んだ人が、動いてしゃべるCLAMPキャラを見て萌えるためにあるアニメと言っても過言ではない。
既読者でも、もはや内容うろ覚えの私、ポカーン・・・
ただ、数少なく鮮明に記憶していることと言えば、特に終盤の怒濤のトンデモ展開&大どんでん返しだ。これぞ「聖伝」、これぞなんやよう分からんが雰囲気で押し切る感のあるCLAMP作品の真骨頂なのだが―
第2巻はそこを描いてくれるのかとワクワクしながら見たが、残念なことに大団円を装った実に中途半端な終わり方をしていた。
個人的には原作未読者にとっての本OVAのツッコミど・・・もとい、見所となるのはキャラデザだと思うのだが、成人男子キャラ全員、あり得ない程のムキムキ大逆三角形ボディーをしている。
肩幅が軽く頭の5倍ほどある。何をどう鍛えれば、ここまでガチムチなボディーが出来上がるのか不思議だが、まぁ、彼らは神様なので(笑)
気になる方は、原作・OVAどちらでもお好きな方をご覧ください★
ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価
3.3
現代アニメ技術以てきちんとアニメ化されたなら、
絶対人気でるんじゃないかな?
そんな私的妄想作品、小説や劇画に多々あります、
過去アニメ化された歴史あっても、
出来栄え残念だったもの含めれば枚挙暇無しですね、
さて本作ウルフガイですが、
謂わずと知れた?平井和正氏のSF小説、
ウルフガイシリーズは大きく分けて二通りあり、
中年ルポライターの狼男が大活躍するアダルトシリーズと、
謎の転校生実は狼男な少年の数奇な物語を、
抜群の筆力以て描かれる少年ウルフガイシリーズ、
(どちらも主人公名義は「犬神 明」ですが別人別次元)
各シリーズ大好きですが特に少年犬神明の大活躍描かれた、
1.狼の紋章
2.狼の怨歌
3.狼のレクイエム 第1部
4.狼のレクイエム 第2部
(いずれも祥伝社ノンノベルズ)
この4本については私的聖書と言っても過言ではないくらいで、
猛烈に惹きつけられ影響されたものです、
{netabare}
主人公がカッコいいのは無論彼に魅かれる女教師や少女工作員、
この少女工作員コードネーム(虎4)実は虎人間、
報われぬ愛覚悟命がけで主人公と行動共にします、
人狼の不死身の血得んが為の国家的謀略に真向立ち向かう孤高な少年狼、
{/netabare}
狼という動物に関する誤った解釈やイメージに、
一石投じた功績も大きかったんじゃないかな、
現に私はこれ読んで狼という動物大好きになりましたしね、
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さて本作OVAですが上記少年ウルフガイシリーズの、
狼の怨歌~レクレイムが描かれた1992年作のOVAです、
何故物語基端である狼の紋章項はじかれてるのか理解に苦しみますが、
狼の怨歌~レクレイムについては概ね原作通りには運んでます、
ただ90年代鑑みても作画や演出には惜しい部分もかなり見受けられ、
当時もですが今改めて観てもやはり色々残念な感拭えず、
高橋留美子調キャラデザも生かしきれてない印象です、
少年ウルフガイシリーズは実の処1970年ぼくらマガジン連載だった、
坂口 尚氏作画原作平井和正氏連載漫画の原作ノベライズ基端ですが、
近年2007年~2012年ヤングチャンピオンにてリメイクされてます、
イメージ的にはいいのですが内容は狼の紋章項が中心、、、
個人的にはやはり虎4(レクレイム項圧巻大活躍な虎娘)大好きなので、
アニメ化するなら狼の紋章からレクレイムまで、
美しき金狼、是非蘇らせて欲しいものです。
余談~
蘇って欲しい金狼というレビュータイトルは、
ハードボイルド御大作家大藪春彦氏の「蘇る金狼」捩ったものです、
1979年松田優作氏主演映画化作品としても有名ですが、
こちらで紹介させてもらってる狼の紋章も1971年実写映画化されてて、
松田優作氏の映画デビュー作(羽黒獰 役)だったりします。
ポール星人/小っさ さんの感想・評価
4.0
白鯨伝説を観てて、やっぱり宝島は良かったよなぁと思い出しまして。
んで、コレも久しぶりに観たくなり。
宝島の後日譚、と言っても7分程ですので物語と言う程では無い訳ですが短いながらも男の中の男シルバーは老いても尚 って話です。
老いたシルバーが子に託した物と、その子にシルバーが何を思いそれを託したのかを説くジムって図式は本編観た人間にゃタマランです。
本編ラストの不屈の精神のあのセリフも良かったですけど、これも蛇足にはなっておらずイイ感じです。
まぁ本編観てない人にゃナニコレ?でしょうけどもw