1990年秋(10月~12月)に放送されたTVアニメ動画一覧 10

あにこれの全ユーザーが1990年秋(10月~12月)に放送されたTVアニメ動画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月20日の時点で一番の1990年秋(10月~12月)に放送されたTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

×

絞り込み

年代別アニメ一覧

69.7 1 1990年秋(10月~12月)アニメランキング1位
八百八町表裏 化粧師(けわいし)(TVアニメ動画)

1990年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (10)
23人が棚に入れました
『仮面ライダー』や『キューティーハニー』等で有名な石ノ森章太郎原作の同名漫画が原作。江戸時代の売薬店、式亭正舗の若旦那、式亭小三馬は化粧品の調合などをし、化粧師(けわいし)を生業としていた。「江戸一の美人になれる」と評判で常に引っ張りだこの彼は、人は美しく装うことで内面も美しくなれるという信念を抱いている。彼は、化粧で人を美しく、ひいては江戸を美しくしようとする。2001年には椎名桔平主演で『化粧師-KEWAISHI-』が映画化され、話題となった。

E=mc² さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

アニメ界屈指の難読タイトル。ここまで網羅しているオタクはそうはいないだろうなぁレベルのレアアニメ。

“はっぴゃくやちょうひょうりのけわいし”と読みます。
仮面ライダーシリーズ等で有名なかの石ノ森章太郎氏原作。
江戸の化粧売りの旦那が色々な事件や相談を解決していく、1話完結…ではないけどわりとそんな作品。古い作品なのでモロあり。もはや万屋。

1990年の作品にしては1話1話の作品の完成度が非常に高い。10分(21,22話だけ20分)でよくこんな面白い話が作れるなと。
特にやばいのは音楽、マッチしすぎて俺得案件すぎる。
作画やキャラが少々古いのは仕方ないとしても観やすいしセリフもところどころ現代的でわかりやすい。
江戸の街を舞台とした時代劇ですが、戦闘シーンが多いわけでもないですし、歴史好きと言うよりもアニメ好きの人全般にオススメです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 1

67.2 2 1990年秋(10月~12月)アニメランキング2位
ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦~フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父~(TVアニメ動画)

1990年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (124)
724人が棚に入れました
全宇宙一の戦闘民族サイヤ人の住む惑星ベジータで一人の男の子が産声をあげた。その名は「カカロット」、後に孫悟空となる男の子である。同じその頃、サイヤ人戦士「バーダック」の一味はカナッサ星を攻めていた。彼、バーダックこそがカカロットの父である。大猿と化したバーダックたち5人のサイヤ人によって、カナッサ星は一夜にして陥落した。翌日、仲間から「息子の誕生祝い」などとからかわれながら休憩を取っていたバーダックに、カナッサ星人最後の生き残りであるトオロが襲い掛かる。トオロはバーダックに不意打ちを浴びせ、バーダックの仲間たちの攻撃を食らいながらも「お前に未来を予知できる幻の拳を放った。未来を見てせいぜい苦しむがいい」と嘲笑いながら絶命。その直後にバーダックは意識を失ってしまう。カナッサ星の制圧の報は、それをサイヤ人に命じたフリーザの元へと入る。しかし、名もない下級戦士たちが予定より1ヶ月も早く惑星の制圧を完遂したことで、フリーザの側近ザーボンは、個人では大した強さを持たないが、徒党を組むことでとてつもない力を発揮するサイヤ人たちに対して危機感を抱き始め、フリーザとドドリアの前でそのことを吐露した。数日後、バーダックの傷はほとんど完治していたが、脳波に異常があると診断された。次の命令は惑星ミートの制圧に決まったが、トーマたちはバーダックの容態を気遣い、彼を残して出発する。フリーザによってサイヤ人が滅ぼされるという夢を見た後意識を取り戻したバーダックは、仲間に置いていかれたことを知って自分も惑星ミートに向かおうとするが、その途中で自分の息子、すなわちカカロットとの初めての対面を果たす。

声優・キャラクター
野沢雅子、曽我部和恭、三田ゆう子
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

後付けでも熱いドラゴンボール0

『ドラゴンボール』は元々、{netabare} ピッコロ大魔王戦{/netabare}で完結する構想。
その後、『Z』の原作部分は言わば果てのない延長戦。

ジャンプの苛烈な引き延ばし要求で破綻し力尽きた漫画も多い中……。
サイヤ人だの、フリーザだの、ギニュー特戦隊だの、
後付けで次々と設定を貼り付け、
物語壊滅の劇薬である能力のハイパーインフレや集英社と
折り合いを付けていく……。

この辺りが漫画家・鳥山明氏の卓越したサバイバル能力。
ですが、フリーザ編は作画にも延長戦の疲労の色が滲み出ていた苦しい時期。

超(スーパー)サイヤ人は怒り。
その感情に説得力を持たせ、さらなる能力インフレを読者に是認してもらうため、
原作ではフリーザの凶度を後世まで語り草になるくらい最大化したが、それだけじゃまだ弱い。

そこで {netabare}アニメ版のフリーザ戦を前に、
悟空の父の代とフリーザとの間に並々ならぬ因縁を追加しよう……。

そんな構想で悟空生誕時の歴史にねじ込んだのが、このTVスペシャルアニメ。{/netabare}

アメコミ映画なんかでも、エピソード0はスタート地点というゴールが見えており、
道筋が脱線しづらい分、良作が多いのですが、
それはジャパニメーションの本作でも同様。

未来予知の呪い設定を上手く絡めて、
既に視聴者が見えている悲劇のカタルシスを最大化。
そこに{netabare} 特攻していく悟空の父・バーダックの
悲壮なキャラの魅力を存分に引き出すことに成功しています。{/netabare}

フリーザ様の悪名もアニメオリジナルストーリーでがっちり補強w
個人的にフリーザ様が{netabare}グズグズしていた部下もろとも、惑星ベジータを爆散させて、
花火大会に興じる、そのゲスな高笑いw
本作はフリーザ様のベストオブ暴虐非道だと思っていますw {/netabare}


一昔前まで、再視聴には結構難儀するTVスペシャル番組でしたが、
最近は動画配信で気軽に見直すことができるようになりました。
良い時代になったものです。


サイヤ人の誇りだけでなく、
フリーザ様の暴挙を堪能したい方にもオススメなスペシャルアニメです♪

投稿 : 2024/12/14
♥ : 19
ネタバレ

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

DBにはアニオリキャラなのに異様な存在感を持つ男が二人いる

一人はブロリー。
そして、もう一人は…。
そう、この男。悟空の父であるバーダック。

アニオリなのに鳥山先生が気に入っちゃって原作漫画に逆輸入しちゃったんですよね~。
更に人気があったからか、エピソードオブバーダックなんて後付け話まで作られたり、ゲームでは仮面のサイヤ人として謎の存在感を誇っていたり。
とにかくアニオリスペシャルに出ただけのゲストキャラなのに至れり尽くせりの持ち上げられっぷりである。
まあ格好良いからしょーがない。格好良さは正義。

この話はフリーザ戦の結構前、ギニュー特選隊と戦ってる時あたりに放送されたんですよね。
このエピソード一つだけでも、フリーザという「悪」の存在を際立たせる効果が凄くあったと思います。
劇中歌のソリッドステートスカウターも凄く良くて、DBのオリアニスペシャルとしてはまさに珠玉の出来だったと思います。

ちょっと話はそれますが、今うしおととらを見てて。
{netabare}うしとらは強大な悪に徒党で立ち向かったルートだとすれば、この作品は単騎で絶望に抗いつつカカロットという希望に後を託した話かと思うと妙に感慨深く思えてきます。
この二つの作品、世界観は結構違いますが……。
強大な悪に立ち向かうという路線ってのは、少年誌的には王道ど真ん中でいいものだなと思います。{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 8

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

クロージング:満足度上昇。注目の作品で期待を裏切らない出来。

1990年10月17日に放送されたアニメ『ドラゴンボールZ』のテレビスペシャル。

孫悟空たちが活躍するよりも前の話を描いた、シリーズ初のスピンオフストーリーである。『ドラゴンボールZ』本編の86話や『ドラゴンボール改』の第1話の導入と第42話、劇場版『ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強』冒頭では本作のクライマックスシーンが使用されている。

オープニングテーマ - 『CHA-LA HEAD-CHA-LA』
エンディングテーマ - 『光の旅』

投稿 : 2024/12/14
♥ : 5

61.3 3 1990年秋(10月~12月)アニメランキング3位
三つ目がとおる(TVアニメ動画)

1990年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (28)
210人が棚に入れました
「週刊少年マガジン」に連載された手塚治虫の伝奇SFコミックが原作。アニメ化にあたっては学園中心のエピソードを多くするなど、対象年齢はいくぶん低めに設定された。いつも学校のみんなからいじめられている少年・写楽保介、実はその正体こそ超能力を持った三つ目一族の末裔だった。そうと知らない級友の美少女・和登千代子は写楽を連れて博物館へ赴いたのを機に、写楽は額のばんそうこうに隠された三つ目を解き、古代の超パワーを発揮させる。

声優・キャラクター
伊倉一恵、松井菜桜子、嶋俊介、緒方賢一、田野めぐみ、速水奨

みり仔 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

opが現代風

あんなでかい×の絆創膏売ってません。
写楽くんかわいい!話も手塚先生らしくおもしろいです。
とくに評価したいのはopの「?のブーメラン」ですね~
現代の子にも人気出るかと。
プリキュアのop聞いたときコレと似ててびっくりしました。
作曲の人がいっしょなんですね。
歌詞もおもしろいですよ!
ひゅーるるるんひゅーるるるん!

投稿 : 2024/12/14
♥ : 5

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

手塚治虫のオカルト作品

バビル2世というか鬼太郎というか・・
邪気眼、多重人格、スーパーウェポンと厨二心にこたえる主人公。この手のハシリなのかな・・。
もちろん3つ目になったらビックマウス。
後年の作品なので原作もあまり違和感はない。といっても30年前だけどね・・。

主題歌が初代プリキュアのそれとそのまんまなのだが偉い人に聞いたら同じ作曲者らしい・・・。しょーがないね。





投稿 : 2024/12/14
♥ : 4

計測不能 4 1990年秋(10月~12月)アニメランキング4位
からくり剣豪伝ムサシロード(TVアニメ動画)

1990年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (3)
32人が棚に入れました
意思を持つSDの機械生命体“からくり人"たちの活躍を描く時代劇アニメ。デザインには「ガンダム」の大河原邦男やゲーム「スーパーロボット大戦」の青木健太らも参加。時は戦国乱世、からくり人と人間が共存する国ジパング。オカヤーマの田舎ミヤモト村で暮らすガキ大将のからくり人ムサシには、国一番の武芸者になる夢があった。ある日、美貌のからくり剣士コジローと出あったムサシは彼を生涯のライバルと認める。城下町へ赴いたムサシを待つものは。

声優・キャラクター
野沢雅子、伊倉一恵、松井菜桜子、水谷優子、速水奨、山口勝平、難波圭一、辻谷耕史、山口健、大塚芳忠、古田信幸

計測不能 4 1990年秋(10月~12月)アニメランキング4位
RPG(ロープレ)伝説ヘポイ(TVアニメ動画)

1990年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (5)
28人が棚に入れました
『サクラ大戦』の広井王子が原作を手がけたファンタジーアニメ。ぬいぐるみの主人公や、お城などを象った巨大ロボット“キャッスル"ほか、独創性のある設定も多い。魔法世界ファンタGランド。魔王ドラクネスが悪のキャッスル剛魔神軍を復活させ、平和な国々を襲い始めた。ドラゴニア王国のパル爺さんが作った命を持つ不思議なぬいぐるみの少年ヘポイは、ドラクネスに挑戦。各地に眠る善のキャッスル聖機神軍を蘇らせながら、ヘポイたちは旅を続ける。

声優・キャラクター
増田裕生、草尾毅、久川綾、西原久美子、滝口順平、飛田展男、吉村よう、北村弘一、友近恵子、三浦雅子、長保理保子、勝田久、飯塚昭三、塩屋浩三、森川智之、茶風林、菅原淳一、川村万梨阿、掛川裕彦、松本保典

miki0908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

レビュー0ですって!

個人的に思い入れのある作品です。
初めてタイムスリップを実感した作品でした。

最初はお子様向けに進みますが、突如主人公が封印され
目がさめると世界は悪に支配され、
時を超えて世界を救うために戦う、という
子供の視聴者をドッキリさせる作戦の番組でした。

現在は使い古された過去改変や、のんびりと見せかけて
ハードなストーリーなど、
現在でも通用する演出法です。
妖怪ウォッチや銀魂でも同じ手法が用いられます、
テレビ東京の奥義の一つでしょうか。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 3

計測不能 4 1990年秋(10月~12月)アニメランキング4位
ピグマリオ(TVアニメ動画)

1990年秋アニメ
★★★★★ 5.0 (2)
23人が棚に入れました
『スケバン刑事』などの和田慎二の冒険ファンタジー漫画が原作。10余年も続いた原作漫画が終了する時期のアニメ化だった。強い意志とやさしい心を持つ小国ルーンの皇子クルト。8歳の誕生日を迎えたクルトだが、精霊であった母ガラティアは悪神メデューサの呪いで石像にされてしまう。メデューサを倒して母を救うため、クルトははるか西を目指し、大海原を渡る。だがクルトとメデューサの間には意外な秘密が隠されていた…。

声優・キャラクター
折笠愛、山野さと子、島本須美、松本梨香、小杉十郎太、子安武人、松岡洋子、麦人、沢木郁也、銀河万丈、山田礼子、安西正弘、横尾まり

計測不能 4 1990年秋(10月~12月)アニメランキング4位
江戸っ子ボーイがってん太助(TVアニメ動画)

1990年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (3)
22人が棚に入れました
「月刊コロコロコミック」に連載された樫本学ヴの人気漫画を原作にしたTVアニメシリーズ。23世紀の大江戸シティ。そこはハイテク感と江戸情緒がいっしょになった世界だ。街の治安を守る警察官を養成する大江戸捕り物学院(ポリスアカデミー)の元気少年、ボンテン丸太助は、本職の警察官「刑事(デカ)っ引き」に憧れる10歳の正義漢。人呼んで「がってん太助」の彼は現場で功績を上げようと頑張るが、その大半は勢いあまって失敗ばかり。そんな太助だが、学院生で市長の娘おもんちゃんや、学友のシンギス・ハーン、二宮金太郎たちといっしょに今日も頑張るのだ。独特の世界観とエネルギッシュな内容で人気を呼んだぴえろ(スタジオぴえろ)の児童向けアニメ。『ヴァンドレッド』『メルティランサー』のもりたけしの初めての監督作品でもある。

計測不能 4 1990年秋(10月~12月)アニメランキング4位
三丁目の夕日(TVアニメ動画)

1990年秋アニメ
★★★★★ 4.2 (2)
19人が棚に入れました
小学館『ビッグコミックオリジナル』に1974年から連載されている西岸良平作の同名の大長寿漫画が原作。昭和30年代(1950年代後半から1960年代前半まで)の「夕日町三丁目」という町が舞台となっている。2005年には『ALWAYS 三丁目の夕日』というタイトルで実写映画化され、大ヒットを記録。国内の多くの映画賞を受賞し話題となった。主人公は鈴木オートという小さな修理工場の一人息子、一平。機械が大好きで遊びの天才の一平にかかれば帰り道も突然、未開のジャングルに変身し。ジャングルジムも宇宙ロケットになってしまう。だから、学校でも人気者で…。一平が仲間たちと織り成すほのぼのとした物語。

計測不能 4 1990年秋(10月~12月)アニメランキング4位
PEACH COMMAND 新桃太郎伝説(TVアニメ動画)

1990年秋アニメ
★★★★★ 4.3 (2)
18人が棚に入れました
「桃伝」という略称でも広く認知されている。ゲーム『桃太郎伝説』を基にしたアニメ。桃太郎を初めとして、昔話の主人公達が多く活躍する。カグヤ・タケトリ姫が治めていた月に突如鬼幕府軍が現れ、太陽系はその支配下に落ちてしまった。だが、その事を知らない田舎者な桃太郎が月の都にやってきたその日は、偶然にも鬼がカグヤ姫を連れて民衆の目の前を凱旋する日だった。カグヤ姫から鬼幕府軍を倒すため、三種の神器を探すよう頼まれ、鬼から救出したばかりのティンクルと共に旅に出る。今作では宇宙(太陽系)を舞台にしており、前作『桃太郎伝説 PEACHBOY LEGEND』との直接の関係は無いが、前作の登場人物がエキストラとして度々登場する。本作品には夜叉姫という鬼族が登場するが、ゲームに登場する夜叉姫とは別人である。原作ゲームとの直接の関係は薄く、アニメオリジナルの要素やキャラクターも多い。

計測不能 4 1990年秋(10月~12月)アニメランキング4位
きかんしゃトーマス(TVアニメ動画)

1990年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (2)
11人が棚に入れました
イギリスのウィルバート・オードリー牧師が1945年より創刊した『汽車のえほん』(原題:The Railway Series)を原作とする映像作品。1984年から英国で放送が始まった1番ゲージの鉄道模型を使用して撮影される人形劇、現在はコンピューターを使用した3DCGアニメーションとして放送されている幼児向けテレビ番組である。

イギリスのアイリッシュ海に浮かぶとされる架空の島ソドー島に敷かれたノース・ウェスタン鉄道(ソドー鉄道)で働く、顔と意志を持った蒸気機関車や車両たちと、それに関わる人々を描く。発表当時の英国鉄道情勢を色濃く映した原作に対し、本作は当初からキャラクターコンテンツとしての側面がクローズアップされ、その一環として原作絵本では一機関車としてしか描かれていなかったトーマスを、明確な主人公と位置付けした上で制作されている。

1986年の第2シリーズ制作を皮切りに、以後も放送形態・制作会社・制作形態を変更しながらもシリーズは断続的ながら長期的に放送されており、世界的にも知名度の高い作品である。さらに幼年向け番組でありながら、撮影において使用される鉄道模型の緻密さ、キャラクターが実在の鉄道車両を基に設計されていることなどから、観点別で幅広い世代に評価されている。

1989年よりアメリカでもPBSの子供番組『シャイニング・タイム・ステーション』にてコーナードラマとして放映を開始し、日本では1990年よりフジテレビ系の子供向け番組『ひらけ!ポンキッキ』内のコーナードラマとして放送を開始した。2018年現在では世界185の地域で30ヶ国語以上の言葉に翻訳されて放送されている。

紆余曲折を経ながら30年を超える長寿シリーズに成長し、幼児向けキャラクターの定番として大量の商品が流通している。ビデオ/DVD化された番組自体をはじめ、絵本や玩具・日用品・衣料など、2007年現在で日本国内のきかんしゃトーマスのキャラクター商品の売上額は年間300億円に上る。
ページの先頭へ