1989年秋(10月~12月)に放送されたTVアニメ動画一覧 24

あにこれの全ユーザーが1989年秋(10月~12月)に放送されたTVアニメ動画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月22日の時点で一番の1989年秋(10月~12月)に放送されたTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

×

絞り込み

年代別アニメ一覧

72.0 1 1989年秋(10月~12月)アニメランキング1位
ザ・シンプソンズ(TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (46)
305人が棚に入れました
1989年に開始したアメリカの長寿アニメシリーズで、今までにもエミー賞などの受賞履歴を持つ。ブラックユーモアや風刺を交え、社会派ドラマや家族愛、政治など幅広いテーマを題材としているホームコメディーだ。実在の俳優やミュージシャンなどもゲストで登場している。どこかにある街スプリングフィールドで生活するシンプソンズ一家。ぐうたらなダメ親父ホーマーや、いたずら大好きの長男バートら一癖も二癖もある連中のため今日も街は大騒ぎに。

ブランドン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

アイカランバ!!

2011秋にシーズン23が米国で放送予定。
世界中で放送されギネスにも認定された
ザ・シンプソンズですが

「今から観ても長そうだから大変!!」
「某ドラマみたいに引っ張り続けてるんだろ?」

ご安心下さい。シンプソンズはサザエさんと一緒です。
1話完結なので設定だけ覚えればどのシーズンにも
対応できます。

●主要登場人物
ホーマー・シンプソン
一家の主。いい加減な性格でいつもトラブルを引き起こす。
キレやすく「地元の瞬間湯沸かし器」と呼ばれることも。
ものすごいバカ。異常なビール好き。原発勤め。

マージ・シンプソン
ホーマーの良き妻。家族をまとめる為、日夜奮闘している。
常識人だがぶっ飛んだエピソードも多数ある。

バート・シンプソン
小学4年生の長男。超イタズラっ子。
国際問題に発展するような事件も「ちょっとしたイタズラ」と
言いのける。

リサ・シンプソン
小学2年生の長女。父や兄に似ず頭がとても良い。
成績は常にトップクラス。
ホーマーやバートのせいでトラブルに巻き込まれることもしばしば。
優秀故友達がいない。

マギー・シンプソン
1歳の次女。
かわいい。

コメディアニメであり家族をテーマにしたエピソードが
主になります。
しかし投げっぱなしのオチで終わる回も多数あり、
オチ後にスタッフロールが流れると「えっ!?お終い!?」
と笑かしてくれます。
シーズンを重ねる毎にブラックユーモア満載になるので
そういうのが好きな方は是非!!
でもグロいギャグもあるから注意して下さい。
「臓物(ハラワタ)をブチ撒けろ!」的な。
年に1回放送される「ハロウィーンスペシャル」は
こんなシーンしかありませんw
さすが米国と言わざるを得ません。

そしてゲストキャラが本当に豪華です。
リチャード・ギア、メル・ギブソンなどのハリウッドスターや
レッチリやU2、Green Dayなどのアーティスト達。(Green Dayは映画で出演)
もはやシンプソンズ出演は一種のステータスになっているのです!!
でも話の中でボコボコにされたりする方もいます。
スターの懐の深さに感服!!

ちなみに吹き替え声優陣は大平透など超大御所!!
ですが声優の評価は4点にしています。
映画であんなことにならなければ…
ウワァァ━━━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━━━ン!!!!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12

rurube さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

アメリカアニメの代表作。

アメリカアニメの代表作。
家族愛・時事問題・政治など社会風刺がこの作品の特徴。
正直、日本アニメが此処までのクオリティーでシリーズ物を作るのは不可能だという事を教えられる。
一話作るのに半年間かけ必要経費も日本のアニメをはるかに凌駕する。
シンプソンズを見たことが無い人はぜひクリスマスや感謝祭シーズンの話を見て欲しい、家族愛やアメリカにおける絆がテーマになる事が多く取っ付きやすい内容。
それと政治色が強い作品を嫌がる日本人が多いがあくまで主張でありそれが正しいと思うかは視聴者が決めることでしたかない。これを見て友人や家族と考えを議論しても楽しめる。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

負け猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

色々な所から怒られてそうwww

ブラックジョークアニメ^^

途中で断念というか、シーズンがいくつもあり1話完結モノなので
TVで放送してたら見るというスタイルでしたw

内容は
狂った町で狂った家族が楽しく暮らすアットホームドラマ仕立てアニメです。

一見まともそうなキャラでもどこか狂っていたりと、
大体の登場キャラは頭がイカれており、行動から言動までおかしいです。

非常にアメリカらしいブラックジョークの多いアニメで
日本ではみられないような過激な笑いを取りに来ます。
また、バート(息子)が大好きな作中のアニメで
トムとジェリーをパロったイッチー&スクラッチーも結構な見物です。
(グロ注意ですけどね^^)

吹き替え版を見ていたのですが
ホーマー(父親)の驚いた時の声は独特で楽しいです。
「ドォッ」←こんな感じ

最後に耳にした話では何か制作上の問題で新シーズンが作れない状態だとかw
(確か声優のギャラが高すぎてとかだったかな?)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

71.7 2 1989年秋(10月~12月)アニメランキング2位
機動警察パトレイバー(TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (280)
1660人が棚に入れました
時は1999年。社会は作業用ロボットことレイバーで発展を遂げる一方、レイバーを使った犯罪も多発。警視庁は対レイバー用の特機パトレイバーを準備した。レイバー小隊である特車二課第二小隊へ配属された婦警の泉野明は、パトレイバー・イングラムに“アルフォンス”と命名する。

声優・キャラクター
冨永みーな、古川登志夫、池水通洋、二又一成、大林隆介、榊原良子、郷里大輔、井上瑤、千葉繁、阪脩、西村知道、よこざわけい子、合野琢真、鈴置洋孝、土師孝也

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

暴れまわるザ・ライトスタッフ(あっ軽い人々)。

正直ガンダムより好きです。
従来のロボットアニメが立ち向かってきたリアリティではなく『リアル』な小型ロボットという本懐をなしとげた。子供向けのトリコロールともおさらば!!
近未来(だったw)この世界ではレイバー(労働者)の名の通り、ただの建築、土木機械である。
銃も熱を出すような武器も持たない。
ファイナルファイトばりにそこらへんの角材や鉄パイプを手に襲ってくる。
あと飲酒運転ww痴情のもつれ・・。
それらを仲裁、取り締まるためにパトレイバー(特殊車両2課 パトロールレイバー中隊)が存在するのだw。


玩具とした場合の販促面、人物と一緒に映したときの映像的な問題もあり主役機は8mクラス。手足は人間のように、腰は細く。だそうだ。
OVAなどでは電線や歩道橋に四苦八苦する姿が自虐と皮肉をこめて描かれる。人型である理由も劇中でも『かっこいいから』だからね。警察は正義の味方ですみたいな・・。


かなり明確な操縦方法、メンテ(どこまでやられたらメーカー整備とかある)方法やらレシプロ補助発電、電動式の駆動システム、各部のアクチュエーターや軽量化のためのFRPのペラペラ装甲、果ては道交法の車両としての設定(股間にナンバーがついてる・・)までとにかく細かい。
普段は肉眼で作業できるようにコクピットが上下に移動するのも強度と整備性はどうなの?なんていわずに、実用的かっこいい。実際旧式、量産タイプではオミットされる機種も。


一番の功績は80年代当時、コンピューターではなく、OSという言葉を用い、ソフト(OS)、ハード(機体)と呼称したことかと。
操縦技術は元より、個人の操縦のクセや好みを覚えさせて、OSをちゃんと育てないとせっかくの最新、高コスト機体も活かしきれない。逆にどんな優秀なOSを入れても対応できるくらいに機体がよくなければ意味がない。ボトムズで少しでたけど、これはそれまでのロボットアニメにはなかった。
そして歩行型の乗り物は酔ってゲロを吐く。。

で・・ここまで詳細に設定をつくっておきながら、動きは非現実的にド派手でコミカル。作業用レイバーは石原がとび蹴りしてくるレベルのディーゼル黒煙を巻き上げつっこんでくる・・。
なんとも粋な作品。


サンデーの漫画版はコミカライズ云々ではなくて漫画もアニメも原作なんです。
ゆうきまさみ自身が原作グループのヘッドギア立ち上げメンバー。

鉄人28号のオマージュ、黒いレイバー事件をメインストーリーとして基本的に1話完結、ボトルショーばかりのオムニバス形式でお話が進みます。

個性的なキャラクターが織り成す警察官(おまわりさん)公務員wとしてのロボットアニメ、新社会人の青春群像劇、コメディ、ドラマ、ミステリー。。。
そう踊る大走査線はこれかれレイバーをとったものなんです。
偉大なネタ元の逮捕しちゃうぞ への感謝の気持ちも忘れない。パトカーが・・トゥデイw。
後藤隊長曰く、隊員としての日々は部活動みたいなもん。らしい。いつかはオトナになってそれぞれの道へってことかな。
だれでも楽しめる作品なので興味ある方はぜひ。

一番好きな話は押井守の『特車二課壊滅す!』です。
14話の後藤隊長の拡声器での台詞も最高。
パト2も含め、やっぱり後藤隊長が理想の上司だなぁ。。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 18

ゆきだる丸 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

二足歩行ロボットは乗り心地が悪い

当時、ちょうど今頃「2000年~」の未来を設定として始まったアニメ。
ドラえもんとかアトムみたいに空飛ぶ車や空飛ぶロボット、ハイテクっぽさが一切無く「10年後ってこんなもんだよな~」的イメージを醸し出した作品です。

・乗り心地が悪い
・空飛べない
・免許が必要
・金食い虫
・海に潜れない
等々、ロボットアニメとしては珍しくミラクルの少ない現実味のある内容。

オチこぼれ、はみ出し者なお巡りさんが「レイバー」と呼ばれるロボットで犯罪を取り締まる感じのお話。

現実的にあり得そうなテクノロジー感が大好きです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

ぶっかけ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

特車2科は永遠

これのせいで、とゆうかおかげで私にとってロボットとはガンダムでなくパトレイバー
何が面白くて何が面白くないかの判断基準は、未だにこの作品を軸に考えている程

フィクション全般は、至極勝手に自由に物事を進めていて、制約は自ら作るしかない。
作り手の責任とでもゆうんでしょうかね
規制することでジレンマが生まれ物事が交錯する
規制は世界観や設定であり、交錯するジレンマを魅力的に見せるのが登場人物です
そこにデザインや演出・ストーリーを加えさらに磨き上げたものにこそ、秀逸であるとゆう評価はなされる
だから、その責任が感じられない作品は評価できないと私は思っています
そう言う、あくまで自分にとって面白いと思うモノの根拠が何であるのか、に答えを出してくれた作品です

投稿 : 2024/11/16
♥ : 8

70.8 3 1989年秋(10月~12月)アニメランキング3位
らんま1/2 熱闘編(TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (206)
1412人が棚に入れました
『らんま1/2』(らんまにぶんのいち / ラテン文字表記: Ranma 1/2)は高橋留美子による漫画作品。および、それを原作とするテレビアニメ作品。
水をかぶると女になってしまう高校生格闘家・早乙女乱馬と、その許婚・天道あかねの交流を軸に、家族・友人を巻き込んだドタバタの日常を描いた格闘ラブコメ作品。

声優・キャラクター
山口勝平、林原めぐみ、日髙のり子、高山みなみ、井上喜久子、大林隆介、緒方賢一、鈴置洋孝、島津冴子、山寺宏一、鶴ひろみ、佐久間レイ、関俊彦、永井一郎

Britannia さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

キャラに特化したアニメ

☆★概略★☆(歌詞から引用『乱馬ダ☆RANMA』)
♪うちの天道道場 いそうろう
乱馬 つらーい修行の
呪泉郷
まさに悲劇!
水をかぶると
女になっちゃうフザケた体質
あかねの許嫁!♪

トン・ト・ト・トン、パァァ~ン
うんうんこんな話w

全143話(無印+通算161話)

♠声優
今じゃ有名な方達の駆け出し時代、ビッグネームが目白押しです。
例(男子生徒A、石田彰さん、男子生徒B、子安武人さん等)

♥キャラクター、BEST3
~女性編~
・❶位、らんま(またの名を:木の上のヤカンの女、おさげの女、女らんま、らんこちゃん)
・❷位、シャンプー(1番の美少女、我愛你❤「ウォーアイニー」)
・❸位、右京(ナマリがええなぁ)

~男性編~
・❶位、乱馬(ハーレム)
・❷位、良牙(爆砕点穴便利だな)
・❸位、玄馬&早雲(仲良しw)

♦主題歌、BEST3
・①『思い出がいっぱい』
・②『じゃじゃ馬にさせないで』
・③『乱馬ダ☆RANMA』

♣OVA、1~6視聴済
・らんま1/2 シャンプー豹変! 反転宝珠の禍(OVA Vol.1)
・らんま1/2 天道家 すくらんぶるクリスマス(OVA Vol.2)
・らんま1/2 あかねVSらんま お母さんの味は私が守る!(OVA Vol.3)
・らんま1/2 学園に吹く嵐! アダルトチェンジひな子先生(OVA Vol.4)
・らんま1/2 道を継ぐ者(前編)(OVA Vol.5)
・らんま1/2 道を継ぐ者(後編)(OVA Vol.6)

読んでくれて謝謝「シェイシェイ」
再見「サイツェン」

投稿 : 2024/11/16
♥ : 20

もずくず さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

原作から愛してやまない作品です。2期ですね。

原作は何度も読んでいます。
全38巻。
復刻版もある、少年サンデー連載。

うる星やつら、めぞん一刻、犬夜叉等でお馴染みの高橋留美子先生著作。

登場キャラ紹介

主人公
・早乙女乱馬 水をかぶると女になってしまうという呪われた体を持つ男。

・早乙女げんま 水をかぶるとパンダになるという乱馬のおやじ。

・ヒロイン 天道あかね とにかくツンデレ。親が決めたらんまの許嫁

・天童なびき とにかくお金大好き。あかねの姉。次女。

・天童かすみ 聖母マリアのような姉さん。おしとやか。天童家の家事全般をこなす。

・久遠寺右京(くおんじ うきょう)
乱馬の許嫁2番目。実はあかねより先。職業お好み焼き屋。

・シャンプー 
水をかぶると猫になる。らんまにベタボレ。

そのほか多すぎて紹介できません。エロじじいとか色々いますけど。

声優陣がまず豪華。

らんまは林原めぐみと山口勝平
まぁこの二人といえばそりゃもう高橋シリーズというか、サンデーシリーズアニメの金字塔といってもいい顔ぶれですな。

個人的にはほかのキャラもとにかく声優陣がドンピシャです。
ここまでキャラの個性を生かした声優をあてはめてあるアニメはかなり珍しいと思います。

~見どころ~

基本はのほほん学園生活で、らんまとあかねのラブコメみたいなアニメです。
なんといってもキャラの濃さ。
1回でればそれで終わりということもなく、程よく間をあけて登場して完結します。

特に女性キャラが豊富です。
シャンプーがもう個人的にカワイイです。もうかわいい。

あかねと乱馬は当初それほどひかれあっていませんでした。
お互い素直じゃなく不器用なところが似ていると思いました。

漫画と違った描写がアニメではいくつかあり、アニメでしか登場しない主要キャラもいます。

むしろアニメだから多少許されているきもします。
当時としては珍しい、格闘系アニメではありますが、発想が斬新でした。
水をかぶれば姿が変わるなんて。

とにかく話があきることなく展開していき、豊富な登場人物からあきることなく家族全員で見ていただいても楽しめる作品です。

あとちょっとエッチな部分もありますが、たかがしれています。

そこも含めて高橋留美子劇場と言えます。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6
ネタバレ

あんちょび さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

らんま1/2(熱闘編)

らんま1/2の続きです。
原作と異なる点が少し増えているようですが気にならない程度です。

相変わらずの面白さです!
面白くて好きになっちゃうお話がいっぱいありますよ(≧ω≦)


{netabare}◆各話タイトル◆

第1(22)話  激突! 出前格闘レース
第2(23)話  やっぱり猫が嫌い?
第3(24)話  私が女傑族のおばば!
第4(25)話  出た! 必殺天津甘栗拳!!
第5(26)話  白鳥拳の男ムース登場!
第6(27)話  爆走! 雪だるま運びレース
第7(14)話    さらわれたPちゃん!
第8(15)話  危機一髪! 死霊の盆踊り
第9(16)話  Pちゃん爆発! 愛の水柱
第10(28)話  乱馬恐怖の山ごもり
第11(29)話  爆砕点穴とは? 良牙大逆襲
第12(30)話  危うし! 天道道場
第13(31)話  さらわれたあかね!
第14(32)話  対決ムース! 負けるが勝ち
第15(33)話  究極のエロ妖怪八宝斉
第16(34)話  女子更衣室を襲え?
第17(35)話  鬼も逃げだすカラクリ屋敷
第18(36)話  これで女とおさらば?
第19(37)話  愛と憎しみの贈物
第20(38)話  SOSエロ妖怪八宝斉
第21(39)話  あかねの口びるを奪え
第22(40)話  いい湯だな? 銭湯で戦闘
第23(41)話  また一人乱馬を愛したヤツ
第24(42)話  熱愛? 良牙とあかね
第25(43)話  くしゃみ一発愛してナイト
第26(44)話  幻の八宝大華輪を探せ
第27(45)話  大好き! 私のうっちゃん
第28(46)話  魔女が愛した下着ドロボー
第29(47)話  変身! ムキムキマンあかね
第30(48)話  呪泉郷から来た殺し屋
第31(49)話  私ってきれい? 乱馬女宣言
第32(50)話  対決! 八宝斉VS透明人間
第33(51)話  九能家のレ・ミゼラブル
第34(52)話  怪談! 乱馬と魔性の剣
第35(53)話  一粒コロリ・絶倫ホレ薬
第36(54)話  史上最強? 良牙とムース同盟
第37(55)話  バック・トゥ・ザ・八宝斉
第38(56)話  黒バラの小太刀! 純愛一直線
第39(57)話  八宝斉 最期の日?
第40(58)話  暴れん坊娘リンリンランラン
第41(59)話  乱馬を襲う恐怖のタタリ
第42(60)話  登場! ものまね格闘技
第43(61)話  良牙の体質改善セッケン!
第44(62)話  格闘!障害物レース
第45(63)話  乱馬、ついに呪泉郷へ行く
第46(64)話  帰ってきた変態校長
第47(65)話  登場! 史上最強の九能
第48(66)話  乱馬が弱くなっちゃった!
第49(67)話  完成! とんでもない必殺技
第50(68)話  決戦! 乱馬復活なるか?
第51(69)話  右京のスカート大作戦!
第52(70)話  乱馬のママがやってきた!
第53(71)話  良牙、愛と苦悩を越えて
第54(72)話  フィアンセは化け猫
第55(73)話  吹けよ風! 青春は熱血だ
第56(74)話  恐るべき新弟子現わる
第57(75)話  おもてに出やがれ!
第58(76)話  良牙の天道道場居候日記
第59(77)話  八宝斉の恋!
第60(78)話  九能ボー然! 恋の大予言
第61(79)話  強くなりすぎた良牙
第62(80)話  あやうし! Pちゃんの秘密
第63(81)話  たまごをつかむ男
第64(82)話  らんまと九能の初キッス?!
第65(83)話  シャンプーの赤い糸
第66(84)話  ムース故郷に帰る
第67(85)話  史上サイテーの賭け
第68(86)話  マリアンヌになった九能
第69(87)話  乱馬なんか大キライ!
第70(88)話  そのおさげもらったぁ!
第71(89)話  男の野望が尽きる時…
第72(90)話  リンリン・ランランの逆襲
第73(91)話  良牙のプロポーズ
第74(92)話  玄馬、家出する
第75(93)話  これが格闘茶道でおます
第76(94)話  道場破りは女の子?
第77(95)話  絶叫! 温泉バトル
第78(96)話  ミーが九能のダディです
第79(97)話  格闘茶道・家元立つ!
第80(98)話  レオタードは乙女の呪い
第81(99)話  恐怖の混浴温泉
第82(100)話  カエルのうらみはらします
第83(101)話  逆襲! 怒りのお好み焼き
第84(102)話  ナンパになった乱馬
第85(103)話  格闘将棋は命懸け
第86(104)話  佐助のスパイ大作戦
第87(105)話  ボンジュールでございます
第88(106)話  ディナーはリングの上で
第89(107)話  あかね、涙の水泳大特訓
第90(108)話  良牙! 夕日に向かって走れ
第91(109)話  夢の中へ
第92(110)話  乱馬はなびきの許婚?
第93(111)話  天道家 消えたたこ焼きの謎
第94(112)話  対決! 乱馬VS影乱馬
第95(113)話  小太刀のマイラブリーパパ
第96(114)話  強敵? 五寸釘くん登場
第97(115)話  乱馬はヘタクソ? 格闘書道
第98(116)話  風林館高校、影のドン登場
第99(117)話  悲願! 普通の男に戻りたい
第100(118)話  早乙女流の跡継ぎは良牙?
第101(119)話  天道家、遊園地へ行く
第102(120)話  風林館高校・通り魔事件
第103(121)話  呪泉郷から来た悪魔 前編
第104(122)話  呪泉郷から来た悪魔 後編
第105(123)話  乱馬がいないXmas
第106(124)話  雪ん子冬物語
第107(125)話  らくがきパンダの呪い
第108(126)話  スイカ島の交際鬼
第109(127)話  幸せのパンダ伝説
第110(128)話  乱馬と右京がソース相愛?
第111(129)話  偽り夫婦よ永遠に…
第112(130)話  格闘茶道! さらわれた家元
第113(131)話  大変! あかねが入院した
第114(132)話  謎の暴れタコツボ現る?!
第115(133)話  五寸釘! あぁ恋の紙人形
第116(134)話  あかねの心がわからない
第117(135)話  追跡! 手まり唄の謎
第118(136)話  もうあなたから離れない
第119(137)話  九能帯刀、代理校長を命ず
第120(138)話  乱馬、月夜に吠える
第121(139)話  你好(ニーハオ)! 呪泉郷のガイドさん
第122(140)話  迷惑! 六人の八宝斉
第123(141)話  気分しだいの必殺技(前)
第124(142)話  気分しだいの必殺技(後)
第125(143)話  シャンプー囚われのキッス
第126(144)話  ボクと駆け落ちして下さい
第127(145)話  キノコ寺へ行こう
第128(146)話  必殺! 地獄のゆりかご
第129(147)話  青い恐怖にボンジュール
第130(148)話  織姫は流れ星に乗って
第131(149)話  一つ召しませ恋の桜餅
第132(150)話  できた! 八宝大カビン
第133(151)話  九能兄妹スキャンダルの嵐
第134(152)話  黄金の茶器、五重塔の決戦
第135(153)話  五寸釘光、ひと夏の恋
第136(154)話  愛の格闘チアガール(前)
第137(155)話  愛の格闘チアガール(後)
第138(156)話  決定! ミス・ビーチサイド
第139(157)話  爆裂! ハイパーツヅミ
第140(158)話  忍の犬は白と黒
第141(159)話  天道家・龍神伝説
第142(160)話  乱馬、ミーツ・マザー
第143(161)話  いつの日か、きっと…
(wikipedia引用)



◆主題歌◆

らんま1/2(熱闘編)
 オープニングテーマ
   「リトル★デイト」         [7-13話]
   「思い出がいっぱい」        [23-45話]
   「絶対!Part2」           [46-69話]
   「地球オーケストラ」        [70-99話]
   「もう泣かないで」         [100-117話]
   「ラヴ・シーカー CAN'T STOP IT」 [118-143話]


 エンディングテーマ
   「ド・ン・マ・イ来々少年
      〜Don't mind lay-lay-Boy〜」 [1-22話]
   「乱馬ダ☆RANMA」         [23-38話]
   「プレゼント」            [39-54話]
   「フレンズ」             [55-69話]
   「ひなげし」             [70-99話]
   「POSITIVE」            [100-117話]
   「虹と太陽の丘」           [118-143話]

 オープニングナレーション
   「乱馬くんは変態」      [1-23話]
   「乱馬くん出番ですよ」    [24-45話]{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 14

69.6 4 1989年秋(10月~12月)アニメランキング4位
YAWARA!(TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (163)
841人が棚に入れました
『20世紀少年』などで知られる漫画家・浦沢直樹の人気柔道コミックをアニメ化。浦沢作品初のアニメ化であると同時に、製作のマッドハウスが約10年ぶりに手がけたTVシリーズでもある。武蔵山高校2年生・猪熊柔は、幼少時から祖父・滋悟郎の英才教育を受けてきた天才柔道少女。スポーツ記者・松田が数少ない理解者だが、彼女自身は普通の女の子でありたいと願っている。そんな柔の気持ちと裏腹に、彼女は柔道のスターへの道を歩んでゆく。

声優・キャラクター
皆口裕子、永井一郎、関俊彦、神谷明、川島千代子、鷹森淑乃
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

当時柔道ブームの火付け役になった原作マンガのアニメYAWARA!

ビッグコミックスピリッツにて連載されていた
1989年から1992年のアニメ 全124話

アニマックスで今年1月から再放送され
月ー金の平日に1話ずつ観てやっと7月に全部見終わりました。

ラスボス感たっぷりの本当は普通の女の子になりたい才能あふれる
柔道家のヒロイン柔の苦悩と青春&スポコン、ラブコメたっぷりで
ラブコメにしては恋愛の進展が遅くてじれったいけど、
先の読めない展開と熱い柔道の試合が観ていて楽しいです。
スラムダンクやカレイドスター等熱いアニメが好きな方はハマるかもしれません。
曲や絵やキャラの服装がバブリーで多少時代を感じますが、
今観てもさほど気にならないというか逆に新しく感じます。

ここから感想&超絶ネタバレ↓
猪熊柔について{netabare}
幼い時から祖父の猪熊滋悟郎の英才教育を受けた柔道の天才少女
猪熊柔は柔道に関して消極的だった。
「普通の女の子は男の人を投げ飛ばしたりしない。
普通に恋をしたり、オシャレを楽しんだり普通の女の子になりたい」
と、思いながらも毎日欠かさず稽古を受け練習をしていた。

1話開始ぐらいの高校時代はアイドル志望の錦森君に恋する
ミーハーだったり、周りの友達にも柔道をしていることを隠していた。
高校卒業後にこの時期の柔の友達が後に登場しないことから
きっと彼女は心を許せる友人や人物はいなかったんだろう。
後に富士子やジョディロックウェルと親友になり
柔道の世界へ前向きに飛び込んでいくようにもなる。

実際、普通の「女の子になりたい」という理由は
恋やおしゃれとかの他に5歳の時に父親と稽古していた際に
巴投げで一本とったことにより「天才には、勝ち目がない」と
父親が修行の旅に出たまま帰ってこなくなる。

それにより、母親はその父親を探しに旅に出てしまい
そばにいて唯一頼れるのが祖父だけだったと思う。
柔道のせいで家族がバラバラになったというトラウマと
祖父に柔道だけ仕込まれたせいか世間知らずなところがある。

猪熊柔自身、小柄で華奢な体。ごく平凡な見た目だけど
重量級の相手であっても軽々投げ飛ばしてしまうほどの実力と
必殺技の一本背負いと立ち技寝技、何でもOKなオールマイティーで
数々の選手を魅了し頂点へ上り詰めるラスボス感ある柔道家だけど、
唯一欠点があるとしたら、すぐブレるマインドとメンタルの弱さ、
多少依存的なところがあり、未熟でもある、
そして精神論や綺麗事で動いている節もある。
悪く言えば、典型的なイイ子ちゃん。
だけど・・!その部分が逆に人間らしいというか・・味がある。

OP・EDが普段柔道着姿の多く女の子らしい服装が少ない柔を
監督のときたひろこさんが、
「せめてOP・EDの中だけでも色々な服を着せてあげたかった」
という意向のおかげで柔の色んな服装や姿が垣間見えるので要チェックです!{/netabare}

三角関係の行方{netabare}
柔は恋愛に憧れはいるけど、非常に鈍感だった。
彼女の才能ある爽やかな柔道の技や人柄に惹かれて
数々の人が恋に落ちるけど、それに気づかない。
(新聞記者の松田とさやかのコーチの風祭、高校の同級生花園など)

高校の同級生の花園薫{netabare}
富士子に出会いほぼ一目惚れ同士で花園の柔への気持ちは憧れへと変わり
富士子と二人で柔を応援し続けるのがすごくイイ。
特に富士子の柔への真っ直ぐな気持ちと友情、
バレリーナを目指していた甲斐がある体の俊敏性、
柔軟性の柔道の才能と試合に目が潤んだ。 {/netabare}

さやかのコーチの風祭進之介{netabare}
初登場時は恋愛経験ほぼ無い柔がキザな大人の魅力に惹かれて好意を抱いていたが、
さやかとの婚約発表を堺に後に松田への気持ちが強くなり
クリスマスイブエピソードで決定的になった。
実際風祭は軟派な男でひどいあがり症で頼りない
(↑このエピソードで彼の株は上がったw)
彼女に好かれようと道を外れても松田や滋悟郎と違って忠告や口うるさいことも言わない。
イケメンでお洒落な実家もお金持ち、しかも女好きの風祭は
内面の良さで真心のある松田に最初から負けている気がする。

結局柔への想いが募ってもさやかとの結婚で手に入る地位や名誉を
捨てることができなかった優柔不断が目立った時点で松田の勝利が見えていた。{/netabare}

熱血新聞記者の松田耕作{netabare}
ひったくり犯を巴投げする柔を見て
スポーツの才能がなく中途半端だった松田は憧れると同時に一目惚れして彼女を常に見守り良き理解者となる。
柔道で世界に羽ばたく彼女に対し、
三流新聞の記者でしかない自身との間に差を感じ中々柔に告白できず、
周りからイイところで邪魔が入るせいか、
(柔が鈍感なせいもある)恋愛の進展がとても遅かった。
124話のラストでも邪魔が入ったけど
後のスペシャル回でお互い気持ちに素直になり、
松田が本気の告白を見せてくれた。{/netabare}

オススメ&好きなエピソード{netabare}
31話「受験日のプレゼント」
三つ葉女子短大受験の時に手を痛めた柔を応援して
ハンカチでペンを固定するシーン
ここで松田ルートのフラグが立った。

53話「松田の独占インタビュー」
死闘後に松田が告白したら、柔は疲れがでて松田の肩にもたれて
(結局きいてないw)眠るシーン
夕焼けの中、二人っきりでベンチに座ってるのがロマンティック。

87話「爆走!パッパラーおじさん」89話「不敗神話!」
柔の松田への気持ちがハッキリした回
今までに無い緊張と絶不調は松田がいないことが原因だと分かり
松田が到着した瞬間に一本決めちゃうのが印象的!
勝った後お互い見つめ合うシーンがじれったい!

98話「ファーストキス!」
風祭が柔のファーストキスを奪うって・・作者病んでたのか・・(;゚Д゚)!
実際作者はラブコメ系のこの作品を書くのがだんだん辛くなったらしいし
続編は・・観たいけど、きっと・・書かせない方がいいと思う。
作者の・・発言的に(震え声)

107話「…泊まっていこうかな」
一番胸がキュンとしてドキドキした回・・ッ!!
高校までの柔なら松田が抱きついたら投げたはずだけど
お互い照れてるのが・・可愛い(笑)
胸にダイブ→床ドンの流れで下に落ちたリンゴと
視聴者の声を代弁してくれたお隣のおばあさんnice!!

ライバルの本阿弥さやかについて
初登場から高飛車で感じ悪いお嬢様だなーっ
と思ってたけど、スポーツ界を総ナメし、
並外れた運動能力で柔とは対照的に柔道に関して積極的だった。
邦子同様、柔の邪魔したりかなり嫌いなキャラではあったけど、
柔の父親猪熊虎次郎氏がコーチに入り
派手な柔道(一本背負いから立ち技)↓
地味な柔道(寝技)にシフトし、柔に戦いを挑む姿が勇ましい

特に最終回辺りの修行を積んださやかの2回戦目の戦いに
恐ろしい執念と努力が滲みでてた。
最終回で柔に負け、「試合、楽しかった」と差し歯を渡され
プライド高い故に相当屈辱を味わい、風祭に
「柔に強い選手と認められた証拠だ」的なことを言われて
思わず涙を流した姿

・・美しかった。

風祭も普段弱い姿を見せない彼女が泣く姿に
心臓の鼓動が早くなるのを感じ初めてさやかに恋をしたことに気づく。
このシーンのおかげで私の中のさやかへの好感度が上がった↑↑ {/netabare}

見終わるまでにわりと長い時間がかかって愛着が湧いたのと、
熱い展開に心動かされたので即お気に入りの棚行決定です(笑)
私の中で大好きな作品になりました。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 45

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

浦沢さんの「手法で書く」ことへの覚醒と、オチの弱さについて

【短いまとめ】
・浦沢さんって、実は「日常系」の亜流なのではないか?
・だから、「オチ」がなくて済んでいるのでは?
・そして、それを可能にしたのは日常系の前身としての「ラブコメ」だったのではなかろうか。


【短くないテキスト】
■浦沢さんの「手法」への覚醒

 浦沢さんと言えば、本作が最も有名ではあるが、90年代後半以後は、『20世紀少年』『MONSTER』『PLUTO』の浦沢さんでもある。
 本作は、彼の出世作にあたる。彼がもともとやっていた作風は、本人曰く「かなりマイナーな作風」。そこからかなり調整されたという。
 昔どっかで読んだインタビューで本人が言っていたが、「かなり意識的にスポコンの方法論をパクった」のだとか。スポコンに加えて当時のラブコメ的なものも参考にしているが、とにかくこれは、手法に極めて自覚的に描かれた作品である。浦沢直樹に、「物語をテーマではなく、手法によって書く」ということを目覚めさせた作品ではないか、そう思うのだ。
 彼は、それまでのマイナーな作風では、鳴かず飛ばずだったものが、これで一挙にメジャーになる。
 そして、彼は、この作品でメジャーになった後に、『Happy!』でより、コテコテのスポコンであり、ラブコメでもある作品をつくる。『Happy!』は『YAWARA!』よりも無駄がなくそぎ落とされているぶん、よくもわるくも、作品としてのあそびがない出来に仕上げっている。それは、浦沢がいかに物語の「手法」に自覚的な作家になっていったか、ということが鮮明にわかる作品でもあった。

 さて、そうして、浦沢は90年代後半には『MONSTER』を描くに至る。
 この『MONSTER』も言うまでもなく、手法に自覚的な作家が作った、非常に特殊な作品だ。「いかに物語の核心を保留(※1)にしたままで<期待>をひっぱるか」ということにこれほどまで、徹底したかたちの話を描いた作品をほかに知らない。浦沢のストーリーテラーとしての労力は、明らかに物語の核心にはほとんど費やされていない。浦沢の努力の核心は、読者の「期待感」をどのようにして紡ぎだすか、という一点に集約されている、といってもいい。期待感の先に何があるか、は重要ではなく期待感が成立しうるというそのことこそが重要だ、ということを『MONSTER』という作品はあきらかに自覚している。
 読者に期待をもたせつつ、丁寧にそれを裏切っていくこれは、サスペンスという分野の物語技法そのものではある。その「期待感」を構成するパーツに、サスペンス的な<推理>の論理構造だけではなく、「キャラ」の味付けや、ヒューマンドラマ的なストーリーテリングの手法、ホラーなど、全てのストーリーテリングの手法が、サスペンス的な「期待感をひっぱる」という技法のために、集約されている。
 結果、浦沢さんは、「作話技法がめちゃくちゃクオリティが高いのに、オチが何もない」という異様な作家、として育っていく。
 これはとても異様な事態だと思う。
 浦沢さんは、いま日本でトップ10に入ると言ってもいいほどに熱狂的な人気のある漫画家の一人だ。その人が、誰にとっても明白な欠陥を抱えた人でもある。
 これは何なんだ。
 少なくない人が、そう思っているのではないだろうか。

■なぜ、浦沢はオチの弱さを許されたのか:日常系との間に

 浦沢さんがオチの弱さを許されているのには二つの理由があると思う。

 一つは、週刊/月間連載という商売の仕方だ。連載という形式でマンガが売られ続ける限り、もっとも売れるマンガは、「オチが強いマンガ」ではなく、「なんとなく次を読みたくなるマンガ」である。その点において、浦沢さんほどのクオリティのある漫画家はほとんどいない。

 もう一つの理由はかなり、わたしの推測が入る。つーか、与太話である。
 浦沢さんの出世作としての出自たる、この『YAWARA!』にあるのではないか、と思っている。
 浦沢さんはとても頭の良い人だし、こだわりも非常に強い人だ、とわたしは思っている。そういう人が、自分の作品のオチの弱さに、まったく無頓着であるということは異様な事態で、少なくとも、最初からそれでいい、と考えていたわけはない、と思っている。

 だが、最初にヒットした彼の作品『YAWARA!』はオチがそんなに強くなかったのだ。そして、オチの強さとヒットは無関係である、ということが良くも悪くも証明されてしまった。
 オチがこれほど弱いにもかかわらず『YAWARA!』が成立していたのは、この作品はそもそも、物語のコアがそんなにない。半日常系・ラブコメ系のスポコンという特殊な立ち位置ゆえだったと思う。
 これは、旧来の「スポコン」方法論オンリーの物語構造のなかでは許されなかったことだ。スポコンは、むかしのRPGと同じく最後には、因縁のライバルと戦ったり、巨大な目標を達成しなければならない。それによって、物語のなかにあった欠落や動機は満たされる。
 しかし、「ラブコメ」においては、その必要はない。
 「ラブコメ」は、現在の「日常系」に至る流れを用意したもっとも大きな源流の一つだろう、とわたしは勝手に思っているが、「日常系」の前身である『YAWARA!』においては、毎回のキャラたちのアクの強さこそが楽しむべきポイントで、オチの強さとかは、正直ほとんど重要ではなかったのだ。

■『Happy!』

 『YAWARA!』のあとに、浦沢が描いた『Happy!』は、キャラ立ちよりも、むしろ、スポコン物語としての形式の洗練にむかっていた。しかし、この作品は、『YAWARA!』ほどウけず、私自身の正直な感想としても、それほど面白くなかった。オチの付け方だけで言えば、『Happy!』はきわめてよく計算されていた教科書的なスポコンマンガだったと思う。最後に戦う「強敵」までのプロセスの設計が、完璧だった。
 しかし、『Happy!』はそこまでウけなかった。これはひとつの反省だったのではないか、と思う。結局、物語のオチじゃなくて、キャラじゃん、みたいなことを浦沢さん(or 編集の長崎さん)あたりが、強く実感したのではなかったか。
 そして、『MONSTER』に至る。
 『MONSTER』は、それまでの浦沢&長崎チームが培ってきた路線と、『MASTERキートン』の路線との融合物だが、ここで脅威の巨大な花火が打ち上げられるにいたる。物語の面白さと、オチの弱さのバランスたるや、実に驚異的だとしか言いようがない。

■まとめ

 まあ、言い換えれば、浦沢さんという存在は、現在の「日常系」ブームの、見事な裏側にいる人なのではないか、ということだ。
 それは、敵対している、ということではなく、同じ源流から出発し、別の解答をえた、という意味において。
 その源流として『YAWARA!』の存在というのは、おもしろいな、などということを、つらつらと勝手に憶測したのでした。

 本当にてきとーな、話で恐縮ですが。


※いわゆる「マクガフィン」

投稿 : 2024/11/16
♥ : 17

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

浦沢さん単独作品の代表作。寧々彼の発祥地?

氏の長編作品はこれがダントツで有名でしょう。
すごく長かったし人気あったし。
アニメ化に呼応するかのように現実でも同じような稀有の天才が現れたというのが作品にとってはとても幸運なことでした。
しかも必殺技がほとんど同じという。のちに警戒されてお目にかかることはなくなりましたが。まぁ他の面でもツッコミは当時からあったんでスルーしてあげましょう。。。

ストーリーはスポーツ記者の松田さんが偶然ひったくりを一本背負いした無名の柔道少女、猪熊柔に出会うことから始まる。
作中でもjk時代の柔のパンチラのほうがピックアップされるのが時代だなぁ。
これを含め初期から大学生あたりまでは若干お色気スポーツ少女モノではじまるのですが、だんだんと二人の恋模様と『国民栄誉賞』『バルセロナ五輪で金』をめざすガチ柔道漫画へ。
でもかなりの初期から登場する友人で永遠のライバル、ジョディとの絡みがいいのね。その独特のキャラから既存のスポ根のライバルらしかないww忘れたころにいつもでてくる素敵な友達『じょでー』。おじいちゃんとも仲良し。

短大編は今期で言えば『ちはやふる』的な展開。キャラも濃くて個人的には好きでした。バンブレもけっこう似てるね。
まぁスポーツ漫画は団体のが面白い。


アニメの特徴としてリアル『バルセロナ五輪』までのカウントダウンがありました。でまぁ肝心の原作が間に合わなくて。アニメでは開催中にww。目標がアトランタに変わりました。原作へ追いついてしまったため?終了。
ちゃんと後年のTVスペシャル(アトランタ五輪開催時w)でしっかり完結してくれます。


総括としてキャラクターが非常に素敵な作品なんです。
嘉納,猪熊さんをベースにした、チートなおじいちゃんこと猪熊滋悟郎はあまりに有名。
原作でもアニメでも主人公の座を柔から分捕ります。
コミックでは外伝で1冊滋悟郎というww。超愛されキャラ。

キャスティングも今で言えば豪華、当時ならば慧眼というべきなのか。ディオやクルーゼの関さんとバニング大佐こと菅原さん他の出世作。関さんはジリオン?まぁそうだけど認知度の問題、個人的には関さんの最高の役はブリード加賀だな。

なんといっても私自身が今でも皆口さんといえば柔ちゃんとしか思えない。ねるとんはなしな。
こんなおっさんが寧々さんにホイホイされちゃうのね・・きっと・・。

今見たらかったるいし、動かないかもしれないけど、暇をもてあましたら見てほしい読んでほしい名作です。

初代のOPは非常にいい曲でアニメもハイセンス。
てか歴代OPEDが粒ぞろいで豪華。最後のEDが名曲と名高いのかな。
でもやっぱり初期の線が柔らかいJK柔ちゃんと皆口さんがいいんだよな。
みてたのは実際は父で、原作と両方好きだったのでいっしょに欠かさずチェックしてたおもひで。

あれを見るたびに古きバブリーな日本に思いを馳せます・・。











投稿 : 2024/11/16
♥ : 9

69.3 5 1989年秋(10月~12月)アニメランキング5位
シティーハンター3(TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (118)
720人が棚に入れました
「シティーハンター2」の続編。裏の世界でNo.1と呼ばれる程の腕を持つと同時に、この世の物とは思えない程無頼の女好きで、美女絡みの依頼しか受けない本作の主人公・冴羽?(さえば りょう)と、依頼人に手を出す?にどこからか持ち出した「100tハンマー!?」で天誅を下す槇村香(まきむら かおり)の名コンビが様々な依頼をこなしていく。

声優・キャラクター
神谷明、伊倉一恵、一龍斎春水、鷹森淑乃、玄田哲章、小山茉美、佐々木るん

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

『シティーハンター』の完全新作アニメが制作中!

5月25日(月)発売の月刊コミックゼノン7月号にて、なんと『シティーハンター』完全新作アニメが制作中と明らかになりました!
実は『シティーハンター』生誕30周年企画として、2015年7月18日(土)に、新装版『シティーハンター XYZ Edition』全12巻を刊行開始! その全12巻購入特典のひとつとして、豪華声優陣でお届けする、完全新作アニメーション「獠のプロポーズ」DVDが用意されるとのことです!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 10

しゃあ・あずなぶる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

眠れない午前二時

内容的には前2作と変わらないのだが、獠の衣装カラーが変わった、話数が減った、曲がパワーダウン、これらの要因で何となく印象の薄い3。

当時の私は、活動休止してしまったTMにガッカリしつつも、小室哲哉のソロデビューがOPに起用されるって事でワクワクしていたのは覚えているw

そして、世間では歌うなと言われている小室哲哉。
私は彼の歌声は大好きだ。
あの蚊の鳴くような声、モスキートボイスはたまらないw

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

runa21 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

安定期いろんな意味で

OPの香さんと遼がかっこいいので、
コレは絶対に飛ばしてはいけません!!


遼と香さんの関係が安定してきたのが
この3です。

お互い、あえて踏み込みはしないけど、
気持ちはわかっているって感じですね。
信頼関係も、強くなってます。


ただ、内容が、
1,2に比べると少し劣った気がします。

2にいたってはシリーズが長くても全部楽しめたのですが、
3はちょっとだらだらした感じがします。

これは、
まとめて見たから
だらけてしまったわけではないと思います。
香さんと遼の関係を描いている回は、
おぉぉぉぉっとテンション高くなりましたが、

どうも全体的な、
アクションを初め、依頼内容等
ないようがおざなりな気がします。

っというのも、
シティーハンターを見てたのは
小学校低学年の頃で、
1,2の内容は、ほぼ全て覚えていましたが、
正直3の内容は、
OP覚えていましたが、
内容は「そういえば、こんな話しあったかも」
位にしか覚えていませんでした。


原作、キャラクター、
相変わらず好きなので、
ひどい評価ではないですし、楽しめますが、

この知名度に甘えてしまった
製作側にちょっと・・・ね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 8

65.1 6 1989年秋(10月~12月)アニメランキング6位
ドラゴンクエスト 勇者アベル伝説(TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (122)
500人が棚に入れました
汚染された水「死せる水」に沈んだ古の都エスターク。ある日、かつて世界征服を企んでいたエスタークの民の怨念により、邪悪なる存在、大魔王バラモスが生み出された。赤き月、竜の日。アリアハンの村に住む少年アベルと少女ティアラは同時に15歳の誕生日を迎えた。2人はひょんなことから、アリアハンの近くにある「竜神湖」の湖底で竜伝説にまつわる石版を発見する。ところがその直後、伝説の竜を甦らせようと企む大魔王バラモスにより、ティアラがさらわれた。アリアハンのパブロ神父によってティアラと自分の秘密を知らされたアベルは、モコモコと共に、アリアハン国王に謁見し、ティアラを助けバラモスを倒すために旅立つ。

キリン  さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ドラクエⅣを買ってもらう為に必死

人に映画などの感想を聞くと
「原作の方が良かった」
と言うのをよく耳にします。

原作、特に小説を読んで、
その人が頭の中で浮かべる映像が
映画の映像において自分の想像を超えるものでは無かったら
どうしてもガッカリ感が沸いてきます。

また物語の構成、順序、台詞の言いまわし等が
尺や大人の事情で変更やカットされていたりしても、
その部分は原作どおりやってほしかった、
入れてほしかったと思う人もいます。

原作との差別化などの理由で良かれと思って
映画オリジナルキャラやストーリーを加えても、
「余計なことするな」
「世界観が壊れる」
という酷評が・・・

要するに原作を読んだ方というのは
ハードルを上げてから観ると言う強敵です。
(客なのに敵だと?とか言うのは置いといて)     


まあ、何をやってもいちゃもんを付けようと思えば
どうとでも付けれるし、
よく言われますけど、
全世界の万人が100%納得絶賛するのは
私も不可能だと思います。
ましてや「お金を払って観てるんだから」
とか付け加えると、もう話がややこしいです。


さて、『ドラゴンクエスト』ですが
ターゲット層は恐らく小中高生あたり
当時、絶大な人気を誇っていたタイトル
家庭用ゲーム機ファミコン用ソフト『ドラゴンクエスト』
のアニメ化です。
放送が始まったのは『ドラゴンクエストⅣ』が
発売される前だったはずです。


私はこの時が来るのを待ち望んでいました。
(ハードルをメチャメチャ上げていました)

実際アニメを観てみると
「う~~~~ん」
でした。
ハッキリ良いとも悪いとも言わないけど
観続けていました。

子供ながらに、

大好きなドラクエが
おもしろくないなんて
認めたくない!!
きっと次回はおもしろいはず!!

という気持ちだったと思います。

そして何よりハッキリ言えない最大の理由は
父にプレゼンしていたというのがあります。

アニメは観るけどゲームをしないお父さんに
「あんな~『ドラゴンクエスト』っていうな~
絶対お父さんが好きなな~
アニメが始まるんじゃけどな~
『ドラゴンボール』の人が描いとるけぇな~(キャラデザ)
絶対おもしれぇんじゃ」

「ほんでな~それ観たらな~
みんな『ドラクエⅣ』買うと思うんじゃけどな~
俺だけ買わんかったら、仲間外れにされるんじゃ~
ムゲーじゃろ?」


父はおもしろいアニメを紹介してもらい
僕はゲームを買ってもらう
というお互いWIN WINの関係を築こうと
必死だった私は
毎週、父とアニメ『ドラゴンクエスト』を観た後、

「あぁおもしろかった!!」

と、でかい声で父を洗脳しようと試みていました。


ここで冒頭で説明したことを当てはめてみると、
私にも同じ現象が起こっていたのが
今、大人になって解かります。

原作はゲーム『ドラゴンクエストシリーズ』です。
制作の予算や尺の関係、その他大人の事情など
子供には思いも付かないです。
ゲームも現在の進化した『ドラゴンクエスト』とは違って
戦闘もダメージ表現が敵が点滅するだけ
道具を使っても文字表示のみ
という感じでした。
今からすれば、お粗末でしょうが、
当時はそれが最高だと思っていたんです。

ですがそのお粗末だからこそ
場面を想像する余白が残っていて
イメージが広がっていったんですね。
魔法も実際のゲーム画面はただ点滅するだけですが、
説明書に炎の玉とか氷の刃だとか書いていたので、
脳内でプレイヤーが想像する最高の
エフェクトがかかっているわけです。

これの映像化はゲームのアニメ化の前例が無い
子供にとっては「絶対おもしろい」
という夢みたいな話だったのです。


なのにアニメ『ドラゴンクエスト』は

バラモスがゴリラみたいな顔
バギが光の玉みたいな表現
ギガデインを魔法使いが使う

などなど
イメージどうこうと言うより
設定が変わっていて
私は戸惑ってしまいました。
いや、許せなかったと言うべきか・・・

でも途中で
そういうのを気にしないで
ひとつの作品として
楽しもうと思い最後まで観ました。

変に思い入れが強いと
観れなくなっちゃうかも・・・という作品です。


ちなみに『デイジィ』という女剣士が
カッコ良くて好きだった私は、
せっかくフラグがたってるのに
さらわれたヒロイン『ティアラ』を助けようとする
主人公『アベル』がアホだと思っていました。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 19

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

そして黒歴史へ・・・

あくまでベースがドラゴンクエストなのか・・。
愛が足らない。もしくは製作の独自解釈がすごい。
町や人、敵の名前を流用するのはいいが、
問題は呪文の効果が本家違う。バギも違う、ヒャドなのに一撃死・・。そしてなぜか当時最強呪文のギガデインを魔法使いや敵があっさりと使う・・・。子供ながらにツッコミいれた。おいおい。まぁ親にビデオとってもらってともだちんこな裏番だったけど・・。


ドラクエ4の販促番組だったので、マーニャとミネアがなぜか出る。
ジャンプ漫画のように突然の打ち切りで終了。
すっかり世間が忘れたころにそんな話なんてなかった・・・と、フジテレビだけで残りの話数を使った最終決戦が始まる。

メキシコあたりのラテンアメリカの民族衣装っぽいデザインは斬新。鳥山明のものをもらったとか・・。

徳永英明のEDは番組よりもむしろ有名・・・。なんとも皮肉。
私的にはDQはロト紋が好きだなぁ・・。ダイもいいけどね。
あとガイナックスが作った実写版がありますが特撮オタ集団だけあってかなりの力作。当然しゃべらないで、効果音とBGMで物語が進む。
若き庵野監督がたしか竜王で・・・・こちらも、黒歴史か・・。






投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ドラクエするぜ!!!

絵に詳しくない人たちはよくわからないかもしれないが、鳥山明のデザインは所謂、日本的なデザインではなく、アメリカンコミックや西洋美術的なデザインを踏襲している。というのも、ドクタースランプの頃から、洋画のパロディを中心で構成していることもあって、デッサン力という意味ではある意味一番正統派なデザインセンスなのだ。

本作は当時、ドラクエ4という、「ロト3部作」の次に作られるゲームの販促アニメでありながら、キャラクター性、ストーリー性、世界感といった「ドラクエ異世界」をよく表現できたアニメである。

正直、とても昔の作品(30年前)なので、作画が極端に荒れたりなんだりするのは仕方のないことだが、それよりも鳥山明の「ドラクエ的センス」というのか。。「ゴブリンスレイヤー」や「転生したらスライムだった件」などのライトノベル的な異世界などとは比じゃないセンスに満ち溢れた作品です。

徳永英明がこの作品でヒットして歌手としての地位を上げたのはトリビアですかね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 18

64.5 7 1989年秋(10月~12月)アニメランキング7位
笑ゥせぇるすまん(TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (93)
432人が棚に入れました
ココロに隙間がある人の欲望につけ込んで怪しいセールスをする男、喪黒福造。最後には不幸に落ちる、お客たちの姿を喜ぶ彼は何者なのでしょう。彼は今日も行きつけのバー「黒い巣」で、自慢の名刺を見せてはお客を口説いています。「ドーン!」指が指されると不思議な超能力で、そのお客は犠牲者となり、社会のどん底に落ちるのです。

声優・キャラクター
大平透

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

いい意味で(後味の悪い作品でした)

夜に10分という特別な枠と尺で
放送されていた藤子不二雄原作作品。

人間の業というか、弱みを
寓話的に暴き立てる手法でしたね。
いつも(恐らく日本中の視聴者全員が)
そこでそれを選んだら駄目だ!というところで
間違った選択をしてしまうのです。
(そうじゃなければ話がなりたたないのですが、、)
それが後味が悪くも有り、
そして小気味良くもありました。

ただ私も含め、視聴者の立場なら
ここで、選んだら駄目だと分かるのですが
当事者の立場なら
本当に駄目だと決断できるのか、、、
そんな事を考えさせる、やらしい作品でした。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

黒いドラえもん

[文量→中盛り・内容→考察系]

【総括】
私の、トラウマ作品の1つ(笑)

原作者は、藤子不二雄Ⓐ先生。A先生らしい、ブラックユーモア作品。

「この世は、老いも若きも男も女も、心の淋しい人ばかり。そんな皆さまの心の隙間をお埋めします。いいえ、お金は一銭も頂きません。お客様が満足されたら、それが何よりのお代でございます」(冒頭より抜粋)

……まだ、アニメが子供向けとされていた時代。深夜の時間帯とはいえ、アニメでやることか? と、今なら思いますが、当時はなんの疑いもなく、見てました(再放送だったのかな?)。怖いもの見たさ、って、ああいう感情を言うのですね。

ワクワクというより、ドキドキ。自分にとっては、なんか、ガキの時に親に隠れて観ていたアニメです(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
主人公、喪黒福造は、忠告するタブーを守ることを条件に、人々の願いを叶えます。しかし、願いを叶えられた人々は結局欲に溺れ……ドーーーン!ですw

今になって考えると、芥川龍之介の小説、「蜘蛛の糸」が、下敷きになってるのでしょうか。盗人(カンダタ)が死に際に一匹の蜘蛛を助けたことで、お釈迦様が地獄に蜘蛛の糸をたらす、例の有名な話です。

あの小説に関しては、様々な読み方ができますが、そのひとつとして、「お釈迦様、ムチャ振りじゃね?」というのがあります。だって、あそこで他の死者を蹴落とさないくらいなら、カンダタだって地獄に落ちてないし、そもそも盗人なんかになりはしないし。また、他者を犠牲にしてでも自己の生命を守ることは、自然な行いであり、悪と断言できるのかは難しいですし。

なんか、お釈迦様の行為は、コロッセオに罪人と猛獣を入れて戦わせる、残酷な貴族のお遊びにも思えます。

喪黒福造のやっていることも、この行為に近いと思います。救うと言いつつ、結局、ドーーーン!ですから(笑)

まあ、因果応報っちゃあ、そうなんだけどね。

そんな感じで、スッキリ楽しいアニメではありませんが、深みはあるアニメだと思います。もっとも、人生のリアルを(酸いも甘いも)知ってしまった今、自分の心にどう響くのか、楽しみでもあり、怖くもあり。まあ、再視聴はしないかもしれません(苦笑)

ちなみに、マイナーですが、同じく芥川の「魔術」という短編小説は、更に、笑ゥせぇるすまんに似ている感じです♪
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 24

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

昔の喪黒はマイルドでした

ギミアブレイクの番組内にあったアニメです。
時間が短いため、割と起承転結がハッキリしてます。
当時の喪黒自体は悪意はなかったと思います。

あくまで「心の隙間お埋めします」「お金は一切いただきません」という決まり文句と共に悩める人物を助けようとするのですが、
忠告を無視した人物は災難に遭います。しかし、当時の喪黒の目的は決して
対象者を不幸にする事ではありません。
極力、助言を行い、対象者が道を誤らないように努力するのですが、それがうまくいかないわけです。

ただ、対象者のダメージは2017年に放送された新作とは違って、
そんなに大きなものではなく、せいぜいが「会社をクビになる」程度(?)ですので、一応は社会復帰できると思われます。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16

64.4 8 1989年秋(10月~12月)アニメランキング8位
藤子・F・不二雄アニメスペシャル SFアドベンチャー T・Pぼん(TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (11)
38人が棚に入れました
1989年10月14日に、日本テレビ系にて2時間の特別番組「藤子・F・不二雄アニメスペシャル SFアドベンチャー T・Pぼん」として放送された(放送時間は19:00 - 20:54)。
原作の「消されてたまるか」「バカンスは恐竜に乗って」「ピラミッドの秘密」「通り魔殺人事件」「T・P隊員の犯罪」の各エピソードを元に構成されている。
タイムボートの形状やユニフォームが最初から後期のデザインになっている。
アニメではいくつかの設定が変更された。安川ユミ子はぼんのクラスメートということになっており、白木陽子は登場しない。「T・P隊員の犯罪」に登場する19世紀の隊員ジョン・デフォーは、リームの兄という設定になっているほか、結末が原作とは正反対に改変されている。

63.8 9 1989年秋(10月~12月)アニメランキング9位
チンプイ(TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (18)
122人が棚に入れました
1985年から6年間にわたって週刊藤子不二雄漫画全集『藤子不二雄ランド』に連載された同名漫画をTV アニメ化。おてんばな女の子・春日エリはある日突然、マール星の王子・ルルロフ殿下のお妃候補に選ばれてしまう。世話役として地球にやってきた宇宙人・チンプイは、エリにマール星に来てもらうためにお手伝い役として春日家に居候することに。不思議な力を使ってエリの役に立とうと頑張るチンプイだったが、すでに内木君というボーイフレンドがいるエリに、ルルロフ殿下との結婚を断られてしまう。1990年には劇場版アニメ『チンプイ エリさま活動大写真』が、『映画ドラえもん のび太とアニマル惑星』との同時上映で公開された。

ごはんちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

エリちゃん大好き!

藤子・F・不二雄さんの作品の中で
一番好きかも知れないチンプイです。

エリちゃんの心の強さと優しさは見習いたいです。
それを取り巻くキャラクター達、チンプイやら、
ワンダユウとか、個性的であり、かわいらしさたっぷりで
子供の時、わくわくしながら見ていました。

EDの「シンデレラなんかになりたくない」は
エリちゃん自身の事を表している歌でとても好きでした。

映画版も大好きだったなー。

最終回はえ?こんな感じ?と拍子抜けした思い出が
ありますが、それでもどの回でもいいなと感じる
要素が満載で、ありきたりな言葉でしかつづれない
自分の文章力のなさにがっかりしますが、
もし、見る機会がありましたら、スルーしないで
見て頂きたい作品のひとつです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 7

esuriki さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

エンディングは作者とともに天国へ。永遠の宿題。

「チンプイ」
をドラえもんの女の子バージョンとたとえた輩がいますが,とんでもないです。

藤子・F・不二雄氏の集大成であり,永遠の未完の大作となって輝いていると思います。

ディレクターの本郷満氏は話の結末を生前作者から聞いていて,忘れてしまったと言っていますが,あえて公表して言わないのです。

気になるエンディングは,「エリ様活動大写真」の映画にヒントがあるとだけ言ってますので,推測はマニアなら難しくはないでしょう。

林原めぐみさんの貴重な初期の作品ですし、(作者曰く)すべてのいろんな子どもに楽しんでもらえる漫画・アニメづくりを目指した作品のまとめなのです。

藤子・F・不二雄先生は,ドラえもんを終わらせたがっていましたし、興行収益で生活している人のために、だらたらとドラえもんはいまだに存在しますが,「チンプイ」のようにすっきりエンディングを考えていた作品の方が潔くて私は好きです。

結末を想像する楽しみを与えてくれた藤子・F・不二雄先生のご冥福を祈りつつ筆を置きます。ぜひじっくり鑑賞して謎解きをしてください。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 0

63.7 10 1989年秋(10月~12月)アニメランキング10位
ジャングル大帝[1989年](TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (14)
125人が棚に入れました
ところはアフリカ奥地の秘境。ここでは、パンジャという名の白いライオンが出没、魔神として人間達から恐れられていた。古代エジプト王朝で神と崇められた白いライオンの子が盗まれてから、4000年後の出来事である。動物達から王者と崇められていたパンジャだったが、ついに密猟者ハムエッグの手にかかって命を落とす。一方、パンジャの妻・エライザは捕獲され、移送先のヨーロッパへ向かう船内でレオを出産する。

63.4 11 1989年秋(10月~12月)アニメランキング11位
魔法使いサリー[1989年](TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (14)
133人が棚に入れました
魔法の国アストレアはサリーの戴冠式の準備でおお賑わい。パパもママもことのほか満足そう。ところが人間界で、よし子の父が自動車事故を起こし大怪我。よし子の家族は車を買い換えたり入院費を払う余裕もない。よし子はすみれと共に、サリーにもらった友情のペンダントに願いを込める。いよいよ戴冠式という時、ペンダントから光を見たサリーは遂に決心! カブとポロンに代役を頼み、ホウキに乗って人間界へ!ママからもらった魔法のタクトで、スクラップにされそうになったよし子の父と車を間一髪救い出すと、サリーは虹色のシャワーでみんなの記憶を消してしまう。「友情の記憶が消えるのは哀しいけど、また新しい友情をみんなで育てましょう」こうしてサリーは、再び人間の世界で生活する事に成る。人々に、忘れかけた愛と希望と夢を届ける為に・・・・・。

声優・キャラクター
山本百合子、一龍斎貞友、本多知恵子、屋良有作、川島千代子、西原久美子、内海賢二

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

東映魔女っ子シリーズ第1作。

東映魔女っ子シリーズ第1作。
そして日本初の少女向けのアニメだとか、、、
そういう事を考えれば
今娘が見ているプリキュアも、系譜をたどれば
此処に行き着くのか、、、
(少し感無量)

わたしが印象に残っているのは
やはり、よし子ちゃんとその3つ子ですね。
ただ、サリーちゃんは主題歌が圧倒的なんですよ!
魔女のイメージを表しながらも
朗らかで、踊りだしたくなる。
ディズニーに通じる物があるが、
それを当時の日本的にアレンジした名曲。

そう言えば東映魔女っ子シリーズの主題歌は
回顧厨と言われても仕方がないが
名曲が多い!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

59.3 12 1989年秋(10月~12月)アニメランキング12位
ダッシュ!四駆郎(TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (16)
85人が棚に入れました
ミニ四駆の世界で数々のライバルたちと激しい勝負を繰り広げる少年・日ノ丸四駆郎。その活躍を白熱のレースシーンを交えながら描くTVアニメ。究極のレースに出走するためレーサーの父が旅立ってから数年後、小学生に成長した四駆郎は地元で開催されたミニ四駆レースに出走した。ところがあるトラブルに巻き込まれ、同じ出走者の少年・タンクローの怒りを買ってしまう。皇と名乗る男の仲裁で、レースによる決着を行うことになった四駆郎は、タンクローとの勝負に挑むことになる。原作は『コロコロコミック』に連載された徳田ザウルスの同名コミックで、第一次ミニ四駆ブームの火付け役とも言われている。

声優・キャラクター
野沢雅子、玄田哲章、関俊彦、津久井教生、佐久間レイ、中尾隆聖

ひげ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

これを知ってるかで世代を分かつミニ四駆漫画

コロコロで連載され、一躍大ブームを起こした伝説の漫画。
徳田先生死んじゃったんだよね。。。合掌。

いきなり人気爆発ってわけじゃない。エンペラーあたりですごいことになった幼い記憶。
そのアニメが人気絶頂中に突然に打ち切りになったせいでギョーカイが1次ブームが終わったんだと誤解したとかしないとか。ただの放送枠の問題だったとかなんとか。
アニメはOPEDがいいわぁ。

たしかコースの概念がまだしっかりなかったせいだったと思う。スティックでミニ四駆を操るコンセプト、荒唐無稽な演出等々、お子様漫画を地で行くがかっこいい。
あまりにも現実離れしたその世界感、後輩の爆走兄弟にも受けつがれる。もっとやべえなあっちは。

スティックは近所の大工のおっさんが・・。
シンクロウだっけ・・。バッテリーを直列でつないで・・・ってのも真似した。
火が出たヨ・・。


当時の思い出はとにかく買えない、マジで買えない。
あってもサンダーショット。
改造パーツもベアリングくらい。
ブームのはるか前に親が買ってきたブーメランjrが愛車だった。いやもう何歳だったんだよ・・色つきタイヤ透明シャーシのやつ。
四駆郎と奇しくも同じ。
ローラーがつけられないんだぜ・・・。

どうしてもアバンテが欲しくて欲しくて・・発売からどれだけ経ってからてにいれたのか・・。
エンペラー・・・んなもんまったく遭遇できん。
○○市の~模型は○曜日に田宮製品は入荷するとかいって電車やチャリで・・・
他社のパチとセット売りする悪徳業者多発。
不正改造してくれる模型屋のおっさんもいた・・・・。
フルパワーで3000円くらいだったな。
四駆郎でもあったよね・・
まぁバッテリーが持たない、フレームも持たない。


模型店開催、公式クラスだと早けりゃいいってもんでもないのがこのおもちゃの面白かったところ。

そして子供を媒体とした親同士の聖戦だったのもなつかしい・・。子供なんざサーバント以下よ。スタートさえ上手きゃA+クラス。いや逆かもしれん。子供に懇願されそれを叶える、まさに親たちの愉悦部。


お金かけなくても基本パーツで早くなるのもよかった。
公式ならハイパーミニ1択だったし、ギアも初期はレシオアフターパーツで一種類くらい。
凄く手に入らない幻のパーツだったリアスタビ。あれもケツこすったり重量がおもくなったりむずかしい。
ブルジョワは削ってセッティングしてた覚えが。
サイドのスタビポール、ローラーなんかは四駆郎発祥よね。
ゴミの混入でベアリングは数度、シャフトは歪みで1レースこっきり。
トラクションにホイールの受けも負けちゃう。
ワンウェイ?んなもんいらん。
貧乏なのでハトメ毎回交換でいってたな。それでも結構いける。スパイク削って小径のスリックもつくってた。
削って面取りしたスポンジのほうがいいんだっけ・・。
でも両面で固定しないと無意味だから無理だって・・お金ないって。

ボディも肉抜きしてないように見えるやつがヤバい。
当初からあった方法だが・・旋盤、リューターで限界まで削り込む・・・平面で強度を保つという。なにより美しい。

公式でアナウンスしてたモーターは分からんがシャーシのほうを慣らしをやるのね。グリス塗らないでショボバッテリーで・・ギアが削れて当たりが出る。
下手な改造より速い・・・。

書いてきたこと全部ガキがやるわけないの。親だよ親・・・。


ゲーム以外はで最強のホビーだったよなと、いまだに語るやつも多し・・。
しかし今のミニ四駆はもう・・速すぎる、高すぎる。なんだあれは・・・。基本で樋口サンいるってなに・・モーター付いてないってなに・・あんなのスティックで操れないヨ!

そんなことよりワイルドウイリスとかで遊ぼうぜと。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 10

計測不能 13 1989年秋(10月~12月)アニメランキング13位
桃太郎伝説(TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (5)
52人が棚に入れました
サルの紋太らが暮らす村に鬼が出没し、みんなを困らせていた。紋太はキジのキーコ、イヌのポチとともに助っ人探しに出発。最初に一同は金太郎へお願いするが、彼はお金のことしか頭にない。次に彼らが会ったのが桃太郎。イタズラ好きの桃太郎は、村人すら大弱りするほどのパワーを持っていた。桃太郎はじいちゃんの作ってくれた鎧の変化テクターを駆使し、鬼退治に臨む。

キリン  さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

なんとかまたDVD発売してくれないかな~

まず『桃鉄』じゃなくて『桃伝』です。

『桃鉄』の方が有名になっちゃってる感がありますけど
『桃太郎伝説』あっての『桃太郎電鉄』です。
と言うかそれはゲームの話です。

アニメ『桃太郎伝説』は、
もちろんゲーム『桃伝』『桃鉄』の生みの親である
さくまあきらさんの原作ですが、
ゲームとはストーリーの進行がかなり違います。
(ゲーム『桃伝』が先です)

登場人物などは、ほぼゲームと同じで
日本の昔話の登場人物&動物達がコラボし鬼退治します
一部アニメオリジナルキャラも存在します。

一番の違いは鬼との戦闘の際
『変化(へんげ)テクター』と呼ばれる
鎧みたいなプロテクターを
装着して戦うということです。
変身ヒーローものに該当するのでしょうか。
一番近い例えは『聖闘士星矢』の聖衣(クロス)ですかね。

大まかな話の流れとしては
鬼退治にお供を連れて旅立った『桃太郎』
じっちゃんが開発した『変化テクター』を装着して
鬼をこらしめます。
途中『金太郎』や『浦島太郎』などが
仲間に加わり話はどんどん膨らんでいきます。

ヒロインは『かぐや姫』
彼女は旅に加わっているわけでは無いですが、
ちょくちょく登場します。

敵は『閻魔』率いる鬼軍団。
主に『四魔鬼』と呼ばれる4人の幹部の鬼達が
それぞれ部下を引き連れ悪さをするという
特撮戦隊ものの悪の組織形態をしています。
途中参戦でエゲレス帰り西洋かぶれ
『鬼之皇子(おにのみこ)』が登場
もちろん四魔鬼たちよりも立場は上です。
『かぐや姫』に惚れてるので
『桃太郎』とはライバル的存在になります。
カッコいいけど、三枚目なので
どこか憎めないです。
果たして『桃太郎』は無事『閻魔』を
こらしめることが出来るのでしょうか。


またDVD出て欲しいなぁ~コレ

ビデオに全話録ってあったんですが
ツメを折ってなかった(なぜかツメ折るのキライだった)為
母が『渡る世間は鬼ばかり』を上書きしてしまいました。

「テメー『桃太郎伝説』って書いとろーが!!!!」
「もう観たんじゃから、ええが!!」
「取っとくんじゃ!ずーっと一生取っとくんじゃ!!!!」
「テープが何本要る思うんで!!!」
「何本でもえかろーが!!!」
「もうテープ自分で買われぇよ!!!」
「なんならそりゃあ!!!もうエエわ!!!!出て行くわ!!!
もう二度と帰ってこんからなぁぁ!!!!」

バタン!!

5分後
ガチャリ
「・・・・・ただいま」

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12

計測不能 13 1989年秋(10月~12月)アニメランキング13位
かりあげクン(TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (8)
33人が棚に入れました
。ほんにゃら産業の営業部に勤務する落ちこぼれ社員・かりあげ正太が、社長や上司、近所の犬までイタズラの的にしてさまざまな騒動を繰り広げていく。

声優・キャラクター
塩屋翼、野田圭一、八奈見乗児、難波圭一、堀川りょう

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

トンチの効いたギャグが冴え渡る作品

同じ作者の作品でコボちゃんもありましたが、万人受けするのがコボちゃんなら、本作は作者植田まさし氏の良さが存分に引き出された作品だったように思います。

なにより、ギャグに毒がありながらもトンチが効いている。ホンニャラ商事に勤めるサラリーマンのかりあげクンのイタズラは見ていてスカッとさせられるものが多く、飄々としたキャラクターとも相まって安心して楽しめます。

もっとも、現実にこんな社員がいたら速攻クビでしょうが、怒りながらも息子のお守りを任せたりする上司は案外おおらかだなあと感じますね。

知名度は落ちますが、植田まさし作品だと、フリテンくんやまさしくんも面白いです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

計測不能 13 1989年秋(10月~12月)アニメランキング13位
パラソルヘンべえ(TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★★★ 4.4 (4)
22人が棚に入れました
パラレルワールドからやってきた不思議なへんべえと、ちょっぴりさえない男の子・内木メゲルの交流を描く。藤子不二雄Aが、このアニメのために描きおろしたコミックを原作にした心温まるファミリーアニメ。不思議なトンネルを通って、メゲルの家のクローゼットから飛び出したへんべえ。トンネルが閉じて帰れなくなってしまった彼は、メゲルの家に居候することに。へんべえは、カラフルな傘をさして空を飛び、瞬間移動したりと、不思議な力を持っていて…。

計測不能 13 1989年秋(10月~12月)アニメランキング13位
シートン動物記(TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★★★ 4.3 (4)
19人が棚に入れました
全世界で約1000万部を発行したアーネスト・トムソン・シートンの名作文学作品『シートン動物記』を元にしたTVアニメ作品。犬や猫など身近なものから熊や狼といった野生動物に至るまで、厳しい自然界で生きる彼らの生活ぶりをリアルに描く。人間と何ら変わることのない深い愛情や素晴らしい生活の知恵の数々に胸を打たれる感動作。アニメーション制作をエイケンが担当、第1話「ちび犬チンク」から最終話「森を守る小さなアカリス」まで全45話が放映された。

声優・キャラクター
中田浩二
ネタバレ

どどる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

冷静な目で動物を見る名作

シートン動物記の最大の魅力はなんと言っても、内容が突き放し気味なこと。
たとえば、動物のかわいい赤ちゃんたちは、ある程度死亡する前提で数が産み落とされている。
赤ちゃんのうちで一番力の弱い子はとうぜん、一番最初に死ぬ。
そういうものを描いてくれるリアリティではないでしょうか。

と言いたいのですが、中にはやさしい動物番組になってしまっている回もあります。
やさしい回の多くには女性ナレーションがついていて「ママ」「坊や」というアテレコが入ったり。
普通の動物番組っぽいナレーションも、シートン動物記に混ざるとチグハグな感じがします。

しかし、全体としてかなり立派な作品なのは間違いありません。
私がとくに好きなのは、5話「伝書鳩アルノー」、7話「だく足の野生馬」、12話「キツネ犬ワリー」、25話「暴れ馬コーリー・ベイ」などでした。

特に、
{netabare}
「だく足の野生馬」の、
「黒馬は最期の自由を取り戻した。でも、そのためには、烙印を押され足かせをはめられた哀れな体を捨てなければならなかったんだ」
というナレーションは震えるほど良いです。
シートン先生としては、こういう風に素晴らしい動物を滅ぼすのはどうかな、という意図もあっての内容だとは思いますが、それだけに多くの種類の滅びを見ることが出来るようになっています。
(ということだけを期待すると平和に終わる話も多いけど)

また、タフに自由を得る軍馬ウサギ、暴れ馬コーリー・ベイなど、勝利を得る動物たちの力強さも大変すばらしいものです。
少し突き放し気味、弱いものは死ぬ、強くても衰えて死ぬ、という作風だけに、一瞬勝利を得る生物の力強さをより大きく感じます。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

計測不能 13 1989年秋(10月~12月)アニメランキング13位
バッグスバニーのぶっちぎりステージ(TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (3)
19人が棚に入れました
1940年代から活躍する、ワーナー・ブラザーズを代表するカートゥーンキャラクター、ウサギのバッグス・バニーと愉快な仲間たちによるコメディ・ショー。声優を変えて最新版が何度も放送されている。今作は1989年10月4日から1992年3月25日にかけて「バッグス・バニーのぶっちぎりステージ」という番組名でテレビ東京で放送されたもの。主な声優を富山敬(「宇宙戦艦ヤマト」古代進)・江原正士(「灼眼のシャナ」アラストール)・土井美加(「超時空要塞マクロス」早瀬未沙)が担当。皮肉屋のバッグス・バニーの口グセ“Whats up doc?(どったのせんせー?)"を“どうしたもんだろう"と演じる富山の吹き替えや、トゥイーティーの“I tawt,I tawt a puddy that!(見た、見た、ネコたん!)"を演じる土井の吹き替えはまさにハマリ役。バッグス・バニーと鴨のダフィー・ダック、黒猫のシルベスターとカナリヤのトゥイーティー、ワイリー・コヨーテとロード・ランナーという相性ばっちりな迷コンビ達が繰り広げるコメディーの嵐に笑いがとまらない。

計測不能 13 1989年秋(10月~12月)アニメランキング13位
小松左京 アニメ劇場(TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (4)
18人が棚に入れました
『日本沈没』、『復活の日』などの名作で知られる日本SF界の巨匠・小松左京のショート・ショート作品を毎回完結のアンソロジー風にTVアニメ化した番組。番組は関西の毎日放送のみで放映された毎回5分枠のミニドラマ仕様で、実際に制作された第1作「SF番組」から第27話「コップ一杯の戦争」までの全27本のうち、24本だけが本放送でオンエアされた。アニメーション映像は『新世紀エヴァンゲリオン』『トップをねらえ!』のガイナックスが制作。番組の企画制作は『天地無用』『バブルガム・クライシス』のAICが務めている。全話の脚本はガイナックス要職の一人で、アニメ映画『オネアミスの翼』の監督としても知られる山賀博之が執筆。キャラクターデザイン(原デザイン)は『パンクドラゴン』などで知られる漫画家のいしかわじゅんが担当した。毎回の挿話の登場人物は当然変わるが、全部のエピソードの男女役を女優の富田靖子とベテラン男優の名古屋章が番組レギュラーとして演じ分けている。

計測不能 13 1989年秋(10月~12月)アニメランキング13位
がきデカ(TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★★★ 4.3 (4)
16人が棚に入れました
「死刑!」「アフリカ象が好き」など独特のギャグで一世を風靡した山上たつひこの漫画をアニメ化。主人公こまわりの“タマキン"もアニメなりに描写するという挑戦的な試みもなされた。放送同時期に本作とはまったく別個にOVAが作られるといった珍事も話題に。日本初の少年警察官を自称する小学生こまわり。自分では真面目なつもりらしいが、その意地汚さやスケベな性格は、友達の西城やジュンとモモ姉妹たち周囲の連中を悩ませてばかり。

計測不能 13 1989年秋(10月~12月)アニメランキング13位
たいむとらぶるトンデケマン!(TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (1)
16人が棚に入れました
フジテレビの清水賢治プロデューサーの意向で、月~金曜の夕方に「ティーンズ・ゴールデンタイム」と銘打った児童向けアニメを放送することが決定。本作『トンデケマン』もその一環として作られ、同路線の中では唯一のTVオリジナル企画作品だった。タイムスリップを扱ったコメディアニメ。失敗ばかりの発明家レオナルド博士がついにタイムマシンを誕生させた。形はやかん型で、サングラスをかけた独特の風貌を持つそのタイムマシンはトンデケマンと命名される。博士のところへ遊びに来ていた少年はやととその級友ゆみが半信半疑でトンデケマンのスイッチを押すと、なんと一同はバグダッドの町へ! 本作の制作は葦プロダクションが行い、監督の湯山邦彦やキャラクターデザインの芦田豊雄ら『ミンキーモモ』第1作の面々が揃っていた。ギャグテイストが濃いのは同社初の試みでもある。

計測不能 13 1989年秋(10月~12月)アニメランキング13位
ジャングルブック 少年モーグリ(TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
16人が棚に入れました
ノーベル文学賞を受賞した英国の作家J・R・キップリングの名作で、ディズニーの映画版などでも知られる密林冒険ドラマのTVアニメ化。インドの奥地を調査する学者夫婦の幼い息子モーグリは、ふとしたはずみから密林の中へ迷い込む。ジャングルの獰猛な虎シア・カーンに食い殺されかけたモーグリだが、彼を救ったのは温厚な性格の熊バルゥだった。バルゥの友人でジャングルの英雄として敬愛される狼アレキザンダー、そしてその妻ルーリによって彼らの実子の狼とともに養育されるモーグリ。やがて逞しく成長した彼は、バルゥや知能も高い黒豹バギーラからの推薦もあって、公にジャングルの仲間として認められる。だがそんな彼の前に文明社会から訪れた人間の影が……。日本アニメーション制作の「名作劇場」の傍流的な作品の一つで、監督に同社作品『愛の若草物語』の黒川文男、シリーズ構成に黒川と東映アニメーション(当時、東映動画)長編時代に縁があった演出家・矢吹公郎を迎えて制作された。一年間におよぶ番組はオリジナルドラマで膨らまされ、第1話は一時間スペシャル枠で放映されている。

計測不能 13 1989年秋(10月~12月)アニメランキング13位
まじかるハット(TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (3)
12人が棚に入れました
スタジオぴえろの異世界ファンタジー冒険アニメ。藤子プロ出身の児童漫画家・方倉陽二による原作コミックは小学館の学習雑誌などに連載された。ここは異世界のウソン島。島は魔界の悪玉を封印していたが、島が7つに分裂したことでその効力が失われてしまった! このままでは魔界の悪玉が地上を侵略してしまう。一方、考古学者の父親ペペとともに地上世界の側のウソン島にやってきた小学4年生の男児ハットは、落っこちたほら穴を通じて異世界に到着。英雄マジカルハットの生まれ変わりのヒーローとなって悪玉と戦う。実は彼の家は、代々魔界と戦う宿命にあったのだ! だが魔界側も悪玉ばかりではなく、ハットの友人となる犬の姿の正義の王子ホットケンを、平和のために派遣した! 監督は『おそ松くん』その他で同職だった鴫野彰が登板。タツコプロ作品やぴえろ作品などで活躍の二宮常雄もキャラクターデザインに参加した。

声優・キャラクター
伊倉一恵、鈴木富子、八奈見乗児、松井菜桜子、西原久美子、笹岡繁蔵、内海賢二、一龍斎貞友、亀山助清、西村朋紘

計測不能 13 1989年秋(10月~12月)アニメランキング13位
レスラー軍団<銀河編> 聖戦士ロビンJr.(TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (3)
11人が棚に入れました
前番組『GO!レスラー軍団』から十数年後の世界を描いた続編。シールのキャラクターを活かす形で制作された前作とは異なり、本作はアニメがシールの発売に先行するよう展開された。宇宙歴2035年。悪の化身である太妖妃・G羅によって太陽系の惑星はダーク変化させられつつあった。さらに、小惑星の羅亜面神殿にいるQueen火美子の命に危険が迫る。だが、世界の平和をビーナトロンIIから守りぬいたロビン・ゴッドの血を引く戦士ロビンJr.らが、G羅一派の前に立ちはだかった! 本作も制作は東京ムービー新社(現・トムスエンタティンメント)が担当。メインの文芸は浦沢義雄から園田英樹に代わり、よりSF感覚を反映させた作劇が行われるようになった。
ページの先頭へ