1988年冬(1月~3月)に放送されたアニメOVA一覧 22

あにこれの全ユーザーが1988年冬(1月~3月)に放送されたアニメOVAを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月18日の時点で一番の1988年冬(1月~3月)に放送されたアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

68.9 1 1988年冬(1月~3月)アニメランキング1位
エースをねらえ!2(OVA)

1988年3月1日
★★★★☆ 3.9 (13)
70人が棚に入れました
宗方は、自分の死期が近いことを悟る。そして学生時代からの無二の親友である桂大吾にひろみを託す決意をする。桂もそれを承諾する。何も知らぬひろみは、アメリカ遠征での結果、準優勝しメダルを宗方に見てもらおうと胸躍らせる。しかし、宗方はすでにこの世を去っていた。「岡、エースをねらえ!」と、ただ一言書き残し・・・。悲しみに明け暮れる毎日に、ひろみは抜け殻のようになっていた。桂はひろみを立ち直らせようと、心を鬼にして接する。そんな中、宗方の異母兄妹である蘭子が、ショックのあまりに旅に出た先で事故にあい、重症だという知らせが入る。ひろみは悲しいのは自分だけではないと知り、再びコートに復帰する。やがて全日本オープンで蘭子と対決し、その勝者が竜崎麗香(お蝶)と対決する事となるが・・・。

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

エースをねらえ!第二部の映像化 エースをねらえ劇場版から9年

原作コミックにおいても第二部開幕時点では宗方コーチは生きている
このOVAはコミック第二部に準拠したもので13話という1クール分の長さ

第二話が「岡!エースをねらえ!」なので、ここが「新エースをねらえ」の最終話とダブる
地上波でも放送された

主に岡が宗方の死を乗り越える成長を描いているのだが、ちょっと問題があった
岡以上に宗方を慕う少女が二人いたからだ
これが原作においてもやや崩壊気味のストーリーとなった原因と思える

宗方に恋の炎を燃やした竜崎麗華、宗方を兄以上の存在として愛した緑川蘭子

岡ひろみと緑川蘭子の壮絶なゲームは矢吹ジョー対力石徹を思い出してしまうほどの迫力である

1988年に制作され、翌年にはアニメオリジナルの「ファイナルステージ」が制作された

声優はマキ以外はすべて変わっている
出崎統の力作に興味がある方にお勧め

投稿 : 2024/12/14
♥ : 8

アスカ蘭 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

きっと…見ている

物語
死にゆく者が何を残し、残された者がそれを受け止め、どう乗り越えていくのか。
大変重いテーマになっており、涙なくしては見れない。
宗方仁の死に直面する岡ひろみ、ひろみと同じく絶望の淵へと落とされる緑川蘭子、宗方コーチに秘めた想いを寄せていた竜崎麗香。登場人物の心理を深く掘り下げている。
整合性が取れない部分もあるが劇場版エースをねらえ!(&旧エースをねらえ!)の続編。

スタッフ
総監修出崎統氏、監督古瀬登氏であるが、出崎統氏が絵コンテ、アフレコの立会い,脚本の打ち合わせ等の実質的な監督作業を行っている。

作画
前作の劇場版エースのねらえ!と比較すると、かなり絵のタッチが変わっていますが、キャラクターデザイン・作画監督ともに同じ杉野昭夫氏が担当しており、それほど違和感は感じられない。絵的には同時期の「おにいさまへ・・・」に近い。
参考・・・杉野昭夫氏の絵のタッチは劇場版ゴルゴ13、海外との合作作品参加を境に変化していきます。

声優
宗方仁(野沢那智)、愛川マキ(菅谷政子)以外が総入れ替えされているが、水谷優子さんがイメージを壊さず岡ひろみを熱演している。その他のキャストも、野沢那智氏の弟子系の方々を中心とした出崎作品の常連声優陣で固められており、違和感がほとんどない。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 4

65.3 2 1988年冬(1月~3月)アニメランキング2位
火の鳥・宇宙編(OVA)

1987年12月21日
★★★★☆ 3.6 (23)
91人が棚に入れました
「漫画の神様」手塚治虫の代表作『火の鳥』の、未来宇宙を舞台にしたSFミステリー譚のOVA化。ペテルギウス第三惑星から地球に向かう資源輸送船。そのブリッジで当直官・牧村のミイラ化した死体が発見され、そばには「ボクハ コロサレル」との紙片が。猿田ほか仲間の4人がおびえる中、隕石事故で輸送船は航行不能に。やむなく船を捨ててそれぞれ個人用緊急宇宙艇で脱出する4人だが、彼らの後を追うもう一隻の宇宙艇。それはあの死んだはずの牧村のものだった……!? 『妖獣都市』『バンパイアハンターD』などの傑作で、世界中に知られる巨匠クリエイター・川尻善昭が、尊敬する手塚治虫の原作をもとに監督した本編・約50分のOVA。もともと旧・虫プロダクションに所属し、手塚の晩年までアニメ創作に協力した川尻は、原作「宇宙編」も好きな作品の一つとして深く読み込んでおり、丁寧に仕上がった秀作となっている。特に前半、宇宙船内の閉ざされた空間での筋運びは、かなりの緊張感。

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

火の鳥、その美しさの中に潜む本質とは? B+

原作未読

舞台は宇宙であり、ジャンルとしてはSF(+ミステリー?)に分類されるのかもしれませんが、必ずしもSFでやる必要性がない、普遍的なテーマを扱った作品であると言えます。

他の手塚作品にも言えるのかもしれませんが、表層だけを眺めるだけでも掴み易くできていながら、さらに深く立ち入る者を拒まないストーリーとなっています。ただ、一つだけ言えることは、どのような見方をするにせよ、非常に重苦しい内容であることは間違いないです。

私が感じたことを一言で言い表すならば、「むごたらしいまでの因果応報」でしょうか。

[あらすじ]を読んでいただければ推察できると思いますが、物語は緊迫感を持って進んでいきます。後半にかけて、その緊張感が、ある人物の過去の行為が原因となっていることが明らかにされていきます。そして、最後には火の鳥が現れて、物語は終焉を迎えることになります。

火の鳥は、物語の進行上は特段の役割がある訳ではありません。しかしながら、実際はありとあらゆるものに潜んでいて、人はその掌から逃れられない宿命にあるかのようです。ちょうど、斉天大聖孫悟空が釈迦の掌の中で弄ばれていたかのように(古いドラマ「西遊記」を見ていた人にはお馴染みですね)。

美しく光り輝きながら羽ばたく火の鳥は、さながら太陽のようです。暖かな愛を与えるものでありながら、時には無慈悲に生命をも奪っていくものへと変化します。全てを司るものなのか、それとも全てを司る者に使わされた者なのか。そのどちらであっても人間(登場人物)にとっては大差ないことなのかもしれません。

原作に殆ど触れていない私が、火の鳥という存在の本質を理解するには、かなり無理があると言わざるを得ません。そんな半端者の私ですが、火の鳥は、実は極めてニュートラルな存在なのではないかと思うのです。関わりを持つ人によって、見せる表情が変わってくるのではないか、と。火の鳥が、慈悲のある存在に見えたにせよ、畏怖の対象として見えたにせよ、私たち自身の中にその原因があるのではないでしょうか。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 14

トラウーマン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

僕のトラウマ第3弾。

手塚治作品は常に人間の心情をありありと再現する。恋愛感情、私欲、道徳心。キャラクター一人ひとりがそれぞれの感情をもとに行動し、その結果がこの物語の核をなす。最近のアニメにはない、現実的なキャラの立て方は流石日本のアニメ、マンガ界の巨匠の作品だけある。しかしその感情表現があまりにもリアルでありすぎるが故、非現実的な状況のなかでより奇異な姿として浮き彫りになり、決して視聴者にいい気分を与えない。

たった一度見ただけなのに、二度と忘れられない。
そして二度と見たくない…悪い意味ではないが、怖いのだ。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 4

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

巨匠のライフワークその3

鳳凰編、大和編に続く巨匠のライフワークその3
もともと中途半端な中庸作品の
少ない巨匠の作品ですが、
(火の鳥)三作の中では、これが一番エグいです。
巨匠の好きな業と言うものを
ふんだんに、しかも効果的に
(個人的には卑劣に)使っています。
業を背負うべき人間は当然ですが、
関連する異性が引きずり込まれる。
これも人間の業でしょうか。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 3

62.6 3 1988年冬(1月~3月)アニメランキング3位
バイオレンスジャック/地獄街編(OVA)

1988年1月1日
★★★★☆ 3.4 (11)
49人が棚に入れました
漫画家・永井豪の代表作でもある『バイオレンスジャック』。本OVAは、原作漫画版の新章というべき80~90年代の「漫画ゴラク」連載版の一編を元にしており、同じ永井豪の『ゴッドマジンガー』のネタが観られる。成人指定の作品ゆえ、暴力描写も激しい。 関東を瞬時に荒廃させた大地震。地獄のような無法状態と化す中で人々は必死に生きていた。新宿の地下街で生き延びていた人々はA~Cの3グループに分派。A地区は男性、B地区が無法者、そしてC地区が女性を中心にしていた。ある時、A地区でガレキの中から謎の大男ジャックが出現。B地区のボス・マッドザウルスはジャックに興味を抱き、三地区合同のフリーマーケットを開催して人々を集める。そこでジャックに対しC地区の代表アイラは、A地区の男がかつて女性たちを蹂躙した事実を告げ、自分たちの味方になるよう懇願。だがB地区がA地区とC地区にキバを剥き……。 本作の実制作はStudio88が担当したが、作画協力として『聖戦士ダンバイン』などのビーボォーも名を連ねている。
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

理性を無くした動物の群れ

はーい! すごく汚い言葉をいっぱい使うから
良い子もお兄ちゃんもお姉ちゃんも帰った帰った~!

↓【マジでエログロ耐性ない人は見ないでね☆】
{netabare}
基本はレイプと殺戮です。

レイプ→殺す→レイプ→殺す→レイプレイプレイプ
って感じにストーリーが構成されてますw

パッケージにもでてますが、ゴッドマジンガーのアイラ・ムーのそっくりさん
アイラ武藤がメインヒロイン的な扱い。

北斗の拳の世紀末ってなんだっけ?ってくらい、人としての倫理観なんてお母ちゃんの股に置いてきたわ糞が
・・と、食らって殺してSEXします。なんだろ・・ショッキングとかじゃなく、(ノ∀`)アチャーって感じ。
レイプシーンに至ってはエロさというより悲惨さが勝ってしまい、もうちょっと艶っぽく
細かに描いても良かったかなー?とは思ってますけど、趣旨と違うのでいいでしょうw

OVAとしては4作出ていますが、ジャックの声優は違います。
石塚運昇さんは2作声を当ててらっしゃいますね。この地獄街編では小林清志さんが声を当てています。
原作からジャックは人格変わったり方向性が変わったりするのですが、そこは原作見ていただくしか無い。

荒れた街に住む人々は、一欠片のハムで殺し合いをします。ゴキブリの足を毟って喰ったりで大変。
カニバリってるシーンでは、亡き恋人(腰にペニスバンド付けてる女)を食らって人外になるマッドザウルス。

このマッドザウルスと(cv青野武)ジャック(cv小林清志)の対決が燃えました。
『貴様のような地獄のケダモノの 住むべき世界ではない!!』
モノトーンで背景動画ヌルヌルの、爪とナイフの刹那の切り結び。
まるで永井豪の絵がそのまま動いてる様な臨場感に大興奮。
その後は赤と黒の2色だけで作画がされ、人外をとっくに超えてる2人は、
ついには赤の主線だけで表現される。その死闘具合が伺えます。

戦闘後の余韻や、地上に出ることが出来た人々が見た、
壊滅し廃墟と化した東京の描写も結構心に残るものでした。
{/netabare}

オススメなんか一切しませんが、永井豪の世界観を、板野一郎はじめ素晴らしいクオリティーであげてくれた
この『バイオレンスジャック 地獄街編』は、80年代OVA作品の中でも印象に残ってる気がします。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 11

61.2 4 1988年冬(1月~3月)アニメランキング4位
New Story of AURA BATTLER Dunbine(OVA)

1988年2月25日
★★★★☆ 3.4 (12)
45人が棚に入れました
サンライズの人気ロボットアニメ『聖戦士ダンバイン』のOVA版で、全三巻の中にそれぞれTVシリーズの再編集版と完全新作の未来編をカップリングした内容。異世界バイストン・ウェルの覇者を目指した領主ドレイク・ルフト。その野望に端を発した戦いが終焉したはるか先の時代で、再びバイストン・ウェルに戦火の兆しが到来。謎の黒騎士ラ・バーンが、強大なオーラバトラー(戦闘ロボット)ズワウスを使って全土を制覇しようとしていた。これに挑むのは、高貴な武人たる「聖戦士」の若者シオン・ザバだが、シオンとラ・バーン両者の間には彼ら自身も知らぬ前世に連なる因縁があり、さらにこの戦乱の陰ではある者の悠久の時を経た邪悪な妄執が蠢いていた(新作パート)。新作の監督は、TV版の富野由悠季からサンライズの諸作で活躍の演出家・滝沢敏文に交代。TV版との意外なリンクが話題を呼ぶ。

声優・キャラクター
中原茂、鷹森淑乃、速水奨、よこざわけい子、田中正彦

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

テレビシリーズで見たいヴォリューム

 良くも悪くも出渕裕さんの趣味全開のダンバインでした。

 設定とかも非常に細かそうだったので、もっと長いシリーズとして見てみたかったです。さすがに全3話で終わらすのは、もったいなかったかもです。

 声優陣では、あまり存じ上げない方ですが、ベラーナ・ガリアッハ役の安達忍さんの声が非常に好みでした。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 2

60.3 5 1988年冬(1月~3月)アニメランキング5位
DRAGONS HEAVEN ドラゴンズ ヘブン(OVA)

1988年2月25日
★★★★☆ 3.3 (20)
39人が棚に入れました
80年代には『機動戦士ガンダムZZ』などでメカデザインを手がけ、21世紀に入ってなお『巌窟王』でもビジュアル面で参加している異才クリエイターの小林誠がストーリーほか、さまざまな面で力を振るった異世界ロボットファンタジーOVA。 地球上で長く続いた人類と機械生命の攻防は、人類側の全地表制圧作戦によってひとまずの終局を迎えることとなった。この結果、思考する人類側戦闘ロボットのシャイアンはオペレーターを失って残骸の中で長い眠りにつく。やがて千年もの歳月が流れるが、近くを一人の少女イクールが通りかかったことでシャイアンは再起動を果たす。様相を変じていたものの、かつての戦いがなおも続いていると知ったシャイアンは、イクールを新たなオペレーターに迎えて再び戦場に立つ。シャイアンは敵対陣営ブラジル軍の中にいる仇敵エルメダインとの決着を望むが。 本作は約30分のアニメパートのほか、模型作家でもある小林誠自身が制作した主人公メカのシャイアンの全高2mにおよぶ立体物などによる実写映像も収録された。

やまだ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

モデラー小林誠の模型PVのオマケアニメ

サムネ見てピンとこなければ見なくていいです。パワードスーツ来た美少女が長砲身ビーム砲をブッっ放す映像に萌えられる方限定。

ZZガンダム、ジ・オ、バウンドドック等のデザインでお馴染み小林誠のファン以外お断り作品。OVA42分の内、1/3程度は大型模型の実写映像(メイキング含)。アニメの内容は世界観こそ凝ってるが、ストーリーは敵が襲って来てやっつけて終わり。自分のメカの模型作りたいだけの企画。メカをカッコいいと思う方は楽しめると思う。作画は独特で今では再現できないような作風。マンガをそのまま動かしたような雰囲気なので一目みて「ふ〜ん」と思うだけでいいのでメカ好きを自認するお方には見て欲しい。

ヒロインの造形は顔面こそアニメ調だが骨格はリアル寄り。現在のアニメに慣れた方は違和感があるかも。安心の入浴シーンも完備。

アニメ全体の雰囲気はいかにも80年代。戦時中の設定なのに皆あっけらかんとした態度。音楽もオッサンからすれば懐かしさがこみ上げる。そうそうこの時代のアニメってこんな音楽ばかりだったよなあ、と。

トゲトゲしてたり羽根生えてたりシャープ過ぎるスーパーロボ然としたメカより隙間に配線が詰まってるようなメカデザインがお好きな方なら。

永野護のFSSは設定資料集書きたいから書いてるマンガですが、これは小林誠が模型作りたいから作ったアニメでしょう。スタッフに韮沢靖の名も。クリーチャーは出ませんが。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 9

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

バブル真っ只中の作品はディストピアすら明るい。時代を考えてしまいます。

 NieR:Automataを見ながら、本作を思い出しました。同じく機械生命体を扱った作品でも全然違うなあと思いました。本作の能天気さの方がテイストが好きです。本作は1988年ですので、バブルまっしぐらの右肩上がりしかない時代ですね。そこで描かれる作品はディストピアですら明るいです。アニメ作品の制作が意図しない時代性というのを考察する場合のいい例になると思います。

 本来、本作の延長戦上にある人間と機械生命体の闘争と協力の行方、それをどう描くかが重要なんですけどね。そこは全無視です。つまりテーマ性はほぼありません。

 また見たいと思って、ユーチューブでも…と思ったらなんとDアニメにありました。それで見てびっくりしたのは実写パートがあるんですね。興味ないのでニメ部分だけ見ました。

 さて、本作のロボット等のデザインはフランスの作家「メビウス」の系統だといわれますが、この作品と直接比べても似ていません。機械のディテールとか柔らかさとかはもちろん似ているんですけど間に、宮崎駿氏や大友克洋氏、永野護氏などの解釈を挟む必要があるでしょう。特に色彩のセンスや日本人のセラミック好きなどによる変化が顕著に表れています。
 
 作品全体は特にジブリの影響は大きいです。ロボットやキャラデザインはZZに非常に近いとも言えますが「幻魔大戦」の影響も受けてるかなと思いました。大友氏がメカまでやったんでしたっけ?頭が四角いロボットや美少女キャラが後半につかうパワードスーツなどからは感じました。

 それ以外の第一印象は下記の前回レビューで書いていますが、やっぱりムッチムッチの髪の毛ボリューム満点の萌えキャラがまぶしすぎてそれ以外に興味が向きづらいです。

 評価3.9は高すぎるので3.7に落とします。ただ、画面を見る価値が高い作品なので、それは問題ではないでしょう。

 

23年1月 ムッチムチのプルツーがパワードスーツに乗って、ジブリ世界で戦う感じ。

 ZZのプルツー(ただしムッチムチ)みたいな娘が、ロボットと共に戦うバディものです。全体的な世界観やセラミック的な機械・ロボットの質感が宮崎駿的です。ただ、ロボットのデザインそのものは独自性があり、特に搭乗型と自律型のロボットのデザインコンセプトに違いが見ものです。

 ヒロインはパワードスーツを着て、ドーベンウルフみたいなビームをぶっ放したりします。パワードスーツのデザインはちょっとマクロスのメルトランディ軍のスーツの影響を感じます。
 ヒロインは戦闘美少女としては明るくカラッとしたこだわらない系です。その分危機感はないですけど。天津甘栗が好物ですが、キャラ付けというほど設定が機能するわけではないです。80年代OVAらしくちゃんとフロに入ったり、下着姿などがあります。健康的すぎてあんまりエロくないですけど、そこがいいという気もします。

 世界観は重厚でディストピアは多分裏設定がちゃんとあるんだろうなあ、という作り込みになっています。ストーリーそのものは極めて単純で、設定がもったいない気がします。テンプレと言えばテンプレです。

 BGMが笑ってしまうくらい80年代でした。

 爆発とか煙の作画がオネアミスやナウシカほどではないですが、丁寧で好感がもてます。作画は全体的に良いですが動きは少ないです。美術はメカの質感の描き分けやデザインコンセプトが楽しめます。

 全世界観、ロボットのデザイン・作画とヒロインの戦闘美少女としてのエロティシズムを堪能するというOVAなんだと思います。戦闘美少女アニメ好きなら見て損はないクオリティでした。

 この作品の設定、コンセプトとキャラデザで1クールでリメイクしたら人気が出る気がします。たまにはこういう痛快なアニメもいいのでは?

投稿 : 2024/12/14
♥ : 4

Tnguc さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

90年代のシューティングゲームのような世界観

~
 「戦え!!イクサー1」や「破邪大星ダンガイオー」で人気を博したアニメスタジオ・AIC(アニメインターナショナルカンパニー)による、美少女キャラクターをアクの強いロボットアニメに落とし込んだOVA群の一作品。特撮によるスタッフロール兼OPが良くも悪くも印象的。というかOPの劇伴が壮大すぎて笑える。人類と機械によるアルマゲドンから1000年後の更地と化した地球が舞台で、人物も背景も同じ手法で描かれた点描風の作画はあまり類を見ない(漫画版ナウシカが近いか?)。設定やビジュアルに反してキャラクターはビックリするくらいにフランクで、人格を持つロボットですらブリブリ(死語)。劇伴もシティミュージックで、なにがなんやらよく分からないが、この手の作品は「デザインと作画さえ問題なければ良いんだよ!」と言わんばかり。特出する部分は平野俊弘(ひらの・としひろ)がデザインした美少女キャラクターと小林誠(こばやし・まこと)によるメカデザイン、あとはロボットの油臭い戦闘描写くらいだろうか。と言うかそれくらいしかない。

個人的評価:★★☆☆☆(2.5点)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 2

計測不能 6 1988年冬(1月~3月)アニメランキング6位
機動戦士SDガンダム(OVA)

1988年1月1日
★★★★☆ 3.6 (5)
42人が棚に入れました
『機動戦士ガンダム』シリーズのモビルスーツとキャラクターたちを2頭身にディフォルメし、パロディ化した短編アニメ集。 1本目はガンダムシリーズのエピソードをコミカルなギャグタッチにした「ガンダム大地に立てるか?」。2本目はアムロ、カミーユ、ジュドーの3人が経営するガンダム・ペンションと、シャアの経営するジオン・ホテルのバトルを描いた「ジオン・ホテルの脅威?ガンダムペンション破壊命令!!」。3本目はSDの名誉をかけて行われる第一回SDオリンピック大会の模様を描いた「SDオリンピック!スタジアム・笑いに染めて」。いずれも原作を知る人ならば大爆笑必至の内容となっている。

計測不能 6 1988年冬(1月~3月)アニメランキング6位
装甲騎兵ボトムズ サンサ(OVA)

1988年1月1日
★★★★☆ 3.7 (6)
33人が棚に入れました
ミリタリーテイストが多分に漂う人型兵器AT(アーマード・トルーパー)の存在、戦場において必ず生き残る主人公キリコを巡る過酷な運命、PS(パーフェクトソルジャー)と呼ばれるヒロイン、フィアナとのラブロマンスなど、世界観&物語の完成度の高さから、1980年代を代表するリアルロボットアニメの金字塔として語られる『装甲騎兵ボトムズ』。本作は、1983年から1984年までに全52話で放送されたTVシリーズの、砂漠の惑星サンサを舞台としたエピソード・サンサ編(第29話~第39話)を総集編としてまとめたもの。総集編化にあたり、オープニングは谷口守泰、エンディングは塩山紀生による新作画で構成された。

計測不能 6 1988年冬(1月~3月)アニメランキング6位
レイナ剣狼伝説(OVA)

1988年2月5日
★★★★☆ 3.6 (8)
30人が棚に入れました
80年代前半に誕生した変形ロボット玩具『マシンロボ』シリーズ。そのTVアニメ版第1作である『マシンロボ クロノスの大逆襲』の後日談的な新作OVAが本作だ。『クロノス』のキャラクターデザイン担当だった羽原信義の第一回監督作品でもある。 かつてクロノス星で戦っていたロボット超生命体の美少女レイナ・ストールは、大決戦の末に人間として転生。遙麗奈の名で日本の帝都女学院へ転校してくる。学園では少女が少女のままでいられる「エイリスの伝説」が真しやかにささやかれ、空想家の女生徒・小島ナミもそれを信じていた。やがて夢多き少女の佐野ゆう子をはじめ、女生徒が次々と行方不明になる事件が発生。その裏では時の支配者タイド・タイラントが暗躍していた。麗奈はクロノス族の神剣・剣狼を手に立ち上がるが……。 本作は全3巻作られたうちの第1話。この第1話のナミたち女生徒のデザインにも『クロノス』に登場したゲスト美少女のイメージが投影されている。

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

3部作のⅠが素晴らしい。青春の時間の使いかたを描く良作です。

DMMTVに無料登録したせいか、この作品の広告が死ぬほど出てくるので、ヒロインの格好がちょっとエロいのもあって根負けして見ました。Dアニでですけど。
 マクロスの美樹本氏の匂いはしますが、関係はないみたいです。ただ、マクロスとかダイコンフィルムとかクラリスとかオタク第1世代のクリエータの匂いがプンプンするキャラデザです。

 本作はマシンロボクロノスの大逆襲というTVのスピンオフだそうで、さすがにこの時代のアニメを44話も見る気になりません。
 OVA3作ありますが、今回はⅠのレビューです。というのはⅡ、Ⅲはいかにも本編の外伝みたいな感じで大して面白くないのですが、Ⅰだけはかなり深いテーマ性を持って作られていました。Ⅰだけ見ても十分話は理解できますし。

 どこかの女学園にセーラー服の美少女が現れます。「明日ちゃんのセーラー服」を想起します。そして、結果的に逆説的ですが非常にテーマが重なります。
 時計がイメージ映像としてクローズアップされるので、時がテーマなのはすぐに分かります。
 そして少女たちの永遠の時のような童話が語られ、その一方で退廃した街で無為な時間を過ごす少女たちと一人妄想の世界で遊ぶ少女が描かれます。

 そして敵はその少女たちの時間を吸い取る魔物のような存在です。つまり「明日ちゃんのセーラー服」で少女たちがギターなりカメラなりそれぞれが自分というものを掴んでゆく過程と対照的です。あるいは「響け!ユーフォニアム」の8話でもあります。
 浪費している時間はつまり心の中に巣食う魔物ということです。

 ヒロインは本編でどういう活躍をしたかわかりませんが、大人しそうな可愛い少女ですが、仲間と一緒に修行をした自分のやるべきことを積み重ねた時の流れでアイデンティティを確立しているのでしょう。唯一魔物に対抗することができました。

 1988年作ですが、この時代のアニメはこういうテーマを扱いだしていたんですね。もうちょっとSF+半裸の美少女的なオタク文化アニメを想像していましたが、素晴らしい内容でした。Ⅰに関してはですけど。
 ちなみに1988年は逆シャア、AKIRA、トップをねらえ、火垂るの墓などがありますので、ひょっとしたらアニメ史において線引きができる年代なのかもしれません。

 そして更に、エンディングがまるで登場人物たちは実は女優で、この作品は映画の一部を撮影したものだよ、というような「シンエヴァ」のような演出もなされていました。こちらはそこまで深い意味なのかわかりません。単なるOVA作品としてのメタ的な遊びなのかもしれませんが、しかし、意図的ではないにせよアニメを見る時間はこれで終わり。一回元にもどろうか、のような感じを受けます。

 あと、やっぱり絵作りがいいですね。昔の作品の乱れや技術不足は多々感じるのですが、構図やエフェクト、力の入れ方の緩急を使って魅力的な絵作りをしようという気持ちが感じられます。色合いもいいし。
 それと懐中時計のデザインも作画も素晴らしです。アニメでこれを出してくるところに時代の豊かさを感じました。

 なんとなくうざい広告にひっぱられて見てみましたが、これは見て良かったです。Ⅱ・Ⅲはちょっと途中で飛ばしちゃいましたが。Ⅰは行きつ戻りつ30分足らずのアニメを結構時間をかけて見てしまいました。

 ですので評価はⅠの評価とします。音楽が時代性があって高い評価はできませんが、それ以外は素晴らしかったと思います。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 6

計測不能 6 1988年冬(1月~3月)アニメランキング6位
装甲騎兵ボトムズ クエント(OVA)

1988年1月1日
★★★★☆ 4.0 (5)
30人が棚に入れました
83~84年にサンライズ(当時は日本サンライズ)が制作したリアルSFロボットアニメ『装甲騎兵ボトムズ』。その第4クール目に相当する第4部「クエント」を再編集したのが本OVAである。 愛する女性フィアナと宇宙へ脱出した青年キリコだが、戦いに身を投じていた忌まわしい過去が彼を苛める。ついに宿敵イプシロンを倒したキリコは謎多き軍人ロッチナの示唆を受けて砂の惑星クエントへ向かう。そこで彼はかつての戦友ル・シャッコと再会。やがてキリコはクエントで三千年前に栄えた古代超文明の異能者=ワイズマンの存在を知る。神のごときワイズマンの後継者となる道を選ぶかに見えたキリコだがその真意は……。 本作のテーマソングはOP・EDともにTV版のものを使用しているが、タイトルバックの新作映像はキャラクターデザインを担当したアニメーターの塩山紀生が手がけている。

計測不能 6 1988年冬(1月~3月)アニメランキング6位
かってにシロクマ(OVA)

1987年12月21日
★★★★☆ 3.6 (3)
18人が棚に入れました
人気漫画家・相原コージによる、80年代に反響を呼んだ動物コミックのOVA化。 アルピノ(白子)のエゾヒグマの仔熊・シロ。彼の家族はお父さんとお母さん、双子の弟の大ちゃん、それに孤児のイノシシ・ウリ坊だ。お父さんはウリ坊を含む3匹の子供に川でエサの魚を獲る方法を教えてくれるが、猛烈に反射神経の鈍いシロはちっとも獲れない。優等生の大ちゃんと違い、少々マイペースなシロは相棒のウリ坊と仲良くもケンカ三昧の毎日だった。そんなある日、シロたちは川に流されて人間の町にたどり着く。なぜか荒んだ感じの町並の中、一同は周囲の探索を始めるが。 監督は『タイムボカン』シリーズで有名な笹川ひろし。原作者も絵コンテ形式で脚本を執筆し、力の入った取り組みをしている。歌手のなぎら健壱がシロ役のCVを担当する一方、同時に主題歌も歌っている。ちなみにアニメオリジナルで登場するあるメカニックのデザインは、アートミックに当時所属の漫画家・夢野れいが担当。

計測不能 6 1988年冬(1月~3月)アニメランキング6位
ハイスクールAGENT 諜報員(OVA)

1988年2月12日
★★★★☆ 3.4 (5)
14人が棚に入れました
麻雀漫画家としても知られる谷村ひとし原作の学生スパイアクションコミックを全2巻のOVA化。アニメの実制作はエイジェント21が担当。 国連のコンピュータにハッキングしてしまった17歳の落ちこぼれ高校生・金森晃介(コースケ)。これを機に彼は機密保持のため国連の一員となり、週末は諜報部員として世界をかけまわるハメに。言うことを聞かなければ家族や友人の命に危険がおよぶこともあって、コースケに選択の余地はないのだ。作戦を指揮する美人上司セーラの管理のもと、スペインのマデーラ宮にある「バスクの卵」の奪取や、はては北極海深くに沈むUボートからヒトラーの遺産の引き揚げまで、無茶な任務を押し付けられるコースケだが。 本作の脚本は実写版『スケバン刑事』などで知られる橋本以蔵が務め、監督は数多くのアニメの絵コンテや演出を担当してきた坂田純一によるもの。

計測不能 6 1988年冬(1月~3月)アニメランキング6位
BASIC SAGA 沙羅曼蛇 瞑想のパオラ(OVA)

1988年2月25日
★★★☆☆ 2.6 (2)
14人が棚に入れました
宇宙暦2381年4月3日、惑星グラディウスの主席・マクベインの宇宙船が行方不明と知り、パイロットのダーンはエディとマクベインの娘ステファニィと共に調査を開始。そこで救命ボートに乗った美女・パオラを発見したダーンたちは、彼女から謎の生命体「バクテリアン」の存在を知るのだった。さらにバクテリアンはグラディウスを破壊するため、接近しているというのだが……。人気シューティングゲームを原作としてアニメ化した本作は、前作の「沙羅曼蛇」で語られた物語の過去を描いている。

計測不能 6 1988年冬(1月~3月)アニメランキング6位
ケンタウロスの伝説(OVA)

1987年12月21日
★★★★☆ 3.8 (3)
12人が棚に入れました
篠崎健は、バイクレーサーとして活躍していた兄の修二をレース中の事故で失い、自暴自棄の毎日を過ごしていた。だが、兄の元恋人でレディといわれる美女と出会い、レーサーとしての道を歩むことに……。一方、レディが健に恋心を抱いていると知ったアーサーは健に嫉妬。健にレースで決着しようと挑発するのだった。果たして勝負の行方は――? 横浜を拠点に実在するバイクチーム・横浜ケンタウロスの伝説を原作にしたアニメ。劇中のキャラクターも実際している人物を登場させるなど、リアリティーを感じさせる作品に仕上がっている。

計測不能 6 1988年冬(1月~3月)アニメランキング6位
ザナドゥ XANADU ドラゴンスレイヤー伝説(OVA)

1988年3月1日
★★★★★ 5.0 (1)
12人が棚に入れました
80年代半ばに日本ファルコムが発売し、大人気を博したPC用のRPGゲーム『ザナドゥ』をベースとするOVA。角川書店発行のコミック版が原作でもあり、同漫画を手がけていたのは日本ファルコム社員(当時)だった漫画家・都築和彦によるもの。 2035年の地球でNATO軍の兵士として戦っていた少年フィーグ・カムラは突如、異世界へと転移してしまう。そこは平和的な白魔術と戦闘用の黒魔術が争う世界ザナドゥだった。過去の記憶がないフィーグだったが、黒魔術の怪物に襲われているザナドゥ王朝王女リエルを救出。黒魔術を操る男レイクスォールに国王が殺害され、三種の秘宝のひとつであるクリスタルが奪われる一方、フィーグとリエルは大司教のタストンから秘宝のひとつ聖剣ドラゴンスレイヤーのことを知った。クリスタルを悪用して野望を達成せんとするレイクスォールが次に狙ったものはリエルの持つ秘宝・金緑石だ。捕まったリエルをフィーグは救い出せるのだろうか。 本OVAは東映アニメーション(当時は東映動画)が実制作を担当。監督は同社の『フレッシュ プリキュア!』などでプロデューサーを務めている梅澤淳稔。

計測不能 6 1988年冬(1月~3月)アニメランキング6位
ハーバーライト物語(ストーリー) -ファッションララより-(OVA)

1988年3月11日
★★★★★ 5.0 (2)
11人が棚に入れました
セイカノートのぬり絵帳を中心にして展開していた異色の魔女っ子もの「ファンシーララ」。企画として『魔法の天使クリィミーマミ』などのスタジオぴえろが参入していた文具シリーズを元に、OVAとして制作されたのが本作である。外洋船員の父を持つ主人公のミホ。父の留守中、ブティックを経営する叔母のもとで生活していた彼女は、雑用として不遇な毎日を送っていた。街では年に一度のディスコクイーンコンテストの開催が迫っていたのだが……なんと町長の息子で不良グループのリーダー、キッドがコンテストの妨害を企てていたのだ。そんな中ミホは、コンテスト用のデザイン画を書き溜め、叔母の三女・シュリのために衣装を作っていた。だがそれが叔母にバレてしまい、服をズタズタにされ……。悲しみのミホの前に姿を見せたのは、ピグとモグという二匹の妖精。妖精たちがかけてくれた魔法で、ミホはファッションララへと変身する。そしてキッドの妨害にあっているコンテスト会場へ!!

計測不能 6 1988年冬(1月~3月)アニメランキング6位
ユリシーズ31(OVA)

1988年2月6日
★★★★★ 5.0 (1)
10人が棚に入れました
フランスのアニメ映像会社DICと東京ムービー新社(現・トムスエンタテインメント)が制作したSF史劇アニメ。放映はフランスで81年に行われた後、日本では1986年にビデオで約半数のエピソードがリリース。最終的には日本でも1991年に全話が放送された。西暦31世紀。宇宙船オデッセイ号を駆る船長ユリシーズが正体不明の惑星を発見した。そこで息子テレマークを救うために惑星の魔物シクロープを倒したユリシーズたちだが、宇宙の神ゼウスはあろうことか彼らに過酷な試練を課すのだった。オリンポスの宇宙へ投げ出されるオデッセイ号。ユリシーズたち一行は妻の待つ地球へ帰れるだろうか? 本作のスタッフは『ベルサイユのばら』を途中降板した演出家・長浜忠夫やアニメーターの荒木伸吾らが移行。この作品が長浜忠夫の遺作となった。

計測不能 6 1988年冬(1月~3月)アニメランキング6位
光GENJI パラダイス銀河 (その他)

1988年3月9日
★★★★☆ 3.5 (4)
8人が棚に入れました
1988年に発売された光GENJI最大のヒット曲のPVアニメです。
https://www.youtube.com/watch?v=witiRRDz1ts

計測不能 6 1988年冬(1月~3月)アニメランキング6位
秘伝忍法帳 白獅子五番勝負 五重島の戦い(OVA)

1988年1月1日
★★★★★ 5.0 (1)
8人が棚に入れました
世界の運命を変えるといわれる「秘伝忍法帳」をめぐり、妖忍界は戦乱の時代に突入していた。平和を願う雷王白獅子は、魔暗黒軍の挑戦を受け、五重島に向かうこととなる。はたして白獅子は、圧倒的なパワーを持つ邪飛威羅や、彼と同じ力を持つ雷王黒獅子といった暗黒軍の精鋭相手に勝ち抜けるのか……? 原作は、エスキモーが発売していたヨーグルト味アイス「秘伝忍法帳」のオマケシール。このOVAはバンダイの低年齢層向けグッズ「ビデオヒーロー」シリーズとして、シール、カード、ミニブックが同梱されて発売されていたもの。子供にも買える値段設定の商品であったため、アニメの尺は短く、主人公である雷王白獅子(演:玄田哲章)と、強敵たちとの対決を10分強で簡潔に描いている。

計測不能 6 1988年冬(1月~3月)アニメランキング6位
聖戦士ダンバインI 鳳麟の章(OVA)

1988年2月25日
☆☆☆☆☆ 0.0 (0)
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全3巻で発売されたテレビアニメ「聖戦士ダンバイン」の総集編1巻目
海と陸の間にある世界“バイストン・ウェル”へ地上世界から召還された青年ショウ・ザマは、アの国の地方領主ドレイク・ルフトの元、オーラ・バトラー、ダンバインを与えられた“聖戦士”としてその軍に身を置く。しかし、バイストン・ウェルの実情とバイストン・ウェル支配というドレイクの野望を知り、同じ地上人であるマーベル・フローズンの説得をうけて、オーラシップ・ゼラーナに集うニー・ギブンたち対抗勢力に参加する。
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