1988年春(4月~6月)に放送されたアニメOVA一覧 11

あにこれの全ユーザーが1988年春(4月~6月)に放送されたアニメOVAを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月17日の時点で一番の1988年春(4月~6月)に放送されたアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

×

絞り込み

年代別アニメ一覧

70.4 1 1988年春(4月~6月)アニメランキング1位
機動警察パトレイバー 初期(OVA)

1988年4月25日
★★★★☆ 3.8 (171)
903人が棚に入れました
クリエイター集団「ヘッドギア」が送り出したOVAで、後に劇場版やTV版なども製作された人気シリーズの原点ともいうべき作品。近未来都市、東京。続発するレイバー犯罪に対抗すべく、警視庁は本庁警備部内に特殊車輌二課を設立し、これに対抗した。通称特車二課パトロール・レイバー中隊…パトレイバーの誕生である。

声優・キャラクター
冨永みーな、古川登志夫、二又一成、池水通洋、郷里大輔、井上瑤、千葉繁、阪脩、大林隆介、榊原良子
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

陸自クーデター事件込みの《警察組織のリアルロボットもの》

同じ陸自クーデターものの『ガサラキ』のレビューを上げているので、それとの比較で、

①同じく、リアルロボットものアニメであり、
②題材として、自衛隊クーデター事件を扱っている作品

・・・ということで、本作のレビューも併せて上げておきます。

◆総評

WIKIPEDIAによれば、監督の押井守(おしい・まもる、1951年8月8日-)氏は、東京都大田区大森出身、東京都立小山台高等学校を経て東京学芸大学教育学部美術教育学科を卒業。2008年度から2009年度まで東京経済大学コミュニケーション学部の客員教授を務める。日本SF作家クラブ会員。

→つまり 1970年(昭和45年)11月25日に起きた作家・三島由紀夫氏の自衛隊市ヶ谷駐屯地(現・防衛省本省)東部方面総監監禁・自決事件の直撃世代(事件当時、押井守氏19歳。なお本作の脚本を担当した伊藤和典氏は15歳)。

・・・ということで、本作でも、その後制作に携わることになる『攻殻機動隊 2nd G.I.G.』(ストーリーコンセプト担当)でも、自衛隊や内閣組織内部からの政府転覆(=クーデター)未遂事件を変な執着を持って描き出す作風にひとつの特徴がある方のようです。

この初期OVAを総評すると、

(1) 1988年という制作時期を考えれば、とくに作画や演出の面でかなり丁寧で良質な作りの作品であり、
(2) また、中途半端な謎テクノロジーをロボット側に混入させていない点で、最も文字通りの意味での「リアル・ロボット」作品といえると思いますが、
(3) その一方で、監督(押井守氏)及び脚本家(伊藤和典氏)が、共に全共闘世代(ないし三島由紀夫自決事件世代・ベトナム戦争世代)ということで、シナリオにある種の臭みが漂う点は留意しておいた方がいい作品

・・・ではないか、と思いました。

※なお『機動警察パトレイバー』シリーズは、本作を第一作として、この後さらに、(1)長編TVシリーズ(全47話)、(2)続編OVA(全16話)、(3) 劇場版(全3作) が制作されており、そちらの方もいずれレビューしてみたいです。


◆制作情報
{netabare}
原作         ヘッドギア(ゆうきまさみ、出渕裕、高田明美、伊藤和典、押井守)
監督         押井守(第1-6話)、吉永尚之(第7話)
シリーズ構成・脚本  伊藤和典
キャラクターデザイン ゆうきまさみ(原案)、高田明美
メカニックデザイン  出渕裕、佐山善則
アニメーション制作  スタジオディーン{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

===== 機動警察パトレイバー (アーリーデイズ) (1988年4月-1989年6月) ====
{netabare}
第1話 第二小隊出動せよ! ★ この年代にしては作画良好だが一部のキャラのウザさには閉口
第2話 ロングショット ★ ニューヨーク市長来京・テロ防止任務、カヌカ着任
第3話 四億五千万年の罠 × 東京湾の巨大謎生物 ※オチがなく脚本安直
第4話 Lの悲劇 × レイバー隊の富士研修 ※陳腐な怪奇譚でガッカリ
第5話 二課の一番長い日(前編) ★ 年末休暇、篠原重工の極秘開発メカ、陸自クーデター発生
第6話 二課の一番長い日(後編) × 核ミサイル回収作戦、空挺用レイバー投入、クーデター鎮圧 ※首謀者の小物感&陸自クーデターの目的の偏向ぶりは×
第7話 特車隊、北へ! ☆ 盗難パト密輸未遂事件 ※脚本が分かり辛い点&この回も犯罪者が小物過ぎる点は×{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)3、☆(並回)1、×(疑問回)3 ※個人評価 × 3.2

OP 「未来派Lovers」
ED ※毎回変わる

投稿 : 2024/11/16
♥ : 26
ネタバレ

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

色眼鏡の功罪

アニメ版パトレイバーの原点という事で、このシリーズ好きなら参考に見といてもいいかもです。
因みに当時の評論家はボロクソに言ってましたw








以下は作品とは関係ない話で読んでも不快だろうから隠しときます。
{netabare}私、パトレイバーって発表当時は好きじゃなかったんですよね。
なんでかというと、パトレイバーが世に出る前に士郎正宗に出会ってしまったから。
べつに関係なくね? と思われるかもしれませんが根がガキだった私には大有りでした。
究極超人あ~るは読んでたので、ゆうきまさみの漫画は嫌いじゃなかったんです。
が、たまたま買った初期作品集にチラッと大々的に発表される前のパトレイバーらしき絵が混じってたんです。
別に今にして思えばその時点でアニメも漫画も企画は固まってたんでしょうが、幼くて馬鹿な私は勘違い。
士郎正宗の路線、パクリやがった ってね。

ガキだからそう思いこんじゃうと、冷静に作品の出来不出来なんて判断出来なくてね。しかも、アニメ化の第一弾だったコレが4話までパロディ路線なもんだから意味もなくムカつきましてね。
(5・6話も天皇のいない八月のパロディとも言われてますが)
まぁそれでも、当時のアニメとして注目度は高かったから目は通しましたけどw

だから劇場版見たのも親しい友人が猛烈に勧められたからでした。
流石に劇場版の出来見たら黙らざるを得なかった。士郎正宗の受けそうな要素だけパクるなんて志低い作品じゃないの理解出来ましたしね。

こんだけ作品が乱発されるアニメの現状でいけば、どこかで見たこと有るな~とか何かと似てる~とかって状況増えてもしょうがないと思うんですよね。
そもそも原作付ならば、話の筋自体は原作の出来を問うべき話であってアニメ自体はその見せ方・演出で勝負するしかない訳で。

それはアンタの観方だろ って言われるの目に見えてますが、なんかこき下ろさんが為に書いてねえ?ってヒドいレビュー見ると作り手側がちと気の毒で。
まぁヌルい評価で甘やかす事の方が罪 と言う見方もあるでしょうが・・・ {/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 7

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

OVA業界の先駆者

一本1000万円で作れば採算が取れる。
これが初期パトレイバーのコンセプト。
以後OVAの黄金期の始まりです。
パイロット版にちかくまじめな話なのにコミカルな要素が強い。キャラもほんのすこし破天荒で方向性を模索している感じがする。
個人的に一番荒削りで好きかもしれない。
ストーリーは秀逸で初期シリーズだけでしっかりと収まりきっています。パロディを多様しているのですが・・言われなきゃきがつないようなネタばかり・・・・

投稿 : 2024/11/16
♥ : 7

61.8 2 1988年春(4月~6月)アニメランキング2位
アップルシード OVA版[1988](OVA)

1988年4月21日
★★★★☆ 3.3 (24)
160人が棚に入れました
第五次大戦後、国家や情報網は破壊され尽くし、デュナンとブリアレオスは廃墟となった無人都市を転々としながら流浪の日々を送っていた。他にどれぐらい人間が生き残っているのかも分からない状況の中、突然来訪した若い女性・ヒトミによってオリュンポスへの移住を持ちかけられる。最初はこの誘いを疑う二人だったが、警察官 (SWAT) として復職できる望みから、オリュンポス入りした二人を待っていたのは、戦後世界とは信じられないほど、清潔かつ高度で豊かな都市だった。

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

原作読んでないけど

士郎正宗作品、原作読んだ人に出会ったことないからどうなのか知らないが、まあ原作者考えると面白いんだろうな。

ストーリーをざっくり言うと、主人公二人がテロリストから都市を守るというもの、これだけ言うと安直なストーリーに聞こえるが、そこはさすが攻殻の原作者、いろんな近未来要素や人とバイオロイドの確執などを描いている。

アップルシード作品多いけど、いかんせん時間軸とキャラの立ち位置が理解できなかった、全部見てやっとわかるようになってきたが、それでも説明できるレベルではない。
この作品は比較的他のアップルシードよりわかりやすい、ただ1988年の作品なので作画が古い、見れないレベルではないが一番新しい2015年版を見るといろんな意味で感動する。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 0

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ピッコロとセルが敵だった割には…。

 士郎さんの代表作といえば攻殻機だが、よりアクション映画よりなのが本作「アップルシード」シリーズである。本作は後にCG映画に何本かなっているが、原作ですぐな頃にアニメ化されたova版である。


 話としては後にも映画化されている内容とあんまり変わらず多脚戦車というモチーフも同じである。ただ、100分くらいしかないから少々語りたれない感じであった。


 敵が古川さんと若本さんなのにあんまり掘り下げができなかったし、ヒトミに至っては物語のキーなのに何もない感じやし…。80年代美少女風なのは良いが。


 人間とは自分で作った檻に入ってしまった動物なのではないか?という問いに強烈さをもたらすことも、そのアンサーも正直欠けていると言わざるをえない。私としては、人間だけがその問題を認識できる動物であることが解決になり得る道だと思うが。


 悪くないが、SFアクション映画としてハリウッドでありそうなレベルの踏み込み具合でしかなかった。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 7

61.6 3 1988年春(4月~6月)アニメランキング3位
麻雀飛翔伝 哭きの竜(OVA)

1988年5月25日
★★★★☆ 3.4 (15)
61人が棚に入れました
本名や年齢、職業も不明の雀士・竜。鳴き麻雀を信条とすることから周囲に「哭きの竜」と呼ばれている強運の男の姿を描いた物語。無敗の雀士として名高い竜は、日本最大の暴力団・桜道会会長の桜田道造から屋敷に招かれ、桜道会甲斐組組長・甲斐正三と出会う。あまりの強さに甲斐から極道の世界に引きずり込まれそうになった時、反桜道会の美好一家との抗争が勃発。竜は、いつしかこの抗争に巻き込まれていく――。麻雀ファンならずとも極道を描いた作品が好きな人なら誰でも楽しめる本作。「あンた、背中が煤けてるぜ……」など、竜の名セリフのシーンも見どころだ。

rurube さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

早く書きなよ、時の刻みはあンただけのものじゃない。

面白すぎる。竜を中心とした人間模様と麻雀の演出が独特の作風を作り上げている。基本的に主人公の竜は物語に関係がなく麻雀もしていない。竜の運を欲しがるやくざ達が織り成す人間模様には苦味がある。最近の作品には無い苦しみ・痛み・何かにすがる弱さが絶妙なバランスで物語を推し進める。

麻雀をしながら語るやくざの政局と竜の打ち方がリンクする感じはこの人独特の演出でぜひ見るべき。

この作品名言が多いので打線組んでおく
1(中)「時の刻みはおれにはない」
2(二)「あンた、背中が煤(すす)けてるぜ」
3(三)「時の刻みはあンただけのものじゃない」
4(一)「オレは己れの運に身をまかせたことなどない ましてや他人の運をあてにする程愚かではない」
5(遊)「あンた、やめなよ負け犬の遠吠えは」
6(左)「あンた、麻雀語るには早すぎる」
7(右)「あンた、それ以上話すと言葉が白けるぜ」
8(捕)「一度でも負けの味を覚えたあンたはしょせん―――負け犬さ」
9(投)「おれの哭きは牌を喰うんじゃない、牌に命を刻んでいく」

ついでにやくざもので分りにくい所を少しだけ解説する。
まず○○会○○組組長って表記がよくある。これはもともと○○会は組が集まって出来た団体だと考えてもらいたい。で組長は基本的に会の幹部。会長は多数決で決まったり前の会長に指名されてなる。基本的には組単位で動きなにか揉め事が起こった際に会単位で動いたりする。
三菱系で考えると三菱商社が会長で他の麒麟・三菱地所・旭硝子・三菱自動車工業が組になる。組にはさらに子会社があると考えれば分りやすいと思う。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

これだけじゃw

正直、これが初めての哭きの竜だったら意味不明でしょうw
これって、コミック読んでる人じゃないと何も分からない内容ですw
簡単に言えば、
竜の麻雀に魅せられたヤクザが竜を組の代打ちにしようと竜を落とし
にかかっているという背景があり、麻雀をやると、あっさり竜にやられて
しまい、落としにかかったヤクザは殺される・・・という話。
 
『あんた背中が煤けてるぜ』とか、友達同士の麻雀でよく使って笑い
あった思い出があるなぁ~。竜は麻雀はめっちゃ強いキャラだが、
作者の能條氏はそもそも麻雀を知らなかった作者で、闘牌内容の迫力
は福本氏のアカギと比較すると2枚くらい劣る。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

いつもやくざの親分が出ているんです

随分昔、アニマックスを夜つけると
やっているんです。
で、、、いつも竜出てこないんです。
何故かいつもやくざの親分が出ているんです。
で、、【りゅーう、りゅーう お前の、、、、】とか
ほざいているんです。
(そして、この後必ずと言って良いほど
補足のナレーション有り)
個人的にこのドヤ顔のおっさんが主役かと思いました。
ちなみに親分と竜が絡んでいるシーンを
私は見たことがない!

で、30分の中で、最後の5分で竜登場。
口数少なく、喋る事意味不明。
でも、何故か格好良く見える。
もはやゴルゴ13と同格!
もし、実写版ならやくざ役の給料は、竜役の倍はほしいところ!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

計測不能 4 1988年春(4月~6月)アニメランキング4位
ドミニオン(OVA)

1988年5月27日
★★★★☆ 3.5 (9)
34人が棚に入れました
80年代後半より各方面でカルト的な人気を誇っていた、世界的クリエイター士郎正宗の同題SFコミックをOVAシリーズ化(全4巻)。 時は2XXX年、猛毒性の細菌雲に侵された地球は大気汚染時代を迎えていた。そして犯罪もまた36秒に一件という高確率で発生。これに対抗するため、ニューポートシティに組織されたのが戦車で悪人を駆逐する「タンクポリス」だ。そんな戦車警察に元・白バイ警官の女性隊員レオナ・オカザキが配属される一方、特別病院の細菌性大気汚染室から大悪党ブアク一味が何らかの液体を盗み出していった。だがタンクポリスのブリテン分隊長が乗る戦車タンクスペシャルを駆ったレオナは悪人の追跡中にこの戦車を大爆発させてしまう。やがて液体の正体が健康な人間のオシッコと知るタンクポリス側だが、どうやらそれは細菌雲の秘密の解明になくてはならないものらしい。戦車を壊してしょげていたレオナは専用のミニ戦車ボナパルトを作ろうとするが。 本作の序盤は監督・脚本の真下耕一の意向もあって、原作の物語以前の世界を描くことを念頭に制作。第1~2話はレオナの着任劇と彼女の相棒となる豆戦車ボナパルトの誕生物語を主軸につづられる。

計測不能 4 1988年春(4月~6月)アニメランキング4位
孔雀王 鬼還祭(OVA)

1988年4月29日
★★★★☆ 3.6 (8)
34人が棚に入れました
奈良にある興福寺から「裏の八部衆像」を守ってほしいと依頼を受けた孔雀。一般には知られていない像だが、その存在を知る何者かが狙っているという。そして、孔雀は「裏の八部衆像」の「阿修羅象」に史上最強の鬼が封印されていたことを知るのだった。鬼の復活を阻止する為、孔雀の戦いが始まる――。真言密教の総本山・高野山の裏に存在する退魔師・孔雀の戦いを描いた原作を元に、制作されたオリジナルアニメ作品。

計測不能 4 1988年春(4月~6月)アニメランキング4位
六神合体ゴッドマーズ 十七歳の伝説(OVA)

1988年6月5日
★★★★☆ 3.4 (5)
16人が棚に入れました
引き裂かれた兄弟の悲劇を描き、80年代前半のアニメシーンを席巻したロボットアニメ『六神合体ゴッドマーズ』。そのTV版第2クール目の部分をもう一人の主人公マーグの視点からつづった完全新作OVA。主要声優陣は旧作そのまま。 地球を破壊せんと目論む皇帝ズールとその配下のギシン星人。だが平和を愛する科学長官イデアは警戒の意思を込め、双子の息子の次男マーグを地球へ送り込む。一方の残された長男マーグはギシン星の反政府ゲリラに救われ、そこで年上の美少女ルルウとのほのかな恋心を通わせる。しかしそんな幸せの中、ゲリラの人々やルルウはズールの配下である美少女ロゼ率いる一軍の前に死亡。復讐を固く誓いながらもマーグはズールに洗脳させられ、さらには地球にいる実弟マーズ(地球名・明神タケル)の超能力ロボット・ゴッドマーズとの対決を強いられるのだった……。 本作の脚本はTV版と同じく藤川桂介が担当。新ヒロインのルルウの登場が話題を呼んだ。主役ロボのゴッドマーズおよびタケル専用の護身ロボ・ガイヤーはアニメーターの亀垣一によってまったく新しいデザインが用意された。

計測不能 4 1988年春(4月~6月)アニメランキング4位
学園便利屋シリーズ Antique Heart アンティークハート(OVA)

1988年6月5日
★★★★☆ 3.7 (3)
16人が棚に入れました
片山愁の漫画『学園便利屋』シリーズが原作のOVA。本作の副題である「アンティークハート」は脚本家の渡辺麻美によってつけられたもので、登場する妖精・沙姫も本作のためのオリジナルキャラクターである。アニメの実制作はJ.C.スタッフ。 頭脳面を担うリーダー格の鈴木斉、単純明快な本田高弘そしてクールさが特徴の川崎亨。彼ら3人は揉め事から代返まで何でもこなす学園の便利屋だ。そんな一同は体育館の新築に伴う旧校舎の取り壊しが決定する中、そこの整理をはじめるが、やがて内部に住みついている妖精の長・沙姫が出現。古くから存在する器物に宿った古き物の心「アンティークハート」の精霊たちを守るため、心優しい沙姫は豹変して人間と戦おうとするが。 本作は2007年に逝去した演出家わたなべぢゅんいちの初監督作品(それまでの同氏はOVAのモンスターデザインなどが主な仕事だった)。本OVAの特色は原作で一番の人気だったクールな性格の亨をあえてメインにせず、頭よりも身体で考えるタイプの高弘を中心にすることでスタッフはバランスを保ったという。

計測不能 4 1988年春(4月~6月)アニメランキング4位
マドンナ 炎のティーチャー(OVA)

1988年3月25日
★★★☆☆ 3.0 (2)
11人が棚に入れました
くじらいいくこによる学園熱血教師コミック『マドンナ』をOVA化。OVA発売の時点で原作はおよそ1年半も続いていたが、このOVAの内容は刊行直前の原作のネタも極力取り入れるよう図られた。 結婚までの2~3年程度という軽い気持ちで高校教師になることを選んだ名門女子大の卒業生・土門真子。だがそんな彼女が赴任した都立牛鍋工業高校の2年D組は、揃いも揃って落ちこぼればかり。いきなりズボンをおろしてくる生徒に真子はオロオロするが、彼女が反撃してきたことを機にD組の生徒の態度は一変。真子に対して一気に熱愛ムードが高まる。そんな中、しばらく登校していなかった札付きの生徒・醍醐が顔を見せる。その小柄な外見に真子はおとなしいと思い込むが、すぐに彼は暴力事件を起こしてしまう。折しもラグビー部の顧問になるよう校長から頼まれていた真子は、醍醐のほかに大林たちD組の生徒を迎えて部活動を始める……。 本作の実制作は東京ムービー新社などの作品でも協力しているスタジオジュニオが担当。校長と教頭の役で音楽芸人のバブルガム・ブラザーズ(ブラザー・トムとブラザー・コーン)が出演している。

計測不能 4 1988年春(4月~6月)アニメランキング4位
ズッコケ三人組 ズッコケ時空冒険(OVA)

1988年4月1日
★★★★★ 5.0 (1)
10人が棚に入れました
全50巻を数えたポプラ社の大人気児童書「ズッコケ三人組」シリーズ(作:那須正幹/画:前川かずお)を約60分近くの長編OVA化。制作当時は第16巻まで刊行されていた原作シリーズのうち、本OVAは原作第6巻「ズッコケ時間漂流記」と同第7巻「とびだせズッコケ事件記者」をベースに作られている。ハチベエ(八谷良平)、モーちゃん(奥田三吉)、ハカセ(山中正太郎)は花山第二小学校6年1組の仲良し三人組。壁新聞の事件記者で大忙しの三人組はちょっと謎のある美人先生・若林雪子の秘密を探ろうとしてあれこれと企てる。だがそんな時、一同はなんとタイムスリップしてしまい、江戸時代にたどり着いてしまう。そこで偉人の科学者・平賀源内に出会う三人組だが……? 本作の実制作はタマプロダクションが担当。同社の主要メンバーでもある西城隆詞が作画監督を務めている。なおキャラクターデザインは原作の絵を手がけた前川かずおによるもの。

計測不能 4 1988年春(4月~6月)アニメランキング4位
安部譲二かっとび青春記 渋谷ホンキィトンク(OVA)

1988年5月25日
★★★★★ 5.0 (1)
7人が棚に入れました
「塀の中の~」シリーズで大ヒットを飛ばした作家・安部譲二の自伝的アクションコメディー漫画『渋谷ホンキィトンク』(作画は田中正仁)を全4巻のOVA化。安部自身も冒頭の実写解説部分に顔を出している。 1951年、私立の名門学校・麻布中学に通う少年・安部直也。だが彼は生まれながらの型破りな性格から、渋谷で華やかに活動していた新興のヤクザ=藤堂組にあこがれ、仲間入りを考えていた。ある時、直也はチンピラ学生を相手の刃傷沙汰に顔を突っ込むが、結局は悪戦苦闘。そんな直也を救った男こそ、藤堂組の幹部・田中だった。これを縁に直也は、半ば無理やり藤堂組の舎弟としての生活を開始。ヤクザの生活が自分の思い描いていたものとやや違うことに直也は戸惑い気味だが……。 本作の監督を務めたベテランアニメーターの落合正宗は作画監督も兼任。主人公・直也は石丸博也が演じた。

計測不能 4 1988年春(4月~6月)アニメランキング4位
聖戦士ダンバインII 天魔の章(OVA)

1988年5月25日
☆☆☆☆☆ 0.0 (0)
0人が棚に入れました
全3巻で発売されたテレビアニメ「聖戦士ダンバイン」の総集編2巻目
ミの国の王女エレ・ハンムの霊力によって、ショウはバイストン・ウェルの帰還を果たす。ニーたちゼラーナの仲間と合流したところへ、母を失ったエレもやって来る。ショウはナの国の女王シーラとの出逢いを経て、ラウの国のフォイゾン王に協力、ドレイク軍とこれまでにない激しい戦闘を展開した。ドレイク軍の巨大戦艦ウィル・ウィプスの登場と、それに対抗するために建造されたフォイゾン軍の巨大戦艦ゴラオン。ショウもシーラから新たなオーラ・バトラー・ビルバインを託され、いよいよ戦争はその規模を拡大させる。
ページの先頭へ