1988年度に放送されたおすすめアニメ一覧 146

あにこれの全ユーザーが1988年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月24日の時点で一番の1988年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

54.1 51 1988年度アニメランキング51位
つるピカはげ丸(TVアニメ動画)

1988年冬アニメ
★★★☆☆ 2.8 (11)
78人が棚に入れました
セコさを楽しみながら、たくましく生きていくハゲ田ハゲ丸一家。彼らの超節約術「つるセコ」の数々が、爆笑を呼ぶ!つるセコパワーで大暴れのギャグアニメ。

声優・キャラクター
つかせのりこ、緒方賢一、向井真理子、巻島直樹、金丸淳一、鷹森淑乃、水原リン、千葉繁、田原アルノ

計測不能 52 1988年度アニメランキング52位
はれときどきぶた(アニメ映画)

1988年8月23日
★★★★☆ 3.5 (8)
60人が棚に入れました
奇想天外な発想と展開が子供たちにヒット。大ロングセラーを続ける矢玉四郎の児童文学の劇場アニメ化。 小学3年生の畠山則安は、どこにでもいる普通の児童。特にこれといった才能のない彼だが、一番の長所はマジメに毎日の日記をつけ続けていることだった。だがある日、お母さんがこっそりと彼の日記を読んでいた事実が判明。子供ながらにプライバシーの侵害だと思って腹を立てた則安は、デタラメの「あしたの日記」を記帳してやろうと発想。とんでもないことを書いて、それを盗み見た母をびっくりさせようと考えた。だが意外にも則安がつけた「あしたの日記」内の記述は、次々とどんなことでも現実化。金魚が空を飛んでアカンベーし、さらに空からはブタまでが降ってくるのだった! 1997年から放送されたTVアニメ版に十年ほど先立つ形で、アニメ化された初めての作品。映画版の則安のCVは、子役時代の浪川大輔が担当。

計測不能 52 1988年度アニメランキング52位
闘将!!拉麺男(TVアニメ動画)

1988年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (7)
47人が棚に入れました
漫画家ゆでたまごの代表作『キン肉マン』の人気キャラクター・ラーメンマンをスピンオフさせた同題コミックのTVアニメ化。幼少時に父を殺されたラーメンマンは、超人拳法の達人・陳老師の教えを受けてついに闘龍極意書を得るに至った。拳士ラーメンマンは仇の毒蛇(コブラ)党3兄弟を倒し、弟子のシューマイ少年とともに修行の旅路につく。闘龍極意書を狙う刺客を倒しつつ、生き別れの妹・拉娘(ラーニャ)をラーメンマンは探すが…。

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

英雄覇王乱立せし世に、その人あり 天下無敵の超人拳法、その名も美来斗利偉・拉麵男!

こけしの様な面立ちに、べんぱつ頭とどじょうひげ、泣く人あらば、駆けつける、友との絆、捨て置けぬ、知る人ぞ知る天下無双の正義漢、その名は美来斗利偉・拉麵男!(ビクトリーラーメンマンと読む。何かスゴい…。)

80年代の人気漫画「キン肉マン」、その登場人物の一人である―※1残虐超人、後に正義超人へと転身する―ラーメンマンを主人公としたスピンオフ作品。「キン肉マン」とは時代、舞台設定が大きく異なり、中国の三国時代を髣髴とさせる古風な世界観が特徴です。(それでもたまに変なテクノロジーが‥。)

盗賊団「コブラ党」に両親を殺され、そして残った、たった一人の妹とも生き別れ、天涯孤独の身となったラーメンマン。故あって、超人拳法の拳聖と称される"陳宋明"に師事します。

十二年の歳月を経、超人拳法免許皆伝の証「闘龍極意書」の継承者となった拉麺男。「コブラ党」への復讐を胸に、学び家である超林寺を後に、一人旅立ちます。

そして対決の時…!

超人拳法を身に付ければ数人、数十人? いやさ十万、百万の軍団(いきなり飛んだ!)を相手にしても、一人で打ち倒す事が出来るなど、大風呂敷を広げた陳宋明。そしてその弟子拉麺男、彼の口から突如と飛び出すとんでも科学、第一話の「台風の目を知っているか?」を始めとし、ファンタジーとも妄想ともつかぬ、ワケの分からない洞察で、数々の奇跡を手玉に取ります。

あれこれ言ってしまった後では説得力も失墜しますが、荒唐無稽物語と断じては勿体無い。2話、ガダムとの試合におけるラーメンマンの傲慢、それによって生じる悲劇。※2ラーメンマンとパーコーメン、ラーメンマンとザーサイ、幼少期に培われ、失われた友情、そして芽生える新たな絆。

度肝を抜かれるアクション、ファンタジーにも脱帽ですが、免許皆伝の武芸者ながら、若輩ゆえの精神的未熟さを抱えた拉麺男が、さすらいの旅を通して人間的に成長するドラマにも魅力があります。

中でも、先に挙げたガダムとの試合については、考えさせられる事が多々あります。拉麺男の師匠である陳宋明曰く「10の力のものを、10の力で倒せとは教えたが、100の力で倒せとは教えたおぼえはない」がそれ。この台詞が意味する所とは、余った90の力がどこかへと向かうと言う事…、それが消える事は決して無いのです。

百歩先の敵を打ち倒すという超人拳法の奥義「百歩神拳」を始めとし、「落葉紅脚(らくようくれないきゃく)」「回転龍尾脚」「打穴三点崩し」など、技のネーミングにも、原作者ゆでたまご先生の卓越したセンスが感じられます。(中には変なのもあるけど…)

OP、EDテーマ、「輝け!ラーメンマン」と「希望への旅」はもう、文句の付け様も無い程カッコイイ! 拉麺男という人物像に従って忠実に歌詞が組まれており、曲調も中華ロック! アツ苦しくも哀愁漂う名曲です。

その姿には炎! 闘将!!拉麺男、是非御一見あれ!


※1:「キン肉マン」におけるブロッケンJrやキン肉マンに対する思いやりを見ると、決してそうとは言い切れない部分があります。ゆえに本作では人格者と昇華されたのでしょう。

※2:パーコーメンもザーサイも人名です。食べ物ではありません。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 23

計測不能 52 1988年度アニメランキング52位
機動戦士SDガンダム(アニメ映画)

1988年3月12日
★★★★☆ 3.7 (3)
45人が棚に入れました
同名のOVAの劇場版。『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』との同時上映であった。内容は、同名OVAの1本目「ガンダム大地に立てるか?」と、2本目「ジオン・ホテルの脅威?ガンダムペンション破壊命令!!」の再編集版となっている。 「ガンダム大地に立てるか?」は、サイド7に侵入した3機のザクの愉快なやりとりや、脚が短くなってしまい、大地に立てるのか怪しいガンダムなど、名シーンをSDならではのギャグで盛り上げてゆく。そして「ジオン・ホテルの脅威?ガンダムペンション破壊命令!!」は、アムロたちが経営するガンダム・ペンションに、ジオン・ホテルのシャアが因縁をつけてきた。MSを引き連れて騒動を起こすシャアのせいで、ペンションは大騒動に見舞われるというギャグ色の強い一編だ。

計測不能 52 1988年度アニメランキング52位
機動戦士SDガンダム(OVA)

1988年1月1日
★★★★☆ 3.6 (5)
42人が棚に入れました
『機動戦士ガンダム』シリーズのモビルスーツとキャラクターたちを2頭身にディフォルメし、パロディ化した短編アニメ集。 1本目はガンダムシリーズのエピソードをコミカルなギャグタッチにした「ガンダム大地に立てるか?」。2本目はアムロ、カミーユ、ジュドーの3人が経営するガンダム・ペンションと、シャアの経営するジオン・ホテルのバトルを描いた「ジオン・ホテルの脅威?ガンダムペンション破壊命令!!」。3本目はSDの名誉をかけて行われる第一回SDオリンピック大会の模様を描いた「SDオリンピック!スタジアム・笑いに染めて」。いずれも原作を知る人ならば大爆笑必至の内容となっている。

計測不能 52 1988年度アニメランキング52位
聖闘士星矢 真紅の少年伝説(アニメ映画)

1988年7月23日
★★★★★ 4.2 (6)
41人が棚に入れました
同タイトルの人気TVアニメから派生した、劇場用作品の第3弾。併映の『魁!!男塾』と合わせ、「週刊少年ジャンプ」創刊20周年記念企画として上映された。 ある日アテナの前に現れたのは、兄である太陽神アベル。かつて地上支配の野望を抱き父であるゼウスに封印されていたはずだが、穢れた人類を滅ぼさんとする目的のため復活を果たしたのだ。心配する星矢に対しわざと冷たく振る舞いつつ、決死の覚悟で兄に立ち向かうアテナだったが、力及ばず彼女は死の世界へと堕とされた。そして、十二宮の闘いで命を落とした黄金聖闘士とアベル直属のコロナの聖闘士が、次々に星矢たちへと牙を剥く! 果たしてアテナは本当に死んでしまったのか? これまでより尺の長い70分の長編となった本作は、主人公たちと並んで人気の高い黄金聖闘士たちが、ついにスクリーンデビュー。ある者は敵、そしてある者は……といった感じでそれぞれの性格に応じた活躍を披露してくれた。劇場版の中でもトップクラスに美麗かつアクティブな作画は必見。

計測不能 52 1988年度アニメランキング52位
恐怖のバイオ人間 最終教師(アニメ映画)

1988年2月6日
★★★★☆ 3.8 (9)
38人が棚に入れました
山本貴嗣の学園ギャグバイオレンス漫画『最終教師』をOVA化。発売に先がけて『銀河英雄伝説』の同時上映作品としておよそ一ヵ月半早く劇場公開された。 遺伝子工学研究所から一匹のゴキブリ人間が逃走して3年。五日市町にある関東最悪の異名をとる「私立帝王学園」に新しく赴任した教師・茶羽顔八こそ、かの人間とゴキブリを融合させたゴキブリ人間だった。札付き揃いの学園の生徒をすべて屈服させるべく、顔八は総番長の美少女・白鳥雛子にお仕置きを目論む。はたして顔八は服装検査をはじめて彼女を下着丸出しにしてやろうとするが、何と雛子はブルマーを着用していた。これを機に雛子を慕っていた男子は少しずつ心変わりして顔八に味方するようになり、彼女もショックで不登校状態に。学園はこのまま顔八の思うがままにされるのだろうか。 本作の見どころのひとつは、個性派俳優として頭角を現わしはじめた竹中直人が顔八を怪演している点。監督と作画監督は『北斗の拳』などで知られる芦田豊雄が務めた。

計測不能 52 1988年度アニメランキング52位
湘南爆走族 4 ハリケーン・ライダーズ(OVA)

1988年7月22日
★★★★☆ 3.6 (7)
37人が棚に入れました
漫画家・吉田聡の代表的作品『湘南爆走族』のOVAシリーズ第4作。前作では主人公・江口の悪友である権田が主役だったが、本作では通常どおりに江口たちを中心とする物語に。 一学期の期末試験が終わった波打際高校。緊張の解けた江口だが、自分のポケットに入っていた二枚の五千円札の出どころがわからない。そのまま暴走族仲間の湘爆メンバーたちとともに、単車のガス代やらで使い込んでしまう。だがやがてあのお金は江口の所属する手芸部の部費と判明。必死にお金を工面しようとする湘爆メンバーだったが、結局のところは手芸部のよし子に何とかしてもらう。ある日、海水浴へ出かけた江口たちは小学校時代の旧友・絵美子と再会。そこで彼女の恋人であるサーファーの聖二が昨年の夏に大波のビッグスウェルに乗り損ねたことを知る……。 本作も従来と同様に実制作は東映アニメーション(当時は東映動画)が担当。監督の西沢信孝は波と空の青色に細心の注意をはらったという。

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

湘南爆走族OVA第4弾

暴走族マンガの原点ともいえる『湘南爆走族』のOVA第1弾。
原作マンガは中高生の頃リアルタイムで読んでいたなぁ・・・。(あぁ、年齢がバレてしまう・・・)

湘南爆走族2代目リーダー兼波打際高校第25代目手芸部部長(!!)の江口洋助をはじめとする5人組・湘南爆走族のメンバーと仲間たち、ライバルの暴走族などとの友情や恋愛を描いた作品。
暴走族マンガらしくケンカのシーンも少しはあるけど、原作は、ほぼコメディ。


本作の主人公は江口洋助と手芸部副部長の津山よし子。云わずと知れた両想いなのに奥手な二人の恋愛が微笑ましい。
後半はサーフィンの話。江口洋助、器用すぎ!

原作に忠実な本作に感謝!!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

計測不能 52 1988年度アニメランキング52位
トランスフォーマー 超神マスターフォース(TVアニメ動画)

1988年春アニメ
★★★★★ 5.0 (2)
36人が棚に入れました
「トランスフォーマー」シリーズ第4作。本作では善悪の地球人がトランスフォーマーとなって戦う、新趣向も導入された。各地で暴れる悪魔たち、その正体は悪の兵士デストロンプリテンダーだった。これに対し地球人として生活していた正義のサイバトロンプリテンダーも出現。両陣営に続々と地球人が助力し、児童が変身合体するヘッドマスターJr.や、人間の魂をエネルギー源とした最強のゴッドマスター戦士も現われ、戦いは新たなる局面へと向かう。

声優・キャラクター
冬馬由美、江森浩子、山本百合子、竹村拓、森功至、カシワクラツトム、野田圭一

計測不能 52 1988年度アニメランキング52位
聖闘士星矢 神々の熱き戦い(アニメ映画)

1988年3月12日
★★★★☆ 3.7 (7)
35人が棚に入れました
同タイトルの人気TVアニメから派生した、劇場用作品の第2弾。「東映まんがまつり」におけるプログラムの一環として上映された。 北欧アスガルドの地に消えたキグナス氷河の行方を捜すため、彼の地のワルハラ宮にてドルバル教主と接見するアテナ。しかし手掛かりはなく、やがてドルバルの野心が露見する。それはすなわち、聖域(サンクチュアリ)の掌握であり、そのためにアテナは囚われの身となってしまう。彼女を救い出すため氷原を駆ける青銅聖闘士たちに挑むのは、主神オーディーンに仕える強大な神闘士(ゴッドウォリアー)だった。 後にTVシリーズで行われたアニメオリジナル展開「アスガルド編」の基盤となった映画で、後年まで『星矢』に関わることになった山内重保が初めて監督を務めた記念すべき一作。

声優・キャラクター
古谷徹、鈴置洋孝、橋本晃一、堀川りょう、堀秀行、潘恵子

計測不能 52 1988年度アニメランキング52位
ガルフォース3 スターダスト・ウォー<宇宙章・完結編>(OVA)

1988年11月2日
★★★★☆ 3.9 (7)
35人が棚に入れました
A.I.C.初期の看板作品(OVA)となった、美少女SF戦争ロマン「ガルフォース・宇宙章」三部作の最終編。 広大な宇宙を二分して戦う二つの種族パラノイドとソルノイド。その戦乱は双方壊滅の構図で終焉を迎えつつあった。老齢化した太陽系「シグマナース」の宙域を最終決戦場と定めるソルノイド側。だが同軍の精鋭で数奇な運命を潜り抜けてきた戦士ルフィーは、新たな仲間シルディ、スピア、アミィの3人とともに独自の行動に出る。それはパラノイドとソルノイド双方の完全滅亡を回避せんと努力してきたソルノイドの上官ネビュラート大佐との会見で、当のネビュラートはかつてルフィーが共に戦ったアンドロイド少女キャティのモデルとなった人物でもあった。最終戦争への時が刻まれる中、人類の未来を求めるルフィーたち。その想いはいずこへ向かうのか。 第1巻「Eternal Story」の時点から壮大な宇宙叙事詩を構想していたOVAシリーズの決着編。パラノイドとソルノイドの戦争の起源、宇宙人類の未来と希望を託された「太陽系・第三惑星」の存在、キャティの出自など、かねてから設定されていた伏線が収束すると同時に、大戦争の中、最後にまた「個」としての戦士に戻る主人公ヒロイン・ルフィーの描写に当時の多くのファンが涙した。世界観と劇中人物の想いは、時空を超えた「ガルフォース」第二章たる『レア・ガルフォース(「ガルフォース地球章」)』の物語にやがて継承される。

計測不能 52 1988年度アニメランキング52位
ドミニオン(OVA)

1988年5月27日
★★★★☆ 3.5 (9)
34人が棚に入れました
80年代後半より各方面でカルト的な人気を誇っていた、世界的クリエイター士郎正宗の同題SFコミックをOVAシリーズ化(全4巻)。 時は2XXX年、猛毒性の細菌雲に侵された地球は大気汚染時代を迎えていた。そして犯罪もまた36秒に一件という高確率で発生。これに対抗するため、ニューポートシティに組織されたのが戦車で悪人を駆逐する「タンクポリス」だ。そんな戦車警察に元・白バイ警官の女性隊員レオナ・オカザキが配属される一方、特別病院の細菌性大気汚染室から大悪党ブアク一味が何らかの液体を盗み出していった。だがタンクポリスのブリテン分隊長が乗る戦車タンクスペシャルを駆ったレオナは悪人の追跡中にこの戦車を大爆発させてしまう。やがて液体の正体が健康な人間のオシッコと知るタンクポリス側だが、どうやらそれは細菌雲の秘密の解明になくてはならないものらしい。戦車を壊してしょげていたレオナは専用のミニ戦車ボナパルトを作ろうとするが。 本作の序盤は監督・脚本の真下耕一の意向もあって、原作の物語以前の世界を描くことを念頭に制作。第1~2話はレオナの着任劇と彼女の相棒となる豆戦車ボナパルトの誕生物語を主軸につづられる。

計測不能 52 1988年度アニメランキング52位
孔雀王 鬼還祭(OVA)

1988年4月29日
★★★★☆ 3.6 (8)
34人が棚に入れました
奈良にある興福寺から「裏の八部衆像」を守ってほしいと依頼を受けた孔雀。一般には知られていない像だが、その存在を知る何者かが狙っているという。そして、孔雀は「裏の八部衆像」の「阿修羅象」に史上最強の鬼が封印されていたことを知るのだった。鬼の復活を阻止する為、孔雀の戦いが始まる――。真言密教の総本山・高野山の裏に存在する退魔師・孔雀の戦いを描いた原作を元に、制作されたオリジナルアニメ作品。

計測不能 52 1988年度アニメランキング52位
鉄拳チンミ(TVアニメ動画)

1988年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (5)
34人が棚に入れました
『月刊少年マガジン』で連載された、前川たけしによる中国風拳法漫画をアニメ化。姉のメイリンがさらわれたため、事件を解決する際に並外れた拳法の技能を発揮する少年チンミ。そんな彼の才覚を、旅の大林寺拳法老師ローが見出した。チンミを大林寺へと連れていく老師。大陸一とすらうたわれる武術・大林寺で、チンミは修行中の少年少女とともに鍛錬に励むことに。本作の制作は葦プロダクションが担当。ゴールデンタイムのTVシリーズを手がけるのは同社にとって久々だったこともあり、作画などは従来以上の力が注がれた。

声優・キャラクター
坂本千夏、中原茂、水島裕、坂上とし恵、佐々木優子、久保田雅人、向殿あさみ、増岡弘、中村正

計測不能 52 1988年度アニメランキング52位
木を植えた男(アニメ映画)

1988年6月23日
★★★★★ 4.1 (8)
33人が棚に入れました
フランスの山岳地帯を旅する若者が出会った男の30年にも及ぶ行動を通して、人間の創造力の偉大さと環境問題をテーマにして描いた87年アカデミー短編賞(アニメ部門)受賞作。人里離れた荒野に住む初老の羊飼いブヒエ。彼は荒れ果てた大地にたった一人で木を植え続けていた。目的など多くを語らない彼の信念を貫くその行動は、二つの大きな戦争の間も続き、中年になった若者が再びその地を訪れた時、不毛の大地はまさに楽園に変身していたのだった。色えんぴつを使って2万枚にも及ぶ絵を4年半かけて制作したF・バックはカナダを代表するアニメーション作家で、風のように流れる作風とパステル画タッチで書かれたその絵柄からわき出るメッセージは自然保護や文明批判をやさしくも痛烈に訴えかけてくれ、まさに感動の1本になっている。尚、NHK-BSでは英語版の同バージョン(ナレーションは内田稔)が放映されている。

計測不能 52 1988年度アニメランキング52位
赤い光弾ジリオン 歌姫夜曲[バーニングナイト](OVA)

1988年6月21日
★★★★☆ 3.7 (7)
33人が棚に入れました
 タツノコプロ新世代の秀作として1987年に人気を呼んだSFテレビアニメ『赤い光弾ジリオン』の新作OVA。 戦争成金の無頼漢アドミス一家が牛耳る街ホープタウン。暴力と金力の前に無力な人々に活気と希望を与えるのは、毎晩行なわれるロックバンド「ホワイト・ナッツ」のコンサートだった。中でもボーカルの少女アップルは、バンド仲間のチャンプとJJ、それに街の人々全てのアイドルである。だがある夜、アドミス一家の札付きウォーリアーズ三兄弟がライブに乱入。強引にアップルを誘拐した。チャンプとJJは追撃。アップルの救出に成功しかけるが、そこに現れて二人を邪魔したのは謎のサングラスの美青年。実は彼=リックスとアップルの間には、二人だけの秘密の過去があった。TV版のキャラクターを用いながらも、世界観や物語の設定は完全に一新された番外編的なストーリー。

計測不能 52 1988年度アニメランキング52位
装甲騎兵ボトムズ サンサ(OVA)

1988年1月1日
★★★★☆ 3.7 (6)
33人が棚に入れました
ミリタリーテイストが多分に漂う人型兵器AT(アーマード・トルーパー)の存在、戦場において必ず生き残る主人公キリコを巡る過酷な運命、PS(パーフェクトソルジャー)と呼ばれるヒロイン、フィアナとのラブロマンスなど、世界観&物語の完成度の高さから、1980年代を代表するリアルロボットアニメの金字塔として語られる『装甲騎兵ボトムズ』。本作は、1983年から1984年までに全52話で放送されたTVシリーズの、砂漠の惑星サンサを舞台としたエピソード・サンサ編(第29話~第39話)を総集編としてまとめたもの。総集編化にあたり、オープニングは谷口守泰、エンディングは塩山紀生による新作画で構成された。

計測不能 52 1988年度アニメランキング52位
レイナ剣狼伝説(OVA)

1988年2月5日
★★★★☆ 3.6 (8)
30人が棚に入れました
80年代前半に誕生した変形ロボット玩具『マシンロボ』シリーズ。そのTVアニメ版第1作である『マシンロボ クロノスの大逆襲』の後日談的な新作OVAが本作だ。『クロノス』のキャラクターデザイン担当だった羽原信義の第一回監督作品でもある。 かつてクロノス星で戦っていたロボット超生命体の美少女レイナ・ストールは、大決戦の末に人間として転生。遙麗奈の名で日本の帝都女学院へ転校してくる。学園では少女が少女のままでいられる「エイリスの伝説」が真しやかにささやかれ、空想家の女生徒・小島ナミもそれを信じていた。やがて夢多き少女の佐野ゆう子をはじめ、女生徒が次々と行方不明になる事件が発生。その裏では時の支配者タイド・タイラントが暗躍していた。麗奈はクロノス族の神剣・剣狼を手に立ち上がるが……。 本作は全3巻作られたうちの第1話。この第1話のナミたち女生徒のデザインにも『クロノス』に登場したゲスト美少女のイメージが投影されている。

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

3部作のⅠが素晴らしい。青春の時間の使いかたを描く良作です。

DMMTVに無料登録したせいか、この作品の広告が死ぬほど出てくるので、ヒロインの格好がちょっとエロいのもあって根負けして見ました。Dアニでですけど。
 マクロスの美樹本氏の匂いはしますが、関係はないみたいです。ただ、マクロスとかダイコンフィルムとかクラリスとかオタク第1世代のクリエータの匂いがプンプンするキャラデザです。

 本作はマシンロボクロノスの大逆襲というTVのスピンオフだそうで、さすがにこの時代のアニメを44話も見る気になりません。
 OVA3作ありますが、今回はⅠのレビューです。というのはⅡ、Ⅲはいかにも本編の外伝みたいな感じで大して面白くないのですが、Ⅰだけはかなり深いテーマ性を持って作られていました。Ⅰだけ見ても十分話は理解できますし。

 どこかの女学園にセーラー服の美少女が現れます。「明日ちゃんのセーラー服」を想起します。そして、結果的に逆説的ですが非常にテーマが重なります。
 時計がイメージ映像としてクローズアップされるので、時がテーマなのはすぐに分かります。
 そして少女たちの永遠の時のような童話が語られ、その一方で退廃した街で無為な時間を過ごす少女たちと一人妄想の世界で遊ぶ少女が描かれます。

 そして敵はその少女たちの時間を吸い取る魔物のような存在です。つまり「明日ちゃんのセーラー服」で少女たちがギターなりカメラなりそれぞれが自分というものを掴んでゆく過程と対照的です。あるいは「響け!ユーフォニアム」の8話でもあります。
 浪費している時間はつまり心の中に巣食う魔物ということです。

 ヒロインは本編でどういう活躍をしたかわかりませんが、大人しそうな可愛い少女ですが、仲間と一緒に修行をした自分のやるべきことを積み重ねた時の流れでアイデンティティを確立しているのでしょう。唯一魔物に対抗することができました。

 1988年作ですが、この時代のアニメはこういうテーマを扱いだしていたんですね。もうちょっとSF+半裸の美少女的なオタク文化アニメを想像していましたが、素晴らしい内容でした。Ⅰに関してはですけど。
 ちなみに1988年は逆シャア、AKIRA、トップをねらえ、火垂るの墓などがありますので、ひょっとしたらアニメ史において線引きができる年代なのかもしれません。

 そして更に、エンディングがまるで登場人物たちは実は女優で、この作品は映画の一部を撮影したものだよ、というような「シンエヴァ」のような演出もなされていました。こちらはそこまで深い意味なのかわかりません。単なるOVA作品としてのメタ的な遊びなのかもしれませんが、しかし、意図的ではないにせよアニメを見る時間はこれで終わり。一回元にもどろうか、のような感じを受けます。

 あと、やっぱり絵作りがいいですね。昔の作品の乱れや技術不足は多々感じるのですが、構図やエフェクト、力の入れ方の緩急を使って魅力的な絵作りをしようという気持ちが感じられます。色合いもいいし。
 それと懐中時計のデザインも作画も素晴らしです。アニメでこれを出してくるところに時代の豊かさを感じました。

 なんとなくうざい広告にひっぱられて見てみましたが、これは見て良かったです。Ⅱ・Ⅲはちょっと途中で飛ばしちゃいましたが。Ⅰは行きつ戻りつ30分足らずのアニメを結構時間をかけて見てしまいました。

 ですので評価はⅠの評価とします。音楽が時代性があって高い評価はできませんが、それ以外は素晴らしかったと思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6

計測不能 52 1988年度アニメランキング52位
装甲騎兵ボトムズ クエント(OVA)

1988年1月1日
★★★★☆ 4.0 (5)
30人が棚に入れました
83~84年にサンライズ(当時は日本サンライズ)が制作したリアルSFロボットアニメ『装甲騎兵ボトムズ』。その第4クール目に相当する第4部「クエント」を再編集したのが本OVAである。 愛する女性フィアナと宇宙へ脱出した青年キリコだが、戦いに身を投じていた忌まわしい過去が彼を苛める。ついに宿敵イプシロンを倒したキリコは謎多き軍人ロッチナの示唆を受けて砂の惑星クエントへ向かう。そこで彼はかつての戦友ル・シャッコと再会。やがてキリコはクエントで三千年前に栄えた古代超文明の異能者=ワイズマンの存在を知る。神のごときワイズマンの後継者となる道を選ぶかに見えたキリコだがその真意は……。 本作のテーマソングはOP・EDともにTV版のものを使用しているが、タイトルバックの新作映像はキャラクターデザインを担当したアニメーターの塩山紀生が手がけている。

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ウド編~クエント編で、基礎知識を手に入れました

 パーフェクトソルジャー≠強化人間 だとしたら、異能者≠ニュータイプ ということになるのでしょうか?

 ガンダムシリーズよりも泥臭いイメージ(末端の一兵士が戦うとか)のあった作品ですが、思っていたよりも方向性には近いものを感じました。ワイズマンに会ってからの展開は結構衝撃的でしたが。

 最後の方は、モロ2001年宇宙の旅でしたね(笑)

 その後OVAがたくさん製作されているということは、面白い作品がたくさんあるということなのでしょう。これから、少しずつ見ていきたいところです。テレビシリーズの空白期間や数十年後のエピソードなど・・・作画技術(特にCG)の向上と共に期待大です(今更)。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 0

計測不能 52 1988年度アニメランキング52位
魁!!男塾(アニメ映画)

1988年7月23日
★★★★☆ 3.3 (8)
29人が棚に入れました
集英社「週刊少年ジャンプ」黄金期を支えた名作コミックを、先のTVアニメ版放映を受けてオリジナルストーリーの劇場用作品として制作したもの。 やってきた夏休み、だが男塾の塾生たちに安息の日々は永遠に訪れない? 世界格闘選手権への招待状が舞い込み、一号生筆頭・剣桃太郎を始めとした8人が塾長命令により参加を余儀なくされたのだ。世界各地から参戦した荒くれ者を相手にしつつ、命からがら各種難関を突破する彼らだったが、決勝に残ったアメリカ代表・スリーSメンバーは想像を超えた強敵揃いだった! アクションのド迫力とギャグの応酬は、TVシリーズ以上の完成度。中盤、テロリスト相手に敵味方が一時的に共闘を果たす展開も熱い。

計測不能 52 1988年度アニメランキング52位
ハーイあっこです(TVアニメ動画)

1988年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (6)
29人が棚に入れました
ロングセラー漫画『小さな恋のものがたり』の原作者みつはしちかこによるファミリー主婦漫画のアニメ化。アニメ制作は『ドラえもん』のシンエイ動画。 さりげないふくよかさが魅力の女性「あっこ」ことあつこ。彼女はハンサムでスマートな恋人・坂本ジュンイチと結婚。晴れて同家の嫁となる。だが元来いっさいがざっくばらんだったあっこの実家と違い、坂本家は家風の格式も高い。とくに俳句が趣味で和風美人の姑セツコはなかなか気難しい印象だ。だが嫁として坂本家で暮らすあっこは、この義母が実は心の暖かい人間味ある女性だということに段々と気がついていく。そんな中、あっこの体に、一家待望のおめでたの知らせが……。原作は1980年から2002年まで新聞に長期連載された大人気作。アニメも3年強のヒット番組となり、原作の魅力とファミリーアニメに強いシンエイ動画の実力を再確認させた。あっこ役の小宮和枝ほか声優陣の好演も番組の人気に大きく貢献している。

計測不能 52 1988年度アニメランキング52位
ゲゲゲの鬼太郎 地獄編(TVアニメ動画)

1988年冬アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
29人が棚に入れました
およそ2年半にわたって展開された『鬼太郎』第3シリーズが終盤期を迎え、放送時間の変更に伴って「地獄編」へ改題。この「地獄編」は全7話の小編だが、鬼太郎の出自などを前面に押し出した異色編にして意欲作でもある。妖怪の実力者ぬらりひょんが、地獄界・地上界・天井界を支配しうる叢雲(むらくも)の剣を地獄から盗み出した。さらにぬらりひょんは鬼太郎を倒すため、彼の心に隠れた母親への慕情を悪用。敵の目論見にはまり、亡き母への想いから地獄への旅路についた鬼太郎だが、そんな彼に母は妖怪蝉を通じて語りかける……。

計測不能 52 1988年度アニメランキング52位
ロジャー・ラビット(アニメ映画)

1988年12月3日
★★★★★ 4.6 (7)
27人が棚に入れました
全編に渡る実写とアニメの合成が話題になった超娯楽大作。アニメーションのキャラクターが現実世界の人間と共に生活を送る、47年のハリウッドを舞台に、彼らの住む漫画の町“トゥーン・タウン"の利権をめぐる殺人事件をミステリー・タッチで描いたコメディ作品。ストーリー自体も面白いが何と言っても合成技術の素晴らしさが目をみはる出来で、ドタバタコメディのスピーディさを維持した作りは圧巻! 登場する歴代アニメキャラクターの数もハンパじゃなく、ベティ・ブープからミッキーやドナルド、はたまた「ファンタジア」のカバのバレリーナまでと、どのシーンに誰が出てくるのか探すだけでも楽しめる。合成技術の成果は、アカデミー特殊効果賞・編集賞・音響効果賞、リチャード・ウィリアムズの特別賞受賞へと実を結んでいる。

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ミッキーとバックスバニーの共演

アメリカのカトゥーンのキャラクターたちと、「パルプマガジン」と呼ばれる1920年代から1950年代にかけて流行った「探偵もの」小説の実写化を融合したディズニーの実写+アニメ作品(配給はワーナー・ブラザーズ)

まずミッキーやバックスバニーが公式で共演しているという偉業だけでなく、アメリカンアニメーションの黄金期のキャラクターたちがかなり出てきたことでも話題を呼びました。

スティーブンスピルバーグやジョージルーカスの映画はインディージョーンズにしろ、スターウォーズにしろ全て実は元ネタがあり、

1920年代にアメリカで流行った「パルプマガジン」(クエンティン・タランティーノの「パルプフィクション」の元ネタでもある)に連載されていた三文小説から全て引用しているんですね。

「パルプマガジン」で連載されていた作品はスーパーマンやスパイダーマンなどのアメリカンコミックの原点とも言える小説で、SF、西部劇、ホラー、サスペンス、恋愛、社会派ドラマなどなど全てのジャンルを網羅する世界初の大衆向け雑誌だったのです。

現在におけるハリウッド映画や日本の娯楽作品全般はここから来ているといっても過言ではありません。

中でも1920年代当時はハードボイルド「探偵もの」小説や映画が大流行。フィルムノワール(暗く陰鬱な映画の総称)もこの時にできた言葉です。

この作品はそんな時代背景を舞台に公式でパロディ化した日本で言うところのギャグマンガみたいな作品です。

奇しくもこの映画が公開された1980年代当時の日本の空気感とソックリなので、そういう浮かれた気分で見る良作コメディ映画になっています。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4

計測不能 52 1988年度アニメランキング52位
トッポ・ジージョ(TVアニメ動画)

1988年春アニメ
★★★★★ 4.3 (2)
25人が棚に入れました
1960年代に人形劇で大人気を呼んだネズミのキャラクター、トッポ・ジージョを主人公にした新設定のTVアニメーション。時は24世紀。人類とネズミ族は高度な文明を共有し、対等の立場にあった。そんな中、ネズミ族の英雄トッポ・ジージョは宇宙ロケット操縦の任務に就く。だが着陸艇のトラブルから、ジージョは時空を超えて400年前のカサリナタウンに不時着してしまう。24世紀の親友ネズミの先祖アルノールに救われたジージョは、さらに人間の少女ジーナ・ハーネスとも知り合い、この時代=1988年の世界で元気に生きていこうと考える。制作は日本アニメーション。キャラクターデザインは同社制作のアニメ諸作で活躍の白梅進が担当し、1960年代の人形ジージョの資料写真をもとに綿密なデザインの推敲が繰り返された。番組の内容はオリジナルのSF設定をもとに、メルヘン調のものから社会派ドラマ風のものまで幅広い広がりを見せる。

計測不能 52 1988年度アニメランキング52位
ビリ犬(TVアニメ動画)

1988年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (6)
24人が棚に入れました
 藤子不二雄Aの原作を、『藤子不二雄Aワールド』枠内にてテレビアニメ化。空を飛び、人間の言葉と犬語を解することが出来る、犬に似た不思議な生き物・ケン族。その一員で、人間の世界にやってきたビリ犬とガリ犬たちは、ひょんなことから知り合った雨森タツオの家に居候することになった。彼らは近所の犬達や、ヨーコちゃんやダブ、マロといったタツオの同級生、そして人力飛行機を開発している鳥野博士などと知り合うことによって、様々な珍騒動を巻き起こしていく。そこへ、遅れてやってきた太っちょのケン族・トド犬も加わり、街はいつでも大騒ぎ! 後に本作は『ビリ犬なんでも商会』と改題され、単独の番組として続いていくことになった。

ace さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

安定の藤子不二雄ワールド

全話視聴、2周目のレビュー

※最初に--------------------
1周目視聴終了時にレビューを投稿したが
その数年後、次回作「なんでも商会」を視聴し、そのなんでも商会のレビューを書くにあたり
「1作目ってどんな内容だったっけ?」と思い出そうと自分のレビューを読んでも
マジでまったく思い出せなかったため、

悔しくなってもう一度視聴しました
この2周目のレビューでは、前回投稿のレビューを改変しながら詳細に、
このレビューを読むだけで内容を思い出せるレベルで書いた
-----------------------------


藤子不二雄Aのほうですね
そうそう、Aのほうはこんな感じだわ、ウルトラBもこんなノリだったなぁー
なーーんとなくFとは違うんだよね・・
ここ!という指摘は難しいけど、なんとなく見てるとAかFかわかるという・・・

安定しておもしろい
平成初期の家庭や学校ってこんな感じやわーとなつかしく思う
本当に童心に帰ったような気持ちにさせてくれるのがAだね~

声優も今みたいに「右ならえ右!」みたいな上手な量産系声優ではなく
個性的で他では聞かない声と演技ばかり
野沢雅子と肝付兼太が共演
怪物くんとドラキュラが揃いました

◯良い

・昭和最終年~平成初期放送です
上にも書いたが、平成初期のこの雰囲気・・・たまらん!
俺はこの平成初期付近を舞台としているアニメは
ノスタルジー感が最も強く感じられ、かなり好意的に見ることができる

・バラエティーに富んだおもしろおかしいアニメ
毎回ぶっ飛んだ話が多めでおもしろいです

まずレギュラーの登場人物が多い
のび太位置のたっちゃんとてっちゃん兄弟と、しずか位置の洋子ちゃん、ジャイアン位置のダンキチ
スネ夫位置のホネヒコ、なんかよくわからん位置のマメオ
そしてそれぞれの飼い犬たち、と鳥野博士
レギュラー&準レギュラーが多く、それぞれにエピソードがある
10分×31話なので5時間ちょい
映画3本分程度ですね
よくもまぁ収めたもんだ


◯良くない

・鳥野博士の存在
肝付声優の人(旧スネ夫)
キ◯◯イ
次回作、なんでも商会のイカれた依頼人たちのような空気を感じる
こいつの回はイライラする
雨森家や他の人に迷惑をかけまくり、謝罪1つなく、後始末もせず、当たり前のように嘘をつく
タツオら子供たちの遊びにしゃしゃり出てくる
おまけに子供たちにまで迷惑をかけ、毎回ビリケンが助けるはめになる
うっとうしいだけのただの不愉快キャラ
次回作でこいつは消滅するが・・・
次回作はこいつ級の不愉快キャラが毎回出る・・・

そもそも俺は肝付があまり好きではない・・・
理由は「元祖天才バカボン」のレビューで書いた通りだ

・サービスなし!!
藤子不二雄系アニメといえば、シャワーシーンやパンチラですよね
しかし、この作品にはシャワーどころか、パンチラ1つない!!
しずか位置を預かる洋子ちゃんはほぼ毎回出演しているわりにパンチラ0!!
しかし、次回作「なんでも商会」ではパンチラ1回(俺調べ)に、なんと乳首が出る!!
だが今作はなんもない!!!

・残念ながら1話1話の質はよくないかなぁ・・・
ウメ星デンカ、バカボン、元祖バカボン、ドラえもん(第一期~二期)などの
同系統の日常系ギャグアニメと比較すると・・・・質は落ちる
まぁここらへんは歴史に残るレベルの傑作アニメなので、比較するのはかわいそうではあるが
落ちるものは落ちる


◯VERDICT

9/10

たっちゃんと友達、またはその友達の犬たちが騒動を起こす
それにビリケンとガリケンが巻き込まれる
ってのがこのアニメの筋書き
とても愉快で楽しいです!

誕生日会や体操測定など、小学生ならではのイベントなどもあり
なつかしく、これがまたノスタルジーを感じさせる

どういうわけか、やたらち◯こが出る・・・
次回作でもそうなんですよね
今なら放送できんなぁこれは・・・
この時代ならではですね

そして、今作の設定が次回作では消えることがある
トドケンは「ラッキー犬」
こいつに関わるとなにかいいことが起きるっていう設定が、次回作では消えているし
ガリ犬はとんでもなく賢い犬っていう設定も消える、まぁ計算が得意という設定は残ってたけど
あと鳥や他の犬や猫と会話ができるっていうのも消えてたな

次回作では鳥野博士は消滅し、
ダンキチやホネヒコ、マメオなどの友達や友達犬はほぼ出番がなくなる
まぁ上に書いた通り鳥野博士は不愉快キャラなので消えてもいいけど
今作毎回出ていた友達や友達犬まで消すことはないなぁ・・・

その代わり不愉快度MAXの依頼人の話ばかりになった・・・
つまり、次回作なんでも商会は鳥野博士級のキ◯◯イキャラのオンパレードになり
友達たちの絡みはそっくり消えてしまうので、なんとも言えない出来になってしまう・・・
まぁそれはなんでも商会のレビューで書く

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1
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