1987年春(4月~6月)に放送されたおすすめアニメ一覧 28

あにこれの全ユーザーが1987年春(4月~6月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月05日の時点で一番の1987年春(4月~6月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

73.4 1 1987年春(4月~6月)アニメランキング1位
シティーハンター(TVアニメ動画)

1987年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (353)
2153人が棚に入れました
最高の銃の腕を誇る伝説のスイーパー「シティーハンター」。依頼方法は、新宿駅東口の伝言板に「後が無い」という意味を込めた「XYZ」という暗号を書くこと。様々な問題を抱えた依頼人達の問題を冴羽リョウと槇村香のコンビが解決する。

声優・キャラクター
神谷明、伊倉一恵、田中秀幸、玄田哲章、一龍斎春水、鷹森淑乃、冨永みーな

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

[――が彼を呼ぶシグナル]東京・新宿の荒事請負人

言わずと知れたジャンプの名作アニメ。

舞台は東京・新宿。

日本有数のオフィス街・歓楽街であるこの街で、
裏の世界に生きるスイーパー(掃除屋)の話。

カクテルのXYZから来ている
助けてのサインを伝言板へ書き込むと
シティーハンターへの依頼は完了です。


原作は劇画調でハードボイルドなのに
主人公がスケベで“もっこり男”なんて呼ばれています。
普段は三枚目‥と言いつつ原作絵が巧すぎて
どうみても二枚目にしか見えませんけどね(*´Д`)

これでキメ過ぎていると鼻につくイケメンなんですが、
エロパワーがフェミニズムに繋がる彼は
男女ともに、いい男だな~と思えるもっこり男
(もっこりってなんだよ!!w)

なんでしょう、ギャップ萌えなのでしょうか

昼行灯というか女性を口説いてる時はダメダメなのに
いざという時には彼ほど頼りになる男もいなくて
実際、作中でも事件解決後に
彼のことを好きになっていた女性は数知れず(笑)

ずっとキメてればもっと口説ける確率高いだろうに
下半身に正直で目の前のエサに食いついちゃう

美人局のヒット率100%ですからね‥恐ろしい男

罠でも飛び込む精神見習いたいっす!

ジャンプ史上で、女性はもちろん、
男にもおネエさんにも一番モテた大人の男でしょう
新宿の裏の顔だけあってお店で働く人に大人気です
(作中でも現実でもね)


主人公以外にもレギュラーで出てくる
相棒たちがこれまた魅力的です


スキンヘッドとグラサン=海坊主

なんてイメージが結びつくくらい定着した
ランチャー背負った大男、通称:海坊主
海坊主は本名が美しいので作中で確かめてねw

ギャグになった時に巨大なハンマーで
ツッコミを入れるメインヒロインの槇村香は
「警視庁の女狐」と言われる美人刑事と双璧でした。

一話完結で毎回相手役が変わるシティーハンターは
色気のないヒロインを放っておいて
女性とのラブロマンスを繰り広げます。

当時は‥というか今も美人刑事の野上冴子が
歴代ジャンプヒロインでトップクラスに好きです。
でも、シティーハンターが好きになればなるほど
ツッコミ役で色気のない親友の妹、
槇村香のことが大事な存在になっていきます。

うる星やつらの諸星あたるもですけど、
普段は下半身の権化みたいなやつが
いざという時、最愛の人だけにはおふざけ無しで
まっすぐ向き合う姿ってやられますよね(笑)

荒事を解決した後にTM NETWORKの
「Get Wild」が食い気味に流れて来ます!
OPは変わりますがEDは一貫してGet Wild。

\アスファルト タイヤを切りつけながら暗闇走りぬける/
   (・◇・)ノ ¶~~♪

アニメ作品の中でも屈指なEDの入りです。

「Get Wild選手権!!」と銘打ち、
シティーハンター以外で曲にマッチorミスマッチな
アニメとその話数を決める選手権楽しそうだw

ギャグアニメと合わせたりねw

(*´∀`)


シティーハンターのアニメは
原作にある話とオリジナルが入り混じってます
特にこの後の続編には
ほぼオリジナルなシリーズもあったりと
漫画とは別で楽しめますね

小ネタでいうと
山寺宏一さんがレギュラーで
ありとあらゆるモブをやってる時代でしたw

作中に出てくるミリタリー系のアイテムは
現実的に考えるとおかしいものが多くて
なにもない所から巨大ハンマーを出す世界観なので
何となくで納得しちゃいます

関係ないと思えるくらいカッコイイからまあいいか



・・

・・・



自分では解決できない事件が起きた時には


シティーハンターに頼って下さい




依頼は、新宿駅東口にある伝言板へ――






⌒ヽ§γ⌒⌒⌒ヽ§⌒⌒
γ⌒§⌒ヽγ⌒⌒§γ⌒
⌒⌒§ヽγ⌒ヽγ§⌒⌒
━━┻━━━━━┻━━
┏━━━━━━━━━┓
┃┃
┃ 新宿駅東口 ┃
┃┃
┗━━━━━━━━━┛
━━━━━━━━━━━



┏━━━━━━━
┃ X
┃ Y   ∧ ヘ
┃ Z (*・ω・)
┗┳━(ノ |) ━┳┛
  ┃  ∪∪  ┃
"^⌒"⌒`^⌒"⌒"⌒⌒





※新宿駅東口の伝言板は、
読み切り掲載時には既になかったらしいです。
悪用など、問題点があったため廃止になり、
作者は東口から撤去された事を確認してから
CITY HUNTERに依頼する合図にしたらしいです。

読み切り・連載時に東口にあったら
C・Hの聖地になってしまいイタズラ書きで
伝言板の役目は果たせなかったでしょうね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 21
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ミスター“もっこり”が私に刻み付けた諸々

原作コミックは後年、立ち読み程度。

銃など狩猟民族の趣味。農耕民族の私は草を食むのみ。
そんな捻くれた思考が渦巻きながらも、自分は何故、
過激なガンアクションやハードボイルドに惹かれてしまうのか?

その原点に遡ると、私が初めて視聴した、
本格的に実弾が飛び交うアニメでもある本作に辿り着きます。


正直、話の本筋はあまり覚えていません。
微かに冴羽獠(リョウ)と“海坊主”との過去辺りは思い出せますが、
後は“シティーハンター”リョウが香と言うパートナーがありながら、
依頼主の女性など、ありとあらゆる性格、属性、職業の美女に
「もっこり」などと言い寄っては、
香にトン単位のハンマーで制裁されるお約束ばかり浮かんで来ますw

ある話で{netabare}リョウが負傷して入院した病院で、
包帯グルグル巻きになりながらも、美人のナースさんに「もっこり」と鼻の下を伸ばして
傷口を広げるシーンがあって、{/netabare}子供ながらに呆れたのを覚えていますw

「もっこり」に秘められたオトナの意味までは、当時の私には理解し切れてませんでしたが、
裏社会の“掃除屋(スイーパー)”の兄ちゃんは、
綺麗なお姉さんが好きで堪らないのだなぁ~と言う固定観念は強烈に刷り込まれましたw

だから後年、映画『007』シリーズでボンドの女たらしぶり何かを目撃しても、
スパイとして裏の世界で暗躍するなら、まぁ、こんなもんだろうと特に驚きませんでしたw
お陰様でブロスナン氏主演作以降の『007』は全作観ていたり。


“海坊主”も私の心に深く刻まれたキャラクターです。
異性に対して積極的なリョウとは違い、女性に耐性がない“海坊主”さん。
大口径バズーカをぶっ放す褐色スキンヘッドのグラサン大男が
美女の前では照れて赤くなるところが可愛いですw

表世界では、「喫茶キャッツアイ」の店主として、
ムキムキボディにキュートなエプロンとかつけちゃったりしてw

一方で、喫茶店のキャラとも初遭遇だった当時の私。
本作は、喫茶店のおっさんとは、物を見分ける心眼を持ち、
豊富な人生経験により悟りを開いた傑物であると過大評価させるのに十分でした。
( {netabare} 失明しても足音だけで来客の素性を判定したり、
美女や猫の可愛さを察知する感覚は凄いと思います{/netabare})

後年アニメで、おっさん、喫茶店辺りが舞台に揃うと、
フィーバーして、つい評価に手心を加えたくなる性癖は、
“海坊主”から来ているものと思われます。


また私にとって本作は、TM NETWORKによるED主題歌『Get Wild』にて
小室哲哉氏の音楽との衝撃の出会いを果たした作品でもあります。

90年代に小室哲哉氏のプロデュース作がヒットチャートを席巻した時、
周囲は、TKサウンドに酔い痴れる人間と、
反発してバンド音楽などに立て籠もる人間に二分されたものですが、
私は圧倒的に前者でした。

毎回の引きから、EDイントロ&夜の街へと疾走していく流れが、余りにも格好良すぎます。
思えば、あれを喰らって、虜にならないはずがありません。


そして、何より、一度は人間をやめた男を、もう一度、人間に戻してくれた。
新宿は夜景も人情も素敵な街です。


以上のように、幼少期に観るアニメには、
後々の嗜好を決定付ける要素が多分に含まれています。
親御さんにおかれましては、子供に見せるアニメにはくれぐれもお気を付け下さいませw


まもなく公開される『シティーハンター』の劇場版アニメ新作。
今の時代に、新宿駅構内の伝言板はまだ機能しているのでしょうか。
何が再び「シティーハンター」を呼ぶのでしょうか。

心にそわそわした感覚を抱きながら、彼らとの再会に挑みたいと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28

にら さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

今現在まで愛され続けるのもよく分かる

80~90年代に連載・放送されたジャンプ黄金期の代表作。
2022年になって初めて見たが、最後までとても面白かった。

基本1話完結で「冴羽獠が依頼人(主に美女)の悩みを解決する」という流れは毎回同じなのに
不思議と飽きないのは、それだけ冴羽獠という男が色褪せない魅力で溢れてるからなんだろう。
というか「獠のキャラが良い」だけで本作を見る理由としては十分であり、
それだけでシリーズが成立しているとすら思える。

普段は美女大好きの脳みそ中学生ど変態だが、仕事モードの獠は紛れもなく凄腕スイーパー。
数々の修羅場を潜ってきた強さと矜持、酸いも甘いも経験してきた色気と余裕に満ちた
大人の男のかっこよさには、どうしようもなく惹かれてしまう。
実際、色んな女性が獠に好意を寄せるが、「獠ならまあ惚れるよな」と思える説得力がある。
シティーハンターとして恐れられ、弱きを助け悪をくじく男の生き様が確かにあるから、
作中の女性にも視聴者にも、長い間愛され続けるのだろう。
神谷明さんの演技で、普段と真面目な時とで声がガラッと変わるのも良い。

話の随所に時代ながらの古さは確かにあるが、同時にそれは近年跋扈する
ご都合主義やハーレム万歳では引き出せない魅力でもあり、
古さが単なる古臭さではなく、かつてあった時代の誇りとして昇華している。
大学生の自分は本作を見る前、「古臭さ」ゆえ数話で脱落する予感もあったのだが、
今となっては杞憂も良いとこである。むしろ進行形で楽しんでいた当時への憧憬すら感じる。

作画面も古さはあるが少し見れば味わい深くなってくるのでむしろ本作の持ち味であり、
サンライズ制作だけあってよく動く。特に車・銃・弾丸は手書きの味わいが存分に出ている。
全話通してのed「Get Wild」はエンディングとして聞くとまた違った趣があり、やはり名曲。
歌詞も獠のカッコ良さとリンクしていて、作品の魅力を底上げしている。


全51話とかなり多いので、毎日または数日おきにゆっくり見ていくアニメとしておすすめ。
以下、忙しい人のためのシティーハンター (計14、括弧内含めて計20)

1 2 4 5 6 8, 12 15 19, 26 (27 28), 34 35, (41 42) 47 48, (50 51)

8話までで主要キャラで揃うのでそれ以降は飛ばしてもあまり影響なし。
ただ41,42で冴子の妹が初登場してラスト2話でも出るので41,42は見た方がいいかも。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

69.4 2 1987年春(4月~6月)アニメランキング2位
きまぐれオレンジ☆ロード(TVアニメ動画)

1987年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (153)
853人が棚に入れました
超能力一家の長男に生まれた春日恭介は、父の隆、双子の妹まなみとくるみの4人家族。超能力が使えるのは家族だけの秘密なので、正体がバレるたびに転校を繰り返していた。ついこの間、くるみが100メートルを3秒で走るという騒ぎを起こしてしまったため、恭介は7度目の転校を余儀なくされてしまった。7度目の転校で引っ越してきた街で、恭介は赤い麦藁帽子をかぶった少女、鮎川まどかに出会い、ひと目惚れする。だが、まどかは学園一のスケバン少女で、男子からも恐れられていた。最初の頃、まどかは恭介のことをあまり相手にしていなかったが、恭介の優しさに触れていくうちに、まどかも恭介に次第に惹かれていく(いわゆるツンデレ状態)。ところが、まどかの妹分である檜山ひかるも、ひょんな事で恭介を好きになってしまう。まどかは、姉という立場で2人を応援するが、3人の関係は奇妙な三角関係に発展してしまうのだった…。
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

【懐古録】オレンジ☆ロードと私

作品紹介ではなくほぼ自分語りです。

80年代のラブコメといえば必ず挙がるタイトル。
あだち充や高橋留美子は“現代用語の基礎知識”レベルの一般教養だとして、ラブコメの+αを求めるなら女子は少女漫画の豊饒な大地から摂取し、男子は乾いた土地から数少ないものを選ぶか“基礎知識”のみで満足してたと思う。ガキンチョにとって必要なのは「お前はもう死んでいる」か「屁のツッパリはいらんですよ」くらい。思春期で色気づいてもおおむね“基礎知識”の中古本があれば無問題。
小学生だったこともあって正直なところJUMP連載中はむさぼるように読んでた記憶がありません。
漫画『きまぐれオレンジ☆ロード』の印象です。

そんな自分が思春期になって、あれはきっと再放送かなんかだったと思う。ブラウン管(古っ)から聴こえてくるやけに大人びたお姉さんの声とビジュアルをいいなと思ったのが運のツキ。
一時期アニメ雑誌を定期購読してた時がありましてヒロインランキングでも必ず顔を出してたのが鮎川まどかだったと思います。当時“嫁”という概念があったらおそらく自分史上初めてその座に躍り出たのが彼女。南ちゃんや響子さんとは全く違うのだけはわかってるんですけど何が魅力か言語化するのが難しい。なんかそっち行きたいんだけど踏み入れてはいけない大人の領域の象徴みたいな存在でした。


あわせて挿入歌と主題歌のクオリティが高くサントラを持っておりました。
野郎声も悪くないですけどここはやはり和田加奈子さんでしょう。

【OP】鏡の中のアクトレス/中原めいこ
 →「キャンセルの電話に嘘の匂い…」大人っぽいっす

【ED】夏の蜃気楼(ミラージュ)/和田加奈子
 →ザ・オレンジ☆ロードな楽曲。ずっと鮎川まどかのカット

【ED】悲しいハートは燃えている/和田加奈子
 →たぶんこの曲にしっくりきそうな女子高生ヒロイン今の時代いないっす

【挿入歌】サルビアの花のように/和田加奈子
 →アレンジが思いっきり80's

【挿入歌】ジェニーナ/和田加奈子
 →サルビアと同じく作詞が湯川れい子氏。明菜っぽい。せつないっす

【3期ED】もうひとつのイエスタデイ/和田加奈子
 →ルージュの伝言みたいな詞。高校生ですよ

こう挙げてみると高校生にあるまじきアダルティーな楽曲ばかり。そりゃドキドキするわけだ。


キャラに入れ込むとかグッズ(サウンドトラック)欲しくなるとかヲタ気質が具現したのはたぶんこの作品からなんだと思います。加えてスタッフに目配せするのもたぶんここから。
ファイナルファンタジーのシナリオで有名な寺田憲史さんがいるー、とわくわくして、キャラデザの高田明美さんをここで認知して『機動警察パトレイバー』へと流れていった気がします。『エヴァ』で有名な鷺巣詩郎さんですが私にとっては『ふしぎの海のナディア』の人ですね。
あらためてwiki見たら96年の劇場版では京都アニメーションが制作協力していて音楽を梶浦由紀さんが担当してたりちょっと驚きも。
もう一度観たいかと言われると微妙だけど、大事に心にしまっておきたい作品には変わりありません。



■されど時は流るる…

懐かしさも手伝ったのか数年前、『きまぐれオレンジ☆ロード』の単行本を手に取ったことがあった。

 {netabare}たいして面白くもなくて一抹の寂しさみたいなのを覚えましたね{/netabare}

エスパー設定とか妹が双子だったとか骨子部分もすこーんと抜けてる自分に気づく。
30年前というのはそういうことなんでしょう。
それでも不良っぽさとあどけなさの同居した大人びてる少女への憧れと共に、終わりゆく夏の夕暮れの記憶というものは自分の中に根付いてるわけで。

いい歳こいてお近づきになろうものなら下手すりゃお縄になるって今でも、私にとって鮎川まどかは大人のお姉さんのまんまそこに居続けるのよね、きっと。


 {netabare}「LIKE or LOVE ?」{/netabare}




2020年10月13日 まつもと泉氏逝去の報に触れて


― たとえれば「夏」 いくら年月が流れても
きっと ぼくらは この「季節」を忘れないだろう

4月 まどろむような陽射しの中で
初めて出会ったことや

6月 きらめく光と風の中を

8月 熱い浜辺をふたりでかけぬけて
いったことを

それは 単に 過ぎゆく「季節」ではなく
ともに過ごした「永遠の夏」の時代

夢のような80’s
このときめきは……忘れない ―

(きまぐれオレンジ☆ロード最終巻巻末より抜粋)




視聴時期:----- 

-----

2020.10.13 初稿
2021.08.28 タイトル修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 47

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

我が青春のバイブル

原作:漫画(週間少年ジャンプ) 既読

全48話  

放送時期:1987年~1988年

学園恋愛ファンタジー


簡単に説明すると、主人公が超能力を使える恋の3角関係ものです。

あらすじ
転校で引っ越した街を散策していた恭介は、赤い麦藁帽子をかぶった少女、鮎川まどかに出会い、一目惚れ。だが後日、まどかは学園一の不良少女で男子からも恐れられている同級生だった・・・



主人公 春日恭介
中学生3年生です。
容姿はごく普通。性格は優柔不断。
特徴は超能力が使えます。
物を動かす能力
テレポート能力
予知夢能力   など・・・

超能力が使えるのは、恭介の他に双子の妹と、2人のいとこと、母方のおじいさんおばあさんです。
恭介の父親は使えません。母親は能力者でしたが、既に亡くなっています。


鮎川まどか
恭介のクラスメート。
黒髪ロングな美少女で、綺麗なお姉さん系。
大人っぽくて落ち着いた性格。
クーデレ(元祖クーデレだと思う)です。
不良していたが、恭介の影響でだんだん普通の女の子になって行きます。

檜山ひかる
2歳年下の中1
まどかと一緒に不良していました。
右目下にある泣きボクロとボーイッシュな栗色ショートヘア。外見は可愛い系で、恭介の前では可愛く振舞います。
まどかの幼馴染で、お姉さんの様に慕っています。
明るく、嘘はつけない性格。

3角関係の恋愛ものです。

当時ジャンプ読んでました。

アニメは中学時代、リアルタイムで観てました。

当時、同年代の恋愛アニメが少なかったせいもあり、リアルでもまどかはクラスの男子の憧れ的存在キャラでした。
自分もその一人で、よくノートにまどかの絵を書いてました。(ウイングマンも) (^^;

ストーリーは、今思うとベタだな~って思います。
映像も、今のアニメと比べたら全然です。^^;

でも、まどかを見るだけでも嬉しくて、ニヤニヤしてしまいます。^^

恭介は、超能力を使って二人の間をフラフラしてて、優柔不断です。
ちょっとイラっとしますが、まどかとひかるの関係上、仕方がないかな~っと。
(-ω-) 


2012年、何年ぶりかにもう一度見ましたが、自分的には懐かしくて思い入れのある作品なので、楽しく観れました。



あなたは まどか派?orひかる派?

恋の3角関係と、魅力的な二人のキャラ 
そこに超能力と云うスパイスが良い感じに加わって
面白くて楽しめる作品になってます。

恋愛ものが好きな方にはオススメです!
映像は温かい目で見てくださいね。^^;

OP
 「ナイトオブサマーサイド 歌 - 池田政典
*「オレンジ・ミステリー」歌 - 長島秀幸
*「鏡の中のアクトレス」歌 - 中原めいこ

ED
*「夏の蜃気楼(ミラージュ)」歌 - 和田加奈子
*「悲しいハートは燃えている」歌 - 和田加奈子
*「Dance in the memories」歌 - 中原めいこ

挿入歌
 「サルビアの花のように」歌 - 和田加奈子
 「危険なトライアングル」歌 - 池田政典
*「ジェニーナ」歌 - 和田加奈子
 「ふり向いてマイ・ダーリン」歌- 藤代美奈子
 「アゲイン」歌 - 藤代美奈子
 「ブレイキングハート」歌 - 坪倉唯子
 「NIGHT & DAY」歌 - BLUEW

*印は好きな曲です。
アルバム 勿論購入してます。
オススメです。 (*´ー`)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 63
ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

今見ても、いや昔見た時以上にいい女でした!

契約してるdアニメの新作リストで懐かしいタイトルを見かけて
なんとなく1話を視聴。

あれ・・?
このお決まりの三角関係の行方はどう締めくくったんだっけ・・・?
って
最終話を見れば解決するんだけど、途中の内容もほとんど忘れてたの
もあってあれよあれよと48話を全て観てしまいましたw
(こんな事してたら、観たい作品いっぱいあるのに時間がいくらあっても
足りませんね><!)

美しくて圧倒的な存在感。ちょっと不良で人を寄せ付けない
大人びたお姉さん、鮎川まどかと
元気が取り柄でどこまでも恭介一途の積極的な妹的キャラの
檜山ひかる。
そしてそんな二人のいる学校に転入することになった
どこまでも優柔不断で中学男子を代表するようなキャラ
(っていうか当時の自分の気持ちを代弁するようなキャラ)で
一見、普通の男の子だけど実は超能力を持つ春日恭介の
男女3人の甘酸っぱい恋の三角関係を描いたラブコメディです。

~~遠い昔の自分の記憶に残ってたそれぞれのキャラ達~~

懐かしく見続けてると今見ても
ひかるちゃんと恭介の印象は確かにそうだったよな~って感じ。

だけど鮎川は思ってたのとちょっと違う感覚に。
当時はカッコ良いけどちょっと自分には手の届かない
パーフェクトな大人の女性だったよなって見てたと思うんですけど
久々に見る彼女は
可愛い妹分のひかるを大切に思うあまりにに思いを抑えようと
するんだけど、つい恭介への好きの気持ちがついあふれでちゃう。

優しさのあまりに恭介同様に三角関係に心が揺れ動く
恋に、生き方に不器用な思春期真っただ中な女の子でした。

鮎川の
恭介だけに見せる優しくて穏やかな笑顔がやっぱり素敵すぎますね。
デレたかと思ったら突然そっけなくなったり、ビンタくらったり
いつも気まぐれで猫のような彼女に振り回される
そんな感覚は当時もあったよなって思って観てました。

そんなミステリアスに感じてた彼女は、今回の視聴では
ずっと一途に恭介だけを思い続ける純粋で真っすぐな女の子
に思えました。
(要するに前よりずっと身近に感じちゃったってことです。
 そしてひかる派だった自分は今回で圧倒的にまどか派にww)

こんなんじゃ恭介のことをとやかく言えるわけもなく・・・

おバカな展開でつまらない回も正直あるんだけど、そこはキャラの
魅力で突き進みますw

延々と続いていく
三角関係の最後どうなるの・・・・?
(忘れてる人はラスト2話だけでも見直すのお勧めです!!)

{netabare}
最後の締めは少し唐突ではありますけど
超能力を生かしたタイムスリップによる鮎川と恭介の
出会いにつながる
伏線回収の素敵な物語でした。

お互いが、お互いに憧れ、自然と好きになったんだなって・・
そして2度目のファーストキスへの流れが美しくてなんか一度は
見たはずなのに改めて感動しちゃいました。

{/netabare}


原作者のまつもと泉先生、
鮎川まどか役の鶴ひろみさん・・
時は流れ、亡くなってしまった人達もいて寂しくもありますけど
きっと三角関係っていったら
この作品ってなるだろうし、マドンナっていったら鮎川まどかは
ずっと自分の心に残り続けるんだろうなって思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

67.8 3 1987年春(4月~6月)アニメランキング3位
妖獣都市(OVA)

1987年4月25日
★★★★☆ 3.7 (55)
239人が棚に入れました
人間界と魔界の数百年に渡る凄絶な戦いは新しい局面を見せ、休戦協定の時を迎えようとしていた。要人の警護にあたった闇ガードの滝連三郎は、魔界の女・麻紀絵と共に、次々と襲い掛かる殺し屋たちと激しい戦いを繰り広げる──。原作は菊地秀行の同名小説。監督デビューとなる川尻善昭が、バイオレンス色の強いストーリーをスタイリッシュな映像美で描いてみせた。

声優・キャラクター
屋良有作、藤田淑子、永井一郎、青野武、横尾まり、大木民夫、戸谷公次、村松康雄、岸野一彦、安藤ありさ、向殿あさみ、沢木郁也、平野正人
ネタバレ

おなべ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

激烈!スパイダーウーメンビッグインパクト

菊池秀行原作、川尻善昭監督作品。
人間界と魔界の古きに渡る闘いは新しい局面を見せ、休戦協定の時を迎えようとしていた。要人の警護にあたることになった主人公滝連三郎は、魔界の女・麻紀絵と共に次々と襲いかかる殺し屋たちと激しい戦闘を繰り広げる…。


監督の持ち味とも言えるハードボイルド且つエロティックな演出、摩天楼から漂う妖しさ、気味の悪いグロテスクな魔物、そういった雰囲気や作風は素晴らしい。
1987年製作なので、ちょっぴり古さを感じる所もありますが、暗い中に赤色を巧く取り入れたスタイリッシュな映像は格好良く、光と影の使い方がアニメならではですね。戦闘シーンの血肉湧き踊る激しいアクションも見所です。

物語は単純明快、魔物との戦闘に溢れるエロス、テンポよくポンポン進みます。
上記の通り映像表現に関しては美しさに浸れる確固たるものなのですが、その展開にはもどかしさを感じてしまいました。
この作品、物語には重点を置かず「エロス」を徹底に追求したような生々しい濡れ場が際立つのです。カッコいい戦闘→濡れ場の繰り返しなんですね。

主人公のパートナー、麻紀絵は魔界の女なのに人間を助けているので、同じ種族の魔物達からは裏切り者扱いされます。二つの種族から疎まれる立場であるキャラの苦悩は少なからずあるでしょうし、ワケありなドラマ性が今後語られるに違いない!と思ったら殆ど彼女の過去は語られないのはもったいないなあと。エロに時間かけるのもいいですが、キャラの生い立ちをピックアップして欲しかったですね。
いくらなんでも1日に麻紀絵さんを酷い目に合わせ過ぎです…。
{netabare} 終盤、滝と麻紀絵をくっ付ける為に全部計画していたとかぬかしたじじいの発言。じじいも合わせて上層部たる連中は、魔界の女とはいえ女性を駒としてしか見ていないんだろうか…なんて真面目に考えてしまった。{/netabare}


ファンの方には申し訳ないのですが…暴行シーンに嫌悪感が出てしまった為好きか嫌いかの視点で見ると個人的にはハマれなかった作品です。
しかし劇中登場する敵キャラ、特にクモ女には驚愕しました。ヌルヌル律儀に艶かしく動くその様はまさに蜘蛛そのもの!カサカサやってくるスパイダーウーメンのインパクトときたら、シリアスな場面なのにも関わらず噴飯してしまいました。

「妖獣都市」、川尻監督の演出美やエログロ等語られる方面は多々あると思いますが、私にはクモ女に全部持ってかれた印象です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

首都の闇に蠢く……菊池秀行氏のエロ、グロ、バイオレンス。

菊池秀行氏の原作小説『闇ガード』シリーズは未読。

とにかく情け容赦ない描写が特徴的な本作。
都市に蔓延る欲望、あやかしを思う存分描き切ろうという菊池氏の信念。
その良き理解者である盟友・川尻善昭監督がリミッター控え目で映像化。

美女がいれば陵辱せずにはいられず、
人体はパーツごとに分解して変形、怪物化させずにはいられず、
それらを爪で切り刻んだり、銃で吹っ飛ばしたりせずにはいられない。
さらに魔性としての女の魅惑(※著しく男性目線w)がスパイス。

吹き荒れる暴虐の表現が快楽主義の体現たる“魔”の存在に嫌というくらい説得力を持たせています。

ここまで表現を振り切りながら、シナリオがちゃんと展開し、
着地している所が、原作者の豪腕を感じる部分です。
少なくとも見終わったあと俺はエロ目当てで見たのではない。
このエロもちゃんと必要だったんだ。
と無理矢理開き直ることができる程度には、着地が決まっていますw


登場人物ではジュゼッペ・マイヤート(CV永井一郎=磯野波平)が印象的。
とにかくしょーもないエロじじぃで、{netabare}護衛してやる言うてるのに、
ホテルを抜け出して風俗に行きたいと駄々をこねるw {/netabare}
こやつに比べれば、亀仙人のパフパフなんて可愛いもんですw


菊池氏を信奉する表現者は多く、例えば虚淵玄さんもその一人。
虚淵氏の脚本作品にて、路地裏で魔法少女が殺し合ったりするのは、菊池氏の影響でもあるとかw

本作は現代にも連なる毒の系譜。その一端を垣間見ることができる快作。

あっ……ひっじょ~~~にアダルトなアニメなので、お子様は見ちゃダメだよんw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

菊池秀行モノで一番好きすね

 菊池秀行原作と言うと、バンパイアハンターDか魔界都市新宿が代表作とは私も思いますが、個人的にはコレが好きすね。
人間側と魔界側に共存関係が有る程度成り立ってて、闇ガードっていう刑事みたいな位置づけの存在が関係を乱すものを排除するって話だった筈。
んで主人公は魔界側の女性と組んで・・・って話なんですけど、こう書くとなんかラノベっぽいですねw
まぁ菊池秀行とかの伝奇アクション小説ってエロ多め以外は事実ラノベみたいな話ですけども。Dと新宿はエロが無かったから代表作足り得たのかもしれませんね。

私はですね、ぶっちゃけた話異種族との交流の設定に非常に弱いです。
その要素有ると安易に好きになっちゃいます。
だからシドニアの騎士もつむぎちゃん押しですw
コレも主人公と魔界側のガード麻紀絵との関係がいい感じなんすよね。
中高生が頑張っちゃう中二的なのに飽きた方、菊池秀行お勧めしますよ。

当時のOVAとしては絵が綺麗だし、今見ても悪くないんじゃないかなと。
若干のエロとグロは目をつむってください菊池秀行なんで(汗)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

67.6 4 1987年春(4月~6月)アニメランキング4位
赤い光弾ジリオン(TVアニメ動画)

1987年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (35)
199人が棚に入れました
西暦2387年、「第二の地球」と呼ばれた植民惑星マリスで暮らす人類は、凶悪な宇宙の侵略者ノーザ星人の侵攻により危機に陥っていた。人類の兵器ではノーザ星人の装甲に歯が立たず、火力でも圧倒され、人類の滅亡は時間の問題だった。そのとき、未知の超文明から3丁の銃が人類にもたらされた。ターゲットを分子崩壊によって消滅させるこの銃は、ノーザ星人に対して唯一の有効な武器であり、神秘の銃「ジリオン」と命名された。マリス防衛軍は、ジリオンを活用して戦局を打開すべく、ジリオンを持つにふさわしい3名のエキスパート/JJ、アップル、チャンプを選抜し、スペシャルチーム「ホワイト・ナッツ」を編成した。以降、ホワイト・ナッツとノーザ星人の死闘が繰り広げられる。

声優・キャラクター
関俊彦、井上和彦、水谷優子、藤本譲、中村大樹、本多知恵子、速水奨、沢田敏子、小林修

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

光線銃玩具の販促アニメを傑作アクションに昇華させた〝ファンタジスタ"たち。

『エヴァ』出現辺りまで、玩具はアニメの上に君臨していた…。
『ガンダム』ですらガンプラ売りたい大人の都合に左右されていた…。

本作もそんな時代、セガの光線銃玩具の販促アニメ。
ところが後に『攻殻機動隊』を構築するスタッフらは反骨精神を披露。

とにかくこのアニメ、絵もキャラもストーリー展開もよく動く印象です。
いや…厳密に言えば、作画枚数等も決して多くなく、反復、使い回しも多用しているはず。
けれど彼らはどこで動く映像を見せて、場面を切り替えていけば、
視聴者をワクワクさせることができるか、よく分かっています。

優秀なサッカーの点取り屋は、ぼーっとしているようで、
ここぞという時に、動きがキレると言いますがまさにそんな感じ。

バッテリーが切れれば使えなくなる光線銃の残念仕様ですら、
ピンチシーンの演出に使う執念に、今見ても尚、胸が踊ります♪

動かして勝負に出た時に、作画が妙な粘り腰を発揮するのも本作の特徴。
作画崩壊の兆しを見せつつも、崩れそうで崩れず、
勝負どころではきっちり上げて来る。

この防御力は一体?と不思議に思っていたところ、
EDクレジットの動画仕上にて
当時まだ請負だった頃の京都アニメーションの名を発見して納得。
奴らのスタミナと運動量は当時から色々とおかしかった(笑)

CGも交えて絵を作る、今の時代からみれば、
絵はしょぼく見えるかもしれません。
けれど私はこういうエンタメ精神溢れる作画の仕事にこそ星★5つをあげたいです。

DVDレンタルなし。先日あにこれで行われた80年代名作アンケートでも除外w
(あれは本当に納得できませんでした(泣)スタッフのみなさんしっかりして下さいよ~。)
一部で動画配信されていて、私もそこで視聴しましたが、
アニメは動かして楽しませる。という原点を再認識できる作品。
数々の才能が構築したホワイト・ナッツの痛快ミッションを、
是非多くの人に体験して欲しいと感じる傑作ガン・アクションです♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 24

むらさきたましい さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

きれいな作画です

竜の子プロの作品ですが、のちの京アニの設立にもつながっていると聞きました。
キャラクターが出色の設定で、竜の子プロ作品でも最も好きな作品です。
音楽もBGMも両方楽しく、主題歌は3曲とも大好きです。

声優陣は若き日の関智一さんが主演されています。
女性陣も豪華ですが、主演のお二人がお若くしてお亡くなりになったのが、残念でなりません。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

きききき さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

タイトルなし

バンクシーンを徹底的に利用することで、当時のTVアニメとしては最高級の作画を叩きだした名作。ただの販促アニメとあなどっていましたが、かなり面白かったです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

65.2 5 1987年春(4月~6月)アニメランキング5位
プロジェクトA子2 大徳寺財閥の陰謀(アニメ映画)

1987年5月17日
★★★★☆ 3.6 (13)
52人が棚に入れました
『プロジェクトA子2 大徳寺財閥の陰謀 』 は、1987年5月16日に公開されたOVA映画。怪力元気娘の摩神英子(A子)、彼女を慕う天然ボケの寿詩子(C子)、英子のライバル大徳寺美子(B子)の3人が繰り広げるハチャメチャ学園SF第2弾。前作でキャラクターデザインだったもりやまゆうじが監督を務める。今回は、A子のライバルB子をクローズアップ。無邪気で可愛いC子を自分のものにしたいと思うB子だったが、それにはC子の慕うA子が邪魔。だが、怪力のA子にB子は歯が立たない。そこで、B子が考え出した作戦とは…。

声優・キャラクター
伊藤美紀、篠原恵美、富沢美智恵

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

暗躍するB子の親父 その陰謀とは? 魔神英子再び立つ

1987年制作のOVA プロジェクトA子第2弾

原作 西島克彦 白坂一美 森山ゆうじ 監督 森山ゆうじ
制作 A.P.P.P

魔神英子 CV伊藤美紀 通称A子 父親はスーパーマン 母親はワンダーウーマンらしい?
大徳寺美子 CV篠原恵美 通称B子 グラビトン学園の生徒会長
寿詩子 CV富沢美智恵 通称C子 前作では異星人の姫君として描かれる

亜弓先生 CV向殿あさみ クラス担任教師 ほぼクリーミーマミ
キャプテン CV池田秀一 キャプテンハーロック風異星人 実は女性
D CV玄田哲章 キャプテンの手下の諜報員 女性
大徳寺輝 CV大塚芳忠 B子の父親 大徳寺財閥の当主

以上が主な登場人物で、ほとんどが変態なので分かりやすい。
主人公3人娘は百合というよりレズの部類に入るようです。

今回は原作者の西島さんが抜けて森山ゆうじ監督による続編。
前作に比べるとやや低予算作品のようです。

C子を連れ戻すべく地球に襲来した巨大宇宙船は大破し飛行不能となり、
キャプテンたちは生活のために宇宙船を開放し、修理する金を稼ごうとするが。
B子に輪を掛けた変態の親父が宇宙船を我が物にしようと陰謀をめぐらす。
メカオタクのB子が作った巨大ロボ「クインマルガリータ」がA子に迫る。

という感じのありがち第2弾なんですが、
A子はドラゴンボールや北斗の拳の主人公をモデルにした無敵キャラで、
現代では「ワンパンマン」にもつながる。

昭和末期のオタ受けを狙ったアニメシリーズと言うことで、マニアも多いんですが、
あにこれのレビュアーは若い人が多いようで、ほとんど知られていないようです。  

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

しげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

キモオヤジ登場w

B子のお父さんが登場する。一見イケメン中年に見えるが実はこれがとんでもない変態オヤジであった。このオヤジが本作最大の見所かw
こんなキモオヤジを「お父様」と呼び、お茶とお菓子を差し入れるB子はなんて健気な娘なんでしょw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

64.8 6 1987年春(4月~6月)アニメランキング6位
タッチ3 君が通り過ぎたあとに -DON'T PASS ME BY-(アニメ映画)

1987年4月11日
★★★★☆ 3.6 (27)
192人が棚に入れました
世代を超えて読み継がれるあだち充の大人気青春野球マンガ『タッチ』。その劇場アニメ化の第三弾。 高校3年に進級した達也と南。甲子園に行けるラストチャンスの中、二人は野球部でそれぞれ自分の立場をこなす。だがそこに現れた臨時・新任の野球部監督=柏葉英二郎。彼は狂気のようなシゴキで、達也ほか明青野球部を潰すかのようだった。その真意は、兄で優秀な野球選手・英一郎の陰で、理不尽な辛酸を嘗めさせられた自らの野球人生に対する復讐だった。その標的にされた達也たちの運命は? TVシリーズとは別個に、すでに終焉した原作コミック終盤の展開を再構成した内容。物語の実質的な主役は達也ではなく、柏葉英二郎に傾斜している。そこが中盤までの『タッチ』らしくない半面、和也の悲劇を乗り越えた達也と柏葉兄弟を対比。「もう一組の兄と弟」のドラマが異様な迫力を見せた作品になっている。

声優・キャラクター
三ツ矢雄二、日髙のり子、林家正蔵
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

練習の仕方に時代を感じた

明青高校三年生の達也は最後のチャンスを悔いないものにするため、日々の猛練習に励んでいた。南も新体操部を退部し、野球部のマネージャー活動を再開して充実した毎日を送っていた。そんな時、野球部の西尾監督が入院することになり、代理監督として柏葉英二郎がやってきた。彼は狂気のようなシゴキで部員たちを苦しめ、明青野球部を潰すかのようだった。その真意は、兄で優秀な野球選手・英一郎の陰で、理不尽な思いをさせられた自らの野球人生に対する復讐だった。その標的にされた達也たちの運命は。そして、甲子園への予選大会が始まるのだった。というあらすじ。

バーベル担いで延々とうさぎ跳びさせたり、ノックで打球を捕球態勢に入ってないのにしまくったりと倒れるまで練習させるという根性論とか完全に今では虐待だし、無意味な練習と言われるものをやっているのは当時を凄く感じさせるものであった。

英二郎少し可哀想だった。

それにしても、酷い仕打ちに合っていたのに監督のいうことをすんなり聞く部員たちは素直にもほどがある。

試合以外ではドラマチックさをそんなに感じることはなかった。{netabare}真っ向勝負でファールを打たれまくるのは{/netabare}熱かった。

{netabare}私を甲子園に連れて行ってを達成できてめでたしな話。最後はキスしてる。{/netabare}原作をふんわりとしか知らないので、どこを取捨選択しているかは知らないけど、テーマを絞っているので、見やすいとは思った。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5

63.4 7 1987年春(4月~6月)アニメランキング7位
エスパー魔美(TVアニメ動画)

1987年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (40)
234人が棚に入れました
明月中学に通う普通の中学生・佐倉魔美は、同級生の高畑和夫を思わず助けたことから、自分がエスパーであることに気づく。当初、自分をエスパーだと誤解していた高畑だったが、それは魔美のものだと気づき魔美のよき理解者になると共に助言をするようになる。自らの超能力を高めていく魔美は、その能力を人助けのために活用する。


声優・キャラクター
よこざわけい子、柴本浩行、日比野朱里、増岡弘、榊原良子、佐々木望、渕崎ゆり子、江森浩子、塩屋翼、村山明

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

魔法少女、3大マミさんの1人にして現代では児ポ違反常習

正確には魔法少女ではなく本当の魔女の子孫。
エスパーという名前なのはそのため。生来から特別な力をもっている。なので超能力モノであり魔女モノ。

しかし、アイテム、魔美の年齢、マスコットキャラクターと変身以外は魔法少女の条件をみたしているのでそのカテに入ることも多い。変身のないさくらちゃんの登場からは顕著。むかしからある不毛な論争のひとつ。

なんといっても画家の父のためにヌードモデルでよく脱ぐ・・そんでそのままテレポートとかね・・。
いまやったら大変だよ。。
でも世のイケてない男子にチャンスがあるかもと思わせてくれる設定は結構斬新。その超能力の特徴も非常によくできています。それだけでは使い物にならないんですね。そのためにちょっとしたアイテムがいるんです。


投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

ごはんちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

テレポーテーション~

心の翼が~♪テレポーテーション~♪今時を飛ぶ~♪
と懐かしいOPが頭の中を流れます。
とっても大好きなエスパー魔美です。
ちんぷいが一番好きですが、2番目はエスパー魔美かなあ。

色々、エスパー魔美には思い出がありますが、お父さんが
魔美のヌードを描いていたのが衝撃的でした。
今だったら絶対規制かかるだろうなあ。魔美のおっぱいに光の筋が!
みたいなことになりそう。

子ども向けアニメではありますが、大人も楽しめる作品だと思います。
是非オススメしたい作品のひとつです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

横浜ゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

なついっ!

今、テレ朝HDで再放送してるので録画決定!
懐かしいですねぇ~

えっ?歳が?バレてきてる?おぉぉぉ~!
若いですよ。若いですって。
幼稚園かよってましゅ!

録画しながら、ちょい見してます。
全話見終わったら、最終コメしますね。
昔は全話見てないような気がするなぁ~どうなったんだろ?

えっ?みのりゅは、ぱんだ組でしゅ!www

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

62.9 8 1987年春(4月~6月)アニメランキング8位
陽あたり良好!(TVアニメ動画)

1987年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (36)
209人が棚に入れました
この春から明条高校の1年生になった岸本かすみは、高校の近くにある叔母の家に下宿し、そこから通学することになった。だが、『ヒマだから下宿屋を始めることにした』という叔母の発案で、叔母宅は突如として下宿屋"ひだまり荘"となり、かすみは同じく今春から明条高校の1年生になる4人の少年たちとひとつ屋根の下で暮らすことになった。しかもその面々は、引越初日にバスルームで最悪な遭遇をした高杉勇作をはじめ、個性的な少年たちばかりで…。
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

原作は素晴らしいですよ。中途半端な終わり方ですが

<2021/9/23 初投稿>
原作はあだち充「陽あたり良好」全5巻 1980-1981年に週刊少女コミックに掲載

1987年から1年放映のテレビシリーズアニメです。
この頃はもうアニメ見る習慣なかったのですが原作マンガが大好きだったのでアニメが始まると聞いて1話見たんですよ
ワクワクしながら

そして
第1話のAパートでテレビのチャンネル変えました。

ヒロインの声を森尾由美さんが当てていたのですがこれが悲しかったー

「タッチ」で味をしめたフジテレビがあだち充作品のアニメ化を、ということで本作に白羽の矢がたったようです。
男性の主人公は本作も三ツ矢雄二。つまりタッチの声優を継続起用しようという考えもあったようですが。
当時のテレビマンなんて、アニメにおける声優の重要性なんてみじんも理解できていない。
なぜか日髙のり子さんが外され、売り出し中?アイドルの声優素人・森尾由美さんに。

日髙のり子さんはご本人の努力と才能が奇跡的にマッチしたわけで。
そんな奇蹟はそうそうおきない
作品そのものが文字通り台無しになりました。

実際、数年前にバラエティ番組「はやく起きた朝は」で森尾由美さんは自分が声優キャスティングされたことに触れていましたが「やっぱりやらされてたんだな」と思いましたよ。
そんな発言されてました。

というわけでアニメは実質観てないに等しく、評点もデフォルトの3.0のまま。

ですが、原作が好きなので原作の魅力やらなんやらについて語りたいと思います。

あらすじ)
 県立明条高校に通う一年生の女子1人、男子4人が同じ下宿、一つ屋根の曽田で暮らすことに。
 そこで織りなされるゆるふわラブコメ

登場人物)
・岸本かすみ
 本作ヒロイン。
 明条高校進学と同時にわけあって叔母が営む下宿「ひだまり荘」に住むことになりました。
 テニス部で活躍してたし、スポーツ万能で一応頭脳明晰、可愛い設定だったような気もしますが、そうは見えない 笑。
 少なくとも同じ下宿の面々からは約一名を除いてぞんざいな扱いを受けている。
 ぞんざいな扱いを受けているのは、自分が同じ下宿の面々にぞんざいな扱いをしているからですが。
 ぞんざいというか、互いに忌憚のない関係というか。
 つまりは「普通」の女の子。
 少女漫画は女の子視点ですから、女の子から見て好感度高いタイプとなるとこうなるよね、という気も。
 いやいや、あだち先生の高度な洞察力で、ナチュラルな女性を描いているという説も。
 海外在住の年上社会人の彼氏と遠距離恋愛中。
 連載当時、私はかすみの年齢よりかなり下だったので気が付きませんでしたが。
 その彼氏、今考えるとただのロリコンだよな。
 CVは前述のとおり森尾由美さんです

・高杉勇作
 本作のヒロインの相手役?
 明条高校進学とともに下宿「ひだまり荘」に住むことに。
 入学式の前の春休み、入居したばかりの「ひだまり荘」でかすみと笑劇的な出遭いを果たします。
 今となっては定番ですが、当時は笑いました。
 こんな出遭いなら一生忘れんだろうなと 笑。
 爽やかで、男気があり、身体・運動能力も高い純朴天然明るいイケメンキャラ。
 あだち充作品の男性主人公としては最高スペックじゃなかろうか。
 まぁ少女漫画ですしね。
 高校では応援団。
 飼い猫の名前は退助。
 そのネーミングの由来が結構好き。
 CVはグレーゾーンの人。タッチからの続投です。

・美樹本伸
 イケメン・スポーツ万能なスケベ。
 キャラがぶれているようでぶれていない。
 やはり明条高校進学とともに「ひだまり荘」に下宿。
 かすみには冷たい。
 圭子ちゃんが好き。
 そういえば超時空要塞マクロスやカバネリのキャラクターデザインで有名なあの方のペンネームの由来はこの人からだったような。
 CVはマ・クベでブンドルでブラスター・キッドでRの人

・有山 高志
 あだち作品おなじみの巨漢ぽっちゃりキャラ。
 ひたすら食う食う喰う!
 野球編ではお弁当のためにホームランを打ってました。
 でも本職はサッカー部でキーパーを務め身体能力は高い。
 めちゃくちゃいいやつでかすみ含めみんなに優しいです。
 圭子ちゃんが好き。
 もちろん「ひだまり荘」の住人。
 CVは林家こぶ平だそうで。
 タッチから継続だそうですがこぶ平すげーな

・相戸 誠
 「ひだまり荘」の隠しキャラ。
 容姿はガリ勉の陰キャ。
 滅多会えないので謎が多すぎる。
 スキーが上手。
 アニメでだれが声当ててるかWiki見てもわかりませんでした。
 もしかしたらアニメ版には登場してないのかな?

圭子ちゃんのことを知りたい人はアニメか原作読んでくださいませ。

とこんな面々を中心にお話は進んでいきます。
話の途中でなぜか高校野球で熱血やったりと不思議な展開も見せますが、基本は日常ラブコメ。
下宿のみんなでスキーに行く話とかも好きでしたね。

ところでこの漫画の最終回
凄い終わり方するんですよ。
おれたたエンドなんて目じゃない。

{netabare}
嵐の夜、二人きりのひだまり荘で、勇作がかすみに告白して
雷鳴がとどろいて
終わり
{/netabare}

どうもこれは続編がある前提で、いったん終了したけど続編作ることもなくなって最終回扱いになった、ということのようです。

続きが読みたいですよ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18

とおる さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

タイトルなし

微妙
主人公を好きになれないと見ていてもつまらない
まだかっこつけてるチャラい長髪マンの方がよかったよ
女性キャラは総じて尻軽だし
応援団を軸にしたいのか野球を軸にしたいのかもよく分からん

最終話の最後の最後でやっとかよって


終わり

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

陽あたり良好!

あだち充、少女漫画原作
お得意の高校野球に三角関係を加えた青春モノ

恋愛、三角関係、下宿(水沢家)に話を寄せているので、
野球の方はおまけって感じ。

肝心の恋愛、三角関係の方は、48話もあって中途半端に…

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

58.4 9 1987年春(4月~6月)アニメランキング9位
デジタル・デビル物語 女神転生(アニメ映画)

1987年3月27日
★★★★☆ 3.1 (18)
61人が棚に入れました
西谷史の同名小説を原作にしたSF伝奇ロマン。OVAとして制作された後、劇場公開されている。ナムコの人気ゲーム「女神転生」シリーズの原点となった作品。白鷺弓子の転校した十聖高校には、コンピューターに関して天才的な頭脳を持つ中島朱実という少年がいた。彼はコンピューターで悪魔ロキを呼び出し、学校を支配しているのだった。悪魔の生け贄に女教師を献上した後、朱実は弓子に狙いを定めた。だが、弓子が生け贄にされようとしたその時、突如としてロキが実体化し、生徒たちを飲み込みはじめた。すでにロキは朱実のコントロールから離れ、自由に動き回るチャンスを窺っていたのだ…。

おなべ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

原作のダイジェスト?

「女神転生」シリーズの原点とも言える西谷史の「デジタル・デビル・ストーリー」の映像化作品。原作は未読です。

私は略してメガテンのゲームは一切合切やったことがないですが、いつかはプレイしたいので、その前に映像作品なんかないか探して見つけたのがこれです。ペルソナ、デビルサバイバー2等、外伝はテレビアニメ化もしているのに、本家はあまり映像作品がないみたいですね。


前置きはこれくらいにしておき…。
このアニメが製作されたのは1987年。作中ではパソコンがキーアイテムとして出てくる一方、今では日常茶飯のインターネットがまた浸透していない時代設定なので、やはり多少ズレを感じてしまう所もあります。

作画も演出も今のアニメとはだいぶ違います。言っちゃえば古くさい作画で癖が強く、好き嫌い別れそうですが、アニメーション自体はOVAとあってか、よく動くし、人物も肉付きがあってしっかりしてます。直接的ではありませんが、中々のグロシーンもバッチシ描写。影のハイライトも強いし、画面は暗めだし、どうも昔のOVAはホラー色が強い気がしますね(大好物ですが)。
キャラデザは北爪宏幸さん、作画監督は恩田尚之さん。両者とも「機動戦士ガンダムZ」の制作者で、作風が若干ガンダムっぽいです。



さて、本編の話になりますが、収録時間は僅か47分。
短時間でまとめた構造になっています。何故悪魔がパソコンの中にいるのかさえもろくに解説しないまま、どんどん物語は進んでいくので、原作未読の身からすると、何でそうなるか、ようわからんままエンディングをあっという間に迎えます。
作中にあった伏線も全部回収されないし、題名通りの「女神が転生する」要素も薄い。原作をダイジェストにした感じで、物足りないです。

しかし、短時間ながらもヒロインの弓子さんが中々魅力的。北爪さんのストレート+ロングヘアーという美少女ぷりのキャラデザは勿論、台詞が面白く、序盤はまさに視聴者目線でものを言ってくれます。
「あーあ、嫌な学校に転校してきちゃったな。特に中島って奴」
いやー、本当そうだよね。こんな学校来たくないわ。よく言ってくれた。

テレビシリーズでやってくれたら、もっと面白くなれそうだったので、惜しい作品です。弓子さんの勇姿をもっと見たかったですね。


最後に、作中すげえ気になったことは、音楽がやたらテンション高い。作風は重々しいのに、何でそんなに景気よく軽快なんだよ、これから悪魔倒しにいくよ!って言うような山にピクニックするノリじゃないだろうと悶々していました。
メガテンファンの方はBGMにどう思われるのか、特に気になる所です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

計測不能 10 1987年春(4月~6月)アニメランキング10位
るーみっく・わーるど3 笑う標的(OVA)

1987年3月21日
★★★★☆ 3.7 (9)
54人が棚に入れました
大人気漫画家・高橋留美子の短編を原作としたOVA「るーみっく・わーるど」シリーズの第三弾。ヒロインのひとり、里美を当時のアイドル女優・松本伊代が演じている。 弓道部キャプテンの志賀譲と同じ部の同級生・里美は相思相愛の間柄。だがそんな譲をたずね、婚約者の志賀梓がやってくることになった。母親が急死したため志賀の本家を譲とともに継ごうというのだ。面白くない里美だが、当の譲は梓との関係など幼少時に親が勝手に決めたことと気にしていない。はたして梓と再会し、その妖しい美しさを認めた譲。梓は今もなお譲との婚約を真剣に受け止めていた。ともに登校する両者に対し、おかんむりの里美。だがそんな彼女に梓は、異常ともいえる敵意をあらわにしてしまう。自分の内に潜む邪まな餓鬼を必死におさえようとする梓だが……。 本作はシリーズ初の怪奇もの。原作者の高橋は漫画そのものが難産だっただけにアニメ化に対しては複雑な気持ちで見守ったという。

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

サスペンスホラーにふさわしい人物の表情の演技に注目です。

 るーみっくわーるどの1,2と素晴らしい作品でしたが、この3は出色です。話が面白いのはもちろんですが、キャラの表情の描写がとてもいいです。サスペンスホラーを表現するのにふさわしいキャラの喜怒哀楽がちゃんと描かれています。

 高橋留美子さんの1話完結ものの完成度の高さはいつも通りというかいつも以上です。暗い話は本来お得意なんでしょう…というか、楳図かずおさんがそうであった通り、ギャグとホラーは感情の正負の符合を入れ替えるだけです。ギャグが上手いということは、ホラーも上手いに決まっています。あるいは受けての感情も恐怖と笑いは紙一重なのかもしれません。

 さて、ストーリーですが、一言で言えば女の情念と執着です。内容そのものはありきたりといえばありきたり。早い段階で結末まで一直線で予想できます。飼い犬が出た時点で「あっ(察し)」という感じです。
 ただ、やっぱり舞台・世界観・キャラ設定が秀逸なので、そこの描写を堪能することができます。特にアズサは家という背景があり、過去の事件のようなこともあり、なぜ今に至ったのか、そして、孤立・孤独の中、主人公に執着する理由なども見えてきます。

 ホラー描写そのものも、おどろおどろしいデザインの化け物をこれでもか、と出すのではなく、1種類に留めてそれすら漠然としているのが凄いです。要するに本当のホラーは誰なのか、です。

 この作品、一点だけ不満があるとすると、冒頭でアズサが取りつかれるシーンですけど、代々家に伝わる家名への執着の蓄積とも取れるし、親の教育によるアズサのねじ曲がりとも取れます。何が形になったのが餓鬼なのかがもうちょっと表現されると私はもっと納得感がありました。

 さて、るーみっくわーるどの3ということですが、1,2,3とまったくジャンルが違います。そして、この完成度。さすがとしか言いようがありません。
 この作品は面白かったーというより、サスペンスホラーにふさわしい人物描写に注目でしょう。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3
ネタバレ

横浜ゆう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ずいぶん昔ですけど ^^;

この下だけは見ないで!イヤ!見ないで!
{netabare}
アニメだいすき!で放送されていたのをオンエアで見ましたね~
88年ですね。放送されたのは^^;
輪廻は二回目ですwww
私は十代ですっ!ガラスの十代ですっwwww
{/netabare}

高橋留美子作品るーみっくわーるどでも一番大好きです。
今ではレンタルDVDもないのかもしれません。ないな・・・
あっても、VHSがあれば幸運??
少し残念ですけどね~
良い作品がなかなか再放送されないのを考えるとね。

キッズステーションでは高橋留美子劇場やったりしてますが、
るーみっく・わーるどの放送やってくれないかな~?

マンガでは手に入るかもしれませんね。
復刻版とかありますし。

一応、初期発刊版持っていますが、かなり茶色に・・・

だからぁ~~~~~~~~~
再放送してくれよぉ~~~~~~~~~~

炎トリッパーも再放送してくれよ~~~

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

計測不能 10 1987年春(4月~6月)アニメランキング10位
湘南爆走族 II 1/5LONELY NIGHT(OVA)

1987年4月10日
★★★★☆ 3.7 (8)
44人が棚に入れました
人気OVAシリーズの第二弾で、湘南を舞台にしたちょっと荒っぽい青春グラフィティ。 ケンカ上等な5人で構成された「湘南爆走族」のリーダー・江口洋助はある日、強引な男に言い寄られていた少女を助ける。洋助にゾッコン夢中となった彼女・都志子は熱烈なアタックをかけるものの、うまくはぐらかされてしまうのだった。一方、洋助に殴られた男は「地獄の軍団」のメンバーであり、総長の権田を始め仲間を巻き込んで復讐せんと画策する。かくして洋助と権田のタイマンが始まったが、これは双方納得ずくで挑んだ真剣勝負だった……。 主演を塩沢兼人に改め、ケンカあり恋愛ありの物語はますます絶好調。終盤の、台風で荒れる湘南を半裸のままバイクで駆け回るシーンはまさに感涙必至だ。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

不器用な漢達の恋愛模様

原作は吉田の代表作暴走族漫画。略称は『湘爆』
少年KINGに1982年から1988年迄連載された作品。

1987年実写劇場版は江口洋助/織田裕二/清水美砂
のデビュー作でその他杉浦幸/杉本彩/翔/竹内力
「噂の刑事トミー(国広富之)とマツ(松崎しげる)
等も出演している。
OVシリーズ一期には声優として浜崎あゆみもいる。
本作はアニメOVA第1作目。アニメはOVA12作迄有る。

湘南海岸を舞台に、「暴走族」と「湘南爆走族」との
抗争や登場人物やグループを中心に友情や恋愛等
を描いた作品で、ギャグやコメディの割合が多い。

不良・ヤンキー・暴走族漫画の原点ともいえる作品。
後々の同ジャンルの作品に多大な影響を与えている。


2作目は序盤からラブコメ&ギャグ路線で始まるが・・
地獄の軍団という巨大暴走族となり、末端では看板
を背に虚勢を張る物が出る・・という暴走族以外で
も良くある人間像の中で・・よりによって軍団員の
元彼女と爆走族の江口との恋愛絡みの・・これまた
あるあるなトラブルを軸に描いている。

湘爆をライバルとして認めつつ・・所謂虎の威を借り
他力本願な軍団の末端のチンピラにも・・仲間として
の筋を通す・・葛藤の中で互いの漢をかけて戦う二人。
江口と権田がメインの話。如何にも不器用な漢の話。

2本立てで、もうひとつは原沢・・純情路線♪
こういう単純なのは族も一般人もおなじだよね♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

湘南爆走族OVA第2弾

暴走族マンガの原点ともいえる『湘南爆走族』のOVA第1弾。
原作マンガは中高生の頃リアルタイムで読んでいたなぁ・・・。(あぁ、年齢がバレてしまう・・・)

湘南爆走族2代目リーダー兼波打際高校第25代目手芸部部長(!!)の江口洋助をはじめとする5人組・湘南爆走族のメンバーと仲間たち、ライバルの暴走族などとの友情や恋愛を描いた作品。
暴走族マンガらしくケンカのシーンも少しはあるけど、原作は、ほぼコメディ。


本作の前半で湘南爆走族・江口洋助と地獄の軍団・権田が本気でタイマンをします。{netabare}原作中唯一の江口と権田の真剣勝負!!{/netabare}
後半の原沢と渚のエピソードは心打たれます。

原作に忠実な本作に感謝!!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

計測不能 10 1987年春(4月~6月)アニメランキング10位
超獣機神ダンクーガ GOD BLESS DANCOUGAR(OVA)

1987年4月15日
★★★★☆ 3.6 (6)
40人が棚に入れました
前作OVAより約1年後に発売された、劇場用作品並の長尺で制作された完全新作。実際に映画公開も予定されていたが、最終的にはOVAとして発売されている。 ムゲ帝王との戦いを経て、獣戦機隊の面々にもとりあえずの日常が戻っていた。それぞれが自身の問題と向き合い悩む中、謎の組織バンディッツが破壊活動を開始。さらには巨大な敵グザートが出現し、迎撃に向かう忍たち。しかし敵は自爆してしまい、それが新たな戦いの幕を開けることとなった……。 『マシンロボ』等で人気のアニメーター・はばらのぶよしの作画センスを堪能できる一編だ。主人公たちがミュージシャンばりに演奏する終盤のライブシーンは、忍と沙羅のキスシーン同様に話題を呼んだ。

声優・キャラクター
矢尾一樹、山本百合子、中原茂、塩沢兼人、若本規夫、田中秀幸、池田勝、石丸博也

計測不能 10 1987年春(4月~6月)アニメランキング10位
超獣機神ダンクーガ 失われた者たちへの鎮魂歌(OVA)

1987年4月15日
★★★★☆ 3.4 (7)
38人が棚に入れました
アニメファンからの人気は高かったものの、残念ながら物語の終盤で放送が打ち切られてしまったTVシリーズの完結編がOVAとしてリリース。 宿敵シャピロの最期を看取り、いよいよ藤原忍率いる獣戦機隊は異世界である「ムゲの宇宙」へと突き進むことに。要塞ガンドールが放つ砲撃の勢いに乗って敵地へと殴り込みをかける彼らの愛機ダンクーガの前にまず立ちはだかったのは、かつて激戦を繰り広げたデスガイヤー将軍だ。そしてその背後には、最後の巨悪たるムゲ・ゾルバドス帝王が控えている。切り札である必殺の「断空剣」を振るって戦う忍は、宇宙の怨霊をも操る帝王の力に抗えるのだろうか? TVシリーズの総集編も回想形式で盛り込まれているが、真の目玉はムゲとの最終決戦だ。ラストバトルということで俄然力の入る、作画面のヒートアップも要チェック。

計測不能 10 1987年春(4月~6月)アニメランキング10位
重戦機エルガイム III フルメタル ソルジャー(OVA)

1987年3月28日
★★★★☆ 3.9 (7)
32人が棚に入れました
サンライズの人気SFメカロボアニメ『重戦機エルガイム』の完全新作OVA。 皇帝ポセイダルに支配される銀河の星系ペンタゴナ・ワールド。反乱軍の若き指導者ダバ・マイロードはポセイダルとその配下の幹部連・十三人衆に挑むが、仲間の女戦士レッシィが敵に捕まる。レッシィはかつて十三人衆の末席にあり、彼女を捕えたのはレッシィの叔父にして十三人衆の首席サイ・クォ・アダーだった。ダバはレッシィ救出に赴き、一方でサイはダバの器量を推し量ろうとしていた。だがそんな両人の間に割って入るのは、十三人衆きっての凶戦士プレーター・クォイズだった! 原点となるTVシリーズの前半の時勢に位置する、語られざる挿話を描いた内容。TV版には存在しなかった二人の敵幹部サイとプレーター、およびそれぞれの専用ヘビーメタル(戦闘ロボット)の新登場が、ファンの間で話題になった。

計測不能 10 1987年春(4月~6月)アニメランキング10位
重戦機エルガイム I ペンタゴナ ウインドゥ+レディ ギャブレー(OVA)

1987年3月28日
★★★★☆ 3.9 (7)
30人が棚に入れました
サンライズの人気作品『重戦機エルガイム』のTVシリーズ序盤の映像を、キャラクタードラマ主体に構成した再編集もののOVA。巻末に完全新作の短編が追加されている。 二重惑星サンズが輝く太陽系ペンタゴナ・ワールド。支配者オルドナ・ポセイダルによって自分の同胞=ヤーマン一族を抹殺された青年ダバ・マイロードは、父が遺した戦闘メカ・エルガイムでポセイダル軍に挑む。そしてそんなダバの戦いは、同じくポセイダルに反旗を翻す者たちとの共闘も現実のものとしていった。だがそんなある日、ダバを巡って仲間の女性アムとレッシィが痴話喧嘩のさなか、背の高い艶やかな青い髪の美女が登場。しかしその正体は、ダバをこの姿で籠絡に来た彼のライバル剣士ギャブレット・ギャブレーだった……。 完全新作の短編「レディーギャブレー」は、3分弱のギャグ短編。ダバの友人で相棒格の青年キャオが、女装ギャブレーを前に、妙な趣味に目覚める図が笑える。

計測不能 10 1987年春(4月~6月)アニメランキング10位
ウルトラB(TVアニメ動画)

1987年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (9)
27人が棚に入れました
藤子不二雄Aが連載中(87年当時)だった同題SFホームコメディー漫画をアニメ化。他の藤子アニメと同様にシンエイ動画が制作している。空想好きな小学4年生・鈴本ミチオは、ある夜UFOを目撃。追跡して神社の裏に向かった彼はUFOがカプセルと知る。中にはサングラスをかけた宇宙人の赤ちゃんがいた。一度は逃げ出すミチオだが、赤ん坊はいつの間にかミチオの部屋に出現。こうして不思議な超能力を持った赤ん坊ウルトラBとミチオの同居生活が始まった。

ace さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

お・も・し・ろ・い・!

・Fじゃない!!
A先生が描いたらしい・・・
F先生作品のいつもの4人(のび・しずか・ジャイアン・スネオ)ポジがいるし
しかもスネオポジのトサカに至っては、容姿から性格
さらにトサカのパパママの容姿までスネオパパママにそっくりだったので
Fやろ・・と後半まで思っていたが、まさかのA先生とは!
こんな陽気な作品を描けたんか・・・

・楽しいーーーー!!
お も し ろ い!!
超能力を持つ赤ん坊、UBが超能力でバカなことをするだけなのですが
これが楽しいったらない
ミチオもいい主人公してるし、いい作品だった・・・

・不愉快キャラがいない
ドラえもんには胸糞エピソードや不愉快キャラがたまに出てくるのですが
この作品はそれがほぼなかった
ま、スネオポジのトサカはガチの詐欺や盗撮をやらかすけどね
まったくといっていいほど不愉快で胸糞な展開やキャラがないので
安心して見れる、これ重要

・おもしろおかしい愉快なキャラたち!
主人公の鈴本ミチオ
ヒロインのタケミちゃん
金持ちでイヤミなトサカ
寺の息子で心優しい発明家、大仏
ジャイアンそっくりなドータ
ドータの弟で、異次元の身体能力を持つドージなど
みんな見せ場があってとても楽しいです!

・実はもう一人の主人公、トサカ
戸坂タテオくん
驚いたときやピンチのときに「こけーーーー!!とニワトリのような
悲鳴を上げるのが特徴で、名前の通り
前髪が跳ね上がってトサカになっている
スネ夫のニワトリ版wwww
というか、メガネをかけたスネ夫と言っていい
実はUB、ミチオの次に出番が多い
こいつなくしてこの作品はないもう一人の主人公
ガチの盗聴、盗撮を慣行するやべーやつで
ミチオ一人だけ旅行などでのけものにするという、行動はスネ夫そのもの

・サービスもきいている
しずかポジのタケミちゃんのシャワー(乳首なし・・・)シーンや
お着換えシーン、パンチラなどもばっちり存在する
数こそ少ないが(俺調べで5回)、それでこそありがたみがわくというもの
しずかと違ってやたらパンツやスポーツブラ(!)の書き込みに
気合が入っていた

・ちなみに・・・
やたらち◯こも出る・・・

・暴走トラック
トラック1台で歩行者一人分のスキマすらないような狭い道路
ベビーカーでUBを連れて歩くミチオだが
トラック、一切減速なしブレーキ無しで特攻wwww
UBが超能力でトラックを浮かせて着地させる
やばすぎる治安だな
たしかちょこっと前にも暴走車がいたような・・・
しかもこのアニメ
ポケットバイクとかいう小学生向けバイクで
トサカとミチオはふつーに走っている・・・
交通マナー崩壊しすぎてへん?この街

・結局謎
UBが最後まで謎だった
最終話で帽子を取った怪物君みたいに
最終話では眼鏡を取ったところくらい見れると思っていたが・・・
最後まで謎は謎のままだった

・本当の超能力者はミチオ
ラジコンがほしい!→くじでラジコンゲット!
温泉に行きたい→会社で温泉に行く企画ゲット!
とまあ、こんな感じで真の超能力者はミチオ

・総評
うん、とてもおもしろかった
藤子系の作品は現在でも残すべきだと再確認した
やっぱりコロコロボンボン系(小学生対象)のアニメは
あるべきだよ、残すべき
変なカードバトルとかコマバトルじゃなくてさ
ま、藤子先生クラスの才能を持つ新人作家なんざ
今後出てくるかどうかも怪しいけどね・・・

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

計測不能 10 1987年春(4月~6月)アニメランキング10位
戦国奇譚 妖刀伝 破獄の章(OVA)

1987年5月21日
★★★★☆ 3.7 (8)
20人が棚に入れました
アニメスタジオの南町奉行所が中心となって制作した伝奇忍者OVA。元々は発売元のビクターが定期刊行していた映像ソフト「アニメビジョン」に収録されていた連載小編で、それらをひとつにまとめて発売。最終的に『妖刀伝』シリーズは全3巻刊行された。 天正8年の夏。魔性の大名・織田信長が天下をおさめるべく暗躍し、綾之介たち陰流の忍者を次々と狙う。他の陰流の忍者である左近とふとしたことから斬り合う綾之介だが、そんな両者を信長の配下・朧衆が襲撃。法力を使う謎の雲水・良庵に救われた綾之介と左近は、彼の言葉に従いもうひとつの陰流である葉ケ塊の里へ向かう。そこの頭領の息子・龍馬たちに出会った綾之介たちは、陰流の三派に妖刀が代々伝えられてきたと知る。そんな葉ケ塊にも信長の放つ妖魔が……! 本作のキャラクターデザインを務めたのは南町奉行所の大貫健一。実は男装の麗人である綾之介(本名は綾女)に高い人気が集中した。

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

この作品までは、大きな期待があった

全三巻の真ん中に当たる感ですね。この辺りから悲壮感が立込めてきます。
織田信長による絶大なる力に立ち向かおうとする忍達。
(ちなみに妖刀には特別な力がありますが、忍達は人間です。織田信長は人ではありません)
3巻(最終巻)でちゃんとした終わり方をしてくれると思っていたのに、、、

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2

計測不能 10 1987年春(4月~6月)アニメランキング10位
マシンロボ ぶっちぎりバトルハッカーズ(TVアニメ動画)

1987年春アニメ
★★★★★ 4.4 (2)
16人が棚に入れました
バンダイの男児向けSF玩具路線「マシンロボ」の世界観を元にした、TVアニメシリーズ第二弾。電子惑星B-1。そこでは正義の機械生命体マシンロボ軍団と、同じく悪のグレンドス軍団の戦争が継続されていた。その中に、地球の士官候補生アマチ・アキラほか5人の少年少女が乗った宇宙船グッドラック号が不時着する。マシンロボ側に救出された彼らは、地球に戻るすべもないまま同星の現状を認識。マシンロボの遊撃隊バトルハッカーズの仲間として戦う決意を固める。だが彼らが冒険と戦いの日々を送るこの星には、意外で残酷な真実が秘められていた……。ロードムービー調のヒーロー番組だった前作『マシンロボ クロノスの大逆襲』とは異なり、今回は地球人の少年少女も主要キャラに迎えた群像戦争ドラマを描く。キャラクター人気では前作より地味な印象もあるが、最後のドンデン返しなどファンの評価は高い秀作だ。

計測不能 10 1987年春(4月~6月)アニメランキング10位
ディズニー劇場 ガミー・ベアの冒険(TVアニメ動画)

1987年春アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
15人が棚に入れました
ウォルト・ディズニープロダクションがはじめてTV向けに制作したアニメシリーズで、超能力を持つ熊たちの活躍を描く。各話の物語に合わせてBGMが新規に用意されるなど、ぜいたくな制作体制がとられた。家来のオーグを引き連れた悪の将軍イグソーンが、ダンウィン城を攻略せんと企む。彼らに挑もうとした騎士見習いの人間の少年ケビンだが、オーグの軍勢にはなす術も無い。そんな時、ザミーをはじめとした正義の熊ガミー・ベアたちが出現。見事にオーグを追い払い、ケビンの話を聞いた彼らはイグソーンに立ち向かうべく冒険をはじめるのだった。本作は1985年夏季にアメリカのNBC/ABCネットワークで放送開始後、日本でも1987年春季から第1シーズンが2ヶ国語で放映。

計測不能 10 1987年春(4月~6月)アニメランキング10位
花のあすか組! 新歌舞伎町ストーリー(OVA)

1987年6月12日
★★★★☆ 3.5 (4)
13人が棚に入れました
少女漫画家・高口里純の大ヒット作品で実写TV化や同・映画化もされた人気コミックの、OVA化第一弾。 全中学裏番組織、人呼んで「全中裏」。かつてその幹部・十人衆の一人の立場にありながら今は一匹狼となった不良少女・九楽あすかは、全中裏から要注意人物としてマークされていた。そんな中、関東最大の暴走族「鬼族」のレディースと、全中裏との間で抗争が勃発。だがこの闘争の裏には、あすかを潰そうとする全中裏の幹部で彼女に恨みを抱くスケバン・紅の思惑があった。 実写TV、実写映画(ともに1988年作品)に先だって制作されたOVA第一弾だが、後続の実写映像化作品に比べてずっと原作に近い雰囲気で制作されている。制作は東映アニメーション(当時・東映動画)で、監督はTVアニメ『神風怪盗ジャンヌ』のシリーズディレクターなども担当の梅澤淳稔。

計測不能 10 1987年春(4月~6月)アニメランキング10位
サーキット・エンジェル ~決意のスターティング・グリッド~(OVA)

1987年5月21日
★★★★☆ 3.4 (5)
11人が棚に入れました
『超時空ロマネスクSamy』などのオリジナルものを送り出してきたTDKコアによる約45分の青春バイクロマンOVA。80年代OVA黎明期を支えたバイクものOVAのひとつだが、劇中に登場する主人公マリコのバイクは独創的な架空のデザインで描かれている。下町の寿司屋のひとり娘・岡崎マリコ。母を亡くし、父ひとりで育てられた彼女は男勝りな性格の持ち主だ。今日もマリコは元レーサーの永瀬雷太が経営する喫茶店に入りびたり、その興味の対象は何よりもオートバイだった。父の反対をよそに、友だちの圭一たちとツーリングへ出かけるマリコだが、そのダイナミックな走りは現役のレーサーにして鍋島コンツェルンの御曹司・鍋島祥からも興味を持たれる。やがて宿泊先の露天風呂からマリコの大切にしているお守りを祥の仲間がいたずらで盗んでいった。これを取り戻そうとする圭一だが、運悪く負傷。だがこれが祥とマリコをサーキットで対決させるきっかけになるとは誰も思わなかった……。本作の実制作はスタジオ・ユニコーンが担当。監督は『無敵超人ザンボット3』や後年の『ひまわりっ!』などのプロデューサーとしても知られる栃平吉和が手がけた。主題歌を唄うバラドルの森口博子もマリコの友人ひろこ役で出演。

計測不能 10 1987年春(4月~6月)アニメランキング10位
宝島(アニメ映画)

1987年5月9日
★★★★☆ 4.0 (2)
11人が棚に入れました
ロバート・L・スティーブンソンの有名冒険小説を、「あしたのジョー」「エースをねらえ!」の出崎統(監督)、杉野昭夫(作画監督)の黄金コンビがアニメ化。1978年から放映されたTV作品を劇場版として再編集した。嵐の夜、少年ジムが母と営むベンボー亭に1人の客がやってきた。彼の名はビリー・ボーンズ。奇妙な歌を歌い、酒を飲んでは暴れるビリーは、たちまち村の鼻つまみ者になってしまう。だが、ジムは彼から秘密の臭いをかぎ取っていた。ビリーはジムに、「一本足の男」を見張ってくれと頼むのだったが…。

声優・キャラクター
野沢雅子、羽佐間道夫、家弓家正、滝口順平、中尾隆聖、青野武、仲村秀生

計測不能 10 1987年春(4月~6月)アニメランキング10位
げらげらブース物語(TVアニメ動画)

1987年春アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
11人が棚に入れました
擬人化した牛を主人公にした、ギャグコメディアニメ。大きな木靴を履く、とぼけた性格の牡牛ブース。彼は毎日、相棒で亀のダットと行動。家畜の世話をしたり、釣りをしたり、はたまた自分が運営するブース農場で畑仕事をしたりしてのんびりした日々を送る。だがそんな彼の周囲では、いつも大騒ぎの気配が……!? アニメ制作は『楽しいムーミン一家』のテレスクリーン。オランダのアニメ会社メンダー社も制作に関わり、見方によっては日本とオランダの合作といえる。他に和光プロダクションも制作協力に参画。「タイムボカン」シリーズの笹川ひろしが総監督を担当した他、ブースの声は神谷明は担当。独特の面白さを感じさせる作品になった。

計測不能 10 1987年春(4月~6月)アニメランキング10位
鉄仮面を追え 「ダルタニャン物語」より(TVアニメ動画)

1987年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (2)
9人が棚に入れました
原作はフランスの文豪アレクサンドル・デュマの大史劇ロマン。1987年10月からNHKで開始されるTVアニメシリーズに先立ち、その試験的な原型として同年5月に制作放映された短編作品である。まだ貴族階級が平民を圧迫していた17世紀のフランス。パリ市街に異様な外見の怪盗「鉄仮面」が出没する。国王直属の銃士隊の少年ダルタニャンは世情を騒がす怪人の捕縛を決意。独自の行動を開始する内に、孤児の少年ジャンとの友情を育む。だが鉄仮面の捜査はいっこうにはかどらず、ついに王妃の侍女コンスタンスまでが誘拐されてしまう。ダルタニャンは決死の活躍でコンスタンスを救出するが、敵の狙いは彼女が持っていたルイ16世陛下が出席する園遊会の情報にあったと判る。ダルタニャンは仲間の三銃士ともに賊の捕縛を図るが……。世界観やキャラクターなどは基本的に半年後のTVシリーズの該当部分と同一。ダルタニャンの声の配役や、結末(鉄仮面の正体)などに異同が見られる。

計測不能 10 1987年春(4月~6月)アニメランキング10位
なっちゃんの赤いてぶくろ(アニメ映画)

1987年6月6日
★★★★★ 5.0 (1)
9人が棚に入れました
広島に引っ越してきた小学生のなっちゃんは、ベンチに座って友達のとしちゃんために赤い手袋を編んでいた。だがそこに、原子爆弾が落ちてきて、なっちゃんは死んでしまう。やがて長い歳月が過ぎ去り、大人になったとしちゃんは、当時の姿のままのなっちゃんと再会する……。西野綾子・作の絵本「小さな赤いてぶくろ」(ひくまの出版・刊)をアニメーション化したもの。監督は『ドキュメント 太陽の牙ダグラム』『ヴィナス戦記』などで撮影監督として辣腕をふるっていた玉川芳行が担当。
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