1986年冬(1月~3月)に放送されたアニメOVA一覧 18

あにこれの全ユーザーが1986年冬(1月~3月)に放送されたアニメOVAを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月02日の時点で一番の1986年冬(1月~3月)に放送されたアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

66.1 1 1986年冬(1月~3月)アニメランキング1位
吸血鬼ハンターD(OVA)

1985年12月21日
★★★★☆ 3.6 (67)
294人が棚に入れました
西歴一万二千九十年、最終戦争後の遥かなる未来の地球は、貴族と呼ばれる吸血鬼が君臨していた。辺境の村ランシルバに弟ダンと二人暮らしの少女ドリスは、小竜狩りの後、吸血鬼に血を吸われた。その吸血鬼を倒さぬ限り、一生呪われた存在になることを恐れたドリスは、一人の吸血鬼ハンターをやとう。名はD、貴族と人間の混血児ダンピールだ。左手は人面。村八分にされたドリスらを夜、農場で貴族である伯爵の娘ラミーカや麗らが襲い、彼らはDの存在を知る。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ぜひリメイクを・・

キャラクター原案が天野喜孝氏というので視聴しました。
が、DVDジャケットの繊細な雰囲気とはまったく別物で、
荒削りな感じの作画にちょっと違和感。
他の登場人物のキャラデザも、
残念ながら個人的には好みではありませんでした。
それでも、物語の内容はなかなか興味深く、
中盤からは惹き込まれました。

舞台となるのは、遥か未来の12090年。
気が遠くなるほどの未来ですが、そのわりには・・・
マカロニウェスタンばりの雰囲気です。
人類は「貴族」と称する吸血鬼達によって支配され、
彼らの「食料源=家畜」として隷属させられているという時代。

永遠に続くはずと繁栄した吸血鬼も、
長い歴史の中で種族的衰退と精神的退廃に陥り、
絶対的な支配者の座から降りようとしていたところ、
反旗を翻した人類から追われる立場となり、
元々吸血鬼ゆえの超絶的な力で人々を脅かすため、、
超人的な能力を用いて吸血鬼を狩る吸血鬼ハンターの力を必要としていた、
という背景をベースに、
「貴族」と人間との間に生まれた「ダンピール」でもあり、
「貴族」と人間の業を負った吸血鬼ハンター「D」の、
孤独な激闘の旅を描いた物語です。

人間を善者と断定せず、吸血鬼側のほうも
ただただ悪者として描いていないところには好感持てたし、
観終えたあとの印象も良かったです。

1985年の作品なので、今ではもう貴重で懐かしい感じのタッチで、
それもまたダークな雰囲気に一役買っていて魅力ではありますが、
この空気感をそのままに、できたら今の技術でリメイクしていただくと、
もっともっと魅力が増し、評価の上がる作品になるのではと思います。

ちなみに、音楽は若かりし頃の小室哲哉氏。
主題歌はTM NETWORKが歌っています。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 12

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

OVAとしての品質はとても及第点とは言いがたい。

この作品が発表された時代では、伝奇小説として夢枕獏氏と菊池秀行氏の両巨頭がこのジャンルを牽引していた。その後者の代表作と言われるのがこの作品からなる「Dシリーズ」だ。この製品のパッケージでも使われているが、その小説も天野喜孝氏をイラストレーターとして幾つ物のヒット作品を排出してきた。だが、この作品は表紙こそ天野氏だが、現実のキャラデザは天野氏のそれとはかけはなれ(一応近づけようと努力はしたのか)、ストーリーは良いもののOVAとしての品質はとても及第点とは言いがたい。
それを言えば、2,000年に作られた作品はストーリーも新たに選定し直し、キャラデザは言うまでもなく、メイン音声を英語にすると言う大胆な試みまで敢行した。こちらは個人的に好評を博したと感じている。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

OVAとしてはかなり早い時期の作品だったかと

 コレが出た頃って、後のOVA乱発されたカオスな時期では無かったと思うんですよね。
同時期の作品見てみるとラピュタとかアリオンとかの頃みたいですが、あそこら辺の大作と比べちゃいけません、念の為。
確かバイファムとかの芦田豊雄が噛んでた記憶ですし、絵的にも天野義孝感は全くない氏らしい柔らかいキャラなんですが、私は特にダメとは思わなかったですね。ヒロインのドリスの少女らしさは逆に出てた気もします。
個人的には古いOVAの中では好きですね。原作1巻のお話です。
もっとも絵的に今の若い方に勧められるかと言うとアレですが・・・

 菊池秀行ってエロじゃね?と勘違いされてる方いらっしゃるのならば、コレは大丈夫ですのでご安心を。当時の朝日ソノラマからの作品は大丈夫ですので。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 6

62.5 2 1986年冬(1月~3月)アニメランキング2位
天使のたまご(OVA)

1986年3月8日
★★★★☆ 3.4 (91)
423人が棚に入れました
ノアの方舟が陸地を見つけられなかったもう1つの世界。巨大な眼球を模し、中に複数の人型の彫像が鎮座する宗教の象徴のような機械仕掛けの太陽が海に沈み、世界は夜を迎える。方舟の中の動物がすべて化石になった頃、忘れ去られた街で一人の少年と一人の少女が出会う。

声優・キャラクター
根津甚八、兵藤まこ
ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

宗教+少しの忍耐

 初見でした。70分の作品。
 廃墟のような街に住む一人の少女。彼女は一つの卵を抱えていた。その町に一人の青年が現れて、彼女と出会う。あらすじはこんな感じです。
 短めの作品なんですが、セリフがあるのは多く見積もっても全部で5分といった程度で、映像と宗教的なシンボルを使ってストーリーを進めていきます。シンボルをスルーしないように気を張っていたので、非常に疲れました。考察する内容が多かったので、ゆったりと進んでくれたのは非常にありがたかったです。一部のシーンでは、忍耐が必要でしたが、概ね退屈することはありませんでした。

対象年齢等:
 子供は耐えられないでしょうから、思春期以上を推奨します。ただし、最低限の知識として、ストーリーの外観を構成するノアの方舟の概要は知っておく必要があります。ノアの方舟自体は有名ですので、ある程度は知っていると思うのですが、「船を造った」程度ではなく、「大陸を見つけるために鳥を飛ばして」というエピソードまで必要です。これ以外にも旧約聖書と新約聖書から象徴物が出てきますので、基礎知識が乏しいと楽しめないかもしれません。これから視聴する方で、基礎知識に不安がある場合は、手塚治虫のマンガ版旧約聖書で十分ですので読んでおくといいかもしれません。もちろんググる程度でも構いません。少なくとも丸腰はやめておきましょう。時間を無駄にしてしまいます。



 ここからはざっくりですが考察です。個別に記載していきますが、相互に関連性をもっていますので、個々の内容にとらわれず、俯瞰していただければと思います。


世界観①太陽:{netabare}
 作中では、目を模した太陽が登場します。この太陽は、弧を描いているのではなく、上昇と下降で表現されてたように見受けられます。少女の過ごしてきた時間に関して、青年と少女の間で会話が行われていますが、それに関するテーゼであったように思います。つまり、時間が進行しているのではなく、停滞しているのだということの表現です。時間が進んでいなかったからこそ、少女は少女のままで、長い時間たまごを保護していられたのでしょう。これらは、この世界が時間的に発展性がないことと閉塞的であることの表現であり、ノアの方舟の閉塞感を強調するものでもあると言えます。魚なども閉塞感を描く象徴物だったと思います。{/netabare}


ノアの方舟と鳥:
 ノアの方舟は、堕落した人間を洗い流し、新たな世界を作り出すためのものですので、そもそも希望を担っています。しかし、船内の食料が限られているなど、閉塞感や絶望感が並立されているというのも捨て置けません。そんな状況の中で、ノアは「大地を見つけらたら戻って来い」と鳥を放ちます。これは本作ではなく、旧約聖書の話。
 鳥が戻ってこないというのは、①大地を見つけられなかったという「絶望」②大地を見つけたけれどもまだ戻ってきていないという希望の「可能性」を内包しています。鳥が戻ってきたというのが「希望の成就」です。この「希望」「絶望」「可能性」という3種類が、本作の大きな柱として存在しています。


たまご:{netabare}
 ノアの方舟と鳥の解釈と同様です。たまごが孵らない段階では、絶望とも言えるし、希望の可能性を孕んでいるとも言えます。このたまごに対する視点が、青年と少女の間で乖離しており、それがのちの展開に多大な影響を与えます。{/netabare}


少女:{netabare}
 少女にもかかわらず、たまごを抱えている妊婦の姿が、処女受胎をイメージさせます。彼女の羽織っているマントとも合わさって、聖母マリアを象徴していると思われます。聖母マリアは、神の子イエスを生みますが、生むまでは聖「母」ではないと言えるでしょう。この少女はあくまでも、聖母になり得るという「可能性」側の存在です。
 この少女は、閉塞的な世界においては大人になれません。先に述べた時間的な停滞に加え、現実を見ようとせずに希望にすがる精神性によるものです。ただし、大人になれる要素は抱えています。ボトルに入った赤い液体(血)を流す様は、生理を表現していたのだと思います。また、彼女は血と同じ赤いジャムのようなものを食べていました。手づかみで食べる様もセクシャルに描かれています。{/netabare}


青年:{netabare}
 青年は、男性の象徴であり、救済者でもあります。
 彼は登場時に、戦車に乗っており、その矛先は少女に向いています。この戦車は男性器を模しているようですし、攻撃的なアプローチを含みます。つまり、少女を大人にする男としての存在です。
 また、大きな十字架を背負っており、これはイエスをイメージさせ、何らかの救済を起こすであろうと想像させます。{/netabare}


少女と青年:{netabare}
 少女は青年の「行為」によって、処女を喪失し、大人になります。彼女は聖母になれる可能性を有していましたが、聖母マリアの子イエスが他に存在していた以上、あくまでも可能性に過ぎなかったということなのでしょう。「大切なものはお腹の中に入れておかなければ失くしてしまう」という青年の忠告にもかかわらず、少女がたまごを手放してしまったのは、マリアとイエスという母子の関係性に基づく「信頼」が背後にあったとも解釈できます。いずれにせよこの二人は、新世界のアダムとイヴにはなれませんでした。
 ただ、処女を失った少女は、新たなたまごを手に入れることが出来ました。この旧世界の破壊と新世界の創造は、救済者たる青年がいなければ実現し得ないものです。少女の石像化は、石化が解けるかもしれないとも、神格化(別の聖女化)したとも取れました。どちらか、またはその他の解釈なのかは分かりませんが、希望を担った可能性の少女が、絶望を経て、再度希望を担った可能性側に回帰したように思いました。{/netabare}


世界観②多段階構造:{netabare}
 少女と青年の項で書いたことの根拠になるのですが、少女と青年が見ていた方舟は、他の方舟の中に内在していたものだとエンディングで明かされます。つまり、一つのストーリーが「絶望」の終わりを迎えたとしても、新たな「希望」「絶望」「可能性」という枠に戻されてしまうということです。この新たな世界の太陽がどのようなものかは分かりませんが、時間が進む通常の世界(ノアの方舟が大地を見つけられた世界)に到達するまでは、「希望」に至ることはなく、「絶望」と「可能性」の狭間から脱することは出来ないのではないでしょうか。これがエンディングとオープニングのつながりに表現されていたのだと思いました。{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 7
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

作者や他人に答えを求めない。自分で考えらる人向けでしょう。

 押井守です。気をつけてください。
 
 始めの手の移り変わりはすなわち老いですよね。その後、トリの卵。そして機械の太陽。人が沢山彫像として並んでいます。

 舞台はヨーロッパのイタリア的な都市。人なのか彫像なのかわからないものが、魚の影と戦っているだけで、他に人影はなし。

 暗く不安定な映像。画面がいつも揺れています。影と水、そして光。心をかき乱します。たまごを持った少女は、一人街をさまよいます。どうやって生きているのかわかりません。ジャムを食べている映像はありますが、食品もそう手に入ると思えません。

 つまり、死または虚無というイメージが強く付きまといます。そこに現れる十字架にも似た武器らしきもの持った青年。冒頭にも出ていました。

 青年はモノを食べている=生きている雰囲気がありません。少女は青年になつきます。
 少女はたまごを大事にお腹で温めます、といっても真剣にそれをかえそうという雰囲気でもありません。大事にしている、それだけです。

{netabare}  青年はトリを探しているといいます。そして、化石になったトリを少女は青年に見せます。青年は少女を眠らせると、考えます。というより何か悩んでいたのでしょうか。少女が寝がえりを打ち、たまごから離れると、青年はたまごを奪い、割ります。

 そして少女は、悲しみ草原を彷徨い、やがて川に落ちます。少女は成長した姿になります。
 少女が寝ている、たまごを「奪い」そして「壊れる」、少女が泣く、成長する…つまり性行為があったと考えられます。たまごに棒状のものを突き立てるのだから疑いようはありません。そして、少女は死んだのか違う世界にいったのか。あるいは受精…でしょうか。考えすぎか。

 青年が海岸に近づくと機械の太陽が現れます。そこにたまごを抱えた少女の彫像が見つかります。冒頭の繰り返しということは、次の誰かの数日の夢または生命が始まるのでしょう。つまり少女のたまごの中には次の人の命がはいっていたのかもしれません。{/netabare}

 さて、ノアの箱舟は、鳩がオリーブをくわえて戻ってきて、陸地が現れたことを知ります。本作で青年が説明する話では鳩は戻ってきません。世界に人類はいない、ということでしょう。つまり、なんらかの虚構、青年=神で神が孤独を紛らわせるために作った夢。神ではなくノアの箱舟の最後の1人で、本来陸地が戻れば存在したかもしれない人々への追憶なのでしょうか。

 とレビューらしきことを描いてみましたが、いや、正直わかりません。まったくです。ただ、少女が夢とは考えたくないですね。やっぱりあの数日はそこにいたのでしょう。

 ここからはメタ的な話です。これを商業的にやったらそりゃあ、干されます。うる星も攻殻もパトレーバーも面白いかといわれれば、エンタメ的には面白くありませんし。

 こういう作品が作られる下地があったほうが、そりゃあ、日本のアニメ文化のためにはいいと思います。だとすれば、そういう理解をスポンサーに貰えればいいですがまあ絶望的でしょう。
 クラファン(当時はもちろんないでしょうが)とか、自分で資金を調達して作るアニメでしょうね。

 文学的な何かに触れたい、あるいは触れた気になって見たい、考察できる深みがある、あるいは深みがあるように見える作品に触れたい人にお勧めです。

 私的には、時間が経っても記憶によみがえり、ふと考えてしまう映画やアニメを文学的な良作と定義していますが、この作品は微妙でした。少しだけエンタメに迎合したのかもしれません。個人的な感想です。

 ただ、映像美としては一見の価値はあります。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 3
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

考えることが好きなあなたへ

1986年のアニメ映画。

天野喜孝がキャラクターデザインを担当。
ファイナルファンタジーのパッケージ絵で有名な人です。
そのキャラクターデザインのまま、登場人物が動きます。
風になびく髪や、水に出来た波紋の表現が美しいです。


もの悲しく暗い世界。
常によどんでいて雨が降り続ける町並み。
そこで、何かの卵を大切そうに守る少女。
少女は、大きな武器を抱えた男と出会う。

そして尋ねる「あなたはだあれ?」

セリフが少なく、間が多い。
話す内容も、ノアの方舟や、シューベルトの「魔王」の変形版のような、抽象的な逸話。

明らかに哲学的なテーマがこもっており、かなり難解なストーリーです。
考察するのが好きな人に向いていると思います。


↓私の考察はこちら↓
{netabare}
まず、色に着目です。
子供の色は「赤」、大人の色は「青」。
これは、冒頭でキャラクターが白黒になったことにより気がつきました。

少女は赤い服を着て、赤い食べ物を食べている。
これは少女がまだ子供だから。
しかし、赤い水を捨て、集めているのは青い水。
ひたすら青い水にこだわるのは、大人になろうとする意志の表れだと思います。

一方、男は青い服を着ています。
これは、彼がすでに大人になっているから。
しかし、赤い夕焼け空を眺め、赤い機械から現れ、持っている武器には赤い石がはめ込まれている。
子供の夢に対する期待が、赤という色に現れているのでしょう。
そこに出現する青く巨大な球体=現実。


子供は、夢を持ち、大人にあこがれます。
その夢の象徴が「鳥」。
「あなたはだあれ?」という問いかけは、「あなたはどういう夢を叶えたの?」という意味で使っているのだと思います。

そして、少女が男に見せた秘密(夢)は「巨大な鳥の化石」。
彼女は、卵が成長し、その鳥が育つ、つまり思い通りの夢が叶うことにあこがれています。


一方、男は自分の夢に未練を抱きつつも、現実を知っています。
夢に向かって行動しても、待っているのは子供の頃に思い描いていたものとは違い、辛い現実であることもある。
それが、「卵は割ってみないと、中身がわからない」という言葉。

そして、まがまがしさすら感じられる「巨大な鳥の化石」を見たとき、男は悲しそうな顔でつぶやきます。
男「知っていたよ。きっとそうだと思っていたよ」
この言葉には「叶わない夢を見ていると思っていたよ」という意味がこもっていると思います。


卵という夢の起点。
それを壊してしまえば、いざ現実を知ったときに辛い思いをせずに済む。
そのため、少女が語った夢が叶わぬものだと知って、男は卵を割ったのでしょう。


また、存在しない魚を追いかけている人々。
彼らは、大人になってからも、いつか逆転することを夢を見続け、ただひたすら日常を生きている、そんな大衆を表現しているのではないでしょうか。

冒頭部分。
少女の小さな手。何かをやさしく包み込むように扱っています。
そして男のごつごつした手、何かを確かめるような動きをしつつも、卵を握りつぶすような動作。


つまり、このアニメは、子供の純真無垢な夢と、大人の現実的な考えの対比を描いた作品。
そう解釈しました。

…人の夢の起点を叩きつぶすような行動。
ひょっとしたら、髪の色が同じである、少女と男は、親子関係を象徴しているのかもしれませんね。
{/netabare}

投稿 : 2025/02/01
♥ : 29

計測不能 3 1986年冬(1月~3月)アニメランキング3位
蒼き流星SPTレイズナー ACT-2 ル・カイン1999(OVA)

1986年1月1日
★★★★☆ 3.8 (9)
44人が棚に入れました
サンライズ(当時の社名は日本サンライズ)が85~86年に放送したSFロボットアニメ『蒼き流星SPTレイズナー』のTV版を再編集したOVAの第2弾。 異星人グラドスの本格的な侵攻を受けた地球の人々は、国家という垣根を越えて侵略者に対抗。だが抵抗むなしく地球はグラドスの手に堕ちた。それから3年。グラドスの脅威を地球に知らせるべく奮闘したかつての少年少女たちは、散り散りになりながらも各地でグラドスの圧政に屈せず反攻の機会をうかがっていた。地球人とグラドスの混血である少年エイジもまた敵になびくフリを装いつつ、ついに愛機であるSPT(巨大ロボット)レイズナーで反撃を開始。だがグラドスの総督府で指揮を執る総指揮官グレスコの一子ル・カインは地球人の抵抗を是とせず、凶暴で破壊的な集団=死鬼隊を送り出す……。 本作はTV版の第2部(第26~37話)を中心に再構成。構成と演出はTV版の第1話から演出を手がけていた谷田部勝義が担当している。

声優・キャラクター
井上和彦、江森浩子、梅津秀行、鹿股裕司、鳥海勝美、平野文、戸田恵子、原えりこ、堀秀行、横尾まり、塩沢兼人

rzv500 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

TV後半の再編集。。。

特にないなぁーーーー(笑)x2 全てはactⅢの為に!

投稿 : 2025/02/01
♥ : 0

計測不能 3 1986年冬(1月~3月)アニメランキング3位
るーみっく・わーるど2 ザ・超女〈スーパーギャル〉(OVA)

1986年1月1日
★★★★☆ 3.8 (8)
36人が棚に入れました
漫画家・高橋留美子の短中編の通称「るーみっく・わーるど」の一編をOVA化したシリーズ第2弾。 宇宙の犯罪者を追うスペースパトロールの美女マリス中尉。任務を終えてようやく休暇を得られると思ったのもつかの間、怪力の彼女はパワー抑制ギプスを着けずにいたため、組織の管理する宇宙船を傷つけてしまう。かねてより生活能力の無い両親のために仕送りを続けていたマリスだが、今回の一件でさらにお金がかさんでしまう。「みんなビンボが悪いんや」と嘆くマリスに与えられた次の任務は……。 本作は前OVA『炎(ファイヤー)トリッパー』に続いて制作されたが、内容は一変してギャグとアクションのテイストが増加。原作が短編ゆえ、45分の長さにするためマリスの生い立ちなど、アニメ版独自のエピソードを盛り込んでいる。

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

高橋留美子論です。連載よりも単話が向いている気がします。

 高橋留美子さんは筋金入りのオタクだそうで、本作はそれを全開にしたビキニアーマーの半裸美少女が日常から宇宙空間まで勢いで駆け抜けるストーリーです。

 ストーリーは…うーん。テーマ的意図があるとすれば、能力がありすぎる流浪の民…ドラゴンボールとか鉄腕バーディーとかを思い出す設定がどう効いているかですねえ。また、女子プロレスでは稼げる世界ではなくなってゆく映画「ハスラー2」のような悲哀もなくはないです。ただ、それはストーリーを作るための舞台設定かなあ、という気もしますがどうでしょう?

 高橋留美子さんは世間知らずのオタクが才能だけで漫画を描いているようにも取れますが「人魚の森」「めぞん一刻」があるからややこしい。この2作は読み取れるものはいっぱいあります。ただ、それにしてもご本人はあまりテーマ云々は意識していない気がします。

 人間の情念というか抑圧というかもちろん愛情(嫉妬・独占欲)もですが…何か心の中の負の要素によって感情のままに動くキャラに面白み(ギャグ、コメディ)も悲哀(人魚の森)もドラマ(めぞん一刻)も見つけ出せるというか。
 読み取り手の経験や知識、思想などの蓄積によって物語の深さが変わる包容力があるとも言えます。包容力とはつまり、極端な設定・舞台・キャラを置くけど、キャラの言動や内面が自然というか、キャラが自然に動いているといえるかもしれません。(うる星の中盤以降はその限りではないですけど。あれはキャラ芸に堕した気がします。らん馬もそうかな)

 舞台、設定、キャラの配置が絶妙で、その中でメインキャラを動かすことに長けていることで作劇しているので、暗さ~明るさ、悲哀~ギャグという調整ができるのでしょう。

 要するにテーマ性を見出せなくはないですが、それは観客の個人的な体験に委ねられているので、むしろ、極端な設定だけどナチュラルな物語そのものをぶつけてくるのが高橋留美子さんの特徴ともいえるかもしれません。

 と考えたとき、私にとっては「うる星やつら」よりもこういう単話完結で勢いでつっぱしる作品のほうが面白い気がします。彼女の漫画的面白さは連載作品として全体の物語の進行も素晴らしいですが、連載だとしても1話1話の中の面白さが秀逸な気がします。

 で、アニメですがストーリーは「プロジェクトA子」などのオタク向けOVAと変わらないじゃないか、ともいえますが、圧倒的に面白いです。前後半に別れて、メインヒロインの背景を描いたあと、民族としての悲哀に結びついて行くプロセスがしっかり物語になっていました。

 キャラデザについて、顔はヒロインがうる星やつらの「ラン」、ライバルが「おユキ」です。身体のキャラデザ・作画は高橋留美子さんの身体の書き方を良く表現していて、乳房が上について、肩が丸くて、胴が短い、太ももが極端に太くて長いという感じです。
 ただ、旧うる星やつらよりも若干ですが、リアルよりの生々しさを感じます。
 そしてビキニアーマー好きすぎるでしょう。女性作家だけに照れがなく遠慮がありません。

 SF表現はマクロスとか逆シャアに近い年代ですから、そういう感じです。

 ということで、1話完結のOVAとしてはかなり出来がいいと思います。40分程度の話で、設定が読み取れて、ここまでの密度でいろいろぶち込んで、整理整頓が付いて、しかも面白い、というのは大したものです。
 映像もかなり出来がいい回の旧作の「うる星やつら」という感じで、見ごたえがありました。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 4

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

枯れていなかった頃の高橋留美子

グラマラスなキャラクターにビキニアーマー+お色気という、今まで続く日本のオタク向けアニメの黎明期の作品。

ちなみにグラマラスなキャラクター、ビキニアーマー、お色気というのはアメリカンコミックやイタリアコミック、フランスコミックにもこれよりもずっと前から存在し、「バーバレラ」や「レッドソニア」などSFやファンタジーの古典では当たり前となっている。

どの国も考えることは同じというわけである。

アメリカではかのアメコミの大家スタンリーが制作した、MARVELとは別に現代のポルノ女優兼ストリッパーが変身して悪と戦う女性スーパーヒーロー成人向けアニメ「ストリッパネラ」(「バーバレラ」の現代版)なども存在し、ストリッパーだろうがポルノ女優だろうがなんでもスーパーヒーローにしてしまうアメリカの寛容さはすごい。

さて、今はすっかり勢いを失ってしまった高橋留美子先生ですが、当時は超絶売れっ子ってだけでなく、キャラクターにも日本人特有の筋肉質ではなくぽっちゃり型の寸胴体型をこうも色気のある線で描けてた時代があるのです。

日本の女性は欧米の感覚からすると童顔(ロリータ)で背が低く、胸や腰やお尻のあたりがメリハリのないのが特徴とされ、

所謂アメコミのグラマラスとは違う意味になります。

これは少女漫画ではあまり描かれないのが、面白いんですよね。童顔ではあるものの、体型は胸や腰あたりを強調するのはオタク向けの絵柄のみなんですよね。

アメコミだと、男女問わず、胸から腰あたりは強調される絵柄が好まれるし、タイツやハイレグなどのお色気キャラも当たり前のごとくコスプレされます。

文化の違いなんでしょうね。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 5

計測不能 3 1986年冬(1月~3月)アニメランキング3位
装甲騎兵ボトムズ ウド(OVA)

1986年1月1日
★★★★☆ 3.7 (5)
32人が棚に入れました
21世紀に入ってもなお新作が作られるサンライズ(当時は日本サンライズ)の代表的ロボットアニメ『装甲騎兵ボトムズ』。そのTV版シリーズの第1部である「ウド編」を1本にまとめた再編集版ビデオ。 バララント銀河を二分した百年戦争の末期。ものごころついた時から戦場にいた寡黙な青年キリコ・キュービィは、作戦の内容も知らされないままある任務につく。そこで彼は謎の女性と遭遇。だがこれを機にキリコの運命は一変し、自分の所属するメルキア軍から追われることに。やがて百年戦争が終わりを告げる一方、キリコは地下シェルター都市ウドへ逃げ延びる。しかしそこでも彼は戦いの硝煙から離れられることなどなかった……。 本作のオープニングとエンディングのタイトルバック映像には『ボトムズ』をTV放送当時より支持していたモデラー集団「MAX FACTORY」による立体物を用いた新作映像を使用。それらの模型は1/35スケールのものが数多く使われた。

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

見ず嫌いだった自分を叱りたい

 「装甲騎兵ボトムズ」というタイトルは知っていたのですが、細かいストーリーは全く知りません。当然テレビシリーズも未視聴の状態で、この総集編を見たことはご了承ください。

 "ガンダムシリーズと比べて地味な作品"という印象を昔は持っていましたが、今回しっかりと視聴して思ったことは、「全く引けを取っていないな」というものでした。

 ガンダムシリーズと比べると確かにアーマードトルーパーのデザインは地味かもしれませんが、今の年齢になって見てみると断然こっちの方が好きですね。主人公の搭乗機だけが特別強かったりデザインが明らかに目立つものでない、という点も逆にカッコいいと思います。

 そして最も興奮したのはローラーダッシュです。マジでカッコいいです!最新のCGを使ってハリウッドで実写化してほしいとさえ思いました(それはそれで色々不安ですが・・・www)。今頃になって僕の中で急にボトムズブームが来てます。

 ストーリーは、今作だけではあまり全貌が見えていませんが、続きがものすごく楽しみです。やっぱりテレビシリーズも視聴するべきですかね。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 2

計測不能 3 1986年冬(1月~3月)アニメランキング3位
重戦機エルガイム II フェアウェル マイ ラブリー+ペンタゴナ ドールズ(OVA)

1986年1月1日
★★★★★ 4.1 (6)
30人が棚に入れました
84~85年にサンライズ(当時は日本サンライズ)が制作したロボットSFアニメ『重戦機エルガイム』の再編集版OVA。本作はTV版の終盤部分を中心にまとめている。 絶対者であるオルドナ・ポセイダルが君臨してきた太陽系ペンタゴナ・ワールドだが、青年ダバ(カモン)・マイロード率いる反乱軍や、ポセイダル軍を裏切った高官ギワザたちによって乱戦状態へ陥っていた。そんな中、ついに正体を明かす真のポセイダル。敵に洗脳させられた義理の妹オリビーを救うために敵陣へ乗り込むダバだが……。 本作の巻末にも短編の新作映像が収録。レッシィ、アム、パメラたち本作のヒロインたちが女子プロレスを演じるというギャグテイストの内容だった。この脚本はTV版のシリーズ構成・脚本を務めた渡邊由自によるもの。

計測不能 3 1986年冬(1月~3月)アニメランキング3位
装甲騎兵ボトムズ クメン(OVA)

1986年1月1日
★★★★☆ 3.8 (5)
29人が棚に入れました
「ガンダム」と並ぶサンライズ(当時は日本サンライズ)の代表作『装甲騎兵ボトムズ』の再編集ビデオ。本作ではTV版の第2部である「クメン編」を中心にまとめられた。 長き百年戦争が終結。悪徳の街ウドを脱出した青年キリコ・キュービィは三ヶ月がかりで別の大地へたどり着く。そこは内乱の続くクメン王国だった。百年戦争が終わりを告げてもクメンでは新型の人型兵器アーマード・トルーパー(AT)をはじめとする各種様々な兵器が流入され続けていた。熱風と毒虫が支配するクメンの密林。そこでキリコは、王国政府軍の傭兵基地アッセンブルEX-10の一員となって戦いをはじめるが、彼はやがて自分の運命を変えた女性=フィアナの影を敵の中に見出す……。 本作のオープニングとエンディングは前作の再編集ビデオ「ウド編」と同様に模型のジオラマを活用した新規制作のもの。ストライクドッグやベルゼルガなどクメン編のATの立体物も登場している。

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

着地するとき膝が曲がるの、かわいい(笑)

 戦いの場所が移ったことで、戦闘シーンのバリエーションが増えて益々カッコいいですアーマードトルーパー!

 wikiでも言及されていますが、ベトナム戦争を題材にした映画たちの影響をめっちゃ受けています。パーフェクトソルジャーというのは、ガンダムシリーズでの強化人間とは違うのでしょうか。

 ラビドリードッグめっちゃカッコいいですね!ATは基本的に色が一色ですが、これは単純に作画の効率のためでもあるでしょう。しかし、リアリティ(こっちが先行した考えとして存在したかもしれませんが)も高まっているし、単純に色も含めてモビルスーツよりカッコいいです(笑)!

 P.S.(パーフェクトソルジャー)ローラーダッシュのときの音、大好きです。

投稿 : 2025/02/01
♥ : 1

計測不能 3 1986年冬(1月~3月)アニメランキング3位
魔法の天使 クリィミーマミ カーテンコール(OVA)

1986年1月1日
★★★★☆ 3.9 (4)
24人が棚に入れました
スタジオぴえろ制作の“魔女っ子"シリーズの1作目としてTV放映された『魔法の天使クリィミーマミ』のスピンオフOVA。大人に変身できる魔法を手にした小学生・森沢優が、アイドル歌手・クリィミーマミとしてデビュー。周囲の人たちの交流や芸能界での騒動、そして優が大好きな幼なじみの俊夫との恋模様を描いたTVシリーズから、アイドル・マミのミュージッククリップとして制作されたのが本作だ。テレビシリーズ中の曲に加え、サイドストーリーとなるOVA『永遠のワンスモア』『ロング・グッドバイ』で披露された曲、さらに本作用に作られた4曲を加えた12曲を収録している。その新曲用のクリップとして新たに映像も制作された。

計測不能 3 1986年冬(1月~3月)アニメランキング3位
機甲界ガリアン PART I 大地の章(OVA)

1986年1月1日
★★★★☆ 3.3 (6)
19人が棚に入れました
1984年に放映された異世界ロボットアニメの傑作『機甲界ガリアン』のTVシリーズ前半を再編集したOVA。 クレセント銀河の惑星アースト。そこに突如として現れた謎の覇王マーダルは各地に侵攻を開始した。平穏なボーダー王国も滅ぼされてしまう。それから十数年。王国の忠臣アズベスによって育てられた少年ジョジョは、実は亡国の王子ジョルディ・ボーダーだった。自分の素性とマーダルに挑む運命を聞かされたジョジョは、地下の空間に眠る鋼鉄の巨人ガリアンに遭遇。覇王を倒す救世主としての力を求めるが。 TV全25話の内、第1話「伝説の始まり」から第13話「ジョジョの悩み」の映像を主体に構成。巻末には高橋良輔監督が語る「ガリアン・ワールド」秘話という内容の特典映像がついている。

計測不能 3 1986年冬(1月~3月)アニメランキング3位
機甲界ガリアン PART II 天空の章(OVA)

1986年1月1日
★★★★☆ 3.4 (5)
19人が棚に入れました
1984年に放映の異世界ロボットアニメの傑作『機甲界ガリアン』。そのTVシリーズ後半を再編集したOVA。 自分の母=フェリア妃がマーダル城の壁面で仮死(冷凍)状態のレリーフにされていると知ったジョジョは、改めてマーダル打倒を決意。母を救おうと誓う。だが激戦の中でジョジョの養父アズベスは倒れ、しかしジョジョの陣営「白い谷」の面々も次第に戦力を貯えていく。だが仇敵マーダルの覇道の真意。それははるか彼方の外宇宙にあった。 TV全25話の内、第14話「ああ、ものいわぬ母」から最終話「伝説の光芒」までの物語を主体に構成。タイトル「天空の章」の題名が示す通り、覇王マーダルは、はるか宇宙の惑星ランプレートが故郷の異星人だった。彼なりの「正義」と文明的に衰退する同胞を救いたい「理想」。その真実が若い主人公ジョジョの純粋さとぶつかり合う強烈なドラマが、凝縮された物語枠の中で改めて語られる。

計測不能 3 1986年冬(1月~3月)アニメランキング3位
バリバリ伝説 Part II 鈴鹿篇(OVA)

1986年1月1日
★★★★☆ 4.0 (5)
18人が棚に入れました
講談社「週刊少年マガジン」で連載された、しげの秀一原作、人気バイクマンガ『バリバリ伝説』のOVA化第2弾。バイク好きの高校生グンとそのライバルのヒデヨシは、奥多摩街道の峠バトルの出会いから、いまだ反目しあっていた。だが、美由紀に鈴鹿4時間耐久レースへの出場を勧められ、二人はペアを組むことになる。互いにベストタイムを競い合い優勝を勝ち取った二人は、表彰台の上で熱い握手を交わして和解する。このレースの結果を認められたヒデヨシは、プロになることを決意。グンとヒデヨシは最後の決着をつけようと、再び奥多摩街道の峠でのバトルに臨むのだった……。1987年の8月にはPartIとPartIIを1作にまとめ、劇場版としても公開された。

計測不能 3 1986年冬(1月~3月)アニメランキング3位
バリバリ伝説 Part I 筑波篇(OVA)

1986年1月1日
★★★★☆ 4.0 (5)
17人が棚に入れました
バイク好きの高校生グン(巨摩郡)は、奥多摩街道の峠バトルでヒデヨシ(聖秀吉)の駆るカタナに敗れた。その後、ヒデヨシが関西の高校からグンのクラスへと転校。グンは雪辱を晴らすためヒデヨシに再戦を挑むが、そこでグンとヒデヨシを軽々と追い抜いていくライダーに遭遇する……。週刊少年マガジンで連載され、リアルなバイク描写からバイクファンの熱狂的な支持を受けた、しげの秀一の青春バイクマンガをOVA化。ヒロイン、歩惟(あい)の声と主題歌を荻野目洋子が担当したことでも話題を呼び、同年にはPartIとPartIIをまとめて劇場版としても公開されている。

計測不能 3 1986年冬(1月~3月)アニメランキング3位
COOL COOL BYE クール・クール・バイ(OVA)

1986年1月21日
★★★★★ 4.4 (2)
12人が棚に入れました
『伝説巨神イデオン』などへの制作協力で、80年代のファンに馴染み深いアニメ制作会社スタジオビーボォーが手がけたファンタジーOVA。 ハン族の戦士レックとフレネーはその実力を見込まれ、ムロロン族の村の警護を任される。村を襲って女性をさらう巨大変形メカのペンギーンに対し、ムロロン族はレックとフレネーが活躍してくれるものと期待していたが、その結果は必ずしも芳しくない。やがて敵の本拠地ダンギーン山へ向けて攻撃が行われることとなり、レックとフレネーのほかに村の若者のシリルとコロラ、そして謎の少女クーリィが攻撃隊として出発。切り立った山の内部へ何とか潜入をはたす一同だったが。 本作はビーボォーの代表格でもあるアニメーター湖川友謙が監督を務めたファンタジーOVA『グリード』と同様の趣向の作品で、同氏の代表作となるべく作られた意欲作である。

計測不能 3 1986年冬(1月~3月)アニメランキング3位
山太郎かえる(OVA)

1986年1月1日
★★★★☆ 3.6 (4)
11人が棚に入れました
漫画の神様・手塚治虫の同題短編を自身の手でアニメ化した動物ファンタジー。前作「るんは風の中」に続く『ライオンブックス』シリーズの第4弾として制作された。 両親を亡くした熊の山太郎。人間に飼育される日々を送っていた山太郎は、蒸気機関車C-62の「しい六」と仲良くなる。いつしか汽笛のように力強く吠えることを覚えた山太郎は。「しい六」に励まされて自由への一歩を踏み出そうとするが。 本作は当初86年に完成をみていたが、OVAという形で89年に刊行。当時の手塚のTVアニメ最新作『青いブリンク』と同じ「手塚治虫アニメーションワールド」のレーベルで発売された。制作は手塚プロダクションによる。

計測不能 3 1986年冬(1月~3月)アニメランキング3位
仏典物語(OVA)

1986年3月1日
★★★★★ 5.0 (1)
6人が棚に入れました
浄土真宗・本願寺の出版部と映像制作会社ビジュアル80が企画制作したアニメビデオシリーズ。“見るお経"と銘打たれ、「ウパーリの出家」「マハーカッサパ お経のはじまり」「王舎城の悲劇(仏説観無量寿経)」など、お釈迦さま絡みのエピソードがアニメ化されている。シリーズは全12巻が刊行され、続編として浄土真宗の宗祖・親鸞聖人のエピソードをアニメ化した『念仏物語』シリーズ全7巻も刊行された。本作は長らくビデオリリースのみだったが、2008年に新作『念仏物語 親鸞さま ねがい、そして ひかり』がリリースされたのを機に、ビデオ2巻分を1巻に収録したDVD全6巻がリリースされた。

計測不能 3 1986年冬(1月~3月)アニメランキング3位
超獣機神ダンクーガ SONG SPECIAL 獣戦機隊SONGS(OVA)

1986年1月1日
★★★★★ 5.0 (1)
5人が棚に入れました
「バーニング・ラヴ」「愛よファラウェイ」「ほんとのキスをお返しに」「SHADOWY DREAM」「ためらいにピリオド」「ALONE 孤独の戦士」の6曲を収録。「ALONE 孤独の戦士」には新作ショートアニメを追加している。
© PRODUCTION REED 1986

計測不能 3 1986年冬(1月~3月)アニメランキング3位
くりいむレモン いけないマコちゃん MAKO・セクシーシンフォニー後編(OVA)

1986年2月25日
☆☆☆☆☆ 0.0 (0)
0人が棚に入れました
2つの別人格に振り回される少女の性への目覚め、そしてレズ。

監督:平・・弘
作画監督、原画:幕野内味美
動画:森みゆき、砂川勝也、椎名律子、律沢明彦
色指定:安斉弘美
仕上げ:内田真、佐藤和彦、白井瑠香、若林千秋
背景:スタジオリバー
演出助手:禍津神啓
制作進行:越田啓文
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