1986年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメ一覧 40

あにこれの全ユーザーが1986年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月11日の時点で一番の1986年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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90.7 1 1986年夏(7月~9月)アニメランキング1位
天空の城ラピュタ(アニメ映画)

1986年8月2日
★★★★★ 4.2 (2364)
14265人が棚に入れました
ある夜、飛行中の飛行客船を、航空海賊の一団が襲撃する。政府特務機関に捕らわれ客船に乗っていた少女シータは、混乱に紛れて特務機関の指揮官であるムスカ大佐を気絶させると、彼の懐から青い石のペンダントを奪い取る。窓を伝って逃げようとするが、海賊に見つかり、驚いた拍子にシータは客船から転落してしまう。雲間を落ちていく中、気を失った彼女の胸にかかっていたペンダントの青い石が突然光を放ち、シータは光に包まれゆっくりと降下していった。鉱山町で働く少年パズーは、青い光とともに空からゆっくりと降りてきたシータを助け、自宅にかくまう。一夜明けパズーは、シータの行方を追う空賊や政府からシータを守り逃走を図る。

声優・キャラクター
田中真弓、よこざわけい子、初井言榮、寺田農、常田富士男、永井一郎、糸博、鷲尾真知子、神山卓三、安原義人、亀山助清、槐柳二、TARAKO
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

「天空の城ラピュタ」天空のジブリ大博覧会に行って来ました

私が あにこれで5つ星を付けている宮崎駿 監督作品「天空の城ラピュタ」「風の谷のナウシカ」この2作は同点首位、監督のなかでも1、2を争うほど好きな作品です。

映画公開から何十年もたちますが全く色褪せない名作ですね。
日本アニメ映画を代表する冒険ファンタジーではないでしょうか。

思い入れがあるシーンは幾つもあります
物語の幕開け…

ヒロインのシータが飛行船から落下
一瞬の静寂の音を聴き
ピアノ旋律で始まる音に引き込まれます...
ラピュタの文明や衰退の絵が印象的でイメージを掻き立てられます。

序々に盛り上がる その旋律に心揺さぶられ、高まる期待で胸がいっぱいになる
そんな始まりを告げるにふさわしい曲です。

天空の城ラピュタ
ラピュタという伝説の空中都市に憧れた幼きあの日を思い出しました。

目の前にある大きな入道雲、その雲の向こうには きっと何かがそこにあるのではないか
そんな風に思って空を眺めたものです。
今では、入道雲を見る度に作品を思い出して また会いたくなります。

ラピュタを背景に流れる「君をのせて」
物語を回想させるのに これ以上の曲は無いかもしれません…

父さんが残した 熱い想い

母さんがくれた あのまなざし

地球は回る君を隠して

輝く瞳 きらめく灯火

地球は回る 君をのせて

いつかきっと出逢う 僕らをのせて...


幾度もこの作品を観てきましたが
興奮と感動へと いつでも連れていってくれるのです。

熱い想いが この作品のメッセージ
出会えたことに感謝します。


ネタバレはありませんがレビューではないので閉じます。
【三鷹の森ジブリ美術館 2015.2.28】
{netabare}
今回は美術館内での天空の城ラピュタの部分だけ書きます。
ジブリ美術館は主に天空の城ラピュタと となりのトトロの展示が多いように思えます。

太陽が降り注ぎ、青空が眩しいこの日、美術館の らせん階段を登る私 この瞬間はいつも心が高鳴るのです。

その理由は屋上にロボット兵が待っているからなんです♪
圧倒的な存在感で この美術館を見守っているかのようです!

外なので写真撮影が出来るこの場所。大人気なロボット兵との2ショットは一瞬の駆け引きです♪

離れた場所にはムスカがラピュタを操っていたあの石も置かれています。

一番好きな場所は監督の作業机のある部屋です。
コルクボードに貼ってあるシータやパズー、監督の構想段階のラピュタには目が釘付けになります!

天井から吊るされていたのはパズーが持っていた羽ばたく模型飛行機
幼い頃、空を飛ぶ事に憧れを持っていた監督。
パズーは監督だったのでしょうか…

館内の壁を飾るワンポイント
光のキラキラ ステンドグラス**

私が見つけたのはラピュタは「シータとパズーにタイガーモス号の」「天空の城ラピュタ」の2枚でした♪

お花、花瓶etc♪美術館のあちらこちらに夢がつまっています。
そんな夢のファンタジー空間でした♪
{/netabare}
【ジブリの大博覧会 2016.7.28】
{netabare}
強い陽射しが肌に じりじり感じる夏の日
天空のフロアで開催している『ジブリの大博覧会~ナウシカからマーニーまで』
六本木ヒルズ52階へと行ってきました。

やっぱり私、宮崎駿WORLDを感じられる場所って大好きです♪
同じジブリファンに会えるのもなんだか嬉しいし

入口からこれまでのジブリ作品のポスターがお出迎え
どの作品も見慣れたポスターです。

そこを抜けると部屋があり
入場者をカウンターから待つトトロが
『え、・・かわいい~♡』
後ろに秘密そうな場所があったので覗きに行ってみると、、
暗めの階段の先には まっくろくろすけがいっぱい♪

つい見逃してしまうような、このさりげなさ
これはきっと・・監督の遊び心ですね。
ファンタジックな空間に胸のどきどきが止まりません。

壁一面に展示しているポスターの原案や新聞の広告

棚や壁いっぱい、そして天井にまで ジブリグッズが並べられた展示部屋はまるでおもちゃ箱の中にいるみたい

時間を忘れて お気に入り作品の もしかしてかなりレアなんじゃないかな~?と思うグッズを探してみました♪

結果。「天空の城ラピュタジュース」を見つけた時はなんだか嬉しくなりました♪

そして次の部屋にはなんと
リアルサイズ?のネコバスが愛嬌のある笑顔で待っています。
額の行き先が「六本木」になっています。
この場所が目的地みたいですね。
あれ?よく見ると「木」の文字が上下逆さま~

取り敢えず毛並みを触りながらふわふわなネコバスに乗車します。

そして、座る!!
『わぁ~、、、』って声が出るくらいに
沈んで、やわやわむにゅむにゅもふもふ
そんなネコバスの柔らかい座り心地♪
何度も遊んじゃいました・・♡


そして最後は「空飛ぶ機械展」
大きな天井の高いホールには

「天空の城ラピュタ」に登場する巨大な船の模型が飛んでいます。
写真OKということでパシャパシャ
もう、大満足。

トトロに癒されたり、素敵なスケッチやネコバスに遭遇したりドキドキが沢山
そんな贅沢ジブリ時間
お土産とパンフレットを手にいれて
夏の素敵な思い出のひとつになりました。

最後に…
ミュージアムカフェ
パズーのあの目玉焼きの乗ったパズーパン(勝手に命名)や
記念パフェがあるので召し上がった方は報告&感想欲しいです♡

是非、心響くジブリの歩みを振り返る旅には天空の大博覧会へ。
9月11日(日)まで開催しているみたいですよ。

今日も読んでくれてありがとうでした*^^*
{/netabare}

投稿 : 2025/03/08
♥ : 113
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

地球は回るよいつまでも

<2019/8/30 追記>
金曜ロードショー観ました。
やはり名作中の名作。
ジブリの最高峰だと思ってます。

<2018/8/26初投稿>
今から32年前、友人から「これを観ないと人生損する」と強く勧められ、映画館で観ました。
今思うと映画館で観といて良かった。
結局二番館、三番館に転げ落ちたの追いかけて5回観に行きました。

言わずと知れた名作です。
極めてオーソドックスなボーイミーツガールですが、そのカテゴリの中では最高峰じゃないでしょうか。

まずキャラクターが魅力的。

主人公パズーは鉱山で働く好奇心旺盛で快活な男の子。
声は後の「海賊王になる」の人。
挫けそうになるけど挫けない。
たまに名探偵じゃない方のコナンばりのアジリティを見せつけます。
年に一度、ツイッターのサーバを落とすスーパーハカーという噂も。
そしてラピュタパンの発明者。

シータは楚々として誠実、優しく芯の強い、でも怒らすとたぶんむちゃくちゃ怖いであろう典型的な宮崎ヒロイン。
普段は山間部で畜産業に勤しんでます。
ヒロインは空高くから落っこちてくるものだという固定観念を日本人に植えつけた人でもあります。
コナンの彼女とよく似てる気がする。
パズーと組んで年に一度ツイッターに御迷惑をおかけしている。

空の海賊の頭領ドーラは{netabare} ク○ババ○枠、じゃなかった「いい女」枠の肝っ玉ばあちゃん。
豪傑な悪役として最初登場しますが実は気っ風の良い優しいク○ババ○。{/netabare}
毒蝮三太夫と気が合いそう。
若い頃はシータとそっくりだったらしい(人間ってそういうもんだよ)。
特技はホンジャマカの石ちゃんより美味しそうに肉を食べること。

ムスカは{netabare} 寺田農さんの声がハマりすぎるくらいハマってるThe・悪党。
ツイッターと並ぶバルスの被害者。
コナンの敵役とキャラ丸かぶりだけど、なだぎ武のモノマネのおかげで知名度はこちらの方が上。
「見ろ!人がゴミのようだw」「眼がぁー眼がぁー」は名言として今も日本人の心に刻みつけられています。
合掌。{/netabare}

なんと濃ゆい皆さんでしょう。
ステレオタイプなはずなんですが、味付け加減が抜群で魅力的になってます。

1900年代初頭のヨーロッパのような味のある世界観ですが、街中というか平地はあまり出てきません。
切り立った渓谷の上とか、空中船の上とか、ラピュタの上とか高いところがメインなのですが、これらが本当に高く見えて絶景!
高所恐怖症の私は映画館で観ててちょっと怖くなってきたの覚えてます。
VRで観たら大変かも。
でもVRで観てみたい気も。

飛行機や飛空船は宮崎デザインの集大成みたいな感じ。
こういうの本当に好きです。

ストーリーの内容紹介は省きますが、物語はシンプルに展開されつつも、ゆったりした日常と緊迫した場面のメリハリが効いていてひと時も眼が離せません。

フラップターに乗った{netabare} パズーとドーラが、燃え盛る要塞に突っ込んで塔の上から囚われたシータを助け出す{/netabare} シーンは毎度毎度背筋がぞわーーーーーとします。
この時の劇伴も最高に好きです。

映画館で観られて本当に良かった。。

というわけで私の中では文句なしの満点評価です。

<おまけ・・・都市伝説について>
ラピュタでよく言われるエンディングでの都市伝説。
スタッフロールが流れる中、{netabare} パズーがシータをゴンドアの家に送るシーン{/netabare} を見た記憶が私もあったんですよね。
なのでレンタルビデオや金曜ロードショーで観た時、あれ?となったんですけど。
そんなシーンは最初からなかったらしいのですが。
結構はっきり意識にあったので、なんか不思議な感じです。

<2018/7/28追記>
今日、関東は夕方ごっついゲリラ豪雨がありました。
その豪雨を降らした雲がラピュタの「竜の巣」のようだと話題になってますね。
ネットで調べたらまさに「竜の巣」でした。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 83
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

大空、そして伝説と科学が融合したしたとき、神話が生まれる

この映画は、大空という誰もが憧れる場所を舞台とし、
伝説と科学とを融合させた物語です。

バズーとシータは、地上で運命的な出会いをします。
身につけている飛行石により、空からゆっくりと落ちて来るシータ。そして、その少女を優しく受けとめるバズー。
シータは、かつて天空を浮遊する城ラピュタの王家の末裔の少女です。
そしてバズーは、伝説のラピュタ城への憧れをいだく少年でした。
このシーンを見るだけで、不思議な感動が私の胸にみなぎりました。

バズーもシータも素直で純粋です。まだ子供なので恋愛感情はあまり見えませんが、お互いに相手をすごく大切にしています。
こんな主人公が活躍する物語は、見ていて心地よいです。思わず応援したくなります。

やがて舞台は大空へと変わります。
そして、そこには、伝説のラピュタ城が雲に隠れて浮遊していました。
ラピュタは、大昔に空から地上を支配していた帝国です。
そこには、今もロボット兵が城を守るために働いています。

現代の科学力よりもはるかに高度な技術をもったラピュタ。
その科学力で攻撃を受けると、どんな敵でも、たちどころに破壊・炎上してしまう。
まるで聖書に登場するソドムの町のように。
今も多くの宗教で伝えられている神の力とは、ラピュタのような科学力の仕業だったのかもしれません。

ところで、この物語には、二種類の異なった悪人が登場します。
一つは、空中海賊ドーラ一家。生粋の盗賊です。家族で団結しており、家族愛は人一倍あります。
もう一つは、政府高官のムスカ。表の顔は至って真面目ですが、裏では残虐非道なことを平気でします。
そして宮崎駿監督は、どちらが本当の悪人かを、この映画で私たちに問いかけています。
あなたはどちらが本当の悪人だと思いますか?
私は、{netabare} どちらとも人を平気で殺す悪人 {/netabare} だと思います。

この物語は、上映当時に顧客満足度97.7%という驚異的な数値を叩きだした映画です。
まだ見られていない方は、ぜひ見ることをお勧めします。
きっと、清々しい感動を感じるでしょう。


最後に、この映画に感動された方は、
ルパン三世 2nd series 第155話 『さらば愛しきルパンよ』を見られることを是非お勧めします。
きっと驚きに満ち溢れ、新たな感動が生まれるでしょう。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 75

68.1 2 1986年夏(7月~9月)アニメランキング2位
ガルフォース Eternal Story(アニメ映画)

1986年7月26日
★★★★☆ 3.9 (15)
84人が棚に入れました
惑星カオスを守る7人の美少女たちの活躍を描いたガルフォース宇宙章三部作の第一作。OVAとして制作後、劇場公開された。声優ブームの先駆けともなった作品で、続編として地球編、新世紀編、THE REVOLUTIONというOVAシリーズが作られている。ソルノイドとパラノイドという、2つの人類が争う宇宙。ソルノイド艦隊の宇宙巡恒艦スターリーフは、戦闘中のアクシデントで本隊から離れ、一隻で惑星カオスに向かうことになってしまう…。
ネタバレ

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

女性を感じたSF大戦争

SF戦争ものです。
兵士達(というか人類?)が何故か女性だけと言う設定。(何があったのかは不明)
物語は敵と大艦隊同士の艦隊戦のさなか、本体からはぐれて少人数で漂流すると言う、まあ「バイファム」みたいな良くあるプロットなんですが、それらのものより悲壮感が増量されています。
仲間があっけなくどんどん死んでいきます。

もう歳バレ上等ですが、個人的には思春期の手前のトラウマアニメです。
当時OVAとかアニメ映画とかは春休みとかにテレビでやるのが通例でして、出会い頭的にこういう作品を観るわけですよ。

男子思春期の手前ですよ。
何処と無く女性には俺らとは違う何か神秘的なものがある事を感じ始め、訳も無く理不尽に機嫌が悪い時があったり、か弱い存在の様で居てとてつもなく強い得体の知れない存在である事を感じ、と同時に自分が男である事を自覚し始める時期があると思います。
個人的にそういう時期と重なり、当時はこの作品からそういう気配を感じました。

今観ると作品の作り自体は当時の王道SFから色々と拝借しています。

設定やストーリーは前述の通り良くあるやつ。
「マクロス」にも程近い感じがしますが、マクロス自体も当時の世相を色々反映してますし、宇宙船の雰囲気作りは「エイリアン」や「スペースサタン」などの映画から拝借しています。
露骨に「2001年宇宙の旅」から拝借した惑星直列の画も挿入してます。

そういう意味では寄せ集め作品なんですが、登場人物が女性らしい性格で宇宙戦争と言う題材で男臭さを排除した点はそれらのネタ元には無い無二の存在だと私は思います。


最後にストーリーと関わりなく {netabare} 悲惨な戦場で戦った登場人物達が平和な現代社会で過ごす {/netabare}シーンを挿入するのはこの辺が元祖なのかな?

投稿 : 2025/03/08
♥ : 11

セシウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

♪♪♪音楽♪♪♪

 OVA版を視聴した感想です。
 2種類の人類(女性単一生殖人類・液状単一生殖人類)が延々と戦争をしている宇宙で、中破して戦線離脱した戦艦の生き残りの少女たちのお話です。ジャンルはSFアドベンチャーで、美少女たちがどんどん死んでいくハードストーリーは当時珍しかったと思います。
 話の裏側には両陣営が戦争を終結させるために極秘で動かしている計画があって、メンバーがそれを知らないうちに命を落としながら達成していくことになっていて、最後にはやや重めの感動がありました。単発OVAなので若干性急ではありますが、記憶に残るストーリーだと思います。

 登場キャラはテンプレというか元祖というかそれぞれ今に引き継がれているタイプばかりです。その彼女たちを今のベテラン声優さんたちが若々しく演じています。

 作画は当時としては高レベルだと思いますが現在の基準で見るとさすがに古く、キャラ画が不安定なシーンが結構あります。

 音楽は素晴らしいの一言です。重厚なテーマ曲然り挿入歌然り小比類巻かほるの歌が流れるエンディングシーンは何度も見返してしまいます。

 宇宙SF・美少女・人類の進化・ハードストーリー・プロミュージシャンによる楽曲と今に至る一つの流れを作った作品ともいえ一見の価値はある作品だと思います。

 

投稿 : 2025/03/08
♥ : 4

67.2 3 1986年夏(7月~9月)アニメランキング3位
湘南爆走族(OVA)

1986年9月10日
★★★★☆ 3.7 (20)
125人が棚に入れました
元祖ヤンキー漫画として人気を博した、吉田聡の描くコミックをOVA化したもの。茅ヶ崎界隈で一目置かれる走り屋集団「湘南爆走族」の二代目リーダー・江口洋助。腕っぷしも強けりゃバイクの腕前も天下一品という大した器量で仲間の信頼も厚いが、一方では通っている高校にて手芸部の部長も務めているというなかなか食えないヤツだ。そんな彼を敵視する、暴走族「地獄の軍団」の総長・権田は解散を目前にした「ハッスルジェット」のメンバーに対し、「湘爆」の名を騙って襲撃をかける。まんまと騙され、激昂した「ハッスルジェット」のリーダー真紫は「湘爆」との抗争に乗り出すが?
 ツッパリがブームとなっていた時期に満を持してのアニメ化を果たし、一般層にもアピールする人気シリーズとなった第一作目。洋助役には横浜銀蝿の翔が起用された。

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

湘南爆走族OVA第1弾

暴走族マンガの原点ともいえる『湘南爆走族』のOVA第1弾。
原作マンガは中高生の頃リアルタイムで読んでいたなぁ・・・。(あぁ、年齢がバレてしまう・・・)

湘南爆走族2代目リーダー兼波打際高校第25代目手芸部部長(!!)の江口洋助をはじめとする5人組・湘南爆走族のメンバーと仲間たち、ライバルの暴走族などとの友情や恋愛を描いた作品。
暴走族マンガらしくケンカのシーンも少しはあるけど、原作は、ほぼコメディ。

本作の前半は主要な登場人物の人物紹介。後半は湘南爆走族のライバル・地獄の軍団と横須賀・ハッスルジェットが絡むエピソード。

原作に忠実な本作に感謝!!

投稿 : 2025/03/08
♥ : 14

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

暴走族☓爆走族 拘りです。

原作は吉田の代表作暴走族漫画。略称は『湘爆』
少年KINGに1982年から1988年迄連載された作品。

1987年実写劇場版は江口洋助/織田裕二/清水美砂
のデビュー作でその他杉浦幸/杉本彩/翔/竹内力
「噂の刑事トミー(国広富之)とマツ(松崎しげる)
等も出演している。
OVシリーズ一期には声優として浜崎あゆみもいる。
本作はアニメOVA第1作目。アニメはOVA12作迄有る。

湘南海岸を舞台に、「暴走族」と「湘南爆走族」との
抗争や登場人物やグループを中心に友情や恋愛等
を描いた作品で、ギャグやコメディの割合が多い。

不良・ヤンキー・暴走族漫画の原点ともいえる作品。
後々の同ジャンルの作品に多大な影響を与えている。


1作目はメインの「湘南爆走族」登場人物5人の出逢う
シーンやライバル?「地獄の軍団」との抗争・・解散
を決意した横須賀最大の暴走族「ハッスルジェット」
と「湘南爆走族」との潰し合いを画策し筋の通らない
漢としてのプライドを捨てた権田の葛藤を描く・・

「漢」の生き様のような任侠?暴力や暴走しか手立てを
知らない荒くれ者にも「誇り」がある! という感じの
作品かな。其処にギャグやラブコメを多く含んでる。

1作目は漫画と違い世界観重視の印象付けが主な内容。
シリアスで漢くさい作品になってるようです。

江口 洋助(第1作声優:翔※横浜銀蝿)他。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 4

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

もちろん古臭いですけど、青春のエネルギーを感じる作品です。

 東リベが炎上した関連で、暴走族マンガの名作と言われている本作を確認しました。原作は読んでいます。かなり以前に大ハマりした記憶があります。
 手元に原作がないので、アニメをみました。いや、OVAの制作者はわかっていらっしゃる。面白いところを拾ってアニメ化したんですね。ほぼ評価が高い話ばかりです。

 湘南爆走族の原作は5巻くらいから絵柄も整理されて、ストーリーも暴走族ものとして成立して、どんどん面白くなってゆきますが、4巻くらいまでは絵がゴチャゴチャして話もハチャメチャな印象でした。

 1本目の本作は、4巻4話の「さあ、出発だ」と3巻3話の「横須賀ハッスルジェット」の2作です。この2作はあまり出来が良くない4巻までの中ではかなり出来が良い話で、その2話をちゃんと選択しています。

 原作は1982年から連載開始ということで40年前です。アニメも1986年の作品です。今見ると古さは隠せません。キャラの性格や行動が極端なので、リアリティ重視の現代のアニメになれているとデフォルメがきついです。ストーリー展開もちょっと唐突感はあります。

 キャラ達の言動は、高校1年生に見えません。そして、大人びているというより大人になろうとカッコつけている感じがします。
 そのカッコつけのカッコ悪さが、むしろカッコ良く感じるという不思議な感覚を持ちます。ジェンダー論から言えば旧時代の遺物の「男のやせ我慢」です。

 今の時代にこれをこのまま持ってくるのはどうかと思いますが、しかし、彼らからはエネルギーを感じます。そして、大人の模倣をしているが故の幼さが愛おしく感じます。

 シリーズ通してですが、基本的に一般人には手を出しません。彼らは自分たちが社会の迷惑をかけていることに自覚的です。それゆえなんでしょうか、スポコンマンガ・アニメのような構造になっている気がします。暴力の代替が原始スポーツだとすると当然かもしれませんが、本作の登場人物にはルールが存在します。筋も通します。学校では基本あばれません。

 そして、基本的に主要キャラは性善説です。悪人もたまにいますけどね。恋もするしバイトもします。それが爽やかな要素でしょう。
 ギャグも入っているのがいい感じの肩透かしというか息抜きにもなっています。

 作画が丁寧だし、場面場面の構図がどうやって人を見せたいかという意図が見えて、安っぽさがないのもいいですね。構図、大事です。そして走っているときの風の描写が丁寧なのも注目ですね。
 作中の風景描写で季節ももちろんですが、青春のただ中にいる事を強く感じます。

 構図と背景、風は原作の味にもなっていますので、そこを再現しているのはアニメ制作の丁寧さなんでしょう。

 総評すると、もちろんテーマも作画もキャラ造形もセリフもすべて古いです。古いですけど、青春時代を丁寧に描いた本作は、今はない思春期のエネルギーをものすごく感じます。
 そこが今の作品にはない魅力になっていると思います。

 今みて楽しいアニメという点で評価すると70点…甘めにつけてです。ただ、胸に何か余韻があるアニメでした。


なお、青春のエネルギーと暴走行為についてです。

 青春のエネルギーの使いかたですね。尾崎豊までは日本にあった、反抗がこの作品には色濃く感じられます。
 原作者の吉田聡は60年生まれ。1969年に東大安田講堂で「暴走族」が組織化され警察の取り締まり対象になったのが1972年ですから、原作者は子供時代に安保闘争の挫折とそのエネルギーの行き場の1つとしての暴走族の発生をモロに見ている世代です。

 暴走族は今では想像が出来ないくらいに破壊的で、一般人が被った被害はすごかったらしいです。ただ、80年代の中盤には暴走族の軍隊的な上下関係が時代にあわず、廃れていったようです。都市のチーマーや路上では走り屋になったみたいです。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 4

66.9 4 1986年夏(7月~9月)アニメランキング4位
戦え!!イクサー1 ACT-II イクサーΣの挑戦(OVA)

1986年7月23日
★★★★☆ 3.7 (17)
68人が棚に入れました
1985年のOVAを代表する一作品『戦え!!イクサー1』の第2幕。 地球の女子高校生・加納渚の助力を得て異星人クトゥルフの一陣を退けることに成功した美少女戦士イクサー1。だが渚に戦いを拒まれてしまうイクサー1の苦悩をよそに、敵は侵略を着々と進めて宇宙要塞ノバを前線基地とする。このノバの指揮官こそ、先の戦いでイクサー1と渚の動かす巨大ロボット・イクサーロボに倒されたコバルトの恋人セピアだった。セピアがイクサー1打倒を臨む一方、クトゥルフはさらなる対イクサー1用の刺客を準備していた。それがイクサー1の能力をはるかに上回る美少女アンドロイド・イクサー2と彼女の分身というべき巨大ロボット・イクサーΣだった。その攻撃にイクサー1はどう戦うか。 本作の監督は前作と同じく平野俊弘が担当。今回より登場するイクサー2は特撮番組『人造人間キカイダー』のライバルキャラ・ハカイダーを意識したもの。

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

因縁の鎖を断ち切る、熱く滾った愛!

お決まりの?ライバル登場。イクサー1の2話となります。
概要の説明は1話の方で。

イクサー1の妹分イクサー2というキャラ、そのイクサー2の搭乗するイクサーΣとの対決です。
イクサー1とイクサー2の生身での戦闘はもちろん、イクサーロボ同士の大迫力な戦闘に目が離せません。
イクサー1とイクサー2と渚がとにかく叫ぶ叫ぶ。ちなみにイクサー2を演じているのはあのアンパンマンで有名な戸田恵子さん!やはり声が凛々しい。


何が熱いって、ついに渚が地球のため戦うことを覚悟する瞬間です。
イクサー1におけるロボット戦は二人で一つにならなければ力を発揮できません。そのため、この2話にてついにロボが覚醒するのです。

イクサー1と2、同族であるがゆえ争わなければならない二人の姿は物悲しさを誘います。



相も変わらずエログロ入り混じった興奮の止まない映像が続きますが、陰鬱さを熱さで吹き飛ばしてくれるのがイクサー1の魅力です。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 3

65.8 5 1986年夏(7月~9月)アニメランキング5位
プロジェクトA子(アニメ映画)

1986年6月21日
★★★★☆ 3.7 (31)
124人が棚に入れました
近禾来の地球。ある日巨大隕石の落下で都市は破壊されたが、16年後、新大型都市としてよみがえった。その郊外にあるグラビトン学園に、超人的パワーを秘めた元気娘A子と、すぐ泣くキャピキャピ娘C子が転校してきた。寝ぼうが得意なA子。いつもすさまじいスピードでC子をひきずって登校。そんな、あゆみ先生もお手上げの二人に注目していたのは、大財閥の令嬢B子だった。B子は無邪気なC子を自分のものにしたいと、バケモノの真理らをつかって、あらゆる計略をねる。毎日、遅刻直前のA子らを校門前で待ちぶせ、あらゆるメカを使ってA子を倒そうとするが、たかだかモンスターマシンなどA子にかかっては、スクラップ同然だ。そんなA子、C子をいつも見守る謎の人物Dがいる。同じ頃、宇宙開発センターに探査宇宙船プロメテウスが消息をたったというニュースが入る。防衛軍は、その謎の究明にやっきになっていた。ある朝、久しぶりの早起きにルンルンで登校のA子らの前に、またもやB子の巨大ロボットが立ちふさがったのだった。このB子のA子に対する執拗なまでの敵意は、同じ幼稚園時代、A子とのいさかいにケリをつけるため、B子が決闘を申し込んだところ、その日A子が引越したため、この決闘がおながれになったことに端を発していた。バカバカしいとA子がロボットをぶちこわし、パワースーツに身をまとったB子と空をとび、地上の建物を破壊させて戦いをくりひろげている時上空を謎の巨人宇宙船がやってきた。Dがすきをねらい、C子をさらって、その宇宙船へ。C子は実は、昔、隕石と共に地球にやってきた宇宙人の姫君だというのだ。C子をなんとか救うため、一時休戦したA子とB子は、宇宙人のメカの攻撃をかわし、なんとか、全長2キロ強の宇宙船に入りこむ。内部に入りこんだ二人は、お得意のメチャクチャで破壊の限りをつくし、C子を助け出した。むろん、宇宙船は大破。街も、彼女らによってメチャメチャだ。翌日、平和の中、A子とC子は今日も元気に登校。校内では因縁の対決をすべく、あきもせずB子が待ちうけている--。

声優・キャラクター
伊藤美紀、篠原恵美、富沢美智恵、玄田哲章、池田秀一、向殿あさみ、郷里大輔、池本小百合

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

昭和アニメのパワーを見よ! 無敵の超女「魔神英子」登場

1986年公開の劇場版アニメ

原作脚本監督 西島克彦 脚本 森山ゆうじ 制作 創映新社 A.P.P.P

「機動戦士ガンダムめぐりあい宇宙」からアイディアを得た、
アダルトアニメシリーズ「くりいむレモン」の一本として企画されたもの。

主に西島氏と森山氏という「うる星やつら」制作チームによる作品で、
アダルトものから飛び出し、本格っぽいSFバトルアニメに路線変更した。
特に当時ウエストコーストの売れっ子スタジオミュージシャンだったリッチージトーが音楽を担当したことで、
レベルの高い作品に仕上がったと思います。
残念ながら同時上映は「旅立ち 亜美 終章」つまり「くりいむレモン」。

東京に巨大隕石のようなものが落下し大破壊が起こってから16年後、
グラビトン高校という女子校にA子とC子という二人の少女が転校してくる。
高校の生徒会長であり女親分のB子は可愛いC子を奪おうとA子とバトルを繰り広げる。
その時、謎の巨大宇宙船が来襲して・・・

うる星やつら、ドラゴンボール、ガンダムシリーズなどを参考にした、
オタク向けアニメとして先駆的な作品だったと思います。

当時としては高予算作品で作画のレベルは異常に高く、
SFギャグアニメとしては群を抜いた傑作だったと思います。

昭和アニメの集大成ともいえる劇場版アニメで、
後の新世紀エヴァンゲリオンなどにも大きな影響を与えた作品です。

オープニングが少々エロいのは「くりいむレモン」としての名残かな。

トップをねらえのネタ元が少しあるのは、西島氏の関係だと思います。
あの第5話太陽系絶対防衛線の戦いの作画は西島克彦です。


ダンス・アウェイ~A子のテーマ  作詞 RICHIE ZITO

夢見るような瞳には 夜明けの街 映っているね
アスファルトに揺れる影 ささやいている 傷つかないでと
昨日までの君と違う・・・涙色の靴は脱ぎ捨てて

Dance Away 今は
Dance Away 愛を信じ 胸を張って
Dance Away 誰も
Dance Away 恋に一度破れて気づくの

だから今は 愛の歌を 歌い続けて Dance Away Dance Away


現在、DアニメストアでA子シリーズはすべて見れるようです。
80年代アニメに興味がある人は挑戦してみたらどうでしょうか。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 22

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

うる星+マクロス。80年代純オタク臭を味わうには最高です。

 80年代OVAとかB級アニメ映画に最近はまっています。ストーリーの面白さというより時代の雰囲気とか時代背景、アニメの技術の進歩や考え方の違いなどが何となく見えてきます。で、本作はその中では有名作になると思います。

 見るべきポイントは大きくは3つ。ダイコンフィルム的なお肌が見える美少女をSF空間で動かしたい。他作品のオマージュになるポイントを入れてディープなオタク界隈でニヤリとしたい。そしてSFの技術や概念の進歩をドヤ顔で見せたいという気持ちです。

 有名な理由はうる星やつらの監督らしいですね。なるほど、走り方やスピード感、エフェクト、ハチャメチャな感じは確かに旧作のうる星そのままです。
 見どころは美少女…といいたいですが、ちょっと今から見ると人物造形が甘く、手足のバランスや太さなどは正直今のアニメ技術からすると稚拙です。パンツは白い三角でしかないし、水着アーマー的なものもちっとも色っぽくはないです。
 ただ、動き、動かそうという工夫。視点の変化などはいいですね。動かしたいという気持ちとかアニメへの情熱を感じます。もちろん性的な匂いがする暗い情念を感じるかもしれませんが、私はそれはクリエイティビティへの昇華と呼びたいです。

 キャラ造形は、少女たちや先生、敵キャラ、真面目な軍隊の兵隊などうる星やつらそのままです。

 SF表現はマクロスの影響を強く感じます…というか宇宙船、戦闘機、艦橋などはまんまです。マクロスが当時どれだけオタクに影響を与えたのかが分かります。スターウォーズもありますね。

 パロディ、オマージュはカリ城やアラレちゃんなどの細かいセリフとかですね。パワードスーツも流行ってたんでしょう。いっぱいでてきます。


 で、アニメそのものは、ストーリーは無いですが勢いで突っ走っているので、いつの間にか90分経っている感じなので、飽きません。面白いかと言われると、アニメ的に興味深いし、SF的な世界観が面白いですが、いかんせん内容はありません。
 
 A子の設定は滅茶苦茶…うる星やつらのしのぶの強化版…かと思っていたら、そうでもなさそうです。C子の正体と最後にほんの一瞬でてくる両親の見せ方から言って、アレ?そういうことなの?という気付きはあります。

 ということで、うる星やつら、マクロスというオタク界隈のどちらかと言えばエヴァにつながって行くような純オタク系界隈臭が強く匂う作品でした。
 令和のうる星やつらと比べてみると面白いかもしれません。

 評価は高くつけられませんが、昔のアニメがどれだけ好き勝手に作っていたかが知れる資料的価値が高い作品です。

 

投稿 : 2025/03/08
♥ : 7

鰻Monkeys さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

古き良き思考ぶっ飛びアニメ

まず前提として、ジャッキーチェン、サモハンキンポーなど登場する香港映画とは一切関係ありませんw



このアニメは、パロディーアニメです。

当時流行っていたであろうアニメの設定をすべてぶち込み、それを荒く縫い合わせたと言った方が良いかもしれない。


この第一弾目の作品しか今のところ見ていないのですが、これだけを見た感想は、早く次を見てみたいです。

良い意味で捉えてもらってかまいませんw


正直、物語の概要は大方理解できましたが、細かな設定に関する情報・配慮が皆無。

ヒロインであろうA子の怪力の謎、B子の科学力、C子の素性、そのC子を探していたであろう人達の素性は、一切明かされずに終わってしまった。

続編でそれが明らかになるのか!?という意味で早く次が見てみたい!w



正直言って今のアニメが好きって方にはまったくおすすめできません。

昔のギャグアニメ好きのコアな方には見てもらいたいですねw

ドタバタの絶えない何でもありの超スペクタクル巨編!



続編とOVAもあるみたいなのでそっちも見しだいなんか書きます^p^


最後にマリって子の声優さん郷里さんって無理ありすぎだろww

投稿 : 2025/03/08
♥ : 3

65.0 6 1986年夏(7月~9月)アニメランキング6位
ウインダリア(アニメ映画)

1986年7月19日
★★★★☆ 3.6 (50)
186人が棚に入れました
南の国イサと北の国パロは古くから不可侵条約を結び、長年平穏な関係を築いてきた。しかしパロの王ランスロは美しいイサを欲しがり、大臣カイルの勧めによって、イサの水門を解放して水没させようとした。しかしこのイサの危機は、サキの村の青年イズーによって回避された。この事件は両国の関係に暗雲をもたらす。とりわけ大きな衝撃を受けたのはイサの王女アーナスとパロの王子ジルであった。2人は密かに交際し、密会を重ねる間柄であったのだ。彼らの思いをよそに、両国は戦争に動き出す。一方、サキの村で妻マーリンと暮らすイズーのもとに、両国から戦争に協力して欲しいという依頼が…。

声優・キャラクター
古谷徹、神田和佳、井上和彦、松井菜桜子、高島雅羅、永井一郎、吉田理保子、柴田秀勝、若本規夫

えんな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

感想

86年の映画です
正直この作品のジャンルがわかりません

物語は一人の青年が妻を残して戦争で一旗あげようとするものと
仕掛ける国、仕掛けられる国の王子、王女の恋物語の行方の二つから出来ています

国取りの欲と、成り上がりたい欲・・・愚かで切ないです

鬱系とは言えませんが悲劇が好きな人はいいかもです。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 25

ato00 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

こんな国には住みたくない。

2組の男女の約束をテーマとしたアニメ。
とは言え、明らかにテーマ負けの作品です。
何が表現したかったのか不明です。

各キャラの考え・行動が単純であること。
戦争の描写がガサツであること。
場面展開が突然であること。
等々、稚列さが目立ちます。

キャラデザが良いこととED曲が耳に残る他は、何も心に残りませんでした。
約100分の短い作品ながら、見るのがつらくなりました。

ところで、もうろく爺さんが管理している鍵ひとつで、一国の首都が水没するなんて、この国の危機管理体制はどうなっているんでしょう。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 21

はがね さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

中途半端&悲恋

まずかなり昔の製作アニメなので絵柄が昭和の香りがプンプンします。。。笑

マァ~上記は年代の問題があるのでとりあえず仕方ないのですが、、笑

ストーリー設定がかなりザックリ中途半端な気がします、、苦笑

作品中の人間関係、時代的背景、戦争描写、恋愛の経緯等々、、( ´-ω-)

なんだかなぁ、、説明不足過ぎる気がします、、苦笑

最終的にあっさりと悲恋な結末でしたが、なんとも物足りない感じでした( ω-、)

投稿 : 2025/03/08
♥ : 15

63.5 7 1986年夏(7月~9月)アニメランキング7位
装甲騎兵ボトムズ ビッグバトル(OVA)

1986年7月5日
★★★★☆ 3.5 (28)
130人が棚に入れました
 PS(パーフェクト・ソルジャー)である恋人・フィアナの生命維持に必要なヂヂリウムを入手すべく奔走するキリコ。そんな折、彼女はかつての敵国バララント陣営の特殊部隊に誘拐されてしまう。奪還のために敵の地上戦艦に単身乗り込むキリコだが、PSを独自開発していたバララントの真の目的は彼自身だった。かくしてキリコと、新たなるPSニーバによる凄絶なバトリングが開始される!

声優・キャラクター
郷田ほづみ、弥永和子、富田耕生、千葉繁、川浪葉子、政宗一成、広瀬正志、銀河万丈

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

一番話題にも上らないボトムズのOVA

冒頭でストライクドッグが実は量産化されてたりしてたのが判ったり、バララントもPS研究してたのが判ったり、軽量化ソルティックみたいに装甲はぎ取ったスコタコのライトカスタムが出てきたり、ボトムズオデッセイ買って喜んでたオッサンらが待ち望んでた地上戦艦対ATが見れたりで、かなりボトムズ好きに擦り寄った作品にも関わらず、話題にも殆ど登らないですね。
私も他の話は何度も見たのに、これは1回しか見てませんw

あれだな。ニーヴァが顔濃いからだな(汗)

投稿 : 2025/03/08
♥ : 3

夢咲ヒロ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

普通に良く出来てる

装甲騎兵ボトムズ自体、全く見た事ない状態で本作を視聴したが、良く出来てる。
主人公キリコの戦う意味や世界観などが言葉の説明があまりなくても伝わってくるし、キャラが生きて見えた。
このサイトの感想欄によると、本編はこれ以上に面白いらしいので是非見てみたい。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 3

kakizaki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

タイトルなし


最終話におけるクエント消滅からキリコとフィアナがコールドスリープに入るまでエピソードだが

本編ほどなぞめいてるものもなく、盛り上がりも少ない。

本編のつまみ程度に観て欲しい。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 1

58.5 8 1986年夏(7月~9月)アニメランキング8位
うる星やつら アイム THE 終ちゃん(OVA)

1986年9月1日
★★★★☆ 3.1 (11)
58人が棚に入れました
 ファンの集いやオフィシャルファンクラブなどの活動も盛んに行われたテレビアニメ『うる星やつら』。当初、オフィシャルファンクラブは「うる星やつらファンクラブ」として発足したが、後に同作品の製作会社であるキティ・フィルムのファンクラブ「キティアニメーションサークル(通称・KAC)」となった。その第一回目のイベント「KACオープニングツアー」で公開されたフィルムが本作である。劇中に登場する大財閥・面倒家が所有する偵察衛星・終ちゃんが捉えた映像という設定で、新作映像とテレビアニメ本編映像を交え、ストーリーを振り返る総集編的な内容となっている。

計測不能 9 1986年夏(7月~9月)アニメランキング9位
マシンロボ クロノスの大逆襲(TVアニメ動画)

1986年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (8)
48人が棚に入れました
1982年からバンダイが発売を始めたオリジナル玩具シリーズ「マシンロボ」から生まれたアニメ作品。マシン生命体の星クロノスには、命を持ったロボットたちが平和に暮らしていた。だが、永遠の命を司る無限のエネルギーの源「ハイリビード」を狙って、宇宙支配を企む悪の組織ギャンドラー一味がクロノス星に攻め込んでくる。導師キライの息子で天空宙心拳の使い手のロム・ストールは、キライの形見の剣「剣狼」を受け継ぎ、妹レイナや仲間とともにギャンドラーと戦っていく。「貴様らに名乗る名前はない!」など、主人公ロム・ストールによる決め台詞が、熱狂的ファンを多数生み出した。

計測不能 9 1986年夏(7月~9月)アニメランキング9位
スーパーマリオブラザーズ ピーチ姫救出大作戦!(アニメ映画)

1986年7月20日
★★★★☆ 3.1 (8)
40人が棚に入れました
任天堂の大人気ファミリーコンピュータ用ゲームソフト『スーパーマリオブラザーズ2』を原作とする、完全新作劇場アニメ。 配管工職人のマリオがテレビゲームを楽しんでいると、画面の中から美しいピーチ姫が救いを求めた。姫が、悪のカメ一族のボス・クッパ大王にさらわれたと知ったマリオ。彼は姫が残したペンダントをくわえて走る犬「PET3」を追い、弟のルイージとともに土管の中に飛び込んだ。やがてマリオ兄弟がたどり着いたのは、不思議な異世界「キノコの国」。そこでキノコ仙人から姫の窮状を聞かされた兄弟は、憎きクッパ大王の城に乗り込むが。 1980年代半ば、小中学生の間で爆発的に盛り上がったファミコンブームを背景に作られた、ごく初期のゲーム原作アニメ映画のひとつ。虫プロ出身の名アニメーター兼演出家・波多正美が、マリオブラザーズの世界を丁寧に映像化した。ラスト、姫に憧れの念を抱きながらも、別の男性に姫の幸福を任せてキノコの国を去る兄弟の男気も泣ける。同時上映は、テクニック伝授フィルムの『スーパーマリオブラザーズ2 攻略法』。

計測不能 9 1986年夏(7月~9月)アニメランキング9位
ゲゲゲの鬼太郎 最強妖怪軍団!日本上陸!!(アニメ映画)

1986年7月12日
★★★★☆ 3.7 (6)
35人が棚に入れました
1986年、東映まんが祭りの中で公開された『ゲゲゲの鬼太郎』劇場版アニメーション第3弾。脚本は星山博之、監督は芹川有吾が担当。どこからともなく現れた妖怪は、人間に化けると奇妙な反物を売り始めた。不審に思ってあとをつけたネコ娘は、山奥で恐ろしい光景を目撃。見たことのない術を使い、ぬりかべを反物に変えてしまったのだ……。那須高原を舞台に、おなじみの鬼太郎、ねずみ男、ネコ娘、砂かけ婆、子泣き爺、一反木綿、ぬりかべら日本妖怪と、黒怪物、くしゃみの精、山、角端獣、妖犬、天狗など中国妖怪が熱いバトルを繰り広げる!

計測不能 9 1986年夏(7月~9月)アニメランキング9位
ダーティペアの大勝負 ノーランディアの謎(アニメ映画)

1986年8月2日
★★★★☆ 3.9 (3)
34人が棚に入れました
85年に放送の人気美少女SFアニメ「ダーティペア」の終了後に作られた中編アニメ。本作で主人公のケイとユリのキャラクターは、TVアニメ版の雰囲気を残しながらもより年長にデザインされている。宇宙規模で事件を解決する団体WWWAのコンビ・ケイとユリは、惑星ウクバールの少女ミスニーを保護する依頼を受けた。この一件が、ある科学者の乗った輸送機の墜落事故にも絡むと二人は考え、ウクバールへ急行。そこで奇妙な“ノーランディアの森"に入る。

計測不能 9 1986年夏(7月~9月)アニメランキング9位
銀河漂流バイファム 消えた12人(アニメ映画)

1986年8月2日
★★★★☆ 3.7 (7)
32人が棚に入れました
83~84年にかけて放映されたサンライズ(当時の社名は日本サンライズ)によるSFロボットアニメ。既刊のOVA2作品はTV版の映像も流用していたが、本作は完全新作のオリジナル編である。 異星人アストロゲイターとの戦いの中、13人の子供たちになってしまった宇宙船ジェイナス号の一行。女の子たちの寝室をのぞいていた少年ロディとバーツの二人だが、この容疑がリーダー格の少年スコットに向けられてしまう。無実を信じてもらえず憤慨したスコットは艦を出ていこうと考えるものの、その時ジェイナス号のコンピュータ・ボギーが敵の接近を警告。とりあえずスコットは艦に留まるが、敵の姿はどこにも見えず……? ロボットアニメとして制作されたTV版の『バイファム』だが、本作ではメカ戦よりも主人公の少年少女13人とコンピュータ・ボギーのやりとりに重点が置かれている。

計測不能 9 1986年夏(7月~9月)アニメランキング9位
ギャル・アニメ・シリーズ CALL ME トゥナイト(OVA)

1986年7月28日
★★★★☆ 3.3 (7)
30人が棚に入れました
バンダイビジュアルの新ブランド=C.MOON(16歳以上の視聴者を対象とする作品)のひとつとして制作されたセクシーホラーOVA。制作当時の流行を反映し、テレクラ風俗やスプラッター映画を取り入れた内容となっている。女子高生の夏目ルミにはテレクラ「マドンナ」のオーナー・スーコというもう一つの顔があった。そんな彼女をテレクラで指名してきた青年・杉浦。何やら性的な秘密のあるらしいオクテの杉浦だが、実際にルミが喫茶店でエッチなことを行うや、彼は興奮して不気味な怪物に変化する。しかし怪物に変身しても杉浦はおとなしい。そんな彼のためにルミは教育をはじめ、エッチなものへの耐性を付けさせようとする。だがルミのテレクラ商売を知った不良娘のおユキが杉浦に興味を持ち……。本作の実制作はAICが担当。キャラクターデザインは後に『機動戦士ガンダムUC』などを手がける高橋久美子。

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

男は怪物なの~よ~ 気を付けなさ~い~♪

ギャル・アニメ・シリーズとはオトナ向けのアニメ、ということで企画されたアニメです。オトナ向けというのは、つまりそういうことです。

しかし全く売り出そうという気概が感じられない内容でした。すごく当時の流行を取り入れようとしてるのは伝わるのですが。

テレクラのオーナーで女子高生(!)のルミの元に、性に関することで悩みを抱える青年がやってきました。
さっそくルミが青年に手ほどきをしようとすると、なんと彼は怪物に変貌してしまったのでした。そう、彼の悩みとは興奮すると怪物になってしまうことだったのです!

女の子が性的なアピールをするたび、突如画面に出現する怪物(元青年)。やたらとそのグロテスクな外見に手が凝っているもので、そっちに気を取られてしまいます。

一応別の男と交わるシーンはあるものの、青年は最後の方まで変身しっぱなしで。
結局これは性に劣等感や恐怖心を抱いている男たちへの激励がテーマだったと言えます。
女の子と関係を持てずに化け物になってしまうというのは、警告とも取れます。

とりあえず、もう少し別の表現はなかったかなーと思いました。
でもすごくシュールで笑えるので、笑い飛ばす目的なら最高のネタアニメだと思います。エログロナンセンスのグロとナンセンスに優れたアニメです。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 5

kakizaki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

テレクラって何?となる時代が来るのかな

【電話はよりココ最近LINEですねの時代より】
アニメには、古くなりにくさが重要であるという人がいたがその言葉が身にしみた作品だった。

まず、テレクラって?と今後ますますなっていくなと観ながら思ってしまった。

でも、青少年をワクワクさせるエロは変わらない・テレクラは廃れてもそこは変わらないので、廃れないのかなと

懐かしいよな気がしたアニメだった。

それにしても、作画監督:高橋 久美子さんなんだね 知ってる!!ってなりました。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 2

計測不能 9 1986年夏(7月~9月)アニメランキング9位
機甲界ガリアン PART III 鉄の紋章(OVA)

1986年8月5日
★★★★☆ 3.6 (9)
29人が棚に入れました
異世界ロボットアニメの傑作『機甲界ガリアン』を、原点のTVシリーズとは全く別の世界観・新規の登場人物設定で描いた外伝的な完全新作OVA。 戦国の世界を平定した覇王マーダル。だがその王子ハイ・シャルタットは、封印されていた怪異な機械の巨人「邪神兵」に取り付かれてしまった。狂気に駆られたハイは父マーダルを殺害し、邪神兵の僕として暴走を始める。錯乱した兄を止めるべく、第二王子のジョルディ(ジョジョ)は、もう一つの鉄の神「鉄巨人」を召喚。二つの鉄の神の大地を揺らす戦いが始まろうとしていた。 TVシリーズの真価と言えた、番組終盤の惑星ランプレートがらみのSF設定を完全に割愛。さらに本作のマーダル王は、TV版の仇役マーダルの名とジョジョの養父アズベスの面影を混交してキャラクター設定された。他にもTVでは重要なサブヒロイン・ヒルムカが、マーダルに恨みを抱く鳥人族の娘として登場するなど、大きな設定の変化が見られる。また主役ロボの鉄巨人(ガリアン)も、TV版とはかなり印象の異なる、ファンタジー風の鎧武者調にデザインされた。

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

TV版を改善したOVA

TV版終盤の「超展開」を最初からメインストーリーに設定して、TV版序盤のジョジョの「仇討ち」展開を無かったことにしたOVA。ついでにガリアンのデザインが変更されて、たぶん普通の人はこっちの方がカッコいいと思うようになっています。

初期型→重装改のイベントもなくなって話が単純になってます。ナンバリングはⅢですが、ⅠとⅡはTV版の総集編で本作を観るために視聴の必要はありません。

TVシリーズもⅠもⅡも無視して、これだけ観るんで良いんじゃないでしょうか。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 10

計測不能 9 1986年夏(7月~9月)アニメランキング9位
傷追い人(OVA)

1986年7月5日
★★★★☆ 3.5 (7)
26人が棚に入れました
原作・小池一雄、作画・池上遼一による大ヒット青年劇画のOVA化。その第一弾。 女性ニュースキャスターの日下夕湖は、現代のブラジルに日本人のガリンペイロ(金鉱掘り)がいるという情報に関心を抱いて同国に赴く。そこで彼女が会ったのは、リオ・バラキと名乗る青年。なりゆきから当初は彼を憎む夕湖だが、ある事件を契機に心を開く。そして実はバラキこそ、夕湖が捜していたガリンペイロだった。バラキの本名は日本人・茨木圭介。彼には凄絶な過去があった。 バンダイビジュアルの前身的組織ネットワークからリリースされたOVA。同社の当時の新レーベルで15禁作品路線「C.MOON」の第一弾として発売された。内容は原作の第一巻(第一章)部分のアニメ化。監督(脚本も兼任)の竹内啓雄以下マッドハウス周辺の実力派スタッフ勢が、精緻な作画で知られる劇画家・池上遼一のビジュアルをきわめて丁寧にアニメ映像に置換している。

計測不能 9 1986年夏(7月~9月)アニメランキング9位
アイ・シティ(アニメ映画)

1986年7月26日
★★★★☆ 3.6 (4)
25人が棚に入れました
超能力や遺伝子、クローン問題を徹底調査し、細部までこだわったリアルな世界観と、重厚なストーリーが人気を呼んだSFサスペンス。OVAとして制作され、後に劇場で公開された。原作は板橋しゅうほう。ヘッドメーターズの青年ケイとクローン少女アイは、謎の科学組識フラウドから脱出した。ヘッドメーターズとは、疑似超能力を使えるように改造された、額に数字を持つ人間のことである。逃亡する2人を助けてくれたのは、元警官のライデンだった。

計測不能 9 1986年夏(7月~9月)アニメランキング9位
続名探偵ホームズ2 ドーバーの白い崖(アニメ映画)

1986年8月2日
★★★★☆ 3.5 (4)
24人が棚に入れました
コナン・ドイルの有名小説をもとに、宮崎駿が演出を手がけたテレビアニメーションの劇場化作品。登場人物をすべて擬人化した犬に置き換え、名探偵ホームズと宿敵モリアーティ教授との戦いを描く。ロンドン、パリ間の郵便機が墜落。そのパイロットのトミーは、下宿の家主であるハドソン夫人のかつての飛行機仲間だった。墜落した飛行機が細工されていたのを発見したホームズは、ハドソン夫人とワトソンを連れて、調査のため飛行場へ向かった。犯人は航空切手の値のつり上げを狙ったモリアーティ教授であった。そのことに気づいたときにはすでに、教授の仕掛けたニトログリセリンが積んである郵便機が飛び立っていた。

計測不能 9 1986年夏(7月~9月)アニメランキング9位
続名探偵ホームズ1 ミセス・ハドソン人質事件(アニメ映画)

1986年8月2日
★★★★☆ 3.9 (4)
24人が棚に入れました
コナン・ドイルの有名小説をもとに片渕須直が脚本化、監督は御厨恭輔、そして、演出を手がけたのは『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ」』の宮崎駿である。登場人物はすべて擬人化した犬に置き換わり、推理劇の魅力にアクションやコメディの要素も加えた楽しくて斬新な作品となっている。宿敵ホームズの弱点をハドソン夫人であると考えたモリアーティ教授は、ハドソン夫人を誘拐、ホームズに国立美術館に展示されている名画を盗むようホームズに強要する。誘拐されたハドソン夫人は、そんな事も露知らず、教授のアジトを大掃除、暖かい手料理を振舞うなど、持ち前のチャーミングさを発揮。そんな様子に、モリアーティ教授はいつもの調子が出ない……。

声優・キャラクター
広川太一郎、富田耕生、一龍斎春水、大塚周夫、増岡弘、千田光男、飯塚昭三

計測不能 9 1986年夏(7月~9月)アニメランキング9位
コルドロン(アニメ映画)

1986年7月19日
★★★★☆ 3.8 (6)
22人が棚に入れました
ディズニー制作の長篇アニメ。手に入れたものに無限の力をもたらすという秘宝“ブラック・コルドロン"をめぐって繰り広げられる闘いを描いたファンタジー・アドベンチャー。騎士になることを夢見る少年ターランはある日、彼の飼っている豚のヘンの予知能力により魔王ホーンド・キングが“ブラック・コルドロン"を狙っていることを知る。やがて、その不思議な力を利用しようとした魔王によりヘンがさらわれてしまう……。
ネタバレ

おなべ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ジブリだとゲド戦記立ち位置のダークディズニー

ディズニーたる大手会社にもやはり興行的にそぐわない作品はあるようでして、今作の「コルドロン」は何でもディズニー暗黒期の象徴たる長編アニメ映画なんだそうです。
物語のあらすじは、手にしたものが無限大の力をもたらす謎の秘宝「ブラック・コルドロン」を巡って繰り広げられる壮大なダークファンタジーです。


「コルドロン」はディズニーアニメの中でも異色の作品です。
従来のディズニーは歌って踊るミュージカルありのカラフルな色彩で夢のあるキラキラな世界覧を誰しも想像する作品ですが、今作はミュージカル皆無でコミカル要素ナシ、物語も画面も暗い上、登場する悪役が総じて怖い。「ディズニーだわーい」なんてちびっ子が知らずに見てしまうと、あまりの怖さに震えて夜眠れなくなってしまうでしょう。ダークファンタジーと名義してある通り「暗さ」が終始漂います。


即ちダークディズニー…たまにはこんなディズニーもいいじゃないか!
「シザーハンズ」で有名な映画監督ティム・バートンが手掛けた美術も不気味で味があります。空飛ぶ暗黒のドラゴンが襲って来る場面はこっちに食い付いてきそうですし、アニメーションの質や世界覧は十二分に完成されています。話の筋も「ロード・オブ・ザ・リング(指輪物語)」に似ているのでそちらが好きな方はオススメ出来ます。


作品としてどうかというと…これが微妙でした。
まずどうにも頂けなかったのはキャラクター。主人公のターランは王子様でもなく勇敢な青年でもなく豚飼いの少年です。
ターラン少年、思春期なのか自分が騎士になる妄想によく耽り、実力は到底ないのにプライドだけは一丁前です。別段始めはそんなんでも「きっとこれから成長するだろうし…」なんて保護者目線で温かく見届ければいいのですが、終盤の山場までこちらの期待に応えてくれる熱い男気を見せてくれません。主人公の難ありな感情移入し辛いキャラが、受けにくかった要因の一つだったと思います。
自信の無力さに苦悩するシーンも一応あるんですが…
{netabare}めちゃんこ強い素晴らしき剣を手にしてからまたもお調子に乗るので、印象は変わらず。最終的に剣に頼らない展開は良し。しかしあの剣は結局何だったんだろうなあ…。 {/netabare}
平凡な頼りない少年に焦点を当てたのは良かったです。でも少年が困難に立ち向かい成長して青年になっていく様を映画の中でも見たかったですね。

流石にこのような主人公だけではなく、個性豊かなおもしろサブキャラが出てきます。これはとてもいいキャラ!しかし、登場が唐突な上、人物背景も謎のままで何か活躍したかと言うと何かあったっけ、といった具合。魔王も見た目は怖いのですが、本当に見た目だけなんです…。癖のある悪役というよりただの悪役だったので、名前を今後とも覚えているかわかりません。
{netabare} 濃いキャラ沢山いるはずなのに総じて見せ場がないんですね。
千里眼持ちの可愛い豚は妖精の住処に預けられて以来、ラストシーンまでマジで出番がなかったのが驚きでした。
豚は危ない目にあったし苦労したし百歩譲ってまだいいです。だがドルベン、てめーは駄目だ。
ターランの師匠なのに「任せた☆」と言ったら本当にターランに任せっきりで一度も助けに来ません。こいつ本当に師匠なのでしょうか。 {/netabare}
更に宜しくないのが、ストーリーが大体キャラクターのぶっつけ本番の行動で展開してしまうため、かなり無茶があります。キャラクターが気にしなかった事は何事もなかったかのように物語が進んでしまいます。伏線はそれなりに回収してほしかったです。


題材もキャラも良かったのに惜しい部分が多かった…ジブリの「ゲド戦記」に印象が似ています。ちなみにタイトルの「コルドロン」は「大釜」という意味らしいです。何しろ日本人に馴染みの薄い単語です。邦題にはもう一工夫欲しかったですね。
テーマは恐らく「自己犠牲」かなと。終盤、あるキャラが取る行動は今作で一番描きたかった所だったのでしょう。全体的に展開にメリハリがあれば、多くの方に共感し得る感動的で隠れた名作とも呼べる作品だったと思います。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 11

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

期待外れ

設定は遼遠で、登場人物も豊か、いくらでも面白くなりそうなのに凡庸な出来栄えでおわっている。主人公の冒険も成長もほとんどなく、脇役にも魅力がない。光の玉やハープ等の品目を活かしていない。最大の問題は、死んだ者を生き返らせるということを安直に行っていること。これは禁じ手だろう。子供向けだからいいだろうという安易な考えは改めた方がよい。本当に面白いものは、大人が観ても面白いものだと思う。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 2

計測不能 9 1986年夏(7月~9月)アニメランキング9位
魔女でもステディ(OVA)

1986年9月5日
★★★★☆ 3.6 (5)
22人が棚に入れました
小説家・岬兄悟の原作と漫画家とり・みきのキャラクターによる早川書房のコメディSF小説『魔女でもステディ』をOVA化。原作小説が刊行された1985年の翌年に本作は発売されている。 22歳の熱血青年・関ひさしは、変態上司の杉山良太郎につきまとわれるロクでもない会社務めのサラリーマン。だがそんなしがない彼のもとに突如として美女が出現。ひさしのベッドに現れた美女=麻美は彼が理想とする100点満点のスタイルだった。予想を超える珍事に胸躍らせるひさしだが、これを機に彼の生活環境は一変。はたして麻美の正体は……? 本作の制作は亜細亜堂が手がけ、同社の小林治が監督を担当。キャラクターデザインも原作小説と同じとり・みきが務めている。

計測不能 9 1986年夏(7月~9月)アニメランキング9位
ハイスクール!奇面組(アニメ映画)

1986年7月12日
★★★★☆ 3.5 (6)
21人が棚に入れました
漫画家・新沢基栄の代表作で、TVアニメ化もされてさらに人気を呼んだ学園スラプスティックギャグコメディの劇場アニメ化。 ユニークな生徒たちが集う、一応高校。中でもとりわけ変態パワーを誇る5人組の男子集団「奇面組」は、校内随一の名物グループだ。そんな彼らも1学期の成績が悪かったため補習授業を受けることに。だが一日でも補習を欠席すると、楽しみにしていた臨海学校に参加できないという厳しい罰則が待っていた! 補習授業、臨海学校、そして空手部の勝負という三つのテーマを順番に語っていく、三部作構成の完全新作劇場アニメ。それぞれの挿話はTVアニメ版の各エピソードとほぼ同様の尺数・仕様で制作され、のちに終盤の挿話(空手部の話)はTV版の一エピソードとしても放映された。

声優・キャラクター
千葉繁、玄田哲章、二又一成、龍田直樹、塩沢兼人、高橋美紀、松井菜桜子

K.S さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

面白かったです。

久々に見た・・・
小学生の頃依以来だわ。

今、見ると・・・
お好きな方はどうぞ。

投稿 : 2025/03/08
♥ : 2

計測不能 9 1986年夏(7月~9月)アニメランキング9位
カリフォルニア・クライシス 追撃の銃火(OVA)

1986年7月21日
★★★★☆ 3.2 (7)
20人が棚に入れました
松竹が初めて企画発売したOVAで、ポップな色彩と作画が印象的な、SF風味のカーアクションアニメ。 二十代の独身貴族ノエラは、仕事のため愛車でロスアンジェルスに向かう。だがカリフォルニアの路上で、コンボイとベンツとの銃撃戦に遭遇する。混乱の中、いきなりノエラの車に飛び乗ったのは、マーシャと名乗る謎の金髪美少女と彼女が抱える猫のピコ。マーシャは自分たちをデスバレーに送ってくれれば、現金で二万ドル払うと申し出た。デスバレーへ向かう一同だが、先のベンツ、さらには上空の武装ヘリが彼らを攻撃。一同は絶対危機の中を逃げ惑う。マーシャが握る驚異の機密。それは超能力を持つ、宇宙生命体に関するものだった! 脚本・監督はタツノコプロ新世代の異才演出家・西久保瑞穂。作画監督・キャラクターデザインの奥田万里や原画の井口忠一(『ゴールドライタン』『おまもりひまり』)たちが、洗練された新感覚の作画を提供した。

きききき さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

絵は好みだけど話は普通かな
落ちもよく分からなかったし

投稿 : 2025/03/08
♥ : 1

計測不能 9 1986年夏(7月~9月)アニメランキング9位
ドリームハンター麗夢 II/聖美神女学園の妖夢(OVA)

1986年9月5日
★★★★☆ 3.8 (4)
20人が棚に入れました
アニメ監督・奥田誠治が原作も務めた美少女オカルトアクションものの「ドリームハンター麗夢」シリーズの第2弾。 全寮制の聖美神女学園で生徒の怪死事件が相次いで発生した。この調査を警察の榊警部から依頼されたオカルト探偵の美少女・麗夢は、メガネで変装して女学園の生徒として潜入。この聖美神女学園は園長・小津登季子の意向で美少女しか入学が許されていないばかりか、彼女は醜いものを悪と言い切る傾向があった。一方、麗夢は学園に君臨するグループ黒薔薇会のリーダーである明日香冴子から敵視されるが、麗夢は冴子が次の犠牲者になる可能性を案じていた……。 本作のスタッフとキャストは前作「麗夢・登場」および「甦る死神博士」と同様だが、販売元がキングレコードへ移ったので、主題歌が音盤化されるようになった。

声優・キャラクター
松井菜桜子、後藤真寿美、深雪さなえ、龍田直樹、速水奨、内海賢二、池田秀一、大木民夫

計測不能 9 1986年夏(7月~9月)アニメランキング9位
キャプテン翼 世界大決戦!!Jr.ワールドカップ(アニメ映画)

1986年7月12日
★★★★☆ 3.5 (4)
20人が棚に入れました
「週刊少年ジャンプ」で連載されたマンガを原作とし、日本のみならず、世界中のサッカー少年を虜にした人気サッカーアニメ、その劇場版第四作。1986年夏「東映まんがまつり」で上映された。 ついにJr.ワールドカップが実現した。参加チームは大会二連覇中のヨーロッパJr.、アメリカJr.、翼の師であったロベルト本郷率いる南米Jr.、そして全日本の四チーム。 アメリカを破った全日本は、決勝戦で南米Jr.と対戦することに。サッカーサイボーグの異名をとるブラジルサッカー界最高の選手カルロス・サンターナを相手に、翼たち全日本は勝利をおさめることができるか!?

声優・キャラクター
日比野朱里、山田栄子、鈴置洋孝、橋本晃一、飛田展男、坂本千夏、鈴木富子、井上和彦、大山尚雄、難波圭一
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