1985年夏(7月~9月)に放送されたアニメ映画一覧 13

あにこれの全ユーザーが1985年夏(7月~9月)に放送されたアニメ映画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月22日の時点で一番の1985年夏(7月~9月)に放送されたアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

72.7 1 1985年夏(7月~9月)アニメランキング1位
銀河鉄道の夜[グループ・タック](アニメ映画)

1985年7月13日
★★★★☆ 3.9 (116)
525人が棚に入れました
宮沢賢治の同名小説をますむらひろしがマンガ化し、それを原作として映画を制作したファンタジー。登場人物のほとんどが猫の姿で描かれている。監督は杉井ギサブロー。音楽を元YMOの細野晴臣が手掛けた。まだ小さいジョバンニは苦しい家計を助けるために、学校が終わってから町の印刷所で働いている。遠洋漁業に出ている父が帰らないこともあり、クラスの友だちからいじめられたりもしている。星祭りの夜、ジョバンニは届かなかった牛乳をもらうため、町はずれの牧場へ行き、そこで夜の空から突然降りてきた行き先の分からない汽車“銀河鉄道”に乗ってしまう。汽車にはすでに幼なじみのカンパネルラが乗っていた。ふたりは廃墟の駅“白鳥ステーション”で古代の動物の骨を発掘している現場を見たり、氷山に衝突して沈んだ豪華客船の乗客だった少女らに出会ったりしながら、不思議で幻想的な銀河の旅を続ける。だが、巨大な十字架の前を通り過ぎたとき、カンパネルラが思わぬ告白を…!?

声優・キャラクター
田中真弓、坂本千夏、堀絢子、一城みゆ希、島村佳江、槐柳二、八代駿、新村礼子、大塚周夫、菊池英博、渕崎ゆり子、中原香織、梶哲也、青野武、倉崎青児、仁内建之、納谷悟朗、金田龍之介、常田富士男

しゅりー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

宮沢賢治に出会わせてくれたアニメ

宮沢賢治の童話が原作の劇場用アニメです。
私は小学生の頃にBS2で観たのですが、当時はこのアニメのイメージに圧倒されて、
「注文の多い料理店」や「よだかの星」など宮沢賢治の童話を読み耽ったものです。


このアニメは登場キャラクターの9割は猫の姿で描かれていますが、
残り1割として列車で席を同じくする姉弟とその家庭教師が出てきます。
彼らが銀河鉄道に乗車した経緯の中に現実的な描写が多い分、
他のキャラクターとイメージの対比が出来て、幻想的な世界観を
構築するのに一役買っているのではと思いました。


作画は、日常シーンは少しパッとしない感じがありますが、
銀河鉄道乗車後のシーンはセル画アニメの吸い込まれるような美しい色彩で表現されていて、
鳥を捕る人や南十字のシーンはレビュー前に観直すまでしっかり目に焼き付いていました。
劇中の音楽も映像の独特の雰囲気にしっかり合っています。


物語はジョバンニ(CV:田中真弓)とカムパネルラ(CV:坂本千夏)の二人を中心に描かれます。
全体を通して落ち着いた表現のアニメですが、命の廻りや本当の幸せがどこにあるのかを
真摯に描写しているストーリーに引き込まれました。
南十字の駅を過ぎてからのシーンはやはり涙腺に訴えかけるモノがあります。
特にジョバンニの叫びが哀しく響きます。


「銀河鉄道の夜」を知る人、知らない人問わず、オススメしたいアニメです。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 13
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

幻想的なFantasy

今まで金曜ロードショーで観ようとすると終わりの10分前だったということが2回あり、初めて最初から最後まで観ました。
(スカパーキッズステーションの映画特集ありがてぇ・・・)

序盤の30分がイマイチ集中出来なくて、
「何故登場人物ネコなんや・・動物ばかり・・あ、いつの間に人間いた」
なんて、感じで観ていましたが、これでジョバンニやカンパネルラが人間で描かれてたら少し生々しくなるかなと思いました。(これで良かった)

銀河鉄道の夜の影響を受けた”輪るピングドラム”に影響され視聴しましたが、他にも影響を受けた作品が沢山あるほど、影響力のある作品だと存じます。
感情の起伏や物語の起伏、展開が激しい作品ではなくて、
あまりに感動して号泣するとかは無いかもしれませんが、
不気味ながらも幻想的で優しいBGMから始まり、別れを激情的に描きながらひっそり静かに終わるストーリーが心に焼き付きます。

紅い苹果が出てくるシーンを見てあまりにも美味しそうで、途中中断してスーパーに買いに行って苹果を切って齧りながら観たほどです。
{netabare} やけて死んださそりの火のエピソード(蠍の火)や車窓に現れた石炭袋、ジョバンニに別れを告げるカンパネルラのシーン、胸に迫るものがありました。{/netabare}

プラネタリウムで”銀河鉄道の夜”を楽しめるそうなので近々行ってみます。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 26

じょーささ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ジョバンニ!!!

みなさんご存知賢治の作品のアニメ。
登場人物がネコ。
めっさかわいい。

で、ストーリーですが、アニメだとどうしても
「読観とって」的なところも出てくるので、
先ず原作読んでからのが面白いかも。
あ、でもどっちでも楽しめます。
てかアニメからで全然OK。

そして評価ですが、
細野晴臣さんが音楽やってます。
劇中の音楽も凄く耳に残る印象深い、どこかノスタルジック
で不思議な感じになっていますので注目です。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 1

67.1 2 1985年夏(7月~9月)アニメランキング2位
ファンタスティック・プラネット(アニメ映画)

1985年6月21日
★★★★☆ 3.7 (62)
247人が棚に入れました
仏のSF作家ステファン・ウルの長編小説を、マンガ家ローラン・トポールの絵でアニメ化した異色のファンタジー作品で、未開の惑星イガムを舞台に人間型のオム族と、彼らを奴隷のように扱うドラーグ族の戦いと協調を描く。ストーリーとしてはこなれていない箇所も多く消化不良の感はあるが、なんといってもその特異なアニメーション映像に目を見張る。トポールのイラストがそのまま動く事の驚きと、SF的イマジネーションの凄さ、思いがけないグロテスク趣味など、その類を見ないビジュアルは一見の価値有りだ。

gazabata さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

アニメではないけど

青い宇宙人がいてカラフルだと言って子供に見せてはいけない感じのアニメです。多分17歳くらいにならないとこのアニメをフルに楽しむことはできないかな。

ストーリー:
根本のストーリー自体はたいして凄くはない。昔は珍しかったかもしれないが今どきは似たような話がたくさんある。ただ、ここまで独創的で引き込まれるようにストーリーを伝えたのは多分これが最初で最後だと思う。
序盤に少し反復的な部分があるけどストーリーとして必要だったから仕方ないかなと思います。

キャラ:
キャラも大して凄くはない。でもこの話をするためにはあまりキャラに集中してもだめだと思うのでこのままでよいと思う。感情移入も十分にできたので。

声優:
フランス語だったので何とも言えない。ただ、このアニメは自分たちのいる世界と全く違うので理解ができない言葉がしゃべられていたのはその異世界感を増大していたような気がする。

アニメーション:
この映画をアニメーションと呼ぶのは少し違うような気がする。どちらかというと絵画が動いている感じ。モンティパイソンのテリーギリアムのアニメーションに似ていると思う。
色使いから背景画まで本当に素晴らしい。普通のアニメーションと比べるとカクカクしていて気持ちが悪いかもしれないけどそういうスタイルとしては本当にうまくできていると思う。こういうスタイルのアニメーションはもうだいぶ前に死んでしまったけど…

世界感:
このアニメの一番素晴らしいところが世界感だと思う。さっきも言ったが色の使い方とアニメーションスタイルが完ぺきにマッチングしている。この世界の信ぴょう性をあげるために色々なものを紹介しておいて特に深い説明をしないのもまた素晴らしいと思う。動物、植物、宇宙人、すべての面においてデザインが独創的で本当に素晴らしい。こんなに独創性のある世界はなかなかない。ここまでできるのは今敏作品と宮崎作品ぐらいだろうか…

音楽:
本当に素晴らしい。天才的としか言いようがない。世界感にぴったりはまっていてそれでいて美しくありながらもどこか不気味な音楽。

まとめ:
本当に面白い映画。いろいろな人間の問題について問題提起しているのも素晴らしい。奴隷制度、動物の家畜化、自分のグループ以外の人などに対する完全なる無関心、色々なことをテーマにしているが自分の考えを押し付けようとはしてこない。問題提起をして後は自分で考えろと言ってくる感じ。
個人的に一番好きなのが最初の五分。興味がある人は最初の五分だけ見れば自分が好きな映画かわかると思う。でも、もし自分が好きそうな映画でなくても見てみて損はないと思う。75分ほどしかない映画なのですぐ終わるし…
こんな独創的な映画をみるチャンスはなかなかないぞぉ。

あまりストーリーの内容について話さなかったのはほとんど何も知らないまま見たほうが良いと思うからです。まあおすすめコーナーとかじゃないからこれ読んでるってことは多分もうこの映画を見たってことだろうけど… 別にいいや。

点数:8/10

投稿 : 2025/02/22
♥ : 11

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

フランスが誇る傑作SFアニメ

自分が今まで見てきたアニメとは全く違う世界観。

当時の技術でこの作品がフランスで作られていたとは驚きである。

おおまかな物語としてはこんな感じ。
ドラーグ族でペットとして飼われていた
オム族の男の子が、彼らから知識を習得した後
オム族の集落へ逃げ出し、ドラーグ族の知識をみんなへ伝授していく。
その後、オム族の文明のレベルが向上し
最終的にはオム族とドラーグ族の全面戦争へと発展していく。

巨人であるドラーグ族と小人であるオム族の関係は進撃の巨人に近い。
だが、進撃の巨人とは別物であると私は感じた。
ストーリー、音楽、映像はどれも一品級であり
最近のアニメと比べても引けを取らない。
摩訶不思議な生き物もたくさん出てくる。一見の価値あり。
シュールなアニメはなにかと言われれば
私は間違いなくこのアニメを挙げる。
もっと早くにこのアニメを知っていたらよかった。

SF物のアニメが好きなら一度は見るべし。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 18

camuson さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

印象度:88

青い肌、赤い眼球、魚の鰭状の耳を持つ巨人ドラーグ族と、
そのペットとして飼われる人間オム族の話。

主人公の飼い主である巨人の女の子が、
賢くて、母性本能もあり、結構可愛いんですよね。

主人公が飼い主から逃げ出し、知恵をつけ始め、
種族間闘争に発展していきます。

アニメーション技法はコマごとにキャラクターを描くセルアニメではなく、
紙に描いたキャラクターをハサミで切り取り、
背景画の上にのせて動かすというものです。

セルアニメの場合は、コマの連続性を保つ必要性から、
しばしば境界部をはっきりさせるデフォルメがなされますが、

本作の場合は、描いた絵を動かす手法であるため、
手書きの細かい線のタッチ、絵心が残っていて、
日頃見慣れているアニメとはずいぶんと風合いが違います。
バンド・デシネの世界を動画にしたような感じでしょうか。


不思議な造形、タッチ、色合いで描かれる幻想的景色と
BGMとして流れるプログレッシヴ・ロックサウンドが
とてもよくマッチしていて、相乗効果で幻想世界が更に広がります。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 1

62.3 3 1985年夏(7月~9月)アニメランキング3位
ルパン三世 バビロンの黄金伝説(アニメ映画)

1985年7月13日
★★★★☆ 3.4 (64)
343人が棚に入れました
ニューヨークの街角にある店に、一人の老婆が入ってきた。その店は、怪物のマスクを着用して夜通し騒ぎまくるナイトクラブ。その老婆、ロゼッタと顔なじみのルパンは、ゴリラに扮して上機嫌。だが、そこに届いた宅急便の中から銭形警部が現れ、ルパンはオートバイに乗って逃走する。それを追う銭形警部との激しいバイク逃走劇は、ブロードウェイの巨大な看板へと舞台を移していく。だが、その一部始終を苦々しく見つめている男達がいた。ニューヨークを牛耳るマフィアのボス、マルチアーノと若頭のコワルスキーだ。「ルパンを殺せ」マルチアーノはコワルスキーにそう命じる。ある夜、ルパンのもとに現れたロゼッタ。彼女はルパンに、こんな話を始めた。紀元前五世紀、メソポタミア文明の古代都市「バビロン」では、滅びる前に神の手によって国内の財宝が全て集められ、今でもその財宝はどこかに隠されているというのだ。それこそが、ルパンがマルチアーノから聞き出そうとしている秘密だったのだ。マルチアーノは先代からバビロンの黄金を探し求めていたのである。ロゼッタはルパンに古びた燭台を残し、いずこへか去ってしまった。その頃、銭形警部は「国際婦人警官ビューティーコンテスト」の参加者5人を部下に従え、ルパン逮捕の作戦を計画していた。オリエント急行内で待ちかまえる銭形警部と婦人警官5人組。だが、同じくマルチアーノもルパン暗殺を狙っていた。

59.3 4 1985年夏(7月~9月)アニメランキング4位
COSMO POLICE ジャスティ(アニメ映画)

1985年7月20日
★★★★☆ 3.2 (10)
18人が棚に入れました
漫画家・岡崎つぐおの初期の大人気作品をOVA化した作品で、劇場アニメの形で先行公開された。銀河系監察宇宙局コズモポリスに所属する若手エスパーで、犯罪超人ハンターのジャスティ・カイザード。彼は義姉ジェルナ・フレアスターとともに、かつて自分が抹殺した犯罪超人の娘アスタリス・ベガを大事な家族として養育していた。だがジャスティに恨みを抱くエスパー犯罪者たちは、ステーションシャトルをハイジャック。乗客の身柄と引き換えにアスタリスを要求する。一味の狙いは彼女の中に眠る強大なESPパワーの覚醒で、それを使ってジャスティを抹殺することにあった! 原作は「週刊少年サンデー増刊号」に長期連載された人気SFコミックだが、本アニメ版のストーリーはこの企画のために原作者が構想。アニメ公開前の「増刊号」に「特別編」として掲載された。アニメ制作はスタジオぴえろで、主題歌は人気ロック歌手の麻倉未希が熱唱。

計測不能 5 1985年夏(7月~9月)アニメランキング5位
キン肉マン 逆襲!宇宙かくれ超人(アニメ映画)

1985年7月13日
★★★★☆ 4.0 (2)
33人が棚に入れました
集英社「週刊少年ジャンプ」で連載された人気コミック『キン肉マン』のアニメ化作品、その劇場版第四弾。1985年夏の東映まんがまつりで上映された。 超人ラグビーの試合中、宇宙のかくれ帝王・ハイドラキングと部下である宇宙かくれ超人たちがロビンマスクを誘拐した。彼らの目的は、正義超人の弱点が記されたロビンメモの奪取と、正義超人の誘い出しにあった。 その目論見どおり、ハイドラ星へおもむくキン肉マンをはじめとした正義超人たち。だが、ロビンメモによって弱点を知られてしまっている正義超人たちは、宇宙かくれ超人たちの前に苦戦を強いられてしまう……。

計測不能 5 1985年夏(7月~9月)アニメランキング5位
魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢の中の輪舞(アニメ映画)

1985年7月28日
★★★★☆ 3.9 (6)
30人が棚に入れました
1982年からTV放映され、美少女アニメの先駆けとして一大ブームを巻きおこした魔女っ子アニメのサイドストーリー。OVAとして発売されたが、後に劇場公開された。併映は「魔法の天使クリィミーマミ ロング・グッドバイ」。人間に夢見る心を取り戻させるため、夢の国フェアリナーサの幼い王女モモは人間界にやってきた。彼女は魔法の力によって、なんでもできるスーパーウーマンに変身することができるのだ。ある日、モモの両親が乗った飛行機が行方不明になるという事件が起きる。飛行機はとある島に不時着。そこは、大人が子供に変わってしまうという不思議な島だった。

計測不能 5 1985年夏(7月~9月)アニメランキング5位
Dr.スランプ アラレちゃん ほよよ!夢の都メカポリス(アニメ映画)

1985年7月13日
★★★★☆ 4.0 (3)
27人が棚に入れました
TVアニメ『ドクタースランプ アラレちゃん』の劇場用作品第五弾。「東映まんがまつり」内の一作として上映された40分弱の中編。
 ペンギン村の子供たちが映画で観て憧れた機械都市メカポリスが、なぜか本当に彼らの目の前へと出現しアラレたちは大はしゃぎ。これは地球征服を企む宇宙人が夢の中で見せた幻影であり、純真といわれる地球人の子供たちの生態を調査するために行っているのだ。しかしアラレたちの反応は、宇宙人の想定を裏切ったハチャメチャなものばかりだった。なんでも望みを叶えてくれるメカポリスの中で、思うままに暴走を続ける彼らのパワフルさはやがて、大パニックを巻き起こす!本作でキャラクターデザインを担当していた芦田豊雄が、今回劇場版を初演出。

計測不能 5 1985年夏(7月~9月)アニメランキング5位
魔法の天使 クリィミーマミVS魔法のプリンセス ミンキーモモ 劇場の大決戦(アニメ映画)

1985年8月3日
★★★★☆ 3.7 (6)
26人が棚に入れました
テレビアニメ『魔法の天使クリィミーマミ』のOVAである『ロング・グッドバイ』と、同じく『魔法のプリンセス ミンキーモモ』のOVA『夢の中の輪舞(ロンド)』が劇場同時公開された際、そのオープニングフィルムとして制作された2分30秒ほどの短編作品。当時、魔法少女ものとして人気の高かった両作品だけに、「2大ヒロインが出会う」というだけでも話題となった。しかしあくまでオープニングフィルムであり、内容はスタッフの遊び心を凝縮したものといえる。優(クリィミーマミのヒロイン。魔法でマミに変身する)とモモが互いにOVA発売を祝って握手をするも、なぜか意地を張り合い、しまいには魔法を使って、お互いとも本編アニメに登場した戦士(優はOVA『ロング・グッドバイ』の劇中劇「二つの世界の物語」でマミが演じた女戦士の姿、モモはテレビシリーズ一作目の最終回に登場した夢の戦士の姿)に変身、大バトルを繰り広げていく……という荒唐無稽なストーリー。劇中に登場する技の名前が制作スタッフの名前をもじってあったりと、遊び要素とファンサービス色が強い作品である。

計測不能 5 1985年夏(7月~9月)アニメランキング5位
オーディーン 光子帆船スターライト(アニメ映画)

1985年8月10日
★★★★☆ 3.4 (6)
26人が棚に入れました
「宇宙戦艦ヤマト」のプロデューサー・西崎義展が、劇場版「宇宙戦艦ヤマト・完結編」の次に手がけた壮大なスペースファンタジー。2099年、20年の歳月をかけて最新鋭の宇宙船・光子帆船スターライトが完成した。鈴鹿武船長は、蔵本甲板長や若い練習生たちとともに、スペース・コロニー“シティ・オブ・アインシュタイン"から木星に向け、処女航海に出港。だが、その途中、宇宙船アルフォード号からの救難信号をキャッチする。救助に向かったスターライトの乗組員は、唯一無傷だった脱出ポッドから、サラという少女を発見する。

計測不能 5 1985年夏(7月~9月)アニメランキング5位
エリア88(アニメ映画)

1985年7月20日
★★★★★ 4.1 (2)
25人が棚に入れました
OVAの「ACT I 裏切りの大空」、「ACT II 狼たちの条件」を再編集した映画版。

計測不能 5 1985年夏(7月~9月)アニメランキング5位
ペンギンズメモリー 幸福物語(アニメ映画)

1985年6月22日
★★★★★ 4.2 (8)
22人が棚に入れました
1984~85年、サントリーの缶ビールのTVCMに登場して人気を博した、愛らしく擬人化されたペンギンキャラクター。そんな彼らを主人公にした、完全オリジナルの劇場アニメーション。 過酷な「デルタ戦争」からの帰還兵(ペンギン)のマイク。彼は地元の英雄と祭り上げられるものの、ひそかな戦争後遺症に苦しんでいた。そんなある日、マイクは歌手志願の少女ペンギン・ジルと出会い、互いに心を通わす。歌手の夢を目指して精進するジルはデビューのチャンスを掴み、都会でマイクとともに暮らしたいと願う。だがマイクは自分の病身を憂い、ジルの重荷にならないかと懐疑。さらにジルの婚約者を自称する医師ジャックの登場もあって、マイクはジルの前から身を退こうとするが。 登場人物の全員が可愛いペンギンだが、映画内容はアメリカ青春映画のオマージュで構成された異色の作品。物語の随所に、現実のベトナム戦争を体験したアメリカ青年の苦悩とそして彼らの再起を応援する送り手の念が見出せる。主題歌と挿入歌は松田聖子が担当。主人公マイクのCVは、俳優・佐藤浩市が熱演した。

声優・キャラクター
佐藤浩市、鶴ひろみ、藤田弓子、奥田瑛二、ケーシー高峰、増山江威子、久米明、鈴木瑞穂、林家正蔵

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ベトナム戦争を題材に、マイクという男(ペンギン)の人生を追う 

物哀しいハーモニカの音色から始まる本作。


ベトナム戦争を題材にしたと思われる作中の戦争「デルタ戦争」

この物語の主人公「マイク」は、戦友とともに過酷な戦場に居た。


戦争から帰還したマイクは“戦闘ストレス障害”によって不安感を覚えたり、
何をするにも無感動になってしまっていた。

“ランドール・ジェームス”の詩集や、本に囲まれる事だけが彼の休まる場所だった。

「旅の終わりを求めて旅人はまた新たな旅に出る」
「赤く沈む夕日が彼の手にするたった一つの荷物である」

~ランドール・ジェームスの詩集より~



“しあわせ”とは何なのか。


戦争。愛情。歌や詩で綴る、一人の男の物語。





この「ペンギンズメモリー~幸福物語~」(しあわせものがたりって読みます)
1985年に公開された劇場作品なんですけど、元はサントリーのCMシリーズからきてる作品なんですよ。ペンギンがBARで曲に聴き惚れながら酒を傾け、歌声に涙するというミスマッチがウケて人気だった。CMの監督がそのままアニメの監督になったらしいです。CMであった場面や楽曲が使われていたのも印象深いですね。

曲がまた良いんですよ。この映画。

CMでは松田聖子、大竹しのぶなどを起用して人気だったこともあって、劇中でもかなりこだわってますね。

まあ、一番の魅力はペンギンがシリアスやってるところ。しかもかなり見ごたえあります。

昔VHSで買ったんですけど、今は絶版になっていてメディアが無いんですよね。残念です。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 8

計測不能 5 1985年夏(7月~9月)アニメランキング5位
キャプテン翼 ヨーロッパ大決戦(アニメ映画)

1985年7月13日
★★★★☆ 3.4 (5)
22人が棚に入れました
この作品なくして、現在の日本サッカー界の発展はありえないと言っても過言ではない――。Jリーグもまだ存在しなかった時代に一大サッカーブームを巻き起こした高橋陽一原作のサッカーマンガの金字塔、そのアニメ化作品、劇場版第一作にあたる。1985年夏の「東映まんがまつり」で上映された。 日本サッカー協会の片桐の尽力により、全日本少年選抜チームが結成され、ヨーロッパ遠征におもむくこととなった。全日本のメンバーは大空翼を筆頭に、ライバル日向小次郎や若島津健などがそろう。その全日本が、皇帝の異名を持つ西ドイツのシュナイダーを筆頭とするヨーロッパ選抜と対戦。先制点をあげるも、チームワークの乱れが原因で、逆転を許してしまう。苦境に立たされた日本選抜は果たして勝利をつかめるのだろうか!?

声優・キャラクター
日比野朱里、橋本晃一、山田栄子、丸山裕子、鈴置洋孝、村山明

計測不能 5 1985年夏(7月~9月)アニメランキング5位
おんぼろフィルム(アニメ映画)

1985年8月17日
★★★★☆ 3.6 (8)
18人が棚に入れました
第1回広島国際アニメーション映画祭グランプリ受賞の短編作品。手塚治虫の実験アニメーションのひとつで、全編にギャグを散りばめた、サイレント連続活劇へのオマージュ的な作品。西部劇のヒーローが悪漢を倒して、美女を助けるというお決まりのパターンだが、自分が写っているフィルム自体がボロボロのため、悪戦苦闘するといった内容。もちろん本当にフィルムに傷や汚れがついているわけではなく、それらはオプティカル処理で合成されたものだ。だが、本当に古いアニメーションフィルムを見ているかのような錯覚を覚える。
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