Dkn さんの感想・評価
4.2
ベトナム戦争を題材に、マイクという男(ペンギン)の人生を追う
物哀しいハーモニカの音色から始まる本作。
ベトナム戦争を題材にしたと思われる作中の戦争「デルタ戦争」
この物語の主人公「マイク」は、戦友とともに過酷な戦場に居た。
戦争から帰還したマイクは“戦闘ストレス障害”によって不安感を覚えたり、
何をするにも無感動になってしまっていた。
“ランドール・ジェームス”の詩集や、本に囲まれる事だけが彼の休まる場所だった。
「旅の終わりを求めて旅人はまた新たな旅に出る」
「赤く沈む夕日が彼の手にするたった一つの荷物である」
~ランドール・ジェームスの詩集より~
“しあわせ”とは何なのか。
戦争。愛情。歌や詩で綴る、一人の男の物語。
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この「ペンギンズメモリー~幸福物語~」(しあわせものがたりって読みます)
1985年に公開された劇場作品なんですけど、元はサントリーのCMシリーズからきてる作品なんですよ。ペンギンがBARで曲に聴き惚れながら酒を傾け、歌声に涙するというミスマッチがウケて人気だった。CMの監督がそのままアニメの監督になったらしいです。CMであった場面や楽曲が使われていたのも印象深いですね。
曲がまた良いんですよ。この映画。
CMでは松田聖子、大竹しのぶなどを起用して人気だったこともあって、劇中でもかなりこだわってますね。
まあ、一番の魅力はペンギンがシリアスやってるところ。しかもかなり見ごたえあります。
昔VHSで買ったんですけど、今は絶版になっていてメディアが無いんですよね。残念です。