1983年冬(1月~3月)に放送されたおすすめアニメ一覧 21

あにこれの全ユーザーが1983年冬(1月~3月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月18日の時点で一番の1983年冬(1月~3月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

70.7 1 1983年冬(1月~3月)アニメランキング1位
キャプテン(TVアニメ動画)

1983年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (113)
499人が棚に入れました
野球の名門青葉学院から墨谷二中に転校してきた主人公・谷口タカオは、野球部へ入部するためにグラウンドを訪れ、練習に参加しようと青葉時代のユニフォームに着替えた。そのユニフォームに気付いた野球部員は、勝手に谷口を名門青葉のレギュラー選手だったと思いこんでしまう。しかし、谷口は2軍の補欠でレギュラー選手とはほど遠い選手だった。そのことを気が弱くて言い出すことができない谷口は、周囲の期待に応えるべくすさまじい陰の努力を続け、ついにはキャプテンに選ばれるまでになり、チームを引っ張っていく。

声優・キャラクター
和栗正明、熊谷誠二、木村陽司、中尾隆聖、雨森雅司、麻生美代子、森山周一郎

おふとん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

君は何かができる、誰も何かができる。

83年放送全26話、再放送無数。
原作漫画は70年代なので、リアルタイムで読んでた世代はもう40~50代。
ドカベンやタッチといったメジャータイトルの陰に隠れてはいるものの、上はイチローから下は
私と同世代の田中マー君まで、文字通りメジャー級のプロ選手からも愛される名作野球アニメ。

・・・・なのですが、

魔球がない秘打がない、かといって試合展開にリアリティを追求しているかと言えばそーでもない。
才能がない素質がないイケメンがいない。幼馴染の美少女マネージャーも巨乳の女監督もいない。
女性キャラは谷口の母ちゃんぐらいしかいない。スポーツアニメにありがちな、場面を盛り上げる
オーバーな演出すらない。当時はともかく現代の視点から視ると、とてつもなく地味ですぞこれは。

いるのはその辺歩いてそうな量産型中学生。描かれるのは努力と、キャプテンのリーダーシップ。
等身大キャラ成長型スポーツアニメの最古参と言ってよいかと思います。
現在に至るまで本作の設定に+αする形で製作された類似作が本当にいっぱい('∀`)

一つ他作品にない特徴は世代交代して主人公が入れ替わること。補欠上がりで引込み思案の谷口、
同じく補欠上がりで短気な丸井、協調性に欠ける五十嵐、と受け継がれてゆく墨谷二中キャプテン。

この性格的欠点がはっきりしているけど責任感は強い3人が、「まず俺が誰よりも頑張らなくっちゃ!」
との思いのもと、先代キャプテンの背中を見て学んだことを教訓とし、努力して自分達の欠点を克服
あるいは逆に活かしながら、ともすればバラバラになりそうなナインを試行錯誤してまとめてゆきます。
2クールで3代のキャプテンを描くので、野球アニメにしては展開が早く、冗長感なく観られるかと。

みなどこか微笑んでいるような柔らかいタッチのキャラデザインと嫌味の少ないエピソード群。
何というか・・『キャプテン』って原作者ちばあきお氏の人柄が滲み出てる作品なんですよね。

自分も誰も傷つけたくない、本質的にみな「いい人」であって欲しい、自分の漫画を読む子供たち
には人の気持ちがわかる大人になって欲しいという願いにも似た、繊細な優しさを感じさせる氏の
作風がアニメでもしっかり再現されていて、それがそのまま本作の魅力になっていると思います。

チーム内の不和や対戦校との対立が描かれていても、例外なく最後はみな「いい奴」。
女の子や恋愛は一切介在しない、才能もスマートさもない泥臭い野球少年たちの、暑苦しい
根性ではなく、たゆまぬ努力を描いた青春ドラマが、とても爽やかで観ていて気持ちがいいし、
猛練習の末ボロボロになりながら勝ち上がっていく姿は胸に迫り、試合に負けてしまったときは墨谷
ナインと一緒になって泣けてしまったり、単純だけど人の素直な感性を心地よく刺激してくれます。

私は、どれほど素晴らしい漫画やアニメに出会っても、作者や声優さんに会ってみたいとは微塵
も思わない人間だけど、ちばあきお氏だけは例外。お会いしてその人柄に触れてみたかった。
私が生まれるより前に、若くして自ら命を絶たれ他界されているので、叶わぬ思いなのですが。

OP・ED共に決していい曲ではないものの、いい歌です。昔のアニソンによくある「歌詞で聴かせる」
曲で、最初は「臭い歌詞だな~」なんて思っていても、視聴が進むといつの間にかモニターの前で
一緒になって歌ってる・・・みたいな。先日17、8年ぶりにOP観たときは震え声熱唱でした(笑)

古い作品なので現代のものと作画は比較にならず、球技系アニメの定番といえるバンクもガッツリ。
声優は子役が中心で稚拙っちゃ稚拙ですが、ケレン味無用の本作に関してはプロよりも素人っぽい
方が正解だと思います。残念でならないのは原作・アニメ共に完結を見ず終了している事。無念!

先に書いたように余りにも地味だし、05年に放映された続編『プレイボール』(こちらも未完)が、
オールドファン以外からは見向きもされなかった状況から考えても、悲しいけどまず現代では通用
しないタイプのアニメではないかと。思い出補整をグッと堪えて、どちら様にもお薦めいたしません。

まあ、少年時代に本作に接することの出来た人たちが、懐かしんで観る思い出の作品でしょうね。
もしその人に子供がいたりすれば、「ためになるから観とけ!」と視聴強要して、物語以前にキャラ
デザが受け入れられず1話切りされしょんぼりする(´・ω・`)。そういう位置づけでいいと思っています。


夢という目標を持ち結果だけを求めず、その過程で努力することの大切さを知って欲しいというメッ
セージが痛いほど伝わってくるので、子供の頃観てなにかやりたくなった人、多いんじゃないかな?
大人になってしまった「ぼくら」が観れば、自分に無限大の可能性がある事を信じ、何事にも
「その気」になることができた少年時代を思い出してちょっと切なく、また少し頑張ってみたくなる・・

そんな感じで、華はないけど、優しさと大切なことの詰まった古臭い青春野球アニメでございました。


P.S.
やっぱり思い出補正を堪えきれないので、5項目の各評価は+0.5ずつ数字盛ってあります。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

練習の虫たちの物語 A

原作既読

当初の主人公・谷口タカオは、青葉学院から墨谷二中に転校してきて、野球部に入部します。
青葉学院は野球の名門校で、谷口は野球部に所属していましたが、2軍の控え選手でした。
しかし、墨谷二中の野球部の面々は、谷口を青葉のレギュラー選手だったと思いこんでしまいます。
そのことを言い出せなかった谷口は、期待に応えるために猛練習を重ね、次第に実力を付けていき、ついにはキャプテンに指名されるまでになっていくのです・・・。


巨人の星、侍ジャイアンツ、ドカベンなど、野球を描いたアニメは多くあります。
これらのアニメでは、魔球が登場したり、登場人物が初めから超人的な能力を持っていたりします。
しかし、この作品は、何の必殺技も特技も持たず何の変哲も無いごく普通の登場人物たちが、たゆまぬ努力で徐々に強くなっていくという過程が描かれています。
こうした作品は本作が初めてではないでしょうか。

初代主人公の谷口は、当初ははっきりいって下手くそといっても良いくらいの実力しかありませんでした。
しかし、血がにじむような努力を重ね、次第にチームを引っ張っていき、ついにはチームのキャプテンにまでなるのです。

しかも、画期的なのは、キャプテン(主人公)が、谷口が卒業することによって丸井に変わり、丸井が卒業することによって五十嵐に代わるという、世代交代があることです。
しかし、キャプテンが変わっても、最初の主人公である谷口イズムは引き継がれていき(五十嵐は谷口をはるかに上回ってましたけど)、弱小だった墨谷二中は強豪校となっていくのです。

強豪校になっても、簡単に試合に勝つのではなく、凄まじい練習の末に傷だらけで勝利を勝ち取ることもあります。
その余りにも厳しい練習が、PTAから問題視されるのがエピソードになっているほどです。

ニューヨークヤンキースのイチロー、元阪神タイガースの新庄剛志は少年時代この作品のファンだったと雑誌取材で語っているそうです。(漫画とアニメのどちらかは不明ですが)
とても古い作品なので、若い方が見ようと思うことはまずないとは思いますが、名選手が熱中した作品に触れてみるのも悪くはないのでしょうか。

もし、この作品を完走したら、次は「プレイボール」、「プレイボール2nd」をご覧ください。
谷口が高校に入ってからの話が描かれています。
高校に入っても、谷口は相変わらず努力の虫ですよ。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 11

敦賀迷彩 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

若いっていいなぁ、、

神社と言えば、、ヤハリ、壁投げです(*´・ω・`)bよねー。

キャプテンでは、墨谷二中、主将が4人出ますが、ヤハリ、谷口主将の話が一番しっくりきます。

谷口の頑張りは、神曲のOPEDと被ってジーンと来ます。

後、青葉学院の存在なのですが、これ程、ライバルチームがしっくりくる野球アニメのライバルもいないでしょう。

墨谷二中と青葉学院の試合は、野球アニメの試合の中では、屈指の好カードかと。

視聴されてない方は、是非一度、御視聴下さいまし。神曲OPED聴くだけでも、価値がありますよ。

OPED聴く度に、若いっていいなぁ~~っと、思いますm(_ _)m

投稿 : 2024/11/16
♥ : 18

67.7 2 1983年冬(1月~3月)アニメランキング2位
聖戦士ダンバイン(TVアニメ動画)

1983年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (142)
587人が棚に入れました
海と陸の間にある世界“バイストン・ウェル”。モトクロッサー志望の青年ショウ・ザマは、その夜、突然、仲間たちの目の前から消え去り、“オーラロード”を通ってバイストン・ウェルへと召還される。それは“アの国”の地方領主ドレイク・ルフトの仕業だった。野望を抱く彼は、地上人ショット・ウェポンがもたらした科学技術によって作られた人型兵器“オーラバトラー”を操縦する力、“オーラ力”を持つ地上人を“聖戦士”として欲していたのだ。 中世を連想させる騎士や城が存在し、フェラリオ(妖精)が暮らす、地上とはまったく異なるこの世界が、ドレイクによって支配されようとしている事実を知らされたショウは、抵抗勢力であるニー・ギブンたちと行動を共にすることを決意する。

声優・キャラクター
中原茂、川村万梨阿、土井美加、安宅誠、高田由美、田中正彦、速水奨、逢坂秀実、西城美希、立木文彦、大塚智子、横尾まり、高橋美紀、色川京子、佐々木るん、火野カチ子、曽我部和恭、大木正司、若本規夫
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

序盤・中盤はダラダラと長く退屈だが、地上編はまずまず楽しめました。

取り敢えず観終わった・・・ということでレビューを挙げておきます。

◆総評

富野由悠季監督の代表作ということで、これまで見てきた『機動戦士ガンダム』(1979年)、『伝説巨神イデオン』(1980年)の両作が、それぞれ元々4クール1年分の作品として構想されながらも、どちらも放送開始後の視聴率不振・不人気で放送短縮・打ち切り(*1)となったことと比較すると、その少し後に制作された本作は、流石に富野氏も視聴者受けを重視したのか

(1) 主人公の性格をグッと前向きでハツラツと好感の持てるものに変更して、
(2) シナリオもまずまず分かり易いものを採用した(※但し最終盤の{netabare}死者続出の欝な{/netabare}展開は相変わらず)

・・・ようで、前2作と違って本作は当初予定どおり4クールきっかり完結できたようです。

特に、第32話「浮上」以降の展開(“地上編”)は、米ソ冷戦たけなわだった1980年頃の世界情勢を反映しているのかも?な個所もあって、なかなか楽しめました(※なお第37話「ハイパー・ジェリル」は本作唯一の★★(優秀)回となりました)。
ただ、例えば第18話「閃光のガラリア」で、{netabare}自衛隊を無神経に悪者扱い{/netabare}するシーンがあったりして、今の感覚からするとやはり微妙な感想になってしまうことは否めませんが。

(*1)この両作はTVシリーズは不振で打ち切りとなったものの、その後制作された劇場版で何とか面目を保ち、富野監督と同世代の編集者・執筆者が多かったアニメ雑誌からは逆に絶賛されて、その強い影響を受けた読者層から事後的に「名作」扱いとされたそうです。


◆制作情報
{netabare}
原作         矢立肇、富野由悠季
総監督        富野由悠季
キャラクターデザイン 湖川友謙
メカニックデザイン  宮武一貴、出渕裕
音楽         坪能克裕
アニメーション制作  日本サンライズ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============== 聖戦士ダンバイン (1983年2月-1984年1月) ============

 - - - - - - - - - - バイストン・ウェル編 - - - - - - - - -
{netabare}
第1話 聖戦士たち ★ ショウ・ザマのバイストン・ウェル召喚
第2話 ギブンの館 ★ アの国の領主ドレイク&ギブン双方の謀略、ギブン館強襲
第3話 ラース・ワウの脱出 ★ ショウ&リムル密会、マーベル隊のドレイク館急襲、リムル墜落
第4話 リムルの苦難 ★ リムル捜索、バーンvs.ショウ、バーンのリムル救助、聖戦士ショウ
第5話 キーン危うし ☆ ショウの怪鳥ギャラン撃退・キーン救助
第6話 月の森の惨劇 ☆ ショウvs.トッド、ロムン・ギブン死亡
第7話 開戦前夜 ★ ドレイクの策謀、アの国の愚王、ニーのドレイク館潜入・リムル奪取失敗
第8話 再び、ラース・ワウ ★ ショウのシルキー救出作戦、悪妻ルーザの野心、作戦失敗
第9話 天と地と ☆ フェラリオの国、アメリカ・ダラス上空へ、バイストン・ウェル帰還
第10話 父と子 ☆ バーン隊のミの国侵攻、キブツ・キースの頼み、キブツ戦死
第11話 キロン城攻防 ★ ミの国の王ピネガン・ハンム、ドレイク軍の総攻撃、ビネガン王敗死
第12話 ガラリアの追跡 ★ 武の国ラウ国王フォイゾン・ゴウ、ドレイク軍来襲、パットフォット&エレ母娘退去
第13話 トッド激進 ☆ シルキー再度の地上人召喚、トッド&ガラリアのタータラ奇襲、トッド機撃墜 
第14話 エルフ城攻略戦 ★ ドレイクのアの国乗っ取り戦開始、ゼラーナ隊来援・ガラリア隊撃退
第15話 フラオン動かず ☆ ショットの野心、愚王フラオン・エルフ、ショウの力不足
第16話 東京上空 ★ ショウvs.ガラリア、オーラロード開かれる、ザマ家の困惑、ガラリア暴走
第17話 地上人たち ★ 新宿副都心壊滅、ショウへの尋問、エルフ城陥落、ガラリア捕獲失敗・再度の暴走
第18話 閃光のガラリア × 両親とショウの擦れ違い、ガラリア消滅 ※無神経に自衛隊を悪者扱いしてる点がかなり微妙・・・
第19話 聖戦士ショウ ☆ ショウ再度BWへ(ラウの国)、ショウVS.新召還者、ショウとマーベルの再会
第20話 バーンの逆襲 ★ ショットの新機(レプラカーン)、ショウvs.バーン
第21話 逃亡者リムル ☆ 元音楽教師ミュージィ・ポーvs.ショウ、ポーの実父圧殺、リムルとニーの再会
第22話 戦士リムル・ルフト ☆ リムルの無謀な出撃
第23話 ミュージィの追撃 ☆ 新召還者(フェイ・チェンカン)vs.ショウ、フェイ戦死
第24話 強襲対強襲 ☆ トッド回復・ビショット(クの国王)仕官、新召還者(アレン)vs.ショウ、トッド機来襲
第25話 共同戦線 ☆ バーンとトッドの再会、ショウvs.バーン、リムル奪取(トッド)
第26話 エレの霊力 ☆ 新召還者(ジェリル)のエレ母子襲撃、エレの予知能力、トッドvs.ショウ、ドレイク&ビショット同盟本格化
第27話 赤い嵐の女王 ★ 異世界レッドサッド漂着、シーナ(ナの国女王)との出遭い、BW帰還
第28話 ゴラオンの発進 ☆ ドレイク軍のタータラ城攻撃、ラウ王の隠し玉(巨艦ゴラオン)
第29話 ビルバイン出現 ★ タータラ城陥落、ショウvs.アレン、ポイゾン王戦死、アレン戦死
第30話 シルキーの脱出 ☆ ナの国の援軍到着、ショウのドレイク館侵入・シルキー救出、ジャコバ・アオンの裁き
第31話 黒騎士の前兆 ☆ 入り乱れるドレイク&ビショットの思惑、両軍のナの国侵攻、黒騎士vs.ショウ、ジャコバ・アオンの怒り{/netabare}

 - - - - - - - - - - - - - 地上編 - - - - - - - - - - - -
{netabare}
第32話 浮上 ★ 戦闘者・兵装全て地上へ、黒騎士の執念
第33話 マシン展開 ☆ ショウvs.トッド、トッド機の異変、撃退
第34話 オーラ・バリアー ☆ 地上戦の困難、バーンの涙
第35話 灼熱のゴラオン ★ 地上軍の核兵器使用、地上軍特使トルストール戦死 ※エレの特殊能力発動は唐突×
第36話 敵はゲア・ガリング ★ 米国企業との取引(高性能レーダー導入)、ビショット軍来襲、エレの決意
第37話 ハイパー・ジェリル ★★ 地上軍&ジェリル機来襲、ジェリルのオーラ力暴走・自滅
第38話 時限爆弾 ★ ソ連特使の核持込・ゴラオン爆破計画、マーベル貢献
第39話 ビショットの人質 ★ トッドのマーベル捕獲、ビショット&ルーザの姦策、シーラの決断、マーベル救出(黒騎士のサポート)
第40話 パリ炎上 ★ ビショット艦への偽装投降、黒騎士vs.ショウ
第41話 ヨーロッパ戦線 ★ シーラと英国女王の会見、ビショット隊vs.シーラ隊&エレ隊、シーラ負傷、ジャバ戦死
第42話 地上人の反乱 ★ オスロ市民の抵抗、ビショット隊vs.エレ隊、リムル逃亡失敗
第43話 ハイパー・ショウ ★ 北海の戦い、ロンドン防衛戦
第44話 グラン・アタック ★ ドレイク軍のシーラ艦波状攻撃、ゼラーナのドレイク艦強襲
第45話 ビヨン・ザ・トッド ★ エレ艦のビショット艦急襲、ショットの小型戦艦出現、トッド戦死 
第46話 リモコン作戦 ☆ ミュージィ偽装投降作戦、米軍機のビショット艦体当たり攻撃
第47話 ドレイク・ルフト ★ ゼラーナ轟沈、ドレイク&ビショット各々の思惑
第48話 クロス・ファイト ★ 乱戦、エレ死亡、リムル死亡、ルーザ死亡、ビショット死亡、エレ艦&ビショップ艦轟沈 ※オーラ力云々を粗雑に使うのは止めてほしかった×
第49話 チャム・ファウ ★ スプリガン轟沈、マーベル戦死、ドレイク艦&シーラ艦轟沈、ショウ&バーン相撃ち、浄化{/netabare} 
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★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)28、☆(並回)19、×(疑問回)1 ※個人評価 ☆ 3.6

OP 「ダンバイン とぶ」
ED 「みえるだろうバイストン・ウェル」


※なお、本作からの派生作品として『New Story of Aura Battler DUNBINE』、『リーンの翼』のOVA2本が制作されているので、併せて評価しておきます。

このうち、

(1) 『New Story of Aura Battler DUNBINE』の方は、特に見るべき所のない後日譚でしたが、
(2) 『リーンの翼』の方は、富野氏の戦争観をもしかしたら垣間見せてくれているのかも?な異色作でした。
(※個人的には突っ込みどころが多過ぎて余り高く評価しませんが、それでも、いずれ再視聴して、ちゃんとレビューしてみたい作品となりました。)


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◆制作情報(New Story of Aura Battler DUNBINE)
{netabare}
原作         富野由悠季
監督         滝沢敏文
キャラクターデザイン 幡池裕行
メカニックデザイン  出渕裕
アニメーション制作  サンライズ{/netabare}

◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== New Story of Aura Battler DUNBINE (1988年2-8月) ========
{netabare}
第1話 復活 ☆  ※1988年2月25日
第2話 七百年の野望 ☆  ※1988年5月25日
第3話 地上に近き者 ★ ※1988年8月25日{/netabare} 
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)3、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.5

主題歌 「Last No」(第1話)
     「モノローグを染めて」(第2-3話)

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◆制作情報(リーンの翼)
{netabare}
原作小説       富野由悠季(雑誌『野生時代』1983-86年連載)
総監督        富野由悠季
脚本         高山治郎、富野由悠季
キャラクターデザイン 工藤昌史
メカニックデザイン  篠原保、沙倉拓実
音楽         樋口康雄
アニメーション制作  サンライズ{/netabare}

◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

=============== リーンの翼 (2005年12月-2006年8月) =============
{netabare}
第1話 招かれざるもの ☆ ※ラスト近くの安直に子供を使った演出がイマイチ×
第2話 ホウジョウの王 ☆
第3話 地上人のオーラ力 ☆
第4話 王の奸計 ☆
第5話 東京湾 ★
第6話 桜花嵐(おうかあらし) ★{/netabare} 
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)2、☆(並回)4、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.9

主題歌 「MY FATE」

投稿 : 2024/11/16
♥ : 18

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

富野監督のライフワーク

いつもいつまでも、バイストンウェルはお気に入りのようです。

ロードスよりも古いので日本で最初のドラクエ系ファンタジー(アニメ)ではないかといわれています。
そんなことはどうでもいいですが、
モンハンよろしく(まぁあのゲームの防具をみれば・・リスペクトを感じるでしょう)野生のモンスターから剥ぎ取りをして装甲や筋肉をつくる設定がたまりません。
動力は人間の精神力(オーラちから)、ロボットというかただの鎧なんです。
一般的な魔法も存在せず、魔法といわれてるものは地上界から迷い込んだ人間の科学力になっています。
楽しそうでしょ?世界観はほんとうによくできてるんです。
あまり早すぎた、先を行き過ぎたともいえます。


富野監督が目を離した?隙にスポンサーの力であらぬ方向へ進んでいったそうです。『ダンバイン』。。。
だれがスポンサーだかわかりやすいです。トミーもですけど。

それの象徴がビルバイン。後継機(テコ入れ)は反対ではなかったらしいのですが世界感からかけ離れたあのカラー、デザインが怒りにふれたそうな。
しかしながら後年打ち切りはビルバインのおかげで回避できたとも・・。
せめてもの反抗か後期には迷彩カラーに。

ゲームででも興味もったかた 時間があれば観てみてはいかがかと。最初と最後はおもしろいです。非常に魅力的で荒削りな作品です。
焼き直ししてほしいなぁ・・

投稿 : 2024/11/16
♥ : 14

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ひたすらカッコいい。

どうせストーリーとかキャラクターについては既にさんざん語られているに違いないので、本作のカッコよさをアピールしておきます。

1. OPがカッコいい
主題歌『ダンバインとぶ』ですがイントロのチョッパー・ベース、現MIQ(当時: MIO)さんのボーカル、(特に1クール目の)背景アニメーション、歌詞のいずれをとってもカッコよくないところがないという素晴らしいOP。当時の主題歌なので主役メカ「ダンバイン」の名をサビで連呼してしまうのはご愛敬。

2. オーラバトラーがカッコいい
実はたいていのロボットアニメで主人公機はあまりカッコよくないと思ってしまう派なのですが、そんな私でもダンバインは文句なくカッコいいと言える。

もちろんドラムロ、レプラカーン、ダーナ・オシーなどのカッコよさには及びませんが…。そしてビルバイン、お前は顔を洗って、もとい色を塗り直して出直して来い(笑)!

3. 世界観がカッコいい
文明はほぼヨーロッパ中世レベルなのに、オーラマシンのテクノロジーだけ突出してしまっている異世界バイストン・ウェルのファンタジーな設定が素晴らしい。妖精(フェラリオ)とかもいるし。いや、文明が中世レベルなんで(ガロウ・ランへの)差別とかもあるんですけど…。

4. ドレイク・ルフトがカッコいい
いや、敵の親玉を褒めるなっていう話なんですけどこれがヨーロッパでは凄くモテそうな精力的な漢なんですね。ハゲですけど(笑)。(← なのでアニメファンへのウケは悪そう)

知っている人は知っているエンディングのせいで物議をかもしたりする本作ですが、そんな最終回も含めて大好きな作品です。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 21

67.5 3 1983年冬(1月~3月)アニメランキング3位
未来警察ウラシマン(TVアニメ動画)

1983年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (37)
187人が棚に入れました
タツノコプロのSFポリスアニメ。映画「幻魔大戦」や2004年度版「鉄人28号」などで活躍のなかむらたかしがキャラクターデザインに参加。20世紀から2050年にタイムスリップしてきた謎の青年。大都会ネオトキオの機動メカ分署マグナポリス88の権藤警部は、この青年にウラシマリュウと名づけ、署の一員に招き入れた。リュウは超能力を活かし、仲間のクロードたちと活躍。だがネオトキオの犯罪組織ネクライムの総統ヒューラーにはリュウと何らかの関係が…?

声優・キャラクター
小林通孝、神谷明、よこざわけい子、大平透、勝生真沙子、塩沢兼人、北浜晴子、田中真弓、丸山詠二、曽我部和恭、玄田哲章

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

夢より遠い世界 B+

コミカライズ作品 既読

アニメ放送と並行して、少年チャンピオンにコミカライズ作品が連載されたと記憶しています。
どちらかというと、こちら(漫画)の方の記憶が残っています。

漫画版は、登場人物がスリムで格好の良いバージョン(前半)と、ギャグタッチで描かれたバージョン(後半)の二通りがありました。
アニメの方は、これら二つを足して2で割ったような、2.5枚目のキャラクターで描かれています。

主人公のウラシマ・リュウは、車の事故がきっかけで50年以上も未来にタイムスリップして、記憶もなくしてしまいます。
名前が変なのは、本名を思い出すことができなかったことと、過去から未来に転移することをウラシマ・エフェクトと定義しており、ウラシマ・エフェクトによって超能力を身につけた人間を2050年の世界では「ウラシマン」と呼んでいたことによるそうです(かすかに記憶にあった程度なので、調べなおしました)
そして、2050年のネオ・トキオという都市で機動刑事となり、犯罪組織ネクライムと対決していくこととなります。
ネクライムっていうネーミングセンスがある意味抜群に良いですよね。

漫画とアニメでは最終回が違っていて、漫画ではネクライムの総統フューラーが、実はリュウの未来の姿だったという最後を迎えていました。
アニメ版の最終回は、この前見る機会があったのですが、完全に忘れていました。
詳しい内容は言いませんよ、勿論^^;

さて、漫画の格好良いバージョンでは、ヒロインのソフィアはかなりの美人に描かれていたのですが、久しぶりに見たアニメではこんなんだったっけ・・・状態でした。
思い出は美化するものなんですねぇ。

2012年にTOKYO MXで行われたタツノコプロ名作アニメ総選挙では、最多得票を獲得するなど、根強い人気を誇っているようです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

スガル72 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

微笑ましい友情と耽美的な敵役

【未来警察ウラシマン】は、1983年から2050年にタイムスリップしたウラシマ・リュウ青年が、未来の世界で孤独と焦燥感を乗り越え、仲間の青年クロード(二枚目でカッコつけだが友情に厚い)と、元修道女とは思えないソフィアと共に、警察の特殊部隊・機動メカ分署マグナポリス38でチームを組んで戦う物語です。

敵は巨大犯罪組織ネクライム。
ネクライムの総統フューラーは謎の老人で、何故かウラシマ・リュウに執着します。
その幹部のルードヴィッヒは犯罪哲学を美学の域にまで高めており、単独で部下たちに絶大なカリスマを示します。
ルードヴィッヒは総統フューラーから一定の距離を保ち、ウラシマ・リュウと総統フューラーに対する第三極の位置にあろうとします。
ルードヴィッヒの部下ではミステリアスな女性ミレーヌと、いつも地団駄を踏んでいるような小男ジダンダがいい味を出しています。

この作品の見所は、リュウと相棒のクロードとの微笑ましい友情に、それを優しく見守る、活動的でオッチョコチョイでぶりっ子のソフィア、そして全体をまとめる父親的な署長との家族的な繋がりと、それに対比するようなルードヴィッヒの耽美的な生き様です。

この作品では、当時の真下耕一監督らしく、赤い色と青い色を派手に使った独特な画面効果が使われています。
これはこの作品の前に真下耕一が監督をした、1982年の【ゴールドライタン】でも使われた演出ですが、犯罪を美学として扱う、耽美的なルードヴィッヒ側を描くには合っていたと思います。
真下耕一が1986年に監督をしたOVAの【アイ・シティ】では、この演出が多用され過ぎていて、映像的には行き過ぎのように感じましたが(内容は好き)、最近の真下耕一作品ではこのような演出は見かけなくなりましたね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

お気楽さとバカバカしさ(褒め言葉)とカッコ良さとシリアスの絶妙な融合作品!。

今回BD版での再視聴です。
DVD版では画質がかなり苦しかったのですが、BD版では随分改善されていました。

タツノコ作品というと、何となく”子供向け作品”ってイメージされる方が多いと思います。
自分も最初そうでしたが、だからこそ逆に驚かされました。

まず初見時に受けた衝撃といえば、何といってもOPとEDでした。
どちらも音楽・歌詞が胸に焼き付いて離れず(今もなお!)
作画のスタイリッシュさにシビれました!!。
次回予告の”ダッダッダッダッ♪”で入る音で心が躍り
そのあと入るED曲で毎回ココロ鷲掴みにされてしまいます。
(とりあえず未見の方はOPとEDだけでも観てみてほしいです♪)

音楽はBGMもとても素晴らしかった!(SOUND TRUCK購入済)。
苦境のシーンがあっても、いつの間にか”お気楽な雰囲気”にさせられる♪。
でもシリアスなシーンでは、ちゃんとグッとさせてくれる。

お気楽とバカバカしさ(褒め言葉)担当としては
主人公のリュウと、コンビを組むクロードが最高でした!!。
神谷明さんは数々の有名キャラを演じられていましたが
個人的にクロードが一番ハマっていたように感じます。
この2人はもちろんのこと仲間での紅一点キャラ、ソフィアも顔芸満載でした!!。

シリアス面でいうと、まずウラシマンという呼び方の語源となる”ウラシマ効果”。
SF要素でガッチリ心つかまれてしまいました。
さらにその映像表現がまたスタイリッシュなんです!。

さらに、本作は敵キャラも魅力満載です!!。
”〇の美学”なんて予想外すぎました!!。
総統〇〇〇〇の正体も、いろいろ想像させてくれて楽しかった。
敵キャラにもバカバカしさ(褒め言葉)担当がいたのですが
なんか田中真弓さんの演技がダッシュ勝平カブってた気がするw。

カッコ良さではマグナビートル(クルマ)、マグナチョッパー(バイク)、
マグナブラスター(銃)、シーケイド号(宇宙要塞)など、レトロ感のカッコ良さも。


何年かぶりの再視聴だったので、忘れてしまってた話も多かった(終盤も全て)。
おかげでラスト手前からラストの展開も純粋にワクワクさせられっぱなしでした。
次回予告のラスト手前では、親切にもリュウが〇〇〇〇ってお知らせしてくれて
ワクワクをさらに加速させてくれました。

まあとにかく今から35年も前の作品なので、いろいろ古いのはモチロンなのですが
描かれている時代は2050年と、まだ32年も先の話なのです。
ちょうど今、中間地点くらいなのかな?。

再視聴を終えて確認できました。
やはり本作は今なお色褪せない、魅力溢れる作品です!!。
大人が見ても十分楽しめる作品ですね(ある意味、お仕事アニメでもあるし)。
個人的には、タツノコ作品といえば間違いなく本作なのです!!。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 11

67.2 4 1983年冬(1月~3月)アニメランキング4位
宇宙戦艦ヤマト [完結編](アニメ映画)

1983年3月1日
★★★★☆ 3.8 (31)
194人が棚に入れました
西暦2203年、銀河系中心部の宇宙で大きな異変が生じた。異次元断層から別の銀河が現れ、核恒星系付近で銀河系同士の衝突が起こり、多くの星々が消滅した。古代進は宇宙戦艦ヤマトの艦長として地球防衛軍の命を受け調査に向かった。かつての盟友デスラー率いるガルマン・ガミラス帝国は壊滅的な被害を受けていた。そんな中、その異次元断層から恒星間空間を回遊する水惑星「アクエリアス」が現れ、ディンギル星を水没させる。ヤマトはディンギル星から一人の少年を救った後地球に向かうが、ディンギル帝国の艦隊の攻撃にあい、航行不能となる。しかし、落下中の衝撃で自動操縦システムが働き、ヤマトは負傷した乗組員を乗せたまま地球へ向かう。

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

TVシリーズの完結編を劇場で

ヤマトⅢ最終回での予告、作画枚数の多さとかなり力は入っていたようだ。
が、唐突な展開、先の見える伏線、ご都合主義は相変わらずなのでハラハラできない。
映画作品らしさは作画枚数くらいで、内容はヤマトシリーズで最低である。
SF的なことは「ヤマト」にとってはどうでもいいことだが、今回はひどすぎる。
本来、あの巨大質量が地球のそばを通っただけで地球滅亡である。
完結編なのでナンデモアリなのはわかるが、沖田艦長の復活には完全にシラけてしまった(熱狂的ファンにはたまらないのだろうが・・・)。
結末への盛り上がりも長々とやるので私はウンザリしてしまった(フタッフは感慨に耽っていただろうが・・・)。
リアルタイムで観ていれば感想が変わったかもしれないが、アニメ作品の多い現在では通用しない。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1
ネタバレ

柴犬→柴猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ヤマトはやっぱり『愛』なんだと思わずにはいられないラスト

1983年公開:恍惚の表情を浮かべる森雪を見ていたたまれない気持ちになったあの頃

ヤマトという作品で最も重要なテーマは愛です。
ここ一番のセリフでは愛という言葉が必ず使われます。
{netabare}『ヤマト』:我々は、戦うべきではなかった・・・愛し合うべきだった!(古代)  
『さらば』:私はあなたの中に勇気と愛の姿を見せて頂きました。(テレサ)
『新たなる』:私はスターシアを愛しているのだよ。(デスラー)
『永遠に』:パンフレットに人類愛、地球愛、そして宇宙愛・・・とにかく愛という言葉がいっぱいw{/netabare}
この完結編でも最後は『愛』で締めくくります。
{netabare}裸で抱き合う二人の姿で・・・。{/netabare}
正直それが余計でした。
だからそのシーンを丸々カットした特別編が一番好きです。
敵キャラの印象がかなり薄く、何回観ても名前が覚えられませんw
(他の作品はデスラー、ズォーダー、スカルダートとスラスラ出てくるのに)
全体としては『永遠に』よりはずっと面白いと思うのですが、
如何せんネタになるような要素も多く、あまりいい評価はされていない作品です。

当時の私は『ヤマト熱』がすっかり冷めていました。
続編が作られる度にボロボロになっていくヤマトを見るのが辛かったのです。
それでもこの作品はヤマトの最後を見届けようという気持ちで映画館に行きました。
確かに最後のシーンで頭の中が『???』だらけになりましたが、
映画館を出る頃には清々しい気分になっていました。
『これでヤマトから解放される!』
しかしそれから10年も経たないうちに『復活編』の企画が持ち上がろうとは、
その時の人類はまだ知る由もなかったのです・・・。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

66.9 5 1983年冬(1月~3月)アニメランキング5位
クラッシャージョウ(アニメ映画)

1983年3月12日
★★★★☆ 3.7 (55)
211人が棚に入れました
 宇宙のなんでも屋“クラッシャー”であるジョウとその仲間たちの活躍を描いた、SF冒険アクション。原作は高千穂遥の同名小説。本作の脚本も同氏が執筆。キャラクターデザイン・脚本・監督を、原作小説の挿絵を担当している、安彦良和が手掛けた。時は未来。人類は宇宙へと進出し、他惑星への移住を開始していた。クラッシャーを生業としているジョウたちは、休暇中に飛び込みで依頼された仕事を“クラッシャー評議会”を通さずに引き受けてしまう。仕事の依頼人はバレンスチノフという男性。依頼内容は、病気の治療のために冷凍保存されている大企業の令嬢・エレナを、手術のできる医師が待つ星へと送り届けて欲しいというもの。だが、航行中に機体が原因不明の事故に遭い、全員が気絶している間に、エレナとバレンスチノフが消えてしまう。実はこれら一連の事件はすべてバレンスチノフが仕組んだ芝居だった。依頼人バレンスチノフは本当は海賊の一味で、エレナも彼が誘拐していたのだ。しかも、彼女はエレナという女性ですらなく…。果たして事件の真相は? ジョウたちは汚名をすすぐことができるのか?

声優・キャラクター
竹村拓、佐々木るん、小林清志、小原乃梨子、二又一成、武藤礼子、大塚周夫、納谷悟朗、小林修、久米明

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

宇宙が、熱い

<2021/6/13 追記>
CSで放送されてたので久しぶりに見ました
あらためて面白いですね。

アニメとして、そしてSFとしての出来が良い。
クラッシャーという稼業がカッコよい。

ただ一つ残念なところとして
本作(映画版)は原作に比べ少しストーリーが薄い感じがするのです。
原作の複数のストーリーの面白いシーンをつなぎ合わせたような気もする。
なんかぎこちないんですよね。
トラブルに巻き込まれていく必然性や
ゲストヒロインとの関係性や
キーとなるテクノロジーのヤバさや
そこら辺の掘り下げが物足らないからラストのカタルシスが物足らない

原作はそこら辺が丁寧によくできてる印象があって。
同じく宇宙海賊を敵に回す原作第2巻「撃滅!宇宙海賊の罠」なんかは物語にズンズン引き込まれました。

他にも第3巻「銀河系最後の秘宝」、第6巻「人面魔獣の挑戦」、そして第4巻「暗黒邪神教」と第7巻「美しき魔王」の話なんかは大好物でした。
タイトル安っぽいけど笑

でも総じて面白いですよ。
今のアニメにはなかなかない「スペースオペラ」としての面白さがあります。。

<2017/12/12初投稿>
昔映画館で観ました。
原作が好きで。
映画も好きでした。

そんな好きだった作品をうろ覚えでレビューしてみます。

ワープ航法が開発され普及し人類が地球から銀河の各地へ飛び出して数十年後。
極端なガス状のものを除くあらゆる惑星がテラフォーミングされ、いろんな恒星系の惑星に人は移り住み、無数の太陽系国家が形成された時代。
そこには犯罪以外のあらゆる荒事を生業とするクラッシャーと呼ばれる猛者達がいました。
元々はテラフォーミング作業を主業としていたクラッシャーは時代が移るに連れ、宇宙空間の巨大デブリの除去から要人警護、重要物の搬送、人探しなど仕事は多方面に広がり、比例して軍には及ばないものの強力な武力と高度な戦闘力を得ていきます。

そんなクラッシャーの一つ、チーム・クラッシャージョウが大暴れする痛快アクション・スペースオペラです。

クラッシャージョウは最高のSランクを誇る凄腕チーム。
若干18歳にしてリーダー、超腕っこきで技術も根性もある、ぶっきらぼうなイケメンの「ジョウ」。
パイロット兼リーダーの補佐兼後見人、全身の90%をサイボーグ化しているクラッシャー経験値∞の大男「タロス」。
紅一点で元王女とは思えないようなやりたい放題の「アルフィン」。
元浮浪児で15歳と経験は浅いがすばしっこいムードメーカーの「リッキー」。

こんな凸凹チームがとある大きな依頼を受けるところから物語は始まります。

ジョウのチームは受けた依頼を淡々とこなそうとしますが、そこには巨大な陰謀を背景とする巧妙な罠が。
彼らは騙され、窮地に陥っていきます。
そして、そこからの・・・!
あとは観てのお楽しみですが、とにかくハラハラ、ドキドキしたのを覚えています。

クラッシャーはそのルーツからならず者と見られがちですが、実は厳しい掟に縛られ、犯罪に加担したとみなされるとクラッシャー業界から追放されてしまう。(と言いながら裏社会から巧妙に情報を入手したりなんだりするんですけど 笑)
そんな縛りがあるせいで追い込まれ感がさらに増していきます。

そして、クラッシャー達が使う装備などがまた子供心をくすぐる♪
・同サイズの宇宙船では銀河中でも最高性能を誇るミネルバ
・ミネルバに搭載された複座型戦闘機のファイター1とファイター2
・おなじくミネルバ搭載の汎用型戦車ガレオン
・防弾耐熱で、あらゆる物質を燃え上がらせるアートフラッシュを胸のボタンにあしらった多機能スペーススーツのクラッシュジャケット
・小型の小惑星を一瞬で消滅させる分子爆弾
・宇宙空間でも発砲できる無反動ライフル
・ライトセーバーやビームサーベルを思い起こさせる電磁メス
・口径により破壊力が異なる戦艦兵器のブラスター砲
・通常航行の加速によるGを無効化していく慣性中和機構

などなど。

声優も覚えてます。
ジョウは竹村拓、アルフィンは佐々木るん(他にどんな作品出演されてたかはすみません。知りません)
タロスは次元大介の人。リッキーは元祖のび太。

スピード感あふれるアクションとダイナミックな宇宙での戦闘が安彦良和クォリティで楽しめます。

書き忘れてました。
安彦良和の初監督作品です。

うろ覚えなので雑な感じになってしまいましたが、数年前に映画館でリマスター・リバイバル上映してたようです。

こういうの好きな方は是非お試しくださいませ。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 31
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

旅に終わりはない~Oh! Our trip would never end♪

昨今はGA文庫・MF文庫J・角川スニーカー文庫等々ラノベ繁盛で人気が出るとすぐアニメ化されてますね。
かくいう本作も朝日ソノラマ文庫(現在は解散)で人気が出てアニメ映画になったようです。

原作は高千穂遙先生。クラッシャージョウシリーズ第1作目「連帯惑星ピザンの危機(1977年)」がデビュー作らしいです。
シリーズ全編の挿絵を安彦良和先生(もう漫画家だから)が担当されておられます。
時おりしも第1次アニメブームの真っ只中、特にSFに飢えていた青少年たちは文庫本「連帯惑星ピザンの危機」の表紙のカッコ良さそうな雰囲気に思わずジャケ買いした人も多いはず。
SF活劇でイラストカッコよくて創造と妄想を夢見ていたアニメファン(この頃はまだオタクという言葉はなかった)は「アニメになんねーかなー・・・」と思ってたら6年後に劇場映画に!
監督・キャラデザは安彦先生。メカデザインは「スタジオぬえ」。戦艦コルドバをデザインした(マクロスの)河森正治さんは自慢してましたが動画はマンはかなり泣かされたというのは有名な逸話。
ゲストキャラに当時の注目されてた漫画家のデザイン協力もあり、かなり期待されてたんですが・・・・・受けは今一つだったようです。
私もあまり見る機会というか縁が無かったので公開から三十余年たちますが「1度」しか見ていません。偉そうに言うつもりは無いのですが感想として・・・なんか盛り上がらなかった感じが。
安彦先生も後年、制作にはあまり乗り気じゃなくてスペオペの面白さがよくわからなっかったとおっしゃってました。
でも作画は全然手を抜いてないのでプロ作品としては尊敬に値します。

舞台は宇宙開拓が進んだ未来。そこで「クラッシャー」という職業で活躍するジョウのチームの物語。

【クラッシャー】
報酬さえ払えば何でも引き受ける宇宙の何でも屋。但し犯罪は絶対引き受けなない。ボディガードや用心棒・災害事故のある管轄行政が出来ない人命救助や危険物処理など様々。
スパイミッションとかもあるので身を守るための武装は自前の特注品。しかし地元治安組織(警察・軍隊)とソリが合わないのが悩みのタネ。(「他所モンが偉そうにするなっ!」ってゆうアレ)
特に連合宇宙軍とは犬猿の仲。

【ジョウのチーム】
ジョウ:若くして特Aクラスのクラッシャー。クラッシャー創設者ダンの実子。度胸のいい行動と判断力は絵に描いたようなヒーロー像。ガッチャマンでいうところのケンとジョーがミックスした感じ。
タロス:見た目がドズル・ザビ。かつてダンの右腕だったベテランクラッシャー。チーム専用機ミネルバの操縦士。ガッチャマンでいうところのリュウ。
アルフィン:惑星ピザンの元王女。ピザン事件でジョウに一目惚れ。ミネルバに密航してまでついてきてクルーになったお転婆娘。ガッチャマンでいうところのジュン。
リッキー:チーム最年少でお調子者のムードメーカー。アルフィンとは姉弟みたいな仲でタロスとは喧嘩仲間。ガッチャマンでいうところのジンペイ。
ドンゴ:サポートロボット。リッキーをよくからかったりする人間クサイところがある。ヤマトでいうところのアナライザー。
{netabare}
物語は1度しか見ていないので記憶があやふやなんですが、ジョウが謎の積み荷をミネルバで運搬中、船が勝手にワープして気を失うことに。
気が付いた時には積み荷が消えており、納得がいかないジョウは独自に調べると宇宙海賊マーフィーパーレーツが「宇宙船を外部からワープコントロールする装置」を手に入れたけど未完成で、完成のカギを握る女性、ドクター・マチュアをめぐっての大活劇。
ラストでマーフィーパーレーツを掃討し装置を破壊した今回の事件はジョウは何も知らされず仕向けられたことにプンスカ怒り、エアカーでアルフィンと共にハイウエイを猛スピードですっ飛ばすシーンでは背景がフル動画でスゴかったような記憶が・・・{/netabare}

機会があればもう一度見直してみたいものです。

日東・タカラが出してたプラモ。ミネルバ・ファイター1・コルドバ・ガレオン・パワードスーツetc、欲しかったなあ・・・・

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

ゼルミナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

メカ、キャラ、アクション、てんこ盛り!

2020年4DXで鑑賞。
動きそうなシーンでは予想以上に動いていて好感。

当時から現在にいたるまで評価は高いが、物語の展開に今となっては辛い部分を感じた。
(ジョウがすごーく行き当たりばったりに見えてしまうんだよねーw)
まあ、これは作品の瑕疵では断じてなく、(「アリオン」のコメントでも書いたが)時代それぞれのテンポの違いというものだろう。


とはいえ、河森正治デザインのメカと安彦良和キャラが縦横無尽に動き回る本当に本当に素晴らしいアニメである。
アニメに一家言あると自負する若い方々にも是非ご覧になっていただきたい。うむ。


コルドバが回頭するシーンとか年甲斐もなく拳を握ってしまいましたわ。
つか、ハンター勢を筆頭に、出番が少ないメカも凝ったデザインに画も描き込まれていて、タメ息がでますな。
安彦キャラは世代的に刷り込みレベルで影響を受けてると思うのだが(笑)、ガキの頃はノーマークだったアルフィンの可愛さにやられました…19歳なのに飲酒&泥酔エピソードありという当時感よ。

特筆したいのは、著名な漫画家の方々による「スペシャル・デザイン」の存在感!
これはリアタイ視聴した子供のころより漫画の知識が格段にレベルアップしていたため、初見の様に面白かった。
今は亡き和田慎二先生(大ファン…)のキャラとか、普通に泣くわ!もう!
ちょっと油断するとハロが飛んでいくし(笑)、こういうお祭り感ってのは何で無くなっちゃったんだろう。惜しいなぁ。

余談だが、本作から逆算して宮崎駿の物凄さも見えてきてしまう気がする。(「風の谷のナウシカ」公開は本作の次の年。)あんなアニメーターは二度と現れないんだろうなぁ。(詠嘆多くてスマヌw)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6

66.9 5 1983年冬(1月~3月)アニメランキング5位
アルプス物語 わたしのアンネット(TVアニメ動画)

1983年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (21)
79人が棚に入れました
日本アニメーション製作の「世界名作劇場」第9弾。原作はパトリシア・M・セントジョンの『雪のたから』。スイスのロシニエール村の少女アンネットと男子ルシエンは仲の良い幼なじみ。だがルシエンの感情的な行動が遠因となって、アンネットの弟ダニーは足が不自由な身になってしまう。ルシエンを憎悪したアンネットは毎日彼に辛くあたるが、その光景はダニーにも痛ましいものだった。もともと好きだった木彫りの芸に打ち込もうとするルシエンだが、彼が作った工芸までを打ち砕くアンネット。だがそんな哀しい日々に希望の光が……。原作に描かれるキリスト教の精神「贖罪と赦し」を主題に、歴代名作劇場でも屈指のシリアスでハードなドラマを展開。後年の同路線での人気作『ロミオの青い空』の楠葉宏三監督の、初監督就任作品としても有名だ。

声優・キャラクター
潘恵子、深雪さなえ、小林修、巌金四郎、山田栄子

aitatesoka さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

裏アルプスの少女?

アルプスの少女ハイジがあまりにも有名な為同じような出だしの題名で影が薄い印象があるが
原作はまったく関係ない宗教色の濃い作品でありアニメ化に当たってかなり宗教成分は薄められている
この物語の根底に流れているのは贖罪であり子供向け作品にしては重いテーマではないだろうか
しかし、主人公たちの心の葛藤を丁寧に描いており最後はハッピーエンドとなる為
余計に途中の重い展開が際立つ進行に段々引き込まれ48話を5日で見てしまった

中盤までの重苦しい進行を我慢して視聴すれば後半10話は感動的な展開で畳み掛けて最後は数話をかけて締めくくる最近のアニメにはないすっきりとしたエンディングを楽しめる作品である

ちなみにヒロインは「名作劇場」系作品最強の凶暴さ?を誇る行動力を備えているらしい

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

luna さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

晴れない霧の中で

途中でやめてしまうか
最後まで観るかで
かなり印象が変わる作品です

でも
中盤の霧の中のエピソードまでたどり着けば
きっと
最後までアンネット達を見守ってみようと
思えるかもしれません

明るく始まった物語も
次第に黒い雲に覆われて
大嵐が訪れます
その後は
づーと
登場人物も
観ている人も
抜け出せない
濃い霧の中

お話をまとめて観るのが苦手なのですが
流石に耐えられなくなり
何話かまとめて観ました

そこでたどり着いた
霧のエピソード
みんなの心情を映像で上手く表現し
物語は必ず動く
でも
もう少し待ってと
薄らとですが伝わってきました

あと
アンネットをかわいく描きすぎないところも
効果的でした
雪のエピソードで
こんなにも心情の変化で
キャラクターの見え方が変わるんだって、、、

初め苦手だったOP、EDも
物語の変化に引っ張られ
終わりの方では
毎回観るのが楽しみになるくらいに

子供向けだから難しすぎるとか
考えすぎないで
伝えたいことをしっかり表現したのは
すごいなって思います
でも
作品は観てもらえないとしょうがないので
もう少し構成に工夫があったら
挫折する人が減るのかも
とも思いました

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

R子 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ダニーを愛でるアニメ

仲良しのおさななじみ二人が、とある事件をきっかけに仲違いし、再び絆を取り戻すまでのストーリー。

途中、見ているのが辛くなるくらい重々しい展開が待っている。
それでも見進めることができたのは、ダニーの可愛さに尽きる。

ダニーが可愛い。とにかく可愛い。
オコジョの友達クラウスをとても大切にし、再び歩けるようになる日を信じて無邪気に過ごしているが、このダニーの可愛らしさが無ければ見るに堪えないアニメだったかもしれない。
主人公二人はまだ子供とはいえそれぞれの保身に走る姿や、素直になれずに逆のことをしてしまう描写は少し残酷のようにも思える。

私は一気見したのですぐに展開を知ることができたが、当時、一週間に一度ずつ見ていた人たちは素直になれない二人にやきもきしていたに違いない。

原作ありきのアニメなのでストーリーに関してはラストが決まっているのだが、大団円に向かって少しでも救われる展開でよかった。

いや、ほんとダニーがかわいい(しつこい)。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

66.6 7 1983年冬(1月~3月)アニメランキング7位
ドラえもん のび太の海底鬼岩城(アニメ映画)

1983年3月12日
★★★★☆ 3.6 (97)
551人が棚に入れました
春休み。ドラえもんやのび太、スネ夫、ジャイアン、しずかたちは太平洋海底でキャンプをすることにした。一行は楽しい第一日目を過ごすが、翌日から五人は謎の世界に引き込まれていく。

めたぼん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

風刺のきいた作品

僕がまだ小さい頃はバミューダトライアングルという言葉は割と世界の七不思議みたいな感じで有名だったんですが今はどうなんでしょう?

結果的にこの作品は東西冷戦と核抑止力論に対する痛烈な批判になっていると思います。でもそれはあくまで結果であってそんな背景を全く考えなくてもエンターテイメントとして十分楽しめます。(当然ですが、僕も子供のころはそんなこと考えていませんでしたから。笑)

ただ全体的に暗い雰囲気であることから公開当時は子供たちにあまり人気が出ず、興行的には振るわなかったようです。

主題歌を岩渕まことさんが担当した最後の回です。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

ちあき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

怖かった(思い出補正)

子供の頃何度も観ていたドラえもんの長編アニメ映画。
その中でも本作の印象は「怖い」でした。
恐らく、「戦争」「冷戦」といったテーマが奥底にはあるのだと思います。
武器って人の恐怖心の表れなのかもしれませんね。

大人になって観るとやはり思い出補正されているのは否めません。が、子供と一緒に楽しめる作品です。

またドラえもんのアニメ映画では、武田鉄矢氏が手掛ける歌がとても印象的で、作品の良さを更に引き立ててくれます。本作は「海はぼくらと」

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2
ネタバレ

ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

愛の特攻

シリーズ4作目。
{netabare}
夏休みに2泊3日のキャンプを計画する一同、皆が海か山かで言い争う中、どちらも楽しめるという理由で海底を提案するドラえもん。
海底にてドキドキキャンプライフを楽しむのび太たちではあったが、その道中で海底人と出会い、地球を救う戦いに身を投じていくという展開。

設定が結構凝っていて、バミューダトライアングルやアトランティス、ムー大陸など、いわゆる都市伝説的な設定を絡めつつ、壮大なスケールを持たせた海底人の歴史が作品に緊張感とワクワクを与えている。

そして今回は何と言っても冒頭から登場する、人工知能を搭載したバギーちゃんの魅力にあふれてた作品だった。
何故か臆病で口が悪く、ドラえもんからも嫌われるしまいだが、心優しいしずかちゃんとの絆が描かれている。

今回は敵が強大で、スリルも大きく、見せ場も多い。
カメレオン帽子によるバリアすり抜けや、しずかちゃん決死の囮作戦、そして全員が捕まり絶体絶命からのバギーちゃん特攻は語り継ぐべき名シーンだ。しずかちゃんの涙にこたえて自ら四次元ポケットから出ていくバギーちゃんの勇姿に感動必至である。

初期作品の中ではかなりクオリティが高い作品だと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

66.5 8 1983年冬(1月~3月)アニメランキング8位
うる星やつら オンリー・ユー(アニメ映画)

1983年2月10日
★★★★☆ 3.7 (76)
363人が棚に入れました
 高橋留美子原作の同名漫画をアニメ化した、劇場用作品第1弾。TVシリーズの好調を受けて制作された。監督は「攻殻機動隊」の押井守。無類の女好きで浮気ばかり繰り返す高校生・諸星あたると、その押しかけ女房となったキュートな宇宙人・ラムが日常的に巻き込まれる非現実的で奇想天外な事件をハイテンションに描いたSFラブ・コメディ。ある日、あたるの知り合い全員に結婚式の招待状が届いた。差出人は、“諸星あたるとエル”。謎の女性・エルの正体は、やっぱり宇宙人。だが、宇宙一の美女と言っても過言ではないほどの美しい女性だ。そのうえ、彼女と結婚すれば彼女の星の王にもなれる。ラムは当然のごとく嫉妬し、ふたりの結婚を阻止しようとするが…。ふたりは本当に結婚してしまうのか? そして、エルは本当にあたるに惚れて結婚しようとしているのか…!? 何やらこの結婚には裏がありそうで…。

声優・キャラクター
平野文、古川登志夫、榊原良子、島津冴子、神谷明、杉山佳寿子

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キャラ設定が異様に濃い古典的ラブコメ

80年代を代表するラブコメ。
本作品は、その最初の劇場版です。

TV版は全話見た自信が無いので評価しませんが、とんでもないキャラが次々に出てくるので、当時面白おかしく見たものです。
TV版は、たいしたストーリーはないので、各話バラバラで見ても問題はあまりありません。
この劇場版はTV版のノリと変わりません。

この作品の基本は、宇宙規模で繰り広げられるドタバタラブコメディーで、展開がスピーディーです。
主人公のあたるがビリビリするお約束で、最終的には落ち着くところに落ち着きます。

メインヒロインラムちゃんは、わかりやすく表現すると「とある魔術の禁書目録の’御坂美琴’」と「To LOVEるの’ララ’」を足して2で割ったようなキャラクターです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 18

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

完全無欠のうる星やつら これを見なきゃ始まらない20世紀を代表する名作アニメ

1983年公開の劇場用アニメ 公開版80分ノーカット版104分

原作 高橋留美子 監督 押井守 脚本 金春智子 制作 スタジオぴえろ

押井守氏の初監督作品は「うる星やつら」劇場版初監督は「うる星やつら オンリー・ユー」です。

監督降板(脚本が嫌だったのか?)を受けテレビ版監督の押井氏が急遽登板、
まったく進行していない状況で、脚本改編と絵コンテ作成を同時にほぼ一人で強行する、
それも、テレビ版の監督と同時進行、まさに「押犬大明神」と化していたという時期です。
脚本の人から文句が来るほど変えたそうですが、
この金春さんという人はテレビ版の「よっぱらいブギ」のみ執筆、
調子が悪いナツコさんのような回です。
「めぞん一刻」ではごく初期に2本執筆したのみということで、
ベテランの割にはあまり信用がおけなさそう。

おそらく、押井氏が不満だったのはこの設定の中枢であるエルについて。
宇宙人の王女「エル」が子供の頃した「あたる」と結婚の約束を果たすため、
地球に攻め込むというアイディアは、原作初期の「クラマ編」の焼き直し、
これではプライドの高い押犬としては、自分の黒歴史と思いたいでしょう。

ところが意に反してアニメは素晴らしい出来です。
傑作、いや名作級。
どうにも改変できなかった「エル」設定も含めて私には非の打ちどころがありません。
この時点での全キャラ登場のテレビファンのための特大ボーナス?
いや違います。
この作品こそがテレビの延長の「うる星やつら」本編本道の大作。
スピンアウト的位置の「ビューティフルドリーマー」のほうがボーナスです。

押犬に騙されてはいけません。オンリー・ユーこそが見るべき作品です。

諸星あたる CV古川登志夫  カイ・シデン ピッコロ大魔王
ラム Cv平野文    
三宅しのぶ CV島津冴子   フォウ・ムラサメ ダーティペアのユリ
面倒終太郎 CV神谷明    流竜馬 キン肉スグル 冴羽リョウ
テン CV杉山佳寿子     魔法のマコちゃん ハイジ 白鳥のジュン
錯乱坊 CV永井一郎     磯野波平 猪熊滋吾郎 八宝斎
サクラ CV鷲尾真知子
メガネ CV千葉繁      一堂零 レレレのおじさん ねずみ男
ラン CV井上遥       セイラ・マス おそ松
お雪 CV小原乃梨子     ドロンジョ コナン 野比のび太
弁天 CV三田ゆう子     ハットリ・シンゾウ ネコ娘
クラマ姫 CV吉田理保子   早乙女ミチル クララ 神崎メグ マリア・フリード
レイ CV玄田哲章      岩鬼正美 海ぼうず 多数

エル・ド・ローゼンバッハ CV榊原良子 ハマーン・カーン 竜崎麗香
ロゼ CV丸山裕子       ロボタン キノッピー

ラムの美しさは際立っていますが、同様にラン、弁天、お雪も超絶美しい。
見なきゃ損。
いや、お願いですから見てくださいレベルの個人的名作です。

押犬も心を入れ替えて自分が作った名作を認めなさい。

まったく未見の人はテレビ版1話からどうぞ。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 28

plum さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

らしさでいえば本作

1983年公開のうる星やつら劇場版第1作。

諸星あたると宇宙人エルとの、結婚を巡ってのドタバタコメディ。
劇場2作目のビューティフル・ドリーマーよりもキャラデザがTV版に近く、
ストーリーもあたるの浮気性を中心にしたドタバタがメイン。
しょーもないオチと、最後はお約束のドタバタで締め。

とっても、”うる星やつら”らしくて好きです。

宇宙を舞台にした、ちょっとだけスケールが大きいところが
劇場版って感じでしょうかね。
うる星やつらといえば、数多いサブキャラが魅力のひとつですが
弁天くらいしか活躍の場がないのは、少し寂しいところです。

ビューティフル・ドリーマーの評価が圧倒的に高く、
また監督自身が失敗作だと言っている、少し可哀相な作品ですが、
”うる星やつららしさ”が出ているのは、本作だと思います。


しかしこの時代って、半裸の女の子がでるアニメとか、
パタリロみたいなBLのアニメが、ゴールデンタイムにやってたんですよね。
いまからすると不思議なものです。
まぁ、親はチャンネル変えろってよく言ってたな。

それは野球みたいからだろう!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 8

65.7 9 1983年冬(1月~3月)アニメランキング9位
幻魔大戦(アニメ映画)

1983年3月12日
★★★★☆ 3.6 (119)
569人が棚に入れました
 原作=平井和正、石ノ森章太郎、アニメキャラクターデザイン=大友克洋、音楽監督=キース・エマーソン、監督=りんたろうというそうそうたる顔ぶれで製作された、超能力バトル・アクション。角川映画劇場用アニメ第1回製作作品でもある。大宇宙の破壊者 “幻魔”が地球に接近しつつあった。宇宙の意識体“フロイ”のメッセージを受け取った、トランシルバニアの王女にしてエスパーの“ルナ”は、やはり幻魔と戦っているというサイボーグ兵“ベガ”と共に地球を守る戦いを開始する。ルナは全世界のサイオニクサー(超能力者)を集め、幻魔に対抗しようと考える。そのうちのひとり、高校生の東丈は自分の能力にまったく気付いていなかったが、ベガの挑発によって超能力を開花させる。しかし、精神的に幼い彼は、宇宙を守る戦いに参加するよう説得するルナに対して心を閉ざしてしまう。そんな彼の元にも敵は容赦なく現れ…。

声優・キャラクター
古谷徹、小山茉美、江守徹、池田昌子、美輪明宏、佐藤正治、穂積隆信、永井一郎、滝口順平、潘恵子、塩沢兼人、原田知世、槐柳二、田中秀幸、林泰文

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

テーマ曲に魅了された B+

この作品が公開された当時は小学生で、劇場に見に行ったのを覚えています。

非常に感動して、余韻に浸りながら映画館を出たように記憶していたのですが、数年前にレンタルで借りて見たところ、当時の感動が蘇ってきません。

仲間を集めて、超能力バトルして、「うおー」ってな感じになって、ハイ終わりです。

こんな映画だったっけか~?と不思議にすら思えましたが、エンディングになってその理由が分かりました。
テーマ曲に完全に魅了されてしまっていたんです。

テーマ曲は、ローズマリー・バトラーの「光の天使(CHILDREN OF THE LIGHT)」。
全て英語の歌詞で、当時は「アニメなのに歌に日本語がない!」とまず衝撃を受けました(笑
独特の高揚感を持つメロディーで、摩訶不思議な音色が混じっていたのですが、当時はそれがシンセサイザーだとは知らずにいました。

このテーマ曲は、その後ラジオで流れていたのを録音し、何百回と聞き返すほど気に入りました。
そのうちに映画の曲としてではなく、単独の曲としてとらえるようになっていました。
ただ、あまりに聞きすぎたために、曲に対する感動も少しずつ冷めていき、曲の感動が映画の感動と結びついていたのをわすれていました。
それが、映画を見返して、「あー、この曲に感動していたのか!」と気付かされたのです。
皮肉なことですが(笑

まだ続きがあります。
この曲を作った人を最近知ってびっくりしました。
作曲は、キース・エマーソン。
エマーソン・レイク・アンド・パーマー(ELP)というプログレッシブロックバンドの大御所のメンバーです。
プログレには明るくない私でも名前を知っている、超が付くほどの有名人でした。

当時の私に本物を聞き分ける耳があったかどうか分かりませんが(無論今でも無いと思いますがw)、「良くぞこの曲を好きになった」と褒めてやりたい気持ちです。

アニソン好きの方だけでなく、広く音楽好きの方にお勧めできる曲ですので、機会があればぜひ聞いてみてください。

えーと、肝心の映画の中身ですが、最初に書いたとおりです(笑
古い作品だけに、映像的に見ると最近のアニメを見慣れた人にはちょっと厳しいかなと思います。
それでも、ストーリー的に面白ければお勧めするのですが、残念ですが余り惹きつけるものがありません。

それでも、当時の映画館ではスクリーンに釘付けになって見入ってしまったのは、当時は娯楽が少なかったからでしょうか。

殆ど曲に対する思い入れになってしまいました・・・。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 15

キリン  さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

超能力者の方は観てください

古い作品のアニメ映画です。

小学生の頃に何度か夏休みにTVで放送していたのを
観た記憶があります。

それを25年ぶりくらいでしょうか
改めて視聴してみました。

簡単に言えば
宇宙を破壊しようとしている『幻魔』を
なんとかしないといけないストーリーです。

ま、世界中の超能力者を集めて頑張るんですが、
ごく普通の少年が能力に目覚めて・・・
みたいな感じです。

今でこそ新鮮味に欠ける内容と思われるかもしれませんが
私にとっては、超能力をここまで現実的な描写で
アニメにしたのは、これが初めてでした。

仲間にソニーという名前の
アーノルド坊や(分かるかな~?)
みたいなクソガ・・・じゃなくて子供がいるんですが、
昔は、けっこう好きなキャラだったのに
今観ると、なんか腹立つキャラです。

原作は平井和正先生と
石森章太郎(石ノ森章太郎)先生の共作です。
1967年の『少年マガジン』で連載スタートらしいので
全然、私も産まれる前の作品です。

私の近所のレンタルショップだけかもしれませんが
本作品のDVDは『石ノ森章太郎コーナー』ではなく
『大友克洋コーナー』に置かれています。
絵を見ればお分かりと思いますがキャラデザ担当なので。

他にも監督はりんたろう監督
美術は男鹿和雄さん
声優も大御所メンバー

昔の作品を観ると、いつも思うんですが、
錚々(そうそう)たるメンバーに驚かされます。

子供の頃って、エンディングクレジットを
そんなに注意してチェックしていませんでした。
絵ばっか観てましたね。

真っ黒のバックに白字のエンドロールなんかは
片目つむって人差し指を目の前に出し
指の先端が字にぶつからないように
避けながら進む
ぶつかったら“死ぬ”という
命懸けの縦スクロールゲームをしていましたので
名前チェックどころではありません!

なんとなく『タツノコプロ』って言うのを憶えた程度です。

きっと現在のアニメスタッフも
何年後かに観たら
「凄いメンバーで制作してたんだ!」
ってことになるんでしょうか。


色々忘れていましたが
音楽は何年たっても
バッチリ憶えてましたね。
とても印象的な音楽でした。

大友先生ファンなら、一応は観ておきたい作品ですね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 24
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

感想

原作未読
キッズステーションが懐かしい名作特集してくれるので楽しみに録画して観ました
最近のアニメを観てるとCGや映像綺麗だったり確かに楽しめるんですけれども、
昔の名作と聞くと好奇心がくすぐられるのと
まだ自分が生まれてない時代に思いを馳せてみたり、回顧したりしたいなぁって思っていたので嬉しいです

舞台が新宿や吉祥寺でよく背景に出てきますが昭和感が半端ないです
昔は繁華街や商店街も今と変わらず賑やかだろうなってふと思いました
作画はタイトルロゴから時代を感じたりとツッコミどころ多かったけれど、綺麗だと感じた。

キャラデザが凄くリアルだな・・と思ってよく見ると、
AKIRAで有名な大友克洋さんで、幻魔大戦の後に自身の漫画を映画化した「AKIRA」を監督したそうで、超能力の表現や大規模な都市破壊シーンなどに「幻魔大戦」の影響が見られる(Wikipediaさんから)と書いてありました。
以前AKIRAを観たのでなんとなく影響を感じた。

<感想 観ていて思ったことをよく考えずに書いています 
メモ的に残してるので飛ばしてOKです 予めご了承ください>
{netabare}原作を見ていないので何とも言えないですが、
映画版では主人公が良い意味で平凡。

ある日特殊能力(超能力)に突然目覚めたとして、善悪さえ曖昧な悩み多き思春期の男子高校生(東丈)は、その能力を正しく使えるのだろうか?

最初のシーンではその大いなる力をくだらない事に使ったりしていて
その力から逃げようとしていた。精神力が足りないからじゃないか?と思ったけれども果たして私もその力に目覚めたとして正しく使えるのだろうかと考えてしまった。
何より大切なお姉さんの存在(若干シスコンぽく描かれているけれども、このお姉さんが達観していて良く出来た人物だと思う)が道を付けてくれたように思う
NYに助けに行ってる間に姉が危機に面して特殊能力に目覚めるも逝ってしまうのがどれだけ丈にとって悔しかっただろうか
幻魔に追い詰められ服を破かれ必死にこの状況をどうにかしようとする姉の姿は不謹慎ながらも色気を感じてしまった

特に描写でお気に入りなのが涙の描き方と、能力を使ってる時に出る体の周りに光るオーラが凄くグッときてしまう
姉を亡くし絶望に落ちた丈は復讐に燃えるも周りに諭され、一人行動するシーンの森が燃える描写と動物が逃げるシーンが映画のバンビ感半端ない。

1つ思ったのが、大友先生動物のデザイン可愛すぎるよ・・
バンビ・・じゃなくて、鹿がたまらなく可愛い・・
幻魔が鹿を手にとって足から裂こうとした時は
「やめてーーーー!可愛い生き物をいじめないでーー」と本気で思った。そしてもう、声に出してた
主人公が動物を助けて動物に囲まれて孤独から脱出し、自分の進むべき道を見つけるシーンを観て自分の中の何かがハジけた
・・動物を連れてる男性に弱いのかもしれない!(←どうでもいい気づいたことw)
今まで平凡だなーと思ってた東丈が急に可愛く思えてきた。

ラストはあまりにもあっけなかったけど、原作では絶望的なシーンで物語の幕は閉じていたらしいので少しモヤモヤするけど良かったかも。
ところで・・中盤のルナ姫が映画版の作中に突然のイメチェンしていて別人になっていて混乱しちゃったけど、あれは一体・・{/netabare}

主題歌の「光の天使(CHILDREN OF THE LIGHT)」がとても良い曲です
壮大なメロディーにローズマリー・バトラーのパワフルな歌声に心動かされます。
今も聴きながら余韻に浸ってレビューを書いていました。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 39

60.1 10 1983年冬(1月~3月)アニメランキング10位
愛してナイト(TVアニメ動画)

1983年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (16)
69人が棚に入れました
やっこの愛称で呼ばれる18歳の少女・三田村八重子はお好み焼き屋の看板娘。唯一の家族である快活な父とともに店を切り回す。そんなやっこの憧れは、新進ロックバンド「ビーハイブ」の主要メンバー・大川里美。だが彼女は同バンドのメンバーに接するうちに、里美の親友で朴訥だが心の暖かい青年・加藤剛を意識し始める。前後して剛の弟の幼稚園児・橋蔵とその愛猫ジュリアーノとも友人になるやっこ。果たして彼女の恋の行方は?

声優・キャラクター
堀江美都子、ささきいさお、青野武、森功至、麦人、塩沢兼人、川島千代子、間嶋里美、堀秀行

計測不能 11 1983年冬(1月~3月)アニメランキング11位
亜空大作戦スラングル(TVアニメ動画)

1983年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (9)
37人が棚に入れました
二連星バクサスα・βの間に存在する可住空間「亜空」。その中心にある、人工都市・ギャラクタウンには、悪の総合企業体・クライムが暗躍していた。このクライムに対抗するため、結成された非合法防衛チーム「ゴリラ」は、各人の専用メカと、大型変形トレッカー「スラングル」を駆り、さまざまな任務を遂行していく。海外ドラマ『スパイ大作戦』にアイデアを得た作品。製作は、1980年代に『J9』シリーズなど、数々のカルトアニメを送り出した国際映画社。キャラクターデザイン・天野喜孝、音楽・山本正之といった当時気鋭の才能を集め、更に古谷徹、鈴置洋孝、平野文ら、人気声優がレギュラーを務めるなど、豪華な布陣となっているが、作画・演出面は、当時の水準よりおしなべて低く、『J9』程の人気は獲得できなかった。

計測不能 11 1983年冬(1月~3月)アニメランキング11位
Dr.スランプ アラレちゃん ほよよ世界一周大レース(アニメ映画)

1983年3月13日
★★★★☆ 3.7 (8)
34人が棚に入れました
TVアニメ『ドクタースランプ アラレちゃん』の劇場用作品第三弾。長編だった前作とは異なり、今回より再び「東映まんがまつり」におけるプログラムの一環として、正味50分強の中編という体裁で制作された。世界一周レースが開催され、優勝者には賞金だけでなく主催するラジアル王国のフロント姫と結婚できるらしい。しかし彼女は、そんな条件はまっぴら御免と、自分に似た山吹みどりと入れ替わり自らレースに参加することに。千兵衛も愛車ボロボを駆って参戦するが、賞金目当てのドクターマシリトが繰り出す妨害でレースは大波乱の展開に……。完全オリジナルストーリーとして制作された一編。映画前作の敵役だったマシリト一行も再登場するが、マシリトの声優はTVシリーズ同様野沢那智が担当している。

計測不能 11 1983年冬(1月~3月)アニメランキング11位
きつねと猟犬(アニメ映画)

1983年3月1日
★★★★★ 4.8 (4)
32人が棚に入れました
ディズニーの20作目の長編映画。人間に育てられた子ギツネと猟犬との友情と悲劇を、ディズニーならではの美しい映像で描く。母親を殺された子ギツネのトッドは、心優しいトゥード未亡人によって育てられた。ある日、トッドは猟師の家の子犬コッパーと知り合う。たちまち意気投合し、遊び回るトッドとコッパー。しかし、やがてコッパーは猟犬としての訓練を開始、トッドも独り立ちするために森へと入る。春になり、立派に成長した2匹は、追う者と追われる者として再会を果たす…。

計測不能 11 1983年冬(1月~3月)アニメランキング11位
パーマン バードマンがやって来た!!(アニメ映画)

1983年3月12日
★★★★☆ 3.6 (4)
22人が棚に入れました
藤子・F・不二雄の名作『パーマン』の新作劇場アニメ化。 勉強もスポーツも冴えない小学生・須羽みつ夫。彼は地球に来訪した正義の宇宙人バードマンと偶然に出会い、地球の平和を守るスーパーヒーローのパーマン1号に任命される。6600倍に力が増え、弾丸も平気な体になるヘルメット、自由に空を飛べるマント、通信機や酸素ボンベにもなるバッジを託されたパーマン1号は、相棒でチンパンジーのパーマン2号とともに、さまざまな悪人や事故災害に立ち向かうことになった。そんな彼らの前で起きたのは、みつ夫の同級生の女子・みち子が誘拐されるという事件だった! 旧作の白黒TV版『パーマン』から15年ぶりのアニメ化で、映画公開の翌月1983年4月から放映される『パーマン(TV第二シリーズ)』の序章編でもある。宇宙人バードマンの呼称、パーマンの正体がバレると動物にされるなどの罰則は、この劇場アニメ化を機会に改訂・整理され、21世紀現在の公式設定でもこれが継承されている。なおみち子の誘拐事件は、本アニメオリジナルのストーリー。

計測不能 11 1983年冬(1月~3月)アニメランキング11位
雨ふり小僧(OVA)

1983年1月1日
★★★★☆ 3.8 (4)
13人が棚に入れました
漫画の神様・手塚治虫が制作した短編ファンタジーアニメ。原作は手塚自身が1975年に著した同題作品である。監督も手塚によるものだが、脚本や作画監督などは『鉄腕アトム(80年版)』や『ASTRO BOY鉄腕アトム』ほか手塚アニメに携わってきた吉村昌輝が担当。 ある雨の日に少年モウ太は、雨ガサをかぶってゲタをはいていた不思議な子供と出会う。子供=雨ふり小僧はモウ太の雨ぐつが欲しくなり、雨ぐつをくれたら三つの願いをかなえてやるという。これを機に仲良くなったモウ太と雨ふり小僧だが、やがて三つ目の願いがかなえられるや、モウ太は家の都合で突然の引越しをしてしまう。それから数十年の歳月が流れ、モウ太は雨ふり小僧と出会ったあの場所へ向かうが……。 本作は手塚のアニメ短編「ライオンブックス」シリーズの第2弾として1983年の暮れに完成。一般OVAとしての発売は1989年のことだった。

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

幼心に号泣し、今見ても号泣する良いトラウマ作品。「花田少年史」もオススメ。

 手塚先生の作品って良い意味でも悪い意味でも大人で、「俺のとは違うなぁ〜」な作品が多い(それでも好きですが)。しかし、本作はシンプルに涙腺を発破しに来る隠れた傑作です。


 この手の話を更に拡大させたのが「花田少年史」ではないかと個人的には思います。雪野さんの7話「ハムカツ」、cvサトシな19話「走れメロン」、cvコナン君な21話「雪降る夜に」は大号泣三部作だと言いたい。コナン君こと高山さん演技上手すぎぃ!。


 「おジャ魔女ドレミ」もそうだが、子供のいじらしさこそこの世で一番の涙腺爆破装置である。ベタだろうが古臭いと言われようが、こういう王道を見事にやり遂げるのが一番偉い。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

計測不能 11 1983年冬(1月~3月)アニメランキング11位
忍者ハットリくん ニンニンふるさと大作戦の巻(アニメ映画)

1983年3月12日
★★★★★ 5.0 (1)
12人が棚に入れました
ハットリくんに伊賀のお父さんから、春休みに友達を連れて里帰りをしなさいという手紙が届いた。ハットリくんは弟のシンゾウ、ケン一、夢子ちゃんたちと伊賀に出発する。だが、その一行を見つめる怪しい影が……。それは忍術の力を科学の力に置きかえた、科学忍者メカマロの手下。メカマロは科学忍者の強さを証明するためにハットリくんと対決しようと策謀を巡らせていた。そして伊賀の里を占領するために、偽の手紙でハットリくんをおびきだしたのだった。藤子不二雄(A)の同名のマンガのアニメ化で、脚本は『忍者ハットリくん ニンニン忍法絵日記の巻』の桜井正明、総監督も同作の笹川ひろしがそれぞれ担当した。

計測不能 11 1983年冬(1月~3月)アニメランキング11位
緑の猫(OVA)

1983年1月1日
★★★★☆ 3.5 (5)
10人が棚に入れました
手塚治虫が1956年から1957年にかけて「おもしろブック」(集英社)の毎号の別冊付録に執筆した傑作SF連作シリーズ『ライオンブックス』。その中の同題の一編をアニメ化した作品。 愛猫「グリーン」を捜し求めて古い無人の洋館に入っていく少年サンゴ・ユノ。だがその前に立ちはだかった私立探偵・伴俊作(ヒゲオヤジ)はサンゴに拳銃を渡し、「緑の猫」を撃つように告げた。抵抗しながらも拳銃を手に館に入っていくサンゴ。中には、瞳を妖しく光らせた複数の猫たちが待っていた。サンゴがグリーンに迫る一方、館の周囲では少し離れた場所から軍隊が館に砲撃せんと準備を始めた。実は軍隊の隊長は、自分たちが一体、何を攻撃するのかすら知らない。そんな隊長に、ヒゲオヤジは館の中にいる緑の猫=グリーンの秘密を語り始める。まだ赤ん坊だったサンゴと出会い、彼の人生を狂わせて悪の道に導いた猫。その正体は……。 当初はTVシリーズ『ライオンブックス』の一編として放映される構想だったが、惜しくも番組企画が実現せず、他の手塚短編のアニメ化とあわせて後にOVA作品として発売された。監督は、手塚自身が担当したが、主力スタッフとして活躍したのは「24時間テレビ」の手塚スペシャルアニメなどで実績ある名アニメーター・西村緋禄司で、彼が脚本・演出・絵コンテ・作画監督も全て兼任。本作のアニメ化企画を提出したのも、この原作に思い入れのある西村だった。

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ヒゲオヤジ大活躍

エドガー・アラン・ポーの短編ぽいタイトルでしたが、これ下手すると1時間弱で描く内容なんじゃないかな。

テレビ用に30分弱でまとめた事によって駆け足気味のテンポだった事に加え、情報量が多めなので最低2回は観る必要があるといった印象。

それでいて、宇宙人である緑の猫の目的がなんだったのかとかが謎のため、ハッピーエンドながらスッキリしないものがありました。

ただ、子どもの為に奮闘する伴俊作ことヒゲオヤジの活躍もさることながら終盤サンゴ役の塩沢兼人氏の迫真の演技は見応えありましたね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

計測不能 11 1983年冬(1月~3月)アニメランキング11位
ひなまつりアニメ・ファンタジー! 宇宙の果てまで冒険旅行 ロマンチック銀河ツアーへの御招待!!(TVアニメ動画)

1983年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (2)
10人が棚に入れました
円谷プロが制作したスペシャルアニメで、宇宙の星々にちなむエピードを話題にしたSFファンタジー。北斗青年は「500円で行ける銀河ツアー」の看板を見かけた。同企画は冴えない老人が一人で担当。当初は半信半疑の北斗だが、可愛い女の子ひかるが参加するので、自分もツァーに同道しようと決める。次の瞬間、北斗とひかるは宇宙船の中にテレポート。実は老人の正体はギリシャ神話の大神ゼウスで、こうして3人の銀河への旅が始まった。アニメ全編を通じてNASAのフィルムや当時はまだ新鮮なCGが潤沢に使われ、さらにM78星雲を紹介するくだりでは期待通り実写のウルトラマンも登場する。星々のエピソードは複数のアニメスタジオがそれぞれの個性を出して作画を担当。バラエティ感豊かな印象になっている。

計測不能 11 1983年冬(1月~3月)アニメランキング11位
愛の奇跡 ドクターノーマン物語(TVアニメ動画)

1983年冬アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
9人が棚に入れました
大罪を犯しながらその罪に苦しむ主人公の葛藤と贖罪を主題にした、オリジナルのスペシャルTVアニメ番組。将来を嘱託された医師オッペンハイマーは誤って子供をはねて死なせてしまい、今は逃亡の日々を送っていた。スラム街の医者ノーマンの偽名のもと、自堕落な日々を送る彼だが、一方、ひき逃げ事件を追う鬼刑事ギャバンは執拗に犯人を捜していた。そんなある日ノーマンは、スラム街に地上げの魔手が伸びていることを知り、何とかこれを防ごうとするが……。「J9シリーズ」『宇宙戦士バルディオス』などでアニメファンに有名な国際映画社が制作した、唯一のスペシャルTVアニメ番組。放映日がクリスマスイブだったこともあり、宗教性の強い重厚な人間ドラマになっている。キャラクターデザインは天野嘉孝が担当。「J9シリーズ」の主力脚本家・山本優が、自らプロデューサーに参画している。

計測不能 11 1983年冬(1月~3月)アニメランキング11位
吾輩は犬である ドン松五郎の生活(TVアニメ動画)

1983年冬アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
8人が棚に入れました
映画化もされた作家・井上ひさしの小説『ドン松五郎の生活』を原作にしたスペシャルTVアニメ番組。千葉のある町に住む小説家・松沢健。その飼い犬・ドン松五郎は実は人語を話すことができたが、その事実を知ってるのは松沢の娘・和子だけである。やがて松五郎は、土地成金・塩原の飼い犬であるキングとケンカ。負傷して獣医の世話になる。その獣医で松五郎は、可愛い子犬・長太郎に出会う。だがその長太郎に思わぬ危機が迫っていることを知った、松五郎は……。日生ファミリースペシャルの一本で、一年前に放映された『吾輩は猫である』に続く動物の擬人化もの。キャラクターデザインの原案は『猫である』同様、漫画家のはるき悦美が担当。松五郎役のCV・山田康雄が達者な演技を披露した。

計測不能 11 1983年冬(1月~3月)アニメランキング11位
まんがイソップ物語(アニメ映画)

1983年3月12日
★★★★★ 5.0 (1)
8人が棚に入れました
古代ギリシャの作家イソップ(アイソーポス)がまとめた、世界三大童話の一つ『イソップ童話』の劇場アニメ化。主人公は原作者のイメージを投影した、イソップ少年が担当する。イタズラ好きの子供イソップは「狼が来た」と嘘をついては村人が驚くのを楽しんでいた。だがある日、本当に狼が来襲。救いを求めても信じてもらえないイソップは、狼に追われて深い穴の底に落下する。なんとそこは、動物たちの国だった!制作は東映動画(現・東映アニメーション)で、有名なイソップ童話の中の8編を大胆な脚色のもとに再構成した筋立て。原作者自身の少年版が主人公を務める趣向は、1968年の東映動画の長編作品『アンデルセン物語』にも似ている。監督は、明治製菓のCMで人気キャラクター・カールおじさんを創造した、アニメ作家のひこねのりおが担当。
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