1982年夏(7月~9月)に放送されたTVアニメ動画一覧 4

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年代別アニメ一覧

65.9 1 1982年夏(7月~9月)アニメランキング1位
アンドロメダ・ストーリーズ(TVアニメ動画)

1982年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (12)
41人が棚に入れました
アンドロメダ星雲にある、惑星アストゥリアス。豊かな自然にかこまれつつ、慎ましやかな文明を築くこの星が、外宇宙より到来した、高度に発達した自律型コンピューターによる侵略を受ける。機械によって人々の魂が奪われてしまったコスモラリア帝国より逃れた王子ジムサと、双子の妹アフルは、数奇な運命に翻弄されつつも、女戦士イルらと共に、機械の進攻に立ち向かう。1982年の日本テレビ系「24時間TV 愛は地球を救う」内で放映された長編アニメ。光瀬 龍/竹宮恵子による同名のマンガをアニメ化。「24時間TV」で放映された長編アニメの中では、数少ない原作・手塚治虫ではない作品。

声優・キャラクター
古谷徹、小山茉美、藤田淑子、井上真樹夫、上田みゆき、杉山佳寿子、野田圭一、柴田秀勝、塩沢兼人
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

これは遠い昔遠い星の物語・・・そしてこの星地球に生き続ける生命の芽生えの物語

タイトルはエンディングで表示されるテロップの引用です。
最終的に物語が終わりを迎えるのではなく新たな物語へと繋がっていくところは、一番神秘的であり後味の良さ・収まりの良さが感じられました。


以下あらすじ
{netabare}
惑星アストゥリアスにあるコスモラリア王家では、即位したばかりの王・イタカとアヨドーヤ王家の姫君・リリアが結ばれ、国全体が穏やかな雰囲気に包まれていた。

しかし突如宇宙から降ってきた流星、その中から襲い掛かってくる機械に王含め人々は乗っ取られてしまう。

そんな中リリアは双子を出産する。双子は不吉の象徴であるとし、彼らの乳母であったタラマは男児であるジムサを手元に置く代わりに女児であるアフルを手放した。

リリア姫と共に無事王宮から逃げ果せたジムサは、のちに離れ離れになっていたアフルと再会し、国を救う英雄「太陽王子」として機械たちと戦う。
{/netabare}


この作品は「24時間テレビ」内で放映されたTVスペシャルとなっていますが、むしろ『カムイの剣』や『幻魔大戦』のような、壮大で大味な角川映画の趣がありました。

恐竜が生息するジュラ紀のような光景となにやら中世のようなファンタジー世界とロボットに超能力で立ち向かうSF的要素が合わさって、とてもカオスな作品でした(笑)

基本的な話の筋としては追われた国を取り戻すため戦う王子の成長物語ですが、
そこに創世記から連想される宇宙の真理や、機械による管理社会への糾弾および機械へ頼り切る人間への警鐘など、とにかく詰め込めるだけの設定を散りばめた印象を受けました。


一つ一つのテーマを掘り下げれば面白いものになったと思いますが、別々の方向性で物語が上手くまとまっていないような、中途半端な作りが惜しいと思います。

ラストは駆け足ながら中々に衝撃的でした。
{netabare}惑星アストゥリアスはマザーマシンを破壊すべく衝突したクフ老師の宇宙船によって、ジムサとアフルの二人が宇宙船で脱出した後、跡形もなく消滅する。
彼らはお互いを愛し合い、新たな星でのアダムとイヴとなった。この星が後の地球である。~END~{/netabare}
随所に過激な表現も見られ、こういったアニメをお茶の間で見ていたということもまた驚きです。


作画は、TVアニメと比べれば安定していると思います。キャラデザは個人的に『六神合体ゴッドマーズ』っぽいような、そんな感じです。作画監督は清山滋崇さんとなってました。

音楽は、中世風のものから現代風のものまで一緒くたでした。ただ、エンディングで流れる主題歌「永遠の一秒」は素晴らしかったです。

キャストでは、王子ジムサ役の古谷徹さんがやはり一貫して良かったのと、スターウォーズのR2D2みたいなロボ・ベス役の杉山佳寿子さんの機械らしくも愛嬌のある声に癒されました。


王子の力強さと周りのキャラの個性(主にロボ)は見ていて楽しかったです。ただ、神秘的な創世物語の側面をもっと活かしてほしかったです。


昔のアニメながらの突っ込みどころの多さはある種魅力です。
{netabare}
・成長したジムサの容姿がとてもマーズに似ていました、偶然でしょうか。
・マザコンと言っていいほど母以外眼中にないジムサ。母と二人きりで生きてきたので絶対の信頼と愛情を寄せるのは理解できますが、終盤までひたすらリリアにくっつきっ放しだったのでなんだか幼く感じます。
・アフルやイルの変装マスクの万能さ。お約束ですがどうやってあんな精巧なもの作ったのでしょうか。
・マザーマシンのデザインが観音様っぽい。中世の世界かと思いきや何故かそこだけ純和風。
・指から光線を放つときの謎の掛け声。最後までなんと叫んでいるのか良く分かりませんでした。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 8
ネタバレ

kakizaki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ありきたりなストーリーなんだけど、「じーん」と心に響く作品

【観るきっかけ】
ある有名なレンタル店で、目を引いたので借りてきました。

【感想】

作品としては、地球へ...を観た後だったので、あの時代ってこういうSFものが定番だったのかなと思ってしまった。

しかし、こういう作品って終わり部分でジーンとさせてくれるだよな。

{netabare} 

内容としては、平和な中世王国が、異世界の異文明に侵食される、それを選ばれし王子と異世界の人たちが協力しながら抵抗する作品です。(ガリアンに似てる)

王子が二人いて、離れ離れになるとか、最後のシーンでキスするとか・・・
結構 よくある展開なんだけれども、最後にこんなこと伝えたかっただぁ
ほぉ~へぇ~ってなるのが、こういう昔のアニメの好きなところですね。

{/netabare}

【視聴する価値】

個人的には、こういう作品は他にもあるから観ても観なくても良いと思う。SFぽさですとちょっと薄いが人間味がある作品なので、そういうのが好きな人は視聴する価値があると思う。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

マンガ原作の古典的なSFアニメ(24時間TV長編アニメ枠)

※視聴する気があるならあにこれの「あらすじ」はネタバレなので、あえてあらすじに記載のある内容もここで紹介しています。

作品の「あらすじ」にも記載の通り竹宮恵子の同タイトルのマンガ作品が原作で、日本テレビ系列の「24時間TV」の長編アニメ枠で放送された作品。

確かコミックスで2巻か3巻分くらいだったので、長編アニメの原作としてはちょうど良いくらいの尺だと思います。

大雑把に地球ではない別の星の話なのでジャンル的にはSFなのかもしれませんが、作中の国家が君主制であったりとか王家の血統が問題になったりとか、物語の方向性としてはファンタジー作品に近いですね。

ストーリーが似ているわけではないのですが映画で例えるとSTAR WARSシリーズみたいな感じでしょうか。

SF要素のそれぞれのアイディアは、古典SFの諸作品を読んでいる人には目新しくはないでしょうが上手に組み合わせて良い感じの作品に仕上がっています。

枠が枠だけにあまり過激な描写などはなく、作画なども当時としては高いレベルで大変見やすい作品だと思います。ただ、キャラクターデザインや背景などいかにも当時の「東映動画」で、絵柄的に古いのは制作年代相応です。

ネタバレしませんけど、マンガ連載よりも先に本作で明らかになった物語のラストは結構好きだったりします。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 19

64.7 2 1982年夏(7月~9月)アニメランキング2位
太陽の子エステバン(TVアニメ動画)

1982年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (11)
49人が棚に入れました
スペインの港町にすむ少年エステバンは、ある時、腕利きの船乗りメンドーサにであったことをきっかけに、自身が、伝説の黄金都市の住人の子孫であることを知る。彼に誘われ、新大陸に船出したエステバンは、やがて、黄金都市の神官の娘シアと、ムー大陸文明の子孫タオと出会い、友人になる。それぞれ黄金都市にゆかりのある3人は、黄金を狙うスペイン軍と競いつつ、黄金都市の探索に向かう。NHKとフランスのRTL放送の共同制作による、冒険アニメ。フランス、ベルギー、イギリスなどでも放映され、高い人気を博した。1998年にNHKのBS2にて再放送が行われたが、その際は、主人公・エステバン以外の声優が、一新された新録版となっていた。

声優・キャラクター
野沢雅子、小山茉美、堀絢子、ささきいさお、肝付兼太、青野武、植竹真子、納谷悟朗

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

当時好きだったけど…。

意外と書くこと少ない。とりあえず主人公エステバンは、当初は黄金郷「エル・ドラド」を目指していたっぽい。

・音楽
主題歌は曲も歌詞もキャッチーで耳に残る。今でもテレビサイズなら歌える。
♪こころが つばさを も~たなくなれ~ば 夢という字は 消えてしまうだろう…

・紀行パート
前作『マルコ・ポーロ』の冒険に引き続き実写の紀行パートがあった。『空手バカ一代』のいい加減な奴じゃなくてちゃんとした「カポエイラ」を見たのは、たぶんこのコーナーが初めて。

・メカ
どう考えてもオーパーツなメカが出る。特に「黄金の鳥」。

『マルコ・ポーロの冒険』と違って再放送的なものはされたので、見たことある人はそれなりにいるかもしれません。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

61.5 3 1982年夏(7月~9月)アニメランキング3位
The かぼちゃワイン(TVアニメ動画)

1982年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (34)
170人が棚に入れました
転校生の青葉春助が地図を片手にサンシャイン学園中学にのりこんできた。誰もいないので「一番乗り」と喜んでいると実はこの日は開校記念日で休みである。がっかりしているところに大型美人のエルこと朝丘夏美が現れる。エルはチビだがツッパリで根性のある春助がすっかり気に入ってしまった。春助の母は婦人服のお店を経営している。人手不足のため母は春助に手伝いを頼んだ。女が苦手の春助、婦人客を前にしてズッコケの連続である。駆けつけたエルが甲斐甲斐しく手伝い、春助の母はエルが気に入ったようだ。天衣無縫なSLコンビが次々にかもし出す笑いと涙とズッコケの物語。二人の青春はまさにまっさかり。

声優・キャラクター
古川登志夫、よこざわけい子、大竹宏、はせさん治、佐藤正治、鈴木富子、増山江威子、銀河万丈、山田栄子、中野聖子

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

天下御免のSLコンビ B

原作未読

硬派を自称するチビの主人公・青葉春助に、大柄なヒロイン・朝丘夏美が一目惚れすることから始まるドタバタラブコメです。

ヒロインはその背の高さから「エル(L)」と呼ばれており、視聴者にもこの呼び名の方が知れ渡っています。
かくいう私も、ヒロインの本名何だったっけな・・・という状態でして^^;

エルちゃんは大柄なだけでなく、むちむちした体型で描かれており、どうやらモデルがいた模様。
「いまの君はピカピカに光って~♪」でお馴染みの宮崎美子さんと言えば、中年の人は納得するのではないでしょうか(私も納得しました)。

エルのことを毛嫌いするように接するに春助に対して、常に一途なエルちゃん。
当時は、大柄な女の子ってどうかな~と思っていたので、春助の気持ちが分かるような気がしていたのですが、今となっては何と器の小さい男だ!と思ってしまいます。

それにしても、「春助君、だ~いすき」というアイキャッチは、見るたびに背中がむず痒くなってしまいました。

OPはエル視点の歌詞、EDは春助視点の歌詞と、内容が対比的に構成されていたのは良かったです。
両者の性格までも歌詞に反映されていました。
今でもどっちも歌えますが、EDの方は昔はカラオケにありませんでした。
今ではあるのでしょうか?

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

赤緑 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

[寸評] 昭和のラブコメ エルと主題歌

今となってはさすがに古すぎて、昭和臭が強すぎる。話も作画も。これは最近観なおした時の感想。苦痛で全部は観られなかった。


だからここから先は思い出補正。


週刊少年誌連載の漫画が原作。
小柄の春助と大柄の夏美(通称エル)が中心となるドタバタ学園ラブコメ。


最初に観たとき、私は子供すぎて内容は良く理解できなかった。
でも、こういうお姉さんキャラに憧れがあったことは覚えている。
いま観てみると、ちょっとぶりっ子がキツいけど。

春助は、昔のラブコメで良くあった、意地っ張りで素直になれない性格。
今でいうツンデレみたいなもの?


印象に残ったのはOP。
映像は2人がイチャイチャしているだけ(春助の性格上、仕方なく相手してるように見える)なんだけど、かおりくみこさんの歌うOP曲「Lはラブリー」のはきはきとした歌声がさわやかなので、嫌味が中和されている。
そして、歌のリフレインのところでは、子供には刺激が強いシーンがある。
ちなみに、歌詞の「磁石が自然に引き合うように」を歌っているところの声がすごく好き。

古川さんの歌うED曲も面白くて割と好きだ。


作画は、当時でもイマイチだった気がする。
原作はちょろっとしか読んでないけど、もっと可愛かったはず。


声優は、主演が古川登志夫さんと横沢啓子さん。
古川さんは、当時のラブコメの主人公のイメージが強い。
横沢さんは、永遠のお姉さん声。


余談。
これって、設定上は同級生だけど、おねショタの変形だと思ってる。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

パンパンパン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

何気に・・・・

懷かしいですね!

そう!懷かしいです!

今思うとヒロインに母性を感じていたのでしょうね!

あぁ・・・

懷かしい・・・

単行本買った
記憶があります!






TPO・・・
これすごく評価の判断基準として重要だと思います!!!
時と場所と状況・・・


その時に、その時に見た感じた想いはけっして、再現はできません・・・

青い春はでも、その人の心持ち次第なのだけどね・・・


TPO・・・

何事もキーポイントだな・・・



まぁ、あらためて見たわけでもないのだけれど・・・
単に見つけて、何気にレビュー・・・

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6

計測不能 4 1982年夏(7月~9月)アニメランキング4位
銀河烈風バクシンガー(TVアニメ動画)

1982年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (7)
59人が棚に入れました
前作『銀河旋風ブライガー』のラストで語られたカーメン・カーメンによる大アトゥーム計画(木星爆破による新惑星の大量創造)から600年、時代は28世紀を迎えていた。人類は地球軌道上に35の植民惑星を築いて移り住み、星々は太陽系管理機構ドメスチック・バクーフ(モデルは幕府)によって統治されていた。しかし、メリーカ(モデルはアメリカ)・エンゲーレス(モデルはイギリス)・ランス(モデルはフランス)等の外宇宙艦隊(異星人)との接触をきっかけにバクーフ統治体制の弱体化が露見、ロングー(モデルは長州藩)・ゴワハンド(モデルは薩摩藩)・トルサ(モデルは土佐藩)等の反体制派の惑星が台頭するなど、太陽系は混迷を極めていた。そんなある日、伝説のJ9に憧れるドン・コンドールらは、太陽系で一旗上げるべく仲間達と共に「銀河烈風隊」を結成する。銀河烈風隊は、バクーフのリーダーである総将軍アーウィン14世の護衛を務めたのをきっかけに、バクーフ特別警備隊に組み込まれ、闇の武器商人スリーJから手に入れた巨大ロボット・バクシンガーを駆り、反バクーフ勢力と戦う事になる。

声優・キャラクター
塩沢兼人、一龍斎春水、森功至、曽我部和恭、徳丸完、八奈見乗児
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