1979年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメ一覧 25

あにこれの全ユーザーが1979年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月22日の時点で一番の1979年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

74.9 1 1979年夏(7月~9月)アニメランキング1位
銀河鉄道999-The Galaxy Express 999(アニメ映画)

1979年8月1日
★★★★☆ 4.0 (179)
925人が棚に入れました
身体を機械にかえて、人間は死なないですむようになった。そんな時代にも、やはり貧しい人々は存在する。彼らにとって、機械の身体は高価なものであり、買うことができなかった。そんな中、一つの噂が流れる。銀河鉄道999に乗れば、タダで機械の身体を貰える星に行けるというのだ。少年・星野鉄郎は母と二人、噂をたよりに銀河鉄道の停車駅、メガロポリスに向かう。その途中、二人は機械伯爵による人間狩りに遭い、母は殺されてしまう。メガロポリスのスラムに居着いた鉄郎は、銀河鉄道のパスを手に入れる機会を伺い、実行に移すも失敗に終わる。しかし、そのとき知り合った謎の美女メーテルから、鉄郎は銀河超特急999号のパスをもらい受けて、メーテルとともに地球を旅立つのだった。

声優・キャラクター
野沢雅子、池田昌子、一龍斎春水、肝付兼太、井上真樹夫、田島令子、富山敬、小原乃梨子、柴田秀勝、藤田淑子、槐柳二、坪井章子、納谷悟朗
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

少年期の終わり

松本零士、不朽の名作。

身体を機械に変えることで、
人が永遠の命を手にした未来。
貧しい環境で育った少年鉄郎は、
謎の美女メーテルと共に銀河鉄道に乗り込み、
機械の身体をただでくれる惑星へと旅立つ。

劇場版の制約のため惑星での滞在時間も短く、
哲学的な物語は省力され駆け足な印象を受けますが、
少年の冒険を軸に優れた青春活劇になっている。

テーマは限りある生命の在り方でしょう。
鉄郎は下を向いて人生を見つめ続ける。
意に反して生き方を決められた貧しき人々、
自分が歩む、歩まざるを得なかった道を考える、
だが失われたものを生きる力に変える方法を知らない。
{netabare}内省的な物語は旅を通じ、人や文化と出会い、
少年は世界をやがて自分の目で見つめ始める。{/netabare}

大人になってもわからないことだらけだ。
それが人生に於いて何か重要な意味を持つのか、
記憶と経験を頼りに手探りで生きていく。

少年期との別れを告げ、
汽笛が新しい時代へと若者を歩ませる。
たとえ跡形もなく消え去っても、
それは希望に満ち溢れた冒険なのだろう。

泣けてしょうがない。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 69

ろき夫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

世代じゃないけど楽しめた!

名作とは知っていながら、世代じゃないのでスルーしていた作品の1つ。
おススメされたこともあり観てみることに。

1979年の劇場公開作品。30年以上も前の作品です。
古いですね~w まだ私が生まれてもない時代ですよーw

さすがにここまでギャップがあると腰が引けちゃいますよね。
でもでも、実際見てみると物凄く楽しめました!
この作品に関しては殆ど情報を入手せずにピュアな状態で挑みましたw
なんで、名作だからといって変に贔屓目でみているとか、そんな事は無いですよ?断っておきますがw

で、銀河鉄道といったら宮沢賢治が先に思い浮かんじゃうですよねー。
なんで、哲学的で芸術的な印象をこの作品にも勝手に抱いていました。
でも、観てみると全然イメージと違っていてびっくり!
第一級SF超大作といった感じですw
なんだろ、スターウォーズ?みたいな。(この例えもちょっと古いんですけどw)
ストーリーは簡単にいうと、
主人公「星野鉄郎」が「機械伯爵」に母を殺され、その復讐を誓う。そのために永遠の命と圧倒的な力を持つ≪機械の体≫を手に入れるため、謎に包まれた女性「メーテル」の導きのもと、機械化母星の存在するアンドロメダを目指し‘銀河鉄道999’に乗り旅をする…というお話。

…なんですが、ここから話が二転、三転しますw衝撃のラストですww
ある程度先は読めても、ラストまではなかなかw
話が巧く練られており非常に楽しめました!
ただの派手なアクションものとも違い、しっかりと奥深さもあるんですよね~。
哲学的要素も散りばめられてはいるんですが、とても解り易く表現されており、
「子供にも伝わる」…そういう素敵な工夫がなされています。
映像で、鉄郎の台詞で、それを囲む大人達の台詞で、そして時には歌に乗せて…。
特に、酒場での女性の弾き語りの歌!…染みましたw疲れた大人にはゴダイゴの歌よりこっちの方が効くんじゃないかな?w
アニメという、表現媒体をフルに活用した素晴らしい演出でした。もちろん絵も綺麗。
特に女性の描き方が特徴的ですよね~。
人間離れしてるというか…完全に理想化されたモデルです。
あのカラダのラインは芸術的に見えさえしますね。
建造物の崩壊シーンには目を見張るものがあります(崩壊シーン萌えな方必見!…少なくとも私は萌えましたw)
松本零士、りんたろう、金田伊功、野沢雅子…などなど、今となっては伝説級のスタッフのアツい共演。
あの時代で、このクオリティで二時間超の作品を作るのって…どれだけの労力を要したんですかね~。驚嘆しますよ。
テンポも速すぎるwというくらいスピーディーで、視聴者を退屈にさせません!

この作品のテーマは「少年の旅立ちと成長」です。
序盤で、999号に乗り、Taking Off Over the Galaxy(歌:ゴダイゴ)の「誰も行かない未来へ~♪」
な歌詞に乗せて広大な宇宙へと旅立つわけです。
ロマンを感じずにはいられませんよねw
若者の抱く‘無限の可能性’というヤツを夢いっぱいに表現しています。
義務教育を終える3年くらい前までなら純粋な気持ちで観れた気がしますw
今となっては~…切ないっ!!ちょっと捻くれて観ちゃうかな?w
あと、やっぱり時代を感じました。
宇宙を舞台にした作品って今も昔もたくさんありますが、最近は割と現実的なテーマに触れた作品が多い気がします。
あの頃って若い世代だけではなくある程度の年齢の大人にも今よりは夢があったんじゃないですかね?
日本がイケイケな時代だったというのもありますが、機械分野の技術的な進歩が目覚ましく、未来に対する大きな期待があったのだと思います。
そういった意味では、伸びしろの期待できない現代の世の中ってどことなく寂しいものがありますよねー。夢を見れなくなったというか…。
まあ、どんな時代であっても努力なしには夢は実現できないものですよね~。
その努力を惜しんでアニメを観ちゃうからダメなのかなw
ああ…だんだん鬱に…。(´;ω;`)

最後に一つだけ言わせてほしいのが、鉄郎がまさか15歳とは思いませんでした!w
しぐさ、行動が少し幼い気がします。あとメーテルとの身長差が…。
劇中、その設定に気付かず観ていたので、二人の恋愛に始終違和感を感じてしまいました。
感動するエンディングでさえもそのせいで若干ついていけませんでした。
なんで、これから視聴する方はその年齢を知っておいた方がいいのかもしれませんw

でも、そんな細かいことなんてどうでも良くなるようなエネルギッシュで爽やかな素晴らしい作品で、
数多くのファンがいるのも納得できました^^
子供ができたら観せたい作品の1つになりました。良い子に育ちそうw

世代じゃないからといって敬遠するものじゃないですね~。
私もこの銀河鉄道999のおかげで、過去の名作巡りの旅に駆り出されることになりそうですw

投稿 : 2024/12/21
♥ : 29
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

さらば少年の日よ

昭和期劇場公開されたアニメ作品の中で、
私的お勧め感トップクラス、
シナリオ、音楽、サービス精神、見事という他はない、
よくぞこれだけのものを2時間弱にまとめたものだなと、

銀河鉄道999という事で主人公は当然星野鉄郎、
何をアタリマエな事をと思われるかも知れないが、
キャプテンハーロックやエメラルダス始め、
松本零士氏作品オールスター的キャラ複数登場し、
其々単なるゲストキャラではなくキャラ立ちも半端ない、
{netabare}
特にキャプテンハーロック等登場シーンからカッコいい、
ハーロックはTVアニメ版も大好きだったが、
本作でのハーロックはアルカディア号デザインと共に格別、
トチローも登場しアルカディア号心臓部含む根幹的物語も内包、
もうゲストどころの騒ぎではない、
{/netabare}
ヘタすれば物語統一性単一性欠きかねないが、
徹底した主人公視点駆使し原作999エピソード主軸に、
旅の過程で全てのキャラエピソードや出会いを、
主人公の成長物語として鉄郎中心に必然性保ちつつ、
自然に語られてるのが素晴らしい、

ヤマト革命から端発した70年代後半アニメブームにより、
様々なアニメが劇場にて公開される事になったが、
当初はTVアニメ使用フィルムの再編集的作品も多かった、
999は同時期TVでも原作本沿った形で毎週放送されてたが、
この劇場版999はTV流用無しのオリジナルで、
主人公鉄郎のキャラ画も原作或いはTV版より、
(5歳程)青年的に描かれている、
当初この鉄郎デザイン若干違和感もあったが、
本作フィナーレ迎える頃は、
自然気にならなくなったと言うより成程なと、
というのも、
{netabare}
序盤当初鉄郎にとってメーテルは母親の幻影、
道中冥王星付近で寒がる鉄郎メーテルに抱衣され、
思い出すのは母親の温もり、
{/netabare}
少年が、
{netabare}
様々な出会いや物語初期主人公目的であった、
母の仇打ち成し遂げ。
いつしか人間の機械化そのものに疑問持ち、
目的は終着駅である機械化惑星破壊へ、
真摯さが顕著になってゆく鉄郎の目、

鉄郎が辿りついた終着駅機械化惑星の名前はメーテル、
(ここからのラストまでの一連のBGMは神がかってる)
崩壊する惑星メーテルからの脱出シーンは今観ても圧巻、
戦火の中轟進するアルカディア号
999脱出路の盾となるエメラルダス号
一貫して流れる(BGM惑星メーテル)
メーテルの手を引き999目指し駆ける鉄郎は、
{/netabare}
いつしか大切な人を守るひとりの男になり、
{netabare}
原作上悲しいキャラだったガラスのクレア、
劇場版では助かったと思ったんだけどな、
思い出してしまった、、、
(BGMガラスのクレアフルオーケストラバージョン)

旅のおわり、
メーテルの別れの言葉
「私はあなたの心の中の幻影」
メーテルを乗せ走り出す999を追い駆けだす鉄郎、
(BGM別離そして旅立ち)

さらばメーテル、さらば銀河鉄道999
{/netabare}
さらば 少年の日よ、

というのが、
機械化人間等に象徴される人間性欠如への警鐘と共に、
本作のテーマな故、

放映当時の事だけど本作が凄かったのは、
TV版勿論原作においても表記されない物語クライマックスが、
見事なかたちで描かれ切っていた事、
原作先んじて或いは離れて物語構築し、
ともすれば台無しになった作品も多いが、
本作の場合は、
この劇場版一作こそ正道と言わしめるくらい完成されてた事、
TV版宇宙海賊キャプテンハーロックや同銀河鉄道999通し、
制作会社として関わってきた東映動画の本気度が窺える、

松本零士著作品という事であればその代表作は各人様々であろうが、
映像化された松本零士作品という事であれば、
本作は間違いなく代表格だと感じる。

1979年度劇場公開作品
原作 松本零士 監督 りんたろう 監修 市川 昆 
音楽 青木望 作画監督 小松原一男 制作 東映動画

投稿 : 2024/12/21
♥ : 36

69.6 2 1979年夏(7月~9月)アニメランキング2位
エースをねらえ!劇場版(アニメ映画)

1979年9月8日
★★★★☆ 3.9 (46)
157人が棚に入れました
テニスの名門校・西高に通う岡ひろみは、お蝶夫人と呼ばれる竜崎麗香の華麗なプレーに憧れてテニス部に入部した、ごく普通の女子高生。平凡な日々を送っていたひろみは、ある日新任コーチの宗方仁に関東地区予選の選手に抜擢される。突然のことに戸惑うひろみ。周囲の嫉妬や妬みを買い孤立したひろみは、テニス部を退部しようとするが、憧れの男子部主将・藤堂貴之や親友・マキの励まし、宗方の熱い想いに押され、自らに課せられた運命に立ち向かい始める。

声優・キャラクター
高坂真琴、池田昌子、野沢那智、森功至、菅谷政子

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

3度目のエースをねらえ! くちびるにバラの花びら 私は飛ぼう白いボールになって  

新エースをねらえの好評を受けて制作された新作劇場版

出崎統監督作品 作画監督は無印の杉野昭夫

5年経っての再リメイク(新からは半年)は世代を超えた素晴らしい出来となりました
原作第一部すべてを90分にまとめたわけなので、納得がいかない人も多いでしょうが、第一部は3作すべてを見て理解すべき作品なのです

続く「エースをねらえ2」「ファイナルステージ」はこの劇場版の続編です
この3作だけ見てもいいのですが、本当のエースをねらえは無印と新のほうにあると考えます
つまり全部見ろということです

特に興味が無い人にはこの作品だけをお勧めします

投稿 : 2024/12/21
♥ : 9

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

岡 エースをねらえ!!

山本鈴美香のスポーツ漫画。1973年から1975年および1978年から1980年
まで『週刊マーガレット』に連載された。少年少女を中心にテニスブーム
を起こしたスポーツ根性(スポ根)漫画として知られる。
また、アニメ化、テレビドラマ化などもされている。(wiki)

エースをねらえ! (テレビアニメ版第1作※旧エース)全26話
新・エースをねらえ! (テレビアニメ版第2作※リメイク)全25話
エースをねらえ! (劇場版)1979年9月8日公開(東宝)、上映時間88分
エースをねらえ!2(OVA全13話)
エースをねらえ!ファイナルステージ(OVA全12話)
エースをねらえ!(テレビドラマ版)岡ひろみ-上戸彩他ちょい役にベッキー?


"この一球、絶対無二の一球なり"

原作なりアニメを視てないと何が始まるかイメージしにくいOP曲かな。
TVシリーズの再構成ではなく、劇場用として全て新規に制作されている。
(wiki)その為 微妙に各キャラとの出逢い方やタイミングが少し違ってる。

岡 ひろみ(高坂真琴)に関しては絶句?だけどだから嵌り役?だったのかな。
そういう意味では 竜崎 麗香【お蝶夫人】(池田昌子)の起用は必須だった
のかもしれない。そして名バイプレイヤー?愛川 マキ(菅谷政子)は唯一の
全シリーズキャストに変更がない♪ いい味出してるんです♪ゴエモンも♪
その他は元々新エースの後に作られたため旧ではなく新のキャストが多い。

一応劇場版クウォリティ?極端に色褪せた感じはしないのだけど・・デザイン
が結構狂って感じる事や・・若干違和感があるかな・・躍動感の有る動きも
無理に動画にしたのか・・かえって止め絵多用の方が躍動感や美しさが出てた
と感じさせる・・やや物足りない感じに・・ひろみの瞳だけは常に綺麗だ♡

構成がハッキリしすぎている感じがあって強引な切り替えを感じる事もある
けど・・たぶん原作かアニメを視てれば此処はこういうシーンに振替とか?
彼処は端折って此処にウェイトを掛けたのかって感じかな。

もう少しメリハリが・・エンターテイメントという部分で少し物足りない。
ラストの真白なひろみと真紅のお蝶夫人は良かった♪
TV放送版同様に色々な愛の形も駆け足ながらも確り描かれてたかな♪

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

柴犬→柴猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ダイジェスト映画だと思ったら大間違い!出崎監督こだわりの逸品!

1979年公開:また『エースをねらえ!』かと思って正当な評価が出来なかったあの頃

『エースをねらえ!』は短期間でリメイクが繰り返された作品です。
まずは原作の少女漫画を元に1973年にアニメ化。
視聴率が悪く打ち切り同然で終了しましたが、再放送で人気が出ました。
これはこの頃の名作アニメの定番ともいえるコース。
面白いのは僅か5年後にリメイクされたことです。
それが『新・エースをねらえ!』。
これが好評だったので本作『劇場版エースをねらえ!』がさらに翌年に作られることになりました。
この映画、この時期によくあったテレビ版の編集ものではなく、完全新作となっています。
しかも監督・出崎統さん、作画監督・杉野昭夫さん、美術監督・小林七郎さん、
撮影監督・高橋宏固さんという素晴らしいメンバーが集結して作られました。
その為、編集もの映画にありがちな継ぎ接ぎ感やストーリーのせかせか感は微塵もなく、
90分弱に『エースをねらえ!』のエッセンスを凝縮した『完全無欠の1本の映画』となっています。
演出やラストの宗方コーチの有名なセリフの扱いなど、
出崎監督のこだわりを随所に感じることが出来ますので、ぜひ一度観て頂きたい作品です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11

63.3 3 1979年夏(7月~9月)アニメランキング3位
海底超特急マリン・エクスプレス(TVアニメ動画)

1979年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (15)
53人が棚に入れました
日本テレビの24時間テレビ内で放映されることが一時期定番となった、手塚治虫の手掛けるアニメスペシャルの第二弾。 西暦2202年、太平洋を横断する海底超特急が完成し、さっそく試運転の日を迎えることに。開発者であるナーゼンコップ博士の息子ロックが運転士となり、出発したマリンエクスプレスの車内には殺人事件の犯人を追う私立探偵のヒゲオヤジを始め一癖も二癖もある連中が乗り込んでいた。やがて運航中に次々と問題が発生し、乗客それぞれの思惑が明るみに出る中、ロックは途方もない輩を相手にすることになる。 アトムにサファイヤ、そして写楽など前年の『バンダーブック』以上に手塚作品の著名なキャラが勢ぞろい。それぞれの設定は基本的に本作用のオリジナルだったが、なぜかブラック・ジャックだけは元のままでファンを歓ばせた。

声優・キャラクター
武岡淳一、富田耕生、野沢那智、清水マリ、勝田久、肝付兼太、大塚周夫、雨森雅司、太田淑子、小山茉美、千葉耕市、矢田耕司、豊田真治

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

マリ~ンエクスプレ♪ マリ~ンエクスプレ♪

第2回24時間テレビ内で放送されたアニメ。
設定は2002年の近未来、アメリカ~南太平洋~日本に建設された海底超特急をめぐる話です。

ストーリー自体はありふれていますが、手塚アニメの主要キャラが多数出演し、華やかです。
日曜朝10時より放送された子供用中編アニメのため、大人は見るに堪えません。
ただし、ツッコミどころが豊富。
ツッコミながらの視聴は楽しいです。

リアルタイムで見たときは面白いと感じましたが、今では苦笑いのオンパレードです。
時の流れを感じました。

レビュータイトルの主題歌のサビ部分は、耳に付く旋律で、ついつい口ずさんでしまいます。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 13

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

カオスなんだが

昔は凄い企画やってたんだなあ

手塚先生が生み出した数多の濃いキャラクターたちが好き勝手やっていつの間にか収束している印象

マリン・エクスプレスから急に飛躍した感ある

ブラック・ジャックは相変わらずだ 安心?


西暦2002年、人類に残された最後の資源、海底鉱脈の開発を目指して日米共同で建設された太平洋海底横断鉄道マリン・エクスプレス。これを密輸に利用しようと企む一味のため、探偵ヒゲオヤジと医師ブラック・ジャックたち乗客は殺人事件に巻き込まれる。一方、鉄道の設計者ナーゼンコップ博士は自然を破壊するこの鉄道を爆破しようと計画していた。それぞれの思惑が交錯して、あわや大惨事という瞬間、列車は途方もない時間の旅へと連れていかれる・・・!というあらすじ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

チョコラが可愛い。スターシステムもいいですね。24時間TV手塚アニメでは1番かも。

 ユーチューブでお勧めで出てきたので視聴。公式無料です。昔見たことありますが、すっかり忘れてました。

 何本か24時間テレビの手塚アニメは見ましたが、一番まともな出来だと思います。アトムとチョコラ(作中の名前は違うけど)のアンドロイドの悲哀がテーマとしてありましたし、SF的な設定も悪くなかったと思います。

 本作の売りとしてはスターシステムという奴で、おなじみなキャラが沢山でてくるのも魅力です。
 スターシステムというのは、要するにデザインは一緒だけど違うキャラとして登場させることです。役者がいてその人が、それぞれの話に出てきて演技をしているというイメージなのでスターシステムですね。ちょっとメタ感があるので効果的に使わないと難しいですけど、手塚の場合はコミックから多用していたので違和感が無かったです。

 マンガだとたまにありましたけど、アニメだと手塚以外だと舞-HiMEくらいかなあ。他作品のキャラが同じ設定というか世界観の拡張で登場するのは私はスターシステムとは呼びたくないですね。WIKIはこの定義があいまいな気がします。

 本作はアニメ作品として手塚24時間TVアニメという資料的な興味もありますが、作品として面白かったです。話の展開のスケールが大きいし未来的な映像も海や過去のパートの画もなかなか良かったと思います。

 チョコラが可愛いし…作画エロいし。手塚っぽい色っぽい目が再現できていました。ただ、後半はちょっと作画が荒れましたね。
 放送している途中まで作品を作っていたという伝説があるくらいギリギリの作品だったみたいですけど。

 手塚アニメの中ではバランスが取れた秀作の方ではないでしょうか。マンガのキャラが動いているのを見るだけでも価値はありました。ただ、展開も演出も声優さんの演技も古くて見てられない人はいるかもしれません。
 
 マリンエクスプレスの何というかバンパーが昆虫の口みたいに動くのもカッコイイです。曲も悪くないし。ただ、マリンエクスプレスそのものにSF的な意味が何にも乗っかって無かった気が…南の島に向かう海底超特急か…まあ、中でいろいろありますし、意味が無くはないですかね。環境の話もありました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

計測不能 4 1979年夏(7月~9月)アニメランキング4位
円卓の騎士物語 燃えろアーサー(TVアニメ動画)

1979年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (6)
38人が棚に入れました
文学者トーマス・マロリーが15世紀に著した『アーサー王の死』をベースに、中世イギリスのアーサー王伝説をTVアニメ用に翻案。登場人物の固有名詞などは原典に準拠している部分もあるが、基本的な物語は本作用にあらためて構築された。魔女の力を得た悪のラビック王の姦計により、キャメロット国の王は暗殺され、城を奪われてしまう。だが幼い王子アーサーは魔法使いのマーリンに救われ、騎士エクターの息子として育てられた。15歳の運命の時、アーサーは聖なる剣エクスカリバーを抜くことができたため、全ログレス7カ国の王となれる資格を誇示。ラビック王打倒を目指すアーサーはランスロットら頼もしき味方を得て、いつしか「円卓の騎士」と呼ばれることに。

声優・キャラクター
神谷明、玄田哲章、井上真樹夫、喜多道枝、藤本譲、柴田秀勝、内海賢二、坪井章子、久松保夫、田中秀幸

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

当時としては変わった題材。(それなりに斬新だった)

トーマス・マロリー原作の「アーサー王物語」を
題材にしたアニメですね。
ランスロット、トリスタン、ガラハット、パーシバルと言った
円卓の騎士は言うまでも無く、伝説の聖剣エクスカリバーもしっかり登場します。そのエクスカリバーのデザインが当時格好良く感じて、、
(なんせ、当時剣と言えば日本刀メインで、西洋の剣で宝飾が
施されているのが、とても珍しかった。)

現代で「コードギアス」や「Fate」を見ると、この話を
思い出したりします。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

計測不能 4 1979年夏(7月~9月)アニメランキング4位
トンデモネズミ大活躍(TVアニメ動画)

1979年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (4)
30人が棚に入れました
イギリスの小さな村の陶芸工マイヤーじいさんが、ふとしたはずみで作ったねずみの人形に生命が芽生えた。
ウサギのように長い耳を持ち、青い体に短い尻尾のそれは、自分のことをトンデモネズミと名乗り、友人を探しながら冒険の旅に出る。途中、おばけのドロロン、鷹のキャプテンホーク、そして内向的な少女ウェンディたちと仲良しになる。
こうして旅を続け、苦難に立ち向かうことで勇気を学ぶトンデモネズミだったが、トンデモネズミを食べてしまおうとする謎の敵・トンデモネコの脅威が知らないうちに迫っているのだった。

計測不能 4 1979年夏(7月~9月)アニメランキング4位
海のトリトン(アニメ映画)

1979年7月14日
★★★★☆ 3.7 (2)
24人が棚に入れました
テレビシリーズの再編集版で、前・後編の二部構成で制作されたが、劇場公開されたのは前編のみだった。2002年、「海のトリトン オリジナル劇場版」として未公開の後編(65分)も含めDVD化。

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

トリトン!あなたはいったいどこへいく!

手塚アニメ「海のトリトン」の劇場版。
懐メロアニソンで有名なTVアニメの総集編。
主題歌もやっぱり「GO!GO!トリトン」
懐かしいことこの上ないです。

古い子供向けアニメの総集編だから、粗がいっぱい、そして話が飛ぶ飛ぶ。
ツッコミながら楽しむのが、このアニメの正統な視聴方法です。

例えば、
トリトンの容姿が日本人なのに、実父が掘深、実母がエキゾチック。
絶対、血がつながってません。
ヒロインピピが露骨にツン。
そんな事件で和解したの?
インド洋から紅海を北上、ジブラルタルへ。
途中スエズ運河で通行料がいるんですけど。
悪役は必ず自信たっぷりに笑ってる。
でも、やられかたがショボイことショボイこと。
枚挙にいとまがありません。

特典映像「青いトリトン」は必見。
原作遵守のようです。
白イルカのまつ毛など、キャラデザがふざけ過ぎ。
とくにヒロインピピは、性格を含め全くの別人です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17

計測不能 4 1979年夏(7月~9月)アニメランキング4位
指輪物語(アニメ映画)

1979年7月14日
★★★★☆ 3.6 (7)
22人が棚に入れました
ディズニー・プロなども方法論的には取り入れていた、一コマずつ実写フィルムをセルになぞる動きのリアルな“ロトスコーピング"の技法を全面導入して、「フリッツ・ザ・キャット」のアニメの反逆児バクシがよりによってトールキンの幻想サーガに挑んだ。結果はリアルさが勝って物語世界に入らせず、映画的には大惨敗。日本の国造りの神話とも通ずる、霊力に支配されたいにしえの世界を舞台に、危険な魔力のある指輪を所有してしまった少年の、それを永遠に葬り去る旅の物語は原作本、そしてピーター・ジャクソン監督の三部作にて是非ご堪能下さい。

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

原作はファンタジー小説の最高傑作。時間と予算が足りていれば佳作となりえたかも知れない‥

原作は言わずもがな、現代ファンタジーの祖とも言える作品「指輪物語(※1The Lord of the Rings)」。

描かれるのはだいたい「二つの塔上」の後半、角笛城の合戦の終了時まで。ただこの作品、製作計画が完全に破綻している作品なので、時間と予算の都合が付かず、「旅の仲間下」以降の描き方がかなりぞんざいなものとなっています。

予算の圧迫のため※ロトスコープを用いたのは良いものの、後半までしっかりと描き切れておらず、実写モデルを薄暗い画面の中にそのまま登場させたり、一部分はアニメで、別の部分は実写という珍妙な場面も多々見受けられます。特に二つの塔より先はヒドイ。物語がかろうじて繋がる様に強引に場面を継ぎ合わせた様な編集で、描かれ方も仔細さが無く薄っぺらいので、原作未読の方からすれば、画面上で何が行われているのかさえさっぱり分からないという箇所もあるでしょう。完成度の高さという点で評価するならば、アニメ映画史上最低と言わざるを得ないかも知れません。

ただ弁護する訳ではないですが、前半は殆どストレス無く物語を追え、ホビット、ナズグル等の描写も原作に忠実で、丁寧に描かれている部分も有ります。中でも魔法使いガンダルフが指輪の銘を読み上げるシーンはオーバーアクションながら口調の流麗さも相まって強い印象を残します。また前半の山場とも言える"モリアのバルログ"登場シーンにも中々の物凄さと緊迫感がありました。高く評価しても良い点だと思います。

一方で、ガンダルフの盟友、魔法使いの長サルーマンの描写は頂けません。袖口に大きな折り返しの付いた真っ赤なガウンを羽織り、白髪頭(これは原作通り)にやけに釣り上がった陰険でずるそうな目、ガンダルフと比べて重みの無いしゃがれ気味の声、言うなれば偽サンタ、悪のサンタクロースという例えが相応しく、威厳もへちまくれも無い感じです。サルーマンは声で聞き手を魅了する人物の筈なのですが‥。でも何故か私、このサルーマンの登場するシーンが好きです。妙に笑えてしまう。この時点で既にパロディと割り切っているからかも知れない‥‥無残。

そしてアラゴルン。まぁ馳夫さん、もといストライダーの事ですが、キャラデザがよろしくない。顔付きに王としての高貴さが感じられないのです。歯に衣着せずに言えば悪役プロレスラー。名優ジョン・ハートを声優として起用したのも宝の持ち腐れ感が強いです。実写版のヴィゴ・モーテンセンの方が遥かにカッコいい。さらに※3金髪碧眼で出っ歯気味の闇の森のエルフの王子レゴラス、アメリカンヒーロー体型で顔はただのおじさん?の裂け谷の領主エルロンド、バイキングなボロミア、色々続きます。女性キャラも皆バンビみたいな目をしており、作画も安定しないので登場場面や衣装以外で個人を判別する事が難しい印象です。

散々酷評述べてしまいましたが、冒頭の影絵や背景美術、劇中音楽には強い魅力を感じました。(快適?な視聴の大きな助けになりました。)特に後半に流れる※4アイゼンガルドマーチは必聴かも‥。不気味さと巨大な軍隊の行進を思わせる低いコーラスがヘルム峡谷の戦いの絶望感をよく表していました。時間と予算が十分に足りていれば佳作となりえたかも知れない作品なので、残念な所に目を瞑ればそれなりに見所のあるアニメだと思います。でも決して原作ファンにも手放しでお勧めする事は出来ません。※5BBCのラジオドラマとは天と地ほどの差がある惨憺たる内容です。でも物好きな人に限って、色々な意味で冒険するつもりで1度くらいは観ても良いかも‥。

最後に一言「指輪物語もその終わりを告げる‥」で締め括るのだけはやめてくれぇ~。違う物語になっちゃうじゃないか!

‥駄文のお読み頂きどうもありがとうございました。


※1:実写映画版の邦訳タイトルは「ロード・オブ・ザ・リング」となっていますが、直訳すれば"指輪の王"となってしまう。中国語訳もほぼ同様の意味"魔戒之王"ですが、それじゃあ冥王サウロンの事を指すみたいになってしまいます。これは誤訳にも等しいと私は思っています。原題のRingsの指す様に、最初の定冠詞付きの"The Lord"は3つと7つと9つの指輪の全ての主、延いてはその所有者という意味合いが強いのです。すなわちこの"The Lord"は"One Ring"を指します。The Lord of the Ringsが一つの指輪を巡る様々な人々の数奇な運命を描く物語ならば、瀬田貞二氏による"指輪物語"という訳は至極妥当な、私的には名訳と評しても良いと思ってます。

※2:モデルの動きをカメラで撮影し、それをトレースしてアニメーションにする手法。ディズニーのアニメ映画「白雪姫」とかでもこの方法が採用されている。未熟なアニメーターでもリアリティのある動画製作が可能となるとされているらしい。実際には人物の動きに剛柔が表れず、軟体動物の様に見えてしまう印象があります。

※3:原作のエルフの大公"金色のグロールフィンデル"の役割を担った為、この様な外見描写(金髪碧眼のところのみ)になったのかも知れません。私的には原作のグロールフィンデル登場シーンはかなり好きなのでアニメ化されなくて良かったのかもとも思います‥。でもレゴラスが犠牲になってくれて、喜んでいいのか悲しんでいいのか? それにしてもグロールフィンデル不遇な人です。実写映画版でも同じ役割をアルウェンに奪われるし‥。ナズグルの首領アングマールの魔王さえ尻尾を巻いて逃げ出す程の実力者なのに‥(涙)

※4:私が勝手にそう呼んでいただけで正式な曲名は「Helm's Deep」作曲はレナード・ローゼンマン氏によるもの。「続・猿の惑星」や「トワイライトゾーン」の作曲家としても有名な御仁です。

※5:原作本編のみならず追補編からの引用も数多く、トム・ボンバディルのお話などいくつかのエピソードは省かれているものの、原作を踏襲した上での非常に完成度の高い構成。(グロールフィンデルもしっかり登場)実写版のビルボ役でも知られる、舞台役者、俳優としても高名なイアン・ホルム氏がフロド訳として出演、素晴らしい声です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

旅の仲間 までで終わりだし

子供の頃、ファンタジー小説の金字塔と知り指輪物語を近所の書店で取り寄せましてね。大昔の話ですw
そんな頃にたまたまレンタル屋さんで発見しちゃったんですよ、コレを。

マジかよ~指輪物語だよ~見るしかねぇよ~なんでテープ1巻で終わりなんだか怪しいけど。
ってな感じで早速借りて・・・・

なんともサイケな感じでアレなんですが、中身は確かに指輪物語でした。
が当然テープ1巻で完結する訳もなく。
海外のアニメすから当然英語+字幕。
なんだか ストライダー!ストライダー!!と連呼してたのが耳にこびり付いて今でも忘れられません。馳夫さんの事のようですが。
小説では馳夫、コレではストライダー、映画では名前のアラゴルン。
昔の翻訳だからしょうがないけど馳夫ってw

まぁ私の思い出話は置いといて、

コレは見なくていいですw

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

計測不能 4 1979年夏(7月~9月)アニメランキング4位
科学冒険隊タンサー5(TVアニメ動画)

1979年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (3)
20人が棚に入れました
世界各地の古代遺跡で起こった怪現象の原因は、遺跡が建設された当時にあった。科学冒険隊タンサー5はタイムタンサーで時空を越え、過去の世界でタイムタンサーから発進する、スカイタンサー、ランドタンサー、アクアタンサーの三機を駆って事件の真相を探る。

声優・キャラクター
水島裕、よこざわけい子、野島昭生、三ツ矢雄二、小宮山清、森功至、広瀬正志、小林清志

計測不能 4 1979年夏(7月~9月)アニメランキング4位
SF西遊記 スタージンガー 悪魔のバリバリゾーン(アニメ映画)

1979年7月21日
★★★☆☆ 3.0 (1)
20人が棚に入れました
1970年代後半の「宇宙戦艦ヤマト」に始まる松本零士ブームの最中に製作され、松本零士がアニメ用の設定を描き下ろした。
美術は「サイボーグ009 超銀河伝説」や「ゲゲゲの鬼太郎」、「ドラゴンボール 魔神城のねむり姫」の伊藤岩光。
オーロラ姫(=玄奘三蔵法師)の大王星行きを阻止するため、バリバリモンスターはコスモス号を中性子ゾーンに誘む。
そこは妖しい光で幻覚を見せて互いに争わせるバリバリエネルギーが通常の100倍にもアップしているのだ。
光のショックで気を失ってしまったハッカとクーゴは、目を覚ました途端に幻覚に惑わされ大乱闘。
ただ一人まともに光をみなかったジョーゴは、二人を正気に戻そうとするが、怒ったクーゴがコスモス号を破壊するとアストロ棒を向けてくる!

計測不能 4 1979年夏(7月~9月)アニメランキング4位
金髪のジェニー(TVアニメ動画)

1979年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (2)
16人が棚に入れました
『野ばらのジュリー』『巴里のイザベル』に続いて放送された「キリン名曲ロマン劇場」の第3作で、本作は“アメリカ民謡の父”とされる大作曲家フォスターの曲をテーマとした。南北戦争当時を背景に、大農園の娘ジェニーが孤児たちと力を合わせて生きていく様を描く。アメリカ南部にあるバージニア州の大農場園。このリード家の美しき金髪を持つ末っ子ジェニーが15歳に成長するのと前後し、南北戦争が始まった。だがそんな中でも父ジェームスは南北両陣営と取引して利潤を得ようと奔走。これを許せなかったジェニーは戦地へ向かい、亡き母が密かにやっていた孤児救済を引き継ぎつつ、北軍兵士の救護に励むのだった。本作の製作はダックス・インターナショナルが担当。同社は元・日活の映画監督である丹野雄二が興した製作会社だった

計測不能 4 1979年夏(7月~9月)アニメランキング4位
真夏の夜の夢(アニメ映画)

1979年7月16日
★★★★☆ 3.9 (3)
15人が棚に入れました
詳細不明

計測不能 4 1979年夏(7月~9月)アニメランキング4位
SF西遊記 スタージンガーII(TVアニメ動画)

1979年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (2)
15人が棚に入れました
「SF西遊記」として好評を博した同題作品の第二弾。前作最終回の翌週から放映された、完全な後日談である。

宇宙を救う愛の王女オーロラ姫を目的の星に送り、その使命を終えた戦士ジャン・クーゴ、サー・ジョーゴ、ドン・ハッカたち3人。
だがまだ宇宙の辺境では、邪悪なスペースモンスターが暴れていた。その事実を知ったオーロラ姫はふたたび3人の戦士を呼集。
現在、最凶のモンスターが住むというゴルゴア星系に向かい、そこを浄化する決意を固めた。4人の新たなる旅が始まる。

前作で主人公ジャン・クーゴのライバル役だった男装の麗人ベラミスが退場した以外は、ほぼ従来と同じ方向で描かれる宇宙冒険もの。ただし今回は新趣向として、クーゴは巨大化能力「アストロ変身」、縮小能力「ミクロ変身」を獲得。活劇演出に新味が加えられた

計測不能 4 1979年夏(7月~9月)アニメランキング4位
野球狂の詩 北の狼南の虎(アニメ映画)

1979年9月15日
★★★★★ 4.3 (4)
14人が棚に入れました
野球漫画の巨匠・水島新司の代表作の一つ『野球狂の詩』。その中の人気エピソードの劇場アニメ化。 北海道は白大雪高校野球部のエース・火浦健。「北の狼」の異名を取る彼は、父・政と親子二人の生活を送っていた。ヤクザの政は、元は捨子ながら今は本当の息子以上の絆を感じる健のため足を洗おうとするが、組のリンチに合って殺された。父の復讐で組長に重傷を負わせて逮捕される健。だが2年後、服役を果たした健は、個性派揃いのプロ野球球団・東京メッツに入団。阪神タイガースの強打者「南の虎」こと王島大介に闘いを挑む。だが健と王島、その二人の間には意外な因縁があった。 本邦では珍しい一時間枠のTVアニメとして放映された人気番組『野球狂の詩』の中から、特に人気の高かった前後編のエピソードを再編集、さらに新録音を施して劇場アニメ化した作品。
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

野球を軸に親子の愛情を語った物語

この物語は水島新司さんの漫画が原作です。
皆さんがご存じのとおり、水島新司さんは野球に情熱をかけてられます。

そしてこのアニメは、野球を軸として親子の愛情を深く考えさせられる物語です。
思わず涙があふれ出てきます。


主人公の一人、火浦健は、生まれて間もなくヤクザの政に拾われます。
健は政の愛情ですくすく育ち、やがて北海道一の剛腕投手になります。
{netabare}
健の高校が甲子園出場を決めたとき、ヤクザの子供が甲子園に出るのは良くないとPTAから抗議があがります。

健は、悩んだ末に野球部を退部します。甲子園をあきらめます。
彼は育ての親である政への愛情を大切にしました。

だが、その夜、政が瀕死の状態で自宅へ運ばれ、亡くなります。
政は健のためにヤクザをやめる決意をし、組長に申し入れたところ、組長から、組をやめるけじめとして何度も何度も殴られたのです。
政は自分の人生よりも健の未来を大切にしていました。
{/netabare}

もう一人の主人公、王島大介もまた、生まれて間もなく今の両親に拾われます。
大介は両親の愛情を受けて育ち、熊本県で最も優れた四番打者となります。
{netabare}
大介が入院したとき、血液検査から今の両親は本当の親でないことを知ります。
でも、彼はそのことを両親に話しませんでした。
彼は、血のつながりがない両親を深く愛していました。だから話す必要が無いと判断したのです。
{/netabare}

やがて、火浦健と王島大介は、プロ野球選手となり、戦うことになります。
そして、二人の過去が明らかになるのです。

二人の過去を知ったとき、驚きでいっぱいでした。
野球の神様が二人を引き合わせてくれた。
そう思えて仕方ありません。

是非見てください。
感動の渦に包まれますよ(^_^)/

投稿 : 2024/12/21
♥ : 17

計測不能 4 1979年夏(7月~9月)アニメランキング4位
北極のムーシカ・ミーシカ(アニメ映画)

1979年7月21日
★★★★★ 5.0 (1)
12人が棚に入れました
児童文学界の巨匠いぬいとみこの代表作で、第5回国際アンデルセン賞を受賞した同題作品のアニメ化。 北極に産まれた双子の白熊ムーシカとミーシカ。長い冬を経て春の氷原に出た二匹だが、兄ムーシカはクレパスに落下してしまう。彼はそこで初めて、生命の危機を体験した。やがて二度目の春、双子と母熊マーチの元に長らく北極巡回の旅に出ていた父熊のムーが帰還した。初めて対面する父子たちだが、その直後、ムーは人間の飛行機の攻撃で傷を負った。負傷したムーは、自分の代わりに北極を回り、北極の動物たちに「夏祭り」の到来を知らせる任務を双子に任せるのだが。 1977年に新規創業した(新)虫プロダクションが制作した初のアニメ作品で、にっかつ児童映画が配給。手塚治虫が監修に当たっている。監督は、旧・虫プロ所属の名アニメーターでTVアニメ『さすらいの太陽』の監督職なども担当した勝井千賀雄。

計測不能 4 1979年夏(7月~9月)アニメランキング4位
ねずみのよめいり(アニメ映画)

1979年7月29日
★★★★☆ 4.0 (2)
11人が棚に入れました
日本の民話「ねずみの嫁入り」を下敷きにした、東映動画(現・東映アニメーション)の短編劇場作品。ねずみの両親が娘の成長を記録したアルバムを眺め、そろそろ結婚適齢期と考えた。両親は娘を世界最強の者の嫁にしようと思い、天空に輝く太陽に話を持ちかける。だが太陽は自分を隠す雲の方が強いと謙遜。その雲は、自分を吹き飛ばす風の方が強い、風は自分がいくら吹いてもビクともしない家屋の方が強い、と語る。これではまだ強い者がいそうだ、と両親は考えるが、そこに当のねずみの娘が、意外な者を連れて現れた……! 1961年に初期の東映動画(現・東映アニメーション)が新人研修のために作った短編作品。名アニメーターの月岡貞夫と、高橋潤一のペンネームでも知られる演出家・白川大作が企画と脚本を担当した。監修は森康二(もりやすじ)。完成から18年後に地方向けの「まんがまつり」プログラムの中で、一般公開された。

計測不能 4 1979年夏(7月~9月)アニメランキング4位
竹取物語(アニメ映画)

1979年8月5日
★★★★☆ 4.0 (2)
10人が棚に入れました
詳細不明

計測不能 4 1979年夏(7月~9月)アニメランキング4位
ジャン・バルジャン物語(TVアニメ動画)

1979年夏アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
10人が棚に入れました
フランスの文豪ヴィクトル・ユーゴーの名作『レ・ミゼラブル(ああ無情)』を、主人公ジャン・バルジャンの軌跡を主軸にしつつスぺシャルTVアニメにしたもの。19世紀の初頭。貧しい若者ジャン・バルジャンは一切れのパンを盗んだだけで何年も暗い獄中に投獄されていた。釈放後、なおも変わらぬ世の中の理不尽。やさぐれたジャンは聖職者ミリエル司教と出会い、彼の教会から燭台を盗む。だがミリエルはジャンの罪を認めつつ許し、その博愛に触れたジャンは真人間として生きていくことを誓う。数年後、数奇な人生の起伏を経てマドレーヌと名前を変え、ついにはある町の市長とまでなったジャンだが、彼にはさらなる運命の嵐が待っていた。日本生命の提供による当時のスぺシャルTV番組路線「日生ファミリースペシャル」の一本として放映された作品。制作は東映動画(現・東映アニメーション)で、主人公ジャンの声優は名優・小林昭二が担当した。

計測不能 4 1979年夏(7月~9月)アニメランキング4位
セメダイン・ボンドG17号(アニメ映画)

1979年6月27日
★★★★☆ 4.0 (2)
9人が棚に入れました
アマチュア・アニメーション制作集団「グループえびせん」のはらひろしによる8mm作品。ジェームス・ボンドのパロディキャラクター、セメダイン・ボンドを主人公とした活劇で、上映時間は約4分。1979年6月27日、中野文化センターにて開かれた上映会にて初上映。はらはこの後、『セメダイン・ボンドは二度やる!』『セメダイン・ボンドは永遠に』の一連の「セメダイン・ボンド」シリーズを8mmで制作。後1997年にはNHK教育の短編アニメの放映枠「プチプチアニメ」用に、新作『ミスター・ボンド』を制作している。

計測不能 4 1979年夏(7月~9月)アニメランキング4位
犬のドゥーガルとブルーキャット(アニメ映画)

1979年7月21日
★★★★★ 5.0 (1)
9人が棚に入れました
フランスのTV界で大人気の犬キャラクター・ドゥーガルを主人公にした、同国で制作の新作アニメ映画。 ある日の夜中、友だちフローレンスや好物の砂糖のことを考えていた犬のドゥーガル。そんな彼は遠くの「美しい森」から怪しい光が出ていることに気づく。その森は、9本の尻尾を持つネコが何やら怪しい作業をしているという工場があるらしい場所だった。やがて森のピンクや赤の花が枯れていき、一方で忘れな草などの青い花だけが咲き乱れる。これは世界を征服しようと考えるくだんのネコ「青い声」の仕業だった。万物が青く染まる中、なぜか元のままの姿のドゥーガルは「青い声」との戦いを決意するが。 1964年から1966年までフランスで400本ものミニシリーズが作られた、大人気の「犬のドゥーガル」。その拡大版で、ブルーキャットは映画オリジナルのキャラクターとして登場。なお本作の監督・脚本を務めたセルジュ・ダノーは、1992年にフランス映画の巨匠ゴダールの作品『映画史』にも出演者として参加している。

計測不能 4 1979年夏(7月~9月)アニメランキング4位
思いつくまま(アニメ映画)

1979年6月27日
★★★★★ 5.0 (1)
8人が棚に入れました
自主制作のアニメ作品の上映会「プライベート・アニメーション・フェスティバル(PAF)」にて上映された8ミリフィルム作品。フィルムに1コマ1コマ直接絵を刻んでいく「カリグラフ」(シネマカリグラフィーとも)という手法にて制作された作品。まさしく作者の「思いつくまま」に、画面せましと動物が疾走し、植物が成長していく様が描かれていく。作者の二木真希子は、この後プロのアニメーターとなり、スタジオジブリなどで活躍している。

計測不能 4 1979年夏(7月~9月)アニメランキング4位
Im Gonna Knock on Your Door(アニメ映画)

1979年6月27日
★★★★★ 5.0 (1)
7人が棚に入れました
詳細不明

計測不能 4 1979年夏(7月~9月)アニメランキング4位
まわそう(アニメ映画)

1979年6月27日
★★★★★ 5.0 (1)
7人が棚に入れました
詳細不明

計測不能 4 1979年夏(7月~9月)アニメランキング4位
フーケー(アニメ映画)

1979年6月27日
★★★★★ 5.0 (1)
7人が棚に入れました
詳細不明
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