柴犬→柴猫 さんの感想・評価
4.2
アニメブームの火付け役
1977年公開:反射衛星砲にときめき、七色星団の決戦にワクワクしたあの頃
テレビ版の放送は1974年。
ヤマトが大人気作となったのは度重なる再放送とこの映画のおかげです。
映画版はテレビ版のダイジェストに過ぎないのですが、これが大ヒット。
これ以降に『ガッチャマン』『あしたのジョー』『ガンダム』など、
多くのダイジェスト映画が作られたのはヤマトの成功に負うところが多いのではないかと思います。
内容的にはイスカンダルまでの往路は実にうまくまとめたと評価出来ますが、復路は良くありません。
テレビ版を見た方なら『何故そこをカットする』とツッコミたくなるでしょう。
また場面のつながりにも粗があり(いきなり包帯巻いていたり)、ちょっと残念です。
それとセリフがちょっと古臭いというか、ストレート過ぎるというか・・・。
ガミラスとの激戦の後の古代のセリフがその代表です。
子供の頃はあのセリフを素直に聞けたのかな?
今はダメですね、白々しくてw
でもそれ以外は今でも好きです。
ドメル将軍が出てくると「キターーーーー!」と思ってしまうしw
評価はかなり想い出補正が入ってますが、古くても一度は見てもらいたい作品です。