1971年度に放送されたおすすめアニメ一覧 39

あにこれの全ユーザーが1971年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月22日の時点で一番の1971年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

72.1 1 1971年度アニメランキング1位
ルパン三世 (TV第1シリーズ)(TVアニメ動画)

1971年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (233)
1281人が棚に入れました
今もファンに熱烈に支持されている『ルパン三世』ファーストシリーズ。
ルパン三世は、名高き怪盗アルセーヌ・ルパンの孫。狙った獲物は必ず奪う神出鬼没の大泥棒だ。頭脳は天才的で、銃の腕前も超一流だが、可愛い子ちゃんに弱いのだけが玉に瑕。その仲間は、早撃ち0.3秒のガンマン・次元大介、昭和のサムライ・十三代目石川五ヱ門、謎の美女・峰不二子。そんなひと癖もふた癖もある連中とともに、銭形平次七代目の銭形警部や暗黒街の強敵達を煙に巻きながら、今日も華麗にお宝を頂戴するのだ。

声優・キャラクター
山田康雄、納谷悟朗、小林清志、二階堂有希子、大塚周夫

yui さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ルパンの世界は奥が深い

という事で、ルパン三世第一シリーズを私なりに解説してみようと思います。

[初心者でも分かるファースト編]

まず最初にルパン三世ってどういう物語?
基本的な物語は、ご存知の通り怪盗ルパンの孫で世界の大泥棒ルパン三世が、仲間達、次元大介、峰不二子、石川五ェ門と共に世界のお宝を盗み出し、そしてルパン三世逮捕に熱を燃やす銭形警部と繰り広げる活躍を描いた物語となっています。

じゃあ、第一シリーズと、第二シリーズの違いって?

さてここからが本題です!!

第一シリーズは当初大人向けのアニメとして作られました。しかし、放送当初は視聴率が良くなかった為、宮崎駿らと共に方向転換を決意し、ハードボイルドに描いた前半と、ある程度子供を意識した後半に分かれています。そして、第二シーズンからは家族で見れるファミリーアニメを基にキャラ達の印象の形も変わって行くのです。

不動の人気シリーズ第二シリーズがあるのは、第一シリーズの土台があってこそなんですね♪

第一シリーズの魅力と面白さ!!!

ここからは、ユーモアを入れてお伝えするので宜しくm(__mペコリ



ネタバレ注意ですよwwwwww











なんとっ!!
知られざる事実を発見!!!

えーっwwww
石川五ェ門は敵だった!?
第一シリーズで初めに出てきた五ェ門は、名うての殺し屋のルパンの敵でした。
その後、ルパン達とは仲間になるんですが、出番が超少ないですwww

そして毎度
お馴染みのルパン三世、次元大介、峰不二子、石川五ェ門の4人全員がそろうことも実は少なかったりしますwwwww

でもでもですよ!!
実は沢山萌え要素があるんですよ♪♪♪♪♪♪

1・まず声優さん達が偉大なお方ばかり
2・キャラ1人1人の声で萌えちゃって下さい
3・峰不二子はエロいです
4・ルパンは天才君です
5・五ェ門クールだ
6・ハードボイルド次元さん⇦一番好きなキャラ♪
7・萌え度100%銭形警部⇦今週の一押しカワユスです♪

そしてルパン三世の主題歌最高!!!!!

ここからは先は雑学行くよぉ♪

ここ数日色々調べた執念の魂
ルパンには沢山の未映像化作品があります、中でもルパン小僧にはビックリしました。
そうルパン三世と峰不二子の間には子供がいたのです!!それがルパン小僧ことルパン四世。
これは少年誌で描かれた漫画であり未だに数多くの謎が多いい作品です。

皆さんルパンは毎度お馴染みのメンバーばかりだと思っていませんか?

いえいえ原作では違うんです!!
実はルパンにはちゃんと地下組織がありますwwww

では紹介します♪
・贋ルパン
・女
・おかかえ科学者
・ハンマーの岩鉄ー九州支部所属
・風の三太夫ー四国支部所属
・峰不二子ー北海道支部所属⇐知らなかったwwww
・科学者、見張り、基地地下アジト
・建設現場主任
・逮捕された1967人
・G
・K
・船員
・ヤング・愚造
・鬼土
・ヤングアイランドの学生たち
・クリフ・不私刑
・犯罪機密警察の男女二人
・大統領
・パンドラ
・ネズミ一族
以上です

正直知らなかったwwww奥が深いねルパン三世は!!!

という事でルパン三世初心者のあなたもこれで大丈夫part1はこれにて終わりです。

第二シーズンはかなりの長編ですが、また頑張りたいと思います♪


投稿 : 2024/11/16
♥ : 14

鰻Monkeys さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

脱獄のチャンスは一度

今から40年前、このアニメはそれまで子供向けだったTVアニメ業界に大人向けのアニメを作ろうという計画で作られたアニメです。

時計、銃、車などは実際に存在する物をモデルにし、その時代にしてはかなりリアルに再現した描写になっています。


ですが、当時この作品はまったく流行らず、低視聴率の理由は大人向けの作品だからと言う結果に至り、演出を子供向けにする方針になり前半と後半に演出のばらつきが生じました。

前半の演出を大隅さんが制作に参加している間は大人向けの作品に、後半の宮崎さんが制作に参加した作品はキャッチーな子供向けの作品になっていると言っていいと思います。



俺は大隅さんの渋い演出の原作に近い方が好きなんですが、後半は後半で面白いと思います。



俺が特に好きな物語は

3話   「脱獄のチャンスは一度」    演出:大隅正秋 

この作品はルパン本人とその取り巻きの人々の関係性が良くわかり、なにより終わり方が渋すぎます。

ネタバレですが↓






捕まってしまったルパンを心配する不二子、何もしない次元、心の底では脱獄してほしい銭形、五ヱ門はまだいません。

最後のオチは、1年間待ったあげく財宝の隠し場所を爆破され爆散した財宝を見て次元とルパンが二人で腹抱えて笑って終わるという物語。

真の絆とはこの言うのだろうか?と考えてしまいます。

とにかく素晴らしい、渋すぎる。


オチがそんなもんかと思った人がいるかと思います、そう言う方にこそ是非見てもらいたい!

二人の描写、セリフ回しを見てもらえれば納得していただけるとおもえます。



次に気に入っているのは

9話  「殺し屋はブルースを歌う」    演出:大隅正秋


これは不二子の愛と哀愁の物語とだけ言っておきます。





最近のルパン三世は偽善の泥棒みたいな感じでやっていますが、1stのルパン三世は真に泥棒といったところでしょうか?

大泥棒ルパン三世の神髄


このルパン三世シリーズは俺が知っている物の中で一番面白いアニメだと思います。



全23話で打ち切り。

再放送にて人気に火が付き、2期が制作が決定したらしいです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6

酒と肴と頭痛 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

トゲトゲしてるルパン

最近のTVスペシャルなどで見るおちゃらけたルパンとは違って、クセとトゲがあるルパンです。

最近のルパンを先に見た人には、ちょっと違和感を感じるかもしれないけど、話としてはとても面白いので、段々ハマるんじゃないでしょうか?

普通に考えるとルパンやふじこなど、彼らは犯罪者です。ようするに悪人なのですが、一本筋の通った価値観と、プロ意識的な意地があって、個性的で見るものを魅了していると思います。

たとえ仕事に失敗しても余裕を感じる現代ルパンは無敵という雰囲気すら持っていますが、アニメ版の古いルパンは失敗した時は余裕を感じられないことがあり、そういう場合は当然彼らは必死になります。長編ですと、カリオストロの城にはこの余裕の無い必死さが感じられて、味わいというか面白みがあると思います。

食べ物としてはビーフジャーキー的とでもいうのか、硬くてとっつきにくいんですが、よくよく噛んでいくと味が出てきてとても美味しいというのが昔のルパンだと思っています。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 7

65.5 2 1971年度アニメランキング2位
さるとびエッちゃん(TVアニメ動画)

1971年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (11)
55人が棚に入れました
エッちゃんこと猿飛エツ子は小柄な小学生。
しかし、猛スピードで走り、怪力を持ち、動物と会話できる、自称猿飛佐助33代目の子孫。
そのエッちゃんが三つ葉小学校に転入、時にトラブルの種となり、時にトラブルを解決するコメディ作品。

声優・キャラクター
野村道子、千々松幸子、永井一郎、麻生みつ子、田中亮一、中村恵子

あにめじさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

不思議なことに魔女っ子もの

wikiからですが、東映魔女っ子シリーズ第3弾だそうです。
でもえっちゃん、忍者です。三十三代目猿飛佐助らしいです。でも魔女っ子枠。
お供の犬ブクがその後の魔女っ子もののお約束『しゃべるペット』の先駆け的なものにもなっているのです。
考えるに、もとが『おかしなおかしなおかしなあの子』というタイトルの漫画で、その「おかしな」点を強調するためのアイテムとしての忍者であり、しゃべる犬ではないでしょうか。
実際、えっちゃんはいつも('v')みたいな顔をして、何を考えているのかわかりにくいキャラクターです。
その「ちょっと不思議」感を楽しむアニメかと。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

ace さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

隠れた名作、見逃すのはもったいない

・昭和アルアル満載
そりゃ昭和のアニメですからね
キ◯◯イ連呼や、間違いなく苦情殺到の表現
母親が幼い息子の頭をフライパンでぶん殴る
女の子への暴力、人間の赤ん坊をそのへんに捨てる、など
今放送するのは無理ですな・・・

・意外すぎるが、エッちゃんは賢く冷静
本作の主人公、猿飛エッ子
1,2話あたりまで単なる野生児だと思っていたが
意外にも思慮が深く、真理をついた発言もあり賢い
そしてなによりけっこう冷静
意外~

・一休さん
BGMが一休さんとまったく同じのがいくつかある
同じ放送局でもアニメごとにBGMくらい総取っ替えするのかと思ってた・・・
一休さんは、このアニメを視聴するちょっと前に見終えたばかり(レビューもあるよ!)
なつかしい!

・しっかし・・・
ドラえもんといい、バカボンといい、このエッちゃんといい
なぜ昭和の小学生は深夜ブラブラ出歩くんだ?

◯よい

・びっくりするかもだが、若干大人向け
バリバリのギャグアニメかと思っていたがそうではない
むしろどちらかと言えばシリアス
ギャグのふりしたシリアス系アニメだった
いや驚いた

・エッちゃんの声優は旧ドラえもんのしずか役である
野村道子です
新鮮っすねー
しずかの声で「えへっ!」とエッちゃんが喋る
貴重

・天下太平くんの存在
いわゆる「きれいなジャイアン」
ケンカが強く、スポーツ万能、活発で度胸があるガキ大将
自らを「正義の味方」と称する通り、正義感が強く大人相手にも怯むことなく立ち向かう
大好きなキャラ

・感動回
シリアス系アニメなので、感動回はけっこうある
特に12話、「クリスマス大好き」は・・・泣
レベル高いです

・おもしろ愉快な仲間たち
仲良しレギュラー陣はみな小4
忍びの子孫である猿飛エッちゃん、エッちゃんと一緒に暮らす美少女、広岡ミコちゃん
エッちゃんの相棒、人間の言葉を喋る犬のブク
ガキ大将の天下太平、弟のクリ平
などなど
一人ひとりキャラが立っていて見せ場の回もある
とても楽しいですね

◯わるい

・なんでも幻術で解決
猿飛といえば猿飛サスケ、サスケといえば幻術ですね
エッちゃんもそんな猿飛姓を持つので幻術、得意です
多くの事件を幻術で解決してしまうのは、まんねりだった

・いちいち過激すぎる
人間の赤ん坊を土管の中に捨てる
ミコ家を妙なペンキのラクガキで住めなくする
ブクが着ぐるみか確かめるためにでっかいハサミで切ろうとする・・・など
表現がいちいち暴力的すぎというか、過激すぎる
他に方法あるだろ、と・・・


◯VERDICT

10/10

もう5話目くらいから満点だと確信していた
「隠れた名作」という言葉がぴったりの名作
ジャングル黒べえやバカボンなどのバリバリのギャグアニメかと思っていたが
ばくはつ五郎や三丁目タマのようなシリアス系アニメだった
「ギャグアニメの特性を生かしたシリアスアニメ」とでも言おうか

・ゲストがちらほら・・・
アタックNo.1と巨人の星が出てきた
カメオ出演っていうのかな
今のアニメみたいに背景に似たようなのがちらっと映るレベルではなく
セリフもあり、本人が使っていた技などもそのまま披露される
がっつりシーンがある

投稿 : 2024/11/16
♥ : 0

65.1 3 1971年度アニメランキング3位
ゲゲゲの鬼太郎 [第2作](TVアニメ動画)

1971年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (27)
142人が棚に入れました
妖怪ポストは救いを求める手紙で膨れ上がったまま、雨に打たれて立ち腐れようとしていた。鬼太郎はもうずっと前に、ゲゲゲの森から姿を消していたのだ。実は鬼太郎、妖怪たちとの戦いに疲れ切ってしまったのか、ひなびた漁村に住みかを移して、目玉おやじと共に晴耕雨読の生活を送っていた。平和な日々はいつまでも続くかに思えたが、運命が彼を放っておかなかった。突如現れた妖怪・泥田坊によって、世話になっていた少年の父が犠牲になってしまったのだ。それをきっかけに、鬼太郎はゲゲゲの森に戻って妖怪がらみの事件屋に復帰することになる。折しも時は高度成長期。欲望に憑かれた人々が人間らしい心を失ってゆく世の中では、さすがの鬼太郎も苦戦の連続だ。なぜなら醜く歪んだ人の心こそ、妖怪以上に妖怪らしい恐るべき存在だからである。

声優・キャラクター
野沢雅子、田の中勇、大塚周夫、小串容子

たこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

社会風刺アニメの鉄板

カラーで楽しめる鬼太郎。
前作は戦闘シーンの有無はともかくバトル要素が強かったことに比べ
この2期は『妖怪』を使った社会風刺色がとても強く
初代ウルトラマン同様に人間心理や社会を悪とみなす結末が非常に多い。
元来妖怪とは幽霊や化物とはその意味が大きく異なり
有名どころでは民族宗教を背景としたもの以外にも
自然現象や後ろめたい事象に大して名と体が付いたモノも存在し
要するに妖怪は人間社会が産み出した産物とも考えられると思う
その『妖怪』を表現したメッセージ色が強い作品と言える
製作スタッフはよほど原作が好きなんだろうなあ。
子供向けとは言い難いが大人にこそ是非見ていただきたい名作中の名作

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

カラー版ゲゲゲの鬼太郎は怖さ倍増、マニア受けする猫娘登場。

1971年放送のテレビアニメ 鬼太郎第二期 一期終了から2年半後 全45話

原作 水木しげる 制作 東映動画
演出 白根徳重 高畑勲 他

70sは新作ではなく一期の続編なのでリメイクは一切ありません。
鬼太郎のストックの多くは貸本時代の墓場の鬼太郎だったため、一期放映後にはそれほどエピソードは増えず、鬼太郎以外の水木作品からの借用が多いです。
なので、一期と二期は連続した作品と捉えられますが、
カラー化とブサ可愛いあでやかワンピースのヒロイン猫娘登場で新たな魅力が生まれています。

一期のような鬼太郎大ピンチはそう多くはありませんが、牛鬼やかまぼこでは手に汗握るシーンもありました。
鬼太郎が女装して妖怪をたぶらかして力を奪うなど唖然となりました。
猫娘と女装鬼太郎が並んでいる画像は時代を超えているかも。

他の方もレビューしている通り、妖怪退治ではない怪奇ストーリーが多いのも特徴です。
アンコールワットの亡霊、イースター島奇譚、足跡の怪など怖いですよ。

一期と合わせて、古いながらも楽しめる作品だと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 14

64.9 4 1971年度アニメランキング4位
ふしぎなメルモ(TVアニメ動画)

1971年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (37)
163人が棚に入れました
天国のママから、ミラクルキャンディー(赤いキャンディーと青いキャンディー)をもらった主人公メルモが、キャンディーを食べて赤ん坊や大人、人間以外の様々な動物に変身し、色々な危機を乗り越え、真の大人になっていく物語である。

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

エロかった

手塚治虫の、ある種の微エロアニメ。
大人になったときに、着ている服が上半身はそのままに下半身だけ、なぜかサイズが変わらないので、必然的に大人になるとずっとミニスカート&パンチラという意味不明状態。なんだこれは…!w なにを考えている手塚…w とおもったものです。



しかし、大人になってしまった後に見てみると、
「大人である」ということ自体が、一定の力をもつ、という子供の頃ならではの欲望が成立する、というそれ自体がけっこうしみじみする話だよなぁ、とかおもいました。自分がいま、「大人である」ことによって発動可能になっている力って、ぶっちゃけ何があるよ、みたいな。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

みり仔 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

このアメがほしくて駄菓子屋に走りました。

食べると年齢を自由に買えることの出来るアメ。
これ、見たときすっごく欲しかったです。
再放送でみたんですけど、当時小2でしたが、駄菓子屋走りました!(当然売ってませんけど
人生で初めてはまったアニメじゃないかと。
軽く10周は見てます。

曲や声優はどっちでもいいです、というかまったくどうでもいいです。
話はすっごくおもしろいです、それに単純です。
だから小さな子どもと一緒に見るのがオススメ。
できれば手元にアメがほしいですね(笑
「服が変わるだけの魔法少女はもうおわり!今は見た目も変られなきゃ!」
衝撃でしたね。
今でも見返したくなります。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 0

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

赤と青を間違えてはいけません。

メルモちゃん♪メルモちゃん♪メルモちゃん♪が持ってる♪
赤いキャンディー♪青いキャンディー♪知ってるかい♪

ハイ、知ってますよ。
キャンディーを食べると若返ったり年くったり・・・
同時に食べるとなんと・・・

手塚先生の空想科学教育アニメです。
メルモちゃんがキャンディーを身勝手に使うもんだから様々な事件が発生。
ハプニングもあったりして、ドタバタドタバタ忙しいこと。
その一方で生命の神秘も扱っていて教育的モードだったり。
どっちにしろ、古き懐かしき子供向けアニメです。

もっとも印象的なシーンはメルモちゃんが大人になるところ。
パンチラなんてもんじゃないです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 19

63.9 5 1971年度アニメランキング5位
アニメンタリー決断(TVアニメ動画)

1971年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (18)
79人が棚に入れました
大人も対象とするタツノコプロの本格戦記アニメ。爆発の表現技法は、のちの同社のSF作品にも活かされる。日露戦争を経て、ドイツ・イタリアとの三国同盟を結んだ日本は、激動する世界情勢の中で次第にアメリカとの交戦に向かう。昭和16年12月、真珠湾攻撃を端緒に始まった第二次世界大戦。やがて山本五十六が率いる日本海軍は、刻々と変化する戦局の中で、いくつかの岐路に立たされる。日本の命運を掛けた“決断”の時が来た。

声優・キャラクター
真木恭介、高塔正康、塩見竜介、田中信夫、家弓家正、村越伊知郎、原田一夫、古賀浩二、城山堅、藤本譲、山内雅人、西桂太、辻村真人、寺島幹夫、渡部猛、武川信、川久保潔、青野武、浦野光

おふとん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

提督、ご決断を!

と、迫ってくるのはもちろん艦娘・・・ではなく参謀のおっさん。
youtubeで「艦○れ」動画を観ていると、時折恥ずかしそうに関連動画欄に顔を覗かせる・・・
軍艦を擬人化した某ネトゲの影響か、最近極々一部('∀`)で話題の「アニメンタリー決断」です。

1971年放送全25話。太平洋戦争の主要な陸海空戦を描くノンフィクション戦記。
ノンフィクションですが、記録映像を使い回してナレーション解説で展開して行くドキュメンタリーと
は異なり、実在した軍人たちの行動を通して戦場を描く人間ドラマ仕立てになっていて、娯楽性を
確保しつつ史実を忠実に再現してます。当時としては珍しいであろう大人の視聴に耐えるアニメ。

現代なら深夜枠でも企画段階でOUTだと思われる題材を、土曜のゴールデンタイムに堂々と流して
いたというのだから、大らかな時代かと思いきや、しっかり抗議が殺到していたそうです(´;ω;`)
何でわざわざアニメでやったかと言えば、CGもVFXも無い時代に本作ほどのボリュームで兵器や
戦場を再現するのは、実写特撮では技術・予算的に無理だったのではないかと推測してます。

史実を取り扱っているので監修も著名な戦史作家の児島襄氏。
文庫本2冊程度の文量で太平洋戦線の主要な陸海空戦を網羅した、ミリヲタ初心者必携の
『太平洋戦争(上・下)』(児島襄・中公文庫・1965年)を本作の叩き台にしていると思われます。

本邦で制作される太平洋戦争を扱った映像作品の大半は、戦争末期の絶望的な戦闘ばかりを描き、
殺し合いに翻弄される人々を通して戦争の悲惨さと反戦を訴えるものが多いのに対して、
本作は指揮官の苦悩と決断、そこから得られる教訓が大きなテーマになっている点が特徴的。
故に決断する余地のない戦い(戦争末期の孤島の玉砕戦など)はあまり取り上げていません。
是非はともかく、このような切り口で戦争を捉えたアニメというのは私の知る限り本作だけです。

但し幾つか難点があります。作品の絶対的な古さに起因するものなのでどうしようもない事ですが・・
当時としては良くできた艦艇や航空機等の兵器描写なのでしょうが、現代から見ると考証が大甘。
同様に現代から見ると戦史のほうも40年研究が進んでいる分、修正されるべき点が散見されます。
といっても大筋に誤りはないので、この辺はミリヲタがツッコミ入れてればいいだけの細かい話で、
大きな問題は各話が史実の時系列順に並んでいないこと。Wikiを参考に並べ替え推奨です。


戦争の悲惨さを訴えるわけでもなく、反戦メッセージもないという理由で、戦争を賛美していると
誤解されがちな作品であり、軍歌風のOPや登場人物のセリフがそれを助長してしまっている感
はありますが、戦闘が惹起するに至る経緯と戦闘の経過を極力公平な視点で坦々と描いており、
指揮官の決断とその結果から導かれる戦訓・訓話も客観的で的を射たもので、初歩的ながら
太平洋戦争の概要を知り、そこに残された教訓を学ぶのに適した作品ではないかと思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12
ネタバレ

東アジア親日武装戦線 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

あくまで組織論を説いた作品

1971年作品
アニメ制作:タツノコプロ
全26話。うち最終話は読売巨人軍川上監督回。

主題歌
OP「決断」
作詞:丘灯至夫
作曲:古関裕而
歌手:幹和之、コロムビア男性合唱団 

ED「男ぶし」
作詞:丘灯至夫
作曲:古関裕而
歌手:幹和之、コロムビア男性合唱団

再放送で本編25話視聴済。
DVD所有。

ドキュメンタリーアニメの草分けでアニメ史に残る名作です。

【作品概要】
太平洋戦争の緒戦における帝国陸海軍指揮官の「決断」を描いたヒューマンドキュメンタリー作品。
登場人物は全て実存した人物です。
ジャンル的に軍事ですけど、内容は組織論でもありますので経営者や管理職の方に向いている作品かと思います。
ただ、視聴の際には太平洋戦争の一般的知識が必要なのが難点ですけど、多くのアニメファンに観ていただきたい作品です。

【制作スタッフ】
原作者:児島襄
戦記作家
(著書:『戦艦大和』『悲劇の提督 南雲忠一中将 栗田健男中将』『太平洋戦争』他多数)

監督:九里一平
タツノコプロ三代目社長。創業者で漫画家の吉田竜夫の実弟。
(監督、関与作品:昆虫物語 みなしごハッチ、科学忍者隊ガッチャマン、タイムボカン、他多数)

脚本・構成:鳥海尽三(途中降板)
日活映画出身。虫プロからタツノコプロに移籍。
(脚本作品:鉄腕アトム、宇宙エース、魔法使いサリー、科学忍者隊ガッチャマン、他多数)

【作品製作時の時代背景】
本作品が放送された1971年は戦後まだ26年程度で、戦争体験世代が現役で社会で活躍しており記憶も風化しておらず、また、戦争の傷痕も多く残っており、戦争に対する意識は現代とは比べものにならないほど生々しく残っている時代、徴兵権と憲兵隊を擁し国民の弾圧を行った陸軍に対する国民感情は未だに厳しいものでした。
さらに、ベトナム反戦運動にみられる左翼活躍のピーク時でもあり、少しでも戦争の匂いを感じさせるような事はパッシングの対象とされ、極左テロ攻撃の標的にさえされました。
この当時の自衛官は人前で職業を言うことさえ憚られる時代だったそうです。
しかし、一方で前年に起きた三島由紀夫事件のように、過去を封印せず見直す動きも芽生えつつありました。
盾の会の活動で時代の変化をみた旧軍関係者の方々が、アメリカが植えつけた日本軍絶対悪の誤解をなんとしても解きたいという声が戦友会などを通じて上がり、呼応して政財界の責任ある地位に多くいた旧軍OBも実現に向けて根回しを行った結果、旧軍OBが重役に就いていたサッポロビールからスポンサーの約束を取り付け、戦記作家児島襄作品のメディア展開へと至ります。
三島由紀夫と盾の会という存在は間接的にであっても、厳しい世論や左翼の中傷批判に臆することなくこの作品を世に送ったエネルギー源であったともいえます。
しかし、いざ放送が始まると放送局に中傷や批判が殺到したそうですので、本作品の放送は時期尚早だったかもしれません。

【構成】
{netabare}本作品は一話完結(長くても二話)で概ね時系列で話数が進みますけど、陸軍と海軍のエピソードを一定量で区切っており一部で時系列が逆転する話数もあります。
特に開戦初期は陸海軍同時に作戦行動を起こしているので、時系列を頭に入れて視聴するか、時系列順にソートして視聴するか工夫されてもいいでしょう。
豆ですけど、一般的に真珠湾奇襲で太平洋戦争が開戦されたイメージがもたれていまが、史実は陸軍のコタバル上陸から戦争開始となります。
視聴するにあたっては、太平洋戦争の概要を予習しておく方がスムースに視聴できます。{/netabare}

【内容】
{netabare}戦場という生死の狭間にある究極の環境で悩み苦しみながらも「決心」し「命令」を下すに至るまでの心の動きと、その結果から生じたことを「教訓」として提示する現代のアニメでは考えられないほど踏み込んだ脚本ですけど、作品の方向性を巡り原作者児島氏と脚本を担当した鳥海氏の対立がありましたが、結果的にリアリティ追求の原作者方針に決まり、登場人物に対して余計な脚色はされていません。
「アニメンタリー」とは実写のドキュメンタリーをアニメで表現したことを意味する造語だそうです。
作画に関しては、既に40年以上の前のセル画作品ですので期待をしてはいけませんけど、爆発シーンは結構迫力があります。
キャラデザは劇画を更に写実的にした感じで、劇画を読まない方や萌えキャラを見慣れている方には抵抗があるかもしれません。
また、当時の演出方針で兵器を可能な限り精密に描くために兵器原画は挿画専門絵師が行ったことで、現代では兵器の描写や考証に多くの誤りが認められますけど、当時としては考えられないクオリティで、音響効果には実際の音源が使われています。
OPED曲ともに軍歌調で、アニメファンには抵抗が生じるかもしれません。

OPで零戦とB17の空戦シーンがありますけど、B17の見え方と縮尺のバランスをとり風防と九八式射爆照準器越し揺れに合わせて射線が集中している描写を2Dで表現していたのは今でも驚愕です。
きっと、あのような動き再現できたのは挿画絵師の作画力以上に、実戦経験者が演出に関係していたとしか考えられませ。
本当にすごい作画です。
しかし、挿画絵師は手が遅く制作スケージュールが相当に食われたそうで、それを補うように実写も併用する演出が施されています。
第23話の硫黄島作戦では戦死者の実写映像があるので、視聴の際には注意してください。

たしかにこの作品は戦争が舞台ですけど、ストーリーの主軸は指揮官の苦悩や決断の結果から得られた教訓であって、映画「人間の條件 」(松竹)や映画「戦争と人間」(日活)のように戦争を舞台とした群像劇を用いてある種のイデオロギーを発散しているような作品ではありません。(両方とも反戦映画ですけど)
OPのナレーションでも本作品の製作意図を説明しています。
したがって、反戦であるとか戦争の美化というイデオロギー的メッセージは本作品には含まれていませんので、その点に対する作品批評は的外れとなります。

「決断」の軍事的な意味とは帝国陸軍の将官級(旅団長以上の高級指揮官)のみ閲覧が許された『統帥綱領』でいうところの「決心」を為し命令を下す「実行」の二つの行為です。
『統帥綱領』の一節より
「統帥ノ根源ハ指揮官ノ決心二シテ命令ハ決心実行ノ重要手段ナリ」
本作品は先人が当時「統帥」はどのように遂行されたかを、尊い犠牲の上に戦争を知らない世代にも残してくれた貴重な財産ともいえます。
なお、『統帥綱領』に書かれていることは抽象的な表現ですが指揮官の心構えが説かれた兵法書の一種です。
2016年春アニメ「ジョーカーゲーム」でも取り上げられていますけど、帝国陸軍の機密指定では「機密」でトップシークレットでした。
本作品では太平洋戦争全ての戦場を網羅してはいませんけど、初期の威勢のいい攻勢のみならず撤退、負け戦、そして悲劇の特攻、玉砕も公平に扱うことで偏向なく構成されています。
特攻も玉砕も指揮官の決心と命令です。
旧日本軍では玉砕を命じた指揮官もまた自決で命果て、特攻の指揮官も全てではありませんが自決や最後の特攻で果てた指揮官がいます。
しかし、特攻を命じておきながら敵前逃亡をしたとんでもない指揮官や、ろくに補給も考慮せずに攻撃を命令し部隊を壊滅に追い込んだ無能な指揮官など、このような不適格人物を指揮官に任命した軍もまた教訓を活かしていなかったことが、敗戦そして軍の解体までの最悪の結果を招いたのでしょう。
もっと深刻なのは、9条病の蔓延で国防の意義すら議論が封じられ希薄になった戦後日本の現実ですけどね。
第22話はいわゆる「謎の反転」の回ですけど、この真相は現在でも不明であり、肝心の栗田中将が一切口を閉ざしたまま逝去されましたので、真相は永遠に闇の中です。
本作品での描写内容は、状況証拠から考えられる一つの推論に過ぎないことを指摘させていただきます。{/netabare}

【考察について】
{netabare}本作品を本格的に考察される際には以下の書籍は必読です。
また、既読の上で本作品を視聴された場合、軍隊組織の運営のようなソフト部門は高レベルな軍事考証がされていることを理解できるかと思います。

ただし、時代考証で一部事実と異なる部分、特に第25話における「無条件降伏」の表現では大日本帝国の無条件降伏のように受け止められます。
ポツダム宣言の条文を読めば一目瞭然ですけど、無条件降伏はあくまで「帝国陸海軍」に対してであり、国家としての大日本帝国はポツダム宣言の各条項を呑んだ「有条件降伏」であることをここで補足しておきます。
なお、国家として無条件降伏をした場合は「ドイツ」のように国家が消滅(地図上からも抹消される)しますからね。
現在のドイツは、敗戦→消滅→旧ドイツ領内に二つの新国家が成立→統合の歴史があります。
また、第25話は本作品で唯一文官が主人公(下村内閣情報局総裁)で「國體」について私見を述べるなど政治性が強い内容ですので、視聴の際はその旨を意識してください。
なお、第25話については終戦前夜を阿南陸軍大臣視点で濃密に描写した映画「日本のいちばん長い日」(岡本喜八監督1967年版)も参考になります。
ただし、2015年版は鈴木内閣発足からのストーリーなので冗長であることと、内容が鈴木首相視点となることに注意してください。

各話のエピソードの中には実写映画化されているものも数多くあります。
映画の方が時間も長い分、細く描写されていますので鑑賞するとより本作品への理解が深まると思います。

また「太平洋戦争」を「大東亜戦争」と呼称する向きがありますけど、ポツダム勅令で「大東亜戦争」の閣議決定は白紙にされ、その後の平和条約に基づいた措置を取らずに放置したことからこの閣議決定自体失効となっています。
その後の公文書や外交文書では「太平洋戦争」の呼称が一般化しておりレビュー上でも使用していますけど「大東亜戦争」の呼称を否定するものではありません。{/netabare}

【視聴・考察参考図書】(児島襄氏も執筆の際に参考にしている)
{netabare}『軍人勅諭』(陸海軍共通)、『統帥綱領』(陸軍)、『海戦要務令』(海軍)、『統帥参考』(陸軍)、『作戦要務令』(陸軍)、『戦陣訓』(陸軍)、(『歩兵操典』(陸軍))、帝国陸海軍の制式教典。
公刊太平洋戦史『戦史叢書』(太平洋戦争の公式記録)
その他陸海軍に関する法令法規、戦時行政組織関係書籍、外務省外交史料館資料など。
1980年代までの軍事雑誌『丸』には当時指揮官に仕えた参謀クラスの将校、士官の寄稿が多く参考となる。

海軍に関して制式教典が少ないのは、兵学校卒海軍士官は艦長(トップリーダー)になる前提で教育過程が組まれていたことに起因し、海戦要務令だけで陸軍の統帥綱領と作戦要務令と合わせたものと同等レベルの内容を網羅しています。
海軍大学校は陸大と異なり参謀育成機関ですので、ここを卒業すると軍令部や海軍省の陸上畑への勤務が多くなるだけで、昇進序列には影響しません。
なお、海軍の昇進は兵学校の卒業席次(ハンモックナンバー)で決まります。
また、陸軍はトップリーダーになるための将校の選抜試験(陸軍大学校)があり、合格者のみに教育をしていたことで、制式教典が用途ごとに作成された経緯があります。
なお、陸軍の昇進は陸大の卒業席次で決まり、陸大を出ていない将校は最高大佐で予備役に編入されます。{/netabare}

【結び】
かなり以前に、陸軍士官学校出身の某銀行の頭取は作戦要務令を机の傍らに置き、経営のバイプルにしている旨の記事を読んだことがあります。
企業のトップも指揮官も決断の結果、組織が動く事には変わりがなく、決断のミスで部下将兵の命を奪うも、倒産で社員を路頭に迷わすも、決断時には孤独であることもまったく同じこと。
軍人と経営者の兵法書の読み方は、実用とするか哲学とするかの違いだけかもしれませんね。

本作品における教訓は、平和の現代では経営哲学や人生哲学にも十分活かせるとも思います。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 14

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

こういう題材がTVアニメで存在した事に価値がある

太平洋戦争版の"その時歴史がアレした"的な?
ちと違うかw
太平洋戦争での重要な局面での決断をアニメにした作品です。
とてもチャレンジングな題材だと思う。
私は右でも左でも有りませんが、当時も難しい立ち位置の作品だったんでしょうね。
先日、半藤一利の日本の一番長い日を読んだんですけどね。
映画にもなったこの本ですら、表現が偏りすぎとか批判されてますしねぇ。

面白い面白くないの視点で語るべき作品ではないです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 8

63.7 6 1971年度アニメランキング6位
アンデルセン物語(TVアニメ動画)

1971年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (11)
40人が棚に入れました
『ムーミン』に続いて日曜夜7時30分に放送された、カルピスの提供による名作アニメ第2弾。H・クリスチャン・アンデルセンの物語を虫プロダクションがTVシリーズ化。「みにくいアヒルの子」(全2話)をはじめ、多くの短編~長編原作を全1~4話で映像化している。基本的に各ストーリーの連続性は無いが、それぞれの物語を傍観する狂言回しとして魔法の国の妖精キャンティとズッコをレギュラーに登場させた。魔法の国で立派な魔法使いになるため、魔法大学に入りたいと願う妖精のキャンティ。しかし魔法大学に入学するためには魔法カードが百枚必要だった。善行をひとつするごとに現われる魔法カードを求め、キャンティは相棒のズッコとともにアンデルセンのお話の世界に来訪。かくしてキャンティたちはアンデルセンの物語に登場する人々へそっと力を貸すのだが、はたしてその結果は……

声優・キャラクター
増山江威子、山田康雄

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

アンデルセン童話の紹介(ちょっとだけ改変?)

※褐色の猪さんのレビューにより、下記を東映動画版の方に間違って記載してしまったことに気づきました。(2017.11.13)

♪みにくいアヒルの子~は はだかの王様きら~い
なまりのへいたいは~ ゆ~きの女王のけ・ら・い…♪

…というわけでアンデルセン物語です。放送枠は『カルピスまんが劇場』で、『ムーミン』の後番組ですね。

制作は虫プロダクションで、物語のナビゲーター的な存在としてキャンティとズッコというオリジナルキャラクター(妖精)が出てきます。

「魔法大学入学資格を得るためにアンデルセン童話の世界を巡って魔法カードを集める」という謎設定があった気が…。

特に動物が出てきたりするお話では、とても虫プロっぽい作画ですね。

♪おはなしちょぴ~り くるってる~…

というわけで二人(二匹?)の干渉で若干お話の筋が変わったりしますが、大改編には至らず各物語の結末は元のお話のままだったかと。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 14

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

1971年冬アニメ・虫プロ制作

あにこれにアンデルセン物語は2つありますが、こちらは虫プロ制作の1971年冬アニメの様。

「アンデルセン物語」劇場映画(1968年3月)東映動画
「アンデルセン物語」1971年冬アニメ(1971年1月~1971年12月)虫プロ
「アンデルセン物語 おやゆび姫 スキスキ花の王子さま」劇場映画(1971年8月)虫プロ
「アンデルセン物語 マッチ売りの少女」劇場映画(1975年12月)東映動画


「アンデルセン物語 マッチ売りの少女」劇場映画(1975年12月)東映動画
は「アンデルセン物語」劇場映画(1968年3月)の時間を短縮してリバイバル上映

昭和の時代の童話・寓話のアニメ
平成の時代にも寓話アニメは多々ありますがまたちょっと違う切り口ですかね。
幼児期に観るとトラウマになったりするかも…^^;)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

63.4 7 1971年度アニメランキング7位
アパッチ野球軍(TVアニメ動画)

1971年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (18)
70人が棚に入れました
商魂もので有名な花登筺が原作(文芸)の野球漫画。原作は姉妹編の漫画『エースの条件』に続いて登場した。甲子園で投手として活躍した青年・堂島剛。彼は、地方・猪猿村の高校の野球コーチとして第二の人生に臨む。だがそこは、わずかな生徒が意志の統率もないまま日々を送る私塾のような学校だった。堂島はかつて自分が青春を燃やした野球を通じて生徒たちに努力と団結の素晴らしさを伝えようとするが、多くの難関が待っていた。

声優・キャラクター
野田圭一、坪井章子、富田耕生、永井一郎、柴田秀勝、北川国彦、大竹宏、キートン山田、田中亮一、山本相時、野島昭生、はせさん治、森功至、山本圭子、山口奈々、緑川稔、朝倉理恵
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

花登筺氏原作アニメ

リアルタイム視聴組ナケナシ記憶頼りな部分陳謝、

原作者は花登筺氏、画梅本さちお氏
氏は[細うで繁盛期][どてらい男][あかんたれ]等、、
本来浪花商人(あきんど)物語脚本の第一人者、
この人の劇画原作というのが先ず珍しいが、
花登筺氏の原作漫画としては本作以前に発表された、
[エースの条件]画水島新司氏がある、
主人公堂島剛が高校野球チームのエースになる為の、
棘道(母の死や父の刑務所入り、貧乏、虐め等)、
あまり野球とは関係ない人生劇場的物語とも言える作品で、
本作は作画は違えど[エースの条件]の実質的続編にあたる、

題名からして野球団でもチームでもない野球軍、
巨人軍って呼称あるけど戦時中引きずるような題名、

アニメ初出1971年だけど放送終了後も数年間度々再放送があった、
本作含め一部アニメについて再放送急に無くなった時期がある、
放送倫理等TV局側が気にしだした時期があった様に想う、

主人公は[エースの条件]の堂島剛、
元甲子園のエースでとある理由で野球人生見切りつけ、
ある地方の田舎の分校に野球コーチとして赴任してきた、
とある理由というのがとんでもない、、
{netabare}
プロ入り前契約金勘定に汚い親父への反感から、
自身の利き手割れたビール瓶突き刺し再起不能、、お~ぃっ、
{/netabare}
因みある地方とは愛媛県松山市郊外山奥の過疎村という設定、
過疎も過疎、アパッチ村と揶揄され、
ナイフや斧もった少年や荒くれ者の飯場があったり、
(少年ってよりオッサンみたいな少年も居た)
とにかく荒地的って、いくら昭和でもそんな処はない、
松山住んでた事もあるけどいい処だよ、

ヤンキーってよりグレるみたいな不良指す呼称もない時代、
ゴロツキって感じかな、或いはヒネたのやマセたのや、
まあそんなお子様方を野球通してマトモにしようと、
そんな意図もあったのかただ野球軍作りたかったのか、
主人公の堂島先生、生徒父兄説得けっこう頑張るんだけど、
野球とは直接関係ないグダグダ村長選挙とか、
大人の事情みたいな、野球以外での苦労も多かった印象、
直接野球と関係ない苦労この辺り「エースの条件」とも重なる、
原作者様の専売特許的得意分野って事もあるしね、

生徒の名前からして殆どあだ名みたいなのしかなくて、

網走
特技ナイフ投げって事でピッチャーにさせようとするが、
とにかく此奴がなつかない最後まで色々ゴネてた印象、

モンキ
外野手候補、幼少時猿に育てられた俊足軽業一種超人、
最終回は語りぐさ、
 
材木
怪力斧男、キャッチャー四番候補、
 
ハッパ
葉っぱの事ではなくダイナマイトの事、
ダイナマイト爆破させ堂島も怪我したり、、

他にもダイガク、オケラ、モグラ、ダニ、コウモリ、、、

通常アダナとかだと、氏名なにがし事○○、
みたいな感じだけど、そもそも氏名が無い(汗)、
チームには女の子も居た、ハナコ、ダイコン、
ダイコン、、ってww今じゃ絶対使えないよね、

物語印象、とにかくなかなか野球してくれない、
野球漫画なんだけどチームで野球する場面等殆ど無い、
アニメ最終回近くやっと体裁整ってきたかなみたいな、

ただあくまで想像なんだけど、
こうした破天荒な才能ばかり集めて、
トンデモナイ野球チーム作って甲子園目指すみたいな、
現代風にリメークも面白いかな~と、、
やっぱ無いか、
裸がユニフォーム裸足がスパイク文句あるか?
そんな主題歌からして甲子園は不可能だし、
本作でも甲子園には登録できない、
裸足だ愚連隊だ女の子居るしってのが理由じゃなく、
そもそも私塾分校だから高校ではない、、って(_ _)/
{netabare}
最終回はけっこう知られてて、
DMで最終回映像一部あり最近確認、
相手はQL学園w桑田清原時代より遥か以前から有名某高がモデル?
練習試合みたいな感じかな、
最終回アパッチ野球軍投手の網走利き手負傷渾身の血染めの一球も、
ジャストミートされ打球はバックスクリーン?超え場外級、
これをフェンスおろかスコアボードよじ登り打球追うモンキー、
スコアボード上にてキャッチ、、、、、判定アウトっ(汗)
まあいいか、、
試合終わり堂島剛は新たな地へ旅立つ、
アパッチ共を人間にする事ができた、、
って人間扱いしてなかったとか(汗)←汗ばっかだね(^_^;
私塾校長「こいつを持って行きなさい、」
投げつけられる孫の女教師(美人で堂島の理解者だった)、
{/netabare}
色々破天荒だけど観方によっては面白いかも、、な、
昭和の遺産って事で、

駄文観て戴いた皆様には感謝<(_ _)>



アパッチ野球軍 1971年10月より2クール
原作 花登筺氏、梅本さちお氏 音楽 服部公一氏
制作 東映 NET(現テレビ朝日系)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 18

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

「高度成長期」的シチュエーション(ある意味、『のんのんびより』超ハードバージョン(笑)。)

マンガ原作(今は亡き「少年キング」連載)があったはずなのですが、読んだことはありません。アニメはたぶん原作の途中で終わったはず。

舞台は有力者による票の取りまとめでなあなあで村長が決まってしまうような過疎村と、そこにある学年関係なくひとまとめに教えてしまう学校(『のんのんびより』の旭丘分校みたいな奴)です。

そんな村にダム開発の計画が持ち上がり、昔ながらの村の生活を守ろうとする「村派」とダム建設に積極的な「ダム派」の二種類の住民がいます(最近でいうと八ッ場ダムみたいな状況)。

タイトルの「アパッチ」は、村落の状況がほぼ無法状態ということで「アパッチ村」と呼ばれて、そこの野球部ということでチームが「アパッチ野球軍」と呼ばれたことから。

学校は村にひとつあるだけなので、両者の子供たちは学年またがって同じ教室にいるわけですが、「村派」と「ダム派」は当初は相容れず激しく対立しています。

村で買い物ができるのは万事(よろず)屋一軒だけなので、両派とも万事屋に依存して生活しており、万事屋の店主は両者のバランスを取りながら上手く儲けています(笑)。

岩城(がんじょう)校長は学校の生徒を真人間に教育するために、元高校球児だった主人公の堂島を招聘し、野球部のコーチとして赴任します。

放っておくと生徒は喧嘩にナイフや建設現場のダイナマイトなどろくでもないものを持ち出すので、決着は野球でつけましょうというのが本作の流れです。

なので、試合も殺伐としていて「殺人野球」っぽかったですね。流血もありましたし。

どちらかというと野球は本筋ではなくて、村民の対立や生徒の成長などの人間模様を描く作品かと思われます。最終的には対外試合ができるところまでたどり着きましたしね。

野球に関してチームで一番目立っていたのは、その抜群の走力で外野守備と攻撃時の走塁・盗塁で活躍した「モンキー」ではないでしょうか。ホームラン級の打球を、旗を掲揚するためのポールをよじ登って飛びついて捕球していたりもした気がしますが…。(走ってポール登って打球に追いつくって、どんだけ脚速いねん…。)

後は、選手でありながらコーチ役としても活躍した「大学」ですかね。チーム唯一の結成前からの野球経験者でもあります。

「モンキー」も「大学」も、あだ名です。本名は何ていうんだろう…?

投稿 : 2024/11/16
♥ : 25

みのるし さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

そんな高校生はいません

とにかくモンキーやらアバシリやら。キャラたちすぎ。
そんな高校ないし。そんな高校生なんかいてへんし。

とにかく一から十までありえれへんすぎて、ハナシがどうとか設定どうとか、演出やらシナリオがどうとかゆう問題を完全に超越しています。

なんといっても先生とアバシリのやりとりの緊迫感のあることといったらないす!それだけでも見ごたえ十分です!

アタマを空っぽにしたい方に是非お勧めします。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6

63.1 8 1971年度アニメランキング8位
さすらいの太陽(TVアニメ動画)

1971年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (18)
45人が棚に入れました
数奇な運命に翻弄されながらも歌手になることを望む主人公・峰のぞみの物語を描いた青春アニメ。アニメ作家・藤川桂介と漫画家のすずき真弓が少女コミック(当時は週刊少女コミック)で連載していた漫画が原作でもある。下町にあるおでん屋の娘・峰のぞみと、大財閥の令嬢・香田美紀はともに歌手を目指す10代の少女。実は、二人は十数年前の出生時に互いの立場を入れ替えられていた関係なのだが、そうとは知らない両者は互いをライバル視する。美紀が財力で芸能界にデビューした一方、酒場で歌唱を続けるのぞみ。日本各地をさまよいながらも、のぞみの歌はいつしか人々の心を魅了し……。本作の製作は虫プロが担当。同社のプロデューサーだった岸本吉功は、本作のメインスタッフである富野由悠季(当時は富野善幸)や安彦良和、星山博之らと、後年に設立したサンライズ(当時はサンライズスタジオ)で一緒に仕事をしている。

声優・キャラクター
藤山ジュンコ、嘉手納清美、平井道子、井上真樹夫、富田耕生、来宮良子

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

大映ドラマのようなサクセスストーリー

少女漫画原作。(原作タイトルもたぶん同じ)

貧しい家の子である峰のぞみが、同じく歌手を志望する財閥令嬢の幸田美紀の妨害に逢いながら歌手を目指すサクセスストーリー。

サイドストーリーとして、のぞみと美紀の出生についてネタを持つ元看護婦の野原道子が関わってくる。

のぞみが「流し」(客のリクエストに応じてギターなどを弾いて歌うお仕事。現在だと路上シンガーに近い?)として少しずつしか進めないのに、美紀はそこをお金の力で易々と進んでいく。

これが物語終盤のカタルシスに繋がっていく。

当時の芸能界の事情なども描かれ、昭和を知りたければ観ても良いかも。

でも「これ、何でアニメなの?」、「アニメじゃなくてドラマの方が良かったんじゃないの?」という疑問は無くもない(笑)。

逆に、そういうドラマが好きなら普通に面白いかも…?

投稿 : 2024/11/16
♥ : 13
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

歌に励まされた少女の成長物語

この物語は、数奇な運命に翻弄された少女が、歌に励まされて成長する物語です。

古いアニメなので、絵は今に比べると綺麗ではありません。
ですが、ストーリーと音楽は、今と比べても遜色ありません。

物語は、ある看護師の悪意により、裕福な家庭の赤ん坊と貧困な家庭の赤ん坊が取り換えられてしまいます。
そして十七年たった後、
この二人は、それぞれ歌手を目指し、運命的な再会をします。

本当は貧困な家庭の子だった香田美紀。彼女は親の財力で瞬く間に歌手デビューします。
かたや、本来は財閥の令嬢として何不自由なく生きるはずだった峰のぞみ。貧困な家庭に追い打ちをかけるように父親が入院、母親が病で床に臥せます。
両親の医療費や幼い弟妹の生活を支えるために、彼女は全国を旅しながら、酒場や小さな劇場で歌い続け、少しずつファンを獲得してゆきます。

どんなに苦しくとも、彼女は歌に励まされ、希望を持ち続けます。
のぞみが歌う「心のうた」は、まさに彼女自身を励ましている歌でした。

そして…
ようやく幸福に巡り会えたと思ったら、さらに新たな不幸が押し寄せます。
それでも彼女は、歌に励まされ、懸命に生き続けます。

{netabare}
すみません。原作とアニメとでは最後が違っていました。
原作では、次から次へと不幸が押し寄せるのですが、
アニメだと最後はハッピーエンドでした。
{/netabare}

オープニングの「さすらいの太陽」とエンディングの「心のうた」
これらは共に名曲です。
「心のうた」だけでも聴いてみてください。
とても暖かく、優しい気持ちになれますよ。(^_^)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 18

63.0 9 1971年度アニメランキング9位
天才バカボン(TVアニメ動画)

1971年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (35)
185人が棚に入れました
植木職人バカボンのパパの家は、近く産まれる新生児を待ちわびていた。やがて産まれた赤ん坊ハジメちゃんは天才児とわかる。善人だが頭のネジのゆるいパパ、のんびり屋の長男バカボンは、優しくてしっかり者のママと共に新たな家族の誕生を喜んだ。今日も町にバカボン一家の笑い声がこだまする。

声優・キャラクター
山本圭子、雨森雅司、増山江威子、貴家堂子、田の中勇、槐柳二、北村弘一

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

OPのイントロが全てを物語る

ワウペダルを買ったらまず最初に家で弾くのが天才バカボンのイントロ。
これは古今東西老若男かわりません。(と思います。)

それぐらいインパクトのあるOPイントロのギタープレイ。
アツイ!アツすぎる!

放送が終わって軽く40年ぐらいたってる思いますが、いまだに各話脳裏に刻み込まれています。

今ではバカボンパパのほうがボクよりずっと年下ですが、いまだにボクは彼を超えることはできません。

ジミヘンドリクスのことを『永遠に超えられない年下』と評した野村ヨッチャンの心境とほぼ同じなんではないかと思う今日この頃です。

将来ボクもミラーマンになりたいです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

奇想天外な事ばかり

言わずもがな、、、、
赤塚不二夫氏の代表作ですね。
とにかく、奇想天外な事ばかりなので
記憶に残っています。
まず、主題歌、、、子供の頃の私は
この歌で、【太陽は西から昇らない、だから東から】と
覚えたくらいです。
さらにタイトルにある【バカボン】の
影が薄い(というより他の登場人物が強烈過ぎ)
子供の頃、いつも思っていたのが、、、
どうして、バカボンママはパパと結婚したのか?

そして、無闇に発砲する御巡りさんの目!
目玉焼きを見るたびにいつも思い出します。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

ace さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

これぞ奇作!!バカアニメの頂点!!

いやぁ・・・すんごいね
今じゃ絶対放送できんわこりゃ
普通におもしろかったです!

・キャラ
超個性的なキャラばかり
キャラが各々たっていて、とても印象に残る
バカボンはいい子
バカボンのパパが主人公というか、最も出番が多いのですが
楽しくってイカれたキャラです

・ストーリー
素晴らしいです
ストーリー要素はあまりなく
適当にバカなことをバカボンのパパが思い付きでやらかすだけですけどね
まぁそれがストーリーともいえる
楽しい、1秒たりともあきさせない
・・・にもかかわらずハートフルでまじめな展開もある
ハイテンションでおバカでとても楽しかったです

・作画
この時代からしたら普通よりいいくらいでしょう
手抜きはほぼなかったので大変良いです

・声優
スネオ、ジャイアんの声優もいましたね
のび太とかもいたかもしれないけど・・・
あと野沢雅子がちょい役として参加している・・・貴重だ!!!
バカボンのパパの声優は誰か知りませんが、ぴったりという以外の
表現がない、演技も個性もグー!
素晴らしい!

・バカボンのやばさが少し垣間見える
バカボンは赤塚先生が描いた漫画版最終話(つまり
バカボン世界の本当のエンド)で、弟はじめを
「いつもバカにしている」という理由で刺し殺すのですが、
そのやばさが微妙に垣間見える瞬間がある

・最後に次回作、元祖との違い
1、パパが毎日真面目に働いている(元祖しか知らない人からしたら信じられないだろう!
2、バカボンの学校の様子が描かれている、運動会や劇など
3、パパの頭が元祖より良い
4、人情や兄弟愛などいい話が多く、サザエさんテイスト(元祖はまったくない)
5、パパに優れた特技が2つある(植木と歌唱力、元祖では特技は一切ない)
6、ママがかなりアクティブに動く(元祖ではただのまとめ役でめったに動かない)
7、桜ちゃんや中村くんなど、脇役がよく出てくる(元祖では消滅、代わりにおまわりさんの出番が激増し寂しい・・・)
8、はじめが中村くんにいじわるされたり、桜ちゃんにおんぶされたりしてる(元祖ではバカボン家意外ほぼほぼ関わらない)

元祖よりもサザエさん寄りなのが、この元祖の元祖
第一弾天才バカボンです
元祖よりこっちのほうが好きです

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

62.5 10 1971年度アニメランキング10位
原始少年リュウ(TVアニメ動画)

1971年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (13)
38人が棚に入れました
石森(石ノ森)章太郎が先に描いた未来SF漫画『リュウの道』の姉妹編となる、原始時代が舞台の冒険ロマン。アニメと同題の漫画も原作者によって新規に描かれた。人間の一族の中、唯一白い肌で産まれた赤ん坊リュウ。彼は恐竜の生け贄にされる所を類人猿キティに救われ、養育される。だがそのキティの命を、隻眼の恐竜ティラノが奪った。若者リュウはキティの敵討ちと、本当の親を探すための旅に出る。だが彼の前には多くの障害が…。

声優・キャラクター
井上真樹夫、平井道子、丸山裕子、村越伊知郎、納谷悟朗、瀬能礼子

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

明日はお前のもの

この作品の主題歌で水木のアニキのアニソン人生が始まったことで知られる作品ですね(゜∀゜)
 
 
・・・・・(゜-゜)
・・・・・(゜-゜)
・・・どうも、この時代のアニメは全体像を語れないものばかりですね(^_^;)
放送された年代を見ると、間違いなく再放送で見ているっぽいんですが、ほとんど覚えていません(^_^;)
 
機会があれば観てみたい作品です(´ω`)
 

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6

ace さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

これといった欠点のない大冒険活劇!

・母を探して荒野を巡る物語
このアニメの本筋は「主人公リュウが自身の母親を探す旅」です
「母を訪ねて三千里」の石器時代バージョンという認識で良い

類人猿キティに育てられたリュウ
ヒロインのラン
ランの弟、ドン
ペットのオオトカゲ、ペケドン

この3人と1匹がリュウの旅のお供となり
ティラノやリュウのライバル(?)であるタカ、
わけのわからない部族から空飛ぶ恐竜、
砂漠や火山など
あらゆる敵と戦いながら母を探すため、南へと進み続ける

最初は冷徹で全然主人公らしくないリュウは
師匠のキバや様々な人に助けられ、旅を続けていくうちに主人公として成長していく
ってのが本筋のストーリーです

・視聴開始3秒で思ったが・・・
なぜティラノザウルスやら恐竜がわんさかいる時代に
人間がおるんじゃい!!
・・・・と思ったがまぁ突っ込まないでおこう
きりがない

・類人猿と人間が混ざってる・・・
どうなってんだよ
猿と人間の真ん中みたいな人間もいれば
現在とまったく変わらん人間もいる

・甘くはない
ガチの殺し合いが繰り広げられる
石斧、弓矢、槍での人間同士の戦争がちゃんと書かれる
殺されまくり
リュウも敵の人間殺しまくりです
処刑方法も火あぶりにワニの餌にするなど、残虐すぎる
狩りや、獲物をさばく様子もかなり生々しい
今放送は厳しいかなぁ

思えばとんでもなく厳しくなったよね昨今・・・


◯よい

・毎度ボコボコにされるリュウ
こんな弱い主人公はいまだいただろうか、ってくらい
そのへんのmobにボコられて殺されかける
このピンチをヒロインのランやドンとともに力を併せて切り抜ける
一人でなんでもかんでもやれるって感じではなく
仲間と協力して敵と戦う
こういう展開は個人的に好きなので良い

・リュウの成長が素晴らしい
初期は怪我したおばさんを助けるよう、ランがリュウに頼んでも
「死にかけのばあさん助けてなんの得があるんだ?(笑」
と、クズそのものだったんだが
旅をしていくうち色んな人に助けられ、リュウも人情あふれる性格に変わっていく
ランや困っている人、恩のある人に対し危険をおかしても力になろうとする

・リュウの成長が素晴らしい2
すぐ上でリュウは毎度ボコボコにされて弱い主人公と書いたが
最終話が近づくと、むちゃくちゃ強く成長し
ティラノを一人で倒すほどにまでなる
成長が嬉しいね

・キバの存在
リュウの師匠キバ
個人的にかなり好きなタイプである「強い男は優しい」の典型
いいキャラだった

・様々な過酷な環境を旅する大冒険
周りを見渡せば空飛ぶ恐竜、ティラノ、毒蛇、凶悪部族、雪男
そして、大吹雪、砂漠、火山、津波、嵐、断崖絶壁
リュウを取り巻く環境は敵だらけの危険だらけ
リュウはランとドンで協力し合いながら、この危険地帯を乗り越えていく・・・
とても楽しい愉快で壮大な大冒険!

・背景の絵画が素晴らしい
今とは明確に違う
明らかにアナログ、人の手で書いた油絵
この美しい原始世界の背景は一見の価値あり


◯わるい

・何度こけてるんだこいつは
リュウがランやその弟ドンと一緒に逃げるとかなりの高確率でランかドンがこけてピンチになる
何度目やねん・・・

・別に白くないんだが・・・
リュウは「肌が白い」という理由で1話からずっと狙われるんですが
別に白くない、リュウより白いのは普通にいる・・・
それどころか
「白い肌のやつ、許さん!」と言ってるやつと同じ部族にもっと白いやつがいる

・リュウ、なにやってんだこいつは・・・
母親を探すことに夢中で、処刑寸前のランとドンを放置してしまう・・・
ランは「リュウはなにか事情があって自分たちを放置している」と信じていたが
ガチでリュウはランとドンを忘れていた・・・これマジです

でかいトカゲのペット、ペケドンが謎パワーでリュウの真後ろにテレポートしたことで
ようやく処刑寸前のランとドンのことを思い出し、助けに戻る
ランは「信じていたわ(笑)」と大号泣
もうめちゃくちゃですわ・・・・

・リュウ、なにやってんだこいつは・・・2
狼の群れを回避するために
寝ずの番(火を燃やし続ける)をしていたリュウは眠りこけてしまい
狼にランとドンが食い殺されかける・・・・
ペケドンにびびった狼は逃げてしまったが、
慌てて助けに来たなんの役にも立たなかったリュウにランは抱きつき
涙を流しながら感謝(?)する

・・・・・・・は?

・リュウ、なにやってんだこいつは・・・3
毒矢で死にかけたリュウの命を救い、一晩中介抱し
おまけに底なし沼で死にかけたドンまで助けた大男に
復帰したリュウはナイフを構え警戒
全ての事情をドンから聞いたリュウは・・・・無言wwwwww
さらにさらわれたランの居所まで教えてもらったのに
「本当かどうか確かめる」と1ミリの信用もない
さらにさらに、たまたまこの大男がランをさらった部族としゃべっただけで
裏切り者認定し、ブチギレ
ドンまで「裏切り者ー!」と切れるしまつ

こいつらはなにやってんだ・・・

・タカ一味を逃がすバカ
リュウはタカ一味と何度も会敵するが、全て退ける
が、殺さずに逃してしまうため
何度も何度追われては襲われる
そのせいで、すぐ上に書いた大男も殺されるわ
リュウに協力的な他の部族も襲われるわ
バカ部族は操られるわ
ランを何度も人質にとられるわ、おまけに捜索中の母親までさらわれるわ
すべてリュウのせいじゃん・・・
バカ?こいつ

・間のとり方が変
でかい恐竜が草を食べるシーンを2分近く見せられることがあったり
おっさんがずっと1枚絵だけで1分以上しゃべってるシーンもある

・終わらない追いかけっこ
くっそ広大な原始世界
だがどういうわけか、行く先々で同じティラノに何度も遭遇したり
リュウを殺そうとずっと追いかけてくるタカ一行に何度も追いつかれる

・そもそもヒントも何もないんだが・・・
キッズ傾向の強いアニメでこんな事言うのはナンセンスだが・・・
母を探すと言っても方位磁石もなければ「このへんに向かった」とか「ここを目指す」とかもなく
ただただ「南に向かった」という謎情報だけでリュウは旅を続ける
一体どうやって探すつもりなのか
南がどっちなのかわかるのか?
うーん・・・

・ティラノが勝手についてくる
このアニメは基本「リュウの母を探しに南に向かう」というのがメインなのだが
なぜかリュウ一行の宿敵、ティラノも一緒についてくるwwww
ティラノが崖から落ちようが、先に行こうが関係ない

・イカれた人間多すぎ
敵側の人間は頭がおかしいヤツがほとんどで
まともな敵、いわゆるかっこいい敵やボスの威厳を持つヤツなんてのは存在しない
ただただおかしい奴らばかり


◯VERDICT

10/10

うん!
典型的な大冒険活劇!!!
非常に良かった!
良作です!

リュウの強さと、くじけない心
剣1本でティラノに立ち向かう心の強さと
仲間を思いやる気持ち
心の成長

あらゆる過酷な環境と凶悪な敵たちと、
仲間と協力しあって戦う
そんな冒険活劇を見たいのなら、これ!!

これといった欠点のない良作

投稿 : 2024/11/16
♥ : 0

61.7 11 1971年度アニメランキング11位
新オバケのQ太郎(TVアニメ動画)

1971年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (21)
127人が棚に入れました
6年前好評を博したモノクロ版についでアニメ化された本作は、単にカラー化されただけにとどまらずマスコット的なQ太郎の弟・O次郎を新たに加えてにぎやかさも一層パワーアップ。作画、テンポ、キャスティング共に快調な仕上がりで、数ある藤子アニメの中でも屈指の完成度を誇る。大原家に居候をしているQちゃんを始め、なぜかご町内にはオバケがいっぱい。彼らが行くところ、必ず騒動が巻き起こる?

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

人外系居候の原点

アニメ化当時の原作クレジットは「藤子不二雄」、マンガ『オバケのQ太郎』および『新オバケのQ太郎』が原作です。『新オバケのQ太郎』の著作権帰属は「藤子・F・不二雄」だったと思います。

「オバQ」のアニメ化第1作として「新」が付かない『オバケのQ太郎』(O次郎が出てこない: マンガ原作も同様)があるのは知っていますし再放送などで観たこともありますが、そちらについて私は語れるほどの記憶はありません。

本作については、少なくとも1970年代の間は何度か再放送などもあり、個人的には一番馴染みのある「オバQ」です。

「あのねQ太郎はね~」でお馴染みのOPや絵描き歌のEDなども、他の「オバQ」のアニメ化作品と比べると本作品のOP/EDが一番知名度が高いと思います。

で、このQちゃんですが正ちゃん(正太)に卵の状態で拾われて正ちゃんの自宅で孵化し、そのまま大原家の居候として居付くことになります。
(つまり、作中でさほどクローズアップされませんが妹のP子や弟のO次郎と異なり、Q太郎は実は孤児です…。)

その後の『ドラえもん』、『ポコニャン』、『ジャングル黒べえ』、『キテレツ大百科』など人間の少年の自宅に人外の何物かが居候する系統の藤子不二雄作品の原点ともいえるのが本作です。

ちなみに、神成さんの家に野球のボールが飛び込みんで「盆栽の鉢植えを破壊する」あるいは「窓ガラスを割る」という「昭和の様式美」を生み出したのも、たぶんこの「オバQ」じゃないかと思います。

ドラえもんはひみつ道具でのび太を、ポコニャンはへんぽこりんパワーで太郎を、黒べえは魔法でしし男を、コロ助はそこそこ有能な助手としてキテレツくんを助けて役に立とうとし、時に失敗しますがQちゃんのポジションは基本的には「正ちゃんの友達」で、他作品の居候キャラクターたちほど強力な能力はありません。

どちらかというと「役に立たない」Qちゃんですが、OPで「ともだちなんだ  やさしいやつさ」と歌われる通り、正ちゃんとの関係は「親友同士」とでも言うべき関係で、とても優しい性格でイイ奴だと思います。

ただ、あれだけ大量に食べるQちゃんを養う大原家の度量は大したものだと思います。
(作中エピソードでQちゃんはわんこそばの大食いにチャレンジして、蕎麦屋を即日閉店に追い込んだ強者です。ただ、そのエピソードではドロンパもけっこう食べていましたので、あの作品世界のオバケは基本的に大食いなのかも…?)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 22

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

だけどカッコイイつもりなんだってさ

オバQといえば、私にはこれですね(゜∀゜)
夕方にさんざん再放送していたので、一番印象に強いオバQです(゜∀゜)
 
確か、O次郎は新オバQのニューキャラでしたっけ?(゜-゜)
U子もそうでしたっけね(゜-゜)
オバQに関してはいまさら言及することはありませんね(´ω`)
万民に愛されるオバケです(´ω`)
 
ところで、子供の頃コロコロコミックに連載されていたオバQで、ドロンパの妹が出てきたのですが
覚えている方居ますかね?(゜-゜)
O次郎やP子と同じく、幼児体形でO次郎と同じく「ペケポコ」という幼児語
しか喋らない、ポニーテールのオバケです(゜-゜)
私の知り合いは、みんな知らないんですよね(゜-゜)
・・・勘違いかな?(゜-゜)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

犬が嫌いなお化け?

この作品って、藤子不二雄の以外に
石ノ森章太郎も絡んでいるという
とんでもない作品なんですよね。
単純に気の良いお化けがある家庭に
住み着くという日常系なのですが、、
この時代のものは設定がスゴイ!

よく覚えてるのがQちゃんの弟の
O次郎の「バケラッタ」というフレーズ
(確かOちゃんはこれしかいえなかったはず)。
そしてアメリカ生まれの、ピンクに
星条旗のようなデザインが施されたドロンパ。

確かQちゃんは犬が大の苦手だったはず、、、
お化けが犬嫌いという設定がスゴイ!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

58.3 12 1971年度アニメランキング12位
国松さまのお通 りだい(TVアニメ動画)

1971年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (11)
44人が棚に入れました
『ハリスの旋風』からおよそ4年を経て同作を虫プロがリメイク。同じちばてつやによる『あしたのジョー』を虫プロがアニメ化していたこともあって、原作漫画の絵柄を活かしつつリフレッシュさせることに成功していた。ケンカっぱやい中学生・石田国松は、ハリス学園の男勝りな女子生徒オチャラこと朝井葉子の推薦もあって同学園に入学する。身体は小さいがスポーツ万能の国松は、弁当の提供を条件に、学園中の運動部の助っ人を請け負うことになるのだった。製作会社はピープロから虫プロへバトンタッチされているが、主要キャラのキャスティングは『ハリスの旋風』と同様であった。

計測不能 13 1971年度アニメランキング13位
カバトット(TVアニメ動画)

1971年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (8)
46人が棚に入れました
タツノコプロが製作したギャグアニメ。フジテレビで月~土曜の夜に5分だけオンエアされる帯番組で、途中の再放送を含めて500本以上ものエピソードが放映された。舞台はのどかなジャングル。そこにはお人よしのカバと、カバの口の中に居候している鳥のトットがいた。実はカバを小ばかにしている意地悪なトットだが、カバもただお人よしなだけではない。時にはカバに悪だくみをかわされ、最後には痛い目を見るトット。そんな凸凹コンビの日々は続く。

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

主題歌はめちゃめちゃ長いんだぞぉ

・・カラオケで歌ってみたら、途中で飽きちゃった(´・ω・`)
8番(4番?)まであるんだぞぉ(´・ω・`)
その長い歌の半分は「チョチョンガデンガラリンノ・・・」が占めてるんだぞぉ(´・ω・`)
 
・・・いやいや、作品のお話ですね(゜-゜)
最近では絶滅した、帯アニメです。
「解決タマゴン」や「トリプルファイター」なんかも帯番組でした(゜-゜)

お人よしでおっとりしたカバと、ずる賢くてすばしっこいトットの凸凹コンビが
繰り広げるドタバタコメディです(´ω`)
 
ちょいと調べてみたんですが、トットって、カラスだと思ってたんですが
「キバシウシツツキ」っていう、大型の哺乳類の寄生虫を食べる鳥だったんですね(゜Д゜)
さっき知りました(゜-゜)
 

 

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

計測不能 13 1971年度アニメランキング13位
どうぶつ宝島(アニメ映画)

1971年3月20日
★★★★★ 4.1 (8)
27人が棚に入れました
ロバート・L・スチーブンソンの海洋冒険活劇『宝島』を、どうぶつを登場人物にしてアニメ化。東映創立20周年記念作品。港町の旅館“ベンボー亭"の少年・ジムはある日、謎のネコ船員から1枚の地図を託される。それは有名なフリント船長の宝が隠されている宝島の地図だった。ジムは早速、ネズミのグランを連れてタル船で宝を探す航海に出る。だが、途中で大ブタのシルバー船長率いる海賊船ポークソテー号につかまってしまう。なんとかシルバー船長の元から脱出するジムだったが、今度はカバ海賊につかまって奴隷商人に売られてしまう。しかし、そこで知り合った少女はフリント船長の孫娘で…。

声優・キャラクター
松島みのり、天地総子、小池朝雄、八奈見乗児、富田耕生

gallery+ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

宮崎駿作品のルーツ

「ど宝(どうぶつ宝島)」「長猫(長靴をはいた猫)」と評される東映動画の傑作の一つ。物語のモチーフは言うまでもなくスティーブンソン『宝島』。但し、主人公たち以外はほとんどが動物キャラ。なので、当然ながら原作やアニメ『宝島』のように殺伐としたものではなく、大人から子どもまで楽しめるコミカルな出来となっている。

若き宮崎駿がアイデア構成を務め、モブやアクション、立体的カメラアングルなどにその才能が如何なく発揮されている。また、名作『カリオストロの城』で用いられる有名なシーンがあちこちに見受けられ、宮崎駿好きならニヤリとさせられること請け合い。あと、ヒロインのキャシーは元祖ツンデレではないかと思っている(ソースなし)。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

pikotan さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

今の作品と比べても遜色なし

本作は東映設立20周年記念作品とのことで、公開は1971年3月なので今から50年前の作品ですが、全体的に完成度が高く驚きでした。
最近の東映アニメよりも凄いのではないかと言ったら言い過ぎかもしれませんが、特にキャラクターの動きなど作画に関しては、現在の作品と比べても遜色ないように感じました。
アイデア構成や原画には宮崎駿さんの名前がありネットで情報を漁ったところ、海賊船でのバトルシーンのほとんどは宮崎さんのアイデアだったそうですね。
後のカリオストロの城に通じるようなシーンもあり、なるほどなって感じです。
ストーリー自体は子供向け作品ですからツッコミどころもあったりしますが、大人が観ても十分に楽しめるかと思います。
あと昔の作品なので登場キャラクターが死なないところが良いですね。
最近の作品はすぐに殺しちゃいますから。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

計測不能 13 1971年度アニメランキング13位
忍風カムイ外伝 月日貝の巻(アニメ映画)

1971年3月20日
★★★★☆ 3.7 (5)
22人が棚に入れました
 白土三平原作の忍者アニメの劇場版。同名のテレビアニメ21話~26話までを再編集している。時は江戸時代、四代将軍家綱の頃。天才忍者としてさまざまな戦いをくぐり抜けてきたカムイだったが、非情な忍びの掟に耐えられず抜け忍となる。掟を破ったカムイに対して、首領は次々と刺客を放ってきた。生きるか死ぬかの凄絶な戦いの日々の中、カムイはある漁師一家と知り合う。追っ手の目を逃れ、漁師として暮らし始めるカムイ。ようやく平穏な生活を手に入れたかに見えたが…。

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

殺伐とした雰囲気

主題歌の始まりが、少し凄惨だったのを
覚えています。
竜巻で多くの人がそのまま
空へと吸い込まれ、その後血の雨が降る。

設定は忍びの抜け人の主人公が追っ手から
逃れる戦いの日々を描くという物です。
原作もそうですが、テレビ版も原画の
タッチが独特で、ある意味
良い雰囲気をかもし出していた。
変移抜刀霞斬りや飯綱落しといった
必殺技は、当時としてはダークな
ヒーロー(光の当たらない)の必殺技として
心が痺れた。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

計測不能 13 1971年度アニメランキング13位
新スカイヤーズ5(TVアニメ動画)

1971年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (7)
17人が棚に入れました
67年にTCJ(現在のエイケン)が制作したスパイアクションの新シリーズ。前作は白黒だが、今回はカラー作品。設定編の1話のみ前作をそのままリメイクし、2話以降は新作エピソードである。死の商人の一味ゴーストによって母と妹を殺された隼太郎青年は、日本国際秘密警察スカイヤーズに入隊。S5のコードネームを託されて、ゴーストを含む世界中の悪と戦い続ける。彼の頼もしい4人の仲間、そして愛犬ピーターも活躍だ。

声優・キャラクター
中村秀生、真木恭介、和久井節緒、栗葉子、神山卓三、高塔正康

計測不能 13 1971年度アニメランキング13位
アリババと40匹の盗賊(アニメ映画)

1971年7月18日
★★★★☆ 3.9 (4)
15人が棚に入れました
アラビアンナイトの中の一編、『アリババと40人の盗賊』を下敷きに、魔法のランプや魔法のじゅうたんなど、原作にないアイテムやエピソードを盛りこんだ痛快冒険物語。「ドラえもん」の大山のぶ代が声をあてていることでも話題となった。アリババ王国のアリババ33世は、初代アリババとは似ても似つかぬ無能者。初代が残した莫大な遺産も使い果たし、彼の手元に残ったのは薄汚いランプがひとつだけ。その中から出てきたのは1匹の魔物だった。喜ぶ33世だったが、この魔物、猫が大の苦手という弱点があったのだ。

声優・キャラクター
大山のぶ代、滝口順平、大塚周夫、富田耕生、納谷悟朗、内海賢二、田の中勇

計測不能 13 1971年度アニメランキング13位
珍豪ムチャ兵衛(TVアニメ動画)

1971年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (3)
14人が棚に入れました
『ロボタン』で名を馳せた森田拳次原作のギャグ漫画をアニメ化。徳川家光が治める世にあって、豊臣家の生き残りであるボケ丸はかつての家臣で現在は浪人暮らしのムチャ兵衛とふたり、慎ましく生きていた。そこへ何かとちょっかいをかけてくるのは徳川家のお庭番であるカブレズキンとその一党。いつか豊臣家を再興するという夢を抱き、ボケ丸を守るためムチャ兵衛は腰の刀……ならぬコウモリ傘を抜いて大暴れ! 日本で放送された最後の白黒アニメ(制作されたのはまだモノクロ番組が多かった時期だが、数年間お蔵入りになっていたためカラー全盛の時代に帯枠にて一挙放送された)。時代考証を無視したハチャメチャなノリが楽しい。

計測不能 13 1971年度アニメランキング13位
ムーミン(アニメ映画)

1971年3月17日
★★★★★ 5.0 (1)
14人が棚に入れました
フィンランドの作家トーベ・ヤンソンの、世界的に有名なメルヘンファンタジーを原作としたアニメの、映画版第一弾。妖精の一種、ムーミントロール族の少年ムーミン。彼はムーミン谷の年長者ヘムレンさんへのプレゼントを探して外を歩いていたが、突然の竜巻に出会う。竜巻の中から出てきたのは「ガオ、ガオ」と叫ぶ不思議な生き物。ムーミンはこの生き物に「ガオガオ」と命名して、自分の家で兄弟のように暮らし始める。だがそのガオガオには、実はとんでもない秘密があった……。ズイヨーエンタープライズが制作した『ムーミン』TV版第一シリーズの一編を、劇場用にブローアップしたもの。同TVシリーズの前半は東京ムービー(現トムス・エンタテインメント)が実制作したが、この映画はその中の第7話「さよならガオガオ」を元とするもの。

計測不能 13 1971年度アニメランキング13位
タイガーマスク 黒い魔神(アニメ映画)

1971年3月20日
★★★★☆ 3.7 (3)
11人が棚に入れました
梶原一騎と辻なおきの原作による人気格闘ロマン、その劇場アニメの第三弾。 孤児たちのために闘い続ける覆面レスラー、タイガーマスクこと伊達直人。そんな彼に挑戦状を送るのは、かつて闘ったことのある強豪の黒人レスラー、ポポ・アフリカだった。かつて反則レスラーだった頃のタイガーに苦しめられたアフリカは復讐の炎を燃やし、得意の頭突き(ヘッドバッド)攻撃でタイガー打倒を誓う。タイガーマスクはこの強敵に、どう挑むのか。 TVアニメシリーズ『タイガーマスク』の一本を劇場アニメ用にブローアップした作品。オリジナルエピソードは、本映画の副題と同一のサブタイトル回「黒い魔神」(第56話)である。

計測不能 13 1971年度アニメランキング13位
アタックNo.1 涙の不死鳥(アニメ映画)

1971年3月17日
★★★★★ 4.4 (2)
11人が棚に入れました
浦野千賀子の青春バレーボール漫画が原作のTVアニメ。その劇場版の第四弾で最終編。女子バレーボールの名アタッカー・鮎原こずえと早川みどりは富士見学園高校に進学。だがこずえを絶えず陰から支えてきた従兄弟でボーイフレンドの一ノ瀬努は、家業の青果店を継ぐため進学を断念。産地直送の野菜販売を成功させようとしていた。道が違えどもそれぞれの青春を生き、そして互いを愛しく想うこずえと努。だがこずえは東海地区インターハイを控えて、みどりとバレー部キャプテン・大沼みゆきとの連携技「ダブルアタック」の完成に苦悩。そんな彼女を励ます努は、インターハイが済んだら一緒に富士山に登ろうとこずえと約束する。努の応援を胸に刻み、闘い続けるこずえ。だが努が運転するトラックが山中で事故を起こし、彼は危篤となる。その知らせを試合中に聞いたこずえは……。こずえの高校編・序盤分を再編集。努との哀しい死別までを描く。「東宝チャンピオンまつり」内で上映。

声優・キャラクター
鷲津名都江、森功至、増山江威子、仲村秀生

計測不能 13 1971年度アニメランキング13位
昆虫物語 みなしごハッチ お月さまのママ(アニメ映画)

1971年3月17日
★★★★★ 5.0 (1)
11人が棚に入れました
1971年の「春休み 東宝チャンピオンまつり」のプログラムの1本として上映された作品。内容はTVアニメ『昆虫物語 みなしごハッチ』の第36話「愛のコンサート」のブローアップ(TV版のフィルムを劇場映画用のサイズのフィルムに焼き直すこと)版で、上映時間は25分。ハッチと老キリギリスが作曲した「お月さまのママ」が、著名な指揮者キリヤンに盗まれてしまうが……。同時上映は『怪獣大戦争 キングギドラ対ゴジラ』(1965年公開『怪獣大戦争』の改題)『いなかっぺ大将』『ムーミン』『アタックNo.1』。

計測不能 13 1971年度アニメランキング13位
世界ものしり旅行(TVアニメ動画)

1971年秋アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
11人が棚に入れました
キリンビール提供の、視聴者に幅広い知識を啓蒙する帯アニメ番組路線。その第四弾。気球に乗って世界中をかけ巡るものしり博士。博士は角帽とゆたかな白い髭が似合う好好爺で、旅の相棒は人間との会話も可能な鳥さんだ。世界の各地に赴いた博士は、その土地ごとの子供と対面。子供たちが興味を抱くありとあらゆる変わったもの、珍しいものをわかりやすく説明するのだった。前作『キリンものしり大学 マンガ人物史』に続く、本路線では2つめのカラー番組。動植物から化学現象、地理、歴史にいたるまで幅広い話題が取り上げられた。

計測不能 13 1971年度アニメランキング13位
マッチ売りの少女(アニメ映画)

1971年12月12日
★★★★★ 5.0 (1)
10人が棚に入れました
「アンデルセン童話」の中の最も有名な一編を、人形アニメーション化した作品。厳寒の大晦日、マッチ売りの少女が街頭に立つ。彼女はマッチを全部売るまで帰宅するなと、厳しい父親に命じられていた。馬車にはねられかけて靴を無くし、雪を避けて近所の軒下に立つ少女。せめて暖を取ろうと商売もののマッチを擦った際、その炎の中に生前、少女を可愛がってくれた優しいお祖母さんの姿が浮かぶ。国産人形アニメーション分野で、一時期、精力的な活動を続けた学研映像局の作品。少女が見る夢の場面には化学薬品を用いたエフェクトなど特に試行錯誤が為されたが、最終的には色紙が効果的に用いられた。作品は1967年7月に完成していたが、一般には1971年暮れの「冬休み 東宝チャンピオン祭り」の中で上映された。CVは関根信昭、里見京子、新道乃里子など、東映動画(現・東映アニメーション)の人気SFアニメ『レインボー戦隊ロビン』ゆかりの面々が登場している。

計測不能 13 1971年度アニメランキング13位
昆虫物語 みなしごハッチ 忘れな草に願いをこめて(アニメ映画)

1971年12月12日
★★★★★ 5.0 (1)
10人が棚に入れました
女王蜂であるママの群れと共に旅を続けるハッチの妹アーヤ。彼女は、まだみぬ兄ハッチを探し、1人群れを離れる。だが、いたずら者のミツバチ・ジローに騙されたアーヤは、ハッチとすれちがってしまう。“忘れな草の花が散るまで"に群れに戻ると約束したアーヤは、果たしてハッチと巡り会えるのだろうか? 1971年の「冬休み 東宝チャンピオンまつり」のプログラムの1本として上映された作品。内容はTVアニメ『みなしごハッチ』の第74話「忘れな草に願いをこめて」のブローアップ(TV用フィルムを劇場映画用にフィルムを焼き直すこと)版で、上映時間は25分。同時上映は『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 地球最大の決戦』(1964年に公開された『三大怪獣地球最大の決戦』のリバイバル上映)『いなかっぺ大将』『帰ってきたウルトラマン 竜巻怪獣の恐怖』。
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