1954年度に放送されたおすすめアニメ一覧 4

あにこれの全ユーザーが1954年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月21日の時点で一番の1954年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
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年代別アニメ一覧

67.4 1 1954年度アニメランキング1位
ダンボ(アニメ映画)

1954年3月12日
★★★★☆ 3.8 (23)
162人が棚に入れました
スピルバーグが「1941」で、ロバート・スタック扮する厳格な大佐が本作を観て涙ぐむシーンを設け、オマージュを捧げている。完成度はともかく、最もシンプルにディズニーらしさを堪能できる漫画映画だ。陽気な“Casey Jr."を初めとする音楽もゴキゲン。ダンボが酒に酔ってサイケデリック・トリップをする、有名な“ピンクの象の夢"のシーンなど、表現にも先鋭的な部分がある。が、何より、サーカス団のオミソであるダンボが母親ゾウと引き離される場面は、先述の大佐のごとく涙してしまう。ネズミのティモシー(いい奴なんだ、これが)の助言で、大耳を使った素晴らしい才能を開花させる情景は、泣けない方がおかしい。YOU CAN FLY……宮崎駿ならずとも、漫画映画は飛ばずばなるまい。

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

見る時期で印象が変わった作品

幼いころに見た時はとにかくダンボが可愛らしかったこととピンクの象が怖かったくらいしかなかったが、今見るとけっこう重い話だったんだなと気づかされる。耳が大きいということだけでほかの仲間の象から差別的な扱いをされ、さらに子供の悪戯から守ろうとした母親のジャンボからも引き離されてしまうダンボがなんとも悲しくて仕方がないし、見ていてこれは人間にも当てはまることのように思え、子供向けではあるが、子供だましではなくちゃんと大人にも伝わるメッセージのある作品だと素直に感じられた。ほかの動物たちと違って主役であるダンボに一言もセリフがないのが印象的だが、それも映画としてなかなか効果をあげていたと思う。ダンボを励まし、支える存在となるティモシーが実に良く、たとえ自分と違っていても他人の気持ちを思いやることの大切さというものをダンボとティモシーの関係を通してうまく描いているし、この「自分と違う他人を認める」ということが本作のテーマではないかと感じた。ティモシーに促されてジャンボの檻の前に来たダンボがジャンボに子守唄を歌ってもらうシーンがとても感動的だ。そしてコンプレックスであった大きな耳を翼にして空を飛ぶクライマックスのダンボのなんとも嬉しそうな表情が忘れられない。まさにコンプレックスを最大の武器にした瞬間で見ていて思わず笑みがこぼれた。ちなみに幼いころに見て怖かったピンクの象のシーンはストーリーとほぼ無関係なのだが、今見てもなかなかインパクトがあり、幼いころに見て怖かったのも納得。でも、今見るとそれが逆にシュールで面白い。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

計測不能 2 1954年度アニメランキング2位
子ぐま物語(アニメ映画)

1954年8月6日
★★★★★ 5.0 (3)
22人が棚に入れました
シンクレア・ルイスの書き下ろし童話『ボンゴ(がんばれバンゴ)』と、ミッキー、ドナルド、グーフィーの3人が登場する『ミッキーの豆の木(巨人征服)』の短編アニメ2本立てを劇中劇で送るディズニー・アニメ。「ボンゴ」の方はアメリカン・ポップス・ミュージックの第一人者、ダイナ・シュアが歌とナレーションを務めるアニメで、子ぐまのボンゴが大活躍する愛と勇気の物語。「ミッキーの豆の木」は童話『ジャックと豆の木』の脚色版で、どちらもいつものディズニーアニメのように高水準の出来。しかし何と言ってもこの作品の目玉は語り手として登場する腹話術師エドガー・バーゲン(キャンディス・バーゲンのお父さん)で、作品の途中に織り混ぜられる二体の人形とのやりとりは大笑い! 意外なラストや「ピノキオ」のこおろぎ、ジムニー・クリケットも登場する出血大サービス映画の1本。

計測不能 2 1954年度アニメランキング2位
ファン・アンド・ファンシーフリー(OVA)

1954年8月9日
★★★★★ 5.0 (2)
21人が棚に入れました
ディズニーの長編アニメ9作目。

戦時中スタジオを移している時、製作されたオムニバス・シリーズ6作のうち第4作に当たる。
ボンゴ(ナレーション:ダイナ・ショア)
ミッキーと豆の木(ビデオ版=ミッキーのジャックと豆の木)

計測不能 2 1954年度アニメランキング2位
かっぱ川太郎(アニメ映画)

1954年4月1日
★★★★★ 5.0 (1)
10人が棚に入れました
朝日新聞社の小学生向け週刊新聞「小学生朝日」に連載された、人気漫画家・清水崑による児童コミックのアニメ化。 河童の子供・川太郎は元気な少年。今日は水中で大ウナギを捕まえかけるが、もうちょっとのところで、応援したつもりの河童の両親に邪魔されてしまった。とはいえ河童の村は祭シーズンで賑やか。だが、やがて嵐が来襲。その影響で川には食料の魚がいなくなる。弱った河童たちだが、そんな時、ガールフレンドといっしょに山に入った川太郎があるものを見つけて……! 脚本は、のちに劇作家として高名になる飯沢匡。アニメ本編の実制作は日動映画社が担当し、作画監督(作画演出)は、初期の東映動画(現・東映アニメーション)作品でも大活躍の藪下泰司が務めている。なお導入部は可愛い河童たちが遊ぶ図で始まるが、この部分は原作の清水自身が毛筆画を作画した。
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