1918年度に放送されたアニメ映画一覧 13

あにこれの全ユーザーが1918年度に放送されたアニメ映画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月23日の時点で一番の1918年度に放送されたアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

計測不能 1 1918年度アニメランキング1位
浦島太郎(アニメ映画)

1918年2月1日
★★★★☆ 3.3 (5)
22人が棚に入れました
国産アニメ映画の創始者の1人である、北山清太郎が手がけたアニメ映画。フィルムや資料が現存していないため詳細は不明だが、おとぎ話の『浦島太郎』を忠実にアニメーション化したもので、上映時間は5~10分程度だったとされる。なおこの当時は、セル画などの技術が日本に伝わっていないため、半紙のような薄い紙に少しずつ動きの異なるキャラクターを描いていき、それを1枚1枚撮影する、いわゆる「ペーパーアニメーション」方式で制作されていたという。

計測不能 1 1918年度アニメランキング1位
瘤取り(アニメ映画)

1918年3月19日
★★★★☆ 3.5 (6)
16人が棚に入れました
海外産のアニメを参考に、独自にアニメを作り出した国産アニメの創始者の1人、北山清太郎による作品。1918年3月19日公開。上映時間は5~10分程度とされる短編アニメ。内容的にはおとぎ話の『コブとりじいさん』をアニメーション化したものと思われる。この時期の北山は、半紙などにキャラクターを描く「ペーパーアニメーション」と、キャラクターの絵を切り抜いて、別に描いた背景の上に置いて撮影する「切り絵方式」の2種の手法を用いていたとされる。ただし本作のフィルムは現存していないため、どちらの手法で制作されたかは不明。

計測不能 1 1918年度アニメランキング1位
桃太郎(アニメ映画)

1918年3月1日
★★★★★ 4.3 (3)
16人が棚に入れました
国産アニメ映画の創始者の1人である、北山清太郎の手になるアニメ映画。タイトル通り、日本のおとぎ話の代表格ともいえる『桃太郎』を映像化している。この時期の北山のアニメ映画はフィルム1巻分(上映時間5~10分程度)のものが主だが、本作は倍の2巻分のボリュームとなっており、力のいれ具合がうかがえる。当時の映画雑誌によれば、本作はフランスに輸出もされたそうで、おそらくは初めて海外に輸出された国産アニメーションだと思われる。

計測不能 1 1918年度アニメランキング1位
金太郎(アニメ映画)

1918年3月16日
★★★★☆ 4.0 (2)
16人が棚に入れました
国産アニメーションの創始者の1人である北山清太郎が日活向島撮影所で手がけたアニメ映画。おとぎ話の『金太郎』をアニメ化した作品で、フィルムは現存していないが、おそらくは「熊と相撲」などの見せ場はアニメ化していたものと思われる。当時、北山の下で作画を担当していたスタッフの証言によれば、この『金太郎』や『桃太郎』などの作品は、セル画の代わりに半紙のような薄い紙を用いたペーパーアニメーションの手法で制作されていたという。

計測不能 1 1918年度アニメランキング1位
ルシタニア号の沈没(アニメ映画)

1918年7月20日
★★★★☆ 3.7 (4)
13人が棚に入れました
ウィンザー・マッケイが1915年から1918年にかけて制作した、ルシタニア号事件の様子を描いたドキュメンタリー・アニメーションの題名。日本では、ロン・チェイニー主演の『情の国歌(A Broadway Scandal)』と同時上映で、大正時代に公開されている。

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ネットで見つけられた最古のアニメは想像以上に生々しい。

 多分同じようなことをしている方もいるようで、一番古いアニメってなんだろう?って放送時期別ランキングを下までスクロールしました。で、題名をグーグルの動画で検索して見られたのが、これでした。といっても何とニコニコ動画にありました。

 どうもニュース映像というかドイツのUボートに沈められた客船の悲惨さを知らしめるために作られたみたいです。

 実写でスタートして45秒くらいありますが、すぐ終わってアニメになります。無声で葬送曲のような音楽からはいります。Uボートの映像からその後航行するルスタニア号の映像となります。人の動きや波のうねりなど100年以上前のアニメのレベルってすでにこんなに高いのか、という感じです。

 コミカルな人や魚の動きがあるので、マンガっぽいのかなあ、と思うと、魚雷が接近、大爆発で火柱、水柱の映像、そして煙です。船が傾き、当時の乗客らしき人の写真が流れます。アニメで人々が救命ボートに乗り込む様子、デッキから飛び降りる様子などが想像以上に生々しく描かれます。

 そして重量感のある豪華客船がゆっくりと沈没します。で、一番最後の映像ではっとします。母が自分の赤ん坊を少しでも助けようと…で、終了します。

 なんとなくアニメはアメリカではディズニー、日本では鉄腕アトムが最初で、それ以前はつまらない童話がちょろちょろ作られていた、という感覚でしたが、ちょっとこのアニメはアニメ史的にいっても、内容からいっても衝撃でした。(あ、白蛇伝、のらくろ、軍の意識高揚とかもありましたね)

 英語はニュース映像なので普段使わない単語も入っていますが、意味を取るくらいならそこそこできなくはありませんでした。

 ニコニコで普通に見られますので、アニメ史に興味がある方は100年前のアニメを体験したらいかがでしょうか。

 評価のしようがないのでオール3です。また100年ものなのでネタバレにはしません。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

計測不能 1 1918年度アニメランキング1位
雪達磨(アニメ映画)

1918年2月15日
★★★★☆ 4.0 (2)
13人が棚に入れました
国産アニメーションの生みの親の1人である北山清太郎のアニメ映画の1本。1918年2月15日公開。フィルム、資料が残されていないため、詳細は不明。この当時の北山は、おとぎ話に題をとったものと、オリジナルストーリーものの2種の作品を送り出していたが、本作は後者に属するものと思われる。内容的には北山のオリジナル作品の1本、『いたずらポスト』同様に、雪ダルマとその周囲の風景を活写したものではないかと推測される。

計測不能 1 1918年度アニメランキング1位
蛙の夢(アニメ映画)

1918年2月28日
★★★★☆ 4.0 (2)
13人が棚に入れました
国産アニメの生みの親の1人、北山清太郎によるアニメ映画の1本。1918年2月28日公開。フィルムや充分な資料が残されていないため詳細は不明だが、ストーリーは北山のオリジナルであったと推測される。また、フィルム1巻分の話であることから、上映時間は5~10分程度であったと思われる。当時の北山は複数名の門下生を抱え、同時期の他のアニメ作家の倍以上のペースで作品を送り出していたが、北山曰く「経済的に作ること」を考えたものばかりで、作品的な質は一段劣っていたいう。

計測不能 1 1918年度アニメランキング1位
一寸法師(アニメ映画)

1918年3月20日
★★★★☆ 4.0 (2)
13人が棚に入れました
下川凹天、幸内純一と並び、国産アニメの創始者の1人とされる北山清太郎によるアニメ映画。タイトル通りに、おとぎ話の『一寸法師』をアニメーション化したもの。1918年3月20日公開。なお同年3月は、北山はこの『一寸法師』以外にも『桃太郎』『金太郎』『瘤取り』『太郎の番兵』と、実に5本のアニメ映画を送り出している。ただし、北山制作のアニメ作品は量産を優先した結果、作画などが今ひとつで、批評家からは同世代の下川、幸内らの作品よりも一段下と見られていた。

計測不能 1 1918年度アニメランキング1位
太郎の番兵(アニメ映画)

1918年3月30日
★★★★☆ 4.0 (2)
11人が棚に入れました
国産アニメーションの創始者の1人、北山清太郎によるオリジナル作品。フィルムが現存していないため、内容等は不明。おそらくはタイトルにある太郎少年が主人公のオリジナルのストーリーであろう。なお、本作の5ヶ月後に公開された『太郎の番兵 潜水艇の巻』(こちらは冒頭30秒分のフィルムが現存している)は、本作の続編にあたる。なお、『太郎の番兵 潜水艇の巻』は、キャラクターの絵を切り抜き、別に描かれた背景の上に置いて撮影する「切り絵方式」で制作されているが、こちらの『太郎の番兵』の方も同様の技術で制作されたと推測される。

計測不能 1 1918年度アニメランキング1位
解けちがい(アニメ映画)

1918年4月1日
★★★★☆ 4.0 (2)
11人が棚に入れました
国産アニメーションの創始者の1人である、北山清太郎とその一門が日活向島制作所にて制作した作品。フィルム、資料共に残されていないため、内容は不明。おそらくはオリジナルストーリーの作品と思われる。なお北山は、アニメ制作のノウハウが何も伝わっていない当時の日本に置いて、薄い半紙にキャラクターを描いたり、キャラクターの絵を切り抜いて背景の上に置いたり、といった手法を編み出して、セルの代用としていた。この『解けちがい』は、時期的に後者の「切り抜き」方式で作られたものと思われる。

計測不能 1 1918年度アニメランキング1位
腰折燕(アニメ映画)

1918年4月1日
★★★★☆ 4.0 (2)
11人が棚に入れました
国産アニメーションの草分け的な作家、北山清太郎とその一門が日活向島で制作したアニメーション映画の1本。フィルムが現存しておらず、資料も少ないため詳細は不明だが、おそらくは北山の一連の民話原作のアニメと同様、同名のモンゴルの民話、あるいは「宇治拾遺物語」に収録されている『腰折雀』を元にした物語ではないかと思われる。内容的には、いずれも「腰の折れた鳥をいたわってあげた所、恩返しをしてもらった」という、民話の類型である。

計測不能 1 1918年度アニメランキング1位
蟻と鳩(アニメ映画)

1918年7月18日
★★★★☆ 4.0 (2)
11人が棚に入れました
国産アニメの創始者の1人、北山清太郎が日活向島制作所に所属していた時期に制作したアニメ映画。フィルム、資料共に残されていないため、詳細は不明だが、おそらくはイソップ童話にある、同名の寓話を元にした短編。オリジナルの童話は「泉に落ちて溺れたアリ。そこへ通りがかったハトが、木の葉をちぎって落としてやる。葉にはい上がって助かったアリは、その後ハトを狙う狩人の足にかみつき、ハトの危機を救う」といった具合の物語。

計測不能 1 1918年度アニメランキング1位
太郎の番兵 潜航艇の巻(アニメ映画)

1918年8月4日
★★★★☆ 4.0 (2)
11人が棚に入れました
『猿蟹合戦』の北山清太郎が、同じく日活向島撮影所で制作した現代もののオリジナルアニメ「太郎の番兵」シリーズ、その第二弾。 主人公の太郎は兵隊さんに憧れる少年。太郎は自分も、ビヤ樽を改造した潜航艇に乗って海に出て、活躍しようとするが……。 大正7年(1918年)の作品で、2007年に小林商会のアニメ映画『塙凹内名刀之巻(『なまくら刀』)』のフィルムが発見されるまでは、本邦に現存する最古のアニメーション映像といわれていた。完全な形では現存しておらず、本編を短縮した玩具映写機用のフィルムとして一部分が存在。残念ながら物語の全容は未詳である。可愛らしい太郎のガールフレンドも、画面に登場している。
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