1917年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメ一覧 6

あにこれの全ユーザーが1917年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月22日の時点で一番の1917年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

×

絞り込み

年代別アニメ一覧

57.7 1 1917年夏(7月~9月)アニメランキング1位
塙凹内名刀之巻(アニメ映画)

1917年6月30日
★★★☆☆ 3.0 (22)
50人が棚に入れました
大正時代の映画会社・小林商会が企画制作した本編2分のアニメーション。国産3本目のアニメ映画である。別題は『なまくら刀』。 さっぱり斬れないなまくら刀を名刀だと騙されて購入した武士・塙凹内(はなわへこない)。彼は買った刀の斬れ味を試そうと、試し斬り(辻斬り)の凶行に乗り出す。だが夜の川端に通りかかった按摩は、そんな凹内の悪行を軽くあしらうのだった。 下川凹天などとともに日本最初の漫画雑誌「東京パック」で活躍していた漫画家・幸内純一が作画と演出を担当。21世紀まで本編映像の現存が確認されなかったが、2007年に大阪で玩具映写機用の古物フィルム(この時の題名が『なまくら刀』)として発見。国立フィルムセンターでデジタル復元されて、2008年に一般公開された。
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

現存する、日本最古(約100年前)の国産アニメ

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
勿論、リアルタイム視聴はしていませんよ(笑)

現在(2018年1月30日~3月4日)、東京都京橋にある、東京国立近代美術館フィルムセンターが、修復したフィルムを企画展示しているらしいです(昨年、新カットが見つかったとかで)。

(私は遠いので行けませんが)アニメ好きなら、観ておくのも悪くないかもしれませんね♪ 上記のニュースを見て気になったので、ネットで観てみました(てか、あにこれにもちゃんとあるんだね)w

本作(塙凹内名刀之巻)は別名「なまくら刀」とも言われますが、2月4日、2月21日に映像が公開されるらしいです。もし実際に行かれた方は、会場の様子など含め、ぜひともレビュー書いて欲しいっすね♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
無声アニメだし、ストーリーはまあ、軽い4コマ漫画のクオリティ。

でも、意外と表情は動くし、見ていて面白かったです♪ というか、(現存する)日本最古のアニメーションがコメディだったのは、なんか嬉しかったです♪肩肘張らずに楽しめる、アニメって本来こういうもんだな、と。

(あと、刀、侍、というも、剣道部的には嬉しかったw)。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 24
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

大正6年 国産アニメ最初期作品のひとつ

何の気なしにこの作品を検索かけたら出てきた。
この作品もDBに入っているとは恐れ入りました。

評点は歴史的価値を鑑みて・・・

詳しくはWiki等でご確認いただきたいところですが、1917年(大正6年)に公開された国産アニメ最初期3作品(最初、ではないらしい)のうち、現存するただ1つの作品。

なまくら刀(なまくらがたな)の名称でも知られる、歴史的遺産。「日本アニメーション映画クラシックス」にて、修復映像(おそらく4分版・最長版と呼ばれるやつ?)が視聴可能。修復しきれず、見づらい箇所もあります。無声+一部文字ですが、十二分に理解可能なお話です。

一見の価値ありと思います。

{netabare}刀を買った侍が、川岸で刀をじっと見る(刃筋、刃文を見るとかいうやつかな?)ときの動作、刀の奥行き方向への移動の描写はドキッとしました。凄くちゃんとアニメーション。昨今の手抜きアニメより、アニメーション。{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

キャラデザが萌えない、オチが面白くない、と言いたくなるくらいのクオリティ。

 これはユーチューブに4分くらいの映像がありましたね。刀屋で侍が買い物する話です。

 目の動きや手の動き、お金の渡し方などにコミカルな要素をいれているんだと思いますが、正直面白くはありません。ただ、日本で発見されている最古のアニメはギャグアニメなんだ、という感動はあります。
 最後は買った刀の切れ味を試すべく、辻斬りしますが、目が不自由な按摩さんと、どうやら飛脚らしき人に返り討ちにあってちゃんちゃん、です。

 作品としての出来を現代アニメと真摯に比べればもちろん面白くはない。特にオチを何とかしろと言いたい。作画が悪い、キャラデザがもっと可愛くならないの?エフェクトなんとかしろと言いたくなります。
 別にふざけている訳でなく、そういう感想を伝えれば当時の人は工夫したんじゃないでしょうか。それくらいのレベルが感じられます。

 面白さの基準や映像技術は現代まで大きく変っていますが、アニメで表現していることは現代アニメと大きく変わらないということですね。日本人、どれだけアニメとマンガが好きなんだよ、という感じです。

 日本は浮世絵文化のせいか、輪郭線に違和感を感じないのもいいのかもしれません。この単色の線画はあきらかに日本的です。

 さて、この辺は今日1日の付け焼刃です。ディズニーの真似で発展したと思いがちな日本のアニメ史ですが、ミッキーマウスの誕生が1928年です。
 世界最古のアニメ「哀れなピエロ」1892年をユーチューブで見ましたが、やはり絵画的でした。(さすがに本サイトには乗ってませんね。物悲しい悪くないストーリー…と言いたいですがほめ過ぎですね)


 ということで、ディズニーやアメコミなど日本のアニメ、コミックに大きな影響があるのは確かですが、かといって日本の先人たちも独自性を発揮して、なかなかの4分の超大作を作ってたんだなあと思うとちょっと感動がありました。

 

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

計測不能 2 1917年夏(7月~9月)アニメランキング2位
花咲爺(アニメ映画)

1917年8月26日
★★★★☆ 3.2 (4)
18人が棚に入れました
国産アニメ映画の創始者の1人、北山清太郎による商業アニメ映画の第5作目。タイトル通りに、おとぎ話「花咲爺」を元にした作品で、フィルムは現存していないが、資料によれば、正直じいさんが裏の畑で小判を掘り出す所から、意地悪じいさんが殿様に罰を受けるまでが描かれているという。この時期、北山清太郎は、『いたずらポスト』などのオリジナルの物語と、『猿蟹合戦』や本作などのおとぎ話を原作とした2種のアニメ映画を精力的に送り出していた。

計測不能 2 1917年夏(7月~9月)アニメランキング2位
いたずらポスト(アニメ映画)

1917年7月28日
★★★★☆ 3.7 (3)
15人が棚に入れました
国産アニメ映画の創始者の1人、北山清太郎の手がけた作品で、第4作目にあたる。物語は「主役であるポストとその付近の1日の出来事」と資料にはあるが、フィルム自体は現存していないため、詳細は不明。この当時の北山は、おおよそ1月に1本の割合で短編アニメーションを制作するという、(当時としては)異例のペースで制作することを主眼としていた。そのため、この時期の作品は、作画のコマ数の少なさ、動きの単純さなどの欠点を抱えていたという。

計測不能 2 1917年夏(7月~9月)アニメランキング2位
茶目坊主魚釣の巻(芋川椋三釣の巻)(アニメ映画)

1917年9月9日
★★★★☆ 3.7 (3)
15人が棚に入れました
初の国産アニメ映画を送り出した下川凹天による第5作目。下川が過去に描いたマンガのキャラクター、「芋川椋三」を主人公とした一連のアニメ映画の1本で、原題は『芋川椋三釣の巻』だったが、公開時は『茶目坊主魚釣の巻』と改題された模様(当時は、この頃の人気マンガ『茶目と凸坊』にあやかって、アニメ映画のタイトルに勝手に「茶目」だの「凸坊」だのといった名前を付けることが流行していた)。作画時に電球の直射光を見過ぎた下川は目を悪くし、翌1918年に入院。本作を最後にアニメ制作を引退する。

計測不能 2 1917年夏(7月~9月)アニメランキング2位
猫と鼠(アニメ映画)

1917年7月4日
★★★★☆ 3.7 (3)
14人が棚に入れました
国産アニメ映画の創始者の1人、北山清太郎の手がけた作品で、『猿蟹合戦』『夢の自転車』に続く第3作目。フィルムが現存していないが、当時の雑誌の紹介記事によれば、「老いたネズミが若いネズミたちを集め、猫の危険について演説する。その後、1匹の若いネズミが民家でいたずらをした後、水がめに落ちて仲間に助けられるが、猫に襲われて這々の体で逃げる」といった具合の物語である模様。なお当時の北山が手がけた一連の作品は、当時の映画雑誌では、海外産アニメの動きの模倣や、作画枚数の少なさなどが指摘されており、北山本人も後年「駄作ばかり」と断じている。

計測不能 2 1917年夏(7月~9月)アニメランキング2位
茶目坊空気銃の巻(アニメ映画)

1917年8月11日
★★★★☆ 3.7 (3)
14人が棚に入れました
小林商会の下でアニメ政策の研究を進めていた、国産アニメ映画の創始者の1人、幸内純一による作品。フィルムが現存していないため、ストーリー等の詳細は不明。ちなみにタイトルにある茶目坊は、幸内の師匠に当たる北澤楽天が当時「時事新報」の日曜版に連載していたマンガ『茶目と凸坊』に便乗してつけられたものと思われる。この『茶目と凸坊』は非常な人気で、当時のアニメ映画は(例え外国産のものであっても)タイトルに「茶目」や「凸坊」などの名前が勝手につけられていたのである。
ページの先頭へ