タイトル通りです。
『To LOVEる -とらぶる-』より
「結城 美柑(ゆうき みかん)」
CV.花澤香菜
リトの妹で、結城家では料理をはじめ家事の多くを担っているため、立場は1番強い。彩南第一小学校に通う女子小学生で、学年は5年生(『TL』第1話 - 第48話)→6年生(『TL』第49話 - 現在)。11月3日生まれ。血液型O型。当初はあくまで「主人公の妹」というポジションだったが、『TL』後半からはほぼヒロインの1人となっている。『ダークネス』でも友人のヤミがストーリーの中核を成すため出番は多く、ジャンプSQ.19に掲載される番外編ではメインヒロインである。矢吹健太朗も「割と美柑系の話は好きなのが多い」と語るなど愛着が伺える。
ロングヘアーで、髪の色はダークブラウン。瞳の色は黄土色。普段はクリアビーズのヘアゴムで髪をトップで束ねている。大人志向のファッションを好んでおり、自宅でくつろいでいるときにはファッション雑誌やタウン情報誌などを読んでいる。身長は149cm、体重は41kg。3サイズはB70-W52-H73。
しっかり者で言動は大人びており、少し毒舌。一方で、寂しがりやという年相応な一面もある。学業成績は優秀で、加えて洞察力が鋭い。特に感情の機微に敏感で、作中ではリト、春菜、唯のそれぞれの想い人を見抜いている。また地球人であるためさすがにヤミには及ばないが、兄と同じく身体能力は高い。
兄のリトに対しては「リト」と呼び捨てにしているが、兄とは強い絆で結ばれており、リトに対して強い信頼を寄せている。リトからも「兄妹ってこと以上に特別な存在」と語られており、リトから大切に思われているという意味では全キャラクター中トップクラス。『TL』初期はリトに対して小悪魔のような振る舞いを見せていたが、『TL』中盤以降は感情の変化なのか、恋愛・性的感情とも取れるようなブラザーコンプレックス気味の描写が増え、特にリトに大胆なアプローチを繰り返すモモに対しては警戒感を抱いている。学校では男子生徒にモテているが、告白は全て断っている。その際、幸恵から兄にベッタリなことをからかわれ、本人はからかわれるたびにドギマギしつつ否定している。ヤミとは「普段は素振りを見せないが、実際には寂しがりや」という共通点があり、年恰好の近さもあってシンパシーを感じている。最初は素っ気なくされていたが、ヤミが賞金稼ぎに襲撃された一件をきっかけにヤミの最初の友人となった。その後も互いに「1番の友達」と認識している。ティアーユとの会話からヤミの過去や芽亜との関係を知り、ヤミの妹にあたる芽亜とも仲良くしようと考えているが、元々芽亜に対してはあまり良いイメージはなかった様子。
作中ではよくアイスキャンディーを食べている。第1回キャラクター人気投票での順位は4位(2472票)。『TL』単行本には不定期で「美柑観察記」が掲載されており、美柑の視点から物語の後日談などが書かれている。また漫画「迷い猫オーバーラン!」では第1話と第3話でゲスト出演した。
アニメ第1期独自の設定
世話好きで家庭的な女の子として描かれることが多い。物語との関わりも少なく、ヤミとは一切絡まなかった。
OVA独自の設定
リトを呼び捨てで呼ぶようになったきっかけが描かれている。また、ヤミとは既に友人関係となっている。
『ロウきゅーぶ!SS』より
「永塚 紗季(ながつか さき)」
CV.日笠陽子
慧心学園初等部6年C組。腰まで届く長い三つ編と眼鏡が特徴だが、バスケをする時は真帆から贈られた度付きのアイガードを着用し、髪型もカチューシャで後ろに撫で付けたストレートヘアに変える。さばさばとした性格のしっかり者で、クラスでは委員長を務め「氷の絶対女王政(アイス・エイジ)」の二つ名で怖れられている。バスケ部でも皆のまとめ役を担い、普段から昴の気が回らない部分をフォローしている。低学年までガールスカウトに所属しており、硯谷での親善合宿でキャンプを行った際には率先してテントの設営を行った。
運動能力は智花や真帆ほどではないが充分に高い。対抗戦では真帆と同じく徹底的にシュート練習をし、シューターとして活躍した。硯谷女学園との練習試合からは傑出した状況判断能力と戦略眼を買われ、ポイントガードを任されるようになる。ポイントガードとしての適性は智花よりも上で「生粋の司令塔」と昴から評されており、5年女バスとの試合ではその才能を遺憾なく発揮、昴に指揮を一任されて的確な指示とゲームメイクを行った。昴が課した地道な反復練習を根を上げずに取り組むなど、粘り強い一面を持つ。
精神面はチームで最も大人びているが、真帆と張り合ったり、大人ぶって興味のないフリをしながら遊びに参加したりするなど、根の部分は歳相応。恋愛に関しては耳年増で、智花や他のメンバーの昴に対する出来事をからかっているが、自分がからかわれることに対しては耐性がないらしく自分絡みだと赤面したり狼狽していることが多い。また自身も昴に対して好意を抱いているようであるが、智花に遠慮して表に出さないようにしている。トランプが趣味でスピードが強く、「スピードクイーン」の異名を持つ。胸囲の発育具合は部内三位だが平均以下で、本人も密かに気にしており胸の話題になると過剰な反応を示す。
真帆とは同じ病院で一日違いで産まれた幼馴染で「サキ」と名前で呼ばれており、事あるごとに言動をたしなめたり、ブレーキ役に回ることが多いが、昴の気を引くために「水着エプロン」を思いつくなど時折真帆並みに突飛な発想に行き着くこともある。真帆からバスケ部に勧誘された時点ではバスケに関心がなかったこともあり乗り気ではなかったが、彼女からアイガードを贈られたことで断り切れなくなり、強引に引っぱりこまれる形で参加した。しかし硯谷との親善合宿の頃には自分を誘った真帆に対して「こんなに面白いスポーツに興味を持たせてくれて少しだけ感謝している」との発言から、今ではバスケに対して強い魅力を感じているようである。読書家であり、実家の自室には沢山の本が入った本棚で囲まれている。密かにBL物にも興味を持っている。実家はお好み焼き屋のため粉モノに強いこだわりを持ち、お好み焼きなどを作る際には一人ですべてを取り仕切る「鉄板奉行」ぶりを見せる。
身長148cm。7月1日生まれ。血液型O型。好物は粉モノ全般。成績優秀だが、曲線が描けず図画工作の成績が壊滅的に悪い。ポジションはSG(シューティングガード)(1巻)→PG(ポイントガード)。背番号は6。2011年9月に行われた、電撃オンラインによるキャラクター人気投票では第5位。
『傾物語』より
キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード(Kissshot Acerolaorion Heartunderblade)こと「忍野 忍(おしの しのぶ)」
CV.坂本真綾
『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』より
「刑部 蒔絵(おさかべ まきえ)」(画像右側)
CV.原紗友里
刑部博士の手によるデザインチャイルドの一人。兄の眞と違って豊かな感情を備えており、ハルナらを相手に様々な表情を見せる。人工的な処置により通常の人類を超えた思考能力を与えられており、振動魚雷に搭載するための新型コンピュータシステムの開発に携わっていた。開発完了後、その能力に畏怖した国家から用済みとして「処分」されかかるが、刑部博士の交渉により保留となり、「多忙により不在がちな老齢の科学者・刑部藤十郎博士の孫娘」という擬似記憶を与えられて「執事のローレンス」に扮した刑部博士と広大な屋敷に二人で暮らしていた。
時間と共に“設定”の維持に限界を感じてきた刑部博士が、「“お祖父様”は仕事でイ401に乗艦し、以降無期限に不在となる」と告げたためにそれを阻止するべく横須賀に出向き、ハルナらと遭遇して彼女らを屋敷に連れ帰ることとなる。そして友情を育むが、陸軍の暴走による襲撃でローレンスを失う。眞の手引きで北管区に脱出してからは千早沙保里によって引き取られるが、その頃にはハルナ達が霧の艦隊だと薄々気づいており、その霧を倒す振動魚雷の開発に関わっていたことへの罪悪感から訪れたハルナ達に逢おうとしなかった。だが、夜中に邸内に侵入してきたハルナとお互いの心情を吐露しあったことにより和解。ハルナ達と共に重巡マヤに乗って旅に出ることを決意する。
アニメ版
より幼さが強調されており、行動も年齢相応になっている。また、生き残ったデザインチャイルドが蒔絵ただ一人という設定のため、刑部眞は登場せず、眞の設定を一部引き継ぎ、薬を食事の前に飲まなければならない身体になっている。ハルナとキリシマが霧側だと気づき、和解するのは刑部邸陸軍襲撃時に変更されている。母親は居ず、父親代わりだった刑部博士も亡くなったと思い込まれているため、屋敷にはメイド逹と自分ひとりで住んで居た。イオナに助けられた後、ハルナ、キリシマと硫黄島へ向かい、ヒュウガとも友達となる。薬はデザインチャイルドと知ったヒュウガが生成している。劇場版『Cadenza』では船体を復活させたハルナの艦長として401の救援に駆けつけ、ハルナとキリシマ2体分のクラインフィールドをレイリー散乱の応用で展開し、ミョウコウの長距離狙撃から401を守る。
『sola』より
「神河 繭子(かみかわ まゆこ)」
CV.金田朋子
辻堂と共に行動している少女。うさぎのぬいぐるみを抱え、見た目も10歳程度だがませた話し方をする。元は普通の人間だったが、17年前の誕生日に強盗によって殺害された後、茉莉とは異なる何者かの手で夜禍人として甦る。その日、幼馴染の辻堂がプレゼントに買ってきたぬいぐるみ(ボロウサ)を今でも大事に持ち続けている。辻堂曰く「年々(服装の)センスが悪くなっている」とのこと。茉莉とは日向で死にかけた所を茉莉に救われ、それ以来彼女と親しくなっている。
『ロウきゅーぶ!SS』より
無垢なる魔性(イノセント・チャーム)こと「袴田 ひなた(はかまだ ひなた)」
CV.小倉唯
慧心学園初等部6年C組。緩いウェーブのかかったロングヘアで、いつも笑顔を絶やさず保護欲をかきたてるような儚げな印象を与える。性格はマイペースでやや天然。幼い印象に反して内面的には達観していて大人びた面もあり、責任感が強く、真帆を窘めたり、かげつに対して姉としての威厳をきちんと示すなど、言うべきことはきちんと言い、昴も舌を巻くほどの器の大きさを垣間見せることがある。クラスの男子の半数が彼女に好意を持っていると噂されるほどの人気を持ちながら恋愛とは無縁の純朴さを形容して「無垢なる魔性(イノセント・チャーム)」の二つ名を羽多野から与えられた。一人称は「ひな」で、紗季もそう呼んでいる。昴には「ひなたちゃん」と5人で唯一「ちゃん」付けで呼ばれている。絵を描くことと学校の動物達と遊ぶことが趣味で、特に絵の腕前は他のメンバーから絶賛されている。またポーカーも非常に強い。何故か爬虫類が好きで寝言でトカゲの名前を言ったり、夏休みの合宿の時にはヤモリを捕まえてケージに入れて観察日記を付けたりしていた。5年生までは食べ物の好き嫌いが多かったが徐々に克服しつつあり、6年生の夏休みには苦手だったネギもとろろと一緒なら食べられるようになっている。胸囲の発育は部内序列第二位。
元々運動は苦手で、当初は基礎体力不足のため練習について行けずシュートもゴールに届かなかった。しかし、他のメンバーよりも運動能力が劣ることを自覚しており、必死に追いつこうと自主練習に励む努力家の一面を持つ。球技大会前の合宿で竹中からシュートの基礎動作を学んでからは次第にシュートが決まり始め、夏合宿の頃にはミドルシュートも決められるようになった。毎朝行う走りこみの成果もあって基礎体力はかなり向上しており、「トライアスロン・リレー」の5km持久走では自らの体力を理解の上で巧みにペースを調整して完走、妹のかげつを僅差で上回り勝利した。その成長ぶりは昴からもアスリートであると認められている。6月の葵戦後はフォワードとしての技巧を磨き、優れたバランス感覚と身長の低さを活かした地を這うような低いドリブルとボスハンドからのリバースショットによるトリッキーなプレイを身につけ、相手の予測を常に裏切り続ける「ナチュラルボーンのトリックスター」と評されている。試合中に相手のマークが外れてフリーになることが多く、相手チームの隙をついてシュートを決めることが多い。またかげつの身体能力や体格がセンターに適していると見抜き、愛莉から普段行っている練習メニューを聞いて指導し、基礎レベルながらも短期間で愛莉と渡り合える選手として育て上げていることからコーチとしても非凡な才能を持っていると思われる。
やれば楽しくなると真帆から教えられた「おー」が口癖。昴のことは「おにーちゃん」と呼んで最初からべったり甘えているが、昴が沈んでいるときには元気づけようとしている。真帆とコンビを組むことが多く、彼女の思いつきに積極的に協力している他、飼育係なども一緒にやっている。時々無自覚に際どい言動をすることが多々あり、紗季から注意を受けているが本人は余り気にしていない。
身長131cm。3月3日生まれ。血液型O型。好物は甘いものとミルク。成績は良い科目と悪い科目の差が激しく、特に理数系と読解が苦手。クラスでの所属係は飼育係。ポジションはPG(ポイントガード)(1巻)→SF(スモールフォワード)。背番号は8。
他の4人はスパッツを着用しているが、彼女のみ赤いブルマーを着用している。
2011年9月に行われた、電撃オンラインによるキャラクター人気投票では第2位。
LAST EXILEシリーズより、アルヴィス・E・ハミルトン
画像は2作目の、LAST EXILE-銀翼のファム-
1作目では白木杏奈という声優がやってました。
『氷菓』より
「善名 嘉代(ぜんな かよ)」
CV.小倉唯
伊原摩耶花の従姉妹。財前村で民宿「青山荘」を営んでいる両親の娘。梨絵の妹。小学4年生。
みつあみのツインテールの髪型をしている。
気弱な印象をうけ、自分から要求をしたりしない。
しっかりした性格のようでラジオ体操にも皆勤でいっている。
姉の梨絵からは厳しく当たられることが多いが、姉妹の仲が良いところも見られる。(アニメ版)
『とある魔術の禁書目録Ⅱ』より
「インデックス(Index)」
CV.井口裕香
本作品のメインヒロイン。イギリス清教第零聖堂区「必要悪の教会(ネセサリウス)」に所属するシスターにして魔術師の少女。10万3000冊の魔道書を記憶する「禁書目録」という過酷な役割を担っている。魔法名は「Dedicatus545(献身的な子羊は強者の知識を守る)」。本名、年齢等のパーソナルデータは一切不明であり、作中では未だそのことについて言及されていない。
全体的に幼い話し方で、語尾に「~なんだよ」「~かも」を付けた口調でしゃべり、日本人の名前を呼ぶ時は「とうま」や「ひょうか」など平仮名で表記される。
腰まで届くほどの長いストレートの銀髪とエメラルドのような緑色の瞳、白い肌に小柄で華奢な体格。整った顔立ちをしており、上条によると肌や髪からわずかに甘い匂いが香っている。服装は常に純白の布地に金の刺繍が施され高級なティーカップに似た印象の修道服(「歩く教会」)で、数十本もの安全ピンで布地を留めて着用している。
外見年齢の割に幼い性格で、わがままな言動が目立つ。しかし根幹の部分では誰かが傷付くのを嫌い、人を守るためなら自分の身を顧みず、「禁書目録」という凄絶な宿命を笑って受け入れる芯の強さと優しさ、献身の心を持っている。
姫神曰く「誰かに助けてもらうべき特別な才能も知識も兼ね備え、側にいるだけで他人を幸せに出来る心の持ち主」で、ステイルも「(インデックスの)傍若無人に見える振る舞いは全て誰かの為」であると語っている。普段はシスターらしからぬ能天気な振る舞いが多いが、時折篤い信仰を見せる。
ロンドンの聖ジョージ大聖堂で育ったが、物語開始より1年ほど前に記憶を失って以後は日本におり、上条に救われてからは上条の部屋に居候している。
上条が学生であるため、基本的に昼間は一人で暇を持て余している。家ではテレビを見るのが好きで、超機動少女カナミンがお気に入り。基本的に家事や飼い猫のスフィンクスの世話は上条に任せきりであり、頼まれても手伝うことはない。また常識に疎く不器用なこともあって、家事自体がロクに出来ない。
平時は呑気に暮らしているインデックスだが、禁書目録の使命感として、魔術絡みの事件の際は率先して解決に乗り出さねばならないと考えている。実際は彼女の知らぬ間にことが終わっていることが多いものの、事件を知った時やイギリス清教から正式に通達が来た場合は、後述のように主にサポート役として仲間と共闘する。
外見に似合わず非常に食欲旺盛かつ大食いで、腹を空かせて食事をねだることが多く、よく「はらぺこシスター」と形容される。反面、空腹がいつまでも満たされないでいると機嫌が悪くなり、その矛先を上条に向けて理不尽な怒りをぶつけることもたびたびある。シスターなので本来嗜好品や食欲への執着は禁じられているが、本人は修行中だから仕方ないと自己解釈し、誘惑に負けている。好き嫌いは特に無くとにかくよく食べ、数人前の量を一気に食べ尽くし周囲の人間をしばしばあきれさせている。空腹を紛らわすため冷蔵庫の中身を喰いつくしてしまい、庫内がレイヴィニアから「人間の生活環境じゃねえ」と酷評されるほどの惨状になったこともある。また、敵勢力が学園都市内をうろついているため食料調達ができなくなってしまったときは、「やっちまおう」とシスターとは思えないような過激発言をしたこともある。
この食欲については、後述の完全記憶能力による膨大な記憶量の影響で脳が大量のエネルギーを必要としているからという見方もある。
後述のように魔術に対しては非常に優秀な頭脳を発揮し、それに関連して文学や語学方面の知識も豊富。非常に本好きで漫画や絵本でも目の色を輝かせて読み耽り、数十カ国もの言葉をしゃべれるほか未開の文化圏の言語すら習得できるほど。だが、生い立ちゆえに一般常識には疎く後述のように科学的な知識もめっぽう弱い。
完全記憶能力
インデックスが持つ、一度見聞きした事柄は瞬時に覚え絶対に忘れないという能力。能力と表記されているが正確には体質であり、これを止めることは出来ず、本人の意思にかかわらず視界に入ったり耳に挟んだどんな些細な物でも全て記憶してしまう。当初は記憶できる容量に限界があるように言われていたが、実際は一生分の知識や思い出を死ぬまで記憶し続けることが出来る。もっとも、外的要因によって強引に記憶を奪うことは可能である。
この力は魔術や超能力とは関係なく、単なる体質によるもの。ただし、インデックスが生まれつき持っていたかどうかは不明。
魔術サイドの住人は科学が苦手な傾向にあり、彼女もその一人。極度の科学オンチで携帯電話もうまく扱えずタッチパネル式の自販機の使い方が全く分からないほど機械に弱く、科学的な用語についても無知。
また、掃除ロボを「電動の使い魔(アガシオン)」と呼んだり、天気図を「人工的な風水読み」と捉えるなど、しばしば魔術的な観点で物事を見て間違った解釈をする。一方で後述のヒューズ=カザキリや打ち止めのウイルスの件では、科学的に作られた人工天使を魔術的に解釈したことで、ウイルスのワクチンを失っている状態にもかかわらず状況を打破させることへと繋げることができた。
上条とは学園都市にやってきて初めて知り合った人間であり、自分を助けるために奔走した件を経て、現在では彼に信頼と好意を寄せている。魔術師ではあるが、基本的にインデックスを事件に巻き込みたくない上条により蚊帳の外に置かれることが多く、逆に一般人である上条を事件から遠ざけようと努めているが、効果は無い。それでも、上条が傷付いて欲しくないという思いは変わっておらず、意識不明の状態で見つかればベッドのそばにいるなど彼を心配している。しかし同時に不満も募らせており、事件が解決するたびにそれを爆発させて頭に噛み付くこともしばしば。この「噛み付く」という行為をするのは上条に対してのみで、照れ隠しややきもちに類する感情表現であるかどうかはインデックス自身気が付いていない。
人に好かれやすく誰とでも仲良くなれる気質であり、初対面の相手でもフレンドリーに接したり上条の家族やクラスメイトに対してもすぐに馴染むほどである。小萌や姫神とは作中初期から親しく、舞夏ともよく世間話をする仲。しかし学園都市で暮らすようになってからは上条を介した知り合いしかいなかった為、初めてインデックスが一人で作った「ともだち」である風斬氷華には(氷華にとってもインデックスが初めての「ともだち」であるので)互いに格別の親愛の情を抱いている。
かつてのパートナーと親友であるステイルや神裂との思い出は失っており(漫画版2巻では彼ら3人が親密だった頃の様子が回想として描かれている)、物語初期は「10万3000冊を狙う魔術結社所属の敵魔術師」と認識していたが、現在では誤解も解けて幾度か共闘したことにより「同僚の魔術師」程度には思っている。また、レイチェルなどの同世代のイギリス清教のシスター達とも仲良くやっていたようで、本人は彼女達のことを覚えていないがイギリスで再会した際には色々とかわいがられていた。後述のようにかつては1年周期に記憶を消し親しい人間と別離しなければならないという非常に過酷な境遇にあった。
7月20日、魔術サイドからの逃走中に学園都市に迷い込み、上条の部屋のベランダに引っかかっていたところに出くわした彼と出会ったことが物語の始まり。後述の「首輪」を上条が破壊したことで、イギリス清教は彼を禁書目録の管理人(足枷)とし、インデックスは上条家の居候となる。この際、上条がインデックスを救う際に記憶喪失になったことは彼女を悲しませたくない上条の配慮(彼女が離れるのが怖いという自身のエゴもあった)により彼女には知らされなかった。
8月8日、かつてのパートナーであるアウレオルスが起こした三沢塾での事件に巻き込まれ、8月31日には魔道書「抱朴子」を狙った闇咲逢魔に誘拐されるもいずれも上条によって救出される。9月1日、上条の高校にやってきた際にAIM拡散力場の集合体である風斬氷華と出会い、学園都市にやってきてから初めての友達となり、学園都市に侵入した同僚のシェリーが起こした騒動に巻き込まれるも、「強制詠唱」を駆使しゴーレム相手に奮戦した。
法の書事件ではアニェーゼ部隊に誘拐されたオルソラを救出するため、上条らと共闘。上条と出かけたイタリア・キオッジアでは、「アドリア海の女王」の騒動に出くわし、上条らと共に女王艦隊に乗り込み、アニェーゼ救出に協力。9月30日には、上条を捜して街を彷徨っていた時に、一方通行と偶然遭遇する。その後、「神の右席」前方のヴェントへの対抗策として、アレイスターにより人工天使「ヒューズ=カザキリ」と化した風斬とその発動に利用された打ち止めを救うために奮戦し、歌による詠唱で打ち止めに打ち込まれたウイルスを停止させることに成功する。
10月17日、祖国イギリスからの「禁書目録召集令状」に応じ、上条と共にイギリスに向かい、第二王女キャーリサと騎士派が起こしたクーデター「ブリテン・ザ・ハロウィン」に巻き込まれる。その中で、第三王女ヴィリアンと協力し、カーテナ=オリジナルの供給源を断つことに成功し、バッキンガム宮殿でのキャーリサとの戦いでは、終局に「強制詠唱」でカーテナ=オリジナルの制御を一時的に奪い、キャーリサ撃破に貢献する。
クーデター終結後、遠隔制御霊装の存在が明らかとなり、「神の右席」右方のフィアンマがこれを強奪しインデックスの身が脅かされることとなるが、第三次世界大戦での上条の奮闘によってフィアンマは倒され、「ベツレヘムの星」にて霊装越しに上条との束の間の会話で、上条から自分が記憶喪失であることを打ち明けられた。それをインデックスは優しく許容して「いつものとうまが帰って来ればそれでいい」と答え、それに対し上条は「必ず帰って直接謝る」と約束した。そして遠隔制御霊装が破壊されたことにより、無事に解放され目覚める。ただし奪われたのは王室派の物であり、清教派の遠隔制御霊装は依然ローラが所持している。
終戦後、学園都市に戻り上条を待ち続け、11月5日に上条を捜しに行こうと上条の部屋を出ようとした矢先に、レイヴィニアらと共に帰って来た上条と再会する。グレムリンとの東京決戦においては、美琴と共に上条の元へ駆けつけ魔導書の知識でフレイヤの術式を解析・完成させたことで、その命を救った。「船の墓場」で上条が突然自分たちを裏切る行動に出た理由を推察し、フレデリシアでレイヴィニアと共に彼を待ち受ける。一度は上条の責任を引き継ごうとしていたが、彼が空気を読まない発言をしたことで図らずも全力で彼と戦うことになる。103000冊の知識で一時的にレイヴィニアを疑似魔神化させることに成功したが、カミジョー属性が発動したことで術式制御のサポートを止めてしまう。その後、上条の提案を呑んだレイヴィニアに監視される形で戦場を離れる。
12月1日には新たな同居人であるオティヌスの家(ドールハウス)を購入するため第12学区のダイヤノイドに向かうが、そこでサンジェルマンの襲撃を受ける。上条とは別行動をとりながらも、オティヌスと共にサンジェルマンのネットワークを破壊した。12月3日の夜には魔神を追って寮に現れた上里勢力と交戦することとなり、「強制詠唱」で獲冴を撃破した。
前述の完全記憶能力によって10万3000冊の魔道書を記憶している「魔道書図書館」を担っている。それらは常人が一目見たら発狂するほど危険な「原典」である一方で、手に入れた者を「魔神」にするほどの価値があり、それゆえにその身を魔術師に狙われることも多い。なお、レイヴィニアによると彼女が魔道書の汚染の影響を受けない理由は、一歩間違えば人間としての基本性能すら失うレベルの精神調整を何十回も繰り返し、大量の防御機構(宗教防壁)を格納しているためらしい。
世界中のあらゆる魔術の知識が詰め込まれ、基本的にはどんな魔術でも構造や弱点を看破することができる。ただし、知識にない一部の特殊な魔術に対しては無防備な側面がある。様々な魔術師に対抗するために毒を以て毒を制す「必要悪の教会」の理念の下に作られた対魔術戦用の役割とされているが、インデックスは「ブリテン・ザ・ハロウィン」終盤の際に、「連合の意義」をサポートするのがもう一つの理由ではないかと推測している。
作中ではインデックスが記憶している魔道書として、「エイボンの書」、「ソロモンの小さな鍵(レメゲトン)」、「ネームレス」、「食人祭祀書」、「死者の書」、「死霊術書(ネクロノミコン)」、「金烏玉兎集」、「金枝篇」、「Mの書」、「ヘルメス文書」、「秘奥の教義」、「テトラビブロス」、「桃太郎」、「抱朴子」、「創造の書」、「法の書」などが語られている。
身体能力は外見相応に弱く、「自動書記」の影響で魔力が精製できないので通常の魔術は使えず、戦闘能力は低い。ただし下記のような技は使用でき、また魔力の流れを察知する感覚に長けているため、付近で発動している魔術を探知したり不意打ちを先読みするなども可能で、対魔術師の戦闘においては有効な自衛手段を持っている。また、特殊な魔術も見聞きしただけですぐに解析でき、単純な知識量のみならずその応用力・分析力は非常に高く、神裂によると「紛れもない天才」だという。作中では戦闘においてその豊富な魔術知識と高度な頭脳によって力強いサポート役となっており、ゲーム版でもサポート専用のパートナーキャラクターとなっている。
厳密には「魔力を使わない魔術」である。
強制詠唱(スペルインターセプト)
ノタリコンと呼ばれる特殊な暗号を用い、他者の詠唱や術式に割り込んでその発動や効果を阻害したり意図的な誤作動を誘発する技。作中では「早口言葉や暗算などの作業をしている人の耳元でデタラメな言葉を言って混乱させるようなもの」と例えられている。
魔術的な狙撃にも対応でき、術者が遠隔操作する類ならゴーレムや「アドリア海の女王」の氷像などにも通用するが、あくまで術者に対する妨害でしかないため、完全自律型の術式には効かない。あらゆる魔術を即座に見抜き解析するインデックスならではの術ではあるが、天草式のような複数の術式を高速処理する魔術や数十人で同時に襲撃するような数の暴力には相性が悪い。また、アウレオルスの「黄金練成」や「神の右席」のような未知の魔術には使えない。
魔滅の声(シェオールフィア)
10万3000冊の知識を総動員し、相手の魔術の根幹を支える信仰や教義の矛盾点を徹底的に糾弾することで相手の精神を破壊する技。作中では「教義というOSのセキュリティホールを的確に貫くようなもの」と例えられている。
その「囁き」を聞いた者は一時的に自我を崩され、気絶してなお怯え震えて硬直したり防衛本能が暴走して自滅する。しかし、これは集団心理を利用しているため、「同じ思想で統一された純度の高い集団」にのみ大きく作用し、敵味方が入り乱れた混戦や個人戦ではうまく効果を発揮しない。また、魔道書の著者のように特殊な精神防壁を構築している者や、鼓膜を潰すなどして物理的に声を聞かない者にも通用しない。
その他にも、これらの声を利用して人間の精神や脳に干渉する技術を応用し、「0930」事件において打ち止めのウイルスを解除する「歌」を即席で作り出してヒューズ=カザキリの暴走を食い止めることなども果たしている。
かつては禁書目録の離反を防ぐ名目の元、ローラ(ひいては英国女王)に「首輪」と呼ばれる術式を施されていた。喉の奥に不気味な紋章が刻まれ、これにより表向き、インデックスの脳は85%が魔道書の記憶で占められ、残りの15%の記憶で生きているとされ、1年毎にその15%の記憶を消去しなければ命を落とすという制約がかけられていた。そのため彼女には昔(一年前に日本へ来た以前)の記憶が無い。
また、他の「必要悪の教会」のメンバーには「首輪」の存在を知らされていなかったため、過去には多くの彼女と親しい人物(特にステイルやアウレオルス)が彼女の記憶消去を回避するため奔走したが、成功した者はおらず歴代のパートナー達は已む無く彼女と別離する事となった。ついにはその残酷な宿命を悲観したステイルと神裂によって、少しでもインデックスの別れの負担を軽減させようと「敵」を装って追跡するという究極的な措置が取られるまでになったが、最終的に上条が「首輪」を破壊したことで記憶を消去する必要が無くなった。
自動書記(ヨハネのペン)
禁書目録の防御機能。インデックスに「首輪」と共にかけられている魔術で、それに彼女の全魔力が用いられている(ゆえに彼女は魔力が精製できない)。インデックスの生命が脅かされたり、魔道書の中身を知ろうとすると発動され、彼女の頭脳にある10万3000冊の魔道書をフル活用して敵対者の魔術を即座に解析し最も有効な攻撃を算出して繰り出し、「禁書目録」の知識を利用した強力な魔術や対抗魔術で対象者を強制的に排除する。また、状況によっては魔術の解説や回復魔術の手順の指導なども行う。
その際、インデックスの意識は消え(完全記憶能力を持つ彼女でもそのときの記憶は珍しくあやふやになる)、瞳には魔法陣が浮かび上がり冷徹かつ無機質な擬似人格が表出し、無表情と機械的な言動で必要な措置を実行する。しゃべり方も淡々とした口調に変化し、特に非常時や魔術行使の際には「第○○章第××節。 - 」といった書物の記述の引用のような語句を頭に付けた話し方となるのが特徴。本人はこの状態になることを「冷たい機械になっていくみたいで怖い」として恐れている。
この状態のインデックスと対峙することは一つの戦争を迎えることと同義とまで言われ、実質「魔神」そのものかそれに近い存在である。またシルビアによると「普通の魔力だけで魔神の力を行使する者は正真正銘の怪物」らしく、インデックスはこれにも当てはまると思われる。上条が「首輪」を干渉した際に発動するが、彼に破壊された。その後、遠隔制御霊装の強制干渉を受けて再び起動するが、破損が酷くインデックスを不安定な状態にさせた。
竜王の殺息(ドラゴンブレス)
「自動書記」モードのインデックスが上条を迎撃する為に放った魔術。「聖ジョージの聖域」と呼ばれる魔法陣で生み出された空間の亀裂から出現した直径約1mのレーザー兵器のような光の柱で、伝説のドラゴンが繰り出す攻撃と同義であるという。圧倒的な破壊力、「幻想殺し」に対して真正面から押し勝つ強大な物量と質、そして大気圏外にまで届き「樹形図の設計者」が搭載された人工衛星を撃墜するほどの射程距離を誇る恐ろしい攻撃。攻撃が終わった後に降ってくる光の羽は、1枚でも頭に触れただけで脳細胞を物理的に死滅させるほどの威力がある(上条はこれによって記憶を物理的に失った)。
他にも、「魔女狩りの王」専用に構築された術式「神よ、なぜ私を見捨てたのですか(エリ・エリ・レマ・サバクタニ)」、北欧神話の伝承を再現した「豊穣神の剣」、様々な攻撃を可能とする血のように「赤い翼」を背から生やすなど、多種多様で強力な魔術を発動する。
遠隔制御霊装
「首輪」以外に用意された安全装置の一つで、「自動書記」を外部から強制的に干渉・操作する霊装。アルファベットが刻まれたリングがいくつも並ぶ、ダイヤル式の錠前のような円筒形で金属製の霊装。この霊装を用いればインデックスの知識を自在に引き出すことができるが、原典の汚染を受ける危険は避けられない。
英国女王エリザードによると、インデックスの人権を確保する為に必要な措置であり、非人道的な意見に対処するには「制御下に置かれ安全である」と示さなければならなかったとのこと。「清教派」と「王室派」に1つずつ配備され、ローラやエリザードなど極一部の人間しか存在を知らなかった。
『とある科学の超電磁砲』
原作者から出番は無いとされていたが、アニメ版では後期OPやアニメオリジナルの第17話・第19話・第24話(第19話と第24話ではセリフ無しでの登場)などでわずかながらも登場を果たした。漫画版でも第32話の扉絵(ただし、後ろ姿で顔は映っていない)や、第79話に登場している。
『とある魔術の禁書目録たん』
BD&DVD初回限定特典のおまけアニメシリーズ。
ちびキャラ化したいんでっくすたんとして登場。なお、その姿でも異常な食欲は健在である。また、『禁書目録たん3』では、『侵略!イカ娘』の主人公イカ娘に扮した姿で登場している。さらに、このシリーズの元となった『しゃくがんのシャナたん』シリーズの『灼眼のシャナたん リベンジ』にゲスト出演を果たし、シャナたんと激しい言い争いを繰り広げた。
『とある魔術のヘヴィーな座敷童が簡単な殺人妃の婚活事情』
悪神ロキによって上条、美琴と共に『とある魔術の禁書目録』の世界から北欧文化の世界に連れてこられる。神造船スキーズブラズニルから人里へ向かう途中で起きた男女間の諍いに負けた男性陣の腹いせで「歩く教会」を燃やされ裸マントを着ざるを得なくなる。
『電撃学園RPG Cross of Venus』
アスキー・メディアワークスのニンテンドーDS(DS)用ソフト。電撃文庫15周年記念作品の学園アクションRPG。
電撃カードで戦闘を支援する電撃ヘルパーとして参戦する。まだ自身が「首輪」(ゲーム中では機能していない)の術式をかけられていることを知らず、「必要悪の教会」の追っ手から逃亡していた頃(第1巻前半)の設定である。異世界で主人公一行が敵の妨害などによって足止めを喰らった時には完全記憶能力や魔道書図書館の知識によって状況を打破するという、彼らになくてはならない存在となっている。
『魔界戦記ディスガイア4』
日本一ソフトウェアのPlayStation 3(PS3)用ソフト。史上最凶のシミュレーションRPG。
回復魔法の「オメガヒール」の演出でインデックスが登場し、微笑で対象を癒すというものになっている。
作者の鎌池によると、本作の構想段階で最初に考え出されたのがインデックスであり、コンセプトとしては「強力な魔術を秘めた本という題材はありふれているが、キャラクターとセットなら面白くなる」とのこと。その後「彼女をどれだけ残酷な環境に置けば救いたくなるか」と設定し、彼女を救う存在である上条を始めとする本作の多くの設定は彼女を軸として生み出されたという。
鎌池によれば、インデックスは「出番が少なくとも話の流れに深く関与する不思議なキャラクター」であり、彼女がほとんど登場しないエピソードであっても、「彼女が事件から遠ざかっている度合いによって、上条の平穏がどれだけ危険にさらされているかが分かる平和の象徴として機能する」という。
『偽物語』より
キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード(Kissshot Acerolaorion Heartunderblade)こと「忍野 忍(おしの しのぶ)」
CV.坂本真綾(アニメ版) / 平野綾(ドラマCD版)
元人間の吸血鬼。初登場は「ひたぎクラブ」。「こよみヴァンプ」「つきひフェニックス」「まよいキョンシー」「しのぶタイム」「こよみトーラス」「しのぶメイル」「あせろらボナペティ」のメインキャラクター。暦を生涯で2人目の「吸血鬼の眷属」へと変えた張本人。白い肌と金髪金眼で、時代がかった古風な口調で話す。完全体では身長180cm以上の長身で巨乳(外見年齢は27歳)だったが、吸血鬼としての力を暦に吸い尽くされたことで力の大部分と真名を失い「人間もどきの吸血鬼」となり、外見も8歳程度の幼女となる。力を失った以降は廃墟ビルでメメと同居する。後にゴールデンウィークでの活躍からメメから名前(吸血鬼だった頃の名の「ハートアンダーブレード」=「刃の下に心あり」=「忍」という発想から)とゴーグル付きのヘルメットをもらう(これは不満だったため、「かれんビー」以降は外している)。
元は人間で当時の名はアセロラ。「うつくし姫」の称号を皇帝から与えられる程の美貌の持ち主であったが、外面だけが評価され内面を見てもらえないことを悩み魔女の贈り物で外見が透き通り心が透き通る魔法を掛けられたことで、多くの人間が最上の捧げ物として命を手放すようになり人間でありながら吸血鬼伝説を築くに至った。もう自分のせいで人が死ぬのを見たくないと各地を旅をしていたが、その途中でスーサイドマスターに出合い、彼女の眷属となった。現在の時代がかった口調や尊大な態度はこの時のスーサイドマスターに仕込まれたもの。実年齢を500歳と自称していたが、後に正確には8月20日時点で598年と11カ月であることを白状した。その後は約600歳とされるようになった。
あらゆる面で規格外であり、「怪異の王」とまで呼ばれた吸血鬼。再生能力が異常に強く、吸血鬼の弱点の大半を無効化できる貴重種である。霊的なエネルギーのバランスを乱し、他の怪異を引き寄せてしまう程に強大な力を持っている。力を失って幼女の姿となった後は吸血鬼の残りカスともいうべき存在となっており、暦から定期的に吸血しないと消滅してしまう。吸血鬼としての能力(エナジードレインとブレード)は健在であり、暦の血を吸うことで力を取り戻すこともでき、外見も全盛期のものに近づけることができる。
メメが去った後は暦の影に封じられており、そこに自在に出入りできる。そのため暦の覚えた感情や感覚を一方的に共有させられているが、常時エナジードレイン状態となっているため、吸血の回数は影に潜む前より減っている。影の中にいる限りは暦の血を吸わずとも吸血鬼としてのスキルをある程度使用可能(DSを創造して遊ぶなど)。しかし影から出るとほとんどの能力を失って幼女そのものと変わらなくなり、暦を本気で殺しにかかっても全くダメージを与えられない。吸血鬼なので鏡に映らず、生活のリズムは夜型で、夜間はやや力が増す。
元々は享楽的かつおしゃべりな性格であり、態度も一見高慢で高飛車に見えるが、実際はかなり繊細なところがあり、メンタルは決して強くはない。「人間もどきの吸血鬼」になってから「かれんビー」で暦と和解するまでは全くと言っていいほど言葉を発しなくなり、周囲をいつも無言で恨めしく睨んでいた。和解して再びしゃべり始めて以降は、頭の悪い発言や「危ない」言動が増えている。メメから怪異の知識や現代の文化を教えられているが、後者には偏りが見られる。ミスタードーナツのドーナツが大好きで、目当てのドーナツを取られると拗ねることもある。
死に場所を求めて400年ぶりに日本を訪れたところを吸血鬼ハンターたちに襲撃され、死にかけていたところに偶然通りかかった暦に助けを求めた。吸血は死を意味すると知っていながら命を差し出した暦に感じるものがあったらしく、彼を殺すことなく自身の眷属へと変えた。その後、人間に戻ることを望む暦を元に戻そうとし、その方法が自分の死であることを隠して暦のために死ぬことを決める。しかし、その意図を見抜いた翼に知らされた暦が彼女に死んでほしくないと願ったため、メメの発案によって現在の状態になった。そのことから暦に対して複雑な感情を抱いていたが、一方で異性としても意識しているようで、物語が進むにつれて彼の発言に一喜一憂することが増えている。最後は忍野忍として、暦とともに生き続けることを自分の意思で選択した。
彼女の「怪異殺し」という異名は、彼女の1人目の眷属だった「初代怪異殺し」が自らの血肉で作り上げ、彼女が受け継いだ怪異のみを斬る大太刀「心渡(こころわたり)」の字(あざな)であり、暦が使うこともある。
『佰物語』では片言でタイトルコールを行っている。作者によるとボーカロイドのようなしゃべり方を強要されたという。
『あさっての方向。』より
「五百川 からだ(いおかわ からだ)」
CV.藤村歩
本作品の主人公。現在小学6年生の少女。年齢の割に小柄だが、反面家事全般をこなし、言葉遣いも敬語調と丁寧である。大人しい割に明るい性格。尋の叔母の娘。本当の兄妹ではない自分のために尋が全てを投げ打って面倒を見てくれていることに負い目を感じ、早く大人になって尋を自由にしてあげたいという願望を持っている。
原作とテレビアニメ版では、幼少時代の設定に若干違いがある。
『偽物語』より
「八九寺 真宵(はちくじ まよい)」
CV.加藤英美里
蝸牛に迷った少女。初登場は「まよいマイマイ」。「まよいマイマイ」「まよいキョンシー」「しのぶタイム」「こよみサンド」「まよいヘル」のメインキャラクター。ツインテールの小学生で、5年3組在籍。背中に巨大なリュックを担いでいる。母方の姓は綱手(つなで)。
母の日に浪白公園で暦と出会う。人見知りで言葉遣いは丁寧だが慇懃無礼。慣用句の単語をよく言い間違える。暦の名前を呼ぶ時は毎回のように噛み、回を追うごとに原形を留めていない(阿良々々木、ありゃりゃ木、阿々良木など)。そして、しばしば暦を物理的にも噛む。暦との掛け合いでは毎回センスある切返しを見せ、暦にとって会話の上で一番面白みのある相手である。毎度のように暦からの出会い頭のセクハラを受け、喧嘩になる。初めこそじゃれ合いの様なものだったが、回を追う毎に内容がエスカレートし、終いには阿良々木家へ連行されたこともある。だが、彼女自身これを楽しんでいる節があり、何もしないと逆に話もせずに離れていってしまう。最終的には「自分から襲いかかるのが最も安全」という判断に達した。
実は「迷い牛」という怪異であり幽霊(地縛霊)。両親が離婚したため離れて暮らすことになった母親に会いに行く途中、車側の信号無視による交通事故で死亡し怪異となった。自力では目的地にたどり着けないという怪異の特性上、事故以来ずっとさまよい続けていたが、暦やメメの協力によって目的地に辿り着いたことで地縛霊から浮遊霊になる(本人によると「二階級特進」)。しかし、本来その時点で成仏するはずだった真宵はその後も残り続けたことで「くらやみ」の標的になってしまい、再び「迷い牛」に戻って人を迷わせ続けるか成仏するかという選択を迫られる。そして「迷い牛」に戻ることを拒んだ真宵は、暦に別れを告げて成仏した。そして暦の考えにより、「くらやみ」の事件に関わった人間、怪異と扇(女性)以外はこの事実を知らなかった。
成仏後には親よりも先に死んだ罰として、地獄の入口「賽の河原」で石積みを繰り返すという罰を受けていた。その中で地獄に落ちた暦の案内役を伊豆湖に頼まれた際に、暦に強引に連れられる形で再び幽霊として現世に戻ることとなった。そして「くらやみ」から逃れるため、空っぽの北白蛇神社の神の座を埋めるため、という二つの理由から、伊豆湖に任命され、北白蛇神社の神になった。なお神と言っても常に神社に居続けるわけではなく、勝手気ままに出歩くことも出来る(当人曰く「パトロール」)。
交通事故で死亡したのが11年前なので、生年で比較すると暦より3歳年上の21歳となる。「まよいキョンシー」では、真宵が交通事故で死亡しなかった世界において暦と忍の危機的状況に、成人後の姿で登場した。「こよみリバース」では、鏡の世界の北白蛇神社の神、なおかつ成人後の姿で登場。
八九寺 真宵「失礼・・・噛みまみた」
阿良々木 暦「わざとじゃない!」
『もっとTo LOVEる -とらぶる-』より
「セリーヌ」
CV.柚木涼香
ララがリトの誕生日に贈った、プランタス星だけに自生する宇宙植物。幼女化してからの身長は47cm。8月7日生まれ。美柑により「セリーヌ」と命名された。
巨大な一輪草で、丈は2階建て住宅の屋根の高さを超える。花冠の中央には鋭い牙が生えた口があり、その口からラーメンなどの食事を摂る姿が確認されている。また「ギーギー」「ゲゲー」という独特の声で鳴き、結城家の敷地に不審者が侵入すると吠えて威嚇する。このように外見は恐ろしいが、性格はおとなしい。
よく世話をしてくれる結城兄妹を慕っている。知能も多少あり、美柑が体調を崩した時は酷く心配して医学書を読んでいた。リトからはとても大切にされており、セリーヌが病気になったとき、リトは周囲の制止を振り切って危険な惑星に赴いている。
ある時、体調不良を訴え、突如人間とほぼ変わらない姿をした幼女と化した。髪型はエメラルドグリーンの長髪で、瞳の色は浅葱色。頭上には花が咲いている。幼女化してからは「まうー」という言葉を喋るようになる。
幼女化してからも普通に食事を摂っており、『TL』第15巻によるとラーメンが1番好きらしい。またコーラを飲むと酔っぱらって、頭の花から花粉を放出する。この花粉を吸った男女は、唇がついた花が頭に咲き、一定時間リトのことが大好きになる。
明るく元気な性格で人懐っこく、中でも結城兄妹や、初めてお出かけした時に出会った古手川唯に懐いている。作中では結城家に居る時は美柑と、多人数集まっている時は唯と一緒にいることが多い。
幼さ故に好奇心も強く、牛の絵本を読んでからは授乳に興味を抱き、ララや春菜といった女性キャラ達の乳房が露になった時には授乳の真似をしたり、ララの発明品を勝手に持ち出しては起動させ、トラブルになることがある(主な被害者はリト)。かなりのトラブルメーカーでもある。
リト達が学校に行ってる間は、ナナやモモと一緒に結城家で留守番していたが『ダークネス』からは、ナナとモモも彩南高校に転入したため、保健室で御門に預けられるようになる。
『ダークネス』番外編では、満月の晩に大人に成長した姿となり、この時はリト達と普通に会話が出来ていたが、一晩寝た時に元の姿に戻ってしまった。
ラーメン、コーラが好き。寒いところ、青汁が苦手。
漫画版『迷い猫オーバーラン!』では、第一話で美柑と共にゲスト出演し、頭に花があることに疑問を持たれた。しかし単行本では何故か出番を削られている。
第1回キャラクター人気投票の順位は26位(6票)。実施当時は植物形態であり、更に名前もまだ命名されていなかったため、「巨大植物」としてエントリーされた。
ヒロイン総選挙での順位は、家族部門17位(110票)、友達部門11位(270票)、押しメン部門14位(74票)、入れ替わり部門14位(133票)。
アニメ版
OVA4巻では「とらぶる☆くえすと」でモモにバグ対策として召喚され、この時点はまだ幼女化していなかったため、巨大植物の姿でアニメ版初登場を果たす。「ギャー」と叫んではいたが、OVA4巻ではCVはエンドクレジットに表記されていなかった。その後、OVA6巻「ハンド&テール」では幼女の姿で登場し、原作通りの役割を担い、「まうー」と喋っている。更にTV版第2期では最初から幼女の姿で登場する。なお、幼女化する話(惑星ミストア編)はアニメ化されていない。
『傾物語』より
「羽川 翼(はねかわ つばさ)」
CV.堀江由衣
猫に魅せられ、虎に睨まれた女子高生。初登場は「ひたぎクラブ」。「つばさキャット」「こよみヴァンプ」「つばさファミリー」「つばさタイガー」「こよみストーン」「そだちロスト」「つばさスリーピング」のメインキャラクター。暦に次いで登場機会の多い人物であり、物語の発端に始まり数多くのエピソードに直接的・間接的に関わって、重要な役回りを演じている。暦やひたぎとは同じクラスで、委員長をつとめている。
当初は眼鏡に三つ編み姿だったが、「つばさソング」で髪を切り、「かれんビー」からはコンタクトレンズにしたが、最近は再び髪を伸ばし始めている。「つばさタイガー」終盤で髪が白黒の虎柄になったため、学校に行く前に毎朝黒く染めているが、休暇中には忘れがち。極端に着やせする性質のために、豊満な肉体の持ち主であるが気づかれにくい。
性格は真面目で、品行方正な良識人。ルールや規則に厳しいが決して杓子定規でなく、苦境にある人の立場を慮ることができ、自己犠牲(本人的には「自己満足」)も厭わない。かなりの博識で、暦に「お前は何でも知ってるな」と感心されることもしばしばだが、「何でもは知らないわよ。知ってることだけ」と返答することが通例となっている。成績は常に学年首席で実技科目も満点、落としたのは穴埋め問題1問のみという偉業を持つ優等生。分析力や推理力など並外れており必ず解答にたどり着いてしまう能力から、放置しておけば何でもない事も問題として顕在化(忍と暦の因果関係の発生など)させ、さらに自ら解決する事もあるため「究極のマッチポンプ」とさえ言われる。
身長158cm、足のサイズは23.5cm。ひたぎや駿河と同じ中学の卒業生。小学生の頃から委員長で、当時のあだ名は「バサ」。今では誰もそう呼ばず、本編では忍が「バサ姉」と読んだのが唯一。
「こよみヴァンプ」にて春休みに暦と出会い、唯一の友達となる。この事件の出来事で暦からは「命の恩人」として感謝されている。彼女自身も暦に惹かれていたが、間もなく彼がひたぎと恋人同士になったために人知れず大きなストレスを抱えることになり、「つばさキャット」や「つばさタイガー」の事件を引き起こす。ゴールデンウィークにおける怪異による暴走の際は、その博識さでメメの打ち出す怪異対策をことごとく跳ね返した。分析力や推理力など頭の回転も並外れており、必ず解答にたどり着いてしまう能力のためにメメや泥舟からは苦手意識を持たれ、暦からは「本物」と呼ばれている。真宵や火憐、月火など年下の子たちからも絶大な信頼を得ているが、扇とは不仲。
実父は不詳。未婚だった実母は翼の出産直後にお金目当てに結婚するもその目的ゆえか1年後に自殺。実母の夫はほどなく現在の義母と再婚するも過労死。「羽川」の姓は義母の現在の夫のもの。つまり現在の両親とは血の繋がりはなく、事実上の天涯孤独であり、しかも両親との関係は冷え切っている。真宵の姿が見えたのも「家に帰りたくない」という思いが原因である。高校卒業後は外国に旅立ち、紛争地帯のNGOで活動している(卒業前にも下見として1カ月間ほど休学し、世界一周をしていた)。
『未確認で進行形』より
「三峰 真白(みつみね ましろ)」
CV.吉田有里
白夜の妹。小紅にとっては、小姑にあたる。小柄な外見と、後ろで結わえて下ろした長髪が特徴。9歳。
田舎からでて街で暮らす兄のことを心配し、白夜といっしょに夜ノ森家へ居候しにやってくる。
自身は幼い少女であるが、周囲に対しては年齢の割に大人びたもの言いで、相手を選ばない敬語で会話している。
洋風の味にあこがれたり、テレビ番組に夢中になるなど、子供らしい一面もみせている。
怖いものが苦手で、強がりつつも話題に出るだけでも怯える(一方、UFOやオカルトにはのめり込んでいる)。また、紅緒による過度なスキンシップも苦手で、彼女に拒否や罵倒の態度を示している。
納豆、とろろなどの粘り気のある食品が苦手であり、話がでてくるだけで肌がむず痒くなったように掻いている。
「三峰の家の力」により、小紅や白夜と同じクラスに転入している(そのため、周囲の生徒は違和感を感じていない)。なお、制服の両袖が長すぎて、腕が指先まで全部袖に隠れている。
白夜と同じ一族であり、人ではない。兄同様に身体能力が高く、相手に暗示をかけることもできる。真白本人も変身することができるが、白夜と同じ動物かは不明。
『電波女と青春男』より
「星宮 社(ほしみや やしろ)」
CV.井口裕香
草野球3日目に突然現れた宇宙服(っぽいもの)を着込んだ自称超能力者兼宇宙人の少女。ヘルメットをかぶっている(超能力を封印するためと自称)。ヘルメットを取った外見はエリオに似ているが、エリオよりも若干宇宙人寄りである。髪の色は純白で、エリオの髪を粒子が飛ぶと評した真は「光そのものが周囲に無軌道に飛び交う恒星のような容姿」と評した。エリオにかなりの興味を示しており、エリオをストーカーのように追い回すこともある。また、真曰く「Sパー(スペシャルパー)」。神出鬼没だが軒下を好む習性があり、藤和家や前川家の軒下から現れることがしばしばあった。そのためか、軒下の無い田村商店の建物を一目見ただけで「くだらん建物」と言い捨てた。
宇宙服を着ている状態のときは「ナ ン ダ ヤ ル ノ カ」というように一音一音を区切って発音するが、あくまで本人の喉によるものなので、彼女が疲れて息切れしたり(本人は宇宙言語を再現する超能力を使い果たしたと自称)、単に面倒になったりすると普通に話すようになる。
夏祭りの夜に真のすぐ脇に隕石を落とした(本当に彼女の力によるものかは不明)後、姿を消していたが、実はかぐや姫の家の軒下に潜んでいたところを家主のかぐや姫に見つかり、「同じ宇宙人同士のよしみ」でかぐや姫の世話になっていたことがわかった。
『咲 -Saki-』より
「天江 衣(あまえ ころも)」
CV.福原香織
前年度のインターハイ長野県予選団体戦優勝校「龍門渕(りゅうもんぶち)高校」2年生。9月6日生まれ。身長127cm。牌に愛された子の一人。2年連続で大将を務める。
昨年のインターハイ団体戦では1回戦で2校、2回戦で3校を同時に飛ばすという離れ技を披露し前年度MVP、インターハイ最多獲得点数記録を樹立、同年行われたプロアマ親善試合でも優勝するなど、その実力は全国トップクラスの選手達の中でも異彩を放っている。また全国における昨年の別格の一年生として荒川憩、神代小蒔と共に名が挙げられている。
龍門渕透華とは従姉妹。ロングヘアーにうさぎの耳のようなカチューシャが特徴。かなり幼い外見と性格をしているが、力を見せるときは独特の自信にあふれた態度と威圧感で相手を圧倒する。プロ雀士で年上の藤田靖子に向かって「三流にふさわしいおめでたい脳みそ」と言ってのけるなどかなりの毒舌家だが、根は素直。見た目や性格からか子供扱いされることが多いが、本人は嫌がっており「こども」という単語に過剰反応する。アニメでは就寝前に本を読んでもらわないと眠れないといった描写も見られる。舌っ足らずな口調だが、国文学者だった父の影響か古典中国語や古典日本語の単語を多くちりばめた独特の話し方をする。
「海底牌にどの牌が埋まっているかを確実に察知する」能力を持ち、海底撈月を得意役としている。一見宮永咲の能力と類似するが、あくまでこれは場を支配するという大きな能力の一部に過ぎない。他家が鳴きを入れて衣に海底牌をツモらせないようにしても、すぐさま鳴き返して海底コースに戻ることができ、その支配が最も強い状況においては他家は配牌とツモを全てあわせても国士無双以外では聴牌すらできず、鳴くチャンスすらほぼ皆無となる。また海底撈月だけでなく鳴きを入れた速攻も得意としており、速攻に転じた場合は圧倒的な和了速度を誇る。どちらにしても打点が非常に高い。さらに山や相手の手牌をかなり正確に把握している描写もあり、高度な点数調整も行える。一見するとつけ入る隙の全くない完璧な能力に思えるが、王牌は支配外である。そのため連続槓で王牌から何度も牌を引き、そのたびに手が変化し打点が上昇する咲は、衣にとって天敵と言える。
闘牌は咲以上に無茶苦茶で衣の能力を知っている人物でもその全容を理解することはできない。また海底撈月と速攻を併用することで速度に異常な緩急をつけて他家の精神をかき乱したり、点数調整によって他家を0点にしてわざと飛ばさなかったりするなど基本的に勝敗を優先せず、他家を弄ぶ打ち方を好む。
この能力は昼よりも夜、そして、月齢が満月に近ければ近いほど強くなるため、本来はエースを先鋒に置くのがセオリーながら衣の場合はあえて試合開始が最も遅い大将にオーダーされている。しかし強さにブレがあるといっても高いレベルで安定しており月齢や時間帯関係なしに強く、それが大きな隙になることはない。また能力の強弱の変化に応じてスタイルにも若干のブレがある。
原村和とはインターハイ県予選において、今宮女子の田中舞と門松葉子がエトペンに悪戯をしようとした件を通じて知り合う。
6年前に両親を事故で失い親戚である龍門渕家に引き取られたが、そこでも龍門渕家当主(透華の父)に恐れられ龍門渕邸の別館に幽閉同然の状態で住まわされていた。
麻雀を打つことで他者に恐怖を与えることに孤独を感じ麻雀の楽しさを感じられずにいたが、それでも自己の存在意義は麻雀を打つことにのみにあると思い込んでいて、藤田プロからは「麻雀を打つのでなく打たされている」と評されていた。
4校合同合宿以降は誰が相手でも仲良くできるようになっており普通の女の子といった感じだが、「南場だと集中力が持たない」と言う片岡優希に対して「東場で連荘して討ち果たしてしまえ」とアドバイスするなど、麻雀における感覚は相変わらず常識の外にある。
相手の気配を感じる能力は咲よりも高く、咲が反応しなかった優希や夢乃マホ、さらには和がのどっちに覚醒したときにも反応しているような描写がある。
県予選団体戦決勝大将戦では、宮永咲・池田華菜・加治木ゆみと対局する。前半戦では、その圧倒的な力で点差以上の実力差を他校に見せつけ、完全な独走状態となる。しかし後半戦で自身の慢心と能力の相性から次第に追い上げ始める咲に自分を倒し得る可能性を感じた衣は、オーラスで勝ちよりも確認すること(今までの自分が負けること)を望み止めることが出来たにもかかわらず、自身の感覚に従い咲に振り込んだ。結果として龍門渕を敗退させてしまったものの、県予選団体戦決勝大将戦における最多獲得点数を記録している。
自分を「特別」から解放してくれた咲に感謝していて、4校合同合宿では真っ先に咲と和を麻雀に誘っている。
単行本カバー裏の物語にはエルフ風の姿で登場している。
アニメ版
団体戦で満足したため、個人戦には参加しなかった。また、和に懐いている描写が原作よりも多い。
咲日和
回によってはうさぎ耳カチューシャの代わりにリボンをつけていることがある。
龍門渕メンバーの中では誕生日が最も早く、誕生会のエピソードでは一足早く「おねえさん」になった様子が描かれた。
『あさっての方向。』より
「野上 椒子(のがみ しょうこ)」
CV.伊藤静
尋の元恋人。尋との過去を引きずり、今まで後ろ向きの人生を過ごしてきた。4年前に別れた時の経緯は原作・テレビアニメ版で共通だがその後が異なり、原作は尋の勤める研究所の同僚で微妙な関係、テレビアニメ版では偶然からだ達が住む街に引っ越してきて尋と再会する。
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』より
「鶴見 留美(つるみ るみ)」
CV.諸星すみれ
4巻に登場した小学6年生で、林間学校の旅行先で八幡達と出会った少女。友達から裏切られて疎外された経験から内向性が強く、引っ込み思案な性格になって由香達のグループから孤立しているが、雪乃と似て気が強いところがある。八幡のことは呼び捨てで呼んでいる。9巻で再登場し、クリスマスパーティーのために小学校側から選抜されてその準備の場で八幡と再会するが、当初は準備を一人で勧めるなどの林間学校時と変わらない状況でありながらもパーティー後は葉山達を囲む小学生達に混ざって笑顔を見せるようになる。また、八幡に対しても名前で呼ばせる等信頼を寄せるようになる。
『咲 -Saki- 阿知賀編 episode of side-A』より
通称:のどっちこと「原村 和(はらむら のどか)」
CV.小清水亜美
麻雀では無名の公立高校「清澄(きよすみ)高校」1年生。10月4日生まれ。身長154cm。本作の準主人公。副将を務める。優れた容姿と年齢に反して大きく育った豊満で撓な胸、ピンク色のツインテールが特徴的な美少女で、アイドル的な人気があり、天才と称されることもある。父は弁護士、母は検察官をしている。
全国中学生麻雀大会(インターミドル)個人戦優勝の経験を持つ実力者で、運に頼らない完全理論派(デジタル)の打ち手。ネット麻雀ではのどっちのハンドルネームで伝説的強者として知られ、世間では運営スタッフが用意したプログラムとまで言われる。局の初めに5秒ほどの考慮をする以外は即断即決で手を進め、どの牌が来たらどれを切るかということを、和了率のみならず得点期待値まで完璧に計算に入れた上で打つことができる。
物語の冒頭で宮永咲と出会い、その常識外れの打ち方に衝撃を受ける。咲が麻雀が好きではない言ったことや時に手加減をしてしまうことから、咲の入部後もしばらくは2人の関係は良好ではなかったが、家庭事情を打ち明けられ、一緒に全国大会に行くことを約束をしたことがきっかけで親密になる。以降麻雀を通じて友情を深めており、ときに好意を持っている描写も見られる。
久に対しては、その打ち方を理解できないとしながらも、「あの人に任せて悪くなったことなんてない」、「中堅戦は部長だから心配ない」など、強い信頼を寄せている。
リアルでの麻雀ではイージーミスが多かったが、竹井久の「ペンギンを抱くと自宅と同じように眠れるのなら、ペンギンを抱けば自宅と同じように打てるかもしれない」という思い付きによりエトペンのぬいぐるみを抱いて打つようになってからは集中力が増し、ミスも大きく減り、藤田靖子をして「以前とは次元が違う」と言わしめた。その集中力がある点を超えるとのぼせたような雰囲気(覚醒状態)になり、リアルの麻雀をデジタルのゲーム画面のように知覚し、他者の気配に影響を受けることもなくなり、のどっちと同じ闘牌をすることができるようになる。その状態の和を久はデジタルの神の化身と評した。
デジタルの打ち手であっても能力の存在を認識しているのが通常の当作品において、「そんなオカルトありえません」「一時的なランダムの偏りを流れとかジンクスだと思い込んで心縛られてるだけ」と、オカルトを全否定する態度を貫いている。インターハイ第2回戦第3試合においても、愛宕絹恵・臼沢塞が薄墨初美の能力を警戒して協力体制を見せる中、一人無警戒に鳴かせてしまい両者からあきれられている。
普段は停電が怖い、初美のボゼ姿に怯えるなど、やや臆病な面があるが、藤田プロに惨敗した後で弱気になる咲に対して、「1回負けたくらいでメソメソするな」「この10日間で誰よりも強くなればいい」と叱咤するなど、麻雀においては非常に真剣で勝気。
中学2年のとき奈良から長野に引越してきており、登校時にぶつかってきた片岡優希と知り合って友達となり、後に2人で麻雀部に入部。そこで先輩の花田煌、後輩の室橋裕子と出会う。翌年には新入生の夢乃マホも加わり、インターミドルに参戦、団体戦では初戦で敗退するも、個人戦では優勝している。
高校進学の際に多くのスカウトを受けたが、麻雀無名校である清澄高校に進学した。父親からは東京の進学校に進むことを拒否してまで麻雀を続けることを反対されたが、友達が出来た今の町を離れるのを拒み、高校生麻雀大会の全国優勝を果たすことで清澄高校に残ることを検討してもらう約束をした。
普段から年上年下無関係で丁寧語や敬語を使うが、旧友である優希に対しては、名前を呼び捨てにする。咲に対しては「宮永さん」呼んでいたが、全国大会以降は「咲さん」と呼んでいる。他者からの呼び名は、「原村さん」「のどかちゃん」「原村」「和」「のどちゃん」「はらむらののか」「おっぱいさん」と多数ある。
軽い少女趣味で、試合の際に抱いているエトペンはもともと愛用の抱き枕であり、自宅以外で寝るときもエトペンがないと眠れない。また優希の腰に付けているセアミィも和の趣味による物である。染谷まこの雀荘にバイトで駆り出された際も、メイド服を着せられて恥ずかしがる咲とは対照的に満更でもない素振りを見せている。
自室には自動卓やパソコン、高級デスクチェア「アーロンチェア」などがある。
左利きである。
アニメ版
咲に対して、手を握られたりすると真っ赤になるなど好意を持つ描写が増加している。長野県予選個人戦では本選2位となり、咲とともに個人戦でも全国大会出場を決めた。
阿知賀編
小学6年生の頃に母親の仕事の都合で東京から奈良に引っ越し、高鴨穏乃と新子憧に誘われて阿知賀こども麻雀クラブに所属する。この時点で既に胸が大きく発育しており、その大きさは松実玄や赤土晴絵を驚かせるほどである。また、穏乃達にはもやしっこと言われるほど体力がなかった。その後阿知賀女子学院中等部に進学するが、2年の初めに長野に転居、高遠原中学校に転校する。その後、中学3年時のインターミドル個人戦では全国優勝を成し遂げ、そのテレビ中継をたまたま穏乃が視聴していたことが、阿知賀女子の麻雀部を復活させるきっかけとなった。
『僕らはみんな河合荘』より
「千夏(ちなつ)」
CV.清水愛
城崎が拾った財布の持ち主の小学生。9歳。城崎を不審がる母親(声 - 中川玲)を尻目に彼に興味を持つようになり、彼の作る「ピタゴラ装置(流し素麺台)」の製作を手伝うために河合荘に遊びに来るようになった。
子どもながらにサディストの気があり、城崎のM気質を刺激する言動を連発する。また律のことも「ぼっち先輩」と呼び、宇佐との仲を事あるごとに容赦なく煽っている。
『ガリレイドンナ』より
星月・フェラーリ
13歳。フェラーリ家の三女。中学生。何をやっても長続きしないが科学だけは大の得意。引っ込み思案でおっとりした性格だが、実は三姉妹の中で一番行動力があり予想不可能な動きをする。
(CV.日高里菜)
『棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE』より
「チャイカ・トラバント」
CV.安済知佳
本作のヒロイン。長い銀髪に紫の大きな瞳と、自身よりも大きな棺を背負った姿が特徴的な少女。年齢は14、5歳(外見)。白い髪飾りと、白と黒を基調とした服を身に着けている。かつての禁断皇帝「アルトゥール・ガズ」の娘の「チャイカ・ガズ」を名乗り、彼の「遺体」を探し求め、遠い地からデルソラントへやってきたものの、山で遭難していたところでトールに出逢い、彼と行動を共にする。ガズ帝国の出身で、ラーケ語という言語を主に使うため、作中で使われる言語(大陸公用語)を使う際は片言になる。なお、区別上として「白のチャイカ」と呼ばれることもある。
後に新生ガズ帝国の皇帝となる『竜帝』トール・ガズの妻の一人となる。
職業は魔法師(ウィザード)で、普段は棺の中に収納してある機杖(ガンド)を用い、魔法を使う。魔法師は機杖を用いて魔法を発動させることが可能だが、温度、湿度、気圧などの条件があるために微調整の必要があり、近距離戦には向いていない。使用の際には、うなじにある紋章(機剣とはまったく別物)を接続索(首輪に縄がついているようなもの)に描かれている紋章に当てなければならない。
『南海奇皇(ネオランガ)』より
島原夕姫(しまばらゆうひ)
島原家の三女。12歳。宝院学院小等部六年生。
勝気でわがままな性格をしており、大人の社会を快く思っていない。
黙っていれば端麗な少女。本人もそのことを自覚しているのか「キスしてあげる」、「デートしましょ!」などと男を誑す甘い言葉で、子供とは思えぬほど女を武器にする。
(CV.仙台エリ)
「ふらいんぐうぃっち」より「倉本千夏」(CV.鈴木絵理)
主人公のまたいとこ。9歳。
リンゴ飴ごときでそんなに喜ぶなんて・・・。
おじさんがもっと買ってあげようか?←おまわりさんこの人です!
『劇場版 カードキャプターさくら』より
カードキャプターさくらこと「木之本 桜(きのもと さくら)」
CV.丹下桜
主人公。通称・さくら。私立友枝小学校に通う小学4年生。4月1日生まれ(誕生花はソメイヨシノ)。A型。好きな花は桜。好きな色はピンクと白。「はにゃーん」「ほえ~」(時々「はう~」)などが口癖。チアリーディング部所属。父親の書庫にあったクロウカードの本の中で眠っていた「封印の獣」ケルベロスにカードキャプターにさせられた(原作とアニメではこの辺の経緯が多少異なる)。最初は、カードの収集にあまり乗り気ではなかったが、カードを集めていくうちにケルベロスやカード達と仲良くなり、カード収集を自ら進んで行う。
明るく素直で優しく、非常に友達思いの性格。そして少々天然。前向きな頑張り屋で、「絶対だいじょうぶだよ」が無敵の呪文。3歳の時に母親を亡くし、父と兄の3人暮らし。家ではハムスターのスリッパを履いている。大抵の家事はこなせるが、裁縫(特に編み物)は少し苦手。得意料理はホットケーキ。エビフライや麺類が好きで、こんにゃくが嫌い。風邪をひいた時には昔撫子や桃矢が作るあったかはちみつみるくを飲む。小狼が風邪を引いた時にも作ってあげたスポーツは全般的に得意で、特技はバトン。通学時や外出時にはよくローラーブレードを着用している。寝坊して遅刻しそうになることが多い。人を疑うことを知らず、山崎のホラ話もいつも素直に信じる。
幼い頃、兄がたびたび幽霊の話をしていたため、正体が分からないものを極端に怖がる。知世とは小学3年生の時からの同級生で又従姉妹同士の関係。しかし父と園美が小学校の運動会で再会するまでは、木之本家と大道寺家が親類であることは知らなかった。恋愛には少々鈍感。小狼に対して、最初は苦手意識を持っていたが、徐々に親しくなっていき後に名前で呼び合う仲になる。その後、彼からの告白を受け彼への恋心を自覚し、最終的には両想いになる。雪兎に対する好意は、雪兎が藤隆に似ているからによる家族愛や憧れによる敬愛心である。小狼と両想いになって以降は、雪兎を本当の家族のように慕っている。
クロウカード編では、クロウが宿していた闇の力を持つ封印の杖を使用していたが、月(ユエ)との戦いの時に観月の手助けもあり、自身の属性である星の力を宿した星の杖に変化した。そして星の杖で最初に使ったカードはクロウカードの「風(ウィンディ)」である。クロウカードをさくらカードに変え始めた当初は、魔力が足りずに眠くなっていたが、カードを全て変え終えた時にはクロウを越える強い魔力を手に入れた。
『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』第27巻に中学生として登場し、『小狼』の母親に星の杖を渡している。この時点では、星の杖が無くてもカードの主を続けることはできる模様。
名前は、元気読本(アンソロジー、出版:ふゅーじょんぷろだくと)第5巻において大川七瀬の執筆した小説の主人公で漫画家の木之本咲良(さくら)に由来している。
『ヒャッコ』より
「弐街道 火継(にかいどう ひつぎ)」
CV.小川真奈
高等部1年6組。正規の制服(リボンタイ)にサスペンダー着用。能力に見合った環境をという学校の方針により、初等部から飛び級で編入してきた11歳の少女。数学が得意だが、記憶メインの教科は苦手。一人称は「ボク」。高等部で最初に出会った虎子に懐いている。両親が共働きの為か、おそらくお婆ちゃん子。大河のあみだくじにより、1年6組に決定した。
『ロウきゅーぶ!SS』より
通称:ゲッタンこと「袴田 かげつ(はかまだ かげつ)」
CV.瀬戸麻沙美
慧心学園初等部5年D組。ひなたの妹。五年女バスの中では良識派で我の強いメンバーに振り回されがち。ショートヘアの中性的な印象で姉のひなたより30cmほど背が高く、4年生の時にマラソン大会で優勝しているなど運動も得意。同級生は「さん」付けで呼び、年上に対しては「先輩」付けで呼んでおり、誰に対しても常に敬語で話す。2年生の時に自身の過失でひなたが高熱をだして倒れた過去があり、それ以降自分のほうが早く成長したこともあって姉に対して異常なまでに過保護になった。保健室で休んでいる時に葵と夏陽が羽多野と会話しているのを聞き、夏合宿が行われている三沢家の別荘に来訪するが、ひなたの体調を案じてハードな練習に異を唱える。周囲の勧めもあって「トライアスロン・リレー」でひなたと勝負することになり、勝負に負けてひなたが成長していることを気付かされ、以降はひなたに適度な距離を置いて接するようになる。昴に対しては当初は思い込みと夏陽から聞いた話で警戒心を顕にしていたが、ひなたに窘められリレー後には落ち着いて話せるようになった。合宿最終日に昴から女バスへの勧誘を受けるものの、姉の傍に居たいという理由だけで部活をするのは真剣にやっている他の部員に失礼だと考え、勧誘を辞退するがひなたの自主練習を手伝うようになった。
夏休み明けから同じクラスに編入してきたミミに付き添って、たまたま五年女バス結成の場にいたことで強引にメンバーに加えられる。その後練習を通して打ち解けたのか五年女バスのメンバーとの会話では、敬語を使わなくなった。ゴール下の争いに適していることに気づいたひなたから愛莉の練習を参考にした指導を受けており、五年女バス加入時点でセンターとして基本的な技術を身に着けている。女バス合流後は葵・愛莉の指導で急速にセンターの実力と自信を強めている。ひなたと紗季からは「かげ」、真帆や椿と柊からは「ゲッタン」と呼ばれている。
身長160cm。2月20日生まれ。血液型O型。背番号は9。