ゆるキャン△劇場版、の巡礼に行って来ました。
とはいっても、映画に出てきた身延のキャンプ場ではありません。
虚無感に苛まれるリンを元気付けようと、なでしこが連れていった八ヶ岳の本沢温泉。
映画と同じく雪のある時期に行く予定だったんですが、今年に入って登山道の崩落などがあって同じルートは辿れない様な状況。
不本意ですがすっかり雪も消えた季節になっての訪問となりました。
温泉までは登山口から延々2時間ぐらい歩く事になります。
アニメと全く同じ構図の、ここだ!って地点はなかなか見つけられませんでしたが、大体こんな感じの登山道が続いてます。
ラクだとは言い難いですが、整備されていて歩きやすく、危険個所もほとんどない道なので、体力さえあればオタでも巡礼可能な絶妙さがニクい。
目的の露天風呂の入浴料はこの山小屋で払います。
小屋の売店に、フィギュアが飾ってあったり(販売してるわけじゃありません)温泉の元が売ってたり、聖地巡礼者を意識した配慮も若干あります、
山小屋から、さらに奥へ登ってようやく目的の野天風呂に到着。
崖地にポツーンと湯舟だけがあります。
脱衣所なんかある筈もないので、その辺で服脱いでマッパになる根性がないと入れませんw
当然ながら、私が行ったときには若いOLの2人組などが居るはずもなく、誰もいない状態でしたので、のんびりゆっくり写真も撮れたというわけです。
私の入浴シーンなどの自撮り撮影はしましたけど、誰も見たくないでしょうからアップしません^^
『君は放課後インソムニア』
先日、帰省ついでに行ってきた石川県七尾市。
先駆者がいらっしゃるようなので角度を変えながら報告。
市内散策の前に「七尾城」でご挨拶。おじゃまします。
作中では夜間、星空撮影スポットとして登場した巨大城郭跡の一部。
七尾は旧国府でもある能登の中心都市(と言っても人口5万人程)
高速整備されるまで“陸の孤島”と揶揄されていた北陸地方。
古代中世は陸路より海路が重要。
それがよく分かる昼の港町・七尾の眺望。
「七尾市内」
私が聖地巡礼するキッカケとなったのは、七尾ってこんなに川と橋が綺麗な街だったっけ?との驚きから。
悠然と海へと続いていく川から、ゆったりとした時間が流れる。
古い橋もありましたが、中には平成以降に架けられた橋もある。
二人で無言で、御祓川にかかる七つの橋を、一筆書きで渡たり切ったら、二人は両想いになれる。
との“九曜高校”の“七つ橋渡り”の都市伝説も比較的新しいネタということになります。
意志を持って街並み作りに取り組めば、新たな伝統を築くことができる好例。
「小島橋バス停」
丸太から伊咲への“すけこまし”の現場w
待合室の木製ベンチは想像以上に年季が入ってました。
市内ですが、バスは1時間に2本程度しか来ません。
時間はタップリありますねw
「石川県立七尾高等学校」
“九曜高校”のモデル。天文台のある進学校。
能登で公立校から本格的に難関大学を目指すなら偏差値的にほぼここ一択。
周辺では奥能登からの学生を受け入れるためと思しき下宿案内も見受けられました。
それ以上、例えばキャリア官僚とかを志すなら、
『スキップとローファー』の岩倉美津未みたいに上京も選択肢なのでしょうか。
聖地巡礼では、このスポット確かに映えるけど、
あっちとこっちを同じ生活圏に設定するのは無理があるwとの状況に出くわすことがありますが、
『君ソム』に関しては、「能登食祭市場」から「七尾駅」、「七尾高校」まで、
市内のスポットが2キロ程度の圏内に凝縮されていて生活感がありますね。
踏切渡って、橋を渡って、通学する。
歩いていると丸太たちの青春がリアルに浮かんで来ます。
市内中心部から少し離れて。「ゲームセンター ベティ」
作中こんなに基盤やら何やら散乱したゲーセンなんてあるかいw
となりますが、実際はそれ以上にとっ散らかっていますw
早く丸太くんをバイトに雇いましょうw
トレンドの媒体には目もくれず、音ゲーに特化することで30年愛されている同店。
田舎でも、散らかっていても、ニッチ需要を掘り起こせば全国の音ゲーマニアから注目されるオンリーワンになれる。
地方の店舗経営について考えさせられる事例。
ヌシの猫に会えなかったのは残念。
さらに北上して。「西岸駅」
『花咲くいろは』の“湯鷺駅”としても有名な同駅。
『君ソム』で聖地も重ねがけされ、
40冊以上重ねてきた交流ノートもさらに冊数を伸ばしそうですね。
海外勢の書き込みも多く、聖地巡礼でインバウンドの可能性も感じます。
『君は放課後インソムニア』聖地巡礼後記
このままもっと北上して、奥能登、真脇遺跡や
『スキロー』の“凧島(いか)” こと蛸(たこ)島まで
といきたい所でしたが、私が行った6月上旬は、
5月、珠洲市で震度6を観測した地震からの復旧途上。
やっと幹線道路が片側通行で開通したばかり。
余震も続いていたこともあり、断念して千里浜通って帰省しました。
能登ってちょくちょく災害もあるんですよね。
七尾市から奥能登は感覚としては、さらに隣の県に行くくらいの遠隔地。
訪れる際はスケジュールに余裕を持って挑みましょう。
ご存じ、1月1日の令和6年能登半島地震。
私も石川県住まいなので無関係では済まされません。
ニュース等でご覧になられたと思いますが、地震後に発生した火災により、輪島市の観光の目玉である朝一通り一体が巻き込まれる事に。
件の輪島市は、永井豪先生の故郷であり朝市通りには先生の記念館がありました。
残念な事に永井豪記念館も完全に消失してしまいました。
私は2019年2月にこの永井豪記念館へ巡礼していましたが、写真撮影禁止のところも多く、あまり映えた写真が撮れなったのでここへアップするのは控えてました。
しかしながら、今となっては「何でもっとたくさん撮っておかなかったんだろう」と後悔しきり。
せめてわずかながら残っている、当時の写真を投稿させて頂きます。
建物外観。
輪島朝市通りのだいたい真ん中ぐらいに位置していました。
伝統的な面持ちを保った建物に、漫画のキャラがバーンと載ってて、目立ちますが景観にはマッチしている、という感じ。
マジンガーの前には、先生の作品年表がわかりやすく掲示されてます。
撮影はできませんでしたが、館内では先生の漫画が読めるスペースもあって、年表をみながら中でその漫画を読む、なんてこともできました。
まだ被災者の救助活動も途中であり、復興云々を言うのは時期早々なのは重々承知していますが、あえて言わせていただきます。
いつの日か必ず、輪島朝市、そして永井豪記念館が再建される事を願って。
微力ながら我々にできる現実的な復興への協力は、聖地巡礼などで現地に訪れ、美味しいものを食べ、たくさん写真などを撮って拡散し、さらに別の観光客を呼び込む事と思っています。
願わくば、その日があまり遠い未来ではありませんように。
まだまだ震災の影響が続いていますが、ちょっとだけ朗報を。
昨日からのニュースで、永井豪記念館の建物は消失しましたが、原画やフィギュアなどの貴重な資料は無事だったとのこと。
Yahooニュースへのリンクを貼っておきます。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6489479
永井先生も再建に意欲的な姿勢をみせていらっしゃるようで、この事が小さな被災地の希望の光となれば幸いです。
輪島市のみならず、ここへ我々が投稿していた「君は放課後インソムニア」の聖地である七尾市も甚大な被害を受けています。
現時点で未だ市内の各所で断水が続いており日常生活もままならない状況のようです。
そんな状態ですが、マンガ、アニメ、映画の公式から、被災地を応援するメッセージを込めて特別映像が公開されています。
『君は放課後インソムニア』特別映像~ひとりじゃない~
https://www.youtube.com/watch?v=j_SSyaBfnhI
ここに映っている風景のどれだけが失われているかと思うと慟哭を禁じ得ないですが、現地を観てきた者としてあの景色が蘇る日を想い、今後も訪問を続けたいと思います。
震災がらみの話はかりで恐縮ですがもう1件。
この掲示板でも度々登場している「花咲くいろは」。
YouTubeで、劇場版も含めて全話プレミアム公開されています。
この動画での収益は復興支援として使用されるとのこと。
https://www.youtube.com/watch?v=hAszZfTCC2Q
現地へ行ってボランティアしたり、直接義援金を送るような大層なことはできなくても、ただアニメを観るだけなら気軽にできます。
アニヲタらしい災害支援だとおもうので、できましたら皆さまもご協力の程、宜しくお願いします。