アニメにおいての“萌え”と“可愛さ”、それにおける“綺麗”とは?

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2011年12月21日
アニメにおいての“萌え”と“可愛さ”、それにおける“綺麗”とは?

まぁある意味の暇つぶしなのだが、少し議論のテーマとして挙げたいと思う。

これ仕事上アニメやマンガによく接する私が常々考えている事なのだが、
アニメにおいて“萌え”と“可愛さ”とは何なんだろうか?

あまりにもざっくりした投げかけに戸惑う方が大多数だろうし、絵そのものの質
やこのテーマに個々の価値観という不確定要素がある限り、
当然結論というものはでないだろう。

しかし、そこにおいて我が国のアニメやマンガを今一度思い出してほしい。
時代と共に技術の発展が進み、アニメーション業界も劇的に変化を遂げてきた。
そんな中で流動的に私たちの脳内で思い描く“理想の女性像”も変化しているだろう。
そのニーズに合わせるように次々と“ツンデレ・ヤンデレ”といったものが普及しているわけだ。

それを追い求めた結果こそが“萌え”や“可愛さ”であると私は思う。

では上記の私の意見を踏まえた上で皆さんに問う。
アニメやマンガではあまり見ないので私自身答えを探しているのではあるが……。
アニメやマンガの世界でいう“綺麗”とは何なんだろうか?

率直に言ってしまえば、今この文を読み“綺麗”という単語ですぐに思いつく
アニメ・マンガのキャラはいるだろうか?
正直、私自身は“可愛い”や“萌え”といった対象に当たるキャラは数多く
思い浮かぶが“綺麗”という対象に当てはまるキャラはまったくない。
ただ仮にあぁ綺麗だなと思ってもそれは“グラフィックのクオリティ”が高い
だけであり実際にそのキャラ自身が“綺麗”に当てはまるか?と聞かれたら
私は迷い無く首を縦に振ることはできない。
無論、この話にも最初に記述した通り、価値観の相違があるので決定的な結論
というものは出ないだろうが、あくまで皆さんが、あなたが、これを呼んで
思い浮かぶ“綺麗”とは何か?を教えて頂きたい。

長々と大変失礼でした。

>>笹様

態々、返答ありがとうございます。
確かに貴方が挙げられたキャラや共通点を踏まえ見れば、
そこに“綺麗”を見出せるかもしれませんし、至高の位置にいるという
のは「なるほど」と感嘆いたしました。

ただ、私が今までムンムンと考えているのは“綺麗”という言葉の的確性の無さ
にあると思うのです。例えば、貴方が挙げられたキャラを使わせて頂くとすれば
①クール ②姉さん系 ③Sっ気
のような言葉の方が今、アニメやマンガ、ネット業界では頻繁に使われており
“綺麗”という言葉を介する必要はないとでしょう。
つまりは、今現在は
「綺麗なキャラは何か?」⇒「“ ”だ」
という返答をする事は可能でも
「“ ”というキャラはどういう人物か?」⇒「綺麗だ」
という返答をする事は、あまりにも的確性に欠ける。
ところが、綺麗という言葉ではなく、“可愛い”という言葉に置き換えると
大抵の人間はそれで、ある程度の納得を得てしまう。
それは、我々が想像する中で「可愛いキャラ」は「こういう感じだろう」
というある程度の推測や憶測。ある一種の免疫のようなものがあるのだと
私は思っている。だからこそ、「綺麗なキャラ」はどんな感じなのか?
と考えたときに免疫がない我々には的確性に欠けると感じてしまうんだと思う。

では、そこにおける“綺麗”とは何なんだろうか?
クールでSっ気が混じった姉さん系=綺麗
とはならないだろうと私は思うし、確かに至高の位置というものには
ひかれるが、至高の位置に存在するキャラが綺麗なキャラとは断定はできない。

無論、ここまで長々と書いてしまって失礼だが、私が>>1で記述した通り
価値観の問題が表裏一体に存在している。ただ、綺麗とは何か?皆さんに問いたい

「綺麗なキャラ」というのは断定できるものではないと思います。

”可愛い”や”萌え”というのはより外面的なもので、”綺麗”というのはより内面的なものなのではないでしょうか。

”可愛い”や”萌え”といわれるキャラはその特徴がより外面に現れるためにそういうキャラとして確立しやすいのだと思います。それに「こういうのが可愛い」という共通概念が存在するように思います。
反対に、”綺麗”にはそのような固定概念が存在しないと思います。キャラとして「こういうのが綺麗だ」というのは聞いたことがありません。たぶんキャラそのものには”綺麗”という言葉は当てはまらないから、そういう位置づけのしようがないのだと思います。
だから可愛い、萌えキャラは存在しても綺麗キャラは存在しないのだと思います。

私は、”綺麗”というのはキャラそのものに定義づけられるものではなく、そのキャラがそのキャラであるための過程にあると思います。

例えば、自己嫌悪や自分への葛藤で悩む姿、そしてそれを乗り越えて出した答えに納得したうえで泣く姿など、否定していた自分を受け入れ、成長していく姿を私は”綺麗”だと思います。笹さんが書かれているような人間的魅力もそうなるような過程があるから、そのキャラが”綺麗”にみえるのでしょう。

要するに、”可愛い””萌え”はキャラそのものに、”綺麗”はキャラの心情にあるものなのではないでしょうか。

拙い長文失礼しましたm(__)m

>>M.N様

返答ありがとうございます。
可愛いや萌えは“外的”であり、綺麗とは“内的”なもので
過程(過去・心情の変化)こそが“綺麗”である。
なるほど。確かにそう考えれば綺麗というキャラ自体は存在しないわけですね。

ただこの解釈の仕方は否定するわけでありませんが、実際的に考えた上で
ある種の“無理”が発生するのではないでしょうか?

仮にあるキャラにおいて(もしくは三次元の話でも良いかもしれないが)、
そのキャラの容姿が悪いが、過程自体は素晴らしく良いとしよう。
この状況で、そのキャラに対して
「可愛いくない」「萌えない」といった批判的な発言が飛ぶ中、過程だけを
捉え、そのキャラに対して「綺麗だ」という発言は出来るだろうか?
少なくとも、綺麗というのは“褒め言葉”であり原石から作り上げられる
宝石や輝く金品を見て「綺麗」という言うように、
“綺麗”には“外面的要素”が不可欠なものだと私は思っている。

つまりは、過程だけを捉えたものを“綺麗”と考えるには
我々が人間である以上、アニメという理想や幻想の中では聊か無理が生じる
可能性があるのだ。

長々の失礼しました。

それはもちろんです。私もそう思います。まさに※ただしイケメン(美少女)に限るというやつです。
アニメというものは人間の理想を表したものなのだから、まず、外面的要素が必要でしょう。内面的要素はそのあとでついてきます。ある程度の可愛さがないとそのキャラに綺麗さどころか内面からくる可愛さや萌えさえも求めようとしませんし。

私は過程の話とか大好きなので多少容姿が悪くても生き方自体に綺麗さをおぼえることはありますが。
もっとも、アニメが理想上のものならその理想に反する可愛くないキャラがでてくること自体ほとんどないと思いますけど。

だから逆に言ってしまえば外見が伴わなければ内面は見る価値すらない、ということは”綺麗”というのは”可愛い”や”萌え”の一部なのかもしれませんね。

うまく説明できなくてすみません><
文章書くの苦手なんでいつもは見てるだけなんですけど、ついおもしろそうだったので。

>>M.N様

いえいえ、十分に伝えようとしている事は理解できますよ。


では時間が余っている……ようは暇なのでこのテーマの発端となった出来事
について語らせて頂きたいと思います。

>>1で申した通り、私は仕事上でよくアニメやマンガ、小説(ラノベ)関係者と
接する機会が多いのですが、数年前にとある小説家さんと対談を3時間ほどした
時にこのテーマについて触れたのです。
小説で可愛さを表現することは出来ても綺麗さを表現することは難しいと
愚痴っぽく話していましたが、彼自身の“綺麗とは何か”という見解はこうでした

そもそもに綺麗な女性という括りをする上で重要なのは、その人物に女性として
致命的な欠陥があってはならない。とするならば、欠陥なき存在であり、仮に
欠陥があったとしてもそれはプラス要因となるようなものでなければならない。
さらに、綺麗というのは±0の状況でいえば必ずプラスでなければならないし
可愛さとは別の要素、“気品・優雅さ・凛々しさ”などが必要なのだ。
こう考えて私が導き出したのは「超が付く位の純和風女性」やこれまた
「超が付く位の純貴族女性」だった。
つまり“綺麗な女性”というのは“完璧な女性”でなければならないのだ。
しかし、この結論を出すと共に私は小説において“綺麗な女性”を描くことが
出来ないと感じた。“完璧な女性”ということは、有名な画家や彫刻家が作った
“完成された作品”と一緒のように、その作品に対して何か“不純物”を加え
ようものならば絶対にそれは邪魔でしかない。もしその不純物を加えることにより
その作品がより素晴らしいものになったとすれば、その作品自体が
“未完成の作品”でなければならない。結果、綺麗な女性を描こうとするならば
何も触れずただある素晴らしいキャラとして収めなければならない。
しかし、小説にそんなキャラを出しても意味が無い。……もしかしたら
私の結論が間違っているからこそ、綺麗な女性が描けないのかもしれない。
綺麗とは何なんだろうか?

これが彼の見解だった。この時、まさかこんな深い話とは知らなかった私は
最初の方で「綺麗とは何か?」と聞かれてここに何回も書いてるように
「価値観の相違によって違う」とあっけらかんとして答えてしまったわけだ。
彼の導き出した見解は私は間違ってないと思うし、これが正解でもいいと思う
ただ、違う見解があるのであれば、それは新たなアニメやマンガ、小説の
糸口になると私は確信している。皆さんはどう思うだろうか?
綺麗とは何か?皆さんに問いたい。

僕は綺麗とは整っている事だと思います。
また、綺麗とは外見のもので性格ではないと思います。
正直、綺麗なキャラと言われれば、何も思いつきません。
ただ、【綺麗な顔している】はあると思います。
逆に【綺麗な性格している】とは言わないと思います。
また、萌えや可愛いはちょっとした仕草や外見を見た時の感じ方だと思います。
綺麗と萌え、可愛いは重なる所があっても別だと思います。

『綺麗な女性”というのは“完璧な女性”でなければならない』

なるほど、だったら価値観の相違によって違うというのも頷けますね。そもそも総合的に、どのような判断においても欠陥がどこにあるかという判断自体に主観の存在を否定することはできないですよね。そうした未完成の部分を補正するという弁証法的かつ客観的思考自体、芸術作品においては成り立たつはずもなく、主観の侵入を容認せざるを得ませんからね。

その作家さんも

『こう考えて私が導き出したのは「超が付く位の純和風女性」やこれまた「超が付く位の純貴族女性」だった』

といってるじゃあないですか。彼はこれが描けないといっているんですよね?「こうした人たちが完璧だとも思わないし、綺麗だとも思いません。」という人がいたら、彼の言っている「完璧」であり「綺麗」であるという概念は崩れてしまうし、彼の判断がそもそも主観に頼っているように感じます。彼は描けますよ。

(まぁそれ以前に作品という完結した世界に純だの不純だの言う時点でイラっとしますが。)

小説で再現しても、「完璧」なんて言葉を使うのなら抽象的な人物像しか出せませんから、意味がないかどうかは別として、その「綺麗な」人物は物語の構成の中心には立てないでしょうね。

結局何が言いたいかというと、kasaiさんのあっけらかんとした答えは的を射ているなぁと感じたというだけの話です。

日本のアニメにおいては、刹那の輝きこそが綺麗という表現になるのでは?

あの花のめんまは普段可愛いけど、消える場面は綺麗だと思いました。
マクロスフロンティアのシェリルも歌うシーンは綺麗。
カレイドスターのソラだって普段は可愛いんだけど、見せ場では綺麗になれます。

超が付く位の純和風女性や純貴族女性でも、イメージに一致したシーンが
用意されなければ、おそらく綺麗にはなれません。浮いてるだけです。

普段から綺麗であり続けるというのは見せ場しかないということになり
ストーリーのある作品としては描くのがムツカシイんじゃないかな。
ボクはそう思います。

綺麗なジャイアン

なんて面白そうな議論をなさっているんですかと興味津々で拝読しておりました。
私も常日頃似たようなこと考えたりすることがあるので自慰でしかないのかもしれませんが拙意を書き込みます。

綺麗=美しい、整ったさま
キャラに対し使う綺麗は、顔立ち・服装等外見的なものが整っていることを指すだけではないでしょうか?

綺麗はあくまで外見に対する形容に過ぎません。
一方、可愛い・萌えなどは受け手(読者など)が『愛らしい』『守ってあげたい』と思い得る対象を形容する言葉であるため、外見的愛らしさも内面的愛らしさも様子・仕草の愛らしさも全て『可愛い』という言葉の対象になるものではないでしょうか。
その為、『綺麗であって可愛いではないキャラ』というのは、『顔立ち・服装が整っているが、外見的・内面的・仕草等の愛らしさのないキャラ』ということであり

外見的愛らしさのない=凛としている等の特徴
内面的可愛らしさのない=クール、Sッ気、お姉さんキャラなどの特徴
仕草の可愛らしさのない=媚びないなどの特徴

この様に考えられ、『綺麗キャラ=クール・お姉さん・Sッ気』といったイメージが持たれているに過ぎないのだと思います。

しかし、綺麗が外見に対してのみの形容である一方、可愛いが相手にそう感じさせたもの全てに対する形容である為、この2つの言葉は対立するものではなく共存し得るものです。
前にもでました化物語を例に説明しますと、戦場ヶ原ひたぎさん彼女は整った顔立ち、スマートな体で凛とした性格で綺麗です。
しかし、そんな綺麗なガハラさんも蟹事件が解決してから阿良々木君に見せるうぶさ、笑顔などは大変可愛らしいものです。少なくとも私はそう思います。
その為、戦場ヶ原ひたぎは綺麗なキャラであると共にかわいいキャラであるといえます。

以上のような理由であるため、
「綺麗なキャラは何か?」との問いに対しては外見の整ったキャラを挙げることで返答が可能ですが
「“ ”というキャラはどういう人物か?」との問いに対しては『どういう人物か』という部分は外見のみならず内面や行動などの要素も勘案され評価をするため外見的特徴のみを指し示す"綺麗だ"という答えは妥当ではない反面、形容する対象が広い"可愛い"といった返答には納得出来るのだと思います。

以上が私の考えです。長文失礼しましたorz

随分返答が滞ってしまいまして、すいませんでした。
時期的に仕事が忙しくてんてこ舞いです。

なるほど、翠声様の考えには感嘆ですね。
確かにそう捉えると全てが繋がり、解釈できるようになりますが…

となるといずれにせよ、綺麗を描くことはできないようですね。
外的要因による綺麗さを表現するだけならアニメ・小説ともに簡単ですが
その実、キャラというのは内的要因が重要な分、外的要因とはあまり重要視
しませんからね。。。
 そこにきて内的要因では、絶対的に“可愛さ”“萌え”が要求されますから
結果的に出来上がるキャラというのは、可愛いキャラです。
 もし“可愛さ”“萌え”を除外するとなると、モブキャラで召還するしか
ないですから・・・ん~・・・・・無理か。

とはいえ、皆様、態々こんな暇つぶしで立てたモノに書き込んでくださって
ありがとうございました。アニメライフに幸あらんことを。

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