全体的に楽しめなかったアニメでも、「この回は面白かった」ってあると思います。趣旨としては、「低評価アニメにも一隅の光を」ですw 勿論、主観でかまいませんよ♪
プランダラ 第7話「美味かったよ」☆熊の解体は、ちょっと笑えたw この辺までは、つまんないなりにも気軽に楽しめる時もあったけど、園原登場後は、何しても笑えなかったな~。
Lapis Re:LiGHTs 第4話「Identity」☆すごろく楽しい。3桁の素数全部言うとか、リアル面倒くさい罰が斬新だった。個人的には、後半のシリアスより、前半の日常の方が好き。
魔法学院の不適合者 第8話「二人の決勝戦」☆バトルがなかなか熱かったし、こんな作風なのにそこそこ面白いのは、アノスの言葉の端々に、優しさと切なさがあるからかな。
天晴爛漫 第2話「in the Dark」☆仲間が集まる過程はわくわくする。「革新的な天晴」と「保守的な小雨」の対比が良い。この辺の話は、どれも同じくらい面白かった。
彼女、お借りします 第7話「仮カノと彼女 -カリカノ-」☆本作の中では、一番お気に入りの瑠夏。恋にまっすぐで応援したくなる。
モンスター娘のお医者さん 第2話「水路街のマーメイド」☆まず、グレン医師とサーフェのデートが微笑ましかったのと、ちゃんと真面目にドラマを作っていたのが良かったかな。
ノー・ガンズ・ライフ 第2期 第3話「居場所」☆別にこの回に何があったというわけではなく、むしろ何もなかったからこそ。一期に比べてドラマ重視になりましたが、やっぱりこの作品にはハードボイルド&アクションの、シンプルな展開が似合う。
いわかける!- Sport Climbing Girls - 第9話「クライミングプリンセス」☆イップスの克服。内村茜が熱いライバルキャラで良かった。
池袋ウエストゲートパーク 第8話「千川フォールアウト・マザー」☆風俗。DV。若いシングルマザーの苦しみ。社会派アニメ回では、本作の中で一番考えさせられた。
安達としまむら 第4話「女子高生ホリディ」☆しまむらvs安達母のサウナ対決。シンプルに良い話だったと思う。また、1話目も秀逸。あの気だるい、でも眩しい雰囲気は、正に思春期。名作の予感がした。だのに、なぜ、ガチ百合作品にした? 友情作品で良かったのに。
まえせつ! 第9話「あいかた!」☆ぺこぱさんやオードリーさんがそれで売れたように、ボケとツッコミを入れ替える話。これまで8話かけてスベり続けてき(うまくいかなかっ)たことがここで生きる良回なのだが、8話もスベり続けて良かったのかは疑問(笑)
神達に拾われた男 第4話「スライムたちと清掃作業」 ☆とりあえずこの辺までは、「何でもできる」より「清掃に絞る」様子が見られたし、転生前のブラック企業勤務の設定を活かそうとしていたのが、好印象。
loveless3話
耳ピアス開けるシーン
互いの吐息が息合ってて良いと思った
NOBLESSE 第7話「気になるあの娘は貴族様/Unforgettable」☆ガッチリ日常系をやった後に、記憶の消去を申し出て、そこに消される側もちゃんと納得して消されるのは、なんだか新鮮な展開だった。
おちこぼれフルーツタルト 第10話「ぬめぬめおどれ!」☆ライブ回。カレーライスの歌が良かった。まあ、けいおんとは比べられないけどね。
やっぱりのんのんびよりかな~
一話で田舎の良さが伝わっている感じがあるから
禍つヴァールハイト 第12話「The Hand that Rocks the Cradle」☆なんか、唐突に終わった話だったが、その「唐突な悲劇」は、よく表現できていたと思う。
神様になった日 第1話「降臨の日」☆作画は安定しているし、キャラの良さと会話のテンポがよく、2話までの「名作の予感」は凄かった。結果的に、予感は、予感でしかなかったのだが(苦笑)
戦翼のシグルドリーヴァ 第3話「激戦地回復調査任務!」☆2話をかけて描く、守ることができた平和な街。一般兵士の死に様。光と闇を丁寧に描写していた。
キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 第7話「楽園 -アリスの一番長い夜-」☆日常回。アリスのポンコツっぷりが可愛い♪
100万の命の上に俺は立っている 第7話「光の戦士と闇の他人」☆壁登りは好きだった。他にも熱い話もあったし。8話も良かったな。
魔王城でおやすみ 第9話「姫と人質強化週間」☆この話は面白かった。魔王側へのクエストがどんどん空回る様子が可愛く、姫の優秀な、というかちゃんと姫様としての側面がちゃんと出ていて、キャラ立ちもした良回だと思う。
『平家物語』#3まで視聴。
運営が案の定サボってまだ登録していないようですのでこちらへ記します。
(『月曜日のたわわ2』もないw)
さて、本作ですが山田尚子監督、構成は吉田令子先生、豪華キャストとこれだけでも一見の価値がありますけど、内容も有名クリエイターの名前に負けをしていません。
ただ、ただ、これは近年になく凄いアニメ°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
ですけど、多数の解釈が存在する有名な古典のアニメ化であることからも、今後のストーリーの展開しだいではアカデミック側からの批判も予想されます。
特に架空の登場人物「びわ」を(語り部の一種の)トリックスターとして設定したことが、世間の評価としてどう転ぶかが最も関心のある部分です。
(私は古文原典も読んでいますけど、今のところ「びわ」に大きな違和感は感じません。寧ろこのトリックスターの設定で主人公を明確とし、平家という個人を対象としない家系の物語である古典を、現代アニメのストーリーとして成立させていると思います。)
山田監督と吉田先生、胃が痛いところだと思われますけど、是非御両人の持てるクリエイティブ能力をフルに発揮して、アニメ史上に輝く大作を作り込んでください。
ともあれ、ストーリーの件は置いておきましても、我が国を代表する古典のアニメ化にチャレンジしたことは大いに評価すべきことです。
そういえば山田監督は、京アニ外のスタジオでは初めての監督経験ですよね。
東のライバルいしづか監督(マッドハウス)はJCスタッフで仕事をしています。(『さくら荘のペットな彼女』)
その後、『ノゲラ』、『よりもい』と大ヒット作品を世に送り出したことは周知のこと。
外部スタジオでの監督経験は多くの人脈を培い、山田監督を更に大きく成長させることとでしょう。
さて、#3までの所見ですけど、よく練られた脚本構成、演出で本作は『まどマギ』に比肩していると思います。
あくまで可能性としてですけど「ワルプルギスの夜」に相当する「壇ノ浦」の演出を、単純な平家のバッドエンド以上に視聴者に与える深いカタルシス感を醸しだす表現ができれば、同作品を超えるポテンシャルを秘めているかもしれません。
しかし、虚淵先生の真に凄いところは、カタルシスの引き出しのみならず、回収をして更にカタルシスを増幅させる相対対比効果をシャフト演出と相俟りながらも最大限に利活用して脚本を書くところにあります。
その点については「戦争」という究極の惨劇を背景とし、戦争しか知らなかった少女の傷痍軍人が復員した後の成長物語で多くの方々の涙腺を崩壊させた、山田監督の所属でもある京アニ作品『エヴァガ』の脚本、構成を担当した吉田先生の手腕に大いに期待するところですけど、本作はヴァイオレットの設定自体がカタルシスそのものであり成長が回収ですので、シナリオで意図的に相対対比効果を取り入れる必要はありませんでした。
『エヴァガ』の成功はキャラ設定、世界観が三割、脚本三割、京アニの驚異的な作画と演出による表現力が四割だと個人的には思考しています。
戦争を背景とする作画演出の出来は実写映画と比較すると分かりやすいのですが、傷痍軍人の半生を描いた作品は、やはり実写の方のカタルシス感は半端がありません。
(例に挙げれば『ジョニーは戦場へ行った』[1971米]これを最後まで鑑賞できたらさすがだと思います。)
横みちに逸れましたけど、原作上バッドエンドが宿命となる『平家物語』には巧みなカタルシスの回収のシナリオを組まなければ『まどマギ』超えは厳しいかもしれません。
でも、是非そこを目標に頑張っていただきたい作品です。
また、令和の時代においては『鬼滅』のように万人に受け入れられるか否かも、本作が覇権を握る大きなキーポイントであると思考します。
湯浅監督時代の「サイエンスSARU」は野心的な演出に一般的な視聴者がついて来られなくなり、惜しいところで佳作止まりした作品が多く、本作では視聴者に優しくかつ、斬新な演出の展開が可能なのか?またキャラデザや色彩設計に関しても少々クセがあるので、万人受けという点では気がかりな部分です。
それにしても、キャラクター原案が『絶対安全剃刀』の作者高野文子さんとは意表を突かれたと申しますか、いったいどういう経緯で依頼されたのか興味深いところです。
レビューするフォーマットがないwので前置きが長くなりましたけど、#1は原作の「禿髪」です。
FODで#1が無料で視聴できますので未見の方は是非御覧あれ。(要アプリ)