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「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(TVアニメ動画)」

総合得点
72.4
感想・評価
743
棚に入れた
3424
ランキング
1160
★★★★☆ 3.9 (743)
物語
3.8
作画
3.9
声優
3.8
音楽
3.9
キャラ
3.8

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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズの感想・評価はどうでしたか?

みのさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

任侠ガンダム

個人的満足度:A


~非道さ~

設定上、従来のガンダムとは違いビーム系の武器が無効となり、派手な爆発と共に敵を倒すこともなく、敵は押し潰す、捻り潰す、パイロットを直接殺しにかかる・・・こんな感じに生々しく残酷とも取れるスタイルでした。


そうした、少しハードなスタイルに沿って、物語の世界観も少し厳しいもの


戦わなくては生きていけない少年たちの覚悟も表れて、特に主人公のミカは主人公らしくない・・・

どうゆうことかと言うと、容赦はしない、殺すことに躊躇いはない、勝つために何でもする、騎士道なんてクソ喰らえでどっかのセイバーさんが嫌いそうな感じw
ただ、変な葛藤などは無く見ていて爽快とも受け取れるかも・・・


でも逆に敵側に主人公にもなれそうな、正義の信念を持つキャラがいるのも、また憎らしいところ!



こんな感じにロボものとして、本筋は王道でありながら、中身は王道とはかけ離れた感じになっている。





~エンディング曲~

この作品の一番注目してもらいたい所はエンディング曲への入り方。
鳥肌がたつくらいにカッコいい入り方をすることが多いのが個人的には堪らない!




2期も楽しみ

投稿 : 2016/03/29
閲覧 : 198
サンキュー:

8

ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

鉄の重さを感じるガンダム

全25話

キャッチコピーは「いのちの糧は、戦場にある。」

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」の監督と脚本をした長井龍雪&岡田麿里さんが監督・シリーズ構成を行っている異色のガンダムです。

地球に掌握されてる火星から独立運動を指揮している「クーデリア・藍那・バーンスタイン」の依頼で、あることで民間警備会社から独立した主人公のオルガ・イツカ、三日月・オーガスたち少年兵や孤児たちが様々な妨害に遭いながらも地球を目指すお話です。

ロボットバトルもありましたが、どちらかといえば人間関係を重視しているストーリーとなっています。

色々な場面で泣かされましたね~{netabare}(昭弘兄弟のお話、アトラの覚悟、フミタンの死、ビスケットの死など){/netabare}

バトルも相手のロボットを爆発させて終わるというより、剣や斧などで戦うシーンが多くコクピットを貫かれてパイロットを倒すような戦いなので苦手な方は注意が必要かもしれません。

決して明るいお話ではないのですが、泥臭くもがきあがき続けて戦い続ける少年たちが背伸びして頑張る姿に「明日も頑張ろう!」という気持ちにさせてくれましたね。

OP 前半はMAN WITH A MISSIONさんの「Raise your flag」、後半は BLUE ENCOUNさんの「Survivor」、どちらもノリが良くて、作画も少しずつ変わっているのも良かったですね。
ED 本編からエンディングに繋がる流れはいいですね。前半のMISIAさんの「オルフェンズの涙」・後半のTRUEさんの「STEEL-鉄血の絆-」、どちらも力強い歌声で素敵でした。

最後に、今秋2期が決定しました。今度はどんな展開になるのか楽しみですね。

投稿 : 2016/03/29
閲覧 : 393
サンキュー:

27

ネタバレ

北山アキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:今観てる

真面目に暴力を描いてるロボアニメ

感想言えるくらい観たのはガンダムはseedくらい。
「Gのレコンギスタ」は序盤から理解できず、中盤でリタイアしてる。
ガンダムだからというより、長井監督&岡田麿里脚本だから観るというスタンスです。
{netabare}
25話まで観て
かなり面白かった。
2クールを生かした盛りだくさんな内容もきっちり娯楽として消化されてる。
最終回は久々にクーデリアさんの作画もちゃんとしてた。
鉄華団は順風満帆過ぎて、続編2クールに向けてフラグが立ってしまった…

24話まで観て
別作品のレビューでも書いたことがあるけど、
戦うことをテーマにする場合、テーマには次の二つの選択肢があると思う。
・暴力でしか解決しないことがある
・暴力では解決しないことがある
でも、この作品はその二つのテーマを絶妙なバランスで両立させている。
暴力を過度に美化せず、一方で否定もしない。
英雄譚でも、悲劇でもない物語。
ほんと胸に突き刺さります。

18話まで観て
鉄華団の性格がどんどん変わってきている。
ヤンキー→愚連隊→マフィア→ゲリラ→騎士団(今ココ)みたいな感じ。
それに伴い、歩く凶器ミカはオルガ信者からクーデリア信者へ(まだ最終形態じゃない)。
クーデリア自身も、偶像から実像へと変わりつつある。
鉄華団側は基本みんな成長している。ただし、オルガとナゼを除く。
そして、要所の岡田磨里脚本回(ED流れてやっぱりみたいな)がやっぱりいい。
7話の戦闘も凄かったけど。

統治機構の役割は資源の再配分である。
再配分とは選択的配分であり、平たく言えば不公平であることがマストだ。
例えば、強者に少なく弱者に多くとか、その逆とか。
だから、権力闘争と言うのはその配分方法を巡る争い以上でも以下でも無い。
革命(クーデリア)もクーデター(チョコの人)もその意味で結局同じだ。
戦闘シーンを少なくして、そういう権力闘争に群がる人々の利権の構造と、
キャラの掘り下げに注力する作劇となっていてとても面白い。

4話まで観て
1話目から今季一番面白いと思ったまま、ここまで期待を上回る面白さ。
ここまで、青くて幼いなんちゃって軍隊と独立運動のアイドルが
リアルポリティクスの世界に巻き込まれてゆくという展開。
複雑な勢力関係はストーリーの中で上手く説明されていてストレスは無い。
ガンダムDQNって感じの味付けが少年少女の
背伸び感とあどけなさを引き立てていて微笑ましかったりもする。
刹那さと切なさを青春群像劇として描き切って欲しい。{/netabare}

投稿 : 2016/03/28
閲覧 : 313
サンキュー:

7

のか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ガンダムシリーズの中でも珍しいタイプでした^^

オリジナルアニメ 全24話

あらすじ・・・
上手く説明できないのであにこれのあらすじ推奨www


では感想を
素直に面白かったです^^
タイトルにも書きましたが、ガンダムシリーズでは珍しいタイプでした。

と言うのも主人公がダークヒーロー寄り
そして特徴としてビーム系がないのも本当にガンダム?って感じで^^;

ガンダムじゃないガンダムwww
ガンダム初心者でも面白いって思える作品に仕上がってるな~なんて勝手に思っています^^

テーマはサンライズお得意の人種差別。
そして(必要悪)や(信念を他人に押し付ける事は間違っている)(自分の道は自分で決める)などなど結構色んな意味で深いです^^

作画、声優、音楽に問題なし。
個人的には今回のガンダムはカッコいいとは思っていません(爆笑)
1番カッコいいのはストフリです!!

ロボット系が好きな人は見ても時間の浪費とは思わないと思いますよ^^

シリアス1本なので他の要素に期待しないでくださいな
(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン

そして2期が2016年秋決定!!!
やったね(^_^)v
確実に私は見ます!


では最後に一言
絶望した~!ガンダムじゃないガンダムに絶望した~!!
この作品、ガンダムって冠を付けなくて、違うロボアニメでも面白かったと思いますよ~。
でも、高評価の作品でしたと声を大にして言います~~!!

投稿 : 2016/03/28
閲覧 : 173
サンキュー:

9

agraz19976 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

正義の鉄華団

初完走ガンダム作品です。要因としては、話があまりややこしくなく目的がはっきりしてて成長物語として良く出来ていたからでしょうかね。
途中の展開がもう少し他の話を入れてもよかったんじゃないかとか、最後の1、2話があまりにも急ぎ足過ぎた為、少し強引に終わった感はあります。
でも、この作品にはそれらの未熟だった部分を補って余り有るロマンに溢れた作品だったということです。
火星のお姫様を悪の軍団?から守り抜く少年たちの物語なんてロマンの塊じゃないですか~。俺なら絶対やりたくないけどw
少年達が主人公なんですが、義理や人情などのドラマ要素が盛り込まれているところも作品の華だったと思います。
オルガとミカヅキの危ういような絶対的な信頼感のある関係も気になってました。過去に何かあったんですかね~。

鉄華団の名前に関してですが、最終的に華のように咲くのか、華のように散るのかのどちらかになるかと思ってました。今回に関しては咲いた方だと思いますが・・・

2期が決定したそうですね。おめでとう!火星帰還の話になるんかね?

投稿 : 2016/03/28
閲覧 : 173
サンキュー:

2

スカイオーダー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ショート感想

・戦闘シーンは、ガンダム一機による無双ではなく、大勢の少年たちが家族の様に一致団結して戦っているのが良い。
・ガンダムの機体性能は絶対的に強いわけではなく、従来とは違い圧倒的火力で押し切ると言うよりも、肉弾戦という印象が強いのも、機体の性能を最大限に戦いに活かしているので良い。(ビームライフル、ビームサーベルと言ったビーム兵器が無い珍しいガンダム)
・キャラクターはかなり多く、個性派ぞろいだが、一人ひとりに焦点を当てている。

冨野さんのガンダム作品(Z、逆シャア、Gレコ等)は正直苦手を通り越して嫌いでしたが、このガンダムはとても見やすい上、冨野ガンダムとは全くの別の独立した作品です。

投稿 : 2016/03/28
閲覧 : 200
サンキュー:

6

MaKiNa さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

初のガンダムシリーズ視聴!

観終わっての感想。

正直ここまでハマるとは思わなかったってくらいに面白かったです!ガンダム好きからみてこの作品がガンダムとしてどういう評価になるかは分かりませんが、ガンダムを知らない私が観たとき1つのアニメ作品としてすごく良かったです。

バトルシーンは思っていたより少なく、だけどかっこよかったです。ロボットなのでビームとか派手な戦いかと思ったら武器で戦っていたのでなんだかハラハラしました。

バトルも良かったけど、私はどちらかと言えば鉄華団の成長を見届けたという感じです。三日月は冷たい子という最初の印象から、色々なシーンやセリフを聞いて印象が変わりました。オルガは本当にかっこよく、三日月とのバランスが良かったです。

OPもEDも良かったですが、作中の音楽や流すタイミングがすごいかっこよくてテンションあがりました!作画も綺麗で手を抜いている所を感じませんでした、むしろすごく気合が感じられました。

2クールで綺麗に完結してとても良い終わり方を迎えたな〜と思ったら、まさかの2016年秋に続編の予告が?!2期を2クールでやってほしいな〜今からめちゃくちゃ楽しみです!まだ観ていない人は、1期だけでしっかり終わっているので今から観ておくのをオススメします!

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1話時点の感想。

ガンダムシリーズは一つも観たことがないのでいきなりこの作品をみても色々と理解できるのか心配でしたが、1話から引き込まれました。キャラもバトルシーンも良かったのでこれからに期待です!

投稿 : 2016/03/28
閲覧 : 239
サンキュー:

2

ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

赤砂の植民地〈コロニー〉

【2016/03/28視聴完了して改稿】


何故タイトルにガンダムと入れなければならないのかよく理解できない。

{netabare}そもそも〈ガンダム〉というのは『機動戦士ガンダム』という固有の作品のことだと思っているので、タイトルに「ガンダム」と入れたアニメを全て一つのシリーズのように語る把握の仕方に違和感がある。
マーチャンダイジング上の理由など視聴者には無関係で、作品を語る上では考慮する必要のない要素だ。
本作も独立した一つの作品であって、「シリーズ」性など何処にもないし、シリーズ中の一作のような言い方は無意味だろう。{/netabare}

が、そんなメタ的な違和感とは別に、本作は作品それ自体としてはよく考えられているように見える。

独立戦争前史、といった雰囲気を漂わせる作品世界は、細部まで緻密に構築されているようにみえるが、中でも作中の「言語」状況がまず興味を引く。

現実の延長として「世界」が構想されているようで、地球側勢力では英語が使用されていると明示される描写があり、どうやらこの世界全体の共通語になっているようだ。
これに対し、主人公の名前や「鉄華団」の名付けの描写(「 『鉄火』 じゃなく 『鉄華』 だ」)、盃事での(中国語ではない)日本語の漢字から見る限り、火星の、あるいは少なくとも火星の下層階級において、生活言語は日本語であるらしいと暗示されている。


生活言語と、英語という「支配言語」の二重性は、中国に返還される前の香港を思い起こさせる。

当時、英語が「公用語」であった香港だが、公用語とは生活が英語で行われているという事ではない。
公的な「支配」が(生活言語の広東語とは全く異なる)英語で行われるという事で、学習によって英語を身に着けないと「公的」な支配領域=社会の中心的領域に接近できない事を意味する。
会話は習慣によって獲得する「技能」だから、周縁部でも接触の機会があれば不正確でも「英会話」は習得できる可能性はある。が、読み書きは「教育」によって「学習」する知的能力で、これが無ければ結局のところ中心部へはいけない。
きっかけとなる教育の機会が不十分であったり、教育がそもそも受けられないと、会話すら身に着けられず、就業可能な職種が社会的に(能力的にではなく)限定される事になる。

したがって(というのは当時これを解説してくれた香港人の言葉だが)例えばタクシー運転手は英語が話せない。利用するときは、目的地の住所を漢字表記した名刺などを見せなければならなかったものだ。

英国領「植民地」香港に似ていると思わせるという事は、本作の火星が、作中の状況説明の言い回しがどうであれ、実体として「植民地」そのものだと製作者にイメージされていることを示しているものだろう。
いや、植民地としてよくイメージが具体化されているから、結果的に現実の植民地都市と似た状況が描写されているのか。


アニメ作品では、不平等を押し付けられた植民地が反旗を翻す描写はよくあるが、せいぜい不平等を許すなというスローガンとデモが描かれるのが精一杯で、どのように不平等が「構造化」されているかは立ち入らないことが殆どだ。
が、本作では、その不平等が具体的にどのように表れるのか描き出されている。

植民地の支配は、必ずしも不平不満を武力で圧殺するだけで維持されるものではない。
例えば、階級を創る、植民地内に「貧困」を構造化することで運営されるものだ。

単に貧困を押し付けるのではなく、そこから脱出する手段を奪って貧困「層」として固定化した階級にすること。

主人公や「鉄華団」の子供たちが読み書きできないことが、典型的な手段の表れだ。
マニュアルが読めずにモビルスーツの整備に参加できない主人公は、同時に、普通の工場のライン作業やファストフードのサービス業からすらも排除されていることを意味し、戦闘行為というある意味で最低辺の肉体労働にしか就業することができない。
教育が無いことによって上級職=階級上昇を阻まれ、その結果としての貧困が次世代に保護や教育を与えられない原因となり、貧困「層」は再生産される。

教育という「通行手形」を与えられない者は、貧困層の「上」へと通過することができない。
各階級ごとに「上」へ上昇する関門はもうけられ、それぞれの関門を通る「通行手形」の発行をコントロールすることで、宗主国は植民地内に階級を作り出す。
宗主国に近い「上流」から遠い「下流」まで、分断され固定化された階級は、階級横断的な全社会的な蜂起を困難にし、宗主国を頂点に管理下に置かれることになる。

鉄華団の子供たちの境遇は、そのように構造化された貧困の結果だ。
貧困の中に保護も援助もなく放置された子供のたどる道筋を体現しているのが主人公で、今も現実世界のどこかに無数にいる「三日月」たちを想起させる。
が、この「植民地」の生活言語があえて日本語であるのは、どこかの国の教育行政が、必要性の疑問に回答しないまま英語教育の拡大を、それも読み書きを捨てて会話に特化した授業を制度化していることが、もしかすると影響しているのかもしれない。
この教育制度が生み出すであろう、雇用契約書は「読めない」が「ご主人様」の命令は理解できる「人材」は、「下僕」や「奴隷」に最適化されていると憶測を呼ぶもので、下層に固定されている本作の「鉄華団」の子供たちを強く連想させるものだ。

改革者を志す「お嬢様」が主人公と子供たちに読み書きを教えるエピソードは、教養主義的な美談の表現ではなく、このような植民地支配の構造を製作者が緻密に構想していることの現れに思える。

上流の「お嬢様」が貧困の実態に触れて戸惑う描写は、「底辺にいる俺たちの事がお前らにわかるのか」という手垢のついた下層民の主張を呼び寄せ、視聴者の同調をも呼び寄せるものだ。
食事の世話で「鉄華団」の子供たちに接近するクーデリアの姿は、上流お嬢様を底辺にひき下ろすようなルサンチマンの慰撫を視聴者に与えるように見えるが、製作者の視線はそれほど単純ではない。

乱暴な言い方をすれば、底辺に押し込められた者の気持ちを「上」から理解することはできないのかもしれないが、〈なぜ〉底辺という「下」流に押し込められ、〈どのように〉そこからの脱出を阻まれて固定化されているかという構造は、「上」から見下ろす視点によってはじめて可視化されるものだ。
(下から見上げて容易に理解できてしまう構造であれば、そもそも支配に使用することができない)

貧困に生存自体がすり潰されようとする絶望の中で、あらゆる手段で生き残りを図る「鉄華団」
このところ話題の「ヤンキー」論のように、貧困の中で生存のために相互扶助するヤンキー共同体を思わせる「鉄華団」だが、例え生存に十分な金を稼ぐことができたとしても、そもそもの生存のための苦闘を彼らに強制する「貧困」が何処から押し付けられ「どのように」脱出を阻まれているかを認識することはできない。

「鉄華団」と同化するクーデリアは数十人の子供に救いを与えているかもしれないが、そこを離れ本来の「上流」に回帰した時、同じ境遇にいる数万倍、数十万倍の子供たちを解放できる可能性があることを、読み書きを教える彼女の姿は、想像させるものだ。
彼女の担うべき戦いは、鉄華団の生存のための戦いとは異質なものであるのだと、両者の同根源性と不可分性を同時に見せながらも、製作者は暗示しているように見える。


18話で、地球降下を目前にして、襲い掛かる敵の攻撃を退けた物は、クーデリアの「言葉」ではない。
いや、「言葉」によって語られている彼女の「正しさ」が退ける力を持っていたわけではない。
事実上の宣戦布告ともいえる彼女の言葉を支える、「政治力」が、攻撃を退けた。

様々な勢力の思惑がたまたま状況を作り出したように見えるが、これは中学生好みの、「黒幕」のオヤジ共の「裏工作」にクーデリアが操られているといった「陰謀論」の結果とは異なる。

政治力とは、「権力」を行使する力なのではない。
他者に対し「影響力」を及ぼす力が政治力であり、それぞれの勢力が影響力を及ぼし合う駆け引きが「政治」なのだ。
法律によって行使される「権力」は、飛び切り力の大きい「影響力」に過ぎないのであって、対抗する「影響力」が十分に大きければ当然に無効化される。
デモも抗議行動も政治であり、選出された議員の議会内でのアレコレの行動は「政治」のほんの一部分にすぎない。
「政治」は予定調和的に社会や体制の維持を保証して行われる駆け引きではなく、影響力の行使は、時に体制の安定など吹き飛ばすものだ。

影響力の源泉は、各種ある。「鉄華団」の行動が彼女の要請によって決定されることも、その一つの表れだ。
「鉄華団」に対して命を捨てるように「命令」することは、彼女にはできない。が、彼女の望みとあれば、「鉄華団」は劣勢での戦闘をためらわないだろう。

様々な勢力が、それぞれの思惑でクーデリアをコントロールしようとする。が、それは同時に、彼女自身の思惑で彼らを動かす契機ともなる二面性を持つ。
経済的な利害のバランス、社会思想的な立場、知名度、その他の要因が、彼女の発言や行動に「影響力」をもたらすのであり、彼女の「宣言」は、その「政治力」を自覚的に行使していくという「宣言」でもある。
この「世界」のこの時点で、この「力」を行使する立場にあるのは彼女のみであり、彼女にしかできない「戦い」の開始を告げるものだ。

誰かが自分を殺しにかかって来ているとき、相手を返り討ちにすることも厭わずに反撃するだろう。
相手に配慮して、反撃が本当に正しい事なのか、相手を殺す前に考慮しろと勧める人間はいない。

が、殺しに来るのが「政府」のような政治的存在の場合に限って、流血を避けて体制を傷つけない配慮をするべきだと説教する人間の言いぐさは、どう見ても倒錯としか言えない。
今まさに体制に殺されようとする人間には、流血を避けろという人間は、端的に「敵」だ。

自らの手を血に染めることも厭わないというクーデリアの決意は、「政治力」の行使に対して責任を引き受けるという覚悟でもある。
終幕で、封鎖を突破し、議場へ突入しようとするにあたって、鉄華団の制服からドレスに着替えたクーデリアの姿は、彼女自身の「戦場」へ赴くという決意をよく表現している。


{netabare}議場への突入にあたって、子供たちに敵の攻撃を引き受ける囮役を割り振るオルガの決断は、現象としては、物語の冒頭で、少年たちを生きた弾除けとして使い捨てようとした「上司」たちと同じに見える。

が、違う。
決定的に違う。

それは、子供たちの自発的な忠誠心の発露であるからではない。
「組」のために親分の命令で鉄砲玉として殴り込みをかけるような忠誠心などでもない。

この突撃が、ビジネスとしての戦闘行為を逸脱し、戦闘集団としての戦術的組織性が消滅して、「私」の輪郭が消え集団と融解して境界がなくなるような「蜂起」の発生を寓意したものであるからだ。
「蜂起」は単なる集団行動ではない。「私」が集団として生きられ、集団が同時に「私自身」である超越的な祝祭の時間。そこでは私の死は集団の生に転化してしまうような、特権的な一瞬の生の燃焼だ。

ここで描かれているのは、革命へと連鎖するかもしれない、蜂起が生成する瞬間と、それがまさに生きられようとするダイナミズムだ。{/netabare}


幾多の「戦場」が描かれてきた物語だが、それは単に「戦いが行われている場」であって、実は物語の最初からいわゆる「戦争」はどこにも生じていない。
行われているのは、合法性に疑いのあるギャラルホルンによる武力行使と、これも非合法とは決めつけきれない「鉄華団」の反抗で、「影響力」の力関係でどちらにも転がる暴力の「合法/非合法」の曖昧性が、ビジネスとしての戦闘という「鉄華団」の隙間「商売」を成立させている。

商売としての戦闘であれば、生きて金を受け取ることが最優先だ。
金をあきらめて命を拾う選択もあり得るだろう。

が、物語が追ってきた経験と度重なる仲間の死が、「戦闘」の意味を変容させた。

物語を通して「鉄華団」にとって、眼前の「敵」は、「金銭」の前に立ちふさがる「商売」上の「障害物」だった。
{netabare}終幕において、「奴ら」が存在する限り自分は存在することができない、という絶対的な「敵」へとその意味が変貌する。
彼等の存在そのものを圧殺しようとする「何か」、全存在をかけて敵対しなければならない「何か」だと。

「商売」用の戦闘集団としての組織はここに解体して、「蜂起」の集団へと変貌することになる。{/netabare}


{netabare}ゼロ年代論壇の影響だろうか、革命を蔑視して冷笑する感性が多勢を占めているように見えるのは、政治的権力の奪取のために少数者が「手段」として大衆を利用するイメージが固定しているからだろう。

このような反感を避けるため、彼等の蜂起は、「思想」や『主義」の代わりに、「鉄華団」という「未来」へ掛け金を積む、象徴的なギャンブルとして、表現される必要があった。

だが、革命は、政治目標の達成の「ため」に、誰かに計画されて主導される「手段」ではない。
「革命」は、どこかから到来する「蜂起」という契機が、たままた政治課題とシンクロした場合に「結果として」発生するに過ぎない。
現時点での「鉄華団」の「蜂起は」、まだ革命へと接続する機縁を得てはいないようだ。

子供たちが死が明白である戦闘に参加することに涙するメリビットの描写は、個人が恣意的に離脱できない蜂起の暴力的な超越性を理解しないところからきている。
雪之丞の、「間違っている」が止められない、という述懐もまた「間違っている」

それでも二人が本気で子供たちを思いやる描写が丁寧に重ねられてきたからこそ、この誤りに不快や安易さを感じさせることはない。
あたかも蜂起へ参加しようと旅立つ、自分たちの理解を超えてしまった子供を見送る、年老いた両親のような印象を与えるものだ。{/netabare}


植民地支配を緻密に構築することで、日常描写の端々に自然にその実像が反映された描写が展開することになり、多くのアニメ作品に見られる「自由と平等の為の戦い」といったバトルを設定するための体裁に過ぎない空論性に立体的な実質を与えて、戦闘行為に陰影と必然を与えることに、本作は大きく成功したと言っていいだろう。

植民地から富を収奪している宗主国が「交渉」によって莫大な利益を自ら放棄することは、ほとんど現実味のない空想的な事態であって、放棄させる何らかの実行力による強制が必然化される。

強制力は、各種「影響力」の駆け引きとして作品世界に登場した。クーデリアもまた、影響力のプレーヤーとして参加する。
影響力の綱引きが「植民地」をどう動かすかは、まだ明瞭ではないにせよ。

が、「影響力」が当面の「鉄華団」の生存を確保するのだとしても、「貧困」と、これを基礎とした「植民地」支配にどのように影響してくるのか。
「鉄華団」の生存でよしとして、「貧困」を必然化する「植民地」支配構造は放置されるのか。

「蜂起」一瞬の燃焼だ。特権的な生の経験は、永続性を持つことができない。が、耐え難い抑圧がある限り何度でも連鎖して発生する。
一旦は収束した「鉄華団」の蜂起は、再び生じるのだろうか。

はたして「蜂起」は独立戦争へと向かい、ことなる思惑を持った「影響力」を排除し、「貧困」体制を破壊できるのか。


行く末を暗示するものは、ラストでクーデリアから子供たちと主人公に託された「宿題」にあるようだ。

そもそも「自由」と「平等」は対立的な概念だが、独立戦争や革命にはそろって呼号されるのは、直接の動機である不平等が、被支配者にの前には「自由」を妨げる障害となって立ち現われるからだろう。

「平等」は突き詰めれば分配のルールの問題で、これの改善を求めることは条件の変更を目的化するもので「自由」の領域とは何のかかわりもない。
「自由」からは、不平等は勿論あらゆる抑圧がその「敵」として問題化される領域が開かれるもので、平等よりもはるかに大きな運動の原動力になる。

言い換えれば、植民地独立は、不平等の撤廃を出発点としていても、「自由」の要求を運動内に取り込むことが出来なければ、蜂起を伴う「闘争」として発生できないという事だ。

本作内でこれが反映されたものが、文字を学びたいとクーデリアに申し出る主人公が語る、いずれ本を読みたいのだという「夢」だろう。
ここで語られているものは、教養主義的な人格陶冶や階級上昇の実利ではない。

「貧困」を与えられた所与の状況であると認識して、そこでの適応しか視野にない主人公は、社会改良的な「平等」の実現には積極的な興味も意義も見出していないように描写されている。
が、空虚な内面を抱える主人公が語る、本を読みたいという「夢」は、本の彼方に幻視される「ここではないどこか」という場所に到達したいという欲求の芽生えを感じさせるものだ。
「どこか」へ行く=「自由」への欲望の兆しを、そこに見たいと思う。

主人公の「自由」への欲望の芽生えは、自身の動機が皆無に見える主人公の戦闘行為が、やがて植民地独立の闘争へと接近していく必然を予感させる。

欲望の兆しを「本を読みたい」=文字を学ぶことで表現したこともまた、象徴的だ。

様々な領域で存在するであろう各種の「自由」の中で、根源に近い場所に位置するのが教育=学問の自由であろうからだ。
眼前の不平等が何かの自由を阻害しているのだとしても、それを阻害であると考えることが出来なければ「自由」にむけて闘争することすらできない。
「自由」を獲得するには、まず「考える」こと=学問が「自由に」行われなければどこにも出発できないだろう。

ここではないどこか、「鉄華団」の辿り着くべき場所へは。

とりあえず、二期も目が離せない。




ロボットアニメに『機動戦士ガンダム』が「戦争」を持ち込んで以来、ロボットアニメでは戦争の否定と戦闘を同時に見せるというねじれた設定を導入せざるを得なくなった。

が、凡百のありきたりなアニメでは、人殺しはよくないという気分から戦争を「絶対悪」認定し、戦闘と戦争を区別できない安直な態度しかとる事が出来ず、語るべき作品が登場することはなかった。或いは、その絶対悪にもかかわらずそれが発生してしまう必然との板挟みで、作品自体が破綻するか。
語るに足る作品は、この「ねじれ」を回避する設定を構築できたか、ずらすことに成功した物しかない。

本作の、戦闘の回避を自己目的化して思考停止する倒錯をとらず、自己の敵である社会悪に敵対する目標を見失わない「蜂起」は、ねじれの正面突破を目指した独創性を感じさせる。

この国で戦争の悲惨を振り返るとき、なぜか不思議に、天災のような、自然に降りかかる災害のように語るばかりで、「意思決定者」という名前を持った人格が支持者の賛成を集めたうえで決行する、徹頭徹尾「人為的」な、責任をとるべき人間のいる社会的行為だという事実を無視しているように見える。

植民地の貧困もまた、「鉄華団」の少年たちが感じているような、文句を言っても始まらない乗り越えるべき苦境ではなく、頂点に名前のある「責任者」を戴く官僚組織の運営によって管理される「人為的行為」だ。

戦争状況の向こうに「責任者」を見出す視線をアニメに持ち込んだ『機動戦士ガンダム』と、貧困の背後に「人為」を告発する本作と。
社会への視線のベクトルの類似性によって、本作に「ガンダム」の名は与えられているのかもしれない。

投稿 : 2016/03/28
閲覧 : 740
サンキュー:

8

猫耳サイクロップス さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

すげぇよミカは・・・

任侠ガンダムっすね。今までのとは違ってビーム兵器っぽいのはないみたいです。動きに重みがあってよかったと思う。

三日月の個性が強烈でよかったです。サラッとすごい台詞を言ったりします。

総評:
「ガンダム+任侠ってめずっらしい」

投稿 : 2016/03/28
閲覧 : 252
サンキュー:

3

ネタバレ

シルメリア さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

「鉄壁の死亡フラグ♪」

富野由悠季よ!
もう、あなた…ガンダムの亡霊なのだから
さっさと引退しろよ。
レコンギスタよりビルドの方が
断然、面白かったし。
もう、時代遅れ。

観てる方なら、解ると思うが
この流れ、既視感ありありですよね?
サンライズが、ガイナックスの
名作「グレンラガン」をパクろうとしている疑惑。

オルガ→カミナ
三日月→シモン
団体の命名
オルガ→鉄華団
カミナ→大グレン団
この流れで来たら兄貴死亡フラグ確定!
で、あれだろ?
三日月のどん底からの自立だろ?
まさか、二番煎じどころか
パクリとは、恐れ入ったよ。
予測が外れればいいが…。
この展開だと、兄貴死亡しないと
盛り上がらないだろうし…。

あくまで、3話まで観ての予測なので深い意味はありません。
┏○ペコッ。

3/27追記
えっ∑(OωO; )
まだ、続くの?
もう、いいよ。お腹いっぱい…。
死んだのは、ビスケットか。
じゃ、次のクールに死亡かな?
オルガ。
印象に残っているのは、
任侠ガンダムとしての地位と
「フミタン♪」と言う響きだけかな?

投稿 : 2016/03/27
閲覧 : 402
サンキュー:

10

かさい さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

キャラがしっかり生きているアニメ

とらドラ、あの花、ここ叫などで知られる長井監督と岡田さんのオリジナルガンダムアニメ。
制作は小川Pのサンライズ3スタ。

展開、構成、脚本、人物描写等、ガンダムシリーズの真骨頂から少し離れた点からのアプローチだったと思う。
キャラ間のやり取りはドラマ的で、展開はしっかりガンダムらしいアニメ展開。

脚本回に関しては、岡田さん脚本回が良いだけに他の回との落差も少し感じた印象。

【総合】
4.71/5

【物語】4.7
【構成】4.7
シナリオ、構成は個人的に好きなタイプ。
序盤のペースは非常に緩やかだったが、物語もキャラたちも着実に回を重ねるごとに前進していく。
展開的な盛り上がり、山場は不定期にやってきて、2クール単位では徐々に話は盛り上がっていく。ピークの運び方も上手かった。


【作画】4.7
メカアニメの作画についてはイマイチ評価しづらい。
メカ作画があまり好きではないというのもあるが。
戦闘シーンも不定期でやってくる。
毎話必ずあるわけではないが、終盤はかなりのカロリーだったと思われる。
サンライズの非常にタフな走力を感じた。
戦闘は、目まぐるしく動くカメラとビームの応酬って感じではない印象。
ロボット同士の格闘戦という表現の方が近い。
コクピットの中のレイアウトや、MSのスケール感と重量感を表現するのはなかなか大変そう。
でも、そこまで興味は湧かない。

【美術】4.6


【声優】4.75
一番にあげたいのが松風さん。魂のガエリオ。見事だった。
鉄華団メイン三人も見事な演技だった。
特に聞いたことのなかった河西さんに関しては、三日月のキャラクターである、冷静で落ち着いた冷淡さが上手くハマっていた印象。
細谷さんも花江さんも単純に演技がうまい。
また、脇役のナディさんを演じた斧さんは渋さの極みって感じで、鉄華団を影で支える役としてフィットしていた印象。個人的には好きな声。

アトラ役の金元さん、ラフタ役の日笠さん、エーコ役の久保さん、可愛かった。
特に久保さんは同時期に放送している大家さんにしか聞こえなかった。

【音楽】4.8
今、引っ張りだこの横山さん。
レパートリーも豊富で、作風にも雰囲気しっかり合わせてきて、盛り上げるシーンや沈めるシーンも本当にいい曲が沢山あり、劇伴クオリティのアベレージは非常に高かった。
悲しいシーンはこころに染みるイメージ、戦闘シーンは熱いイメージ。
素晴らしい。

【演出】4.6
映像面では非常に評価が難しい。
演出<セリフな感じもあったので、演出が良い回があったのか、あまり目立たない印象。ed挿入は凄く良かった。

【op&ed】4.75
1クール目のopは長井監督コンテ演出。
フィックスのカットはないと思えるくらいカメラが動く。
画面にも終始処理が施されていて、作品のスタンスが見えてくる構成にもなっている。
edはオルフェンズ。長井監督十八番の挿入がキマる。

2クール目はあおきさんコンテ演出。
曲は1クール目のほうが好み。演出的にも長井監督のほうが雰囲気合ってると感じる。
ウユニ塩湖のイメージが更に強まった印象。演出意図は明確には分からない。
edはTRUE。イントロでキマる。

【世界観】4.8
岡田さんがどこまで世界観、設定を練り上げているのかは分からないが、非常によく出来た世界観だと思う。
宇宙鼠と呼ばれる子どもたち、内部と外部に問題を抱える敵。
ガンダム世界の状勢描写や展開を裏で支える細かい設定。
その辺りをわかりやすく克つシンプルに、そしてダイレクトに表現していた印象。日5らしい、、のかな。

【キャラ】4.8
キャラクター一人一人がここまでしっかり生きているアニメは珍しいと感じた。
とにかく岡田さん脚本担当回は素晴らしい。
セリフ回しというよりも、キャラに言わせるセリフが秀逸すぎる。
キャラのセリフにもしっかりキャラの気持ちや想いをのせるしそれをするのが非常にうまいと感じた。だから、キャラだけの会話にもきちんとした人物描写が存在していたのだと思う。
セリフが凄くキャラっぽい感じがハマってる。自然なセリフ。
このキャラならこの場面のこの状況だったらこんなセリフを言うだろうという的確な脚本を岡田さん回では感じた。
各キャラのセリフにしっかり意味をもたせているので、現実味が凄くて重い。
敵サイドのキャラも魅力的だったのもこの作品の長所だと思う。
敵を明らかな敵とはっきり描写させずに、なぜ、何のために、どんな想いで戦っているのかが明確になっていたため、憶測だが視聴者の大半は、敵側にも感情移入が出来たと思う。敵側にも味方にも、ハズれたセリフを喋るキャラがいないのも大きい。
世界観や設定にも繋がる評価にもなるが、キャラの良さ、セリフの良さが、作品の良さに直結していた岡田さんシリーズ構成らしい作品になっていると思う。

個人的に好きなキャラはガエリオとメリビットさん。

投稿 : 2016/03/27
閲覧 : 218
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5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

悪魔との契約、その先に見る景色は……

全25話。

キャッチコピー 「いのちの糧は、戦場にある」

人気シリーズでもあるアニメ作品ガンダムシリーズ。
その作品の一つとしてガンダムの名前を冠する本作。

作中でガンダムフレームといわれる象徴的な機体を中心に描くことで
一先ずはシリーズのお約束は果たしている。
MS同士の戦闘描写や演出においても、平成のガンダムシリーズらしく
綺麗で丁寧で作画においては安定していた。

ストーリーが戦争、というよりは紛争と小規模である故に
宇宙世紀が好きなガンダムファンにとっては
規模が小さい作品と感じられたことだろう。
ただ、政治的な問題や人間臭さを描くガンダムシリーズらしい作品ではあった。

キャラクター性は強く、個性があるキャラが多く好みがわかれる。
主人公のキャラクター性は惹かれるか拒絶かの二択になるやも知れない。

キャラクターの成長を描く面ではヒロインが全面に押し出されており、
各々の戦場での活躍を主人公とのかかわりを描いていた。

第二シリーズも予定されている本作だが、
第一期に当たる本作に置いては、綺麗に物語は終わっている。
第二期までお預けなんてことはないので、是非におすすめです。

投稿 : 2016/03/27
閲覧 : 115

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ダグラム?→まさかの任侠もの??→ガンダムはガンダム

後半は惰性で見てましたので、特にいい印象も悪い印象も無く。

ディティールでは目新しくも見える要素は有るものの、サマリーでは結局ガンダムのフォーマットから大きく外れてないような。
ですが、むしろ2期をどう作るかは楽しみです。
任侠モノ要素は意図的に入れてた作品らしいので、個人的には夢をぶち壊す悲劇希望。
/////////////////////////////////////////////////////
9話観ました。
日曜の夕方に杯なんて交わしちゃっていいの?というのが正直な感想なんすけどw
個人的にはこの路線でどんどん社会の暗部へ落ち居てく様とか鉄の結束からの仲間割れとか、とことんダークになってくならばそれはそれで楽しみかも(汗)
逆に中途半端にこんな要素組み込んだのならば、子供騙しな客寄せだと思う。
/////////////////////////////////////////////////////
2話観ました。
 平成のダグラムとは言わずとも民間軍事会社に生活の糧として身を置く虐げられた少年兵達の不条理への抵抗というアメリカンニューシネマみたいなのになるとイイなという期待もあるんですが、OPの宇宙での戦闘と言うビジュアルからくる"やっぱガンダムは良くも悪くもガンダムだよね"という冷めた目で観てしまうと言うか。あくまで個人的な感想すけどね。
正直、ガンダムって冠で無いものとして観たかったと言うか。
それが偏見とは思いたいけど、ガンダム≒バ〇ダイという商売の臭いが付き纏う。そこに作家性を残す事は難しいんじゃないかと思うと何とも。

なんかまたディスってるみたいですが、今期はあまり良さげな作品が無いのもあって期待はしてます。2話のお嬢様と主人公の遣り取りはとてもイイと思いましたし、私はむしろ"名ばかりのガンダム"と言う作品になって欲しいと思って観てます。
////////////////////////////////////////////////////
ご安心ください。1話観た感じは普通にガンダムでした。
多少、泥臭い戦争物には寄ってますけど正直ここら辺が限度だと思います。
個人的にはMSイグルーみたいな数として消費される兵隊さんたちの悲劇が観たかったですが、本作もお嬢様ヒロインと庶民派ヒロインが居て理想・政治って部分に話は繋がりそうな雰囲気ですのでいつものTV用ガンダムだと思います。
なんかディスってるみたいですけど、絵も綺麗ですしまあまあ面白そうではありますんで。

投稿 : 2016/03/27
閲覧 : 406
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19

kunitono92 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ロボット要素を前面に打ち出さなかった作品

ガンダム作品っていかにもロボットものって要素が多い作品が多いんですが,この作品はメカニック要素がそんなに感じられなかったというか…人間臭かった感じを受けました。(もちろんどの作品も人間ドラマはありますが…。)

なので,SFメカの派手さは皆無で,どちらかといえばキャラクター同士のドラマが中心という珍しいタイプの作品に感じました。
もちろん,まだ一期ということなので,この先一気にメカインフレが起こるのかもしれませんが(笑)

ストーリー性重視というのは悪くないのですが,設定を理解するのにしばらく時間がかかったことと,メカの派手さがないことも相まって今一つパンチに欠けたかんじは否めませんでした。

二期に期待します。(*^^*)

投稿 : 2016/03/27
閲覧 : 180
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6

こまさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

毎週めっちゃ楽しみ!!

細谷さん目当てで見始めましたがめっちゃおもしろかった~ヾ(*´∀`*)ノ
途中だれたような気もしますが、最後まで楽しみでしょうがなかったです。
だいたい毎度2回は見直しましたw
オルガかっこよくて細谷さんファンの方におすすめです(*´∀`人)♡

投稿 : 2016/03/27
閲覧 : 223
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2

ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

躊躇しない主人公

番宣から、パーツ強奪して強化していくのがメインのガンダムなのかなーと
思っていたけど、主人公が躊躇なく敵を屠って行くので、
結構暗い話なのかも。

EDのMISIA「オルフェンズの涙」良い。

25話
{netabare}
火星に戻る鉄華団と地球に残るクーデリアで、
終わったけど、マクギリス黒すぎだなぁと。

アインにやられたと思っていた3人が生きていたのは意外だったかな。
{/netabare}

24話
{netabare}
アインがモビルスーツに組み込まれての登場でw

アインvsミカ、ボードウィンvsマクギリスになった状態で終了。
この決着がつきつつ、白髭爺のかわりにクーデリアが演説して
1クール目終了な感じかな。
{/netabare}

23話
{netabare}
マクギリスの間接的誘導で麻呂退場。

次回、アイン復活で1クール目のラスボスは、
アインとボードウィンになるのかなー

麻呂が『正々堂々~』と3体vs3体の決闘の申し込みを
している最中に仕掛けるミカはブレないなーと。

まぁ、戦争だし、正々堂々3体vs3体でやろうというのもね。
{/netabare}

22話
{netabare}
ミカは、オルガを煽っていくスタイルなのかなー

ビスケットが、さっくり逝くとは思わなかったけど、
オルガは、最終回までもたないのかも…
{/netabare}

21話
{netabare}
ビスケットが死亡フラグ立てたと思ったら、即逝った…

アキヒロやタカキは回避したけど、オルガの参謀的な位置だからかな?
次回予告で、アインまだ生きてるみたい…

さっくり逝くのとしぶといのの落差がありすぎるー
{/netabare}

20話
{netabare}
アインがアラヤシキ化すれば延命できると…
後半とかでキーキャラにでもなるのかな?
さすがにしぶとすぎでしょう。

次回から、麻呂キャラに追撃されるみたいだけど、
グダグダにならなければいいけど。
{/netabare}

19話
{netabare}
またまた、ガエリオを庇ったアインは、今度こそアウトっぽい。

地球に降下できたようだけど、次回予告だと、
また、任侠道みたいなシーンあるみたいなので、そういうの好きな人が、
話かいているのかな???

無理に日本テイスト入れなくてもいいと思うんだけど。
{/netabare}

18話
{netabare}
仮面の人の正体は、マクギリスとあっさりと正体出たので、
1クール目は共闘関係で、地球に降りて、
クーデリアたちが火星に帰るで終わるのかな?

ガエリオは、意外といいやつだったのは◎
{/netabare}

17話
{netabare}
クーデリアは覚醒したけど、その先はお預けだった。
見た感じだと、リリーナみたいになりそうな…

クーデリアは覚悟を決め、ミカは、自身にイラついたのか、
『あ~イライラする』みたいなセリフ言ってたし、
オルガ依存が無くなり自立していくんじゃないかなーと思いたい。

あいかわらず、敵のコックピット一撃とかブレてないけど。
{/netabare}

16話
{netabare}
クーデリア、フミタンの死を乗り越え、
次回覚醒していきそうな感じだった。

仮面の人も次回出てくるみたいだから、
17話面白くなりそう。
{/netabare}

15話
{netabare}
フミタンの裏切りとビスケットの兄との別れ

次回のタイトルからして、フミタン終了ぽいけど、
仮面枠は、どのぐらいの戦力保有しているのか気になるなー
{/netabare}

14話
{netabare}
やっはり出てきた仮面枠…
カツラかぶったマクギリスってオチ?
1クール目のラスボスになるのかな???

あと、鉄華団男クルーは、風呂に入らないのが普通ということが判明。
新年1発目、中々面白かった!
{/netabare}

13話
{netabare}
ミカのオカマ相手に、『こいつ死んでも問題ないから、まっいいか』な
セリフ後、さっくりやってしまうとは躊躇無いなw

さらに、最後にミカが、『あんた可愛いから』って、
クーデリアにキスした!アトラ不憫すぎ…

ミカは、やはりヤバイ人だった。
最近のガンダム主人公で、かなり壊れていていいかも。
{/netabare}

12話
{netabare}
鉄華団側から、誰か逝くかと思ってたけど、
アキヒロの弟は、やはり逝った…

それ以外は、大きく話は進まなかったー
{/netabare}

11話
{netabare}
前回、アキヒロとタカキが死亡フラグ立っていたけど、
回避ってのは意外だった。

メリビット、経理以外に医療もできるとは有能過ぎる。
クーデリアの活躍の場は、1クール目無しなのかな?

次回は次回で、今回遭遇した、敵の中にいる
アキヒロの弟が逝きそうだけど…
{/netabare}

10話
{netabare}
オルガにハンカチをかした女性キャラが、
お目付け役として、船に経理として搭乗することに。

アキヒロとタカキが死亡フラグ立てちゃったけど、
次回、タカキが逝くのかな…

しっかし、ミカは躊躇なく敵コックピットで一撃必殺しにいくな。
{/netabare}

9話
{netabare}
名瀬とオルガが兄弟盃を交わす回
日本のアニメだからって、無理に和テイストを入れなくても
よいと思うんだけど…

オルガは、名瀬を手本として成長していくのは見えてきたけど、
ミカは、誰かを見て成長していくのか、それともストイックに、
自分で訓練を重ねていくのかを見るのが楽しみ。

あとは、オルガにハンカチをかした女性キャラが、
今後また出てきそうな予感。
{/netabare}

8話
{netabare}
タービンズって、名瀬以外全員女性クルーなのは意外だった…
名瀬自身がハーレムと言っていたけど、
違う理由があるのだろうと思いたい。

名瀬の仲介で、テイワズのボスと交渉できる事になったけど、
次回予告で、盃が…任侠モノではないだろうに…
{/netabare}

7話
{netabare}
アキヒロに死亡フラグが立ったと思ったけど、
どうやら新キャラのタービンは筋が通っていないとダメなタイプなのか
戦闘中断になった。

タービンズの女パイロット3人はVガンダムのシュラク隊な感じがするけど…
次回、社長がどうなるのかな???
{/netabare}

6話
{netabare}
オルガって、ミカの期待に応えていく為に色々と覚悟を決めて
走っているのがよくわかった回だったけど、これだと、オルガは
最終回までいないで途中でいなくなりそうな気がする…

ファフナーよせなガンダムになるのかな?
{/netabare}

5話
{netabare}
ちょび髭が裏切ったけど、オルガが裏切りを読んでいたので回避

裏切ったちょび髭は、オルガにより、ギャラルホルン母艦に送られたけど、
中々、洒落た送り方だったw

主人公が、相手のコックピットを狙いに行くのは分かるけど、
格上(金髪)相手に今後どうやって戦っていくんんだろう。

オルガが最終回までいなそうな感じも…
{/netabare}

4話
{netabare}
一旦休憩とギャラルホルンのマクギリス特務三佐、
ガエリオ特務三佐との出会い。

CGSの大人二人が残されたけど、ちょび髭が裏切るみたいだから、
次回、地の雨が降りそう…ミカは何人屠るのだろう。

クーデリアは、火星の本当の実情を知っていきつつ、
独立運動の旗頭に将来なりそうな感じだけど、
まだまだ世間知らずでミカが教えていくとー
{/netabare}

1~3話
{netabare}
CGS(民間警備会社)からの独立と鉄華団設立まで。

火星の地球からの独立運動の中心的人物である
クーデリアの護衛依頼により、火星支部長コーラルの狙われ襲撃を受ける。
ミカのガンダム登場により、なんとか防衛成功。

後日、クランク二尉からの一騎打ちの申し出を受け、
オルガのお願いにより、ミカが一騎打ちを受けるんだけど、
躊躇なく屠ってた。(ミカへの最期の礼の言葉ぐらい言わせてあげれば…)

ここ最近のガンダム主人公だと、一番非情キャラかなーと思った。
ヒロインと思われるクーデリアのポンコツ姫っぷりも、中々良かった。

絵柄は好きではないけど、話が結構面白そうな感じ。
{/netabare}

投稿 : 2016/03/27
閲覧 : 357
サンキュー:

6

はちくじまよいちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

期待とは裏腹に

長井・岡田の名コンビであったため、ガンダムシリーズは一度も見たことがなかったのですが初挑戦。序盤はまぁまぁ楽しめたんですが、中盤以降正直見るのが苦痛に。ストーリーも壮大なようでとっちらかって自分にはあまり把握できなかった部分も。ということでガンダムシリーズ視聴は最初で最後になりそう。EDのオルフェンズの涙は良かったです。

投稿 : 2016/03/27
閲覧 : 166
サンキュー:

3

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

秋まで待てない!!

とりあえず2期決定おめでとうございます
最終回は正座して観ていましたw
策略と裏切りのマクギリスとシャア・アズナブルを重ねてしまいました…
長井龍雪×岡田麿里という事で面白くないはずがないとは思っていましたが期待以上でした

投稿 : 2016/03/27
閲覧 : 144
ネタバレ

ともゆき! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:今観てる

命の糧は戦場にある

この世界で生きるために。
生きるってなんだろ。
自分の居場所を求めて。

オルガの居場所は三日月の側、そして三日月の居場所はオルガの側なのだろう。
お互いがお互いを必要とし、お互いがお互いに責任、プライドを持ち生きている。
生きるために、自分が自分であるために、皆、歯を喰いしばって生きている。
皆自己中で、皆温かい奴らだ。簡単に死んでいく。だからこそ必死で生きている。
カッコイイ奴らだよ!

第8話 「寄り添うかたち」
印象に残ったセリフ 
{netabare}オルバ
『死んじまった仲間が流した血とこれから俺らが流す血が混ざって鉄みたいに固まってる。だから…だから離れらんねぇ』
『バ~カ。見捨てるとか見捨てないとかじゃねぇよ。家族ってのは』
名瀬
『まあでも血が混ざってつながって…か。そういうのは仲間っていうんじゃないぜ。家族だ』
三日月
『俺にはそれくらいしかできることがないんだ』

それぞれが仲間、家族を想い行動する。今の世の中にはあまり無いよね、なんでだろう?やっぱ平和になりすぎたのかな。広く繋がり過ぎたのかな(ネットという環境が出来て)なんか寂しい感じがする。 {/netabare}

第9話 「盃」
印象に残ったセリフ
{netabare}三日月
『これはあんたが決めることだよ』
どっちにしろこれからも人は死ぬんだ。今までのことで分かってるだろ』
『これはたぶん俺が最初に人を殺したときと同じ。クーデリアのこれからの全部を決めるような決断だ』
『だからこれはクーデリアが自分で決めなくちゃいけないんだ』
なぞの女
『これよかったら使って』
『大人になるならいろんなこととのつきあい方覚えなくちゃダメよ』
名瀬
『「御留我」の「我」と「王我主」の「我」だ。「我」とも読む』
『「自分」って意味さ。これからどんどん立場だって変わる。自分を見失うなよオルガ。でねぇと家族を守れねぇぞ』
オルガ
『鉄華団は俺が…いえ、俺ら皆で作る家です』
『俺のメンツなんて関係ないです。これから何があっても俺らが変わることはない。俺ら一人一人が鉄華団のことを考えていく。守っていく』

オルガは頼れる大人と出合い成長していく、子供な所を出していく。頼れる大人ってほんと少ない。俺も頼れる大人になれるように一歩一歩成長してこう!頼れる大人ってカッコイイよね♪
大人になるって色んな付き合い方を覚えていくことでもあるんだよね(しみじみw){/netabare}

第10話 『明日からの手紙』
未来。未来が見れて人が変わっていく。もっと努力しようとするもの、周りを大切にするもの、過去を振り返って見るもの。
過去があり今があり未来へと繋がっていく。皆うまくいって絶頂の中どう変わっていくのか。気になりますね。

第11話 『ヒューマンデブリ』
印象に残ったセリフ
{netabare}アキヒロ
『ヒューマン・デブリが楽しくっていいわけがねぇ。だから罰が当たったんだ』
不幸になれてしまった人って幸せを自分で受け入れられないんだよね。虐待を受けていた子供とかもそうらしい、虐待を受けられないと落ち着かなくなるらしい。それと同じなんだよね。
それを変えてくれる仲間がいる、アキヒロの周りには家族が居る。
温かいな。
色々情報量が多い回だったな。
マクギリスとガエリオはギャラルホルンを変えようとしているとか。
次回どうやって締めていくのか気になりますね。{/netabare}

第12話 「暗礁」
印象に残ったセリフ
{netabare}まさひろ
『遅かれ早かれどうせ死ぬんだ。だってそうだろ。俺たちはヒューマン・デブリなんだ。地面でなんて死ねない』

其のように育てられ、そう生きてきた、周りも死んでいった。
愛が貰えない子供たち。
愛が貰えない子どもたちが一人でも減るようにと思ってしまう。
自分もならないように気をつけないとととも思わせられる。
MSが倒されるときにコクピットの描写もしっかり描かれていて子どもたちが死んでいく姿がわかる。
ヒューマンデブリか、なんて悲しい響きなんだ。{/netabare}

第13話「葬送」
{netabare}死が当たり前の世界。そこで葬式を上げることで初めて死についてしっかりと考えた鉄花団たち。
葬式について自分も考えさせられてしまった。{/netabare}

第15話 「足跡のゆくえ」
{netabare}【フミタン】『どんな行為にも必ず付きまとってくるものですから』
【三日月】 『自分のしたことなら当然なんじゃないの?それがオルガの言う筋を通すってことでしょ?』
【フミタン】『そうですね。責任は自ら取るしかない。私もあなたも』{/netabare}
どんなことでも、責任がある。しないことでも、することでも。
筋を通すか。カッコイイ。

第16話 「フミタン・アドモス」
希望か。人は何が出来るんだろう。人に何を見るのだろう。
人に希望を持つって。

第17話 「クーデリアの決意」
やることが決まった。クーデリア。自分が必死でやり遂げると決まったことが決まった。自分の人生をかけてやることが決まった人は強い。
フミタンもそうだったのかもしれない。クーデリアを守ることが自分のやることなのだと思ったのだろう。
希望とは自分の人生でやることが決まった時なのだと思った。それに向かって進んでいくこと。それが人生なのだと。

第18話 「声」
{netabare} 【クランク】『いいかアイン。人間としての誇りに出自など関係ない。人間なんて一人一人違う。元々一括りにはできないものだ』
『自分自身が正しいと思う道を選べ。周囲に惑わされずお前という人間の生き方を見せるんだ』
【アイン】『クランク二尉は俺に自分を取り戻させてくれました。周りからどう見えてもいい。俺は俺の考えを…』
【ガエリオ】『まるで俺がお前をバカにした連中と同じだと言いたげだな』
【アイン】『違います!そうではなく…』
【ガエリオ】『いやいい。俺はお前のような男を初めて見た』 {/netabare}

人の想いで人が動く、人の生きざまが人を動かす。人の想いと想いは共鳴する。

第19話 「願いの重力」

{netabare}【三日月】『俺の手また汚れてるよ?』
【クーデリア】『…私の手ももう汚れています』
『みんなの血とみんなの思いと…この手に私は誇りを持っています』


【オルガ】《行くんだよ》
【三日月】《どこに?》
【オルガ】《ここじゃないどっか…俺たちの本当の居場所に》
【三日月】『ほんとの?それってどんなとこ?』
【オルガ】 『う~ん分かんねぇけど…すげぇとこだよ。飯がいっぱいあってよ。寝床もちゃんとあってよ。えっとあとは…』
『行ってみなけりゃ分っかんねぇ。見てみなけりゃ分かんねぇよ』
【三日月】『そっか…オルガについていったら見たことないものいっぱい見れるね』
【オルガ】『ああ。だから行くぞ!』{/netabare}

人は人に希望を持ち、人は人に生きる意味を見出す。人の想い、決意が波紋となって広がり、重なりあう。

自分は何を想い、何をしているのか、もう一度しっかり考えたくなった。

第20話 「相棒」
{netabare}【おやっさん】『オルガだってビクビクしながら前に進んでんだ。勘違いするんじゃねぇぞ。鉄華団はただのラッキーだけでここまでやってこれたんじゃねぇ』
『オルガがいて、みんながいて、そしておめぇがいたからだ』
『ちゃんとオルガと話してみろよ。いつもそうやってきたじゃねぇかなあ』
{/netabare}

相棒ってビスケットとオルガの話しだったのか。自分で気がつかないだけで掛け替えのない人っているよね。苦楽をともにしていると。

第21話 「還るべき場所へ」
{netabare}【ビスケット】(まだこんなところで俺は…死ねない)(全部終わったら火星に帰ってクッキーとクラッカを…学校に入れて…またみんな一緒に…)(だから死ねない!死にたく…ない!俺にはまだ…オルガとの…約束が…)
【オルガ】『ビスケット!』
【ビスケット】『オルガ…俺達で…鉄華団を…』{/netabare}

還るべき場所。それは家族がいる場所。仲間のいる場所。それは火星、そして鉄火団。

第22話 「まだ還れない」

俺たちの本当の居場所とは。

第24話 「未来の報酬」
{netabare}【オルガ】
『俺ら一人一人の命が残った他の奴らの未来のために使われるんだ!』{/netabare}

未来か、未来は誰かの力で作られた。そして今がある誰かが必死でもがいた結晶が今なんだろう。
俺も毎日毎日もがいて世界に色々なものを産み出している。
産み出す力、産み出す決意が未来への道なんだなと再認識させられた。

投稿 : 2016/03/21
閲覧 : 309
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3

ネタバレ

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

異彩を放つ骨太ガンダム

放送前にガンダムスタートと聞いて、またぁチャラチャラしたガンダムするのかとまったく期待していなかったけど。
あえて戦闘シーンも減らして、story重視の展開にしてるが好感もてます。
女性層に媚びたガンダムに飽き飽きしてたので、私的には好きです。

投稿 : 2016/03/09
閲覧 : 283
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14

ネタバレ

おるすばんぬ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:今観てる

平成ガンダムの中でもかなり面白い方

単機で大気圏突入などオヤクソクもガンダムしてる上、熱い展開が多い。
腐に媚気味だった最近のガンダムに比べても男臭くて好きです。

投稿 : 2016/02/23
閲覧 : 204
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0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:今観てる

レビュータイトル思いつかんけど、新作のガンダムキタ━(゚∀゚)━!って騒ぐレベルのモノじゃないことだけは確か。

監督:長井龍雪
シリーズ構成:岡田麿里
キャラクターデザイン原案:伊藤 悠
キャラクターデザイン:千葉道徳
メカデザイン:鷲尾直広・海老川兼武・形部一平・寺岡賢司・篠原 保
音楽:横山 克
制作:サンライズ・MBS

さくっと鑑賞中(10話あたりまでは観た)ですが、ざっくりグレンラガンっぽい。まあグレンラガンは最初だけで途中で飽きて放置した人間なんで、「っぽい」としか言えないですが。サーセン。
でも主人公とその兄貴分的な存在の人が主人公核で出てくるロボットアニメって最近だとグレンラガンが思いつく。

最初は『ガンダム』じゃなくてもコレ良くね?って思って観てましたが(サーセン。富野ガンダム主義者なもんでw)、これを只のロボットアニメにしたら多分観る人かなり減るんじゃないかなー?だから『ガンダム』というコンテンツを使わないと成立しないんだろうなあ…
これまでの『ガンダム』シリーズを観てなくても、知らなくても観れます。ご新規さんを獲得したいのか何なのかはわかりませんがwっていうかガンダムコンテンツでご新規さんも糞もないと思うけどね。

作品の世界感設定でビーム系兵器を出さないって感じ良いと思いました。この作品にはすごく合ってるんじゃないでしょうか。銃と硝煙、鉄の塊でのどつきあい嫌いじゃないですよw

ストーリーは概ね良い評判通り確かに面白い。ガンダムガンダムしてなくてちょい硬派なアニメだねって感じかな?あと任侠モノ?w兄弟やら家族やらってワードが出てくる。まだざっくりとした感想しか出てこないけど。でも新作のガンダムキタ━(゚∀゚)━!って騒ぐレベルのモノじゃないことだけは確か。
ガンダムもそうだけど、只のロボットアニメにトキメク心を失ってるんで僕。

主人公(少年兵)が銃使って平気で人を殺すシーンにBPOからクレーム。うーんまあつくだろうなw

キャラデザ、かなーり幼く見えるデザインなので、ストーリーと設定は硬派でリアル寄りでも正直この作品には合わないデザインかも。キャラデザを素直に受け入れられるかは観る人次第だけど。
どっかで見たことあるなあ…と思ったら皇国の守護者の人ねw皇国の守護者は好きだったよw

あとね。「鉄華団」?ネーミングセンス皆無www

Gレコのほうが『ガンダム』観てるって感じがして好きだなあ…

投稿 : 2016/02/15
閲覧 : 188
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sneak! さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

信じらんない!まさかの4話連続....

大変です。皆さん!!モビルスーツ戦が4話連続ありません!!このガンダム作品は他のガンダムからの部別に成功してるのに転回力(てんかいりょく)がありません構成25話編制なのでしょうがまさか、コロニーと労働革命だけで、放送回数を消費するとは!富野由悠季監督とかならば一~二話もかからない話を描く最近オルフェンズがつまらなくなりました。ガンダムシリーズで貧困や格差は割と隠れテーマだった事を引き延ばし感でうめたガンプラも現在発表されている種類だけで
話のまとめまでお約束の映画か、二期逃げのように思えます。総合的善意の敵との闘いでは、ファーストガンダム、Vガン、oo.よりもストーリー規模も弱く迫力がありません、鈍器ガンダムが0G戦をやるのは相手機の推進ラインの逆や線対象からの射撃や打撃のみ効果がありただ射つ、打くでは相手機が動くだけでまるで効果がありません。いまの表現では大変チープです。たとえば、ショットワイヤーで敵機を固定して叩くとかちゃんと表現して欲しいです。鈍器ガンダムメインならば宇宙にでるべきでは無かったと思います。火星編だけで良かった。もしくはとっとと、地球に降りる方が良かったと思います。

投稿 : 2016/01/25
閲覧 : 218
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2

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かしろん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:今観てる

ガンダムしてるね

【14話見て を追加】

【1話見て ガンダムしてるね】
{netabare}マクロスってどんなもの?
と聞かれると答えやすい。
・飛行機が変形するロボット、バルキリーが出てくる
・三角関係
・歌
これからが構成要素として入っていると「マクロス」と言えそう

じゃあ、「ガンダム」ってなんだろうね。
・搭乗式二足歩行型ロボ、モビルスーツが出てくる
・少年たちの成長物語
・(主にキザで変なセリフ回しの)ライバルとの対決
・大人たちとの軋轢、大人への反抗
・恋の目覚め、初恋
・人と人の相互理解
この辺が入ってると「ガンダム」になるのかな。

・二足歩行型搭乗ロボ、モビルスーツが出てくる
(バンダイの要望を受け)ちゃんと1話から出てきたガンダムバルバトス。

・少年たちの成長物語
少年一杯。リーダーに従順に従属する主人公がどう変わっていくのか。

・(主にキザで変なセリフ回しの)ライバルとの対決
査察に来る貴族っぽい人?

・大人たちとの軋轢、大人への反抗
所属会社での主人公たち少年への大人たちの扱い。
バルバトスも、
”昔の遺品”と大人が諦めていたものを、
”少しでも可能性あるなら”と主人公グループが勝手に独立運用を探ってた臭い。

・恋の目覚め、初恋
フラウ枠、ちょっとダサめの女の子
セイラ枠、ちょっと世間ズレしたお嬢様

・人と人の相互理解
主人公の性格付けから、対人関係が微妙。変わっていく要素。
お嬢様との握手やり取りは面白かった。

ちゃんとガンダムとしての要素を綺麗に盛り込んでくる。
しかも、1話として、世界観説明をしながら。
こういう手際が同期ロボアニメのあっちにも欲しかった・・・
フラナガンから続く”人の体に手を加える”ってガンダム系譜設定もあるし、
主人公とリーダーの関係とか特定方面女子にウケそうだし。
まぁ、見事なお仕事である。

しかも、ロボットものとして、戦闘が熱い。
モビルワーカー同士という泥臭い戦い。
有利な高所陣地も、圧倒的物量の前に苦戦を強いられる主人公たち。
なんとか戦線を持ちこたえるも、敵MSの登場で一気に戦況不利になる。
リーダーの危機!そこへ!
鈍器という泥臭い武器を手に、敵MSをぶち殴るガンダムバルバトス。
良い!熱い!!

2話はバルバトス起動シーンからやるのかな。
楽しめそうなガンダムだ。{/netabare}

【9話まで見て 楽しさ持続中】
{netabare}TVアニメのガンダムというと、制作側のご都合によるお約束として
・1話からガンダムを出す(Vガンダムで4話が1話になったは有名な話)
・毎話、MSの戦闘シーンがある
という製作縛りがあると思っていた。
9話まできて、バルバトスの戦闘は
・緒戦
・おっさん単騎突撃
・宇宙戦
・女性部隊戦
の4戦と記憶している。
回跨ぎもあったが、丸っと戦闘無し回も多い。
「後ろがよく許してるなぁ」
とも思うし、
「腐女子に向けるには戦闘より人間関係なのかなぁ」
とも思う。
時代の流れなのか、監督、シリーズ構成の引き受け条件なのか。

人間関係も、色んな含みを持たせつつ、面白い展開を見せてるし、
それに、登場する女性も彩り豊か。
お嬢様、幼なじみ、メガネメイド、姉御、ギャル、クール、と選り取り見取り。
サービスは腐女子向けオンリーじゃないですよ、えぇ。

戦闘シーンも、熱く見せてくれてる。
主人公機が全天周囲モニターじゃない、ってのはいつ以来なんだろう。
主人公機のVerUPも見どころの一つ(OP画が変わっていってますね)
だし、アラヤシキシステムを使って、そのうち全天周囲モニターになるんだろうか。

9話では、カンノーロって小ネタもちゃんと入れてきてるし、なかなかに見どころが
多いガンダムだ。
ここから敵にもガンダムタイプ(グシオンがガンダムってのは・・・だが)が出てくる
ようだし、盛り上がりに期待したい。

オルガ・・・どうなるんだろうねぇ・・・
三日月の自我の目覚めは「女を知ること」と勝手に予想中。

※カンノーロ
イタリアンマフィア(マフィア自体がイタリア系犯罪組織なので言葉としてはオカシイ)
を描いた有名作、ゴッド・ファーザーで有名なお菓子。
9話冒頭にこのお菓子の名前が出てくることで
「あぁ・・・このおっさんやべぇ人だ」
と分かることが出来る。{/netabare}

【14話見て OP既視感】
{netabare}折り返した本作。
相変わらず、MS戦がありません。
折り返し1話となる14話も戦闘シーン無しでした。
後ろがよく許したもんだ・・・

グシオンの頭を外したら、ちゃんとガンダム頭が中に。
バルバトスに換装するのかと思ったけど、こいつをリベイクにするのかな?

新OPに新ED。
曲は、OPは前期、EDは後期が好み。
OP画になにやら既視感。
EDのOPスタッフクレジットで納得。
 あおきえい 絵コンテ 演出
「あー、なるほど・・・」
と、アルドノア・ゼロ前期OP見返す。
「あー、なるほど・・・」
好きですよ。
あおきえい演出のOP。
何度も見かえしましたしね。{/netabare}

投稿 : 2016/01/12
閲覧 : 297
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5

UsaMin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:今観てる

タイトルなし

鉄と油と泥のにおいのする世界がいいですね。
ロボットものはスタイリッシュより泥臭いほうが似合う気がします。

モビルワーカーのほうがガンダムよりかわいくて好きですが、
ガンダムもピカピカじゃなくていいとおもいます。

まだ話は序盤で何も持っていない主人公たちが
何を手に入れて物語がどう進んでいくのか、
これからいくらでも良くも悪くもなる余地があるので楽しみです。

投稿 : 2015/12/28
閲覧 : 280
サンキュー:

2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 3.0 作画 : 1.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

銃殺の件で更新です。

ウ~ン、下手ねで、いいのかな?何十年前のキャラデザインなのかな?
とても、自分にとっては駄目なキャラデザインでした。故に、視聴を断念致しましたm(_ _)m

でも、頑張って最近の回まで観ましたよ(>_<)


追記。

どらむろさんから情報を戴き、ウェブで観ましたが、あれは銃殺ではありません。

射殺です。

ここ、重要事項だから二度言いますね!!あれは、銃殺ではなく、射殺です。

銃殺は、軍が執行する犯罪者に対する刑法です。ですから、戦争中、戦闘にて敵兵を銃で殺害するのは、銃殺とは言いませんよ。

間違えた情報を頭に入れないでヽ(´ー` )ノね

投稿 : 2015/12/03
閲覧 : 356

さくらす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:今観てる

ガンダムに思い入れはありませんが、面白いです。

当方ガンダムは1stとゼータしか見たことがありません。
ガンダム世界にはあまり思い入れがなかった上に、レコンなんとかのせいで超絶イメージダウンがあったのですが、こいつはいいじゃないですか。

物語の序盤で主人公生い立ちと周辺を取り巻く環境などを、少ないセリフと絵できっちり説明してくれたところに好印象がありました。
人にけむを巻くような難しいセリフや専門用語などを使わなくても、そのあたりをしっかり仕上げてくれるところに製作者のプロ意識を感じます。

主人公の三日月はキャラデザがバカみたいであまりよい印象がありませんでしたが、劇中の立ち居振る舞い、朴訥なセリフで、ものすごく好きになってきました。

まだ物語は序盤で、ストーリーの落とし所などは全く見えませんが、このスタッフなら間違っても駄作にはならないだろうと確信しています。

これはほぼ間違いなく、おすすめ作品だと思います。

投稿 : 2015/11/18
閲覧 : 261
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5

がちゃん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

人間ドラマが中心になったら面白いかも?

監督さんが「とある科学の超電磁砲」や「あの花の名前を僕たちはまだ知らない」を作った人なので、戦闘中心より人間ドラマが中心ならかなり面白くなりそうです。

投稿 : 2015/11/18
閲覧 : 167
サンキュー:

1

ネタバレ

猫うさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

BPOに文句つけられるの巻

もともとこういうのは十五少年漂流記の流れ。
ガンダム、バイファム はい大好きです^^
前回のGのなんちゃらよりは実践向きでいいんでないかなあと思う。
出来れば第8小隊に近い形が良かったんだけど。

追記11/10

{netabare} ニュース見ました。BPOが文句つけたそうです。

http://www.bpo.gr.jp/?p=8329&meta_key=2015
青少年に関する意見
【「暴力・殺人・残虐シーン」に関する意見】
・子どもが視聴する時間帯のアニメ番組で
主人公の少年が無抵抗の捕虜や敵兵を射殺するシーンがあった。
タイトルを見て、子ども向け番組だと思って視聴した子どもも多いと思う。
どうしても放送したいなら年齢制限を設けてほしい。

ノブナガンよりましだと思うのだが…

{/netabare}

投稿 : 2015/11/10
閲覧 : 245
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3

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おむえむ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

汚い大人にしかなれなかった俺たちを殺してくれ

オルフェンズが何の話なのかと問われれば、おそらく階級闘争の話なのだろう。
子ども対大人。金持ち対貧乏人。
主人公の三日月をはじめとする鉄火団の面々は少年兵であり使い捨てられる安い命の持ち主だ。
最新話の五話までの間にも、様々な大人の都合で彼らは度々命の危機に晒される。
ストーリーの大筋としてはそんな最底辺の少年兵である鉄火団が生き抜く為に、お姫様を守りながらギャラルホルンに代表される金持ちの大人をぶん殴っていく。

なによりも観ていて脚本が紛争地域に相当詳しいなと感じられる。
地球に搾取される火星は一枚岩ではなく、常にきな臭さが漂っている。搾取する側にしてみれば、一致団結されるよりもバラバラになっていてくれた方が当然やりやすいだろう。だからこそ団結の旗印となるクーデリアが地球圏の利益を代表する立場のギャラルホルンに狙われることになっているのだろうが。
この視点はいわゆる現代の大国と中東問題にも関係する気がする。
火星を出がらしと評しながらもその恩恵を享受しているおそらくは富裕層であろう地球圏の面々は、中東だから紛争が起きても仕方がないとニュースを通して感じている我々と遠くない存在な気がする。

またクーデリアを通し視聴者は火星の実情を知ることになる。{netabare}火星に存在する格差(平和にデモをする人々とスラム街の少年少女の対比など)は一朝一夕のテコ入れでどうこうなるものではない現実の根の深さを感じさせる。
それがあるからこそ、子どもが戦うということにショックを受けて独走するクランク二尉のヒロイズムが怖いほど滑稽に映る。
三日月が三発の銃弾(通常は二発。三発目は弾を無駄にするだけ)をクランクへ撃ち込んだのは、彼の自分自身の行動に酔ったヒロイズムが汚らわしく我慢ならなかったからだろうか。
クランクの行動はある意味では間違っていないし人間としては称賛されるべきものなのかもしれないが、オルフェンズの現実の前には何の意味もなさなかった。
しかし三発目の銃弾は果たしてクランクだけに向けられた物だったのだろうか。安直なヒューマニズムを盲信し、三日月達の置かれた火星の実情を知らない(説明されていないから無理もないのだが)我々視聴者へと三発目の銃弾は向けられていたのかもしれない。もしかしたら三日月達は汚い大人にしかなれなかった俺たちを殺してくれるんじゃないだろうか。そんなことをオルフェンズには期待してしまう。{/netabare}

単純に子どもが大人に抗うというのは普遍性のあるテーマだし、どん底から勇気と友情で這い上がるのは燃える話でもある。
生きる糧を求めて戦い続ける少年たちがどこへ向かうのか、これからも楽しみに見守りたい。

投稿 : 2015/11/07
閲覧 : 590
サンキュー:

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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズのストーリー・あらすじ

かつて“厄祭戦”と呼ばれる大きな戦争があった。その戦争が終結してから約300年。地球圏はそれまでの統治機構を失い、新しい支配体系をもって新たな世界が構築されていた。かりそめの平和が訪れる一方で、地球から離れた火星圏では、新たな戦いの火種が生まれつつあった。

 主人公の少年である“三日月・オーガス”が所属する民間警備会社“クリュセ・ガード・セキュリティ”(CGS)は、地球のイチ勢力の統治下にある火星都市クリュセを独立させようとする少女“クーデリア・藍那・バーンスタイン”の護衛任務を受ける。

 しかし、反乱の芽を摘み取ろうとする武力組織“ギャラルホルン”の襲撃を受けたCGSは、三日月ら子どもたちを囮にして撤退を始めてしまう。少年たちのリーダー“オルガ・イツカ”はこれを機に自分たちを虐げてきた大人たちに反旗をひるがえしてクーデターを決意。

 オルガに“ギャラルホルン”の撃退をたくされた三日月は、CGSの動力炉として仕様されていた“厄祭戦”時代のモビルスーツ“ガンダム・バルバトス”を用いて戦いに挑む。(TVアニメ動画『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2015年秋アニメ
制作会社
サンライズ
主題歌
≪OP≫MAN WITH A MISSION『Raise your flag』、BLUE ENCOUNT『Survivor』≪ED≫MISIA『オルフェンズの涙』、TRUE『STEEL -鉄血の絆-』

声優・キャラクター

河西健吾、細谷佳正、花江夏樹、梅原裕一郎、内匠靖明、村田太志、天﨑滉平、田村睦心、斉藤壮馬、寺崎裕香、金元寿子、櫻井孝宏、松風雅也

スタッフ

企画:サンライズ、原作:矢立肇/富野由悠季、キャラクター原案:伊藤悠、 監督:長井龍雪、シリーズ構成:岡田麿里、キャラクターデザイン:千葉道徳、メカデザイン:鷲尾直広/海老川兼武/形部一平/寺岡賢司/篠原保、美術:草薙、音楽:横山克

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