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「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(TVアニメ動画)」

総合得点
72.4
感想・評価
743
棚に入れた
3424
ランキング
1160
★★★★☆ 3.9 (743)
物語
3.8
作画
3.9
声優
3.8
音楽
3.9
キャラ
3.8

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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

ハイブリッドヒューマン

厄祭戦と阿頼耶識という設定が全て。某漫画のモーターヘッド戦を彷彿させるモビルスーツ戦は非常に秀逸。ビーム兵器がないまま貫いてほしい。

世界を外から監視するギャラルホルンがどう変わっていくか。それがストーリーの根幹は変わらない。

新オープニングの最後の三日月の左手

阿頼耶識とは正に人機一体システム

最終回の三日月は人か?機械か?

ガンダムを冠してますが独特な秀作だと思います。

投稿 : 2016/10/07
閲覧 : 175

たべる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

何となく観てまんまとハマってしまった

始まりの舞台は火星。
虐げられながら生きてきた不遇な子供たちの下剋上的な展開から始まります。

三日月とオルガのW主人公という感じですかね。
やや残酷とも思える重めのストーリー展開にグッときました。
戦闘シーンは宇宙よりも地上戦の方が個人的に好みです。

無表情でぶっ飛んだ行動をする三日月、
絶妙なタイミングで流れるMISIAのエンディング…。

初ガンダムでしたがシリーズの他の作品も観てみたくなりました。
2期にも期待してます。

投稿 : 2016/10/05
閲覧 : 232
サンキュー:

1

ネタバレ

ゲイリー・ビアッジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

刹那系主人公

ガンダムの新作としては久々に面白かった。キャラ主人公と仲間の友情と別れが面白かったり、つらかったり。MSの戦闘は肉弾戦。強力なビーム兵器無しで、ハンマーでコクピットを潰す戦闘が斬新。
2期も楽しみ。

投稿 : 2016/10/01
閲覧 : 274
サンキュー:

0

たけちん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

初代ガンダムに下剋上?

この花と とらドラの監督さんです。今までのガンダムより濃いです。
オルフェンズの意味は孤児です。かわいそうなチームの人間ドラマの情熱ストーリーです。
ビーム系の装備がありません。が、主人公は容赦ない性格でためらいなく敵をやっつけます。
結構血がでます。仲間が死にます。
指揮官はカリスマで熱いです。
助けの味方のチームが一夫多彩でエロイwww
熱い戦いに泣けるシーンが多いです。良いところでMISIAの曲が流れます。

投稿 : 2016/09/27
閲覧 : 245
サンキュー:

6

25M自由形 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

選曲、入りは素晴らしい!

ガンダムシリーズはおもしろいのだけども、一気に視聴できるかできないかは
ハッキリ別れる気がする。
オルフェンズは前者で、その理由として1クール目のOP,EDが良すぎた…
EDの入りが特に絶妙で良かったな~~~
マンウィズもかっこいいし………

主人公のキャラはなかなか見られないタイプで新鮮だったけど、ちょっと怖い。笑
キリのいいところで1期が終わったので、2期のスタートが気になる。

投稿 : 2016/09/26
閲覧 : 193
サンキュー:

0

tanijava さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

泣けた。

人がよく死ぬ物語ですね。感動もあり、おもしろかったです。

投稿 : 2016/09/21
閲覧 : 252
サンキュー:

0

bABBW06636 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

泥臭い闘い

重い、暗い空気で、ガンダムの闘いも泥くさい感じがよかった。
女っ気がなく、萌え系は控えめ。

その泥臭い闘いが一番の見どころかと思うが、
一方で華やかさに欠け、盛り上がり切らない戦闘が多かった印象。

主人公以外のキャラクターにも多めに時間が割かれていたものの、
物足りなさはあったかな。
加えて主人公が無口で、だからといってイケメンでもなく、
それも物足りない。

全体的に物足りなさが強かった。
二期の製作が決まっているので、そちらに期待。

投稿 : 2016/09/20
閲覧 : 220
サンキュー:

0

kakizaki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

途中で断念してたが、再度視聴したら意外にイケる!

【20160919】

ココ最近初代ガンダムを、再視聴したことで、ガンダムみるかという気持ちになり観始めた。

個人的なお気に入りキャラは、メリビットさんですね。
戦いが盛り上がり、小学生くらいの子どもたちも煽られてくる、子どもたちまでどうして戦争をみたいな彼女の心情とても響いた。

客観的にみれば、子供も投入するの当たり前だろみたいな見方をしてしまうが、ここで彼女がいることで、ああそうかと気づかせてくれた。

まだ、伏線をばらまき、回収してない部分が多いので、二期が楽しみです!!

投稿 : 2016/09/19
閲覧 : 198
サンキュー:

0

ネタバレ

ゆきうさき さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

タイトルなし

マクギリス役の櫻井さんの演技が艶っぽくて良い。
ガエリオとのコンビも鉄華団とは違った大人な雰囲気で好き

21話 『還るべき場所へ』でビスケットがイシューの攻撃で戦車ごと吹き飛ばされ車体の下敷きになり命つきるシーンは特に悲しくて悔しかった。。
ビスケットが最後に想う妹たちの姿やオルガの悲痛の叫びに涙が出た。
そのままエンディングへとなるが曲がオルフェンズの涙に戻っていたのも良かった。

投稿 : 2016/09/16
閲覧 : 191
サンキュー:

0

あさがお さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

ガンダムシリーズは初めて見た
ガンダムだからアムロが出てくるもんだと思った(アホ)
モビルスーツだけは一緒なのかな
まったく期待しないで見たからだと思うけどおもしろかった

地球以外の星にも人間が住んでいる世界
そして地球人以外は差別の対象となり、少年兵や奴隷といった人々がうまれてしまう
そんな中、人類平等の平和な世界を作るために少年少女が大人に立ち向かう

ほかのガンダムシリーズも見て見たくなった

音楽がね
とってもいいですよ
耳に残る
英語がだから何を言ってるのかはさっぱりだけど~

投稿 : 2016/09/13
閲覧 : 212
サンキュー:

0

ネタバレ

kaisyu さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ドラマが面白い!

私はガンダムは基本宇宙世紀物しか観ないのですが、これは良かったです。
何と言ってもドラマが抜群に面白かったですね。

肝心のMS戦は、ビーム兵器が存在しないため鈍器でガチのドつき合いという戦いが基本になります。これぞMSが人型であるための理由ですよね。

何と言っても主人公の三日月が秀逸です。
「もう乗りたくない」だの「打てませーん」だの不殺だのとのたまう歴代ガンダムパイロットのなかでこれほど容赦無く殺意剥き出しのパイロットは初めてでしょう。戦い終わり相手が瀕死で最期の言葉を話している途中で銃弾を叩き込む。決闘を申し込まれ口上を述べている相手に奇襲をかけてタコ殴りにしコックピットを踏み潰すなど全く情け容赦がありません。感情が欠落している設定なのでここらへんが2期でどう変化するのかは楽しみです。
私としては肝心なところで「打てませーん」なのはイライラしていたので一切の躊躇もなく相手を”殺し”にいくのは逆に清々しく気持ち良かったです。

前半のOP(Raise your Flags)、ED(オルフェンズの涙)は神曲と言っていいのですが後半のOP、EDは軽くあまり好きにはなれませんでした。
しかし劇中BGMはスパニッシュギターを中心とした素晴らしいものです。
中でもここってところでかかる”Mobile Suit Gundam : Iron-Blooded Orphans”はヤバいです、超上がります。

おそらく2期ではもっと多くの人死にが出るのでしょうが(ガンダムを冠に頂いた作品の運命なので)大変愉しみです。

投稿 : 2016/07/31
閲覧 : 211
サンキュー:

0

てんTYO- さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

武骨な新感覚ガンダム

私、ガンダム作品はかなりの数を観てきたガンオタです。
これまでもいろいろなガンダム、それぞれの良さがあり個性がありましたが、このオルフェンズはかなり個性的な作品だと思います。

特徴的な差異を何点かあげると・・

人を殺すことに躊躇しないドライな主人公とその仲間達。
大人がほとんどいない少年達(と数人の少女)の自称会社組織の鉄華団。
持つ者と持たざる者の格差、支配するものされるもの、革命と任侠の世界観。
ガンダムなのにビームライフルなど無しの泥臭い鈍器での殴り合い。

ZZ・V・G・ターンAなど部分的に似た雰囲気もありますが、やはり個性的です。

どんな手段を使っても血の絆の仲間(家族)と幸せになろうという若者達の物語。
せまり来る理不尽、汚い大人、非情な悲しみ、戦いの恐さ・・
その中での熱く激しい人間ドラマに胸が熱くなる作品です。

この作品では主人公たち鉄華団は世界体制に対する反逆者、それに対する世界警察的体制組織ギャラルホルンの両陣営からの視点でえがかれていますが、敵陣営の人間ドラマにも特に注目の作品です。

物語後半が2016年秋から始まるということでそちらもぜひ全話観たいと思っています。

投稿 : 2016/07/26
閲覧 : 296
サンキュー:

2

さえぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とても楽しめました。

基本私自身ちょっと腐ってるので男子同士の友情に弱いです。
ガンダムシリーズは全部見てるわけじゃないんですけ08小隊とかオルフェンズの様に温かみがある作品が個人的に好きだったりします。

音楽もエンディングテーマのMISIAはオルフェンズ用に書き下ろされた歌だったし満足です。OPとかも単純なタイアップじゃなくてこの作品用に書き下ろされた曲だったらもっと素敵でした。でもカッコ良かったです。

しかし何故キャラの評価だけ低いのかというと唯一残念だった点があります。

主人公の三日月とオルガの二人、これグレンラガンのシモンとカミナですよね??

三日月は基本オルガを無条件に信用し、オルガが作中で「三日月が期待する目、あの目は裏切れねぇ」みたいな事言いますけど、これまんまグレンラガンのカミナもほぼ似たようなセリフを言っていて、二人の関係がまるで同じです。
三日月もオルガもシモンとカミナより少しクールですが、二人の関係性がほぼ同じな上に、なにより見た目もここまで似せてるのは、ちょっとがっかりです。

折角いい作品だったんだから主人公の二人を、信頼しあう二人という関係性は良いとして、同じようなセリフを吐かせるとか、せめて見た目だけでも似せないで欲しかったです。

グレンラガンという作品に触れたことが無い人なら何の気にもならないと思います。
でもグレンラガンを観たことある人は完全にここが引っかかってしまってどうしても両手放しで賞賛が出来ませんでした。

過去の作品からオマージュして作る分にはなんら抵抗がありませんけどこの三日月とオルガは、グレンラガンを知ってる人なら95%の人は「パクっちゃったね」と言うであろうレベルなので…いい作品だったのにそこだけは残念でなりません。

でも良作でした。秋アニメから続きが始まるようなので楽しみにしてます。

投稿 : 2016/07/07
閲覧 : 269
サンキュー:

2

えくいてぃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人生は片道切符なのです。

ガンダムって毎回いろいろ設定が違ってるけど、
どれもしっかりした内容で、
物語の初めから終わりまで
ちゃんと一本でつながってる感が好きです。

タイトルは特に意味は無いのであしからず^^
(ちょっとだけ1期のことを言ってるつもり)

最近は2クール×2の構成で放送することが多い気がしますけど、
続編は2016年秋!楽しみに待ってます^^

投稿 : 2016/06/26
閲覧 : 231
サンキュー:

2

ネタバレ

ニック さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ここまで面白くなるとは

恥ずかしながらガンダム作品は本作が初めての私だ。
「仲間」というありふれたテーマをここまで面白く仕上げるとは恐れ入った。
スケールが小さいとの声もあるが仲間がメインテーマなので気にならないというかそれでいいと私は思う。
見るにつれ見るにつれ面白くなっていったオルフェンズ。特に24話のアインの阿頼耶識の人間のような動きをするMSは見ていて気持ち悪いのが最高だった。あの絶望感は素晴らしい。そして最終話のミカヅキの太刀を使った反撃シーンは最高に燃えた。
続編が秋にあるそうなので楽しみに待っていることにする。それまで死ねないな
【総評】85点

投稿 : 2016/06/21
閲覧 : 235
サンキュー:

5

ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ガンダムの呪いから這い出す

ガンダムについては幼少期から慣れ親しんでおり、ダイナミックなロボット同士の取っ組み合いや登場するキャラの発する真をつく様な痛快な台詞(シェークスピアの脚本みたいな)、超人的直感力の持ち主による縦横無尽の活躍などに強く魅了されたものですが、夢が覚めて、ガンダムの世界を少しばかり冷静に理解出来る様になってからは、巨大人型兵器が戦争に利用されるのは不合理(他のアニメにも言える事ですが、地球上ならば戦闘機の方が遥かに機動性が高い。宇宙戦ではそのリスクも若干軽減されるかも知れないが、被弾率の高さ、関節の多さによるメンテナンス困難、燃費悪さなど、一体何に利用出来るのか未だに不明)だとか、命のやり取りをしている最中に敵味方同士がベラベラしゃべるのはおかしいとか、ビームサーベルやミノフスキー反応炉など原理不明のオブジェクトは一体何なのかとか、次から次へと疑問が生じてきて、作品自体を純粋に楽しめなくなってしまいました。

子供の頃はガンダムを本格的なSFや濃密な人間ドラマなどと思い込んで、憧れ熱中したものですが、一旦はそれを拒絶し、やがてファンタジーやオペラとして受け止められる様になったのは、大人としての自分が子供の頃に持っていた直感をすり減らし、やがて失い、慣れとそれに伴う鈍感の中でガンダムの本質的な魅力を見失ってしまったからだと解釈するより、今の私に言える事は有りません。少なくとも私にとって、それは蘇えらない類のものです。

以上の様な矮小な視点から見ても「ガンダム」を※アシモフ氏の小説や士郎正宗氏(自分の発明したSFをファンタジーとしか評価しない謙虚過ぎる素敵な紳士。)の描く漫画の様な有るかも知れない未来と比較する事は不毛です。残酷な話ですが、ガンダムは製作会社の思惑と製作者の意図がいびつな形で絡み合った不完全なファンタジーであるとしか言い様が無いのです。

それ故に、それでも、近年のガンダム作品の中では多くの点で異質である「鉄血のオルフェンズ」はガンダムを描きながらも、ガンダムとは似て非なるもの、ガンダムを装いながらも、ガンダムの呪いから這い出そうとする、かつてガンダムの洗礼を受けた私たちそのものの姿の様にも見えるのです。ガンダムの乗り手であるミカヅキはやがてどの様な報いを受けるのでしょうか?


全話視聴させて頂きました。ガンダム作品の中ではずば抜けて良い作品だと思いました。
ここから{netabare}
以前Gレコオンエアー前の雑誌インタビューで富野由悠季氏が「次の世代に胸を張って残せるものを作りたい。」という様な事をおっしゃっていたので、彼のかねてから希望していた本物のSFが視聴出来るものと期待していたのですが、政治や人間関係の単純化を土台にして、物語を強引に収集させるという従来の手法そのままで、「やっぱりガンダムなのか」とあきらめに近い感想しか見出せませんでした。それでもGレコ作中に軌道エレベータが登場していたのをきっかけに、ガンダムに対する僅かながらの情熱を取り戻し、「ガンダムビルドファイターズ」(こちらは完全なファンタジーです。でも面白い。)を経てこの作品に辿り着きました。

モビルスーツが登場すると言う事が前提なので、やはりハードSFとしての説得力には欠けますが、ビームライフル、ビームサーベルを廃した実弾兵器のみの戦闘シーンや、アラヤシキと呼ばれる人体改造、武人然とした人格者の、兵士としての無能さなどが容赦なく描かれており、これまでのガンダムに対する反抗とも取れる描き方が痛烈でした。なればこそ、ガンダムというブランドに助力を得なくとも、一人立ち出来る作品に成り得たのではないかと思えてなりません。

政治についてですが、こちらの主役はヒロインのクーデリアであり、宇宙ネズミの少年たちはあくまでも助力者であって主役ではありません。革命を仄めかす様なあれこれがありますが、彼らは未だに商売人、傭兵の域を出ません。最終話に於ける会議場の情景は、作中に登場する「動物園」というあからさまな言葉が指し示す様に、民度の低い連中の堕落した国会を思わせるものがあり、過去の作品と比べて、またSF作品として取り立てて評価すべき点はありませんでした。(未来でもAI会議とか電脳会議とかは実現しないのだろうか? 少なくとも刑事、民事裁判については上記の方が圧倒的に公正であると思われる。でも多くの人の職が奪われる。)

また、お約束のファンサービスか、仮面の貴公子や髪の色が紫の人(いいヤツ)がいますが、こちらについてはあっさりとしたファーストの描写と比較して、格段に悲痛な人間関係が描かれており、似て非なるものという印象を強く受けました。 {/netabare}ここまで

今年の秋公開の2期にも期待したいと思います。


※:あえてハインラインは挙げません。宇宙の戦士で描かれる星間戦争は恒星間の距離や宇宙の広大さを想像すらしていない傲慢ゆえに造られている節があり、あるいは分かっていながら、宇宙を卑小なものにせしめている強いファンタジー要素があるからです。その意味では舞台を太陽系圏内に収めているガンダムはまだ節操がある様に思います。それでもハインラインをこき下ろす気は全く無く、彼の創出したモンキー野郎共には素直に敬意を表します。

投稿 : 2016/06/11
閲覧 : 639
サンキュー:

23

ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

俺たちの本当の居場所

 鉄華団の成長、活躍、絆、凄かったです。今までのガンダムシーズにない少年たちの団結を見たアニメだったです。

{netabare} 三日月とオルガなどの少年たちが、こき使われている会社なのかにクーデリアとフミタンが訪れ護衛の依頼をする。それをきっかけにギャラルホルンという組織に襲撃さるですね。
 会社の大人たちは、オルガたちを見捨てて逃げようとする一方、オルガたちが戦い。その施設のあったバルバトスで三日月が操縦し、オルガ間一髪のところ助け、襲ってきたのを撃退するですね。バルバトスの登場、衝撃としか言いようないです。
 オルガが反旗を翻し、大人達を追い出し、鉄華団を結成して、クーデリアの依頼を引きづぐところから、物語進むですよね。{/netabare}

 地球までの道のりが長かったし、着いてもめでたく終わりと行かず、更に戦いが加速したですね。

 三日月たちのアラヤシキとかいうの強化人間とも違う、機械を埋め込まれ過酷な環境でも耐え抜く、超人的な能力をもっているとはいえ、何か可愛そうな気がするです。この物語内では、仕方のない設定なのだけれども・・・・。

 以外と思ったのは、フミタン、ビスケットの死ですよね。最後まで、鉄華団と生き抜いていると思ったのに、特にビスケットの死が壮絶だと思ったです。

 蒔苗爺さんとクーデリアを議事堂に届ける場面が、一番戦い激しかったなぁです。初め2話だったからか?に出て来ていたマクギリス。{netabare}容姿の良さと冷静な態度と裏腹に、ガエリオ、カルタ、アインを陥れギャラルホルンの歪みだかをただす算段を鉄華団を利用して平然としている所が、ずるがしこく見えたです。

 あの戦いで、「仲間の死は無駄にならず、未来の報酬がでかくなっていく」「誰が生きる死ぬかは関係ない、鉄華団の未来のために命を懸けてくれ」とかいうオルガの団長しとしての言葉には、とてつもない決意を見た気がしたです。
 仕事が成功したときのオルガの「生き抜け」という言葉は、どうなるかわからない局面では言うことのできなかった、オルガの本当の気持ちがもろに出たです。MSと一体化したアイン個人の復讐も、三日月とオルガの絆、鉄華団の団結には、勝てなかったのが、見所だったです。あれは、凄かったです。バルバトス、ミカボロボロだものです。{/netabare}

 いろいろ大変だったけど、火星に帰る前の三日月とオルガ、鉄華団のみんなはこれでいいのだ!でしたです。腹巻のおっさんも今まで要所要所に出てきて、存在感があったです。

{netabare} オルフェンズというガンダムは2016秋放送予定にに出てくるのだろうかです?{/netabare}


 

投稿 : 2016/06/09
閲覧 : 238
サンキュー:

12

ネタバレ

lazflyct さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ただひたすらに真っ直ぐ。生きるため。異色のガンダムアニメ

2016/6/7 全25話視聴終了
ネタバレ全開

重い、凄く重い。重く熱く苦しく感動できる。加えて緩急がしっかりしている。
これ以上、一途で真っ直ぐで重いガンダムアニメはもう出ないのではないか。

良い意味で歴代最高に主人公(三日月)が狂ってますね。ダンテは人間味があって言い。
アトラまじ天使。クーデリア覚醒してから凄い。あくまで三日月のハーレム路線なのか。
マクギリス腹黒だったなぁ。最終話のマクギリスとガエリオの戦闘は鳥肌レベル、三日月とアインの戦闘は盛り上がりと阿頼耶識システムが見事にマッチしてた。ビームライフル等使わない肉弾戦カッコイイ。
全員に強固な信念があるのが良いんですよね。
というか何人死んだのか。終盤までは普通に死んでいく程度だなぁと思ってましたが終盤でどんだけ…。

ガンダムの皮を被った別のアニメなのではないかと思う程他とは異色でした。ガンダムでよくある突っ込み所を殆ど払拭してくれたような。正に復讐が復讐を生むを実現している。生きるための戦い。

とはいえ、納得出来ない部分も多々ありますけど…。そんな事どうでも良いと思えてしまう。
シナリオというかキャラに対する評価がとにかく大きい。
最終評価は2期をどう完結させるかですね。

個人的に一番はコードギアスなのでそれに迫るガンダムアニメとなりました。

投稿 : 2016/06/07
閲覧 : 215
サンキュー:

3

ネタバレ

ダレイオス さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

変化球なしのストレートなストーリー構成は良かったのではないかと思う。

ロボットアニメで舞台は火星から始まるみたいですね。
まず見て思うことは、火星なのに宇宙服着てないな・・・とか
重力は描写的に地球と変わらない感じとか、何か違和感があるな・・・のスタートですね。
アニメだからと言われても何も説明なしに
重力は地球と同じっぽい。宇宙服なしでも生活が出来るとか
私の持つ常識からはかけ離れているので引っかかるかな

そして火星の人達は独立をうったえるのだけど
ようするに地球の植民地支配からの脱却がテーマなのはわかりました。
それで地球に独立の交渉に行く令嬢であるヒロイン、クーデリアを主人公達が護衛するというのが
このアニメのストーリー展開の軸になっているようですね。

主人公達はどうも正規の軍隊やテロ組織ではなく
会社という民間企業なのがポイントで
おそらくは警備兵という地位なのでしょう。
その設定は真新しさはありましたね。

ストーリー展開も全てがわかるわけではないけど
序盤からわかりやすいのがポイントかな
クーデリアの命を狙う組織の思惑や
それによって主人公側の内部の動きなど展開はわかりやすく
ストーリーに付いていきやすかったのは良かったですね。
主人公の三日月が操る機体の仕組みも2話で判明するので
気になる部分は説明してくれるので、親切な作りなのも良かったです。

三日月がモビルスーツに乗る時は上半身裸だったり
設定的に鼻血を出しながら戦うのも
何か特定の層を狙っている感じはしましたが
泥臭く戦うこと自体は面白く個人的には結構好きでした。

ただし三日月に関しては
彼は目的のためなら無言で冷徹な所業をやってのけるので
かなり評価のわかれるキャラだと思いましたね。
いくら相手が酷いとはいえ
それ以上に酷い仕打ちをやってのけるのは今風の作風だと思いました。
しかしながら展開的には状況が状況だし
そういう行動をとった裏付けや流れはハッキリしているので
意味不明ではなくてストーリー展開は理解出来たし、納得も出来ました。
後半は敵が戦うのを30分待ってあげるというか
30分待ってくれみたいなことを言っていたりするのだけど
それは殺し合いをしている戦いにおいては甘すぎるくらいなので
それを無視する三日月の冷徹な行動はキャラのズレがなくて
後半はキャラの設定を戦いの場面で上手く演出という意味でいかせたと思うのだけどね。
それに敵にはそれぞれの都合があり考えがあり正義もあるのかも知れない
しかしながらあくまでも敵側の都合でしかなく
無論、三日月には関係ない。目的を効率よく達成するために行動したにすぎなく
綺麗ごとが通用しない戦いは描けていたとは思います。
しかも30分待ってくれは敵の気持はわかるので敵の怠慢には見えないので
極端に敵をアホにせず三日月のキャラ設定をいかすことが出来たのは良かった。

キャラの掘り下げも中盤から丁寧にあり
三日月がどのような心境で戦っているのかが
わかってきたり、クーデリア何故地球に独立の交渉に行く
のかもわかりやすくてキャラに感情移入しやすかったです。
オルガは鉄華団のリーダーをどういうつもりで
やっているのはわかったし、時より無茶な行動も
仲間を家族のように考えていて、みんなと離れ離れになるのが嫌なことも
丁寧に掘り下げられているので
どうしてそのような行動をとったのかは気持はわかるので
キャラの行動原理もわかりやすかったです。

戦闘シーンは最近のアニメなのでよく動くし
かなり迫力はありましたね。
荒探ししなければ満足出来るだけのクオリティーはありました。
基本的な戦い方は遠方から実弾で撃ちあったり
接近戦でロボット同士で殴りあったり
火星の大地で戦ったり宇宙空間で戦ったり
バリエーションが豊富で飽きさせない工夫はあったと思います。
中でもロボット同士で殴りあったりのシーンは派手な映像的な迫力だけでなくて
殴られてパーツやロボットの部品が飛び散る
重さを感じる演出や殴られてかなり効いているなと実感出来る
効果音などがあって、戦闘シーンは見応えがあったと思います。

ストーリー展開は全体的に丁寧というか1話でかかげた
地球に独立の交渉に行くクーデリアを主人公達が護衛するという
目的を2クールやり通した構成で斜め上な展開のロボットアニメが多い中
変化球なしのストレートなストーリー構成は
序盤のわかりやすいストーリー構成共に個人的には良かったですね。
ストーリーのテンポも速すぎず遅すぎず丁度い感じに進み
感情移入しやすい作りになっていたのも良かった。
いくらもの凄くテンポの速いアニメで退屈しない内容だったとしても
見ている側に余裕がないのと感情移入しづらいと思うし
作り手がよっぽど上手ければ別なのだけど
上手く作れてないケースが多くて
下手をしたら5、6回見直しても内容を理解出来ないので
個人的にはテンポの速いアニメは一部例外があるとはいえ
あまり好きではないのでので丁寧な作りには好感は持てた。

丁寧な作りのおかげで、中盤以降増える
キャラ同士の人間ドラマは見応えがあり生身の人間のやりとりな感じが良くて
敵味方問わず1人1人しっかりとしたドラマは描けていました。
後半では労働者達の境遇やそれに対して敵である
ギャラルホルンの厳しい仕打ちも描かれるので
そういった中での人間ドラマや各キャラ達の考えは考え深いものがあり
1人1人各キャラの物語として描けているし見せ場もあったし
そのおかげで鉄華団のメンバーの友情も見ることが出来たし
クーデリアは最初は頼りなかったのですが色々なことがあり
成長して凄く素敵な女性になっていたので
各キャラの物語の見せ方は個人的には凄く良かったです。

キャラの死も多いのだけど、単なる殺すだけのイベントではなくて
最後まで見るとその後のストーリー展開に意味を持たせていたと思うし
死んだ人に対しての思いは、その後の展開で痛いほど伝わる
ぐらい描けているのでストーリーにいかされたのは良かったと思います。
そういえば主人公である三日月はキャラの性格上
感情は表に出さない分、色々なキャラが人の死に対して
考えているので色々な人の考えが見られて良かったですね。

そういえば上で特定の層を狙っていると書きましたが
あの部分以外は意外にも視聴者サービスとか萌え要素とかは少なかった気はしますね。
私が気が付かなかったからかもしれませんが全体的にまじめに進めてくれたのも
良かったかな、男性キャラは変にカッコ付けのキャラは少なくて
自分達が理不尽に思ったことを正直にぶちまけたり、怒ったり
自然な人間味にあふれた感じになっていたのも良かった。

最後まで見ましたが問題点は結局クーデリアが火星から地球に出向いた
必然性があまり感じられなかったかな
出る前から、今の時代わざわざ出向く必要があったのかと思いましたが
最後まで見ても、あまりその意味があったのかとなると
どうなのかな・・・と思ってしまいました。
それを言ったら話が始まらないのはわかるんですけどね。
気になる点もあと三日月は身を削ってモビルスーツに乗っているので
設定的に最後は嫌な予感しかしないですね。

作画については上で書いた戦闘シーン以外でも
キャラデザインは作風に合った地味な感じは良かったですね。
渋い感じのカッコ良さを感じる男性陣や
女性陣も自然な感じの可愛さを感じる作画だったと思います。
ロボットの作画も細かい汚れやきめ細かい部分まで描かれていたので
全体的に作画はしっかりしていたと思います。
作画の崩れとかも1話から最終回までなかったし
作画クオリティーは頑張っていました。

声優さんについては作風的に地味なのですが人間ドラマ的な部分が大きい
展開もあって場面場面での感情のこもったしっかりとした
喋りはかなり良かったですね。
個人的な好みなのもあるのですが声質もキャラに合っていたと部分は良かったです。
クーデリア役の声優さんは落ち着いた令嬢らしい感じがよく出ていたので
見た目のキャラと声質と性格がピッタリだったですね。

舞台が火星ぽくない違和感はありましたが
最初に目的をかかげて、それを丁寧に進めて人間ドラマも見応えがあり
敵と交戦するロボットアニメのストーリーとしては個人的には良かったと思いました。
わかりやすい内容なのも良くて
2クールで描かれたロボットアニメとしては出来が良かったと思います。

投稿 : 2016/06/05
閲覧 : 255
サンキュー:

10

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ガンダムのようでガンダムでない

00 のときもガンダムのようでガンダムでは無いので観れた。

「昔からガンダムを見てない人は置き去り」 なんてことは無いので楽しく観れてる。



三日月のキャラデザが一番ヘンテコに見るのは自分だけだろうか? 言葉は悪いが、一番手抜きでデザインされたように見える。 一応ガンダムを操縦するメインキャラクターなのだから、もう少しどうにかならなかったものか・・・

投稿 : 2016/05/30
閲覧 : 238

pin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ガンダムって、こんなよく人間が死ぬ作品だったっけ?

ヒューマンストーリーとしては面白かったと思うよ。
ただ、ビスケットの扱いについては、勢いでいっちゃったのかな、なんか残念。。
作品の中でいちばん感情移入しやすいキャラなのにね。

本作は、“生きる”ことについてテーマにしてるみたいだけど、
だったら、少年が戦わなければいけない理由について、もっと執拗に深く掘り下げた方が、感動できるような気がする。

投稿 : 2016/05/29
閲覧 : 234
サンキュー:

3

lumy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

2期でどう締めるか

作画は安定していて、地上戦・宇宙戦が随所にあったので、戦闘シーンは見応えがありました。ただ、鉄華団がかなり若いという設定なので、リーダーでオルガの判断に「もう少し冷静になろうよ!」とツッコミを入れたくなるシーンが多々ありましたw ガンダムは、憎しみの連鎖とどう向き合っていくかというのがテーマだと思うのですが、2期でこれをどう締めくくるのかで評価が決まりそうです。

投稿 : 2016/05/22
閲覧 : 226
サンキュー:

8

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

脱ファンタジー

主人公が子供っぽい正義や世界平和を声高に叫んだりしない。
体制側だろうが反体制だろうが、そんなことはどうでも良い。
ただ、生きるために戦う。というシンプルさ。

この時点で少し驚いた。いつものガンダムの定石をひとつふたつあっさりと覆している。
人工的に開発されたアラヤシキシステムというのも、突然変異のニュータイプよりはよっぽど腑に落ちる設定だ。

少年たちは自分たちがなぜ戦うのかさえわかっていない。
逃げることは元に戻ることだという強迫観念からか、とにかく進み続ける。
そして初めて得た「信じられるもの」のために戦う。
その想いは、いままで知らなかったからこそ純粋で、純粋だからこそ歪んでいく。
物語終盤でその歪みが増大していく様はなかなか見応えがあった。

ガンダム無双や派手なモビルスーツ戦を期待する人には物足りないだろう。
これならガンダムじゃなくても良いっちゃ良い。
しかし、話の中で過去の遺物・伝説として扱われるガンダムの存在は、
これまでのガンダムというアニメの歴史があるからこそ、より偉大に映るとも言える。


とはいえみんなまっすぐで良い子たちすぎるし、関わる大人たちも人格者ばかり。
いつものけがれなき正論と正義感はヒロインが丸っと担う形で相変わらず存在している。
仮面男の策略や無能な権力者たちや地球降下の描写なんかもいつも通りだ。
子供っぽい恋愛描写はわざとらしくて中途半端だからいらない…とか、
多少の都合のよさも否めないが気にならない程度にはおさまっていて、
貧困や親の不在、人身売買といった背景が彼らの状況に説得力を与えている。

中でも感情が欠落したような主人公は異質で際立つ。
(ほんとのところ、表現方法を知らないだけだと思うが。)
彼が深めていく狂気は、ほかの少年たちより根深い。
彼らの歪みや狂気がここからどう変化していくのか、どう見せるか。
その軸さえぶれなければ2期も面白い展開が期待できるのでは。


鷺巣詩郎さん&MISIAによる初期ED曲は威風堂々と壮大でとても良いが、
少年たちの青臭い感じには荘厳すぎて作品が曲に負け気味だったかな。
2クール目の曲のほうが身の丈に合っていて丁度良かったと思う。

投稿 : 2016/05/14
閲覧 : 186

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

少年たちの人間ドラマ。生きる糧ってなんだろう?2期予習用

ガンダムは全く見ないという方でもすんなり視聴できるであろう作品
メカ、ロボットバトルが今作のメインではありません
「心が叫びたがってるんだ」コンビ製作のこちらも、
少年たちの叫びが胸に響きます。


・作品テーマ
生きる糧とは?
戦場で誰かを守るために
自分を守って散った人のために
想いこそが、生きる糧となる。
これがストーリーで一貫して描かれているのではないでしょうか


・ストーリー
貧しい孤児の少年たちが傭兵団を乗っ取り
食べるため、生き残るために奮闘します
それが鉄華団です
鉄華団は身寄りのなかった少年たちにとって家族ともいえる
強い絆で結ばれた集団となります。。
彼らの住む火星は貧困に苦しんでおり
火星の独立活動家の護衛、彼女を地球まで送り届けることが
鉄華団の目的となります


・キャラクター
主人公を含め鉄華団をまもりたい
特定の個人の命をまもりたい
火星を独立させたい。
など目的がはっきりしています。
だからこそ華々しかったり、哀しいのですが。。
善人の集団などでなく、狡さ、歪みなどを持ったキャラは
実に人間らしいです。


・メカ、アクション
MS同士の戦闘シーンは金属同士がぶつかる重厚さがあり
これぞロボットモノという迫力があります。
MSデザインもファン納得の出来栄えです
非常に見ごたえがあり、TVシリーズアニメでは相当良質な部類だと
思います。主人公がうじうじ系でないので基本熱いです

要所で流れる曲「オルフェンズの涙」はグッときますね


・さいごに
20話までのテンポとそれ以降のテンポが変わり
盛り上がるべきところで駆け足になってしまったのが残念です。
1話見落とした?という気持ちになってしまいます。
SF作品には1度視聴では専門用語が多くて理解できないモノも
ありますが、このアニメではそれがないのも好印象
戦場を舞台とした骨太のヒューマンドラマであり、少年だけでなく
大人もしっかり描写されている作品です。


普段は、ロボットアニメは見ない、SFは見ないという方にも
ぜひご覧いただけましたら幸いです。

投稿 : 2016/05/02
閲覧 : 187
ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

鬼畜な主人公…

いいですね、今までのアニメには出てこなかったタイプの主人公です。

久々に観ようと思えたガンダムシリーズです。

投稿 : 2016/04/28
閲覧 : 195

へこきむし さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

男たちが熱い

キャラ売りでないガンダムは久しぶりですね~!
2期も期待してます!

投稿 : 2016/04/27
閲覧 : 226
サンキュー:

1

ka_za_ki さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

さぁ、次は何をすればいい?

面白かったです。
話を一言で言うと奴隷身分の少年達がのし上がっていくサクセスストーリーでしょうか。

ガンダムはあまり詳しくありませんが、最近のガンダムには見られない泥臭さ、男臭さがたまらなく良い味出してました。
露骨なエロがほとんどなかったのも個人的にはポイント高いです。
あとアトラちゃん可愛い。

様々な思惑が交錯する中、とにかくガムシャラに突き進んでいく姿は見ていて引き込まれます。
あとアトラちゃん可愛い。

2期が確定しているのでわ、続きが楽しみです。

投稿 : 2016/04/25
閲覧 : 190
サンキュー:

5

ゆん♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

やっと見始めた。ラスト近くはヤバい…

なんか色々な世界観をミックスしたような始まりww

お気に入りの声優さんが沢山出てて声聞いてるだけでうはうは^^してます


最初からオルガの仲間(家族)に対する思い入れが良いな♪と思ってたけど#9の名瀬との兄弟の契りのシーンは悶絶した!!!

#10以降からちょっと人死も多くなってきて、これからの展開がハラハラ…にしてもミカ意外と手が早いっていうか、何も考えて無くて本能で行動するからタチが悪い(笑)

出来ればこれ以上死んじゃうキャラが出ないと良いなと思う。みんな良い子ばっかりなので…(でも何人かフラグたってそうなキャラいるしなぁ)

*******
#19、#20のコメンタリーは良かった!面白かった。
物語がちょっと辛い方向に向かって行ってる時でもあったけど、コメンタリーでちょっとほっこり^^

ただ…#21は号泣しました…


最終話まで、切ない展開が続いたけど、前向きなラストで良かった…

投稿 : 2016/04/25
閲覧 : 283
サンキュー:

4

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

泥臭い少年兵の物語

自分はオルフェンズで3作目のガンダムに当たります。
SEED、OOと見てきてるので銃火器や鈍器のみの今作には新鮮さと斬新さを感じました。ビームやレーザーの類は一切出てきません。

OO以来久しぶりのガンダムだったので懐かしい気持ちにどことなくなりましたしガンダムとしてけっこう面白いとは思います。
ただ、前半の盛り上がりから尻すぼみになったかな?と個人的に思いました。個人的ピークは地球大気圏突入あたりですかね、このあたりが一番面白かったです。

投稿 : 2016/04/22
閲覧 : 234

いわし さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

色々な人にみてもらいたい作品

正直子供向けの作品ではないと思います。難しい話であることと、刺激が強すぎる気が……

MSも色々な評価がありますけど、個人的には好きです笑

男の友情と、MS同士の熱い戦い。ストーリーはネタバレになると嫌なので書けませんが、今までのガンダム作品の中では僕の中ではトップに入ります。

途中できった人にもまた見直してほしい作品です。

投稿 : 2016/04/19
閲覧 : 193
サンキュー:

1

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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズのストーリー・あらすじ

かつて“厄祭戦”と呼ばれる大きな戦争があった。その戦争が終結してから約300年。地球圏はそれまでの統治機構を失い、新しい支配体系をもって新たな世界が構築されていた。かりそめの平和が訪れる一方で、地球から離れた火星圏では、新たな戦いの火種が生まれつつあった。

 主人公の少年である“三日月・オーガス”が所属する民間警備会社“クリュセ・ガード・セキュリティ”(CGS)は、地球のイチ勢力の統治下にある火星都市クリュセを独立させようとする少女“クーデリア・藍那・バーンスタイン”の護衛任務を受ける。

 しかし、反乱の芽を摘み取ろうとする武力組織“ギャラルホルン”の襲撃を受けたCGSは、三日月ら子どもたちを囮にして撤退を始めてしまう。少年たちのリーダー“オルガ・イツカ”はこれを機に自分たちを虐げてきた大人たちに反旗をひるがえしてクーデターを決意。

 オルガに“ギャラルホルン”の撃退をたくされた三日月は、CGSの動力炉として仕様されていた“厄祭戦”時代のモビルスーツ“ガンダム・バルバトス”を用いて戦いに挑む。(TVアニメ動画『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2015年秋アニメ
制作会社
サンライズ
主題歌
≪OP≫MAN WITH A MISSION『Raise your flag』、BLUE ENCOUNT『Survivor』≪ED≫MISIA『オルフェンズの涙』、TRUE『STEEL -鉄血の絆-』

声優・キャラクター

河西健吾、細谷佳正、花江夏樹、梅原裕一郎、内匠靖明、村田太志、天﨑滉平、田村睦心、斉藤壮馬、寺崎裕香、金元寿子、櫻井孝宏、松風雅也

スタッフ

企画:サンライズ、原作:矢立肇/富野由悠季、キャラクター原案:伊藤悠、 監督:長井龍雪、シリーズ構成:岡田麿里、キャラクターデザイン:千葉道徳、メカデザイン:鷲尾直広/海老川兼武/形部一平/寺岡賢司/篠原保、美術:草薙、音楽:横山克

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