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「あしたのジョー2(TVアニメ動画)」

総合得点
77.2
感想・評価
156
棚に入れた
789
ランキング
639
★★★★★ 4.2 (156)
物語
4.3
作画
4.0
声優
4.1
音楽
4.0
キャラ
4.3

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あしたのジョー2の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

まあ君 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高の告白

キャラを5点にしましたが,可能なら「S」にしたいです.そして声も.
アニメに限らず,彼を超える魅力を持ったキャラを,これまで私は見たことがない.
それと,最後のリングにあがる前の控室での葉子の告白,試合後「あんたに受け取って欲しいんだ」とグローブを渡すやり取り,ラブストーリーの対極に位置するような作品ですが,これを超える告白シーンを,これまで私は見たことがない.
今回数十年ぶりに全話鑑賞しましたが,最終話をみることにこんなに抵抗を感じたのは,初めてかも知れません.

投稿 : 2023/09/23
閲覧 : 58
サンキュー:

2

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ボクシング漫画のレジェンドの完結編

最初のアニメ版あしたのジョーから
かなりグレードアップした作画

あしたのジョー1からの続きからと思いきや
ちょっと戻って力石さんの後からとはちょっとこんがらがる
ゴロマキ権藤や立ち直るとこ描きたかったんやね。

声優さんは問題ないが、マンモス西は1がハマり過ぎてただけにちょっと残念
ジョー役のあおい輝彦さん、丹下役の藤岡重慶さんはこの方たち以外あり得ないハマりよう。素晴らしい。本人って感じ。


パンティ&ストッキングではないけど、吐瀉物をキラキラ描けば不快に思わせないという技法はここにもあったのね。。笑

ちょっとジョーを焚きつけるためにカルロスを呼んだ様な気がするが、それでドランカーはちょっとかわいそうかな。。

opは最初のはコンピュータゲームの出始めた頃のピコピコドット絵画像がダサく感じたけど当時はハイテク最先端だったのかな😅
歌は良かった。。。
、が二つ目のopの歌はなんなんだろう。。
前作の憂のあるブルース系の歌、本作のスピード感ある歌はあってたけど
なぜ二つ目の歌はあんな暢気なのにしたのだろう。。わっすれられな〜いの"わっ"が恥ずかしい。。

※※最終話視聴して
やっぱ長いなぁ
4クールだけど2クールでよかったよなぁ
無駄なオリジナルストーリーが長すぎる

原作のパートは好きなので無駄なオリジナルパートの差し引きで物語は3.5という評価で。

日常話とか伸ばして伸ばして試合ちょこっとのイメージ
最後の燃え尽きた試合にまたあの変なop。。。あわない
※1のopか2のedならよかった。。もしくは無音が。

筋が気になって原作も好きなので最後まで観たけど
アニメは
トータル1の方がよかったかな。。

※※
あと何故かキニスキー博士以外は外国人は英語で日本語字幕
しかしホセの思考は日本語。。
違和感

あとあの野生児、はじめの一歩にも似たのでてるけど。
漫画、アニメだから空中でバク宙2回はいいけど、そこから打ち下ろしの打撃。。回転とパンチの向きが逆になっとらんか?


あとなんか劇中の効果音とかなんとなくルパン三世パート2ですね


キニスキー博士は他の某終わらないボクシング漫画にも出てるようですね。。😄

投稿 : 2023/03/09
閲覧 : 82
サンキュー:

1

ネタバレ

AvMme83528 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人生で一番影響を受けた最高傑作

少学校のときに再放送で見てから、もう何回見たんだろうってくらい見た作品。
受験勉強で苦しんだときに夜中見て、何度も気合を入れ直したことが懐かしい。
ジョーは強くてかっこいいだけじゃない、思いやりがあって、努力家で、仲間思いで。何より本当に優しい。
ジョーを囲む人達も、みんなとても味わい深い。
洋子もカーロスも段平も西も紀ちゃんも権藤もウルフも、みんな大好き。
この作品にどれだけ影響されたか分からない。大学に入るまでの自分はあしたのジョー2でできていたと言っても過言じゃない。そんな大傑作です。

アマプラで取り扱いがされたことを知って、久しぶりに視聴。
今見ても全く色あせていない。
脚本も映像も音楽も。今の時代でも最高傑作だと思う。
特に14話までは完璧なストーリー展開。
後半少し間延びするけど、結論知ってしまっているので、みんなとの心温まるエピソードが一つでもあるのが嬉しい。

中学生になった子供に見せたいな、と思う反面、あんまり影響を受けると社会に馴染めなくなりそうで、ちょっと躊躇してしまう。そこだけが唯一気になるところ。

でも誰が見ても傑作です。
若い人も一度見てほしいな、と思います。

投稿 : 2022/05/15
閲覧 : 206
サンキュー:

2

ネタバレ

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

Amazon prime様に感謝。(9話まで視聴して)

>9話まで視聴して
3年半?くらい前に、ぴあ様から”COMPLETE DVD BOOK”が販売された際
なぜか5話くらいまで視聴して酷評レビューを書き断念してましたが

最近、Amazon prime様で1&2が配信されていることを知り
2を再視聴開始してみました。

するとどうでしょう。
もう、まちがいなく殿堂入り神作品です!!(昔、観たであろうおぼろげな記憶そのままに^^)。

何一つ、文句のつけどころなんてありませんっ!!。
(声優さんの演技も、まったく問題なし。
 あえて問題あるとすればOP曲中のちょっとチープな映像くらいです)

本編の作画なんて神クラスです!。
特にここ10年のくらいの他のアニメ作品と比べてみても
まったく比べるまでもなく、本作の圧勝です。
一瞬一瞬にしっかり魂がこもっている作画だと思います。


・・ではなぜ、3年半?くらい前に酷評レビューに至ったのか??
考えてみましたが、1が長丁場だったので
ちょっと疲れてしまってたのかもしれません・・><。
(やっぱ、アニメ作品って観るときの自分の状態(精神・肉体ともに)によって
 大きく左右されるものだと再認識。
 時間をおいて、再度検証してみることは、ホント必要だと思いました)

3年半?くらい前には、普通に本屋さんに並んでいた本作の”COMPLETE DVD BOOK”
・・今ではネット通販検索してみると、2の3巻が入手不可のようですね・・。

ああ、後悔先に立たず・・(結局、全部は買っていませんでした)。
ああ、ぴあ様、再販売とかしてくれないでしょうかねえ・・(無理っぽい?)。


調べてみたら、北米版のDVD-BOXもあるようですね・・。
ただ、昨今の海外事情で?、価格は上がり気味??。
←どうしてもそろえられなかった場合の最有力候補とします。
とりあえず、今現在はAmazon prime様で観れるのでよしとします。


・・とまあ、愚痴はこの辺にしておいて本編レビュー再開。

やっぱカーロスが登場してくると、一気に話が過熱してたまりませんね♪。
カーロスの声もたまりません。
声優さん気になって調べてみたら
ドラゴンボールのフリーザ役されてた方なのですね。
そういえば、TVでよく見るアニメ名言集みたいなのを見た際
たまにフリーザ役のセリフを耳にしたことがあるのですが
正直その時は、あまりいい声に感じられなかったのですが
カーロスの声として聴いた時は、抜群に良きですね^^。
そういえば、ばいきんまんも同じ中の人の声のようですね。


ということで取り急ぎ、まずは3年半?くらい前の酷評レビューを謝罪します m(__)m。


-------------------------------------------------
<過去の酷評>(自分への戒めのために残します><)
{netabare}
※50周年記念DVD BOOKでの視聴です。
 あしたのジョー1のDVD BOOK、視聴済です

>5話まで視聴して
ワクワクしながら1話視聴開始したのですが
まずOPで第一声「あれ?、DVD間違えた?。それとも何かのCM映像?」
画面には、何か解像度の悪いCGっぽいボクサーの姿と歌が・・。
え?!。これOPなんですか?。まったく見覚えも聞き覚えもない・・。

ひょっとしたら「あしたのジョー2」は初見だったのかもしれません。
何せ「劇場版 あしたのジョー2」は絶対見てるハズだから紛らわしいったら。

気を取り直して、視聴継続。
・・あれ、「あしたのジョー」1期の終盤は、抹殺されたんですか?ww。
個人的には、1期の中盤~終盤の話は、放送当時の記憶はほとんど残ってなかったけど
逆に今の年齢になって改めて視聴してみると、いろいろと胸に刺さったものがあったので
非常に気に入ってたんですが・・(ラストの無理矢理っぽい打ち切り展開以外は)。

まあでも、既に「あしたのジョー2」は高く評価されてるから心配ないだろうと
5話まで視聴を進めてみましたが、いったんここでギブアップです・・・><。

・・・スミマセン。
「あしたのジョー」が終わって「あしたのジョー2」が作られるまでは
かなり長い年月がかかったのでしょうね・・。
いろいろ大人?の事情があったのでしょうか。。。


【無理要素その1】声優さんの変更
 これ自分にとっては致命傷です><。
 西も白木のお嬢さんも、演技が棒じゃないっすかw。
 感情も何も伝わってこない・・・。性格さえ変わって見えてしまう><。
 なんか段平の演技にまで感染してしまってるような気が・・。
 ・・まだ見てないけど、カーロスもなんですか・・((;゚Д゚)ガクガクブルブル。

【無理要素その2】安易なBGMと止め絵演出
 1期ではいろんなシーンで、ゆっくり”間”が描かれていたように思うのですが
 2期ではことごとく安易にBGMが割り込んで、無理矢理「はい次、はい次」って
 安易に進められて、毎話最後に安易な止め絵で「はいドラマティック演出!」
 っていわれてる気になってしまう・・。
 1期の何気ない演出で、虚無感や時間の流れ・心情が描かれていたような演出の方が
 好きだったなあ。
 作画も1期のキャラの方が生き生きしてた!!。

【無理要素その3】ED(もちろん曲も)、次回予告ともに無しですか???。
 ありえん・・・。もはや手抜きじゃないっすかw。
 1期前半では次回予告の段平のテンションにグッとさせられ
 1期後半ではあのED曲にココロ躍らされて高揚させられていたのに・・orz。

ということで、いったん断念します。{/netabare}

投稿 : 2022/05/09
閲覧 : 528
サンキュー:

14

anikorepon さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

今日のテレビアニメーションの原点

 言わずと知れた名作アニメ。

 かっこいい!

 時代を感じさせるような古臭さはあるものの、この作品が時代を作ったのだから当たり前なのだ。

 今日見ているアニメーション演出の数々が出崎監督によって作り出されたことを知ることが出きる良い作品だ。

投稿 : 2022/04/01
閲覧 : 175
サンキュー:

0

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

燃え尽きるまで

出崎統監督作品、原作梶原一騎ちばてつや。
日本アニメ史に燦然と輝く不朽の名作。

山谷のドヤ街で非行や乱闘を繰り返す矢吹丈は、
警察に狙われやがて少年院へと送還される。
身寄りのない風来坊だった矢吹丈が、
ボクシングを知り、恋を知り、ライバルと出会い、
その拳闘の才能を開花させていく。

全てを賭けるはずのものを喪失し、
自分を失い苦悩に沈む矢吹丈から物語は始まる。
主題歌「果てしない闇の彼方に」、
私的には劇場版「明日への叫び」がお勧め。
時代を経ても色褪せない熱量を持っています。
{netabare}新たなライバルであるカーロスとの闘い、
バンタム級世界王者ホセとの生死を賭けた闘い。{/netabare}
有名な伝説のラストへと続くわけです。

経験者としては思いが強い。
漠然とした不満をサンドバックに叩きつける。
集団行動も出来ない、私の心の拠り所でした。
自分なりに出来る範囲で熱くなることですね。

ただ明日に向かって立ち上がるだけ、
すべてが真っ白な灰に燃え尽きるまで。

やはり感涙です。

投稿 : 2022/01/07
閲覧 : 879
サンキュー:

49

keeen さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

スポーツアニメ史に残る名作

 自分が思った感想だけ書いてます。

初めて今作を1から続けて視聴しましたが、
「2は原作を超えた」という意見が多いのがわかりました。

あしたのジョーで最も魅力的に感じたのは、
主人公の矢吹丈の成長だと思います。
身長と前髪が伸び、顔の輪郭が徐々にいちご顔になるなど身体的な変化もそうですが数々の死闘を残り超えたことで顔つきが変わっていくのを絵で伝えるところは
圧巻です。1巻と20巻の表紙、アニメの最初と最後を比べると心に来るものがあります。最後の「ホセ戦」でのジョーの目は特にヤバい!
そして性格も「すぐ人を殴ったり・段平に泣きつくこともあった少年」が、
「かっこ良くてミステリアスな青年」に変化してくところも最高です。
ジョーがボクシングに取りつかれていくのを見ると少し悲しい気持ちにもなっている自分もいますが。
  
1は慣れるのに時間が掛かりましたが、2は出崎監督らしい止め絵の演出が素晴らしく2000年代生まれの自分が見ても最後まで楽しく見ることができました。
  
矢吹丈を見てると不思議と自分も「何か頑張らなきゃ」と思わしてくれる作品です。

投稿 : 2021/12/06
閲覧 : 206
サンキュー:

2

ネタバレ

とおる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

世界戦中盤からジョーのほうが優勢だと思うんだけどなあ
後半なんて肘打ちとか思いっきり反則してたし
それでもチャンピオンが勝つんだもんなあ
まあ面白かったんだけどね、そこだけ気になった
あと最後はジョーは死んでないと僕は思います

投稿 : 2021/03/12
閲覧 : 200
サンキュー:

1

ネタバレ

くろゆき* さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「すばらしいあした」はきょうという日をきれいごとだけ…おていさいだけととのえてすごしていては永久にやってこないわ。

まずOPが逸材です、最初は矢吹ジョー自身が歌ってるのかと思いました(笑)
ストーリですが、原作を飛躍させて濃密な物に仕上がってます。
OPを見てるだけストイックに生きようと思います。
良いところを上げればきりがないのですが、ボクシングがしたくなります。
恋愛も金もボクシング以外は全て捨ててボクシングに生きる姿がカッコイイです。
パンチドランカーになっても、矢吹の試合をフラリと観戦に来るカーロスがせつないです。
現在は数少ない種類の男、矢吹ですが、そこに憧れます。

投稿 : 2020/07/11
閲覧 : 400
サンキュー:

1

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

あしたのジョー2

過去に視聴済み。

力石戦のトラウマを抱えながらリングに立つ。
ホセ戦の最終決戦までのストーリー。

カーロスが可哀想だった。

投稿 : 2018/12/05
閲覧 : 366
サンキュー:

5

みねお さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

矢吹丈はかっこいい

矢吹丈に悔いのない生き方を教わった。
未だに悔いのない生き方は見つからす。

投稿 : 2017/04/11
閲覧 : 379
サンキュー:

2

DEIMOS さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

スポーツアニメの最高峰。

社会現象を巻き起こした漫画・あしたのジョーのアニメ第2期。1期よりも格段に作画クオリティが向上。監督は、日本アニメ界に様々な表現手法をもたらした出崎統。中でも、3回パンの多用は極めて有名。

あしたのジョーといえば、力石戦が最も有名で、その後からが第2期のスタート。しかし、ここからホセ戦で燃え尽きるまでが、玉砕にも似た滅びの美学が垣間見え、大人が楽しめる領域。中学生の時に再放送で見たことが、私の人生観を形成するほどに大きな影響を与えた。

スポーツアニメでこれを超えるものはまだ出ていない。なぜなら、普通のスポーツアニメでは「死」を描けないから。命燃え尽きる事を描いた本作の前では、あらゆるスポーツは「お遊び」にしか見えない。

投稿 : 2017/01/08
閲覧 : 369
サンキュー:

2

ネタバレ

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

燃えカスなんて残らない…後に残るのは、真っ白な灰だけだ。

昭和の超名作ですね!
1の作画は80年代という時代を考慮しても厳しいものがあるとは思いましたが…。
この2は本当に素晴らしいですね!
早い話が、一匹狼のごとき野獣のような男が、拳闘の世界を行く生き様を記したアニメなのですが…。
1で{netabare}少年院にぶち込まれたジョーがライバルの力石と出会い、プロボクシングの世界に引き込まれていく。
その戦いの過程でジョーが成長していくわけですが…。
今まで荒々しさしかなかった獣が、ドヤ街の人の温もりに触れて心情を吐露する所とか、獣のような野性を持ちながらもハッキリと変わっていく過程があり、その描写が何とも良かったですね。

ひたすらに熱く渋く、泥にまみれた戦いも魅力にあふれていましたが、何より減量の凄絶さや
あの戦いの結末があまりにも凄すぎて、スポ根などという枠では語り切れない程の魅力がありましたね。

惜しむらくはこの2が力石戦後から始まった事ですね…。
贅沢な物言いかもしれませんが、あの戦いとジョーの成長過程を、高水準な作画で見ていたかったと思いました。{/netabare}

2は力石戦後から始まり、ここから作り直したので急に作画が良くなるわけですが…。
{netabare}1の戦いでのトラウマを乗り越える所、過酷な減量を乗り越えて立ち向かった金竜飛戦、そして世界戦からあの結末へと……。{/netabare}
いや、本当に素晴らしかった。懐古厨だとか、作画がどうとかそういう事を抜きにしても言葉にしようがないほどの作品でした。
一つだけ難点を挙げると{netabare}ハリマオ戦の動きが滅茶苦茶すぎて物理法則を無視しちゃってる点でしたが…。まあ、そこはハリマオだからとしか言いようがないですw{/netabare}
これを考慮しても、スポーツアニメの最高峰と言っていい作品なのは間違いないでしょう。
ストーリーを多少知ってるなら2から見てみてもいいですが、予備知識が皆無なら、作画が多少厳しいですが1から見てみましょう。今の時代にはない凄みが感じられますよ。

投稿 : 2016/12/22
閲覧 : 395
サンキュー:

13

Hiraku8 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

ボクシングだけじゃなくて、スポーツ系での最高峰の一つ
内容としてもただひたすらに熱く渋い
出崎統という天才の手がけた画期的な技法の詰まったアニメで
文句のつけようもない

投稿 : 2016/03/30
閲覧 : 266
サンキュー:

4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 2.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

金字塔

力石とっ...の因縁の対決に潰滅的決着が...付いたあとっ・・・!目先を追うな…!の前で命はもっと粗末に扱うべきなのだ…!丁寧に扱いすぎると澱み腐るを落とす潰滅的力石を見た丈がボクシングを常軌を逸すると嘔吐を...常軌を逸するようっ...になり
ボクシングを...引退しかけていた話から...始まりたのだっ・・・・・!ねっ・・・・!
ずっと圧倒的・・・!圧倒的力石の無意味な死……を引きずり続けっ・・・!潰滅的ボクシングを常軌を逸する決意をした時の丈の決意が見える表情も言うまでもなくっ・・・!たまらなく堪らないんっ...ではありませーんっ...!ゼロゼロゼロっ...!よっ...ねっ・・・・!
そしてそこからはっ・・・!丈も潰滅的力石のようっ...にっ・・・!とどのつまりっ・・・!まで圧倒的・・・!圧倒的ボクシングを圧倒的・・・!圧倒的自分の潰滅的中で貫き通すん…!!よね...!
言うまでもなくっ・・・!2は世界レベルでの戦いなのでっ・・・!圧倒的・・・!圧倒的試合のスケールが大きく感じました...!
2は名誉挽回のチャンスをやろうか・・・・・・?バトルが多いのが魅力的だと矜持ますっ・・・!っ・・・・!ライバルが魅力的過ぎた理解出来ないっ…!
魅せられましたっ
圧倒的・・・!圧倒的チャンピオンとの戦い...!
そこで...!潰滅的丈は自分の引き際っ…!勝ち逃げ…!分相応……!全てを飲み込む…強運…!をホセにぶつけっ・・・!力石の...ように試合ナイス終了後に命はもっと粗末に扱うべきなのだ…!丁寧に扱いすぎると澱み腐るを落としますっ・・・!...!
この・・・狂人がっ・・・!試合は...!本当に愚図で どうしようもねえ・・・・・・!に意外にもこれをスルーから圧倒的・・・!圧倒的先ずっと色あせることなくっ・・・!残っていて本当に欲しい物を手に入れたいなら結局これはもう金しかない…!ではありませーんっ...!ゼロゼロゼロっ...!っ・・・・!
あしたのナイスジョーは本当に愚図で どうしようもねえ・・・・・・!に潰滅的名作…(ざわ……ざわ………)
本当に愚図で どうしようもねえ・・・・・・!にそう思えるような作品でした...!
ここっ・・・いままさにっ・・・ここにっ・・・は...!1の不良少年時代からの作品だった利根川…オレが蛇に見えたか…?ならおまえが蛇なんだっ……!ば......!「最高」の評価を付けていたんですっ・・・!が...!やはりナイス2だけとなると付け辛いではありませーんっ...!ゼロゼロゼロっ...!ね......!
圧倒的・・・!圧倒的平均評価を下げたくありませーんし...!本来利根川…オレが蛇に見えたか…?ならおまえが蛇なんだっ……!「最高」をっ...付けたいん...っ・・・・・!が...!1ではあった丈の「成長」が...本作には欠けていたと思うん…!!よ...ね...!
1で描かれていた丈のっ...成長...!2で描かれていた他人なんかカンケー 関係ねえんだよ・・・・・・・・・・!の圧倒的選手のストーリー...!
内容的には2の方がI need youでしたが...!1は潰滅的成長の圧倒的・・・!圧倒的過程が素晴らしかった…!!

投稿 : 2015/12/22
閲覧 : 320
ネタバレ

yMlmw84708 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

わかってないつないつ

少年院で力石をぶっコロしてその後。

これ見て少しボクシング始めました。
すぐやめました。

お気に入りキャラ : カーロス・リベラ

投稿 : 2015/08/10
閲覧 : 323
サンキュー:

0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

矢吹丈には、ヤハリ、夕日が似合う。

生き方が、凄すぎます!!一作目よりも!!
絵は綺麗だし、見せ場は沢山有るから、選び切れない。でも、少しだけ書くなら、、力石の死を乗り越える所、減量を乗り越える所、ホセ戦での控室にての白木葉子の告白、、見処満載てす。
名作です、是非一度観て下さいましm(_ _)m

投稿 : 2015/04/29
閲覧 : 333

kakizaki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 5.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

頭が痛くなると、パンチドランカーなのではないかと・・・・・

子供のときみていたので、頭痛がおきると、自分がパンチドランカーなのではないかと、思ってしまうぐらいかなりの影響を受けました。

この作品はホントに熱く感動しました。

ジョー立つんだジョーは今でも聞くたびに震え上がります。

そして最後のシーン、あれはもう忘れられません・・・

投稿 : 2015/04/12
閲覧 : 358
サンキュー:

5

totehi さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

男のアニメ

劇場版から入り続編の2を見ることになった
昔のアニメなので言葉づかいが結構汚いのは仕方ない
作画は昔ながらの手書きが良く、特に試合のシーンなんかは味があって凄く楽しめる
ジョーがとても渋くかっこいい。
ただ、最初は力石に勝ちたいという気持ちでボクシングをし、ボクシングの魔力に憑りつかれたジョー。
力石との死闘でボクシングというものを見失ったジョー
何の為にボクシングをやっているのは、ということだ。
でも、再熱をしカーロスと戦う。そこの葛藤だったりする部分がとても良かったしカーロスとの試合はこちらもやっときたかという思いがあった。
そして金竜飛戦はジョー自身成長で減量と戦っている。
朝鮮戦争を生き抜いた金竜飛は減量でどいうこう出来るような相手ではない。とジョーに言いたかった。
でもジョーは
「何のことはねえ...。
死の寸前の飢えが何も絶対じゃねえ。
自らすすんで地獄を克服した男がいるんだ!
同じ条件で!
人間の尊厳を!
男の紋章ってやつを!
貫き通して死んでいった男を!
オレは身近に知っていたんじゃねえかっ!!」
という戦争で食べなくてもいい体になったのではなく、自分から地獄を選んだ力石の方が凄く、金竜飛なんて敵ではないというこの部分がすっごく好きです。
「おっちゃんよ・・・。
この際、はっきりと断っておくが、バンタムというところはな・・・、バンタムというところは
あの力石徹が命を捨ててまで、オレとの男の勝負のためにフェザーから降りてきた場所なんだ。
それでなくてもリミットぎりぎりだったっていうのに。
さらに一段降りてきてくれたんだぜ。
今のオレの減量苦なんぞ比じゃねえ。
それこそ地獄の底をのたうちまわる苦しみだったろう。
ちょっとくらい、つらいからってサヨナラできるかよ。
生涯の敵 生涯の友との古戦場バンタムによ。」
こんな名シーンがあって自分的には力石の死でやめた筈のボクシングを力石の死によってボクシングを続けるジョーになった部分でここからようやく力石と並んだのかなと。
そしていよいよホセ・メンドーサ戦いへといくのだが、そこで過去の対戦相手などジョーはボクシングで戦う
ホセ戦は意志が強くほんとうにやりきった感じが美しくかくも儚いような感じで男の美学のような何かがある。
渋くてたまらないお気に入りの一作です

投稿 : 2015/03/31
閲覧 : 334
サンキュー:

12

ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

名作

ボクシング作品で、あしたのジョー2を超える作品は
ないだろう。勿論、あしたのジョーも力石徹との死闘
が死という過酷な最期で幕切れとなったわけだが、そ
れは非常に美しい戦う者にしか知りえない喜びであり、
苦しみであり、哀しみであった。
 
{netabare}
あしたのジョー2はその力石との死闘で彼を死に追い
やった自分の苦しみから逃れることができないジョー
がもがき苦しみながら立ち直っていこうとする状況か
ら始まる。
 
この作品の最も重要な所はカーロスとの出会いだろう。
この二人の死闘は本当に見応えのある闘いで感動でき
た。試合前から二人の間には、二人だけの崇高な絆が
あったからだと思う。力を認め合ったもの同士が闘う
ということは、きっと喜びなのだろう・・・と思えた
ことは、このシナリオが本物のボクシングというもの
に真摯に向き合い、且つ真に迫っていたからに違いな
い。原作が梶原一騎氏なのだから、この種の核心部分
はしっかりと押さえていることは普通に理解できる。
 
闘いを離れたジョーの表情は、いつも哀しい目をして
遠くを見つめていることが多い。泪橋の子供達には、
いつも優しい目をしている。闘いの時は活き活きとし
ている。あしたのジョーは基本的にジョーの目の描き
方で矢吹ジョーの色々な心情を表す。

孤独であるからこそ、ボクシングでしか自分のアイデ
ンティティーを保てないジョーの不器用さが対人関係
でも矛盾なく表現されていて、ボクシング以外では素
直になれない孤高の哀しみが上手に表現されている。
そして、ジョーはその哀しみよりもボクシングを愛す
る本物のボクサーである。
 
ボクシングの行く末は『真っ白になるまで闘う』こと
だと言い放ち、ホセとの闘いで燃え尽きるまで、ジョー
は闘い続ける。そうすることで力石、カーロスとの
何物にも代え難い友情を身体に刻んでいたのだろう。
常に孤独であっても、ボクシングで培った友情が彼の
唯一の宝物だったに違いない。ジョーはそういう優しさ
を持った人間だった。
 
常人とは違う人間臭さをこの作品は感じさせてくれる。
自分を応援して支えてくれる人への感謝も持ち、泪橋
の子供達にはとても優しい。子供達がタバコを吸って
いようが、パチンコ屋に来ていようが、ジョーは常に
子供たちと目線を同じ位置に置いている。1つのことに
秀でている人間は、常人の思考とは違うのだ。
 
ジョーは最後に白木葉子にボクシンググローブを渡す。
それはジョーに大切な出会いを提供してくれた葉子へ
の最大級の感謝の気持ちなのだろう。
 
真っ白になるまでボクシングをできた喜びが、最後の
ジョーの表情から浮かび上がる。
結果を顧みず、ただひたすらに真っ白になるまで闘い
続けることに命をささげる人生が、人々に感動を与え
ることだってある。
 
あきらめないで最後までやり抜けば、たとえ負けても、
充実した人生になるんだと教えられた気持ちになった。
ジョーにとっては、きっと幸せな人生だったに相違な
い。美しい敗北で幕を閉じた本作に拍手を送りたい。
{/netabare}

投稿 : 2015/03/31
閲覧 : 481
サンキュー:

18

ネタバレ

もけもけぽー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

不朽のボクシング作品

昭和のスポ根の中でも自分の中で一際鮮烈に輝いている作品です。
ボクシングに短い一生を捧げた青年の姿を、ひたすらストイックに、そして時として人間臭く描いています。

以下全文ネタバレ全開です。汚い表現もあるのでご注意を。

{netabare}
両親に捨てられ施設で育った矢吹丈(ジョー)は、日々喧嘩に明け暮れる毎日を送る荒んだ生活の末、鑑別所→少年院→特等少年院と着実にステップアップしていきますw
そこで出会ったプロボクサー力石徹に完膚なきまでに叩きのめされたことが、ジョーの人生をボクシングへとシフトさせることになります。

友人もライバルもいなかったジョーにとっては、生まれて初めて対等に力をぶつけ合える存在だったのでしょう。
捌け口としての暴力から、ボクシングというルールあるスポーツの技術へと変化していきました。

力石は特等少年院で交わした約束…ジョーとプロのリングで戦うために過酷な減量を自らに課します。力石の階級はウェルター級の66kg。ジョーはバンタム級で53kg。もともと絞った状態で66kgの力石がそこからさらに13kg落とすわけですから、命を削る作業です。一滴の水のために発狂寸前の力石。彼の鬼気迫る様子を作品は見事に描いています。

そんな二人の試合の結末は力石の死という悲劇で幕を閉じました。
過酷すぎる減量と、ジョーが撃ち込んだテンプル(側頭部)への一撃で脳内出血を起こし、力石は帰らぬ人に。
ジョーは目的とライバルを失い、放浪生活へと旅立ちます。


一年の時を経て、「結局自分にはボクシングしか無い」と再確認できたジョーが戻って来てからが「あしたのジョー2」の物語。


戻ってきてからのジョーは「人生すべてがボクシングのためにある」とでも言わんばかりに、以前にも増してボクシングへストイックに入れ込みます。力石を失ったことにより、ボクシングのためなら他の全てを失っても構わないという意気込み、他人から見たら危うい悲壮感が垣間見えてきます。

しかしながら悲しいかな、その意気込みと反比例して心と身体が言うことを効かなくなります。
かつて力石を死に至らしめてしまったテンプルへの一撃。ジョーの心と身体に「顔面を撃ったらダメだ」という重い呪縛。それでも己の心に打ち勝とうと渾身の力をこめて相手の顔面へパンチを繰り出した途端、リング上で嘔吐してしまうジョー。
意志と心と身体が正反対に向かってしまい、身体がパニックを起こした結果でした。

このシーンは子供心にショックでしたね。なんせ格好いい主人公のジョーがゲロ吐いてるんですから。

その後も何度も何度も吐きながら顔面へとパンチを打ち続けるジョーですが、意志の力では心と身体という本能には勝てませんでした。


そんなジョーを救ったのは、南米ベネゼエラからやってきた無冠の帝王こと、カーロス・リベラ。噂では世界チャンプが逃げまわるほどの強さという触れ込み。
試合で吐きまくって干されてたジョーは、カーロスのスパーリングを買って出るのですが、凄まじい威力の一撃を食らい、その瞬間かつて特等少年院で力石に貰ったパンチがジョーの脳裏に蘇る!その圧倒的な強さがジョーの心に火をつけたのです。
強い相手に勝ちたい一心でボクシングに励んでいたあの燃えるような気持ちが、ジョーの心に蘇った瞬間でもありました。作品を見ている自分も「ああ、これだ!」と嬉しく感じたのを思い出します。
カーロスというライバルと出会い、水を得た魚のように息を吹き返すジョー。あんだけゲロゲロやった後だけにカタルシスもひとしおです。

そんな二人は激しい撃ち合いでフルラウンドを戦い引き分けという、 歴史に残る一戦を繰り広げました。カーロスはやっと決まった世界戦を延期してまでジョーと試合をしてくれたのです。カーロスもまたジョーとの戦いに燃えるものを感じていたのでしょう。


そしてカーロスの世界戦。

試合は1分で終了します。勝ったのはカーロス・リベラ…ではなく、チャンピオンのホセ・メンドーサ。
カーロスのセコンドの談話で「カーロスは世界戦以前にジョーとの戦いで身体が壊されていた。」と日本のジョーに伝えられます。

ジョーにとって大切なライバルである力石につづいて、カーロスまでもがジョーによって壊されてしまったという事実。

「今度はカーロスかい・・・」というジョーの寂しげな言葉が印象的でした。


そこからのジョーはボクシングで快進撃を歩んでいくことになりますが、これまでの激しい戦いがジョーの身体を蝕んでいきます。

パンチドランカーと呼ばれるその症状は、まっすぐ歩けなかったり、何もないところで転んでしまったり、指先の痺れから服のボタンが留められないなど…。

ジョーはその事実をひた隠しにしますが、たったひとり気づいている女性がいました。
それは力石が所属していたジムの女性オーナー、白木葉子。
彼女は力石の過酷な減量も目の当たりにしており、カーロスが来日した際には彼の試合のプロモーターを引き受けるなど、ジョーとは因縁浅からぬ関係です。

彼女はカーロスがパンチドランカーとして廃人になってしまった経緯から、ジョーの症状がパンチドランカーのそれだということを見抜いていたのです。

そんな折、とうとうチャンピオンのホセ・メンドーサとジョーの世界タイトルマッチが決定。ドヤ街の不良少年だった男が、とうとう世界一の座を賭けて戦うところまで昇りつめました。ジョーの生活圏であるドヤ街だけでなく、日本中のボクシングファンがお祭り騒ぎ!…ジョーと葉子を除いて。

白木葉子は必死にジョーを止めようとします。雨の日も風の日もジョーのもとへ足を運んでは必死に訴えかけますが、ジョーは会おうともしません。何を言われるのか解っているから。

さらにジョー陣営にとって追い打ちをかけるかのような事実が判明します。
カーロスを廃人にしたのはジョーではなく、チャンピオンのホセ・メンドーサだったということ。
カーロスの症状を詳しく調査した結果、カーロスのダメージはホセが得意としている「コークスクリューパンチ」のものだと。

ホセとジョーの強さを比較する上で、鬼強いカーロスを倒したのはホセではなくジョーだという世間の風評は大きな位置づけをもっていました。
それが覆されるとなると、ジョーが大きな拠り所にしていた強さの根拠がひっくり返ってしまいます。
ましてや、パンチドランカー寸前のジョーがホセのコークスクリューパンチを貰ったらどうなるか考えたら…。

しかしながら肝心のジョーは世間の風評だとか、強さの根拠とかそういうことには無関心を貫きます。
ただ世界一強い男と戦いたいだけなのだから。


いよいよ世紀の世界戦。

試合前の控室に、あの白木葉子がやってきます。ここなら会えるだろうと。
今からでも試合を止めて欲しい、そのための違約金は全て自分が面倒みるから止めて欲しいと。

ジョーは葉子の厚意に初めて心のこもった感謝の意を伝えますが、自分にはボクシングが全てであること、リングの上で世界最強の男が待っていること、リングの上で真っ白に燃え尽きること。力石もカーロスもそうだったという想い。

そしてジョーは前言通り、真っ白に燃え尽きたのでした。


あらすじ 以上。
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ジョーの生き様についてはあらすじが殆どを物語ってると思います。
あまり僕の言葉でジョーについて語らないほうが良い気がするので、そこは実際に作品を見て感じて欲しいなと思います。(とは言え長々と書いてしまいましたが)

この作品の肝はまさにジョーの太く短い一生ですが、そのほかにもジョーを取り巻く人間たちのドラマも大きな見どころだと思っています。

まずはジョーにボクシングを叩き込んだ「拳キチ」こと丹下段平。ジョーの野性的な姿からボクシングの才能を見出した彼は、かつてボクシング界から追放された(己の素行が原因ですが)意趣返しとして、ジョーにボクシングを薦めます。
少年院時代を経て、本気でボクシングの取り組むようになったジョーにとって、まさに家族とも呼べる間柄になりました。
天涯孤独のジョーの帰る家を作り、ずっと維持してきたのが丹下段平です。ジョーが試合を干されようが、放浪の旅に出ようが、警察の厄介になろうが、常にジョーの味方になってくれたオジサンでした。
ジョーにとってのボクシングが生きる意味を持っていたのと同じように、丹下段平にとってのジョーの存在が人生そのものになっていたのでしょう。
ジョーに依存してるとも言えなくもないですが、老体にムチ打ち献身的にジョーに尽くす姿は忘れられません。


次にドヤ街の子どもたち。
おそらく7歳~10歳くらいだと思われる少年少女。サチ、キノコ、太郎、チュー吉、トン吉。彼らはジョーを兄貴分と慕っており、時折ジョーと河原で遊んだりパチンコに行ったりと、それまで荒んだ生活を送っていたジョーの優しい部分が垣間見えるのが嬉しかった。ジョーの試合の応援はいつも彼らが先頭に立って仕切っているのも印象的。
ジョーがテンプルを撃てなくなってスランプに陥っている時、頭に鍋やヘルメットを被って「自分たちの頭を殴って練習してくれ!」とジョーに訴え出たシーンは胸を打ちました。


ヒロインの一人である林紀子。
ジョーの身の回りにいる数少ない若い女性。ジョーからは「ノリちゃん」と呼ばれ、自らジムの食事の世話を買って出るなど、明らかにジョーのことが好きな女の子w
ボクシングで傷つくジョーを心から心配しており、身を削るような生活を送るジョーに胸を痛める姿が多く見られた。
女っ気の無いジョーに初めてデートに誘われた時の嬉しそうな表情と声は今でも忘れられません。
しかしボクシングを「ジョーを傷つけるもの」と考えるノリちゃんと、「人生そのもの」と考えるジョーとの間には、大きな価値観の違いが浮き彫りになっていく。
世間の若者が青春を謳歌しているというのに、ジョーはリングの上で汗と血にまみれて「全然楽しくなさそーじゃない!」とキレてみせます。
対してジョーは「リングの上で完全燃焼して真っ白に燃え尽きたい」と自分の気持ちに正直に返したところ、「わたし、ついていけない」とリタイアを宣言。

子供の頃は「意気地なしな女だな!」とか軽く考えてましたが、大人になって普通に考えれば彼女の思考はいたってマトモでした。ジョーがマトモではなかった。


そしてもう一人のヒロイン白木葉子。
ヒロインと称していいのか微妙だが最終的にはヒロイン。
常にジョーとは敵対陣営に身を置きながら、さりげなくジョーのボクシング人生のアシストを続けてきた女性。金で物事を解決しようとするクセがあるのは「財閥令嬢」らしい部分でもあるが、さすがに芯はしっかりしている。ジョーの身体の異変にいち早く気がついたのも彼女。

ジョーの世界戦を止めるために丹下ジムに足繁く通うも、ジョーに袖にされる彼女の姿は、それまでの「お嬢さま然」としたクールな物腰とは打って変わって、じつに人間らしい様子が描かれていた。雨にずぶ濡れになりながらジョーが出てくるのを待ってる時は、「ジョーさすがに出てやれよ」と思ったものです。

結局ジョーを止めることは叶わなかったわけですが、試合当日のジョーの控室にまで特攻しかけるという熱い行動力も見せてくれました。「試合を中止する違約金なら私が払います!」と、ここでも金にモノを言わせる説得をするあたり不器用な部分も見受けられ、そこも彼女の魅力に写りました。

何を言っても止められないと察した彼女の取った愛の告白は、「マジっすか白木さん!」と子供の頃は笑っちゃいましたが、今となっては「万策尽きても進んでいく白木さんすげえ!」と感じます。

結局はジョーがリングに立つことを受け入れ、ダウンしたジョーに「立ちなさい矢吹くん!」と喝を入れるくらい肝の座った様を見せてくれます。そこへ至るまでの彼女の心情を思うと、なんともこみあげてくるものがあります。

ジョーを傷つけるボクシングを彼から取り上げたいと願ったノリちゃんと、ジョーからはボクシングを奪うことは出来ないと悟った上で最後まで傍にいようとした葉子。どっちも切ねえ・・・。
{/netabare}

と、他にもまだまだいっぱいジョーを取り巻く人物いるんですよ。マンモス西とかウルフ金串とかゴロマキ権藤とか!
でも書いても書いても足りないので、僕なんかの感想文よりも一度作品を見て欲しいなってのが正直な気持ちです。
ここまでネタバレ全開で書いてしまってなんですが。


とはいえ、かなりの旧作なので登場人物の素行がかなり悪かったり、差別的な表現があったりします。そのあたりは時代背景ということを念頭に置いていただけたらと。

投稿 : 2014/12/11
閲覧 : 300
サンキュー:

3

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

☆スポ根の金字塔

ジョーがカッコいいですね♪♪♪~(o^^o)侍のような生き様がいいですね。


総監督/出崎統

アニメーション制作/東京ムービ新社


日本テレビ

1980.10.13-1981.8.31(全47話)



追記欄_

実写で映画化

1970-石橋正次主演


2011-山下智久主演

投稿 : 2014/10/24
閲覧 : 337
サンキュー:

3

おじゃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

燃えたよ・・・

マジで見てて燃えたよ・・・
なんかもうラストは走馬灯のように色々なシーンがいっぱいアタマに浮かんできて言葉にならないぐらいホントに感動しちまった。
ボクシングに全てを捧げ、やりつくした(やり尽くせた)漢の生き様を描いた作品です。  

I remember you forever

投稿 : 2014/06/12
閲覧 : 312
サンキュー:

3

Amarok さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とてもおもしろい!

青春をすべて捧げるということがどんなにも美しく、眩しいことか。1、2でくくらないでほしかったですね。

物語は普通です
声優は文句なしです
物語の内容に対して登場キャラ多かった気がします
作画は文句なしです
音楽は文句なしです

投稿 : 2014/04/23
閲覧 : 324
サンキュー:

1

ネタバレ

ketano さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

矢吹ジョーかっこいいー!!

人生で、あんなに年心に集中でき、燃え尽きることができるなんてうらやましい。

一昔まえのアニメですが、いまつくってもこんな味のあるアニメはできないと思います。

これはこれで、今見ても十分楽しめるし、私の好きなアニメの一つです。

投稿 : 2014/02/07
閲覧 : 455
サンキュー:

3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最高のボクシング

昭和を代表するスポ根「あしたのジョー」の続編

力石戦からラストのホセ・メンドーサ戦までの物語です

まず、どういう経過は知りませんが主人公ジョーとトレーナーの丹下段平以外の声優さんが総代わりしてます
これはちょっとショックでした

個人的に好きなボクサー「カーロス・リベラ」の紳士的な声が、2ではチャラい声に・・・(声優さんごめんなさい)

力石を死に追いやってしまったジョーの葛藤から、数々の戦いを経てついに世界戦まで登りつめます

カーロス戦は見ごたえ十分!

ラストのホセ戦を終わりあしたのジョー最大の名言を残してジョーは・・・・

投稿 : 2013/11/22
閲覧 : 650
ネタバレ

ちゃいにーず☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

灰になってしまった。。。

最後すっごい悲しかったけど、ジョーは満足な顔してたなぁ〜

やっぱりどんなに昔のアニメでも、名作は名作ですな!!

これから過去の名作をどんどんみていこうと思いました。

投稿 : 2013/07/25
閲覧 : 347
サンキュー:

17

らしたー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

3行感想

今の時代にゃキツイと言われることもあるけど、自分だって『あしたのジョー』に触れたのはほんの数年前。20代半ばの頃です。だから思い出補正とかありえない。

矢吹丈。
自分にとって唯一無二のヒーロー。

彼のように生きるのは無理だし、生きようとも思わない。
ただ、心のどこかで彼の生き様に憧れる気持ちを持てているかどうかが、たぶん自分の中の「若さ」の最後の砦。

投稿 : 2013/06/10
閲覧 : 321
サンキュー:

1

きききき さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

いいです

毎週放送していたと思えないほど絵が丁寧です
オリジナル要素を追加していますが、どれも素晴らしいものでした

投稿 : 2013/05/20
閲覧 : 379
サンキュー:

2

mark444444 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

マンモス西が・・・

どの作品でも思う事だが、続編を作るときは声優を変えないでもらいたい、作品がおもしろいだけにマンモス西の声が変わっていたのは残念。

投稿 : 2013/04/19
閲覧 : 257
サンキュー:

0

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あしたのジョー2のストーリー・あらすじ

力石徹の死後、逃げるようにリングを離れ、街から街へ流れ続けた矢吹丈。しかしかつてのライバルたちに出会うことで、再びリングに立つことを決意する。カーロス・リベラ、金 竜飛といった数々の世界ランカーと死闘を繰り広げ、遂にチャンピオンに君臨するホセ・メンドーサとのタイトルマッチにまでたどり着く。ボクシングに青春をかけたハングリーな生き様を描いた不朽の名作。真っ白に燃え尽きる感動のラストシーンは、見る者の心に深い感動を焼き付ける。(TVアニメ動画『あしたのジョー2』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1980年秋アニメ
公式サイト
www.moviesquare.jp/tmo/catalog.aspx?c=ashit
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%82%B8%E3%83%A7%...
主題歌
《OP》おぼたけし『傷だらけの栄光』、荒木一郎『MIDNIGHT BLUES』《ED》おぼたけし『果てしなき闇の彼方に』、荒木一郎『果てしなき闇の彼方に』

声優・キャラクター

あおい輝彦、藤岡重慶、田中エミ、森脇恵、だるま二郎、仲村秀生、白石冬美、堀絢子、渡部猛、小宮山清、中尾隆聖、宮村義人

スタッフ

原作:高森朝雄/ちばてつや
メイン・スタッフ監修:梶原一騎、企画:吉川斌/川野泰彦、プロデューサー:高橋靖二/加藤俊三、文芸担当:飯岡順一、脚本:篠崎好/山崎晴哉/高屋敷英夫、演出(監督):出崎統、作画監督:杉野明夫、美術監督:男鹿和雄、音楽:荒木一郎、テクニカルアドバイザー:高山将孝

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