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「Pumpkin Scissors パンプキン・シザーズ(TVアニメ動画)」

総合得点
64.0
感想・評価
216
棚に入れた
1343
ランキング
4043
★★★★☆ 3.6 (216)
物語
3.6
作画
3.5
声優
3.6
音楽
3.6
キャラ
3.8

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☆の総合評価
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Pumpkin Scissors パンプキン・シザーズの感想・評価はどうでしたか?

青龍 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アリスに引っ張り回されることに心地よさを感じはじめたなら、あなたももう立派なパンプキン・シザーズのメンバー

岩永亮太郎による原作漫画は、『月刊少年マガジン』(講談社)で連載中(既刊23巻、原作未読※4年の休載を経て2024年5月から連載再開!)。
アニメは、全24話(2006年)。監督は、『神秘の世界エルハザード』、『イナズマイレブン』シリーズなどの秋山勝仁。制作は、『宇宙戦艦ティラミスⅠ・Ⅱ』、『火ノ丸相撲』などのGONZOと、『天地無用!』シリーズ、『瀬戸の花嫁』などのAICの共同製作。
(2024.6.25投稿)

全く知らず、なんだこれと思って観始めたものの、古い作品だけど埋もれさせるのはもったいないと感じて、いまレビューを書いているくらいには気に入った作品(笑)

雰囲気は、『鋼の錬金術師』が近いけれど、ハガレンよりファンタジー色は弱め。また、「人の持つ狂気」を描いているところも共通点。


【あらすじ+設定解説】
第一次世界大戦前後の軍事技術を持つ架空の世界が舞台(ただ、回転式の砲塔を備えた戦車が最強で、航空機は出てこないので発展がいびつ)。
もっとも、軍事技術は二十世紀なのに、主人公のアリス少尉(CV.伊藤静)が所属する帝国は、十八世紀のフランス革命期(「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」の頃)のような「平民と貴族」との間に「家畜と人間」くらいの身分格差が残る社会というギャップがある。

その帝国は、共和国と国土が大きく荒廃するような大規模戦争をした後に停戦に至る。しかし、敗戦ではなく停戦であったため、旧態依然の貴族社会がそのまま残ってしまう。これが主な原因となって停戦から3年が経過してもなお戦争による社会的混乱は収束せず、貴族・軍部の汚職、難民、兵隊の野盗化などの「人為戦災」が続いていた。
そこで、帝国は、これらの問題に対処する専門部隊として陸軍情報部第3課(後にアリスが「パンプキン・シザーズ」と命名)の設置を決める。

もっとも、第3課の「戦災復興」は名目にすぎず、実際は戦争後に必要のなくなったはずの軍部が予算を維持・獲得するための口実として作られた捜査・逮捕権のないお飾りの部隊で、実情を知る軍部では「お祭り部隊」と小馬鹿に(3課のメンバーは、様々な理由から軍で行き場を失って閑職に追いやられた人たち)。

しかし、第3課課長のハンクス大尉(CV.チョー)以下、アリス少尉、オレルド准尉(CV.鳥海浩輔)、マーチス准尉(CV.鈴木千尋)、リリ・ステッキン曹長(CV.植田佳奈)、ランデル・オーランド伍長(CV.三宅健太)、軍用犬のマーキュリー号(CV.小川一樹)の6名と1匹は、人為戦災の根本原因であるカボチャのような硬い外皮に守られた権力者たち(パンプキン)を、切り裂くはさみ(シザーズ)として、建前ではなく真剣に人為戦災と向き合っていくことになるのだった。

物語は、退役軍人が野盗化して人為戦災として暴れている村に「パンプキン・シザーズ」として出動したアリス少尉たちと、戦後各地を放浪していたオーランド伍長との出会いから始まる。


【アリス・L・マルヴィン少尉】
本作は、主人公アリスをどう見るかで評価がガラリと変わる作品だと思う。

アリスは、帝国貴族の中でも特に偉いとされる「武家の名門貴族の次期当主」。そのため、見た目は「金髪碧眼のお姫様」でありながら、武芸を嗜み、その物言いや態度は高圧的な武人というギャップのあるキャラ。

「“不公平”が許せないからだ
貴族だから裁かれない、平民だから許される…笑止!
罪あらば裁く!悪あらば斬る!
それが貴族でも平民でも…皇帝陛下であろうとも!」

とのたまう性格はクソほど真面目。自分が正しいと思ったら猪突猛進、直情径行。
高い社会的地位には義務が伴うことを意味する「ノーブレス・オブリージュ」を臆面なく実行しようとする。

だから、私の登場当初のアリスの印象は、「うざいやつ」だった(笑)

お前は、今まで安全な貴族社会に守られ、社会の実情を何も知らない甘ちゃんが、ただノー天気に正義を振りかざしているだけなんじゃないか、偽善なんじゃないかと。

が、アリスは、どんな困難にぶちあたっても、へこたれないしブレない。とにかくその覚悟が尋常ではないのだ(彼女をそこまで突き動かす理由には何か秘密がありそう)。

そして、その強い信念が次第に周囲の人々の心を動かし、さらに視聴者の心をも動かしていく。


【ランデル・オーランド伍長】
もうひとりの主人公であるオーランドは、本作の世界における最強兵器である戦車に対し、生身で接近し、13ミリ対戦車拳銃「ドア・ノッカー」で装甲越しにパイロットをゼロ距離射撃するという、トンデモ人間兵器(901ATT(Anti Tank Trooper)通称「命を無視された兵隊(ゲシュペンスト・イェーガー)」)。

人間離れした大柄な体格や顔に傷跡があることから、フランケンシュタインを彷彿とさせる。性格もフランケンシュタインと同様に極めて温厚。

しかし、腰に提げたランタンへの点灯を合図として、一切の苦痛や恐怖を感じない殺戮兵器へと豹変する(その存在については、戦時中、噂されていたものの、軍部で秘密とされていた。)。

トンデモ人間兵器だけに、その精神的ストレスは想像に難くなく、現に悪夢にうなされるなどPTSD(心的外傷後ストレス障害)と思われる描写がある。

そう、彼の中でも戦争はまだ終わっていないのだ。

アリスとパンプキン・シザーズの面々は、オーランドが抱える秘密を暴き、彼の「人為戦災」を終わらせることができるのかも見処の一つ(ただ、本作では途中まで…続編希望…)。


【パンプキン・シザーズのその他のメンバー】
また、上にあげた二人を中心として魅力的なメンバーがその脇を固める。

見た目は冴えない中間管理職の中年男性で昼行灯の第3課課長のハンクス大尉。チョーさんがはまり役。

そして、女好きのオレルド准尉、オレルドの幼馴染で本作の普通の人枠マーチス准尉、天然ドジっ子リリ・ステッキン曹長、噛み癖がひどい軍用犬マーキュリー号。

各メンバーの背景描写もきちんとあり、第3課の雰囲気がよく伝わってくる。


【音楽】
OPが「残酷な天使のテーゼ」で有名な高橋洋子さんが歌う「蒼き炎」


【最後に】
本作では、パンプキン・シザーズのメンバーも視聴者も、とにかくアリスに引っ張り回されることに。
そんなアリスに引っ張り回されることに心地よさを感じはじめたなら、あなたももう立派なパンプキン・シザーズのメンバーだろう。

投稿 : 2024/06/26
閲覧 : 267
サンキュー:

3

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

戦災復興のストーリー

この作品は戦災復興というストーリー内容ですが
取り合えず尺的に2クール有るけどどうにも全体的にテンポが間延びしてるし、
それにアリスのキャラも苦手かなと思う感じもして個人的にはイマイチな作品でした。

【評価】

50点・1B級

投稿 : 2023/01/30
閲覧 : 233
サンキュー:

0

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

戦争・貴族・平民、秘密部隊と実験…面白いですが奥行きが残念。

 評価が難しいアニメです。エンタメとしての出来はいいですが、奥行きがテンプレで表面をなぞっただけに見えます。

 ただ、その表面上の浅い舞台設定を使って描かれたアリス少尉というキャラは秀逸でアニメ内で大部分描き切れていたし魅力的でした。ヒロインのアリス少尉の貴族・軍人としての振舞いはキャラ萌えするには十分にカッコイイです。そしてもと901部隊のランデル伍長。ドアノッカーの絶対ゼロ距離射撃の不気味さと恐ろしさ。その象徴の青いランタンの光。

 舞台は戦時中の第1次世界大戦時よりしばらくたったくらいのヨーロッパのです。貧困と貴族政治。食糧不足が生じた世界設定です。その中で「貴族・平民・軍人」(24話のサブタイトル)のそれぞれの立場を描写します。
 さらにアンダーグラウンドの組織や、旧帝国陸軍の731部隊(森村誠一著「悪魔の飽食」で有名です)に似た人体実験組織など、かなりダークな世界を見せてきます。

 ということでキャラ造形、世界観、設定、ストーリーは決して低レベルのものではありません。戦争・分断・軍人として生きる事などなどが描かれていますし迫力もあるし、アリス少尉にひっぱられて、ランデル伍長を初め陸軍情報部第3課の面々がヒューマニズムに目覚めて行く展開はなかなか面白いです。

 ただ、なんとなくありきたりというかテンプレというか…こうグッとくる引きがないんですよね。キャラとしてアリス少尉と似たような立場で同じような行動をとる貴族キャラってマンガ・ラノベだけども沢山いると思います。
 86のレーナちゃんとか亡国のアキトのレイラちゃんとか。これらのキャラって、現代日本の道徳をそのまま持ち込んだ感じで、感情移入はしやすいんですけど浅い感じがします。

 主人公も、破滅的で自分が傷を負いながら、肉弾戦で相手と戦う男の主人公も沢山いると思います。物語のキャラ作りのための正義感とか道徳心とか設定のための設定が透けて見えるような感じがぬぐえません。

 少年マンガとしてのキャラ萌え、バトルマンガとしてはかなり優秀な部類の作品かとは思います。構成もちゃんとしているしアリス少尉のキャラをちゃんと描き切ったし。面白いのは面白いです。ただ、奥行きは残念ながらという感じです。

 あと、非常に「鋼の錬金術師」と類似してますよね。雰囲気というかキャラが。似たような年の作品だし、キャラの作風って似せようと思ってすぐに似せられるものじゃないと思うので、どっちが真似したとかではないと思いますが、不思議なくらい似ていました。

 作画等作品作りは2006年ということで丁寧ですし、エフェクトもいいです。青い光は結構カッコイイです。24話ですけど、展開が起伏に富んでいるし、キャラも沢山登場するので飽きる事はないと思います。

 視聴後感はあー面白かったといえる水準でエンタメとしては評価しますが、奥行きは見た目ほど奥行は感じないアニメでした。

 EDの曲がなかなかいいので音楽はその分上乗せです。

投稿 : 2022/12/24
閲覧 : 330
サンキュー:

4

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 1.5 状態:途中で断念した

使い過ぎかな。。

知人に勧められて観る
最初の戦車に特攻するシーンはかっこよく期待大

観ていくと
毎回毎回ランタンを簡単に使い
入院先でも自殺者を止めるため?かなんかで使う
取ってつけたようなハプニングに印籠ならぬランタン使って解決の繰り返しで飽きる

戦争後
軍隊
作画の感じとシリアス+ギャグ
でかなり鋼の錬金術師と印象が被る

でもなんか貴族が意地悪で見に行ったら戦車がとか
無理くりだなぁと。。
で隊長が青くさくキンキン声で
またこんな感じかぁ。。
と見終わりにキャピキャピなEDの曲で
もう無理と8話で断念

ランタンを使わずになんとか解決回とか
ランタン使ったらダメージがかなり残り体が蝕まれる→でもみんなを救うため使うとか
使ったら超人的な動きをする
とかあればなぁ
いっそ紛争中の舞台の方がよかったのでは

似たような設定にみえたけど
ギャグも盛り込み
戦闘シーンや人間模様も熱いハガレンは改めてすごいなぁと思いハガレン再視聴中

んーわたしには本作は残念でした

投稿 : 2021/11/19
閲覧 : 572
サンキュー:

2

TimuTimu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

心優しい対戦車用軍人

このアニメは大人になってから見た方がいい
シナリオは結構王道だけど歳をとってからこのアニメを見ると第3課がめちゃくち輝いて見えるし、人間の汚い部分が自分に投影しているようで心に染みた
特にマルヴィンのような純粋に生きてきた娘を見ると「彼女のようになれたら」という憧れと「彼女に比べて僕は」という劣等感が入り混じる
しかし、劣等感と言っても落ち込む事はなく、あの頃の純粋な気持ちを思い出させてくれる作品だと思いました

こういうシンプルで設定も面白い大人な作品が増えるといいなと思った

投稿 : 2020/07/08
閲覧 : 577
サンキュー:

4

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

「GONZO」にしてはクオリティ高め

作画のクオリティが「GONZO」にしてはレベルが高いです。。。が、内容はイマイチわかりません。何故、ランタンに光がともると最強になるのか?どうして、戦争後3年もあってグダグダと復興が遅く内戦状態なのか。。ミリタリーものですが設定がイマイチでした。もうかれこれ12年前のアニメになるんですね。そのほうがびっくりです。

投稿 : 2020/05/07
閲覧 : 599
サンキュー:

3

ネタバレ

kazz さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

設定が面白い

原作未読。

大国間戦争が停戦し、焦土と化した帝国で戦後復興のために戦災を取り除くことを目的として設立された部隊「陸軍情報部第三課」の物語。

架空の世界でありながら、技術レベルは第一次大戦と第二次大戦の中間くらい。
そのため戦争で最も強力な兵器は戦車なのだが、帝国ではショッカー並みの非人道的な科学者により改造された人間で編成された「インビジブルナイン」と呼ばれる部隊が非公式に存在していた。

主人公はその「インビジブルナイン」からはぐれた?巨漢。
青色のガス灯により恐怖心や痛みよりも敵を殲滅することが最優先となるように改造されており、対戦車用の銃「ドアノッカー」を以て、捨て身で戦車に接敵し装甲の薄い箇所やペリスコープを撃ち抜くことで戦車に対抗する。

大変良いフックでした。

中盤までは戦後復興期に不正を働くものを懲らしめるっていう構図で物語が進行します。大好物です。
が、終盤に向けて主人公たちが精神的に揺さぶられる前に敵と第一課と第三課の三つ巴の交戦があるわけですが、第一課が味方を殺した敵を平然と逃がしながら第三課には執着するっていう場面は原作でもあの展開なのでしょうか?もう少し彼我戦力差があって逃げられた感を出してくれないと納得できません。また終盤はバトル漫画のように延々と同じ場所で物語が展開するのでダレちゃいました。最終話まで戦ってるんだもの。

終盤を1話絞って、最終話に普通の日常回を入れて「これからも復興業務頑張ります!」ってしてくれてれば自分好みな感じでした。

投稿 : 2020/03/25
閲覧 : 355
サンキュー:

2

ウィラード さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

伍長が活躍する話だけ面白い

伍長以外の話はつまらなく感じた
それもそのはずで、舞台は戦が終わった後だから

パンプキンシザーズの名前の由来も
盛り上げ役であまり好きでは無かった
しかし伍長の活躍する話は面白かった

多分
戦は終わったけども、後処理するかのような話が好きなんだろうなと思った
どうせなら、戦場での話が見たかった

なので評価はあまり楽しくなかった
普通くらい


あ、OPは良かったですね

投稿 : 2019/12/11
閲覧 : 466
サンキュー:

3

ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「戦災復興」というテーマ

<2019/8/27初投稿>
原作未読。

以前より良い評判は聞くもなかなか機会がないなーと思ってたら、先日BS236で放送してくれました。

ワクワクしながら視聴。
期待のハードル上げすぎるとがっかりすることも多いのですが、本作は期待通りに楽しむことができました。


舞台は第一次大戦と第二次大戦の狭間のような架空の世界。

「帝国」と「フロスト共和国」による長期に渡る大戦の終結から三年後の帝国側でのお話です。

「戦災復興」を縦軸に
「国や軍部の歪み」を横軸とした
なかなか歯ごたえのある内容。

架空の国の戦後ですし、サイエンスファンタジー的な要素も少しあるのですが、復興の様子や人々の生活・仕事、軍隊や兵器、社会の仕組みなどの描写が細かく、現実に近いので没入しやすいと思います。


舞台となる帝国は皇帝を頂点とする厳然とした階級社会。
豪奢で堕落した生活を疑問にも思わない貴族たち。

その一方で被災した民衆はその日食べるものにも困る暮らしぶり。
常に貴族や軍部へ強い不満を持ちつつも、その階級差の高い壁にあきらめにも似た感情を抱き、鬱屈した日々を送っています。

二人の主人公アリス・L・マルヴィンとランデル・オーランドの所属する帝国陸軍情報部第3課、通称「陸情3課」の任務は「戦災復興」

陸情3課を創設した軍上層部の本音は「進まない復興に不満を抱く民衆へのエクスキューズ」、
つまりお飾りの「戦災復興」部隊として創設されたはずだったのですが・・・

陸情3課の面々はそうした軍上層部の思惑に囚われず、
軍や国や身分制度の壁といったさまざまな歪みに阻まれ、
戦災で被災した人々の生々しい心情とジレンマに葛藤しながらも、
戦災復興に真正面から向き合う。

本作の魅力は彼らのその「心意気」だと思います。

そんな魅力的な陸情3課の面々を紹介します。

◆アリス・L・マルヴィン少尉(隊長)
本作ヒロイン。
有力貴族マルヴィン家の次期当主。
戦災復興を使命として、貴族の義務=ノブレスオブリージュを心の底から信じて疑わず。
その直情的な言動はしばしば周囲を振り回すことも。
しかし、常に真正面から困難を受け止め、正々堂々と向き合うその姿には心の強さと爽やかさがあります。
金髪碧眼でスタイル良い美人。
でも色気はなし。
規律にはめちゃくちゃうるさい

◆ランデル・オーランド伍長
もう一人の主人公。
アリスの部下。
陸情3課では一番下っ端の新入り。
いたって穏やかで優しく平和主義、虫一匹殺せない。
その優しさと2mを超える巨躯は「独活の大木」「象さん」「朴念仁」といった感じ
でも実は元「901ATT隊(※)」隊員という出自から
腰に下げた青いランタンに火を灯すと非人間的なまでに攻撃的且つ強くなり、
そして大概重傷を負い、
最後は入院先のナースと尿瓶バトルまでがお約束。
アリスに依存気味。
猫好きで巨◯ン。

(※)「901Anti Tank Trooper隊」
{netabare} 戦中に設立された、非人道的な人体実験により改造強化された兵による部隊。
そのコンセプトは作中最強の兵器である戦車を歩兵で破壊すること。
クレイジーです。
901隊員は青いランタンを腰に下げ、火を灯すと(おそらく)暗示が発動して、痛みや恐怖を感じなくなり、敵に向かってただひたすら前進、攻撃する存在となります。{/netabare}
悲哀を含め浦沢直樹「MONSTER」に登場したグリマーさんを思い出しました。

◆オレルド准尉
金髪長身イケメンの女好きチャラ男キャラ。
軍内部から極秘情報を入手する際は、女口説いていろいろやってピロートークで。
と言いつつ、
実はメンタルもイケメン。
実は軍人としてもそこそこ腕が立つ。
実は喧嘩屋としてはかなり腕が立つ。
アリスがいない時は隊長の代わりに指揮を任されることも。

◆マーチス准尉
黒髪メガネキャラ枠。
頭脳派兼運転手。
見た目通り真面目だし規律にもうるさい方だけど、それよりも正義感が勝ることも多い。
オレルドと真逆の性格容姿だけど何だかんだ仲良し。
むっつりスケベ兼童貞疑惑あり。

◆リリ・ステッキン曹長
天然のドジっ子キャラ枠。
仕事はお茶汲みと軍用の伝令犬マーキュリー号のお世話と事務全般。
それでも階級はオーランドより上。
「一桁の足し算は間違えるくせに、帳簿の不正は一眼で見抜く」という謎スキルを持っている。

◆ハンクス大尉
3課の課長。
つまり一番偉い。
攻殻機動隊・公安9課の荒巻課長を昼行灯にしたような風貌。
曲者で切れ者の昼行灯。
チョーさんの声が合ってるんですよ、これが。

◆マーキュリー号上等兵
犬。
仕事は伝令(この世界は無線が無いようです)
ちょいちょい人を噛む。
頭からガブリ。
それで伍長待遇から降格させられたこともあるけど本人は気にしていない様子。
ゴールデンレトリバーかな。

テンプレキャラのオンパレードですが、それが心地良い。
キャラデザイン含め皆好きです。

また烈しいバトルシーンや兵器の描写などもかなり好み。

OP曲「蒼き炎」もかなり◎。
残酷な天使のテーゼ」でお馴染み高橋洋子さんが聴かせてくれています。


アニメはこれからが本番か?という盛り上がり手前の中途半端なところで終わってしまったのが残念です。

原作はまだ続いているそうなので、是非2期やって欲しいのだけど、アニメ放送からもう13年。
もう難しいんでしょうか。

投稿 : 2019/09/23
閲覧 : 737
サンキュー:

21

nozzynozzy さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

隊長のかっこよさに酔いしれる作品

隊長かっこよすぎ。オーランド家(貴族)のノブレス・オブリゲート感あふれる価値観、戦災復興遂行の信念のみで、ひたすらエネルギッシュに突き進み、あらゆる困難をなぎ倒して戦災復興に邁進していく様は、ひたすらに痛快。「苦しむ民をみて、貪る悪を見て、貴様は、なにも感じていないのか」という名セリフ以降、隊長にハートを掴まれっぱなしでした。超人役の伍長よりも、信念と体力のみで事を解決し進み続ける隊長素敵ーっ。コメディあり、アクションありで、最後まで退屈しません。人に勧めたい作品の1つ。

投稿 : 2019/06/01
閲覧 : 321
サンキュー:

1

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これは好き

原作は読んだことがないので、どこがどう違っているのかはわからないけど、GONZOとAICの共同制作で、それぞれ得意としている部門が一つの作品として上手くマッチしているから、これは好きだな。

投稿 : 2018/11/13
閲覧 : 345

あぱぱ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人為戦災と人の心

視聴回数 全話3回くらい

封建社会から資本主義社会へ、時代が移り変わる時代を描いたような物語。

戦争が停戦されて戦災復興という状況は、人の心が闇に染まったまま
見えない明日に怯えながら生きていく庶民の姿が生々しく描かれています。

本作品は物語の構成がユニークで、陸情三課という軍の
グループそのものが、主人公になっています。

登場人物たちは正義を振りかざすだけの人物ではなく
階級に縛られず人々が可能な限り争わず
幸せな世の中になっていけるように、日々復興に取り組んでいく姿が
心を打たれます。

オープニング曲「蒼き炎」を歌う高橋洋子のシャウトが
非常に耳残りします。

「残酷な天使のテーゼ」や「魂のルフラン」とは違った
スピリット的なメッセージソングだと思っています。

重要なシーンの台詞が心に響くところがあって
そいうった名文句を楽しむ作品としてオススメしたいです。

(余談)

資本主義社会で生きている私たちにとって、封建主義に生きる人の
気持ちが分かるわけではないですが、現実と本作品の共通点は
「政治とマスコミ」によって私たちの生活は揺さぶらているんだと
思えてしまいます。

世間や人を恨むことがあっても、曲がった生き方をしなければ
幸せは近づいてくるものだと思えてきます。

続きの物語を作成してほしい作品ですが、どうなのでしょうね。
GONZO次第ですが待っています。

投稿 : 2018/09/20
閲覧 : 531
サンキュー:

15

ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

戦後の闇に漂う鬼火。陸軍情報部第3課!パンプキン・シザーズ!!

月刊少年マガジン連載、岩永亮太郎原作漫画のアニメ化。

国同士の大規模戦争が停戦を迎えてから、各地での復興支援をするために発足した、
“陸軍情報部第3課”の人物達を中心に描かれる、架空の世界での戦後を描くアニメ。

戦後で行き場所を失った兵士たちや、困窮や圧政などに苦しむ人民を中心に
物語が進んで行きます。
このアニメの最大の魅力・・それは、ダブル主人公の対比だと言えるかも知れません。

女性でありながら少尉という肩書を持ち、拝命十三貴族の“マルヴィン家”の公女である「アリス・L・マルヴィン」

そして・・かつて非公式部隊に所属していた、巨体に似合わない覇気の無さを持つ青年「ランデル・オーランド」

この主人公2人の光と闇、強さと弱さの対比が実に上手い作品です。

作中で扱われる兵器などが渋く、海外で人気が高いという事でも有名ですね。

原作がまだ続いていることもあり、アニメ化では兵器の緻密さや戦闘描写がメインの見どころ。
(まあ、詳しい方が不満がある部分も結構あって何箇所か語りぐさでもありますけど概ね良い出来)

近年だと幼女戦記が良い出来だったので、コッチ勧める前に幼女戦記観たほうがいい気もします。

約10年前の2006~2007年のアニメで、この辺りのアニメが今観て一番古さを感じる時期なのかも。

幼女戦記のようなジャンルが好きなら一見の価値ありかもですね。


・・んん??ちょっとまてよ??

ドアノッカー片手に戦車ぶちぬく伍長と、アリスの可愛さ観るアニメっすよね(笑)

ちょっと真面目すぎたわwスマンww ヒロインは伍長です(笑)

{netabare}
ビーム兵器音とたまにドアノッカーの長さ変わるのだけはやめちくり~w
{/netabare}

投稿 : 2018/01/26
閲覧 : 562
サンキュー:

10

ネタバレ

ヨシヒコ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

原作途中までアニメ化された作品です

この先が気になる方は原作を読んで下さい、色々盛り上がる展開が多々あります。
ハッピーエンドを切に望む。

投稿 : 2018/01/03
閲覧 : 358
サンキュー:

0

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

ついつい2度目を最終話まで見てしまった

評価は今回が初めてです

なんか安定して面白い

日ごろ優しくて大男の伍長が青いランタンとともに豹変する魅力

ヒロインの正義ぷっりも嫌味が無くてとてもいい

ゆるーい日常と事件とかになるとすごい活躍

キャラの設定もとても優しいキャラクター

全体見てもやっぱりいいです

お勧めですよ

投稿 : 2018/01/03
閲覧 : 148

REI さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

設定が面白いけど・・・

戦災復興、戦争が終わってからの物語って設定が面白いです。

戦争が終わって行き場を無くした軍人

職がなく、飢える平民

実際、第二次大戦後の日本でもあった話

まぁ、アニメなのでそこまで深く考えなくて良いんだろうけど

このアニメを見たらちょっとそこも考えて欲しいかなと個人的には思う

あ、私、何言ってんだ(^_^;)

アニメは、見てておもしろかったです。

まぁ、回収してないところもいっぱいあるけど

原作は今も連載中らしいですから(私は読んでません)

2期期待したいけど無理だろうなー・・・

投稿 : 2017/08/28
閲覧 : 428
サンキュー:

1

ネタバレ

uppo さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

非常に勿体無いよ

戦後の爪痕に焦点を置いた珍しい作品。
軍・貴族・平民が入り交じり非常に楽しめた。
ただ終わりが非常に半端。
ラスボスと対峙した訳でも無いので、ややモヤモヤした感じが残った。
原作は未だに連載してるみたいなので、終わり次第見ようかなと・・・。
このまま行けば名作クラスになるんじゃないかと期待してます。

メインキャラの印象をざっとコメント。
まずアリスですが、良くも悪くも真っ直ぐで頑固、融通の利かない印象。
色々と自分に縛りを付けて、他人に頼る事が苦手な為、今後他の3課メンバーが彼女をどうサポートしていくかは見所の一つだと思う。

オーランド伍長は、アニメだと結局謎の部分が多い気がします。
生い立ちが全く不明。
何故戦争に行く破目になったのか、何故殺戮兵器となってしまったのか。
現在の自分の体、過去のトラウマとどう向き合っていくかが、今後の見所かなと思います。
にしても入院する度に思うが、こいつの息子はどれだけでかいんだと・・・。

オレルドさんは、もう主人公と言ってもいい位のキャラかと。
9話「朝霧の女」に関しては色々マイナスな意見もありそうだが、個人的には結構好きな話でした。
現実に目を向けさせるのも優しさなのかなと。
本当は彼女も誰かに背中を押されるのをずっと待っていたんだと思います。
死んだだろう人間を待ち続けるなんて相当メンタルに堪えるだろう。
最後は窓から彼女は満面の笑みのだったので、あの仕事も止めて、何処かに旅にも出たりするのかなと思いました。
オレルドの恋の話はもう一回やってほしい所。

マーチスは3課の中ではサポート役で、真面目でムッツリな印象。
セッティエーム王女(ロリ)に好かれちゃったみたいなので今後2人がどうなるか気になる所。

ステッキン曹長は3課のお母さん的存在?
いつもみんなの事を心配している印象。
天然でドジッ娘で可愛いと思う。
オレルドに付いたキスマークを見ただけで顔を真っ赤にしていたので恋愛経験は少ないのではないかと予想。

ハンクス大尉は見てて一番ハラハラした。
こういう知りすぎたキャラは殺されるのが宿命な所があるし。
最後まで死んで欲しくないキャラの一人。

最後に・・・
アリス「我々は・・・・」
オーランド「おっぱいだ!!!」

投稿 : 2017/04/07
閲覧 : 262
サンキュー:

4

DB さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

少年誌連載なんですか?
非常にわかり易い勧善懲悪もので、なかなか楽しく見れました。
ただ、内容がとことん青臭く、深みがなかったため、自分には深く入り込めなかった。
物語もまあ謎を秘めたまま終わってしまっているので、続編はあるんでしょうかねぇ・・・

投稿 : 2016/10/16
閲覧 : 262
サンキュー:

0

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

気品と凛とした佇まい、美しさに胸うたれる

欧州の第一次世界大戦をベースに舞台を架空の世界に置き換えて、和平後の平和と復興にむけた陸軍所属の正義感あふれるヒロインが奮起します。

王侯貴族の身分でありながら慢心はなく、相手が誰であれ不正は許さない!と断言できる気高きヒロインで、普通だと善意の押し付けに辟易しちゃうところなんですが、これだけなんでも身を粉にしてがんばる女性ですんで、不思議と嫌じゃないというか応援したくなる魅力を兼ね備えています。

サブキャラとして過去に人間兵器のノリで人体実験された経験をもつ巨体の伍長が部下として登場します。人を殺すのが嫌なのだけれど、隊のピンチのときには殺人マシーン化しちゃうトラウマに最後まで苦悩します。その実験をうけもった博士なのかなんなのかが暗躍したりもするんですが・・・

どんな難題、難敵もアリス・L・マルヴィン少尉の折れない心とまっすぐな瞳には敵わない! てところでしょうか。

月刊少年誌に連載のマンガのアニメ化ということで、きっちり終わらないところは仕方がないのでしょう。原作に忠実につくられているのか、丁寧さも伝わってきます。ただ、正直そこまで引っ張るの?てくらいに1エピソードに4~5話も使うのは無駄すぎたかな。前後編くらいにまとめて、もう少しサクサク進むと爽快感も増したかもしれません。

投稿 : 2015/12/25
閲覧 : 304
サンキュー:

2

カメカパンダカ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

神OP!!

原作ファンですがアニメからでも十分楽しめます。
興味がなくてもOPだけは一聴の価値あり。

投稿 : 2015/11/07
閲覧 : 327
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1

をぬ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

OPは最高です

5話くらいまでは楽しく観られました

そして、OP曲が最高に熱いです!


原作ファンなので、ちょっとあのアニオリは受け入れられないっすね
8話でギブです!狭量でスミマセン!

投稿 : 2015/09/09
閲覧 : 452
サンキュー:

0

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

陸軍情報部第3課

大規模な戦争が停戦を迎えた三年後、
帝国中に蔓延る「戦災」という名のもう一つの戦争から、
人々を救うために活動する「戦災復興部隊」
帝国陸軍情報部第3課実働小隊(パンプキン・シザーズ)の話。

隊長のアリスが主人公で、サブ主人公的な位置が、
ランデル伍長だと思うけど、扱いは中途半端な感じだった…

アリスは、拝命十三貴族の1つ「マルヴィン家」の次期当主で、
生真面目で正義感はすごく強いけど、常識全般的なものがズレている
ちょっと変わりモノ。

第3課の仕事で、自分の知らなかった「戦災」の実態などを経験し、
成長していく過程が見所で、それに引っ張られて、
働く2人の准尉も個性的でよかったかなぁ。

後半は、話がグダグダで残念だったけど面白かった。

投稿 : 2015/06/15
閲覧 : 481
サンキュー:

0

ヲκyu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

あれ?

中程にあったあのクソ重くってブラックな話は結局なんだったのさ‼︎これなら最初と最後だけで十分だよ!

投稿 : 2015/06/04
閲覧 : 431
サンキュー:

0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ATTは、戦車猟兵の事、、

アニメで観る限り、ATT(アンチタンクトルパー)の設定はシックリ来なかった気がする。何やら、実験部隊っぽい設定だったが、狂戦士(バーサーカー)になるとは言え、人が単騎で遮蔽物無しに、身を隠す事無く戦車を相手に、肉弾戦で戦うのは無理があるかと。対戦車拳銃では無く(現世には実在しない)、対戦車ライフル位は持たせて欲しかった。

連射機能の銃が無いからこそ(機関銃がまだ、世の中には無いと言う設定らしい)、戦車は歩兵に群がられ、火焔瓶や対戦車吸着地雷 とかで攻撃、ヤられてしまう。(WW2の独軍の重駆逐戦車が機関銃を装備してなかった為に、歩兵にボコられている。後から機関銃を装着したのは有名)可能な限りリアリティー性を出すのなら、戦車に銃眼を作り、戦車兵がライフルやハンドガンで射撃出来る様にして欲しかった。と、言うか、そうなってない設定はおかしい。ATTが対戦車戦に置いて、都市伝説並みに恐怖の対象になっているなら、銃眼は作られているはず。どれだけの、戦車上位主義なのさ?

そこは、空想世界だからと見るべきなのだろうか?

それ以外は、原作者か漫画家が軍事に関して詳しいので、車輌、銃、小道具、各話の人間ドラマにニヤリさせたりホロリとさせられた、かなりの良作です。話し的には、途中までだったので最後までは観たかった、( ´△`)でした。

投稿 : 2015/04/12
閲覧 : 491

圭二 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

なかなかどうして!^0^評価以上に面白いアニメです!!^0^

私は大好きです!このアニメ!!^0^
原作の漫画は見てませんが!結構はまってサクサク~~~って見てしまい、次回、次回!!早く続きが見たくてたまりませんでした!
やはり^^;私の好きなアニメと大多数の方の好きなアニメとは違うように感じます^^;
内容もしっかりしてるし、ただのバトルして勝ちました~~~的な陳腐なアニメと違い色々考えさせられる所など沢山ありますし!!
なんでやねん!!><;って突っ込みたくなるところは、若干ありますがそれでも面白い!!
アリス少尉の馬鹿のつくほどなまっすぐさ!戦闘シーンの迫力!内容の面白さ!

私は高得点!!の評価です!!^0^

投稿 : 2015/02/16
閲覧 : 353
サンキュー:

4

lord さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:----

チャレンジ!!!

名前だけは知っていました。
でも、見たことはなくチャレンジする事にしました。
一言で言えば主人公最強ですかね (笑)

投稿 : 2015/01/10
閲覧 : 311
サンキュー:

1

ギターを弾くクマ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

OPが好き、戦闘シーンが好き、ヒロインがかわいい。十分に視聴する価値はあると思います

投稿 : 2014/09/21
閲覧 : 226
サンキュー:

1

ネタバレ

トスカーナアモーレ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

臆さぬならば掛かってこい

戦争そのものではなく戦後復興を描いている珍しい作品
帝国側の陸上3課の面々が主人公

どのキャラも個性的で魅力たっぷり
アリスはセイバーに外見だけでなく性格も似ていて直情的
伍長は死を運ぶ者としての威圧感が十分
声優陣がかなり豪華で青野さんも出ているが13話以降最終回までノンストップで面白くなっている

OPは高橋洋子氏の蒼き炎 かなり格好いい
EDのマーキュリー★GO
おバカところがある犬の歌だが、その口から垂れるウンウンの前と後にsirを付けて「sir yes sir」のところが面白い

原作はまだ続いているようなので、是非2期を見てみたいところ

投稿 : 2014/09/14
閲覧 : 297
サンキュー:

8

ネタバレ

水髪 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

純粋に面白い

戦争終結後の荒んだ世界
平民達の苦しみ、貴族・軍隊への反感
世界の裏でうごめく影
その中を真人間且つ大胆で天然なアリス少尉が、問題を解決するために仲間たちとともに戦う…。
テーマはそんな感じの、よくある物語ですが面白かったです。
完結はしていないので続きが気になるところですが、キリの良いところで終わっているので残念な感じとかは特にありませんでした。

良かった点ですが、所々にちりばめられた会話や小ネタがとても面白いです。私はかなりの数のアニメ作品を見ていますが、その中でもセンスの高い作品だと思います。たまたまギャグの波長が合っただけかもしれませんが、私のお気に入りになりました。
また、ヒューマンドラマの色が強く、人々の心理描写は中々の物だと思います。この作品の評価は賛否両論分かれているようですが…特に最後の方の話は個人的に好みですね。
逆に良くなかった点ですが、やはり完結していないことが一番ですかね。原作の方もまだ完結していませんし、アニメは物語の序盤なので漫画の方に期待です!

投稿 : 2014/09/03
閲覧 : 304
サンキュー:

3

nahanaha さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

惜しい!

原作を14巻まで読んだ後にアニメの存在を知りました。

評判ほどは悪くなかったですが、いろいろと惜しいアニメでした。
アニメ化した先のストーリーが好きなので、あと少しタイミングが遅ければよかったのにと残念です。また、オリジナル回はやはり微妙です。

アニメで興味を持った人には、ぜひ原作を観てほしいです。

投稿 : 2014/04/27
閲覧 : 469
サンキュー:

0

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Pumpkin Scissors パンプキン・シザーズのストーリー・あらすじ

停戦から三年を経た今も戦災という名の混乱が続く帝国。この戦災から帝国を復興させるため、専門課を軍隊内に設置した。それが陸軍情報部第3課(通称:陸情3課)及び実動小隊パンプキン・シザーズ。物語は、とある村にパンプキン・シザーズとして赴いたアリス・L・マルヴィン少尉と退役伍長ランデル・オーランドとの出会いから始まった。 (TVアニメ動画『Pumpkin Scissors パンプキン・シザーズ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2006年秋アニメ
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%97%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%83%BB%...

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