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「蒸気船ウィリー(アニメ映画)」

総合得点
66.8
感想・評価
13
棚に入れた
57
ランキング
2729
★★★★☆ 3.7 (13)
物語
3.5
作画
4.0
声優
3.4
音楽
3.7
キャラ
4.0

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蒸気船ウィリーの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

紙とインクの染み

10年前、ディズニーで仕事をしていたとき、ディズニーランドの軒先で誰もが見たことのある「蒸気船ウィリー」の上映会を社員教育で見させられた事がある。

イギリスを代表する近代コミックス作家アランムーアはかつてコミックやアニメーションについてこう述べた。

「俺たちがやっていることは、紙とインクの染みでしかないものに、何らかの意味を持たせることだ。あとは、解釈するのは人それぞれで良い。どの解釈もそれはそれで正解であり、本質である。」

漫画やアニメ、絵画というのは、物質的に解釈すればそれは「紙」と「インクの染み」だという、まさにアナーキストならではの発想である。

それに個人が勝手に思惑を上乗せしているに過ぎないというのだ。

人の好みは様々であり、興味のない人にとってはアニメや漫画など意味のない無用の産物だし、本当に反社会的な内容なものが好きな人もいれば、牧歌的で平凡極まりない内容で感動する人もいるだろう。

だがしかし、その全てはただの「紙とインクの染み」である。

「映画は現実の役者が文字通り演技をしているので、その個人に感情移入しやすい。しかし、アニメはただの絵に過ぎないので、普通の人は感情移入しづらい」

と、どっかの映画評論家が話していたことがあったが、確かに現実ではありえない誇張されたモノが実写では表現できないアニメや漫画ならではの表現かもしれないが、「命のないものに命を与える。自我のないものに、自我を与える。」のもアニメや漫画でしかない表現な気がする。

ただ野ねずみの絵でしかない本作に、ウォルト・ディズニーは豊かな表情や感情を与えた。

それこそがアニメや漫画の本質であり、それを読み解くことができるのも我々が「人間」だからである。

投稿 : 2022/07/06
閲覧 : 361
サンキュー:

15

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:----

懐古

今ではCGで造られたものすごい映像があふれていますが、みんな大好きディズニーも始めはシロクロだったんですね。シンプルイズザベスト!
CGが多いからこそ逆にこの作品は新鮮な感じです。

投稿 : 2020/10/10
閲覧 : 174

E=mc² さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

このレトロ感がたまらない。(いや本物のレトロなんだけど…)

古いもの好きにとっては至高の作品。
レトロでアンティークでアヴァンギャルドでエクセレントでエレガントでエキゾチックで…
素晴らしい作品ですね。

投稿 : 2018/09/15
閲覧 : 313
サンキュー:

2

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ディズニーの知名度を大幅に上げた代表作

このアニメは、ミッキーマウスの短編映画シリーズと
して最初に公開された作品である。
調べてみて分かったことだが、世界初の音声つきアニメーション
(トーキー・アニメーション)ではないようだ。
本作も当初は、サイレント映画としての企画が進んでいたようだが
ウォルト氏の提案により、トーキーアニメとして
制作された。ちなみに、この作品は一番最初に制作された
ミッキーマウス映画でもないらしい。

大まかなあらすじとしてはこんな感じ。
とある小さな蒸気船には、乗組員であるミッキーマウスと
船長のピートが乗っていた。ミッキーが勝手に船を操縦していたことに
怒るピート。それからしばらくして、港に到着した船は
家畜を積み込み、再出航。その船に乗ろうとしたが、置いてけぼり
になりかけたミニーマウスも登場。ミッキーの協力の元、成功する。
だが、ミニーが持っていた楽器や楽譜を傍にいたヤギが
食べてしまう。すると、何とも奇妙なミュージカルが始まるのだった…。

まず驚いたのは、滑らかに動く作画。1920年代とはいえ
ここまで優れた物は中々ないだろう。度肝を抜かれた。
ディズニー映画の神髄を垣間見たような気がする。

これは賛否両論あると思うが、非常に個性的なミッキーも
この作品の魅力につながっている。最初の時点で、危険な香りが
漂うミッキーだが、真似事だけで終わらないのが初期のミッキーなのだ。
猫が振りまわされたことにより発生する悲鳴で音を作ったり、
豚の乳を突きまくることで、母豚に声をあげさせたりするのだ。
また、牛の歯を利用し、打楽器として使用するなど悪知恵は高い。
はっきり言って、お友達にはなりたくないタイプのキャラである。
何をされるか分からないからね。

1920年代に作られたとはいえ、とてもとても非情なミッキーマウスである。
当時の動物愛護団体から苦情が殺到しても不思議ではない。
ちなみに、先程述べたミッキーの悪行は、残酷過ぎるという理由から
販売会社の都合によってはカットされたようだ。納得。

もしかすると、トムとジェリーはこの作品から影響を
受けたのかもしれない。少なくとも、ディズニーの歴史を語る上
では重要な作品の一つだと私は判断した。
ディズニー映画が大好きな方で尚且つ、この作品を見ていない方は
一度視聴してみることをお勧めする。個人的には良作だと思う。

投稿 : 2018/04/23
閲覧 : 434
サンキュー:

12

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 2.5 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/09/23
閲覧 : 20

レコ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/08/15
閲覧 : 17

しらす さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/07/30
閲覧 : 30

いぬわん! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/07/16
閲覧 : 24

another605 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:----

投稿 : 2020/05/07
閲覧 : 77

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/02/04
閲覧 : 43

ASKA さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観たい

投稿 : 2019/04/01
閲覧 : 92

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蒸気船ウィリーのストーリー・あらすじ

ミッキーマウスの短編映画シリーズとして最初に公開された作品。

日本では1929年9月に公開された。(アニメ映画『蒸気船ウィリー』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
1929年9月1日

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