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「NHKにようこそ!/N・H・Kにようこそ!(TVアニメ動画)」

総合得点
80.6
感想・評価
1539
棚に入れた
7908
ランキング
452
★★★★☆ 3.8 (1539)
物語
4.0
作画
3.5
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
4.0

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NHKにようこそ!/N・H・Kにようこそ!の感想・評価はどうでしたか?

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

陰謀に陥ったかのように辛いことばかり…だけど、捨てたもんじゃないはず。そんな世界に、ようこそ!

NHKは「日本引きこもり協会」のことで、
テレビ放送とは無関係です。

アニメ版ではその違いを表現するための配慮として
「N・H・K」と表記しているのですね。

原作の小説は全1巻、
小説を基にした漫画は全8巻、

アニメは小説版と漫画版のエピソードを
織り交ぜたものとなっているようです。
(私はどちらも未読です。)

全24話です。


● ストーリー
佐藤達広(さとう たつひろ)、22歳。
引きこもりとなって大学を中退し、引きこもり歴は4年。

ある日、宗教の勧誘で家を訪れた中年の婦人。
その婦人に付き添っていた美少女のことが気になった。

彼女の名は、中原岬(なかはら みさき)。
岬は佐藤をプロジェクトへ誘う。

そのプロジェクトとは、
引きこもりから脱出させるというものだった。

佐藤は自分は引きこもりではないと見栄を張って嘘をつく。

その嘘を現実にするべく、後輩の山崎薫(やまざき かおる)と共にギャルゲー作りを始める。


引きこもり&ニート。
生活は家族からの仕送りで。

そんな青年が主人公の作品です。

初めは引きこもりが美少女の前で見栄を張って嘘をついて、
見苦しいなと思ってあまり好きになれませんでした。

だけど、こんなダメ人間だから出会う人生の恐怖は、
この作品だから見れた景色であったように思います。

自殺、ネットゲーム廃人、マルチ商法、引きこもり。

佐藤はどれも足を踏み入れるけど、
深く入り過ぎる前の、引き返せる位置にいます。

深く入りすぎた人たちと出会うことで、
その恐ろしさを感じることができる。

これは、そういう作品なのだと、
中盤あたりから思うようになりました。

佐藤は、安定した人生からは外れてしまってるけど、
人としての道までは踏み外してない。…と思う。笑

佐藤の目線を通して「ここに踏み込み、引き返せなくなるとこうなるよ」と恐ろしさを警告しているように感じました。

人生の負を描いて正を示す。
そんな作品なのかな。


《 生きづらさ 》

佐藤に関わる人はみな、
生きづらさを感じている。

引きこもりである佐藤が人生に苦しんでいるのはもちろんだけれど、

オタクの後輩・山崎は専門学校のクラスメイトとうまくいっていないし、
美人で優秀な高校の先輩は、職場では疎まれ…。

生きづらい人間って、
どうしてこんなに生きることがしんどいんだろうな。

考えすぎなのか、合わないのか。

人によって程度の差はあれど、
誰でも何かしらの生きづらさは感じているものだと思います。

私も感じているし、私の周りにも感じている人がいる。
苦しんでいる人がいる。

時代は移り変わっても、
人の悩みや有り様は変わらないものなのかもしれない。

だからこの作品も、アニメは2006年の作品のため描写は古いけれど、内容はいつの時代にも通じるでしょう。

生きづらさや悩みを抱えていて、この作品に救われる。
そんな人もいるかもしれませんね。


《 陰謀説 》

佐藤は、自分が引きこもりであることなど、うまくいかないことは「NHK(日本引きこもり協会)の陰謀だ!」としています。

責任転嫁してないで、現実とちゃんと向き合わないと変わらないよ…と初めの頃は思っていましたが、

時にはこんなふうに、
存在しない何かのせいにすることもいいのかもしれない。

何か他のもののせいにすれば、
肩の荷が降りて楽に生きれるかもしれない。笑

真面目に悩みすぎたらいけないし。

「NHK」は略称のため、「日本引きこもり協会」やら「日本変人協会」やらいろんなとらえ方で広げられるのですが、それをうまく活用した最終話のオチはうまいなと思いました。

タイトル回収、お見事でした^^


● 音楽
【 OP「パズル」/ ROUND TABLE feat. Nino 】

曲はさわやかで好きでした♪


【 前半ED「踊る赤ちゃん人間」/ 大槻ケンヂと橘高文彦 】
【 後半ED「もどかしい世界の上で」/ 牧野由依(作中では、岬役) 】

前半EDが私には合わなくて…苦手でした。

普段はOPとEDを絶対に飛ばさないのですが、
この曲は飛ばそうか悩んだぐらい。笑

なので、後半EDに救われました。
前半EDとはびっくりするぐらい真逆の曲。笑

私はこちらのほうが断然好きでした。

まるで岬が歌っているかのよう…。


● まとめ
初めはあまり好きじゃないかも…と思っていましたが、
全体的な内容は悪くなかったです。

生きるのって大変だよね。
みんな、大変なんだよ。

うまくいかなくて、だめで、
何度もどん底を見そうになっている佐藤を見て、

自分を重ねるのか、自分も頑張ろうと思うのか、
何かしら感じるものがあれば、勇気がもらえると思います。

普通に生きることが、
それだけで幸せなはず。

その普通を感じ取ることが、
意外と難しいんだけど。

普通を感じられるように、そこにある幸せに気付けるように、
生きていきたいなと思いました。

少し古いので好みは分かれるかもしれませんが、
名作と呼ばれるのも納得の作品でした^^

投稿 : 2021/08/13
閲覧 : 299
サンキュー:

19

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面倒くさい人々が懐かしい

26歳(確か)の大学中退引きこもり氏に巻き起こる面倒くさい人々の面倒くさい出来事。
割と正統派の青春もの。


鬱々とした日々に悶々としつつやがて鬱々とした日常を受け入れる強さを手に入れる成長、を描いたまぁ割とちゃんとしたアニメです。

例えば「四畳半」などにも通じる物がありますが、イマイチ完成度が低い。
色々惜しいです。
まず無駄に長い。
の割に展開が予想の範囲を出ないので少し退屈でした。

予想通りの最後を楽しみに最後まで観ました。
予想通り楽しみました。

しかし主人公含め登場人物の皆さんは特に人格も問題ないし、コミュニケーションもできるし、ルックスも悪くないし、そんな人生ハードモードとは思えんのですが。
まぁガチなキャラで共演されたらそれこそ痛々しくて観るに堪えないアニメになりますけどね。

投稿 : 2021/07/09
閲覧 : 263
サンキュー:

4

ネタバレ

lll1 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ヤンデレという言葉を嫌う

 観なおしなくなったので、再観賞。続編の小説が出るらしい。後半のみ本編描写のネタバレを含みますが、人によっては前半も十分にネタバレに相当する恐れがあります。ネタバレを本当に避けたい方は、注意して下さい。
 
 ところどころ気になる描写はありつつも、やはり良い作品だった。前半は、"引きこもり"を題材にコメデイを取り入れ、エンターテインメントに仕上げているが、後半から色濃くなる多様な問題。

 実に先見的な作品だった。本作で扱われた問題は、引きこもり、マルチ商法、メンタルヘルス、オンラインゲーム、依存、若者を縛る環境など様々あるが、これらのほとんどが、こと現代において一つも解決していないどころか、ほぼ全てが悪化、もしくは進行している。

 引きこもりとその高齢化、及びそれに伴う餓死や孤独死。
 SNSによって、上にあげた問題のほとんどが加速している。本作は、この現代社会において大きな問題となっていることを取り上げているが、それがメインではないので、問題提起に留まっているようにも思えてしまう。しかし、現代人には十分に伝わる筈だ。それに、回答もないのだから。

 アムウェイは、SNSを利用しての勧誘等を禁止しているが、実際のところ利用しているに決まっているだろう。オンラインゲームに至ってはご覧の通りだ。スマホゲーやら配信者やら、投げ銭やら依存症など様々だ。悪いという訳ではないが、視野が狭くなっている人間がもしかしたら増えたかもしれない。
 
 もっとも大きなものはメンタルヘルスだと思う。激しい消費と選択が繰り返される昨今、ほとんどの人間が疲弊している。SNSなどによって次々と流行が変わり、情報はどんどん操作されている。取り上げるべき問題が矮小化し、どうでもよい芸能人の不倫などが巷を騒がす。コロナ渦における、ヨーロッパへ渡った難民のニュースを見た事があるだろうか。NHKのBSでは海外のニュースが放送されているので、是非見てみるといい。もちろん、それだけで知った気になってはいけないが、自分の世界に無いものが当然のように報道されている。これらは日本のメディアは取り上げない。

 木村花さんのニュースはとても辛かった。リアリティ番組に出演した人の自殺者は実はかなり多い。しかし、人気があるので、それでもなお消費は続く。へどがでる。人はいつだってどれだけでも残酷になれる。戦争、差別が過去のものだと思っている人がどれだけいることだろう。"そんな時代があった"のではない。"そんな人がいる"のだ。そして、現代でもそれは変わらない。"場所"が変わったに過ぎないかもしれない。

 話を本編に。ネタバレを含みます。
{netabare}
 本作で扱われたものと、消費だが、中原岬についてである。私はあまり詳しくないが、メンヘラだのヤンデレだのとメンタルヘルスの不調が消費に向かっていると思う。私には、彼女がSOSを出しているようにしか思えないが、"見たい部分のみを見る人"にとっては、それも消費に変わってしまう。
 実は本作の前半はあまり好きではない。後半の描写を加味すれば、前半も問題提起、または皮肉ともとれるが、コメディ色を含むエンタメにもっていったしまったがために、人によってはそれが問題意識されないのではと思えるからだ。
 

 「引きこもりってやつ。笑えるだろ」
 「笑えないわよ。何が原因で起きるか分からないんだから」
 主人公の佐藤が自身を保つために、問題を矮小化しようと試みるが、委員長は引きこもりを笑えるようなものだとは捉えておらず、佐藤は気持ちを楽にすることは出来ない。問題を問題として意識することが大変重要であるが、当の本人はその問題を問題として意識しないことで楽になりたいと願う。ゆえに、問題が隠れてしまう。難しい、とても難しい。何が正解かなど分からない。問題を取り上げ、重要視することが多くの人間にとって必要である。しかし、それによって誰かをさらに追い詰めてしまうかもしれない。

 本作を観賞し、私がとても感じたことは、下記の通りである。
 「本作の人物全てがSOSを出している。もしかしたらほとんどの人間が実はそうかもしれない。しかし、それがSOSとして捉えられず、消費に向かい問題が矮小化する。それによって、過酷な状況や死にまで陥ってしまう人が発生する。しかし、これらの現代社会の問題にどう対処すればよいのか、分からないことが多すぎる」
 全ての人に優しくありたい。誰かが少しでも気を楽に出来るなら。
{/netabare}

投稿 : 2021/05/30
閲覧 : 260
サンキュー:

7

ぼん さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

時間の無駄

良い点
ヒロインの岬がいい子。声が可愛い。

悪い点
主人公がとにかくクズ。見ててイライラする。
ストーリーも演出も5流。
後半になるにつれて作画も崩壊。
最後まで我慢して見たが、とにかく苦行。
ラストもつまらなかった。
お勧めしているレビューに騙されてはいけない。
見る価値なし。時間の無駄。後悔しか残らない。

投稿 : 2021/05/19
閲覧 : 188
サンキュー:

1

ネタバレ

海原正吉 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ああ

大学生活真っ只中なんでいい反面教師になりました
岬ちゃんかわいい

投稿 : 2021/03/29
閲覧 : 226
サンキュー:

4

「な」 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

いい話

周りが自分を馬鹿にしているように感じる、自分ばかり上手く行かないのは誰かが仕組んだ陰謀だ。こんな主人公、佐藤の話から始まる。
なんだか凄い分かる。コンプレックスの有る人は必ずと言っていいほど同じ経験があるのでは?
引きこもりであるも、そこから脱却したいという佐藤に仲間が出来る。
しかし、その仲間たちが皆問題を抱えながら生きていることに気づく。つまり、登場人物全員心がやられている。
設定が明らかになってくる序盤は本当に面白い。まさに目が離せない。

中盤になってくると引きこもりとかトラウマとか関係なく佐藤の馬鹿な行動が目立つようになる。もちろんその根本には引きこもりから脱却したいという気持ちが有るんだが、アニメ自体が面白おかしい見せ方をしている。
この辺で叙情的な話からギャグに変わっていく。馬鹿馬鹿しくてこれはこれで面白いんだが、序盤に比べ内容は薄くなった。

とか言いつつも終わりかたはめちゃくちゃ良かった。ハッピーともバッドとも取れないなんとも言えないラスト。とにかく後味が良かった。

いい話なのに間違いはない。長いのだけが難点。

投稿 : 2021/02/02
閲覧 : 210
サンキュー:

3

ネタバレ

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

引きこもり脱出プロジェクト

2020.1.3 視聴完了。

12月から見ていて、年をまたいでしまいました( ・∇・)
大晦日くらいで見終わるかなと思っていたのですが
後半けっこう暗い展開ありで・・・
大晦日アニメ見ないでYouTubeライブを
いろいろハシゴしてた。

まあそれはともかく、佐藤くんの今後は
岬ちゃんのことも含めて気になるところです。

委員長の兄がバイト始めたのは良かったですね。
ただ頼むからチャリの片手運転はやめてほしい。

投稿 : 2021/01/04
閲覧 : 257
サンキュー:

12

たこす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

異色アニメ

どのアニメに近いかっていうと見つからないアニメ。
人生をだめにする地雷を全部踏んでいく主人公。
2クール目エンディングは牧野由衣さんの
「もどかしい世界の上で」
見終わった後にいろいろ考えさせられました。

投稿 : 2021/01/04
閲覧 : 204
サンキュー:

3

ルー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ダメ人間の自分に響くアニメだった

自分がこのアニメをはじめに見ようとしたのは高校生の時
その時は、2話くらいまで見て、とても憂鬱な気分になりこれ以上見られなかった
面白くなくて見るのをやめたアニメは山ほどあるが、鬱になって見られなかったアニメはおそらくこれしかなかっただろう

その後も何度か視聴を試みたが見れずにしばらく放置
しかし、コロナ禍で引きこもり大学生と化した今なら見られそうだと思い再度、視聴するに至った

見始めると、昔と違い佐藤くんの心情にとても共感することができた

外に出ると、誰かが自分を蔑んで笑ってるんじゃないか?
そういう気持ちになり、ますます引きこもりが加速していく
そうして誰とも会いたくなくなる気持ちは今となっては痛いほど分かる

アニメの中身としては、陰鬱な展開が続くものの、コミカルな部分もあり気兼ねなく見ることができた

登場人物それぞれに人生があり、紆余曲折しながら生きる様は痛々しくて、とても現実的である

また、物語構成、演出が素晴らしく、強引な展開は多少あるものの、話を進める上ではあまり気にならなかった
そしてOP・ED、挿入歌が大変良かった
牧野由依の「もどかしい世界の上で」は本当に名曲である

人生経験の少ないティーン時代の自分には、鬱になりそうで危険な香りがするアニメだったが
ダメ人間であると自覚した今となっては、心が解放されるような、そんな作品だった

一番好きなアニメかもしれない
あまり気構えることなく、見るのをオススメします

投稿 : 2020/12/14
閲覧 : 366
サンキュー:

8

ネタバレ

上位者のヒモ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

二次元の皮を被った三次元!

佐藤(主人公)についての分析
{netabare}
まぁ、要するに引きこもりなんですが、彼が引きこもった理由を考えた際、とても他人事とは思えなくなってきます。以下私の推論です。

幼い頃は優越者または普通のポジションだったが、高校、大学と大人になるにつれて、求められる水準が上がり、周りの人たちに追いつかれてしまう。ん?この流れ見たことあるような...(exリゼロ2期)

で、追いつかれた際に、幼い頃に形成されたプライドのせいで余計に傷つく。佐藤の場合は幼い頃よく褒められたために、他人に認められない=価値がない人間だと思い込んでいる。

ここで留意して欲しいのは、おそらく佐藤は、大勢から認められる自分を理想像と見なしている。しかし現実で、他人からの承認がもらえない自分に向き合う勇気はなく、またその状況を解決する気力もないため、引きこもる...(これを示す心理学用語とかありますかね?詳しい人に任せます。)

どうです?承認欲求を渇望する人が多い現代人にとっては、無関係な話とは思えません。ちなみに私はこうした経験がありました。(唐突の告白)

だから私的には、佐藤を責めることは出来ないです。幼い子は両親がいないと生きていけないから、子供は親の期待を満たして、自分を守ってもらうんですよ。

佐藤は親から関心を得るために、承認欲求を熱望するようになったんです。じゃ親が悪いかって言えば、そうとも言い切れない。

勉強しろって言うのも、成績が良かったら褒めるのも、子供の将来の便宜の為によかれと思ってやっている訳で...うん!難しい!(思考放棄)

で、佐藤はこうした不都合から逃げるために、自分に不利なことは陰謀のせいにするという訳です。「全てNHKのせいなんだ!」(NHK=日本引きこもり協会)

あ、余談なんですが、佐藤って結構クズムーブしますよねぇ。軸があってぶれないキャラが好きな人にはあまりおススメできないかもです。{/netabare}

タイトル回収
{netabare}世の中には引きこもりが主人公の作品が沢山ありますが、彼らは、何かしらずば抜けた能力があったり、コミュ力が結構高かったりします。(スバルとかスバルとか)これはストーリーをドラマチックにするために必要なのでしょう。

しかしこの作品は、劇的な展開はほとんどなく、主人公は全然行動しなくて、ぼんやりと不満な日々が続くだけ。 ...現実と似てますねー

ですので、普通に見るとと緩急のないつまらない作品に見えると思います。むしろこの作風?構成?で1,2話があれだけ面白くできたことが驚きです。

だから敢えて言おう!これは二次元の皮を被った三次元であると! {/netabare}


このアニメ、BGMが結構良くて、気に入ったBGMを3つほど紹介しますね。

 ・『Puzzle』 ・・・opです。このopを見ただけではとても、鬱アニメだとは思えません。そのくらい明るい曲調です。まさにop詐欺w

 ・『Ikasuze ! Positive Thinking』・・・テンション上がります。つらい時に聞いてみてください。

 ・『午睡に垂らす釣り糸』・・・暗いです。でもアニメを見終わってから聞くと心地よい気分になります。ノスタルジーかな?

投稿 : 2020/12/07
閲覧 : 179
サンキュー:

2

ネタバレ

NSS さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最初からタイトルに書いてあった

メタ要素及び叙述トリックを巧妙に扱った作品だと割り切れるのであれば
少々悪趣味ではあるが、見てみるのも悪くはないだろう。
ただし。引きこもりを題材にしているからという理由だけで
このアニメに救い・ヒントを求めようとしてる
そんなリアルワールドでの引きこもりが"もし"いるのなら
視聴はやめておいた方が良い。


現実社会に順応できない佐藤という名の引きこもりが主人公。

都合良く、彼に近づき愛を与えるヒロイン。
都合良く、見た目が可愛くて胸が大きくて
都合良く、料理をつくってきてくれる。そんなヒロイン。

都合良く、隣の部屋に居て
都合良く、身に着けていたゲーム制作スキルで
都合良く、ギャルゲーを完成させるという目標を与えてくれた高校の後輩。

都合良く、悩みを共有し合える高校の頃に通ってた文芸部の先輩。
都合良く、街中で出会う。それも二回も。

このアニメは、
社会に衝突した人に。引きこもりの君たちに活力を与えるアニメなどではない。
佐藤達広、山崎薫、中原岬、柏瞳。
彼らはN.H.K(日本引きこもり協会)のメンバーである。
彼らはN.H.Kの理念に基づいて陰謀を企てているのだ。
都合の良いストーリー、キャラクターを演じ、
それを私たちに見せることで
現実との乖離を強いショックとして与え
私たち視聴者をリアルワールドから引きこもらせようとしてるのだ。

半分ほど視聴したところで私も嫌な予感はしたよ。
その予感は一つも裏切ることなく的中した。


それでも気になるのなら見てみればいい。
人の状況。価値観はそれぞれだ。
このアニメを見て、もしかすると明日の活力へと繋げる人も居るかもしれない。
死ぬ勇気が無い人は。突き進む力がある人は特にそうだろう。

だが、
もしこのアニメを全て見終わった後。いや、途中でもいい。
もし鬱のような感情になったのなら。
もし胸が締め付けられる感覚になったのなら。

このレビューを思い出し、もう一度タイトルを見直してほしい。

N.H.Kにようこそ

投稿 : 2020/12/04
閲覧 : 199
サンキュー:

2

ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ひきこもりが見た夢

原作未読ですが、原作者が元ひきこもりの方みたいです。

話は元大学生のひきこもり佐藤くんが、宗教勧誘に来てた美少女岬ちゃんと知り合い、というか岬ちゃんに見いだされ、岬ちゃんの奇妙な脱ひきこもり講話を毎夜聞くことに。。
という感じで物語は始まります。

実は岬ちゃんも闇を抱えていて、佐藤くんとは相互依存関係のような感じなんだけど、美少女がひきこもりの心配をしてくれるって、夢だよね(-.-)

それでひきこもりが改善されたかというと、かえって悪化したりして、あまり意味ないところがリアルというか。

佐藤くんは、マルチにつかまったり、自殺願望者と行動を共にしたり、ネットゲーム廃人になりかけたり、色々な目に遭います。

こういうエピソードは見てて面白かったですが、それらは佐藤くんのひきこもり改善のきっかけにはなりません。

結局、ひきこもり脱出のきっかけは、親からの仕送りがなくなったことで、生きて行けなくなったから。
そこもすごくリアルだなあと思いました。

そして終盤。
佐藤くんに自分が必要とされないと思った岬ちゃんが故郷に帰り・・

最後は綺麗に話がまとまったので、すっきりと気持ちよく見終えることができました。

この作品は岬ちゃんの魅力が大きいと思います。

あと引きこもりの負の部分をきちんと描いていたところも良かったですね。
そこから脱出できたことも。

あとOPが良かったです。これ見てから、ROUND TABLEのCD買いました♫
こういうさわやかポップ大好きなんです♡

ちょっとエロネタが多かったとこありましたが、そういう所も含めてリアルなのかなあ、と思いました。

なんとなくくせになる作品で、たまーに見たくなるような感じのアニメでした。

投稿 : 2020/11/15
閲覧 : 312
サンキュー:

25

ネタバレ

tt さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

見ていてはぁ?と思う所はかなりあるが・・・

色々とあり得ないシーンはたくさんあり、なんでやねん!って思う所はありまくりですが、ひとつのエンタメとして適当に見ればまぁまぁ面白いのではないんでしょうか。

投稿 : 2020/10/05
閲覧 : 275
サンキュー:

4

ネタバレ

tomledoru さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

引きこもり問題は,全ての年代の問題になっていることが明らかになっています。

このアニメでは,屈折した友情や
努力要素は認められますが,…

恋愛や,希望や勇気,はたまたは人生を
テーマにした「躁」的な内容のアニメを
好んで見てきた自分にはとても斬新でした。

こういった意味で狭い世相を反映した作品が
あるということに気づきませんでした。

自殺OFF会のシーンは,建前としては自殺に反対したい
立場ですが,制作年当時(今でも自殺者の大半は成人男性で
2万人は超えています。マスコミが話題にしないだけです。)
社会問題にもなっていた3万人を超える自殺者に
対するメッセージだったのかもしれません。

私が自殺しないのは,「明日」までの命しか
保証されていない人が世の中にいるのに
明後日まで,それ以降もおそらく健康で生きられる
自分が,死のうと考えるのが申し訳ないからです。

岬ちゃんのために自殺しようとしていた
佐藤君を正当化するつもりはありません。

が,私も,仕事で失敗したり,大衆の面前で大恥を
かいたり,大切な人を無(亡)くしたりした時に
「この世から消えてしまいたい」と思ったことがあります。

ですから,何も考えなくとも,世渡り上手な人が,
うらやましく感じてしまうことがままあります。

「NHKにようこそ」って原作未読の私には未知の
DVDでした。日本,引きこもり,協会
の略だとは思いもよらなかったです。

でも,佐藤君は,徐々に無意識に
外に出られるようになります。

友達とならとか,夜の公園へ行くなど,
外出でき,結構できることがあるのは
救いだと思いました。

巷にいくらでもある萌え系の作品とは
多少なりとも違う,「引きこもり」という
一つ間違えると,誰しもが陥るかもしれない
テーマを取り扱っているアンチテーゼ的内容ですが,
初めから,最終話まで,楽しんで見れました。

岬ちゃんの存在は,実際に大きかったですし
佐藤君にはラッキーな出会いだったと思います。

岬ちゃん自身も半分,自己満足ためか,
アイデンティティーを確認するためにか
佐藤君に近づいたのかもしれませんが
おおよそ,終始良い印象を持ちました。

空想どおり佐藤君には「天使」のような
存在だったと思います。

アニメでは,どちらかというと若者の引きこもりを
扱っていますが,中年,壮年期を含め,引きこもり問題は
全ての年代の問題になっていることが明らかになっています。

とんだ「鬱」作品というより,社会派・社会問題を
えぐる作品として評価したいと思います。

投稿 : 2020/09/11
閲覧 : 225
サンキュー:

5

ネタバレ

HAKU さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

こんなクズアニメ他にない!(誉め言葉)

主人公の佐藤くん、ヒキニートでクズ人間です。
そんな彼にご都合展開はありません。
・・・いや、岬ちゃんが来てくれるってだけで最大級のご都合展開でしたね!

引きこもりやニートを題材にした漫画やアニメはありますが、本作品ほど、ちゃんとクズで、ちゃんとがっかりさせてくれる作品はなかなかないと思います。
ちゃんと対人恐怖症の気があって、ある程度の関係性ができると強気になれて、自尊心ばっかり高くて・・・ちょっとわかるなぁってなるところがあります。
だからこそ、佐藤くんを応援したくなるし、そんな佐藤くんを助けたい岬ちゃんを応援したくなります。

{netabare}ただ、佐藤くんを好き(?)になったのは疑問ですけど・・・
まじめな話をすれば、恐らく(作品内でも言っていますが)共依存の関係なのでしょう。
助けることで満たされる&助らることで満たされるという共依存。
そこには疑似的な愛が生まれるとは思いますが、やっぱりそれは歪んでいると思います。
最終話の契約書、まさにこの作品の終わり方に相応しいなと思いました。
あの展開から二人が好き同士になるという展開も考えられましたが、それを素直にせず(本人同士という意味でも、制作サイドという意味でも)、契約書を提示し、それに署名するという形で、ある種の一体感を得る・・・有り体に言えば付き合うわけです。
今までの鬱屈した生活の中で歪んでしまったものは、そんな簡単には治る(という表現が正しいか分かりませんが)わけないですもんね。
これからもめんどくさいカップルなんだろうなぁと思います。
もう描かれることもないし、描いてほしいとも思いませんが、その後の二人が共依存の関係ではなくって、ちゃんと愛情を育んでいってほしいなと思います。{/netabare}

本作品の素晴らしいところは、上記の設定やストーリー構成だけではありません。
まずは。岬ちゃんが可愛いことです。
放送当時、原作(コミックですが)を購読していたのですが、圧倒的な可愛さに、アニメもコミックも楽しみにしていました。
最初の可愛らしさはまさに天使!
でも、陰があって何をするのか、どうなってしまうのか分からない危なっかしさもあって・・・
そんな危うい子をないがしろにする佐藤くんに殺意さえ覚えたものです。
観直した今でも殺意を覚えました(笑)

それに、音楽がいいです。
OPも牧野由依さんが歌うEDも大好きです。
今でもよく聴いています。
それに、挿入歌も結構好きです。
BGMも良曲が多いと思いますし、サエキけんぞうさんの曲もよかったです。
特に「ようこそ!ひとりぼっち」が好きです。

作画は結構崩壊しています。
え?誰!?となってしまうこともままあります。
逆にそれがよかった場面も多々あります。(そこは敢えてかな?)

観ていると岬ちゃんが満たされていないところだったり、クズだなぁって思ったりするところがあるので物語とキャラの評価は低めですが、それを差し引いても良作だと思います。
こんな人もいるんだ、こんな生活になってしまうこともあるんだって思える作品です。
観ることで視野が広がるのではないかなと思います。
まだ観ていない人は、ぜひ観てください!

投稿 : 2020/09/07
閲覧 : 404
サンキュー:

7

ふぁんた さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

モラトリアムの中の悪夢

成人後から25歳くらいの間までに起こりそうな、
様々な罠を描いた本作。


・引きこもり
・オタク趣味
・勘違いクリエーター
・集団自殺
・ネトゲ廃人
・マルチ商法


なかなかきついものに全て全力で嵌っていく主人公
なかなか個性的なテーマをきっかけに引きこもりが社会と関わっていく。



本当にダメ人間です、、、



主人公佐藤がナチュラルにクズで嘘つきでダメ人間なので
この罠に嵌って可哀想とか全然寄り添えません。

真面目系クズとはこういう人種なのだなと感じました。



大人になった今振り返ると、
成人した頃はなぜあんなにも
人生を変えてしまうような様々なトラップがあったのかと不思議に思います。

未成年の方々こんなものに嵌らないように気をつけてくださいね。

投稿 : 2020/09/03
閲覧 : 209
サンキュー:

3

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

ダーメダメダメ、ダメ人間。ダーメにんげーん!

詳細は公式でも。

2006年に放送されたGONZO制作のアニメです。

大学を中退して4年ほど引きこもりをしている
佐藤。突然、自宅に宗教の勧誘でおばさんと、
一緒に中原岬が現れ、引きこもりからの脱却を
勧められます。

佐藤は岬に、あるプロジェクトに参加する
よう言われます。引きこもりからの脱却。

そして、佐藤の隣の部屋に、高校の後輩である
山崎が引っ越してきた。山崎はギャルゲを
制作する専門学校に通っており、佐藤をギャル
ゲ制作に引きずり込むことに。

てな感じのお話です。

とにかく佐藤がダメ人間というか、クズです。
特に感じたのは、岬が佐藤にプロジェクトの
卒業試験と題し、渋谷にデートに行くエピ。
大晦日で人出が多く、佐藤は岬とはぐれて
しまいます。
{netabare}
ちょっとしたパニック障害を起こし、路地裏で
休んでいるところへ高校時代の先輩・柏瞳に
偶然会います。
で、なぜかそのまま、ふたりで飲みに行っ
ちゃうという。しかも、先輩は旦那が急な仕事
で呼ばれたことで、少し荒れて「不倫しちゃ
おっか」と佐藤をラブホへ誘う始末。

まあ、ヘタレでコミュ障の佐藤が、さすがに
そんなことができるわけもなく、そのまま
ホテルから出てくるところを、岬に見られて
いたと。
{/netabare}
そもそも、それまでの時点で、なぜ一緒に来た
岬を探したり、あるいは電話したりできない
のか。岬が駅で待っていたところに現れた
佐藤は一言。「あれ? まだいたんだ」

もう、コミュ障の引きこもりだの対人恐怖症
だのという話ではないです。人でなし。
なのに、どういうわけか関わろうとする人が
多いんです。

最終盤の展開は少し駆け足気味。
岬の佐藤に対するウザ絡み?の本当の目的が
叔父の口から明かされるわけですが、そこから
の流れも尋常じゃないです。
{netabare}
絶望して生まれ故郷で自殺しようと東京を
離れる岬を、佐藤は新幹線で追いかけます。
そして岸壁まで着いたとき、岬を発見。
でも、すでに自分や世の中に絶望した岬は
飛び降ります。すんでのところで岬を助けた
佐藤。ここまではいいです。

岬が思い通りにいかないのは、NHKの陰謀。
日本悲観協会のせいだ。と、携帯を取り出した
佐藤は、これだけが唯一NHKを倒せる爆弾だ
と、岸壁に向かって走り出します。
そして、自分の身を犠牲にして岬を守るんだ。
と岸壁からダイブ!

したのですが、自殺防止ネットに引っかかり、
命を落とすことはありませんでした。

ナニコレ……?
{/netabare}
ま、まあ、飽きずに最後まで観られるという
意味では面白いのでしょう。

でも、この佐藤の異常性を見せられ続ける
のが非常にストレスになりました。
ダメ人間というより、ちょっと狂人かと。

投稿 : 2020/06/24
閲覧 : 329
サンキュー:

4

ネタバレ

人類の宝 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

これ以上惨めなアニメを僕は見てません

主人公がとにかく駄目野郎
理性の持った人間もここまで堕落するかと思うと背筋が凍っちゃう
でも、それがいいんだよね

主人公が底辺に居座ってるせいか、世の中のディープな問題に触れていくことになります。
それらに悩まされてる人々の生活を垣間見る機会を与えられ主人公は様々な想いを抱えることになりますが、最後には必ず報われるハッピーエンドみたいな仕組みに本作はなっていません
しかし、それがこのアニメの憂鬱さたらしめる要素であり、最大の魅力でもあります
綺麗事を排除し、醜い現実をアニメーションという形で演出してくれた本作を私は一生忘れないでしょう
因みにOPは詐欺レベルでオシャレです
ヒロインも主人公に負けないくらい惨めなキャラでしたが可愛すぎて気になりませんよw

投稿 : 2020/06/13
閲覧 : 294
サンキュー:

5

ネタバレ

リモコン壊れた さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

あのNHKとは全然関係ない

dアニメストアにて全24話視聴。

古いアニメでしたが結構楽しめました。
タイトルだけ見るとパッと見、お仕事系の話かと思ったんですが全然違い、
さらにあの公共放送局とも関係ないという。
いい意味で裏切られました。

{netabare}

ざっくり言うと、引きこもり、ニートの再生物語。
テーマや主人公の雰囲気としては、ReLIFEと似たような感じですが、
こちらの主人公はReLIFEの海崎新太より全然こじらせています。
なかなか更生しませんし、共感もできない部分が多いですが、
その方が逆にリアルなのかも。

引きこもり、ニートだけでなく、自殺問題、マルチ商法など
おそらく当時大きく取り上げられていた社会問題の要素も
散りばめられており、少し懐かしさも感じつつ、
今でもあんまり解決されてないなと思ったり
いろいろ考えながら楽しめました。

{/netabare}

個人的には、OP・ED含め、音楽が良かった!
特に前半EDのオーケンの「踊る赤ちゃん人間」がツボ。
後半13話以降からだんだんシリアスめになってくるタイミングでの
ヒロイン役の牧野由依さんのしっとりめの曲もグッドでした!

投稿 : 2020/04/26
閲覧 : 227
サンキュー:

3

ネタバレ

G さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

作品としてすごく面白いがみてるとなんか気持ちがどんよりする笑

投稿 : 2020/03/16
閲覧 : 181
サンキュー:

1

ネタバレ

もも さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

陰謀

山崎:ドラマには起承転結があって、感情の爆発があって、結末があります。僕らの日常はいつまでもいつまでもむすらぼんやりした不安に乱されているだけです。

投稿 : 2020/02/10
閲覧 : 231
サンキュー:

3

うぐいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

岬ちゃん健気

引きこもりの主人公がある事をきっかけに社会と接していく話がベースで、24話あり様々なウツ要素を詰め込んでいるが全体的に明るく仕上げている。
実はコミュニケーション能力がやたら高い主人公が引きこもりやニート設定ってのはよくあるが、この主人公は非常に引きこもりらしい。
引きこもりには重要なところに鈍感である特徴があるのではないか。
何日も部屋に閉じこもっていても、その不安さをのりきってしまう鈍感さ。
差し伸べられている手に気付かない。
自信の無さからのネガティブ思考。
なのに都合のいい時だけなぜか自己都合の客観性。
自分のせいだと言いつつ実は自分は悪くないとどこかで思っている。
抜け出すには仕事をするのが一番の近道だと思うが、仕事をするきっかけがまた難しい。
「誰かのため」が一番楽にがんばれるのかな。
という事は、自分の事を大事に出来ないという事でもあるのか。
引きこもりであれ何であれ、この世に存在している人でがんばっていない人は一人もいないと思っている。
声優は非常に良かった。
キャラも立っていたが、個人的に先輩のずるさは受け付けがたかった。
13話のラストは切なかった。

投稿 : 2019/12/18
閲覧 : 275
サンキュー:

3

まいぜ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

恋愛ものである

原作未読

◎ストーリー
引きこもりの青年が主人公の物語。(詳しくはwiki等を参照して下さい。)

◎評価
・物語の評価が2.5と非常に低くなっています。そのためネガティブ内容となっています。ご注意下さい。

・恐らく初めて本作品を視聴した場合、遅くともEDの時点で狂気・ヤバさを感じるでしょう。私はこういう独特な作品が嫌いでは無いので、観るのやめようとか思いませんでしたが、中には厳しいと感じる方がいらっしゃるかもしれません。

・上述した通り、評価が低くなった要因は本作品の狂気などによるものではなく、私の中での登場人物の人物像と進行上の人物像が乖離していってしまったからです。私は、序盤の辺りでこの人物は大体こういう性格でこういう言動に出るだろうと把握しながら作品を観ていくわけですが、そうして作り上げた人物像が中盤の辺りから通用しなくなり、話の進行から置いて行かれてしまいました。一応最後まで視聴しましたが、結局追いつけませんでした。
私の解釈能力が低く、私の人物像が間違っているならそれで良いのですが、少なくとも私は人物像に関して致命的な欠陥がある作品であると思ってしまったので2.5という非常に低い評価になりました。
序盤の辺りは独特で面白そうな作品だなーと楽しく観ていただけに残念です。

◎こんな方へおすすめ
おすすめしません。

◎さいごに
岬ちゃん可愛すぎる

投稿 : 2019/12/03
閲覧 : 228
サンキュー:

3

ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 1.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

「ようこそ!ひとりぼっち」は最高なんだけど・・・

引きこもり,大学中退,ニートという設定は自分には当てはまらないのですが・・・

佐藤さんが自分にすごく重なります。

自分のダメな部分をこれでもかと見せつけられているような感じがしました。佐藤さんの姿にとにかくイライラ・・・途中投げ出しそうになりながらもなんとか最後まで見ました。

挿入歌「ようこそ!ひとりぼっち」しんみりするいい曲です。ボーカル無しバージョンはさらに好き!アコースティックギターが心にしみます。

投稿 : 2019/11/10
閲覧 : 268
サンキュー:

6

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ヒッキーの見た夢

この作品は、ひきこもりの人が見た夢なんじゃないかな。と思って見てたら、原作者が元ひきこもりの方とか。
話は元大学生のひきこもり佐藤くんが、宗教勧誘に来てた美少女岬ちゃんと知り合い、というか岬ちゃんに見いだされ、岬ちゃんの奇妙な脱ひきこもり講話を毎夜聞くことに。。という感じで物語は始まります。

実は岬ちゃんも闇を抱えていて、佐藤くんとは相互依存関係のような感じなんだけど、美少女がヒッキーの心配をしてくれるって、夢だよね(-_-;)
それでひきこもりが改善されたかというと、かえって悪化したりして、あまり意味ないところがリアルというか。

佐藤くんは、マルチにつかまったり、自殺願望者と行動を共にしたり、ネットゲーム廃人になりかけたり、色々な目に遭います。こういうエピソードは見てて面白かったですが、それらは佐藤くんのひきこもり改善のきっかけにはなりません。

結局、ひきこもり脱出のきっかけは、親からの仕送りがなくなったことで、生きて行けなくなったから。そこもすごくリアルだなあと思いました。

そして終盤。佐藤くんに自分が必要とされないと思った岬ちゃんが故郷に帰り、、、最後は綺麗に話がまとまったので、すっきりと気持ちよく見終えることができました。

この作品は岬ちゃんの魅力が大きいと思います。あと引きこもりの負の部分をきちんと描いていたところも良かったですね。そこから脱出できたことも。
あとOPが良かったです。これ見てからROUND TABLEのCD買いました。。
減点はちょっとエロネタが多かったことかな。そういう所も含めてリアルなのかなあ、と思いました。
なんとなくくせになる作品で、たまーに見たくなるような感じのアニメでした。

投稿 : 2019/09/24
閲覧 : 434

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

日本ヒキコモリ協会!!

引きこもりのダメ人間がすこしずつ成長していき、引きこもり脱出するお話

途中でマルチ商法にひっかかったり自殺オフ会にまきこまれたり
ネットゲームにはまってぬけれなくなったりとリアルな話があったりしてブラックだけど笑える。

山崎ってオタクな友人が出てきてそれもいい味して、物語をよくすすめてる。

岬ちゃんはめちゃめちゃ可愛くていい子でオタクならだれしもおれのとこにも岬ちゃんこないかなあ…って憧れを持つかと思う(笑)

投稿 : 2019/09/02
閲覧 : 254

お茶まろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

良作

笑えて考えさせられて感動できるアニメに久々に出会った気がする

投稿 : 2019/08/29
閲覧 : 202
サンキュー:

4

ラウラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 2.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

★の数じゃ測れないアニメ

このアニメ好きです。作画が安定しないためその点は評価を下げざるを得ないので、★の数で言ったら自分がもっと高評価しているアニメは沢山あります。ですが、この作品は他のアニメにはない光る個性があります。

主人公はダメダメです。言い訳を続けて、堕ちていって...。だからこそ現実よりもリアルに感じてしまう。物語ではそんな主人公の人生が、様々な背景を持つ他の登場人物の人生と交差していきます。そんな中で主人公が葛藤しもがいていく。その過程で人生の難しさや多面性が上手く描かれています。

このアニメはとにかく音楽が素晴らしいです。「独りのためのララバイ」は寝る前に聴くと、心地よい孤独と深い寂寞に包まれることができます。

投稿 : 2019/04/28
閲覧 : 280
サンキュー:

5

ネタバレ

プラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

あなたの心の中にもN.H.K.

久しぶりに、萌えに頼らなくても面白いと感じたアニメだった。

主に、"闇"を抱えた人間たちの物語。登場人物は、ひきこもりの青年・暴力親から逃れた少女・家族が敷いた人生レールから外れた青年・マルチ商法に引っかかった女性などなど。

内容は、圧倒的に華やかさがないうえに、まったく明るくない。けれども、なんとなくハッピーエンドで終わる。

この世には、闇を抱えたまま消えてしまう人も残念ながら多いけれど、闇と向き合いながら必死に生きている人もいる。その人たちにとって、生きる糧とは何なのだろうか?彼ら彼女らの人生にとって、必要なものとは何なんだろう?それを考えながら見ると、良いだろう。そして、彼ら彼女らがそれを失った時、崩れ落ちて行ってしまう脆さもきちんと感じて欲しい。

投稿 : 2019/04/10
閲覧 : 305
サンキュー:

5

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NHKにようこそ!/N・H・Kにようこそ!のストーリー・あらすじ

大学を中退して4年目の佐藤達広は、ひきこもりとなっていた。佐藤は、自分が大学を辞め、無職でひきこもりであることなど全てが、謎の巨大組織の陰謀であると妄想する。その組織の名はNHK(日本ひきこもり協会)。そんな折、中原岬と名乗る謎の美少女が佐藤の前に現れる。佐藤をひきこもりから脱却させるべく、岬は「プロジェクト」の遂行を宣言。その「プロジェクト」の目的が不明のまま、岬による佐藤のカウンセリングが始まる。(TVアニメ動画『NHKにようこそ!/N・H・Kにようこそ!』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2006年夏アニメ
制作会社
GONZO
公式サイト
www.kadokawa.co.jp/hikky/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/NHK%E3%81%AB%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%9D!
主題歌
≪OP≫ROUND TABLE feat. Nino『パズル』≪ED≫大槻ケンヂと橘高文彦『踊る赤ちゃん人間』、牧野由依『もどかしい世界の上で』

声優・キャラクター

小泉豊、牧野由依、阪口大助、小林沙苗、早水リサ

スタッフ

原作:滝本竜彦×大岩ケンヂ(『月刊少年エース』連載、角川コミックス・エース刊)、 監督:山本裕介、監督補佐:園田雅裕、シリーズ構成・脚本:西園悟、キャラクターデザイン:右湊具央/吉田隆彦、総作画監督:吉田隆彦/下谷智之、音楽:パール兄弟、音楽プロデューサー:福田正夫、音楽制作:ビクターエンタテインメント、音響監督:塩屋翼、音響制作:オムニバスプロモーション、編集:三嶋章紀、美術:スタジオ・イースター、撮影監督:北村直樹、色彩設計:内林裕美

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