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「ミッキーのミニー救出大作戦(アニメ映画)」

総合得点
計測不能
感想・評価
5
棚に入れた
33
ランキング
7909
★★★★★ 4.3 (5)
物語
4.1
作画
4.8
声優
4.0
音楽
4.1
キャラ
4.5

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ミッキーのミニー救出大作戦の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

色々とパワーアップして帰ってきた(初期の)ミッキーマウス

この作品は、『アナと雪の女王』と同時上映
されていた短編アニメである。
ミッキーマウス・シリーズの短編アニメとしては
『アルバイトは危機一髪』以来、18年振りの公開となった。
また、初の3D作品でもある。

内容を一行で言い表すと、ピートに捕らわれたミニーを
助けるためにミッキーがありとあらゆる手を駆使し、ピートに
戦いを挑むという王道物である。
蒸気船ウィリーの頃のデザインが元になっているので、初期作品の
ミッキーマウス・シリーズはある程度把握しておいた方がいい。
作風も当時の物をベースに制作しているからだ。

まず驚いたのは、初期作品における特徴を忠実に再現していること。
ノリも当時のままだ。コミカルな動き、急に流れ出す音楽、
足を階段状に変形させる特殊能力…。時間をかけて、丁寧に
作られていることがよく分かる。初期作品を知っている方ならば、
懐かしいと感じることだろう。

流れが変わるのは、ピートが出てくる辺りから。ミッキーが、咄嗟の
判断力でピートの目を一時的にごまかすことに成功したものの、
ピートは怒りの余りミニーを誘拐しようとする。

そして、ピートがミッキーとホーレス・ホースカラーを
画面側に投げつけることで、3Dカラー画面に飛び出してくる場面。
これには、流石に驚かされた。要は、先程までのモノクロシーンは
劇場でスクリーン上に映っていた映像の一つに過ぎなかったという訳だ。
その際に、ポップコーンが散乱する場面があるのですぐに気づくはずだ。
これにより、モノクロと3Dカラーを上手く調和させることに成功している。

ミッキーが「赤い!」と呟く場面も中々興味深い。途中で、
ホーレス・ホースカラーと合流するのだが、なぜか、スマートフォン
を持っていたり、キャプテンアメリカのシャツを着ているのだ。
これは現代だからできる手法だろう。
初期作品が上映されていた頃に、スマートフォンは登場
していなかったし。キャプテンアメリカに関してだが、過去に
ディズニーによるマーベル買収があったから実現できていることだ。
気になる方は要チェック。

ホーレス・ホースカラーを瞬時に飛行機に変形させる特殊能力
は今でも健在のようだ。これに関しては、プレーン・クレイジー
を見れば直ぐに分かるだろう。
その際に、カメラワークが瞬時に切り替わるのもお見事。見応えがある。

スマートフォンを利用し、ピートの電話を通じて攻撃を仕掛ける
など実にユニーク。ここで「ハハハハ☆」と高笑いするミッキー
はやはり腹黒い。ミニーが池に落ち、溺れそうになった際は瞬時
に穴をあけ、救出することに成功したが映画館はビチャビチャ。
これでは映画館が水没しても仕方ない。だが、ピートが直ぐに奪い返し
更に状況は悪化してしまう。

スクリーンを回転させ、天地をひっくり返す手法を直ぐに
思いつくミッキー達。これが気に入ったのか、ミッキー一同は、
今までの恨みを晴らすべくピート虐待を開始することに。その際、
ピートと同じ空間にいるミニーもかなり腹黒い。
もう一度回転させてと頼み込み、2回目はサボテンを置く有様。
全く持って末恐ろしいヒロインである。

味を占めたミッキー一同は、巻き戻しの性質も利用しピートが痛がる
姿を楽しんでいる。「ん?悪役っていったい誰なんだろう?」
と思ったそこのあなた。その考えは正しい。むしろ、初期作品は
こういう展開になるものばかりなので正常運転だと言える。
少なくとも、ピートファンの方は目をつぶった方がいいのは
間違いない。見なかったことにするのはかなり厳しいだろうが。

そして、ミニーとミッキー一同が合流し、ピートは映画館に
締め出されるという落ち。最後まで、物語を楽しむことが出来た。
やはり、一回見ただけでは物足りない。
出来れば、『アナと雪の女王』とは別の映画で同時上映
して欲しかったのだが…まあ仕方なかろう。初期作品の特徴を
取り入れつつ、上手く現代の要素と絡み合わせた良作だと感じた。
ディズニー作品が本当に好きな方ならば、
必ず見るべき短編アニメの一つだと思う。

投稿 : 2018/07/01
閲覧 : 382
サンキュー:

8

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

斬新な映像演出にびっくり。

「アナと雪の女王」同時上映。
前座のショートムービーです。

内容はアニメタイトルそのまま。
とにかくドタバタで楽しいです。

しかし、このアニメの魅力はそこではありません。
最初は、モノクロの小映像から始まる普通のムービー。
そのうち突然映像が破れ、劇場側に登場人物が出現。
もうそこからは怒涛の展開です。
2Dと3Dの融合。
ノスタルジーと最新技術の共演。
アニメの原点もあったり。

もう参りましたとしか言いようがありません。
目がまん丸になりますよ。
こんなアニメ初めてです。
創造力と発想力の勝利でしょう。

投稿 : 2016/05/29
閲覧 : 412
サンキュー:

26

ネタバレ

なる@c さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

メタ的な視点において新旧ミッキーの共存は成る

『アナと雪の女王』と同時上映された本作。

出だしは俗にいう昔のミッキー、つまり有名作でいうところの『蒸気船ウィリー』時代のミッキーからスタートする。モノクロで、フィルムのノイズも再現されている。

ミニーに一目惚れしたピートはアプローチを仕掛けるが、ミッキーと共にからかわれてしまう。するとピートはミニーを誘拐し、ミッキーとクララベル・カウを視聴しているこちら側に投げつける。すると白黒の画面を破って3Dフルカラーのミッキーがこちらに飛び出してくる。今まで観ていた映像は、映画館でスクリーンを通して観る映像だったのだ。観客もいるようで、一際高く飛んだカウが観客のナチョスやポップコーンをめちゃくちゃにしてしまう描写もある。ミッキーが初めて自分の服が赤いということに気付くなど、とても面白い。

ピートがスクリーンを指でふさいだため。ミッキーとカウはあちらの世界と断絶されてしまった。今作は、ミッキーと仲間たちが2つの世界の中で試行錯誤して、ミニーをピートから救い出すという物語だ。

各所に散りばめられているメタ的要素が楽しい。
スクリーンを縦方向に回転させると、天地がひっくり返る。
横方向に回転させると、時間の巻き戻し、早送りができる。
一回ずつ回転させると、コマ送りができる。
また、突然iPhoneの着信音が鳴ってミッキーがそれを慣れた手つきで操作するなど、親しみを持たせる表現も忘れていない。

その他に語ることはあまりない。
ウォルト・ディズニーの肉声が収録されているということくらいか。
あとはみんなで協力してピートをボコボコにして、終わりだ。
ちょっとやり過ぎではないかとの声もあるが、この画期的な演出のために犠牲になってもらったと思えば良い。どうせ他の作品でもろくな目に遭っていないのだから。

楽しい6分を過ごせた。

投稿 : 2016/04/29
閲覧 : 304
サンキュー:

4

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/08/18
閲覧 : 83

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ミッキーのミニー救出大作戦のストーリー・あらすじ

『アナと雪の女王』の同時上映作品として劇場公開された。(アニメ映画『ミッキーのミニー救出大作戦』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2014年3月14日

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