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「下ネタという概念が存在しない退屈な世界(TVアニメ動画)」

総合得点
71.4
感想・評価
1256
棚に入れた
6866
ランキング
1361
★★★★☆ 3.5 (1256)
物語
3.3
作画
3.5
声優
3.7
音楽
3.4
キャラ
3.6

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下ネタという概念が存在しない退屈な世界の感想・評価はどうでしたか?

hiro0086 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

おもしろい

下ネタアニメの中ではトップレベル。放送禁止用語は効果音がつけられるほど。

投稿 : 2016/03/28
閲覧 : 174
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

酷いアニメでした(褒め言葉)

「公序良俗健全教育法」という、大衆的に言うと「卑猥」なものを取り締まる国家に立ち向かう物語…という感じでしょうか。

登場人物は変態ばかりです。基本的にピー音が幾度となく飛び交います。
ノリは人を選びますが、ハマれば面白く感じる作品でしょう。

そして見ていて驚いたのは、生徒会側に一番の変態がいたことでしょうか。
しかも自覚がないからたちが悪いという…。
まさに狂演技ですが、声優さんの実力を見ました。

あと、アニメオリジナルもありますが、原作者脚本で、こちらも頭おかしい(褒め言葉)です。

投稿 : 2016/03/28
閲覧 : 219

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

声優の松来未祐さんのまさかの遺作となりました。いい意味でひどいアニメでした(褒め言葉)

健全とは一体何なのか。
それを追求する意義が有る。そんな作品だと思います。

療養中であった声優の松来未祐さんのまさかの遺作となりました。
本作が遺作となるあたり、あの人らしいといえばそうかもしれません。
特徴ある声質だっただけに亡くなったのは大変悲しいです。この人の代わりとなる人など想像もできません。
闘病中であったにもかかわらず、生徒会長役を演じきった松来さんに敬礼するとともに、ご冥福をお祈り申し上げます。

投稿 : 2016/03/25
閲覧 : 1850

竹の猫 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

うーん。

設定は題名の通りなんですが、キャラが行き過ぎててこわかったです。
あまりオススメはしないです。

投稿 : 2016/03/25
閲覧 : 193
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

卑猥過ぎで笑

物凄い下ネタのオンパレード

そのほとんどが効果音などで消されていて何言ってるかわからんけど

面白い


真面目に見るものではないと思いますが
見方によっては深い内容かも?
何となく言いたい事はわかる気もするし

エロが大好きな方なら楽しめると思います

場所&乗り物

エロが好きならわかるネタが盛りだくさん


エロというより変態的

だってパンツ被ってるし

投稿 : 2016/03/21
閲覧 : 252

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

笑えない

原作は無表情で読了した。
アニメは一回だけニヤッとした。あとは無表情。
生徒会役員共は好きだが、こちらの笑い所がわからない。
女性がちん◯連呼するだけをギャグと呼べるかは不明。
ちなみににやけたところはエンディングでの手作りオナ◯コーナー。

投稿 : 2016/03/14
閲覧 : 143

アヤト さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

発想はよかったと思うよ

下ネタ禁止の世界とか結構面白いと思った

華城とかは変態だけどあれは許容範囲内
ただアンナのキャラはいただけない
あれは面白い面白くないとかじゃなくてもう完全に引くレベル
どう考えてもやりすぎ

投稿 : 2016/03/09
閲覧 : 189
サンキュー:

3

ネタバレ

なる@甘口評価 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

意外にも

面白かった!

内容は幼稚でかつスケールがデカイと
単純明快で観やすいアニメでした

投稿 : 2016/03/02
閲覧 : 191
サンキュー:

2

白ヴェル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

とにかくBPOに喧嘩うってんのか?笑 ってぐらい内容がすごかったです笑

投稿 : 2016/03/02
閲覧 : 184
サンキュー:

1

arts さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

皮肉アニメ

題名が気になって視聴しました。

基本的にはアニメなどの規制に対しての皮肉アニメといった印象を受けましたが、そこまでメッセージ性が強いわけでもなかったのでストレスもなく最後まで見ることができました。

登場人物はそれぞれ個性的なようにも見えましたが、案外テンプレなキャラが多かった印象です。
そんな中で、生徒会長の初登場時とその後の変貌ぶりが物凄く、ほとんどこのキャラが他キャラを喰ってしまったと感じました。

下ネタに抵抗がないなら楽しく見れると思います。
特に「生徒会役員共」のような作品が好きな人なら、本作も楽しめると思います。

投稿 : 2016/02/29
閲覧 : 182
サンキュー:

3

ネタバレ

lalalacola さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

よくアニメ化通ったなー

確かに物語りは面白いし
見ていて結構来る物があるけど、
だからこそ原作がどうやってアニメ化を決めたのかが分からない。。。
まぁアニメ楽しかったからいいけど

投稿 : 2016/02/26
閲覧 : 260
サンキュー:

3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ありふれた退屈なお話し。

本作の構成される要素は、観た方も観てない方も分かるようにほとんどが下ネタです。下ネタが禁止される抗菌された世界に、反旗を翻すSOXなる集団=主人公たち。この集団が世界に下ネタを布教していく流れから、テロを起こし、まあ色々と戦うお話です。

下ネタが存在しない世界はつまらないか?そりゃつまらん。てな、至極当然な発想で作られた、いかにもラノベらしいアニメでございますが、そ、その結構楽しめました。当然エロが好きだからであり、本作がエロいからではあります。だからといって、そんなにエロだけかといったらそうでもありません。下ネタが悪と決めつける社会に反するわけですが、下ネタが100%正しいと思ってないのがこの主人公のポリシー。

ポリシーと言っても、そんな大層なことではないわ。ま、普通に考えたらそうでしょうね。全裸が当たり前の社会だったら、オスはテントも張らないだろうし、悪だからこその背徳感やら、羞恥心があればこそメスも、そういった満ち引きがあるわけで、恥ずかしげもなく堂々とされたら、ドキドキさ半減、いやほとんど無くなりますわ。そこんとこ本作分かっておる。(テロを起こす信念の話)

遊びにしろルール内でいかに知恵を絞るかってのが楽しいわけですし、パンツだってチラがあるから興奮するものですし、チラだって恥ずかしがる姿があるからでありますし、デレだってツンがあるから萌えるわけなのは、私が言うまでもないわよね。ごめんなさい。

昔々は女性を平等に見てない時代もあり、かなりの武将たちは同性もいける口だったみたい。それこそ見た目なんて今は欧米の文化で目が大きくとか、いわゆる一般のかわいい像だけど、昔は目は細く、体格の良い女性の方が美人だったみたい。昔に行きたいわ。そしたら私美人になるもの。そこらへん結構年月と共に微妙に推移しているみたいね。見た目だけではなく・・・

そうそう、戦場ヶ原さんがこんなこと言ってたわ
「服の上からだとそうは見えないかもしれないけれど、私の肉体は、案外、法を犯してまで手に入れる価値はないかもしれないわよ」
彼女があのような服を着て、あのような言葉遣いで、あらゆるその他もろもろがあった上で、その中身を見てみたいと思うのは当然のお話しで、彼女の裸が当たり前だったら退屈よね。本作もそんな普通のお話し。節操概念てやつかしら

投稿 : 2016/02/24
閲覧 : 466
ネタバレ

kurosuke40 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

エロという人類共通話題

原作未読。

 タイトルから察する通り、全く下品でエロティックな部分もある健全な作品だが、BPOが仕事をしようにも、作品内容がそのままBPOによる苦情への返答になっている。その程度にエスプリの効いた作品です。下品だけど。

 私は功利的な考えやマキャベリ的な考えに一定の理解はしているし、だから思想統制にも一理はあるとは思っている。だが、国の論理で推し進めた結果、個人に歪な影が見えてくるのを描いている作品だと思います。
 エロいことが規制された世の中では、アンナは何が卑猥なことかを彼女自身が理解せず倒錯した人物に成り果てているし、理解しないと取り締まれないというジレンマに対しては、理解せずにあくまで機械的に対処する朧という歪な人物が出てきます。もしこの作品を下品でエロいから放送を止めろと言ってしまうと、それは「公序良俗健全育成法」によって下ネタが規制されたのと同じで、アンナ達のような歪な存在を肯定することになってしまうのです。規制が正しいことをしていると思い込んでいるならば、なんて質の悪いことか。そんなパンチの効いた作品です。下品だけど。

次に、数話で批判精神はよく分かったけど、残り何するんだろうと思っていましたが、想像以上に「下ネタ」について真摯に(紳士に?)メッセージ性を感じました。

11話で綾女はタイトル回収の演説をしましたが、あれは対外的な部分も大きく、実際彼女の行動原理はもっと個人的なところにあると思います。

「たちつてとなかにはいれ」。これは相手との話題に詰まった時に共通話題になりやすい話題の頭文字をとったものですが、下手すると共通の話題というのはなかなか見つからないものです。しかし、人類なら確実に共通の話題になる話題があります。その1つがエロであり、下ネタなんですね。
 このアニメで怒涛の如く現れる卑猥なメタファーや、自主規制された隠語を想像で埋めるには、エロ知識なくして出来ません。知識がなければリオン先輩のように首をかしげるだけで「ひっでぇ」という感想を持つこともありません。
 綾女が下ネタを言ったりジェスチャーしたりすると、狸吉が突っ込み、鼓修理は被せ、びんかんちゃんははわわします。それはただ音が伝わっているからでなく意味が伝わっているからです。
 綾女にとって「下ネタ」とは本来は誰とでも意味の通じ合えるコミュニケートの話題であり手段なのです。そして、ただのコミュニケートの手段だからこそ、綾女は狸吉の一物を見てグロいと引いたり、バイブの誤動作に引いたり、さらさら実際の行為には興味はなく、一方で一見しっかりと知識がありそうだった朧が現れたときは興奮したのです。
 物心ついたころから「下ネタ」で相手の反応を見てきた綾女にとって(その是非はおいといて)、「下ネタ」を言っても意味を取れず首をかしげられる世界というのは、コミュニケートの取れない、退屈で仕方ない世界でしょう。これがもう1つのタイトル回収だと思います。
 SOXの行動が性知識の流布に留まるのも、彼女がただコミュニケートできる人を増やしたいと考えているからであって、これはつまり、オタクが相手との共通の話題のために自分の好きなジャンルを布教している構図にちゃんちゃら変わりなく、SOXは思想統制する圧政に闘うのと同時に綾女の個人的な布教活動も行っているわけです。だからこそ綾女は意思が固く、強いんでしょうね。

このアニメを見て、下ネタは人類共通の話題なのに、みんな表には出さない裏の魅力があると教えられたけど、やっぱり使いどころは難しいと思う。でも以前よりは人類共通のコミュニケートの手段としての側面を知って、少しは好きになった(なってしまった?)かなと思います。
佳作やね、と思ったら、某ラノベ大賞だったのか。BPOに真っ向から立ち向かいつつ下ネタを勧める構成は大賞と言われても納得はできる作品。作者の下ネタ好きさが十二分に伝わる、下ネタ布教作品でした。
ご精読ありがとうございました。

投稿 : 2016/02/21
閲覧 : 273
サンキュー:

8

ぷりんもう さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

sox

エロを規制しすぎると
こうしたディストピアができあがり、
色々な弊害が出てしまう、
というようなことがこのアニメのテーマなのかな?

下ネタワードが飛び交い、
一見すると下品に思いがちですが、
根幹がしっかりしているので
下ネタが下ネタとは思えなかったですw

ディストピアな世界を面白く描いていて
とても好きなアニメです。

今期ナンバーワンの評価です。

投稿 : 2016/02/20
閲覧 : 290
サンキュー:

6

が~お さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

下ネタテロ

■要素
下ネタ、コメディ、学園、微エロ

■簡単な内容紹介
卑猥なものが弾圧され無くなってしまった日本に対し、下ネタテロ組織の「SOX」は下ネタやエロマンガをばら撒くテロ活動を行っていた。
主人公の学生「奥間狸吉」がその下ネタテロ組織に無理やり入らされ、いろいろな下ネタテロ活動を手伝っていくお話です。

■内容
とにかく下ネタで満載です。しかし、下ネタが禁止ワードで「ピー」みたいにごまかされた音になってしまって何を言っているか正直わからない部分もたくさんあったので、少し残念です。
内容ですが、ギャグアニメですので、物語性はあまりありません。ギャグについても、下ネタですので、はまる方とはまらない方でわかれるかもしれません。
あとは、キャラがエロいので、そこが面白いかどうかでしょうかね。
それ以外の要素で面白い部分は・・・・

■総評
完全なギャグアニメです。それも下ネタオンリーです。
下ネタ、微エロで物語性とかいらないという方であれば楽しめると思います。

投稿 : 2016/02/17
閲覧 : 198
サンキュー:

3

ねねねねの さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.0 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

下ネタ満載、でもネタ的には低年齢層向け?

バランスの良い作画、声優の仕事が光る。
ラノベ系アニメに対する技術としては申し分ない。

内容に関しては?下ネタ系というギリギリタブーといえど、ラノベの範疇からは脱していないと思われる。

正直ネタ的にはしょうもないというか、低レベル。
おち○ぽ、ま○こ、セッ○スなどのピー音の連呼だ。

…だが画面上に描かれる様子は完全に大人向けであろう。
ネタ的にはR-15だが、作画がいかんせん生々しいためR-18に上がるであろうアンバランス。

結局ものめずらしさで見れるかもしれないが、アニメそのものが面白いかと問われれば至って普通である。(個人的には嫌いである)

また同時放送の下ネタアニメならば比較がなくとも、私は監獄学園をおすすめする。
ここに生活感のある共感出来る下ネタと、妄想だけの下ネタとの違いがあると思う。

…だがもし作画がジョジョみたいであったら、私は好きになっていたのではないだろうかとも考えるのだが。
萌え系ネタはすぐに飽和状態になってしまう為
なかなか超面白い、には出会えない気する。
外見だけ技術だけが進化していくため、アンバランスも感じざるを得ない。

とにもかくにも万人受けはしないでしょうね。
萌えが好きな人へのちょっとエッチなアニメになりそうです。

お亡くなりになりましたが生徒会長・アンナ先輩のお声は本当に魅力的。
声の魅力も相まって、カオスですがすごく記憶に残ります(笑)

投稿 : 2016/02/16
閲覧 : 176
サンキュー:

2

r:o さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

下ネタ笑える!

えろいことが禁止された話!
opの歌からへん!
あんな先輩が。。。
下ネタ好きには面白いだろう!笑笑

投稿 : 2016/02/03
閲覧 : 179
サンキュー:

3

CQxhN58542 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

下ネタという概念が存在する愉快な世界

「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」は2つの解釈ができる。
1つはあらゆる下ネタが解放されている世界。つまり、聖俗の区別がなくなり、エロティシズムによる文化的基盤が崩壊したポストモダン的世界。もう1つは、あらゆる下ネタが禁止されているプレモダン的世界である。

私はタイトルを字義通りに解釈し、前者の世界を想定して視聴し始めたのだけれど、この作品は後者の世界である。前者ならば、高尚な哲学・思想系アニメになったと思うが、本作は低俗なギャクアニメであり、伏字を駆使した会話や細かい演出によって、息つく間もなく下ネタを堪能できる。

本作は子供(ガキ)向けアニメであり、大人にはお勧めできない。稚拙で低俗な表現を前にして、眉間に皺を寄せる大人の感性ではなく、無邪気に笑う子供(ガキ)の感性を持っていなければ鑑賞に堪えられないと思う。

投稿 : 2016/01/07
閲覧 : 206
サンキュー:

3

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良い意味で酷い

原作未読、テレビ放送を視聴

会話は大体下ネタ
ピー音の連続ですが、想像するのもまた楽しいです。

健全でいたいと願う主人公が、雪原の青と名乗るヒロインに振り回されてどの様な立場になっていくのかが序盤から中盤までの楽しみでした。

後半からは、登場する新キャラの思考の偏りが悪化していき、どこまでやれるんだろうという怖いもの見たさが視聴意欲を促進させてくれます。

最初から最後まで、一定の不安と興味をそそられたのが良かったポイントでした。


また、健全だった少年少女が性を解放していき、耐性の無さから行き過ぎた行動を取ってしまう様子にこの作品のメッセージ性を感じる事が出来るのも良いところだと思います。



放送終了後数ヶ月で、アンナ先輩役の松来未祐さんの訃報を聞いた時は驚きましたが、主人公に迫るアンナ先輩の恐怖を感じる声は今まで松来さんが担当されたどのキャラよりも印象に残りそうです。

同時期に、下ネタテイストのアニメが重複した事で影が薄くなった印象もありますが、こちらも負けず劣らず面白いと思います。

下ネタに耐性のある方は是非、観てみてください。

投稿 : 2016/01/07
閲覧 : 304
サンキュー:

10

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

下ネタという概念が存在しない退屈な世界

「公序良俗健全育成法」成立により、日本から性的な言葉が失われた時代。
「雪原の青」率いる下ネタテロ組織が、下ネタテロを実行し、下ネタという概念が存在しない退屈な世界に戦いを挑むようになる。

Cast
奥間狸吉(小林裕介)
華城綾女(石上静香)
早乙女乙女(新井里美)
鬼頭鼓修理(堀江由衣)
アンナ・錦ノ宮(松来未祐)
轟力雷樹(三宅健太)
不破氷菓(後藤沙緒里)
びんかんちゃん(小倉唯)

奥間善十朗(斧アツシ)
頂の白(成田剣)
ソフィア・錦ノ宮(大原さやか)
錦ノ宮祠影(上坂すみれ)


OP
SOX「B地区戦隊SOX」

ED
上坂すみれ「Inner Urge」



前にラノベが話題になって興味があったのでアニメ化したと聞き視聴。
卑猥な物を徹底的に排除した結果、性的な物が分からない若者たちの世界になった日本が舞台。

下ネタ言葉には徹底的に規制音が入る。普通のアニメの何倍もの規制音…。声優って大変。

EDも言葉選びが凄い。OPの映像凄く卑猥です。



各話感想↓
1話 公序良俗は誰が為に
{netabare}アンナ先輩可愛い。
妊娠の方法知らない生徒達。
隠語はセーフ。

全校集会で昆虫の交尾を流すなんて…。
こんなの絶対おかしいよ!{/netabare}

2話 妊娠のなぞ
{netabare}地図記号の発電機。書くの大変そう。
卑猥なものを飾る純粋な先輩可愛い。
H禁止法…少子化待ったなし。
主人公の裏声凄い。
アンナ先輩強い。{/netabare}

3話 人の愛し方
{netabare}早乙女の声にびっくり。アンナ先輩が好きなの…か?
恋愛も規制された。
リアクションが酷い。
主人公達なんのプレイ!?{/netabare}

4話 世界いわく、愛は正義
{netabare}ゴリ先輩急に優しくなった。変わり過ぎ。
主人公にストーカーが…。
アンナ先輩脱いだ!
カオス。{/netabare}

5話 下ネタテロは誰が為に
{netabare}○の液が入ったクッキー。
凄くギシギシいってる…。
ヤンデレ先輩怖い。
愛の特性ドリンク…。先輩が凄く狂ってる。

署名当日。
生徒達は馬鹿でした。
男子を売る女子達。
アンナ先輩怖い。人間やめてる!
いろいろ酷い。

いつすり替えたのだろうか…。放送事故!
マンホール=男の穴?{/netabare}

6話 手作りのぬくもり!
{netabare}ニコニコでニュースになってた回。
規制音多すぎて何言ってるのか分からない。
アンナ先輩に苦しい言い訳の末、プレゼント。スイッチ壊れた…。
先輩凄く怖い。
胸部の振動が凄い。違和感感じない他の人もおかしい。
EDが実写!{/netabare}

7話 SOXが作りし者
{netabare}下着で下着を作る。…モザイクニュース。
OPの台詞変わった。
変な会…。BLは女子の間で人気なのか…?
轟力先輩のお弁当…。
下着泥棒。見境なし!
アンナ先輩怖い。チャックを喰いちぎる…。
汚物は焼却!!捨てたくなさそうな華城先輩。
奥間×轟力大人気…。
謎技術。汚いワイン。
モザイクのものって食べ物なのか…?
なんで年齢にピー音をつけるのか…。
あざとすぎる女だな。手のひら返し。{/netabare}

8話 悪魔が来たりてホラを吹く
{netabare}朝から修羅場。一晩中いた先輩。怖い怖い。
直接来た轟力先輩。BLルート直行便。
バスケットゴールが卑猥?
縄…?ピンポン玉?ネット?
高度過ぎる。
ただのポンコツ女だった。
3人で食べる晩御飯。
トイレットペーパーは生活用だよ…。
アンナ先輩速くトイレ行けよ…。
態度の悪い妹に。立場の逆転。
独裁、風紀委員。{/netabare}

9話 アンドロイドは電気アンマの夢を見るか
{netabare}ニャンニャンしてる早乙女先輩。
この吐息は…。アンナ先輩デスヨネー。いい香り…?
仕事しない風紀委員。
下着泥棒…アンナ先輩。ポンコツ風紀委員。
どんな匂いなんだ…。アンナ先輩にスイッチが…私の下着?
なんて設備だ…。
早乙女先輩のパンツ。
電気アンマ…。風紀委員、男だった…!?
下着を捨てて逃げて来た奥間。
生で大根食べた早乙女。
大根にモザイクをかける意味…。
髪が萎えた…。
変態すぎる男登場。{/netabare}

10話 ジイ級クエスト
{netabare}全身恥部な男。最低なファッションすぎる。悪臭…って、汚い。
なんで先輩、顔赤らめてるんだ。
一斉ハイジャック…。
不破さん凄い!
禁断症状…アンナ先輩やばい。発想がヤバイ。
下着の鮮度まで出るのか…。
奥間が可哀そうな事に…。
轟力先輩になんてもの履かせてるんですか…。全員吐いた…。無差別テロ。
500mもかげるのか…。すごく臭そう。
ノーパン…。
動きが酷い。
裏切りのこすり。{/netabare}

11話 テクノブレイク
{netabare}OPカット!?
不破さんどこから…。
500人の人質。新品の下着…。
酷い画像だ。ノリノリの人もいるという。
早乙女先輩壊れてる。
女子達の脳内で汚されまくっている主人公。
頂の白はただの変態だった。汚い変態。
早乙女先輩凄い!角度も計算されているとは。
奥間の泡が気になる…。
アンナ凄い。捨て身の作戦。
絵に描いた下着でもいいのか。
なんてところにスタンガンが…。
全裸になった…。最悪な絵だ。
放送事故。
気球で脱出。
なんだかいい最終回だった(困惑)。
こすりの頭から白い液体が…。{/netabare}

12話 下ネタよ永遠に
{netabare}なんでもって健全つければいいのか…?
なんで轟力先輩…奥間を見て頬を赤らめるんだ…。
香りだけで奥間を見分けるアンナ先輩怖い。
温泉で絵を描くのか。百合も描けるのか。
アンナと混浴に…。
奥間死ぬ…。
ナレーションの人が…ついに出て来た。
みんな黒下着に…。
月見草の下着もっこりしてる。
野球拳か…。
風紀員やめるの早い。
轟力先輩やっぱその下着なのか…。
不破さん凄い。
アンナ先輩怖い。ほんとに人間!?落ちた…。奥間凄い。
秘宝館…。
早乙女先輩…こすりはどこからきたんだ。
修正だらけで分からない。{/netabare}

投稿 : 2016/01/07
閲覧 : 265
ネタバレ

林檎(。・ω・。) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:今観てる

下ネタだらけ

下ネタだらけでヤバいだろと思うけどなんか見てしまう。
裏で声を当てている人大変だろうなと思いながらお疲れ様ですと見終わったら言ってる。

良い子は見ないでねと言っておこう。
興味本位では見てもいいとは思う。

投稿 : 2016/01/07
閲覧 : 272
サンキュー:

1

U.M.R さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

下ネタ(๑¯ω¯๑)

面白かったけど最後がなんかねー(๑¯ω¯๑)

投稿 : 2016/01/06
閲覧 : 194
サンキュー:

0

おその さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

(笑)

久々にツボにハマるくらい笑った

この手のは好き嫌い分かれるからな〜

1クールに1個オバカアニメは存在していいのだ。

投稿 : 2016/01/03
閲覧 : 351
サンキュー:

26

ネタバレ

アレク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

笑って見れるディストピア

面白かったですね
最初はたまにある下ネタ全開のギャグアニメだと思いましたが
個人的にはそういうのも大好きですが今回は
行き過ぎた管理社会への風刺も含んでいるようで
テクノロジーが発達し政府の意向が強まりすぎ
民衆1人1人の思想まで矯正される時代
そしてその一環として不健全と認定された
性をにおわせるものの全面撤廃を徹底される時代といったとこでしょうか。

エロの排除は思想統制の一部なのですが
この作品はそこに注目することで視聴者に卑近ですが
管理社会が行き過ぎると人のこうした部分まで口を出されると
身近な例なので想像しやすくすることに成功してると思います。

それにアンナ会長も注目ですね、
最初は笑ってみてましたが彼女はこの社会が生み出した
理想の人間のモデルケースだと思いますが人間的に
重大な欠陥あることが狸吉への態度でもわかるし
本人はそのことを自覚していない、この社会が生み出した
哀しきモンスターだと思います。

それにディストピアといってハードSFを想像し身構えたり
頭がこんがらがると人もいると思いますが
この作品はあくまで笑いを交えて、でも本当にそういう社会になったら怖いよね
例えるなら落語でちょっと風刺を交えながら毒を少し含みながら
クスリとさせる、そんな風に話を進めていくので
そういう想像が好きな人は勝手に考察する作りになっていて
そういうとこもよかったと思います。

投稿 : 2016/01/02
閲覧 : 327
サンキュー:

21

VROXF44588 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

下ネタ嫌いの人には絶対オススメできません

私は、下ネタごり押しはあまり好みではないですが、万人受けするようなギャグがあったり、愛着がわくようなアニメは好きなので、ある程度の下ネタなら笑って見られる人だと思っていました。

が、このアニメはそんな私の甘さに気づかせてくれました。

本当に下ネタごり押しでした。

ストーリーの進行はわかりやすくて良いけれど、内容が苦手で、久しぶりにアニメで嫌悪感を感じちゃいました。

ごめんなさい。

一話で断念してしまいましたが、感想は

「これだけ堂々と下ネタやりたいならTV枠で放送しなきゃいいのに」

です。

普通に18禁アニメとかでやればいいのではないでしょうか。
TV枠でやるからこそ味があるのでしょうか・・・。

ちょっと私には深遠な考えすぎて理解できませんでした。

投稿 : 2015/12/29
閲覧 : 229
サンキュー:

1

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

途中で飽きた。松来さんの表現力は流石だったが。

最初はまあまあ面白かったですが、途中からマンネリ化している感じが否めず、正直飽きてしまいました。やはり下ネタだけで視聴者を引き込んでいくのはのは難しいでしょう。

投稿 : 2015/12/29
閲覧 : 156

nk225 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

「SUGOI JAPAN」の中間結果が発表 第1弾ではアニメ部門で「魔法少女まどか☆マギカ」が1位となりました。

「SUGOI JAPAN」の中間結果が発表 「下セカ」は「最高に最低で、かつ魅力的なのだ!」と声高に主張
世界よ、これが日本だ。

世界に紹介したい日本のポップカルチャーを決める国民投票「SUGOI JAPAN」第2弾の中間結果が発表されました。投票開始からわずか2週間ですが、3万8000以上の票が集まっているそうです(第1弾の投票総数は7万7631票)。

対象となるのはそれぞれ、アニメが「2014年7月1日~2015年7月31日までに放送・上映された作品」、マンガ・ラノベ・エンタメ小説が「2012年1月1日から2015年7月31日までに刊行された作品」で、「過去10年の作品」を対象とした前回よりも「今」を感じさせる結果となることが予想されます。

マンガでは、10月31日に実写映画が公開された「俺物語!!」をはじめ、アニメも人気の「ワンパンマン」や「東京喰種トーキョーグール」、ハイパープロジェクション演劇が公演中の「ハイキュー!!」、そしてドラマCDの発売を控えている「囀る鳥は羽ばたかない」がランクイン。

その他、アニメでは「SHIROBAKO」「月刊少女野崎くん」「PSYCHO-PASS サイコパス」「四月は君の嘘」「響け! ユーフォニアム」。ラノベでは「甘城ブリリアントパーク」「オーバーロード」「冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた」「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」。エンタメ小説では「アリス殺し」「『階段島』シリーズ」「屍者の帝国」「BEATLESS」「満願」がランクインしています。

「SUGOI JAPAN」は、日本が誇るポップカルチャーを世界に紹介することを目的とした企画。確かに、マンガやアニメなどは日本を代表する文化の一つであることはまぎれもない事実です。しかし、「SHIROBAKO」を見た海外の人たちから「やっぱり“KAROSHI”の国だな……」と怖がられたりしないだろうか、はたまた、「ダンまち」を見たギリシャの人たちから、「何うちの神さまを“ロリ巨乳”化しているんだよ」と怒られたりしないかなど、いささか心配になったりもします。いや、既に日本の変態性は周知のことだし、「安定の日本」の烙印が押されるだけだから心配いらないのか……? ちなみにある意味一番の問題作になりそうな「下セカ」ですが、レーベルの公式Twitterではトップ5入りの勝どきを上げているようでした。さすがだな!

投票期間は2016年1月3日まで、1ジャンルにつき3作品まで選んで投票できます。結果発表は2016年3月22日を予定。なお、第1弾ではマンガ部門で「進撃の巨人」、アニメ部門で「魔法少女まどか☆マギカ」、ラノベ部門で「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」、エンタメ小説部門で「図書館戦争シリーズ」がそれぞれ1位となりました。

「お●んぽおおおおおおおおおぉ!!」少女は叫びながら、駅の構内を走り出した。その瞬間、僕はすっころんだ。16年前の「公序良俗健全育成法」成立により、日本から性的な言葉が喪われた時代。憧れの先輩・アンナが生徒会長を務める国内有数の風紀優良校に入学した奥間狸吉は《雪原の青》と名乗るペロリストに弱みを握られ、下ネタテロ組織「SOX」のメンバーとなってしまった……! そこはプリズン? それとも、ハーレム?

2015年7月4日(土)深夜より放送がスタートしたTVアニメ『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』。本作は、『人類は衰退しました』や『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』を送り出してきた「ガガガ文庫」(小学館)より刊行中の著・赤城大空さん/イラスト・霜月えいとさんによるライトノベルとなっています。

まさかアニメになるとは… エロ禁止の社会に少年少女が挑む
ミステリーやSF、ファンタジーを中心とした、大人が読んでもオモシロイ、スマホで読める電子書籍を紹介する。今回はこの夏からスタートした話題のアニメ“下セカ”の原作「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」だ。まさかアニメになるとは思えなかったその内容とは…。

エロ禁止の社会に少年少女が挑む異常アニメの原作小説

“例の紐”なり“青い紐”というキーワードが評判になって、テレビアニメーションとして放送された『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』を見る人が現れ、そのストーリーの面白さから、大森藤ノさんの原作小説へと関心が向かい、150万部から300万部へとシリーズ累計販売数を一気に積み上げたのは、記憶に新しい出来事です。

ライトノベルのアニメ化というのは、もともと原作に人気があるから行われるものですが、そのアニメの出来が良ければ、改めて原作小説に目を向ける人も増えるもの。そんな最高の形でのメディアミックスを、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』に続いて引き起こしそうな作品が、赤城大空さんの『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』です。

2012年7月に最初の1冊が登場した時、これがテレビアニメになると想像した人は、誰もいなかったのではないのでしょうか。面白くなかったからではありません。それなら最新の第9巻まで刊行が続くシリーズにはなりません。ではどうして? 小説という形ならいざ知らず、テレビという公共の電波に乗せて広く世間に見せるには、とてもはばかられるような内容だったからです。

ヒロインと目される少女がいます。その格好は、全裸の上にタオルを巻き付け、顔にはマスクの代わりに女性用のパンツを被っているというもの。そして、通勤・通学客でごった返す駅頭で叫びます。「お●んぽおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」。伏せ字にしても意味は分かるでしょう。とても卑猥な言葉です。

彼女こそが≪雪原の青≫と呼ばれ、世間を騒がせている下ネタテロリスト。物語の舞台となっている社会は、「公序良俗健全育成法」によって性的な表現が徹底的に規制されていて、実写はもちろん小説も漫画も、エロと目されるものは製造を許されていませんでした。人が猥褻な言葉を口にすることも、個人が身につけている「PM」という装置によって厳重に監視されていました。

そんな環境下にあって、「PM」を無効化できる装置を使って下ネタを言いふらし、さらには「SOX」という組織を作って猥褻な画像をばらまくようなテロを繰り広げていたのが≪雪原の青≫でした。正体は、時岡学園高等部2年の華城綾女という女子高生で、奥間狸吉という少年は、新1年生として時岡学園に入学した際に、綾女に目を付けられて「SOX」に引きずり込まれます。

そして始まるのが、少女と少年とが手を取り合い、国家権力を相手に戦いを挑むというストーリーですが、なにしろヒロインは、公衆の面前で猥褻な言葉を叫ぶ変態にして変人です。「世界に“睾丸”を意味する単語は数あれど、日本のように黄金だの宝玉だのと煌びやかな単語を組み合わせた例はほかにないわ。日本人は金玉に、特別な思いを抱いているの」とも言って狸吉を呆れさせます。

それでも狸吉は、内に表現を弾圧する権力に対する憤りを感じつつ、年頃の青少年なら誰もが抱える衝動も覚えて綾女に従い、彼女を支えて権力や陰謀と戦って「SOX」の勢力を拡大さていきます。最新の第9巻で「SOX」は、国会図書館の地下に眠るというエロ本やエロビデオを奪取しに潜入しますが、そこに妖艶な美女が現れ一味を退け、そして≪雪原の青≫や狸吉に司直の手が迫ります。組織壊滅の危機が続刊への期待を誘います。

政治家による報道規制発言が話題になり、漫画やアニメ、ゲームといったものへの規制を強めようとする動きも取りざたされる状況に、果敢に挑むレジスタンスの物語として受け止めるべきニュアンスを含んだ作品ですが、それとは別に、現状ですらどこか気恥ずかしさから抑え気味のエロへの関心を、改めてえぐり出しては解放してくれる部分も持っています。

それが、小説というひとりで読むメディアから飛び出して、テレビアニメとして満天下に向けて放たれ始めました。さっそく、女性声優の声によって繰り出される猥褻な言葉と、動き回る美少女のビジュアルによって刺激されまくりな人たちが出始めています。放送終了時、世の中は抑圧からの解放を叫ぶ「SOX」支持者であふれてかえったりするのでしょうか。大いに気になるところです。

中国で話題になったり不安を集めたりした7月の新作アニメ
中国では3月末に日本のアニメに対する取締りが入り、日本のアニメの正規配信に関しても大きな混乱が発生しました。7月の新作に関してもさまざまな問題やリスクが噂されていますが、今のところは結構な数の作品が配信され、話題になる作品もイロイロと出ているようです。

新作アニメに関しては毎シーズン中国オタク界隈、業界の前評判をよい意味で裏切るダークホース的な作品が出現しますし、現地の中国オタクの面々もそういった作品を期待しているようですが、7月新作アニメのダークホース枠になるのは恐らくこの作品ではないかと思われます。

原作の中国における知名度はあまりなく、事前に出回っていた作品関係のビジュアルからエロ要素、下品なネタの多い作品だろう……程度に思われていたようですが、1話の配信とともに話題が大爆発、その後も毎週さまざまな話題を提供することになっています。

最近の中国のオタク界隈では、ネット上の交流において扱いやすい話題、拡散しやすいネタなどが作品人気の燃料となることも多く、なかでもギャグを装うことのできる下ネタ系の話題やアニメのカットは強いですね。

しかし、その衝撃には中国の社会的に非常に難しい部分もあるのが困りものです。3月末の取締りの影響はいまだに残っていますし、中国の動画サイト界隈を取り巻く状況に関して楽観的に見ることはできません。

そしてこの「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」の作中で飛び交うネタや作品設定は政府批判や3月の取締りの主なテーマであった「テロ」、「ポルノ」、「暴力」のうち、テロとポルノに直撃する内容とされかねません。作中では下ネタ、エロ方面限定ではあるもののディストピア的な管理社会となっていますし、そして主人公側がそれに対抗するために(エロ方面ではありますが)テロ行為を行うといった展開になります。このあたりに関して何か別の言葉に言い換えられているならまだしも、作中で明確にテロと連呼していますから言い訳の余地もありません。

そんなわけでこの作品は中国のオタクやオタク業界的には、内容以上にその影響や行く末が気になってしまう模様です。私の知り合いの中国のオタクの人から、
「ダークホースを期待していたら、予想もしなかった恐ろしいものが出てきた」
というコメントをいただいたのも印象深いですね。

■きっと誰しもにあったはず! 下ネタで笑えたあの頃が!
今年の夏の問題作『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』は、小学館ガガガ文庫より原作小説が9巻まで発売中の、ライトノベル原作アニメだ。“公序良俗健全育成法”によってエッチな知識を得ることができない世界で、“雪原の青”ことヒロイン・華城綾女(CV:石上静香)と主人公・奥間狸吉(CV:小林裕介)、そして性知識の流布を目的に下ネタテロを繰り返す組織“SOX”の活動を描く!

本作の魅力は、何といっても下ネタをまき散らすバカなノリと、そこに見え隠れする真面目な話とのギャップだ。本作の世界では、エッチな本やエッチなDVDを持っていただけで、第1話の冒頭で捕まってしまった男子たちのように、善導課と呼ばれる組織に確保され強制的に労働を課せられてしまう。

さらに、あろうことか卑猥な単語(おち●ぽなど)を発しただけで、全国民に着用を義務付けられているPMという機械に感知され、これまた善導課に捕まるという徹底ぶり。

もはや異常とも思える性的表現の規制は狸吉たちの学校の教科書にまで及んでいて、高校生にもなって子供の作り方を知らないようなキャラクターが居るほどだ。だからこの作品の登場人物たちは、何が卑猥なことなのかもわからなければ、どうして異性を好きになるのかもよく分かっていない!

そしてただ笑えるだけのように見えて、何が恋心なのかもわかっていないキャラクターたちを見ると、ふと真面目に考えてしまう瞬間があるのが本作のおかしなところ。下ネタで笑って、ちょっと人を好きになるってなんだろう? と、そんな真理を考えてしまう深さ? のような何かで一粒で何度もおいしいこの作品! 今期一押しのアニメのひとつではないだろうか。

声優の松来未祐さんが病気のため活動休止・ブログにて療養を発表
『ニャル子さんF』のクー子役、『Fate/kaleid linerプリズム☆イリヤ』のマジカルサファイア役、『ひだまりスケッチ』の吉野屋先生役、『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』のアンナ・錦ノ宮役などをつとめる声優の松来未祐さんが、病気の治療のため声優活動を休止することを、自身のブログにて発表しました。

松来さんは、ブログにて「今年に入って熱が下がらず、病院で検査を繰り返していたのですが、急性の肺炎で検査を重ねたところで、少しでも早く治療に取り組まないといけない病気であることがわかりました。」と当面治療に専念することを発表。また「でも私は、スタジオに必ず戻ってきます。」と復帰に意欲も表明しました。

2015年7月より9月まで放送された。AT-Xでは本放送開始前に特別番組『「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」放送直前SP!下セカ・カリキュラム!』が放送され、ニコニコ動画でも「第0話」として配信された。

AT-X以外での放送分には、性的な箇所を登場人物のデフォルメ姿で隠すなどの修正が加えられている。エンドカードも同様に、過激な絵柄についてはトリミングなどの修正が加えられている。

投稿 : 2015/12/26
閲覧 : 621
サンキュー:

25

ネタバレ

十式 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

酷い

この一言。
下ネタ好きの私でもそう思った作品。
けど、毎週毎週続きが楽しみで仕方がなかったことも認める。
何故なら、とあるきっかけで作中一の化け物キャラへと変貌してしまったアンナ先輩が気になったからだ。
役者さんの演技力も相まって、毎週毎週暴走行為を行うアンナ先輩は本当に笑かしてくれて、魅力も感じたのもまた事実である。
流石はエンターテイナーと言ったとこだが、これが遺作で本当に良かったのか松来さん・・・。

投稿 : 2015/12/22
閲覧 : 223
サンキュー:

4

ふぁいじ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

汚いものを隠してしまった世界が美しいとは限らない

まず、声優さんがものすごく頑張っています。
ピー音連発でたまに何を言っているのかわからないような高度なネタもありました。

多少現実的でない部分(某変態超人生徒会長など)があるなど、設定の緩さが見受けられますが、世界観がそもそもぶっ飛んでるので、ある程度は許容できました。

正義とは何なのか、偏った正義を押し付けることはもはや悪ではないか。彼らは自由を求めて闘っているのです。いい感じに社会を風刺していて爽快な気分になれます。

原作作者のみならずアニメ製作スタッフの方々からも挑戦的な姿勢が感じられる作品です。いや素晴らしかった。

投稿 : 2015/12/18
閲覧 : 178
サンキュー:

6

K さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

刺激的~イーッΣ(゚_゚;)

思ってた以上にHだった(人'д'o)ネッ

投稿 : 2015/12/16
閲覧 : 188
サンキュー:

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下ネタという概念が存在しない退屈な世界のストーリー・あらすじ

16年前の「公序良俗健全育成法」成立により、日本から性的な言葉が喪われた時代。憧れの先輩・アンナが生徒会長を務める国内有数の風紀優良校に入学した奥間狸吉は、《雪原の青》と名乗るペロリストに弱みを握られ、下ネタテロ集団「SOX」のメンバーとなってしまった。……!そこはプリズン?それとも、ハーレム?(TVアニメ動画『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2015年夏アニメ
制作会社
J.C.STAFF
主題歌
≪OP≫SOX『B地区戦隊SOX』≪ED≫上坂すみれ『Inner Urge』

声優・キャラクター

小林裕介、石上静香、松来未祐、後藤沙緒里、新井里美、三宅健太、堀江由衣、上坂すみれ、小倉唯

スタッフ

原作:赤城大空(小学館『ガガガ文庫』刊)、キャラクター原案:霜月えいと、 監督:鈴木洋平、シリーズ構成:横谷昌宏、キャラクターデザイン:藤井昌宏、音楽:立山秋航、音響監督:明田川仁、音楽制作:スターチャイルド、制作プロデュース:GENCO

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