当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「BLACK LAGOON ブラックラグーン(TVアニメ動画)」

総合得点
89.9
感想・評価
5063
棚に入れた
23701
ランキング
70
★★★★★ 4.1 (5063)
物語
4.1
作画
4.0
声優
4.0
音楽
4.1
キャラ
4.2

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

BLACK LAGOON ブラックラグーンの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

いしゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

”行こうか 同志諸君 撃鉄を起こせ!” ← カッコいい! 厨二病です♪。

あらすじはあにこれを参照ください
放送時期:2006年4月~6月


〇物語
商社の資材部に所属する岡島緑郎(のちのロック)彼が南シナ海で勤務中 
海賊(ラグーン商会)に拉致られ その後 数奇な運命を描くというもの

普通の仕事と同じ ライバルたちとの競争や時には妨害があります 
普通の仕事と違うことは 法に縛られていない事! 

そんな一癖も二癖もある仕事を請け負い達成する裏社会の話なので
手段も当然 合法/違法な対応/対処
例えば 銃撃戦 交通ルール無視のカーチェイスなど・・・ 
これらは派手で見ごたえあります!  

おススメは 後半 硝煙の立ち込める中での対戦は 
緊迫した空気が感じられ すごい迫力でした。

正直1話はプロローグ 物語が動くのは2話からなので
始めて視聴する方は 取り合えず2話まで視聴する事をお勧めまします。

{netabare}
〇キャラ
作品の主人公は 商社時代の経験を生かすロック 
幼い頃掃き溜めのような場所で育ったレヴィ

この二人が パートナーとなり作戦を実行するのですが
異なる境遇や価値観が違うため 度々衝突します

観ている時は ロックの思考寄りなんですが
不思議とレヴィの考えも否定できないんですよね・・・
この辺りは 色々考えさせられました。

一般人だったロックがレヴィ達と共に行動することで
裏社会のルールに振り回されながらも
少しずつ染まっていく過程は良かったです。

その 運命を共にするラグーン商会のメンバーですが
レヴィを筆頭にとてもバラエティに富んでいて飽きません♪

このメンバー 相手に疑問を覚えても
その場で相手の主張を聞いて そして自己主張を唱え対話する
この点は一人でウジウジ悩み系が苦手なわたしには良かったです。

それに みんな 命を懸けて仕事をしてるので 
一般的なルールではなく 何かしら自分のルールを持っていて
そこは作中変わらず終始一貫性がありました 
だから お互い信頼し合えるんだなぁって 妙に納得しちゃった。

男女ともクールで仲間思い そんなキャラが多いのですが
女性キャラは+αで”狂気”+”厨二病”という毒気成分があります
そんな危険で魅力的な彼女達に 段々目が離せなくなります。

その兆候が顕著なのは10話{netabare}
”レヴィ”と”ロベルタ”の銃撃戦 そして”バラライカ”登場後の
地球上で一番おっかない女の上位3人の争いは見る価値ありです

”靴ひもが 解けてますわよ”から始まるところは男性陣顔負け
実際”命が幾つあっても足りない”と彼ら言ってますし・・{/netabare}

主人公たち以外で 注目したのは バラライカ姐さんです
簡単に紹介しますと マフィアの幹部
外見は 顔に傷があるので 一目見たら忘れません。

その強面の彼女のセリフ
”行こうか 同志諸君 撃鉄を起こせ!”   
”カン違いしないでね? お願いじゃないの 命令”
こんなセリフを真顔で言っても似合う彼女 本当カッコいいんです!


〇セリフ
もうお気づきでしょうが彼らが話すセリフは ”厨二病”
そのセリフもキャラの個性に合わせて それぞれ違いますから 
きっと好きなセリフが 見つかりますよ? 

:人によっては鼻に付くと感じるかもしれません 
まっ♪厨二病ですし 多少はね・・・。:

ちなみに・・・
戦闘シーンは”厨二病のセリフ”と”軽快なテンポ”で
表現されていて 重く感じさせないところは良かったです。


〇音楽
OPの(Red fraction/MELL)は軽快で疾走感のある曲
そしてED曲(Don't Look Behind/EDISON)は
レヴィが海岸の砂浜の上を歩いているシーンと合っていて好きです
哀愁が漂うような楽曲でこちらは作品の余韻に浸れます。
{/netabare}
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

〇感想
甘くてまろやかなコーヒーではなく 
年を重ねると美味しく感じる 苦い大人のコーヒーそんな作品です
 
放送時期が2006年の作品とはとても思えないほどの丁寧な出来で
物語は基より作画/音楽/声優がバランス良く思えました

なかでも特に感じたのは 作中感じた”毒気”
苦味ともいえるこの成分が作中至る所にあるんですよね
好き嫌いの分かれる この苦み 一旦ハマると逆に病み付きになりますよ。

主人公たちが正義の味方ではない所も見所の一つですし
一括りに闇社会の住人といっても様々な個性があって飽きませんでした。

Ⅰ期のラストのセリフ
{netabare}俺の仕事は公共の敵であることさ{/netabare}
最後まで世界観を崩さなかった作品 こういうストレートさ好きです!
今からⅡ期楽しみです♪。


〇最後に
アクの強い登場人物たちが巻き起こす
派手で激しい銃撃戦はスピード感があるタイプ
これが好きな人は試す価値ありです。

あ!
一つ忘れてました♪ 
凶暴で恰好良い女は好き? YESなら観る価値ありです!。


以上最後までお読み下さりありがとうございました。
























 

投稿 : 2017/02/05
閲覧 : 400
サンキュー:

51

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

どんなに過酷な状況を強いられても日本の商社マンの魂は決して折れない不屈の強さを持っていました…

この作品原作は未読です。
銃に煙草…正直あまり嗜好に合わないジャンルの作品だと勝手に思い込み視聴を伸ばしてきましたが、オープニング曲の格好良さにハマってしまい視聴を決めた作品でした。

この物語の主人公は岡島緑郎…学生時代必死に勉強して何とか商社勤務を果たしたものの、周囲とも打ち解ける事ができず自身の能力も中々花開かない…そんな会社生活を送っていました。
入社の動機は人生の安定性…
この発想は凄く良く理解できる…というか、私も会社を選ぶ際に重要視していた事でした。
一寸先は闇…人生はそんな真っ暗い中、大きな荷物を背負って歩くものだとすると、道中での不安は一つでも消しておきたい…と考えるのは決しておかしな事ではないと思います。

人が人生を送る上で感じる不安要素は人それぞれ…なので、どこで人生に保険をかけるかも人それぞれという事になります…たまたま岡島は会社の安定性だった…というだけです。
だから安定を得るために彼の選択できる道は一つだけ…なりふり構わず会社にしがみつく事だった訳ですが、先の理由から彼の言動も納得できるものがありました。

そう…だから会社の指示に従って指定された荷物を運ぶ時だって彼に落ち度は無かった…
ただ彼にとっての誤算は、その荷物を「ラグーン商会」という違法運び屋に自分の身柄もろとも奪われてしまった事…
こういう時ってニュースが頭をよぎります。
「たった今入ったニュースです。邦人1名が「ラグーン商会」と呼ばれる非合法組織に拘束され…これを受けて内閣官房長官は「極めて遺憾。安全な救出を最優先に…」との声明が発表され…外務省は邦人の会社と連携して直ちに準備を…」
こういうニュースを耳にするたび、日本人の温かさを感じます。もちろん外交上、内政上の駆け引きがゼロとは思いません。
だから、岡島にもこうして救いの手が伸びるんだ…と信じて疑いませんでした。

でもラグーン商会の予想をも反してあっという間に雲行きがおかしな事になってしまったんです。
それは岡島が最後の最後まで手繰り寄せようとしてきた救いの糸がバッサリ切り捨てられた瞬間でもありました。
いざとなったら…「保身」のためなら何でもするってこういう事を言うんだ…
会社とのサラリーの関係は信頼と対価…この二つがバランスしてこそ成立するものだと思います。
逆に言うと、どちらか一つでも欠けてしまったら契約は成立しない…という事です。
こうして岡島…もとい「ロック」の新しい人生が始まり物語が動いていきます。

ロックを拾ってくれたのはラグーン商会…そこは「トゥーハンド」の異名を持つ本作ヒロインのレヴィ、ラグーン商会のボスであるダッチ、そしてPCによる情報収集を得意とするベニーの3人で構成されていました。
そしてロックを加えた4人が新生ラグーン商会という事になります。

今回は一人の人物と一つの物語をピックアップしたいと思います。
まずピックアップする人物はヒロインのレヴィ…彼女は絶対に欠かせません。
顔立ちが整っていてスタイルも抜群…ほぼいつも咥えている煙草と2丁拳銃が無ければ、きっと第一印象からだいぶ違ったと思います。
でも彼女の鋭い眼光も、大胆で華麗な銃さばきも…そしてその激しい気性もこれまで生き延びるために必要なモノだった…
そう考えると私たちが想像も及ばない生き地獄から這い上がってこれたのにも納得です。

彼女は自分の哲学を他人に押し付けようとします…
それは決して悪い事だけでなく、彼女の経験やこれまでの生き様が本能的に突き動かしているのでしょう…
そこにはきっと無意識、無自覚の優しさだって込められていると思います。

でも中には彼女の哲学を是としない人もいるんです…
ラグーン商会の本拠地はロアナプラ…複数のマフィアが凌ぎを削り、殺人、強盗が日常茶飯事であるこの場所で唯一Yシャツにネクタイ姿で仕事に励むロックもその一人でした。

真っ向から対立する意見を持つ二人のぶつかり合いはとても激しいです…
でも一番見落としたくないのは、ぶつかり合いの果てにお互いが得たモノです。
だって…だいぶ変わりましたから…
それが良いのか悪いのかは、未だ分からないですけれど…個人的には嫌いじゃないです。

時にはこの様な人間ドラマを織り交ぜながら物語は進んでいくのですが、第1クールで一番印象的だったのはラプレス家当主誘拐事件物語だったと思います。
誘拐された当主は未だ幼いながら聡明な男の子でした。
そんな当主が誘拐される…警察沙汰にして解決を図ることができないのがこのロアナプラの土地柄…
そして…出てきました…当主を慕うラプレス家のメイド長であるロベルタが当主奪還に向けロアナプラに足を踏み入れるのです。
ここは世界中の悪が集結した…そんな街でたかが一介のメイドにできる事なんて知れている…
と思っていましたが、真相の気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
その眼鏡越しに…彼女はどういう世界を見ているんでしょう…

オープニングテーマは、MELLさんの「Red fraction」
エンディングテーマは、EDISONさんの「Don't Look Behind」
MELLさんのオープニングでこの作品に対する火が付いた…と言っても過言ではないくらい格好良い曲だったと思います。当然カラオケで挑戦したい…とも思うのですが、歌詞が全部英語なんですよね…私がもう少し英語がペラペラなら間違いなく挑戦するのに…と思える曲です。

1クール12話の物語でした。
続編が出ているからですが、完走して振り返ってみると序章的立ち位置の作品でした。
仕事の中身や人間性…そして主要なキャラが一通り登場して…
これからの展開に期待です。
引き続き「BLACK LAGOON The Second Barrage」を視聴します。

投稿 : 2017/01/26
閲覧 : 434
サンキュー:

26

ぽちきんぐ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

拳銃と煙草のB級映画風作品

無法者の架空都市ロアナプラを舞台にラグーン商会で
世話になることにった日本のサラリーマンのお話。

とにかくキャラクターが魅力的。
キャラクターの掛け合いやセリフ回しが面白く、アクションシーンも充実。
二丁拳銃やマフィアの抗争と厨二心をくすぐるような内容も満載。

何も考えずにその世界観に飛び込むようにしてみるとよりいっそう楽しめる。

投稿 : 2017/01/25
閲覧 : 178
サンキュー:

5

jack さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

素晴らしい

投稿 : 2017/01/23
閲覧 : 273
サンキュー:

2

ネタバレ

pakoubou さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

なんやなんやめちゃめちゃ面白いやないか!

二期もまとめてこっちに書くね

正直二期が面白すぎて一期の記憶が。。。。

一期も面白かったんだけど世界観とか色々ついていけてなかったのかな。二期の方がすごく楽しめた


タイバニみたいに序盤も面白いんたけど後半から爆発するって感じかな

アクション系が好きなやつは絶対ハマると思うな。
{netabare} 一期 二期含めて3話?ごとくらいにストーリー別れてたよね。

双子の回が人気みたいだけど個人的に最後の日本での回が1番好きだったなあ。

何か日本の警察の凄さを知ってるからその日本でもパンパン任務を遂行するのが面白かったな。

次点で偽札の回が好きかな。
追い詰められてる感じ好きだなあ。

双子の回は1番感動できる回ではあると思う。

唯一残念といえば男があまり活躍してなかったことかなぁ。 ダッチ二期は何もしてなかったしねw

まぁ楽しめました!!{/netabare}

投稿 : 2017/01/15
閲覧 : 201
サンキュー:

14

OskTq25145 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

裏社会に憧れている方は観てどうぞ

中二病アニメが嫌いな私にはぴったり。魔法とか聖剣とか、クソ要素無いですから。

投稿 : 2017/01/10
閲覧 : 205
サンキュー:

6

MSR2010 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ハードボイルド 此処に極まり

昔の映画にあったセリフを 用いた粋なセリフ。
国家組織から爪弾きされた女性
銃に頼らざるを 得なかった女性
信じる物から裏切られた女性
彼女達が時折 見せる哀愁にも似た表情とセリフ。
国家に振り回され 虐待にあがらえず、幼いながらも精神を歪めてしまった姉妹?兄弟?
ヤクザの娘に生まれ 一つの生き方しか選択出来なかった少女。
などなど、
色々な現実を 突き付けられ 悩み 苦しみながらも流されて行くしか無い主人公
戦闘シーンは 極めてハードよりヘビー

あなたは、どの回が 好き?

投稿 : 2016/12/11
閲覧 : 247
サンキュー:

11

星々 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白かったかね

とりあえず見終わった直後だから最後のストーリーの印象がやっぱり強い

んで一言感想

ハイデガー全集なんて読んでるからあんな結末になるんだよ。

投稿 : 2016/11/28
閲覧 : 286
サンキュー:

5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

撃ち合いの時などあまりリアル感がなく主人公たち側が強すぎるって思ったんですけれど、キャラの個性的なところ、話の展開など面白かったもので1話の終わる速度が異常に早く感じました。

投稿 : 2016/11/20
閲覧 : 166

あいき さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

普通

普通

投稿 : 2016/11/17
閲覧 : 213
サンキュー:

1

ネタバレ

ごんたろう さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

いくらでも死んでいる

いくらでも死んでいる リアルさがない 敵と遭遇して 数秒(数十秒?)間が開いてるのは・・・

投稿 : 2016/10/13
閲覧 : 312
サンキュー:

4

オランジーナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

雰囲気最高

Opのカッコよさに惹かれて視聴
ビバップは全然続かなかったんですが、
これはキャラの濃さとか雰囲気とかがすごく自分に合いましたね。
同じアクション系でもまるで違うような気がします。
まるでアメリカB級映画みたいなくさい台詞とか連発なんですけど、そこがいいんですよ。

逆にいえば、うっわなにこれ寒!って感じる人は合わないでしょうね。

投稿 : 2016/09/30
閲覧 : 206
サンキュー:

7

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

爽快

主人公が日本人のサラリーマンで海賊に襲われたときの反応とかが普通で感情移入がしやすい.

ガンアクションが爽快である.食べるために危ない橋も渡るというスタンスも良い.

武力とかお金とかそういったパワーが全ての彼らのセリフがとてもカッコ良く響く.

好きなセリフ

レヴィ
「質問をしようか。
この二つは一体なんだろうね?」

(ロック)「…勲章と……骸骨だ…」

「違うね。これはモノだよロック。
とことん意味を還元していけば、残るのはその言葉だけさ。

モノっていう単語だけだ。

そんな所で改めて価値を付け直すとしたら、
それは思い出なんて世迷い言じゃねえ。
その価値は万人が認める共通のテーマだ。

金だよ。

それ以外の価値なんぞ感傷だらけのたわごとだ。」

(ロック)「…金は神か?」

「力、さ。神よりゃよほど役に立つ。」

ただの拝金主義ではなく、金は力であると、神より役に立つというところが徹底的な現実主義でカッコ良い。なるほどとさせる。

投稿 : 2016/09/27
閲覧 : 264

plm さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ガンアクション・ダークアニメの先鋭作

生か死か、非情な世界が実に鋭く描かれている作品。
敵も味方も良いキャラ揃い。声優のドスの利いた声も真に迫る。
秩序のない世界に悪も正義もない。
OPのRed fractionは作品知らない人でも聞いたことあるのではないか、という名曲。
スリルに満ちた世界で、芯を通す精神性・意志も高く感じられるアニメ。

投稿 : 2016/09/14
閲覧 : 277
サンキュー:

8

ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

世界中のアウト・ローの見本市みたいな【ヴァイオレンス・アクション&エンターティンメント】

※1期・2期・OVA全て含めた感想・レビューです。
本サイト総合ランキング25位(総合得点90.2点)<2016.5.10時点>の面白作ということなので一気観してみました。

◆総評

最初は、これ本当に面白いの?と半信半疑だったのですが、下記のシリーズ別評価のとおり、作品世界に慣れるにつれて尻上がりに面白く思うようになっていきました。

何といっても、1990年代後半の東南アジア(および東京)という作品舞台の設定が優秀で、これなら、{netabare}ベトナム戦争を経験した米軍特殊部隊{/netabare}や、{netabare}アフガン紛争を経験した旧ソ連軍部隊{/netabare}、が登場しても全然違和感がないし、{netabare}革命ごっこの夢から未だ覚めやらない日本赤軍の生き残り?{/netabare}みたいのが出てきたり、{netabare}元ナチスの幹部{/netabare}もギリギリでまだ存命で暗躍中、という話に出来る、ってなもんです。

また、この手のヴァイオレンス・アクションものにありがちな、“社会批判”“体制批判”をしてやろう・・・みたいな制作側の寒い下心も皆無で、エンターテインメントに徹しているところも、個人的に非常にポイント高く思いました。

グロ表現も心配したほど酷くなく、未視聴の方にはお勧めしたい作品となりました。


◆シリーズ別評価

第1期   ☆   並 3.8 (76点相当)
第2期   ★   良 4.1 (82点相当)
OVA    ★   良 4.3 (86点相当)
---------------------------------------------
総合    ★   良 4.1 (82点相当)


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


================== BLACK LAGOON (2006年4-6月) =================

{netabare}第1話 The Black Lagoon ★ 岡島緑郎の災難
第2話 Mangrove Heaven ★ 魚雷発射回、※作画は良いが、個々の演出がチープ
第3話 Ring-Ding Ship Chase ★ 対6船団戦
第4話 Die Rückkehr des Adlers ★ 沈没Uボート内探査、対ネオナチ戦
第5話 Eagle Hunting and Hunting Eagles × 続き、※空気のない船内で呼吸は×
第6話 Moonlit Hunting Grounds ☆ 続き
第7話 Calm Down,Two Men ★ 暴力教会、レヴィーとロックの対立
第8話 Rasta Blasta ☆ ガルシア(ラブレス家次期当主)誘拐、ロベルタ登場
第9話 Maid to Kill ★★ 対ロベルタ(=ロザリタ)戦
第10話 The Unstoppable Chambermaid ☆ 続き、※終わり方がやや安直なのは×
第11話 Lock'n Load Revolution ☆ 三合会からの依頼、対ヒズポラ戦(タケナカ、イブラハ)
第12話 Guerrillas in the Jungle ★ 続き{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)6、☆(並回)4、×(疑問回)1 個人評価 ☆ 3.8


OP 「Red fraction」
ED 「Don't Look Behind」


======== BLACK LAGOON The Second Barrage (2006年10-12月) =======

{netabare}第13話 The Vampire Twins Comen ☆ 双子の殺し屋(ヘンゼルとグレーテル)
第14話 Bloodsport Fairytale ☆ 続き、ロアナプラの恐怖の一夜
第15話 Swan Song at Dawn ★ 続き、ホテル・モスクワの流儀 ※ED「The World of midnight」
第16話 Greenback Jane ☆ ジェーン(偽ドル製造のプロ)脱出幇助戦
第17話 The Roanapur Freakshow Circus ☆ 続き
第18話 Mr.Benny's Good Fortune ☆ 続き、エドの素性
第19話 Fujiyama Gangsta Paradise ☆ 東京編開始、鷲峰雪緒(鷲峰組前組長の娘)・銀次登場
第20話 The Succession ★ バラライカの真意、鷲峰組決起
第21話 Two Father's Little Soldier Girls ★ バラライカの過去、雪緒拉致
第22話 The Dark Tower ★ ボーリング場の戦い、岡崎と雪緒の違い
第23話 Snow White's Payback ★ 雪緒の反撃、岡崎vs.バラライカ
第24話 The Gunslingers ★★ レヴィーvs.銀次、東京編終結 ※ED「Peach Headz Addiction」{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)5、☆(並回)6、×(疑問回)0 個人評価 ★ 4.1


※OP/EDは第1期と同じ


== BLACK LAGOON Roberta's Blood Trail (OVA) (2010年10月-2011年6月) ==

{netabare}第25話 Collateral Massacre ☆ ロベルタの過去、ファビオラ登場、岡崎個人への依頼
第26話 An Office Man's Tactics ★ ロベルタの目的
第27話 Angels in the Crosshairs ★★ ロベルタvs.グレイ・フォックス部隊
第28話 Oversaturation Kill Box ★ 続き、ロアナプラの真の支配者
第29話 Codename Paradise,Status MIA ★ 黄金の三角地帯の死闘、ロックの仕掛け{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)3、☆(並回)1、×(疑問回)0 個人評価 ★ 4.3


OP 「Red fraction IO drive mix」
ED 「When Johnny Comes Marching Home」


◆その他メモ・・・女性キャラ達の強さ順 →{netabare}メイド戦士最強!ロシア女次点、尼僧3位で、レヴィーは選外に{/netabare}

サムネにもなっている{netabare}二丁拳銃使いの凶暴女レヴィー(レヴェッカ・リー){/netabare}が、一応は本作のメイン・ヒロインなのですが、(1)個人戦闘力、(2)組織力、(3)情報力その他、を総合的に見ると、

(1) 個人戦闘能力では、{netabare}長身のメイド戦士(ロベルタ)が全く他を寄せ付けない最強ぶり
(ベトナム帰りの米軍特殊部隊をたった一人で圧倒するほどの強さ←まさにメイド・ターミネーター){/netabare}

(2) 組織力では、{netabare}旧ソ連軍1個小隊を掌握しているロシア女(バラライカ)が最強
(東京のヤクザ集団を苦も無く壊滅させるほど){/netabare}

(3) 情報力と後ろ盾の強大さでは、{netabare}CIA工作員の尼僧(シスター・エダ)が最強
(中華系マフィアも実はCIAのお目こぼしで存続できているほど){/netabare}

・・・という設定で、

(4){netabare}ブラック・ラグーン商会という一企業の用心棒の赤毛女(レヴィー){/netabare}は、せいぜい{netabare}チャイナドレスの片言女(シェンホア)とどっこいどっこいの実力{/netabare}に過ぎません。

こういう意外さも、本作の魅力のひとつと思いました。

以上、まとめると、本作最大のヒロインは、{netabare}メイド戦士ロベルタ{/netabare}だった!!!

投稿 : 2016/09/11
閲覧 : 740
サンキュー:

51

てーお さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

売って、打って、撃ちまくれ~

主人公は日本の新人商社マン
ひょんな事から裏の社会へ
で、バイオレン~スな世界で・・・

マフィア・ヤクザ・ギャング入り乱れの中、一般的日本人の常識の外に居る人々に囲まれ、ネクタイ締めた元商社マンが、自分を見つける為奮闘する話・・・か?

個人的見どころとしては、ヒロイン(?)レヴィ―と主人公ロックの関係の変化、と言うかレヴィ―自身の内面の変化と、あくまで普通であったロックの内面の変化を中心にドラマを見た気がするかなぁ・・・

作画も安定
アクションのスピード感
全体の演出も上手い
舞台となる街、ロアナプラの雰囲気も如何にもって感じで
登場する各キャラも味があり
大変良く出来た逸作

ドンパチ、血ドバ―とか無理!!って方には非推奨

お勧め度 7+

投稿 : 2016/09/09
閲覧 : 199
サンキュー:

10

ネタバレ

ggrks さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

評判通りの良作ガンアクション

設定
ストーリー構成ともに良作
opもいい
あまり書かれていないが

EDが鬱BGMというか
なんかスゲー暗い気持ちになるんだけど
なんでだ
通しで見たけど
毎回毎回EDでテンション下がるというか
憂鬱な気持ちになる

投稿 : 2016/08/25
閲覧 : 249
サンキュー:

4

ゲイリー・ビアッジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ハードボイルドの王道

濃すぎるキャラクター達のガンアクションと非日常のストーリーが面白い!どの話も強烈だがメイド編のインパクトが個人的には強い。OPは神

投稿 : 2016/08/14
閲覧 : 247
サンキュー:

3

ネタバレ

しゃけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

こいつは面白ぇ・・・

 物語の内容もいいのですが、やはりセリフ回しがこのアニメの一番の見どころではないかと思います。
 セリフは完全に日本語なのになぜか英語で話してるように聞こえてきます。
 かなり「Rock」なアニメです。

投稿 : 2016/08/07
閲覧 : 242
サンキュー:

8

てんてん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

いいね

これ最高。

面白い。

投稿 : 2016/07/28
閲覧 : 220
サンキュー:

3

カロ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

雰囲気が良い

良くも悪くも雰囲気アニメだなぁと。

まず味わう事の出来ない非日常を格好よく描かれている。
特にキャラが魅力的に感じた。セリフがいちいちカッコいい。この手のアニメにおいて一番重要なことだと思う。

個人的にではあるがバトルものとして見るのはあまりオススメしない。
ただガンアクションが好きとかであれば問題ないかと。
というのも戦闘シーン(特に集団戦闘)における主要人物の被弾がとても少ないからだ。
撃つ前に倒してるなら良いが、銃は撃ってるのにモブの弾はなぜか当たらず(話に絡むキャラ同士の弾は当たるが・・)というシーンが多く少しモヤっとする。

まぁそれも少し気になる程度である。アクションものとしては十分に他者にオススメできる作品だと思う。

投稿 : 2016/07/27
閲覧 : 227
サンキュー:

5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

感想(自分に衝撃を与えた作品の一つ

1年前か2年前に見たのであんまり覚えてないですが、主人公のレヴィとても治安の悪い町で親に虐待をされ警察にいき、その警察もかなりのクズでいろいろひどい経験をするのですが、それで話はロック(中心的人物)というサラリーマンをレヴィ(この時仕事仲間と一緒)達がさらってロックはこの後いろいろ殺し合いのなかに巻き込まれるにですが、その間にロックはレヴィと喧嘩(死ぬか生きるかに近い)をしたりいろいろあって互いの人生への価値観の違いになっとくできなかったりするところとか見てるこっちも考えさせられましたね~。
この作品は、戦闘ものでもあるのですが自分たちの生きてきた世界の違いとかを考えさせられる物語でもありますね!

投稿 : 2016/07/10
閲覧 : 173

superior さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

Heineken&LuckyStrike

非日常への誘導が見事な作品です...
「ファンタジー」(異世界もの)は「非現実」で小説やアニメーションの世界観が強いですが、この作品は「サラリーマン」が「裏社会」で生きて行くという「非日常」にフォーカスしたものです。お決まりなルーティンワークからの脱出は男性ならば一度は考えたくなる衝動ですよね...?

誰にでもある「悪性」を主人公が演じて
誰にでもある「善性」をヒロインが葛藤する

ハイネケンビールとラッキーストライクを口にしたくなるクールな作品でしたよ。

投稿 : 2016/07/09
閲覧 : 187
サンキュー:

4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

犯罪系ガンアクション。
人間の暗い側面、社会の不条理さをこれでもかというくらい秀逸に描写している。
その性質上、かなりグロテスクな表現や、過激な言葉が含まれるため、人によっては注意すること。

それぞれのキャラを深く描写している点が素晴らしい。
しかし、一つ気になったのは、終盤の終わり方が不完全だった様にも感じる。
原作が完結していない作品なので仕方がないかもしれない。

最後の最後で、少しがっかりしたところはある。


~追記~
どうやら、一期と二期をぶっ続けで見ていたようで。てっきり、2クールの作品なのかと。
一期、二期合わせてのコメントということでご了承を。

投稿 : 2016/07/02
閲覧 : 184

note さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

最高にかっこいい

言い回しや心意気が非常にかっこいい

投稿 : 2016/06/26
閲覧 : 175
サンキュー:

3

ぷっちん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

女は怖い

これよりカッコよさにこだわったアニメは
ないんじゃないかってくらいカッコいいです!
また、これは恐らくアニメ史上
最強で最恐の女たちのアニメではないかと思います。

投稿 : 2016/06/05
閲覧 : 208
サンキュー:

3

ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

裏社会ハードボイルドガンアクションの最高傑作。娯楽性も高い点が素晴らしい。

90年代後半のタイの架空犯罪都市「ロアナプラ」を舞台に、日本人の普通の商社マンだった主人公ロックが、超アウトローな女性ガンマン・レヴィたちと共に、裏社会に関わっていく。
1期2期+OVA合わせて全29話です。(レビューは全部纏めて書いてます)

ありとあらゆる悪党組織の見本市!殺伐…でも痛快な日常系!
ハードボイルドにして小粋なキャラクター達!ガンアクションもカッコイイ!
…絵的にも物語的にも極めて血生臭く殺伐としているので、子ども(15歳くらい?)さんはまだ観ない方がよろしいかと。
でもいつか、是非とも一度はチェックしてほしい名作です。娯楽作品として圧倒的に面白いので。

{netabare}『物語』
とにかくガンアクションが派手でカッコイイ。必ずしもリアルには拘らず、あくまでも娯楽に徹したカッコ良さ。
ストーリーも面白い上に、バトルも目が離せない。半ば超人バトルです。
破天荒なアクション(ヤクザの日本刀や中華女の暗器が銃と互角以上だったり)はリアリティー無い!と見るは無粋。
あまり細かい事には拘らず、ハリウッド映画のノリで楽しむのが吉でしょう。
…ターミネーターばりの不死身メイドと、ロアナプラの凄腕たちと敵対したエピソードがバトル的に凄かった。

かなり凄惨で残酷なエピソードもありつつも、全般的には陽気でユーモアを絶やさない小粋さも魅力。
ラグーン商会面々のセリフ回しが妙にカッコ良いです。
…後半は鬱な話多し。殺人鬼として育てられた哀しき双子や、平穏な生き方を捨て任侠を選んだヤクザ少女の話は、やりきれない悲哀あり。

90年代後半という時代背景、犯罪都市ロアナプラ。この絶妙な舞台で、闇に生きる者たちの破天荒な暴れっぷりを時にハードボイルドに、時に小粋に見せてくれる。
舞台背景故に、中国マフィア、元ソ連軍人(崩壊して間もない)、ナチス残党から日本赤軍残党等々、多彩な闇の組織がオールスターで出てくるのが凄い。
…90年代後半なら、アフガン戦争上がりの旧ソ連軍人や、ナチス残党もギリギリ生きてる絶妙な時代ですな。
※ピピン林檎さんのレビューより

日本が失われた○○年に足を突っ込みかけ、でも未だバブルの幻想消えていない…閉塞感。
それを感じつつ生きてきたであろう主人公・岡島緑郎(おかじま・ろくろう)の常識が…イカれた犯罪者どもと関わり、変わっていく。
平凡な日本人・緑郎…は死に、ロアナプラの非合法運び屋「ラグーン商会」の一員・ロックとして生きていく…。
平和な日本人緑郎が、ロックとして犯罪都市に魅せられていく過程で、視聴者も、いつの間にか闇の住人たちの世界に引き込まれていく感じ。
…アニメや漫画や小説や映画ドラマ、これらフィクションの醍醐味は「非日常」を疑似体験させてくれる事だと思うので、本作は「普通の日本人はまず体験できない世界」を見せてくれる、そこが面白いのだと思います。
表の世界の正義や善意に縛られぬ「自由」な生き様は残酷ですが…
一方で、少し憧れてしまうので。あくまで空想に限定で。

物語上の見所は、ロックとレヴィの関係性の変化。
…犯罪都市には異質な日本人ロックと、暴力の世界で生きてきた美女レヴィが時にベストパートナーだったり、時に生き方で対立したり…
百凡の作品とは一線を画する鋭さ危うさ、でも言い回しが妙にハードボイルドでカッコ良い。
…普通の作品ならロックみたいなキャラは偽善が鼻につくか、レヴィが日和るか、でも本作はどちらでもない。
双方一歩も引かぬ危険な関係、でも互いに命懸けで向き合っていく。
なんだが「説教臭さ」感じさせないのが凄いです。そこが名作の所以だと思う。

本作のもうひとつの良さは、大局的には思想色が透明な事。
各々の悪党たちが、各々自分らの生き方貫いている。
…憎まれ役が人種差別のナチス残党やアメリカ人マフィアで彼らがボッコボコにされる痛快劇な辺りは作者の好み感じなくもないですが、別に鼻につく程じゃない。
※よく比較される「ヨルムンガンド」は、大局的なテーマが思想対決に至るのに比べると、ブラックラグーンはあくまでも個人の生き様に留まっている。
優劣の話ではなく、良くも悪くもブラックラグーンは政治思想色が薄く、故に純粋に娯楽とキャラクタードラマが楽しめるのが気に入っております。

2期終盤の日本編も、日本人のロックが再び自分と向き合う上で重要であり、レヴィとの関係も萌えるので良し。
ヤクザ少女の生き方が、今までのキャラ達の自由さと対極のしがらみ感じる為かイマイチしっくりこないのですが、任侠物らしい展開もまあアリか。
レヴィと銀次の決闘はファンタスティックながらベストバウトでしたし。


『作画』
レヴィがかなり美人でセクシー。凶悪な人相多いですけど。
見所はガンアクション、崩れるシーンもありますが、魅せる瞬間はバッチリ魅せてくれる。
綺麗さ関係なく、作画的にも面白いです。


『声優』
レヴィは今や豊口めぐみさんの代表役。豊口めぐみさんといえばガンダムシードのミリアリアの可愛い系なイメージから一転、ドスの効いたクールでカッコイイ女性に。
レヴィ以降は豊口さんで真っ先にレヴィ連想するアニメファン多数。
とにかくレヴィの魅力は豊口さんの好演が大きいです。
終盤のデレの可愛さも破壊力バツグン。

もう一人、バラライカ姐さんの小山茉美さんの大物感も圧倒的。レヴィ(豊口さん)や雪緒(桑島法子さん)を「お嬢ちゃん」呼ばわり、この格上感堪りません。

富沢美智恵さんのターミネーターもといロベルタもコワイ!セーラーマーズとは思えん!

ロックの浪川大輔さんの平和ボケと真剣さも絶妙。
平田広明さんの飄々とした感じも良い。
俳優が本職の磯部勉さんの渋いイケボも最高でした。(前年にマジレンジャー出演、ダッチを見て、あ~、ウルザードの人だ~と思ったw)

この他男女ともに豪華声優陣。杉田智和さんが中二病?なギャグキャラだったり、中村悠一さんがチンピラだったり。


『音楽』
OP、EDともに雰囲気ばっちりでカッコイイ!BGM含めて素晴らしいです。
2期に入っても変更しないのが好感持てる。
…別に2期だからって主題歌変える必要ないと常々思っているので。


『キャラ』
ロックは平和ボケした正義振りかざしてレヴィの足引っ張る、昔の困ったちゃんヒロインの男版…
と見るとかなりイメージ悪く、多分ロック嫌いな方も多いのでは。
でも。そんなロックの在り方こそはブラックラグーンらしさだと思うので。
ロックがいてこその裏社会の生き様が映えるので、不可欠な主人公でした。
頭良くて頭脳での見せ場もありますし。
頑なに表の世界の良心を捨ててないのは、強さだと思う。
殺されそうになっても真剣に向き合ったからこそ、レヴィもバラライカも心が動いた。

レヴィのカッコ良さと強いヒロイン像の方が本作の看板でしょう。
無茶苦茶強い。狂犬。全然女らしくない…のに、ふと見せる無防備さがエロかったり。
闇の住人としての生き方を貫く苛烈さ、でも終盤ロックを少し認めてデレ…とは違うんだけど、やっぱり可愛い。

ダッチの知的で有能な上司感、ベニーはロック寄りの常識人…と見せて、彼もまた狂気を見せたり。

時にレヴィすら圧倒する存在感放つロシアンマフィア・バラライカ姐さんカッコ良い!
素敵な女性だが…超コワイ!でもその狂気と強さには危険な魅力が。
平和ボケした日本のヤクザとは役者が違い過ぎた…。

凶暴なシスター・エダのインパクトも大きい。あんた本当に聖職者か!?
その意外な正体…アメリカマフィアのサンシタ圧倒するシーンは名場面。
中華マフィアのチャンさん、やたら強いカタコト中華女シェンホアなどレヴィと対等以上の強者も多い。
皆キャラが濃い。

ターミねーちゃんもとい、メイドのロベルタ、戦闘力は最強か!?コワイ!
彼女も悲しき戦士、戦闘は強くても、儚い感じ。
没落名家のガルシア坊ちゃんは本作一のヒロイン格かも。

双子の殺人鬼ヘンゼルとグレーテル…本作一の萌えキャラ…いや萌えている場合か!救いはないのか…。

雪緒ちゃん大和撫子な美少女で普通の女の子だったのに。
何故わざわざ自ら破滅を!?
ロックならずとも視聴者も正直困惑…
でも結局本人の選んだ道。彼女もまた闇に魅入られたのでしょう。
…桑島法子キャラの宿命ですかね~。

OVAのアメリカ軍人は本作随一の善人っぽい。
でも個人の善意と国家のやり方は別問題な辺りが、ブラックラグーンの無常さか。{/netabare}

投稿 : 2016/05/29
閲覧 : 421
サンキュー:

54

kakizaki さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ハイネケンが飲みたくなる感化されるアクション

前々から名前は聞いたことあったが中々見る機会がなかったこの作品だったが、U-NEXTですべて見ることができた。

センスの良くもう何年もたっても色あせないOPには感動し、きな臭い雰囲気・タバコ・酒(ハイネケン)・ギャング・売春婦・銃など世間でイメージ悪いもののてんこ盛り!!今の時代だと苦情多くて放送できるか難しいなと(嫌な時代だな)

大手企業に勤める安定志向の社員そう、今の日本の就活生が一番なりたい社会人の理想そのもの彼が、事件に巻き込まれ、運び屋になりつつも染まりきらず傍観者である・・・そんな彼に共感する作品だった。

この放送がされてから、結構立っているので時代が変わっているのに、日本の状況が変わっていないため、同じ感覚でみれたなと、それって本当にいいことなのか?とも少なからず感じた

それにしても久々に一気に観てしまった、3日で2クールとてもハマってしまった。

人生は楽しまなきゃ損だよな

楽しい作品だった・ハイネケン飲みたいね

投稿 : 2016/05/15
閲覧 : 720
サンキュー:

10

ひーさん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

序盤はおもしろかったが後半はイマイチだったような・・・

投稿 : 2016/05/10
閲覧 : 158
サンキュー:

3

次の30件を表示

BLACK LAGOON ブラックラグーンのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
BLACK LAGOON ブラックラグーンのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

BLACK LAGOON ブラックラグーンのストーリー・あらすじ

日本の一商社・旭日重工(あさひじゅうこう)の社員だった岡島緑郎は、会社の機密ディスクを運ぶ任務中、南シナ海で違法な運び屋・ラグーン商会にディスクを奪われ、自らも拉致されてしまった。ラグーン商会(レヴィ)の狙いは、旭日重工から岡島の身代金を取ることだったが、機密の漏洩を懸念した会社と彼の上司・景山は、会社のためにはやむを得ずとして彼をディスクもろとも抹殺せんと画策し、傭兵部隊に商会を襲わせる。自分が旭日重工から見捨てられたことを知った岡島は、ラグーン商会のメンバーにアイディアを提案し、この危機を脱することに成功する。(TVアニメ動画『BLACK LAGOON ブラックラグーン』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2006年春アニメ
制作会社
マッドハウス
公式サイト
www.blacklagoon.jp/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/BLACK_LAGOON
主題歌
≪OP≫MELL『Red fraction』

声優・キャラクター

豊口めぐみ、浪川大輔、磯部勉、平田広明、小山茉美

スタッフ

原作:広江礼威(月刊サンデーGX』連載)、 監督:片渕須直、助監督:川村賢一、シリーズ構成・脚本:片渕須直、キャラクターデザイン・総作画監督:筱雅律、プロップ・メカニックデザイン:木村雅広、美術監督:金子英俊、色彩設計:角本百合子、編集:木村佳史子、音響監督:本田保則、音楽プロデューサー:岡田こずえ、音楽プロデューサー:尾上政幸、音楽:EDISON

このアニメの類似作品

この頃(2006年春アニメ)の他の作品

ページの先頭へ