あやたむたむ さんの感想・評価
2.3
物語 : 1.0
作画 : 5.0
声優 : 2.0
音楽 : 2.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
当サイトはアリフィエイト広告を利用しています
聲の形の感想・評価はどうでしたか?
あやたむたむ さんの感想・評価
2.3
物語 : 1.0
作画 : 5.0
声優 : 2.0
音楽 : 2.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
コロ助 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
原作では登場人物の掘り下げがあって、各々が抱える闇や悩みを垣間見れるのですが、映画版ではその掘り下げが浅いので登場人物の心情に共感できないかもしれません。
より深く楽しむために原作を読むことをおすすめします。原作はもうちょっと続きもあるので、アニメ観てから読んでも面白いと思います。
knightgiri さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ここで知り合った方のレビューを観て、ずっと観てみようと思っていたのですが絶対に「重い」と思って・・・・なかなか踏ん切りつきませんでしたが観ました。
冒頭の20分でもう見るに耐えなくて止めようかと思ったくらい重い。ていうか残酷なシーン(グロイ訳ではないですよ)でもそこを過ぎるとググッと引き込まれてきます。ヒロインがポニーテールに髪型変えてからやっと「快晴」に向かうと思いきやまさかのどんでん返し。
評価を書かないといけないんですが・・・・・・なんかまだよく判りません。もう一度観てまた出直してきます。こんなんで良いんかい? (`・ω・´)
(*´ω`*) さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
本当にコメントに困る映画。
見る人によって受け取るメッセージが全然違うんじゃないかと思う。
自分が子供だった頃を思い出す。
なんであんな残酷な事をしたんだろうと、考えるけど「子供だったから。馬鹿だったから」と自分に言い聞かせてた事を考え直される。
気軽に見れる作品じゃなかった。見るのにエネルギーを消費します。
時間がある時、心に余裕がある時の視聴をお勧めします。
あと京アニの底力を見せつけられた。
ぽかぽかする さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
もーも さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
冷たさ温かさ不器用なとこ器用なとこ偽悪者も偽善者もいて、幸福や不幸とはなにか
友情物とか恋愛物とゆうものの括りに収めるものとかではなく、もっと、道徳とかそうゆう作品だと思いました。
最後、石田将也の殻が破けた時は、
「あぁぁぁぁ」と心で叫び静かに泣きました。
生きようと強く思いました。
聲の形。言葉、文章、手話、など人に伝えるものには色々ありそこに行動とか混じり合わさって形になっていきます。
自分も世の中も見つめ直せる作品です。
生きているうちに1回は見てほしい作品です。
キロノ さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
徳寿丸 さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
原作未読。
軽々しくレヴュー書けない・・・何ていうか・・・強く感じる所は人それぞれあると思う。自分みたいに敢えてスルーしてきた人もいるだろうし、視聴して「凄いわかるわぁ」という人もどの立場で「わかるわぁ」なのかは様々だろう。またこんな時に観てみたらというのも難しい。観た方がいいとも観ないでもいいというのも難しい。ただ観る価値はあると思う。うまく言えないけど・・・。それから実写はみてないがきっとこちらの方がいいと思う。
私のツボ:・・・
セヒロス さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
人を選ぶアニメかとは思います。漫画から入り映画も見ましたが、考えさせられるアニメです。イジメや障害もあるので、敬遠されがちですがそれでも見て欲しい作品です。
モウ さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ようやく視聴( o´ェ`o)
面白いとか感動したとか泣いたとか
ストレートな感情ではなく
いろいろと考えさせられる作品でした!
作品としては私好みでした。
まず音楽が素晴らしい!
【声】にフォーカスしたものなので
良いなぁって思いました。
aikoも反則です(笑)
一言で表すと…
京アニ!良い仕事した!
ですね(*`・ω・)ゞ
ヒロイン役の西宮さん
早見沙織さんなんですよね(´Д`)
ただただ凄いです
LtYKu25235 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
人の気持ちの描きにくいところを、ここまで上手に描いた作品は中々ない。
正直びっくりするくらい衝撃を受ける作品です。
よく比べられる君の名は、この世界の片隅にも劇場で観て、この作品だけDVDで観ましたが、なぜこれを劇場で観なかったのか後悔しました。
私の中のではダントツで聲の形が一番いい作品でした。
自分と重なる部分がいくつかあり、その度に心に刺さり、涙が止まらなくなりました。
身近にいじめ等の環境があった方には是非観て頂きたいです。
大袈裟な表現でもなく、等身大な観点で描かれていますので心から感じられる作品です。
トロロ~サンキュー~ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
君の名は。はみたけど聲の形はまだ見たことないって方たち案外いるのではないでしょうか?個人的に聲の形のほうが内容が見ごたえあって絵がキレイで好きなんですがね。
ここからは漫画(原作)と映画2回見た感想↓
心の傷ってそう簡単には消えないよね。謝ってもどうにもならないことってあるのかもしれない。けれどね、主人公はとても一生懸命償おうとした。大人になろうとした。主人公嫌いって人多いけどその気持ちは評価してあげてほしい。
ヒロイン西宮にいたっては声優さんがとにかくすごいですよね。誰にでもできることじゃない。
最後は{netabare} みんなでハッピーエンド。主人公が最後泣いてしまうところはなんとなく共感してしまった。一生懸命ならば何か伝わるものってあるのかなたぶん。
みんな報われてよかった! {/netabare}
この映画はしょう害が絡むということで、上映以前に原作に賛否両論あったようです。けれど思いきって上映してくれました。ナイス。
いじめとかが多いこのご時世、こーゆーお話ってとても大事だと自分は思うんだけどなぁ?
あとは原作を読んだからこそ、省かれてるシーンとかあるのもわかります。でも映画の尺だからそうなってしまうことはわかっていましたし、ストーリーなどにはなんの支障もないので上出来。川井さんはかなり苦手w
前例があまりなく、類をみない名作なので是非気になったら見てみてね!
{netabare}原作では上野がしょーやの看病のときに意識のない彼にキスをします。
真柴はしょーやをぶん殴ります{/netabare}
うーろん=ちゃ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
私は好きです。ただ、ここは原作も読まなくてはわからないかもしれませんが、硝子ちゃんがなぜ主人公に心惹かれたのかはよくわかりません。もう一度見直してみたいと思います。
登場人部たちが全員、罪を犯している人間だと思いました。この子は自分に近いキャラクターだな…と落ち込むこともあったのですが、そういう痛みも含め、この作品の良さではないかと思います。この年は大ヒットアニメ映画『君の名は。』や、評価の大変高い『この世界の片隅に』といった傑作が相次いで公開しましたので、やや埋もれてしまった感はありますが、本作も名作だと声を大にして言いたいです。
leon さんの感想・評価
2.4
物語 : 1.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
映画を見に行きましたが金を無駄にしました。
ストーリーは突っ込みどころ満載で終始真顔でした。
キャラも個人的には全く好きになれませんでした。
君の名はと平行して見ただけに一層残念な印象でした。
{netabare}いじめの描写は胸が痛く我慢しましたが、その後いじめっこといじめられっこが付き合うのはもう呆れましたね。人の心情を無視したストーリーを作った結果がこれです。やめたら?この仕事{/netabare}
頑張って見る蔵 さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
主人公の石田将也は小学生の頃、恐れ知らずのガキ大将で耳に障がいのある少女・西宮硝子の補聴器を何度も破壊するなど残虐ないじめを加え、やがて耳を負傷させる。その出来事がきっかけで今度は、主人公が虐められるようになる。やがて彼は人の顔や声を判別することをやめ心を閉ざす。
高校生のある日、彼はとある決心を決め過去に向き合うため彼女に会いに行く。
聴覚障がい者が物語の中心に描かれていることで、激しい批判も受けた本作。
実際は、萌えキャラ化した障がい者とのラブストーリーではない。
コミュニケーション、「通じ合う」とは何かについて正面から向き合った作品だ。
主人公と西宮硝子は劇中で旧来のクラスメートとも再び接するようになる。
登場人物の間では『あの頃』の認識に齟齬があってぶつかり合う。
小学生の頃は上手く「通じ合う」ことができず、やがて拒絶した。
しかし、高校生になった彼らは「通じ合う」ことを衝突を繰り返しながら会得する。
自分の言葉は必ずしも相手に正しくは伝わらない。
相手の言葉は自分が心を開かなければ伝わってこない。
しかし、正しく通じ合えたならとてもうれしいことだ。
本作品はキャラクター、演じる声優、脚本から
「通じ合う」ことの尊さを表現しようという熱量が感じられた。
作画において特に印象的に感じた点は、心を閉ざした主人公の心象風景をアニメーションでの表現を十分に生かして描かれている点だ。
音楽は決して物語の前面に出てくることはないが、物語の心情描写を的確に支えていて素晴らしいものがあった。
単なる娯楽映画ではなく強いメッセージを持った作品だ。
イルナ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
にゃんちゃこ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
人との関わり方の大切さを教えてくれる道徳的なアニメ。
山っち さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
今まで見たアニメの中で一番障害者に、すごく大きな印象を受ける作品だった!小学生の時に、一度似たようなことがあったのでとても深い良い作品だった。おかげでまた一歩大人になれた気がする!
プリン☆ さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 2.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
りゅぅぞぅ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
原作:大今良時
監督:山田尚子
脚本:吉田玲子
キャラクターデザイン:西屋太志
アニメーション制作:京都アニメーション
製作:映画聲の形製作委員会
グーカン・サキ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
感動して、原作買っちまったじゃねーか笑
この作品は後世に残して欲しい。
このアニメを見て、いじめをしようとは思わないだろう。
metabo さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
同時期に映画公開されていた「君の名は。」が超大ヒットをしていたので埋もれた作品というイメージがありました。
障害者を対象としている作品は取っ付き辛いのもあるため観ることはないだろうと思っていました。
しかし、京都アニメーションのこの監督の作品で観たことのある「けいおん」「たまこまーけっと」が非常に面白く、時には笑い、時には泣き、自然と作品に引き込まれて行ってしまうので「聲の形」はどうなのだろうかが観るきっかけです。また、映画公開されていた時に評価が高かったこともきっかけとしてあります。
観た感想は、イジメや自殺の表現がありテーマが複雑なのでR-15作品かなと思うところもありましたが…、「映画館でやっている時に観に行けばよかったーーなんで映画館に行かなかったんだろう」です。
キャラクター設定もわかり易く特徴があり、ヒロインは特に可愛いです。キャラクターそれぞれにスタッフの愛情を感じます。ストーリーは最初から最後まで前のめりになりながらこの後どうなってしまうのだろうと心配しながら全部観ることが出来ました。
世の中の大人に道徳としても一度は観てもらいたいと思います。
シーメンスの赤い補聴器が作品の中で素敵でした。あんなに素敵な補聴器があることを知らなかったです。もし補聴器が必要になったときはシーメンスの補聴器を購入します。
良い作品だったので、またいつかもう一度視聴したいと思います。
人に対してちょっと優しく接することができるようになれると思います。
老倉育 さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
とってもいい作品だった。
今のところ今年みた中で一番。
ほんっとうに泣けるし、いい話だし、京アニ神だと改めて思った。演出で鳥肌たつもん!こんなにも素晴らしい作品に出会えてよかった。何回でもみたい。
もっと多くの人に見てもらうべき作品だと思う。君の名は。みたいに、アニオタ、アニオタじゃない人。特に子供。いじめで自殺している人が多い世の中を、この作品はきっと変えることができるのではないかと思う。
ヒロインの声優、早見さんの演技力がほんっとうにすごくてほんっとうにすごくて、神だと思いました。
そして後悔((((((((((映画館行けば良かった))))))))))
hatake さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:----
後味がいいかと言われれば、よくはありません。ですが、心に残る作品でした。
小学生の頃の無邪気な残酷さの描写は原作同様に容赦なく、高校生になってからの彼らの心情の変化もリアリティがあり、主人公の贖罪しようとするその姿と僕自身のの過去の所業とが重なって見ていて少し辛いものがありました。
昔、いじめっ子、又はその傍観者だった方には特に見て欲しいです。
いも さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
去年映画館でみました。
評価が分かれる映画だと思います。
テーマが障害、いじめ、自殺を扱っているのでストーリーが非常に重い。受け付けられない人も多々いると思います。特に前半は見ていて心苦しいシーンが多く、途中で止めてしまった方も多いのではないかと。
そこを乗り越えれば、ずいずい引き込まれます。特に終盤のストーリーは秀逸で素晴らしかった。
最後の音楽は…など若干の不満もありますが、
個人的にトップクラスとなった映画でした。
空知 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
原作既読
重たいテーマですから、観る人によって受け取り方はさまざまであり、賛否両論あって当然だと思います。
個人的には、とても良い作品だと感じました。
ストーリー構成、登場人物の心の動き、場面にフィットした音楽と美しい映像。
原作が非常に考えさせる作品ですが、その一つ一つを描いていては、
129分の尺には収りません。
それを上手にまとめた山田尚子監督の力量を感じさせた作品です。
{netabare}
二点ほど、思うところを述べてみたいと思います。
1. 「観る者を感動させるために、障がい者を利用している」、いわゆる「感動ポルノ」ではないかという点について
決して感動ポルノ作品ではないと思います。
単なる「お涙頂戴モノ」ではありません。
僕は、先天性聴覚障がい者を現実に知っており、身振り手振りや筆談によって意志を伝え、理解しあえることを知っています。
初めてその方と知り合いになった頃、大きな戸惑いがあったことは事実です。
ですが、今は「聴覚障がい者を特別扱いする必要はない」と考えるに至っています。
腫れ物に触るような扱いをする必要はありません。
単に耳が聞こえないということの違いがあるだけです。
この作品を観て多くの人が批判の声をあげると、
「批判される可能性があるから、障がい者の問題はできるだけ扱わないほうがよい」という萎縮した雰囲気が社会に醸成されてしまい、あらゆる形態の作品で障がい者のことが取り上げられなくなってしまうのではないでしょうか。
障がい者を利用するなという擁護論が、逆に障がい者を社会から追い出してしまうことだってある危険性を考えなくてはならないと私は考えます。
ちなみに、
原作オリジナル版は日本ろうあ連盟から「何も変えずにそのまま載せてください」とお墨付きを得たうえで別冊少年マガジンに掲載された経緯があります。
本作劇場版も、協力:「全日本ろうあ連盟」とクレジットされていることからも、脚本も含め、京都アニメーションや脚本担当の吉田玲子氏は、ろうあ連盟と何度も協議を重ねたうえで劇場版を作成したのではないかと思います。
障がい者を疎外したり、虐げたりすることがない社会になれたらいいねと思った人が半分以上いたとすれば、それだけでも作品としての意義はあったと思います。
2. あれほど虐められた西宮硝子が、虐めの主犯である石田将也を好きになることは不自然ではないか?
これは難しい問題ですが、人の心は理屈ではありません。
佐原と硝子を会わせて、二人の楽しそうな笑顔を見たとき、
俺は
俺が西宮から奪ったであろう沢山のものを
取り返さないといけない
(原作より)
と強く心に誓います。
硝子を虐めていた頃の自分を殺したいと思うほど自分を責めています。
将也は、自分がやったことの罪と向き合い、その罪を償おうと行動するのです。
多分、その気持ちが硝子に伝わったのだと思います。
人の心は、予測不可能なものであり、ありえないと思ったことが実際に起きることは多々あります。
少しだけ感想:
最終場面に近い、橋のところでの硝子と将也のやりとりは、泣いてしまいました。
将也は、ずっと過去ばかりを見つめています。
硝子は、小学校のときの友人達と再会し、過去と今を比較して、
今現在に軸足を置いているものの、歩を進められていない。
二人に共通していることは、未来に向かおうという視点がないために、
足踏みばかりして成長がないという点です。
そういう意味では、観覧車の中での植野が硝子に言った「謝ってばかりいる」という指摘は正しい。(原作では、植野の存在はもっと大きいのですけどね。)
硝子もまた、「私が壊してしまったものを取り戻したいと思います」と将也の友人に言っています。
将也がいなくなろうとしている硝子の悪夢。
その夢から目覚め、橋へと向かう焦燥感。
音楽とも相俟って、その孤独感、罪悪感が観るものにも痛いほど伝わってきます。
そして、硝子と時を同じくして、将也は目覚めます。
目覚めた瞬間、何よりも先に硝子の身を案じます。
橋の上で泣く硝子を将也は見つけ、
「君が無事でよかった」と語りかけます。
そして、将也は硝子に、過去のイジメを本心から謝罪します。
硝子が自殺しようとしたのは自分の責任だと将也は感じて、それを硝子に伝えます。
硝子は泣きながら、
「違う、私が変わらなかったから、あなたが落ちた。」と。
彼女は、泣きながら、必死に言葉を発して将也に謝罪します。
すると、将也から感動の一言が。
「西宮、俺、君に生きるのを手伝ってほしい」
硝子の手を、手話で「ともだち」の形にして、その手に将也の手が被う。
硝子は、小指と小指を力強く結び、「約束」と応じます。
魂と魂が繋がったお互いの愛の告白(表明と言ったほうが正確かもしれません)の瞬間です。
そして場面が橋下の川に移り、鯉が方向転換するときに、
水面に一滴水が落ちたような音がします。
何を意味するんでしょうね?
でも、感動的な「音」でした。
多分、これは硝子にも聞こえた音なんだと思います。
つまり、硝子の心の中の音なのかもしれません。
耳が聞こえても、聞こうとしなければ、聞こえないことがある。
目が見えても、見ようとしなければ、見えてこない真実がある。
これが文化際ラストで将也が感じたことなのだと思います。
長くなってしまいました。
本当はもう二倍ほど書いたのですが、長いと考え、短くしたつもりです。
ずっとレビューしたいと思っていた作品でしたが、難しいなと思ってしまい、気後れしていました。
やっと書けて、肩の荷が下りた感じです。
読んでくださった方に感謝です。
{/netabare}
ざび さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
さすが京アニと言える程の映像美でした。
それだけでも観る価値は十分にあります。
内容に関して言えば、こういった作品は受け止める側それぞれにあるので一言で良し悪しとは言い辛いです。
個人的には「いじめた側の贖罪」についての一つの考え方として受け止めました。
とはいえそこまで重たい話でもなく、気軽に観れる良作です。
makiano さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
タイトルとタイトルの漢字にちょっと?ですが、
制作者の想いがあるんでしょう。
内容はとても考えさせられるもので、多くの人におすすめ
したい作品です。
観ていない人は是非。
{netabare}西宮さんの「好き」がなんとなくそのままで、
橋の上での約束になってるけど・・
個人的には、石田くんからの「好き」があっても良かったよ
うな気がします。{/netabare}
聲の形のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら。
聲の形のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら
こちらのフォーム よりお問い合わせください。
聲の形」は、聴覚の障害を持つ少女・西宮硝子と、彼女へのいじめに加担していた過去を持つ少年・石田将也の物語で、2人の衝突や再会を通して、孤独や絶望、愛などが描かれている。(アニメ映画『聲の形』のwikipedia・公式サイト等参照)
入野自由、早見沙織、悠木碧、小野賢章、金子有希、石川由依、潘めぐみ、豊永利行、松岡茉優
原作:大今良時(講談社コミックス刊)、 監督:山田尚子、脚本:吉田玲子、キャラクターデザイン:西屋太志
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2022年春アニメ
2022年4月予定
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2021年秋アニメ
“コミュ症”とは──人付き合いを苦手とする症状。またはその症状を持つ人を指す。留意すべきは──苦手とするだけで、他人と係わりを持ちたくない、とは思っていないことだ。桜舞う高校1年、極度のコミュ症である古見さんが出会ったのは、“普通すぎる”クラスメイト・只野くん。人前で緊張してしまう古見...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2017年夏アニメ
ずっとイジメられっ子のレッテルを貼られていた実(ミノリ)。 そんな彼女の笑顔を見たいと願う方(タカシ)と杏子(キョウコ)は、ある雨の日の午後、思い切って声をかける。 けれど結局、本当の笑顔は見られないまま、彼女は体調を崩し学校に来なくなってしまう。 それから二ヶ月・・・方と...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2017年秋アニメ
羽海野チカさんが「ヤングアニマル」(白泉社)で連載中のマンガを原作としたTVアニメの第2シリーズ。前作は2016年10月~2017年3月に放送され、東京の下町に暮らす孤独な高校生プロ棋士・桐山零と彼を取り巻く人々との交流を描き、幅広い層に好評を博した。監督は新房昭之さん、キャラクターデザイ...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2013年4月13日
佐藤一郎は「普通」の男子生徒として、高校デビューに成功したはずだった……。 ある晩、忘れ物を取りに行った学校で不可思議な女の子“青の魔女”と出会い、彼の教室での立場は大きく変わってしまう。 魔女の正体は、一郎のクラスメート・佐藤良子だったのだ。 彼女は本物の魔女なのか? それとも...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2010年8月21日
死んだはずの“ぼく”は、プラプラという天使らしき少年から“おめでとうございます。あなたは抽選に当たりました”と話しかけられる。大きな過ちを犯して死んだ魂のため輪廻のサイクルから外れてしまうはずだったが、再挑戦のチャンスが与えられたというのだ。そして、自殺したばかりの中学生“小林真”...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2021年冬アニメ
「高校教師」「家なき子」「高嶺の花」ほか話題のドラマを多く世に送り出した、脚本家・野島伸司さんが初めてアニメ作品の原案・脚本を手掛けるオリジナルアニメーション。監督は「22/7 あの日の彼女たち」キャラクターPV、「僕はロボットごしの君に恋をする」アニメーションPVの監督他、数多くのア...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2009年冬アニメ
『涼宮ハルヒの憂鬱』『らき☆すた』の制作で知られる京都アニメーションが、オリジナル企画を立ち上げ、制作・販売を行う『京アニプロジェクト』の第1弾アニメ。 主人公の少女ユメミには、特別な力があった。それは、空に浮かんでいる不思議な島々が見えること。しかし、友人たちは誰一人としてそ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2008年冬アニメ
幼少期に母親と死別して以来、心に傷を負った少年 弘瀬琢磨は療養の為、亡き母の郷里に転校してきた彼は、そこで三人の少女に出会う。 他人との接触を、かたくなに避ける『小日向はやみ』。世話好きの学級委員長でありながら、どこかそそっかしい『神楽ひなた』。そして、自らを“時の音の妖精”と...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2013年冬アニメ
おっぱいをこよなく愛する高校生あさくらと、あさくらのことが好きな坊主頭高校生石田、その周辺の人々が織りなす日常と、巻き起こる事件を描く作品。
ジャンル:その他
放送時期:2016年6月22日
鳥獣戯画に登場する動物たちが、ゆかいに動き出します。第一作で出会ったうさぎと蛙のカップルのその後が描かれています。
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2016年8月26日
新海誠監督による長編アニメーション。 千年ぶりとなる彗星の来訪を一ヶ月後に控えた日本。 山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は憂鬱な毎日を過ごしていた。 町長である父の選挙運動に、家系の神社の古き風習。 小さく狭い街で、周囲の目が余計に気になる年頃だけに、都会へのあこがれを...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2016年9月17日
聲の形」は、聴覚の障害を持つ少女・西宮硝子と、彼女へのいじめに加担していた過去を持つ少年・石田将也の物語で、2人の衝突や再会を通して、孤独や絶望、愛などが描かれている。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2016年夏アニメ
高校を卒業して、幼い頃に夢中になって遊んでいたゲームを作った制作会社「イーグルジャンプ」へ入社した青葉は、そこでそのゲームのキャラクターデザイナーを務めていた八神コウと出会う。 憧れの人の下で働くことになった青葉は、初めてのお仕事に戸惑いながらも、コウを始め個性的な先輩社員に...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2016年夏アニメ
海崎新太(27歳)は、新卒として入社した会社を3ヶ月で退職。 その後の就活もうまく行かず、親からの仕送りも打ち切られ田舎に戻ることを迫られる。 悩みを打ち明けられる友達も彼女もいない…… 途方に暮れる海崎の前に謎の人物・夜明了が現れる。 夜明は海崎にニートを対象にした社会復帰...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2016年夏アニメ
なんのへんてつもない普通の学び舎「月杜中学校」にある、普通の美術部。 そこには、絵の才能があるにも関わらず理想の「二次元嫁」を描くことに使命を燃やす内巻すばるくんと、そんなどーしようもない内巻くんのことが気になっちゃう宇佐美みずきさんがいた。 そして、2人を気にしていないようで...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2016年夏アニメ
自己表現がヘタな超能力少年・影山茂夫、通称・モブ。 普通の生き方にこだわり、超能力を封印しているモブだが、感情が昂り、その数値が100になったとき、彼の身に何かが起こる! インチキ霊能力者、悪霊、謎の組織……モブを取り巻く様々な人に囲まれて、彼はいったい何を思い、何を選ぶのか? WEB...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2016年夏アニメ
隣接するキオカ共和国と戦争状態にある大国、カトヴァーナ帝国。その片隅で一人の青年が戦乱に巻き込まれようとしていた。名はイクタ・ソローク。戦争嫌いの怠け者で女好きという、およそ軍人とはかけ離れた人物だ。幼馴染であるヤトリシノ・イグセムとともに高等士官試験を受けた彼は、二次試験へ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2016年夏アニメ
ひとり娘と二人で暮らす高校教師が、ふとしたきっかけから教え子の女子高生と三人でごはんを作って食べることに。三人とも料理はまったくできないけれど、美味しいごはんはとっても大好き! あったかくって楽しいひとときが、きっとあなたを夢中にさせる!
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2016年夏アニメ
高校生・斉木楠雄は超能力者である。テレパシー、サイコキネシス、透視、予知、瞬間移動、千里眼など、何でもかんでも自由自在。誰もがうらやむ最強の能力は、実は本人にとっては災難を呼ぶ不幸の元凶。それ故、人前では超能力を封印。目立たず人と関わらずをモットーにひっそり暮らしていた。しか...