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「聲の形(アニメ映画)」

総合得点
88.4
感想・評価
1522
棚に入れた
7499
ランキング
116
★★★★★ 4.1 (1522)
物語
4.2
作画
4.3
声優
4.2
音楽
3.9
キャラ
4.1

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聲の形の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ハウリングインセクト さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

心にずっしり突き刺さる作品!!

石田将也のクラスに6年生時に転入してきた西宮硝子、そんな彼女は耳が聞こえなかった。うまく意思疎通できないことでクラスメンバーと不和になる硝子、将也もそんな硝子をいじめる一人だったがある日補聴器を壊したことでさらし者にされた。結果補聴器の代金を母美也子が弁償、硝子が転校した後はいじめを受ける羽目に中学でもいじめの影響から友達もできず、高校進学後は母が立て替えてくれたお金を稼ぎ、罪の意識から自殺未遂も行うものの母に叱られ、生きていくことをあきらめなかった。高校3年生になり硝子と特別支援学校で再会、小学校時代最後まで自分を見捨てなかった硝子に謝罪と感謝から小学校のとき自分が壊してしまった彼女の関係を取り戻そうと小学校時代の友人佐原みよこと引き合わせたり、自分の友人永束友宏と会わせたり献身的に尽くす。しかし、植野直花と再会してから歯車はまた違った方向に動き出す。遊園地に遊びに行った将也たちだが、硝子と直花は観覧車で言い合いを起こし、その中で自分が過去にしたことから幸せになる資格はないのではと疑心に駆られ、友達と喧嘩別れした状態で夏休みを迎える。花火を硝子達の家族と見に行った際、硝子は一人家に戻る。後からカメラを取りに硝子の家を訪ねた将也はそこで飛び降りようとしている硝子を発見、救い上げることには成功したものの勢い余って自らが落ちてしまい重傷を負うことになる。硝子も将也の小学校の関係を壊してしまったことに責任を感じ自殺をしようとしたものの、それにより将也がケガをしたことにショックと自責の念を覚える。直花とぶつかったりしたけれども将也の意識が戻ったとき関係を元に戻そうと尽力する。そして二人で過ごした橋の上で将也は過去のことを謝罪、硝子も将也と向き合えるようになった。退院後文化祭に出てみんなに謝罪しようとする将也だが、ずっと人の声に耳をふさいだ状態でやってきた彼は自分から最後の一歩が踏み出せない。逆に永束達のほうから歩み寄り互いに仲直りすることになる。そして文化祭を友達と回るうちに避けていた人の顔や声をしっかり目に焼き付けることができるようになった。

主人公が始めは性格が良く見えず、いじめといった暗い話も多いためその分、幸せなシーンや感情をぶつけ合うシーンは心にガツンと来ます。
何回も見るといったことは衝撃があって難しいですが、人の心に灯をともすそんな映画だと思います。

投稿 : 2016/10/10
閲覧 : 193
サンキュー:

8

ネタバレ

富士山 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

人間関係の難しさ

この映画が面白いかと聞かれたら、率直に面白いとはいえない。
ただ、深く考えさせられる内容である。

私達も日常生活で人間関係で苦労した経験があるだろう。
この映画の主人公達も人間関係に悩み苦しむことになる。

主人公を含めこの作品のキャラクターは、他のアニメに登場するような完全無欠なヒーローはいない。
時には、辛いことから逃げる、自分の感情に任せて人を攻撃する等のある意味人間らしい行動をする。

そんな彼らが、相手の事を考え、友達になろうとする姿は、私達に感動を与えてくれる。

私は、映画のあるシーンが目に印象に残っている。
ジェットコーに乗る主人公が、一緒に残っている昔のクラスメイトにその子と仲が悪かったクラスメイトと一緒にいて大丈夫なのかと聞いたシーンだ。

その時の返答が非常に心に響いた。

第一印象で判断してしまうのではなく、その子の事を知ろうと努力する。
その姿勢の重要性を改めて実感した瞬間であった。

投稿 : 2016/10/06
閲覧 : 203
サンキュー:

9

ネタバレ

ゆかたん半島 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

漫画で読んでました。すごく好きです。

小さい頃のいじめはリアルすぎて結構見てるのが辛いですが、大きくなって再会した二人の会話。
経過がズキズキと心に刺さります。
彼が今までしてきた事を、改めて回想していき
自ら立て直そうとするところは、とてもいいです。
早くアニメでも見てみたいです。

追記、本日、映画みました。
映画自体は原作を知らなければ、とても良い作品でした。
自分がどの位置に立つかは、それぞれだと思いますが、誰かしらに当てはまり自分も似たような経験がみんなあるんじゃないかなぁと思う。
原作を知っている者としては、そこがはぶかれるのか…と、やや寂しく思いました。
まあ、2時間半では難しいですよね(*_*)
なので、映画だけの評価でしたら満足です(๑˃̵ᴗ˂̵)!

投稿 : 2016/10/06
閲覧 : 240
サンキュー:

9

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

君に生きるのを、手伝ってほしい。

原作未読です。
けいおん!・たまラブの
山田尚子監督なので期待大でした。

はやみんやっぱりすごいなあ、、、
自由くんの石田くんは
話し方が優しくてすきだな~~~


植野さん(みどりだ!ってなった)も、
妹(悠木碧もやっぱりすごい)も
かわいいよ~キャラすき。
あ、小学校の担任の
眼鏡の先生のビジュアル好みです。

主題歌のaiko「恋をしたのは」も
とてもよかった。涙腺緩む~

これは楽しみ!!!!ってなった
予告の部分が、想像にお任せします
って感じで終わってしまったので
とても原作がよみたいです。


▶13:25~15:45
 シアター6:S-04
▷ゆとくくん、ちゃぴ


(Filmarks同レビュー)

投稿 : 2016/10/04
閲覧 : 200
ネタバレ

moaimoai さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

気になる2点

数回観て、また原作を読み重ねながら理解を深める。自然とそう思わせてくれる魅力的な作品でした。

また、はやみん、早見沙織さんの演技に感動して涙腺崩壊しそうでした…(プロって凄い…涙

が、
うーん、、幾つか思うことありますが2点だけ


★CMの演出(魅せ方)が"恋"を中心色にしているが、映画の中心色(本筋)はその色じゃなかった感★

これは「若者の皆様、ごめんなさい。けど10代でもないオッさんは思ってしまったんです…泣」と前置きして

aikoの曲要る?

と率直に思ってしまった…

硝子の視点の曲なら分かる部分がめちゃくちゃあるんですけど

映画は基本的に将也の視点で描かれていたので"淡い初恋"という色が中心ではなかったんですよね

実際、曲が流れたのはラスト

CM自体は好きなんですけど、本筋を構成している一色をベタ塗りした感があって…違和感(笑)



★旧友含め友人達の心理描写の飛ばし方(映画化するにあたって省略した部分)に不自然な箇所散見★

気にしなければ流せるくらいなのかもしれないですが

特に川井さんが最後まで"自分の弱さ"と向き合ったような描写がなく、1番嫌われる役回りのまま終わったこと。
千羽鶴が集まらず泣いたシーンで、終盤とはいえあっさり終わってしまった瞬間「え?この子救われてないよね?」と思わず隣にいた友人に話しかけてしまった…笑


さとしはもはや空気…笑

彼もイジメを受けたのかな?と思わせる伏線はチラホラあったけれど


と、軽く本音を書き連ね

とりあえず原作読まないと笑


★蛇足★
元も子もないけど、小学校の担任のク◯っぷりにワンパーンチでは済まされない憤り



EDで「ペドロ」という名前が出てきた瞬間の吹き出し具合 プライスレス笑

投稿 : 2016/10/02
閲覧 : 205
サンキュー:

11

ネタバレ

うーだい さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高だった。

漫画も全て見ているのではしょられている

ところがあったのは少し悲しかったが

それでも満足できる内容だった!

{netabare} 特に映画のシーンと真柴君のシーンをもっと増やして欲しかった。 {/netabare}

投稿 : 2016/10/01
閲覧 : 225
サンキュー:

5

ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人に迷惑をかけてしまうことよりも、自分を大切にしないことの方が罪なんだよ。

原作:漫画 既読

本編:129分

次の日が祭日のレイトショウで観ました。
前日に、ネットで映画館の座席を取った時は、席は10人も埋まっていない状態のガラガラでしたが、当日いざ映画館へ行ってみると・・・
絶句! 殆ど満席状態でビビりましたよ(苦笑)
やっぱもうちょっと後で観ればよかった^^;(周りを気にせず観たいので)

掲示板の『全力で独り言を言うスレ』 >>207にも書き込んだんだけど
週刊少年マガジンで読み切りで掲載され、読んだ時は絵はそんなだけど
話や設定に琴線に触れるものがあり、後に本誌で連載始まった時は嬉しかったのを覚えてます。

今回、映画化と言う事で、できることならTVアニメでじっくり見たかった気もしますが・・・でも 映像化してもらえただけでも嬉しいです。^^

映像は京アニなので安心して観られました。
背景、キャラデザも文句なく綺麗でした。
特に、水の都 大垣市だけあって川や水の作画は素晴らしかった!

声優さんも、みんな上手かったです。
特に、耳が聞こえない難しい障害者役のはやみんの演技は流石としか言いようがない!素晴らしかったです。



ネタバレ感想

胸アツです!
129分がアッという間でした。

良かったシーンは、硝子が将也に手話で 「またね」 ってやった所。
嬉しかった。。。
(セリフはなかったけど、これは知ってたので^^)

 

高校生になった将也は、小学生の時、ガキ大将でいじめる側だったが、 硝子の母親の通報でクラス会議になり 一転、今度はいじめられる側を経験。そして初めて自分がしてきた罪の重さを知り、贖罪のつもりで壊した補聴器代をバイトで稼ぎ自殺未遂・・・なんて重い話。
勿論、いじめをした将也が悪いんだけど、でも、いじめてたのは将也一人ではなく、クラス全体でやってたのに、クラス会議で担任らが将也一人のせいにするとか ありえない!
クラス全員の罪なのに。
あの先生 めっちゃムカつくよね!連載読んでた時、ムカつきすぎて気持ち悪くなった程です。
今時の小学校の先生なんて、モンスターペアレント化した母親のせいで、まともに生徒を叱れないし、酷いと円形脱毛症や、鬱病になる先生が増えてるんだよ!?
あの担任は、よっぽど肝が据わってるか、自己中なんだろうね。
あんなん教師失格です。
自分が小5,6年の時の担任は、道徳の時間に力を入れてた先生だったので、クラスの歌の発表会や、大縄跳び大会などでは、上手くできない子をクラスみんなの励まし、練習して一致団結してました。
厳しかったけど、良い先生のクラスになれて自分は幸せ者だったと思います。
この作品 映画なので、小学校や中学、高校の道徳の時間等で観せてあげて欲しいですね。

あとは優等生キャラの女子 川合  こいつも嫌い!
周りが硝子をいじめてた時、自分は直接手を出してなくても一緒に笑って楽しんでてたくせに!(笑ってるヤツみんな同罪)
腹立つ! こいつこそ偽善者だ。

原作では、将也はいじめられてた時、毎朝硝子が自分の机の落書きを消してくれてた事を転向した後で気が付く訳だけど
高校生になり、硝子に再開して、今までしてきたことを償うことで罪の意識から逃げてる 自己満足 偽善者 って言うようなことを 硝子の妹 ゆづるに言われて・・・観てるこっちも胸が痛かったです。
確かに、そう言われてもしかたないよな・・・って。
でも、いじめられる側の辛さや孤独を知った将也なら、過去は消せないけど、これから先の未来なら自分が友達になって硝子が少しでも笑顔になって欲しいと願うのは当たり前だとも・・・思う訳で・・・。
その辺も、段々とゆづるも気が付いて、将也と打ち解けたのには嬉しかったです。

硝子は自分の耳が聞こえないせいで、自分に係わる人が不幸になる と思い込んでしまうくらいお人好し。
辛い経験をしてる分、他人に優しくできる心優しい子で、めっちゃ可愛いです。 
こんな良い子が死んで、小学校の担任みたいな奴がのうのうと生きてく世の中は理不尽極まりないです。
硝子が花火大会の後、自宅のマンションのベランダから飛び降り自殺をしようとしてしまうくらい悩んだかと思うと、親目線で言わせてもらうと
もう 悲しくて 辛くて やるせなくて 申し訳なくて 涙が止まりません。

人に迷惑をかけてしまうことよりも、自分を大切にしないことの方が罪なんだよ。。。

ホント、硝子には幸せになって欲しいです。

「君に生きるのを、手伝ってほしい」
将也が硝子に言った言葉だけど、これは硝子にも当てはまる言葉。

最後は、二人が付き合う形ではなく、これからそうなるであろう終わり方でした。
でも、あんな事故や、辛い過去を経験した二人なら まず間違いなく一緒になると思うので、この終わり方でも良かったと思いました。
(そもそも、硝子は将也のこと 好きで告白してるもんね。^^
上手く言葉の発音できなくて、「好き」を「月」と勘違いされちゃったけど)

二人の未来に幸あれ
そう願わずにいられない作品でした。


人それぞれ感じ方は様々だけど、この作品を観て少しでもイジメがなくなりますように。。。


お気に入り棚決定! BD買おうかな。



最後に

主題歌aiko「恋をしたのは」でしたが・・・僕的にはイマイチだったかな?
あんまりイメージと合ってなかったような気がしました。
もっと優しい感じの透明感のある声で、スロウな曲調の方がよかったような・・・
(例えばeufonius、Ceuiあたりがイメージかな)
まぁ、ヒットさせるため、アニメをあまり観ない一般人にも受けるよう有名なアーチストを起用した感が否めないかも。




どうでもいい余談

ちょい先に映画化された「君の名は。」でも岐阜県 飛騨地方が舞台に。
そしてこの「聲の形」でも岐阜県 大垣市が舞台。(大垣市は岐阜市の隣です)
最近岐阜県が聖地になってて、地元民としては嬉しい限りです。

作中、遊園地が出てきますが、あそこは三重県長島町にあるナガシマスパーランドで、自分も何回か行ってます。(岐阜から車で約90分)
映画でジェットコースターに乗ってましたが、あれは木で組み立てられたコースの木製ジェットコースター「ホワイトサイクロン」です。
見た目なんてことないですが、木でできてるので歪や音、振動が独特で、スピードもあり、結構怖くて面白いですよ。
ここの目玉は「スチールドラゴン2000」で、2000年当時、最高部高度97m、最大落差93.5m、最高速度153km/h、全長2479mの4項目でギネスに認定された、世界最大級のローラーコースターです。(ウィキより)
コースの頂上では、下にいる人がゴミのように見えますよw
絶叫マシーンが好きな人なら満足できるかとw おススメしときます。 

投稿 : 2016/09/30
閲覧 : 298
サンキュー:

62

ネタバレ

ゆうき さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:----

満足感がすごい!

聴覚障害者をいじめていて最後は自分がいじめられるというあらすじを聞いた時にあまり見る気にはならない作品だと思っていたけど面白かった!
手話のシーンや硝子が発音する際には実際に聴覚障害組合の協力があったのもあってものすごいリアリティを感じた。
いじめの話や自殺未遂の話など暗い内容もあったけど最後はハッピーエンドで締めくくってくれて良かったです!
内容も良かったけど何より京アニの作画がすごい!!
水や汗、涙などはただただ見ていて魅せられるものがありました。
とりかく映画館で見るだけの価値が十分にある最高の作品でした!

投稿 : 2016/09/28
閲覧 : 158
サンキュー:

9

ネタバレ

SRSPS7 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いい映画だと思う

簡単にタイトルしたけど
本当にシンプルにいい映画だと感じます

冒頭のあらすじは

小学6年生の主人公はやんちゃな少年
主人公とつるむ3人の少年たち
ある日、転校してきた少女は聴覚障害を持っており
筆談で仲良くなろうとするがクラスとなじめず
主人公はそんな少女にちょっかいをかけるがエスカレートしていじめに発展
いじめが発覚すると、主人公のいじめを周りで見ていた友人たちは
主人公単独でやったことに、友人たちと亀裂が入り、主人公はいじめられてしまう側に。そして少女は転校してしまう。

月日が経ち、高校生になった主人公は
過去の過ちといじめられた境遇から孤立した高校生活を送る

そんなある日、少女と再会する。

いつも映画見ているときは、途中で今どれくらいだろうと時間を気にするけれど
初めてそんな間を設ける間もなく引き込まれました

いじめの問題、コミュニケーションの問題、心の問題、友人とは。。。
絡み合う複雑な心境がもどかしくて苦しいけど
少しづつ進んだり、後退したり、キレイに終わったとは言い切れないとも言い切れないケド。笑
モヤモヤが残る感はあるけれど、それでもいい映画だと思えたからいい映画なんだと思うし、心に残ったし、子供に見せたい話でもあると思った。

主人公の強さと引きの強さは物語ならではだけど
京アニのクオリティで再現されると、涙腺が。。。

総じていい映画です

投稿 : 2016/09/28
閲覧 : 183
サンキュー:

15

ネタバレ

Lovin さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いろんな感じ方が出来た作品

■情報{netabare}
 原作:大今良時

 監督:山田尚子
 脚本:吉田玲子
 キャラクターデザイン:西屋太志
 制作:京都アニメーション
 話数:全129分

 主題歌:「恋をしたのは」
     by aiko
{/netabare}
■感想
 知識:原作漫画未読(読み切り漫画は既読だがかなり忘れていた)
 鑑賞:映画館
 概要:全力型コミュニケーション系
 設定:イジメっ子だった少年は・・・

 見所
  2016/09/27に2回目の鑑賞の結果、1回目の鑑賞の際には貰えなかった小冊子を
  2回目の鑑賞の際には貰えたので読んだ結果、感想が微妙に変わったので更新しておく。

  □西宮硝子編{netabare}
   1.先ず最初に、こんな言い回しを使うのは初めてだと思うが、
     惜しむらくはエンドロールでaikoの歌を聴かねばならなかったことだった。
     作中BGMとして流れていたかもしれないことに気付かなかったのがせめてもの救い。
   2.毒を吐いたところで劇場で気が付いたことを書いておく。
     レイトショーで観る予定が諸事情で平日の夕方上映となったのだが、
     料金的に所謂子供に区分されそうな年齢層が観ていた事に驚いた。
     願わくば作品の設定等は理解しておいて欲しかったが、真相は不明である。
   3.では次に、私が本編を観るに至った経緯を書いてみる(以下は私事)。
     {netabare}読み切りは週刊少年マガジンの編集長だかがTwitterで煽っていたので、
     それまで購入したことの無い同誌に手を出すことになった。
     暫くして連載がスタートする話は聞いたが、購入する習慣がなかったので読まなかった。
     そして京都アニメーションが劇場版を制作、監督は山田尚子と聞き少し不安だったが、
     劇場版のたまこは意外に評判が良かったので少しだけ期待することにした。{/netabare}
   4.この作品の受け取り方は人によって変わってくると思う。
     この漫画作品自体の知名度は知らないが、話題作だから観た、
     TVでCMをやっていたから観た、という方々も劇場には居たと思う。
     私の場合は、全力でコミュニケーションをとろうとしていた
     西宮硝子を読み切り漫画で読んだから観た、と言うのが正しい。
     何故それがこの作品を観る理由になるのかと言うと、私の受けた教育にある(以下は私事)。
     {netabare}私は事ある毎に田舎出身と語っているが、その田舎で受けた道徳教育は、
     教育テレビ(現ETV)で放送している番組を観るのではなく、体験型の授業が多かった。
     サリドマイド被害者の映画を観たりしたこともあった。
     なので実際に知的障がい者と一緒に山登り(ハイキング)をしたりした。
     そしてクラスの多くがふざけたりする中、私は真面目に授業に取り組んだ。
     更に今はもう無い実家(長屋)の隣には、軽度な知的障がい者が住んでいた。
     西宮硝子と同じく喋り方に特徴があり、当時は理解できなかった。
     会話自体が少なかったのもあると思うが、理解しようとする努力が足りなかったのだろう。{/netabare}
     健常者と呼ばれる人の中にも特徴的な喋り方で聴き取り難い単語を発する人は居る。
     だから私は、一寸真面目な観方をして小難しく考える方向に捕らえた。
     そういう経験から西宮硝子の気持ちがわかる、などと軽々しい主張をしたいわけではない。
     わかるのは、その西宮硝子を追い込んだことに囚われている主人公の気持ちだ。
   5.読み切り漫画の登場時に西宮硝子は筆談用のノートを見せて主張している。
     「耳が聞こえません。このノートを通じて皆と仲良くなりたい。」と。
     耳が聞こえないということは、喋ることにもハンデを背負っていると言うこと。
     正に西宮硝子がそのとき出来得る全力のコミュニケーションが筆談だった。
     だが小学生レベルでは理解し難いし、まして手話など出来るはずもない。
     この作品では出会いのあった小学校時代も若干ながら描写されるが、
     読み切り漫画では余り印象の無かった理解者達が高校生となって登場する。
     彼女達がもう少し西宮硝子に寄り添っていてあげられればと思うが、求める相手は小学生だ。
   6.そして徹底的に西宮硝子を嫌うヤツも、所謂ギャルっぽくなって登場する。
     このキャラについては色んな意味で多くを語りたくは無いが、重要なキャラではある。
   7.そして後半このキャラの発言に起因するのかどうかは解釈次第だが、
     あの逞しく生きているように見えた西宮硝子がとんでもない事件を起こす。
     その気持ちに関しては理解できるのだが、あれは選んではいけない選択だった。
   8.あとTVCMでも一部流れている特長的な描写について、
     私は少し思い違いをしていたのだが、当たらずとも遠からずだった。
   9.何かもうあらすじを書きたくなってきたのでこれで終るが、
     真面目に観た私からすると、真面目に観るならその価値は十分にあると思う。
     考えさせられることも多いし、何より少し鈍臭い普通の女の子である(母親談)。
     知的障がいがあるわけでもなく、単純に耳が聞こえないだけの女の子である。
     確かに主人公に渡したアレが一体何なのか最初は全く理解できなかったが、
     そういう個性を持った一人の女の子なのである(アレは花壇に挿すものらしい)。
     硝子たそ萌え~みたいな邪な観方をされるのも自由だとは思うが、
     どうせなら偶には真面目な観方をすることを強くお奨めする。{/netabare}

  □主人公編{netabare}
   1.先ず最初に、こんな言い回しを使うのは2回目だと思うが、
     惜しむらくはエンドロールでaikoの歌を聴かねばならなかったことだった。
     作中BGMとして流れていたかもしれないことに気付かなかったのがせめてもの救い。
   2.主人公はかつて、取り返しのつかない過ちを犯していた。
     しかしそれは、自分がその立場におかれるときがくるまで気付くことはできず、
     母親の姿をみてようやく背負う十字架の重さに気付かされることになる。
     そして以前はヤンチャだった少年は以降、その姿をすっかり影に潜めてしまう。
   3.その十字架はクラスの総意を代弁する形で背負うことになるのだが、
     そこはやはり小学生で残酷極まりなく、主人公は次第に周囲から浮きはじめ、
     かつて一緒にヤンチャしていた仲間達も離れてゆき、やがて孤立する。
     しかし主人公はそれが自分の業の深さだと言わんばかりに無抵抗で受け入れる。
     この心境については私も同じなのか非常に理解できてしまう。
     許しを請う先のない罪の贖罪をしないと自分で自分を許せないのだと思う。
     しかしそのとき幼かった主人公に出来た表現は結局アレしかなかったのだ。
   4.そういう日々の中で、主人公も選んではいけない選択をしてしまう。
     結局成し遂げることは出来なかったうえ、異変に気付いた母親に諦めるよう諭される。
     タイミングを失ったような描写だったが、個人的には主人公自身も拒否していたのだと思う。
   5.だが順調に過ごしているように見えても、事ある毎に自分を罰する性格は直らなかった。
     自分がそういう気持ちになっても良いのか、禊はもう済んだのかと。
     主人公が自分を追い込む気持ちは理解できるのだが、
     私自身に置き換えたときどうすればよい方向に向かうのかは全くわからない。
     この国は法治国家で、罪を犯してもそれを償えば許されるというのが基本的な考え方だ。
     だが許しを請う先がない場合、それを許すのは自分自身である、と私は考える。
     だからこの場合法的贖罪が終っても、自分自身への贖罪は一生続く、
     一度背負ってしまった十字架は棺桶に入るまで背負い続ける、
     またそうすることで自身を戒めることにもつながる、というのが私の考え方だ。
     人間は間違いを犯す生き物である、だが超えてはいけない一線はある。
     主人公は小学生だったとは言え、アレはその一線を超えてしまっていたと思う。
   6.だから未だにああいう結末で本当によかったのか、少し疑問が残ってしまう。
     結局独り悩んでいた主人公以外も何らかの負い目を感じていたのだと言うことだった。
     だからあのような結末になったのだと言うことで私自身の気持ちは解決させているが、
     主人公目線からの考え方は主人公に対する罵詈雑言しか浮かんでこない。
     そんな考え方の私には、情けは人のためならずの諺の通り幸せは来ないのだろうが、
     死刑廃止を訴えるような優しい日本人には主人公目線での見方もありなのだと思う。{/netabare}

  □家族編{netabare}
   1.先ず最初に、こんな言い回しを使うのは3回目だと思うが、
     惜しむらくはエンドロールでaikoの歌を聴かねばならなかったことだった。
     作中BGMとして流れていたかもしれないことに気付かなかったのがせめてもの救い。
   2.2回目の鑑賞で入手した小冊子には、原作者書き下ろしの短編が収録されていた。
     その書下ろしでは西宮硝子の母親が中心に描かれており、
     西宮硝子が普通の学校に通うことになった経緯に通じる話だった。
   3.先ず西宮硝子の家族構成は{netabare}、母親、祖母、妹との計4人暮らしで、
     母親の職業は不明、祖母は隠居、妹は中学生(不登校)となる。
     登場頻度で言えば妹が一番ではあるが、鍵となるのは家族全員{/netabare}である。
   4.次に主人公の家族構成は{netabare}、母親、姉夫婦、姉夫婦の娘の計5人暮らしで、
     姉夫婦の職業はわからないが、母親は美容室を経営して一家を支えている。
     そして姉夫婦の一人娘がなかなかの味を見せてくれるのだが、
     やはり鍵になるのは一家を支える肝っ玉かあさんの母親{/netabare}だ。
   5.両家の家族構成を書いたのは、テーマがCLANNADと同じではないかと思ったからだ。
     西宮家の母親は気丈で肝が据わっており、ある決意の元に西宮硝子を甘やかさない。
     それを決意するに至ったと思しき理由は書き下ろしに描かれている。
     だがそれは少し感情を抑え切れない危うい一面の裏返しでもあると思う。
     そして件の妹は、私にCLANNADと同じテーマを感じさせたキャラの一人だ。
     理由は3回目の登場シーンの妹の有様に疑問を感じたからだ。
     {netabare}本人曰く「姉ちゃんと喧嘩した」だったが、それにしては余りにもぐったりしていた。
     いくら喧嘩したとは言え、「めっ」みたいな怒り方をする西宮硝子が
     総合格闘技の試合後と見間違えるほど妹を打ちのめすとは思えなかった。
     しかも「家を飛び出した」らしいが、靴を履かずに飛び出すとも思えない。
     あれは主人公が罪を感じている行為と同じことがあったからではないか、
     そういう行為の被害者だから不登校になったのではないか、
     そして連載にはそういう行為が描写されているのではないか、
     そんな妹も実は酷く傷ついていて、姉と行動を共にすることで現実から逃げているのではと思った。{/netabare}
     そう考えるとあの流れが自分の中で腑に落ちてしまうのだ。
   6.雨の中黄昏る西宮硝子の妹を優しく迎え入れる主人公の母親は滅茶苦茶包容力がある。
     更にわけ隔てなく接する純粋な姉夫婦の娘{netabare}、あんなことをされては食べないわけにはいかない{/netabare}。
     主人公の母親も私にCLANNADと同じテーマを感じさせたキャラの一人だ。
     {netabare}先ず主人公が小学校で起こした最初の事件、初動が実に早かった。
     しかしその際に主人公の言い分もしっかり聞く姿勢を忘れない、
     これは真っ直ぐな一本の太い芯を持っている人だと強く感じた。
     次に西宮硝子が事件を起こした際、誰かに罪を着せるわけでもなく、
     土下座する西宮硝子の母親に「また家の息子が硝子さんになにかしたんですよ」と発する。
     我が子が生死の境を彷徨っていたのにそれは余りにも酷いんじゃね?ではなく、
     それは西宮家に対する主人公の母親の計らいなのだと、
     主人公の母親もまた主人公と同じ十字架を背負う覚悟を持っているのだと感じた。
     更に西宮硝子の母親と西宮硝子を毛嫌いする少女とのガチバトルに割ってはいる精神力、
     本当は我が子の心配で心労が募っている筈なのにそこまで配慮できる包容力、{/netabare}
     声優ゆきのさつきの声が似合う非常に魅力的なキャラだと思う。
   7.そんなこんなの結末で{netabare}主人公の母親が経営する美容室で髪を整える西宮硝子の母親。
     時系列的にはこのシーンの前くらいに書き下ろしのエピソードがあったのではと想像するが、
     西宮硝子の母親のこの行動を考えてみると、
     出会い頭にエドモンド本田を凌駕しそうな張り手(ビンタ)を主人公に浴びせた人と、
     我が子の負い目を共に背負っている人の和解を感じさせる。
     また「姉ちゃんにきっかけを作って貰った」という西宮硝子の妹も再び登校を始める辺り、
     主人公の幼い行為に影響を受けた二つの家族の歪の解消も感じさせる。
     色んな受け取り方が出来る作品だと思うが、{/netabare}
     この受け取り方が個人的には一番しっくり来ると感じた。
     多少冗談めかした表現は、平常心を保ってレビュー出来ないくらい
     色んな思いを廻らせてしまう作品だからだと解釈して欲しい。{/netabare}

■蛇足{netabare}
 連載既読の知人曰く、

 ポーチから月の辺りにある{netabare}

 上野からのラブレターの{/netabare}シーンがカットされているらしく、

 月に至る流れが不自然なのが不満らしい。

 私もそのシーンはあったほうが西宮硝子らしさが出ると思う。
{/netabare}

投稿 : 2016/09/28
閲覧 : 381
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51

ネタバレ

カラオケ鍛錬中 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

登場人物にイラつく部分もあるがそれがリアル!!

マンガ未読で観に行きました。いじめがあるとこういう感じなんだというのが伝わる作品です。いじめをする人間は嫌いなので見ていてイラつくところもありますが、そこが現実感があって自分はいろいろと考えさせられる内容でした。作画は京アニということもあり文句なしで綺麗です。原作がある作品を約2時間の映画にまとめるのは大変難しいと思いますが、しっかりまとまったないようで山田監督の作品に対する気持ちが伝わってきました。

「君の名は」との比較

「君の名は」も観に行って見比べた感想は、「君の名は」は一般視聴者層向け、「聲の形」はアニメ視聴者向けという感じがしました。自分はアニメ視聴者なので「聲の形」のほうが胸に刺さるものがありました。見終わったときに胸に残るモヤモヤとした感情が残るのが嫌でスッキリしたい場合「君の名は」を観たほうがいいと思います。

余談

自分は「聲の形」のほうが感動しました。映画館では周りが気になってなかなか感動はしないですが、この作品の後半は目に涙があふれていました!

投稿 : 2016/09/27
閲覧 : 197
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10

ネタバレ

レイディアス・アルナ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いじめからの

人の本来がなかなかでている作品素晴らしい作品でした!

投稿 : 2016/09/25
閲覧 : 226
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5

ネタバレ

jujube さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.2
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 2.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

演出がおかしい

他のレビューにも同じ事書いたけどさ、せっかく原作漫画の良いテーマがあって、それをどう調理するか、キャラ全部出さなくても良い、物語が首尾一貫してればいい、そう映画スタッフに腕前を見せてもらうつもりだったけど、結果コレ↓

もうちょっとさ、盛り上がり作ってよ。
CMでの宣伝以下だわ。

原作かなり前に読んで、良い感じに細部忘れてるから、映画単独のつもりで評価するけど、まず盛り上がるシーンで作り込みが足りないの!

・しょうこの告白シーン
いじめっ子、いじめられっ子は置いといて、しょうこはいつ恋に落ちた︎
ここ理由付けしないと乗り切れんわ。
このシーン後から、「月」が「好き」だったとか言われても、リアタイの告白シーンでのドキドキ感とか、気付いてあげて〜!とかって気分にならんよ。視聴者ですら流れ的に分からんもん。
そして、最終的に物語としてはこの件はうっちゃられて、告白なんて無かった事に。なんぞそれ、、、

・飛び降りシーン
しょうこが余り苦しんでるような描写が無くて、自殺までする動機付けが弱かった。
なんで花火大会の日じゃないといけなかった?遊びに行って友人(片想い相手)と別れて、ハイ自殺っておかしいでしょー。
普通そんな気分で出かけんわ。
花火バックにしたいって絵がありきで、ここだけ浮いてる。
一番グッと来たのは、その後のしょうこの土下座。ここだけ声優さんの演技もあってか人間味が感じられた。

あと、しょうこですら描写薄いから、他のキャラがもっと薄くて、セリフの重みが無くなってる。なんで居るのか分からないキャラも。
永塚なんて主人公に気持ち悪いただの執着男になってるし。永塚だって原作では主人公を利用している描写があってそれを乗り越えてのラスト辺りの良いセリフだったのに、
これじゃ都合の良い友達ごっこだわ。
簡単に小学校時代の仲間集まりすぎ。
逆に、うえのが正論で激しく突っ込むから、漫画より小気味良いキャラになってた。

映画オリジナル?
主人公が落ちた時助けたのが、しまだ(小6の主人公の親友ポジからいじめる側に回った相手)だってゆーなら、言葉だけじゃなくて映像で説明して欲しかった。
原作にないと表現できないのかなー?ここの監督は。
この経緯次第では、ラストの文化祭での主人公の気付きが何倍も良くなったと思う。

最後に、一般映画謳うならオタク臭い演出止めて↓
・序盤の再会シーンで、しょうこがあり得ないくらい内股での気持ち悪い走り方。物理的に無理でしょ。あの足折りたくなったわ。
・主人公の服の着方が全部ベルトから半分シャツ出てるとかだらしないの
→何?気をつけてても敢えてやっちゃうてことならまだしも、ずっと理由なく半分だけ出しっぱなしにしてるからイライラする。
大して意味無い記号でキャラ付けしようとするのやめて。その表現でどんなキャラかさっぱり分からんし。
現実に居たら只のだらしない人間でお知り合いになりたくないわ。
・あとやたらとキャラの顔を映さない演出。2人対話してるなら、表情大事でしょ!実力不足で作画で描ききれないから、想像してとしか見えなかったんだけど。

最後の愛を歌ってたaikoが悲しかったわ。
そんな作品じゃなかったよねーって感じで。

投稿 : 2016/09/23
閲覧 : 280
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16

ネタバレ

パムルガ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

流石の京アニクオリティだが漫画がお勧めです。

原作既読済。漫画自体かなり惹きこまれた作品で難しい題材を正面からぶつけた良作です。全7巻完結してるので映画見て興味出た方には是非呼んで貰いたいです。


やはりこの内容を2時間に纏めるのは難しくまるでダイジェストの様な息つく間もなく過ぎていったような印象です。メンバー全員出したもののいかんせん尺不足。気持ちが伝わらないキャラが多かったです。まぁその中でもやる事やって上手くは纏め上げれましたがこれならクール物のアニメでして欲しかったです。

音楽面は低評価。前半流れたBGMも合っているとは言い難くaikoさんもイマイチ。最近見た君の名と対比して余計低評価になりました…

声優陣は吃音演じたはやみんと妹役の悠木碧さんは好評価、後の方はそれ程印象残らず。

唯作画今のアニメーションの結晶とも言える出来で君の名はを超えてきました。特に水しぶきのシーンやジェットコースターのシーンなど素晴らしくここに大きな価値のある作品ですね。


監督はけいおんの山田尚子さんですが連休も兼ねてサクッと2億超えてきました。君の名に続く初登場2位は嬉しかったですね。今日観に行きましたが若者が多く目立ちます。どこまで伸ばせるか楽しみですね。

投稿 : 2016/09/22
閲覧 : 243
サンキュー:

34

ネタバレ

あめりか さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

心にグサッと

とてもおもしろかった!
とくに、植野としょうこの喧嘩シーン、心にグサッと来ました。あまり喋れないしょうこが頑張って謝ろうとするシーンも泣けます

投稿 : 2016/09/22
閲覧 : 156
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8

ネタバレ

mRyHj88684 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

感動した

アニメでこれほど感動したことは、久しぶりだった。最初の方は硝子をいじめていた将也も、イジメの対象が自分に移ったことにより、自分の行動の愚かさを反省し硝子を悲しませたくないと必死に頑張る姿が、とても良かったです。

投稿 : 2016/09/21
閲覧 : 169
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5

ネタバレ

lele さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

感想

非常に良かった。
ところどころ端折りや改変も見られたが決して改悪というわけではなく
納得の行くものであったり原作のシーンを深く掘り下げたりとても上手く映像化できていたと思う。

作画や音楽はもちろんキャラクターを演じる声優陣も皆素晴らしくとても引き込まれた。

たくさんの人に是非見てもらいたい作品。

投稿 : 2016/09/21
閲覧 : 183
サンキュー:

10

ネタバレ

88. さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

聲の形は。

恋愛もの?
原作未読で、結構宣伝されてたので見に行ってきました。

物語は、主人公らの小学生時代という過去からはじまり、その後なんやかんやあって、色々あります(情報量0)

面白いかどうかと聞かれると、個人的には面白かったし、
ちょっと涙も出ました。
ボロ泣きするほどではありませんでしたが。

やっぱり恋愛もののアニメが好きなので、こういう話は結構気に入っちゃいます。

告白するシーンとかも結構好きです。


個人的には西宮姉妹がめっちゃかわいいと思いました。


でも、全体的に話は重めなので、もっとギャグテイストな話が好きな人はあまり好かないかもしれません。

投稿 : 2016/09/20
閲覧 : 212
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13

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

単なる障害者感動モノではなく。。。

 原作は未読。
 ネタバレ分類してありますが、ストーリーに関わるネタバレは更に一階層下にしてあります。

 のっけからThe Whoの「My Generation」から始まったのはちょっとした驚き。
 個人的にThe Whoは大好きなバンドの一つなのでテンションが上がってしまったが、
The Whoに関しては「けいおん!」でキース・ムーンの名前が出てきたり、
「映画けいおん!」ではThe Whoのドキュメンタリー映画「The Kids Are Alright」と同じ
ような構図があったり、やはりThe Whoの映画「Quadrophenia」と同じロケ地が出て
きたりで、同じ山田 尚子監督がThe Whoを好きだったりするのかな?。
 どちらにしてもモッズ賛歌とも言えそうな「My Generation」だけに、モッズの傍若無人さと
序盤に登場した石田 将也らの悪ガキ感が相通じるものがあり、なかなか良い出だし。

 凄く繊細でていねいな作画、さりげない所作のきっちりとした描写など、こういうのは
京アニの得意とするところだが、劇場版クオリティということでテレビ作品以上に魅せて
くれる。
 作画が凄いと思うスタジオは他にもあるが、京アニに関しては全体に優しさや上品さが
感じられ、この作品などはそれが見事にはまった印象。
 また×印などのシンボルを使用した心象表現の演出もなかなか面白い。

 演技に関しては全体的に素晴らしかったが、やはり石田 将也役の入野 自由、西宮 硝子の
早見 沙織は印象的。元々この二人に関しては元々、演技力のある人という印象があったが、
本作で更にそれが強まった。

 ただ、やはり最近公開された「君の名は。」でも感じたことだが、内容に対しての尺は
足りない印象があり、まだまだ描ききれない部分は相当にありそう。


 ストーリーのレビューは以下。

{netabare}
 最近、感動ポルノなる言葉がよく聞かれるが、当初は頑張る聴覚障害者を描いた感動モノ
なのかと思っていたら、見事に外れた。
 これは主に将也視点で描いたためで、将也と硝子の、特に将也心の救済を描いた作品といった
印象。
 将也の場合、「硝子へのいじめを反省しました」というレベルではなく、贖罪意識が相当に
強く、一方の硝子も障害者であること自体に自分に非がなくとも、結果として周りの状況を
めちゃくちゃにしている点で罪の意識があるようで、そんな二人が自分に、そして相手に
向き合うようになる過程がよく描かれていたように思える。

 序盤のいじめ、及び将也の罪の意識に関しては個人的にはかなりきた。
 実は小学生の頃、クラスメイトに障害者がいて、その子をからかうような風潮がありました。
 幸い担任がすぐに気付き、学級会が開かれるなどして、いじめに発展することもなく、終息
しましたが、あの時のことを思うと未だに心苦しくなります。
 こういうことは風化することなく、罪の意識はむしろ強くなっていくようで、これは自分
だけでなく、同窓会などで当時のクラスメイトに会うと皆が同じ気持ちみたい。
 この当時は単に気に入らないとかではなく、円滑にコミュニケーションが取れないことに
対する苛立ちや、健常者とは異なる行動がクラスの雰囲気を壊すなどから始まっており、
その辺はまさに本作そのものといった感じで、とりわけ生々しく感じられた。

 あと硝子を取り立てて障害に負けずに頑張る人という描き方をせずに、一人の女の子として
描いていたのも大きいように思えた。
 先天的障害者と話したことがあるが、元々がその状況であったため、本人にとってはそれが
普通で、「頑張っている」、「偉い」と言われることがピンと来ないみたい。
 一人の女の子という部分では、植野 直花という存在も忘れがたい。面と向かって硝子を
嫌いと言えるのは、硝子を障害者として特別視しておらず、対等な一人の人間として見ている
ためなのでは。
 この直花を含めた将也と硝子の回りにできるコミュニティも変にきれいごとで済まさず、
それぞれにちょっとした問題があったりで、その辺のリアリティも個人的には好きでした。
{/netabare}

投稿 : 2016/09/18
閲覧 : 199
サンキュー:

16

ネタバレ

glashutte さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原作を接しやすくした映画版

原作を読んだ上で映画を見ました。

原作と比べ、いじめをしていた石田がいじめを始める件が、西宮のクラスでのポジションを確認した上での行動になっていて、刺激を求めていたとはいえ、いじめに入る動機が視聴者にも理解できる作りになっていました。この作りによって、石田を理解できない対象ではなく、理解できる対象にしていたのは、映画を見る人にとって優しい改変だったと思います。

全体的には、ところどころ改変はしているけど、基本的には原作通りのストーリーです。原作にあって、映画にない話としては、文化祭の自主制作映画の件と、西宮が理容師になりたいという件、最後に同窓会に石田と西宮がいく件などが抜けていて、時間の関係でしょうがないとは思います。

映画の最後のまとめは、起承転結で言うところの転で終わってしまっています。これは、あとは視聴者のご想像にお任せしますというところでしょうか。全体的に原作よりも接しやすく作っていたと思いますが、マイルドにしたために、しり切れとんぼになった感も否めません。

同時期に上映したいる「君の名は。」と比べると、すっきり感は少なく、シンプルではありませんが、シンプルなものとは対極にある人間の複雑性を垣間見れる作品ではあると思います。このお話に興味を持った方は映画版と少しずつ違うので、原作も見て欲しいと思っています。

最後に、西宮役の早見沙織さんは、ほとんどはやみんっぽくなかったけど、耳が聞こえない人なりの話し方のモデルがいて、その人の話し方を参考にしていたようですえ。映画のエンドロールでクレジットされていました。

投稿 : 2016/09/18
閲覧 : 236
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11

ネタバレ

NIUSR90143 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

考えさせられる。。。

原作既読。
永束君の映画製作の話が全てカットされています。
ただ、内容としてはよくあれだけの話を2時間に収めたなと感心します。当然、端折られていますが無理なく見ることでできました。
原作で小学生時代のいじめ内容が非常にヘビーなので、この部分はカットされるかと思いましたが、入れてきましたね。(まあ、この部分がないと話が成立しないのですが。
最初から見ていて結構心が苦しくなります。自身の小学生の頃、形は違えど同じようなことがあったのでヘビーでした。
若い時は誰もそうだけど自分がかわいい、自分が中心です。それぞれの人物が相手を理解できない中、どうアプローチして打開していくのか是非観てください。
苦しくて、もどかしくて、感動するそんな映画です。
映像・音響に関しては安定の京アニ流石の一言です。

投稿 : 2016/09/18
閲覧 : 189
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8

ネタバレ

のだ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観たい

良き

心に響くお話でした

投稿 : 2016/09/18
閲覧 : 131
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4

ネタバレ

Hiro21696 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

また…

2016/9/17日公開

また映画特典の書き下ろし漫画に釣られた者です。

以下、少しネタバレを含みます。それでも良いという方はお読みください。

原作漫画読破済み。

この映画は漫画が原作で

2015年版『このマンガがすごい!』オトコ編第1位
『マンガ大賞2015』で第3位
第19回手塚治虫文化賞新生賞受賞作

『週刊少年マガジン』にて2013年36・37合併号から2014年51号まで連載されていた漫画です。全7巻。

京都アニメーション制作。ここ大事。

耳の聞こえない少女と耳の聞こえる少年の物語です。

映画を鑑賞する前から分かっていた事だが、観るのがつらい。でも観たい。そういう作品です。

この作品の注目ポイントは以下の3つ

・手話
・演技
・月が好き

手話
この作品の最初から最後まで欠かせないものです。手話一つでこうも作品に味が出るのかと、ひたすら感心しっぱなしでした。
映画を観終えた頃には『ごめんなさい』と、『またね』はマスターしているはずです。それほどよく手話が出ます。

演技
特に耳の聞こえない少女の演技は素晴らしかったです。私の小学校の同級生にも耳の聞こえない方がいましたが、それを映画を観ている時にフラッシュバックしました。それほど良いものです。

月が好き
『うきぃ』で『好き』が『月』なんですよね。うんうん。ん?、…そうそう。
だいたい合ってる。はず。

最後に、この作品に興味を持たれた方は漫画もご覧下さい

一部エピソード追加
ラストシーンの変更。(映画→漫画順の視点)

こちらの方が個人的に好きだったりします。

映像がとても綺麗で、声優さんの演技も素晴らしく、見応えたっぷりです。
3連休中に是非ご覧ください。

投稿 : 2016/09/17
閲覧 : 189
サンキュー:

13

ネタバレ

ofXba55729 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観たい

ずっと前から

連載開始からずーっと、読んで待ってました。良いの一言に尽きます!

投稿 : 2016/08/20
閲覧 : 180
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6

いさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/12/16
閲覧 : 1

aljbn66727 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/11/23
閲覧 : 0

ととたたと さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/11/20
閲覧 : 0

クマキチ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/10/30
閲覧 : 0

santaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2024/10/28
閲覧 : 0

NOVEMBER さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/10/12
閲覧 : 2
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聲の形のストーリー・あらすじ

聲の形」は、聴覚の障害を持つ少女・西宮硝子と、彼女へのいじめに加担していた過去を持つ少年・石田将也の物語で、2人の衝突や再会を通して、孤独や絶望、愛などが描かれている。(アニメ映画『聲の形』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2016年9月17日
制作会社
京都アニメーション
主題歌
aiko『恋をしたのは』

声優・キャラクター

入野自由、早見沙織、悠木碧、小野賢章、金子有希、石川由依、潘めぐみ、豊永利行、松岡茉優

スタッフ

原作:大今良時(講談社コミックス刊)、 監督:山田尚子、脚本:吉田玲子、キャラクターデザイン:西屋太志

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