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「聲の形(アニメ映画)」

総合得点
88.4
感想・評価
1522
棚に入れた
7499
ランキング
116
★★★★★ 4.1 (1522)
物語
4.2
作画
4.3
声優
4.2
音楽
3.9
キャラ
4.1

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聲の形の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

筒井筒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

前半映画とセルDVDの感想、後半はEテレ編集版。

映画では、ほぼ原作のままなので、涙をこらえるほどだった。

この気持ちにまた合えると思い、DVDを購入したが、内容は、ひどく変えられていた。とりかえすには、漫画を読むといい。


17・12・9追記 アニメ化といっても賞を取ってると意味合い変わらない?

ところで、漫画が原作どおり動くということはどういうことであろうか?
待望のアニメ化、とかよくいうけど、それは、ファンの願望ではなかったろうか?応援する作家さんの作品を多くの人に知ってもらい、共感できるという発想でしたか?
今回のアニメは、このまんががすごい大賞であるため、なるべく現状維持にしたのだろう。しかし、僕の記憶が確かならば、将也と硝子の二人のラブストーリー的に演出が原案だったと記憶している。現に、ジャケにも脇役は出てこない。
そのため、演出過剰で原作通りに戻したのかなぁと思っていた。実際は、どうか知らないけど。
アニメ化されるべき作品とは、アニメ化とはいったいなにか?わからない。
バトルものなら、動くのがみたいのかなと納得できる。でも、仮に日常ものとかだと原作が動くって、意外と広報的な側面が強いんじゃないかと思う。それとも、一般的に作家の夢の延長線上がアニメ化や、映画化なのだろうか?
確かに、今回の作品は、原作を後で読んでみると、おもしろい。手にとることができた。感動が蘇った。ということができるが、DVD版は惜しい。削る作業が大変だったろう。しかし、原作を先に読んでDVDを買った人は、どういう感想を持つか非常に気になるところである。あれで、足りるのかな?あとは、記憶残量の問題。間を空けると、DVDでも泣けるのかな。

17/12/22 追記
今回は、花火前のあいさつ回りが、石田君が助けたシーンの次に来た。長束君に硝子が、もう一度築きあげたいと書いた後、佐原さんに会っていた。
つまり、一緒に築き上げたものの建て直しを手伝ってほしいというポジティブな修正だった。泣き顔で終わるのが少々カッコつかないが、作品自体は何度も泣きそうになる。名作だね。あと、過去の回想シーンや植物がよく描かれていました。花火の演出も。耳の話もそういうものとして、泣けるストーリー展開だった。今年7度目です。

18/8/25追記 地上波になって
かなり、DVDを繰り返していた10回目くらいの視聴になっただろうか。
いろんな人の批評を読み、否定的な意見もずいぶん読んだ。
確かに、いじめは将也一人に教師が決め付けで責任を取らせていた。それは、補聴器が壊されて発覚したためで仕方ないと思う。まあ、その責任を植野に擦り付けてしまえば、女子もかなりいじめてたし、将也自体は、子供ながらの悪ふざけとも取れた。人生、どこで歯車が外れるかわからない。将也は、まじめなんだよな、結局。更正したといったほうが正しいが。いじめをしてちゃ、生きててヤバイ。俺は、川井さんの方が、生きててヤバイタイプだと思うのだが。まあ、僕は人生の方向付けは運命に近いものがあると思うし、生まれついたものは、人生に反映されると思ってる、運命論主義者だ。何も変わらなくていい。将也と硝子の人生は、そういえば、テレビ版では、語られなかったな。理容師の資格を取るため学校に行くという話がないというのは、最後のハッピーエンドの質を変えたと思う。最後の最後に、みんなのバツが消えたのだから。しかし、この作品のどこが不愉快なのだろう?たいていは、性格付けの問題として片付けている自分の心が貧しいのか?はたまた、いじめに気づかぬ愚鈍な男ということなのか?まあ、植野は最悪だけどな。加害者意識がない分、川井のほうが危険か。よくあんなのいたな。いねぇよノシ と、京アニからツッコミがはいればなぁ。

投稿 : 2018/08/26
閲覧 : 450
サンキュー:

17

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

胸糞悪い。登場人物のクズの割合が異常

あらすじ
自殺を図ろうしてる主人公石田。自殺をしようした理由は小6の時に西宮という少女と出会ったことがすべてのはじまりだった。
感想
昨日NHKでやっていて見ました。登場人物のほとんどがクズで胸糞悪い展開ばかりでおもわずイライラして途中で見るのをやめてしまいました。
竹内や植野や川井や島田などのクズ野郎共に本気でイラっときてしまいました。
しかし、京アニらしい綺麗な作画、実際にありそうなストーリー、そして早見沙織の演技力は高く評価できます。

投稿 : 2018/08/26
閲覧 : 413
ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

本当の聲を聞く

原作既読。原作はコミックですが先に読んでおいた方が作品の色が分かりやすく、映画の方もすんなりと物語に入り込めると思います。原作にしかない場面も多くあるのでおすすめです。また非常に重たいテーマを扱っている作品でもあるので、事前に心の準備が必要という人(自分もでした)にも原作も手に取ってもらいたいです。

物語は人によって解釈や評価が別れやすい内容だと思います。聴覚障がいやいじめといった難しいテーマ、複雑な人間描写などこれまでエンターテイメントとしてのアニメがあまり突っ込まなかった、あるいは突っ込めなかった核の部分を丁寧に描いていたと思います。
私のこの作品への第一印象は、ヒロインが聴覚障がいをもっているといった難しい題材をよくアニメにしようとしたな、という純粋な驚きでした。ただその後原作を読み、映画を視聴していく中でこの作品の訴えかける本質的なメッセージを少しですが理解できたような気がします。

確かに本作は聴覚障がいをもったヒロインと出会った主人公が彼女をいじめ、彼もまたそれが原因で学校で孤立し、最終的に死を考えるようになる。そこから二人が再会し物語が展開されていくわけなので、「障がい」というのは本作の大きな要であり重要なテーマではある。ヒロインの言語発声、手話など一つ一つのシーンが非常に繊細に描かれており、取ってつけたような話題目当ての安易な設定で扱っているわけではないことも伺える。アニメーションで障がいのリアルを描くという意味での映像的な価値は非常に高いと思います。

しかしそれ以上に大切なメッセージは個人的には、「人と人がどう向き合うのか」という万人にとっての本質的なテーマだと感じます。人と人が繋がることの難しさを描く上で、ヒロインは重要なキャラクターだと思います。ヒロインは人間誰しもが感じる人と人が付き合う難しさや苦しさを描くうえで、普遍的で核になる部分を担っており重要なキャラです。
人間は皆不完全ですし、私は人間は健全や障がいといった枠に簡単に線引きできるものではないと考えています。そのうえでヒロインの存在が作品のテーマ性を別の角度から考えるきっかけになるのかなと感じました。

また主人公の将也も過去にヒロインをいじめていた経緯から評価の別れる部分もあるかと思いますが、個人的に大切なキャラクターだと思います。将也が周囲から孤立しているときに周りの人間の顔に×マークがつく演出はとても印象的でした。これは将也は体に特に不自由はなく自由に物を見て、声を聴くことができます。けれど他者のまなざしや本音からは常に目を背け、耳を閉じてしまっている状態と解釈すれば、彼もまた誰かの本当の声を聞くことができない一人の男の子。誰かの声を聴くということはヒロインにとっても主人公にとっても、とても大切で難しいことなのかなと思いました。

その他キャラクターに関しては特に植野や結弦は重要なキャラクターで、色々な意味で物語や人間関係に踏み込み、物語の厚みを増してくれたかと思います。植野の言動は一見乱暴で無理解な側面もありながら、障がいとは何か、人の繋がりとは何かを深く考えされられる重要なキャラクターだと思います。また永塚君も将也にとって大切な友達で、重たい人間関係の中でそれを軽く感じさせてくれる明るくいいキャラクターでした。

演出面ではかなり重たい物語を扱うわけで難しさは相当あったと思います。作品のもつ本質やメッセージ性はそのままに、より多くの人に見てもらえるように全体的に優しく淡く柔らかい光の演出が目立ち、ときに明るい場面効果を用いながら映像としてどう表現するかと試行錯誤しながらも、物語と真摯に向き合っている誠意を感じました。

本作のラストは原作の最終回とは異なりその前の場面で締めくくられていましたが、映画としては綺麗なまとめ方だったと思います。尺の都合という部分もあるとは思いますが、それ以上に一つの作品としてこの作品をまとめあげるならここか一番いい場面だという結論だと思います。文化祭の場面将也の周囲の人の×マークが全て剥がれ、彼らの表情や声が聞こえる中、涙しそれを拭う主人公の姿がとても印象的でした。主人公が一歩踏み出した瞬間だと思います。

物語に関して細かいことを言えば、ヒロインは主人公に好意をもつ展開がやや急であったり、一部のキャラクターが十分掘り下げられていないといった思いもあり、満場一致で素晴らしい作品とは言えない部分も正直あります。
ただそれ以上にこの作品は恐らく実写ではなかなか世に出にくい種の作品かと感じ、漫画やアニメーションという媒体だからこそ表現できた部分が多々あったと思います。数ある媒体の中でアニメーションだからこそできる表現やメッセージを模索し、今後のアニメーションの可能性を広げていくという意味で重要な転換点になる作品だと感じました。

投稿 : 2018/08/04
閲覧 : 230
サンキュー:

21

ネタバレ

satoshidaz さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

良い。

見終わってスッキリする映画でした。
胸糞悪いシーンもあるけど
全部、清算されるのがいいとこでした。

アフターストーリー作って欲しいね!

投稿 : 2018/07/03
閲覧 : 139
サンキュー:

6

ネタバレ

田中助次郎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

見終わった後の複雑な気持

私の小さい頃の記憶もよみがえってきた
序盤、中盤、終盤で物語の流れが変わり、
序盤の予想はどんどん裏切られていく
ヒロインの描写はすばらしいが、感情表現も言葉も少なく
考えていることを読み取りのはとてもむつかしい

投稿 : 2018/05/28
閲覧 : 178
サンキュー:

6

ネタバレ

おさーん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

この映画、好きです。

美しく心が浄化される
喜怒哀楽を与えてくれた
必見!

投稿 : 2018/05/28
閲覧 : 249
サンキュー:

6

ネタバレ

試しに作ってみた さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

今までになかった聴覚障害の子のアニメ映画

耳が聞こえないっていうことは、こんなにも、苦労するのかな。
人によっては、賛否両論あると思うけれど、少なくとも私は聴覚障害について考えさせられ、とても勉強になった。

それと、手話の「あなた、私、友達。」のところ、手の動き上手にかかれてて、すごくよかった。手話はできないけれど、覚えてみたいなって思った。

前半は恋愛あり、いじめのシーンありで、どきどきしながらみてました。でも後半は少しぐだぐだ感があった気がする。心理変化を描きたいのだと思うが、なんか腹立たしい。人の過去とか、悪口みたいなことばかり話して、なんだかいやだった。

結局は、友情物語?それとも、障害の子に焦点を当てた作品?最後の学園祭のシーンで、周りの学生の顔からばってんが剥がれていく様子が描かれて終わったから、主人公の成長ストーリーなのかな。

主人公が退院した後の話をもう少し長くみたかったから、もったいなかった。
でも全体として、素晴らしい作品だった!


あと個人的に考えたこととして、
西宮さんについては、お母さんしかでてこなかったから、きっとシングルマザーの家庭の設定だと思う。普通の子をお母さん一人で育てていくのもすごく大変なのに、障害を持った子を一人で育てるのはもっと大変だと思う。この映画では妹が親代わりみたいなところもあるけれど。。
とにもかくにも、障害をもったひとも、みんな幸せに暮らせる世の中になってほしいって考えた、そんな素敵な映画でした。

投稿 : 2018/05/12
閲覧 : 262
サンキュー:

13

ネタバレ

うどんこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

早見沙織すごい

聴覚障害の子を声で演じる、非常にデリケートな芝居をやり通していて、本当にすごいと思いました。

 手話とアニメがすごく相性がいいと感じました。漫画で読んで居る時より、手話の意味を読み取ろうと一生懸命見てしまった。
 画面の端っこで、西宮姉妹が手話で話してるのも、何を話して居るのか、つい注目していました。
 手話の意味を説明しないまま次に行った時、さっきのはなんだ?とぐるぐる考えて、前のめりになって、見入ってしまいました。

西宮さんが居るところでは、耳が聞こえる同士の人が喋っていても、手話を使って話すのが印象的でした。そう言う配慮ができる人間になりたいと思った。

投稿 : 2018/04/30
閲覧 : 231
サンキュー:

11

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

もう何周かしたいところだけど

繰り返し2回観た。山田尚子監督作品なんで、2周目は演出に注視しつつ。あと何回か観たいところだ。
追記:計4回くらい観た。

西宮の心情は彼女の周りにも、こちら側にも伝わりにくいけど、石田と同じく、とにかく自己否定が過ぎるという事を、改めて意識的に前提として観ると、各場面で読み取れるものも増えたり変わったりするね。
これはいろんな場面でそうだけど、個人的には、石田が共に遊園地に行った人達それぞれに”ヒドいこと”を言って、みんなが去ったあとの西宮の表情とその気持ちが特に。
西宮に、みんなが言ってる事、言われている事が聞こえてるかどうかは知らないけど、いずれにせよ石田から友人が離れていった、この状況は理解出来ているでしょう。
(追記:聞こえてないだろうね。橋の上での会話が始まった直後くらいの遠い場所からのカットで、西宮は結絃に、手話で、指降って状況の説明をとお願いしてるよね。結絃は目を逸らす。)
石田は全部自分が悪いと言うが、このとき西宮もまた、この状況になったのは自分のせいだと思ってしまうんだね。
石田も西宮も基本的に、他人を責めない、というか責められなくなるくらい自分が嫌いで、自分のせいにする。
1周目なんか、みんなが去ったあとの西宮の向ける目を見て、石田のことを少し攻撃的な目で見てんのかと思ったけど違うよね。
なんで勘違いしたんだろうと考えると、もしかしたらこれは石田の感情かも分からないね。ここの感想は、3周目には変わってるかもしれないし確信的になるかもしれないし、微妙なところ。でも西宮の表情を見て、何かしら思ったはず。
追記:別に攻撃的な目線だと思ったって事はないのでは。

もう一つ、他の場面の話。
今作の最後の、植野の西宮に対する”バカ”という手話が”ハカ”になってしまっていて〜、というのは有名な話だろうけども、確かに西宮の仕草はそれを教えようとしてるな〜と2周目で思った。
1周目なんかそんなん分からなかったけど、言われてみればそうだ。
西宮が伝えようとしている事を、私はキチンと受け止められてなかったわけで、これが作品のテーマであるコミュニケーションの難しさというものだろうと思われた。
この作品において西宮の心情や言いたい事を理解するのは難しく、しかし、だからこそリアルだ、というのは受け売りだけども、確かに。

植野について、まぁ別に嫌いだなぁと思ったなら嫌いでもいいけど、この作品において、それだけでは済まない重要人物だね。って思うんだけどうまく書けないなぁ。
例えば観覧車の中での会話なんかは、西宮が、『自分の事が嫌い』と言って、それで全て自己完結してしまって、植野の言いたい事が、耳の聞こえる聞こえないという問題でなく、伝わらない。
今作品において、重要なシーンじゃないかと思うんだよな。
そこに至るまでに西宮の持つ障害はおおいに関係してるだろうけど、ここ観覧車内ですれ違ってしまっている理由は彼女の持つ障害そのものでない。
ここにあるのはもっと人間の内的な部分の問題であって、またコミュニケーションの難しさなんだろう。
他のシーンでも語る事の多いキャラだと思うけどここでは上の例で終える。
自分の中で彼女についてまだ考えが纏まってない感もあるからね。
あと、植野って石田に好意持ってる?それは今も続いてる?微妙なところだ。
石田の自転車の後ろに突然乗ってきた植野。大きい道路を挟んで反対側に西宮を見つけて、その後の彼女の一連の行い。
どう見たって嫌な奴だけど、山田尚子監督の演出を手掛かりにその心情を読み取る必要があろうと思う。ここらへんは、3周目、4周目だなぁ。
個人的に、”たまこまーけっと”の、みどちゃんを思い出させるキャラだなと思う。声優が同じだったりするけども。
追記:この記事の最後に載せているインタビューを読んだんだけども、やはり好きなんだね。そう思うとやはり切ない人だよなぁ。まるでみどちゃんの様だという感想は、外れてないな。
植田の想いが通じる事はもう無いんだろうな。西宮さんとは今後、良き友になれるのかもしれない。
かつての石田と結絃の関係と、西宮と植田の関係は似ている、というのはどこかのブログで読んだことである。

作中で嫌いになるなら川井さんでねえの?と思いもした。しかし、多くの人が気付いただろう、彼女の態度こそ極一般的なものであるわけだ。
きっと小学生石田の言う通り、彼女も陰で悪口みたいな事を言っていたんだろう。でも川井さんの『私はそんなこと言ってない』も本当なんだろう。
イジメを見ても注意はしないし直接関わらない。表面上優しい。
それでも、無自覚の精神的暴力をふるい、そして差別している。私だって、正直な話、西宮の第一声にギョッとした。
その時感じた異物感こそ、イジメの種である事はお分かりでしょう。
追記:生き方の上手い人だよな、石田とか西宮とか、植野と比べて。

2周目が終わった時点で残った疑問は、西宮が自殺を決めたのはどのタイミングだったろうということだ。見逃してしまっているようである。
西宮母の誕生日以前のどこか?
花火大会での別れのときの西宮の手話が、『ありがとう』だったのが印象的だ。
追記:ばあちゃんが死ぬ前のシーンで、結絃は夢を見るよね。寝てるばあちゃんに引っ付いてる結絃が見た夢の中で、小学生時代?の西宮は苦しそうな顔で、結絃に対して何か手話をする。あれは、『死にたい』と言ってるんだね。気付いてみると、確かに劇中でこの手話に関して説明はあるんだね。具体的には、西宮が自殺を測ったシーンよりも後、結絃が部屋の写真を剥がしているシーン。
自殺を決意したタイミングを直接示すわけではないけど、この夢は西宮の心情を示唆してはいるよね。
西宮はこう思ったんだ。劇中でも西宮が言ってるとおりだけど、自分と居ることで石田は不幸になると。自分が石田と居ることで、石田は彼の周りの人間から拒絶されてしまうのだと。
西宮が見える範囲にいると、石田は、加害者として扱われてしまうからね。
そういう意味で、西宮は自身がいなくなれば、と考えてしまう。
西宮は、石田に連れられてデートしていたとき、どういう気持ちだったろう。
そういう事を考えながら本編を観ていると、やはり、花火大会の夜、病院での出来事、それぞれのシーンが、よりこちら側の心にくる。

蛇足ではあるけれども、これもまた強く印象に残っているので書いておく。
結絃は可愛いかったね最高に。
初めて制服姿を見たとき、いや、その場面での事情を考えれば、少し不謹慎ではあるんだけども、いやぁ、
あぁあぁあぁ〜〜〜〜〜〜って、なったんだ。
追記:西宮の妹だと発覚する直前くらいのシーン、石田が結絃に西宮の耳の件で拒絶されたとき、いつも人の顔にバツつけるのと同じように傘で結絃の顔が見えないように遮ったでしょ。
結絃がこの後、石田の言葉を受けて結絃のほうから傘を持ち上げて視線を合わせるわけだ。この一連のシーンは物語上においても重要なシーンだろうけど、それ以上に、持ち上げてこちらを覗き込む結絃の可愛さったらないでしょ。なかろうもん。

追記:バッハの練習曲インベンションが、映画最後の文化祭に入るシーンまでの各場面で少しずつ弾かれているらしい。"練習曲"であることがキモ。
インベンションもう少し聴き込んでから観ると、もう少しここらへんが体感できるかもな。

メモ:『聲の形』音楽・牛尾憲輔インタビュー
http://a.excite.co.jp/News/bit/20161008/E1475063249559.html

BGMの曲が特徴的な映画だったけども、作品のコンセプトに沿った作りなんだなぁ
メモ:牛尾憲輔インタビュー 山田尚子監督とのセッションが形づくる音楽
https://www.google.co.jp/amp/s/s.animeanime.jp/article/2016/09/16/30521_2.amp.html



=文章のリメイク=(改めて書いてみたもの。個人的な、文章を書く練習として。かといって文章として練ってあるかと言われればそんなことはない。文章を書ける人ってすごい。ここまで読んでくださった方々にはスルーを推奨。書きたいこと最後まで書いてないし。書きたいことの半分も書いてない気がする。あれ?なんだかこの作品についていくらでも書けるような気すらしてきたゾ?もう一回観たいなぁ聲の形。TVで放送しないかなぁ。WOWOWでは放送し始めてるんだよね。契約してないけど。地上波でそのうち来ませんかね?まぁ、どうしても辛抱たまらなくなったら、そのときはレンタルでもしますよ。えぇ。)

西宮の心情は彼女の周りにも、視聴者側にも伝わりにくい。
西宮は言葉を発さず手話を使う。手話を知らない私は、彼女の伝えたいことを明確につかめない。
なので、登場人物の中でも手話のわかる人、結絃とか石田を介して、初めて西宮の発するメッセージを理解することになる。
とはいえ、西宮のメッセージを直接受け取ってないから、視聴者からすれば、メッセージの鮮度が落ちる。
果たして、最低限でも劇中で使われる手話を知らないままに、西宮の心情を理解してやれるものだろうか。
映画そのもののゴールはわかりやすくハッピーエンド。
特に構えることなくこの映画に触れたひとは、観終わってそのまま満足してしまうかもしれない。
しかし、手話がわからないまま観終わってしまった人のこの作品に対する理解は、実は相当に抜けている。
なんだかんだ西宮の手話に関しては説明があるじゃない、という人もあろうと思う。たしかにそうだ。
しかし、1回観て満足してしまった人に、はたして細かな演出への理解があるだろうか。
例えば花火大会の夜、別れ際の手話の意味を知っているだろうか。
『またね』とか、『じゃあね』ではないのだ。
例えば本作の最後のほう、文化祭で、植野が西宮に対してバカと言った。口でも言ったが、同時に手話でもそう伝えようとしていた。この手話が正しく『バカ』と伝えることができていないということを、知っているだろうか。
手話がわからなければメッセージの意味合いも正しくつかめない。映画をひとつ鑑賞するのに、主要人物の心情をいまいち理解できないままに終えるのはあまりに面白くない。
2つ目の例に挙げたシーンにおいて、実はコミュニケーション上のすれ違いが起こっているのだ、という事実に気付くか否かで、そのシーンに対する印象もがらりと変わってしまう。
手話のわからない人間が、気軽に1回観て消化できる作品ではないのだ。
ここで肝要なのは、ストーリーそのものが難しいものである、と言いたいわけではないということだ。
ここにあるのは「コミュニケーションの難しさ」である。
気軽に1回観ただけでは消化できない作品となった要因はこれだ。より具体的に言えば、
「私たちと、西宮との間のコミュニケーションにこそ難しさがある」ということだ。
これがこの作品の理解をひとつ妨げる。そして、それこそがこの作品におけるひとつの重要なテーマであるとも思われた。
よくある演出として、登場人物が自身の心情をナレーションしたり、心の中でセリフを吐いたりすることがある。しかし、劇中、西宮の心の中の声を私たちが聞くことはない。あえて排しているのだろうと思う。これは先に挙げたテーマにも関係することだ。私たちは、西宮を実在の人物として相対する必要がある。
現実の人間とコミュニケーションをとるにあたっては、「喋ること」の占めるウエイトはとても大きい。それが所謂健常者の側に立つ私の中での常識である。
私たちの主なコミュニケーションの手段は喋ることである。言葉である。
私たちが西宮とのコミュニケーションを難しいと感じる理由は何か。私たちがいつも行うコミュニケーションの手段が通じない相手だからである。
私たちは普段喋ることでコミュニケーションをとる。対し、西宮は手話によってコミュニケーションをとる。
こういった関係性にあって、人はどうすべきか。別に、正解がこれということもないが、少なくとも西宮は歩み寄っていった。口で喋ることを、一度選んだのだ。印象的なのは、告白のシーンだ。好きだといった。そしたら?
石田には、月と言ったのかと勘違いされた。
逆に、『健常者』の側から歩み寄っていったのは誰だろう。それが石田である。植野もまた、そうだった。
『好き』と『月』のような、コミュニケーション上のすれ違いは、劇中、要所で起こる。先に挙げた、植野が手話で『バカ』と言った(つもりの)シーンだってそうだ。西宮は正しく『バカ』と伝えるための手話を教えようとするが、植野にはそこが伝わっていなかったりする。
付け焼刃の『バカ』だった。植野に西宮の手話がわかるかと言えば、分からないのだ。
視聴者の側から見て、互いに通い合ったかのようだったが、その実、最後まですれ違っている。
これもまた、『コミュニケーションの難しさ』というものが描かれている。
そしてそのまま、そのズレを許容するのであった。

投稿 : 2018/04/14
閲覧 : 283
ネタバレ

saiha さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

メンタルが削られる

障碍者に対するいじめという非常にヘビーな描写があるため見ていて辛い。
主人公とヒロインの両方が自殺しかけてるし。
でも間違いなく見た後に心に残る作品だった。

最後はハッピーエンドなので安心してください

投稿 : 2018/03/21
閲覧 : 259
サンキュー:

8

ネタバレ

TimuTimu さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

るらら ほにほに いつもかみあわない

数年前に原作を読み、先日wowowで映画が放映していたので、視聴しました。主に原作との比較の感想になると思います。

【感想】
一言で言うと片道きゃっちぼーるのような作品でした(知らない人は調べてください)。
「伝える」ってとても難しいですよね。大人になっても全然解決できないんだから子供がどうこうするのはもっと難しいことです。でも、解決策はこの作品のように一時は失敗しても良いからがむしゃらに少しでも歩み続けることが学生時代に気付けるかどうか、そして行動できるかどうかにかかるでしょう。そうでないと中身のない大人になりかねないでしょう。そう、だから片道きゃっちぼーるのように・・・(布教)。

【良かった点】
・ギャグでは断然映画の方が面白い。漫画では表現しづらかった描写が映像化されることにより原作よりも分かりやすかったな。

・慎重なストーリー構成と演出。この作品は映画にして”ある意味”取捨選択しやすい部類だろう。なんせこの作品の本質的なところは明確だからね。だから、初見の人は結構本来原作にあったはずのキャラ設定を気にせず視聴できると思う。原作から入った人は少し物足りなかったんじゃないかな。でもあの内容を2時間で納めるのは絶対無理だからよくまとまってると思った。

・石田君の魅せ方は映画版の方が好き。原作は結構人間らしさあるけど、石田の内情が結構多いから「こいつやかましいな」ってなる。個人的に映画のような寡黙でちょっと優しい系に見せるのが好き。

【悪かった点】
・佐原と先生の改変と島田にももうひと捻りのストーリーを望む。特に佐原が変わる一世一代の場面が無いのは解せぬ。まあ時間無いし内容も変わってるから仕方がないか。

・ファンサービスかもしれないが原作で再現できなかった物語をスカートのチラ見せをするかのような映し方はやめてほしい。特に

・最後の30分はずっと緊張させられっぱなしで見てて疲れる。漫画だと自分のペースで見れるが映画は向こうのペースに合わせないといけない。ただでさえ終盤は見てて疲れるのに映画であれやると喉はカラカラで脳みそはショート寸前で廃人のようになるところだったよ。

映画も面白いけど漫画も面白いのでぜひ見てください

投稿 : 2018/03/12
閲覧 : 250
サンキュー:

7

ネタバレ

Maskwell さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

目に見えた不愉快さを楽しめるかどうか

自分はいじめのシーンがどうしてもイライラとしてしまった。
ある意味そういう感情になるように計算されて作られているという点では評価すべきなのだろうか。

しかし、その不愉快さが原因でこの物語で感動できなかった。
傷つけあった人間の歪な関係性がどうしても気になってしまった。

そういったもの全部含めて楽しめる人には面白い作品かもしれない。

投稿 : 2018/01/21
閲覧 : 237
サンキュー:

5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原作と比べて良い点も悪い点も

原作と比べるとラストがいい感じにスッキリと終わったのが良かった。
声優は小学生の島田以外は違和感がなかった。

真柴君の過去や、石田君を一発殴るシーンがカットされたおかげで真柴君のキャラが薄れている。もともと部外者なので薄いのは仕方がないのだが。
佐原さんや植野さんの深いところにも触れてほしかったという思いはあるが、まとまっていたのでそれほど問題ではないのか。

良作だった。

投稿 : 2018/01/15
閲覧 : 163
ネタバレ

ういすけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

れっきとした恋愛物です。

初見は本屋で、試し読みをしました。

冒頭部分のイジメの所です。
やりすぎたイジメっ子将也は、
問題が学校にバレると、クラスの皆の保身から、
逆につまはじきにされて、孤立してしまう。

そこまで読んで、暗い作品だな。重い作品だな。と、
見るのを今まで敬遠していました。

ヒロイン硝子ちゃんが、
なぜ、将也に惹かれたのか謎。

障害者に暴力をふるう植野って女の子にも、
そこまで酷い奴、おらんやろ!

とか、共感を得られないシーンがあるけども、
ヒロイン硝子ちゃんの不器用さに
心を掴まれました。

小学生の頃のイジメ問題で、すっかり孤立してしまった将也。
中学時代も変わらず孤独で、高校に入ってからは、
バイトしてお金を貯めて、それで過去を清算しようとした将也。

わからなくはないが、そこまで思い悩んでいたのなら、
中学で、すでに清算してしまっていてもおかしくないし、
地元から逃げ出したいと遠くの高校に進学していても、
不思議ではないのに、って思ってしまった箇所もありますが、
中学時代という長い時の中で、心がすっかり、すり減ってしまったのかな?
と思うようにしました。

耳の聞こえない硝子ちゃん。
かわいい顔をしているし、
お人形さんみたいに、いつもニコニコしている。
イジメられたら、かわいそう。守ってあげたい。
と、周囲から思われ、世話をやいてもらう。

しかし、それは、
犬、猫、うさぎ、ペット扱いでしかない。

でも、その奥には、
不器用で、世間知らずで、ひたすらネガティブ思考の硝子ちゃんが、
居ました。一人の人間なんだと、そこには心があるんだよと、
教えてくれました。

障害者だからと言って、特別扱いしてはいないか?
ペットとして扱っていないか?
たしかに、障害を負ったことで、あらゆる面で不便かも知れないし、
誰かの助けが必要かも知れない。しかし、彼女はペットではない。
そして、彼女もペット扱いされていることに慣れてしまっている。

作中で、彼女を一番特別扱いしていなかったのは、実は植野だったりする。
小学生の頃から、ずっとまっすぐ向き合っていた。
暴力は頂けないけど、硝子のずるさや甘え、無神経さにも気づいていた。

そこで、また私は教えてもらえる。
障害者とはいえ、そこに心があるのだから、一人の人間として扱い、
様々な聲を真摯に聞かなくては、と、いやだが、まてよ?
それ、健常者に対しても、しっかりその心の聲を聞けているのかな。

実は、相手がどうとか関係なく、心を開くのは自分自身ではないのか。
だから、最後のシーンに繋がるのか。と勝手に深読みさせてもらいました。

恋愛がピュアでかわいいです。
でも思い詰めて落ち込んで、伝えたいのに伝わらない。
そのもどかしも、ばっちり、ラブストーリしています。

「伝えられない。」

それは耳に障害を持っている硝子だけでなく、登場人物全員に言えること。

植野にとっては、そのプライドが障害なんだね。
なんて、思わせてくれた作品でした。

見ても損はしませんよ。

投稿 : 2017/12/18
閲覧 : 191
サンキュー:

9

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BZ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人生やり直し

ずるがしこい人が得をする世の中ですが、
過去を反省して不器用でも少しずづ前進する姿に、
心打たれます。

投稿 : 2017/12/11
閲覧 : 197
サンキュー:

7

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

序盤はあまり好きではないですが、展開は良いです(`・ω・´)

序盤はあまり好きではなかったです。
西宮さんがなぜいじめている側の将也にあんなに好意的に接することができるのか、それがよくわからなかったです。
それに、いじめ展開から入るのがあまり好きじゃなかったですね(;´・ω・)
まぁ、あんないじめは多かれ少なかれあるものなんですよね。。。
今となっては胸糞悪いですが、その当時は教室の中だけが世界みたいな感じですから、、、
その当時、周りの環境が与える影響力って大きすぎます、、、

序盤の回想パートが終わり、高校生になった将也。
小学校のころのせいで周りの人をまともに見られない様子を「顔に×」で表現しているのは面白い演出だなと思いました。

そして、永束との出会いを通して変わっていく将也。
永束の存在はすごく大きいですよね。絶対に裏切らない友人って感じで(#^^#)
男性キャラの中ではダントツでお気に入りのキャラです。

そして、周りの人たちと関わりだす将也。
後半の展開はすごく好きでした(^^)

この映画を一言で言うと「聲」がおそらく正解なのでしょうが、「人間関係」「孤独」とかを自分は一番感じました。

投稿 : 2017/12/04
閲覧 : 191
サンキュー:

11

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たにも さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

強がり

どんな街にも、学校にも、もしかしたらクラスにも同じ様な事は起きてるのかもしれない。
見終わって心当たりのある人は謝るきっかけにしてみては。

投稿 : 2017/11/08
閲覧 : 163
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4

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jolljoll さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

聲の色

 聾唖者の少女と、いじめっ子だった少年の物語です。
 中々へヴィーな話ですが、そこまで不快感を感じないのは、編集のうまさが成せる技でしょうか。クールな画作りのセンスがそこかしこで光ります。
 永束君はいいヤツすぎる。主人公の母親もまともな人ですね。おそらく石田少年が本当に反省できたのは母親のおかげだと思います。

 この話は、苦難からの脱出がテーマだったように感じました。勇気をもって目を開ければ、とても鮮やかな世界が回りには広がっています。
 
 とてもきれいな映画だと思います。

投稿 : 2017/10/03
閲覧 : 295
サンキュー:

8

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ニャンころ星人 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

よかったが…

最後がちょっと…でもおもしろかった。

投稿 : 2017/09/28
閲覧 : 238
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3

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あやたむたむ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

軽い。

多分原作読んでないからだと思うけどまず自分をいじめてた相手を好きになる心理が到底理解できない、無理やり詰め込んだ感あって深堀できてないから自殺しようとしたところとか全部が何だか唐突すぎる。あとキャラも弱くて残念、1クールアニメで見たかった。そんな簡単に死のうとしてんじゃねーよってとってもイライラしたけど、若い時ってそうだよね。高校くらいの時ってすごくどうでもいい事とか気になって世界は狭くてすぐに絶望しちゃうよね。作画だけは好き。動きが細やかで綺麗。最後まで何一つも感情移入できないまま終わりました。終始ペラペラな印象、私の大嫌いな24時間テレビ的な感動の押し付けを感じました。

投稿 : 2017/09/27
閲覧 : 278
サンキュー:

8

ネタバレ

ぽかぽかする さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

主人公と上野とかいうクソ女を途中何度か殺してやりたくなりました。また、周りの人間も途中まで許せませんでしたが、主人公の若さ故の間違った勢いと結果オーライ的なノリでなんとか乗り切ったようでした。いじめについて、幸せについて考えさせられる作品です。その前に相手の気持ちを考えて行動できる大人になって欲しいと、昔の自分にも言いたくなるいい作品でした。

投稿 : 2017/09/12
閲覧 : 170
サンキュー:

6

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キロノ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

期待したが・・・

・正直、漫画の方が良かったかな。
・漫画の方が泣けます。
・キャラの作画がとても良い。可愛い。

投稿 : 2017/09/06
閲覧 : 188
サンキュー:

3

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イルナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

(இдஇ; )

あたし的にキミノナハ。より観たかった作品‼︎
諸事情により映画館に行けないんでDVDがでるのをずっと楽しみにしてましたʚ♥ɞ

すごく胸が苦しくなる作品でした。
主人公2人もだけどその周囲の言葉や行動にもとても考えさせられました。
あたしの語彙力では言い表せれないぐらいほんとにこの作品を観れてよかったと思います‼︎
原作は読んだことないんですが、読みたいです!

障がい者やいじめがメインにあるので苦手な方もいると思うけど是非観て欲しいです(๑˃̵ᴗ˂̵)و

投稿 : 2017/08/17
閲覧 : 164
サンキュー:

8

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プリン☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

原作に忠実

映画のはなしが無くなっているだけで、映像化としては申し分ない形。

この映画を見て文句を言うなら映画ではなく原作にいうべき。

投稿 : 2017/08/06
閲覧 : 159
サンキュー:

4

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りゅぅぞぅ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

読み切りの時点で くると思っていた

 簡単に説明すると

石田君の 学校に 耳が聞こえない 西宮さんって子がきたんだけど

石田軍団は西宮を容赦なくいじめた・・・

 先生も黙認するクズっぷり

とある出来事から西宮は転向し、石田君がいじめられることに


 そして、時は流れ

石田は高校生になり、かつての行いを悔い

西宮に謝ろうと 彼女の元に会いに行くのであった



 個人的に名作なので

原作もまだまだ続いてほしいという思い出がつよかった・・・

投稿 : 2017/08/06
閲覧 : 223
サンキュー:

8

ネタバレ

こたろう さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

考えさせられる作品

始めに決してイジメを肯定するわけではないので誤解のないようお願いします

ただこの作品の登場人物全員の気持ちがなんかわかるな〜と感じました。
西宮硝子の気持ちや想いは障害を持たない私には想像を絶するところではあると思いますが…

小学校6年の時、聾唖の少女硝子が転校してきた所から話しが始まります。
ガキ大将の石田将也は気になりますがどう接していいかわからない。その為ちょっかいや悪戯をしかけます。しかしそれはだんだんとエスカレートしてしまう…
まだ善悪の判別も曖昧で自分のしている事の重大さ、卑劣さに気付かない年頃のこと。周囲も少なからず囃し立てる。そのせいで将也はなにも気付かないままイジメを続けてしまった。

植野も最初は面倒見の良い姉御肌でしたが背負い・背負わされすぎた。

硝子は友達になりたい。みんなの話しを聞きたい。ですが自分の事で周りに迷惑がかかる事も分かっているその為振り絞った作り笑顔とすぐに謝ってしまう癖というか処世術が出来てしまった。

全キャラ語るととんでもない長文になりそうなんで割愛します(汗)

簡単に纏めますと、、
小学校時代の担任がダメすぎるだろと思います
将也が悪くないわけではありません。
ですがもっと早く手を打てたでしょう。
1人に全てを押し付けて先生としては楽でしょうけどね、人間としては最低です。

ストーリーは硝子の健気さや壊れそうでギリギリで繋ぎとめている心が見ていて切なく思います。
将也の心の傷、罪の意識
硝子の優しさ、健気さ
植野の本当の気持ち
結弦の想い、責任感

自分が同じ立場ならと色々考えさせて貰った素晴らしい作品だと思います。





硝子ちゃんめっちゃ可愛い!
早見沙織さんさすがやで!!!!

投稿 : 2017/06/21
閲覧 : 252
サンキュー:

26

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さな さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

泣けはする

聴覚障害の女の子とその子を昔イジメてた少年との恋愛もの?という設定は良かったけど、色々と私には合わなかったところがあったので低評価で。
まず、手話の説明が無いところがあって何言ってるのか分からなかった場所が数カ所あった。
手話の説明が後出しだった所もちょっとなと思いました。
ヒロインも、昔イジメられてた人間を何故好きになれるのか理解出来ない。
謝られて優しくされたからといって恨みが無くなることは無い。
というか、恨んでる様子が無かったから、それも理解出来ない。
あと、黒髪長髪の女が理解できなかった。
主人公が入院してヒロインが会いに行った時、面会者を通すか通さないかは家族が決めることであって、間違っても久しぶりに会った、小学校の同級生の赤の他人が決めることでは無いと思う。
他のキャラも大なり小なりイラっとする所があって、見てて終始イライラする作品でした。

投稿 : 2017/06/18
閲覧 : 173
サンキュー:

4

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KYY23 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

観ていて、懐かしくなった

まず、小学生の時のいじめのシーン。子供って最初に悪気が無くてもけっこうエスカレートして、ひどいことをしてしまうものです。それが、強調されていた点が良かったなと思います。

私自身も成人式で地元の友人と再会したとき、仲が悪かった人と意外と話が合うようになって笑いあったりと、互いに成長したことで、人間関係が上手く改善した経験があります。


また、高校生の将也は、クラス内で悪口を言われているような幻聴が聞こえているっぽいシーンがありましたが、
飛行船が学校から見えているときに他の男子から話掛けられていたりと(将也はずっと机に顔を押し付けていましたが)、普通にクラスメートから好かれているなと、感じちょっと嬉しかった(笑)



また、硝子に再会した翌日朝のシーン、将也 母の「たくさん食べな~」のセリフが心に響きました。私も子供の頃に母から「おかわりもあるからたくさん食べな~」と言われたことを思い出しました。


家族で食事をするって幸せなことなんだなと。実家に帰った時に母に感謝の気持ちを伝えたいと思いました。


全体的に見て、硝子の妹、結弦が可愛かったです。登場人物の中でも一番、辛い思いをして、悩んだ女の子だと思います。



また、iPhoneの登場するシーンが多いなと思いました。どのキャラクターもiPhone。Android端末全盛の響け!ユーフォニアムとは対照的でした。現代の高校生の8割はiPhoneを使っていると言われていますので、リアルな再現なのかな。

ちなみにTUTAYAディスカスのBDレンタルにて視聴しました。アニメ映画では珍しく、BDレンタルが用意されていて、かなり高画質で楽しめました。作中の花の映像がリアルで美しい。
何度でも見直したい作品です。

投稿 : 2017/06/16
閲覧 : 210
サンキュー:

12

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

耳の聞こえない少女の虐めが題材のアニメ

まあみんな知らないふり関わらないが原点かな

小学生のクラスで虐めが起こり苛められて転校

その後高校生になって心を入れ替えて再開する
(現実は入れ替えなど無いだろうけどアニメでは入れ替えてる)

その後さまざまな葛藤が描かれているそれがメインの物語なのだろう

綺麗に描かれているが現実と乖離しすぎかな

いじめはしないほうがいいけど現実には起こってしまう

難しい問題を描いてしまったのだろう

アニメ的に評価すると良くも悪くも無くと言ったところでしょうか

人それぞれ苛めに対する考えは違うと思う

人それぞれ考えされることはあるのではないかと思う

アニメの苛め耐性は世界名作劇場で鍛えられてしまったので

超欝になるような内容では無いと思う

追加

売れるための作品でありけして虐めと向き合った作品では無いと思う

投稿 : 2017/06/05
閲覧 : 157
ネタバレ

※アニをた獣医師 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

良かったぞい! 漫画と別ものかな?

新しい予告見たけど、声優があってて素晴らしいよ♪
aikoの歌もこの物語にすごくあってる!
石田と西宮、小学生のころケンカして離れていった西宮が実は石田を救ってくれていた、そうして高校生となった石田は成長して西宮にどう接していくのか?西宮に償うことが生きる意味となった石田はどうするのか?


アニメだと省略するしかなかったとこもあるけど、充分作品の魅力は伝えられていた! いろんな人にみてほしいね、原作も!



やっぱりこの作品はショウタとしょうこの成長していく姿、自分を見つめ直して成長していくのが素晴らしいと思う❗それを声優のはやみんや自由さん、悠木碧、いろんな人がそれぞれのキャラの魅力も引き出してくれていた。感服ですよ

改めてみて、漫画とアニメでは違いも多かったけど、それはそれでやはり良かったと思う。少年と少女の苦悩、成長が描かれており、感情移入は難しいかもしれないけどやはり見ていて苦しく思うところもあり、感情を動かすアニメだった。
個人的に思ったのは、ビンタのシーンとか、ショウタのお母さんのカレンダーの理由聞くシーンryとか、もっと迫力あっても良いと思ったね。 躍動感がほしかったかな?もっと

投稿 : 2017/06/03
閲覧 : 369
サンキュー:

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聲の形のストーリー・あらすじ

聲の形」は、聴覚の障害を持つ少女・西宮硝子と、彼女へのいじめに加担していた過去を持つ少年・石田将也の物語で、2人の衝突や再会を通して、孤独や絶望、愛などが描かれている。(アニメ映画『聲の形』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2016年9月17日
制作会社
京都アニメーション
主題歌
aiko『恋をしたのは』

声優・キャラクター

入野自由、早見沙織、悠木碧、小野賢章、金子有希、石川由依、潘めぐみ、豊永利行、松岡茉優

スタッフ

原作:大今良時(講談社コミックス刊)、 監督:山田尚子、脚本:吉田玲子、キャラクターデザイン:西屋太志

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