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「アルスラーン戦記(TVアニメ動画)」

総合得点
74.4
感想・評価
1089
棚に入れた
5936
ランキング
908
★★★★☆ 3.8 (1089)
物語
3.9
作画
3.7
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.8

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アルスラーン戦記の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

世界観チグハグ&シナリオ散漫な残念作2

これも、シナリオ等そこそこ頑張っているものの、世界観の不統一さが次第に目についてきて視聴意欲が削がれてしまった残念作。
作中の用語から、イスラム化する以前の古代ペルシャ・中央アジア・北部インド(現パキスタン)風の世界を舞台とする作品として構想されていることは明らかだけど、第9章「仮面の下」に至って唐突に{netabare}魔術の存在する世界{/netabare}と判明するなど、いろいろとチグハグ。
シナリオも最後まで焦点が定まらず、続編が制作されているけれど続けて見たいという気持ちがあまり起きない作品となりました。
原作者・田中芳樹氏のもう一つの代表作『銀河英雄伝説』の方は、長大すぎる点はマイナスながら作品内容自体は高く評価していただけに、残念でした。


◆制作情報
{netabare}
原作         田中芳樹(原作小説)、荒川弘(コミカライズ版)
監督         阿部記之
シリーズ構成     上江洲誠
キャラクターデザイン 小木曽伸吾、田澤湖、渡邊和夫
音楽         岩代太郎
アニメーション制作  ライデンフィルム、サンジゲン(CG制作){/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


================ アルスラーン戦記 (2015年4-9月) =================

 - - - OP「僕の言葉ではない これは僕達の言葉」、ED「ラピスラズリ」 - - -
{netabare}
第1章 エクバターナの栄華 ☆ パルス暦317年、ルシタニア人捕虜と王子の出遭い、奴隷制度と狂信的宗教国家
第2章 十四歳、初陣 ★ パルス暦320年秋、アトロパテネ平原の戦(対ルシタニア軍)、大敗北
第3章 黒衣の騎士 ☆ 続き、ダリューン奮戦・王子逃亡、パルス軍壊滅・バフリーズ敗死(銀仮面卿)
第4章 厭世の軍師 ☆ 元書記官・隠者ナルサス卿、宮廷画家登用の約束
第5章 王都炎上~前編~ ★ ナルサスの用兵論、王都エクバタナ攻防戦、奴隷解放の扇動 
第6章 王都炎上~後編~ ★ 続き、奴隷叛乱、パルス暦320年12月王都陥落
第7章 美女たちと野獣たち ☆ タハミーネ王妃、ミスラ神殿女神官ファランギース
第8章 裏切りの英雄 ★ カーラーン追求戦、弔いの歌、正統の王ヒルメス
第9章 仮面の下 ☆ 王都潜入、ルシタニア国王イノケンティス7世、王子とエトワールの再会、銀仮面卿vs.ダリューン
第10章 カシャーン城塞の主 ★ カシャーン城主ホディールの思惑、討伐、奴隷解放と思惑違い
第11章 ペシャワールへの道 ★大司祭ボダーン直属・聖騎士団、ザンデvs.ダリューン
第12章 騎士の忠義 ☆ ゾット族長の娘アルフリード、銀仮面卿vs.ナルサス
第13章 王子二人 ★ 東方辺境ペシャワール城塞到着、鉄仮面卿vs.王子、守将バフマン死亡、シンドゥラ国軍侵攻{/netabare}

 - - - - - - - - - - - OP「渦と渦」、ED「One Light」 - - - - - - - - - - -
{netabare}
第14章 異国の王子 ★ 対ラジェンドラ第二王子軍戦、同盟締結、シンドゥラ侵攻開始
第15章 シンドゥラの黒豹 ★ パルス暦321年、ジャスワント助命、クジャラート城塞攻略
第16章 落日悲歌 ☆ 対ガーディビー第一王子戦(戦象部隊)
第17章 神前決闘 ☆ ダリューン卿vs.戦士バハーデゥル、シンドゥラ次期国王決定
第18章 ふたたび河をこえて × 国王交替、ラジェンドラの姦計失敗、3年間の不可侵条約
第19章 冬の終り ☆ ザーブル城攻略戦(銀仮面卿/万騎長サーム)、万騎長クバート、王太子アルスラーンの布告(ルシタニア追討令・奴隷制度廃止令)
第20章 騎士の素顔 ☆ 帰参者の思惑と不満、エトワールと王子の城内の再会、王子の決意
第21章 別れの詩 ☆ ギーヴ離脱、エクバタナ奪還作戦開始
第22章 出撃前夜 ☆ 続き
第23章 聖マヌエル城の攻防 ★ ルシタニア拠点聖マヌエル城、ザンドvs.ダリューン、エトワールの王子襲撃
第24章 決戦 ★ 続き、ダリューンvs.銀仮面、落城、投身者、バルカシオン伯爵自害 
第25章 汗血公路 ☆ 銀仮面とルシタニア王弟の盟約、エステル帰参、王太子軍王都へ ※挿入歌「天空に舞う鳥よ」{/netabare}
---------------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)10、☆(並回)13、×(疑問回)1 ※個人評価 ☆ 3.6

投稿 : 2018/03/02
閲覧 : 809
サンキュー:

16

双真 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

★★★★☆☆

おもしろかった!

優ゃしぃ~ん!!

投稿 : 2018/02/09
閲覧 : 369
サンキュー:

0

藤乃 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アルスラーン戦記

原作(小説・漫画)未読で視聴。
心優しいアルスラーン王子が成長していく過程を描いた王道ファンタジー大作。

豪傑揃いの仲間や敵国ルシタニア側も個性豊かなキャラクターにあふれ、とても魅力的です。
策略や政治、宗教も絡むストーリーは筋がきちんと通っていて話に入りやすい。
構成がしっかりまとまっていてるし、ストーリー展開も面白く、物語にどんどん惹きこまれていきます。

作画はキレイで、剣戟のシーンも迫力あります。
声優さんの演技も熱いですし、渋いナレーションも戦記物らしくてぴったり。
重厚な音楽も世界観と非常に合っています。特にEDが素晴らしい!
藍井エイルさんの「ラビリンス」、Kalafinaさんの「One Light」はどちらも次話への期待を掻き立ててくれます。
予告の最後、「少年はそして王となる」で締まるのもしびれますね。

重厚でありながら華やかさもあり、誰でも楽しめる歴史ファンタジーです。

投稿 : 2018/02/06
閲覧 : 259
サンキュー:

2

ミホ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ふつう。可もなく不可もなく。

まだまだこれから盛り上がってく感じで、おもしろいともおもしろくないとも言えない段階。今は、伏線を張ってる段階なんだろうな。
今後おもしろくなっていきそうだから、このまま見ていく予定の作品。

2015.8.4

やっと17話までまとめて見れた!
戦略とか、そういうのおもしろいけど、主人公は完璧なお人よしで、
言いたいこと、これからこういうんだろうなーって、予想がついちゃうから、たまには予想を反した行動をとってほしいな!笑
これからまだまだ、アルスラーン王子は、やらなくちゃいけないことたくさんあるから、このアニメ長くなるんだろうなーって思った。

投稿 : 2018/01/06
閲覧 : 380
サンキュー:

12

ネタバレ

みかん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何回もみてる♥️

ヒルメスとイリーナ姫のところ1番大好きです(*≧∀≦*)なんかいいな

投稿 : 2017/12/25
閲覧 : 251
サンキュー:

0

sao さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ハマります〜〜❤️

一度観はじめたら止まらなかったです。
王道ファンタジーですが、キャラクターがみんな魅力的過ぎて、ニヤケます。
はー。カッコいい。
漫画も小説も読みたくなりました。
見応えのある作品でした^ ^

投稿 : 2017/12/19
閲覧 : 241
サンキュー:

2

ダビデ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

うーん

なんか、少年漫画っぽい脚本?なのでしょうかね。
アルスラーンご一行が良い人過ぎて、水戸黄門を観ている気分で、そういう意味では、面白く観ました。

投稿 : 2017/12/19
閲覧 : 318
サンキュー:

3

ネタバレ

C.C さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

やしゃしーん^0^

いくぞ突撃!やしゃしーん(^0^)->(x_x)グワァ

いきなり王国が侵略され取り戻すお話でした。有能な部下を引き連れ城をおとすまで見逃すなかれ…

2期があるようですね、引き続き やしゃしーん^0^を視聴する所存です。

投稿 : 2017/12/10
閲覧 : 520
サンキュー:

4

ネタバレ

いしゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 2.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

王国再興を胸に アルスラーンの旅が始まる!。

あらすじはあにこれを参照ください。
放送時期:2015年4月~9月

アルスラーン戦記の戦記って 何かなって少し調べたら
戦争記録およびそれを題材にした創作ってことなんですね

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

〇世界観
設定は13世紀頃の中東が舞台 
大陸公路(現実でいうシルクロード?)
の中心地パルスを巡る争いを描いています。

〇物語
戦争により奪われた国パルスを取り戻し復興させる!

これまで城内で温室育ちだったアルスラーン殿下が
外の世界の触れ 民に必要とされる王になるため
様々な事を経験して成長していく物語 

Ⅰ期はアルスラーンの11歳から15歳までの成長記録です。

全体的に
テンポはサクサク進みストレスフリーで気持ちいいです
次から次へとイベント事が発生して最後まで飽きません
どちらかというと 一度見始めると止まらない作品でした○o。.。

。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎

〇注意
作中に戦闘シーンがあります
血が流れたりしてるので 注意してください

時代的に歩兵 騎兵 弓兵が主な武器
他にも象兵などもあって 多彩な戦闘が味わえます
( 地理的にラクダ兵とかあっても可愛いかなって思いました。)

.。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎

◎キャラ〇作画
冒頭のアルスラーン殿下はとても世間知らず
11歳だから当然ですけど 周りに守られて体も心も一切傷無い
そんなイメージを受けました。

そんなアルスラーン殿下を守る
主人公サイドの人材は皆粒揃いで すべてイケメン♪

そんな臣下の者たちが
”今お助けします 殿下!”なんて命を懸けて守ってくれる姿を 
”ニヤニヤ””って もう絶対人様に見せれない顔で観てしまう

わたしは まず”ダリューン”の事が気になりましたね
うん! こういう楽しみ方を探すのもアリですよね♪

戦乱だからと言って屈強な感じの男ばかりではなく
軍師タイプや遊び人タイプなど タイプや年齢も様々
だから 好みのタイプが見つけやすい? そんな所も◎です

世界観が”中東”だから?
この作品の作画 線が少し太いです
だから キャラの顔が女性のように綺麗でも力強く感じました

ちなみに 主人公のアルスラーンは
道中 色々な経験を積み 強く変わっていくのに
最初から持っていた優しい心は変わらない
そんなところ カワイイ♪好きです。

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

〇観終わって
王道ストーリーですが
所々パズルのような謎解きがあったりして
{netabare}(血統とか){/netabare}全く飽きませんでいた。

冒頭 アルスラーンが
王族という立場で城下町を歩いていたころは
自国がすべて正しい そういう考えだったのですが

外の世界に触れ 
色々な文化・人と交わることで徐々に変化していきます
 
視聴前は 
アルスラーン戦記というタイトルなので
戦争で領土の奪い合いや殺し合いがメイン
そういうおはなしかなって思っていたのですが

視聴後は 
幼く弱かったアルスラーンが旅を続けていく内に
信頼する仲間と出会い 共に理想の国を描いていく
王道ですが やっぱりここが一番ワクワクしました○o。.。

.。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎

〇最後に
優しきアルスラーンと魅力ある側近たちが
非情な戦場で今後どう成長していくのか?
Ⅱ期も楽しみです♪○o。.。

以上 最後までお読み下さりありがとうございます。






 

投稿 : 2017/12/05
閲覧 : 449
サンキュー:

32

ゆーしゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

世界観半端ない。ヤサシィーン‼︎

田中芳樹さん原作からの、荒川さんのアルスラーンは可愛くて大好き♩昔のアニメも見ましたが、こっちの方がかなりわかりやすくて見やすいです☺︎
1話見たら止まらなかったでした。
三期早く見たいです。

投稿 : 2017/11/25
閲覧 : 425
サンキュー:

2

Ppppp さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

戦争もの。 アルスラーンの成長していく物語だが

戦争といえば、王争いや 権力争いはつきもので。
王子のアルスラーンも 巻き込まれていくわけですが
アルスラーンの優しさ 強さに 器の大きさに
アルスラーンを助ける仲間達が 強くてカッコよくて
キャラが良い。私はここが魅力だと思います。
アルスラーンの出生の秘密などまだまだ続きが気になりす。
三期があるでしょうきっと!

投稿 : 2017/11/25
閲覧 : 345
サンキュー:

2

順々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

おお!!

 こんなに夢中になるアニメは久しぶりで1日で24話?すべて見てしまいました。

投稿 : 2017/08/05
閲覧 : 274
サンキュー:

2

とまと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

壮大な物語

CGが不自然だったことが残念です

投稿 : 2017/06/23
閲覧 : 232
サンキュー:

1

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

パルス人無双伝説。

アニメーション制作:ライデンフィルム/サンジゲン
2015年4月5日 - 9月27日に放映された全25話のTVアニメ。

原作は、1986年が最初の田中芳樹によるファンタジー戦記小説を元に、
漫画家の荒川弘によってアレンジされて『別冊少年マガジン』にて連載中の漫画作品。
かつての版元である角川書店版のアニメとは趣が異なった、現代版『アルスラーン戦記』と言えます。
監督は、阿部記之。

【概要/あらすじ】

中世の時代、大陸の中央に鎮座する大国があった。
パルス王国。人口2000万人。王都エクバターナは人口100万人を称す。
私達の世界で言うイランに位置し人種の異なる諸国に囲まれていてる。
内海など地形の関係で、交易路である大陸公路(シルクロードがモデル)はパルスを通過しなければならない。
なので、大陸の東西が交わる地として貿易で莫大な利益を上げ、
学問や芸術といった文化的にも最先進国の一角である。
(ビザンツ帝国やヴェネツィア共和国の栄華のイメージに近い)
最強の武名高き大王アンドラゴラス三世に率いられた12万人の最強の騎兵隊で戦争では連戦連勝。
その繁栄は周辺諸国が羨むほどであった。

パルスの周辺には、
トゥラーン|北東|モデルがモンゴルの遊牧騎馬民族。だが、チンギスやオゴタイのような指導者がいない。
チュルク|東|モデルはトルコ系民族。ウイグルをイメージするのが順当?
シンドゥラ|南東|モデルはインド。戦象部隊がある。
マルヤム|北西|モデルのビザンツ帝国と違って、経済的文化的発展といった設定がパルスに全部吸われた弱小国。
ミスル|西|エジプトがモデルだが、サラディンやバイバルスみたいな英雄が治めているわけはない。

他には、

隣国を挟んでパルスより遥か東には絹の国(セリカ)
中国好きの作者が美化した理想の中国王朝。
万世一系の皇室が治め、首都はパルスの倍の200万人。
人材の質が高く政治的にも文化的にも多分、世界最高。

ミスルの南には黒人の国ナバタイ。

そして、マルヤムの西には、唯一神イアルダボートを信仰するルシタニア。
パルス基準では文化を理解しない貧しき無教養の蛮族。モデルは西欧諸国。

ウラジミールやキエフの名を冠したロシア民族国家は、この世界では存在しない。

さて、この物語の主人公は至強のパルス王国の王太子アルスラーン。
マルヤムを滅ぼしてパルス暦320年にパルス王国に攻め込んできたルシタニアとの第一次アトロパテネ会戦。
パルス軍は様ざまな要因が重なって壊滅し敗残の徒となり、国王アンドラゴラス三世は行方不明。
王都エクバターナはルシタニア軍に占領される憂き目となった。
そして、異教徒の弾圧を善行と信じ唯一の神以外を認めないルシタニア人の残虐非道さは、
略奪行為にとどまらずパルスの民衆に対する大量虐殺にまで及び、目に余るものがあった。

戦場から逃れたアルスラーン王子は、
ダリューンやナルサスを筆頭に知勇に優れた部下たちに支えられ再起を図っていく。
目標はルシタニア軍をパルス王国から追い出して政権をパルス人の手に取り戻すこと。
そして、アルスラーンはパルス王国の制度を悪しき因習と考え改革したいと考えている。
これは、後世の歴史書に名を残す、“解放王”アルスラーンの英雄叙事詩である。

【感想】

一応、原作小説は第9巻「旌旗流転」まで買いましたが一向に続きが出ないので古本屋に全部売りましたね。
近年、完結させる気になり15巻まで刊行して残り1冊になりましたけどね。
第7巻「王都奪還」までは好意的な評価をする人が多かったものの、
第8巻「仮面兵団」からは微妙扱いされてるこの小説。
重要キャラがあっさり死ぬ。
その事自体が問題ではなく、
え?この女性キャラ。重要な役回りなのかな?と思わせておいて、あんまり出番が無くヒロインにもなれずに終了。
えええ?物語の都合で死ぬにしても、この人に今までとは別人のようにマヌケな行動をとらせて死地に追い込むの?
と、死に方で結構非難されていますね。

2度アニメ化された大ヒット漫画『鋼の錬金術師』の作者・荒川弘によって現代に蘇ったわけですが、
そうそうに原作漫画の展開をアニメが追い抜いてしまって、漫画ベースと言いながらも先に先に進んでしまい、
そのうえで原作コミックとアニメの間に若干の展開の差が起こるという奇妙なことに。

お話の着想としては、
1982年から1984年までにNHKでテレビ放送された『人形劇三国志』の影響で、
豪傑や知将たちによる群像劇を筆者が描きたかったのが第一。
作品舞台の設定は、1985年に発売された光栄の歴史SLG、
[PC-88]『蒼き狼と白き牝鹿』の影響があったのでしょうか?
(チンギス・ハーンが主役でモンゴル帝国の世界征服がプレイヤーの目的という内容)

パルス王国はモンゴル並の武力+ビザンツの富と文化+エルサレム的な立場を兼ね備えていて、
どんだけチート国家なんですかね?って感じ。
パルス王国とルシタニア軍の争いは、キリスト教徒の十字軍とイスラム国家のジハードがモデル。
トゥラーンはユーラシア大陸に世界帝国を築いたモンゴル帝国の劣化版。
お話としては光栄の三国志やジンギスカン的なものを現代でいうイランに位置する王国を舞台にした英雄譚ですね。

キャラは、
アルスラーン = 演義の聖人君子な劉備+美少年
ダリューン = 関羽+黒衣の騎士とかいうイケメン属性
ナルサス  = 孔明+剣の腕前も優れている
アンドラゴラス三世 = 項羽
何かに置き換えるとイメージしやすいですね!

世界情勢は12~13世紀の世界史がモデルなのに荒川版のビジュアルだと何か文化や装備が古い。
パルスの民族モデルがササン朝ペルシアでそれを再現しようとしたら時代が古くなってしまった。
十字軍全盛期の中世・鎌倉時代の話かと思えば古代・飛鳥時代だったという。
架空戦記なので気にするところは、そこじゃないのでしょうけどね。

実は原作が元々好きじゃないのですよね。
同じ作者の『銀河英雄伝説』で例えれば、帝国軍にヤン提督がいて作戦立案してる感。
敵がどんな大軍で攻めてきても策を弄してもチート軍師が全部お見通しの無敵な王太子軍。
武勇チート+知略チートがずるいよね。
おかげで敵が軍師ナルサスの手のひらの上で踊らされるピエロでしか無い。
そんなピエロの策謀に嵌められて惨敗した父王がマヌケに見えたりしてね。
父王の常勝の慢心をついて内通者まで作った必勝の策なんですけどね。

ジャンルとしては、戦記・英雄譚なんですけど、主人公にばかり人材が集まりすぎて、
他国の人材の質がそれほどでもないですよね。
なかでも侵略者のルシタニア軍なんか最高司令官の王弟ギスカールのワンマン体制で、
部下のルシタニア人が粗野なのと無能なのしかいない。教会権力は聖職者じゃなくてキチガイですし。
そんな凡将だらけのルシタニア軍に負けた父王もピエロですね。
ルシタニアに協力して策に嵌めてパルス軍を負かせた銀仮面卿もカーラーンもパルス人。
この作品の武勇トップ3はパルス人。絶対無敵最強軍師ナルサスもパルス人。
本当!本当にパルス人が世界最高民族と言わんばかりのストーリーですね。
やっぱり、敵に賢人がいたら主人公たちが勝てなくなるので、
ナルサスが賢い!ていうより、主人公一行の噛ませ犬になる範囲で敵を能力設定をしている感じ。
史実の第3回十字軍なんか、

フリードリヒ1世「赤髭王」(ドイツ王として領土を拡大した神聖ローマ皇帝)
リチャード1世「獅子心王」(Fate/strange Fakeで英霊化した戦狂いのイギリス王)
フィリップ2世「尊厳王」(イギリスとドイツの連合軍を撃破した知将でフランス最初の偉大な王)
モンフェラート侯コンラート1世 (エルサレム王即位直前に暗殺された十字軍の英雄)

とタレント揃いだってのに、ルシタニア軍はギスカールは優秀だがパルスの万騎長レベルの将が一人もいない人材難。
主人公サイドを賢く見せるために敵を低能にするのは仮想戦記ジャンルの永遠の問題なのでしょうか?

他にも、主人公が中世の専制君主の王族でありながら、自由と平等の精神に溢れてるってのがスゴイですよね。
作者の戦後日本の価値観で戦記物を書いたら、そうなるんでしょうかね。

「中世で最も進歩的な君主」「王座上の最初の近代人」として名高い、
神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世(1世の孫)ですら、
“自由”“平等”“人権”という価値観を知らなかったと言うのに、アルスラーン王子の思想が新しすぎ!

多分、こういう作品を読むより史実世界史の中世の時代の様々な人物のエピソードを漁ったほうが、
面白いのではないか?と思ったりしています。

例えばイギリス王のリチャード1世なんか、
アーサー王の伝説マニアで自分の愛剣にエクスカリバーと名付けちゃう天然の中二病。
戦争をするためなら、自国の首都のロンドンを売ってもかまわないと公言するほど危ない酷い王様だったり、
架空戦記の人物より個性的だったりしています。

荒川版の漫画・アニメですけど、キャラ改変がスゴイですね。
原作の序盤の3年前の第1話。アルスラーン王子・11歳から始まるのですが、
主人公がポカーンと口を開けたお人好し。
老将軍に剣の稽古をつけられているのに、
同年代の子供である敵国の兵士に無抵抗に誘拐される惰弱っぷり。
少年たちからは頼りないと見下され、洗濯してた奴隷からはアホ王子と罵られる。
あげくに誘拐犯の子供兵士に対して「奴隷になれば食うのに困らないぞ」と原作の王子の知性からかけ離れた台詞。

本人曰く、乳母夫婦に養育され王宮の外で生活していた幼少期はイジメられて喧嘩でいつも負けて帰ってきたという。
の…のび太くん?いらない設定が追加ですね。女の子みたいに、か弱い殿下萌えのつもり?
まるで、銀河英雄伝説に出てきたランズベルク伯の方がマシに見えるボンクラ。
原作のアルスラーン王子は、こんな人物ではないです。
庶民やジプシーや異国民と慣れ親しんできた城の外での幼少の経験があるがこそ、
尊貴な立場でありながらも身分意識に囚われない、柔軟かつ聡明な人格が形成されてるのに、
荒川解釈では世間知らずのボンボンがスタート地点とか原作ファンに喧嘩を売っている改悪ですね。

はあ?これは、自分が知ってる『アルスラーン戦記』ではないですね。
中世の王族権威をなんだと思ってるのですかね?
大陸公路の覇者たる超大国を治める怖い怖いアンドラゴラス国王陛下の王太子で未来の王様ですよ?
町内の小金持ちのボンクラ息子がいじめられてるとはワケが違いますね。
平民や奴隷が王子を見下しバカにする = 王室批判 = 良くて牢屋送り、悪くて極刑モノでしょう。

荒川プロットですと身分の差・高貴への畏れ敬いを描けない予感。
日本で例えて考えてみてください、皇族をドヤ顔で見下す不敬な国民だらけのスゴイ国ですね。
荒川弘の作風が登場人物の繊細な部分や王侯貴族の高貴さを描くのに水と油なのですよね。
コミカライズの仕事を持ってきた編集者が節穴。

荒川氏とスタッフが姫殿下と悪ノリし過ぎたのですかね?
“姫若子”→“土佐の出来人”と出世した長宗我部元親が如く、マイナスから始めて英雄王に成長する算段?

原作では城下で暮らし12歳で王宮に戻ったアルスラーン王子。
荒川版では11歳で既に王宮に戻って2年になるために、原作と色々乖離が。
1話目当時に任務で遥か東方の「絹の国」に滞在中のはずのダリューンがパルス王都に居る。
荒川版設定ではアルスラーン王子と宮廷書記官ナルサスが顔を合わせる機会が2年間あったのに面識がない。
荒川弘は原作を読み込んでない疑惑。

“ボンクラ坊っちゃん”として弱体化したアルスラーンとアニメではペアに配置された荒川版エトワール。
ん?なんですか?この居丈高でキーキー喚く山猿は?原作とは別人過ぎて、見てて本当に不愉快になりました。
ボンボンに過ぎなかった荒川版アルスラーン王子の思想に影響を与えた、
キーマンの役割を新たに与えられたわけですが、
『異教徒は差別されて当然』な荒川版エトワールの主張が、
イアルボダート狂信者のボダン大司教と大差ないのですよね。まさに言動が女ボダン。
宗教で平然と差別するくせに奴隷制度に異を唱えるダブルスタンダードが酷いですね。
『奴隷は間違ってる』『人間は平等だ』と王子を洗脳して、
後の“奴隷解放”に繋がるキーパーソン設定が荒川版エトワールに追加されましたが、
荒川版エトワールみたく軍属ルシタニア人が奴隷に身を落としたのも、
マルヤムに侵略戦争を仕掛けてパルスの援軍に惨敗して捕虜になった自業自得。
ルシタニア人は異教徒を人間扱いしていなく宗教的差別が酷いし、
第2話でのパルスとの戦の前にマルヤムを滅ぼして国王夫妻を焼き殺しマルヤム人50万人を奴隷として売ってるし、
どの口で絵空事を言ってるんでしょうかね?
そのルシタニア人の戯言であっさり洗脳されて、
『自由!』『平等!』『奴隷解放!』を口にしている王子もマヌケにしか見えないのですよ。
前述の世間知らずのボンボン設定捏造も荒川版エトワールとの出会いによって盲が開けた。
荒川版エトワールが王子を変えたから、歴史が動いた!という独自展開。
一人の登場人物を持ち上げるためだけに作品が台無しになってしまった感が拭えません。

第一次アトロパテネ会戦の後に女赤子関係なくパルス人を虐殺しまくったルシタニア人の唱える、
『平等』を信じてエトワールを甘やかす王子が本当にキャラ改悪ですね。
少なくとも原作のエトワールは主張の矛盾を全て論破されたりと、思想については全く肯定的に扱われていなく、
エトワールは妄信的で無知な信仰者の状態から、アルスラーンたちに感化されて視野が広がっていくのですが、
荒川版では妄言を上から目線で言いたい放題で叩く者が出てこないのでストレスが溜まります。
自分が一番頭が悪いくせに主人公を“アホ坊っちゃん”と呼ぶコイツがファランギースの矢に射殺されて、
単に最初は異教徒への偏見があっただけで、聡明さも礼儀もある性格の良い、
原作準拠の本物のエトワールが出てくればいいのに!と思ってしまいます。
荒川エトワールは何度も王子に接近し斬りかかってもいるのに、
何故か護衛のジャスワントが王子の側にいない御都合主義。返り討ちに遭うこと無く傷一つ負わない。
殺されかけることすらあった幾度もの度重なる非礼・蛮行に対して被害者のアルスラーンが何も言わない。
王子をかばってエラムが負傷して腹から血を流しているのに扱いが軽く荒川エトワールが罪に問われることすらない。
原作小説版に荒川エトワールがいたら王子が止める前にジャスワントによって間違いなく斬り殺されていますよ。

荒川版エトワールは、例えれば女が政治に口を出すスイーツ大河主人公ですね。
さらに悪いことに、無知・品格がない・粗野・尊大・傲慢・迷妄。
王子が敬語で接してるのに、荒川版エトワールは全部上から目線発言で偉そうな口調。
暴力ヒロイン好きな荒川弘の理想像なのでしょうが、
個人的には好きになれる要素が一つもない見てて苦痛なキャラでした。
原作漫画はまだ、エトワール再登場まで進んでないのですが、
荒川弘の構想資料を元にアニメの脚本が作られていますので、
このまま漫画の展開が進んでアニメでの問題点が改善されるか疑わしいですね。

モブ兵士が動いててアニメーションとしてのクオリティはしっかりしている。
バフマンやサームなどの中高年の脇キャラのデザインが良い。
など荒川版アルスラーン戦記にも褒めるところはあるのですが、

旧アニメと比べて女性キャラが全く美人に見えない。(旧アニメのタハミーネ王妃は本当に絶世の美女です)
アルスラーン王子が軟弱丸顔で凛々しさがない。
天野喜孝のイラストを元にした旧アニメのようなスケール感と耽美さと華やかさがないんですよね。
どっちにも長所と短所が、それぞれにありますけどね。

あと、BGMがエスニックさが薄いのが良くないと思いました。
岩代太郎さんの音楽は他のアニメでは良かったですがアルスラーン戦記には合ってませんね。
こういう世界史っぽい戦記モノは菅野よう子さんか大島ミチルさんが適任だと思います。
菅野よう子さんが担当になっていたらペルシアの民族楽器を用いて、
異国情緒あふれる音楽をしっかり仕上げてくるしょうね。

全25話迄観終わりました。漫画家・荒川弘ファンなら十分楽しめると思いますが、
原作小説や旧アニメが好きな人には、キャラ改変酷すぎと容姿のイメージの違いで全くオススメできないですね。
言いたいことは、以上です。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2017/06/15
閲覧 : 623
サンキュー:

74

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

前半と後半ではテンポ感が違う

 原作は未読。
 魔法が出てきたりで一種のハイファンタジーではあるのだろうが、魔法を主体としたものでは
なく、あくまで人の力と頭脳を駆使したやり取りという点ではタイトル通り、戦記であり、
架空の歴史ものとも言えそう。
 前述のように本作自体は未読だが、他の田中 芳樹作品は幾らか既読。作品によっては
ファンタジーだったり、SFだったりと体裁は様々だが、この手の歴史ものは氏の得意技と
いった印象が強く、ストーリー展開自体は安定の面白さを感じる。
 主舞台であるパルスはペルシアをモチーフにしたようだが、敵対するルシタニアは
中世ヨーロッパの国を思わせる。そして、ルシタニアの宗教であるイアルダボート教は
キリスト教を、パルス遠征は十字軍をモチーフにしたようだが、攻められる側にイスラム教的
存在はないようで、世界観的には現実の歴史をそのままモチーフにしたのではなく、時空を
越えて色々な要素を組み合わせたものみたい。

 序盤にいきなりパルスの歴史的大敗から始まり、アルスラーンとダリューンの二人だけと
いう状態になるが、この辺からは一種の貴種流離譚といった趣きに。
 ナルサスを始めとする、徐々に集う仲間達という展開は王道とはいえ楽しいもの。またこの
キャラ達が非常に魅力的。
 ストーリー展開以外にもダリューンとナルサスの軽口のやり合い、ナルサスを巡っての
エラムとアルフリードの可愛い喧嘩、ギーヴの口説きとそれをいなすファランギースといった
キャラ同士のやり取りも楽しい。
 不幸にして流浪の旅をすることになったアルスラーンだが、この旅が学びの場となった
ようで、奴隷制を始めとする様々なことを考えて、成長していくアルスラーンが序盤の
頼りなさもあって、一層頼もしく感じられる。

 アルスラーンに敵対するルシタニアだが、イノケンティス七世を王としながらも、王弟
ギスカール、大司教のボダン、客将のヒルメスなど、それぞれが思惑があって一枚岩ではない
ところが興味深く、それぞれが悪役としての魅力を感じる。
 もっとも個人的にはボダンに関してはやり過ぎてギャグに映ってしまった感が強い。
 このボダンに代表されるように随所に描かれるのがイアルダボート教の融通の利かなさゆえの
残虐性などで、元ネタであるキリスト教が歴史上おいてこういった面があるのは確かだが、
ここまで露骨に、一方的にイアルダボート教のみを悪として描いているのを見ると、
田中 芳樹氏はキリスト教が嫌いなのかなと思ってしまう。
 イアルダボート教の熱心な信者としてはエトワール(エステル)が印象的で、それぞれの身分を
知らぬまま、何度もアルスラーンと接触することでアルスラーンの思考に好影響を与える
存在ではあるが、そのアルスラーンを変えた言葉の数々が自己矛盾しているところが興味深い。

 そして、アルスラーンのライバル的存在のヒルメス。
 先に悪役と書いてしまったが、ヒルメスと、彼に従う者達の血統としての王位の正当性と
いった考え方は、当時の倫理観としては決して間違っていないわけで、彼らは彼らなりの正義が
あるところが面白いところ。まあ、それ以上にヒルメスやザンデなどは私怨を強く感じて
しまうが。
 余談だけどザンデ役の森田 成一氏は本作放映時前後、このザンデ役以外にも「黒子の
バスケ」の灰崎 祥吾、「ベイビーステップ」の高木 朔夜など、逆恨みに近い感情を持つ
キャラが多かった印象が強い。

 他に印象的だったのは、中盤のシンドゥラでの中心的役割のラジェンドラ二世。
 何度もアルスラーンを騙そうとして失敗するも、懲りないところや抜け目ないところなどが
なんとも憎めない感じ。
 特に何かに秀でたところはなさそうだが、前述のような特性が結局、彼を王に
のし上げたのかなという気もする。

 前半部はじっくり描かれており、なかなかいい感じだったが、中盤以降はやけに駆け足に
なった印象で、原作未読でも随分とはしょられたのが判るような展開。
 あとで知ったが、後半はアニオリ色が強いみたいね。
 そのために話の整合性は幾分無理が出てきたようで、キャラの性格や行動にもブレを感じる
ようになった。
 話を早く進めるためか、ダリューンを始めとする猛者の一点突破色が強く感じられたが、
その分ナルサスなどの知略などは薄れてしまった感がある。

 作画はやけに気合いが入ったところと、手抜きとしか思えないところの格差が激しかった。

投稿 : 2017/06/12
閲覧 : 304
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8

ネタバレ

ヒナピィ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

大好きな作品

王道っちゃ王道だと思う。力はないが、心優しい王子アルスラーンとその仲間達で王都を奪還するという物語。
私は、ギーヴが好きで、中でもファランギースとの絶世の美女のくだりが好き。あと、ギーヴがシャプールの頭を射抜くときは誰だコイツと驚かされた。ギーヴは、大層な女好きで放浪楽士。だが、戦うときは一変。楽士だからウードという楽器も弾ける。文句無しにカッコイイ。ファランギースの服はどうなってるのか知りたいw

投稿 : 2017/06/10
閲覧 : 211
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2

ネタバレ

K.S さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

面白かったです。

5月に原作の最新刊が出るということで。

初期からのアルスラーンファンなので世界観はOKなのですが、
天野喜孝氏の画がどうしてもちらついてしまいます。
荒川先生のコミックも大好きなのですが・・・

ストーリーは大好きですよ。
原作者の大ファンなので・・・
2期も楽しみです。

2周目視聴

 1話視聴

 {netabare}アルスラーンの人柄とエステル(エトワール)
 との出会いがメイン。いわゆるフリですね。

 イアルダボート教を信仰するルシタニアの偏狭(偏狂?)がかいまみえる
 人に下に人を作らぬという考え方はいいと思うが・・・
 元々、アルスラーンの世界感が中世ペルシア風
 いちおう原作は架空の国とされているが、モデルはイランですね。
 イアルダボート教の元はキリスト教なんだよね・・・

 当時の奴隷の命は現代日本人には想像も付かないほど価値の低いもの
 なんだろうな・・・下手をすればそこらの虫とたいして変わらないかも・・・
 なんて思いつつ見てました。久々なんで続きが楽しみ。{/netabare}

 2話視聴

 {netabare}ヴァフリーズに剣を習っていたんだ・・・
 中世ペルシアだから、木刀もまだか・・・真剣で稽古とは・・・

 第一次アトロパテネの合戦直前。
 アズライールがなんでいるの?羽が湿っているっていうのは
 さすがだね。よく気づいたと思う・・・

 霧は歩兵よりも騎兵に不利だと思う・・・
 確かに無敗だけど、霧が立ちこめている中、騎兵メインの戦隊が、
 無策(力で勝負)というのはアンドラゴラスの驕りか・・・
 原作だとダリューンってこの時、26歳なんだよね・・・
 もはや名将の領域じゃん・・・

 アルスラーン個人に忠誠を誓うっていうのが素晴らしい!
 猛将であり、分別もある名将が味方になるのはちとチート臭いけど
 こうでなければ面白くない。

 戦士と獅子狩人の称号って・・・原作マニアの僕は分かるけど・・・
 これ初めての人は分からないよね・・・
 落とし穴・・・単純な策だけど、霧の騎兵には極めて有効な策だわな・・・

 カーラーン・・・裏切ったね!{/netabare}

 3話視聴

 {netabare}ダリューン登場!カーラーンとの一騎打ち!
 この「後は任せた」っていうアルスラーンの言葉が素晴らしい!

 それに引き替えアンドラゴラスは・・・
 明らかに自身が最強と考えてる・・・驕りが原因だわな・・・
 逃亡と退却は全く意味が違う・・・

 クバード卿カッコイイっすね・・・君、君足らずとも臣、臣たれ・・・
 これは違うと思う。やはりクバードの言う通りバックレやがったヤツに
 忠誠を尽くすのはいかがなものか・・・諸葛孔明が聞いたらなんていうかな?

 さすがは銀仮面だな・・・竜且を討ち取った韓信の戦法・・・
 そして恐るべき剣技・・・

 黒影号だったね・・・名馬だな・・・
 ムチ一発で何をするか理解する名馬・・・

 騎兵と歩兵で2/3を失ったか・・・
 想像を絶する大惨敗だな・・・ 
 モンフェラートとボードワンの会話がルシタニア崩壊のフラグといえば
 フラグだな・・・さすがは高潔の騎士モンフェラートだな。

 絵が下手(超弩級)なナルサス卿が登場ですね。
 エラムもここで登場。
 1ファルサングも前から・・・5kmだっけ・・・{/netabare}
 

投稿 : 2017/05/29
閲覧 : 323
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12

ネタバレ

サクマ式ドロップス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 2.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

少年はそして王となる

投稿 : 2017/05/08
閲覧 : 222
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0

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

大河ドラマアニメって感じになるんでしょうか?
未熟な皇太子・アルスラーンが仲間たちとともに
成長していく物語(・・・な展開になるハズ)。

公式HPでは「味方5人、敵30万!敗戦から始まる英雄譚!」と
ある通り、これから(第2話・3話あたり?)物語がスタートしそうです。

原作はまだ未完みたいですが、アニメとして
どう物語を進めていくかも見どころかも^^

投稿 : 2017/04/09
閲覧 : 344
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28

ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

美しいよ・・・ホント美しい・・・

原作未読。
私は田中さん原作アニメ銀英伝、タイタニアも視聴しておりそれなりに好きな方です(原作は一切読んでませんが・・・)。銀英伝もアル戦記も綺麗すぎるんですよね、主人公が・・・。言い方悪いけど人間臭い汚い部分がまるでない。聖人君主(いや英雄だから美化は当然)過ぎるというか・・・(まぁ、多少あるけどね)。例えば中国の英雄とか欺瞞に塗れて平気で他人を貶めたりかつての家臣を殺したり人間臭さがプンプンするんだよな、確かに子供の頃は完全無欠のヒーローに憧れるけど大人になるとそんな奴逆に信用できん(笑)。それから私が田中作品で一番嫌いなのがナレーションで「後に〇〇会戦と呼ばれ〇〇の圧倒的勝利に導いたのであった」的な最初に結果言っちゃうパターン(全部ではないが・・・)。銀英伝もそうだけどハラハラドキドキが全くないんだよね。どうせうまくいくんでしょ?はいはいって見てしまう。この荒川版はどこまで原作に忠実なのかわかりませんが合戦とかキャラの登場や行動が???な部分が結構あります。ずっと違和感を感じてました(演出や脚本が下手なだけか?)。相手が都合よく罠にかかるのは田中さんの作品では常道ですが(笑)それとは違った変な所が散見されるんですよね。 {netabare}例えば人質に取られた場合一緒に走って逃げるなんてありえない(笑)。攻め込んできた反乱分子の王子側と手を結ぶ(現時点での正当側への交渉材料にするのが妥当)、信頼されてない王子が現王の前で突如乱心して下知した位で多くの兵が王子側につくわけがない、いわば国同士の盟約を簡単に破ってきた相手をあっさり許す(美徳とするにはあまりに軽率。自軍の軍規が乱れる元)。自領で作戦を立てる祭に地形はくまなく調べているはずなのにいきなり本陣に来る(こんな所に抜け道が的な台詞があったように思う。あるキャラがつけられたのかもしれないがそのキャラの方が後から出てくる)、城壁内側すぐ横の抜け穴がそのまま塞がれていない、総大将が乱戦必死の場内にほぼ先方で突入し、身辺警護もなしに城内をうろつく(危なくなると間一髪味方が助ける・・・この間一髪は結構あるんだよなぁ笑)等・・・。あとで後述しますが古い松竹映画版はこの辺うまくできてます(違和感が少ない)。{/netabare}
評価にね演出、脚本を追加した方がいいんじゃないかなぁ。前から言ってるけど作画と歌と声優さえ良ければ評価上がるんだから。逆にショートは評価できないし・・・。

私のツボ:普通になき先代王の嫡子と名乗って他国の兵借りて正々堂々攻め込んじゃ駄目なの?まぁアルスラーンの立場終了だけど。


劇場版+OVA版視聴済・・・評価3.8
上記の荒川版観てどうも腑に落ちないので昔の観てみました。まぁこちらは尺の関係もあって変更してる所もありますが戦のシーンなんかはこちらの方が納得できますよ。荒川版の説明不足というかそういった所を補完してくれます(普通逆じゃないの?)。 {netabare}例えば隣国の第2王子は何故攻め込んできたか、何故攻め込んできた第2王子と手を組む事にしたか、また戦もこちらの方が鮮やかな勝ち方の印象です。{/netabare}そして何より田中さんといえば主人公のキラキラ感!こっちのアルスラーンの方が断然輝いています!声優さんも往年の方々でこちらはこちらで私は好きですね。まぁ作画はどうにもならないですが私はこちらの方が田中さん作品ぽい気はします(笑)。まぁ荒川版は2期ありますし一応楽しみではあるんですよ。



風塵乱舞視聴済。
これやっぱ演出が悪いのかな?とにかく御都合すぎて笑える。こいつらみんなどこでもドア持ってんじゃないの?どっからでも都合良く現れる。正直バカバカしくなってきた。なんだろうな、とにかくリアリティなさすぎんだよな(戦争とか描いてるくせに)。何でも後付けでアルスラーン万歳だもんな。わからん、古い作品だけどどんだけ綺麗事なんだよって思うわ。こんな綺麗事軍団の行く末が楽しみですね(笑)。
うーん、原作読んでみないと何とも・・・制作会社がヘボな気がするけどね。やり直し(笑)。

追記:たまたま、時間があったので某本屋で荒川版のコミックを少し立ち読みしたんですが・・・これ制作側の構成や演出が稚拙というか端折り方が下手すぎでした。割と話の流れ的に重要な所アニメ端折ってる感じでした。やっぱやり直し(笑)。

投稿 : 2017/01/20
閲覧 : 576
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5

塩犬 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

バランスよくまとまってーる

戦国出世物語ですね。
キングダム、十二国記、銀河英雄伝等が好きな方にはオススメ。

さまざまな要素がバランスよくまとまっていて面白いです。
ただ、歴史物としては少々違和感があるかなーと。
よく出来たお話ではあると思うんだけど、敵味方の描写が偏っているといるというか何というか。
何が言いたいかというと、
『戦争に勝利した側が、自分たちに都合の良いように歴史を書かせた物語』
というイメージが非常に強いんですよね。
もしくはロードス島戦記のような英雄譚かな。
まぁそれが悪いというわけではないんですけども。
自分は戦争・歴史物として捉えたのでちょっとキレイすぎました。
「戦記」というのは本来そういうものなのかもしれませんね。

出世ストーリーなので、とりあえず安心して見れます。
ゲスすぎる描写もないですし。
面白かったです。

あとは~、女登場人物がなんか妙にエロくて良かったです。
それと、藍井エイルさんの曲はやっぱアニメ映えしますね。

投稿 : 2016/11/03
閲覧 : 229
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5

VROXF44588 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

久々の王道ファンタジー戦争もの

ファンタジーで戦争なアニメは好きなのですが、実はアニメになっているのは少ない気がします。

そんな中でこの作品が出てきましたので、それだけでうれしかったです。

かわいい女の子が出てきて大暴れ!ではなくて、王道のファンタジーを貫いていて、キャラクターも個人的には安定して個性が出ていると思います。

迫力あるシーンも多く、奇策をつくような戦略や知略は少ない気もしますが、十分に戦争の内容とシナリオを楽しめました。

※追記

2期は10話と短めですね。

前期同様、ファンタジーで戦争な王道を貫いていて、同じくストーリーやシナリオ進行、バトルシーンも安定しています。

完結していないので、3期が決まるとうれしいですね。

投稿 : 2016/11/02
閲覧 : 277
サンキュー:

6

ネタバレ

ゲイリー・ビアッジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

設定は凄くいいのに…

旧時代の中国みたいな所での戦争という設定。1話から圧倒的な世界観と部下の裏切りという始まりには衝撃を受けた。その後も面白いと思っていたのに後半辺りから主人公側が無双、そしてしてやられる敵達というのを延々みせられて萎えた。OPEDもいいのは前半だけ。

投稿 : 2016/10/05
閲覧 : 253
サンキュー:

2

イス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.5 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

仲間無双が気持ちいい

騙し騙されの戦略が面白い。けど仲間が強すぎてそこに燃え上がる人や冷める人で別れそう。

いつの間にか武器、戦略、人間のみのリアルな戦闘だと思いこんでいたので突然人が消えたり現れたりするのには少し戸惑った。ときどきファンタジー(笑)

投稿 : 2016/10/02
閲覧 : 227
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3

511 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

さすが!

さすがあの銀河英雄伝説で名高い田中さんといったところですかね!
ストーリーがホントよく出来ています。
銀英伝もそうでしたが毎度毎度次が気になって止まらなくなりますw
絶望的な状況からアルスラーンがどんどん成長していく姿やそれを支える周りの側近もそれぞれ個性的でカッコイイ!(なぜか全員イケメン笑 一人ぐらいゴリラみたいな怪力バカがいてもええのに...w)
2期が8話しかないという事で3期はよ決定してほしい......
edは良曲!あまりにも有名な歌なので聞いたことあると思います。
戦、戦略がメインになりますが宗教など考えさせられることもあり見て損はないと思いますので是非。

投稿 : 2016/09/19
閲覧 : 283
サンキュー:

3

ルンチャット さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ヤシャシン!!!

最初は戦闘シーンが多くグロい感じだったけど、話が進んでいくにつれて成長するアルスラーンがかっこいいアニメです笑

弱かったアルスラーンが戦いをへてどんどん強くなっていく姿はときめきを抑えられないです

展開がはやく続きが気になるため25話と少し長めですがあまり気にならなかったです

声優さんも素敵な面々でした!
花江くん細谷さん浪川さん坂本真綾さんなどなど
他にもたくさんの豪華なメンバーです
是非続きも観たいです!

投稿 : 2016/09/01
閲覧 : 379
サンキュー:

5

となぷ~ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アルスラーン王子の成長と祖国奪還の物語

全25話。

あらすじはあにこれ参照。

様々な人との出会いを通して、アルスラーンが王子として
成長していく姿が面白いです。アルスラーン自身は強くはないものの、
自分はこうした王になりたいというイメージは、皆を惹きつける
魅力的なものだと感じました。アルスラーンのキャラクターも
相まって応援したくなります。

もともとファンタジーは好きなので、ドンピシャでした。
まだ続編があるみたいなので期待です。

投稿 : 2016/08/28
閲覧 : 202
サンキュー:

2

ネタバレ

ゼレ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

世界観に引きこまれた!

今まで何故か見てこなかったのですが、友達が面白いと言っていたので見てみることにしました。

正直に言ってめっちゃ面白かったです!!

戦もののアニメって意外となかったので、これは今までになかった感じでファンタジー感もあり、最高でした!

投稿 : 2016/07/27
閲覧 : 246
サンキュー:

2

ネタバレ

sherlock さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

徳は孤ならず、必ず隣あり

※本当はもっと早く書くつもりだったのですが
忙しくて後回しにしていたら2期が始まってしまいました(汗)

まず、この作品の率直な感想から…
いや~、ナルサス卿の策には毎回感心させられた!
特にシンドゥラ国との戦に関して
5万の兵に対し、たった1万の兵で勝てたのは
ナルサス卿の策のおかげと言っても過言ではない
僕も日頃から“天の時、地の利、人の和”を意識して生活したいと思う
…ということで{netabare}暑い夏(天の時)は涼しい家の中(地の利)で二次元の嫁(人の和)と一緒に…←えっ?笑{/netabare}

この作品は気の弱い一人の少年が主人公で
ある日国王である父親が捉えられるところから物語が始まる
そこから“決闘”やら{netabare}“血統”{/netabare}の話があって…ww
まぁ、簡単に言うと
アルスラーンが{netabare}『優しい王様』になるという物語である←ガッシュ○ルかっ!!(笑){/netabare}
※あらすじがいつも手抜きで申し訳ないですが、細かい話はセルフサービスですw

しかし、重要なのは戦いの行く末というよりも
アルスラーンの人間性に惹かれ忠誠を尽くす家臣の存在と
彼らの影響を受けてアルスラーンが主君として立派に成長していく姿だと僕は思う

皆さんにとって{netabare}『リーダー』{/netabare}とはどういう存在ですか?

リーダー=上司?
能力が最も優れている人?
皆の意見をまとめられる人?

恐らく様々な意見があると思うが
私が考える『人を統べる者に必要な素質』とは

{netabare}『自分の信念が固く、かつ変化を柔軟に受け入れること』{/netabare}だと思う

一見矛盾しているように見えるが決して相反するものではなく
自分の中の信念がしっかりしているからこそ
そこを目指すために周りの意見を素直に(謙虚に)受け入れ変えられる人間が
人として魅力的であると僕は思っている
また、謙虚さにつながる部分として上に立つ人間こそ
誰もが嫌がることを誰よりも率先してできるような思いやりが必要ではないだろうか…

リーダーとは周囲から“自然と”尊敬もしくは憧れられる存在であり
僕もこれから社会に出て死ぬまでに
誰かに影響を与えられるような人間になりたいと切に願っている

は~い、ということで
最後はなぜか社会人になるにあたっての抱負みたいになってしまったが
この作品は{netabare}ファランギース殿の城内にヤシャスィーン(突撃)したi…じゃなくてww
人々が争うのは格差や欲望、信仰が複雑に絡まり合っていて
どうすれば皆が平和に暮らせるのか、憲法改正の是非を改めて考えさせられる{/netabare}作品なので
もし興味がある方はぜひ一度観てみてはいかがでしょうか\(^o^)/

P.S.
僕の中でマルダーンフ・マルダーン(戦士の中の戦士)と言ったらやっぱり…
{netabare}“ウェラー卿コンラート”!!(今日か○マ王)←ヤバい、歳がバレる(笑){/netabare}

投稿 : 2016/07/24
閲覧 : 269
サンキュー:

10

ポル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

おもしろいです

原作未読。
ファンタジーアニメ好きなのでけっこう面白いと思いました。
主人公アルスラーンが乙女っぽすぎるのが(見た目)ちょと嫌でしたがダリューんかっこいいですね。

投稿 : 2016/07/16
閲覧 : 233
サンキュー:

3

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アルスラーン戦記のストーリー・あらすじ

東西を結ぶ陸路の中心地・エクバターナを王都に掲げ、各地からの人や物資、そして豊かな文化が集まる強国パルス。この国の王太子として生まれた少年・アルスラーンは、幸福のうちに国を引き継ぐはずだった。土煙が舞う平原に、パルスの誇る騎馬隊が葬り去られるその日までは……。パルスの豊かな領土を狙って、異教徒の国・ルシタニアが侵攻を開始。初めての直面する本物の戦いに、不安を隠しきれない"気弱な"王太子・アルスラーン。彼の不安が的中したかのように、戦場には不穏な空気が渦巻き始める。敵の策略にはまり、これまでにない脅威を感じるパルス軍と、混乱する戦況に翻弄されるアルスラーンの父王であるアンドラゴラス三世……。駆けつけた「戦士の中の戦士」の異名を持つ騎士・ダリューンとともに、次々と襲いかかる敵、そして過酷な運命へと立ち向かうアルスラーン。運命という名の嵐が吹き荒れるなか、彼は信頼できる仲間たちとともに"王太子"として最初の一歩を踏み出す!(TVアニメ動画『アルスラーン戦記』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2015年春アニメ
制作会社
サンジゲン / ライデンフィルム
公式サイト
www.arslan.jp/
主題歌
《OP》UVERworld『僕の言葉ではない これは僕達の言葉』、NICO Touches the Walls『渦と渦』《ED》藍井エイル『ラピスラズリ』、Kalafina『One Light』

声優・キャラクター

小林裕介、細谷佳正、浪川大輔、花江夏樹、KENN、坂本真綾、梶裕貴、菅生隆之、田中敦子、津田英三、大川透、安元洋貴、三宅健太、小西克幸、桜井敏治、子安武人、斎藤志郎

スタッフ

原作:田中芳樹(光文社カッパ・ノベルス刊)、漫画:荒川弘(講談社『別冊少年マガジン』連載)
監督:阿部記之、シリーズ構成:上江洲誠、チーフキャラクターデザイン:小木曽伸吾、キャラクターデザイン:田澤潮/渡邉和夫、アクション監督:木村智、コンセントデザイン:新妻大輔、美術監督:工藤ただし、背景:スタジオパインウッド、色彩設計:篠原愛子、CGディレクター:鈴木大介、モデリングディレクター:足立博志、3DCGI:サンジゲン、撮影監督:増元由紀大、撮影:グラフィニカ、編集:長谷川舞、音響監督:明田川仁、音響効果:小山恭正、音響制作:マジックカプセル、音楽:岩代太郎

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