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「アルスラーン戦記(TVアニメ動画)」

総合得点
74.4
感想・評価
1089
棚に入れた
5936
ランキング
908
★★★★☆ 3.8 (1089)
物語
3.9
作画
3.7
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.8

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アルスラーン戦記の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

んー飽きた

荒川弘さんはハガレンで好き
没落した王家の血筋のものが再起を狙うのも好き

しかし
なんか本作は1クールまで観て飽きた

作画はいいんだけど
なんか
盛り上がりがないかなという印象
奴隷制度を壊せばいいんだ!
ってとこでおおっと思いましたが
当の奴隷はなんで壊すんだ。。みたいな話でがっかり

主人公は控えめだし
他のサブキャラが目立つ特徴や必殺技もないし
実写化したら叶姉妹の衣装みたいな女キャラも主要キャラで出てくるし

んー
気になってたので残念
3話観て、印象に残らずもう一度見て
12話まで観たけど
なんか心に残らず

ハガレンの二つ目のアニメはリピってるのに。。

という断念でした

投稿 : 2023/01/22
閲覧 : 247
サンキュー:

1

ネタバレ

神谷 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

感想

アルスラーン戦記
感想

そうそう!こう言う正統派っていうアニメ。
 王道と覇道の違いを表したアニメというのは結構評価が高い。
 三国志などでも出てきたが、仮想戦記ものを書ける人はなかなかいないですね。書いたとしてもよく分からないチグハグなものになってしまい、結局違いが分からない状態になってしまう。
 なぜこうも仮想戦記ものを書くのが難しいかと言うとやはりどうしても曹操や劉備とキャラクターが被っちゃってそれに敵わないからなんです。
 例えば王道と聞くと、劉備を思い浮かべてしまい、その辺でまず劉備を越えられないという話になってしまうのでそれは難しいと思います。
 三国志はなぜ人気かというと主人公、ライバル、引き回し役の三役が揃っていてその三役がお互い役割を持って対立しているからであり、実はこれ、少年ジャンプや他の雑誌でも取り入れられている手法の一つなんですよ。
 ということで、それを元に考えてみると主人公がアルスラーンで、ナルサスが軍師役。と言うことでそこのテンプレがある。
 戦記物で大事なのが、主人公と軍師役の関係性が明確であることと軍師が軍師であることが明確であることなんですよ。
 例えばナルサスが全然軍師っぽくなかったらそれは全然受けないですし、立場が逆だったりすると途端に面白くなくなる。
 なので仮想戦記では必ず主人公と軍師格になる人になる人を描いているというわけなんですね。
 そしてこういう作品にはリアリティも必要です。戦争とは何かというのを忠実描いていることで、戦争のリアリティというものを描ききっています。なぜかというと戦争はジャンケンと同じで、何でもアリだと何が出るのか分からなくなって面白くなくなるんです。例えばグーチョキパーで見ていて理論的にそれが実現できる状況じゃないと人はそれを理解しないんですよ。
 ということでこの作品はそれを忠実に実行しています。それなので面白いというわけですね。

投稿 : 2022/06/12
閲覧 : 272
サンキュー:

6

ネタバレ

天地人Ⅱ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

SFスーパー英雄(?)列伝36

アルスラーン
「せっかく王都奪還を目指して出陣したのに、アニメが終わってしまった。いったい、私はどうすればいいのだろうか(ため息)」
ナルサス
「殿下、ご安心下さい。このナルサス、続編を開始させる手段など既に4つほど考えてあります。」
・・・まあ、既に第2期は放送されましたけど(実は、テレビ局の重役に対し、ナルサスに似顔絵を描かせるぞと脅したとか 笑)

銀英伝の田中芳樹原作のアニメ化ですが、荒川弘のマンガの方のアニメ作品と考えた方がいいのかもしれませんね。
中世ペルシャ(現イラン)を元にした架空のファンタジー物ですが、原作が出た当時は欧州や中国的な世界を舞台にした作品はあっても、ここら辺を舞台にした作品は無く、それだけでも異色な感じでしたけど、すぐ作品の虜になってしまいました
ただ・・・それから、次の巻が出るまで何年待ったことか(苦笑)

まあ、原作への文句はそれ位にして(汗)アニメ版も出てくるキャラクターが魅力的で、良かったです。
エステルの扱いはアニメ版の方が良く、バフマンをあそこで死なせたのも納得ですけど、中盤からちょっとあせってるのか色々と展開が?なシーンが増えてきたのが残念です。
ザンデ&ヒルメスとダリューンとの闘いに、とりあえず(勝敗は別として)1回目の決着をつけさせようとしたのかも知れませんが、両方とも魔道士を使ってのアレは正直感心しなかったです。
出来れば最低でも原作の7巻まではアニメ化して欲しいですね。

ちなみに、第7話の作画崩壊ですが、製作スタッフにナルサスが参加していたとか(おいっ)

※ 2015/11/09SFスーパー英雄(?)列伝65として天地人で投稿したものを一部修正のうえ転記しました。

投稿 : 2022/01/14
閲覧 : 309
サンキュー:

7

ネタバレ

animeneko さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

戦記ファンタジー大作

全25話
原作 田中芳樹
原作 田中芳樹(小説)、荒川弘(マンガ)
監督 阿部記之
シリーズ構成 上江洲誠
キャラクターデザイン 小木曽伸吾(チーフ)田澤湖、渡邊和夫

田中芳樹の人気歴史戦記ファンタジーを荒川弘がマンガに、それをもとにアニメ化。

戦闘シーンとか、作画が力入っていて大作感がハンパないね。戦闘シーンのカメラワークがハリウッドの歴史スペクタクル映画とそっくりだwハリウッドの歴史物を追いかけていくつもりかなあ。

そして、キャラデザが、荒川弘のマンガをベースにアニメでは、主人公アルスラーンをすっきりとした顔立ちにして、女性っぽくした。腐女子に受けるのを狙っている?

シリーズ構成も上江洲誠さんだからお話がメタメタになることはない。原作に忠実に脚本を作っていくだろう。

というわけで、スタッフはバッチリ、作画、キャラデザ、音楽、原作とヒットさせようという意気込みのすごいアニメ作品だね。

4話までみて、お話の流れが、ちょっと古風な歴史ファンタジーかなと思ったら原作小説は1986年のものか。今にしてみると、古い作りのお話かな。古典でいうと、中国古典の物語とか、中世のお話に似たようなのがあるのだろうか。

しかし、馬の作画というか、出てくる馬が、北海道にいる足が太い農耕馬なので笑っちゃったw。銀の匙とかにも出てくるけど、バンバ馬?あの農耕用なので、力は強いけど早く走るとかはだめだったような?つまり戦闘には向かない馬の種類なんだよな。足が太い!普通、戦争には使わないと思うけど、まあ、銀の匙の関連、?または北海道関連での出演ってことか

投稿 : 2021/11/30
閲覧 : 363
サンキュー:

7

ネタバレ

よ! さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:今観てる

深い

 現在10話目まで視聴。最近何となく観始めたのですが、物語の深さに脱帽。
普段、過去の作品を視聴する場合、一期終了など、ある程度区切りの良い所まで観てからレビューしているのですが、久々にワクワクが止まらない、傑作の匂いがプンプンする作品に出逢ったのでレビューします。

 いきなりですが、ファンタジー作品で成功している作品って、例外なく現実の考え方に則した部分がとにかく多いんですよね。
このアルスラーン戦記、良いですねぇ。
人々の生活を倍率の違った視点で見てみると、全く違ったものが見える。何が深いって、設定から視点から何かと色々と深い。
 例えば奴隷制度。これは現実に歴史上過去に実際に存在した制度ですが、現代では人権を無視した荒唐無稽な制度というのが一般認識です。
 この世界での奴隷制度は、あらゆる国で採用されている一般的な制度です。この世界では常識として認識されている奴隷制度ですが、初めは主人公であるアルスラーンも、当たり前なものと認識しています。ですがある事件をきっかけに、彼は様々な面から疑問を持ちます。
 何故敵国の捕虜は奴隷になるのを嫌がるのか?素直に受け入れれば痛い思いなどしないのに、何故抵抗するのか?我々現代人からするとかなりぶっ飛んだ認識ですが、温室育ちの王子様といえば確かにそれらしい。
 抵抗した結果、殺される捕虜達。その場面には大した時間は割かれていませんが、それを見ている我々には一瞬で非常に多くの情報が投げかけられています。
 その情報とは、アルスラーンは世間知らずに育っており、奴隷の実態を正しく理解していない。故に奴隷制度は悪い制度とは認識していない。敵対している他国の戦士は高いプライドを持ち、捕虜になりその命を掌握されていても、奴隷に落ちぶれるなら死を選ぶ。それを見ているアルスラーンにはその選択も考えも理解出来ない。
 その後、奴隷制度を徐々に理解して行くアルスラーン。ナルサスとの出会いで、彼は奴隷制度は無い方が良いと確信してゆく。この成長過程が良い。まるで息子の成長を見守るオヤジみたいな気分になる。
 アルスラーンの視点は世界の一般常識という大雑把な視点から始まり、その視点は倍率を下げ、それまで見て来なかった世界の真実に肉薄する。いつしか奴隷側視点という等価な視点で物事を考えるようになり、奴隷制度に疑問をもち、これは廃止するべきと結論づける。
 十分に考え、民意に沿った結論を出したつもりでいた所で、解放した奴隷から何故か怒りをぶつけられる。ここらがありきたりな物語には無いところ。こういう所が深いと感じる。
 ちゃんと良い扱いを受けている奴隷も存在し、全て一緒くたに考えられる単純なものじゃないんだよ、いざどこにでも行けと言われても、一度奴隷という立場に落ちた人間が行ける場所なんて無いんだよ、というメッセージ。
 更には自分の目から見て狡猾な悪党と映っていても、その悪党側の身内の人間にとってはとても頼りになる存在であり、良かれと思って取った行動が全て喜ばれる結果にはならないという現実。
 アルスラーンとしては奴隷の立場に立って十分に考えたつもりでも、実際にはその理解度はまだまだ不十分で、物事はそんなに単純なものではないと学ぶ。
 綺麗事は所詮綺麗事。全ての人を救うには、それぞれの問題にもっと細かで適切な対応が必要。これは現代の政治、行政にも通ずる。
 こういう色々と考えさせられる物語って好きなんですよね。

投稿 : 2021/07/10
閲覧 : 298
サンキュー:

1

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

さすがに脚本は他のファンタジーとは違って骨太

原作は「銀河英雄伝説」の田中芳樹。作画は「鋼の錬金術師」の荒川弘とだけあって、同時期に発表されたマギや、七つの大罪とは違って知略、謀略、策略と政治劇がしっかりしており、筋がきちんと通ってお話に入りやすい。

ただ他の作品と違ってド派手な戦闘シーンや濃いキャラクターがあまり登場しないので、地味と言ってしまえば地味な印象が残る。

やはり、アクションやアイデアに加えて話の筋もキチンと通っていた同作者による「鋼の錬金術師」が出来すぎていたおかげであまりパッとしなかった。

キャラクターや世界観の根幹とも言えるデザインや演出に荒川弘らしいダークでありながらそうなりすぎず、程よい感じで調節されていることは大したものだが、物足りなさが残ってしまう少し残念な作品

投稿 : 2021/05/01
閲覧 : 1125
サンキュー:

17

ネタバレ

りゅぅぞぅ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

面白い  なぜか、わからないけど 暁のヨナが見たくなった・・・    爆走黙示録 りゅぅぞぅ 「人生、初のマラソン前夜」

 ジャンル 戦争

 
 ストーリー

 パルス国っていう国の王子だった アルスラーン君

ルシタニアっていう国によって パルス国やられちゃい

敗走し、かつての仲間たちは 死んだり、バラバラになったりして

 ダリューンという豪傑と2人になってしまいます

2人は パルス奪還に向けて 奮闘するのであった



 物語

 パルス国奪還に向けてのお話し

豪傑がいようとも2人では何もできない

ダリューンに心強い仲間になってくれるものはいないかと尋ねたところ

 ナルサス・・・

頭が切れ、剣もできる男がいると

彼を訪れ、

 その後は ポケモン方式で

続々と仲間が増えます

 ミステリアスレディーとか ギースとかね


 まぁ、個人的見どころってところは

やっぱり、「俺は味方の弓で死にたい」

という漢気コメントではないでしょうか?




 キャラ

 好きなキャラトップ3

1:ギース

 福島潤さん キターッΣ(・□・;)

どっちかというと このすばでいうところのカズマの

エロサよりのキャラ



2:ナルサス

 なんかわからないけど

双星の陰陽師の 有馬様を連想してしまいました

まぁ、同じ声優なんだけど

 他の方からは 普通 ブラクラのロックだろっってつっこまれそう



3:特になし



 音楽

 印象はこれといって




 感想

 戦争もの好きな人は好きなんじゃないでしょうか

2クールあるので 暇つぶしにもなりますしね







 爆走黙示録 りゅぅぞぅ 「人生、初のマラソン」


 久しぶりに、書かせていただきやす

10・28日の富山マラソンに 参加します

 この日のために トレーニングをしてきました

例えば、猛暑日であろうが 日中に

約20kg走ったり

(約1リットルの飲み物を担いではしっていました)

まぁ、1度飲み物がなくなり、ちょっと民家に助けを求めたり

(水をめぐんでもらいました 以降、2リットルもって走ることにw)

走ることだけにあらず、水泳トレーニングもしてきました

別に水泳をやっていたわけではないのですが

 身体内部から鍛えなおそうとおもって

今では2キロ泳げるようになりました



 そのかいもあって、約20キロを1時間30分で走れるように

なったんですが・・・

9月下旬、毎週日曜日の恒例のフットサルで負傷

右足打撲・・・ 

 今までケガが少ないほうだったんですが

圧倒的負傷 走れない

1週間前に 再び走ったら・・・ 1時間50分・・・

終わった・・・

 そして、今度は仕事でケガ(;´・ω・)

まぁ、これはたいしたことがなかったんですが

そのあとのハードトレーニングで 1時間40分で走れるようには

なりました・・・


 会社で豪語していたがゆえに

(自分を追い込むためでもあります)

退くに引けないこの状況 退路なんてねえんだよ byカイジ

走るしかない

 この結果についてはまた報告しようと思います

投稿 : 2018/10/27
閲覧 : 441
サンキュー:

4

ネタバレ

しんのすけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

珍しく 原作小説 既読 の作品です?
あの頃は、新刊が出るのを楽しみにしていました。
とはいえ、なかなか発売しなくなり、最後まで読んでいませんでした?

アニメ映画があったと思うのですが、
テレビアニメになって驚きました。

絵は、イメージとは だいぶ異なるのですが、
新しい アルスラーン という感じで、
結果 飽きる事なく観る事が出来ました。

投稿 : 2018/07/09
閲覧 : 260
サンキュー:

2

ネタバレ

ラグマット さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

リアリティは求めない。

リアリティを求める人には合いません。
俗に言う魔法のような術などが出て来ます。

しかし、あくまで架空戦記としてみるならばここまで面白い作品は珍しいと感じました。
というのも、主人公が成長して行く過程を描いているので、自然と吸い込まれるように見てしまいます。

今作の特徴として、基本的にそこまでダークではないという点です。戦記ものとしてはかなりライトで人の生き死にというものに関してそこまで深く描かれていません。
もちろん、これには賛否が分かれるとも思います。戦記と謳うならより重厚なストーリーを求める人も多いでしょうし、かといって大衆受けする訳ではありませんし。

その一方で他のファンタジー系アニメとは違う点も多いです。主人公は最後まで勇者にはなりません。
敵の兵士と1対1なら勝てるくらいの強さで、無双の強さは持ち合わせていません。また、枯れ果てた地を豊かにするような知識も、戦況を覆すような知略も持ち合わせていません。主人公に一途なヒロインもいませんし、ハーレムなんてもってのほか。
むしろ主人公がヒロインに近いという。


しかし、誰よりも真摯でわからないものも理解しようとするキャラでもあります。それ故に魅力があり、力になりたいと思わせる強さを持っています。

今作にはファンタジーにありがちな奴隷という存在が大きく扱われています。アルスラーンが王となって為す目標にも奴隷の解放というものがあります。

しかし、自分で生きることを知らない奴隷を解放したとしてもそこに未来はないという珍しい観点で斬り込んでもいます。


また、戦闘シーンは少ないですが動きも多く、良かったと思います。仲間のキャラ達も全員に見せ場や活躍の場があったのも良かったです。

総評としてストーリー、音楽、キャラクターの全てにおいてかなり高水準なもので、作画も乱れがなく安定していたと思います。




以下ある程度のあらすじ

{/netabare}
主人公のアルスラーンは初め、取り柄はないが優しいというなんともありがちなキャラで初陣で大敗を決めてしまう。信頼していた臣下に裏切られ、父も行方不明、配下のダリューンと二人戦場を離れる。

二人はダリューンの友であり変わり者と呼ばれているナルサスという男の元へ向かう。忠誠を誓うならば宮廷画家として迎え入れるとナルサスに宣言するアルスラーンに父王とは違うものを見出したナルサスは二人に力を貸すことを決意する。

そしてここからアルスラーン一行の反撃が始まるのだった。


{/netabare}

投稿 : 2018/04/02
閲覧 : 404
サンキュー:

0

ネタバレ

みかん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何回もみてる♥️

ヒルメスとイリーナ姫のところ1番大好きです(*≧∀≦*)なんかいいな

投稿 : 2017/12/25
閲覧 : 251
サンキュー:

0

ネタバレ

C.C さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

やしゃしーん^0^

いくぞ突撃!やしゃしーん(^0^)->(x_x)グワァ

いきなり王国が侵略され取り戻すお話でした。有能な部下を引き連れ城をおとすまで見逃すなかれ…

2期があるようですね、引き続き やしゃしーん^0^を視聴する所存です。

投稿 : 2017/12/10
閲覧 : 520
サンキュー:

4

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

パルス人無双伝説。

アニメーション制作:ライデンフィルム/サンジゲン
2015年4月5日 - 9月27日に放映された全25話のTVアニメ。

原作は、1986年が最初の田中芳樹によるファンタジー戦記小説を元に、
漫画家の荒川弘によってアレンジされて『別冊少年マガジン』にて連載中の漫画作品。
かつての版元である角川書店版のアニメとは趣が異なった、現代版『アルスラーン戦記』と言えます。
監督は、阿部記之。

【概要/あらすじ】

中世の時代、大陸の中央に鎮座する大国があった。
パルス王国。人口2000万人。王都エクバターナは人口100万人を称す。
私達の世界で言うイランに位置し人種の異なる諸国に囲まれていてる。
内海など地形の関係で、交易路である大陸公路(シルクロードがモデル)はパルスを通過しなければならない。
なので、大陸の東西が交わる地として貿易で莫大な利益を上げ、
学問や芸術といった文化的にも最先進国の一角である。
(ビザンツ帝国やヴェネツィア共和国の栄華のイメージに近い)
最強の武名高き大王アンドラゴラス三世に率いられた12万人の最強の騎兵隊で戦争では連戦連勝。
その繁栄は周辺諸国が羨むほどであった。

パルスの周辺には、
トゥラーン|北東|モデルがモンゴルの遊牧騎馬民族。だが、チンギスやオゴタイのような指導者がいない。
チュルク|東|モデルはトルコ系民族。ウイグルをイメージするのが順当?
シンドゥラ|南東|モデルはインド。戦象部隊がある。
マルヤム|北西|モデルのビザンツ帝国と違って、経済的文化的発展といった設定がパルスに全部吸われた弱小国。
ミスル|西|エジプトがモデルだが、サラディンやバイバルスみたいな英雄が治めているわけはない。

他には、

隣国を挟んでパルスより遥か東には絹の国(セリカ)
中国好きの作者が美化した理想の中国王朝。
万世一系の皇室が治め、首都はパルスの倍の200万人。
人材の質が高く政治的にも文化的にも多分、世界最高。

ミスルの南には黒人の国ナバタイ。

そして、マルヤムの西には、唯一神イアルダボートを信仰するルシタニア。
パルス基準では文化を理解しない貧しき無教養の蛮族。モデルは西欧諸国。

ウラジミールやキエフの名を冠したロシア民族国家は、この世界では存在しない。

さて、この物語の主人公は至強のパルス王国の王太子アルスラーン。
マルヤムを滅ぼしてパルス暦320年にパルス王国に攻め込んできたルシタニアとの第一次アトロパテネ会戦。
パルス軍は様ざまな要因が重なって壊滅し敗残の徒となり、国王アンドラゴラス三世は行方不明。
王都エクバターナはルシタニア軍に占領される憂き目となった。
そして、異教徒の弾圧を善行と信じ唯一の神以外を認めないルシタニア人の残虐非道さは、
略奪行為にとどまらずパルスの民衆に対する大量虐殺にまで及び、目に余るものがあった。

戦場から逃れたアルスラーン王子は、
ダリューンやナルサスを筆頭に知勇に優れた部下たちに支えられ再起を図っていく。
目標はルシタニア軍をパルス王国から追い出して政権をパルス人の手に取り戻すこと。
そして、アルスラーンはパルス王国の制度を悪しき因習と考え改革したいと考えている。
これは、後世の歴史書に名を残す、“解放王”アルスラーンの英雄叙事詩である。

【感想】

一応、原作小説は第9巻「旌旗流転」まで買いましたが一向に続きが出ないので古本屋に全部売りましたね。
近年、完結させる気になり15巻まで刊行して残り1冊になりましたけどね。
第7巻「王都奪還」までは好意的な評価をする人が多かったものの、
第8巻「仮面兵団」からは微妙扱いされてるこの小説。
重要キャラがあっさり死ぬ。
その事自体が問題ではなく、
え?この女性キャラ。重要な役回りなのかな?と思わせておいて、あんまり出番が無くヒロインにもなれずに終了。
えええ?物語の都合で死ぬにしても、この人に今までとは別人のようにマヌケな行動をとらせて死地に追い込むの?
と、死に方で結構非難されていますね。

2度アニメ化された大ヒット漫画『鋼の錬金術師』の作者・荒川弘によって現代に蘇ったわけですが、
そうそうに原作漫画の展開をアニメが追い抜いてしまって、漫画ベースと言いながらも先に先に進んでしまい、
そのうえで原作コミックとアニメの間に若干の展開の差が起こるという奇妙なことに。

お話の着想としては、
1982年から1984年までにNHKでテレビ放送された『人形劇三国志』の影響で、
豪傑や知将たちによる群像劇を筆者が描きたかったのが第一。
作品舞台の設定は、1985年に発売された光栄の歴史SLG、
[PC-88]『蒼き狼と白き牝鹿』の影響があったのでしょうか?
(チンギス・ハーンが主役でモンゴル帝国の世界征服がプレイヤーの目的という内容)

パルス王国はモンゴル並の武力+ビザンツの富と文化+エルサレム的な立場を兼ね備えていて、
どんだけチート国家なんですかね?って感じ。
パルス王国とルシタニア軍の争いは、キリスト教徒の十字軍とイスラム国家のジハードがモデル。
トゥラーンはユーラシア大陸に世界帝国を築いたモンゴル帝国の劣化版。
お話としては光栄の三国志やジンギスカン的なものを現代でいうイランに位置する王国を舞台にした英雄譚ですね。

キャラは、
アルスラーン = 演義の聖人君子な劉備+美少年
ダリューン = 関羽+黒衣の騎士とかいうイケメン属性
ナルサス  = 孔明+剣の腕前も優れている
アンドラゴラス三世 = 項羽
何かに置き換えるとイメージしやすいですね!

世界情勢は12~13世紀の世界史がモデルなのに荒川版のビジュアルだと何か文化や装備が古い。
パルスの民族モデルがササン朝ペルシアでそれを再現しようとしたら時代が古くなってしまった。
十字軍全盛期の中世・鎌倉時代の話かと思えば古代・飛鳥時代だったという。
架空戦記なので気にするところは、そこじゃないのでしょうけどね。

実は原作が元々好きじゃないのですよね。
同じ作者の『銀河英雄伝説』で例えれば、帝国軍にヤン提督がいて作戦立案してる感。
敵がどんな大軍で攻めてきても策を弄してもチート軍師が全部お見通しの無敵な王太子軍。
武勇チート+知略チートがずるいよね。
おかげで敵が軍師ナルサスの手のひらの上で踊らされるピエロでしか無い。
そんなピエロの策謀に嵌められて惨敗した父王がマヌケに見えたりしてね。
父王の常勝の慢心をついて内通者まで作った必勝の策なんですけどね。

ジャンルとしては、戦記・英雄譚なんですけど、主人公にばかり人材が集まりすぎて、
他国の人材の質がそれほどでもないですよね。
なかでも侵略者のルシタニア軍なんか最高司令官の王弟ギスカールのワンマン体制で、
部下のルシタニア人が粗野なのと無能なのしかいない。教会権力は聖職者じゃなくてキチガイですし。
そんな凡将だらけのルシタニア軍に負けた父王もピエロですね。
ルシタニアに協力して策に嵌めてパルス軍を負かせた銀仮面卿もカーラーンもパルス人。
この作品の武勇トップ3はパルス人。絶対無敵最強軍師ナルサスもパルス人。
本当!本当にパルス人が世界最高民族と言わんばかりのストーリーですね。
やっぱり、敵に賢人がいたら主人公たちが勝てなくなるので、
ナルサスが賢い!ていうより、主人公一行の噛ませ犬になる範囲で敵を能力設定をしている感じ。
史実の第3回十字軍なんか、

フリードリヒ1世「赤髭王」(ドイツ王として領土を拡大した神聖ローマ皇帝)
リチャード1世「獅子心王」(Fate/strange Fakeで英霊化した戦狂いのイギリス王)
フィリップ2世「尊厳王」(イギリスとドイツの連合軍を撃破した知将でフランス最初の偉大な王)
モンフェラート侯コンラート1世 (エルサレム王即位直前に暗殺された十字軍の英雄)

とタレント揃いだってのに、ルシタニア軍はギスカールは優秀だがパルスの万騎長レベルの将が一人もいない人材難。
主人公サイドを賢く見せるために敵を低能にするのは仮想戦記ジャンルの永遠の問題なのでしょうか?

他にも、主人公が中世の専制君主の王族でありながら、自由と平等の精神に溢れてるってのがスゴイですよね。
作者の戦後日本の価値観で戦記物を書いたら、そうなるんでしょうかね。

「中世で最も進歩的な君主」「王座上の最初の近代人」として名高い、
神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世(1世の孫)ですら、
“自由”“平等”“人権”という価値観を知らなかったと言うのに、アルスラーン王子の思想が新しすぎ!

多分、こういう作品を読むより史実世界史の中世の時代の様々な人物のエピソードを漁ったほうが、
面白いのではないか?と思ったりしています。

例えばイギリス王のリチャード1世なんか、
アーサー王の伝説マニアで自分の愛剣にエクスカリバーと名付けちゃう天然の中二病。
戦争をするためなら、自国の首都のロンドンを売ってもかまわないと公言するほど危ない酷い王様だったり、
架空戦記の人物より個性的だったりしています。

荒川版の漫画・アニメですけど、キャラ改変がスゴイですね。
原作の序盤の3年前の第1話。アルスラーン王子・11歳から始まるのですが、
主人公がポカーンと口を開けたお人好し。
老将軍に剣の稽古をつけられているのに、
同年代の子供である敵国の兵士に無抵抗に誘拐される惰弱っぷり。
少年たちからは頼りないと見下され、洗濯してた奴隷からはアホ王子と罵られる。
あげくに誘拐犯の子供兵士に対して「奴隷になれば食うのに困らないぞ」と原作の王子の知性からかけ離れた台詞。

本人曰く、乳母夫婦に養育され王宮の外で生活していた幼少期はイジメられて喧嘩でいつも負けて帰ってきたという。
の…のび太くん?いらない設定が追加ですね。女の子みたいに、か弱い殿下萌えのつもり?
まるで、銀河英雄伝説に出てきたランズベルク伯の方がマシに見えるボンクラ。
原作のアルスラーン王子は、こんな人物ではないです。
庶民やジプシーや異国民と慣れ親しんできた城の外での幼少の経験があるがこそ、
尊貴な立場でありながらも身分意識に囚われない、柔軟かつ聡明な人格が形成されてるのに、
荒川解釈では世間知らずのボンボンがスタート地点とか原作ファンに喧嘩を売っている改悪ですね。

はあ?これは、自分が知ってる『アルスラーン戦記』ではないですね。
中世の王族権威をなんだと思ってるのですかね?
大陸公路の覇者たる超大国を治める怖い怖いアンドラゴラス国王陛下の王太子で未来の王様ですよ?
町内の小金持ちのボンクラ息子がいじめられてるとはワケが違いますね。
平民や奴隷が王子を見下しバカにする = 王室批判 = 良くて牢屋送り、悪くて極刑モノでしょう。

荒川プロットですと身分の差・高貴への畏れ敬いを描けない予感。
日本で例えて考えてみてください、皇族をドヤ顔で見下す不敬な国民だらけのスゴイ国ですね。
荒川弘の作風が登場人物の繊細な部分や王侯貴族の高貴さを描くのに水と油なのですよね。
コミカライズの仕事を持ってきた編集者が節穴。

荒川氏とスタッフが姫殿下と悪ノリし過ぎたのですかね?
“姫若子”→“土佐の出来人”と出世した長宗我部元親が如く、マイナスから始めて英雄王に成長する算段?

原作では城下で暮らし12歳で王宮に戻ったアルスラーン王子。
荒川版では11歳で既に王宮に戻って2年になるために、原作と色々乖離が。
1話目当時に任務で遥か東方の「絹の国」に滞在中のはずのダリューンがパルス王都に居る。
荒川版設定ではアルスラーン王子と宮廷書記官ナルサスが顔を合わせる機会が2年間あったのに面識がない。
荒川弘は原作を読み込んでない疑惑。

“ボンクラ坊っちゃん”として弱体化したアルスラーンとアニメではペアに配置された荒川版エトワール。
ん?なんですか?この居丈高でキーキー喚く山猿は?原作とは別人過ぎて、見てて本当に不愉快になりました。
ボンボンに過ぎなかった荒川版アルスラーン王子の思想に影響を与えた、
キーマンの役割を新たに与えられたわけですが、
『異教徒は差別されて当然』な荒川版エトワールの主張が、
イアルボダート狂信者のボダン大司教と大差ないのですよね。まさに言動が女ボダン。
宗教で平然と差別するくせに奴隷制度に異を唱えるダブルスタンダードが酷いですね。
『奴隷は間違ってる』『人間は平等だ』と王子を洗脳して、
後の“奴隷解放”に繋がるキーパーソン設定が荒川版エトワールに追加されましたが、
荒川版エトワールみたく軍属ルシタニア人が奴隷に身を落としたのも、
マルヤムに侵略戦争を仕掛けてパルスの援軍に惨敗して捕虜になった自業自得。
ルシタニア人は異教徒を人間扱いしていなく宗教的差別が酷いし、
第2話でのパルスとの戦の前にマルヤムを滅ぼして国王夫妻を焼き殺しマルヤム人50万人を奴隷として売ってるし、
どの口で絵空事を言ってるんでしょうかね?
そのルシタニア人の戯言であっさり洗脳されて、
『自由!』『平等!』『奴隷解放!』を口にしている王子もマヌケにしか見えないのですよ。
前述の世間知らずのボンボン設定捏造も荒川版エトワールとの出会いによって盲が開けた。
荒川版エトワールが王子を変えたから、歴史が動いた!という独自展開。
一人の登場人物を持ち上げるためだけに作品が台無しになってしまった感が拭えません。

第一次アトロパテネ会戦の後に女赤子関係なくパルス人を虐殺しまくったルシタニア人の唱える、
『平等』を信じてエトワールを甘やかす王子が本当にキャラ改悪ですね。
少なくとも原作のエトワールは主張の矛盾を全て論破されたりと、思想については全く肯定的に扱われていなく、
エトワールは妄信的で無知な信仰者の状態から、アルスラーンたちに感化されて視野が広がっていくのですが、
荒川版では妄言を上から目線で言いたい放題で叩く者が出てこないのでストレスが溜まります。
自分が一番頭が悪いくせに主人公を“アホ坊っちゃん”と呼ぶコイツがファランギースの矢に射殺されて、
単に最初は異教徒への偏見があっただけで、聡明さも礼儀もある性格の良い、
原作準拠の本物のエトワールが出てくればいいのに!と思ってしまいます。
荒川エトワールは何度も王子に接近し斬りかかってもいるのに、
何故か護衛のジャスワントが王子の側にいない御都合主義。返り討ちに遭うこと無く傷一つ負わない。
殺されかけることすらあった幾度もの度重なる非礼・蛮行に対して被害者のアルスラーンが何も言わない。
王子をかばってエラムが負傷して腹から血を流しているのに扱いが軽く荒川エトワールが罪に問われることすらない。
原作小説版に荒川エトワールがいたら王子が止める前にジャスワントによって間違いなく斬り殺されていますよ。

荒川版エトワールは、例えれば女が政治に口を出すスイーツ大河主人公ですね。
さらに悪いことに、無知・品格がない・粗野・尊大・傲慢・迷妄。
王子が敬語で接してるのに、荒川版エトワールは全部上から目線発言で偉そうな口調。
暴力ヒロイン好きな荒川弘の理想像なのでしょうが、
個人的には好きになれる要素が一つもない見てて苦痛なキャラでした。
原作漫画はまだ、エトワール再登場まで進んでないのですが、
荒川弘の構想資料を元にアニメの脚本が作られていますので、
このまま漫画の展開が進んでアニメでの問題点が改善されるか疑わしいですね。

モブ兵士が動いててアニメーションとしてのクオリティはしっかりしている。
バフマンやサームなどの中高年の脇キャラのデザインが良い。
など荒川版アルスラーン戦記にも褒めるところはあるのですが、

旧アニメと比べて女性キャラが全く美人に見えない。(旧アニメのタハミーネ王妃は本当に絶世の美女です)
アルスラーン王子が軟弱丸顔で凛々しさがない。
天野喜孝のイラストを元にした旧アニメのようなスケール感と耽美さと華やかさがないんですよね。
どっちにも長所と短所が、それぞれにありますけどね。

あと、BGMがエスニックさが薄いのが良くないと思いました。
岩代太郎さんの音楽は他のアニメでは良かったですがアルスラーン戦記には合ってませんね。
こういう世界史っぽい戦記モノは菅野よう子さんか大島ミチルさんが適任だと思います。
菅野よう子さんが担当になっていたらペルシアの民族楽器を用いて、
異国情緒あふれる音楽をしっかり仕上げてくるしょうね。

全25話迄観終わりました。漫画家・荒川弘ファンなら十分楽しめると思いますが、
原作小説や旧アニメが好きな人には、キャラ改変酷すぎと容姿のイメージの違いで全くオススメできないですね。
言いたいことは、以上です。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2017/06/15
閲覧 : 623
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74

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STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

前半と後半ではテンポ感が違う

 原作は未読。
 魔法が出てきたりで一種のハイファンタジーではあるのだろうが、魔法を主体としたものでは
なく、あくまで人の力と頭脳を駆使したやり取りという点ではタイトル通り、戦記であり、
架空の歴史ものとも言えそう。
 前述のように本作自体は未読だが、他の田中 芳樹作品は幾らか既読。作品によっては
ファンタジーだったり、SFだったりと体裁は様々だが、この手の歴史ものは氏の得意技と
いった印象が強く、ストーリー展開自体は安定の面白さを感じる。
 主舞台であるパルスはペルシアをモチーフにしたようだが、敵対するルシタニアは
中世ヨーロッパの国を思わせる。そして、ルシタニアの宗教であるイアルダボート教は
キリスト教を、パルス遠征は十字軍をモチーフにしたようだが、攻められる側にイスラム教的
存在はないようで、世界観的には現実の歴史をそのままモチーフにしたのではなく、時空を
越えて色々な要素を組み合わせたものみたい。

 序盤にいきなりパルスの歴史的大敗から始まり、アルスラーンとダリューンの二人だけと
いう状態になるが、この辺からは一種の貴種流離譚といった趣きに。
 ナルサスを始めとする、徐々に集う仲間達という展開は王道とはいえ楽しいもの。またこの
キャラ達が非常に魅力的。
 ストーリー展開以外にもダリューンとナルサスの軽口のやり合い、ナルサスを巡っての
エラムとアルフリードの可愛い喧嘩、ギーヴの口説きとそれをいなすファランギースといった
キャラ同士のやり取りも楽しい。
 不幸にして流浪の旅をすることになったアルスラーンだが、この旅が学びの場となった
ようで、奴隷制を始めとする様々なことを考えて、成長していくアルスラーンが序盤の
頼りなさもあって、一層頼もしく感じられる。

 アルスラーンに敵対するルシタニアだが、イノケンティス七世を王としながらも、王弟
ギスカール、大司教のボダン、客将のヒルメスなど、それぞれが思惑があって一枚岩ではない
ところが興味深く、それぞれが悪役としての魅力を感じる。
 もっとも個人的にはボダンに関してはやり過ぎてギャグに映ってしまった感が強い。
 このボダンに代表されるように随所に描かれるのがイアルダボート教の融通の利かなさゆえの
残虐性などで、元ネタであるキリスト教が歴史上おいてこういった面があるのは確かだが、
ここまで露骨に、一方的にイアルダボート教のみを悪として描いているのを見ると、
田中 芳樹氏はキリスト教が嫌いなのかなと思ってしまう。
 イアルダボート教の熱心な信者としてはエトワール(エステル)が印象的で、それぞれの身分を
知らぬまま、何度もアルスラーンと接触することでアルスラーンの思考に好影響を与える
存在ではあるが、そのアルスラーンを変えた言葉の数々が自己矛盾しているところが興味深い。

 そして、アルスラーンのライバル的存在のヒルメス。
 先に悪役と書いてしまったが、ヒルメスと、彼に従う者達の血統としての王位の正当性と
いった考え方は、当時の倫理観としては決して間違っていないわけで、彼らは彼らなりの正義が
あるところが面白いところ。まあ、それ以上にヒルメスやザンデなどは私怨を強く感じて
しまうが。
 余談だけどザンデ役の森田 成一氏は本作放映時前後、このザンデ役以外にも「黒子の
バスケ」の灰崎 祥吾、「ベイビーステップ」の高木 朔夜など、逆恨みに近い感情を持つ
キャラが多かった印象が強い。

 他に印象的だったのは、中盤のシンドゥラでの中心的役割のラジェンドラ二世。
 何度もアルスラーンを騙そうとして失敗するも、懲りないところや抜け目ないところなどが
なんとも憎めない感じ。
 特に何かに秀でたところはなさそうだが、前述のような特性が結局、彼を王に
のし上げたのかなという気もする。

 前半部はじっくり描かれており、なかなかいい感じだったが、中盤以降はやけに駆け足に
なった印象で、原作未読でも随分とはしょられたのが判るような展開。
 あとで知ったが、後半はアニオリ色が強いみたいね。
 そのために話の整合性は幾分無理が出てきたようで、キャラの性格や行動にもブレを感じる
ようになった。
 話を早く進めるためか、ダリューンを始めとする猛者の一点突破色が強く感じられたが、
その分ナルサスなどの知略などは薄れてしまった感がある。

 作画はやけに気合いが入ったところと、手抜きとしか思えないところの格差が激しかった。

投稿 : 2017/06/12
閲覧 : 303
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8

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ヒナピィ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

大好きな作品

王道っちゃ王道だと思う。力はないが、心優しい王子アルスラーンとその仲間達で王都を奪還するという物語。
私は、ギーヴが好きで、中でもファランギースとの絶世の美女のくだりが好き。あと、ギーヴがシャプールの頭を射抜くときは誰だコイツと驚かされた。ギーヴは、大層な女好きで放浪楽士。だが、戦うときは一変。楽士だからウードという楽器も弾ける。文句無しにカッコイイ。ファランギースの服はどうなってるのか知りたいw

投稿 : 2017/06/10
閲覧 : 211
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2

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サクマ式ドロップス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 2.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

少年はそして王となる

投稿 : 2017/05/08
閲覧 : 221
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0

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ゲイリー・ビアッジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

設定は凄くいいのに…

旧時代の中国みたいな所での戦争という設定。1話から圧倒的な世界観と部下の裏切りという始まりには衝撃を受けた。その後も面白いと思っていたのに後半辺りから主人公側が無双、そしてしてやられる敵達というのを延々みせられて萎えた。OPEDもいいのは前半だけ。

投稿 : 2016/10/05
閲覧 : 252
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2

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ゼレ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

世界観に引きこまれた!

今まで何故か見てこなかったのですが、友達が面白いと言っていたので見てみることにしました。

正直に言ってめっちゃ面白かったです!!

戦もののアニメって意外となかったので、これは今までになかった感じでファンタジー感もあり、最高でした!

投稿 : 2016/07/27
閲覧 : 246
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2

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sherlock さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

徳は孤ならず、必ず隣あり

※本当はもっと早く書くつもりだったのですが
忙しくて後回しにしていたら2期が始まってしまいました(汗)

まず、この作品の率直な感想から…
いや~、ナルサス卿の策には毎回感心させられた!
特にシンドゥラ国との戦に関して
5万の兵に対し、たった1万の兵で勝てたのは
ナルサス卿の策のおかげと言っても過言ではない
僕も日頃から“天の時、地の利、人の和”を意識して生活したいと思う
…ということで{netabare}暑い夏(天の時)は涼しい家の中(地の利)で二次元の嫁(人の和)と一緒に…←えっ?笑{/netabare}

この作品は気の弱い一人の少年が主人公で
ある日国王である父親が捉えられるところから物語が始まる
そこから“決闘”やら{netabare}“血統”{/netabare}の話があって…ww
まぁ、簡単に言うと
アルスラーンが{netabare}『優しい王様』になるという物語である←ガッシュ○ルかっ!!(笑){/netabare}
※あらすじがいつも手抜きで申し訳ないですが、細かい話はセルフサービスですw

しかし、重要なのは戦いの行く末というよりも
アルスラーンの人間性に惹かれ忠誠を尽くす家臣の存在と
彼らの影響を受けてアルスラーンが主君として立派に成長していく姿だと僕は思う

皆さんにとって{netabare}『リーダー』{/netabare}とはどういう存在ですか?

リーダー=上司?
能力が最も優れている人?
皆の意見をまとめられる人?

恐らく様々な意見があると思うが
私が考える『人を統べる者に必要な素質』とは

{netabare}『自分の信念が固く、かつ変化を柔軟に受け入れること』{/netabare}だと思う

一見矛盾しているように見えるが決して相反するものではなく
自分の中の信念がしっかりしているからこそ
そこを目指すために周りの意見を素直に(謙虚に)受け入れ変えられる人間が
人として魅力的であると僕は思っている
また、謙虚さにつながる部分として上に立つ人間こそ
誰もが嫌がることを誰よりも率先してできるような思いやりが必要ではないだろうか…

リーダーとは周囲から“自然と”尊敬もしくは憧れられる存在であり
僕もこれから社会に出て死ぬまでに
誰かに影響を与えられるような人間になりたいと切に願っている

は~い、ということで
最後はなぜか社会人になるにあたっての抱負みたいになってしまったが
この作品は{netabare}ファランギース殿の城内にヤシャスィーン(突撃)したi…じゃなくてww
人々が争うのは格差や欲望、信仰が複雑に絡まり合っていて
どうすれば皆が平和に暮らせるのか、憲法改正の是非を改めて考えさせられる{/netabare}作品なので
もし興味がある方はぜひ一度観てみてはいかがでしょうか\(^o^)/

P.S.
僕の中でマルダーンフ・マルダーン(戦士の中の戦士)と言ったらやっぱり…
{netabare}“ウェラー卿コンラート”!!(今日か○マ王)←ヤバい、歳がバレる(笑){/netabare}

投稿 : 2016/07/24
閲覧 : 268
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10

ネタバレ

ロリっ娘prpr さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

2期に備えて一気見した

子供の殿下の心情変化がおもしろい。ダリューン強すぎ。
エトワール、あれ少年じゃなくて少女だったんか、なかなか可愛らしい。ウインリィ思い出すわ。

全体的に手描きも3DCGもきれい

2期にも期待できそう。

投稿 : 2016/07/09
閲覧 : 235
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1

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たーきー999 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

面白かった

ストーリーが重しかった。2期にも期待

投稿 : 2016/07/05
閲覧 : 198
サンキュー:

1

ネタバレ

ハヤブサ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

王道ヒストリア

国を追われたアルスラーン王子が、仲間を増やして、王国の再建を目指すストーリー

王子の徳で、仲間との信頼関係が深まりながら進んでいきます。正に王道です。ハマりはしませんでしたが、歴史モノ好き(特に三国志)にとっては楽しめる作品ではないでしょうか。
推しはダリューンです。どんな大群に囲まれても、ダリューンさえいれば何とかなりそうって思えるほどに頼りになり、豪傑です。何より忠義に厚く、まっすぐでいいですね。ナルサスと2人で、アルスラーンの成長を、温かく見守っている‥お兄ちゃんですね。
ED:藍井エイルさんの「ラビリンス」、私の好きなkalafinaさんの「One Light」はいい曲でした。
惜しいと思ったのが、敵側にあまり魅力を感じなかったコト、OPが好みでなかったコト、戦争が味気ない‥という所ですかね。特に好きなシーンとかはありませんでした。

投稿 : 2016/06/28
閲覧 : 257
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12

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がぁべら♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

未刊のファンタジー大作

大陸に精強な兵と華麗なる文化を謳われるパルス王国。西方の蛮族、ルシタニアの侵攻に対しても、その勝利を疑う者はなかった。しかし、味方の裏切りにより罠にかけられたパルス軍は一日にして壊滅。王国は滅亡する。

単騎生き残った王太子アルスラーンは、王国最強の騎士ダリューンに救われ、わずかな味方とともに故国の奪還をめざす旅にでるところから物語は始まる。
------------------------------------------------------------

絵は綺麗デス。
キャラも魅力的デス。
ストーリーは戦争モノなので、人が大勢亡くなりますが、そんなにグロくはないです。
また、アルスラーンの成長が著しく、アルスラーンの存在が真っ白で神々しく感じられます。その反面、ヒルメスは闇に落ちて憎しみで真っ黒デス。この対照的な2人がどのような王になっていくのか気になる所デス。
後、ラストのヒルメスとダリューンの対決は見応えありました。

2期はどのようになっていくのか楽しみデス。

投稿 : 2016/06/27
閲覧 : 228
サンキュー:

6

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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白い

アルスラーンという王国の王子が主人公。彼の初陣にて大敗をきし、追われる身となる。ダリューンやナルサスなど一癖も二癖もある人物を仲間にし、敵に占領された王都の奪還を目指す。

主人公は武勇に優れているわけではないが、不思議と力になってみたい。こんな王がいても良いのではと思わせる魅力がある。

若くて、経験不足だが王としての器があるところが良い。

投稿 : 2016/05/13
閲覧 : 186
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HG anime さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ぐうの音も出ん面白さ

てっきり2月からの新アニメだと思って観ていたが、友人との会話で2015年4月アニメだったことを知って一気観しました。あ~これで毎週の楽しみが一つなくなっちゃったなぁw

物語の欠点を探そうとしても見つからない。まだ未完成で物語のクライマックスがないものの、今後まだ2期が続く1期としてほぼほぼ完壁すぎて正直特段にここで批評することもない。ただただ面白い。観てみてくれとしか言えない。


(以下内容のない文章)

これ舞台は現実で言うところの中東あたりですかね。
城なんかのデザインもすごく好物ですねー。戦略・戦術ともにとてもよくできている。軍事好き、歴史好きとしてもとても楽しめる。
2、3話のアトロパテネ会戦でいきなりパルス軍半壊の展開はアツかった。起承転結の起がいきなりすごい。パルス歴320年10月16日たった一日で騎兵53000、騎兵74000を失ったというね・・・ さらにルシタニア側も50000人死んでますからね・・・。パルス歴320年が現実で西暦何年かは分からないけど、私が同じ位だと思っている西暦1000年頃の世界人口は3億人くらいなのでそれと同じとすれば、世界人口73億の今の感覚なら一日で健康な男性480万人が世界から消えたようなもんですかね。これがパルスとルシタニアの2か国での損害ですから、痛そうだなぁ。
8話もアツイですねw 少数対多数すぎるw (コッラーの奇跡かな?)
その後も基本少数のアルスラーン側と多数の敵という構図は変わらないけど、理不尽に敵が負けるような展開はないので楽しく観れた。まぁ24話とかでファランギースが矢が飛び交う中にてくてく歩いて行って「神のご加護があるから私に穢れた邪教の矢は当たらない」ってのは えぇ・・・ ってなりましたけどねw まぁ影からぬぅっと出てくるファンシーな奴もいるし多少はね。
いやーそれにしても馬にのって戦う戦争ってのはやっぱり美しさがあるなぁ。第一次大戦以後、中東のラクダ騎兵を除外すればもう今後人類の戦争史に馬はほぼ登場しないでしょうけど、戦時も平時も何千年も一緒だった人と馬が人馬一体となって動くこの姿、アニメとはいえ見ごたえがある。
2期ではカンナエの戦いやアレシアの戦いレベルの天才的戦術も観れたらいいなぁ。ナルサスのことだから戦略面でも楽しませてくれるかもしれない。戦術や戦略も物語の要素だと思うから、このあたりの完成度も期待したいところ。アルスラーンを巡る展開もとても面白い。スケールがデカイね。これも2期でどうなるか楽しみ。

キャラもすごく魅力的でいい。ダリューンとナルサスの安心感よ。ギーヴとファランギースもぐう有能。エラムは料理もできるし頭も性格もいいし戦えるイケメンという地味にぐうモテショタ君。女性人気かなりあるんじゃないでしょうか。アルフリードとエステル可愛いですぅ(´ω`)

声優はアツい演技だったし不満点なし。

音楽もすばらしい。個人的にはOPとEDに気に入った曲がなかったから4にしようか迷ったけど、YoutubeではOPもEDも全4曲とも高評価ですね。BGMは場面や雰囲気にあったものが流れるし、いいメロディが多い。OPとEDにお気に入りがなかったのに音楽を4.5にしたのはダメ押しに挿入歌『天空に舞う鳥よ』があったからです。やなぎなぎさんの綺麗な歌ですね。25話の戦死者を追悼する場面などの重要な場面によく使われていましたね。何語かわからないけど、Kalafinaみたいに架空の言語で歌ってるんですかね。なんにしてもすごくいい曲です。

名作だと思う。これが好きな人は是非『キングダム・オブ・ヘヴン』という洋画のディレクターズ・カット版を観てみてください。

投稿 : 2016/04/13
閲覧 : 311
サンキュー:

9

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runa21 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

努力し続ける王

原作者が銀河英雄伝説の人と一緒ということで
かなり期待していた作品です。

銀河英雄伝説では
たくさんの「英雄」たちが出てきて、
それぞれの得意分野を生かして活躍する
群雄割拠なお話だった。


それに対してアルスラーンは
はじめっからかなりどん底に突き落とされる。

アルスラーンは両親からも突き放され、
クーデターにより父は囚われの身、
忠臣の活躍によって何とか戦場から逃げ出したはいいが、
たった二人・・・。

そこから仲間を少しずつ集めて、
国を取り戻そうとするお話である。


はっきり言って、アルスラーンの部下たちはとても優秀。
でも、アルスラーン自体はぱっとしない。
なぜ彼のもとにこんなに優秀な人たちが集まってくるのか、
終始謎だった。


ただ、最終回に
ファランギースによって語られた内容に納得させられた。



「玉座にはそれ自身の意思はない。
座るものによって、それは正義の椅子にもなるし、悪逆の椅子にもなる

神ならぬ人間が政事(まつりごと)をおこなう以上、
完璧であることもないが、
それに近づこうとする努力をおこたれば、
誰もとめる者がないままに、王は悪への坂を転げ落ちるであろう。

王太子殿下はいつも努力しておられる。
そのことが、つかえる者の目には明らかなのだ。
かけがえのないお方と思うゆえに、みな喜んでつかえておる」



アルスラーンの父ももちろん王だった。
そして、さまざまなタイプの「王」や、
玉座を狙う者をこの物語を通してみることができるのだが、
だからこそ、このセリフにはグッとくるものがあった。

そして、
「だから彼らはアルスラーンを選んだのか」
としっくりきた。


最終話のファランギースのセリフまで
しっくりこないまま見続けていたのだけど、
なんとなく、この物語は、「これが言いたかったのかな」
とこのセリフにすべてが要約されていたような気がした。


アルスラーンは何も持っていない。
それだけでなく、彼自身も特筆すべき何かがあるわけでもない。
王太子という肩書もあやふやな感じになっている状況で、

凡庸なアルスラーンは「足りない」ことを自覚し、
日々努力をしている。
いろんなタイプの王様や、王位を狙う人と接しながら、

いいところを吸収し、悪い所は反面教師にし、
たくさんの失敗を重ねながらも
地味な一歩かもしれないが、前に進もうとしている話である。




物語の中の解説者より、
王太子アルスラーンがのちに王位に就くことがわかってしまう。

大いにネタバレしているのである。


そこからでもわかるように、

この物語のもっとも重要なところは、
アルスラーンと仲間たちの知略と派手なアクションで、
国を取り戻していくような話ではなく、
「王太子」という肩書以外何も持っていなかった
特に何の変哲もない少年が、
どうやって王になっていくのかを楽しむ物語である。


だから、英雄ものとか、カリスマ性を求めるような
そんなお話ではない。
そういうのを求めてこのアニメを見た人は
おそらくかなりがっかりしたことだろう。

ミステリーを求めていたのに、
内容がサスペンスだった並みのがっかり具合だろう。
(大まかなくくりとしては近いけど、肝心の部分が違う)


ただ、私はこの物語が好きだ。
正直初めは銀河英雄伝説的な
頭を使って戦っていくような話だと期待していた。

それでも、ラストのファランギースのセリフから、
この努力し続けるアルスラーンが作る国を
見てみたいと思わせる魅力が確かにあった。

今回では途中で物語は終わる。
この後どうやってアルスラーンが王位につくのか
とても気になって気になって仕方がない。

投稿 : 2015/12/01
閲覧 : 277
サンキュー:

16

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

これは キングダムですね

これは キングダム もしくは 暁のヨナ ですね おもしろいじゃないですか
一話で断念しなくてよかった・・
2期やるのかなぁ 是非 見たい

投稿 : 2015/11/20
閲覧 : 236
サンキュー:

2

ネタバレ

天地人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

SFスーパー英雄(?)列伝65

アルスラーン
「せっかく王都奪還を目指して出陣したのに、アニメが終わってしまった。いったい、私はどうすればいいのだろうか。」
ナルサス
「殿下、ご安心下さい。このナルサス、第2期を開始させる手段など既に4つほど考えてあります。」
・・・まあ、既に第2期が決定してるそうですが(実は、テレビ局の重役に対し、ナルサスに似顔絵を描かせるぞと脅したとか 笑)
銀英伝の田中芳樹原作のアニメ化ですが、荒川弘のマンガの方のアニメ作品と考えた方がいいのかもしれませんね。
中世ペルシャ(現イラン)を元にした架空のファンタジーですが、原作が出た当時は欧州や中国的な世界を舞台にした作品はあっても、ここら辺を舞台にした作品は無く、それだけでも異色な感じでしたけど、すぐ作品の虜になってしまいました
それから、次の巻が出るまで何年待ったことか(苦笑)
まあ、原作への文句はそれ位にして(汗)アニメ版も出てくるキャラクターが魅力的で、良かったです。
エステルの扱いはアニメ版の方が良く、バフマンをあそこで死なせたのも納得ですけど、中盤からちょっとあせってるのか色々と展開が?なシーンが増えてきたのが残念です。
ザンデ&ヒルメスとダリューンとの闘いに、とりあえず(勝敗は別として)1回目の決着をつけさせようとしたのかも知れませんが、両方とも魔道士を使ってのアレは正直感心しないです。
出来れば最低でも原作の7巻まではアニメ化して欲しいですね。
ちなみに、第7話の作画崩壊ですが、製作スタッフにナルサスが参加していたとか(おいっ)

投稿 : 2015/11/09
閲覧 : 325
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風雲児 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

良かった

投稿 : 2015/11/08
閲覧 : 193
サンキュー:

1

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かずなみ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ヤシャスィィィィン

原作は銀英伝で有名な田中芳樹。さらにそれを鋼の錬金術師、銀の匙の荒川弘がコミック化したものをアニメ化している。

原作者とコミカライズしてる作者が定評ある方々なので、かなり期待してたし、各方面で随分注目されていたが、実に面白かった。

話は中世西洋を彷彿とさせるパルス国の皇太子、主人公アルスラーンを中心に、パルスに侵攻してくる敵国や、個性豊かなキャラクターが魅力。
また、政治的、宗教的要素も絡み、単なる俺強えええの域に留まらない。
また、アルスラーン本人の成長と、ダリューンの戦闘力とナルサスの知略の組み合わせは見せ場。

まだまだ話半ばで、アニメ版の続編もとても期待できる。

投稿 : 2015/10/20
閲覧 : 296
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青陽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

観終わったけど終わってない!

とりあえず一言
ダリューンかっこいい!



ナルサスダリューン無双
彼らが有能すぎるのか、相手がダメすぎるのか、長らく敵に張り合いが無かったが
銀仮面との決戦では楽しめそう
ギスターブとかサームとか人徳ある有能が敵陣にいるし。

サームは血筋に
ナルサスたちは人柄に

どちらも理解できる。戦いはこうでないと!
ボダンだっけ?あの狂信者のように明らかな悪役では前座としてもつまらない。
両者が武を持って雌雄を決せんとす。
人間対人間なのだから、どちら側にもそれなりに納得できるような正しさがあってこそ面白い。



19話
ナレ「この布告が後に この少年を解放王アルスラーンと言わしめることになるのである」

…いや、そりゃ結末は予想できるけどさ。
それ言い換えれば「アルスラーンは死なないよ!」ってことだからね。わかってても先にそういう宣言されちゃうと途中のドキドキハラハラワクワク感が薄れちゃうよね。

ワンピース1話で「この麦わら帽子の少年が後に 世界一自由な海賊王と呼ばれる男になるのである」
とか言っちゃうようなものだからね


まあそれでも面白いんだけど。
やはり、王となる過程を楽しむ物語なんだな
タイトルもアルスラーン戦記だし
伝記を読んでる感覚で観るのがベスト。

そして
終盤
壮絶な決戦の中で申し訳ないけど
面白かったことが二点。
・ファランギースの矢避けスキル発動
「穢れた敵の矢など当たらぬ!」
そんな!マンモスの墓場を融合させるような強引さ。でも
本当に当たらない!すごい!
敵兵がチョー下手とか空気読んだとかじゃなくて本当に当たらない。あんないっぱいヒュンヒュン放ってたのに!

・再会するアルスラーンとエトワール。
事実を知ったエトワールがアルスラーンの首を狙い、エラムがとっさに身を呈して王をかばう!!
そして何故か脇腹をかすめるッ!
喉元一直線だったはずなのに!
敵ながらいい奴と思っていた少年→討つべき敵将だった…!それが衝撃の事実だったからって驚愕・動揺して手ブレすぎっすよエトワールさん!!


ってか本当に女の子だったんだ。
女の子っぽいなとは思ったんだけど
男の娘っぽいアルスラーンやエラムの完全なる女装があったから、その類いかと思ってしまった…見事なミスリード。



そして少年は王となる!(予定)
さすがに物語が壮大すぎて完結までは描けなかったか。そりゃ2クールじゃ無理だよね
年間やってくれてよかったのにな。
ぜひ続編を作ってほしい

投稿 : 2015/10/10
閲覧 : 218
サンキュー:

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アルスラーン戦記のストーリー・あらすじ

東西を結ぶ陸路の中心地・エクバターナを王都に掲げ、各地からの人や物資、そして豊かな文化が集まる強国パルス。この国の王太子として生まれた少年・アルスラーンは、幸福のうちに国を引き継ぐはずだった。土煙が舞う平原に、パルスの誇る騎馬隊が葬り去られるその日までは……。パルスの豊かな領土を狙って、異教徒の国・ルシタニアが侵攻を開始。初めての直面する本物の戦いに、不安を隠しきれない"気弱な"王太子・アルスラーン。彼の不安が的中したかのように、戦場には不穏な空気が渦巻き始める。敵の策略にはまり、これまでにない脅威を感じるパルス軍と、混乱する戦況に翻弄されるアルスラーンの父王であるアンドラゴラス三世……。駆けつけた「戦士の中の戦士」の異名を持つ騎士・ダリューンとともに、次々と襲いかかる敵、そして過酷な運命へと立ち向かうアルスラーン。運命という名の嵐が吹き荒れるなか、彼は信頼できる仲間たちとともに"王太子"として最初の一歩を踏み出す!(TVアニメ動画『アルスラーン戦記』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2015年春アニメ
制作会社
サンジゲン / ライデンフィルム
公式サイト
www.arslan.jp/
主題歌
《OP》UVERworld『僕の言葉ではない これは僕達の言葉』、NICO Touches the Walls『渦と渦』《ED》藍井エイル『ラピスラズリ』、Kalafina『One Light』

声優・キャラクター

小林裕介、細谷佳正、浪川大輔、花江夏樹、KENN、坂本真綾、梶裕貴、菅生隆之、田中敦子、津田英三、大川透、安元洋貴、三宅健太、小西克幸、桜井敏治、子安武人、斎藤志郎

スタッフ

原作:田中芳樹(光文社カッパ・ノベルス刊)、漫画:荒川弘(講談社『別冊少年マガジン』連載)
監督:阿部記之、シリーズ構成:上江洲誠、チーフキャラクターデザイン:小木曽伸吾、キャラクターデザイン:田澤潮/渡邉和夫、アクション監督:木村智、コンセントデザイン:新妻大輔、美術監督:工藤ただし、背景:スタジオパインウッド、色彩設計:篠原愛子、CGディレクター:鈴木大介、モデリングディレクター:足立博志、3DCGI:サンジゲン、撮影監督:増元由紀大、撮影:グラフィニカ、編集:長谷川舞、音響監督:明田川仁、音響効果:小山恭正、音響制作:マジックカプセル、音楽:岩代太郎

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