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「響け! ユーフォニアム(TVアニメ動画)」

総合得点
91.1
感想・評価
3141
棚に入れた
13963
ランキング
42
★★★★★ 4.2 (3141)
物語
4.1
作画
4.4
声優
4.1
音楽
4.3
キャラ
4.1

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響け! ユーフォニアムの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

☆かもみーる☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

物足りない感じ

展開がスローすぎて、あらら?ここでもう終わりなん?って感じです。
2期の予定あるのかな?

投稿 : 2015/09/09
閲覧 : 254
サンキュー:

5

ネタバレ

ぽすたろう さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

吹奏楽の青春ドラマって感じかな。
恋愛とかはちょっとしかないけど主人公とサブヒロインとのからみがなかなかいい。
まあ、吹奏楽経験者にとってはどんなこともドラマになるんですけどねって感じですが、主人公の微妙から、明らかな変化がおもしろかったとおもう。
吹奏楽って運動部よりも練習量があるんですよ。
人生かけるって言ってもいい、そんな題材が悪くならないわけはない。
13話ってのが終わった後寂しい感に襲われるっていうのがあるけど、良作なのは間違いない。
最初がなんかパッとしないけど、さくふうだから気にせず最後までみてね。

投稿 : 2015/09/06
閲覧 : 264
サンキュー:

13

ネタバレ

sherlock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

年功序列と実力主義…

まず、このアニメを観終わった率直な感想から…
最終回は大会前の緊張感と演奏中の生徒の様々な表情が丁寧に描かれていて
部活動に一生懸命取り組んできたからこその青春の美しい集大成を見ることができ
何か若い頃に戻れた気がして良かった!
ただ、僕の学校の吹奏楽部は{netabare}“大奥”{/netabare}って言われる(もちろん陰でw)ぐらいドロドロしてたので
少し美化してあるような気もしたが、恋愛や部活に悩んでいる若者を見ていると
これはこれで綺麗にまとまっているので良かったのではないだろうかと思う

また、ユーフォニアムという楽器に注目を集めることで
吹奏楽部の中でも地味だと言われている低音パートの魅力をもっと知ってもらうと共に
演奏にどの楽器も欠けてはならないということを強調できていたと思う

そして驚くべきは…
(女の子が主人公の)学園青春アニメにしばしばみられるような要素を綺麗にまとめつつ
網羅的に取り入れることができている点である
なかったのは…
{netabare}『屋上で男同士が殴り合いの喧嘩をして
最終的にどっちも倒れて青空見ながら仲直りするシーン』{/netabare}ぐらいじゃないかなww

例えば…
皆の部活に対するバラバラな温度差…
実力が足りないのに選ばれてしまい皆をまとめる自信がない部長…
パートごとに派閥がある吹奏楽部…
同性の先輩が好きすぎて後輩をいじめる女子…
先輩より上手い後輩…
何度練習しても上手くいかずレギュラーから下ろされてしまう厳しい現実…
先生のことを好きになってしまう女子…
友達の好きな相手が自分の幼馴染…
そして幼馴染が今になって自分の事を好きだと知る恐ろしいほど悪いタイミング…
中学のとき酷い別れ方をした仲間とあるときよくわからないきっかけで
親友と呼べるまで急激に親密になってしまう女子の不思議な絆…
眠れなくてノーコールで目覚まし時計を止めてしまう本番当日の日の朝…
控え要員が作った皆でお揃いのお守り…
いつも{netabare}ペット{/netabare}と一緒にいる女の子…←トランペットは特殊だよっ!笑
…などなど

まだ色々あるが必ずどこかで目にしたことのあるようなベタな展開を
全てこの作品に集結させているのではないだろうか…
なので予想通りの展開に飽き飽きしながら観るか
自分の思い出と重ね合わせながら楽しむかは人それぞれだと思う

あなたは{netabare}『高校最後の自分の思い出』{/netabare}と{netabare}『チームの勝利』{/netabare}どちらを選びますか(選びましたかw)?

いつの時代にも能力の高いスター性のある後輩は必ずいて
後輩には来年があるとよく説得されるものの、チームの最も強い組み合わせが今年しかない場合
チームの勝利のために先輩よりも後輩を選ばざるを得ない顧問の決断は本当に辛いと思う

そしてこれは何も部活動に限ったことではない…

公務員や古い社風の会社と違い現代は能力のある後輩が選ばれることも少なくない
その際に“嫉妬”を抱き、別のところで虐めたり仲間外れにするような人間は
やはり“結果として”上に立つにふさわしくなかった人間だったと言えるだろう…
人に憧れられ、この人についていきたいと思われるような人間は
後輩に負けたらまず、“悔しい”という負けず嫌いな気持ちが生まれ
歳上のプライドを捨てでも後輩にどうしたら良いのか謙虚に訊ね
さらに、後輩よりも秀でるために自分のアイディアを上手く取り入れるぐらいの考え方を
{netabare}“常に意識し、維持している{/netabare}人間”ではないだろうか…
一度上司になった人間が下剋上の緊張感もないまま居座り続けられるような会社は
ほぼ部下の力で会社が回っているようなものなのでその会社の価値はその程度のものだと言えるだろう
(すみません、話の都合上やや誇張していますが、部下が決して皆能力が低いという訳ではありません(汗))
つまり、{netabare}良くも悪くもあなたのいるべき立場を本当に理解しているような上司や集団{/netabare}こそが
あなたを含め皆が成長できる可能性を秘めた素晴らしい組織であると僕は思う
そして僕はそのような会社で仕事ができたら良いなと考えている
もし良かったこんな僕ですがよろしくお願いします!←ここでまさかの就活の自己アピールww

話は戻るが…
僕の学校の吹奏楽部には“大奥”と言われる契機となった噂があり、その“一部”を紹介しようw
※以下はあくまでも噂で、信じるか信じないかはあなた次第!!←あれっ、フリーメ○ソン?w
●後輩は絶対に立ち止って挨拶し、先輩は後輩に挨拶されても無視するのが当たり前だった…らしい
●後輩は理由がない限り先輩より先にきて先輩より後に帰らなければいけない…らしい
●OGからの差し入れなどは基本的に後輩は余ったらもらえるがマズい場合を除いてほとんど余らない…らしい
●先輩の言うことは絶対で、反抗しようとしたら連帯責任なので同級生が全力で止めにはいる…らしい

そして極めつけが…
●もし先輩の好意を寄せている相手と付き合っているのが先輩にバレたら…
{netabare}すみません、これはちょっと僕の口からは恐くて言えないです…汗
こ、後輩が学校に来なくなることがあるとかないとか…{/netabare}

あと、忘れてはならないのが
吹奏楽部の一人の女の子に何か恋愛話が漏れると“誰にも言わないでね現象(※)”により学校中に一瞬で広まり
吹奏楽部の女の子を一人フル(ー)ト吹奏楽部の女子全員が敵になるという事件(笑)
※誰にも言わないでね現象:ある一人の人に「絶対誰にも言わないでね」と約束して同じことを皆が繰り返すことで
いつの間にかたくさんの人が知っている現象(笑)

もし戦(いくさ)で例えるなら…

(少しだけ僕のわがままにお付き合いくださいww)
{netabare}
[踊ってみたんですけど…]

女の子の変!
女の子の変!
おん・な~・の・子・の・変!

2006年音楽室で起こった悲劇
シャーロックが先輩の○○にシ・バ・か・れ・る・話!

どうして~?どうして~?
どうして僕はシバかれた~ん?

○○の大事な後輩、僕のこーとが好きだった
皆の前で僕をシバいたあの子のあだ名は…アッコ!

どうして~?どうして~?
どうしてアッコに負けたの~?

アッコが僕の、友達利用し音楽室に呼び出したん!
僕の軍勢1人に対しアッコの軍勢…30!!

どうして~?どうして~?
どうしてそんなに多いの~?

アッコの力で吹奏楽部がアッコのもとへ集まった
アッコは後輩と一致団結
僕は油断し音楽室へ!

多くな~い?多くな~い?
女の子が多くな~い?

いや、多くな~い!多くな~い!
味方が多くな~い!

変じゃない~い?

No!変じゃな~い!

変じゃない~い?

No!変じゃな~い!

変!変!変!変!変!変!変!変!

変!

こ・れ・が…
女の子の変!
女の子の変!
女の子の変!
おん・な~・の・子・の・変!

※諸説あり(笑)
もちろん、この話はフィクションですがこの後後輩と付き合うことになったそうです!ww{/netabare}

は~い、ということで…
誰かの史実紹介はこの辺にしてw←女性は本当に恐いです:(´◦ω◦`):ブルブルww
このアニメはナックル先輩がハーレムで羨まs…じゃなくて(笑)
“集団の力”の向上のためには、単純に個々の能力を上げればいいという話ではなく
それぞれが様々な問題に悩み、仲間と助け合いながら答えを導き
“集団の絆”がより強くなることで“集団の力”が広い可能性を孕んだ
パフォーマンスを実現させるのだと感じさせてくれるアニメなので
興味がある方はぜひ一度観てみてはいかがでしょうか(゚∀゚)

P.S.
一番輝いてたのはやっぱり…{netabare}プラチナダイアモンド川島かな←輝きの意味が違うww{/netabare}

投稿 : 2015/09/05
閲覧 : 250
サンキュー:

15

ネタバレ

craftbeer さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

本当に良作です

全体的に良い回ばかりですが、物語の後半は特に良い回だったので、お気に入りの回は繰り返し観ました。
2期もある作品だと思うので、単行本を読みながら期待して待っていたいと思います。

投稿 : 2015/09/05
閲覧 : 285
サンキュー:

9

ネタバレ

しもん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

青春とは

声優の演技や作画について、魅力的な部分が多い作品。キャラクターに可愛らしさを持たせつつも、現実に近づけたような自然な表現があり、それがこの作品に独特の雰囲気を与えている。
キャラクターの行動原理をリアルな女子のそれに近づけたからなのか、学校のどこかで見かけたような光景がみられるのが特徴。これをどう観るかで好みが分かれそう。
高度に均質化された日本の学校教育に、僕らの考えはどれほど誘導を受けているのだろうか。創造性、アイデンティティー、価値観、道徳、‥とか考えながら観ると、切ないような恐ろしいような、そんな気分になれる。

投稿 : 2015/09/03
閲覧 : 335
サンキュー:

10

ネタバレ

最古ガンダム さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良質の吹奏楽部アニメ

弱小の吹奏楽部が、どのようにして強くなっていくかを、高校生特有の人間模様を中心に描いた作品。そこにはライバル心、自我、恋心、憧れなどが複雑に絡み合っている。

演奏は、迫力があり、音楽の演奏があるアニメはやはり、感動が一段違う。

緑輝ちゃんを含めたキャラクター、ストーリー、音楽と素晴らしかったが、もう少し、笑いも含め、バランスの良いエンターテイメントになれば、さらに評価が高かったと思う。

金賞とれて良かったね!!

投稿 : 2015/08/30
閲覧 : 235
サンキュー:

12

ネタバレ

ダレイオス さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

1クールという限られた尺で丁重にかつ重厚に吹奏楽部を描いている。

まず開始直後、主人公の久美子が中学時代の吹奏楽のコンクールで
金賞だったのを喜んでいるのですが、同じ仲間である麗奈はまったく喜んでいない。
どういうことなのだろうかと考えていると
全国に行けない金賞、通称、駄目金とのことで
私は経験者では無いので、その価値はよくわからないのですが
久美子と麗奈の2人の気持ちはよくわかりましたね。
全国に行きたい麗奈が全国に行けない金賞を貰っても悔しいのはわかるし
久美子のように自分達は全国だなんて無理と考えている人にとっては
金賞貰えただけでも満足なのもわかる。
要するにどこをゴールに設定して頑張るのかをテーマにしているかなと思えました。
その過程での人間ドラマを本筋に置いている様です。

ストーリーはこの2人が同じ高校に入った入学式から始まるのですが
この2人が高校の吹奏楽部に入ってから、自分の弾く楽器を決めるまでは丁寧でしたね。
アニメ内の話なのに視聴者が入部して教えられているような感覚があるくらい
リアリティーは感じられ
実際に楽器の決め方はこんな風に決めているんだろうな的な説得力はありました。
楽器の作画も塗りが綺麗でデコボコした部分など細部にわたってきめ細かく描かれているのは驚きである。
吹奏楽部の練習も特にハデということはなく地道に
やっている感じ、若干説明セリフな所はあるとはいえ、わかりやすく丁寧
一定の手順は踏んでいて本格的でした。
丁寧な作画もあって実際にこんな風に練習しているんだろうなという説得力はやはりありました。
とにかく描写的に吹奏楽部をやっている感じが出ているのはとても良かった。

久美子は全国に行きたいとかの執着心が無いので
高校では中学時代とは違う楽器を弾きたいと考えていたり、程々頑張ればいいタイプに見えました。
そして麗奈は相変わらず全国に行きたいと考えていて中学時代にやっていた
自分の楽器は変えずに頑張ると、序盤は対極の
この2人がどうなるのなかという興味は沸きました。
久美子は麗奈と仲直りしたいのに自分の生き方は変えようとはしないあたり
今までにいないタイプの主人公に見えました。

そして、このアニメの吹奏楽部の設定は元々やる気のあった人が辞めて残っているのは
あまりやる気の無い人&練習量の少ない人ばかりなので
まとまりの無い集団が下から這い上がり、実力を付けるもので
物語の下地は努力、友情にしたよくある部活動劇だと思います。
序盤はやる気のなさそうなシーンの描写は上手いので
本当にやる気なさそうだなと伝わってくるので、そういったシーンの見せ方は上手い。
そして、その集団を新任顧問の滝先生が指導するものでした。
滝先生の指導は上手く弾けなければ練習して下さいというタイプなので
積極的に指導力していくタイプではなくあくまでも生徒の自発性に置いていたと思います。
ただダラけた吹奏楽部にカツを入れる人間としては凄く機能していました。
私は経験者ではないのでやり方が正しいかどうかはわかりませんでしたが
最初は生徒の自発性期待して、ある程度上手くなってから
自分が指導するやり方には
まずは生徒自身が変わらなければいけないという点からも説得力は感じました。
まあ先生自身が指導するようになっても50人という人数がいるために
下手な人には上手くなるように口で指導するだけなので
滝先生はあくまでもご意見番でしたが、その点は妙にリアリティーは感じました。
50人の個別指導は無理だろうし(1人5分でも全員なら5時間弱だから無理でしょう。)
普通に吹奏楽部の活動をしているアニメですね。

人間関係については思ったよりも直ぐに久美子と麗奈の関係が修復されて
いつの間にそんなに仲良くなったの?て感じでした。
個人的には1話からの冒頭で色々あったから結構、根は深いものがあると考えていたので
意外でした。
山に出かけたら仲良しになってましたね。
終盤には愛を告白し恋人みたいな関係になってたような・・・申し訳ないが
個人的には違和感がありました。
そういう百合ぽいのは好きなのですがもう少し過程を上手く描いて欲しかったです。
まあ文句は言ってますが実際そのシーン見た時は「良かった。良かった。」とは思いましたね。

他のキャラに関しては掘り下げはしっかりしていました。
あるものは自分の進路のために吹奏楽部を辞めたりで
普通のアニメならご都合主義で最後はなかったことになるケースが多い中
リアル重視なのかそのまま本当に辞めるなど現実ぽさを感じて
そういう展開はあまりないので新鮮味はありました。
3年生の先輩がレギュラーになれなかったのに
抗議して奮起する後輩とかはアニメらしくて面白い展開でした。
このアニメ思ったよりも色んなキャラの人間ドラマがあって
ストーリーは楽しめました。
練習ばかりではアニメ的にはつまらないと思うので中盤のキャラの
掘り下げは正解でした。

ストーリー的には序盤と終盤が盛り上がったと思います。
これも最初と最後を決めてシナリオ作りをした感じはしましたね。
久美子の最初の別に全国に行けなくてもいいやの考えや
楽器も特にこだわりの無いとか普通に頑張る程度だったのが
麗奈と一緒に吹奏楽部を頑張ったり、麗奈や他の部員達の奮起を見たり
自分の演奏が上手くいかず落ち込んでいるうちに
悔しさを覚えて、どんな楽器でもなんとなく頑張ればいいやの自分だったのが
ユーフォニアムの楽器で頑張りたい。全国を目指す目標に変わり
主人公の成長に繋がる見事なシナリオ展開だったと思います。
1クールという限られた尺を上手く使い切ったストーリー構成でした。
そのおかげで終盤は盛り上がりました。

作画については楽器の作画は凄くてそれ以外の作画も
キャラの作画も綺麗で表情も豊富で絵だけでもキャラの心情は伝わるくらいでした。
特にキャラの作画はかなり評価出来るでしょう。
そしてどの話数でも安定していているのがポイントでしょう。
終盤の方が作画は綺麗だったので最後まで本気で仕上げたことも評価出来る。
演奏しているシーンに躍動感を感じました。
作画面は無理に満点を避ける出来ではないので作画は5でいいですね。

声優さんについては実写でも出来そうな作風だったので
普通の感じの喋りの演技だったです。
久美子役の黒沢さんは普通の感じが良くて、感情的な場面でも
しっかりとした演技が出来ていたので凄く良かったです。
ただ麗奈役の安済さんは下手とまではいきませんでしたが微妙でしたね。
声は合っていたので問題ありませんが気付きました。
滝先生役の櫻井さんは冷静ながら少し怖い感じの演技が凄く良くて上手かったです。
上手い方が多かったので概ね満足です。

前半は地道に練習を入れて中盤からキャラの掘り下げて終盤に盛り上がり
最後に結果が出るストーリー構成もあってとても良いアニメだと思いました。
練習描写もかなりいいし
練習ばかりではなく適度に人間ドラマを入れてのバランスは良かったです。
個人的には序盤の久美子の心情が序盤と後半では明らかに変化し成長したのは凄く良かった。
終わって見ればとても良いアニメだと言える出来はありました。
気になるのはいつの間にか久美子と麗奈はそこまで仲良しになったんだぐらいですね。
その点だけは気になりました。

投稿 : 2015/08/26
閲覧 : 349
サンキュー:

27

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

京アニの技術の結晶

視聴後にこの余韻、高揚感を形にしたいと思える作品にしかレビューを書かないのですが、「響け!ユーフォニアム」はそう思わせてくれた作品でした。

興味本位で「けいおん」を視聴してから始まった自分のアニメ生活。(まだ視聴してない有名な作品も多い未熟者ですが。^^;)
今まで持っていたアニメに対する偏見みたいなものが消え、アニメって面白いんだなって思わせてくれた作品です。
「響け!ユーフォニアム」は「けいおん」と重なる部分があるため、少し懐かしいなーって思ってしまいました。笑


この作品は、青春ならではの団結、挫折や苦悩、友情、恋愛、そして成長の描写が本当に素晴らしかったです!
京都アニメーションならではの細やかな心理描写に毎話引き込まれました。
作画がとても綺麗であることはもちろん、何気ないところの作画まで行き届いていて、キャラクターを引き立てていました。

大会が近づくにつれて不安が増す。部員同士の支え合い、みんなには見せない姿。魅力的なキャラクターたちが音を1つに合わせて、「合奏」する。音楽っていいなって思わせてくれました。

最終話の徐々に高まらせてくれる演出。そして最後の盛り上がりは言うことなし。最高でした。


{netabare}初めは先輩たちのバラバラな雰囲気の中で始まった久美子たちの部活動。でも滝先生の指導の下、本気で全国を目指す集団に変わっていく様子は心打たれました。久美子もその中で苦しみ、初めての悔しさを味わい、がむしゃらに成長していく姿は見ごたえがありました。12話の久美子が涙しながら駆けるシーンはこのアニメの大きな見どころの1つだと思います。淡白な久美子があそこまで感情をむき出しにして駆ける姿は臨場感であふれていて素晴らしかったです。
麗奈は普段はクールだけど、実は繊細で、弱い一面を久美子だけには見せる。でも「特別」になるために強い意志を持った魅力のあるキャラクター。久美子もそんな麗奈のことを知ることで、本当の悔しさというものを知り、自分の気持ちに気づいていく。この2人の友情と言っていいのか分からないような関係性、そして支え合いの描写も見どころだと思います。

この作品は本当に魅力的なキャラクターが多いです。京都アニメーションの心理描写力は流石。その中でも、自分は中川夏紀先輩の魅力を紹介したいなと思います。最初は、無愛想な顔で怖い先輩なのかなーって思ってたんですけど、ただ単にやる気がない先輩で、ふーんって感じの印象でした。でも、やれるだけやってみようと練習に打ち込む姿を見たとき、グッときました(笑)オーディションに落ちた後は切り替えて、久美子の様子を気遣ったり、みんなをサポートする。サバサバした中に優しさがあって、いい先輩だなと思いました。


2期があるかは分からないですが、2期につながる伏線のようなものがあってとても気になりました。
まず、コンクール会場で北宇治が演奏するときに現れた女の人。北宇治高校と関係があるのは間違いなさそうですね。
次に、関西大会に進出する高校が発表されたとき、あすか先輩だけ反応が違ったこと。演奏前にも久美子とやりとりしていましたが、関西大会に出ないんでしょうか。あすか先輩は素顔を見せない謎に包まれていた面があったので、2期で明らかになってほしいです。
最後に、コンクール当日、滝先生が麗奈の幼少時と思われるような写真を眺めていたこと。でも薬指に指輪らしきものが見えたので何とも言えないですが。写真を意図的に見づらくしてあったので伏線の予感がしますね。滝先生も何かありそうで、2期があればさらに魅力的な人物になりそうですね。
あとは、単純に今後の北宇治高校の活躍が楽しみです。久美子と秀一がどうなるかも気になるところです。


このアニメの通り、自分の学校の吹奏楽部も朝から遅くまで練習していた記憶があります。自分はサッカー部に所属していたのですが、個人練している部員をよく見かけました。「合奏」するためにはとてつもない練習量がいるんですね。それが感動と達成感につながるのだろうなって思います。(実際の吹奏楽部の大変さ、つらさを知らないのに軽々しくこんなこと言ってすいません汗)

私情で申し訳ないのですが、自分は高校の途中で小学校から続けてきたサッカーをやめました。本気で全国を目指すみんなと先生やコーチと共に活動していく中で、何とか頑張っていたものの、いろいろあり、最終的には勉強を優先する形で部活を辞めました。無事希望する大学に合格できましたが、辞めたことをとても後悔しています。だから、葵ちゃんが自分と同じように辞めていく姿を見るのはとても悲しかったです。2期があれば、葵ちゃんがどのように物語に関わるのか見てみたいです。

でも自分が後悔してる分、久美子たちの一生懸命な姿は見ていて気持ちが良かったです。{/netabare}


久しぶりに良い作品に出会えました。

投稿 : 2015/08/25
閲覧 : 221
ネタバレ

アルジャーノン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

青春ですね

同中の性格が全然違う二人が次第にお互いを高めあう存在に変わっていくのはよかった。
ただ、一瞬ドキッとしましたよw

先生は腹黒イケメンのやり手な先生です。
私は怖くて好きになれそうになりません。

あんなに人数が多いとそれはまあ揉めますよね。
部活って、ただの友達ではない、独特な関係ですね。

先生や人一倍の努力かのレイナに引っ張られて、
部員や主人公がだんだんと本気になって変わっていく様子は見ものです。

青春サクセスストーリー系になるのかな?
学生時代にしかできない本気を見ることができます。

ストーリーは無難に面白いです。
綺麗に最後までまとまってて、一気に観ました。
ただ、もう一回見ようとは思わないかな?
リアルな青春はもういいかな。

投稿 : 2015/08/22
閲覧 : 207
サンキュー:

11

ネタバレ

富士山 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これからどうなっていくのか? 期待させてくれる作品である

上手くない吹奏楽部に新しい顧問が赴任し、全国大会を目指していくというストーリー。
あまりやる気のない生徒たちも先生の統率力により、少しずつまとまっていく過程で、登場人物の思いが伝わってきてそれに共感することができた。まだまだこれからという作品だと思うので、二期がもしあるなら二期を見たい。

投稿 : 2015/08/20
閲覧 : 356
サンキュー:

11

ネタバレ

かおぴー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

吹奏楽のアニメ、待ってましたっ!

①吹奏楽部で目立ちづらい、ユーフォに焦点を当てた作品!
私は中学のとき吹奏楽部でサックスを吹いてましたが、中学3年の夏はダメ金で終わり。吹奏楽は中学でやめちゃったけど、主人公の久美子ちゃんと私の過去の経験と少し重なって、親近感がわきました。

この作品では、あえて吹奏楽部の中で目立ちにくい、ユーフォ、チューバ、コンバスを主要人物の楽器に抜擢させていますが、作品中にもあったように
「楽器のガチャガチャで、唯一ユーフォのキーホルダーだけ存在しない!」
ということも現実でありそう・・。
そんな吹奏楽部の中でも目立ちずらい ユーフォ を久美子ちゃんが演奏することで注目が集まり、今後は吹奏楽部でユーフォの人気が増えそうですね。
私はユーフォをやったことはないけど、あの優しい音色が個人的には好きなのでなんだか嬉しい^^


②部員はよき仲間でありライバル
吹奏楽でソロがあるパートといえば、トランペット、クラリネット、トロンボーン、フルート、サックスなど、ある程度限られてしまいますが、
ソロのある楽器を吹いている人にとって「ソロパート」は最高学年にならないと演奏できない!憧れ!だと思います。
だから、トランペットの香織先輩だってずっとずっと最高学年まで待って、3年生になってソロを吹きたいと思っていたはず。
しかし、急に顧問が変わって実力主義の世界になり、環境が一変。
トランペットのソロを誰が吹くか・・!大騒ぎとなります。

{netabare}
内容的なことに触れていきますと、
私はかおり先輩の真っすぐな性格にすごく好感持てました!
あと名前が私と同じだから、余計に香織先輩を応援したくなりましたw
「トランペットが純粋に好き」という言葉もまっすぐでよかったです。

2年生の優子ちゃんが、後輩の麗奈に頭を下げて
「香織先輩にソロを譲ってあげて」
とお願いするシーンは、先輩への愛が伝わってきましたね。
先輩が一生懸命練習している姿を周りが知っているから、
そしてすごく性格のいい人だから、
3年生も2年生も香織先輩を応援するのかもしれないです。

でも、最後は麗奈にトランペットソロを任せることになります。
トランペットの上手下手は、ずっと続けてきた香織先輩が一番分かるのかもしれない。だけど、やっぱり悔しいよーー。
入学したばかりの1年生にソロを譲るなんて、そんな割り切れるわけない!笑 香織先輩にソロ吹いてほしかったです。
{/netabare}

③本気で音楽をやりたいと思えるまで時間がかかる
1年生や2年生のときは、なんとなく演奏している、という人が多いのが当たり前だと思います。でも、久美子ちゃんのようにある日、急に本気になるときが来る。
「他の人の演奏を聴いて、実力の差を感じた」
「部活の中で一番上手くなりたい。」
「悔しい、負けたくない」
初めはなんとも思っていなかったけれど、今は誰よりも上手くなりたい!と思う、その過程が上手に描かれていていました。

また、顧問である滝先生の
{netabare}
生意気な性格?にいろいろ腹立つ部分もありましたが、
合奏を放棄したり、オーディションをしたり、毛布をもう一度敷かせたり・・(いや、やっぱり先生、性格悪いw)
それでも演奏がよくなったらしっかりと褒める。
部員のみんなのモチベーションをあげていく姿がよかったです。
「部員全員で全国!!!」を狙うなら、嫌われるくらいの教員にならないと上手くいかないのかもしれないですね。
{/netabare}

ずっと前から吹奏楽部のアニメを誰か作ってくれないかなと、内心期待していて、
この作品がアニメ化されるのを知り、とても楽しみにしてました。

まさに期待通り! 素晴らしい作品でした。2期が楽しみです!

投稿 : 2015/08/18
閲覧 : 456
サンキュー:

40

ネタバレ

P_CUP さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

じっくり見てこそわかる、主筋以外の物語

この作品、よくよく見てみると、主筋としては語られていない側面が見えてくるものも多く、物語がとても立体的・複合的に構築されていることがわかります。

とても書ききれるものではないので、ここでは一例として、久美子と麻美子(姉)の件を挙げます。
作中、久美子はどうも姉のことを嫌っているように描かれていますね。
これ、思春期の少女の家族に対する態度としては充分リアルなので、普通に観ていると特に違和感も覚えずスルーしてしまう部分です。
が、久美子と麻美子が絡んだシーンをよくみれば、ちゃんと「黄前姉妹の物語」が語られていたことがわかります。

・久美子は姉の影響で楽器を始めた(1話で提示)
・姉と同じトロンボーンをやりたかった(2話で提示)
・その姉は受験を理由に楽器をやめた(4話と12話で提示)
・受験に専念したのに志望校には受からず滑り止めで妥協した(12話で提示)
・今では大学デビューしてギャルギャルしくなってる(見ればわかる)

これらのことから、かつて姉は久美子にとって憧れの存在だったことがわかります。
その姉が、いつの間にか、憧れからは程遠い存在になってしまった。
「なぜ、ずっと憧れの姿のままで居てくれなかったのか?」
そんな想いが、姉を嫌う理由の1つめでしょう。
また、姉というのは、妹である久美子にとって、常に自分の一歩前を歩く存在です。
久美子は姉の中に、未来の自分をどうしても見てしまう。そして、今の姉は、なりたくない自分の姿です。
この形を変えた自己嫌悪の念が、姉を嫌う理由の2つめです。

でもこれ、考えてみたら久美子から姉への、勝手な理想の押しつけでしかないんですね。
他人に自分を投影して、自分の代理として理想像になってくれることで、自己実現したかのような気分になりたい、という。
だいたい、久美子は久美子で、中学時代のコンクールはダメ金で妥協して、高校も制服と人間関係リセットだけで選んで、
吹奏楽もやめようとしてたのですから、ちっとも真剣に生きてなかったわけで、姉のことを悪く言う資格なんかありません。

しかし、久美子は、麗奈という存在に出会って、心を通わせることで変わって行きます。
今度は麗奈に理想を投影することなく、自分も麗奈と同じように「特別」になりたいと願い、また「私、ユーフォニアムが好きだ!」と自覚します。
かつて姉がやっていた、自分もやりたかったトロンボーンではなく、人数合わせ的にやりはじめたユーフォニアムを、です。
12話で、姉に対して「ユーフォが好きだもん!」と宣言する場面は、久美子が姉から卒業した瞬間なんですね。
姉に自分を重ねることはやめて、自分は自分として歩いて行くのだ、というね。

こうして久美子は姉の影響下を脱して自立しました。めでたしめでたし・・・ではなくて、
姉妹の物語にはまだエピローグが残されています。それが最終話の朝の場面です。
このとき、コンクールに向かうために家を出た久美子でしたが、定期を忘れて家に戻って来ます。
そこで姉と鉢合わせします。このとき、姉麻美子はとても気まずそうな表情を浮かべ、短く「おはよ」とだけ言います。
なんでもないような場面ですが、なぜこんなものをOPをカットしてまで描いたのかを考えると、重要度がわかります。
この朝、久美子が姉と顔をあわせたのは、定期を忘れたというアクシデントのためです。
つまり、姉は久美子が一旦玄関を出て行くまで、部屋から出てこなかったことになります。なぜか?妹と顔をあわせたくなかったからです。
つまり、妹久美子が、自分がかつてやめてしまった楽器に真剣になった姿を見て、引け目を覚えてしまったのです。
さて、この、真剣な姿を見せられて、自分に引け目を感じてしまい、その人物と顔を合わせにくくなる、という構図・・・もうお分かりですね?
かつて久美子が麗奈に対して引け目を感じていた構図と、ものの見事に重なるわけです。

とまあ、解説すると長くなってしまいましたが、上面をサラッとなでるような見かたでは勿体無いほど立体的なものになっています。
場面場面を見ても、暗喩的・象徴的に表現されているもの、映像に隠し味的に埋め込まれた情報も非常に多く、繰り返し観てこそ真価に気付ける、そんな作品だと思います。

投稿 : 2015/08/12
閲覧 : 370
サンキュー:

47

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あのみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

吹奏楽が全くわからないけど

特に問題なく見れたと思います。
ただ入学祝い演奏がダメという理由やなんでこの人達先生にダメ出しされたの?と思ってしまうことは多々。吹奏楽わからないどころか音感も壊滅的な悲しみ。

高校生部活ものということで最近流行りの日常ものと思わせて完全にスポ根物です。まあ京アニということで女の子たちは可愛いしキマシタワーしてるのでぶひりたい人の需要もカバーできているかと。
熱いアニメでありつつ主題は吹奏楽ということで大きな動きはないため作画は常に安定、当然音楽の使い方も工夫されていた印象。

声優陣も違和感のあるキャラはおらず全てにおいて完成度が高い。


完全に個人的な趣味ではあるがバイではなくノンケかレズかはっきりしてほしかったというかキマシタワーしてて欲しかった

投稿 : 2015/08/08
閲覧 : 281
サンキュー:

9

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ちゃおりー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

1クールは短すぎるよ...

投稿 : 2015/08/05
閲覧 : 244
サンキュー:

6

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へっぽこーじ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

すごい面白かった

気持ちが熱くなる。頑張りたくなる。

期待以上に面白かった。

投稿 : 2015/07/29
閲覧 : 258
サンキュー:

6

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## さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

久美子ちゃんの成長物語

 OPから「あれ?見たことあるぞ?けいおんかな?」と思わせといて蓋を開けてみればガチガチの青春ものでした。
 
 これほどまでに登場人物の心情の変化をうまく捉え、表現するアニメは無かったのではないでしょうか。
熱血とは程遠かった久美子ちゃんが終盤では努力が報われない悔しさに涙を流し
葉月ちゃんの恋の苦さと、チューバが吹けぬ悔しさも表現し
吹奏楽部部員の団結から進化までも・・・

 特に久美子ちゃんが「悔しくて死にそう」と言うシーンは素晴らしかったですね。溢れる感情にせかされて走り出し、塚本に感情をさらけ出すあの時の久美子ちゃんは鬼気迫るものがありました。その時に高坂さんが中学のときに泣いた理由を悟り、自分もまたそう感じていることを自覚するあの瞬間、しっかりと久美子ちゃんの成長を肌で感じました。
 急に戦闘力が高まったり、覚醒して新たな力を得たりするような分かり易いものではなく、積み上げられた伏線をこの一瞬に集約させたあのシーンは目をつぶれば思い出される、そんな名シーンでした。

 最後にタイトルの意味を考えてみました。
「響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ」これが原作のタイトルです。北宇治~のところは長いからカットしたんでしょうね。「響け!ユーフォニアム」のユーフォニアムは久美子ちゃんのことを表していると思います。そして響け、の部分は成長や進歩を表しているのだと考えています。つまりタイトルから「久美子は成長するよ」と言っているんですね。
 そう考えると、しっかりタイトルは回収されてますね。まぁ、久美子ちゃん以外も頑張っていましたけどねw

 まだ副部長やあおい先輩などの件が解決してないなど、まだまだ幅がある アニメだと思うので2期を期待してます。
 
 
 

投稿 : 2015/07/27
閲覧 : 214
サンキュー:

20

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runa21 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ちょっと物足りない

皆さんの評価が高い作品なんで、
これは私個人の見方がおかしいのかもしれないけど、

ちょっと物足りなかったです。


ただ、懐かしい雰囲気もあって、
楽しめた作品でもあります。


自分も吹奏楽部だったのですが、
こういう楽器は、ちょこっとだけやって、
ほとんどリコーダーばかり吹いてたんです。

でも、全国常連校でした。
リコーダーのですけど・・・。

自分はあまり部活に出る方ではなかったので、
(年に5回行ったかな?)
あまり部活でワイワイという記憶もなく、
「普通の吹奏楽部はこうなのね・・・」
っと思いながら眺めてました。


ついでに、大会の日に、緊張したことはないです。
全国で金を取るのが目標で、
全国に行けるかどうかのレベルでは緊張なんてしません。
それに・・・こういう大会の時に限って
自分、何かしらか体調不良起こしていて
(風邪ひいたり、片目眼帯してたりww)
無事にその日一日を乗り越えられるかどうかが重要でした(笑)
(↑こういうやつ必ずいるよね)


リコーダーだから?とは思いましたが、
(普通の)吹奏楽部のやはり全国常連校の人と知り合いになった時に、
夏休みは、一日で最大救急車が8台来た事もあるし、
とにかくしんどかったと言っていました。
この方の吹奏楽部はテレビに出るほどの超有名校で、
吹奏楽部でありながら、定期演奏会を開いていて、
チケット5分で完売させてしまいます。

全国常連って、こうなんです。


自分の苦手なところがある?
自分よりうまい人がいる?

そんなの当たり前だよ。
ソロがやりたければそいつよりも練習して上手くなるんだよ。
先輩だからソロもらえるわけないだろ。
ぶっ倒れて救急車で運ばれるまで練習するんだよ。
それでも追い付けないことがあるんだよ。

下手な奴が演奏して、
全国いけなかったらその方が残酷だろ。

甘えたこと言ってんじゃねぇ。

っと思いながら見てますた。



ただ、やはり「すげ~」と思うところもあり、

自分が新入生の時には、
2年生が先生や3年生ともめて全員辞めており、
3年生もごっそりやめてました。
(だからこそリコーダーやってたのかもしれませんが)

だから、このアニメの話が
「あるよね、そーゆーの」
っとものすっごく身近に感じてしまいました。

部活の雰囲気はあまり良くなくて、
必ず毎回部活に出る人って3人くらいしかいなかったと思う。
自分をはじめ大多数の人は、
個人で練習して、大会の何日か前にやっと合わせる感じでした。

完全なる個人主義だったせいもあり、
大会何日か前までに完成してない馬鹿者がいたら
「お前いらない」とはじかれます。
出来てないんだから当たり前です。
はじかれても、悔しくて練習しまくり戻ってきた人もいます。


そんなさばさばした部活だったのもありますが、
だからこそ、このアニメの部長は本当に頑張ったんだろうな
と、想像ができました。
あの雰囲気を経験しているからこそ、わかることもありました。


ただ、全体的に見て、
自分の見てきた・聞いてきた吹奏楽部が
ちょっと変わっていたのかどうなのかはわかりませんが、
現実はもっともっと大変だよと思いながら見てしまったので、
評価が低めになってしまいました。

投稿 : 2015/07/26
閲覧 : 418
サンキュー:

35

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chariot さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ユーフォに注目した作品ではなかったが・・・

全13話。
吹奏楽部が顧問の先生と頑張って全国大会に行こう!という話。

さて。
書く前に皆様のレビューを拝見した結果、あまりにしっかりと熱く書かれているので正直僕が言う事はなさそうな感じになっちゃってます。

お話は非常に単純で展開的にも大きく奇をてらう事なく終わります。
(まあ、ラストは意外と言えば意外でしたが)
ただ、1話1話の作り方は上手く、次回が凄く気になるというよりはその回その回を楽しめる作品だったと思います。
一番のお気に入りポイントは全話通してキャラの表情が丁寧な所。
セリフで心情を表すよりも表情やしぐさで表現出来ている所が素晴らしいと感じました。
作画に関してはこの会社は基本的ハードルが高いので相変わらずでした、とだけ。

さて些細な疑問です。
{netabare}この部の子たちは元々磨けば光る素材だったのでしょうか?
滝先生の指導が的確である事は承知していますが、どんな子でも頑張ればどうにかなるんでしょうか?
他校の生徒もしっかり練習していますし、多分素材としてもいい物を持つ子たちだと思われます。
それを差し置いて数ヶ月で全国に行かれるのか・・・
いやいや、お話ですからそれもアリですし、ご都合だとは言いませんが、観ていて滝先生の力なのか、生徒たちの頑張りなのかがはっきりしなかったので・・・

タイトルの「響け!ユーフォニアム」
久美子の担当がユーフォだからこのタイトルなんでしょうけど、ユーフォだけ響くのではなくみんなで奏でるハーモニーが大事ですね・・・。
またユーフォ自体が割と地味な楽器だと思われますが、敢えてユーフォにしたのは何故でしょう。
作者の好みなんでしょうかね?

あと吹奏楽部の朝練って何時からOKですか?
ヴォーヴォーって早朝に吹かれると近所迷惑です・・・(笑){/netabare}


と、まあいつものごとく難癖つけてみましたが、とりあえず幅広い層におススメ出来る良い作品だと思います。
吹奏楽に詳しくなくても用語など難しい事はありません。
大きな波はないけれど安定した展開と少しずつ変わって行く個々の意識が丁寧に描かれた作品です。

投稿 : 2015/07/26
閲覧 : 258
サンキュー:

23

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きたのまお さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 1.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

うーん、残念

京アニの吹奏楽部活ものとして、期待はしていたのですが、
うーん。好きな人ごめんなさいなレビューです。

青春ものなんだけど、かなり現実的というか
ドロドロな人間関係が主体な感じで
爽やかさがあんまりなかったです。

甘ちゃんのボクには
青春は爽やかな方がいいですね。

作画はさすがにいい出来ですが、
音楽の良さというか吹奏楽部のよさみたいなのが
伝わらないような気がします。

現実は練習厳しいし、部員もこんなもんかなという気がしますが
全国に行けるだけでは、なんか夢が見えない気がしました。
残念です。

投稿 : 2015/07/22
閲覧 : 207
サンキュー:

8

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熊胆 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

これ…

スポ根だ!吹部モノと思ってたらスポーツ寄りだった!
熱いのも好きだからokです!
楽器の音はとても繊細に作りこまれている、のかな?
音楽のことはよくわからないけれど合奏パートにしてもソロパートにしても音にキャラの思いがこもってるような気がしてぐいぐい引き込まれました!

投稿 : 2015/07/22
閲覧 : 187
サンキュー:

5

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OZ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

きらめきウィンドバンド

制作会社は作画において業界随一の京都アニメーション
監督は『CLANNAD』『AIR』『Kanon』と
key3部作の監督を務めた石原 立也さんとの事で
原作の小説は未読だが
PVを観て視聴意欲が高まり
期待して観てみる事にした2015春アニメ

■きらめきウィンドバンド■
まず京都アニメーション×音楽と言えば
真っ先に連想するのはご存知『けいおん!』だろう。

練習なし 挫折なし 男の存在も一切なしの三拍子揃った
日常系でありながらも"こんな学校生活があったら良いな"なんて
どこか現実からは遠い夢物語なのに対し
本作品は練習もするし挫折もするし男の存在もちゃんと存在する
言わば"こんな学校生活もあったよね"と
現実感を帯びたリアルな部活事情は陽だけでなく
嫉妬や焦燥等の生々しい陰の部分にもしっかりスポットを当て
真逆をいく『けいおん!』へのある種アンチテーゼを唱えた
高校の吹奏楽部を舞台に展開される写実的な青春部活ストーリーである。

周りに誘われるがまま
やる気の欠けた弱小吹奏楽部に
入部する事となった主人公 黄前 久美子。

そこで出会った厳しくも優しい友人 先輩 教師達と共に
日々練習を重ね 葛藤を繰り返し 時には衝突もしながら
意識のバラバラだった部員達は次第に足並みを揃え
目標を掲げた全国大会へと向けて音を奏でていく。

なんとなく吹奏楽を続けている者
大学受験の為に途中退部を選ぶ者
他人がどうであろうと純粋に上手くなりたいと願う者
ただ演奏するのが好きな者
特別でありたいと内なる情熱を燃やす者
音楽と向き合う立ち位置は一人一人が様々。

こうした魅力的なキャラクター達を始め
構成 演出 音楽と全体のクオリティが非常に高く
ありふれた定番のシナリオではあるけれど
オーソドックス故に却って洗練された作品へと昇華されている。

最終回で得られるカタルシスは一見予定調和であるものの
そこに至るまでのプロセスが丁寧に描かれている為
本作品風に例えるなら1話また1話と回を増す毎に
次回へ向けてのわくわく感がクレッシェンドしていき
気が付いた時には有無を言わさず引き込まれていたのだから驚きだ。

そしてそれら引き立たせたのは
何と言っても細部まで描き込まれた
職人技の作画があっての事だろう。

楽器一つとっても
埃を被っているものから輝きを放つものまで
実に繊細で美しさすら感じてしまう。

毎度の事ながらロケハンも念入りにこなし
スタッフクレジットを見ても
シリーズ演出の山田 尚子さんを筆頭に
演出や作風はブレる事なく統一化が図られ
外注に頼らずとも京都アニメーション内だけで
仕上げてしまうのだから恐れ入る。

今日まで培った技術が一段と込められた本作品は
まさに京都アニメーションの集大成とも言える
見事な出来映えである。

強いて気になった点を挙げるとするならば
久美子と麗奈の百合百合しい二人だけの世界が
ナチュラルに溶け込んできている事か。

例えば最終話でコンクールが始まる直前に
麗奈が髪を結んで欲しいと久美子に手伝ってもらうシーンがある。

実際に仲を深めている二人だが
あくまで彼女達の共有した秘密の中にだけ存在する仲である為
傍から見たら「そんなに仲良かった?」と
その関係を人前でオープンにしてしまうのは違和感と呼ぶべきか
彼女達らしからぬ印象を受ける。

百合描写を否定しているのではなく
要するに"彼女達だけの世界=背徳感"あっての
誰も知り得ない秘め事であるからこそ惹かれるので
人知れずの関係のまま貫いて欲しいと感じてしまったのだ。

とは言え全体を通して完成度の高さは群を抜いており
原作のストックも充分に余裕がありそうなので
今回が序章とするならば続けて第1章 第2章と
北宇治高校吹奏楽部のきらめく青春を是非ともフィナーレまで
見届けたい気持ちにさせてくれる作品である。

■きかせてファンファーレ■
さて 印象に残る名場面が非常に多かった本作品。

葉月と秀一 久美子と麗奈
各キャラクター達の関係が一歩ずつ進み
心情描写や演出面が特に素晴らしかった
第8話の「おまつりトライアングル」をハイライトに挙げたいところだが
魅入ってしまったのは第11話「おかえりオーディション」である。


「では これよりトランペットソロパートのオーディションを行います」

静寂に包まれた中 滝先生の一言により
再びトランペットのソロパートを決める香織と麗奈
二人のオーディションが始まった

先に演奏へと臨むは3年生の中瀬古 香織

微かに震える唇から緊張が伝わってくる

恐る恐る楽器に息を吹き込み
経験を積んできた彼女の演奏は確かに上手であったが
手放しで上手い!と称するより
経験からの安心感と言った方がしっくりくる演奏である

香織の演奏が終わり
続けて1年生 高坂 麗奈の演奏が始まった

唇を震わせた香織とは対照的に
臆する事なくトランペットに魂を吹き込み
「最初から負けるつもりなんて全くないからっ!」
自身の実力を自負している彼女の演奏が
静かなホール内に響き渡る

その刹那 部員達は麗奈の奏でる音色に否応なく気が付き
「一年でこの音ってズルいよね・・・反則だよ・・・」と評し
既に麗奈の実力を認めているデカリボンこと吉川 優子は
同じトランペット奏者なだけに
無慈悲なファンファーレに聴こえた事だろう

両奏者の演奏が終わり
部員達に決を取る滝先生

「中世古さんが良いと思う人」

どちらがソロに相応しいか?

香織自身が1番それを分かっている
悔しいけれど実力は麗奈の方が上だという事を

勿論 優子もハッキリと感じていたはずだ

決して香織の演奏が響かなかった訳ではない
麗奈が上手過ぎたのだ
ただそれだけの事なのである
だが それでも香織のソロパートを願わずにはいられない

分かってはいるが素直に認める事が出来ず
席を立ち 半ば抵抗に似た拍手を贈る優子

「では 高坂さんが良いと思う人」

かたや優子の拍手に対抗するかの様
同じく席を立ち 麗奈に拍手を贈る久美子

「中世古さん アナタがソロを吹きますか?」
 確かめる様に滝先生は問い掛ける

ほんの数秒沈黙が流れ 楽器を弱々しく握り
「吹かないです・・・吹けないです」
「ソロは・・・高坂さんが吹くべきだと思います」

大好きな音楽だからこそ嘘はつけなかったのだろう
かつて優子に「上手じゃなくて 好きなの」と
優しく微笑みかける香織の姿が脳裏をかすめるのと同時に
憧れの先輩がコンクールでソロパートを吹く
想い描いていたその姿は蜃気楼の様に霞んでいった

叶う事のない現実が大粒の涙となって優子の頬を伝い
人目も気にせず大声で泣きじゃくった

「高坂さん あなたがソロです
 中瀬古さんではなく あなたがソロを吹く 良いですか?」

香織とは異なる意味を持った問い掛けを麗奈に委ね

「はい!」

力強く そして真っ直ぐ前を見つめ
香織の想いを背負った上で迷う事なく答えを返す麗奈

こうしてソロパートの座を賭けた
香織 麗奈の一騎打ちは決着し
再オーディションの幕が閉じた。

まるでその場で観ている様な緊張感と
どちらも応援したい割り切る事の出来ない複雑な気持ちで
優子の願いは叶う事のない結果に終わったが
素晴らしい演奏を披露してくれた両奏者に
感謝の拍手を贈らずにはいられない
このエピソードがハイライトとなった訳である。

■よくばりフォルティッシモ■
吹奏楽を題材にしているだけあり
評価したいのはやはり拘りの感じられる音楽面だ。

OP「DREAM SOLISTER」

思春期ならではのどことなく無気力で
目指す場所が見つからない学園生活の中に光が差し
そこへ向かって走り出すと言ったところだろうか。

サビに入った瞬間
滝先生が汗を散らせながら指揮を執るカットに痺れ
曲の終盤に差し掛かった辺りで
教室の後方から前方へグルっと回り込むカメラワークに
思わず釘付けになってしまった。

続いてED「トゥッティ!」

一方こちらはOPよりも更にポップさを際立たせ
ジャンルで言うところのスカにあたり
本編の温度とらしからぬ曲調ではあるが
作品における世界観は損なわれておらず
アップテンポなリズムは耳にしているだけで
楽しい気分にさせてくれる楽曲だ。

「伝わる感動みんなで響け」のフレーズ時に
左から緑輝 麗奈 久美子 葉月の順に並ぶ
仲良さ気な4人のカットがあるが
麗奈の腕に何気なく手を絡ませている久美子を観ては
高揚感が舞い上がったものである。

唯一気になったのはイントロ時における緑輝の走り方。
何故に一人だけスキップ?(笑)

それはさて置き 何より素晴らしいのは
劇中で流れるBGMの質の高さだろう。

様々な楽器類を用いるのは当然だとしても
録音場所まで拘りを貫いているのは流石と言ったところで
本作品オリジナルサウンドトラック「おもいでミュージック」の
初動売上が約5,000枚越え(ダウンロードコンテンツを加えると倍近く)と
アニメのサントラはあまり数字が伸びない中
各地の店頭で品切れを起こすのも頷ける話である。

面白い遊び心を取り入れているなと感じたのは
第1話で久美子が初めて耳にする事になった
北宇治高校吹奏楽部の演奏曲を覚えているだろうか?

そう!お世辞にも上手いとは言えない「暴れん坊将軍のテーマ」である。

サントラには指導前 Ver.と指導後 Ver.の2パターンが収録されており
本編では描かれなかった滝先生の教えによる指導後 Ver.を聴くと
同じ曲とは思えない程に見違えた演奏になっているのだ。

他にも第3話で「何ですかこれ?」と酷評された「海兵隊」の指導前と
第4話で「良いでしょう」と及第点を評された指導後も収録されているので
聴き比べる事が出来るのも嬉しい一枚である。

中でも作中でその姿を見る事が叶わなかった
「三日月の舞 (香織 トランペットソロ Ver.)」は
本作品ファンならば一度は聴いておきたい一曲だろう。

勿論「三日月の舞 (麗奈 トランペットソロ Ver.)」も収められているが
吉川 優子の気持ちになったつもりで香織Ver.に耳を傾けると
「もしも香織先輩が選ばれていたのなら・・・」
オーディションで突きつけられた無情な現実から
その時抱いていたであろう優子の心境が
より手に取る様に伝わってくるはずだ。

だからこそ答えが分かっていても香織に拍手を贈り
優子の想い描くコンクールの演奏がサントラ上とは言え
こうしてちゃんとした形になったのを聴くと
つくづく感慨深い気持ちにさせられるものである。

本編ではフルサイズで聴く機会が少ない為
もっと!もっと聴かせて欲しい!!
そんな欲張りな気持ちがフォルティッシモの様に
強く湧き上がってしまったのは言うまでもないだろう。

■あとがき■
視聴前の期待を大きく越え
数ある2015春アニメ作品の中で
頭一つ抜けて楽しめる素晴らしい全13話でした。

正直 劇場版を除く
近年の京都アニメーション制作のTVアニメは
今一つ物足りないと感じる作品が続き
もし 今回も合わなかったのなら
次回からは京都アニメーションというブランド名だけで
視聴するのは避けるつもりでしたが
作画 演出 キャラクター 音楽と
全てにおいて一流の匠がなせる業を披露してもらい
調子のよい発言になってしまいますが
改めて京都アニメーションは凄い!と
感じざるを得なかったのが率直な感想です。

実に見事としか言い様がない渾身の力作でしたね。

最終回のEDにOP「DREAM SOLISTER」のWind Orchestra Ver.が流れ
「そう言えば最初はこんなだったな」と
足並みが乱れていた彼ら彼女らの道程を振り返りつつ
ラストに部員全員が集合している場面で熱いものが一気に込み上げ
最後の最後で感極まってしまいました。

優子ではないですが
「この演出ってズルいよね・・・反則だよ・・・」なんて
思わず口にしてしまいたくなったものです(笑)
本当に憎い演出でしたね。

そんな『響け! ユーフォニアム』ですが
皆様は誰がお気に入りのキャラクターでしたか?

観始めた当初は眼鏡の奥底にまだまだ謎を秘めた
ミステリアスなあすか先輩がお気に入りだったけれど
観終ってみれば何だかんだで
主人公の黄前 久美子に惹かれてしまいました。

鼻から血を出してまで特別になりたい気持ちや
演奏パートから外され 挫折を味わい 涙を流しながら
「上手くなりたい上手くなりたい上手くなりたい!誰にも負けたくないっ!!」と
悔しさを抑えきれずに夜の橋を全力で駆け抜け
そこで初めて中学生時代の麗奈が流した涙の意味を知る。

まさに青春そのものの青臭さが美しく
同時に直向きに打ち込む姿が羨ましくもあり
この一連の流れで心を打たれてしまいましたね。

見た目の可愛さも勿論ありますが
そういった外側の魅力とはまた異なる
辛くても苦しくても好きなモノに一生懸命ぶつかっていく
それだけでもう鷲掴みにされ
文句無く今期のベストヒロインとなりました。

やっぱり頑張ってる姿って
男女限らず応援したい気持ちにさせられますね。

また 本作品のラジオ番組『響け!ユーフォラジオ』も
本編とは違うノリで楽しく聴け
特に葉月役 朝井 彩加さんと緑輝役 豊田 萌絵さんの二人が
ラジオ番組内で何度もやりとりをされた
「サファイア!」→「みどりですぅ~」→「ありがとうっ!」の
お約束ネタには笑わせてもらいました。

アニメは終わってしまいましたが
ラジオ番組は続くそうなのでサントラと共に
しばらくはユーフォロスを患わずに済みそうです(笑)

続きはTVアニメでしょうか。それとも劇場版でしょうか。
いずれにしても次の曲が始まるその時まで
アンコールを望む拍手は鳴り止む事のない作品ですね。

満足度 ★★★★★★★★★☆ (9)

投稿 : 2015/07/22
閲覧 : 901
サンキュー:

85

ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

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原作 未読

感想

流石京ア二 作画奇麗ですね!特に背景や色使いが素晴らしいです。
見蕩れました。

吹奏楽の部活物ですが、野球で言う弱小校が甲子園目指す話。
新たに赴任してきた滝先生により、やる気のなかった部を本気にさせていく所は見物で、観ていてワクワクさせられました。
 
 初めのうちの久美子は、昔からユーフォ吹いてたし、中学でも吹奏楽部だったから何となく入部し、多数決で決まったから何となく全国目指す・・・
って言う、自分の意思が感じられない、主人公らしくない子でつまんなかったけど
滝先生の、一見優しそうで実は非情で厳しい方針に、周りが段々と意識改革させられて、久美子も、もっと上手くなりたい!って思うようになり、成長して行く所に魅了されました。

やる気のない者たちの意識を変えるのって、ホント難しいし大変です。
それを変えた滝先生は良い顧問だと思った。
でも、最初のトランペットのソロを決めるやり方には自己中だな~って思ったけど。(苦笑)
ソロ決めは、初めから皆の前でどちらが上手いか聴かせて決めるべきだよね。
野球部だって、3年生だからと言ってレギュラーになれる訳でもないし、上手かったら1年でもレギュラーになれるんだから、吹奏楽だって本気で全国目指すのなら、実力主義で上手い方がソロをやるべき。(これ常識)
だから、でかリボンちゃんが好きな香織先輩のために麗奈に頭を下げた所は、正直、いたたまれなかった。
こういう所って女子らしいっていうか、なんていうか・・・女子の嫌な部分見せられたな。
でかリボンちゃんの気持ちは解るけど、それはないわ~
言われた方は、動揺するし意識しちゃう訳で・・・
でも、それを見事に振り切って演奏した麗奈は芯の強い子ですね。
久美子が麗奈のように、もっと上手くないたいと憧れを抱いた事に納得できました。

その他のキャラでは

好きだったのは2年の中川 夏紀(ポニーテール先輩)
ユーフォでオーディションには選ばれなかったけど、その後でも久美子に前と変わらず接して、自分の実力不足を認められる大人の態度に
男前だな~っと惚れてまう!

それと、吹奏楽の経験なかった葉月
惚れやすくチョロいけど、明るくて真直ぐで活発で、観てて気持ちいい性格の子でした。

サファイヤ(緑輝)は、1話で名前聴いた時は、印象強くて1番最初に名前憶えましたよw
この子も明るい良い子ですね。

あすか先輩は、奇麗な人で、一見明るくて誰とでも接し易いけど、裏では何考えてるか解らないし、「どうでもいい」発言では、この人怒ると怖そうだなwって印象
心底 ユーフォや吹奏楽が好きで、それ以外は興味ない!っていう、ちょっと冷たいイメージ。

3年でトランペットの香織先輩
温厚で気の優しい良い子。
ソロやれなかったけど、ちゃんと納得できてよかったね・・・っと。 (;ω;`)ブワッ


いや~青春ですな~
めっちゃ感情移入しちゃったよ。

5話でのサンフェスでは、思わず胸が震えて (;ω;`)ブワッ
12話では、久美子がどうしても上手く吹けない部分があり、滝先生に外されてしまう。
その後、「上手くなりたい」と走りながら連呼し、始めて挫折を味わうシーンは、自分も胸が苦しくいたたまれなかったです。
最終13話でのコンクールなんて、観てるこっちも緊張!
最後の発表 金賞の結果に号泣  (yTДT)y

金賞取って終わっちゃったので、まだまだ全国もあるし、
何より、来年はポニテ先輩や、葉月がオーディションに受かるのか?とか
今の2年生で、やる気があったのに辞めちゃった元部員は、今回金賞取った事で戻ってくるのか?等、
いろいろ気になるので、原作溜まったら2期製作して欲しいです。


OP いいですね!カラオケで熱唱できます! ^^
劇中曲も吹奏楽だけあって、他の作品とはまた違って迫力もあり、良かったです。


まとめ
やっぱスポコンものはいいですね!(吹奏楽だけど)
それも、無名校が金賞取るんだから、そのふり幅が大きく成長するんだから
そりゃアツくもなります。
めっちゃ胸にキタし、涙腺にも触れたし、いいもの観させてもらいました。
毎週観るのが楽しみで、凄く楽しませて頂きました。
お気に入りです!




独り言
主人公の久美子はポニーテールの方が似合うなw (@>▽<@)

投稿 : 2015/07/21
閲覧 : 522
サンキュー:

87

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MuraBustan さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

可愛い

綺麗な絵、可愛いキャラと、意外とシリアスなストーリーの組合せで面白い。続きが見たい。

投稿 : 2015/07/19
閲覧 : 338
サンキュー:

9

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ぷりんもう さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

すごいアニメっぽい

作画がずば抜けてキレイでした。
OP、EDの歌も良かったです。

ストーリーは、
シンプルではあるものの、
部活内の色々な問題を表現していて
見ていてすごく引き込まれました。

13話のラストの演奏が終わったあとの
時間が短く感じて、もう少し尺があれば
余韻にもっと浸れたのかなーって思うところはありましたが、
トータル的に見てそれはそれほどたいしたことではなく、
ストーリー、音楽、作画など
全てがハイクラスで完成度の高い、
そして何より面白いアニメでした。

余談ですが
この2015春アニメの中では
ユーフォとえとたまの2作品がとても面白かった作品となりました。

投稿 : 2015/07/19
閲覧 : 299
サンキュー:

13

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teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

スポコンですね

スポコンですね 結構 面白かった

投稿 : 2015/07/16
閲覧 : 257
サンキュー:

4

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arca さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

京アニ渾身の一作

各話の感想と総評は個人ブログにて。
http://arcadiax.blog.fc2.com/blog-category-14.html

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【5話】
{netabare}
今回伏線かな?ってところ多かった気が。

・あすか先輩リーダー的な役割嫌い。
・フェス前でも塾に行くあおいちゃん。闇深そう。

・高坂の質問と笑顔なぞだなぁ
⇒高坂は立花蹴って、北宇治入った。
 理由は先生?

・ピースしてた子げきかわ⇒名前わからず。


・久美子の想い
久美子「特に意味ないんだけどね、私が北宇治を選んだ理由。スタートしたかったの。知ってる人があまりいない高校に行って、新しく最初から」
そのとき気づいた。私はもうスタートしていることに
そして今、後悔していないことに


・緊張していた生徒たちだったが、みんなの緊張をとく高坂のフルートと滝先生の「北宇治の力みせつけてあげなさい」によって、フェスは成功
⇒生徒は自分たちの成長を感じ取れたのだろうか?次回。

{/netabare}

【4話】
{netabare}
フェスにでれるみたい!

演奏かわったのがわかる演出よかった。

くみこが勇気出した回
・中川先輩に合奏やろうと言った
・こうさかに自分の想いを伝えた

こうさかはくみこ、パートのみんなと揉めそうだなぁ

{/netabare}

【3話】
{netabare}
先生言うねー!

2年生はやる気ある人たちが一気にやめたらしい。
このギスギス感がリアル

{/netabare}

【2話】
{netabare}
女子高校生特有のあのめんどくさい雰囲気がぷんぷん出てて、わくわくしてきた。

吹部自体は全国出場を目標にがんばるみたい。
あおいちゃんが闇抱えてそう

くみこちゃんも気をつけたほうがいいよ
3年なんてあっという間だから
⇒何かの伏線?
{/netabare}

【1話】
{netabare}
吹奏楽部にはいるみたい。
{/netabare}

投稿 : 2015/07/15
閲覧 : 275
サンキュー:

7

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aqua さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

いわゆるスポ根精神を理解しやすい物語

スポ根と言えば簡単ですが、真剣に何かに取り組む事につきものの苦悩というものを理解できなかった主人公が、部活を通して実際に経験していく物語。

全体的に良く纏まっていて良かったかと。

リボンちゃん云々のくだりは、組織において「何かを変えること」というのは、誰かしらが不利益をこうむるものである。1・2年は年功序列だが3年で実力主義になったことで、クラの先輩がその被害を被った。そこの先輩の感情と、自らが心酔している人に対する感情を上手く描けてるのではないかなぁと思いました。

作画関係も安定して良かったので、幅広い層の方に楽しんでもらえそうな作品だと思います。

投稿 : 2015/07/15
閲覧 : 325
サンキュー:

12

ネタバレ

12番目の狐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:今観てる

良くも悪くも究極の青春を描くアニメ

○導入
主人公黄前 久美子(おうまえ くみこ)はこの春から北宇治高校の1年生。
中学時代は吹奏楽部でユーフォニアムを吹いていた。
高校の吹部の演奏はかなり低レベル。
演奏を聞いて入部はないなと思っていたが、特に入りたい部活もなく且つ絡んでくる同級生に流され北宇治吹奏楽部に入ることになる。

原作■小説『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』著 武田綾乃
動画作成■京都アニメーション
監督■石原 立也
シリーズ構成■花田 十輝

○こんな人におすすめ
・帰宅部ではなく幽霊部員がいないまた土日にも普通に練習があった吹奏楽
 部員経験者は絶対に見るべし
・帰宅部ではなく幽霊部員がいないまた土日にも普通に練習があった吹奏楽
 部員経験者は絶対に見るべし
・帰宅部ではなく幽霊部員がいないまた土日にも普通に練習があった吹奏楽
 部員経験者は絶対に見るべし
・努力挫折部活一致団結←このあたりのワードにピンときた方

○見所
・吹奏楽部独特の苦しみと喜びが辛いほどリアルに書かれている
・一色ではない絡み合った人間関係
・少女たちがもがき「いつのまにか(ここ重要)」成長してゆく様

○感想
一言で言えば究極の日本の青春アニメなのでしょう。
恋だけにきゃっきゃうふふする作品、部活だけにおっしゃばっちこいする作品、どれも良い青春ですが、本当の青春ってもっと複雑だと思いませんか??
特に日本では部活動が盛んです。
文武両道を掲げる学校は今も少なくありません。
そんな日本の少年少女に迫り追う本作品。
本気の部活動をテーマに、人間関係・上下関係・友達関係・戯れ・作られる特別感・選別されること・選ばれないこと・努力と結果・上がらない実力・溢れて零れる苦しさ・恋愛・団結と仲間割れ・空気の重要性・成長・自己の確立・自己承認欲求、などなど挙げればきりがないほどたくさんの人生で人が立ち止まるポイントをぎゅぎゅっと全13話につめこんでリアルに描かれます。
簡単に言うと複雑な作品ですが、本気でチームで努力したことのある人、特に吹奏楽部員だった人にはもう考える前に脊髄で共感しちゃう名作アニメです。

○滝先生という人
このアニメは登場人物たちが基本的に自主的にどんどん動いてお話を紡ぐアニメなのですが、その中でも滝先生の存在は一際大きいです。
誰が欠けてもこのお話は成立しないのですが、大きな流れを作っているのは彼なのではないでしょうか。

・一貫した信条「部員を信じる」「自主性を尊重する」

まずは「信じる」姿勢から。
お話の様々なところにその姿勢があることを見てとれます
「全国目指す」「出来ます」「もっと練習したいです」「オーディション不満」
彼はよくクローズドクエスチョンと言われる質問の仕方をするのですが、その答えを人質に(と言ったら聞こえが悪いですが)自分のなりふりを決定しています。
それはどれも二択を出したのは先生ですが選んだのは部員。
部員にそれを貫くことを要求し且つ見守る

次に「自主性」
誰が演奏しているのか丸分かりな状態で2回目のオーディションを行います。
「あれ?」と思った方も多いと思いますが、部員参加のオーディションって後ろ向いて誰が演奏しているのかわからない状態の挙手制が多いんですよね
最初は作者の取材不足かなと思ったのですが最後まで見てわざとだとわかりました
香織先輩と麗奈ちゃんへの配慮なんですよね
全員がオーディションするならまだしも二人でどちらが負けても公開処刑になる。
そしてやっぱり納得いかない。
そこで先生はソロでない方のプライドの傷を最小限にし自分で選んだんだからとより納得させる方法を選びます。
ここでも「信じる」信条が出てきますが先生は部員を信頼してるのですよ
だから香織先輩は自分の力量を受け入れて麗奈にソロを譲った。
先生は部員の心のケアも大事にしているのですね
合奏には心の一致団結も必要だと知っているから出来ることなのでしょう。

前述の「全国目指す」「出来ます」「もっと練習したいです」「オーディション不満」という部員の声も真摯に受け止めます
全国目指さないと答えた葵ちゃんを送り出し、
出来ますと言った久美子を部分的に合奏から外しつつも待つから練習するようにと言う、
練習したいの声に、練習したい人とそうでない人に分け付き合う
オーディション不満の声に二度目のオーディションを開催する

音楽や芸術を生業としている人には非常に変わり者が多くまた人の心情を美の追求のためにないがしろにする人は多いです。
だから芸術と指導の両立は難しい。
しかしその両方を滝先生はやってのけているのです。

アニメにはよく理想的な登場人物と理想的な展開が出てきます。
チョロインのみなさんなどがお馴染みですよね
この作品で最も美化されているのは滝先生だと思う(芸術も指導も両立するから)のですが、この人物もびっくりかなリアルに描かれているのです

おそらく唯一先生が感情を垂れ流した場面。
オーディション不正疑惑で先生への不信が高まっていた時期、部員が勝手に音楽室の毛布を片付けてしまい、それを滝先生は怒鳴ります。

人は完璧になれない。
指導は人が行う。
すなわち不完全な者が指導者になるということで、先生が個人的なイライラから生徒に奴当たるというのはよくある光景ですよね。

それが滝先生もまた然りなわけなのです。
人間らしい良き指導者の像を的確に突いた良い演出と描写だったと思います。

○売れない円盤

やはりリアルだからなのではないでしょうか

個人的にこの作品は日常アニメの悪いところ(劇的な進化がない)とスポ根アニメの悪いところ(努力が結果を出すとは限らない。敵とかが)を合わせて昇華し綺麗に描いたものだと思っています

そりゃ売れないよね現実だもん
でも悲しい

だってこのアニメはそんなかけがえのないもう二度と帰ってこない苦くて酸っぱいだけど大事で大切なリアル青春を描く貴重なアニメ
ついでに作画も演技もめちゃくちゃいいというオマケ付き

一昔前まで大人は示し合わせたかのように「努力は裏切らない」って言ってきた
でも最近は手のひらを返し「努力は実るとは限らない」なんていう
そんな社会に一石投じるこの作品

「努力は実る。でも競争相手がいたりすれば、その相手が自分よりもっと努力していたら自分は負ける。才能もあるけど心のコンディションや指導者、はては努力出来る才能なんてものまでもが起因してきて何本もの定規が複雑に絡み合って結果に繋がる。けど、努力の成果は結果だけだろうか。もちろん結果が一番大切だし目標だ。しかしそれまでの過程、傷ついた日泣いた日無視した日された日温かい言葉をもらった日心無い言葉を受けた日仲間を見つけた日誰かを傷つけてしまった日。そんな色んな味のする全てが痛すぎるくらい鮮やかな思い出になった。これがもらえたからいいだろうなんてことは言わないけれど、努力は無駄ってこれでも言えるかい?」
なんてことをこのアニメは伝えたかったんじゃないかな。
…と思うよ。

○最後に

個人的には断然部長推しです。
中学の時の一生懸命な自分を見ているようで可愛く思えます。
そして先頭を歩く人間にはなかなかに困難が降りかかる。
辛く険しい道でしょうが頑張ってほしいです。

また、欲を言えば、2クールくらいで成長と紆余曲折をもうちょっと丁寧に描いてもらいたかったです。

マウスピースでやっとこさ音が出たあの感動、
ロングトーンの退屈な風景、
練習のしすぎで痛くなる唇、
好きな小節だけ戯れに合わせるパート練習
ひたすら吹き続ける裏拍練習。

しかし円盤が伸びてないことを考えると13くらいでちょうどいいのかもしれません
上記のことまで盛り込んだら完全に吹部内輪ネタですもんね

○蛇足

「ダメ金って?」
{netabare}一段階大きいコンクールに行けない金賞のこと。
吹奏楽の一番大きなコンクールは
地区(県の中でいくつかに分かれている)→県→地方(関東など)→全国
上記のようにコマが進む。
コマを次大会に進められるのは上位数チーム。
コンクールの賞は上から順に金賞・銀賞・銅賞と出来に合わせて贈られる。
技術に合わせて贈るものなので極端に言えば参加チーム全て金賞も有り得る。
次大会出場は枠数が限られているので演奏が上手い順に上から決められる。
金賞を取っても次大会に必ず出場出来るわけではない。{/netabare}

「物語の中で葉月が灰色っぽいのを口に当てて音出してたけどあれ何?」
{netabare}灰色の物体はマウスピース。略称マッピ。色は銀色。
金管楽器(トランペット、チューバ、ユーフォニアムなどの金や銀色した楽器郡のこと。サックスとフルートは金銀だけど木管楽器。)の口に当てる部分の部品。
金管楽器奏者は音出しの練習をマウスピースのみですることがある。
特に初心者。(初心者は大抵音が出ない)
マウスピースで音を出せれば金管楽器を鳴らすことができる{/netabare}

「作中手をチョキにして口にあてて音を出していたけどあれは?」
{netabare}バズィングという金管楽器奏者の練習方法の一つ。
唇を軽く巻き込み唇の真ん中に小さな穴を開け息を出し唇を振動させ蜂の羽音のような音を出す。
金管楽器奏法の基本。
マウスピースを使って音を出すよりも難しい。{/netabare}

「第4話:リップスラーって?」
{netabare}楽器で押す指を変えずに音程を変える練習
金管楽器は指で押して音程を変えるところ(ピストン)が3本(楽器によっては4本)しかない。
そこで音程を変えるには口周りの筋肉の締め具合と息の速度の変化が必要。
(例えばトランペットではド→ソ→ド→ミ→ソで3本の指は全部離す)
同じ指の音を(つまり口の筋肉と息の速さだけで)滑らかに変える練習、これがリップスラー。{/netabare}

「第4話:ロングトーンって?」
{netabare}ある一音を長い間綺麗に伸ばす練習。
退屈な練習なので敬遠されがち。
運動部でいう筋トレみたいなもの。
基礎練習の一種。{/netabare}

○主な登場人物

・黄前 久美子(おうまえ くみこ)声 - 黒沢 ともよ(くろさわ ともよ)
 主人公。高校1年生。担当楽器はユーフォニアム。髪はチョコ色。
 思ったことをつい口に出してしまう。冷めている。流されやすい。
 担当楽器はユーフォニアム。

・加藤 葉月(かとう はづき)声 - 朝井 彩加(あさい あやか)
 高校1年生。入学早々久美子に絡む。のせられやすい。
 久美子の毒舌へっちゃらな鈍感力タイプ。
 中学はテニス部所属。高校は吹部に入ると決めていた。
 髪はこげ茶色で短い。担当楽器はチューバ。

・川島 緑輝(かわしま さふぁいあ)声 - 豊田 萌絵(とよた もえ)
 高校1年生。一人称が「みどり」。
 努力家だけどそれを努力とは思っていない
 髪はキャラメル色でリボン形緑色のピンをしている。
 担当楽器はコントラバス。

・高坂 麗奈(こうさか れいな)声 - 安済 知佳(あんざい ちか)
 高校1年生。久美子と同じ中学だった。担当楽器はトランペット。
 中学の時ダメ金で悔し泣きした。担当楽器はトランペット。
 特別になりたい。

・小笠原 晴香(おがさわら はるか)声 - 早見 沙織(はやみ さおり)
 3年生部長。真面目でリーダーシップはあるが求心力に欠ける。
 一生懸命だがなかなかむくわれない。担当楽器はバリサク。

・田中 あすか(たなか あすか)声 - 寿 美菜子(ことぶき みなこ)
 天才肌。一見するとムードメーカーだが計算高く効率主義。
 物事に対しかなりドライ。自分にもストイック。
 まあ出来ちゃうんだけどね。

・中世古 香織(なかせこ かおり)声 - 茅原 実里(ちはら みのり)
 トランペットのパートリーダー3年生。
 性格穏やかな美人のため部のマドンナ的存在。

・滝 昇(たき のぼる)声 - 櫻井 孝宏(さくらい たかひろ)
 北宇治高校吹奏楽部顧問。
 一部から粘着眼鏡と呼ばれている。飴と鞭の使い分けがとても上手い。

○あとがき(筆者の好き嫌い萌えの話です。誹謗中傷は受け付けません。)
※「あるある」「先生すごい」「(筆者の自分語り)」注意!!
{netabare}
(1)
主人公が特に明るいわけでもなくさめているというのは新しいですね。
しかし私は苦手かな。
人間の機微がわからずずけずけ物を言うからちょっとね。
(3)
主人公ちゃん嫌いだったけどそこまで悪い子でもないかなって思えてきた。
いざこざでやる気のある2年生がたくさんやめたんだってね。
リアル。
吹部経験者には是非観て欲しい。
部長がかわいそす(´・ω・`)
吹部の部長なんてこんな扱いよね
副部長に助けられてる感あるけどそれは部長じゃない(攻撃の的じゃない)から出来ること。
不満言ってる人たちは不満だけ言って正論だ!ってふんぞり返って解決策は何も言わない。
あったあった(遠い目)
このギスギス感といい、縦社会感といいリアルすぎ。
副部長ちゃんが「私は部長の従順な部下ですから」みたいなこと言うシーンあるけどあれって、「責任は自分にありませんから」って言ってるのと同じだよね。
二番手っておいしいとこどり
(4)
滝先生いい先生だなあ
普通吹奏楽の先生なんて基礎錬見てくれないよ!
先生も楽しい合奏を指導したいんですそんなもんなんですはい
今思い返せばの話ですが。
おかげさまで私が所属する吹奏楽部の基礎錬は先輩たちの伝統とオリジナルでした
基礎錬まで見るって先生忙しいだろうに大丈夫なんかな?
「私も誘ってくれたらよかったのに」ってコンビにの前で言うペリドットちゃんのジト目が可愛かったですね
自分らのやり方が根本から否定されて溜まる不満とかもリアルですね
対滝先生の合奏の予備動作も本格的でしたね
今回の合奏では一気に上手くなってましたね!!!
現実ではこんなに早く成果は出ませんがまあこれはフィクションならではということで
しかし毎回毎回楽器の作画に気合入ってますねえ
2015春はソーマといいユーフォといい凝ってますねえ
見てて気持ちがいいです!
先生に合奏のOKを出してもらうシーンのBGMも良かったですねえ
普段BGMはあまり気にしないのですが今回はグッときちゃいました
感動系でとても良かったですね
あと、副部長ちゃんのしたたかな感じがだんだん分かりやすくなってきましたね
パーリーで「どっちの意見もわかるよ」的な発言をするとか
今後も注目ですね
(5)
久美子ちゃんがどんどん前に進んでいってるのがよく分かりますね
昔の仲間に話しかけられて今の仲間見て一緒に行くのを拒否するとことかね
強豪2校に挟まれて緊張している北宇治高を鼓舞するためにトランペット吹くのはアニメならではの演出ですね
先生は極端な飴と鞭でやってきますね
一貫しているのは、君たちを信じてますよっていう姿勢
これが一番大切なんじゃないでしょうか
これって案外できてない先生が多い
思春期って多感で大人が思う以上に子どもたちは敏感に人の本心を読みあっている
先生たちもかつては子どもだったのに忘れているんですよね
そして、「もっと練習したいです」という前向きな意見を潰さず且つやる気少な目な人の貴重なやる気の芽もいい感じに潰さないあたり手練ですね
背景が非常にいいですね
麗奈ちゃんと帰る道の横断歩道とか駅の改札とか
噂では外注らしいですが、クオリティが上がるならいいですよね
足がきちんと地面に着いてる感じの描き方もすばらしいと思います
本当に鬼のように崩れないな
人によって感じ方は実に様々だと思いますが私としては非常に好印象です
毎回見る度にちょっと涙が滲むのは懐かしさからかな
しかし副部長さんは過去になんかありそうですね
もしくはすっごく頭がいいか
リーダーぴったりなのに部長を嫌がるのは経験上過去みんなから持ち上げられてリーダーやって手のひら返しくらった人かリーダーが美味しい立場ではないと傍から見て理解している人間が主だと私は思っています
偏見ですな
人間関係や心理描写がリアルに非常に肉薄してて本当にいい作品ですね
欲を言えば、第一段階の上手くなる感じの苦労と葛藤の描写もうちょっと欲しかったですね
二次元特有なんでしょうけど、ちょっと早く上手くなりすぎかなってきもします
(6)
本当に楽器の作画がいいなあ
よくアニメにある塗りっぱなしではなく「あ~楽器ってこういうちょっと特殊な光り方するよね~」って感じが凄く上手に出ている
みているだけで懐かしい
今回は青春回でしたね
みんな青春してる。うん。
自分が楽器始めたばっかりの頃を思い出して仲間をなんとかしようとする感じとかリアル
そして女の子が可愛い
脚が二次元特有の色気を放つ
いいアニメ
(7)
ついに葵ちゃんが部活辞めました
部長ちゃんが音を上げました
はづきちゃんがしゅーいち君と久美子が付き合ってるのか聞きました
部長ちゃんが休んでトランペットのマドンナさんがお見舞い行きましたけど、あれって乗せるための文句だよねって思っちゃうな
マドンナさんは優しさで言っているとは思う
副部長さんは上手く生きてるなあと思う
多分部長の役目は副部長ちゃんには出来ないと思うし
有能だからねあすかちゃんが
有能なリーダーは叩かれやすい
ピエロやってないと世間渡っていかれないよね
能ある鷹は出ちゃ駄目
普段の求心力とリーダーに求められる求心力って違うんだよね
派閥あるある
吹部の派閥の話は小学校でも中学校でも高校でも大学でも聞いたわ
部長ちゃんが戻ってきて副部長ちゃんが笑う描写いいね
アニメってあそこまで語れるもんなんだね
水の描写がめっちゃいい
マッピを水で洗うとこが楽器の輝き+水のうねりの相乗効果ですごく綺麗だった
物体に映りこむとこの書き込みなんかも最高
はづきちゃんは本格的にしゅういちくんのこと気になり始めたんだね
あるある
いいアニメ
(8)
愛の回
久美子と麗奈
麗奈さんぐいぐい来ますねえ
愛の告白よかった
「私特別になりたいの。他の奴らと一緒になりたくない。だからトランペット吹いてる」
歪んでるというかこじらせてるというか気高くて純粋というか
一緒になつかしの曲を吹くとことか最高だよね
なんか余韻が初え○ちの後というか初ちゅうのあとみたいなそんな感慨のあるものに似てる
なんというか、高尚?
思春期にしかないみずみずしい感じ?
え○ちとかちゅうとか俗なことで例えたんですけど、うーん、なんというかその中でも本当に好きな人とようやく迎える初めての瞬間という感じ
人生で一度きりしかなくて大事で一瞬できらきらしてて、そんな感じ
高坂さんが久美子の唇ぷにってする作画とか芸術的でぞくぞくした
本物の唇みたいにふにってなってた
しゅういちと葉月
葉月ちゃんどかんと行くわね
直球だなあ
誰かがコメしてたんだけど「直球は打ちやすい」にはああってなった
表情が見て取れないのに睫毛の揺れで動揺表現するとかさすがすぎですはい
葉月ちゃんがしゅういちくん誘うときに目線泳がせちゃうとことかすごく細かい
久美子としゅういち
「本当に行っちゃっていいの?」
しゅういちも攻めるなあ
結構自信あるよね
久美子をお祭りに誘うときの照れ顔よかったなあ
葉月と久美子
「は?しゅういち?」ってなる演技がすごくよかった
黒沢さんて初めて聞いた名前なんだけどすごい演技する人なんだね
葉月ちゃんの探りいれる演技もよかった
オパールちゃんの無意味に恋愛推す何も考えてない感じもよかった
いるいるあるある
(10)
ああああああああああああああああいいアニメだあああああああああ
麗奈ちゃんて結構カッとなりやすいタイプだったんだね
だんだん見えてくる感じがすごくいい
「うざい!!」
実力主義思考だから自分にもすごくストイックなんだろうな
先生が完璧超人じゃない描写もすごくリアルですね
実際人が先生とか指導者やってる以上先生のイライラが生徒にぶつかるなんてよくある話
普段の滝先生なら怒鳴らないような毛布云々で「片付けろ!」って怒鳴っちゃうとこすごくいい
贔屓したんじゃないかって噂の鬱憤からなんだろうね
モブっこたちもきちんと個性あるのがいいっすね
アニメの特性上多少髪色での書き分けはしゃあないけど、髪の質感・クセ・唇・目の形と位置・体格などで一人もかぶりがないのは本当にすごいと思います
麗奈が怒って音楽室出て行っちゃったとこを久美子が追って行ったあとに麗奈の怒り表現するため髪がジブリのあれみたいにぶわってなるのにゾクゾクしました
適当な作画でやるとギャグになっちゃうんんだろうけどもう鳥肌が…!
これほんとタダで見ていいもんなの!?
副部長ちゃんの「どうでもいい。誰がソロ吹こうが」っていうのは早熟な考え方ですね
いますねこういう子
これ見ちゃうと、普段の快活なキャラは自分と比べて小さなところでぎゃいぎゃいしてる井の中の蛙たちにうまく溶け込めるよう擬態している状態なんだろうなっていうのが想像できます。
(12,13)
合奏練習中に先生から突然の戦力外通知
あるあるですね
その時の効果音が非常に久美子の心情をよく表していると思います
あんな感じの音が実際胸の中で鳴るんですよね
悔しくて死にそうになることもよくわかります
実際死ぬ死なないの問題ではなく比喩なんですよね当たり前ですけど
出来ないことを努力する、でも出来ない
誰が悪い何が悪いってそりゃ出来ない自分なんですけどやれることはやっている以上どうしろというのか
ぶつけようの無い理不尽な苦しみと悔しさから感情の洪水が起こり押しつぶされ飲み込まれ苦しいんですよ
例えるならすごい早くて深い川で流されてて顔が水面から出たり出なかったりして呼吸もままならない感じ
努力したことのある経験がある人共通の体験ですよね
大声で「上手くなりたい!!」って言っちゃうのも、感情の洪水でもうその小さな体から溢れてしまうから
吐き出すように「上手くなりたい」と繰り返す場面はもう鳥肌ものでした
鳥肌ものといえば13話の演奏の部分ですね
本当に長い間の時間と労力掛けて本番の数分に心血注ぐんです
でも音楽って絵画みたいに残らないし練習で出来たことが本番で出来るとは限らない
もうね心臓の音がうるさいんですよ
ここまでの汗と涙の時間がこの一瞬にかかっているとなると本当に複雑な気持ちです
しかし滝先生は上手いですね
戦力外通告されちゃった久美子に「期待してます」の一言
再三言いますけどふつうの先生はあんなこと言ってくれませんて
このアニメの中で一番理想化されているのが彼だと個人的に思うのですが同時に彼がいるからこの物語は深みを増し爽やかなものと昇華したのでしょう
キーパーソンてやつですかね
演奏中のみんなの表情も良かったですね
特に個人的に感情移入してしまったのがやはり香織先輩でしょうか
私もペットでソロから落ちたことがあります。
3年の同級生だったんですけどね
だから下級生にとられた(?)先輩の痛みは完全にはわかりません
わたしとしては同じ時間同じくらい練習した、いや、実際は私よりも基礎錬おざなりにしてた子にソロとられたので本当に悔しかったですね
でも実際同級生ちゃんのほうがうまかったですししょうがありません
先輩もそんなこと考えていたのでしょうか
北宇治のみんなは無事次の大会へコマを進めることが出来ましたね良かった
本当に良い作品でした
長い時間を掛けて作られたアニメ映画を一本見切ったようなそんな爽快感と感動がありました
ありがとう京アニ!!

{/netabare}

投稿 : 2015/07/14
閲覧 : 172
サンキュー:

15

ネタバレ

完熟でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

最初かなりよかったですね

私は後で減速しちゃいましたが、まーまー面白かったです

投稿 : 2015/07/14
閲覧 : 195
サンキュー:

2

ネタバレ

ドドンドンドドン さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

ほかにはなにも言わん。
二期はよ

投稿 : 2015/07/13
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響け! ユーフォニアムのストーリー・あらすじ

高校1年生の春。
中学時代に吹奏楽部だった黄前久美子は、クラスメイトの加藤葉月、川島緑輝とともに吹奏楽部の見学に行く。
そこで久美子は、かつての同級生・高坂麗奈の姿を見かける。
葉月と緑輝は吹奏楽部への入部をきめたようだったが、まだ踏み切れない久美子。
思い出すのは、中学の吹奏楽コンクールでの麗奈との出来事だった。

吹奏楽部での活動を通して見つけていく、かけがえのないものたち。
これは、本気でぶつかる少女たちの、青春の物語。(TVアニメ動画『響け! ユーフォニアム』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2015年春アニメ
制作会社
京都アニメーション
公式サイト
tv.anime-eupho.com/
主題歌
≪OP≫TRUE『DREAM SOLISTER』≪ED≫黄前久美子(CV:黒沢ともよ)加藤葉月(CV:朝井彩加)川島緑輝(CV:豊田萌絵)高坂麗奈(CV:安済知佳)『トゥッティ!』

声優・キャラクター

黒沢ともよ、朝井彩加、豊田萌絵、安済知佳、寿美菜子、早見沙織、茅原実里、石谷春貴、津田健次郎、小堀幸、藤村鼓乃美、山岡ゆり、日笠陽子、沼倉愛美、久川綾、櫻井孝宏

スタッフ

原作:武田綾乃(宝島社文庫『響け!ユーフォニアム北宇治高校吹奏楽部へようこそ』)、 監督:石原立也、シリーズ構成:花田十輝、キャラクターデザイン:池田晶子、シリーズ演出:山田尚子、美術監督:篠原睦雄、色彩設計:竹田明代、楽器設定:髙橋博行、撮影監督:髙尾一也、音響監督:鶴岡陽太、音楽:松田彬人

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