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「響け! ユーフォニアム(TVアニメ動画)」

総合得点
91.1
感想・評価
3141
棚に入れた
13948
ランキング
42
★★★★★ 4.2 (3141)
物語
4.1
作画
4.4
声優
4.1
音楽
4.3
キャラ
4.1

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響け! ユーフォニアムの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

おっ、今度はちゃんと部活してるね

原作未読。
2期も決まったみたいですね。個人的には綺麗に終わったしいいんじゃね?と思ったりしてますが・・・。京アニって事でこちらもハードル上げて見ちゃうわけですがもうちょっと観たいかなと思わせるあたりは流石ですね。ただ音楽を扱った作品で演奏シーンで響く感じがなかったのは残念かな。「ハルヒの学園祭、ノダメ、坂上アポロン、四月嘘」は聞いてて音楽聞きてぇー!ていう高揚感があるんですけどね(私感)。とはいえハズレではない普通のアニメ。


私のツボ:うーん、個人的にポニテの方がいいと思う。

2期視聴済。
相変わらずこの主人公は首を突っ込んでは結果オーライ的な流されキャラですね(私感)。この作品はねぇ、どうも好みのキャラができないんですよね。まぁ主人公が明朗活発系じゃないし音楽の世界の厳しさみたいな部分が強く出てる作品なんでキャラの我の強さが邪魔してるのかなぁ。個人的に主人公(黒沢さん)の良さが出たのは幼い時の姉におねだりしてる時が可愛くて物語終盤に一つの盛り上がりを作ってくれた事。逆にどうも腑に落ちないのが復帰したフルートの子と同中学だった子達の人間関係。あれはないんじゃないかなぁ・・・次期部長があまりに不憫だと思うのは私だけ?それに当事者2人があとでクラスが一緒っぽい描写があったんだけど辻褄が合わんでしょ?だって毎日顔合わせてた事になるし(違ったらスンマセン)。
まぁ、1期で終わっても良かったかなとも思いますが部活頑張っているんで良しとしましょう(笑)

私のツボ:東山さんはね、どうしても語尾きくとキンモザのカレンちゃんがでてきちゃうんだよ(笑)


リズと青い鳥視聴済み(2019.5)
スピンオフ作品。キャラデなんかは全く違うので別枠でも良かったんですが・・・まぁ一緒でいいでしょう。上記2期で自分が腑に落ちないと言っているフルートの子達の話。成程、彼女達の成長を童話と音楽に絡ませていい演出だったと思います。保護対象からの独立とでもいいますか・・・その後の関係がうまくいかない場合もありますが・・・特に国なんかはね(笑)。

追記:リズ役については・・・まぁあれはあれで童話っぽかったんじゃないですかね?


劇場版~誓いのフィナーレ~視聴済(2020.3)
主人公達が2年生へと進級し、関西大会の結果まで。
京アニのあの凄惨な事件前に3期が決定していますが・・・なんていうか無理せずその上で京アニの復活を待っているファンの方々に披露できる時がくればいいんですけどね。ゆっくり待ちましょう。
えーーと、内容的には前作の「リズと青い鳥」と同時期なので観ておくといいのではないでしょうか。個人的には2年生時も1クール充分持つ濃い内容じゃないかなと感じました(もうちょっと部員の内面の葛藤や劣等感なんかを掘り下げれたんじゃないかな?)。まぁ、いいんですけどね。

私のツボ:主人公が可愛くなってきました(笑)。


特別編 響け!ユーフォニアム〜アンサンブルコンテスト〜視聴済(2023.8)
劇場に行ってきました。原作では「北宇治高校吹奏楽部のホントの話」にあたるようです。
話は主人公が新部長になって最初の対外イベントを通しての部活動風景及び現状の2,1年生が来年コンクールで上位を目指せる実力を有してますよという布石(穿った見方)の内容かなと思います。
実は劇場版も来年予定の「3」も知らなかったんですが、先月この作品でもモデル校として出てくる「立華高校」こと京都橘高校マーチングバンド「オレンジの悪魔」のパレード動画を見て感動してしまって「響け!ユーフォ」観たくなったんです。それで1期から全部観てる中で新作の情報も得たわけなんですが・・・改めて吹奏楽部で繰り拡げられる青春群像劇(3年間しかない有限の美しさと儚さ)がいいですね。自分はちょっと「けいおん!」に引っ張られ過ぎですね(過去レヴューが笑える)。3期?が楽しみです!

私のツボ:副部長の出番

3視聴済(2024.8)
本当にフィナーレを迎えてしまいました(涙)。改めて芸術・音楽の世界の厳しさと青春の美しさや儚さを描き上げた今作品は高校3年間の部活モノの金字塔ではないでしょうか。そしてこの高校3年間のピュアな輝きっていうのはプロにはどうしても出せない特別なものだと思います。勿論プロはプロで美しくも力強い特別感はあるのですが、調度、最悪のパリ五輪の醜聞を見聞きしてる事もあって大人の汚さに反吐がでるというか(まぁ自分もその汚い大人なんですがね)・・・。あぁ、シリーズ纏めての評価は4.8位ですかね。ありがとう、京アニさん。

私のツボ:毎年マーチングのユニ変えるのね・・・大変じゃね?

投稿 : 2024/08/12
閲覧 : 503
サンキュー:

19

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

心に響く感情ドラマ。

【概要】

アニメーション制作:京都アニメーション

2015年4月8日 - 7月1日に放映された、全13話+OVA1話のTVアニメ。
原作は、宝島社文庫から刊行されている武田綾乃による小説。

監督は、石原立也。

【あらすじ】

京都府宇治市。桜の舞う春。高校一年生になった黄前久美子は、
これから三年間通うことになる、北宇治高校の入学式の日に校内の通り道で、
吹奏楽部一同によるの部員勧誘のための演奏「暴れん坊将軍のテーマ」を聴くが、
ピッチもリズムも合ってない合奏の酷さに、『ダメだ こりゃ』との言葉が洩れてしまう。

小学四年から中学三年までずっとユーフォニアムを吹き続けてきた久美子は、
北宇治で新しいことを始めるつもりだったが、高校で出来た友達で別の中学の元吹奏楽部員の、
彼女・川島緑輝が吹部志望であり、中学ではテニス部員だった加藤葉月と三人いっしょに、
放課後の音楽室の吹奏楽部のクラブ活動の見学をすることに。

中学最後のコンクール結果のダメ金で満足していたはずの久美子は、
悔しさを隠さない高坂麗奈の泣き顔が頭にちらついたり、
姉に憧れて吹奏楽を始めたことを思い出したりして、中学では不完全燃焼だったのか、
緑輝に誘われて高校でも吹奏楽をやることにして三人とも入部。
そして、強豪校から誘われていた麗奈も北宇治に進学して入部を即決していた。

北宇治高校の吹奏楽部は凋落した元強豪で近年では京都府大会では目指せ銀賞レベル。
それが、今年から新しく顧問となった滝昇の指導の元で、
「全国大会出場」を目標に練習をすることになったのだが、一部を除いて技術的に拙い部員が多く、
なによりもやる気のない弛緩した空気が部内に漂っていた。

これは、問題だらけの部の意識改革と再建。そして、高校生の青春の物語である。

【感想】

京都アニメーションの代表作のひとつである本作品は、

監督としての石原立也氏の手腕は、スタッフからの信頼は絶大ではありますが、
シリーズ演出の山田尚子氏が好む、深層心理の無意識のジェスチャーの数々や、
背景を利用した数々のメタファーが、視聴者の意識しないところに情報を刷り込んでいく。
そこに、池田晶子氏による一人として同じキャラがいない、何十名も描きわけされた登場人物。
会社のノウハウとして蓄積された体温と湿度を感じさせる丁寧な芝居の利いたキャラ作画。
作画と演出の技術力による心理描写の表現の深化が場面の緊迫感を生み、
視聴者の登場人物への感情移入の導線になっています。
空気の淀みや気温を感じさせる緻密に描かれた背景作画と撮影技術。
音響監督の鶴岡陽太氏の指導による、久美子のアニメっぽくない素に近い声のお芝居。
洗足学園音楽大学の学生による、上手い下手の説得力のある演奏に同期した演奏作画。
高橋博行氏や木上益治氏らの役割は大きいと聞き及びます。

間違いなく実力を持ったスタッフの本気と本気が重なり合って生まれた表現力。
それはまるで熟練のオーケストラのようです。

この武器を手に、物語の中で登場人物がこの時何を思って発言・行動をしたか?
表情の裏にどんな本心があったのか?群像劇として人間の情緒の一つ一つを噛み締めながら、
繰り返しの視聴に耐えうるコンテンツが「響け!ユーフォニアム」だと思っています。

何故、これが絶大な支持をする熱狂的なファンを生み出しているかを考えてみますと、
青春について共感が得られる物語であるのが理由ではないかと?

今だけを楽しみたい者は、安穏とした場所で居心地がいい空間を作って遊んでいればいい。
逆に本気で何かを成し遂げたい者は、それ相応の努力や葛藤に付き合いながら、
叶わないかも知れない夢を実現させるために突き進んでいく。

何が正しいか?どうしたいのか?は当事者が決めればいいことであって、
部外者が口を挟むことではないでしょうけどね。

物語の主題は、高校生活で一つのことに打ち込んで燃焼するという、
青春の在り方なのでしょうか?

精一杯頑張るのはしんどいですし、誰にでもできることではない。
人に強制されてすることでもないですし、決めるのは自分自身。

向上心ってなんだろ?
いくら練習しても思うようにならない自分自身への腹立たしさ?
努力が報われなかったことへの悔しさ?

人は何故頑張るのか?
いくら頑張っても才能の差は残酷だったり、
気持ちが空回りして上手く行かなかったり、
そういうのを見ないふりして逃げるようなことをしなかった人にだけに見える景色が、
もしかしてあるのかもしれないですね。

京都アニメーション特有の作風によって、
多くの登場人物の湿度の高い数々の感情が視聴者に伝わってくるからこそ、
青春をかけて一つの物事に真摯に取り組むことの重さ。
これが、リアルに部活動などで青春を燃焼してきた人間からのシンパシーを得られ、
そして貴重な青春を溝に捨てて浪費してきた人間からは後悔の念を生んでいるなど、
視聴者の感情が強く引き出される。

少なくとも、実社会において経験が乏しく向上心や真面目さが無くて、
自意識だけが高い人間には、このアニメの真価が伝わらないのではないか?
言い過ぎかも知れませんが、その懸念を本気で感じてしまう作品でした。

何故、そう思うかと言うと、
自分では何も頑張らずに享楽的に青春時代を浪費したくせに、他人への要求だけは多く、
人の努力へ口先だけの評論をする浅い人間を現実の交友関係で見てきたからですね。
単純比較は出来ませんが、私はそれが過剰な人よりは頑張ってる人の味方をしたいですね。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/06/06
閲覧 : 795
サンキュー:

144

ネタバレ

おおかみ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

3期やってるのか~。。どうなの?

>追記 
コミックをチラって観たけどアニメより全然いいね。内容と合致する。
何でもかわいくすれば良いってもんじゃない。

>コメント
2期まで観終わりました。部活動系は好きなもの以外はあまり観ないのですが3期が今やってるので思い切って視聴しました。後述しますが吹奏楽は経験あったので。

音楽が素晴らしく良くて、OPもとても良かったです。演奏なんかも上手くなっていく様子が何となくわかりました。
最期まで一気に観られましたが何故か長かった様な感じがしました。
私は吹奏楽に多少縁があったので(自分は中学までトランペットやってて、高校時代は付き合ってた子が吹奏楽部の部長さんでした)、ちょっとしたあるあるや楽器の知識、大会の事なんかもわかっていたので部活風景や音楽だけで物凄くいいな~って思いましたが全く知らなかったら最後まで観てなかったかもです。

あと思ったこと
・物語としては特筆すべき点はなくありふれたものでした(副部長の件も匂わせた割に大したことはなかったし最後は主人公のゴリ押しで解決しましたからね。。)
・最後銅賞というのはどうなんだろう。銀賞→3年生抜けて銅賞→金賞で終わりとかの方が良かった様な。。そもそも全国が近すぎる(前述した子はたしか関東大会で金賞2回で全国は行っていなかったと思う)という点は置いておいて、、
・主人公とレイナの関係がなんかちょっと行きすぎてるというか二人とも変な方向に覚醒してしまってる感が。。
・先生はどこかに必ずいるキャラでしょう
・セリフありキャラが皆美人過ぎ。。
・せっかく音楽売りなんだからお別れ会じゃなくて全国の聴きたかった

まぁでもこれ観て吹奏楽始めようという若人がいればいいな~と思いました。
完結したらまた観ると思います。

投稿 : 2024/05/10
閲覧 : 138
サンキュー:

3

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

語り継がれる名作になる。

詳細は公式サイトでも。

宝島社『宝島社文庫』より刊行されている武田綾乃さん原作のライトノベルのアニメ化作品です。制作は京都アニメーション。

-----
中学の吹奏楽コンクールでの麗奈の言葉が忘れられないまま、久美子は北宇治高校に進学した。
クラスメイトの葉月と緑輝に誘われ吹奏楽部の見学に行くと、そこへ麗奈がやって来て――。
(公式サイトより)

というお話。

んで初回。

京アニの部活モノといえば「けいおん!」が金字塔ですが、これも山田尚子演出で、けいおん!の影響を色濃く受け継ぐ作品になりそう。作画、キャラデザは言うまでもなく安心安定の京アニクオリティ。ストーリーのつかみも、今後が期待できる導入でした。

今期の大本命が文句なしの立ち上がりを見せた印象です。

=====第3話視聴後、感想です。
{netabare}
「はじめてアンサンブル」
いよいよ吹奏楽部に入部してストーリーが動き出しました。

これは、もしかすると「けいおん!」を超えるくらいの京アニの代表作になるかもしれませんね。今後が楽しみでなりません。
{/netabare}
=====第6話視聴後、感想です。
{netabare}
「きらきらチューバ」
陳腐であまり好きな言葉ではないのですが、まさに「神回」でした。

葉月メインの回です。初心者が吹奏楽の、音楽の楽しさを周りの先輩や友達によって知ることになる成長物語。これも陳腐ですが、青春っていいなぁと思わせてくれる回でしたね。

ここへ来てストーリーも大きく動き始めた印象です。
最終話まで観た後の振り返りのために、覚書を残しておきます。

・OPムービーで葉月が演奏シーンにいない。オーディションで落選?
OP映像に関しては、夏紀先輩と葵ちゃんもいないね。
これが何を示唆するのか?
・葉月掘り下げ回の後に、さふぁいあ・久美子もあるだろう。
・さふぁいあは、なぜ聖女?という吹奏楽の強豪校にいたのに、
北宇治に来たのか?
・今回の久美子のカットイン「バカにしてんの?」は誰か?
おそらく中学時代のトラウマだと思われる。
・葵ちゃんの「久美子ちゃんはいいな」の指す意味は?
予想するに、自分が1年の頃、自分のほうが実力が明らかに上なのに
年功序列で大会に出してもらえなかったことがあったのでは?
そしてこれは大胆予想なんだけど、葵ちゃんは吹部を辞めちゃうんじゃ
ないかな? それならOPの演奏シーンにいないのも納得がいく。
・葉月と秀一の恋の行方は? 予想は片想いに終わる。秀一は久美子が
好きだけど、久美子はその気がないというトライアングル。
・やる気のない2年生のエピソードも入ってくるでしょう。特に、夏紀に
ついては何かしらのアクションがある。
・あすか先輩の抱える闇も何かしら表面化すると思う。なぜ部長を固辞
したのか。
・麗奈エピソードに関しては、久美子との完全和解はどのようになる?
滝先生との関係は? 1話で滝先生が久美子たちの中学の演奏を聴いて
いたことに何か関係があるのか。立華高校の推薦を蹴ったのも、その
あたりに理由があるんだろう。

と、ここまで書いて、ふとWikipediaを見たらガッツリとネタバレが…
まあ、だいたい当たっていたけども。

こんな感じでしょうかね。予想と気になることを列記しました。
さてさて、こんなに気になることがあるぐらい、どっぷりハマってるということを証明しているわけですw これは名作になる!
{netabare}
=====第7話視聴後、感想です。
{netabare}
「なきむしサクソフォン」
このアニメはどこまで伸びるのか…
大げさかもしれませんが、これをリアタイで観ていてよかったと思う日が来るぐらいの傑作になりそうな予感がしています。

今回は、葵ちゃんが部活を辞めることを通して、部員たちの人物像や部活への取り組み方などを浮き彫りにして見せるシリアスなものでした。上記のフラグのうち、葵ちゃんのエピソードが回収されましたね。

辞めていくやる気のあった下級生を止められなかったことが、心に引っかかっていたのですね。

夏紀先輩から語られる去年の部の顛末、少しずつ肉付けされてきました。
そして、あすか先輩が抱える闇(自宅の部屋の感じが何かを示唆?)は?

ストーリーの展開のさせ方も完璧。
作画も、いよいよ恐ろしいまでの冴えを見せています。京アニですし、これからコケることも考えにくいので、今期はもちろんここ数年でもトップクラスの作品になるでしょう。
{/netabare}
=====第8話視聴後、感想です。
{netabare}
「おまつりトライアングル」
葉月ちゃんの恋と、高坂さんと久美子の距離が接近する回です。

やはり京アニは他社と少しレベルが違うほど秀逸さを実感しました。
むしろ僕が観たことある京アニ作品の中でもNo.1です(今のところ)。

EDの演出は鳥肌が立ちました。この回はホント素晴らしいです。
{/netabare}
=====第9話視聴後、感想です。
{netabare}
「おねがいオーディション」
いよいよコンクール出場の演奏者を決めるオーディションの回です。

それぞれの楽器を演奏する意気込みなどを、さふぁいあ川島の集中力が前回の件で少しなくなっているエピソードを絡めて描きます。

あすか先輩の本性?が少し垣間見れたり、香織先輩の麗奈への対抗心が垣間見れたりと、それぞれのキャラクターについて、たいぶ見えてきましたね。久美子は秀一のこと、多少は意識しているようですね。

オーディションでは予想通り夏紀先輩と葉月は落選します。
なかなかつらい演出でした。
この流れだと、原作にあった辞めてった2年生を夏紀があすかに掛け合って吹部に戻すというエピソードは入らないようですね。てか、これWikiに出ていましたが原作の1巻にはありませんから、ボリューム的には1巻まるまるが1クールになりそうです。

ということで、次回は香織先輩派と麗奈派の抗争というお話。
ん? でもその決着はコンクールの直前で……だから、あと2話であすかの闇、久美子の闇を10、11話でやるのかな。で、最終話に香織と麗奈の最終決着と。ふむ。
{/netabare}
=====第10話視聴後、感想です。
{netabare}
「まっすぐトランペット」
それにしても、このサイトで毎回感想を書くなど初めてです。それだけ、このアニメは異例のことが多いですね。

さて、今回は起承転結で言えば「転」。大きく人間模様が動きました。
久美子の過去のトラウマが明らかになり、同じことが今回も起きそうに見えましたが、夏紀先輩は清々しくていい先輩でしたね。
「来年一緒に吹くぞ‼︎」という楽譜へのエールには泣けました!

一方、トランペットのソロパートを巡り、吹部全体はギクシャク。
滝先生への信頼も揺らぎます。原作の香織先輩派と麗奈派という図式ではなく、部員たちの矛先は旧知の滝先生と麗奈へ向きます。でも、それを毅然と跳ね返す麗奈。で、決着は来週、とw

こう書くと香織先輩が麗奈へ恨みがましい感じになりますが、決してそうではなく、本人は3年間の集大成として、気持ちにケリをつけたいわけなんですよね。で、来週は再オーディションで……。

内容盛りだくさん。でも、それが詰め込みすぎになっていません。
あすか先輩と久美子のシーン、ちょーっち作画が……って気もしましたが、ギリギリセーフでしょうかw
{/netabare}
=====第11話視聴後、感想です。
{netabare}
「おかえりオーディション」
香織先輩の希望で、トランペットのソロパートを再オーディションします。そこへ持っていくための序章が全体の雰囲気です。デカリボンちゃんの香織先輩への思い、あすか先輩、部長の思い、そして久美子の麗奈への思いを丁寧に描きます。

そして、いよいよオーディション。
審査は部員全員の拍手による投票で決まります。香織先輩の演奏から。これはこれでソロを吹くには十分のもの。続いて麗奈。圧倒的な実力差を見せつけます。

こんな描写をアニメで見せる京アニの恐ろしさ。
拍手による投票は、香織先輩、麗奈ともに2票。そこで滝先生が聞きます。

「中世古さん、あなたがソロを吹きますか?」
「吹かないです……。吹けないです……」

この演出。
本人が完膚なきまでに叩きのめされ、自分を納得させされるというシーンを上手に表現しています。そして次の曲が始まるのです。

もはや神回というチープな表現が連発です。
ということは、これは神アニメということになるのでしょう。まあ京アニだからまったく心配していませんが、最終話に向け、どう落としどころを付けるのか、楽しみしかありませんよね。
{/netabare}
=====第12話視聴後、感想です。
{netabare}
「わたしのユーフォニアム」

アニメオリジナル回です。

コンクール直前になって、追加のパートを吹くように言われたユーフォの2人。あすか先輩は簡単に吹きこなせる天才。しかし、久美子は自分に厳しい練習を課すが、どうしても上手くいかずついに滝先生からメンバーとして外されてしまう。

クールというか冷めているだと思われていた久美子が、感情を露わにして悔しさをにじませる。

というお話。

ここへ来て、鬼気迫るほどの作画を見せるのが京アニ。
ストーリーも作画も非の打ち所がありません。そして、来週はいよいよ最終話。いったい、どこまでの高みを見せてくれるのか。現時点では、将来語り継がれるレベルの名作になるでしょう。

蛇足ですが、府大会のコンクールで終了でしょうから、これは2クール待ったなしだと思われます(京アニだから劇場版という可能性もあります……)。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
「さよならコンクール」

もう、言葉がありません。
素晴らしい出来です。これほどの作品に出会えたことに感謝したいレベル。さすが京アニです。

とりあえず2期フラグを残して府大会を金賞で幕を閉じました。

文句なしに星オール5。
むしろ6を付けたいくらいの名作です!
{/netabare}
========原作完読後、追記です。
{netabare}
いやあ、これは困りましたね。
原作も素晴らしい出来です。
というわけで、ネタバレしない程度に今後のユーフォの展望を。

・2期
再三いろんなところで言われていますが、2年生の鎧塚みぞれ(オーボエの青い髪の子)と部を辞めた傘木希美(最終話のコンクールで、客席に座った黒髪の子)に優子(デカリボン)、夏紀が絡むお話。でもまあ主役は久美子。

・3期(または劇場版)
あすかの抱える闇と、久美子と姉の麻美子の確執に決着が付きます。

どっちにしても、続編は間違いないと思います。モブとは思えない扱いのみぞれ、希美。あすか、姉の麻美子については、伏線を回収していませんからねw
なお、コンクールの結果については書きません。興味があれば原作を読むか、続編を待ちましょうw

とにかく、この原作を京アニがどう料理するか、楽しみでなりません。1期をさらに上回ってくるのは間違いないと思います。泣ける作りにも十分できますよ、これ。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/04
閲覧 : 672
サンキュー:

41

ネタバレ

nakagi rin さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

流石の映像美! とくに楽器!

「響け!ユーフォニアム」
3期が待ち遠しすぎる今日この頃。
原作は武田綾乃先生による小説シリーズです。

リアタイの時には視聴できておりませんでした。
「三日月の舞」の楽曲から入って、視聴しました。
良い曲だなぁ、と思って。

観てみると、世間的に高評価を得ている理由が分かりました。
物語も、音楽も、作画構成も、とびっきり良き!

音楽は前述した「三日月の舞」以外にも好きになれた曲がたくさん!
感化されて名フィルを聞いてみたくらいに!(名フィルは吹奏楽じゃなくてオーケストラだったけども、、、)

物語も、久美子と麗奈のちょっと癖のある関係性がとても好きですし、二人の成長も、部活の皆の成長も、ドキハラで見守っておりました。

そして何より、京アニの作画力!
特に楽器、すごくないですか!?
あの光沢というか、曲線というか、なんなら現実の楽器よりも美しく見えましたよ!(楽器好きな人に怒られそう、、、)

3期放送を控えた今時分ですが、どうなるんだろう、、、
続きが気になりすぎるけれども、物語が進んでしまうのも、終わってしまうのも、なんだかちょっぴりもったいなくて寂しかったり、、、
(3期が最後なのかな、、、?)

1年生の、入学したばかりの久美子と比べたら、すっかり大人!とまではいかないけれど、確実に技術的、人格的成長がみられています。

どうかみんなが幸せな高校3年間を過ごせますように!

以上、感想でした。

P.S:「おい久美子!あんたもう高校生だよっ!」ってところのシーンは5回くらい即リピートしました。

投稿 : 2024/03/26
閲覧 : 76
サンキュー:

11

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

悔しい、悔しすぎて死にそう・・・!

 全13話。原作は未読。

 非常に丁寧で、非常に面白かったですね。あにこれで人気なのは知ってましたが、全然見てなかったですけど、めちゃくちゃ面白かったです。OP、EDがけいおんのパロディなのも嬉しい。

 内容は、吹奏楽部を舞台にした王道スポ根モノ。
 吹奏楽部で仲間たちと切磋琢磨し、うまくいかず悔しい思いをしながら成長する、というもの。
 ・・・とまぁ、ここだけ聞くと普通のスポーツアニメですけど、アニメとしてのクオリティがめちゃくちゃ高いんですよ。
 作画・演出が抜群なんですよね。作画は本当に美しいし、背景とか楽器の演奏シーンとかスゴく丁寧なんです。話のテンポも良くて、中弛みなくあっという間に1話終わっちゃいます。
 人物の心理描写についても、心情がスゴく伝わってきました。最初の麗奈の悔しがるシーンでいきなり引き込まれて、それから終盤の久美子が同じように「悔しすぎて死にそう・・・!」のところも、僕もビクッ(*_*)ってなるほど気迫が伝わってきたなと。

 個人的に好きなキャラは麗奈、あすか先輩、滝先生、ですね。
 滝先生の言葉は辛辣だけど事実なんですよね。僕にもグサッと突き刺ってきます。
 あすか先輩は明るいけど心の内に何か隠してそうで、これからが気になるキャラですね。
 麗奈に関しては、暁美ほむらみたいで好きです。滝先生を異性として好きと言ってるけど、久美子のおでこから鼻、唇を指でなぞったり、抱きついたりともしかしてそっちの気があるのか?と思わせるような・・・^^;。でも熱い闘志を秘めた、熱血クールです。あとワンピース姿がキレイで衝撃でした。

 いろいろ書きすぎてまとまりがなくなってきたので、この辺にしときます。2期も引き続き視聴決定です。

 気になった点(批判じゃないです)
・皆が美人過ぎる!
 キャラデザに関しては文句ありません。ないんですが・・・作中で「あの人美人~」とか「あの子かわいい~」とか言われても「あなたもかわいいし美人ですやん!」とツッコミたくなりますw
・胸の大きさを気にする?
 この作品に限らずですけど、アニメキャラは胸の大きさを気にすることが多いです。僕は男なのでわからないですけど、実際に気にする人っているのかな?という疑問。まあ実際に聞いたらセクハラだと思うので聞きはしませんが・・・

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2023/03/25
閲覧 : 1292
サンキュー:

62

ネタバレ

Judge さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いろんなこと含めて吹奏楽部っていいな

もともと製作会社が京アニであることと、種﨑さんが出演すると聞き見始めたが、種﨑さんは後々出るらしかった。
しかし、本来の目的を忘れるほどにこの作品に見入ってしまった。吹奏楽部が一丸となって、全国を目指すのだが、前向きなことだけでなく、ネガティブなことも多いが、それがまた現実味があって本当に良かった。
個人的に2期が、久美子とあすか先輩との関係が好きだったので、見ててよかった。OPもTRUEさんでDREAM SOLISTERもサウンドスケープもそちらもよかった、自分はサウンドスケープのほうを推したい。
1期、2期ではまったら、次の「誓いのフィナーレ」という作品の前に、「リズと青い鳥」というスピンオフの作品を見てほしい。この二つの作品はどちらも同時刻で並行している。この作品で鎧塚みぞれというキャラと傘木のぞみという二人のキャラに焦点が当てられている作品なのだが、みぞれが本来自分の目的である種﨑さんが声優をされている。
主人公の久美子と他のキャラの絡みもそうだが、部員内でさまざまな関係図が広がっていて、それも学園ものの良いところなのかな。
この夏にも映画が上映されたり、2024年には久美子3年生編が公開されるので、ぜひこの作品は一度は見てほしい。そういう作品でした。

投稿 : 2023/02/19
閲覧 : 162
サンキュー:

12

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

吹奏楽の苦悩と素晴らしさが伝わる 秀作

ユーフォニアムという
吹奏楽未経験者からすると「UFO?」って
思ってしまいそうな楽器担当者を主人公に持ってきてる
ことで興味を持ち、視聴開始。

【作品概要】
ロケーションは京都の高校の吹奏楽部。
小中と吹奏楽部を経験した主人公黄前久美子。
高校でいろいろリセットしようと、北宇治高校に
入学するところから物語は始まります。

【作品に対する感想】
けいおん!のようなゆるい話なのかと思いきや、
熱い青春劇です。
がむしゃらなところも、迷いも、
痛いところも、恋も青春全開です。
そして吹奏楽部という独特の空気や風習が
しっかりと描かれています。
初心者に経験者が説明するという形をとって、
吹奏楽未経験者が観ても分かるようにしてあります。
 
大人数の部ゆえに複雑な人間関係があったり、
対立したり、まさに社会の縮図。
キャラも「ああ、こんな人いるいる」というのが
揃ってて良かったです。
やたらマニアックな人、朴訥な人、先輩の信者、
変なこだわりがある人などなど。

吹奏楽部のリアリティが詰まった、熱い青春物語。
私としては絶対のおすすめです。

 なお吹奏楽部の生態について興味がある方は
 「みんなのあるある吹奏楽部」
 「吹奏楽あるある①~③」
 といった書籍があります。かなり笑えます。 

1)物語

 1点不満を挙げるところがあるとすれば、
 もう少し楽器や音楽のテクニカルなところも
 ストーリーに織り込んでくれたらな とは思いました。

2)作画
 京アニらしく、背景は無茶苦茶綺麗です。

4)音楽
 冒頭の新入生歓迎の演奏で目を見張りました。
 下手な高校の吹奏楽部を見事に再現していました。
 下手さが絶妙。
 あまりに酷過ぎると「これはないだろ」って興醒めですからね。

 とにかく音楽や楽器に音に関してのこだわりは
 凄まじいと感じました。

6)好きなシーン
{netabare}
 ①久美子「本気で全国いけると思ってたの?」
  しょっぱなからやってくれました。
  何十人も部員がいれば、
  真剣に勝負したいと思う人もいるし、楽しく
  やれればいいやって思う人もいます。
  この対立構造はほとんどの
  吹奏楽部であるのではないでしょうか。
  一人だけ上手くてもコンクールでは勝てないので
  余計に対立に繋がります。

 ②滝 直球ズバズバ
  「なんですか、これ」
  「私の時間を無駄にしないでください」
  「ここ、田中さん一人でやってください」
  吹奏楽の顧問はやっぱりこれですよね。
  正論ですがズバズバえぐいことを突き刺します。
  あの本気でへこむ感、懐かしいです。

 ③サンライズフェス直前の緊張感
  強豪校の演奏を本番直前に聴くことは
  大概マイナスになります。
  自分たちができないことを平然とやってのけるので、
  途端に自信がなくなって
  普段できることまでできなくなります。
 
 ④葵先輩退部
  部活も大事ですが、受験はさらに大事です。
  大学をどこにするかは
  その後の生涯に大きな影響を与えます。
  吹奏楽は本気でやるなら勉強時間を大幅に奪われるので、
  両立は困難を極めます。
  私が現役の頃もそうやって道を別った人が沢山いました。

 ⑤あがた祭
  イベント前の浮ついた感、自分で意味不明と
  認めつつこだわってしまう痛いところとか、
  裸足で演奏とか、青春すぎます!
  唇ぷるんっのシーンはゾクッとしました。
  デュエットの間セリフなしで
  話が進んでいく演出は神でした。
  尚、「百合キター」と言われていますが、
  私はああいう言い回しをしただけで
  百合ではないと思っています。
 
 ⑥オーディション
  音楽は経験年数やセンスで実力差が大きく表れます。
  特にセンスは大きく影響し、上級生よりうまい
  下級生はザラにいます。
  私の母校は学年優先でしたが、明らかに下級生より
  実力が下でコンクールメンバーに選ばれている人は、
  当人としても分かってるので惨めで複雑です。

  ストーリーの中では先輩信者のリボンちゃんの
  稚拙が言動が混乱を招きましたが、
  ドロドロした雰囲気は十分に描かれていたと思います。
  なおリボンちゃんを先輩信者と悪し様に言って
  しまいましたが、気持ちはすごくわかります。
  報われて欲しいですもんね。

  ところで、指揮者が信頼されていないというのは
  バンドとしては致命傷です。
  同じ曲を同じバンドが演奏しても
  指揮者の力量でパフォーマンスに大きな差が出ます。
  信頼していない人からの指示など聞けるわけもなく、
  まとまりのないベクトルが合わない演奏しかできません。
  指揮者はただタクトを振っているだけではありません。
  その曲が最高の仕上がりになるように音量や表現の
  微調整をしているのです。
  ホールによって響きが異なるため、
  そのたびに微調整することになります。
 
 ⑦久美子「裏切ったら殺していい」麗奈「本気で殺すよ」
  こういった覚悟がとてもいいです。
  吹奏楽部員は冗談抜きでこういう覚悟でやってます。
  高坂さんみたいなタイプは孤高なことが多い。
  私の所属していた部にもそういう人がいました。
  麗奈にとって唯一心を許せるのが久美子なんでしょうね。

 ⑧道路またいで「上手くなりたい」合戦
  もう青春過ぎて泣けてきました。
  泣くほど、死ぬほど願っても、努力しても
  それが叶うのはほんの一握りなんですよね。

 ⑨京都府大会
  泣いても笑っても一発勝負。
  サブメンバーからの贈り物を胸に、自分との闘い。
  普段通りのことを普段どおりにするのがどれだけ
  難しいか思い知らされます。
  最大の敵である緊張を殺すために、
  部員はいろんなゲン担ぎをします。
  勝負アイテムを持ってみたり、
  スティックを左手から持ってみたり。
  あの緊張感が上手く再現されていました。
  府大会万年銅賞の学校が関西大会にコマを進める
  というのは奇跡に近いことです。
  全員号泣でしょう。

  私はここで終わってよかったと思っています。
  「全国を目指す」と言っていますが、
  2年、3年が適当な練習をやってきた期間がある以上、
  今年数カ月部の雰囲気が変わった程度で、
  関西大会を突破できるほど甘いものではないからです。
  関西大会(地方大会)に出てくるほどの学校は
  それこそ3年間血のにじむような努力を絶やさなかった
  メンバーばかりです。
  それでも涙をのむ学校が8割以上あるんです。
  これ以上の奇跡はやっぱり嘘臭くなってしまいます。
  本当に全国の舞台を踏めるのは、
  最速でも久美子が3年になるくらいじゃないでしょうか?
  先輩の涙を受け継いで、滝先生のもと血のにじむ努力を
  積み上げたメンバーが集う2年後。
  2期が決まったのは嬉しいですが、
  安っぽいストーリーにならないことを祈っています。

{/netabare}

7)「?」と思ったシーン
{netabare}
 金管楽器がやたらきれいなのは何故?

 楽器はとても高価なもので、安価でも数万、
 ものによっては100万円を超えるものもザラです。
 古くなった楽器も大事に使っていかないと
 維持費だけで大変なことになります。
 研磨剤で磨けば確かに綺麗にはなるんですが、
 私の母校は数ミクロンの厚みを変えることで
 音色に影響が出るとの理由で研磨剤禁止でした。
 本当に磨くとダメなのかはわかりませんが。


{/netabare}

8)宇治さんぽ(2023/1追記)
 宇治を訪れる機会があったので、
 大吉山と宇治橋に行ってきました。

【宇治橋】
 日本三古の橋として有名だそうで、作中では久美子の
 「上手くなりたい」のシーンなどのロケーションですね。
 付近には平等院鳳凰堂があり、
 お茶の香りが漂う良い所です。
 宇治川はかなり流れが速く、鴨が流されては上流に
 飛んで戻っていました。
 川辺でトランペットの練習をされてる方がいました。
 この辺はアニメの影響?もとから?
 他にも川辺には例のベンチや「滝先生はすごいんだから」
 のスポットもありますね。

【大吉山】
 麗奈・久美子が見た景色を見たくて登ってみました。
 朝登ってみましたが、照明が全くなく道に柵がないので
 登山口に「夜登らないで」という注意書きが…(^^;
 恐らくアニメに触発されて夜に登った人がいるんでしょう。
 往復30分くらいの軽い登山ですが、道は舗装されて
 いないので、殆ど運動しない人はきついかも。
 ヒールのある靴だと死ねると思います(笑
 登山中たくさんの方とすれ違いましたが、
 高齢の方や家族連れの方は恐らく地元の方だと思います。
 普通の旅行スタイルの方も何人かいらっしゃったのは
 おそらく私と同じ聖地巡礼の方かと想像します。 
 麗奈たちが演奏していた展望スポットからは
 平等院や宇治橋を一望できますし、鳥のさえずりがとても
 気持ちいい場所ですよ。


今回のコメントは長くなりすぎてしまいました。
お付き合い頂いた方は、ありがとうございます。

投稿 : 2023/01/17
閲覧 : 518
サンキュー:

79

ネタバレ

U さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

B. ネタバレ注意 – 粘着イケメン悪魔

2015年のアニメ
武田綾乃の小説  
制作:京都アニメーション キャラデザ:池田晶子

高校吹奏楽部が舞台の友情、青春、成長物語


<メモ>
久美子はユーフォに全力で取り組むことで麗奈の「悔しくて死にそう」を体現することになる。
自分が発した「本気で全国行けると思っていたの?」がどんなにひどい言葉だったかも。

麗奈は久美子をLIKEで滝先生はLOVEらしいけど。
大吉山で久美子の「塚本はそんなんじゃないって」って言葉に麗奈が笑顔になるところや
2人の特別になりたいっていうところが高校生っぽいなぁ~って思いました。

男子部員の影が薄いのが残念。
部長、副部長ともに女子だし。塚本と後藤以外は名前もわからない。
いっそ女子高設定の方がよかったような気がします。

3年生が1年生の話を聞かなかったり無視したということですが
分かりやすい意地悪は男子がいたらしないと思うんですよね。

黄檗に好きなお寺とパン屋さんがあるのですが
2018年に訪ねたときに駅に等身大パネルがあったんだけど
あれは誰だったんだろう?


<主要登場人物>
北宇治高校
一年生
・黄前 久美子:黒沢ともよ  ユーフォニアム
・加藤 葉月:朝井彩加    チューバ
・川島 緑輝:豊田萌絵    コントラバス
・高坂 麗奈:安済知佳    トランペット
・塚本 秀一:石谷春貴    トロンボーン 久美子と幼なじみ (中学の時はホルン)

二年生
・後藤 卓也:津田健次郎   チューバ
・長瀬 梨子:小堀幸     チューバ
・中川 夏紀:藤村鼓乃美   ユーフォニアム
・吉川 優子:山岡ゆり    トランペット 3年の香織を慕っている


三年生
・田中 あすか:寿美菜子   ユーフォニアム  副部長
・小笠原 晴香:早見沙織   バリトンサックス 部長
・中世古 香織:茅原実里   トランペット
・斎藤 葵:日笠陽子     テナーサックス  久美子と幼なじみ

・滝 昇:櫻井孝宏      顧問


<ストーリー>
京都府宇治市が舞台。

中学の吹奏楽コンクール、金賞で喜ぶ黄前久美子と関西代表を逃して泣いて悔しがる高坂麗奈。
久美子が麗奈に発した言葉のせいで気まずくなる「本気で全国行けると思っていたの?」

北宇治高校に入学した久美子はクラスメートの葉月と緑輝(サファイアだがみどりと呼ばれている)と吹奏楽部の見学へ行き
演奏レベルの低さに驚く。
そこで気まずさの残る麗奈と再会。

北宇治高校に赴任してきた滝先生が吹奏楽部の顧問に。
滝先生は自分達で今年の目標を決めてほしい、その目標に向け練習方針を決めるという。
多数決で「全国大会出場」と方針が決まる。
が、実は昨年練習をしない3年生と向上心のある1年生(現2年生)がもめて
向上心のある1年生が退部した経緯があり厳しい練習を望まない現2年生の中には滝先生の指導方法に反感を持つ生徒もいた。
が、少しずつ上達してサンライズフェスティバル(サンフェス)で結果が出た生徒達は変わっていく。
一方で受験を控えた久美子の幼馴染でもある葵は部を去っていく。

京都府大会に出場できるのは55名。
去年までは演奏の良し悪しではなく上級生が優先的に出場していたが
滝先生の方針で今年はオーディションで決めることになる。

トランペットのソロパートは3年生の香織ではなく1年生の麗奈が選ばれたが
香織を慕う2年生の優子は納得がいかない。
そこに滝先生と麗奈は入学以前から知り合いで贔屓で選ばれたという噂が流れる。
滝先生の提案で再オーディションを行うことになった。

ソロパートの担当が決まり練習に励む部員達。
関西大会出場をめざし北宇治高校吹奏楽部の演奏が始まる。


22.6.11

投稿 : 2023/01/10
閲覧 : 173
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11

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DIPIMP さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

高校部活青春アニメと言えばこれ

部活といえば青春。

この作品はやはり作画と音楽。
さすが京アニですね。
こんなにたくさんの楽器を描くのは大変だっただろうな。
特に金管楽器は絶対に大変だっただろうね。
もう一度

さすが京アニですね。
次の作品も期待してます。
前期のツルネも高校青春もので楽しめました
色々大変な京アニですが頑張って下さい。

そして次の曲が始まるのです

投稿 : 2022/07/20
閲覧 : 129
サンキュー:

9

ネタバレ

byGar61324 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

部活アニメ

吹奏楽部知らないけど楽しめました
部活アニメの中でもしっかり作っている方だと思います
主人公が最初はそこまでやる気ないのが妙にリアルで良いと思います
最後の演奏は圧巻でした
本当なら星10個くらいつけたいです

投稿 : 2022/05/05
閲覧 : 205
サンキュー:

18

ネタバレ

たむじゅん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

けいおんの吹奏楽部版?いいえ、青春スポ根アニメです

【評価】
点数:96点(100点満点中)
ランク:SS
※点数の算出方法やランクはプロフィールをご覧ください。

【総評】
京都アニメーション、音楽、女性主人公・・・
最初はけいおんの吹奏楽部版なのかな?と思って見始めました。
序盤こそ少しゆるい感じだったり、OPも主要メンバーのピックアップ立ち絵でけいおんっぽさを感じましたが、3話ぐらいから風向きが変わり、いつしか全国大会出場を“本気”で目指す、高校生の物語となっていました。
私は2期も視聴済みなのですが、2期がキャラクターに焦点を当てて掘り下げているのに対して、今作の1期は吹奏楽"部"を軸としたお話になっています。
自分自身は体育会系の部活出身ですが、部活への取り組む意識や、勉強との両立など、共感できる妙なリアリティが多く描かれていました。
話自体は何か突拍子のあるものではありませんが、府大会同賞レベルの学校が、1人の若き指導者のもと全国大会を目指すという王道ストーリーは、やはり見ていて面白いです。
個人的に、2期は1期以上の面白さだったので、それについてはまた2期のレビューとして書かせていただきます。

【ここがポイント】
OP→本編→ED、音楽がずっと素晴らしいです。最初から最後まで耳が幸せになれます。
本編で演奏される曲も吹奏楽ということで、クラシックとかよりも非常にとっつきやすいです。
また余談ですが、OPの「DREAM SOLISTER」
初めて聞いた時からずっと、パワプロの曲ぽいなと思っているのですが、私だけでしょうか…??(パワプロ9~11世代です 笑)

【好きな回】
第12回「わたしのユーフォニアム」
中学生の時、本気で全国を目指していた高坂麗奈に対して「本気で全国行けると思ってたの?」と言った主人公の黄前久美子が、自分の力不足に涙を流して「悔しい」と感情を爆発させる回。
中学の時と違い、それだけ本気で部活に打ち込んできた彼女の成長を感じました。
直前の練習で、先生からバッサリ切り捨てられてしまうシーンはかなり残酷なものでしたが、その後の先生のフォローの仕方はとても温かいもので、本当に良き指導者だなと感じさせられました。

投稿 : 2022/04/22
閲覧 : 470
サンキュー:

14

ネタバレ

Jeanne さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

最高峰レベルのスポコンアニメ

小説原作 原作未読 全13話

京都アニメーション制作で高校の吹奏楽部を題材にした作品です。
視聴前に百合と言われているのは知っていましたが、私の大好きな熱血スポコンアニメでした。
確かに主人公の久美子と麗奈は百合と言われてもおかしくない描写が多々ありましたが、私自身百合に抵抗がないこともあってさほど気になりませんでした。
全話見ての率直な感想は、不要な回が一切ない完璧な作品だったと思います。

私が特に好きな回は8話と12話です。
どちらも演出が素晴らしかったです。
8話は麗奈が久美子に対してどういった考えを持っていてどんな人間になりたいか告白するシーンが好きでした。
ここは久美子の意識が変わる重要なシーンだと思うのですが、それ以上に惹きつけられる魅力あるシーンでした。
12話の久美子が上手くなりたいと言いながら走るシーンと、中学時代に麗奈が悔しがっていた気持ちを理解するシーンは鳥肌が立ちました。
声優の黒沢ともよさんの演技も素晴らしかったです。
また、最終回のコンクールでの演奏は失敗しないで頑張って欲しいと応援したくなるほど見入ってしまいました。

キャラに関しては、メイン2人以外も魅力的なキャラが多く、感情移入しながら見ることができました。
特に滝先生と中川先輩が好きでした。

作画はさすがの京アニだけあって素晴らしいクオリティでした。
楽器の細かい描写や演奏中の指の細かい動きまで丁寧に描写されていて魂を感じました。

百合が苦手な人は素直に楽しめないかもしれませんが、百合が特に気にならず学校の部活系スポコンが好きな方だったら楽しめる作品だと思います。

投稿 : 2022/04/13
閲覧 : 224
サンキュー:

20

ネタバレ

梨の妖精 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

高評価も納得

BSで再放送していて、前から気になっていたので視聴しました。

京都アニメーション制作の吹奏楽をテーマにした青春アニメです。自分は吹奏楽について詳しくないんですが、観てみたらめちゃくちゃスポ根でしたね。

吹奏楽だけでなく恋愛なども含め、キャラクターそれぞれにドラマがあるのも良いです。

自分は夏紀先輩が好きですね。やる気の無かった夏紀先輩が部内の空気や他の部員に触発されて真剣になっていく姿が良いです。オーディションに落ちても相手を妬まずとても良い先輩でしたし。

あと部長の「優しいなんて他に褒めるところの無い人に言う言葉じゃない」って台詞が凄く印象に残っていて、好きなシーンです。

全体的にメインキャラよりもサブキャラの方が好きなキャラが多かったですね。

正直滝先生はちょっと苦手でした。基本言い方がキツいので…でも後半で久美子にあなたを信じていますって言ったシーンは良い先生だなと思えました。

作画も京アニなので綺麗ですし、音楽も主題歌2曲とも良いと思います。特にEDは耳から離れないですね。

あとたまにTARI TARIと比較されてるのを見ますがあれとは全然違う内容かと思います。また違った面白さがありますね。

再放送は無いっぽいですが、サブスクでまた2期も視聴予定です。評価が高いのも納得の面白い作品です♪

投稿 : 2022/04/06
閲覧 : 200
サンキュー:

16

ネタバレ

ナンカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ザ.青春

いいなあ、こういう青春送ってみたかったなあ がアニメになってます。私も吹部でフルートしていたので彼女達の色々が分かって楽しい。団体でありながら個人、纏まってそうでバラバラ 曲を合わせると一体 不思議な部活です。

投稿 : 2022/03/27
閲覧 : 185
サンキュー:

11

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ポンコツ吹奏楽部が全国をめざす!?吹奏楽部と言う一種のコミュニティを描いた傑作。

いいね、ポンコツ吹奏楽部。
それが、全国を目指すなんて、なんて王道の物語なのでしょう。
でも、そういう物語が観たかったのです。

それにしても、「ダメ金」とか「パーリー」を聞いたのは何年ぶりだろう。
私は、中学、高校と吹奏楽をやっていましたので懐かしいです・・・。

吹奏楽部は、基本スポコン系文化部です。
未経験者なら腹筋、ランニング、ロングブレスから始まるのは当然です。
上位大会出場常連校なんて、まるで軍隊ですよ。
この作品も最初は、根性叩き直してやる的なスポコン色がでていました。
てっきりこのままいくのかなと思ったら、途中から恋愛要素も入ってきて優秀です。


■なぜユーフォニアムか(ぎもん)

この作品は、ユーフォニアムをメインに据えたのがよいですね。
ユーフォは、物語の中でも「相変わらず日陰」と言われていましたが、その通り。
派手さで目立つトランペット、トロンボーン。
大きさで目立つチューバ、独特な音色で目立つホルン。
一方、ユーフォニアムは・・・?
確かに特徴がありません。
しかし、不要かと言うとそうではなくて、欠けると低音の厚みが減ります。
低音主体のメロディでは、チューバよりも小回りが利くので見せ場もあります。
結局のところ日陰ではありますが、なくてはならない縁の下の力持ちです。

しかし、なぜ地味なユーフォが主役か?って、普通なら疑問に思います。

でも、いろいろ考えれば考えるほど、ユーフォが最適なのです。
もし、この物語がトランペットがメインだったら逆につまらなかったと思います。
なぜなら、トランペットは、全体を引っ張っていく立ち位置だからです。
つまり、先頭だからです。
しかし、この物語の面白さは、そこではないんです。
この物語が面白いのは、吹奏楽部と言う大人数コミュニティの観察だからです。
そのためには、その大人数を冷静に見守れる立ち位置にいる必要がありました。
その位置とは、先頭ではなく、少し斜め横なのです。
それこそが、ユーフォニアムでなくてはならなかった理由なのです。


■吹奏楽部の生態について

この物語では、特に人間関係は、妙にリアリティがあります。
私の部も50名強でしたが、やはりそれだけ人数があるといろいろな人がいます。
社会の縮図ですよ。

情熱的な人もいれば、冷めている人もいます。
勉強が忙しくなってやめる人もいれば、練習はできないけどマネージャになる人。
基本、去る者は追わないです。
この物語でも、辞めようとする人を引き留める展開にならなくてよかったです。
確かに人情ドラマを期待するのですが、リアリティはなくなりますから。

部長よりも指揮担当の学生の方が、カリスマ性があるのもあたりまえです。

恋愛も普通にあります。
だって、男女50名以上もいる高校生の集団ですよ、無い方がおかしいです。
公認カップルもいますし、隠しても隠し切れない百合カップルもいます。

派閥は、意外と無いです。
それは、基本的にパートごとに戯れることが多いので派閥は不要なのです。

男女構成は、やはり女子の方が多いです。
男女比は、3:7ぐらいで、学校によっては、1:9ぐらいです。

サックスを除く木管は、ほとんどが女子です。
中にはフルートをやっている男子もいましたが、超目立ちます。
サックス、金管、パーカスは、男女比半々ぐらいって感じでしょうか。

顧問の先生もあんな感じですよ。
物腰柔らかく温和そうにみえて、実は我が強く、厳しくて、しかも、粘着質。
文化系でこだわりが強い人は、どうしてもそうなります・・・。

この作品で、少しリアリティに欠けているなってところもあります。
チューバに入った未経験者が全体練習に参加していますが、それはないかな・・・。
未経験者は、全体練習の時は、基本的には他の場所で個人練習です。
メトロノーム傍らにひたすらロングトーンと教則本です。
そして、全体練習が終わったら音楽室に戻ってくる感じです。
このあたりに少し違和感がありましたが、他はだいたい物語の通りです。


■なぜユーフォニアムか(こたえ)

吹奏楽部は、とにかく大人数です。
そして、この作品は、まるでアクリルケースのアリの巣を観察するかのようです。
みんな同じように見えて、全然違う、そんな一人一人の個性を見せてくれます。
しかし、このアリの観察とは、まったく違うことがあります。
それは、あたかも自分が入部したかのように内部からそれを見届けさせたいのです。
そのためには、感情移入しつつ、みんなを観察できる立ち位置が必要だったんです。
それが、ユーフォニアムだったというわけです。
なぜなら、ユーフォは、編成的にメンバーの横顔が見える位置にいるからです。
前方の木管は、指揮者の前に位置し、後ろのメンバーの顔は見えません。
後方の金管は、メンバーを見渡すことはできますが、後ろ姿だけしか見えません。
一方、ユーフォは、ステージ上のどのパートのメンバーの横顔も見渡せます。
これが、この物語にとって、非常に重要だったんです。

この個性豊かな個人が集まった不思議な集団、吹奏楽部。
その行く末を見守るのが、この物語だからです。


■まとめ

この作品は、観ていてほんとに楽しかったですね。
吹奏楽部は、人数が多いので、普段は、がちゃがちゃした感じです。
でも、それが指揮者の構えで静かになり、振り下ろしで、きっちり音がそろう。
そんな空気感がみごとに再現されていたと思います。

十人十色と言いますが、吹奏楽部は、性格も音色も文字通り五十人五十色です。
そんな大人数が、一丸となって全国を目指すんです。
ほんと、面白い部活だと思います。
この作品は、そんな吹奏楽部と言う一種のコミュニティを描いた傑作です。

投稿 : 2022/01/05
閲覧 : 307
サンキュー:

51

ネタバレ

E-jodo さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

「平凡な私」と「非凡なあの子」

大きく2つの視点からコメントを書きます。

・物語として
普段スポ魂を見ない小生でも、楽しめる作りになっていました。
この物語には「人間関係」と「努力と才能」の大きな二本の要素がありますよね。(この2つの要素が高い次元で絡み合うのがスポ魂の醍醐味であると言うべきでしょう。)

この作品は「吹奏楽部」という素材ならではのテーマを最大限に描ききっています。
この「吹奏楽部」という今までメインストリームに出て来なかった素材、「人間関係と努力・才能の混ざる混沌」を丁寧に観察して見出された物は、「平凡な私」と「非凡なあの子」という日常生活にありふれたイデアなんですね。それらを主人公らは最終的にはシッカリと彼らの手の内に掴んでいます。この感覚は視聴者側にも確かに伝わってきたものでしょう。

そんな主人公たちの実感について、ヴィジュアル的に理解しやすい理由は後述する映像の点にあると考えます。

・映像作品として
さすが京都アニメーションと言うべきでしょうか、作画は全編安定していますし、キャラクターのデザインも非常に魅力的です。特に、吹奏楽の合奏のシーンは圧巻でしょう。(小生も楽器を久々に弾いてみたくなりました。)

絵の空気感も、感情に合わせて効果的に変えられています。(ここに先述した主人公たちの実感が理解しやすくする仕掛けがあると考えました。)

・その他
その他として、ここからは小生の個人的な感想です。

それは、キャラクターたちにあまり魅力を感じないということがある、ということです。
確かに、みんな頑張っているのは伝わってくるんですが、全員総じて「普通の人」なんですよね。
リアリズム作品にこのようなケチをつけるのは筋違いかもしれません。(だって現実には『特別な人』なんてそうそういませんしね。)でも、やはりリアリズム作品だからこそ、新しい視点を与えてくれる、そんな「特別な」キャラクターが居て欲しかったですね。

投稿 : 2021/12/11
閲覧 : 252
サンキュー:

9

ネタバレ

やん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

おまつりノスタルジー

作画きれい話面白いという一般性と、氷菓で確立した変態性がバランスされた京アニ円熟期の芸術的作品。8話お祭り回は日本アニメ史上に残る名作だと思います。青春時代のお祭り前の高揚感、終わった後の寂寥感、恋愛に失恋に百合に神作画まで詰め込んだ京アニ渾身の一撃です。
未だにお祭り当日には山登ってトランペット吹く人がいるそうですが、暑いし暗いし結構遠いし坂きついので登る際には注意したほうがいいです。

投稿 : 2021/10/13
閲覧 : 380
サンキュー:

21

ネタバレ

抹茶ラーメン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

元吹奏楽部(perc)としてのレビュー

2期まで観てるので総評です。

正直な所あんましって感じで、期待値が大き過ぎたのでその反動がでかい。

トランペットの子が顧問の先生に対して恋愛感情があるという設定がまず無理でした。(名門校蹴ってその先生の赴任する高校に行くとかただのストーカーで草。キャラが男なら叩かれてそう)

主人公も初めの印象(ダメ金で泣いていたトランペットの子への発言) が良くなかったし、声もあまり自分の好みじゃなかった。性格もなんか主人公っぽさがあまり無くてんーって感じ

一番うわぁって思ったのがトランペット2人のオーディションの回。茶番過ぎて思わず笑ってしまった。聴いてる側もちゃんと2人のどちらかに拍手しろよって思った。何の為にそこにいるんだよって

京アニの作画と洗足の演奏は素晴らしいですが、ストーリーはぶっちゃけ面白くなかったので、途中からは演奏を楽しむことを目的に観てた

演奏は本当に最高。2015課題曲Ⅳの「プロヴァンスの風」はとても好きな曲でそれを洗足の方々の演奏で聴けるのはとても胸アツだった

投稿 : 2021/10/01
閲覧 : 276
サンキュー:

4

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

京アニの青春音楽アニメ

吹奏楽部の青春音楽アニメみたい。。
でも
けいおんみたいな遊んでる系じゃなくって
スポ根みたくなりそう。。

絵は
背景もきれいだけど
その他の人たちの顔まできちんと描いてて
メインの人たちなんか
顔を見ただけでなに考えてるか分かりそうなくらい^^

足がよく映ってたけど
ほかのアニメみたくスラーってしてなくて
見てて
にゃんはちょっとほっとしたりw


1話目
{netabare}
久美子は北宇治高校に入ったばっかりの1年生

会ったばっかりのクラスメート
葉月とサファイア(みどり)とすぐ友だちになって
3人で吹奏楽部見学。。

そこに入部しに来たのは
中学の吹部でいっしょだった麗奈
中学の吹部では1番がんばってた子みたい

久美子って
思ったことなんでも言っちゃう子みたいで
前に麗奈にちょっと悪いこと言っちゃってて
あんまり会いたくなかったのかも?

葉月とみどりは入部したいって言ったけど
久美子は入らないことに決めた。。

決めたはずだったけど
葉月のマウスピースの練習見てて
自分の初めてのときのこと思い出して
入部決めちゃった☆

*:..。♡*゚¨゚゚・*:..。♡*゚¨゚゚・*:..。♡*゚¨゚・*:..。♡*゚¨゚゚・*:..。♡*゚¨゚゚

久美子がこの学校選んだのは
制服がよかったのと
いろんなことリセットしたかったから。。って
麗奈とのことがあって
演奏への思いとかアツさとか
いろいろ悩んだりしちゃったからなのかなぁ。。

でも
葉月とみどりに出会って
楽器をはじめたころの気もちに戻れたのかも?

さいご
麗奈のところに近づいてったけど
ゴメンナサイ。。して
いっしょにがんばろう!とかゆうため?
だったらおはなしはスポ根になってくのかな?


あと、出てきた男子。。
1人は幼なじみの秀一クン
関係ないかもだけど幼なじみって恋愛フラグだよねw


もう1人は男子ってゆうかおみくじの説明してた男の人
ちょっと感じがよかったけど
もしかして吹部の顧問だったりして^^
{/netabare}

2話目
{netabare}
久美子って麗奈のこと引きずってるね。。
麗奈は久美子のことそんなに気にしてないみたいなのに^^


吹部に入って
楽器を決めるところおかしかった^^

あすか先輩が「逃がすもんかぁ!」みたくせまってきて^^
久美子は「なんとしてもユーフォ以外に!」って逃げようってして
ははは。。じゃなくってくすくす。。って見ながら笑いが止まらなかったw


けっきょく幼なじみで先輩の葵ちゃんも入部してて
ユーフォのことバラされちゃって
ユーフォニアムやることになっちゃった。。

終わりのほう。。
葵ちゃんの言いたかったことって何だったんだろう?
「アリバイ」「3年なんてあっとゆう間」。。
何回かくり返して見たけどよく分らなかった


あと
京アニってほんとに細かいとこまで描いてて
黒板がキーッてなったところとか
公園のスイートピー。。

「みんな何となくホンネを見せないようにしながら
1番問題のない方向をさぐってまとまっていく。。」

そうなんだ。。

ホンネを言ったらきらわれるのって
みんなが自分のホンネをかくして人に合わせてるのに
あの子だけズルい!とか思われちゃうからだよね
きっと!
{/netabare}

3話目
{netabare}
いいかげんな人が多いなぁって思った。。


大会目指すって多数決で決めたとき
反対したの葵ちゃんだけだったよね。。
あんまりやる気ないんだったら
趣味でやりたいだけって言ったらよかったのにね^^

先生は曲は何でもいいって言ったけど
みんながリクエストしなかったから「海兵隊」になったのに
かんたんすぎるとかって思って
練習もほとんどしないでサンフェスとかコンクールのことばっかり考えてる

先生は間違ったこと言ってないのに
どうしてみんな文句ばっかり言ってるのかぜんぜん分らない。。
でもこんな事ゆうと嫌われるよね。。><


パートリーダー会議が終わるまで練習休みになっちゃった。。

でも
目標があってやりたいからやってる人たちってそんなこと関係ないよね☆
自主練とか許可なんかなくってもできるから^^


吹奏楽部もみんなが参加。。とかじゃなくって
趣味でやりたい人のための吹奏楽しむ部と
本気でやりたい人の吹奏学部とかって
2つのグループに分けたらいいのにね☆
{/netabare}

4話目
{netabare}
パートリーダー会議で決まったのは

来週の合奏まで練習して
それでもサンフェスに出場しないって先生が言ったら抗議する。。って

今まではグズグズ言ってた人多かったけど
これって前とあんまり変わらないみたい^^
ちがうのは滝先生が練習に教えに来てくれたことかな。。

初めっからちゃんと教えてくれたらよかったのに
自主練みたくしたからみんなどうしていいか分からなくって
きっと今まで通りテキトーにやってたんだよね(本気の人もいたけど)

先生はそんなこと分っててようす見てただけなのかな?
どれだけみんな本気なのかって。。


それでみんなとにかくサンフェスには出たいから
とり合えず先生のゆうこと聞いておこうって
キビしい練習でもゴチャゴチャ言わないでがんばりはじめたみたい☆

みんなが本気出し始めたのと先生の教え方がよかったから?(たぶん両方)
合奏のとき前のときよりずっと音がそろっててきれいだった♪
先生もちゃんと認めてくれたし
みんなも本気でやればちゃんと結果が出るって分ってよかったよね☆

先生は
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」のヒッキーみたく
自分が敵になってみんなをまとめようってしたのかな?


あと
塚本クンと久美子が滝先生のこと話してたとき麗奈が2人に文句つけてきて
あとであやまってきたけど
そのとき久美子も思ってたこと言えてよかった☆
はやく仲よくなれるといいな☆
{/netabare}

5話目
{netabare}
そっかぁ。。今まで気にしたことなかったけど
吹部って演奏だけじゃなくって
行進しながらステップとかバトンもやったりってほんとに体育会系みたい。。

「人は単純だ。。がんばれば良くなるって分ればもっとがんばろうってする」
うん。。ほんとにそだねw


帰りの電車で降りるとき麗奈といっしょになった。。

こうゆうときってドキドキしちゃうよね。。
だまってると無視してるみたいかな?とか
でも話しかけたらジャマって思われるかも?って

にゃんはそうゆうのダメだから
きっと次の駅まで行っちゃいそう(ハァ。。


演奏する順番って大事なんだね
有名な学校にはさまれちゃったら
それだけでひどく聞こえちゃったりするみたい
でも北宇治はみんながちょっと「えっ?」ってなるくらいうまくなったね☆


久美子がおなじ中学の子と会ったところ

北宇治を選んだ理由が
知ってる人があまりいない学校で新しくスタートしたかったからって
にゃんも知ってる人がいない学校のほうがいいって思うけど
久美子はどうしてなんだろう?

コンクールのさいごに麗奈とのことがあって
おんなじ仲間とダラダラ。。じゃなくって
今までとちがうところでやり直したかったりしたのかな?
{/netabare}

6話目
{netabare}
北宇治高校は今までは3年生から順番にコンクールに出られたみたい
でも今年はオーディション制にするって。。
滝先生が上手な人を選んで出場者を決めるんだって

滝先生は粘着イケメン悪魔イジワル。。
あれっ?イケメンってほめ言葉じゃなかったっけw


今週はチューバの加藤ちゃん(葉月)のおはなし

葉月ってメンテの仕方もよく知らなかったくらい始めたばっかりだった

中学のときテニス部でがんばったけどダメで
こんどのチューバはうまくなりたい☆って
葉月ってアツい人だったんだね。。


それで先輩たちに
チューバのいいところ聞いてまわったけど
いいところがないのがいいところとかって(はぁっ。。?)


あすか先輩がまず簡単なのからって「きらきら星」の練習はじめた
でも、ただ「ブー。。ブー。。」って音がするだけだし。。

あすか先輩の奥の手
チューバくんコスプレはわらっちゃったw

「だまされた!だまされましたっ!」って久美子
小学生だったらこれでもうまく行くかもだけど
高校生じゃ絶対ダマされないよねw
おばかだったーw


それでどうしたら葉月のヤル気が出るかって
みんなで話してたら
後藤先輩が「オレは合奏したときかな。。」って

「チューバだけだと単調な曲がつづくから。。」
だよねー
さっきもただ「ブー。。ブー。。」ってチューバだけだとぜんぜんつまらないもん

それで
久美子とサファイアと葉月の3人で合奏。。
わぁ!!ほんとに音楽になってる!
これだったら葉月もモチベーション上がるよね☆


それから葉月はお持ち帰りのチューバをかかえて電車から降りて
転びそうになったとき秀一クンに助けてもらった。。

。。あれって串ざしホットドック?にゃん始めて見たっ!
ふつうのホットドックって串にさすとパンが落ちるよね?
パンを焼く前にソーセージを入れてるのかな?

あっ!そっちじゃなかったw
あれって葉月の恋愛フラグ?
このあと久美子と三角っぽくなったりするのかな?

久美子が川辺で練習してたら葵ちゃん先輩が来て
「いいなぁ久美子ちゃんは。。」って
それから「オーディション がんばりなよー!」って

葵ちゃんって
受験勉強のために1度もコンクールに出ないでやめちゃうつもりかな?
{/netabare}

7話目
{netabare}
葵ちゃん先輩が受験を理由にやめることになって
そこから去年の3年生と1年生の対立のおはなしとかになって
部長が休んじゃったり。。


3年生が1年生を無視ってほんとにありそうでズキズキしちゃった。。
3年生なのにどうしてそんなこと?って思ったけど
もしかしたら1年生の子たちも悪かったのかも?

だってこの部って自分たちが今までやってきた部なのに
入ったばっかりの1年生がかってなことゆうんだもん
3年生がおこってもおかしくない。。

にゃんだったら人が集まるところが苦手だから部活とかムリだけど
もし入ってたらケンカするのイヤだから
1年生がやりたいんだったら。。ってにゃんのほうがやめちゃうけどね


部活っていろんな人が集まってるから
一生けんめいやってコンクールで勝ちたいってゆう人もいるし
お茶とおしゃべりしながら楽しく音楽できたらってゆう人もいて
でもどっちの人でもコンクールには出たいに決まってる☆

「けいおん」のみんなだって
いつもはお茶しるけどやっぱり文化祭には出たい☆って思うみたく。。


おはなしの中では何となく
がんばらない先輩たちが悪い!みたくなってたけど
「ちはやふる」が正しくって「けいおん!」はダメ><ってほんとかな?

「ちはや」みたいなおはなしって燃えるから好きってゆう人でも
「けいおん」だって好きってゆう人多いと思う。。

これってきっとどっちがいいとかじゃなくって
ほんとは2つのグループがあって
どっちも出られたらいいんだけなんだけど。。


でもどっちか1つのグループだけ出られるんだったら
出るのはやっぱり3年生のほう。。だと思う

だって1年生はまだ2年もあるし
自分たちが3年になったときのコンクールのために
自分たちだけでも一生けんめいがんばればいいんだから。。


それでもしガンバってきた自分たちが3年生になった時
新入生が「放課後ティータイム」したいって入った人たちで
練習きついのイヤ!って言ってきたら無視するしかないんじゃないかな?

じゃなかったら
「あんたたちバカ?ここは私たちがやってきた部活なのよ!」とかって
きつい言い方になっちゃうかも。。

だって今まで自分たちが優勝目指してがんばってきたのに
新入部員が
自分たちは「放課後ティータイム」したいんです☆って言いに来るんだよ。。


そう思ったら去年の3年生が無視したのってゼッタイよくないけど
ひどい言い方したくなかったらだまって知らんぷりするしかなかったのも。。


だからその時の2年生が1年生に
「3年生はもうすぐいなくなるからそれまで一生けんめい練習しよう!」って
言ってあげられればよかったんだけど

3年生だって自分たちの気もちうまく説明できなくって
無視しちゃったんだってしたら
2年生の人なんかきっともっとうまく説明できなかったのかも。。

ぼっちなにゃんは関係ないからそんなふうに思ったけど
自分だったらきっと2年生みたくなっちゃうんだろうなぁ。。きっと

それから
中世古先輩みたいな人いたらいいな☆って思った
お芋おいしいしw

あと。。葉月の思いはどうなるんだろう?
{/netabare}

8話目
{netabare}
葉月は秀一クンが好きで
秀一クンは久美子が好き
だけど久美子は秀一クンのこと別になんとも思ってないみたい


みどりちゃんは積極的に葉月を応援してたけど
久美子はややこしいことに巻き込まれたくなくってってゆう感じカナ?
久美子ってあすか先輩に何となく似てる気がするなぁ。。


そしておまつりデート^^

葉月は始ったばっかりの恋が終わっちゃってちょっとかわいそう。。
泣いちゃった
でも失恋フラグがいっぱいだったからしょうがないよね。。


麗奈と久美子は仲良くなれたみたい^^
ユリっぽい恋愛じゃなくって友だちみたいだけどw

麗奈はあんな感じだからきっと近づいてくる人っていなかったのかも?

でもコンクールのあとで
久美子だけはホンネで話してくれたからもしかして気になってたのかな?

麗奈って変わってるね
性格悪いでしょ?が愛の告白だって

それって恋愛とはちがくても気になるのって愛なのかも?

でも人とちがってたい麗奈の気もちってにゃんは何となく分るかも。。

にゃんもお祭とかで人が集まるところより誰もいないところのほうが好き
1人の人とはいっしょにいられるけど
みんなといっしょだと仲間はずれになっちゃうから
にゃんもきっと変わってるんだって思う。。

にゃんは抵抗したいとかってよく分からないケド
みんなとおんなじことやりたいって思えない。。
性格わるいんだ。。

特別になりたいってゆう気もちも分かるかも。。ってゆうか
みんな特別になりたいって思ってるんじゃないのかな?


2人の合奏とってもよく合ってたね^^
今まで久美子が麗奈のことで悩んだりしてたのがウソみたいに合ってた☆
{/netabare}

9話目
{netabare}
秀一クンとのことビミョーだよね

葉月は久美子が無自覚ってゆうけど
無自覚ってきらいじゃないけど好きってコクれるくらい好きでもない
みたいな感じかも。。


今日のおはなしは競争だったのかな?

オーディションで落ちる人は落ちる
みんながんばってもがんばっただけじゃ合格しない。。

にゃんは競争ってにがて。。
考えただけで手がふるえちゃって楽器とかムリ
あとでうらまれたりするのってもっとダメ
平気(じゃないんだけど)なみんながうらやましい

落ちちゃった人とまた明日もいっしょなんだよね。。
葉月のことで悩んでたみどりちゃんよりもっとつらそう。。
{/netabare}

10話目
{netabare}
今週は滝先生と麗奈が知り合いだったって分って
ソロパートのオーディションがやらせだったんじゃないか。。って
うわさを立てた人がいて
吹部のみんながバラバラになりかけるおはなし。。

オーディションで落とされたのに久美子のこと励ましてくれた夏紀先輩みたく
くやしい思いでうらみとか誰も持たなかったらいいんだけど。。

●ヽ(>ω<。)ノ○ヽ(>ω<。)ノ●ヽ(>ω<。)ノ○ヽ(>ω<。)ノ●ヽ(>ω<。)ノ○

香織先輩のこと大好きな優子先輩が
「滝先生と麗奈が知り合いだった」って聞いて
先生のこと信用できなくなっただけじゃなく
まわりの人にも言いふらして空気悪くしちゃった。。


優子先輩が先生に質問して
先生が「ひいきしたことはない」ってはっきり言ってるのに
しつこい優子先輩って。。香織先輩も麗奈のことも傷つけたよね

あれって麗奈もかわいそうだったよね
強い麗奈だったからぎゃくに言い返して。。

見てたら苦しくなってきて気持ちが悪くなってきちゃった。。


でもそれってほんとは先生のせいなのに
みんなの誤解を解かないで行っちゃった先生も悪いよね。。

さいごに
公開オーディションでみんなに決めてもらうことになったからよかったけど
先生もっと早くそうしたらよかったのに。。ってにゃんは思った

あのままだったらみんなバラバラになっちゃってたよね。。
{/netabare}

11話目
{netabare}
優子先輩って自分だって麗奈のほうがうまいって思ってるのに
麗奈に負けてくれって。。言ったんだよね!

いくら香織先輩のこと好きだからってそれやっちゃダメだって思った。。


香織先輩には優子先輩がついてる

麗奈は久美子に愛の告白しといてよかったね^^
久美子も愛の告白返してくれたw
たぶん?。。とかってちょっと頼りなかったけどねw

でもオーディションでみんなが空気読んでできなかった拍手を
久美子が1人だけでもしたのってほんとに麗奈のこと愛してるから。。
(って友だちとしてだけど。。たぶんw)
いっしょにしてくれた葉月もいい友だちだよね☆


さいごの香織先輩ちょっとかわいそうだった。。
でも、ひいきとかじゃなくって
「実力で負けたんだ」って思えたからよかったのかも?

それより優子先輩のほうが悲しそうだったかな?
リアルだったらずっと麗奈のことうらんでそう。。
{/netabare}

12話目
{netabare}
アツかった!
気温もだったけど久美子も。。
鼻血なんか練習してれば治るってゆうくらい
アツくって熱中症で死んじゃうくらいアツかった。。

でもどんなにやっても足りなくって
先生から
「あすか先輩1人で」って言われたところは本気でくやしかったよね。。

ダメなのは自分で分ってて
それでも間に合わせようってがんばってるのに
「もうお前は吹くな!」って言われたのとおんなじ。。

でも
それで麗奈が中学さいごのコンクールで
本気でくやしがって泣いてた涙の味が分ったみたい。。

本気でがんばらなかった人にはぜったいに流せない涙。。


落ちこんで忘れ物を取りに行った学校で
滝先生と何だか気もちが通じたかも。。

先生から見捨てられたりしてなかったんだね^^
にゃんもうれしくってちょっとなみだ出ちゃったw


麗奈を呼び出して報告しようってしたけど
「滝先生と2人っきりだった」って誤解フラグw
無視してガチャのユーフォw

誤解はすぐに解けるって思うけどおかしかったね☆
{/netabare}

13話目
{netabare}
コンクールの前の緊張が伝わってくるおはなしだった^^

久美子は一生けんめいがんばったけど
それでも自信がなさそうだったね。。

みどりはいつも楽しそうだったからよく分からなかったケド
全力で練習してたから
「私の演奏テクニックを見ろ!」なんて言えちゃってすごいなぁ^^


今まで厳しかったツンモードの滝先生も
ここまで来たらデレモードで
みんなといっしょに盛り上がって
松本先生の前でちょっとシュンってしちゃったねw


演奏はスムーズに順調に進んでた♪
みんなアツい思いを持ってるけど音楽の中にうまく隠せてたみたい^^


そして発表。。

垂れ幕がなくっても分るくらいみんなの気もちが顔に出てたね。。
うん。。やっぱりどんな結果でも泣いちゃう。。
どこの学校が関西大会出場か言わなくっても
みんなの表情見てるだけで分っちゃう^^

いちお最終回だったけど2期もゼッタイあるよね☆
{/netabare}



見終わって

文化部系スポ根のおはなしだった

体力も使うし
負けたくないってゆう思いで先輩たちとぶつかっちゃうことだってある!
泣いちゃうことだってある。。

青春だから恋だってしちゃう
うまく行かないことなんかしょっちゅう。。

でも
友だちがいるから応援してもらえるし応援してあげられる
がんばれる!

そんなおはなしだった☆


絵も京アニだからとってもきれい音楽だってよかった♪
1人1人の気もちが伝わってきた☆


いちお区切りはついて終わったけどおはなしはまだ続いてて
2期がたのしみ☆

投稿 : 2021/09/15
閲覧 : 1863
サンキュー:

275

ネタバレ

ねっち さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

忍び寄るおもしろさ

 すごくよかったです。ストーリー全体としての完成度が高くとても引き込まれました。メインはめちゃくちゃ真面目な部活ものでそこに恋愛や人間ドラマが絡んでくるといったテイストになっています。
 ストーリーもさることながら突出すべきは作画でしょうか。さすが京都アニメーションといったところで金管楽器の色艶や目や髪の色彩など見れば見るほど魅了されてしまう作画でした。
 そしてカメラワーク。京アニらしさが炸裂しており、会話の合間の足の描写、顔のアップ、ピントのぼかし、そのどれもが実写的で意味のあるものに感じました。
 個人的に好きだったのはトランペットでのソロパート決めでの一連です。かおり先輩のひたむきさとチームへの気持ちが伝わってとても感動しました。
 この作品の欠点としてはやはり序盤のほうはどこか淡々としているのでストーリー全体としては面白いのですが単発単発のインパクトは少ないのかなと思いました。また、これは私の頭が悪いだけなのですが麗奈とあすか先輩がいまひとつ掴みきれずに終わってしまったことが心残りでした。それから、最終話の演奏で回想やナレーションを入れるよりも演奏のみのちからで魅せて欲しかったなぁと思います。
 ですが青春群青劇としてかなり自分の理想にも近く、これからの彼女らの音楽や人間ドラマがとても気になり、2期が楽しみです!

90/100点

投稿 : 2021/05/01
閲覧 : 281
サンキュー:

17

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

青春群像劇って素晴らしい。

最近念願の円盤を購入して、一から見直したので
ついでに感想でも書こうかと…。

作画はさすがの京アニクオリティ。
背景からキャラクターから作画が素晴らし過ぎて
見ててハァっとため息が出るくらいに全ての映像がキレイ。

ストーリーもボクは学生さん達が若さを全開にして、
何かに一生懸命打ち込んでるモノが大好物なようで、
必死に目的を持ってひたむきにがんばっている姿は
もぅ見てて泣けて泣けて…。
ボクは何でこんな風に青春を過ごせなかったのかと
映像のすごさも相まって羨望の眼差しで見いってしまいます。

ただこの作品、ボクには少々
百合成分が強く感じられてしまい、
久美子と玲奈のやり取りに違和感を感じ、
表現がキツく思える箇所があったり、
明日香センパイのキャラクターが苦手で、
ユーフォが吹ければイイとか言ってるのに、
回りにチョッカイ掛けてくるなぁとか、
都合のイイ時だけでしゃばってくるなぁと見えてしまい、
2期も含めてあんまり好きになれませんでした。
中のヒトはムギちゃんで大好きなのに…。

まぁでもそういうモノも含めて青春群像劇って
面白いのでしょうね。
作品は円盤を買うくらい大好きになりましたし。
最後のコンクールは涙と鳥肌でもう自分が
どうなってしまうのか分からないくらいに
感動しちゃいました。

吹奏楽部が最終的にはどうなっていくのか
勝手に想像しながら、続編を心待ちにしたいと思います。

投稿 : 2021/04/12
閲覧 : 154
ネタバレ

ソース さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:----

The 青春

この作品には青春が詰まっているなぁという印象。(スポ根要素も) そして描写も細かい。しかし...いやそれ故に自分が想像してた以上の生々しさがあり、話がドロドロしてたかなぁと思う。(特に先輩退部やオーディションのところ?) 正直自分はもう少しlightな作品だと勝手に想像してたので肩透かしを食らった感じになって好きになりきれなかった。というより「はやく次の話が見たい!」ってならなかった。なので1クール見終わるまでだいぶ時間がかかった。まぁでも素晴らしい作品であることに間違いはありません。

2期は見るか分かりません。まぁGYAO!の無料公開があるっぽいので見る可能性の方が高いですかね。

投稿 : 2021/02/15
閲覧 : 235
サンキュー:

16

ネタバレ

うおお さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

見てよかった

舞い上がる
高揚感


 ☝️

(4話)
{netabare} こうやって見ると吹奏楽部ってめっちゃ大変ですね。部の仲間たちと息を合わせて""合奏""にしなければいけない。先輩後輩の上下関係もきつそう。久美子達のいる低音パートは他に比べると和やかそうで良かった。 {/netabare}
(7話)
{netabare} めっちゃリアルだなーーーーーーーー!!まぁ俺は幽霊部員だったんですけどねw高校のこの感じなつい。。。 {/netabare}
(8話)
{netabare} あぁ。。今回ものすごく良かった。ちょっとうるってした。好きだなぁこういう祭りの雰囲気。あと今回で高坂さんもっと好きになった。高坂さんのストレートな感じと久美子のどぎまぎした感じが見てて楽しい。青春。 {/netabare}
(9話)
{netabare} オーディションの緊張感がこっちにも伝わって来てドキドキした。 {/netabare}
(10〜11話)
{netabare} 滝先生は不正をするような人ではないって今までの彼の部に対する真摯さから十分分かっていたので、他の部員が高坂さんに対して攻撃的になっていたのはあんまり宜しくなかったかなぁと。最悪いじめに繋がるかも知れんし。でも最終的に皆が納得の行くような形で纏まったので安心しました。 {/netabare}
(12話)
{netabare} 一つのことにあんなに一生懸命になれるのは凄い。なんか学生時代怠けてた自分が情けなく思ってきたなぁ。今回はうだる夏の空気感が良かった。作画が綺麗。 {/netabare}
(13話)
{netabare} これまでの色んな努力や情熱が今回に詰まってた。最後泣いちゃった。青春の全力さが伝わって元気を貰えたいい作品でした。 {/netabare}

投稿 : 2021/02/06
閲覧 : 288
サンキュー:

14

ネタバレ

natsO29625 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

葛藤

 この作品のポイントは登場人物の人間関係や心理描写が丁寧に描かれていることである
{netabare}
  オーディションの時にレイナがソロパートを吹くことになったとき、香織先輩を慕っている後輩の優子が先輩にソロパートを譲って欲しいと頼む
 普段のレイナなら他人に惑わされずに自分を貫くところだが
優子の真剣な思い、香織先輩が3年生で今年で最後の学年であること、去年の3年生の先輩達とのいざこざ
 これらが複雑な人間関係が絡み合いソロパートを自分が担うべきなのか揺らぐレイナの気持ちやそれを目の当たりにする久美子の気持ちなどがとてもリアリティあふれている感じた
{/netabare}

  私の高校時代にも吹奏楽部があって全国大会に出場するくらい強い部活だったのだが、響けユーフォニアムを視聴するたびに自分の母校のことを思い出す

 京アニは驚くほど作画、演出、声優のクオリティが高いので、普段あまりアニメを見ない人でもこの響けユーフォニアムはおすすめできる作品だと思う

投稿 : 2021/02/03
閲覧 : 170
サンキュー:

10

ネタバレ

odeo さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

滝先生は免罪体質者なのか

 この作品には、涼しい顔に優しい笑みを浮かべ辛辣な言葉を吐く、滝昇という顧問が登場する。その台詞のなかには、生徒達を奮い立たせ演奏を良い方向へと導くものもあるのだけど。
 印象に残ったのは、再オーディションで中世古香織に向けて言った「あなたがソロを吹きますか?」
 この言葉をチョイスした作者のセンスは素晴らしいが、さすがに辛辣すぎやしないかとも思う。「高坂さんにソロをお願いしたい」ではインパクトに欠けてしまうのだろうが、あれではまるで「あなたの方が下手でも吹きたいか?」というようにとれてしまう気がする。
 中世古は、厳しい部活環境のなかで、周囲の人間を支え続けてきた生徒であるはずなのに、そんなことを言われる必要があったのだろうか。
 あくまでも自分の意思で決めて欲しいという思いが隠されていたのかもしれないけれど。
 やたらと滝に寄った感想になってしまったが、作品としては人気の高さが納得できる素晴らしい内容であった。

投稿 : 2021/01/22
閲覧 : 234
サンキュー:

11

ネタバレ

ぴかちゅう さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

期待通り。リアリティはないかなぁ。

年末年始に一気にみました。前から見たかった作品だけれども、このペースでアニメを見たのは久しぶりです。久美子はちょっと醒めてるけど基本いい子だし、麗奈も素敵。二人で特別になりたい、と言い合っているところとか(12話)は、結構自分は興醒めになりがちなシーンなのだけど、今回は違和感なかったです。個人的には12話に心を動かされて、そこから最終話に持っていく盛り上がり方もよかった。あと、中川先輩がなんとなくツボ笑

リアリティはちょっとないかなぁ。野球なら、4番エースが一人いれば勝敗も変わってくるけれど、吹奏楽だと、一人では大きな違いは作れないだろうし。楽器は急に上達するのも難しいだろうから、万年銅メダルという高校が一気に上位を狙えるというのは考えにくいなぁと。

あと、トランペットの再オーディションもなんかなぁと。拍手で決めますっていうのもどうかと思うし、拍手してるの、お互いの応援団だけだし。そもそも、香織先輩は、麗奈の演奏聞いたことあっただろうし、あそこまで引っ張るまでもなく、実力で勝てないの分かっていたのでは。まぁ分かったうえで、不満分子を抑えるためにわざと再オーディションやってもらったのかもしれませんが。結構、思考が深入りするキャラも多いので、そういう可能性もありますね。

全体としては、期待通りのよい作品でした。

投稿 : 2021/01/08
閲覧 : 349
サンキュー:

12

ネタバレ

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

追いつきたい初心者と追い抜かれる経験者

ようやく見れました~!!
いやいや、京アニ作品なので話は当然耳に入ってましたし、放送中は京都に在住していたため本作のポスター駅とか各所で見かける機会も多かったもので、ずっと気にはなってたんですよね。ただ当時の自分は吹奏楽よりもスクールアイドルと決闘者に夢中だったもので、ついつい先延ばしにしてしまいました。気づけば5年くらい経ってました・・・、腰上げるのが遅すぎぃ!!

高校の吹奏楽部を舞台にした純然たる王道青春ストーリー、実に満足でした。
部内でのいざこざに起因したリアルな人間模様が本作の見どころの大きな一つでしたが、実を言うとあんまりそこには焦点当てて見てませんでした。というのも見る限り腐ってたのは前年の3年が中心って感じなので、それなら半年くらいは我慢できるだろうと思ったので。私情を挟むと、私自身も高校時代にかなり面倒くさいいざこざがありました。しかもこれが1個上でしたので、3年が抜けてからの方がむしろ地獄って感じだったので(まあ私らの場合は指導者絡みでしたが)。

個人的に1期で私が共感した目線で見れたのは葉月ちゃん、中川先輩、香織先輩の三人。
まずは葉月ちゃん、メイン4人の中で唯一の未経験。彼女の境遇、すごいよく分かります。自分は初心者で、周囲は経験者。右も左も分からなくて当たり前だし、出来ないことがたくさんある、なんていうのは頭では分かってるんですよ。でもね、身近にいる同級生が自分には出来ないことあっさりとこなしている姿、これ焦るんですよ・・・。吹奏楽は団体で演奏するんで特にその気持ちが強いと思います。周囲は初心者だからと気遣ってくれるかもしれませんが、当事者としては早く追いつきたいという気持ちが強いんですよ。足を引っ張りたくないとか、迷惑かけたくないとか色々あるんですが、とにかく一人置き去りにされてるような孤独感が半端じゃない。葉月ちゃんの逸る気持ち、よく分かるわぁ・・・
そして中川先輩と香織先輩の二人は逆に実力と経験のある後輩にポジション奪われる立場、これも分かる・・・。私の場合は何とか死守できましたが、これはソフトボールという競技の特性上ですかね。野球もソフトも10m飛ばそうが100m飛ばそうが、ヒットは同じヒット1本として扱われますから。結果が全てなので、質までは考慮されないんですよね。当然結果を出すために技術はもちろん問われますが、運も介入してくれます。私の場合はたまたま打率が勝っていたためレギュラーを奪われませんでしたが、私自身は技術では負けている確信があったので常にヒヤヒヤしてました。ましてや彼女たちの場合は野球やソフト以上に技術=結果に直結しますよね?上手い人間の方が選ばれるべきだと頭で理解している分、より悔しかっただろうなーと思いますね。
ただこういった集団内での高い競争意識は、そのチームが一つにまとまるために最も重要なことということも同時に描いてくれていましたね。馴れ合いの関係では本当の意味で一つになることは出来ません。互いに普段からライバル関係で競い合い努力して鎬を削る、そうすることで個々の実力が高まるのはもちろんのこと、その様子を普段から身近で見ているからこそ、本番の時に誰かがミスをしても全員が全力でカバーに回れるんです。頑張っているからこそ、一人一人の責任感が大きくなっていることも分かるため、絶対個人の責任にならないようにするという意思が生まれるからです。これぞ真のチームワークと呼べるでしょう。

作画は流石の京アニクオリティ、全編通して非常にレベルが高かったです。
終わり方が完全に2期ありきの結末だったのが少々いただけませんが、総じて評判通りの作品だったように思いました。

投稿 : 2021/01/03
閲覧 : 315
サンキュー:

45

ネタバレ

がっちゃまん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

キャラの行動原理が理解不能

舞台は高校吹奏楽部。主人公の入部した部は、やる気がある練習したい部員を追い出してしまった、なあなあ吹奏楽部でした。でもなんかちょっと頑張ったら全国いけました、テヘペロ!主人公の私はユーフォ難しくて本番吹けなかったけどねーって感じのあらすじ。
登場キャラの大半がウザく、そのキャラクターの行動原理の不可解さと、丁寧な作画描写による現実に寄せた世界観とのギャップをかなり不快に感じてしまった。
 
まぁまず本当に全国行こうとするなら、やる気のあった人たちに頭下げてまず連れ戻すよね。残ってる奴ら技術的にカスなんだから、結局それで最後に金賞取るとか意味わからん。県予選なんて年始まってすくでしょ。3,4ヶ月程度で追いつけるわけないだろうよ。あと、ソロパートの選出でもわけわからん派閥争いで、3年優先しろとかいうアホがかなりいたし、目標の全国はどういう共通認識があったのかマジで謎。しまいにはぴえーんって泣き出すし。こんな稚拙な描写の歪みで物語が本当につまらなく感じた。

投稿 : 2020/12/24
閲覧 : 149
サンキュー:

5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

そして、また、次の曲が始まるのです

私をアニメの沼に招待してくれた作品です♪

投稿 : 2020/12/13
閲覧 : 116
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響け! ユーフォニアムのストーリー・あらすじ

高校1年生の春。
中学時代に吹奏楽部だった黄前久美子は、クラスメイトの加藤葉月、川島緑輝とともに吹奏楽部の見学に行く。
そこで久美子は、かつての同級生・高坂麗奈の姿を見かける。
葉月と緑輝は吹奏楽部への入部をきめたようだったが、まだ踏み切れない久美子。
思い出すのは、中学の吹奏楽コンクールでの麗奈との出来事だった。

吹奏楽部での活動を通して見つけていく、かけがえのないものたち。
これは、本気でぶつかる少女たちの、青春の物語。(TVアニメ動画『響け! ユーフォニアム』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2015年春アニメ
制作会社
京都アニメーション
公式サイト
tv.anime-eupho.com/
主題歌
≪OP≫TRUE『DREAM SOLISTER』≪ED≫黄前久美子(CV:黒沢ともよ)加藤葉月(CV:朝井彩加)川島緑輝(CV:豊田萌絵)高坂麗奈(CV:安済知佳)『トゥッティ!』

声優・キャラクター

黒沢ともよ、朝井彩加、豊田萌絵、安済知佳、寿美菜子、早見沙織、茅原実里、石谷春貴、津田健次郎、小堀幸、藤村鼓乃美、山岡ゆり、日笠陽子、沼倉愛美、久川綾、櫻井孝宏

スタッフ

原作:武田綾乃(宝島社文庫『響け!ユーフォニアム北宇治高校吹奏楽部へようこそ』)、 監督:石原立也、シリーズ構成:花田十輝、キャラクターデザイン:池田晶子、シリーズ演出:山田尚子、美術監督:篠原睦雄、色彩設計:竹田明代、楽器設定:髙橋博行、撮影監督:髙尾一也、音響監督:鶴岡陽太、音楽:松田彬人

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