にゃんこまん さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 1.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
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ZEGAPAIN ゼーガペインの感想・評価はどうでしたか?
にゃんこまん さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 1.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
Ymtts さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
つきひちゃん さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
物語は千葉県の南舞浜(舞浜といえばディズニーランドがあるところです)がデザインになっています。
主人公はそこの高校に通っていてその周辺をもとにストーリーは進んでいくのてすが、実はその舞浜は本当は‥!?
って感じなのてしょう。
世界観や時間の流れはすごく考えられていて完成されていると感心したのですが‥他がちょっとイマイチという印象でした。
声優さんは結構な顔ぶれなのですが、わざとかどうかわからないくらいの棒読み感があったり。
全26話の中の20話を越えたくらいから、急にストーリー展開が早くなってしまったり。
なんだかわからないのですが、イマイチで、どこがイマイチなのかがわからないのてすが、作品でした。
退会済のユーザー さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.5
作画 : 2.5
声優 : 2.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
【物語の評価】
後半をもう少し丁寧にやってくれれば…
というか、あと1クールほしかった
【作画の評価】
戦闘シーンは酷い…
ロボットアニメでもあるわけだし、アレはない
【声優の評価】
花澤さんが棒子(まあ、これが良いって意見もありますけどねw
それ以外は問題なし
【音楽の評価】
普通かな…
【キャラの評価】
対象的な二人のヒロインは良かったと思います
というか、この作品のキャラはみんな好きです
【総合評価】
設定は今まで見た中でもかなり良かった部類に入ります
その割に評価が低いのは、上手く主人公の過去の掘り下げなどが表現できず、本来なら感動するはずのシズノ先輩との最終回のやり取りなどで感動できなかったためです
上手くストーリーをまとめられていれば、数段化けたであろうことを考えると本当にもったいないですね…
まあ、作品自体は好きなんですけどね
うち. さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
テーマとして「夏」が起用されています。
夏というのは何か特別なものを感じ、新たな挑戦の時期だと思います。
大体の作品で夏を取り入れている場合、特殊な感覚を覚えます。ドラマ的言い方をするなら一夏の恋や事件等の付加価値を生み出してくれます。(夏限定!とかサマーセールとか)
夏が引き起こす付加価値の原因は長期休暇にあると考えます。
長い休みというのは人それぞれだと思うのですがなんとなく「特別」だと感じる方は多いと思います。
夏休みという比較的自由時間の中で如何に特別な時を過ごすのか…普段出来ないことをするのが夏休みの醍醐味だと思います。
終わらないで欲しいと願う夏休みですが九月になれば夏は終わりです、残暑はもちろんありますが始まりがあるものには終わりがあるのです。
個人的にゼーガペインは夏休みの経験みたいなものだと思います、終わってほしくない…でもいつかは終わりを迎える、そんな特別なアニメだと感じました。
消されるなこの想い、忘れるな我が痛み。
かにかめの さんの感想・評価
3.3
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 2.5
音楽 : 4.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
メリット
EDのリトルグッバイは名曲
EDへの入り方が気持ちいい回がある
3回くらい泣かされる
デメリット
26話が長い
まとめ
EDが気持ちいいので3回くらい見た
泣けるけどキャラに想い入れがない不思議な作品
見る人を選ぶと思う
ほとばしる さんの感想・評価
3.1
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ゆうき。 さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
今では有名な花澤香菜さんの棒読みをたくさん聞けてとっても満足です。
このアニメは単体でも面白いと思える要素がいっぱい詰まった全26話のアニメです。具体的には{netabare} ループ、記憶欠落、胡蝶の夢、世界滅亡の危機 {/netabare}などで、ロボット戦闘が苦手な人でも楽しめると思います。
このアニメはダブルヒロインなんだけど、ED「リトルグッバイ」の歌詞にある”時が戻ったらキスしてグッバイ” これが切ない。ヒロインの心境に胸が締め上げられて泣きそうになりました。
僕嘘 さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
少し日が落ちて、カーテンの隙間からオレンジ色が差し込んでくる。いつもより少し早く家に帰ってきて、TVをつけたらちょうど始まる。
私にとってこの作品は、アニメーションという世界に引き込んでくれた作品であり、幼心に衝撃を与えてくれた作品です。
それだけに、言葉で表せられないほどの愛を感じています。
もちろんこの作品はCGを使った初期作品であり、浅沼晋太郎、花澤香菜の初レギュラー作品であるとった点で話題に上ることもままあり、決して埋もれた作品ではないと思います。
しかし作りこまれた世界観、設定と、徐々に謎が明らかになっていく構成は、やはりこの作品がもっと評価されてよい、評価されるべきなのではと私に思わせてくれるのです。
せめて、ブルーレイBOXを、通常販売してほしいのです・・・。
りおんぱん さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
舞浜市に住む高校生の十凍京は
廃部寸前となった水泳部を立て直そうと必死の毎日
そんなある日と三崎紫雫乃出会う
紫雫乃導かれ戦艦「オケアノス」へと召喚され
人型兵器「ゼーガペイン・アルティール」に乗り
「ガルズオルム」と呼ばれる敵と戦うこととなる
~感想~
世界観や設定がしかっりしていて面白い作品だと思う
個人的にすごく好き
がロボットアニメの中でもいまいちメジャーになりきれない作品
私の評価が落ちてしまった理由はとても簡単!
紫雫乃ではなく守凪了子とくっついたこと
京の記憶が思ったら!と最後まで希望は捨てなかったけどダメだった…
京と了子が好きな方には満足なのでは?
サンライズには珍しい三角関係かな?
京の性格が熱血・極端に前向きな性格で好きじゃないという方も多いけど
意外と好感を持ちやすいと思うし
「生身の人間が存在しない世界・ループする日常・何度倒しても復活する敵」
これだけのことがあると普通の性格のキャラクターだと
暗い方向に進むのではないかな?
これはロボットアニメではない!と意見される方も多いが
私は単純にロボットに乗って戦うのでロボットアニメだと思うが
ロボットでの戦闘はあまり面白くなく、学園パートの方が面白いので
ロボットアニメ好きには残念な点です
「消されるな、この想い」「忘れるな、我が痛み」
登場人物達の状況から痛みや想い
自我の覚醒に関連付けて「存在すると言う事、生きる事」
というテーマを丁寧に描いた作品だと思います
ichinana さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
サンライズお得意のSFロボットアニメ。
世界設定は映画「MATRIX」みたいな感じでしょうか。こっちの方が若干辛めですが・・・
ロボットアニメにしては珍しくOP、EDともに静かな曲。
ダブルヒロインなのですが、今の彼女と昔の彼女みたいな感じでこれまたサンライズっぽくありません。
また主人公のキョウくんがなかなかのヘタレでKYキャラ。当初は熱血キャラかと思っていたんですが、話数が進むにつれてどんどんヘタレていく。ヘタレ主人公の称号をくれてやりたいくらいです。せっかく川澄さん×花澤さんの大沢事務所新旧二大ヒロイン声優が揃っているというのに勿体無い。というわけでキャラ評価は若干低め。
作品のテーマは良かったですね。「前世」、「記憶」、「本物」。作品タイトルにもなっている痛みの理由は人それぞれで、なかなか考えさせられます。視聴開始当初はさほど面白いと感じていなかったのですが、EDの歌詞が作品とよくリンクしていて、尻上がりに面白くなっていきました。
そしてやっぱり川澄さんなのですよ!!!
なかなか本心を見せない因縁ヒロインですが、時折みせる憂いを帯びた表情と彼女の演技がとてもいい。猫相手に「付き合いなさいよ」とか、ざーさんキャラを見つけるシーンとか。やっぱりキョウには勿体無い「いい女」です。
この頃のざーさんの演技も初々しくて私は結構好きです。少し鼻にかかった感じの抑揚の少ない演技が逆に良い。最終回前の「キョウちゃーーーーーーん!!!!!!」のシーンには泣きました。
最後のエンディングのシーンは賛否あるようですが、全体を通してクオリティは高いですよ。一気見がおススメです。
白影 さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:----
あゆとも さんの感想・評価
4.0
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
もともと私はロボットアニメが苦手なタイプではありますが、これは最初から最後まで興味を尽きさせない物語重視のアニメです。萌え要素も全くありません。
前半は伏線がそこかしこに散りばめられ、謎が謎を呼んでいきます。
戦うシーンはいつも早回しで見ていますが、前半で肝心なワード(エンタングル、デフテラ領域、ホロニックローダーとか)と伏線を抑えてないとつまらないものになります。後半では伏線は殆ど回収され、謎が解けていきますが、これはすべて私の想像を超える悲しいものでかなり鬱になりました。しかし、それらをすべて乗り越えて戦う登場人物達が好印象です。
21話からは最終決戦となり、ここからは戦いのシーンもガチで見ました。最後までどうなるかハラハラさせる展開です。作画がちょっと雑な気がしますが、2010年より前の作品でこんな名作があったとは…ロボットが苦手な人にも是非おすすめしたいです。
101匹足利尊氏 さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
かなり複雑な世界観、ストーリー、キャラ設定だったはずです。
けれど最終回を観終わった後、自分が処理できていた情報量に驚かされるアニメです。
本作は伏線を張って張って最後爆発させるカタルシス重視の脚本ではありません。
毎回、多くの謎も提示されますが、一方で少しずつ順を追って説明もしていくタイプ。
だからどうしても淡々としていますし、地味に感じられても仕方がありません。
けれど個人的には好きなタイプの脚本です。
製作者は最初から物語の全容を把握していますが、視聴者はせいぜい予告編の情報くらいしか知り得ません。
受け手側がどの程度情報を持っているかで、この新事実やセリフはどう受け止め方が変わって来るのか…。
キャッチボールにも思いやりが求められます。
ところが視聴者を驚かそうと意気込む余り、終盤にパンクするくらいの情報量をぶつけたり、
挙句作品中に収まり切らなくなったり…。
こうした不幸な事案が後を絶ちません。
この点、本作からはこうした配慮が終始感じられました。
だから退屈との批判もある序盤から私は引き込まれました。
まるでカリスマ予備校講師の講義でも聞いているような心地よさ(笑)
とは言え座学自体が苦手な人もいます。
ロボットアニメなんだから熱血ロケットパンチで木端微塵だろ!
本作はこうした体育会系のエンタメ精神に乏しく間口を狭めている印象もあります(苦笑)
でも私としては視聴者に目隠しして突き落とす、お化け屋敷みたいな脚本も結構ですが、
本作のような静かに噛みしめることができる脚本ももっと増えて欲しいと願います。
2クールでOPもEDも一曲ずつ。映像も基本構成は共通。
けれど見る側の世界観、物語の理解度に応じて感じることが変わっていく…。
それを汲み取るように映像構成にも微調整が加えられる点にも配慮が感じられましたし、
何よりこの自分の習熟度を確認していく作業が楽しくて、私は毎回欠かさず見てました。
自分が感化されていくのを着実に実感できる…。
心のチューニング等にも適したSFアニメです。
笹の才蔵 さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ロボットものが好きな訳でもないのですが、ゼーガペイン最高です!
MryvE15360 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
10話くらいで断念しました。
内容的には映画『マトリックス』みたいな感じ。
好きな人は凄く好きだと思いますが、私は映画『マトリックス』も駄目だったんで、そもそも合わないんだと思います。
好きな人は好き、合わない人は合わない作品かと。
disaruto さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
制作はサンライズのオリジナルアニメです。
ジャンルはSFロボット・恋愛です。
人によっては鬱と感じるかもしれないシリアス展開なので苦手ならば若干注意です。
高校生のソゴル・キョウは水泳部立て直しのために尽力していた。
ある日突然、彼はミサキ・シズノというミステリアスな女性に連れられてロボットに乗り、敵と戦う。
彼にとってその戦いは「仮想現実のゲーム」だと思っていた…。
斬新な世界観・恋愛を主軸に置いた人間ドラマ・水泳と映画を用いた青春劇・ロボットバトル・「生」についての哲学・シリアス(鬱)展開。
盛り込まれたそれぞれの要素が絡み合って奥行きのあるストーリーになっています。
どれもぼやけておらず、納得のできるストーリー展開になっています。
その中でも前者三つの要素が秀逸。
ロボットアニメ、というか他のアニメでここまで複合ジャンルをまとめたのはあまり見たことないですね。
その要素のどれもが「痛み」を伴っています。
1話見たときにこんなシリアスな話だとは思っていませんでしたw
普通に過ごしていた日常がこうも簡単に崩れ去る恐怖。
「生きていること」とはどういうことかと問う。
主人公に降りかかる数多くの試練。
私はこういう設定の作品は見たことがなかったので、世界の真実が分かったときは結構驚きました。
主人公に起こった試練のまとめ。
{netabare}・一度記憶を消去されている
・この世界が幻だと知る
・自分たちは幻体という存在と知る
・サーバーがリセットされてループする
・リョーコが消滅する
こんなところでしょうか?{/netabare}
とってもシリアスなことが起こっているのですが、主人公の性格でそこまで重く見えない不思議。
主人公が直球野郎で見ていて気持ちがいいのが本作の救いになっています。
加えて彼は意外と物知りであったりするので馬鹿ではないのが良い。
その他のヒューマンドラマについて。
恋愛に関しては主人公とヒロイン二人の三角関係が基本なのでこれまた重め。
設定が設定なだけに、どっちも気持ちは分かるんですよねえ…。
また、ルーシェン、シマ、クリスといったサブキャラの話も結構しっかりしています。
特にクリスの回は感動しちゃいました。
青春劇に関してはこれまた設定のために主人公には非常につらい仕様になっていますw
部活動再建のためにかつての仲間と友情を取り戻していくキョウ。
普通に青春アニメとしても見ることが出来るのが凄い。
正直、細かいSF設定が分からなくなってもヒューマンドラマで楽しめます(私です)。
本作の難点は序盤の訳の分からなさ。
加えて、ロボットアニメですが戦闘シーンがイマイチ面白くないところ。
ロボットアニメと思って視聴すると肩透かしを食らうかもしれません。
加えてよく分からない所があるので、詳しい人に教えてほしいくらいですw
難点かどうかは微妙ですが、結構声優が棒読みです。
気になったのは数人でその他は上手だったのですけどね。
率直に言えば、気になったのは浅沼さんと花澤さんw
浅沼さんは割と前半で慣れましたが、花澤さんはずっと気になりましたw
これが良いって仰る花澤さんファンも意外と多いので、見てみるのもアリかな?
正直、私はにわかだから今の彼女の演技の方が良いと思うんだけどねw
総括して、取っ付きづらさはかなりありますが、前半を乗り切れたら作品にぐいぐい引き込まれるかと思います。
ロボットアニメは後半にならないとイマイチ面白さが分からないので、前半で切らないであげてくださいw
見ごたえのある作品でした。
どうでもいいですが、キャスト紹介で主要キャラが四人ですよね?
キョウ・リョーコ・シズノ・ルーシェン。
何でルーシェンがずっと入っているのとか個人的に思っていたのですが、24話で分かりました。
彼は{netabare}キョウに憧れていたヒロインの一人だった{/netabare}ってことですねえ。
おっちょこちょい さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:----
最初はつまんねーと思いつつOP,ED,BGMが良くて見続けていたら、後半から一気にストーリーに引き込まれた
地味に初期の棒読み状態の花澤さんが聞けるので、ある意味お得かも
woa さんの感想・評価
2.0
物語 : 2.0
作画 : 2.0
声優 : 2.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
日常と非日常の逆転を描いた作品。ロボットアニメにおいて日常におけるヒロインや彼女や親友たちとのコミュニケーションはすべて非日常的戦いの動機であり虚構に過ぎないという酷薄な現実を主人公に突きつける。
つまるところ主人公もヒロインもアニメのキャラクターに過ぎない、ということだろう。
(この問題意識はカミナギが非日常の世界に来ることで崩壊する。カミナギはあくまで日常サイドの存在、主人公の願望であるべきだったのである。)
確かに中盤以降はダレるし、終盤の禅的な世界観がありながら、自分たち=正義、敵=悪という二元論は正直ついていけない気がする。戦闘シーンのぎこちないCGと心理描写の生々しさのギャップは当初から指摘されていたことではある。
そもそも序盤で問題にしていたのは、対立図式の基盤である現実認識そのものだった。この対立図式への問題提起をも一回リセットしてやり直してしまうとした時点でこの作品の問題は終わったのだろう。あとは作業的に「敵」を駆除するだけである。(敵は内面だとか動機などは捨て去った存在として描写される)
これほど絶望的な世界観の中で主人公が生身の身体を持ち、ヒロインとともにアダムとイヴとなるという最期はあまりに楽観的すぎるし、単純すぎる。
他の登場人物たちはどこにいってしまったのか?主人公を非日常へ連れ込んだもう一人のヒロイン、静乃先輩の立場が無いのだ。
(静乃は序盤に集中的な心理描写がなされている分まだマシである。一番不憫なのは副官だろう。初期のOPで彼女が蝶に変化する描写から見るに元々は重要な役割を担っていたのだろう)
舞台が舞台だけに、OPやEDのゼーガペインが天に昇っていく描写の静けさや電子音楽的な繊細さはゼーガペインというロボットが、重化学工業の比喩ではなく情報工学の延長であることに起因するのだろう。
自動車であるとか電車のような距離感覚を表す指標が無い(このエピソードは重要である)ため、サーバ内に都市空間があったり、パイロットやロボット自体を転送することが出来るのである。
たーみなる さんの感想・評価
4.0
物語 : 5.0
作画 : 2.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
一般市民(仮) さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
設定、キャラ、人間関係、良く出来たアニメだと思いました。
6話辺りまでの物語序盤は退屈さを感じたけれど、
世界設定やキャラクターの謎がどんどん出てきて引き込まれました。
{netabare}
ラスト直前のジフェイタスに乗り込むまでの勢いは燃えた。
ただ、最後の展開に若干の味気なさを感じた。
舞浜サーバーの中でセレブラントが超能力を使うシーンもいまいちだし、
オケアノスもハッキングされた程度なら、取り返してリザレクションシステムを回収出来たんじゃないかと思う。
まぁ量子ポータルが壊れてしまっているからそれも叶わない話しな訳ですけど。
少しだけど、キョウを孤高にさせる為に無理に辻褄合わせをしてるように感じてしまった。
といった感じで最後の流れに多少不自然な点が見受けられたけど、
{/netabare}
トータル的には満足出来たアニメでした。
ミトス さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
NoName69 さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
エヴァやガンダム、そしてドットハックなど仮想世界を題材にしたアニメまでもがこうめきめきと頭角を現したあとのすっげー良くできた子供みたいな。
色んなおいしい養分を吸って嫌味のないクリエイティブな作品に仕上がっていてとても好感が持てました。
ただ…
「クロスチャンネル」という田中ロメオが書いたPCゲームをご存知だろうか?w
キャラデザなどはああよくあるロボットものね。エヴァの子孫みたいな。という印象を持つがこれはカモフラージュなんだ。
それより設定や出来事においてだが書いた人は間違いなくクロスチャンネルを知ってると思うんだよねwww
要所要所ですっっげーーーーー似てんのwww
しかもおいしいところね。
それでも嫌な感じがしないのはいいセンスしてるからだと思う。
後は全体的な作画イメージがすげえ淡い、もうちょい刺激的な色彩と細かい書き込みがあるとよかったかも。
それと花澤香菜めちゃくちゃ演技下手でワロタwww
でも話はかなり良かったので高評価という事にします。
マスルール♪ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
サンライズ製作のロボットアニメ作品―。
タイトルの「ゼーガペイン」は、キャッチコピーである、
―「消されるな、この想い 忘れるな、我が痛み」―
から取られた、“是我が痛み(これ わが いたみ)”から来ている―(是我の音読みでゼーガ、痛みは英語でpain(ペイン))。
ロボットアニメ作品というと、それだけで毛嫌いする人がいるが(実は自分もそうである…)、この作品のメインはロボットアクションではない―。
それが、良い様にも悪い様にも出ているのだが―、この作品の軸は、ロボットアクションではなく、登場人物たちが、悩み…、苦しみ…、それを乗り越え成長する“ヒューマンドラマ”にある。
にもかかわらず、この作品が放送されたのは、平日の夕方((木)18:00~18:30)で、この時間帯の視聴者層と言えば、まず間違いなく“子供”である。その子供たちが、ロボットアニメに期待しているのは、ヒューマンドラマな訳もなく、当然、“ロボットアクション”一択だろう(夕飯前に“命”について考え、涙している子供の姿など想像できない…いやしたくもない…)。
(残念ながら)、作る側と世に出す側の考えが“一致”していない…。それが、この作品が日の目を見なかった一番の要因となったのではないだろうか―。
前述、この作品の本質は“ヒューマンドラマ”と言ったが、具体的には2つのテーマを、(キャラだけでなく)視聴者に問いかけている。それは、
―「生きるとは何なのか―」
―「幸せとは何なのか―」
ということ…。
最初に釘を刺しておくが、この2つの問いに“答え”はない―。
それは人によって、考える時期によっても異なり、製作者側も、何もこの問いの答えを見つけてもらおうなどとは思っていない。
しかし改めて、こうして全てを観終わった後に、この問いについて考えてみると、(この作品にハマった人なら間違いなく)、この2つの問いの“本質”…、“本当の深さ”を感じることが出来ると思う―。
作中では、肉体の有無…、命の限り…、生きる目的…、命を懸ける理由…。様々なことを主人公の“キョウ”たちに問いかけ、それぞれが、自分の意志で考え行動することに意味を持たせている―。
死ぬまで分からないかもしれない答えを考えるのは、結局のところ、「何のためになら行動できるか…」ということに尽きるのではないだろうか…。
その何かを考えたとき、“誰かの顔”が浮かぶ人もいれば、やりたいこと…なりたい“夢の姿”が浮かぶ人もいるだろう。
そうして前へと進む気になったのなら、それが、自分にとっての、この2つの問いの“答え”である―(偉そうに言っているが、自分も言葉に出来る答えはないです、すいません…(汗))。
この作品を語る上で、もう一つ言及しておかなければならないのが、“最終話のラストシーン”である。あのシーンには間違いなく、製作者側の“想い”が込められており、(シマの置き土産ではないが…)視聴者への“最後のメッセージ”が込められている―。
(最初に言っておくが、公式に発表された答えは無い。なので、各シーンごとに映された物や風景から、(それぞれが勝手に)、“読み解く”しかないのである。)
では実際に、各シーンごとに見ていくと―、
まず最初に“砂浜に埋もれているラジオ”がある。これは、キョウが一人で“リザレクションシステム”を製作していたラボにあったそれであり、そのボロボロさが“時間の経過”を表し、天気予報が放送されていることで、“人類が地球上に復活したこと”を暗示している―。
次に、EDを挟んで、“古びた灯台”と、ベンチに座って“水を飲む一人の女性”が映される。この灯台は、(ラジオと同じように)、キョウが一人でいた頃は原形を留めていることから、同じく“時間の経過”を表している。
水を飲む女性だが、これこそが、皆の意見を二分、三分する最大の理由である―。
彼女は妊娠しており、どこかヒロインの“リョーコ”にも見て取れる(声優が同じなのは問題ではない)。
ここで可能性として挙げられるのは、①リョーコ説、②リョーコ(とキョウ)の子孫説、③(抽象的な)未来を生きる人類説…である。
灯台のさびれ具合などから、何十年かの時間経過があったとして、①の場合も十分に可能ではある。しかし、(基本的にハッピーエンドで終わるように作られているこの作品において)、あえて“一人のリョーコ”を映すということに意味を感じない(キョウは病気や寿命で、先に死んだという人もいるが、そうする必要性が全くない)。
となると、②か③となるが、自分は③の説を押したいと思う。あの女性をリョーコの娘や孫と捉えるよりも―、
もっと抽象的に、「その後の地球では、また以前のように人類が生活し、次の世代にも彼らの意思が受け継がれようとしていることを暗に示している…」…と考える方が、よりキョウやリョーコたちの“願い”(=また人類が、本物の世界で限りある命を生きること…)に近付いている気がする―。
(ちなみにだが、この女性が飲んでいた水(コップ)には草が入っている。これは、アラスカ地方に伝わる、「“イェル”という創造神が、神々から光を盗み出す際に、葉に化けて、水を飲もうとする主神(しゅしん)の娘の体内に入り込んでその子として生まれ、神の孫として、そして神々の一人として生まれ、神々の中に潜入した―」という神話を、モチーフにしていると思われる―。
この作品内においては、イェルとは“シズノ”のことで、実体を持たない彼女が、現実世界で人になるための手段が、女性の胎内に入り生まれることだったのではないか…、という意見が多くある。
確かにこの作品は、(“ガルズオルム”や“オケアノス”など)神話から引用している部分が多くあり、この“草の葉のくだり”もおそらくそうだろう。しかし自分としては、そこまで完全に神話通りだと考える必要はなく―、シズノが人間になる方法も、具体的に描写する必要はないと思う。
このシーンは、もっと漠然とした、“新しい生命の誕生を表現している…”ということでいいのではないだろうか―。)
この作品は、わざわざ分かりやすく説明などしてくれない。自ら深く掘り下げないと、その“深さ”に気付かない―。
この作品を“良い印象”で観終わった人たちの多くが、もっと評価されてもいいのではないかと思っていることだろう。この作品は、こうしてレビューを書いていたり、他の人達の感想や考察を見ていたりしてようやく、その深さに気付いていく(噛めば噛むほど味が出る…まるでスルメのような作品…って!下手っ…!!…(反省)…)。
確かにこの作品は、良い言い方をすれば、テンポが良く…、悪い言い方をすれば、深く掘り下げない…。そこが、人によっては“爽快感”を感じたり、説明不足からくる“浅さ”に繋がったりするのだろう―。
他にも、作画は2006年のロボットアニメということもあって、いかにもなCGに、上手いのか下手なのか分からないレベルの作画力―。
タグにもあるが、声優はストレートとも棒読みとも取れる演技力で―、世界観も、キョウという“光源”のおかげで明るく見えるが、実際は“重い”設定である。(EDは最高♪)
そういったものが表裏一体となっているのがこの作品であり、それが、この作品に対して感じる“完璧ではない傑作感”なのではないだろうか―。
観終わった瞬間、「うわ…、最高だった…」と感動するのではなく、観終わった後、「うん、良かった…、良かったよ…」と、徐々にその良さを実感していく(まるでスルメのような…(反省)…)、そんな作品である―。
最後に―、“命”をテーマにした作品は数多くある。その中で名作と呼ばれる作品もたくさんある。しかしこの作品は、今までのそんな作品とはまた一味違う、“命を扱う名作”である―。
この作品はまず、命とは…生きるとは何なのかを問いかける。そして、何度も生きることの苦難を与え、死ぬことのない“永遠の命”がどれほど素晴らしいかを説く―。
(観ていて思ったのだが、“クロシオ先輩”は実に良いアクセントになったなと思う。「虚構でもいいから死ぬことのない世界で生きたい…」…彼の考えは実に“普通”な考え方で、命を身近に感じてきた者ほど、その不安のない虚構の世界は、実に“楽な”世界に見えていただろう…)。
現実の世界には文字通り何もなく、得ることが出来るのは“寿命”である。誰よりも生きることを望んだ者が、代価として得られるのが、“限りある命…”…まるでどっかの禅問答だ―。
それでもキョウや他の人達はその道を選び、その方が良いと感じる自分もいる―。
現実でもそうだろう―。限りがあるからこそ命を大切にするのと同じように、苦労するからこそ余計に幸せに感じる―。
“痛み”なく手にしたものに本当の価値は見出せない―。そんな、当たり前だが皆が忘れていることを、改めて気付かせてくれる素晴らしい作品であった―。
(終)
neon+ さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ロボットアニメはあんまり見ないので期待してなかったけど
どんどん引き込まれました。
ストーリーは抜群におもしろかったです!
rainoran さんの感想・評価
3.3
物語 : 4.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ちほ さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:途中で断念した
途中で飽きちゃった・・・
他の方は、序盤すぎればいいとのことでしたが、
たどり着けませんでした~(>_<)
sekimayori さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
「生」の在り方と「存在」の本質を問う、青春ロボットSF。
過酷な戦いと瑞々しい青春グラフィティが共存し、情緒的でありながら「存在」の哲学的考察にまで冷静に踏み込んだ、大好きな作品です。
惜しむらくは知名度が微妙に低い点。
これほど夏、殊に夜更けと朝焼けにマッチする作品もないと思うので、ぜひこの時期に。
SF>青春>>>ロボットな感じなので、ロボが苦手な方でも大丈夫なはず。
ネタバレを避けて、とにかく6話まで我慢強く観ていただきたく。
軽く感想を。
【○良い点】 4つ
①「幽霊」の立場から問う、「生」と「自己」
②貫かれた情緒的SF
③インテリだけど感性的なキョウと、本作のカラーを決めたカミナギ
④OP/ED:ここまで作品の内容・雰囲気とリンクした主題歌を他に知りません。
特に、電子音の浮遊感に切ない歌詞を乗せたEDは、類稀な美しさ。
毎話のEDへの入りも素晴らしく、何度鳥肌が立ったことか(6、13話は白眉)。
【△少し残念な点】 2つ
①スロースターター: 他人に勧める際には、「6話まで観て」と付言せざるをえない。
②敵の描写:せっかく敵サイドも変化してゆくのに描写が薄く、黒幕も存在感が無い。
だから、キョウの思想的な対立軸を、身内から出さざるを得なくなったわけで……。
ここでもっとテーマを語ることができたはずで、すごく惜しい。
【×悪い点】 2つ
①ロボットバトル:CGの拙さ、使い回しももちろんですが、SEが安っぽい。
②ルーシェンのアレ:( ゜Д゜)ポカーン 憧れの発露、にしては行動が過激……。
こっから長々語ります、ほんと長いです、まとめろよ自分……。
■「幽霊」の立場から問う、「生」と「自己」
{netabare}
以下、本作の示す「生」と「自己」の在り方が個人的にドンピシャで大好きだというだけのお話です。
量子コンピュータ内でシミュレートされる波動関数に過ぎない自分たちは、はたして生きていると言えるのか?
そもそも、「自分」なんてものが存在しているのか?
肉体を持つ敵に対し、生命の残滓である自分たちは「幽霊」でしかないのではないか?
本作を貫くのが、この「生」「自己」に対する悲痛な疑問と、それに答えようとする(内面・外面双方において)絶望的な戦いです。
実は本作は、「生」とは何かというテーマに、作品としては明確には答えていません。
データである幻体も、人造生命である復元者も、もちろん肉体を得たキョウも生きている。
煮え切らないっちゃあ煮え切らないけど、丁寧に描かれた舞浜サーバーの幻体たちを生きていないと断ずることは、視聴者心理的にも難しい。
現実でも、倫理学からはクローン人間を否定することはできなくなっていると聞きます。
データと生命の差異という主題は、生命工学の発展により生命の定義が曖昧になった現代においては、より答えが出しづらくなったテーマなのかもしれません。
しかし一方でゼーガペインは、生命の定義が拡散するなかでの「自己」とは何かについては、一つのロールモデルを示しています。
幽霊としての永遠の命も悪くない。
そう言い切ったうえで、それでもキョウは、肉体を伴う「生」を選び取ります。
だって、ありとあらゆるものとガチンコで語り合いたいから。
この理由、(設定で多く取り入れられた)量子力学の「存在とは他者に観測されることによってはじめて確定しうる」というドグマに通じるものが。
また、作中で言及のあった「色即是空、空即是色」にも、「すべてのものが網み目のようにお互いに関係しあって存在していて、単独で存在するものはない」という意味が含まれるようです。
参考:http://www.bukkyo-kikaku.com/no_89_11.htm(※仏教系のページです)
共通するのは、自己が存在しうるのは他者との営みの中においてのみである、という意識。
生命の身体性に疑問符が付きつけられ、肉体に宿るはずの自己の確証も希薄化する時代。
その中にあって、本作は、自己のよりどころを他者に求めます。
個人的な話で恐縮だけど、一人黙々とキーボードでレビューを打ち込んでると、自分の意見に「自分」ってのがあるのか、不安になったりすることも。
でもレビューを読んでいただいたりサンキューいただいたり、その上メッセージまでいただけたりすると、とりあえず他人と同じ/違う意見を持つ自分がいるんだな、と少し実感できたりします。
そういった交流を通じて意見が変わったりもするけれど、そういう変化も「自己」の一部なんですよね。
(そんなことでしか自己承認欲求満たせないネット弁慶乙、とか言わないよーに。
リアルが寂しいんだからしかたねーのです。
空から突然女の子降ってこないかな……)
ということで、揺らぐ実存を他人のまなざしによって補完しあうという「自己」の捉え方は、少なくとも私にはとても好ましいものでした。
「自分探し」の終着点が他者を拒絶して内面に引きこもることだったエヴァから、時は進んだんだなぁとも思えます。
同時に、あえて「肉体」を重視する結論を出したのも、個人的にすごく好み。
また私事になるけど、散歩とか旅行とか好きなので、時々ネットでちょこちょこ調べた場所にふらっと出かけます。
実際に訪ねてみると、得てた情報よりすごかったりしょぼかったり色々なんですが、少なくとも絶対に想像と同じではなくて、それがすごく楽しい。
ネット社会ゆえに、実物を見た時の衝撃というか感触って、一層かけがえのないものになっているようにも思えたり。
そういう感触を味わうには、やはり肉体あってこそ。
森羅万象に素手で触れあえるというのは、決してなくならない身体の強みでしょう。
ただ、この結論がめちゃくちゃ青臭いことは否定できません。
このテーマに沿って観た方でも賛否両論好き嫌いは生じるだろう、とは思います。
いきなり飛び火するけど、まどかを「自己」確立と同時に枠組みとして世界から疎外し、それによって冷徹なまでの最大多数の最大幸福を実現したまどマギは、ほんと効率的で容赦ないなーと感心せざるを得ない。 {/netabare}
■貫かれた情緒的SF
{netabare}
テーマについて長く書きすぎたけど、ゼーガペインのストーリーは純粋に美しく、それだけで楽しめます。
絶望的な展開に青春グラフィティの透明感が強調されるのはもちろん、残酷なSF部分自体もすごく扇情的で心に残る。
これたぶん、本作が設定上ハードSFでありながら、ハードさにこだわっていないからこそだと思います。
「量子論」とか「光」とか、グッとくる単語を魔法の箱として使用することで、ガチガチな論理に支配されることなく、キャラの思いに対応する物語の展開を作り出せる。
整合性を重視した海外のハードSFとは毛色が違ってくるけど、想いが論理を超越する情緒的なストーリーは王道で大好物なわけで、日本独特の情緒的SFと言ってよいと思います。
それを支えるのが、ゼーガの屋台骨たる演出。
また、ご都合主義も疑問も、意外な力技と細かな伏線回収・セリフ回しでフォローしてくれます。
特にセリフ回し、「世界は光でいっぱいだよ」という一言で物語後を明るく暗示しつつまとめるセンスの良さには感服。
そしてやっぱりEDへの入り方が良いアニメは名作。
あと個人的には、幽霊が実存を語る、というテーマの語り方にすごく惹きつけられます。
SF、というか物語の機能の一つは、現実を超えたものを通じて現実を問う、というもの。
この点で、ゼーガは務めて正統派の、「SFしてる」SFだと言えるはず。 {/netabare}
■インテリだけど感性的なキョウと、本作のカラーを決めたカミナギ
{netabare}
AIやオリジナルシマとの問答から伺えるように、キョウって本当はかなりのインテリとして造形されています。
一方メンタリティは一見熱血バカのそれで、実際そう揶揄されてるのを見かけたことが。
でも個人的な見立てでは、それは違うよ、と。
キョウの熱血は、知性を備えた人間が考え悩んでそれでも答えが出ないときに、最後によって立つところの感性を言葉にしたもの。
それが発露するのは想いが理屈を超えた瞬間であり、だからこそ視聴者としては「舞浜シャイニングオーシャンパンチ」なんてクソダサなネーミングにすら笑みと涙がこぼれるわけで。
同時に、自己の思考のみで扱える理論・知識ではなく、他者との交流で育まなければならない感性を大事にする姿は、先に書いた「生」の在り方を謳いあげるのにとてもよくマッチしていました。
善意解釈しすぎかもしれないけれど。
ということで、キョウはスマートさと人間的な熱を同時に感じさせる、非常に魅力的な主人公だというのが私の中での結論です。
あと、絶望的な展開ばかりのゼーガが爽やかな作品として成立しえたのは、ひとえにカミナギのおかげ。
シズノ先輩には悪いけどこれだけは確定事項。
もともとの清涼感溢れる幼馴染キャラに、花澤さんの初々しい演技が合わさって、尋常じゃない瑞々しさとほんの少しの健全なエロスを醸し出していました。
おまけ。
偏見と劣情にまみれたカミナギ名台詞BEST3
1.舌足らずな「キョウちゃん」全般
2.(パイロットスーツを見たキョウの「なんかエロいな」に対し)「ありがとっ」
3.「一緒にいちゃ、やだ?」 {/netabare}
私にとって他に代えがたい作品なので、冷静さを欠いた部分もあるけれど、とりあえずギリギリ今日エンタングル(レビュー投稿)できてよかった。
1年後まで更新したくないから、誤字とかあったら死ねる……。
【個人的指標】 96点
くかす さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
消されるな、この想い 忘れるな、我が痛み
作り込まれた作品
最初はよくわからない設定で戦ってるだけだけど、中盤にはいるとどんどん話が明かされて急展開などもありどんどん面白くなっていく
個人的にはもっと詳しくわかりやすく説明をいれて欲しかった
まーまー さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
かつてない世界観でストーリーもよく練られていてとても好きになりました。
しかし最初から中盤への盛り上がりに比べて最後辺りのまとめ方が個人的には少し納得いかなく消化不良だったので星は4.5とさせていただきました。
ZEGAPAIN ゼーガペインのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
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未来的にデザインされた街・舞浜市に住み、近郊の高校に通う普通の学生、キョウ。たった1人で水泳部を切り盛りする彼は、中学以来の因縁を持ち難癖をつけてくる宿敵達とのいざこざも意に介せず、練習と水泳部への勧誘の為、学校の室内プールへと向かう毎日。
ある日、幼なじみのリョーコに頼まれ、映画研究部作品の撮影中、やる気の無いキョウはNGを出し撮影は中断。ふと、窓の外を見るとそこで彼は飛び込み台の最上段に立つ、1人の見知らぬ美少女・シズノを見つける。
水泳部入部希望者と察したキョウは、慌ててプールへと急ぐが、シズノは声にならない謎の言葉を残し、華麗な飛び込みを見せ忽然と姿を消す。シズノの事が忘れられないキョウだったが、程無くして彼女はキョウの自室に瞬間移動したかの如く唐突に現れる。
シズノはキョウに「ゲーム」の始まりを宣言。彼女の導きのままにキョウは異空間へ転送され、美しい光の装甲をまとった巨大ロボット「ゼーガペイン・アルティール」に乗り込み、敵と目されるキャラクターをシズノと共に倒していく。
だがしばらくして、キョウは様々な疑問に対峙していく事になる…。 (TVアニメ動画『ZEGAPAIN ゼーガペイン』のwikipedia・公式サイト等参照)
浅沼晋太郎、花澤香菜、川澄綾子、朴璐美、牧野由依、渡辺明乃、坪井智浩、井上麻里奈、吉野裕行、加藤将之、神谷浩史、ゆかな、家中宏、久川綾
原作:矢立肇/伊東岳彦、 監督:下田正美、シリーズ構成:関島眞頼、キャラクターデザイン:山下明彦、チーフアニメーター:牧孝雄、デザインディレクター:幡池裕行、メインメカデザイン:中原れい、音楽:大塚彩子
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