ニセコイ:はどちらかというと
スピンオフ作品に近いですね。
原作既読。
話の進展があまり見られません。
そこで,女性登場人物に的を絞って
若干の感想を述べることにします。
〇桐崎 千棘…ツンデレが可愛いと思います。
3・4話で母親との確執がとれて,
打ち解け合うシーンが,
とても感動できました。
それも,ニセコイの相手
一条楽のおかげですけれど。
千棘の母は,楽と千棘の
本当の気持ちに気づくというところが
ポイントでしょうか。
12話,どう告白したらよいか
悩むようになるのは,
一緒にいる時間が長いから
係わる質が濃いからでしょう。
〇小野寺 小咲…「ニセコイ:」では
ちょっと影が薄いんですよね。
小咲ファンの方には残念
というべきかもしれません。
シリーズ全体を通して,
押しがもう一つ強ければ,
展開が変わっていたのかもしれませんが
こればかりは作者の意図なので。
マジカルパティシエ小咲ちゃんは
明かなスピンオフ。(8話)
某有名アニメの真似ではないか。
〇橘 万里花…脳天気で積極的。
5話,成績が悪く,楽に教えてもらおうとする
策略やてか楽と名付けたオウムを
わざと逃げるよう差し向けるやらで
話題に事欠かない女の子。
6話,バレンタインには,等身大のチョコを
用意するなど,粋な計らいもする
し,楽にすぐ抱きつくなど
積極的です。
〇小野寺 春…楽に対して誤解の権化
7.8話,人間最初に入れた情報が,
長期にわたって影響すると聞き及びます。
なかなか楽に心を開いてくれません。
もどかしさを覚えるキャラですが
9話で誤解も徐々に解けていきます。
〇鶫 誠士郎…これまたツンデレさん
2話,生い立ちは省略。一条楽に対して
好意を抱いているものの,千棘を
警護する意味で,本心を出せない
ところがいじらしい。
ついでに男子キャラも
〇一条 楽…絵にかいたような「善人」
何かと,女子生徒から誤解は多いものの
7.8話,「自分のことよりも人のことを
まず考える人」と小咲からは絶大な
信頼を受けています。
12話,千棘とは,一緒にいる時間が長い分,
気持ちが,そちらに傾いていくのは,
心理学的にも実証されていますし。
繰り返しになりますが,
千棘も,まんざらではありません。
〇舞子 集…異色のキャラ
楽の後押しを受けるものの,
だいすきだった先生の
寿退職に際して,本心を打ち明けるなど
気丈な面を見せます。10話
普段は,周りを茶化すお調子者。
宮本るりとは裏返しの犬猿の仲。
・個人的には,
結末が約束されたキャラよりは
最後に,一歩引きさがってしまう
橘 万里花の設定に同情してしまいます。
原作に戻ってしまいますが
最後は,ライバルの背中を押すなんて
粋な計らいではないでしょうか。