ひろぞう さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
じゃあ問うが反対派を核ミサイルで焼却して、本物の民主体制なんて確立すんのか。
どっかの糞馬鹿、異世界転生物と違って、現代日本国の価値観という物のごり押しという物を最小限に押しとどめて
過度に現地事情に介入することなかれと言うことを教訓として教えてくれる作品。
だからゲートができちまったから、自衛隊は人道目的で武力行使はすれど
現地の政治社会状況に無神経に手を突っ込んで改変に走ったりはしない。
国や社会の発達形態という物は、その地域それぞれの事情を抱えており
日本国的な「民主主義」という物も、それは絶対の正義ではない。
現実においてもいくら民主主主義的な政治制度を取っていても、それで国民飢えさせてしまっては、それは悪政と言えるし
どんな独裁体制でも国民を腹一杯にさせるさせている方が「善政」といえる。
絶対君主制だろうが、立憲君主制だろうが、民主主義体制であろうと
真に重要なのは国家臣民の幸せの総量で
「なろう系」のクソで、反対派核ミサイルで根絶やしにして、現地に民主国家を建国しようとして感動した?
おいさんからすればその短絡思考の方に感動するのと、しっかりとして教育が行き渡っていないことに、空恐ろしくなる訳で。
そもそも素地がしっかりしていない中世まっただ中に、民主国家なんて成り立つ分けねえだろ
大体それって十二分の民衆からすれば反対すると核ミサイル打ち込まれちまう恐怖政治だし
そう言うのはベルサイユのばら見て「啓蒙思想」というものがどうものかわかっていない、史学思想史ずしっかり学んでいないない奴の薄っぺらい意見
それがわかっていないから「なろう系」に民主主義国家建設にするのに感動した阿呆な意見書ける
そもそも民主主義体制確立のためには、それを支えるだけの人民の教育が必要だし、立憲国家を目指すのなら現地の地域性、歴史性に根ざさない憲法は絶対に機能しない
それは伊藤博文が訪独の際に現地の憲法学者や、ビスマルクに諭されたと言うより突き放された経緯を学べと言いたい。
社会体制という物は、人が生きていくための方便、一種法論に過ぎない
いくら民主主義体制だからといっても、与野党対決ばかりのなにも決められない政府のまま、国が死んでいく国民飢えさせるぐらいなら
それは「必要悪」としての移行形態としての中央集権もそれは致し方ないと思う。
もちろん国の発達と共に最終的には民主主義を根付かせることが望ましいのは、歴史が証明していることだが、その歴史、民に「啓蒙」思想という物がない以上、王政以上の現状に過度に日本国、自衛隊は介入すべきではないことを
それをよくわきまえていたために、ゲートを介した国同士の相互理解という、良好な関係を築けたのだと思う。
むやみやたらに自国の価値観の押しつけ、他国に手を突っ込んでは、それはベトナムやアフガン紛争の愚と同じ事になっていただろう。
今ならはっきり私はヤンに反論できる
「最悪の民主主義体制は最良の独裁体制に勝る」それは絶対に違うと。
全て世の中、相対的な物なのでより黒の度合いが強い白を選択するか、より白の度合いの強い黒の選択を永遠に試行錯誤するのが、人間という物だ。
最終的に日本国が肩入れした勢力は、より善政を引けると判断された勢力で
別に王位なんていくらでも簒奪しようが、いくら正当な王位継承であろうと、それはその後に善政を行えるかの実利判断でしかない。
だから即今のどっかのクソアニメのように
「公共事業でやってんだよ」なんて、自分のエゴむき出しで現地人を扇動しているバカ小僧グループはさっさと、現地人の反感食らいまくって戦国自衛隊のようにように危険な異分子として排除され、さっさとそのエゴについて行けない。現地人によってに危険異分子にと認定されて、串刺しにされて抹殺されてしまえと、そのお子ちゃま論理に辟易していた。
欧州中世風の啓蒙思想の広がりも見せていない段階での「日本的民主主義」が絶対的に善だと疑わない主人公達のごり押しが、社会程度政治制度でその改変がいかな危険なことか、わかっているのか?
なぜお子ちゃま論理なのかは今まで延々とくどくど、述べてきたのでおわかりいただけると思うのだが。
あと昨今のお約束このアニメはハーレム展開にもならない、主人公既婚者だし
また必要最低限のシビリアンコントロールが効いている、組織としての自衛隊の現地派遣なので、もちろん近代兵器を用いての、現地人大虐殺の無双しまくりなんてこともない。
そして敵にだって守るべき御旗という物がある、血の通った人間として描かれている。
戦えばいくら近代兵器を用いても自衛隊側に負傷者も出る。
その当たり前の事を当たり前として描いている作品と言える。
その当たり前の社会原則が、完全無視に無視されてしまうのが
いわゆる「なろう系」作品で、そして大虐殺無双しまくりの、なろう系主人公達である。
そして自分たちの背負っている正義という御旗になんの憂いも疑問も持たずに、現地人大虐殺のストーリーを諸手を挙げて喜び
「なにも考えず楽しめた!スカッとした」
と支持しているのが「なろう系」作品を支持するユーザー象だ
果たしてそれで本当にいいのか?
そんな疑問は彼らの頭には浮かばない、私たちロートルは幼少期に新造人間キャシャーンを見て育ち、ガンダム、エヴァと渡ってきて
主人公の実は孤独で苦悩する姿を見ながら、己の正義の意味を問い続けてきた。
しかし今なってはそんなことはジャパニメーションの中でも関係なくなってしまった
自分に敵対する勢力ならその無限にわき出る、強大な力で抹殺してしまえ
それが当たり前になりつつある、本当にそれでいいのかと言うことは、割く作品支持と共に、主人公の在りよう正「義」というものを、問い方をもう一度考えるべき時期に来ているのではないだろうか?
「柔よく剛を制す」のが我が国のメンタリティーじゃないのか?
国の古来からの性質を無視して、剛をのごり押しばかりしたから、国中焼け野原ばかりになったんじゃないのか?
なろう系信者が言っていることは、戦前戦中の国粋思想と全く同じ事だぞ
鬼畜米英を躊躇なく抹殺しろなんて。
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