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「心が叫びたがってるんだ。(アニメ映画)」

総合得点
78.4
感想・評価
1202
棚に入れた
6295
ランキング
555
★★★★☆ 4.0 (1202)
物語
3.9
作画
4.2
声優
4.0
音楽
3.9
キャラ
3.9

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心が叫びたがってるんだ。の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

音楽を題材にしたアニメにはずれ無し!

初日舞台挨拶付上映を観てきました
それほど期待していなかったのですが
素晴らしい映画でした!

あの花スタッフが贈るなんたらかんたら~
みたいな宣伝をひたすら続けていたので
あの花がそこまで好きになれなかった身としては
「あの花スタッフが贈る」はキャッチコピーとしてむしろマイナス

『あの花』は後頭部を鈍器で殴って「ほら、目から涙が出ただろう?」みたいなやり方をしていた
というのはつい先日のインタビューで長井監督自身の発言ですが
まさに言い得て妙だと思いました

あの花は{netabare}1話がピークだったというか
女装のあたりで物語から振り落とされて
それ以降登場人物にほとんど感情移入できずに
テンションはどんどん下がっていって
最後は醒めきったまま作業的に消化
そして興奮して盛り上がっている方々に
「これで泣けない奴は人間として終わってる」とまで言われ
疎外感をたっぷり感じながら
遠巻きに眺めている感じでした{/netabare}

しかしこの映画は自ら鈍器で殴られに劇場に来ていた人たちには
若干火力が足りなかったかもしれません
4人の主人公たちがそれぞれに抱える悩みを
じっくり掘り下げて書いているので
青春映画特有の古傷をチクチクと針でつつかれるような痛みなら
ぎっしりと詰まっているのですが
こういう青春映画の良さって
現役バリバリで青春真っただ中の人には
あんまりピンとこないかもしれません

そもそも4人の抱えている問題は
{netabare}過去に起こしてしまった取り返しがつかない過ちに起因します
田崎の問題だけは他の部員との軋轢という意味では現在進行形ですが
怪我で大会を棒に振るという変えられない過去に端を発している点では彼も同じようなもの
年月がたっていなかった分最も早くそれと向き合うことができたともいえましょう
他の3人は古傷が心の中にしこりになって残っていたものを
すこしずつ吐き出して前に進んでいく物語なわけです
そうなるとどうしても古傷をたくさん抱えている大人の方が
こういった作品と向き合った時に
心の奥底まで物語が浸透しやすいんじゃないでしょうか{/netabare}

私が作中で一番印象に残ったシーンは
{netabare}廃墟で二人が対峙するシーン
あのシーンの拓実は本当に格好良かったですね
ミュージカルと平行して進む会話の中で
順の告白はきっぱり断りつつ絶望の淵から救い出す
その二つはなかなか両立できたもんじゃないですよ

それまでの拓実がしていたように
相手を傷つけない言葉だけを選んで会話するのは
一切の会話ができない順に比べて生活に支障が少ないだけで
本質的なところはたいして変わりません
たしかに言葉は人を傷つける
でも言葉は人を傷つけるだけではない
逆に言葉にしないことが人を傷つけることもある
たとえ相手を傷つけることになったとしても
自分の本当の気持ちを相手にぶつける勇気
その覚悟と誠意のこもった言葉が
順の殻を破り刺さったのでしょうね

そこからラストまでのヒロインダブルキャストのミュージカルがはじまり
悲愴のメロディにのった「心が叫びだす」と
OverTheRainbowを基調とした「あなたの名前叫ぶよ」のクロス・メロディまで
本当に完璧な仕上がりでした{/netabare}

物語を満点からわずかに減点したのは
最後のシーンがあまりに唐突過ぎたからです
あの締め方自体は決して嫌いじゃないというか
すごく良い終り方だと思いますが
ちょっとそこまでの描写が足りていませんでした

{netabare}思い返してみれば
最初は順のことを小馬鹿にしていた田崎が
徐々に順のことをリスペクトしていく描写は
ところどころに有ったのは分かります
たしかにそういう伏線めいたものは感じられましたが
それ以上に初期に仁藤に言い寄る田崎の印象が強くて
それが消えていくような描写が見当たらなかったのが問題かな
穿った見方をすれば、坂上たちが付き合い始めて脈なしになったから
代用品として順を選んだようにも見えてしまいます
そしてその節操の無さが妻子持ちながらお城に通う順の父とかぶるというか・・・

ここからは憶測ですが
たぶんこれは演出家の考えが足りないわけではありません
むしろそこでサプライズを起こしたいから
敢えてミスリードを残し、そこに繋がる描写を最小限にしてあるのです
どうしてそう思うのか?簡単なことです

それがマリーの常套手段だから

全体のバランスとか細かい整合性よりも
唐突に吹き出す感情のインパクトを重視するのが彼女の流儀
それがぴたりと噛み合うと傑作が生まれるわけですが
空回りしていることのほうがずっと多い印象
だから私は彼女の実力はある程度評価していますけど
はっきり言ってあんまり好きな脚本家じゃないですね
今回みたいな完全オリジナルならまだ許せるけど
続編ものとか原作付とか他の人が積み上げてきた土俵で
何もかもぶち壊すのは本当にヤメテ!{/netabare}

音楽に関してはミュージカルが題材なだけに
当然かなり力が入っています

ミュージカル部分の担当はクラムボンのミト
ショウバイロッカーにとってはラボムンクのミトミトンですねw
日本人になじみの深いミュージカル曲を選出し
それを劇中劇としてまとめ上げました

もう一人の劇伴作家は横山克
最近だと君嘘の音楽を担当されていた方で
私はあれでファンになったのですが
今回の作品でも物語をカラフルに彩る
心地よい音楽に仕上がっています

この二人の仕事は非の打ち所がありません
それでも音楽に満点をつけられなかったのは
エンディングの存在が原因

のぎさかなんとかはあんまりよく知らないので何とも言えませんが
秋元康って日本を代表するヒットメーカーなんですよね?
詩の内容は多少映画の内容を意識してはいるんですが
むしろそれが却ってマイナスです
それまでスクリーンに映し出されていた濃厚な人間ドラマと
そこに内容をがっちりリンクさせたミュージカル
それらすべてを引き継いで締めるにはあまりにも薄っぺらく
取ってつけたような物語とのリンクは蛇足の一言に尽きます
これならばまだ方向性を変えて
真っ向勝負を避けたほうまだマシだったでしょう

例えるならリレー競技で
全員一丸となって必死に走ってきたのに
トップでバトンを受けたアンカーが
余裕こいて軽く流してたら
なんか最後抜かちゃいれました
みたいなものすごい興醒め感です

声優に関しては全く文句ありませんでした
特に水瀬さんの声にならないうめき声と
はまり役すぎるほどの内山君が素晴らしかった
それから順の母親役の吉田羊さん
話題作りのためにTVや映画で活躍する有名人をキャスティングして
散々な出来だった作品をいくつも観てきました
乃木坂同様不協和音にならなければいいと心配していましたが
こちらは全くの杞憂に終わりました
やはり一流の女優さんは声だけの演技であっても
その実力がはっきり見て取れるものなんですね

作画も全体的にすごく良かったと思います
特に言葉を発することができない順の心情を
水瀬さんのうめき声とともに見事に表現していた表情芸は素晴らしかったし
途中の携帯を使ったLineっぽい演出も面白かったです

ついでに言っておくとこのアニメも西武線アニメなので
西武線の電車がちょいちょい出てくるのは想定内だったのですが
なんと今回は西武バスも出てきます!
地元民以外からすればなんのこっちゃ?って話なんですが
毎日家のすぐ前を通ってるのと同系のバスが出てくると
なんか無意味にテンションあがりますねw

音楽を題材にしたアニメ作品で
過去のトラウマを乗り越えて成長していく青春群像劇
A-1Pictuers制作でプロデューサーはアニプレ斉藤P
劇伴には横山克、要所で流れるベートーベン
そしてやけに主張の激しい小道具として使われる西武線(笑)
水瀬いのりも瀬戸小春役ででてましたし
このアニメ実はかなり君嘘と共通項が多いです
ひょっとするとあの花ファンだけじゃなくて
君嘘ファンにもおすすめしていい作品かもしれません

全体としてはかなりレベルの高いところでまとまっていたと思います
時間を見つけてもう一回見に行きたいですね

おまけ

舞台挨拶でキャストの方々が
是非サントラを買って帰ってください!
何て言うもんだから買って帰ろうとしたら売り切れ・・・
まぁそりゃあんな風に言われりゃみんな買おうとするし
私らの回は挨拶付上映2回目だから1回目の客が買って帰って終わりだわな

仕方なく家に帰ってから通販で購入したのですが
アニプレの通販特典でセルフライナーノーツがついてきました
映画パンフにあったミトさんの話をさらに膨らませた感じの内容で
版権の問題で没になった曲なども含む
ミュージカル選曲案(第一稿)もついてました
これは、会場で買わないで通販にして良かったかもしれないw

投稿 : 2015/09/28
閲覧 : 497
サンキュー:

37

ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

心が叫びたがってたんだけど…。。。

2015年9月公開。
上映時間119分。


【前置き】

「あの花」のスタッフが再結集。
アニメファンなら、良くも悪くも気になる売り文句ですよね。

私は「あの花」を毎週楽しみにしていた側の人間であり、しっかり泣いた視聴者です。
ただ、本作の公開にあたり長井監督がインタビューでこう語ってらしたのを見て、とても共感してしまいました。

「『あの花』は後頭部を鈍器で殴って「ほら、目から涙が出ただろう?」みたいなやり方をしていたという自覚もあって。」

うん、そんな気がします。
さて、本作はどうだったのでしょうか。


【あらすじ】

幼い頃、何気なく発した言葉によって、家族がバラバラになってしまった(美)少女「成瀬 順(なるせ じゅん)」。
そこに突然現れた【玉子の妖精】に順は、二度と人を傷つけないようお喋りを封印され、言葉を発するとお腹が痛くなるという呪いをかけられてしまいます。
以来彼女はトラウマを抱え心を閉ざし、唯一のコミュニケーション手段は、携帯メールのみという「変な子」になってしまいました。

高校2年生になった順はある日、担任から「地域ふれあい交流会(ふれ交)」の実行委員に任命されます。
一緒に任命されたのは、全く接点のない3人のクラスメイト。
本音を言わない、やる気のない少年「坂上 拓実(さかがみ たくみ)」。
甲子園を期待されながらヒジの故障で挫折した元エース「田崎 大樹(たざき だいき)」。
恋に悩むチアリーダー部の優等生「仁藤 菜月(にとう なつき) 」。
彼らもそれぞれ心に傷を持っていたのでした………。


【語ってみる】
※公開中なので明言は避けますが、それでも多少ネタバレがあるので、〆ます。
{netabare}
まず結果として、「あの花」では泣けた私ですが、本作では泣けませんでした。
それこそ「あの花」は監督の言う通り、ムリヤリ泣かせにかかってくる演出だったからなのかもしれませんし、本作は泣かせることが前提では無さそうでしたから。
……と言うより、終盤に入るまでの構成が自分の中で出来過ぎていた反面、終盤の波乱には共感出来ず心が動かされなかったのが大きかったですね。

冒頭は、しっかり掴みがあり鑑賞意欲を掻き立ててくれます。
ヒロインの成瀬さんも可愛いです。
本筋のストーリー展開も、非常に分かりやすく気になります。
中盤から成瀬さんは、ますます可愛いくなります。
そこから終盤近くまで、更に成瀬さんが可愛くなります。
うん、後しいて言えばヒロインの成瀬さんが愛おしくて応援したくてたまらなくなります。
「あの夏」のカンナが可愛いと思う人はこの成瀬さんにも、きっと骨抜きにされるでしょう。
えぇ私のように、ショートカット万歳。


…………ヒロインから話を戻します。

「ふれあい交流会」の実行委員に不本意ながら選ばれた4人。
始めはバラバラだった気持ちが徐々に一つになり、演目として選ばれたミュージカルに意気込む彼らの姿勢は、当初は彼らと同じ目をしていたクラスの皆の心をも変えていきます……。
単純ではありますが、とても分かりやすく、ですが決して簡単に作り出せる構成でもなく、ストレートな青春群像劇として私は中盤までは非常に楽しめたんです。
「あっ、コレは人に自信を持って勧められるかもしれないな」と、そう思いました。

そして、いざ終盤のミュージカル本番!!
それが………、波乱ありで100%のカタチで始めることが出来ないという……。
本作では最終的に落ち着いて、舞台はまぁ納得のいく終わりを見せるにしても、個人的にはどーしても、そこに歯痒さを感じてしまいました。
他作品と引き合いに出すのはお門違いかもしれないですが、映画の「ウォーターボーイズ」では、最後に一波乱ありますが、それが結果として最高に近いカタチで本番を迎えられるようになっていて、見ていて凄くテンションが上がったのですけど…。

このシナリオは、本番を「観る」ことは重要ではありませんが、本番を皆で「迎える」ことは重要であったはずです。
クライマックスでの一波乱や一捻りは当然としても、クラスの皆が取り組んだ本番を傷つけてほしくはなかった…。
結果的に私情でそうしてしまった主人公達に、心は動かされなかったです。
(流石の萌え豚の私も、終盤の成瀬さんはちょっと言葉が過ぎて嫌でした。可愛いけども可愛いけども。)

最終的なカップリングも、誰もが予想出来る範囲を越えるのは良いのですが、見ていてしっくりくるものではありませんでした。
私の勝手な意見を言わせてもらうと、予想出来ていたからこそワクワクしていた部分が、蓋を開ければ無かったように感じて、残念だったんです。
そうなった理由についても、見ていて納得の出来るものではありませんでしたので。
ある程度の伏瀬はあるにしても、とって付けたようだと言われても致し方無いように私は思いましたね。

嫌いな作品では決してありません。
むしろ、本当に良い作品に出会えたと終盤まで思っていたからこそ、残念でならず、ひたすらに惜しいと感じました。
{/netabare}


【総評】

どう例えれば良いのでしょうか……。
とてもキレイに積み上げられた芸術作品が完成間近で潰れ、その残骸を見てとても悲しいのに「芸術は爆発だ」と言われても納得出来ない…と言うような…。

「コイツ何言ってんだ…。」
「駄目だこいつ、早く何とかしないと…。」
という視線も大いに受け止めさせていただいた上で、私が本作に感じた総評は、この通りです。
「あの花よりも名作だ!」と声を大にして叫びかかっていたものが、最終的に叫べないまま終わってしまい非常に残念でした。

ただ、映画ではド定番である女優俳優の名に頼るようなことのない、地盤を固めた声のキャスティング。
背景は勿論のこと、映画ならではの作画枚数から非常にヌルヌル動く凝ったアニメーション。
誰もが聞き覚えのある音楽に乗せた、ミュージカルのラストの演出にも、心は踊るでしょう。

見る価値の無い作品かと問われると、そこは全く違います。
「あの花」のような泣かせ方はしてこないですが、しっかり心に響き涙腺崩壊する人もいるでしょう。
最後のスタッフロールにある、原作「超平和バスターズ」にも、ニヤリとしちゃいますしね。
そうそう、流れる乃木坂46の曲も、全く知らないですけど中々良かったですよ。

視聴者が増え、最終的に本作にどのような評価が下るのか今から楽しみです。
私もBlu-rayが発売されれば、もう一度見直してみたいですね。
御興味を持たれた方は是非。

ではでは、読んでいただきありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『成瀬 順』声 - 水瀬いのりさん

◇一番可愛いキャラクター◇
『成瀬 順』声 - 水瀬いのりさん


以下、本作を見た上で私が商品化してほしいモノについて。
※ネタバレ度は低いですが、共感をよべるかわからないので〆ます。
{netabare}
さてさて、言葉を発せない本作のヒロイン成瀬さん。
しかしその分表情や仕草が不器用ながらも多彩で、非常に可愛いかったですね。

中でも私のお気に入りは、否定の時に示す高速の顔ブンブンです。

私は是非、彼女の高速首振りを扇風機代わりとして、一体欲しいなと思いました。
まだまだ蒸し暑い秋の夜長にピッタリですよね。

機能詳細を記しますので、ANIPLEXさんには是非とも商品化をお願い致します。

◆NARUSE スタンドオカッパタイプ◆

□詳細(スペック)□

【質量】39kg±

【諸費電力】50Hz時→57W(腹痛あり)

【羽根径】25cm(枝毛あり)

【本体寸法(高さ×バスト×ウエスト×ヒップ) 】149×71×52×75cm(成長の余地無し←希望的観測)

【風速】50Hz時3.9m/sec(本気モードあり)

【風量】50Hz時3840立法メートル/h

【回転数】50Hz時1200r/min

【騒音】50Hz時53dB(予期せぬ暴言あり)

【電源コード】4.1m

【俯仰角度】上25°/ 下35°

【機能】高速首振90° 350/分

【包装】黒タイツ

以上となります。

無論、あわよくば限界まで顔を近付けて涼みたいものですね。
香りがあれば尚良し。

お目汚し失礼致しました。
{/netabare}

投稿 : 2015/09/26
閲覧 : 487
サンキュー:

32

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

時にはクサイ映画を観て想い耽る日があってもいいんじゃないか、そして映画音楽のパレードに浸れ、ミュージカルに奇跡はツキモノだからな

長井龍雪監督、岡田磨里脚本、田中将賀キャラデの『あの花』チームが贈る完全新作長篇映画
オリジナルアニメ映画なんて企画し辛い世の中ですが、“『あの花』チームが秩父を舞台にする”というだけで1本映画が作れてしまうのだから大したものですホント


幼少の頃にお喋りだったあまり、家庭崩壊のキッカケを作ってしまいそれ以来言葉を“呪い”で封印された少女、成瀬順
秋空のある日、学校で地域ふれあい交流会の出し物を企画する実行委員に指名されてしまい辞退を願っていた
同じく実行委員に指名されたクラスメイトの坂上拓実もまた、辞退を申し出るとこだった
が、普段まったく喋らない成瀬が思いの丈を言わんとする姿に心動かされ、渋々仕事を引き受ける
その逆に成瀬は拓実の音楽の才能の片鱗を見て一目惚れ、交流会の演目がミュージカルになるということにも興味を持ち、実行委員に参賀する
さらに批判的な態度のまま実行委員にされた故障中のエースピッチャー田崎大樹と、まとめ役の優等生として同じく実行委員に指名されたが坂上や田崎に意味深な距離を置く仁藤菜月が加わる
一見してまったく釣り合いの取れない問題だらけの4人組だが、徐々にミュージカルの魅力に気付き始め、クラスメイト達を先導していくのですが・・・


言葉に出来ないことも、歌に載せてなら届けられる
ってことでミュージカル映画です
クライマックスのミュージカルで流れる歌は誰もが聞き覚えのある数々の映画音楽やクラシックから名曲を拝借しつつアレンジしたものです


ベートーベンの悲愴
Over The Rainbow
Around The World
Swanee
Summertime
ダローガイ・ドリーンナィユ
Greensleeves
Arabesque


青春映画云々というより、これだけの名曲の数々が流れまくるというだけでも観る価値あります
劇伴はクラムボンのミトと横山克が手掛け、途中の挿入歌はコトリンゴが歌ってます
おまけ程度にGalileo Galileiが使われていたりと『あの花』と繋がってますよ感もアピール


で、内容の方は爽やかな音楽とは裏腹にマリー節炸裂しまくりのドロドロ青春群像劇
シリアスな家庭環境に追い込まれていく子供達
三角、さらに四角関係へと絡んでいく恋愛模様
内なる自分との葛藤
ミュージカル映画と言いましたが、最後に待ち構えているのはマリーらしい毒を吐き続ける会話劇


ドロドロした内容の割りにミュージカルの内容を順が語る場面では絵本的な映像が流れたり、順がLINEで会話したりする場面でメッセージがポップアップしたりと演出面でも飽きさせません


ただ、これは長井監督作品全般に言えることですが終盤になんでもかんでも詰め込みすぎてるような・・・『スィングガールズ』とか『リンダリンダリンダ』とか、比較対象になりそうな映画の類と比べてしまうとスカッとした終わり方では無いのは賛否が別れそうなところ


メインを務めた4人の声優の演技は本当に素晴らしく、水瀬いのりの息遣いとそれに加えて丁寧な芝居作画で描かれる順はとても愛らしい
でもオイラのお気に入りは田崎くんですね!
細谷佳正が低~い声で演じる不器用だけど根は真面目な田崎くん
それがまたかっけーんすよw
てかメインの4人のキャラデはまんま4人の声優の容姿をモデルにしてますよねw(細谷の頭が坊主という意味ではない)


良くも悪くも『あの花』チームらしい映画になったと思います
ファンの期待に応えつつ、映画音楽のオンパレードは少し監督の趣味に走り過ぎたのかなぁ、複雑なアレンジとかいらなかったんじゃねぇ・・・とも感じつつ、それすらも楽しめたのでまずまずといった感想
『あの花』もそうなんですけど、やりたいこと全部押し込めすぎなんですよね・・・ヴィジョンが無いというか、ブレてるというか
それでも最後まで楽しませよう、って演出の妙技は光ってるんですけど・・・これも『あの花』みたいにディレクターズカット版出るんだろうか;
アニメーションとして観ればかなりの傑作ですが、単に青春映画として観れば少し情報量が多過ぎ
なんかごめんなさい;
結局オイラは岡田麿里が書いた『TARITARI』が観たかっただけなんです


最後に主題歌が乃木坂って聞いて【絶望】してたんですが・・・実際のとこクサイ内容の映画に対してクサイ歌詞の歌が思いの外マッチしてたんで、意外にも清々しいエンドロールでしたねw

投稿 : 2015/09/26
閲覧 : 381
サンキュー:

27

LYtcD55080 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

普通に面白い!

あの花っぽくなくて良い意味で良かったです!感動はしましたが泣くようなことはなかったです!部活とか人間関係とか夕焼けに映える校舎をみて高校時代を思いだしました!

投稿 : 2015/09/26
閲覧 : 192
サンキュー:

2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

高評価になってしまう不思議...

※※※
文章は苦手で(ネタばれに注意も大変だし)短めの感触や印象を伝える程度が多いかと。
割と【まじめに・辛目に】ホシ付けてますので、作品の評価はホシをご参考にして頂ければと...
基準はプロフィールをご参照下さい。
http://www.anikore.jp/users/profile/54802/
※※※

全く納得いかないのですが、あにこれの評価項目で点数付けると、高得点になってしまうんですこれが...

設定も物語りも素晴らしい!

声優のキャスティングも、見事に期待に応えてくれてます!

キャラも十分魅力的!

作画もA-1 Picturesで文句なし!

音楽はこの作品の最重要ファクターですから、これも文句なし!
(音楽的には...)

じゃあ、なんで納得いかないの?...と思われるかも知れません。

クライマックスまでは、本当に素晴らしい出来なんです!

クライマックスまでは...

もし、評価項目に【演出】があったなら、最低評価を与えたかも知れません...

あにこれの評価項目だと、総合評価で【平均が 4.1 以上】となってしまいますが、誰にでもお勧めしたい訳ではありません。

音楽が得意で、歌詞を聞き分ける自信のある人には、迷う事無くお勧めでしょう。

投稿 : 2015/09/25
閲覧 : 259

よしのすけ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高のアニメ

泣けます。
そして、高校時代の自分の気持ちを思い出させられました。
高校の頃って本当心の中で色んな気持ちでごちゃごちゃしてたなーと。本当心が叫びたがってたんだなあと観終わった後思いました。
それと、順役の水瀬いのりちゃんの演技が頭一つ飛び出てて、素晴らしかったです。本当に一見の価値ありです。

投稿 : 2015/09/25
閲覧 : 271
サンキュー:

4

ネタバレ

 (・ω ・ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

チクチクと痛い

今作品は「言葉」をテーマに人との交流を描いている
さらには、自身に対する「トラウマ」をファンタジーに描いていると感じた

私はあの花以来、長井アニメのファンなのだが
彼の作品はなんといっても
人の持つムズかゆい心情をズバッと丁寧に表現してくれる

そして、今回もそのような印象を受けたように思う

全体的には恋愛学園風に仕上げられており、甘酸っぱさとほろ苦さが残るものの
現代の社会構成(家族)などの特徴も練りこまれているため
そこがより作品に入りやすくなっている

また、遊び心も見られる
舞台はあの花の秩父、ハンバーガーショップや通行人にあなるの友達の春菜や亜紀っぽい人物が登場するなど「あの花」ファンにも楽しめるようになっている

最後に感想として
気付かないところで沢山の人を傷つけているかもなぁ
「ありがとう」「ごめん」と素直に言えない自分がいたなぁ

とちょっぴり心が痛くなった

投稿 : 2015/09/25
閲覧 : 216
サンキュー:

5

cbr さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

淡々と良かった。

こんなやついないと思えば、そうだし。。。
こんなだったなぁと思えば、確かにあったし。。。
現実と作り物の間の境界が入り乱れてよかったです。

辛い時にみたらいいかも。あんな風にはなれないけど・・・

投稿 : 2015/09/24
閲覧 : 262
サンキュー:

4

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

言いたくて言えない心の叫びを歌に。

幼い頃、憧れていた山の上のお城(ラブホ)から
出て来た父親と不倫相手のことを母親に話して
離婚の原因を作ってしまった成瀬順。
それがトラウマとなり、彼女は言葉を発することが
できなくなってしまった。

そして高校生となり、拓実、菜月、大樹とともに
地域ふれあい交流会の実行委員に指名される。
順は歌で言葉を取り戻し、叫びたがってる心を
解き放つことができるのか。

というお話。

制作スタッフは「あの花」の超平和バスターズ。
爽やかで、ちょっと切なくて、心が温かくなる
素晴らしい作品でした。
特に、ヒロインの順役の水瀬いのりが白眉。
クライマックスの歌声には鳥肌が立ちました。

あの花ほどに無理に泣かせに来ていないぶん、
じんわりと泣ける感動があります。

ただ、ラストの大樹が順に告白するくだりは
蛇足じゃないかなーって思いました。
でも、観て損はしない作品です。

投稿 : 2015/09/24
閲覧 : 308
サンキュー:

11

るすぃー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

THE 青春

★これから見る人へ★
あの花スタッフがつくったということで、期待しまくっていくとちょっとだけ肩透かしを食らうかもしれない!
ただ最初のワンシーンから物語の中に引き込まれることは間違いないので普通に面白く見れるぞ!
そこから最後のEDまで一気に見れるような作品だ!
登場人物もきちんとキャラクターが立っていて、映画という時間の中でも面白く観ることができるぞ!
とらどらとあの花を見ている人ならば、きっとこの作品を好きになることができると思うぜ!
ただマイナスポイントがあり、それがこの作品を大きくだめにしているな!
マイナスポイントは↓に書いておくから、見たい人だけ見てくれ!
まあそのマイナスポイント以外は非常に面白い作品だし、青春だなぁって思える作品だ!
このシルバーウィークはこの映画で決まりだな!

★追記★
聖地スタンプラリーしてきました。
https://www.youtube.com/watch?v=51ePAkpdZSo

投稿 : 2015/09/23
閲覧 : 299
サンキュー:

5

ネタバレ

タマランチ会長 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

外したなこれ・・・なんともビミョー

 あの花実写ドラマをみて、なんともビミョーな気分になったので、すっきり泣かせてもらおうと映画館へ足を運びました。しかし、この映画を見てさらにビミョーな気分になってしまいました。
 私は長井監督こそ宮崎駿に続くことのできる監督さんだと高く買っています。その上で話をさせてもらえば、この作品は「不自然」で「都合よすぎ」「無理がある」設定、言動の連続で、全然共感できなかったです。ストーリー展開を優先して、リアリティ(さりげなさ)が犠牲になっている感じです。
 自分が変だなと感じたことを列挙していきます。私の疑問を解消してくれる方がいたら、是非お願いしたいです。

・ラブホから出てきた父親を見つけた夢見がちな少女が、母にそのことを告げたことにより離婚、別居となる。父親が出ていくときに「全部お前のせいじゃないか」とか言われたことがトラウマになって声がでなくなる???んなもん不倫現場を娘に目撃される間抜けなオヤジが悪いに決まってるでしょうに。おしゃべりのせいにして言葉がでなくなるより、スケベオヤジを恨むのがフツーなんじゃね?

・担任のふれあい委員の決め方乱暴すぎ。こんな決め方で納得する高校生いるの?今時だめだろこいつのやり方。

・しゃべれなくても歌なら大丈夫?フツー歌はだめでもしゃべるだけならだろ。逆ですよ逆。

・いきなり教室で掴み合いなんかすんなよ!そこで歌で止めに入る主人公??どちも異常事態だよね。その歌もお世辞にも上手いとは言えないのに、「成瀬の歌はうまい」とクラスメイトが絶賛????

・野球肘で腕をつるの?見たことないんだけど。私が知らないだけ??

・主人公いきなりのミュージカル好き、ピアノ弾けるってことが判明!おいおい、都合よすぎじゃね?

・立ち話を偶然聞いてしまう的シチュエーション多すぎ。素人作家じゃないんだから、作品中で使うのはせめて1回だけにしてほしい。

・痴情のもつれから主役投げ出すヤツいるか??やり過ぎだろ。

この映画の出来がよかったら、「細田なんかより長井の方がずっと面白いよ」と知り合いに進めるつもりだったけど、残念無念。次回作に期待。

投稿 : 2015/09/23
閲覧 : 395
サンキュー:

9

oDfJb01852 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

最高

感動した
これはオススメ

投稿 : 2015/09/23
閲覧 : 208
サンキュー:

1

タナボソ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

素晴らしいです

凄く良かったです。
幼少期に何気なく発した言葉によって思わぬ喪失を強いられ、喋ることが出来なくなってしまった少女、順。彼女を始めそれぞれ鬱屈した気持ちを抱える少年少女達が、地域交流会でのミュージカルを演じることを目指して徐々に心を開き、お互いを知り、様々なことへの気づきを通じて成長を遂げる青春群像劇。

まず、ど頭からから普段TVアニメを観ている人間にとって、脚本家、岡田麿里の名前を意識せざるを得ない展開がある訳ですよ。

順が喋れなくなってしまったきっかけ、コレが実に露悪的で意地が悪い。それでいて、一方では良かれと感じていたことが、別の側から見るとまるで違う意味になる仕掛けの上手さがある。
しかもそこで用いられているモチーフが、ただ不快感をもたらすためだけに持ち出された訳ではなく、後々にも活かされてくるんですよね。もうここだけですげー面白いなーって。なりました。
非常に練り込まれたシナリオ感強く感じましたね。

美しい秩父の背景も、ここぞの場面では回り込みなどの技法を駆使した作画も見応えありますし、ディテールがしっかりした映画だと思いますので、特にアニメを熱心に追いかけていない方にこそ実際にご覧になっていただきたいんですけど、気になるであろうこと、と言うか、鑑賞前個人的に凄く気になってたことがあるんですよね。

それは『あの花の名前を僕達はまだ知らない。』の主要制作スタッフによる作品だってことですね。力量については、知られたことで。長井龍雪監督、脚本家岡田麿里は、この10月からのTVアニメ 新ガンダム『鉄血のオルフェンズ』放送も控えてますし。

でも、ですね、私がそうですし、同様に感じる方いらっしゃると思うんですけど、あの花、凄いあざとくないですか。泣かそう泣かそう、ってのが露骨に感じられて仕方なくて、物凄い苦手でして。なんでそんな設定終盤に盛り込むんだよ、脚本の都合じゃねえか、的にですね、揚げ足取りばかりしてしまってまるで楽しめなかったんです。

ひとまず、どうせあの花と同じでしょ、心が叫びたがってるんだ、なるタイトルからして、少年少女達がクライマックスでぎゃんぎゃん叫びまくって的危惧なさる方いるかと思うし、自分自身思ってたんですけど、違いますよ、とはお伝えしたい。

[映画短評]『心が叫びたがってるんだ。』2015年のアニメ、いや日本映画を語るうえでマスト。/くれい響
http://m.cinematoday.jp/review/2214


あの花ファンへの目配せもしっかりあります。文言こそ書きませんが、Tシャツ、DTM研究会の片割れが着ます。またキャラにも合ってるんですよね。
DTM研なんて、オタク当たり前世代ならではでありながら、部室ではボカロに伊勢佐木町ブルースを歌わせながら、カード麻雀に興じるなんてのも岡田麿里脚本らしさかもしれません。
喋れない順でもLINEと思しきSNSを用いてコミュニケーション取るだとか、今ここ感ある現代的アイディアもいいです。

個人的グッときたのは、ふれあい交流会の出し物を決めるまだ話し合いの中で、ミュージカルの提案に消極的空気が広がる中、ダンスの振り付けや、DTM研が音楽等から参加への意志を示す場面。自分らの好きなモノを持ちよって新しいモノを作り上げるのっていいよなと。ここもオタクが当たり前世代的でもあるし。

自分が学生の頃思い出しちゃいました。何もせず、何も出来ず、ただ他グループの陰口でガス抜きに興じるだけだった頃のこと。何かをしてみても良かっただろうに、せめて冷笑的態度やめろよって今なら思えるんですけどね。

好き度6/7
2015.09.19 TOHO新宿

投稿 : 2015/09/23
閲覧 : 368
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11

rzv500 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

観終わった後、爽やかな気持ちになりました。。。

そして満足感ありました。劇場に足を運びお金を出して見る価値があると思いました。主人公たちと共感できる年齢でないのがちょっと寂しくはありますが(笑)

投稿 : 2015/09/23
閲覧 : 331
サンキュー:

2

ネタバレ

杞冬@あずさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

心の底から叫ぶよ、今のこの気持ちを

あの花スタッフが送る青春群像劇。
「あの花」という単語だけで期待せずにはいられないあの花ファンですw
その期待を裏切ることのない作品でした。
映画という短い時間ながらしっかりとまとめられていました。

見る前に恋愛ものとしてはttに近いと聞きましたたので、
おいおいマジかよ…と思っていましたが。
まさにその通りでしたね…
マリー脚本であっとなりましたねwww
流石マリー期待を裏切らないですねw
でも邪道を行く恋愛ものは大好物なので俺としては最高でしたw
とらドラような王道展開よりもttのような展開のが好きな当たりやっぱりひねくれていると思わざるを得ないですねww

声優面ですが、主役の順役の水瀬いのりさんの演技が素晴らしい。
水瀬いのりさんと言えばごちうさのチノだったり萌え声の人なのでどうなるのか少々不安はありました。
今では水瀬いのりさんに虜ですね、ハイww
順はしゃべれないものの感情豊かなキャラです。
そんな順を可愛らしく、芯のこもった演技でとても良かったですね。
一つ一つの動作が可愛いので好きになること間違いなしww
ビジュアルだけではそこまででしたが、
水瀬いのりさんの声が付いて魅力いっぱいのキャラになりました。
そして坂上拓海役の内山昴輝さん。
いろんなアニメでその名前を聞きますが、
今回もまたハマリ役だったと思います。
本音を隠して、自分を見せない拓海。
漫画版に拓海の過去編があるので、
読んでおくと彼がどういった人物かよくわかるので読んでから見たほうがいいかもですね。
仁藤との確執もちゃんと載っていますし。
女優の吉田羊さんが出ていますがそこまで違和感はないかと。
PVの時点では大丈夫かなと思いましたが、
映画を見ている時は気になりませんでした。
俳優を声優に抜擢するのは大抵は失敗ですが、
今回は問題ないですね。
でも気にならないだけでやっぱり声優の人にやってほしかったですけど。
最近の俳優に声優をやってもらい成功したのは「バケモノの子」がありますし。
あれは役所広司さんがうますぎたってのがありますがwww

ストーリーは「言葉」をテーマにしています。
言葉は人を簡単に傷つける。
一度出てしまった言葉は取り返しは付かない。
今までの関係も言葉一つで壊されてしまう。
順は子供のころの好奇心によって家族をバラバラにしていまい、
そのことがトラウマとなり言葉を失ってしまいました。
あの花と違い、中々重めのテーマではあります。
あの花も幼少期の出来事が関わってきますが。

主題歌についてはやっぱり「Galileo Galilei」に歌ってほしかったですね。
ここさけでもGalileo Galileiに歌ってもらえると思っていただけに残念でした。

ここからはネタバレ含みます。
{netabare}恋愛面は中々ドロドロしていましたね。
しゃべれない自分に対してちゃんと向き合い、
救いの道を開いた拓海にはそりゃ惚れちゃいますよね。
最初から気味悪がったりせずにしてくれたんですもの。
でも拓海には順の事は好意ではなく、
見守って支えてやりたいといういうなれば親心でしょうか応援してやりたいという気持ちで見ていたので好意はなかったんですよね。
終盤の順を迎えに行くシーンがやはり見所でしょう。
拓海には二つの成さなければならないことがありました。
まず一つ目は当然「順を救い連れ帰ること」
そしてもう一つ「順の気持ちに向き合い、尚且つきっぱりと断ること」
拓海が言ってしまった言葉で順は再び心を閉ざしてしまう。
そして拓海が導き出した結論は…
順の言葉によって傷つけてもらうこと。
順は拓海のことが大好きで仕方なかったんでしょうね。
だからこそ嫌なところもいっぱい見えてしまう。
それでも嫌いになれなかった。
拓海を傷つける言葉だったとしても拓海にとっては嬉しかったでしょうね。
それだけ自分の事を見ていてくれたのですから。
この二つのことを同時に成し遂げた拓海はほんとかっこよかったですね。{/netabare}

楽しみにしていただけに期待に応えてくれる出来で満足でした。
こうも当たりの作品を作り出せるのはすごいですね。
でもあの花のようなのを想像するとちょっと違うかも…?
興味を持ったのなら是非見に行ってほしいですね。
もう一回見に行きたくなってきちゃったなぁ…
円盤出たら必ず買いますw

投稿 : 2015/09/23
閲覧 : 280
サンキュー:

15

ネタバレ

はちまんV さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

なかなか完成度高い作品

ストーリーはよくある青春ものです。
特に優れている点を挙げろと言われると難しいのですが、自然と見入ってしまう魅力があります。おそらく全体としての出来が良いんだと思います。
ストーリー、声優さんの演技、音楽、作画の質、どれをとってもレベルが高いように思えます。
アニメが興味が無いような人でも楽しめるような内容になっているので、機会があれば見てみることをおすすめします。
(劇場に行って見たほうがよいかどうかは、正直判断が難しいですね)

さすがあの花スタッフ!という感じの作品でした!

投稿 : 2015/09/22
閲覧 : 232
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4

ネタバレ

う り さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

玉子にささげよう~♪

あの花のスタッフが贈る最新作。

{netabare} あの花まではいかないけれど感動するシーンが個人的にはあった。
背景も綺麗でキャラ一人一人が魅力があり個性的で
とても引き込まれる映画でした。
地域ふれあい交流会で発表したミュージカルは、
普通にそれだけでも見たいと思ってしまうほど。
そして、なんと言っても歌が上手で
「わたしの声」は感動的でした。
個人的には、藤原啓治さんの先生役がとてもお似合いで
素敵だったなと感じました。心地よい声してますよね~ {/netabare}
あの花のようにまた聖地巡りしなくては。

投稿 : 2015/09/22
閲覧 : 291
サンキュー:

6

ネタバレ

Ackerman さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

これは…!!

とても面白い作品でした。自分が見てきたアニメの中でもトップクラスでしたね!(まあ、言うほど数を見てないですが…(^^;)。)
「あのはな」と比べて、題材にされている年齢は同じくらいの思春期の少年少女でしたが少し視点を変えた感じで描かれていました。
また、この作品のテーマは{netabare}「言葉」だろうなと自分は思いました。言葉の持っている力に焦点を当てている感じがありました。{/netabare}
見終わった後自分と年齢が近かったこともあって、深く考えさせれました…うん。

物語としてもしっかりとまとまっていて、かつ強いメッセージが伝わってくる。とても深い作品でした。見ようか迷っている方はぜひ見ることをお勧め致します。わかりやすいテーマでどの年齢層の方が見ても楽しく見ることが出来ると思います!!

投稿 : 2015/09/22
閲覧 : 220
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5

Ein@ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

見ようか迷っているひとへ

この作品は脚本、演出、声優を通して最高のものです。


一回も飽きずに最後までみれます。

主人公たちの関係に目が離せなくなります。

青春、恋愛、感動の溢れる作品です。

泣きたい人はぜひ見てみてください。

投稿 : 2015/09/22
閲覧 : 168
サンキュー:

2

ネタバレ

せんせい さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトル通り「心が叫びたがっている」登場人物が良かった。

「あの花」から4年、ついに新作が公開された。

「ここさけ」は、「あの花」のノスタルジックさ漂う感動モノとは違う、
青春群像劇だ。
そして、「あの花」よりさらに恋愛にスポットを当て、ドロドロ感が増したのに、でも最後が爽やかだった。

物語の前半はとても感動できるシーンが多かった、
野球部の問題とか、家族のやり取りとか、ミュージカルをみんなでやろうとか。
が、
磨里さんの脚本の真価であり、本質的な部分はそこではない。
痴情のもつれを絡めて人間関係を複雑にしていく、後半である。

それは「とらドラ」でもそうだったし、一番既視感を感じたのは「true tears」だ。

なんでそこが本質的な部分かっていうと、登場人物に黒いところを全部吐き出させやすいってきっかけが恋愛関係にあるって思うんです。

そして、実際の人間関係って必ずうまくできてるわけじゃないし、人って好い部分ばっかじゃないから、そういう黒い部分をぶちまけることで登場人物を等身大のキャラクターにさせたいんじゃないかな。

それだからこそ、そうやって登場人物同士で本音をぶつけあうってことから生まれるシーンは綺麗だし、爽やかで、青春なんだなあって。

(演技とか音楽とか)
水瀬いのりちゃんかわいい(KONAMI)
てんちゃんかわいい(KONAMI)

ミュージカルがテーマだけあって、サントラを買いたくなるなあ。音楽が良かった。

主題歌はガリレオガリレイの方が良かった。

投稿 : 2015/09/22
閲覧 : 228
サンキュー:

6

ネタバレ

ジョンX さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

心が叫ぶ物語

ものすごく面白かったです!!!
なんというか……最高でした!!

あのはなスタッフがおくる青春群像劇。

だけど、あのはなみたいな泣き作品ではなく
見終わった後に心がさわやかな気持ちになるような、そわそわした気持ちになるような、それこそ心が叫びたがっているような感じがする作品でした!!!

僕たちは普段、何気なく言葉を発しています。だからこそ、人を傷つけるような言葉も簡単にく口にしていまいがちです。

「消えろとか簡単に言うな!!!」

成瀬が叫んだこの言葉が、グサッときました。

僕たちは今まで、どれだけたくさんの取り返しのつかない言葉を吐いてきたのでしょうか。言葉は拾えないということに改めて気づかされました。


人間には、言葉以外にもたくさん想いを伝える方法があり
その一つに歌がある。

僕も、ミュージカルってなんで突然歌いだすのだろうと思ってましたが
歌のほうが言葉よりも伝えやすいというセリフに納得しました。

たしかに言葉では恥ずかしいようなセリフでも、歌なら歌えますよね。

音楽はコミュニケーションであり、曲には作った人のメッセージが込められているという至極当たり前なことに気づかされました。

ラストのミュージカルシーンはすごく良かったです!!
高校生にしてはなかなか高クオリティな舞台だなぁと思いました(笑)

劇中歌も素晴らしかったです。
成瀬の想いがすべてこのミュージカルに詰め込まれていて、今まで見た成瀬順の総括がこのミュージカルなんだと思いました。

本当に素晴らしかった。
語彙が貧困で申し訳ないです。


言いたいことが言えない人に一歩踏みだす勇気を与えてくれる。
そんな作品でした!!

あと、あのはなファンをニヤッとさせる演出や描写があり
そういった部分でも楽しむことができました。

だからこそ、主題歌に不満が出てしまいます。

乃木坂も思ったほど悪くなかったのですが、そこまであのはなフィーチャーしているなら、Galileo Galileiにオファーすればよかったのに……と思ってしまいます。

だから、音楽マイナスで。


でも、内容は本当素晴らしいです!!!!!

青春っていいなぁ……

投稿 : 2015/09/22
閲覧 : 258
サンキュー:

11

ネタバレ

夢見る先生 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

叫びたい想い

あの花のメインスタッフが再集結したということで期待して見た方や期待して見に行こうと思っている方が多いと思います。私は、あの花のような感動を期待せずに見たためか、想像以上に心に残る作品になりました。
内容について触れると、ある理由で声を出そうとするとお腹が痛くなってしまう少女がふれあい交流会の実行委員に選ばれたことによりミュージカルに挑戦する。
主人公の成瀬 順の気持ちを追いながら周りのクラスメートの気持ちの変化をうまく表現していたので感情移入しやすかったです。
また、声が出ない役なのにキャラの個性がよく出てるのは、あの花であれだけの感動を作り出したスタッフたちの実力だと思いました。
また、挿入歌とともにミュージカルの曲が最高でした。何度も聴きたくなるような懐かしい曲がたくさん聴けるのも、この映画の魅力だと思います。
ぜひ、サントラも買いたいと思います。
最後の結末は、私の想像とは違いましたが観客の方が満足できるものになっていると思います!
こんなに、いい作品を作ってくれたスタッフさんと声優さんに感謝の気持ちでいっぱいです( *´꒳`*)੭⁾⁾

投稿 : 2015/09/21
閲覧 : 378
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45

marucuru さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

学園イベント、恋愛、ちょっぴり感動の青春ドラマ

良くも悪くも、ごく普通の学園ものにありがちな、イベントの舞台裏と人間ドラマを描いた作品。

「あの花のスタッフ」「長井監督」という事で、もっと泣かされる作品を想像したけど、少し期待と違う内容だった。(泣けるところはなかったなぁ~)

ストーリーは真っすぐ、あるイベントに向かって一直線、みんな一生懸命で、どんでん返しのようなものは一切なし。

主人公も登場人物も何もかもが普通。学園ドラマの一部、何かのイベントの舞台裏を覗けば、こういうお話のひとつやふたつは現実にありそうなもの。

アニメの題材にするにはあまりにも古典的過ぎる、と個人的には思うけど、それをあえて劇場作品にまで高めてしまえるのは、やっぱりスタッフの方々の力量なのかもしれない。

かなりシュールな部分とか現実的な部分があるのだけれど、それらをうまい具合にファンタジックな表現で覆って「きれいな」作品になっていると思う。

監督は主人公の少女を不幸(?)にするのが得意なようだけど、この作品では最後にちょっとだけ救われるのが微笑ましい。

感動するとは言わないけれど、見終わったあとに爽やかさが残る作品だった。

投稿 : 2015/09/21
閲覧 : 279
サンキュー:

9

ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

叫べ青春!越えよ、まやかし

{netabare} 好奇心旺盛な幼い成瀬順が、お城(ラブホテル)に行くです。すると、車で女性と出てきた父親を目撃したことを、意味を知らず母親に話したことから始める物語。
 離婚になり、父親の冷めた言葉と現実が成瀬を傷つけ、{/netabare}「言葉は人を傷つける」という暗示なのか?ができてしまい、CNでもでてきた卵の要請が現れ、彼女の口にチャックし呪い(話すと腹痛になる)かけられるです。

 で、高校生になり、担任の城嶋先生から、地域ふれあい交流会の実行委員に、成瀬、坂上、仁藤、田崎が選ばれるです。
 城嶋先生がミュージカルとか提案したりした。4人とも嫌がっていた。でも、成瀬だけはどこか気になってたよう。坂上はそれとなく成瀬にそれを訪ねたことから、メールで会話からはじまり、ミュージカルやる方向に・・。

 実行委員それぞれ、過去や現在に何らかのわだかまりを持っていて、それらと葛藤しながら青春ありで、地域ふれあい交流会に向け動いていく展開です。

{netabare} かなり嫌がってた田崎も、成瀬の熱意と腹痛を顧みず当てられた言葉などに、心を動かされたと思うです。やる気のないクラスの生徒たちも成、瀬の熱意などにそれに動かされたんですよねです。{/netabare}

 物語は終盤、思わぬ展開になるです。まさか、あんなことがあって、{netabare}成瀬さん、それはないと思うでした。{/netabare}それでも、その時点でもクラスの皆が、協力していく展開、最高でしたです。

{netabare} そのころ、卵の妖精の正体も明らかになるです。成瀬が坂上に思いをぶつける場面が、このアニメの大きな山場だったと思うです。{/netabare}

 無事、地域ふれあい交流会も終わったです。これも友情パワーのなせる業なのだろうか?クラスの出し物の域を超えた演出だったです。最後の最後も、思わぬ展開ありです。先どうなるのかは、見た人の想像になるだが・・です。これでいいのだ!でしたです。

 作画、声優、展開、全体的に見て良かったアニメでしたです。これも、感動なんですねです。

 

投稿 : 2015/09/21
閲覧 : 334
サンキュー:

26

バンビ♪~(´ε`  さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

!!!

あの花の制作陣が集まり作った最新作。どんな作品になるのか期待と不安が入り混じった...、

結果は...まあまあだったよ(๑≧౪≦)


見て損は無し!!!

投稿 : 2015/09/21
閲覧 : 308
サンキュー:

2

ネタバレ

tektek さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

見せ場?あるよ!

1時間前に見終わりましたが、

薄暗い劇場を出て、劇場のお姉さんに飲み終わったカップを渡し、

見ていた皆さんの感想に聞き耳をたてながら外に出ると、

久々に景色が変わってみえました。


決してスリリングな内容ではなく、

衝撃的な展開があるわけでもなく、

万人受けする内容ではないのかもしれませんが、

一点。

「閉じ込めてしまった本当の自分」というテーマに強く
シンクロしてしまったんだと思います。

テーマや舞台は
特に劇場版アニメとしては面白みに欠けるのかもしれませんが、

順や拓実、そして主要キャラクター含め、
自らの殻を破って一歩前に出る、その葛藤や真っすぐな姿に、
クライマックスまでの後半パートでは、
順が叫ぶ度に、みんなの歌声に、心が揺さぶられました。


大げさな設定や展開に頼らない内容でもスクリーンに強く
引き込まれたのは、

この上ないキャラクターの表情の豊かさ、

景色や背景描写の細かさや丁寧さ。

音楽を生かす「間」のこだわり。

このあたりはさすがのゴールデンチーム。

作品全体を通して糸を編むような緻密な作りと重厚な雰囲気が
感じられたからだと思います。

何度も何度も同じシーンを手直しして作りこんでいく制作陣の
姿が目に浮かぶようでした。遮断機の動きの細かいこと、、

特にミュージカル楽曲を編み込んだ「見せ場」の作り込みは
必見。制作側の「体験」を見事にアニメで再現していました。

おそらく20代の自分が見ても面白いとは思わなかったかも。
一部の人には深く心に残る「良作」

俺得な一作でした。

エゴでいいなら、、超おススメです☆

投稿 : 2015/09/21
閲覧 : 222
サンキュー:

9

ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

やっぱり泣いちゃった

約120分 オリジナル作品

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のスタッフが再集結して制作した作品です。

普段私は映画を劇場には観に行かないですが、「あの花」を劇場で観た縁もあったのでこの作品も劇場でということで観に行きました^^

あることがきっかけで話すことができなくなり心を閉ざしてしまった高校生で主人公の成瀬 順(なるせ じゅん)、何となくクラスに馴染めていない坂上 拓実(さかがみ たくみ)、チアリーダー部に所属してしっかりものの仁藤 菜月(にとう なつき)、野球部に所属して肘を痛めて悶々としている田崎 大樹(たざき だいき)の同じクラスの4人が先生からあるイベントの実行委員に任命されます。最初は乗る気がなかった4人が交流しながら、それぞれの抱えてる思いをぶつけてイベントを成功させようと奮闘する学園青春物語です。

主人公の成瀬 順のCVは水瀬いのりさん、感情豊かで話し方も独特な順ちゃんの演技良かったですね。難しい役でしたが頑張っていました^^

終盤は、心に響くシーンも多くて何度も涙しました。{netabare}順ちゃんが本音をぶつけるシーン、最後の2つの異なった曲の合唱シーンなどグッときましたね。{/netabare}

音楽も結構クラッシックを使っていて素敵でした。

観終わったあと、タイトルの通り言い出せなくて心に残ったものを代弁してくれたようなスッキリとした気がしましたね。

私は劇場で観て良かったと思いました。オススメです^^

最後に、順ちゃんの表情が時折「あの花」のめんまに似ていてちょっと思い出しました^^

投稿 : 2015/09/21
閲覧 : 530
サンキュー:

48

ネタバレ

xIQrs91819 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

断念

断念

投稿 : 2015/09/20
閲覧 : 216
サンキュー:

0

agraz19976 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何故に玉子だったのか?というのを考えてみよう

これからこの作品を観たいと思ってる人には、あの花と照らし合わせて見ると色んな発見があるかもしれません。
製作スタッフが再結集した「平和バスターズ」チームなので、意識した作りにはなっているかも。
あと、玉子のキャラが出てきますが、意味深な言葉をヒロインに投げかけてきます。
最終的に作品内では答えは出ていませんが、何故玉子の必要があったのかを考察すると見終わった後、考えさせられる作品なのかもしれないですね。

人によっては意外な結末になってかもしれませんが、ところどころの細かいフラグは回収していると思うのでじっくり観察して観てはどうでしょう。

個人的な感想は、悪いキャラはヒロインの親父しかいないということですね!、はい。

投稿 : 2015/09/20
閲覧 : 233
サンキュー:

7

シン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

玉子と王子 黄身と白身

TVアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」を作ったスタッフが再結集して作られたオリジナル劇場版アニメです。

視聴にあたり、青春の青さが苦手な人はオススメ出来ません。何故なら青春パワーで物語が構成されており、斜に構えている人には大変寒い作品だからです。

本作は心に燻っている気持ちを上手に消化できない4人の主人公が地域交流会のミュージカルを通じて成長する物語です。

言いたい事があっても言えない人。
本音があってもはぐらかしてしまう人。
想いとは反対の事をしてしまう人。
気持ちを言葉にしても伝わらない人。
それぞれあなたの青春に重ねて見ると、心を表現する事の難しさを痛感できると思います。

投稿 : 2015/09/20
閲覧 : 223
サンキュー:

6

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心が叫びたがってるんだ。のストーリー・あらすじ

監督 長井龍雪
脚本 岡田麿里
キャラクターデザイン 田中将賀
制作 A-1 Pictures
青春群像劇 第2弾 劇場版完全新作オリジナルアニメーション 

幼い頃、何気なく発した言葉によって、家族がバラバラになってしまった少女・成瀬順。
そして突然現れた“玉子の妖精”に、二度と人を傷つけないようお喋りを封印され、言葉を発するとお腹が痛くなるという呪いをかけられる。それ以来トラウマを抱え、心も閉ざし、唯一のコミュニケーション手段は、携帯メールのみとなってしまった。高校2年生になった順はある日、担任から「地域ふれあい交流会」の実行委員に任命される。一緒に任命されたのは、全く接点のない3人のクラスメイト。本音を言わない、やる気のない少年・坂上拓実、甲子園を期待されながらヒジの故障で挫折した元エース・田崎大樹、恋に悩むチアリーダー部の優等生・仁藤菜月。彼らもそれぞれ心に傷を持っていた。(アニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2015年9月19日
制作会社
A-1 Pictures
主題歌
≪主題歌≫乃木坂46『今、話したい誰かがいる』

声優・キャラクター

水瀬いのり、内山昂輝、雨宮天、細谷佳正、藤原啓治、吉田羊

スタッフ

原作:超平和バスターズ、 監督:長井龍雪、脚本:岡田麿里、キャラクターデザイン・総作画監督:田中将賀、音楽:ミト(クラムボン)、演出:吉岡忍、美術監督:中村隆、プロップデザイン:岡真里子、色彩設計:中島和子、撮影・CG監督:森山博幸、編集:西山茂、音響監督:明田川仁、企画・プロデュース:清水博之/岩田幹宏、プロデューサー:斎藤俊輔、アニメーションプロデューサー:賀部匠美、製作代表:夏目公一朗/植田益朗/清水賢治/中村理一郎/久保雅一/落越友則/坂本健

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