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「デス・パレード(TVアニメ動画)」

総合得点
73.1
感想・評価
1025
棚に入れた
5249
ランキング
1051
★★★★☆ 3.7 (1025)
物語
3.7
作画
3.7
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.6

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デス・パレードの感想・評価はどうでしたか?

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

第1話がお気に入り。

第1話は、良かった。作画も気合い入っていたし、お話しも良かった。特に、真知子の嘘は悲しかった。何故?見破れなかったのか、、と。
第1話以降は、作画のバラつきがあったが、話しは濃厚だったので、然程気にならなかった。中々の良質作品なのですよ。観て、損は無いかと。

投稿 : 2015/04/11
閲覧 : 282

HIRO さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

感想。

☆総評
リドルストーリーってことで期待していましたが、どれも中途半端な感じでガッカリしています。『デス・ビリヤード』の方がまだ面白かった。
OPの決めポーズもこの作品に必要か?????って思うくらい合わなかった。
リドルストーリーは話の展開がやじろべー見たいになるからもともと難しいとは思いますが、やるからにはきっちりやりきってほしかったです。

☆データー
日本テレビさんのオリジナルアニメです。
元は2012年度の若手アニメーター育成プロジェクト「アニメミライ」で制作された短編作品『デス・ビリヤード』です。
人間は死ぬと天国と地獄に振り分けられるが、同時刻に死んだ2人の場合あるバーに招かれ命をかけたゲームをするというアニメです。
リドルストーリーなので観る人の価値観によっていろいろな答えがでるかもしれません。
リドルストーリーの有名なものにF・R・ストックトンの『女か虎か?』があります。

☆データ
・あらすじ
BAR「クイーンデキム」に一組の夫婦が訪れる。なぜか前後の記憶が定かではない夫婦が、困惑しながらも店の奥に進むと、白髪のバーテンダーに迎えられる。デキムと名のるその男は夫婦へ命を懸けたゲームを行うよう告げる。密室のバーから出る為にたかしと真智子はダーツで勝負をすることに。ゲームを進める中でたかしは、愛する妻の真智子を守るために、ある抜け道を考えつく・・・

・スタッフ: 監督:立川譲
シリーズ構成:立川譲
キャラクターデザイン・総作画監督:栗田新一
プロップデザイン:村上泉/秋篠Denforword 日和
演出チーフ:宍戸淳、キーアニメーター:小島崇史/戸倉紀元/石橋翔祐
美術監督:平栁悟
撮影監督:川下裕樹
色彩設計:堀川佳典
CG監督:廣住茂徳
編集:河西直樹
音楽:林ゆうき
音響監督:本山哲閉じる
製作:マッドハウス

・キャスト
デキム: 前野智昭
黒髪の女: 瀬戸麻沙美
ノーナ: 大久保瑠美
ギンティ: 細谷佳正

投稿 : 2015/04/10
閲覧 : 277
サンキュー:

32

手乗り変タイガー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

opに騙されそうになった

opの雰囲気そのままで来るのかと思ったら、コメディパートもあったけど、シリアスパートも多くておもしろかった。
物語全体は"メメント・モリ"と言った感じでした。

投稿 : 2015/04/10
閲覧 : 277
サンキュー:

4

ネタバレ

なまいきっすゼロ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルだけだと後回し候補。⇐ 大間違いでした(^^;)

全12話。OP そこそこに♪、ED アニメタイトルにジャストフィット(^^♪ BGM なかなか◎♪

主人公♂デキム。裁定者(裁判員だな^^;)。まじめ。声ばっちり。人形みたい?。
主人公♀黒髪の女。裁定者手伝い。{netabare}本来、被裁定側・千幸さん。元スケーター。{/netabare}

アニメタイトルに似合わず、心理描写が滅茶苦茶、素晴らしい(≧∇≦)b
アニメタイトルは、死の行列。でも生と死を考えさせられる(´・ω・)yー~~~
ところどころに自然と涙が出てくるシーン(話)も有った(ノД`)

夢中になって観ちゃったよぉ~(≧∇≦)/~~~

ごち稼ぎ/自己記録用→{netabare}




不思議なBAR『クイーンデキム』にて、
死んだものを、その後どうするか?裁定する。
転生させるか?(天国扱い)虚無に落とすか?(地獄扱い)
神以外は、裁定者だろうが人だろうが全て人形。
最大の違いは、人は全てにおいて自由。裁定者は感情・生死無し。
裁定?天国か地獄かを決める際には、人の深層心理を診る。
深層心理の引き出しにゲーム/ありきたりな遊びをギャンブル状態に
してあらわにさせる。(アルコール沢山飲ませば一番早いと思う^^;)
{/netabare}

投稿 : 2015/04/10
閲覧 : 232
サンキュー:

7

コカコーク さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

間違いなく良作。

マッドハウスのオリジナルアニメ。

最近は京都やシャフトよりも、この会社の方が良作率が高い気がする。

今作はまず、シナリオと世界観が秀逸。

ひとつひとつのシナリオ、全体を通してのシナリオ、共によく出来ており、次回が気になって仕方なくなる。

生と死をテーマに持ってきているが、重すぎず軽すぎずのバランスはなかなかの物。

作画やテンポ、カットに関しては、飛び出た物(例えばシャフトのような)ではなく、ストーリーに添った最適な見せ方をしている。

書きたい事が多すぎて、纏まらなそうなのでこの辺で〆。

ダーカーザンブラックやサイコパス辺りが好きな方に、特にオススメの上良作。

投稿 : 2015/04/09
閲覧 : 226
サンキュー:

7

ネタバレ

のび太 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

現代版の「地獄の門」と「考える人」

記憶を失くした二人の人間が、バーのような所につれてこられて、
いきなり命がけのゲームをさせられる。
そのゲームの中で、人の醜い部分がさらけ出されていくことになり、
バーテンが裁定役になっていて、その様子を裁定する。
最後に二人とも記憶を取り戻し、別々のエレベータに乗りそれぞれの
裁定された場所に送られていく。

感想をネタバレ抜きで書くのは難しいので断念w

{netabare}実は、ここにつれてこられた人間は既に死んでいて、転生するか
虚無に落ちるかを裁定されるという設定です。

そして裁定者は、心を持たない人形で機械的に裁定をしているだけ、
考える人ではなく、考えない人形だった?

そんな中で、裁定者も心をもって裁定していかないと、という派閥が
現れて、みたいな展開みたいです。
何か色々と組織化された地獄の門ですねw

死に関しても、難しい話はなくて、普通のドラマとかでよく
見かける内容でした。

けど死者は、二人に一人しか転生できない法則でもあるのだろうかw
二人とも地獄行きや、天国行きもありな気がするけど?{/netabare}

タイトルが暗そうなイメージでしたが、最初に想像していた程でも
ない感じでした。

投稿 : 2015/04/09
閲覧 : 306
サンキュー:

22

葵ジュニRSS さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白いのだが全体としてのテーマや裁定者の存在などやや物足りなさも

人間ドラマ。
結局何が伝えたかったのかよくわからない。
人間とは何か、人間の生と死など、物語を通していろいろなテーマがあり、それを受ける側がいろいろと考えさせられる。それ自体は面白いのだけど、いまいちどれも中途半端に感じた。
裁定者自身が不安定な存在で、裁定するのに疑問をもったり、時には間違ったりするあたりは面白いのだが、1クールでは掘り下げが足りないと感じた。
「カイジ」や「ライアーゲーム」に比べると、心理戦がほとんどなく、ゲームも似たり寄ったり。あっさり気味でちょっと物足りなさを感じる。
それでもつまらないというわけではなく、実力派の声優の演技の素晴らしさや、独特な世界観にちょっとホラーチックで怪しげな雰囲気など、普通に楽しめる要素もある。

投稿 : 2015/04/08
閲覧 : 225
サンキュー:

4

ネタバレ

☆エトペン☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人間、死んだあとは十代はエンジェルビーツの世界へ、大人はデスパレードの世界へ。そしてまたどこかへ。

タイトルは冗談ですのでおかまいなくw



1話のネタバレを含めたあらすじ紹介。

死んだ人間をバーに招待しゲームをさせます。
そして恐怖から人間の醜い部分をさらけ出し
それを元に裁定者は天国か地獄かにその人を送る話。


前半は1話完結のストーリーが多く、
ああこの人地獄行きそうだなとか
予想が出来たり、それが外れていたとしても
納得のいく内容で楽しめました。



しかし疑問に思ったシーンも少々ありました。
{netabare}
最初の話ですが、男は天国へ
女の人は地獄へ行きましたが、
やはりどう考えても逆かなと思ったりしました。
もしくは双方とも地獄行きか。
まあこれは人間の自分が裁定した場合ですので
人間の感情が入っているのは否めませんが。


でもあの男は少なくとも地獄へ行くべきだったかな。
ノーナが言っていたように
転生しても変わらない人間になるだろうし。


まあでもこの話のおかげで
裁定者は完璧ではないとわかる回だったかな。
{/netabare}



{netabare}
あとボーリングの話ですが
これはどうやって裁定されるのだろうが?


この回は人間の汚い部分が見えないため
自分の理解不足が原因なのですが
やはり何を考えてもどう裁定が下されるのか
分かりませんでした。
{/netabare}



{netabare}記憶をなくした黒い髪の女性はどう裁定されるのか{/netabare}
わくわくしていましたが、
まさかああいう方法で裁定されるとは思わず、
満足のいくエンディングでした。



最終的には考えさせるアニメとなり
考察アニメに弱く、楽しめない自分ですが
この作品は全12話分楽しめました。

次は序章と聞かされたデスビリヤードを
見てみたいと思う。

投稿 : 2015/04/07
閲覧 : 274
サンキュー:

37

ねいばー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最初と最後がおもしろい

・物語について
最初の1話で独特の雰囲気に飲み込まれること間違いなし。しかし中盤はたいしたことなさすぎる。最終話でしっかりまとまるので、(スッキリしない感じもあるが)見終わったときはまぁ面白かったって思えると思う。1クールやるんじゃなくて2時間ぐらいの映画1本にまとめれば、かなりおもしろい作品になったのかもしれない。

・声優について
キャラにあってて、いいキャスティングだった。

・キャラについて
主要登場人物のミステリアスな感じがいい。キービジュアルをみただけで、おもしろそう!ってなる。

・作画について
迫力のあるシーンとか、最終話の動きのあるシーンが良く出来ている。

・音楽について
OPEDは悪くもないが、それほどよくもない。

投稿 : 2015/04/07
閲覧 : 190
サンキュー:

5

ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

訳ありな死人が連れて行かれるBAR「クイーンデキム」
クイーンデキムでは死人同士でデスゲームをさせる。
デスゲームの中で、死人たちの本性があらわになる。

1話完結型のようです。
地獄少女的な?感じですね^^
こきみよく、テンポよくストーリーが展開していきます。

■第1話~第12話
{netabare}
予定調和な最終回でしたが、とてもよかったです^^
デキムは今後、どんな裁定するんでしょうか?

第1話:デス・セブンダーツ
第3話:ローリング・バラード
・・・あたりが面白かったと思います。
デス・パレードならではの展開でしたね^^
{/netabare}

投稿 : 2015/04/06
閲覧 : 744
サンキュー:

61

ネタバレ

青陽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

今期のダークSTORYトップでしょう!

デス・パレード
アニメミライで作られた前作「デス・ビリヤード」に続く作品。
デスゲーム(died)が面白かったし、続編があるなら観てみよう、くらいの気持ちで見始めたが再びその世界観にヒキコマレルコトニナル…

まず面食らったのがOP。
凡人ならば激しめのロックとかにしそうなところをあの曲…パレードや!
まさかあんなにも楽しげではっちゃけたOPアニメーションになるとは驚きですよ。
踊りたくなるような曲ですよ。まさかの。
あれですかね黒死病の恐怖を表した絵画みたいな。
表裏一体なのかも。


物語構成もシリアス→コミカル→シリアス…
といった感じでダーク一辺倒にはならず、シリアスとコミカルが互いを引き立てていた。そうして様々な感情を駆り立てながら
新人裁定者と己の死を知る女の物語は深みへ進んでいく


Ⅰ 死亡遊戯
前作のビリヤードの後に来た二人でしょうか?覚えていないけど男女だったような…

…なんか、前よりえげつなくなってません?愛憎劇というか…。
地獄少女といい、生死がテーマに絡むと人の醜い部分が露呈しやすいようで。

アニメに限らずそういう系の作品もいろいろと観てるから
マリー脚本はドロドロな人間関係だ〜って意見を聞くと えっ??ってなってしまいます。思春期の葛藤、青春って感じで基本ぴゅあぴゅあで 全然ドロドロに感じないです。



同時刻に死んだら何故あのBARで裁定しなければいけないのかは相変わらずイマイチ謎なまま。
同時刻に死んだ人が居なかった場合、個人はどう裁定されているのでしょうか?
地球規模で考えれば同時刻に亡くなる人はたくさんいそうだけど。日本限定?
→現在、一時間に凡そ7000人が亡くなっている


前作同様、結末は明かされないスタイルかと思ったら最後に

「たかしの魂を転生させてまちこは虚無ね?」→「はい。」
…明かすんかい!
デス・ビリヤードのときに考察した
蘇りをかけてのゲーム、ではなく来世での命をかけたゲームだったわけですか。

ってことはデス・ビリヤードのときはやっぱり左側のエレベーターに乗ったお爺さんが転生することになったのでしょう。


結末が明かされる前は
たかしさんの自尊心を守ってあげるために、あえてまちこは自分が悪者であるかのように演技してるのかな?とも考えたけど、そうじゃなかったみたいです。
ってことは暴露前のカットは
歯を食いしばって悲しみに耐えてたわけでなく、歪んだ笑が込み上げてきていただけ?
友達のマッチちゃんの話も作り話?まあ結婚式の場で違う女の話をするのも不自然といえば不自然だし。
じゃあ、男は被害者ってことかな。

------------------------
「逆に考えるんだ。虚無が救いだったら?」
------------------------


転生させられてまた現世で生きること、それこそが地獄。何も無い虚無が天国だとしたら?

そうしたらまた二人の真実は違うものに見えてくる……。怖い怖いよクイーンデキム


Ⅱ リバース
性別・価値観・視点が変わると印象も大きく異なる。
たかしやデキムの位置からでは
まちこの目に涙が溢れる姿や歯を食いしばる様子は見えていなかった。
1話を観て私が最初に感じたようなことを黒髪メッシュの女性も言っていた。
それを聞いて自分の裁定を反省した、ってことは
やはり虚無は地獄なのでしょう。
それとも単に裁定者として多様な可能性を検証できなかった視野の狭さを自省しただけかもしれません。
ノーナさんに怒られたのも
裁定者なら一瞬の表情の変化を見逃すな、って点だったし。

実際はあの推察も正しいか不明だし。


・まちこが一度別の誰かと過ちを犯したこと
→1話でまちこの語る場面と2話のメッシュ女性の推察の場面で回想が違っていたのが腑に落ちない。2話だと涙を流して後悔している映像に。それは推察に基づいたイメージ映像なのか。そもそも1話でまちこが語ったときに映像として映ったのはまちこの記憶なのか。もしかしたら、まちこの話を聞いてたかしがイメージした図かもしれない。

・職業柄か生きてきた環境ゆえか、たかしが人を信じ抜けないこと
→お腹の子もケータイも噂で話していたマッチという女性のことも、いろいろと疑心暗鬼になっている。頭が良いからいろいろ勘ぐってしまうのか。生来 人を信じられない性格なのか。


人の心は読むのが難しい。実生活ではもちろんアニメですらここまで複雑に描写されると…。極限状態だとよりわからない、なかなか極限状態の人なんて観る機会が無いし、そんなに追い詰められた状態では常識では考えられない方向に思考が働くかもしれないし…。
そういえば神にーさまが言ってたっけな、リアルはめんどくさい!ギャルゲーは( )で女の子の気持ちが出るからわかりやすい
みたいなこと。

デキムたち裁定者にも心の声が見える能力が備わっていれば苦労しないのに。マオのギアスみたいな感じで。


次の遊戯は
打って変わって和やか
前回の嵐が嘘のような
爽やかな快晴でございます。
デス・ボウリング改めLOVEボウリング
切ない乙女心と全てを知って受け入れる男しげるイケメン!!
前回のたかしさんと違い 器の大きい男です。
ってかあの事故で死んだのは二人だけなんですね…。

般若の面が無かったということは必ずしも裁定を転生と虚無に分けなければいけない わけではないってことか。
今回の場合はそれが最高のオチですね。今回の転生は天国か地獄かで言ったら間違いなく天国
二人にはぜひとも来世で結ばれてほしいです。

しかし、必ずしも転生と虚無に分けなくてもいいのか…。なら別に同時刻に死んだからって変に競わせないで別々に個人を裁定すればいいんじゃないのかな?
デステトリスとかデスソリティアとかデスマインスイーパとか

基本室内ゲームですよね。
同時刻に10人亡くなったらデスバスケになるのかな?
バレーやアイスホッケーもありえる。

っていうか そもそも相手によって行動は変わるでしょう。中年のおっさん相手だったらあんな和やかにならなかっただろうし、そしたら展開も異なって もしかしたらしげる君は虚無行きになっていたかもしれないし。そういうのも含めての運命なのかな。


次もこれくらい優しい物語だといいな

…なんて思った私が馬鹿でした。
Ⅳ デストリートファイター
重いよー重いよー
境遇が…重い……
与えることに 生きることに必死だった女と
与えられてばかりで与えることなく、生きる目的を見出せず投げ出した男。
愛されず虚無に落ちた女と 愛され転生した男。
女も可哀想なんだよな、なんか…。悪い男を引き寄せやすかったのかな?美人だし、より気をつけないと。
子どもだけが支えだったんだろうなあ でも子どもには好かれてなくて。
あの人も転生して今度こそ良い人生を送ってほしかったけど、やっぱりあのリアルファイトが裁定に大きく影響しちゃったんだろうなあ…。
さすがにあれは笑えなかった、ドン引きしたもん。でも、あれも暴力が日常にあったから…悲しい人生ゆえに思い至った行動でもあるわけで。やるせない…


Ⅴ 一度転生したことのある男が出てきた…かと思ったらそれはひっかけで
裁定者デキムの抜き打ちテストが目的。
ギンティは裁定者にしては喜びや怒りが見え隠れするキャラですね。

Ⅵ ツイスターゲーム
…ん?観るアニメ間違えたみたいだ(笑)
やってくれるぜ!
今までOPでしか見られなかったパレード感がここでようやく出てきました。前回はバトルシーンの作画がすごかったけど、今回はいろいろすごい(特に表情)

6話を見終わった人の半分はやったであろうこと↓

Hの人文字をこっそり試してみる




BARの日常といった感じの回ですね。

デキムには人の心が埋め込まれている?
裁定のために存在する裁定者は死を体験しない、人に近づいてしまうから。感情を知ることができない、人形だから

死者たちは人形に魂を組み込まれゲームをしている。その人形はゲーム後 破棄され
裁定者は一定の期間が過ぎると携わった客の記憶が消えるようになっている。デキムはそれを形として残したくて人形を保存している



Ⅷ Ⅸ デス エアホッケー
……。
心の奥の深い感情に向き合うのはかなりのエネルギーが必要だって
…刑事が言っていたとおりだ。
精神的疲弊感が3話や6話とは比べものにならない。善と悪、人の心も物語の結末もどちらにも傾きうる。脆くて、とても容易に変わってしまう。


☆裁定者は人間の感情を知らずに裁定ができるのか?
裁定に異を唱える女。たしかに心の闇を引き出す、というよりは無理やり闇を生み出し拡大させているように見える。
裁定を糾弾されたデキムは苦しそうに胸を抑えていた。
ノーナによってデキムには心が埋め込まれているから?
強い感情に当てられることで何か変化が起きる?
それが彼女の狙いなのか
裁定者に感情が芽生えることであの世界の理に変化が起こるのか?


しかし、狙いがあってデキムに担当させたとはいえ、あまりにも惨い。惨すぎる。こころが擦り切れる…


もぅマヂ無理。ごちうさ観ょ….
ぴょんぴょん
魔法少女チノ爆誕!心ぴょんぴょん♪

ふぅ、助かった。仙豆並みの効力がありますね。



X〜XⅠ
前回から一転。
穏やかなゲーム展開では記憶が蘇らずに淡々と終了してしまい、裁定が困難になる。


虚無は意識が残り続けるのか…全くの無ならば救いとなりうるかもしれないが、ひたすら後悔しながら落ち続けるってのは…さすがにどう考えても天国では無いですね。

知幸とマユ、保留されていた二人に裁定の時が迫る。

見定める者と生きる者…マユとギンティは
まるでマリアとミカエルのような関係性。
理への恭順、自由意志による選択。
マユは大切な人のために自分を捧げることはできたが、大切な人を守るために他の誰かを犠牲にすることはできなかった。だから、ともに虚無へと堕ちることを選んだ。自ら選んだのだ。
他者が生きがいであったマユとは対比的に、知幸は自分を取り巻くものに真の幸福を見出すことができなかった。


知幸はフィギュアスケーターだった。
アニメーションでここまで本格的にフィギュアスケートを描かれたものは初めて見た。美しいし画面映えするけど動かすのは大変そうですね。

フィギュアスケーターとして活躍するも、競技中の怪我で選手生命が終わり
その後何も目的や喜びを見出せないことに絶望して自殺…。


裁定にあたり
デキムは彼女の全ての記憶を知ろうとする。





XⅡ《鏡のように崩れた世界》
まやかしであっても現実の世界を映していたのではないか?


マユのときと違い、知幸は
自分が生き返る代わりに世界の誰かが死ぬと言われる。
哀しみにくれる母親を目の当たりにして彼女が思い出したのは
BARに訪れた人々の嘆き悔やみ。

分かり合えない
理解し合おうとするのが間違いだった、と思うのが間違いだった。
たしかに理解し合うのは難しい。それでも理解したいと思うのが人間。


自分の過ちを悔いて、母親の元に帰りたいと思うが
そうすると新たな悲しみが世界に生まれる。知らなければボタンを押せただろうが、クイーンデキムで見てきてしまったから…。
どうしようもない苦しみに張り裂けそうになる。


悲しみを知り、人を思いやれるようになって、人は人と成る。
あの瞬間、たしかに彼は人間だった。






→The PARADE will continue forever and ever...
知幸が裁定されて物語は一つのピリオドを打ったものの、大局的な観点では裁定者たちに僅かな変化が起きただけ。やがてはこの小さな兆しが大きく芽吹くことでしょう。

これは2期必須!!
物語も作画も音楽も全てが高クオリティ。
これほどまでに登場人物が感情を剥き出しにする作品…声優の方々も演じ甲斐があったことでしょう。
最初にアニメミライのPVを見たときも面白そうだと思ったけど、ここまで来たらかのシステムと何らかの決着をつけるまでアニメ化してほしいものです。打倒 花じい!

投稿 : 2015/04/06
閲覧 : 207
サンキュー:

10

ネタバレ

すばる☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

虚無 or 転生

人間は死んだ後、魂を転生するか虚無とするかを決めるため裁定場に送られる。

ほとんどの記憶がない状態で送られた2人がゲームをしながら、記憶を思い出し・・・。

そして、ゲーム中に見え隠れする感情や行動を元に裁定していく・・・。


大きくは上の内容を1話完結(前・後編)で描きます。

その合間にはある人間の女性とある計画を行うため暗躍する裁定者の動きが描かれます。


「あぁ、なるほどなぁ」と思う描写や社会風刺、死と生と感情が。

特に感情がこのアニメの一番のテーマとなっています。

少し、「ん?」となるシーンはありますが、名作と言える作品だと思いますよ。

投稿 : 2015/04/06
閲覧 : 253
サンキュー:

11

ネタバレ

rrre:nk さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

久しぶりにボロボロ泣いた

生と死について考えさせられました。
特に自分と知幸、自分の母と知幸のお母さんが重なり、ボロボロ泣きました。
本当に素晴らしい作品です。

投稿 : 2015/04/06
閲覧 : 200
サンキュー:

5

りおんぱん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

「いらっしゃいませ、クイーンデキムへようこそ」

何も知らない2人のお客様を迎えるのは
不思議なBAR「クイーンデキム」そしてバーテンダーの「デキム」
デキムの口から語られるのは命がけのデスゲームへ誘い
徐々に本性があらわになるお客様たち
デキムは「裁定者」と名乗る
デキムの下す裁定とは?


~感想~
想像していたストーリーとは全く違いました
1話目はグッと心を掴まれたのですが
話が進むうちに私の世界観は見事に砕けました
裁定者としてデキムはまだまだ未熟
1話目にして裁定失敗
これにはさすがにどうかと思う
心を掴まれたのに批判意見と矛盾してますがどちらも強く思ったことです

もっとシリアスな話が良かったな~
裁定者という設定はすごく面白くてよかったと思う

ストーリー全体的に広がるような内容・設定がないので
マンネリ化してしまっている

ストーリーに抑揚がない作品なので好みはわかれるのかと思いました。

投稿 : 2015/04/06
閲覧 : 385
サンキュー:

15

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

楽しそうな職場ですなぁ

レビュータイトルはOP詐欺ならぬタイトル詐欺といった所です。

あながち間違っていない所も・・・

マッドハウス制作による「アニメミライ2013」の1作としての

デス・ビリヤードの基本的な世界観等を引き継いで作られた作品です。

全12話


謎のBAR「クイーンデキム」に今日も二人のお客様がやって来て

バーテンダーのデキムは二人をお互いの命をかけたゲームに誘うの

だった・・・


最初の話でこのデキムがいる空間がどのようなものでここで何が

行われるのかあらかた分かる感じでした。その話はその世界観を強調

するかのような描写もあって、言うなればグロイ感じかな。それが

苦手な感じだったのでそこでやめてしまいそうでした。ですが二話、三話

と見ていくとただそういうだけの話があるわけではないのかなと思い

視聴を継続して最後まで見ました。

途中OPのJKが来た時はOPのノリなら面白い感じになるだろうなぁと

思っていましたがやっぱりそれは的中していて面白かったです。

デキムだけでないこの場所に存在するものたちの色々な部分が描かれ

それぞれのキャラが自分たちの思う所を持ってやっているというのが

ちゃんとあって良かったです。


OPの映像と一話の落差からOP詐欺じゃねーかという感じでしたが

中にはその雰囲気を持った話やここにやって来る人々がここで漸く何か

に気が付いて変わっていくいい話もあって面白かったです。

それからデキムの所にいる知幸という女性が一体どのような存在で何故

ここにいるのかというのが序盤から少しずつ見えていて、最後にきっちり

とまとめあげて解決出来て良かったです。


OPの映像を歌っている人たちが全力で再現しようとした動画を

見たのですが何か笑いが止まらない感じでした。


途中微妙だった話もありましたが、全体的によくまとまっていたと

思います。EDがゲームをした人たちのそれまでを映していたりして

喪失感みたいな自分の中から何かが少しだけ抜け出ていってしまった

感じになる曲でした。

◆個人的点数評価 79.249点

投稿 : 2015/04/06
閲覧 : 364
サンキュー:

42

ネタバレ

oorbN94185 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:今観てる

なにがしたかったのか

「裁定」の必要性は最後まで疑問でした。あのガバガバすぎるシステムで人間を「裁定」すると言い張るのはあまりにも滑稽です。
連れてきた二人の人間を強制的にゲームに参加させ、心ゆくまで拷問し、先に耐え切れなくなった方を地獄に落とすというのはただの外道の所業のほかなりません。
趣味が悪いにもほどがありますね。
単純にこのアニメと同じメッセージを訴えるだけならばあのようなグロテスクな描写を入れる必要はなく、残念ながら、刺激の強さや恰好で視聴者を釣ろうとする制作の恣意的な意図が伺えます。

「裁定」を改善するのがこの話の目的なのはわかりますが、スタート地点の程度が低すぎて呆れてしまいます。
デキムはロクに頭を使わず、とりあえず二人を拷問して、悪く見える片方を虚無に落とす、という超適当なスタイルでした。
思考能力が備わってる癖にそれを全く生かしていません。
こんな適当な「裁定」をしている奴がデキムのほかにもゴロゴロいるんでしょうか。末恐ろしいですね。
はっきりいってこれは人の心も持つかどうか以前の問題です。
あと、赤い髪の奴なんか、感情がないとかほざいてる人形の分際でいつも切れて怒鳴ってうるさいし、
「裁定」の際は拷問をじっくり楽しんでいると、作中で喋っていました。
こいつはもはや語るまでも無く論外ですし、見ていてひたすら不愉快でありました。

これらを一通り見て感じたのはむしろ、
「世の中に悪い人間が蔓延っているのは、あの世に魂を裁定する場所など存在しないからだ」
という、皮肉的なメッセージくらいです。


それはさておき、キャラの評価に移っていきます。

・主人公

まず一番に言いたいのは、彼女の自殺の動機があまりにも幼稚すぎるという点。
物語の終盤、彼女の死後の仮の体の崩壊が徐々に始まる中、デキムと接することによって徐々に過去の記憶を取り戻して行きます。
スケート場でデキムのピアノの伴奏に合わせて踊りつつ、感傷に浸りながら人生を振り返る一連の流れは秀逸でした。
脚を怪我してスケートができなくなったことを思いだす所までは良いです。
しかし、問題はその先の記憶にあります。

「人と人は分かり合えないと絶望して、死んだ」
これ、正直意味がわかりません。
分かり合えない→自殺
というのは、一体どういう論理なのでしょう。
あの話を見た方なら、少なからず疑問に思った方もいるはずです。

当然人と人は完全にわかりあえるわけではありません。百歩譲って大学生になるまでそれに気づかなったのはいいとします。
しかし、例え人と人が分かり合えないとしても、人が人を思いやる心や、意を汲み取ろうとする姿勢は理解できるし、尊重されるべきです。
それらを無視して自分勝手に死なれてしまっては、同情の余地が全くないのです。
せっかく途中まではいい雰囲気だったのに、幼稚な動機のせいで主人公に全く共感できなくなり、完全に置いてきぼりにされました。

また、最後に主人公が死んだことを後悔して泣きわめくシーンがありましたが、自業自得としか言いようがなく、感動はできませんでした。
あのボタンを何度か押しかける描写も、主人公の性格を切に表しているように思えます。


・デキム

人間の感情が入ってるといわれている割に、一番人間らしくない裁定者だったような気がします。
もしかしたら、ビリヤード爺の目を欺くためにあえてそうしたのかもしれませんが。
人間らしい心を持つという兆候はほとんど見せず、最後の最後に主人公と一緒にちょっと泣いたくらいですね。
彼が何故あのタイミングでやっと心を開いたのかというのは些か疑問に思いましたが、恐らくは主人公と一緒に長く過ごしたせいで情が移り、泣きわめく姿を見て心を打たれたのだと思われます。
視聴者目線としては、あまり納得の行くタイミングではありませんでしたが。


・赤い髪の奴

人間の悪い部分だけを凝縮して詰め込んだようなキャラ。
感情が無いとか言われてる癖に毎回切れてばかりで見ていていやな感じでした。
クールな残酷キャラだったらまだ多少マシだったかもしれません。
デキムと違って最後までとんでもない外道野郎で、唯一の良心であるJKを虚無に放り込むなど、こいつの存在理由がいまいちよくわかりませんでした。


・水色っぽい女

気が強く、背は低いけどプライドは高そうな印象。
序盤で人間のことをわかったようなクチを聞きます。
わかってるんだったらもうちょっと出来のいい子を作ってほしかったです。

投稿 : 2015/04/05
閲覧 : 162
サンキュー:

6

くかす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

感想

同じ時間に死亡した2人をつれこみ命をかけたゲームをしてもらい
ゲームしてるときの態度で虚無か転生かを決める話

毎回毎回1話のような鬱な話ではなくギャグもあれば感動もある作品です

考察すると楽しいのかもだけど毎回なぜ虚無なのか
転生なのかのデキムの判断基準の説明が欲しいですね

判断基準がゲームしてたときの態度ってのも酷いですし
判断する人がデキムだけっていうのもどうなんでしょうか
虚無か転生かなんて大事?なことを一人が決めるのは違う気がします

投稿 : 2015/04/04
閲覧 : 230
サンキュー:

13

ネタバレ

田中タイキック さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

感情の果てには『愛』があったというお話

2015年1月~ 日本テレビ系列にて放送
全12話

突然、何も知らない二人の人物がたどり着いた不思議なBAR『クイーンデキム』
出迎えたのは白髪のバーテンダー『デキム』

「お二人にはこれより、命を懸けてゲームをしていただきます」

半ば強制的にデスゲームに参加させられ、二人はやがて人間の本性がむき出しになっていく
ゲームの果てに自らを『裁定者』と明かすデキム
人間の本性を暴いた先に下す『裁定』とはいったい…


まず物語の構成
2話完結のお話から始まり、1話完結の話もあれば
終盤に向けて含みを持たす繋ぎの回もあったり
展開の仕方が様々な作品です

また、あえて物語の結末や登場人物の行動原理
世界観の説明をぼやかすことで
物語の空白を作っているところが特徴です

一応、結論というのは導き出されますが
明確な答えを提示してくれることは無く
果たしてそれが正解なのか?
そんなことを考えてしまうような
文学的な趣きの強い作品でもあります


キャラクターデザインは決して流行りの絵柄では無いものの
洗練されていてカッコイイ絵柄
また全体的に作画がとても良く動きの激しいシーンや
細かい日常の仕草など細部にわたって作画レベルの高さが印象的
特に表情豊かな゛作画の芝居゛が声優さんの凄みのある演技と相まって
思わずおぉっ!唸ってしまう場面が多々ありました
特に9話のゲスト声優 藤原啓治さんの演技と11話のスケートシーンは
このアニメのベストシーンだと思います


そしてこのアニメには実に様々なテーマが内包された作品であると思っています

『既存の自動化された体制への反抗』であるとか
『見ている人の死生観に問いかける』ものであるとか
『正しい人生、より良き人生とは』みたいなものとか

しかしそのどれもがキャラクターや世界観と同じく
明確な回答を提示してくれる作品ではありません
視聴者がどれに重きを置いて見るのか
取捨選択が必要な作品だと感じました

それでも最終回の予告映像を見るとこの作品の主題が何となく感じとれると思います
最終回だけ2分程度のロングバージョンの予告が公開されていて
内容は劇場版の予告みたいな作りになっていて核心的なネタバレは無いので
この予告を見てから視聴すると印象が変わってくるかもしれません
もちろんフラットな状態で見たいという人は閲覧注意です


デス・パレードLast episode予告動画[Long ver.]

https://www.youtube.com/watch?v=40_pSjR_1OM


【総評】
一貫してダークな雰囲気で人間の黒い部分を暴いていく物語かと思いきや
ギャグに徹した回があったり素直に感動できる回があったり
作画・声優・演出が高いレベルで融合した物語の幅広さが印象的でした
それゆえにどっちつかずな展開が気になる人は多いかも
見終わった後、後味の悪いような感覚はありませんが
心によく分からない引っかかりが出来てそれが何なのか考えてしまうような
良くも悪くも簡単には消化できずに様々な感情を呼び起こす作品でした

あとOPがすごくファンクでキャッチーなノリの良い曲でお気に入りです
OPバンド BRADIOは他の曲もどれも素晴らしいです

多くの謎を残し、キャラクターがその後の展開を予感させる態度だったので
2期というものをどうしても考えてしまいますが
個人的には今回、原作・監督・脚本を務めた立川譲さんには
「俺の描きたい物はまだまだあるんだ」
という野心的な心意気を感じたので全く別の新しい作品を期待してます



以下、最終回を中心にネタバレ感想


感情の果てには『愛』があったというお話

{netabare}ずっと疑問だった『裁定者は感情を持たない』という設定
いや、あるじゃんっていう
怒ったり酒飲んで喜んでるのも感情ってやつじゃん
そんな疑問に自分なりの仮説を立てました

まず感情の分類をします
感情の分類は実に様々な人が行っておりいくつもの推論があります
この作品においては六情

喜 怒 哀 楽 愛(いとしみ) 悪(にくしみ)

の六つの感情で分類されると思っています
理由としてはまぁ一番メジャーじゃん?っていうのと
六情は六根とも呼ばれ仏教に由来した言葉であるということ
デス・パレードの劇中には仏教をモチーフにした描写が随所に見られました

喜怒哀楽は自分の内に秘める感情、愛と悪は自分の外 つまり他者に向ける感情であります
裁定者達には潜在的に喜怒哀楽と悪(悪意)の感情はあるけれど
愛、すなわち慈しむ心だけが無くそれを指して
『裁定者は感情を持たない』と定義しているんではないか?というものです

ノーナ以外の多くの裁定者は他者(人間)に対して無関心か悪意という感情しか向けてこなかった
ノーナ自身だって80数年の歳月を経てようやく裁定のシステムに疑問を持ち
裁定の在り方を変えるには人間の心に寄り添うべきではないか?と思うようになります

それだけにデキムの存在は非常にイレギュラーでした

「私は生を全うした人間を尊敬しています」

7話のクイーンとの裁定者の業務引き継ぎの場面で言ったデキムの発言はノーナにとって衝撃だったのです
尊敬という他者に向けた言葉、しかしデキムはその本質(感情)までは理解していませんでしたが
ノーナはそんなデキムに大きな可能性を感じ
『デキムを利用した裁定システム変革計画』が始まったのです

その変革計画を達成するためにはデキムに『愛』の感情を持たせる必要があった
そのためにわざと死の記憶を持たせた女(知幸)を送ったり人殺しの人間を送ったりと
裏で色々やってたわけです


結果、デキムは感情(愛)を手に入れることが出来ました

10話でノーナが「裁定者の記憶容量は気にしなくていい」と言って用意させた
普段の裁定ではありえないほどの膨大な知幸の記憶を元に
仮想空間を作ってまで極限状態を作りだそうとします
今までひたすら無感情に”ただ必要だから”という理由で極限状態を作りだしていたデキムが
初めて『悪意』をもって極限状態を作りだそうとしたのです
デキムはそんな知幸の感情の爆発を受けて心が痛みます
他の裁定者は標準で持ち合わせていた喜怒哀楽すら持っていなかったデキムにとって
知幸の膨大な記憶と感情が流れ込んだことにより『後悔』と『哀しみ』を覚え
慈しみを持って許されたことにより『愛』を覚えました

この一連の流れが演出と相まって素晴らしい最終回でした
特にデキムが笑顔で知幸を見送るシーン
知幸の笑った顔、泣いた顔、様々な表情をフラッシュバックさせた先に彼女に対する『愛』
それがデキムにあんなに良い笑顔をさせたのかと思うと涙が止まりませんでした

そして最後のOP

これから少なくともデキムの裁定は確実に変わっていきます
まだまだ不完全なシステム、不完全な裁定者ではあるけど
このFlyersの曲のように楽しい職場になっていくだろうと

「きっとなれるさ なりたい自分に」

これからのデキムを後押しするようなメッセージを残して
非常に前向きな気持ちいい余韻を残しながら終わったのも最高でした
詐欺OPではなく予知OPだったんですよ!!


ちなみにギンティも『愛』を少しだけ知ったのだろうと思いました
マユのコケシを残していたのもそうですが
黒猫のミーマインが消えていたこと

ミーマインが単純にアイマイミーマインのme,mineだとしたら
有田マユ=Mayu→My
I,my,me,mineのうちmy(マユ)とme mine(ミーマイン)が消えて

残ったのは I = 愛

ギンティにも『愛』の感情は芽生えていたんだよ!!

以上、言葉遊びにもならないこじつけでした


おわり
{/netabare}


11話までの各話感想
{netabare}
【1話までの感想】最後までリドル・ストーリーで行くのか!?
{netabare}リドル・ストーリー (riddle story) とは、物語の形式の1つ。物語中に示された謎に明確な答えを与えないまま終了することを主題としたストーリーである。 ※Wikiより

元々は「アニメミライ2013」の作品内の1つ「デス・ビリヤード」をもとにしたオリジナルアニメ。
原作・構成・監督を務める立川譲さんはTVアニメ初監督らしいですね。
このリドル・ストーリー、最後は視聴者のご想像にお任せしますよ方式は賛否両論ありそうですけど私は好きです。短いストーリー限定ですけど。引っ張りに引っ張って最後は視聴者の~ってやられた作品もありましたし…
この作品に関してはまだどっちに転ぶかわかりません。2話目で1話の答え合わせ的な話をするのかもしれませんし、まだ様子見といったところでしょう。

OPはノリノリな曲でしたね!クイーンデキムの従業員(レギュラーキャラ?)も沢山いるみたいだし日常回というか明るい話もあるんでしょうか。気になるところです(`‘ω‘´){/netabare}

【4話感想】中々見えない本筋に辟易しながらも、この世界観から抜け出せない
{netabare}3話ですっきりいい話で終わってたのに4話でまたモヤモヤが残る展開に。
黒髪の女に何度も突っ込まれる行動に『裁定に必要ですから』とデキムは返してましたが黒髪の女にも視聴者にも納得させるだけの描写が足りなかったので「このゲーム本当に必要なの?」という疑問が残りました。
最後のデキムの謎の包容力にちょっと笑いましたが死を受け止められない人にすべて吐き出させて死というものを改めて受け入れさせるのも裁定者の仕事なのかな。
どんな人生であったとしても最後に「お疲れ様でした」と言われるのはなんだか救われますね。{/netabare}

【6話感想】いったい何なんだこのアニメはぁ!?
{netabare}今回はデキムではなくギンティの所に死者が来るお話。
ゲームの内容はツイスターゲーム。アニメでツイスターゲームをするとエロ回かギャグ回にしかならないけど今作でも立派なギャグ回になってしまいました。
しかも裁定はせず終了!いったい何がしたかったんだ・・・
今回登場したギャル 有田マユは公式サイトのキャラ紹介にちゃっかりいたんですね。ということはレギュラーキャラってことでいいんでしょうか?

死んで悲しむのは残された人達で死んだ当人は案外楽しくやってるもんだよ!むしろ死後のほうが楽しいよ!!な回でした。
{/netabare}

【8話感想】本格サスペンスはじまた この引きは卑怯・・・
{netabare}久しぶりの前後編
人を殺めた人物が送られてくると聞いて自分には経験がないと心配するデキム
そういう人はやはり裁定の基準も変わってくるのだろうか
Cパートで二人とも殺人を犯していたと判明
黒髪の女にも二人の記憶が流れこんでいきそこで島田の妹が襲われている映像や犯人らしき金髪男の顔
辰巳のデスクには島田らしき人物の写真
二人の事件は明らかに繋がっています。では誰が誰を殺したのか…それは来週のお楽しみ
前提条件として裁定者のもとに来るのは「同時刻帯に亡くなった二人」
これを考えるとこのシリーズ史上最も胸くそ悪い展開もありえるかも
次回をドキドキしながら待ちたいと思います。{/netabare}

【9話感想】Q.面白かった?つまんなかった? A.すごかった
{netabare}凄まじい回だった
あれこれ考える間もなくこのドラマに胸ぐらつかまれて引きずられる感覚
声優さんの演技が鬼気迫る名演だったのも印象的でした。
今回でデキム自身にも大きな変化がおきそうです。
今一度裁定者とは何なのか見つめ直すきっかけの回でもあるかな
正直、故意に人の心の闇を暴くってのも相当むちゃくちゃだし辰巳にさらなる苦しみを与える場面は明らかに裁定者の領分を逸脱してる・・・
と思うんですけどねぇ
デキムにとって何が最適な裁定なのか見つけ出す物語なのかな
黒髪の女の件もあるし最後はどうなるんだぁあああぁ{/netabare}

【11話感想】最終話のサブタイは「自殺旅行」
{netabare}前回で名前が明らかになった黒髪の女「知幸」
今回でついに亡くなった原因が判明しました。
自殺…自分の全てを捧げ取り組んでいたスケートが奪われてしまって残ったものは何も無いと思ってしまって…
理解はできるけど心の中ではどこか納得できない部分があるのは私が命をかけて何かを成したことが無いからなのかもしれない
中盤4分くらいのスケートシーンは作画の凄さと相まってすごく綺麗で儚い
アニメでここまでのスケートシーンを見たのは初めてでした。
デキムは自分のすべきことが固まった様子
しかし爺さんが何やらきな臭い
マユが原田くんと共に虚無に落とされるシーンも切ない
しかし最後は原田くんと共にいられて良かったのかな
これがギンティによるせめてもの温情なのか
やはり人間とは理解できないものとしての行動なのかはわからなかったです。
最終話のサブタイトルはスーサイド・ツアー
穏やかじゃないタイトルだけどその真意は如何に!?
覚悟をもって見届けたいと思います{/netabare}

自分用に世界観と用語を整理

【トーテム】
大地から奈落の底へと伸びる巨大なタワー
タワーは無数の階層に分かれていて、それぞれに裁定者が存在する。
他にも裁定者に死者を振り分ける整理係、
死者たちの記憶を編集する情報部など様々な部署が存在する。

【クイーンデキム】
本作の主人公、デキムが管理しているBAR

【裁定者】
人間の魂を裁定し、「転生か虚無」に送り出す者
BARに訪れた客に死んでいることを気づかれないよう、ダーツやビリヤードなどの命をかけたゲームを強制し、その様子から裁定を下す。
{netabare}裁定の基準にゲームの勝敗は関係なく、ゲームの過程から人間の本心や心の闇を見て裁定を決める。そのため意図的にゲームを妨害するなどして「極限状態」を作り出すようにしている。 {/netabare}

【転生と虚無】
裁定を受けた者の魂が向かう場所。
死者の体は魂が送られた後、ただの人形と化す。
転生とは、 {netabare} その名の通りまた別の命となって現世に戻る。{/netabare}
虚無とは、{netabare}あらゆる負の感情と意識を抱いたまま何もない空間に永遠に落とされる。
※公式サイトでは転生と虚無の捉え方がこのようになっています。これを見るにデキムの言う「天国と地獄」は転生=天国、虚無=地獄ということになるでしょう。{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2015/04/03
閲覧 : 948
サンキュー:

52

ネタバレ

Misasagi さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

一番聞きたいことは…

このアニメを見ていてずっと考えていたことがあった。
結局このアニメ、何がしたいの?
裁定者が同時に死んだ2人の人間を裁定し続けるアニメ。
それがずっと続いていく。
でも最終回で納得した。不思議なことに納得できた。
今の体制を維持するために、あるいは裁定者を守るために、現状を維持するのか。
それとも死んだ人間のために、その心に寄り添うのか。
どちらが正解か…
なんにしろどうせ観るなら最終回まで観てほしいアニメだ。
私がアニメの裁定者なら虚無には堕とさない、転成を望む。

PS
このアニメのOP最高!正直最終回直前まではOPのために観てた。是非一度聴いてほしい。

投稿 : 2015/04/03
閲覧 : 161
サンキュー:

4

ネタバレ

alpine さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

評価されるべき

録画分全て見終わりました。
前作(若手アニメーター育成プロジェクト『アニメミライ2013』)デス・ビリヤードの続編です。
デス・ビリヤードはリドル・ストーリーとして作られていましたが
本作品はその内容をスポットしたものとなっています。

大まかな内容としては
とあるバーに客が2人入店してきて、その2人が「命を懸けたゲーム」をさせられるというストーリーです。
「命を懸けたゲーム」に勝ったら(もしくは負けたら)どうなってしまうのか・・・という心理状況から
客がどのような行動に出るかを描写したシーンが多く、胸糞的なストーリーが苦手な人にはあまりお勧めできません。
かといって、カイジやライアーゲームとは違い、心理戦のような描写はほぼ皆無ですので
心理戦が好きな人にもお勧めできません。
「人間観察」がこのアニメの肝であり、キーワードと言った所でしょうか。
泣ける要素もあります。

とまぁ・・・これ以上の説明は完全にネタバレとなってしまうので、これで興味が湧いた人はDVDを待ちましょう。

独特な作風と内容で"媚びていない"上にしっかりした作品なので、私は高評価です。

デス・ビリヤードを見た人は ↓ネタバレをどうぞ↓
{netabare}
デス・ビリヤードでは、お爺さんの行き先が虚無になってしまった事がリドル・ストーリーとして体を成していましたが
本作品は1話目の2人以降は行き先と原因がはっきり分かっており、前作の雰囲気は1話目のみとなっています。
その後は「裁定」を挟みつつ「裁定者」の日常と行末を書いたストーリーになっています。
やや尻切れ感はありますが、途中まで胸糞なストーリーが続いたので、悪くない終わり方だったと思います。
完結していない感じですが・・・DVDの売上次第では2期に続きそうですね。
{/netabare}

投稿 : 2015/04/02
閲覧 : 252
サンキュー:

10

はがね さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人生劇場(^ー^)

めっちゃ面白かったです(*^▽^)/★*☆♪

俺の中で今期ダークホースでした( ^∀^)

ストーリー自体はなかなか切なく重い内容が多いのですがそんな中でも心温まるシナリオがあったり、、(^ー^)

かなり「人間の生」に対して重点を置いたテーマです( =^ω^)

重い内容の中には少し笑える箇所もありバランスが良かった気がします(^○^)

まだ見てない人はオススメしたいアニメです(*^▽^)/★*☆♪

投稿 : 2015/04/02
閲覧 : 323
サンキュー:

32

はちくじまよいちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

思いのほかおもしろかったです。

人の表面と感情は異なるものだと実感させられるアニメでした。ストーリーがマンネリ化しそうだなと心配してましたが、色々なキャラが登場したり、裁定者や舞台を変えたりしつつ、うまくストーリー展開してたと思います。この設定大好きですし大きなテーマも残ったままですし、続編を密かに期待します。

投稿 : 2015/04/02
閲覧 : 202
サンキュー:

11

奈々 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

惹き込まれる

1話を見た時から「これ好き!!」と感じました。
ミステリアスで緊迫感があって…
1話だけでは意味不明な点も多いですが、2話できっちり理解できるようになっています。

一つのお話としてすごくまとまっていましたし、
「生きたい」と感じさせてくれる作品です。

OPもオススメですよw

投稿 : 2015/04/01
閲覧 : 224
サンキュー:

6

スマートなトーマス さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

何がしたかったのかよくわからない感じでした。

投稿 : 2015/04/01
閲覧 : 260
サンキュー:

2

かみさん3号 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

玉石混淆

死者にゲームをやらせて、虚無に落とすか、転生させるか決めるってお話ですが、すごく面白い話もあれば、今イチってのもあって全体としては微妙な感じでした。
特にラストが綺麗な話すぎて、この作品のそれまでのダークな雰囲気とは異質な感じでちょっと残念でした。

60点。

投稿 : 2015/04/01
閲覧 : 184
サンキュー:

3

ネタバレ

フローズン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

面白いが少し消化不良

・前身となった「デス・ビリヤード」は未視聴
・雰囲気に惹かれ視聴開始

・OP、EDはかなりいいですよ!OPは凄く楽しいし、EDは余韻に浸れる

・丁寧な作画と、いい意味で間を取りがちな進行によって厳かかつオシャレな空気感が構築されていてとても良かった
・しかし、死者を裁定する裁定者、虚無と転生、人間の本性をあぶり出しその行き先を導く。。この設定の面白さはいまいちピンとこなかった
・考察する方は多いと思うが、そこまでする程そのもの自体を練り込んであるとは思えないんだよなあ・・

とはいえ好きな話数も沢山ある
・1,2話の問題編、解答編のような構成は面白かった
・また女子高生のマユとアイドルの男が出てくる回、あの回は今までの流れをぶった切るようですごく斬新に思えた。単純に1話完結としてのクオリティも高い
・終盤での知幸さんの話も面白かった、身に覚えがある事なんですが確かに自殺を考える時は周りの人のどんな言葉も届かないんです、
知幸さんと母親のシーンでは胸が痛くなった
・生きてきてよかったと聞くシーンでかなり救われた気分になる
・デキムと知幸さんが両者笑って別れられた結末が本当によかった

・ラストの花咲か爺さんのセリフや、ノーナの納得してない感から、続編ありそう
・是非やってほしい。これで完結するとしたら消化不良ですよ

追記
以上の感想を書いてから、皆さんのレビューを次々と読んでいったんですが、この物語の設定、世界観や裁定者の謎に解決を求めるのは間違っているような気がしてきたぞ・・私は最適解を求めすぎているような気がしている・・・・・うーんうーん・・・

投稿 : 2015/04/01
閲覧 : 285
サンキュー:

19

ネタバレ

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

生と死と

デスビリヤードでも書いたけど生と死を取り扱った話。

人間の死後の世界を体験した人って誰もいない。なので死後の世界は想像であり宗教であると思う。
そしてさらにその死後にまた死ぬのかよ。って感じです。
死んでいる人がそのあとの世界に行くことにどう感じることができるのだろうか。

虚無の世界がどんなところかわからない。
最低の基準がわからない。

と、書いたが意欲的な作品であり、アニメとしての作画も素晴らしく見るべき作品。

投稿 : 2015/04/01
閲覧 : 380
サンキュー:

14

ネタバレ

しんばくん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

そもそも何故裁定するのだろう。何故を想像する作品。

ジャンル        :リドル・ストーリー
話数          :全12話
原作          :立川譲 / マッドハウス
アニメーション製作 :マッドハウス
監督          :立川譲
シリーズ構成・脚本 :立川譲
キャラデザイン    :栗田新一
音楽          :林ゆうき
OP           :「Flyers」作詞 - 真行寺貴秋 / 作曲・編曲・歌 - BRADIO
ED           :「Last Theater」作詞 - Ryosuke・Ryo / 作曲 - Ryo
              / 編曲 - NoisyCell・PABLO a.k.a. WTF!? / 歌 - NoisyCell

参照元        :Wikipedia「デス・ビリヤード」

【あらすじ】
 何も知らない二人の客を迎えたのは、不思議なBAR「クイーンデキム」と白髪のバーテンダー「デキム」。彼は命を懸けたゲームをするよう二人を誘う。そしてゲームを始めた二人はやがて本性が露となって行く。ゲームの果てに自らを「裁定者」と明かすデキムが下す裁定とは…。 デス・パレード公式ページ「作品紹介」参照

【特徴】
①リドル・ストーリー(結末を曖昧にした話)
②シリアスで湿っぽい
③感動

【長所】
①徐々に明かされる記憶の意外さに驚かさせる
②デキムの下した裁定結果の是非を考察させるパターンと意図的に伏せられた裁定の結果自体を考察させるパターンの 2種類ある
③デキムの成長過程が描かれている
④登場キャラに謎が多い

【短所】
①考察ポイントとは別の伏線は回収されない
②確かな解を求める事は出来ない

【短評】
{netabare} まず長所①です。記したとおり意外性のある展開で退屈とは程遠い内容となっていました。驚かされます。
 続いて②です。本作は特徴①にあたる結末を暈して視聴者自身に考えさせるように出来ている話で構成されています。そして考えさせられるパターンが長所②の前者と後者の2種類あるという訳です。視聴者としては「それは違うだろ」とか「何やらかしたんだ?」など、思うところが沢山出てくると思います。こういった思考を促す部分が魅力と思います。
 続いて③です。②のストーリー以外に、裁定を終えていくうちにデキムの心境は徐々に変化します。最終的に物語開始時とどう変化したかという所も見所だと思いました。
 続いて④です。デキム以外のキャラも謎が多く、登場時には不明な所が幾つかあります。しかし、回を追う毎に明らかになる部分もあるので見応えがあります。

 次に短所①です。これは2期も作れる部分を残したという事です。ですが、1期だけでもスッキリする部分もあります。
 続いて②です。幾ら考えたところで明確な答えを得る事が出来ない部分もあります。また、お茶お濁していると捉えるか否かで作品の良し悪しが決まるかもしれません。{/netabare} 

【総括】
 全体的に湿っぽい雰囲気ですが、怨嗟の感情が渦巻いておどろおどろしい雰囲気の回もあれば、少しおちゃらけた雰囲気の回や心温まるやさしい雰囲気の回もあり、心揺さぶる話が多いです。また、ゲームで判明する記憶には意外性があって飽きる事の無い作りになっています。そして、最大の特徴は視聴者に考察を促す作りである事です。以上の事から笑いを求めている、湿っぽい空気が苦手という方以外にはお勧め出来る内容かと思います。

【思った事・蛇足】

デキムはトーテムでも特異な存在のようです。
というのも、生を全うした人間を尊敬しているからです。
何故特異であるかというと
その他のバーテンダーは只管来訪した客をルールに則って裁くだけで
人間を尊敬する事は無いからです。


因みにトーテムで働く従業員は人間ではないです。


それにしても
何故デキムは生を全うした人間を尊敬しているのでしょうか。
謎です。


私は何と無く尊敬する理由について作中の内容から感じ取ったのですが
尊敬する理由も結局推測の域を出ない訳です。
けれども
もやもやする事は無く
「そういう事で良いか」と勝手に納得出来ました。
(納得出来なかったらつまらなかったかもしれない…。)


それと
上では一切触れませんでしたけど
心理描写が丁寧で「感動出来る」物語になっていました。
なので
感動する事を目当てに観るのも良いかなと。
そう思います。




2期やらないかなー。

投稿 : 2015/03/31
閲覧 : 456
サンキュー:

19

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

思わぬ拾い物感

不思議なBAR「クイーンデキム」に、何も知らない二人が訪れ、
バーテンのデキムから命を懸けたデスゲームをさせられることに。
やがて、そのデスゲームでお互いの本性が顕になる……。

というお話。

前評判がさほど高くなく、あまり期待をせずに観たのですが、
これは面白いかもしれません。
どんでん返し的な要素あり、心理戦の要素もあり。
1話完結モノになりそうですし、ちょっとこれから化ける可能性ありです。

-------------3話視聴後、感想です。

2話で蛇足とも言える説明、謎解き回を挟んだので、それは余計だろ~
ってツッコんでしまいましたが、今回はなかなか良かったですね。
ちょっとほろりとさせる展開もあり。

こういうコンセプトの作品なら、肩肘張らずに安心して観られます。

-------------最終話視聴後、感想です。

とにかく全体的なトーンが好みです。
1話完結モノかと思いきや、けっこうクイーンデキムのエピソードも
多かったり、終盤は謎の人間の女(=知幸)の現世での出来事なども
しっかり描かれるなど、不自然なくクライマックスまで持って行き、
しかも少しほろりとさせる演出もあって、これはなかなかでした。

知幸の亡くなった理由(おそらく自死なのでしょうけど)をあえて
見せなかったのも好感です。

期待しないでみれば、かなり拾い物感が大きいと思う作品です。

投稿 : 2015/03/31
閲覧 : 230
サンキュー:

12

ahirunoko さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

1話完結+つながりあるストーリーだが、世界観の謎が最後まで不明

オリジナル作品。

独特な世界観、個性的なキャラ、基本1話完結で分かりやすいのでかなり掴み強いが、世界観の説明不足で納得できない。

何も考えないで観るには1話の内容が中々ヘヴィなので考えさせられる。
だから全体の世界観やつながりが適当だと視聴者は納得できない。

この作品の評価はかなり個々で分かれると思う。

おススメするわけではないけど観て損はないと思う。

投稿 : 2015/03/31
閲覧 : 211
サンキュー:

15

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デス・パレードのストーリー・あらすじ

「いらっしゃいませ クイーンデキムへようこそ」
何も知らない二人の客を迎えたのは、不思議なBAR『クイーンデキム』と白髪のバーテンダー『デキム』。「お二人にはこれより、命を懸けてゲームをしていただきます」彼の口から語られるデスゲームへの誘い。やがて剥き出しになる客達の本性。
ゲームの果てに自らを『裁定者』と明かすデキム。
裁定者デキムが二人の客へ下す裁定とは…。
(TVアニメ動画『デス・パレード』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2015年冬アニメ
制作会社
マッドハウス
主題歌
≪OP≫BRADIO『Flyers』≪ED≫NoisyCell『Last Theater』

声優・キャラクター

前野智昭、瀬戸麻沙美、大久保瑠美、細谷佳正、内山昂輝、白石涼子、柚木涼香、玄田哲章

スタッフ

原作:立川譲/マッドハウス、 監督:立川譲、シリーズ構成:立川譲、キャラクターデザイン・総作画監督:栗田新一、プロップデザイン:村上泉/秋篠Denforword 日和、演出チーフ:宍戸淳、キーアニメーター:小島崇史/戸倉紀元/石橋翔祐、美術監督:平栁悟、撮影監督:川下裕樹、色彩設計:堀川佳典、CG監督:廣住茂徳、編集:河西直樹、音楽:林ゆうき、音響監督:本山哲

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