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「屍者の帝国(アニメ映画)」

総合得点
65.1
感想・評価
301
棚に入れた
1624
ランキング
3531
★★★★☆ 3.7 (301)
物語
3.5
作画
4.1
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.5

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屍者の帝国の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ゾンビがいる19世紀末舞台のスチームバンク冒険活劇。魂の在り方がテーマかな?

執筆途上で早逝されたSF作家・伊藤計劃(いとう・けいかく)先生の小説が原作のスチームバンクです。
原作未読です。
フランケンシュタイン博士などの19世紀末の創作上の有名人が実在し、死者を動かして労働力にしている世界を舞台に、屍者(親友)の魂を求める医学生ワトソンが大冒険します。

19世紀末+謎テクノロジーのスチームバンク+ゾンビ
です。ゾンビ物としてかなり迫力満点でコワイです。
…元ネタ(フランケンシュタインやワトソン等の小説の知識)知ってた方が楽しめそうです。

{netabare}『物語』
死者(本作では「屍者」)に偽りのプログラム的なモノを注入して動かし、この屍者が労働力や軍事力として普通に世界中で受け入れられている…という、とんでもない世界観にまずビックリ!
時代背景は19世紀末、大英帝国やロシア帝国や大日本帝国が繁栄していた産業革命時代。
我々の世界と違い、高度なんだか古いんだかよく分からん謎テクノロジー(いわゆる「サイバーパンク」)+ゾンビで世界が繁栄している…ものすごい世界観です。

主人公の若き医学生ワトソン博士は死んだ親友を屍者にして、今は魂の無いロボットに過ぎない彼を、いつか本物の魂を取り戻す事を追い求めていく…。
ゾンビ物…と思いきや、ロボットSFでの古典的なテーマ(魂の在り方や人間性)に通じるテーマを感じました。

屍者技術の開発者である天才科学者フランケンシュタイン博士(小説のキャラですが超有名人)が残したという手記に、死者に真の魂を吹き込む方法がある!?
手記を求める旅路の果て、ワトソンがたどり着いた答えとは…!?

手記を求めて英国からアフガンや日本と世界を股にかけての大冒険!
軍事用ゾンビの猛攻撃に晒される戦闘シーンが非常に波乱万丈かつコワイ。
これ、ゾンビ系のホラーアクション物として想像以上の迫力でした。
波乱万丈な上に、次第に破滅のスケールがでかい戦いに巻き込まれる終末観で飽きさせませんでした。
…ただ、「ここは任せて先に行け!」なテンプレがちょっとクドかったかも?
クライマックスならともかく、何度もその展開だったのでw

…ただ、何故、死者の復活が禁忌なのか?結局、魂の在り方とは?
ちょっとよく分からず…難しかったです。
機械人形でも人間らしかったり、屍者もプログラムではない感情が本当はあるのか?それとも偽りの魂なのか?
はっきりとは答えが出せない感じ、それでも求め続けるのか?
フライデーの慟哭、そこには魂があったのだろうか?ワトソンの幻想か?いや、もしかして…?
面白かったのですが、視聴後、色々と疑問が湧いてあまりスッキリはしなかった。
かなり深いテーマの力作なのは確か、視聴後カタルシスがあるタイプではないのですが、噛みしめていきたい作品でした。


…余談。
死者を労働力に…といえば、箱庭シミュレーションゲームの「トロピコ2」思い出します。
配下の島民を死んだ後もゾンビにして働かせる…鬼畜ですねぇw
でもゾンビは賃金も食料も要らんので超便利なんですよねぇw
2015夏にアニメ化された「オーバーロード」でも、アニメ後の原作では帝国がアンデッドの労働力化計画進めてたり(もし2期あれば観れるかも)。


『作画』
ゾンビが蔓延するスチームバンク、素晴らしい作画でした。
スチームバンクも良いのですが、やはりゾンビがコワイ!
特にゾンビに詳しいワケではないのですが、迫力も動きも凝っていた。

『声優』
ワトソンの細谷佳正さんの配役は「ハル」から、探究者の青年を好演されました。
フライデーの村瀬歩さんは喋れないゾンビ…からの暴走や苦悶、迫真の熱演でした。
ハダリーの花澤香菜さんのミステリアスな美女、バーナビーの楠大典さんは大人のタフガイ良かったです。
大塚明夫さん、菅生隆之さん、二又一成らベテランが渋い。

『音楽』
主題歌「Door」はそこそこ主題を感じました。
BGMが良かったです。

『キャラ』
ワトソン博士は主人公としては可もなく不可も無し、でも親友の復活の為に邁進したのは凄い。
ただ、禁忌の迷いと親友復活の渇望…の葛藤は、意外と地味だった印象も。

フライデーは喋れないゾンビなのに、ワトソンより存在感ありました。
美青年ですしね。

ハダリーはテーマ的にも本作のヒロインに相応しかったです。
バーナビーはしぶといタフガイで頼れる。
ちゃっかり生き残るとは!
山澤静吾大尉も頼れたが、あの深手で生き残るとは予想外…

ヘルシングやフランケンシュタインやホームズなどの有名人多数なので、知っていると何か嬉しいです。
カラマーゾフやザ・ワンなど、業を背負ったキャラな印象。
全般的にキャラ立ってましたが、凄く印象的な程では無いです。{/netabare}

投稿 : 2015/10/18
閲覧 : 321
サンキュー:

28

arias さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 2.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

振り返るとハダリーのおっぱいしか思い浮かばない

映画作品
ムービックス仙台にて
SF/パロディ/19世紀/ゾンビ(屍者)モノ/原作小説
ノイタミナムービー第2弾【Project Itoh】
第一作目 屍者の帝国

原作未読。

傷物語やバットマンvsスーパーマン(実写)のムビチケカード(前売り券みたいなもん)を買いに行くのも兼ねて前々から観に行きたかった屍者の帝国へ。

映画が終わり家で感想を記録しているところだが思い返してみてもハダリーというキャラクターの分しか記憶が戻ってこない。
勿論ハダリーという女性のデザインとキャラクター性が好みだったのもある。
が、一番の要因は伝わりにくかったストーリー性のせいでしょうか。

私に理解力が足らないというのは重々承知してます。
それでももう少し緻密に膨大に原作である小説を読んだり、何度か映画を見なおしてみると理解と発見があるのかもしれない。
説明して欲しい場面がいくつもあった。
例をあげると、
この人はどうしてここまで評価されてるの?
普通に現れたけど何故誰も驚いてないの?誰の知り合い?
●●って何(誰)だよ!?
君の父親、趣味に走って設計しすぎじゃない?
などなど。映画作品とだけあってビジュアル面はとても綺麗なのでそこを推していきたいのもわかるんですが……。

ただね。前述の通りね。
ハダリーかわいいよハダリー。美しい。すごい。Yes
何故か映画本編だと増量してる胸部とか、花嫁衣装みたい服なのにパ●●●穴があったりとか。スタッフがとってもあざとい。
そんなスタッフなら作ってくれるはずだ。『ただただハダリーが写っているだけ』の2時間映画を。入場料10万でも払いますよ!いや、そんな作品ができたら映画館に住んでしまうかもしれないけど!

ということでハダリーや自然にゾンビしてる屍者の動き(CGだよね?)等の作画、ハダリー、音楽、ハダリーはとても良かったが、脚本面はイマイチな印象を抱きました。
プロジェクト第二作目『harmony/』のムビチケも買ったので次作も期待しております。


おわり

投稿 : 2015/10/15
閲覧 : 292
サンキュー:

4

キャン´ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

求めたのは、21グラムの魂と君の言葉

◆内容

"死者蘇生技術"発達し、屍者を労働力として活用している19世紀末。
ロンドンの医学生ジョン・H・ワトソンは、親友フライデーとの生前の
約束通り、自らの手で彼を違法に屍化を試みる。

その行為は、諜報機関「ウォルシンガム機関」の知るところのなるが、
ワトソンはその技術と魂の再生への野心を見込まれてある任務を命じられる。


それは、100年前にヴィクタ―・フランケンシュタイン博士が遺し、
まるで生者のように意志を持ち言葉を話す最初の屍者ザ・ワンを生み出す究極の技術が記されているという
「ヴィクタ―の手記」の捜索。第一の手がかりは、アフガニスタン奥地。

ロシア帝国軍の司祭にして天才的屍者技術アレクセイ・カラマーゾフが
突如新型の屍者とともにその地へ姿を消したという。

彼が既に「手記」を入手し、新型の屍者による王国を築いているのだとしたら・・・?フライデーとともに海を渡るワトソン。

しかし、それは、壮大な旅のはじまりにすぎなかった。


イギリス、アフガニスタン、日本、アメリカ、そして最後に彼を

待ちうける舞台は・・・?



◆キャスト&スタッフ

ジョン・H・ワトソン/cv.細谷佳正
フライデー/cv.村瀬歩
フレデリック・バーナビ―/cv.楠大典
アレクセイ・カラマーゾフ/cv.三木眞一郎
ニコライ・クラソートキン/cv.山下大輝
ハダリー・リリス/cv.花澤香菜
M/cv.大塚明夫

原作:「屍者の帝国」伊藤計劃×円城塔(河出文庫)
監督:牧原亮太郎
脚本:瀬古浩司/後藤みどり/山本幸治
キャラクター原案:redjuice
キャラクター設定:千葉崇明
総作画監督:千葉崇明/加藤寛崇
色彩設定:橋本賢
美術監督:竹田悠介
3D監督:西田映美子
撮影監督:田中宏待
編集:肥田文
音響監督:はたしょう二
音楽:池 頼広

主題歌「Door」EGOIST(ソニー・ミュージックレコーズ)

アニメーション制作:WIT STUDIO

制作:Project Itoh
配給:東宝映像事業部



◆感想&考察

Project Itohの3部作の内の第一作目となる作品ということで重い身体を奮い立たせながら劇場へ足を運んでまで観た「屍者の帝国」ですがまず、あらすじの方にも19世紀末と書きましたが、この頃の時代背景について少しまとめてみました。
話の主軸となるイギリスもこの頃は工業化による生産力の増大により得た、圧倒的な経済力と軍事力で世界の覇権を握っていました。
そして、イギリスを中心とした国際経済体制に世界を組み込んでいったというのがこの世界の時代背景です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

前置きはこの辺にしてそろそろこの作品自体の評価に移ります。
勿論、ネタバレにならない程度に書きますのでご安心下さい。
この作品の評価すべき点を挙げるのならば

「死者蘇生技術」という倫理的にも哲学的にも考えさせられる設定です。
死者蘇生だなんて聞くだけでゾッとしますね。倫理的にもおかしいなと感じる方が殆どだと思います。その反面とても魅力的な技術だと言う人も居ます。

そんな哲学的にも倫理的にも考えさせられる作品を観て私は思いました。
「倫理観って何だ」「そもそも魂とは」

あと、少し否定的事を言うと疑問を投げかけておいて結局最後まで何を伝えたかったのかイマイチ理解出来ませんでした。
これについては私の考えが至らないせいでもありますが明らかに難儀だと私は思います。

しかし、普段あまり哲学書等を読まない私でもそれなりに楽しめる内容ではありました。
良作画でキャスティングも申し分ないと思うので興味がある方は是非ご覧になって下さい。




◆最後にひとこと

拙い文ですが最後まで読んで下さりありがとうございました。
文体は迷走中なのでご容赦下さい。
より良いアニメ視聴の参考になれば幸いです。

投稿 : 2015/10/13
閲覧 : 241
サンキュー:

5

ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

娯楽作品としては原作よりよくまとまっています

-・-・-・-・-・-・-視聴前レビューー・-・-・-・-・-・-
本日公開の作品
私は来週けみかけさんと観てくる予定ですが
全くレビューが無かったので
誰か少しでも興味を持ってくれればと思い
筆を執ることにしました

この作品はノイタミナムービー第2段
Project Itoh3部作の一つとして
先陣を切る形になります

Project Itohというのは
2007年に彗星のごとくデビューし
2009年に世を去ったSF作家伊藤計劃の作品を
アニメ映画として公開するプロジェクトです

計劃が作家として活動できた期間は短く
世に送り出した長編作品は
虐殺器官
METAL GEAR SOLID GUNS OF THE PATRIOTS
ハーモニー <harmony/>
の3本だけですが
その短い期間で書き上げられた作品は
閉塞していた国内SF界に
新たな潮流を巻き起こす契機となりました

PSYCHO-PASSが最初にアニメとして放映されていた時も
ネットでは計劃作品との共通点などが指摘されていましたが
こうやって同じノイタミナプロジェクトとして発表されると
やはりPSYCHO-PASSシリーズのルーツの一端は
伊藤計劃にあったんだなぁと改めて思います

既にお気づきの方もいると思いますが
前に述べた3作品の中に屍者の帝国は入っておりません
昔から文芸の神様というやつは
俊才を見つけるとすぐに手元に置きたがるようで
計劃もこの作品を数十ページ書いた時点で
神の御許へと召されていきました

後を引き継ぐ形で残りを円城塔が書き上げたものが
このアニメの原作となる屍者の帝国となります
円城氏はスペースダンディの豪華すぎる脚本家の1人だったので
小説はあまり読まない方でも
アニメに精通している方ならばご存知かもしれませんね

しかしまぁ
この作品は計劃自身がほとんど関与できていない上
他2作は近未来SFだったのに対し
この作品は19世紀を舞台にしたいわゆる伝奇ロマン
これをProject Itohトップバッターに持ってくるのは
かなりの冒険だと思います
Project Enjohの間違いじゃないのか?
とか突っ込みを入れたくなります
これがこけたら他の計劃作品に響くんじゃないか?
とか心配になります

しかしこの小説を計劃作品と認められるかどうかは別として
読み物として十分に面白かったのは確かですので
映画版の出来はどうなのかこの目で確かめてこようと思います

-・-・-・-・-・-・-視聴後レビューー・-・-・-・-・-・-

原作から比べると大分いろいろ弄ってありますが
概ねプラスに働いていたように思います

原作未読既読に関わらず楽しめる作品だと思います
原作を一切読まずに見た場合
ストーリーの細かい部分はよくわからないでしょう
しかし、そこを画面の中で細かく描写してテンポを損ねるよりも
アクションシーンで一気に押し切ってしまう方が
ずっとスクリーン映えするのは間違いありません
終盤の圧巻の映像美にはただただ絶句するばかりであります

そもそもの原作自体がハイパーテキスト性の高い小説です
文学におけるハイパーテキストすなわち超文脈とは
語句や人物、事件などの名前だけを作中に使い
その説明は作品の外に置いてあるものを指します。
もしもその言葉をしっかり理解したければ
Webのhtmlリンクをクリックして別のページに飛ぶように
別の小説や聖書、哲学書、理工書など開かなくてはいけません
場合によっては映画、漫画、アニメなどに行きつく場合もあります

この手法を使う事で限られた紙面の中に
無限の奥行きを出すことができますが
同時にベースとなるジャンルの知識に乏し人間には
その面白さがさっぱり理解されない危険性も孕みます

かつてエヴァンゲリオンが空前のブームを引き起こした背景に
この手法がありました
難解な言葉を断片的に並べ一切説明しない
その結果たくさんの解説本考察本が出版され
それらが飛ぶように売れたのは
作品の外にある科学・哲学・宗教を
ガジェットとして次々に使い捨てた結果
非常にたくさんのハイパーテキストリンクが張られていたからです

この屍者の帝国という作品でも鏤められた要素全てを理解するためには
SF・ミステリ・科学・哲学・宗教そして19世紀の歴史背景など
幅広いジャンルの造詣を要求されます
また原作ではハイパーリンクを張らずに
作中にて詳しく解説されている事柄も
映画では冗長すぎるため解説部分を丸々削除されていたりします

こんな風に書いていくと
まるでこの映画が極めて難解で一握りの人だけが楽しめる作品
というように見えがちですが
この作品の見事なところは
細かいところがわからなくても楽しめる点にあると思います
まっさらな状態でこの映画を見て細部まで理解するのは不可能ですが
スタッフもそんなことは承知の上で
全てを理解できなくても楽しめるように作ってあります
原作の魅力を言葉で説明するのではなく
直接感じてもらうというのがこの作品の切り口で
それは非常にうまくいっていたと思います

従って原作未読既読問わずオススメできる映画だと思います

以下原作と映画版の相違点について
{netabare}
かなりいろいろな点にアレンジが入っていますが
各国陣営のキャラ数の削減と果たす役割の変化が一番大きいと思います
物語の流れに沿って違いを確認していきましょう

英国

ジョン・H・ワトソン&フライデー

本作主人公にして最も大きく改変がされた人物
後にシャーロック・ホームズの右腕となる男
原作のワトソンは医学部の優秀な学生で
教授に推薦されウォルシンガムに所属することになります
そこで貸与された最新鋭の実験体が
Noble_Savage_007コードネーム:フライデー
つまりもともとワトソンの友人であったという設定自体が
映画版のオリジナルです
時折見せるフライデーの暴走も映画のみの設定
映画版のワトソンを突き動かす動機の大半はフライデーにあり
ワトソンとフライデーのエピソードは作品の中核の部分です
この部分がオリジナルなので作品としてはもはや別物に近い印象
先に映画を見てから原作本を読んだ人には
淡白すぎるワトソンがただ周りに流されて動いている様は
おそらくかなり物足りないのではないでしょうか?
このワトソン&フライデーの肉付けの巧さが
映画版を原作以上に魅力的な物語にしています

フレデリック・ギュスターヴ・バーナビー

ワトソンたちとは逆で原作でも映画版でも全く変わりませんw
実在の人物でアジアロシア境界を旅行し手記を発行しています
作品内ではその経験と胆力を買われ諜報員に選ばれたようです

エイブラハム・ヴァン・ヘルシング&M

ワトソンたちの上司にあたる人物たち
映画版では一人に役割をまとめています
原作ではMはほとんど出てきていませんが
弟が探偵をしているという発言から
マイクロフト・ホームズであると考えて良いでしょう
しかしマイクロフトはものぐさで人嫌いな性格なので
実際に表に出てきて指示を出したり対立したりする役割は
ブラム・ストーカーの作りだしたヴァンパイアハンター
エイブラハム・ヴァン・ヘルシング卿が担当しています
映画ラストにつなげるためにMの方の名前を残したのだと思いますが
クライマックスの立ち回りはMではなく
ヴァン・ヘルシングにやってほしかったところですね
なおトランシルヴァニアにおけるヘルシング卿の活躍も
作中ではザ・ワンと花嫁を巡って対決していたことになっています

ロシア

アレクセイ・フョードロヴィチ・カラマーゾフ&ニコライ・クラソートキン

どちらもカラマーゾフの兄弟の登場人物です
アレクセイとクラソートキンの設定は改変されていません
改変されてはいませんがいろいろと省略されています
そして結末もいじってあります

アレクセイの計画は自身を屍爆弾化し
「証拠品」として大物を吹き飛ばすという一種の自爆テロ
原作ではクラソートキンは屍者化しません
アレクセイを連れてぺテルスブルクに行き
アレクセイの計画を実行する役割がまだ残っているからです

映画の方ではインパクトを重視してか
アレクセイとクラソートキン両方とも屍者化してしまいました
これでは計画が実行できません
実行できない計画そのものの話が無かったことになり
アレクセイが一体何をしようとしていたのか
真相が明らかにされぬまま物語は進んでいきます

アメリカ

レット・バトラー

風と共に去りぬにおけるスカーレットの恋人です
原作ではピンカートンの一員でハダリーの上司
ハダリーの能力を使ってグラントを襲撃している張本人
本来なら主人公パーティの5人目だった男です
ハダリーが火炎放射器で屍者を一網打尽にするシーンは
元々は彼の登場シーンのはずでした

原作では大里化学の事件の後
日本編は続きがあり
会談するグラントと日本皇帝が襲撃されますが
首謀者が居なくなっている以上
エピソード丸々カットになっています

ハダリー・リリス

出典はSF小説未来のイヴ
映画版では発明王トーマス・エジソンが作ったことになっていますが
未来のイヴにでてくるのはそれをもじったエディソン博士
元に戻さずにエディソンで良かったような気もしますね

原作ではピンカートンの一員としてグラントに仕えていますが
実際の主はレット・バトラーで
彼の利益になること以外はやりません
屍者を操りグラントを襲撃していましたが
レット・バトラーが出てこなくなったことで
その設定もうやむやとなり
作中の彼女の存在意義自体がだいぶ薄くなっています

さらにはラストシーンでも出番を奪われています
原作では事件を終息に導いたワトソンは諜報機関に高く評価されます
しかし、その評価は身内だけではなく敵対者も含まれていました
レット・バトラーを人質に取られたハダリーが
暗殺者としてワトソンの前に現れます
ワトソンは事件の際に手に入れた屍者を作る菌株あるいは言語の結晶
それをハダリーの手で自らに注入し
諜報機関が容易に手出しの出来ない重要度の存在へと引き上げます
しかし、それによって元のワトソンの人格は失われてしまい
それが映画のラストシーンに繋がります

このシーンは介助者がハダリーからフライデーに変更され
そこに至るまでの経緯の描写もなくなっています
原作と同じような顛末なのかどうかも分かりません

日本

登場人物には特筆するものがありません

暗殺未遂事件の話は先ほど述べたとおり

ヴィクターの手記を見つけてからのシーンはほぼオリジナル
あそこも映画版ワトソンとフライデーの絆が確認できる良いシーンでした
ここに限らずフライデー絡みの改変はとにかく出来がいいですね

このあたりからロンドンに戻るまでは
ほとんど別物と言っていいくらいのオリジナル展開です

ザ・ワン

フランケンシュタインの怪物
チャールズ・ダーウィン
Noble_Savage_001
原作ではヴィクターによって造られたのではなく
ヴィクターが見つけ出し再起動させた古代文明の遺産のようです
その肋骨から生み出された彼の花嫁となる存在を
心変わりしたヴィクターが命を吹き込む直前に殺してしまったことが
メアリー・シェリーが脚色し記述した事の発端の物語という事になっています
映画版ではハダリーを花嫁に作り替えようとして失敗していますが
原作では虚空から花嫁を召還することに成功し
花嫁を連れて現場を去りそのまま行方知れずとなって終わります

おそらく原作を読んでいない人は
たいていの人がハダリーが花嫁になるシーンで
ワトソンたちが阻止して終わることをなんとなしに予測すると思いますが
ザ・ワンが花嫁を手に入れる原作の結末を先に知っていると
本当にどっちに転ぶかわからない手に汗握る展開でした

全体的に映画化における原作改変は成功だったと思います
やはりワトソンにフライデーという強い動機を与えたことが何よりも大きいでしょう
傍観者の代名詞でもあるワトソンを主役に据えたはいいものの
元来の傍観者としての性質と物語を動かしていく主人公の性質が
どちらも中途半端に発揮されてしまっているのが原作ワトソンです
よりアクティブなワトソンを用意して
傍観者となったのは事件後であると繋げた映画版のほうが
一味上手だった印象です{/netabare}

投稿 : 2015/10/12
閲覧 : 811
サンキュー:

27

ネタバレ

あゆくま さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

心に残る

物語を理解するのに少々の難しさを感じながらも(原作未読なので)息を呑む映像美と壮大な展開が大いに気に入りました。

フライデーとワトソンの関係は、未完のままこの世を去ってしまった作者と、その続きを書いた作者の関係のように思います。映像化に込められた思いを強く感じます。

以下、ネタをバラすつもりはありませんが、そう受け取れなくもないので・・・

{netabare}そう考えてみると「お帰り、フライデー」「君の言葉の続きが聴きたかった」の重たいこと。{/netabare}

壮大な世界に入り込める120分を堪能できました。これから原作を読んでみます。

投稿 : 2015/10/11
閲覧 : 227
サンキュー:

8

-?- さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

スチームパンク作品 思っていたより意外とよくできているが…

原作小説、伊藤計劃と円城塔によるスチームパンク・伝奇ロマン作品
ノイタミナムービー第2弾、Project Itohの第一作目(全3作)
原作読破済み
一作目にこの作品を持ってくるのはかなりの冒険だなと思ってましたが思っている以上にうまく仕上がってました


物語:19世紀末、ヴィクター・フランケンシュタインによって屍体の蘇生技術が確立され、屍者が世界の産業・文明を支える時代が到来していた。
〈ここから原作と違います〉
屍者技術者のジョン・H・ワトソンは亡くなった友フライデーを違法に生き返らせそれをかぎつけた政府の諜報機関のMがワトソンを諜報員として諜報活動を依頼する。”ヴィクターの手記”を巡る物語

声優:適役、ベストチョイスかと思います

キャラ:映画単体で考えればとてもあり

作画;好みはあると思いますが安定して奇麗です

音楽:やはりEGOISTはあってる


・まず映画単体としてで考えた感想から
原作とはかなり違っていますが映画としては良い感じに仕上がってるというのが正直な感想です
原作で見せたい部分、カラマーゾフのシーン・感情についてなど見せ方は違えど抑えどころはずれてなくそれにプラス、物語を盛り上げるためにドラマチックにアクションもいれて上手くまとめたなといったところです
(人によっては見方は変わると思いますが内容的に深いところをついてるのでは?と個人的には思いました、人間の欲・感情を持ったが故のなどの皮肉など)
原作が難解な部分があるため方向性を出すために脚色をかなりしてます
(絵柄や見せ方は違うけど他の作品でいうと鋼の錬金術師を自分は連想しました)
ただやはり、一般受けしないのでは?とも思いました
(ちょいグロかったり、用語など世界観が原作読んでる向きなところがあるので)
スチームパンク系の作品が好きな人は普通に楽しめると思います

・原作読破から考える映画の感想
やはり全てを出すのは無理だなと思います
(だから脚色するんだろう…我)
まず冒頭から違うw
(時間の都合だろう…我)
出ていない人物や場所さらにはキャラ設定までもが違ってます
(変えなきゃ話にならんだろ…我)
それを踏まえたうえでやはり出してほしかった人物はバトラー
ハダリーとバトラーはセットのイメージが強かったので残念です
たぶん実際に忠実にやると考えると3時間越えものです
やはり原作を読んでると残念な部分はあります

・原作情報
伊藤計劃が筆記中に亡くなってしまい
(34歳という若さで…早すぎる)
円城塔が引き継いで書かれたのが今作の屍者の帝国です
実際のところ伊藤計劃が書かれたのは30ページだけで
残りページは円城塔が書き上げた作品なので実際のところどうなのだろうかとも思います
原作の内容は先ほども書きましたがかなり違いますし何より難解な部分があります
(予備知識がないと辛いところがあった、せめてフランケンシュタインは読んだほうがいい)
映画と違うので気になる人は読んで見てはいかがかと思います


エンターテイメントとして楽しめる作品だと思います
スチームパンク系・冒険系・原作を読んだ人にお勧めの作品です

追記:Project Itoh作品はあと2作連続公開します
2作目・ハーモニー
3作目・虐殺器官
気になる方はぜひチェックしてみてはどうでしょうか?

投稿 : 2015/10/08
閲覧 : 290
サンキュー:

8

ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

手記を求めた果て

 劇場のCNで興味を持って見に行ったです。何だか凄いアニメでしたねぇです。

 主人公のワトソンが、友人のフライデーを生き返らせるのとわけが違う方法で、死者を動けるようにするというところから始まるです。
 どうも、この世界では、死者を労働力というのか?で利用して、社会を形成しているです。屍者技術は、ドラゴンボールで人を生き返らせるのとは違い、死者がロボットとでもいうのか?ゾンビというのか?ハガレンの人体錬成の果てとでも思い浮かべてしまう?です。

 で、英国の組織が彼を捕えるけど、彼に利用価値があると考えたというのか?組織のMから人間のような屍者、ザ・ワンをつくる技術を記した手記を探すことを依頼され、バーナービーがお付きに付けられ仲間になっていくし、他にも仲間とか登場し話が、国を越えて場面も変りどんどん進むです。

 ワトソンは、フライデーと生前に約束してて、再び意識を持ってもらいたいだったんだなぁです。でもそれが先に進む内、ワトソンの行動は後に、この世界をとんでもない事態に巻き起こす結果になるとは!でしたです。

 屍者技術や手記について、簡単に思ったらとんでもないと見せつけられる展開の連続だったです。ある意味のこわさもあり、想像を絶するとでもいうのか?話のスケールが、どんどん大きくなっていったです。恐るべき陰謀が、一つ二つと後半にうごめき明らかになったです。ワトソンたちが、それを阻止する方向にも動くのだけれど・・。

 話に順序があって、つながっているわけだけど、それが見てる側からあまりにも予測できない進み方で、謎がいろいろ登場人物たちとかにあって、どんどん明るみになるでしょうかねぇです。たびたび見せるワトソンとフライデーの絆には、かなり深い内容を見た気がするです。

 これでいいのだ!と思う矢先{netabare}に最後、ワトソン、フライデー何してるんだって感じで、悲しい終わり方で完全に終わったと思ったけど・・・。ワトソンって後に、この人物だったんだでしたです。{/netabare}
 訳が分からないとも違って、これは人の人知を超えるとも受け取れた、凄いアニメでしたです。

投稿 : 2015/10/07
閲覧 : 397
サンキュー:

9

ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ネタバレだけど詳細は書いてません

 原作は未読。
 ネタバレ分類してますが、公開直後の作品なので詳細は触れないようにします。

 19世紀が舞台だが、死者蘇生技術やコンピュータらしきものがあったりと、現実の
歴史よりもオーバーテクノロジーが存在する世界観で、このスチームパンク的雰囲気が結構
好み。
 既出作品の人物やモチーフを引用したり、実在した人物を登場させたりすることで、より
19世紀らしさを感じさせるようなことをしているが、この辺は同じく19世紀を舞台にした
アメコミ「The League of Extraordinary Gentlemen」に似たものを感じてしまう。

 死者を動かすことで成立している社会というのは、作品世界人の感覚では安価な労働力と
いう点で便利なものなのかもしれないが、端から見るとやはり生理的な気持ち悪さがある。
 この死者が動くという点ではやはりゾンビを思い出してしまう。ゾンビというと
ジョージ・A・ロメロ監督作品以降は人を襲い、増殖していく存在が主流となっているが、
本来はヴードゥー教で死者を魂のない状態で動かして使役させるもので、そういう意味では
本作の死者達こそ本来のゾンビに近い存在のように思える。

 テーマとしては死者における魂、及びそれに伴う感情の再生や創造を扱ったもので、
ロボットSFにも通じるような内容。
 単なるエンターテイメント作品ではなく、医療、哲学、宗教、倫理観、死生観といった
問題にも踏み込んでいる感があった。
 結末に関してはまあ納得できるものはあったが、個人的にはもっと凄いものを期待していた
から、その辺は肩すかしの感はあったかなあ。

 舞台はイギリスから始まり、インド、アフガニスタン、日本、アメリカ、そしてまた
イギリスへとワールドワイドなもので、その風景作画も相俟ってなかなかスケールの大きさを
感じるもの。
 ただ、個々の舞台のつながりはメリハリが今一つといった感もあった。この辺は原作からして
そうなのか、脚本にする際に生じたものかは判りませんが。

投稿 : 2015/10/04
閲覧 : 310
サンキュー:

6

マコト さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/03/29
閲覧 : 12

FJSDR37436 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/21
閲覧 : 15

Kei さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/05/01
閲覧 : 6

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:----

投稿 : 2022/10/09
閲覧 : 11

publica さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/02/17
閲覧 : 34

プーチン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2022/02/17
閲覧 : 29

wLxcl71214 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/02/14
閲覧 : 33

林董 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:----

投稿 : 2022/01/18
閲覧 : 32

せめる さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:----

投稿 : 2022/01/18
閲覧 : 35

半沢直樹 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:----

投稿 : 2022/01/18
閲覧 : 35

ルー さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/01/18
閲覧 : 40

なっつ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/12/20
閲覧 : 41

ブックマン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/11/04
閲覧 : 6

Spica. さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/10/10
閲覧 : 44

終了 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/09/14
閲覧 : 327

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/09/08
閲覧 : 9

こう さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/08/28
閲覧 : 34

こくてん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/08/17
閲覧 : 32

tama さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/06/11
閲覧 : 28

87丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/04/23
閲覧 : 16

kaseyu17 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/03/05
閲覧 : 15

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/01/23
閲覧 : 16
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屍者の帝国のストーリー・あらすじ

19世紀末、かつてヴィクター・フランケンシュタイン博士が生み出した、死体に新たな生命を与えて「屍者」として動かす技術が世界に広まり、いまや屍者は労働力や兵力として世界を支えていた。
親友フライデーとの約束のため、自らの手で違法に屍者化を試みたロンドン大学の医学生ジョン・H・ワトソンは、その技術と野心を見込まれ、政府の諜報組織「ウォルシンガム機関」にスカウトされる。
そこで極秘任務を与えられたワトソンは、フランケンシュタイン博士が残した、生者のように意思を持ち言葉を話す屍者=ザ・ワンを生み出す技術が記された「ヴィクターの手記」を求めて旅に出る。(アニメ映画『屍者の帝国』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2015年10月2日
制作会社
WIT STUDIO
主題歌
≪主題歌≫EGOIST『Door』

声優・キャラクター

細谷佳正、村瀬歩、楠大典、三木眞一郎、山下大輝、花澤香菜、大塚明夫、菅生隆之

スタッフ

原作:伊藤計劃×円城塔『屍者の帝国』(河出文庫)、キャラクター原案:redjuice、 監督:牧原亮太郎、脚本:瀬古浩司/後藤みどり/山本幸治、キャラクターデザイン:千葉崇明、総作画監督:千葉崇明/加藤寛崇、色彩設計:橋本賢、美術監督:竹田悠介、3D監督:西田映美子、撮影監督:田中宏待、編集:肥田文、音響監督:はたしょう二、音楽:池頼広

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