マニ美 さんの感想・評価
2.9
物語 : 1.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
「ダメだ私が死んでいる」
【乱歩……?】
OP曲以外、乱歩っぽさが微塵もなくて衝撃を受ける。
すごく期待してたのに……!
乱歩への冒涜だー……!
題材に対する作り手の愛着って大事だなと実感。
現代風にアレンジするとか、登場人物をアニメ的にするとか、そういうふうにいじるのはいいけれど、物語全体に流れる雰囲気が「あ、これはたしかに乱歩の世界だ」って思わせられないなら、やっぱりそれは失敗じゃないのかな。
少なくとも私はそう思う。
【小林君という男の娘な主人公】
小林君が男の娘なのとか、生きてくのが退屈だったけど{netabare}殺人事件の容疑者{/netabare}にされて初めてキラキラしちゃったのは置いといても、主人公なのはだめじゃない!?
サイコパスすぎて、全然感情移入できないよ……!?
ギャグならわかる。
ただこれギャグっぽい回って6話ぐらいで、シリアス路線で作られてるんだ……。
小林君と明智先輩だけじゃ回らないから、ハシバくんを添えたんだろう。
でもだったら、ハシバくん主人公にしてサイコパスな{netabare}好きな子(だよね?){/netabare}に振り回される語り手にするとかね。
それならもうちょっと、作品に寄っていけた気がする。
小林君だけじゃなくて、犯人たちも「なにいってんだこいつ」っていう理由で殺人を犯してたけれど、アニメは犯人が動機を語る尺も限られてるし、難しい部分なんだろうな。
【良いところもあって】
さっき上げたOP曲と6話、それから影男のキャラクターはすごく良かったと思う。
そんな部分から考えて、私の場合、このアニメがギャグ寄せだったらもうちょっと評価上がったかも。
もちろん乱歩っぽさを足すか、看板下すかという点は前提で……!