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「二度と目覚めぬ子守唄(OVA)」

総合得点
62.4
感想・評価
10
棚に入れた
35
ランキング
4919
★★★★☆ 3.2 (10)
物語
3.3
作画
3.3
声優
2.9
音楽
3.4
キャラ
3.3

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二度と目覚めぬ子守唄の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ゅず さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

【仮レビュー】

【長々と注意書き】
グロというか、普通の人、一般人、
ただのアニメすきにはオススメできないような作品なのでご注意。

とりあえず私がキャッチしてる人はこの作品見ないでください。
見たい人はメッセージしてくれればURL送るか
あなたはやめておいたほうがいい
と勝ってながら判断させていただきます。
正直そうゆう作品です

できるなら
誰かに勧められた時点で見たほうがいいです
たぶん勧めた人もこの人なら大丈夫だろう
と思っているはずなので

【一言で紹介】

人の風当たりの悪さ、すべての悪循環。
自分と世間の違いに失望。そしてすべてを壊したい。

ってとこかな。。。

なんで私が幼女系アニメばかり見ている私が見たって?
そりゃ、本当はこっち側のほうが近いからじゃないでしょうかwww

黒があって、初めて白がわかるってものですよ。

【自分が思ったこと】
こうゆう作品を見るときの視点は
作者がどうゆう心境で
なにを表現しているかを
いかに読み取るかだと思うんだけど

覚悟はしていたから気持ち悪いとは思わなかった。

世の中が変わっていく
大人も同級生も
見て見ぬフリ

私もそうゆうことあったから
すごくわかります。

自分のこと(重めの話)
{netabare}
声が変と
イジメられて、はばにされて、
閉じ込められて、
こっちはわざと相談しなかったのに
チクられて
教師に呼び出されて
本当のことや本音を言って
信じてもらえなくて

人のこと信じない
一番に信じるものは自分自身だと
小学生のころに決めた。

だけど
私は信じることを諦めたわけじゃない
自分が心を開けば相手も開いてくれる
自分が知ってもらおうとしない限り
相手もわかることはできない
と思ってる

そうやってやってても
暴力されたり。
パワハラうけたり。
なんてザマだ!

結果はいつもこんなもん。
わかってる。いや、わかってた。
傷付いたけれど
そんな代償が怖くて
やってられるか

ここにこうやって書くのは
傷付いてもいい覚悟があるから
怖くないから。知っていれば怖くない。
知ってもらえば、期待されなくて
済むから、わざとなんだよ

とりあえず自分はトラブルにあいやすいタイプなのかもね
{/netabare}

飛行機、電車が結構な割合で出てくるんだけど。
私最初はこの二つも壊れると思ってたけど壊れなかったんだよね。。
飛行機はもっと自由に、電車は嫌なものを早く通り過ぎたい
っていう作者の願いや希望だと
思うんだよね。。。

最後の白い塔は自分の願いというか白い部分が壊れたって
解釈でいいのかなぁ。。。

正直、自分も一歩間違ってたらこうなってかもしれませんので
こうゆう作品をけなすことはできません。
だけど褒めることもできません。
なのでこの作品は☆で評価できないので
そのままで。

投稿 : 2014/11/25
閲覧 : 459
サンキュー:

24

ネタバレ

くし さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

頑張らなくては!

一人で逃げるな 一人になるな。

奴は逃げてばかりいた。いつも一人になろうとした。

背景は昭和の中場だが、この時代はこんなに卑屈ではない。根底に有る感覚は現代に近い様子。
昭和中場は現代の様な過酷ないじめは見掛けなかった。回り全員が全ていじめに回る事は無い。数人がいじめにまわったとしても、数人の友はいたはずだ。

現代の人の心理を描いているよう思える。 

この作品の意図は…

格差はもちろんある。しかし、底辺の人たちは諦めない、あの時代は希望もあり、現代より人との絆も深い。だから頑張れる。だから今の様な繁栄に繋がったのだと感じる。私もあの主人公に近い環境で育ってきた、彼のように見た目ではなく、根本的に過酷な物を背負ってきた。他にもよく似た環境で生活している人を沢山みてきた。しかし彼らは今では立派な姿に変貌している。
この作品は背景は昭和の中盤に設定しているが、人の心は現代そのものではないかと感じる。

海は汚れようとも、空は灰色のスモッグで覆い尽くされようとも、人は戦い、努力し、それにひるまず立ち向かってきたからこそ、今があるんだ。
報復してはだめだ。悪意のある倍返しではだめだ。どんなにどん底にいようと、上をみないで今を頑張ればいつか何とかなるものだ。
上を見てもキリが無いし、下を見てもキリが無い。だから欲を出さずに今いる環境を精一杯生きれば少しずつ上がれるものだ。

人のいじめと平行に描写されている近代化への描写。それは何を意図しているのか。破壊される町。公害と騒音。巨大な力との紛争することになるのだが、一人で戦うのではなく、皆が一致団結して立ち向かう。
本筋のいじめは一人で戦う、ではなく、報復を描写しているところにこの作品の意図があるのではないか。

この作品の意図はきっとそれが言いたいのでは無いかと私は感じた。
頑張らなくては! とあらためて心に感じる作品でした。

投稿 : 2014/11/24
閲覧 : 505
サンキュー:

24

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

アニメという概念をぶち壊してくれた←良い意味で

尊敬するレビュアーさんが多数この作品を視聴、評価していて、また勧められもしたので視聴するに至った作品。

まず一言、一体何てものを勧めてくれたんだ(;´д`)
勧められるまでこの作品の存在すら知りませんでした。

戦後社会の暗部、人が目を背けて忘れよう隠そうとする、まるで腫れ物のように


時代は高度経済成長期、目まぐるしく変わっていく情勢、華やかに見える裏で広がる格差、進む時代に置いてけぼりにされる人の心、金に地位に踊らされる人間達。

主人公は下の歯が異様に出っ歯で、それを引き合いに壮絶ないじめを受ける。逃げ出したい、憎い、憎い、憎い、真に迫るものがあって息苦しくなる。救いも無い。


この時代だからこそ、また自主製作で流通環境も特殊だったからこそ成し得た独特な表現で描写される世界観は見ていて胸焼けを起こしそうだった。声優の下手というか感情がこもっていない感じが、冷徹で機械的な印象を植え付けていたので、この作品には逆に合っていたと思う。30分弱なんだけど1時間半ぐらいあった気がする。


自分はいわゆるゆとり世代と言われる温い時代に生まれた人間で、もちろん戦争なんて経験していない。決して人に勧めはしない作品だけれど、自分と同じ世代の人間にこそ見る価値のある作品。



いやぁ ここまで真面目に書いたの始めてです(笑) 疲れたわ(-_-;)
見終わって5分ぐらい呆けて別世界に飛んでましたから。トンカチとかで頭をガツンとやられた気分。自分みたいな、にわかで頭も文章力も乏しい人間がこの作品をまともに評価できる自信が無いので、物語の評価は3.0です。本当は5.0にしたいとこですけど、正直分かっていない部分、汲み取れていない部分の方が多い気がするので。

{netabare}
お金持ちの子どもが走るシーンの途中で、一瞬だけ写り込む看板に
「一人っ子が走る」 「ブルジョワ息子が走る」
って書いてあって、この表現はなんか感動した(*_*)
{/netabare}


なんか次は飛びきり楽しいやつ見ないと
バランスが取れないよ┐('~`;)┌

よし!! なんかギャグ系のやつ見よ 楽しい音楽聞こう( ̄▽ ̄;)

投稿 : 2014/11/22
閲覧 : 521

woa さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:----

戦後日本社会の暗部と奇形

まず衝撃を受けるのは主人公の容姿である。下の歯だけが異常に肥大した姿は一般的に考えられる「出っ歯」というよりも級友たちが表したように「化け物」であり「人間」の姿ではないというのは事実だけ言えばあながち間違いではない。(本人にその「事実」を言っていいというわけでは全くないが・・・)

彼のこの「奇形」性はおそらくアニメならではの誇張表現で、リアルな人間というよりも作品世界を象徴している存在に違いない。ではこの主人公の身体的特徴は何を表しているのか。また彼のような奇形児はどのようなものから生まれたのか?

舞台は群馬県桐生市という機業地である。時代は主人公が小学年低学年であることから1960年代だろう。つまり戦後の混乱期を脱し高速鉄道が彼の街に通ってきたように経済的には軌道に乗りつつも三里塚闘争や安保闘争といった擾乱が絶えなかった時代にこの主人公は生まれその短い生涯を送ったということだ。

ちなみに三里塚や安保といった政治運動の流れは世界的な潮流であり1968年に決定的に挫折しそれから文化面の改革、ヒッピーなどのドラッグ文化に繋がっていくのだから、このアニメのアバンギャルド的な演出はまさにそのような政治闘争の賜物だろう。

主人公の父親や祖父は戦争やその後遺症によって既に他界しており、母親は精神的に病んでいる様子で入院しており、孤児となった主人公は親戚の家で暮らしているが厄介者として非情な扱いを受けている。家庭に頼れるものが無い彼は学校にも居場所が無く級友からその容姿のために侮蔑されている。放課後はいじめっ子から逃れるために知らない街を放浪している様はまさに浮浪児のようである。

彼の行き場のない心情が次第に暴発していく時、入れ替わるように新幹線が町を吹き飛ばしながら進んでいく場面や旅客機が瓦屋根を震わせながら低空飛行していく情景を描いているのは、奇形の主人公と不均衡な都市開発(都市は華美になるのに比して人間は貧しく前近代的である)が類比関係にあることを示す。

旅客機にしても新幹線にしても手掛けたのは軍需産業であり、要するに戦争時に培った技術の応用である。そして主人公は親を戦争中に失った孤児である。どちらも戦争の悲劇・損失が生んだ存在であり、そうであるがゆえに奇形で虐げられるというのがこのアニメの基本的な主張だろう。彼の姿や都市の歪な発展は潜在的に刷り込まれた戦争が象徴する悲惨な過去を呼び起こすから忌み嫌われる。都市の中で疎外された人々の憤懣や暴力は社会的に弱い子供や女性、そして究極的に最下層である孤児にまで至るのである。

そして冒頭、主人公が出っ歯に床に打ち付けて自分自身を砕いてしまうことと最後のシーンで主人公の叫びとともに煙突が象徴する都市そのものが崩落していくのは同じことなのである。ここでいったんリセットして最初のシーンに戻るということだろう。

このようなアニメは時代的な背景がわからないと単に背徳的としか見えないかもしれない。子守唄が描く60年代というのは自分にも身体感覚として知識として全然わからない部分が結構ある。またショッキングな心理描写が多々あるのも事実である。しかし現実はもっと残酷なものに満ちているし、これはどんなにグロテスクな描写を含んでいても絵にすぎないのだ。なんとか規制やらで、このアニメのような作品が自主制作でしか流通しないとすれば大きな損失である。

戦争孤児や都市開発というものは別に日本に限ったことではないし、現在進行形で行われ続けているのだから、ショッキングな描写は商業ベースに乗せられないとしてもこのような問題意識はもっと広く今のアニメ全般に共有すべきなんじゃないだろうか。

単に萌えだとかロボだとか、そんなのだけがアニメだとすれば日本のアニメも一般の人が思っている以上に早く壊滅するに違いない。アニメというジャンルが目覚めるような子守唄になれなければこの作品もこの作品を作った製作者も報われないだろう。

投稿 : 2014/11/21
閲覧 : 524
サンキュー:

4

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

心の叫びと時代の闇

私が凄まじく気に入りそうな作品がある、とお勧めされて視聴しました。
いやいや、この絵柄、すっごいのすすめてくるな、私大丈夫かな…と思いつつ観ました。
大丈夫でした。

このアニメーション、
現実的に訴えかけてくるものがあり、生々しく迫ってくるので、
観る前は「これから観るぞ」という心意気で視聴したほうが良いです。
みてるだけで昭和のミッチリとした匂いがしてきそうな作品でした。
そんな時代に生きる少年が主人公。
{netabare}
彼は身体的に悩みを抱えていて、学校の同級生にいじめられています。

追い詰められていく心、少年の目から映る景色。
たびたび入る少年の心の叫びの映像は、激しく焼きつき決して私から離れたりはせず。
だからとても怖くて掴もうとするとスルリと逃げてくような。

しかし、、破壊的な少年の心、いずれにしても破滅だ…。

ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、むっつ…
昭和、ちゃぶ台、半ズボン、工事、公害、飛行機…工場、新幹線…
いくら数えても数え足りない、那由多のごとく散りばめられる時代のフラッシュバック。
これは…ものすごい表現力です。
乱雑に映っては消え、映っては消え、強烈に私の中に入ってくる。

少年の叫びと時間の重さも一緒にグルグルと。
途中、少しだけ気がおかしくなりそうになりました。


1985年とあります。
高度成長期の眩しい時期なのかな。
その時代より少し前に感じます。
しかし裏を見れば貧しく厳しい生活をしている人も沢山いて、
そんなグラグラしている時代の狂気的な人々の有様。

何だろう、この感じは。
奇抜な映像ばかりなのに、真面目に考えさせられる。
時代の闇。
この時代の社会的な暗闇が猛烈に伝わってくるのです。
訴えかけてくるものがある。


そしてあとひとつ、私の祖父を思い出しました。
この作品は群馬県が舞台。
時たま幼い私は祖父につれられ、祖父の実家に行ったのです。

昭和の、豊かではない家、暮らし。
日差しのあまり入らない暗い部屋、
カルピスのコップ、古いテレビ、急な階段。

この作品、本物の映像が入るのですが、
私、それみてるだけで胸がキュウキュウとしめつけられました。

私の地域に中仙道という道があるのですけれど、
そこには両脇に小さな商店街が連なり、
道路には、ぽつりぽつりとスピーカーがついていて
流れる音楽を聴きながら買い物をしたのでしょうね。
昭和30~50年頃は、きっととても賑やかだったのだろうと伝わるのです。

今では、すっかりさびれきってお店を覗くと薄暗く、
昔置いたままの商品が、そこから何年も動かされていないのです。
色褪せ、哀愁をかもし出していて… あぁ!あの何とも言えない切なさ。。

そんなものも、この作品から感じました。
{/netabare}


これは皆のために作ったアニメではないです。
作った原田 浩さんの心の中の映像なんだと、私は思いました。
彼の心を、そのまんまガツンとみせられるのです。
人の心の中とはすごいものですね。呑み込まれました。

万人には受けないだろうと思います。荒削りでしたが、力がある作品だと思いました。
私はみて良かったです。

投稿 : 2014/11/21
閲覧 : 464

ハマキ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/10/23
閲覧 : 43

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

投稿 : 2020/08/27
閲覧 : 52

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2015/06/23
閲覧 : 84

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二度と目覚めぬ子守唄のストーリー・あらすじ

二度と目覚めぬ子守唄(1985年、8ミリ作品) - 東京デザイナー学院の卒業制作作品。第9回ぴあフィルムフェスティバル入選作品。(OVA『二度と目覚めぬ子守唄』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
OVA
放送時期
1985年1月1日

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