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「花とアリス 殺人事件(アニメ映画)」

総合得点
63.0
感想・評価
142
棚に入れた
540
ランキング
4610
★★★★☆ 3.6 (142)
物語
3.7
作画
3.7
声優
3.5
音楽
3.6
キャラ
3.7

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花とアリス 殺人事件の感想・評価はどうでしたか?

わぁし さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

花とアリス 殺人事件

 
と聞いてはじめに思ったのは真面目で
重い話なんだろうな と

恐る恐る見た
あれ?なにこれ いつ事件おこんの?(しかもCGだし)

そんな感じでぼーっとつまんなそうにみてたら
想像と違った内容の物語ってわかってきて
いつのまにか嵌ってみてた


あんまり言えないので見たほうが早いです

投稿 : 2017/04/21
閲覧 : 231
サンキュー:

7

2010sw さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

新海監督が使ったというのは星空のところかな?

新海監督がこの作品のカメラワークを「君の名は。」に使ったと
言うインタビューの情報を得て、観てみた。
下からのアングルで星空をバックにカメラがぐるっと
回るところかな?
印象的でいい感じだった。

絵は実写ベースのようで、手描きをかぶせた上に
輪郭検出して乗算でさらにかぶせたみたいなかんじかなぁ。
実写を使うと手描きでは困難な密度感が得られるので
最近自分も良く使う。2017冬アニメの亜人ちゃんは・・
のEDも一部そうかな?

影の全然ないキャラも含めて、手法のほうに意識が
いってしまったのだけど、絵をなかなか楽しめました。
変わった絵を見たい人には良いかも。

ストーリーは、違ってはいるのだけど
”Stand by me”を想いだしてしまった。
なんていうか子供たちが新しい世界を知っていくって面で。
殺人なんて趣味じゃないなー、ヤダナーとおもったけど
そこはいろいろ大丈夫だったので、そっち方面弱い人も
大丈夫です。

投稿 : 2017/02/05
閲覧 : 209
サンキュー:

5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

劇場版を観て たびたび思うこと… 俳優さん、女優さんにも演技が上手い方は多くいらっしゃいますが

劇場版を観て たびたび思うこと… 
俳優さん、女優さんにも演技が上手い方は多くいらっしゃいますが…

作品が良いと思うほど(ストーリー等の)
声優さんを起用していただきたい…


ストーリーに入り込めず
とても残念な気持ちになってしまうことが
あります

もちろん すばらしいなと思うこともありますが

たとえば
俳優さんの個性が強すぎて
アニメキャラよりも
その方の顔が浮かんでしまう
とか…
たとえば
俳優としての演技は定評があるのに
声だけの出演の場合 棒読みに…


この作品で あらためて
声優さんの演技力は素晴らしいなと

演技重視でキャスティングしていただけたら
もっと内容に入り込めたかと残念に思います


ミステリーとしてとても良いとの
評価が目にとまったので
視聴いたしましたが

内容に入り込むことができずに
ストーリーが上の空になってしまいました


荒井花(花)-    鈴木杏
有栖川徹子(アリス)-蒼井優
黒柳健次-      平泉成
有栖川加代-     相田翔子
荒井友美-      キムラ緑子
堤ユキ-       木村多江
湯田光太郎 -     勝地涼

投稿 : 2017/01/23
閲覧 : 190

DEIMOS さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

少女の心の交流を描いた青春アニメ。

TVドラマで有名な岩井俊二氏の初アニメ監督作品。
アニメといっても、ロトスコープで作っているので実写に近い感覚で見れる。タイトルでは、サスペンスぽいが、実際には、大した事件は起こらず、単に少女の友情の芽生えを描く青春映画。

冒頭ダンスシーンは作画面の見どころ。ロトスコープは、実写でもない、アニメでもない不思議な感覚を得られる。TVアニメ悪の華も同様。

有名女優の演技力はさすが。嘘くさい声優のそれとは大違い。

聖地は都内になるが、背景はつぎはぎなので、もっと一連の街をフィーチャーして欲しかった。

投稿 : 2017/01/07
閲覧 : 228
サンキュー:

3

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

fish in the pool

満足度はそんなに高くなかったけど、
そんなに嫌いではない作品でした。

この作品は、ロトスコープという一度実写して、
それからアニメとして描くという手法をとっていたような気がするのですが
割と悪くなかったと思います。

ロトスコープと言えば、惡の華という作品が頭に浮かんでしまいますが
あれは私からすれば話も結構ファンタジーでなにより原作が漫画ということで
個人的には失敗だったかなと思うのですが、
この作品は私は知らなかったのですが、もともとは実写映画の続編という
形ですし、なにより話の規模もわりと広がらず、現実味があるかと言えば
微妙ですけど、結構こじんまりとした話なので相性が良かったように思います。

タイトルには殺人事件と関してますが、
結構明るい作品です。いろんな人がいるなーというのを主人公を通してみる感じです。そういった作品なので、殺人事件に関していえば、、、、、、なのですが、途中からそういう作品なんだと気づくので観点を間違わなければ悪くない作品だと思いました。

投稿 : 2016/12/03
閲覧 : 239

ぬらかべ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

日常に潜むというか振り回してくる系謎

思ったより愉快な感じで最後まで視聴できました。
タイトルから想像していた感じの物語ではないので殺人事件に引っ張られすぎないように観た方がいいかもしれません。
いじめっ子男子高校生のリアクションがつぼw。

投稿 : 2016/09/15
閲覧 : 251
サンキュー:

2

ネタバレ

茉奈 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ミステリーかと思ったら

タイトルから選んで、実写版があったことも後から知りました。

まず声がいい!
誰がやってるのかと思ったら実写版の人。
つまり女優!

女優でもこんなにぴったりな人いたなんて!
もし、これを萌え萌えの声なんかでしてたらここまでおもしろいと思わなかったと思う。

次に絵。
最初はちょっと違和感があったけど見てくうちにだんだんはまってくる。

最後に物語とキャラ。
初めの方にバレー踊ってたんで、バレーの話か…
って思ったら窓からのぞけばいいのに、わざわざ段ボールを使って覗き窓から落下。
うわ!
って思ったら下にいた業者の人さっすが!

って思いました。

それからもずっと笑いっぱなしでした。

花とアリスとってもいいです。
ゆだくんも。

ここまで最高な女優を起用したアニメもなかなかないのかなーって

女優俳優起用の作品って棒読みが多いので、なかなか好きになれなかったんですがこれは最高でした!

蒼井優と鈴木杏の声にはまりました!

投稿 : 2016/08/12
閲覧 : 246
サンキュー:

4

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

芸能人ありきのアニメかもしれない?

アニメーション制作:ロックウェルアイズ、スティーブンスティーブン
2015年2月に公開されたアニメ映画。

【概要】

 史上最強の転校生、アリス。史上最強のひきこもり、花。

二人が出逢った時、世界で一番小さな殺人事件が起こった。

 ↑公式サイトより引用

2003年、2004年に公開された岩井俊二監督による実写映画『花とアリス』
の11年ぶりの新作はアニメ作品。

二人の主人公である荒井花(鈴木杏)、有栖川徹子(蒼井優)が、
実写映画(高1)より一年前(中3)に出会い親友になるまでの経緯話。

【感想】

取り敢えず、思ったことを箇条書き。

・タイトルからしてメルヘン+サスペンスと思いきや、
 女子中学生のユーモラスな日常+ミステリーもどき。
・ジャンルは青春コメディ?
・なんでアニメにしたの?といえば、
 主演女優の鈴木杏と蒼井優。前作から歳月が流れてアラサーになった2人を、
 フイルムの中だけでも中学3年生に見えるように加工するためのツールとして、
 実写撮影→トレースというロトスコープの手法はうってつけだった!
 フォトショップでお見合い写真を見栄え良くするのとだいたいが一緒です。
・大人にタメ口の14歳がやりたいように行動してるだけの内容。親の躾がなってないね。
・会話のノリがお笑い芸人っぽい!声の出し方からして、可愛さや萌えや繊細さとは全くの無縁。
・アニオタとは全く違う客層を当て込んでる作品、ドラマ好きな若い女性向けか?
・物語に山場もなく、ほんに一つの目的を達成して主役二人のプロローグだけで終わった感じ。
・背景の色使いは好き。
・『悪の華』と比べたらロトスコープを活用できていたような?
・でも、やっぱり登場人物に感情移入できなくて心に響く場面が1個も存在しなかったので、個人的にはちょっと微妙です。

先に実写作品の『花とアリス』を観ていれば別の視点もあったかもしれませんけど、
特に観たいとは思わないですので今回はパスということでw

ほんとうの意味でアニメである必然性を感じない作品でした。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2016/06/18
閲覧 : 450
サンキュー:

43

ラ ム ネ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

普通の世界と、その外側。・・・岩井俊二監督作。

 「普通の世界と、その外側」をテーマにしていると岩井俊二監督は古本屋にあったなにかのパンフレットで書いていた。あやかって照らそうと思う。本作は登場人物の花とアリスが、「その外側」に当たる、として置く。彼女たちは奔放だ。少年期の憧憬というのは、しとやかで聡明な姉的女性のイメージがあるが、中年期の憧憬というのは、純粋で奔放な妹的少女のイメージがある。花とアリスは後者、現代的で、将来のことなど気にもせず今を感情自由に生きている。彼女たちの姿勢が、「その外側」の役割となって、「普通の世界」を感化させていきつつ、「殺人事件」という幻想を一緒に追い、二人の間に友情ができていく物語になっている。恋ではなく、同性の友情というのがいい。そうだ、世の中、恋よりも友情の方が実に問題だ。ご存知、2004実写「花とアリス」に後続していく。

 「普通の世界と、その外側」は、言い換えて二元的な意味を与えることができる。「日常と幻想」「慣習と異常」「依存と自由」「社会と世界」。彼女たちは「消えたユダの謎」を追って、日常の外にいた人々と一期一会に邂逅をしながら、終電を絶たれ、帰路に戻れなくなってしまう。日常の慣習を離れ、慣習の社会を離れ、見知らぬ世界に迷い込み、全力疾走する。そして日常の慣習に励む「普通の世界」を、一瞬、その世界に連れ去ってしまう。
 たとえばだ。岩井俊二監督はよく有名童話を作品に取り入れているが、本作では黒澤明監督の「生きる」が、オマージュだろうか、引用されていることに気が付いた。アリスが「ユダ(湯田)の父」を間違えて、見知らぬ爺さんを追跡してしまい、カフェで爺さんに食事をご馳走になる(あたりからの)場面で、お爺さんは14歳のアリスと会話をすることで瑞々しい懐旧の情に浸るところだ。古い西洋式の大階段のある二階建ての綺麗なカフェで、向こう側でドレスコードの若者たちが賑わっている。映画「生きる」でも、退屈に仕事をしてきた役所の老人(志村 喬)が、癌で余命宣告された後、仕事場の若く奔放な女性社員とふれ、その人間の純粋さに見惚れる場面がある。本作のお爺さんも「どうせ暇だし」と慣習的な日常の愚痴をしているし、病院で検査をしていたし、会社でブランコに乗るシーンもあり、顔も志村に似ている。お爺さんは、少女に日常を振り回されたのだが、別れ際に「ありがとう」と口にする。もしやすると、映画「生きる」のように、少女の純粋に学び、なにかを世の役に立つものを残そうと、奮闘するのかもしれない。
 アリスという人物像、奔放で自由、なにも背負っていない足取りの軽さ、踏み込みの強さ、A型でしっかりしている。「生きる」に登場する女性社員にアリスの姿を見て、引用されたのだと思う。他にも、彼女の人物像に見合ったシーンや要素が振り分けられ、それらがばらばらにではなく、ある日常という統一性をもって続いていく。それは2004「花とアリス」にも同様に見られる。
 また、花という人物像。妄想的で、いけず。ストーカー。でも、オタク適例のように閉鎖的でなく、開放的。O型。引きこもりも、外部的な理由でなく(イジメとか)、とことん内的な、妄想的な自業自得という、オカシイ設定だ。アリスは、花に始まる妄想的な逸話に付き合うことになる。そこは映画の方で見て頂きたい。

 岩井俊二監督は、作品の映画環境、撮影手段を開拓して来た。海外進出(日本継続への不安もあってか)、そしてアニメーション。(表現法も新しい)。「花とアリス殺人事件」は、3.11の震災以前最後に撮られた映画だ。震災後の映画企画「リップヴァンウィンクルの花嫁」は、「慣習社会から世界へ(普通の世界からその外側へ)、そして世界を前提にした社会に回帰する」というテーマをより影響的に思考された傑作だった。今や1980年代から上の世代が映画や小説よりもアニメに通例化しているなかで、時代を取り入れる先駆でもある岩井俊二監督が、若い世代に普及しやすいアニメーションという新たな文脈で、次にどのような作品を構成するのか(SFだろうか?) 、もしあるのなら楽しみでならない。2016/4/29

投稿 : 2016/04/29
閲覧 : 340
サンキュー:

4

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

まるで実写のフイルムをなぞったかの様だ

コマ割りカメラワークも日本の映画によくある感じだし、
と思ったらその通りでそーいう手法で作られたアニメなんですね。
もともとB級邦画大好きなので映像的に違和感無く、ストーリーもしっかり消化し展開も面白い、楽しめました。
が、
これ実写でいいんじゃないですかね?
あえてアニメにする意味はあったんでしょうか。

投稿 : 2016/02/23
閲覧 : 268
サンキュー:

5

ネタバレ

IPnZZ84463 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

全ての登場人物を愛せる作品

何の予備知識も無くこの作品を見たんですが、タイトルからなんとなく想像していたストーリーとは全く違う展開に驚きました。
この作品の中に、サスペンス要素はほとんどありません。序盤のサスペンス要素は物語が進むにつれて、徐々に心温まる青春コメディへと昇華されます。

そして、この作品には悪人が居ません。というより、主人公に対して悪意を向ける人間が居ません。登場人物はほぼ全員、主人公に対して好意を持って接しているような感じがします。
好意は言い過ぎにしても、聖人君子のような良い人ばかりです。
主人公がどんなに自分勝手な行動をしても、皆それを受け入れてくれます。
こんなの現実ではありえない、と思いながらも、登場人物の心根の優しさに思わず泣きたくなりました。

現実ではありえないストーリー展開ではあるものの、ストーリーと関係の無い細部にはとても現実的な描写が含まれています。
まず、ロトスコープなので動作のリアリティは言わずもがなです。喋りながら踊ったり、手を動かしたり、辺りをキョロキョロと見回したり、動作がとても自然で良かったです。当たり前といえば当たり前ですが。

あとは、主人公が教室で自己紹介する際、黒板に書いた小さな文字とかですね。
自分では結構大きく書いたつもりでも、書き終えてから見てみると意外と小さかったりした経験は誰にでもあるんじゃないんでしょうか。

あと、主人公が母親からバレエを習いたいかと聞かれた時。ちょっといじけたような態度がとてもリアルで、感動しました。素直に感謝を伝えられない所がとても中学生らしいです。

他にもたくさんあるんですが、書いているときりがないので割愛します。
人によって感想は違うと思いますが、私はとても素晴らしい作品だと思いました。

投稿 : 2016/02/11
閲覧 : 233
サンキュー:

2

かさい さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

岩井俊二という新しいアニメジャンル

大げさに言ってしまえば新ジャンル。
ロトスコープと3DCGを駆使したアニメーション。

原作、脚本、企画、プロデュース、音楽、そして監督まで一人でこなしてしまった、いわば岩井俊二さんの作品。

率直な感想は、今まで見てきたアニメとは明らかに違った。
撮影、作画、演出含むアニメ表現があれっ?て感じ。
こんな表現もありなのかと。
見ていてとても楽しかったし、面白かった。

本編は、CGとロトスコープに分かれている。
ロトスコープならではの細かい芝居や難しい動きのバレエやダッシュ、3D背景などを用いた作画等、斬新かつ新鮮なアニメーションだった。
キャラの顔はデフォルメされており、表情も豊かで時にはアニメ的な表情も見ることができた。

美術はアニメと実写の間にあるくらいのちょうど難しそうなキャラを違和感なく歩かせていたし、職員室やレストラン等細かい点も沢山あって背景としても美しく仕上がっていた。
音楽はその時の場面やシーンに添っている感じで、キャラの心情やシーンの状況などと上手くマッチしていたし、作品の雰囲気もしっかり支えていた。
この作品は劇伴少なめだと思う。その点、作品への没入感もかなりのものだった。

投稿 : 2016/02/06
閲覧 : 301
サンキュー:

7

ネタバレ

ニャンキチ君 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

意外とおもしろい。( ´艸`)

 本格的ミステリーものかと思ったら 違っていて…さすがにこのおもしろさは 観てもらわないと伝わらないような気がします。書くのがめんどくさい訳ではありません。(・∀・;) アリスと花の出会いの紆余曲折アニメです。(笑)

 ロトスコープのアニメは 惡の花以来ですが このアニメにピッタリ合っていて 星の夜空の下で二人で踊るシーン いいですねぇ。
 あと 声が声優さんでなく(いつもだと気になってしょうがないのですが) それもまた 合っていました。
  

 
 


 

投稿 : 2015/12/27
閲覧 : 301
サンキュー:

17

ソラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

HOTEL"Under The Car"

台詞・ジョーク、話し方・言葉遣い、間の取り方・テンポに笑わしてもらいました。ピーピングライフ的なスナック菓子感覚。

悪の華の流れから見てしまったけど、あれと比べて割とアニメ調な動作・キャラデザで実写・演じている俳優に引きづられていない印象でした。ちょっと邦画っぽくない落下演出があったのも印象的。

岩井俊二氏はこの作品をつくろうと思ったきっかけが「自分が若い頃に遊びまわってた時、車の下で夜を明かしたことがあったこと。」だと答えたのがおもろかったのですが。
それがこの作品の全てではないかと私は思う。

見えないものに興味を持ち、人の家に勝手に侵入して、意味のない嘘をつき、知らないおじいさんと謎の交流をして、終電を逃し家に帰れなくなる。
岩井俊二氏がイメージする若さゆえの無礼さ、危うさ、見切り発車で行き当たりばったりな部分、そして自由さ、そんなノスタルジーから生まれた戯れなんだなと。インタビューを聞いた後に思い返してしまった。
登場人物たちがやってることとかは、結果を考えてみると至極なんてことのないことなんだけど、日常を生きるってことは、そんななんことなさの積み重ねなんだなとなんとなく感慨深くなってしまった。

どうでもいいけど蒼井優しゃべり方が083クサくて笑った。年齢重ねると喋り方も変わってくるのね。

投稿 : 2015/12/23
閲覧 : 295
サンキュー:

6

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

史上最強の転校生と、史上最強のひきこもりがユダの死の真相を追う!

タイトルに漂っているミステリー臭がずっと気になっていたんですよね。
借りて見てみると、期待していた方向性とはやや違ったが、見ているうちにじわじわと妙な面白さに引き摺られる感覚を覚えました。こいつは嬉しい誤算ですね。
作品と声優の演技、作画の雰囲気が恐ろしくマッチしています。
惡の華でも使われてましたか。ロトスコープって奴が、作品世界とキャラの相乗効果を高めてより強いリアル感を演出しています。
ミステリーを期待するとアレですが、一見の価値はある作品かと思います。

だが、一言だけ言いたい。
おめーらいくら寒いからって車の下で寝るのはやめろって! マジで危ねーから!

投稿 : 2015/12/10
閲覧 : 369
サンキュー:

13

素振りをする素振り さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

地味だけどじわじわくる面白さ

まず結論から申しますと「殺人事件」とありますが、それはただの妄想です。
ストーリーは他の方のレビューを読んでください、面倒なので書きません。

ジャンル分けをすると学園ミステリーでしょうか、、、一応。

中学生時代誰しも体験、あるいはそんなような話を聞いたことがあるとか、あんな事件を見た!と言うような事柄が凝縮されていてなんだか懐かしさを感じる作品です。

例えば「こっくりさん」ばっかりやって取りつかれ、窓から飛び降りようとした奴が居た、とか、トイレに間に合わず大きいほうを漏らした奴が居た、とか、女の子の笛を本人の前で吹いて遊んだ、とか微妙ないじめがどこぞのクラスであったとか、そういう事件ってありませんでしたか? そういった愚かさが懐かしさを感じます。

・・・ちなみに当時のワタシはムネを揉んだり笛を舐めまわしていた部類でしょうか、ごめんなさい><

・・・関係ない話はひとまずこっちへ置いといてw

絵の作風は、背景は実写にペン入れした感じで、人物は、惡の華のような感じです。

声優陣は、声優と言うより女優や役者さんが主に演じられているようですが、この作品に関しては役者ならではの演技で声優さんよりいいかもしれません。

登場人物で印象が強いのは、建前で悪魔に取りつかれた「陸奥睦美」です。声は鈴木蘭々さん演じられているそうなので驚きました、ウマ過ぎですww
快活な転校生の主人公「有栖川徹子」みたいな子はワタシは結構好きです。声は蒼井優さんなので、声優としても全く違和感はないです。

これが面白くない貴方は今現在中学生であるか、恨めしい学園生活を送っていたかのどちらかでしょうww

笑える場面も多く、観て損は無い作品ですよ☆

投稿 : 2015/11/21
閲覧 : 342
サンキュー:

6

めがもん。 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

学生の淡い青春というのか。

呪いとか、オカルトな話を事実にして騒ぐような子供っぽさ
懐かしいなあ~と思ってしまったが
これは、そういうことを大袈裟にしてしまったアニメかな。

転校生アリスがミステリーを解決していくけど
結局解決したのは花の事だった。

作画、独特で動きが面白くリアルな動き
声優もしっくりきてて普通にセリフを聞けました。
私は好きです。

投稿 : 2015/11/04
閲覧 : 246
サンキュー:

3

くまきっちん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

実写映画をアニメ映画化

見ていて思ったのは動きや背景が実写映画をそのままアニメ映画にしたような感じでした

と思ったら「ロトスコープ」という技法を使っているようで実写をトレースしてアニメにする技法がロトスコープというそうです

前半「うわーないわ」とか「こんなことないだろ」という大袈裟な感じで話が進んでいきます

しかし、だんだんと引きこまれていきました

アニメ映画というより実写映画の設定や物語がちょっとだけ大袈裟な感じならあまり違和感もないかと思います

声優が実写映画のキャストをそのままのためか若干物足りないです

作画はアニメとしてはリアリティがある作品のため苦手な方も多いかもしれません

惡の華やピンポンに似ています

1時間40分ほどの作品です

ちょっと評価点数は低くなってますが楽しめると思います

投稿 : 2015/10/14
閲覧 : 268
サンキュー:

9

しまっちゃうおじ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

物語はすごい面白い

原作未読です。

最近チラチラ見かけるロトスコープアニメです。

自分の中でロトスコープの長所と短所ははっきりしてるのですが、この作品

は、その長所と短所の全てを含んでいる、「そのまんまロトスコープ」とい

う評価のアニメーションです。(詳細になるとこの作品というよりロトス

コープの評価になるので控えます。)

シナリオは中学生の良さがよく出ていて、とても面白いものだと思います。

多くの人に受け入れられる作品だと思います。

投稿 : 2015/10/13
閲覧 : 397
サンキュー:

5

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

流石、岩井さん、、、?

まだ何も分からないと娘と
劇場に見に行ってきました。
娘が初めて映画館に行ったのは
[風立ちぬ]でしたが、この時は一時間持ちません
でした。その後ドラエもんなどを経て、
最近はしっかり2時間頑張ってくれるようになりました。
心配だったのは、岩井作品!
情緒度が高く、映像は綺麗ですが
難しいので、、

で、、、頑張ってくれました。
割と楽しんでくれた模様。
あの絵コンテを、直接起こして線と
色を強調したような原画も、、、
岩井監督じゃなかったら、
すごく話題になっている作品なのでしょうね

投稿 : 2015/10/06
閲覧 : 268
サンキュー:

4

ネタバレ

ねじまき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

アリス

困ったキャラクターが多いなぁと思って観ていましたが主人公のアリスに好感が持てたので楽しく観れました。
お話自体は「殺人事件」とつくワリに推理感は少なかったのですがその分キャラクターと音楽を心地よく楽しかったです
全然関係ないのですが近所のTUTAYAでアニメコーナーでなく邦画コーナーに置くのはカンベンしてもらえませんかねぇ、メチャクチャ探せませんでした。

投稿 : 2015/10/05
閲覧 : 233
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

殺人事件!?

題名見たときは、怖そうだからやめとこかなぁ〜って思ったけど、

そういう系じゃなかった^^

青春ものだね(*゚▽゚*)

絵が独特でよかった!!

内容も独特笑

投稿 : 2015/09/26
閲覧 : 219

灯里 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

シドニアみたいな動き

久しぶりに面白いって思えた作品╭( ・ㅂ・)و ̑̑

投稿 : 2015/09/18
閲覧 : 310
サンキュー:

5

beatle さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

独特なカラータッチで描く有りそうで無い女子中学生の友情巨編

前情報一切無し、アニメ新作コーナーで異彩を放つジェケットに惹かれてジェケレンタル。

うわぁ…。これは面白い。出だしの四十五秒で分かったね。これは名作だと。作業しながら観るタイプのBGMムービーじゃないってね。

独特なカラータッチで、描く正に映画のアニメ。色彩が放つカラータッチが普通のテレビアニメではなく、超美麗にして秀麗。すげぇおもしろかったです(こなみ)

終わった瞬間これの続きが実写映画であるらしくて喜び勃起ちんちちん。


一つ一つの背景が洋画のカラーデザインのように美しく、息を飲ませること請け合い。カメラワークもかなり捻りがあって、最高すぎる!脚本の一つ一つがとてもとても丁寧でかつ生々しいリアルで心を沸かせる。

どこか抜けていて、コミカルで、設定がリアルで、生き生きしていて、ひどく懐かしく、いつかやった青春のそれが眩しくて、嗚呼なんというアニメなのだろうという素晴らしさの痛感!!

これは劇場で見るべく映画だった。週末の寂れた映画館でナイト料金を払ってコンビニで買った百円コーラを飲みながらジーパンを履いて見るべき映画だった。俺はまたしてもやってしまった。だけどこのジャケレンタルでチャックできた事を先ず喜びたい。

これは幾度もの視聴に耐え得る名作だと断ずる疑う余地無しであります!出来ればパソコンのモニターではなく、テレビのでっかい画面ででっかい良質のスピーカーで視聴すべき映画でした。

ひゃっほい!

観ると生き生きしてきて、頑張ろう!って思えるアニメ映画は素敵ですね。ちょっとウィキったら作画に外人の名前が。ネスレの特別協賛だし。なるほど。どこか洋画チックなわけなのです。つまり。ネスカフェのゴールドブレンド以上の銘柄を飲みながら観るべき劇場アニメなのですね。

もう早く言ってよね!!コーヒー飲みながら全裸で観ちゃったじゃないですか!

これはお洒落ファッション(自己一定水準で可)で身を整え、椅子に深く腰を下ろして優雅に足を組み、ネスカフェゴールドブレンド(牛乳三分の一)を飲みながら観るべき劇場アニメだったです。

つまり、もう一回。いや、今年の夏、活力を求めているのであれば、幾度もの視聴に耐えうる可能性を秘めた作品でしょう。たった一枚の絵が美術館に足を伸ばす事を強要させてしまうように、この芸術作品はたった一回の視聴じゃあまりにも、あまりにももったいなさすぎるです。

万人にオススメ。ヒマなら。エロアニメを観る時間と怠惰が有るのならば、これは観ておくべき作品です。

思えば、薄い薄い出会いから少しずつ濃厚で濃密な仲間になるまでの一切の描写が劇場アニメでは許されているのが素晴らしい。テレビアニメだとどうしても一話一話の作りが意識されてしまって連続性の怒涛がありませんからね。
しかも稀有な女子中学生もの。しかもめっちゃリアルな。
こーゆー言葉遣いしてたなぁとか、こーゆーこと思ってたナァとか、こーゆー反応しちゃうなぁとか、こーゆー事って信じたいナァとか、いっぱいの郷愁がつまった本気の一作です。

とりあえず、観てみましょう。まずはそれからだ。

投稿 : 2015/08/18
閲覧 : 292
サンキュー:

5

N0TT0N さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

実写とアニメ殺人事件

まず情報として言っておきたいのが、この作品は『花とアリス』(岩井俊二監督)(2004)という実写映画の前日譚ということです。
だけど、それはあまり気にしなくていいかもしれません。
本作品だけで十分成立しているので、気に入ったら実写版を‥という見方もOKだし、制作順に実写版→アニメ版の順番で視ても楽しめます。

そしてこの作品、実写をベースにしたアニメーションという特徴があるので、万人に受け入れられる作品ではないかもしれません。
かく言う私も過去の経験から実写ベースのアニメは危険!という認識があったので、半信半疑で視聴したんですが、結果、全くの杞憂に終わりました。

作画が合う合わないは予告編で十分確認できると思うので、迷っている人は動画サイトの予告編をチェックしてみてもいいかと思います。

いやぁぁ。。

しかし素晴らしい作品でした♪

まず、物語についてですが、
ほんとに小さな物語でした。そしてテンポがよく、結構笑えたw

多くの作品で「物語の主題に合わせてキャラクターが動く。」ということが起こるけど、この作品のキャラクター達は、それぞれのキャラクターの意志に従って行動している感がありました。
物語のゴールに向かって行動しているのではなく、今やりたいことをやっている。
ものすごく無駄に行動したり、不細工に笑ったり、同じ事を何度も繰り返したり、相手との距離感を計りそこなったり。。
この自然さをよく脚本にしたり、演出したりできたと思う。
このあたりは岩井監督の得意分野でもあるけど、流石としか言いようがないです。
要は説明的じゃないということかもしれません。
例えば「疑問に思うけど今は聞かない」みたいな状況ってありますよね?
そういうときって「疑問に思うけど聞かない顔」を演出として挿入したり、少し長めの間をとったりして「疑問に思ってる」の説明をするものだけど、
実際はそんな顔はしないし、変な間も作らないw
99%相手に悟られないような演技を誰しも行っている。
こういう些細な部分の演出がほんと素晴らしいです。

物語の構成もサスペンス調の演出と、脱力系の演出が噛み合って楽しさと緊張感を絶妙な配合でブレンドできていたんじゃないかと思います。



作画について。
正直、実写をトレースしたような作画で100分の視聴に耐えられる作品を過去に視たことがありませんでした。
画風で独特の効果を出して異彩を放っているような、例えば「惡の華」みたいな作品はありましたが、本作は異彩を放つ作品ではなく、むしろ王道、ポップでシニカルなエンタメ作品と言っていいと思います。

で、実際この作品の作画はどうだったかというと、線の少なさプラス背景の鮮やかな色使い。これが絶妙でした。
トレースする線の少なさは平面的になりがちで、背景の鮮やかな色使いはファンタジーが強く出過ぎるというデメリット(本作の場合)があると思うのですが、まさか‥この両方を組み合わせることによってそのデメリットが打ち消されるなんて!
ほんと、ビックリです。驚愕です。マーベラスです。

もう一つ付け加えるなら、人物を鮮やかに描かなかったことも良かったと思います。
その代わり、人物の"動きの表情"をよく捉えてました。
動きの表情。
これは結構この作品のキモではないかと思います。


キャラクターの話。
アニメ的な表現方法と比較すると、「属性がない」「記号的じゃない」と言っていいかと思います。
アニメでは通常、キャラクターをある程度固定概念で認識することが暗黙の了解みたいになっていると思うし、そのキャラ設定を軸に物語を見ていく。みたいな流れって(冒頭のキャラ紹介等)あると思うんだけど、本作の登場人物はもっと自由で、固定された設定もなくて‥でも確実にキャラクターとして存在している。みたいな。。
これ、言葉でうまく説明できないんだけど、実写ベースという表現方法が可能にしていると思うんです。
例えばジブリ(宮崎)作品なんて、動きに命が吹き込まれている感がありますよね?
あれと全く逆の方法で、動きに命が吹き込まれている感じがあるんです。

モーションキャプチャーは画像を貼らなくても、ドットだけで生々しい動きをしますよね?
たぶんあの感じだと思うんだけど、その効果を使って上手くアニメート出来ていたんじゃないかと思います。

あくまで個人的な印象だけど、実写より、通常のアニメよりそれを強く感じました。

という訳でこの作品大好きです。

いろんな方に視ていただきたい。




因みに実写版視たので、解らなくはないんだけど‥

お父さん平泉成はウケたw

投稿 : 2015/08/17
閲覧 : 466
サンキュー:

16

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

【今作があればもう日本には“アニメも邦画もイラネ”ってなる!!!】「いやぁ~どぉだろぉかぁ~σ(^^;)」【第3の映画誕生の瞬間を目にした!!!】

『Love Letter』や『スワロウテイル』で有名な天才邦画監督、岩井俊二が初めてアニメ長編に挑んだ意欲作
『サイコパス』の本広克行など、最近有名映画監督がアニメに乗り込んできたことをオイラの友人は「アニメが売れると分かってシャシャり出てきてる」と批判しました
ソイツの気持ちもワカランでも無いですが、今作に関しちゃ技術的にも物語的にも完成度的にもとても素晴らしい歴史的傑作に仕上がったと思っています
どうか【食わず嫌いだけはしないで欲しい】という気持ちで今作を応援させていただきたい


事の始まりは2003年にネスレKitKat(キットカット)のホームページ上で配信された連続webドラマ
所謂「続きはwebで」と銘打ったCMドラマです
蒼井優が演じる天真爛漫な元気娘“アリス”
鈴木杏が演じるアリスに振り回されがちな内気で惚れっぽい“花”
この二人を軸に描かれる受験生応援&青春恋愛ドラマでした


webドラマが思いのほか人気だったので2004年には続編となる長編映画が公開
映画の1年後には今作のプロットが出来ていたらしいですがお蔵入りになってしまい10年の月日が経った・・・そしてまさかの10年越しの復活、それもアニメで、という斜め上に意表を突いたのが今作なんですね


さて、なんでよりにもよってアニメ?
となるところですが、コレ物語が中学3年生の花とアリスの“出会い”が描かれるという前作の前日譚になってるんです
つまり10年越しに【鈴木杏と蒼井優】を10代の【花とアリス】に若返らせる為に「残された手段はアニメしかねー!」ってワケでオリジナルキャストを尊重した結果の決断なんですね


だから演出方法は基本的に実写と同じで、実写では普通に出来るカメラワークを純粋にアニメへ落とし込むためには・・・って努力がアニメ初挑戦の岩井監督ながらとにかく凄い
3本柱となる技術がロトスコープ、トゥーンシェード、背景をパーツ化してのモーフィング


監督自らデジタルコミック作成ツールを使って絵コンテを起こす

蒼井優ら前作オリジナルキャストが集結しプレスコ録音

実写ロケハン&ロトスコ撮影専門キャストで演技撮影

撮影した実写を元にロトスコープ作画&トゥーンシェード3DCGによるアニメート
(ロトスコとCGはカットごとに使い分けてます)


すんげぇ手間が掛かってるんですよ
2013年の『悪の華』が全編ロトスコだったり、最近でもトゥーンシェードのアニメが注目を浴びたりしてますが、今作は現代映像技術で出来ること全てを投入した結果といえる
魅せる動きのカットはスーパースローで、という演出の再現は基本中の基本
すごいのがアニメではまずやらない、ってか出来ない“フォローパン”を背景の立体化も含めた技術で完全にアニメートしてること
この背景自体も美監が滝口比呂志でコミックスウェーブフィルムも関わっていたりとあの『言の葉の庭』のスタッフが集結し“超美麗”っす
つまりあの『言の葉の庭』の美麗背景がシームレスに動いてるんですよ!?
その映像はまさに目からウロコ


もちろんこの作品を手放しで賞賛する気はオイラにも無く、まだ課題が残ってたりもします
『悪の華』では実写キャストにとにかく似せよう、というスーパーリアル調なキャラデザが賛否両論となりましたが、今作の場合は岩井監督の“ヘタウマ”な絵コンテが全てのベースになっている為、表情の描き込み等が乏しいのがタマにキズ
この岩井監督の絵を、「可愛い」と取るか「単に下手」と取るかで賛否は真っ二つでしょう
目が単なる棒線になってしまっているカットとか(こんな感じの→ |0| )、みんな同じ顔してるモブキャラとか、端的に粗末でもっと作り込めたな・・・ってカットが多々あったのは残念ですかね
もっと作画監督とか立てても良かったのでは?と


さてここまでは技術の話ばっかでしたが、物語的にもホント素晴らしい


転校生のアリスはクラスメートから何もしてないのになぜか無視をされ続けている
どうも1年前に同じ教室で“ユダ”なる人物が殺され、ユダの呪いが封印された座席に転校してきたアリスが座って封印を破ってしまったらしい
アリスは謎だらけのユダ殺人事件の詳細を唯一知る人物で、1年前から不登校を続ける花に接触を図る・・・


ユダとか殺人とか謎だらけのキーワードが物語を力強く引っ張り、コージーミステリとしてとてもよく出来ています
さらに中盤からユダの謎が徐々に解け、やがて思春期特有の淡い感情が生んだ小さな事件であることが明かされる・・・


プレスコによって伸び伸びとした演技が出来たキャスト陣が個性溢れる濃ゅいキャラクター達をより生き生きとさせており、小気味良いマシンガントークのさながら撃ち合いがテンポよくお話を進める
よく「非声優をアニメに出すな下手だから」とかいう人がいますが、それはアテレコの話であってプレスコの今作はむしろ本領発揮なワケです
そういった意味でも安心して楽しめると思います


とにかくずっと笑っていられる、そんな生暖かい目で観れる青春ミステリー傑作と呼べるでしょう
『氷菓』とか好きな人は絶対観るべきです、素晴らしかった


何気に作画協力に磯光雄が携わっていて“磯さんの生存が確認出来た(笑)”ことも個人的には面白かった


今作で用いられた技法は決して安易に作品を量産出来るものではありません
しかしながらこの技法の確立によってアニメでも実写でもない【第3の映画】が生まれたんじゃないか、とオイラ思ってます
岩井俊二ってだけでアニヲタドン退き、アニメってだけで大衆ドン退き、ってことで今作はイマイチ注目度が低いようです
けみかけは『花とアリス殺人事件』を全力で応援していきます

投稿 : 2015/08/09
閲覧 : 1021
サンキュー:

40

putcut さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

まあおもしろかった。でも人に勧める面白さとは違う気がする。動きも少し独特な感じで、俺はあまり好みじゃないけど動いてるといえば動いてる。

投稿 : 2015/03/07
閲覧 : 197
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

思春期のささいなことがふくらんでいく日常

映画館で観てきましたが、綺麗な映画でした。綺麗というのは画面構成だったり、色彩カメラワークなど岩井監督独特の素晴らしい演出でした。しかし、アニメーションにする理由が分からなかった。実写のほうがもっと綺麗に描けるのではないかとちょっと思ってしまった。新海誠に憧れてアニメーション作ったような風に見えてしまった。岩井監督と新海監督は以前から作風の雰囲気が似ているなと個人的に思っており、色彩がカメラのレンズを通したかのような鮮やかさがちょっとかぶっているからかなと思いました(汗)

ストーリーの方は「花とアリス」の前説映画といったようなもので、女の子を可愛いというだけではなく、えぐいところを表現しておりリアルでした。タイトルにも書いてある通り、思春期の恋心による苛立から恐怖心という感情へ繋がってゆきとんでもない大きなものに膨らんでいくという構成が面白いと思いました。またアリスと花のとんでもない行動や発言に思わず笑ってしまいました。ささいなことをテーマとしているので、ふとしたときにさらっと観て笑えるような映画だと思いました。

投稿 : 2015/03/06
閲覧 : 221
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

さっ、殺人事件って・・・・・・

 この映画、去年から劇場で宣伝してたので、興味はあったです!何だろうと思って、2015年に観た最初の映画。

 有栖川徹子(アリス)が、引っ越してきたところから始めるアニメ。すぐに引きこもりの荒井花(ハナ)もちらっと登場。

 絵が3D使ってるようだけど、ぎこちない感じありで、所どころ不自然にも見える奇怪な動きをするです。初期の3Dゲームや映像を思い浮かべるような・・・。背景はリアルだったり、手書き?のようだったり。
 アリスとハナ、アリスの母親以外、雑か下手にも見える登場人物たち。

 アリスとハナは、中学生というより女子高生みたいな声で、ハナが時折、のはらしんのすけを思い浮かべるような声を出す。アリスの母親は、普通?で他はそこら辺の人が声を当てた様に思えたです。 

 物語としては、どこか面白さはある。{netabare}ユダと4人の妻とか、結界とか、ユダの霊が取りついたとか。クラスで何か儀式をやり出したり、お前たち何やってんだって感じで面白い。殺人事件の生き証人だとか。

 大げさな探偵じみた行動あったりと。これ、アリスとハナのやり取り、成行きありと最後の方まで、何か笑える感じあったです。終電逃して、野宿とか。

 ユダとかいうから宗教がらみと思ったけど、お湯の湯に田んぼの田で湯田だって。そんな苗字の人って、実際いるのかなぁ?妻というのも、あれだけで妻だって・・・。{/netabare}それを〇人と受け入れる人も人だけど・・・。

{netabare} アリスは、奇想天外で自分の世界に入り込むタイプ。ハナっていうのも自己満足と思い込み激しいキャラだったし。{/netabare}アリスの行動は、面白い。

 真相はなぁんだ、でしたけど。{netabare}アリスの転校が、ハナの引きこもりを解放するきっかけになったですね。{/netabare}

投稿 : 2015/02/28
閲覧 : 348
サンキュー:

10

コゼット さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/01/07
閲覧 : 405
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花とアリス 殺人事件のストーリー・あらすじ

2004年に岩井俊二自身が原作・脚本・監督を務めた、ふたりの少女を描いた映画『花とアリス』の新たなストーリーをアニメで描くことになる。

『花とアリス』の前日譚となり、史上最強の転校生のアリスと史上最強のひきこもり 花が出逢ったとき、世界で一番小さな殺人事件が起こった、とのストーリーになるという。ふたりの出会いの物語だ。

アニメ映画では、鈴木杏と蒼井優を彷彿させるデザインのキャラクターが登場し、さらにふたりがこの声を演じることで10年ぶりに競演するのもみどころだ。

ちなみに映画は先に声を録音するプレスコを採用している。(アニメ映画『花とアリス 殺人事件』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2015年2月1日

声優・キャラクター

蒼井優、鈴木杏、勝地涼、黒木華、木村多江、平泉成、相田翔子、鈴木蘭々、郭智博、キムラ緑子

スタッフ

原作:岩井俊二、 監督:岩井俊二、脚本・音楽:岩井俊二、CGディレクター:櫻木優平、ロトスコープアニメーションディレクター:久野遥子、色彩設計:片山由美子、美術監督:滝口比呂志、実写撮影監督:神戸千木

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